JP2013016225A - 光ディスク装置 - Google Patents

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Daisuke Ishibashi
大介 石橋
Kazumasa Nasu
和雅 那須
Katsunori Onishi
勝則 大西
Shigeru Kaneko
成 金子
Takayuki Murakami
高之 村上
Katsuya Sakagami
勝哉 坂上
Shinya Yamaguchi
真也 山口
Yasuhiro Nishina
泰宏 仁科
Makoto Masui
允 桝井
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Abstract

【課題】ディスクトレイが引出位置(オープン位置)にあるときのディスクトレイの揺れ(がたつき)を抑制しつつ、部材の磨耗を最小限に抑える光ディスク装置を提供する。
【解決手段】ディスクトレイは、ディスクトレイの裏面側であって、右端部の内側に、リブ31が形成されている。また、リブ31は、カムスライダがスイッチに当接しているときに、ローダーシャーシの第2の樹脂ばね部材23に接触するように、ディスクトレイの後部に形成されている。カムスライダがスイッチに当接しているときに、ディスクトレイが引出位置に近づくにつれて(ディスクトレイの揺れが大きくなるにつれて)、ディスクトレイをローダーシャーシに押し付ける力が強くなるので、ディスクトレイの揺れを効果的に抑制することができる。また、第2の樹脂ばね部材23とリブ31とが過度に接触しないので、第2の樹脂ばね部材23及びリブ31の磨耗を抑えることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、光ディスクが載置されるディスクトレイを備える光ディスク装置に関するものである。
光ディスクにデータを記録し、或いは光ディスク装置に記録されたデータを再生するためには光ディスクをターンテーブルに搬送する必要がある。光ディスクをターンテーブルに搬送する方法の一つに光ディスクが載置される載置面を備え、当該載置面に対して平行に移動可能なディスクトレイを用いるものがある。
ディスクトレイを開閉(移動)させる方式としては、ディスクトレイの搬送方向に沿ってラックを設け、ラックに噛合するピニオンの回転駆動を制御することにより、ディスクトレイを移動させる方式がある。ディスクトレイは、ディスクトレイの両側端に設けられたレール溝が、ローダーシャーシに設けられたガイドリブ(レール部)に遊嵌した状態でラックと噛み合ったピニオンが回転駆動することによって開閉方向に移動される。
従来の光ディスク装置において、ディスクトレイが引出位置(光ディスクをディスクトレイから着脱するための位置)に達したときに、ギアの回転を停止させる方法としては、ローダーシャーシを昇降させる昇降機構が備えるカムスライダが、ローダーシャーシの側壁の内側に形成されたスイッチに当接することによって、ディスクトレイが引出位置に達したことを検出し、ギアを駆動するモータを停止させる方法が採用されている。
ところで、ディスクトレイが引出位置にあるときは、ディスクトレイが収納位置(ディスクトレイが装置内部に収納される位置)にあるときに比べて、ディスクトレイの大部分が空間に突き出された状態となっており、ディスクトレイの前端部とディスクトレイの支点との距離が長くなっていることによって、ディスクトレイ自体の揺れが大きくなる。これに加えて、ディスクトレイが引出位置にあるときには、スイッチがカムスライダを押し返す力が発生するので、ディスクトレイの揺れがさらに増大するという問題があった。
特許文献1に記載されているディスクトレイのオープン時位置決め機構は、ディスクトレイがオープン位置にあるときに、ディスクトレイの2箇所を弾圧してオープン時のディスクトレイのがたつきを抑制する弾圧機構を備えている。ディスクトレイのがたつきを抑制する具体的な方法は、フレームが備える第1ばね体が、ディスクトレイの第1弾圧箇所を常時押圧し、また、フレームが備える第2ばね体が、ディスクトレイの第2弾圧箇所を常時押圧することによって行われる。また、第1弾圧箇所と第2弾圧箇所を近づけると共に、第1ばね体による押圧方向と第2ばね体による押圧方向とを逆向きにすることによって、第1ばね体と第2ばね体によって挟み込むようにしてディスクトレイのがたつきを抑制することが開示されている。
特許文献2に記載されている光ディスク装置は、ローダーシャーシの少なくとも左右いずれか片側の側壁の内面に、トレイを反対側の側壁に向かって付勢する付勢手段としての樹脂バネを備えている。これにより、樹脂バネがトレイをローダーシャーシに付勢しているので、トレイの横揺れが抑えられることとしている。
特許文献3に記載されているディスク装置は、ディスクトレイの重心位置よりも後側部位に両持ち構造の板ばねでなる樹脂ばねを備えている。これにより、樹脂ばねはディスクトレイの重心位置がガイドレールの前端の前後の直近位置に到達し、ディスクトレイが前下がり姿勢になったときに、ガイドレールの前端と、樹脂ばねが弾接している防塵カバーとによって少なくとも前後2箇所で支えられて安定した姿勢を維持することが開示されている。
特開2009−93736号公報 特開2011−184416号公報 特開2011−3226号公報
しかしながら、上記特許文献1〜特許文献3に記載されているように、樹脂ばね(ばね体)が常にディスクトレイを押圧することとすると、樹脂ばねの磨耗が激しくなることが避けられない。特に、ディスクトレイがオープン位置にあるときを基準とし、オープン時のディスクトレイのぐらつきを抑制するように樹脂ばねによって強くディスクトレイを押圧することとすると、ディスクトレイが、比較的ぐらつきの少ないクローズ位置近郊にあるときには、樹脂ばねによる押圧が過度の押圧となり、樹脂ばねとディスクトレイとが強く擦れ合うことになるので、樹脂ばねの磨耗がより一層激しくなってしまう。
本発明は、上述した問題点に鑑み、ディスクトレイが引出位置(オープン位置)にあるときのディスクトレイの揺れ(がたつき)を抑制しつつ、部材の磨耗を最小限に抑える光ディスク装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の光ディスク装置は、ローダーシャーシに前後進可能に支持されるディスクトレイと、前記ディスクトレイを、前記ディスクトレイが装置内部に収納される収納位置と、光ディスクを着脱するための引出位置との間で搬送する搬送機構と、前記ローダーシャーシ内に昇降可能に配置され、光ディスクに対して、情報信号の記録及び/又は再生を行う光ピックアップが搭載されたトラバースシャーシと、前記トラバースシャーシを、前記光ピックアップが光ディスクに対して記録及び/又は再生を行う記録再生位置と、前記光ピックアップを前記ディスクトレイの搬送領域から退避させる待機位置との間で昇降させる昇降機構と、を備え、前記ディスクトレイの後部に形成される樹脂ばね部材と、前記ローダーシャーシの前部に形成されるリブとが接触することで、前記ディスクトレイが前記ローダーシャーシに向かって押し付けられることを特徴としている。
この構成によれば、樹脂ばね部材はディスクトレイの後部に形成されており、リブはローダーシャーシの前部に形成されているので、樹脂ばね部材とリブとは、ディスクトレイが引出位置にあるときに接触し、収納位置にあるときには接触しない。これにより、ディスクトレイがより揺れやすい引出位置にあるときに、ディスクトレイがローダーシャーシに向かって押し付けられるので、ディスクトレイの揺れを抑制することができる。また、ディスクトレイが収納位置にあるときには樹脂ばね部材とリブとが接触しない(擦れ合わない)ので、樹脂ばね部材及びリブの磨耗を抑えることができる。
また上記構成の光ディスク装置において、前記昇降機構は前記搬送機構の駆動に応じてスライドし、前記ディスクトレイは前記搬送機構の駆動に応じて前後進するものであって、前記搬送機構は、前記昇降機構がスライドしたときに、前記ローダーシャーシの側壁部の内側であって、前記昇降機構の移動経路上に形成されているスイッチに当接することによって駆動が停止されるものであって、前記スイッチが前記昇降機構を押し返す力による前記ディスクトレイの回動方向と、前記樹脂ばね部材が前記ディスクトレイを前記ローダーシャーシに押し付ける力による前記ディスクトレイの回動方向とは、逆方向であることが望ましい。
この構成によれば、ディスクトレイが引出位置にあるときに、樹脂ばね部材とリブとの接触によりディスクトレイが回動する方向と、搬送機構の駆動を停止させるスイッチが昇降機構を押し返すことによりディスクトレイが回動する方向が同方向となることによって、ディスクトレイが捻られたり、ローダーシャーシによるディスクトレイの支持が外れたりすることを防ぐことができる。
また上記構成の光ディスク装置において、前記リブは、前記樹脂ばね部材と接触する接触面が前方に向かって傾斜する形状に形成されていることが望ましい。
この構成によれば、昇降機構がスイッチを押し始めてから、押し終わるまでの間の、スイッチが昇降機構を押し返す力(反力)に応じて、除々に、樹脂ばね部材とリブとの接触により、ディスクトレイがローダーシャーシに押し付けられる力が強くなる。よって、ディスクトレイの揺れを効果的に抑制することができ、また、樹脂ばね部材とリブとが過度に接触しないので、樹脂ばね部材及びリブの磨耗を抑えることができる。
また上記構成の光ディスク装置において、前記ディスクトレイは、前記ディスクトレイの裏面の左右側縁に形成される略凹形状の溝部を、前記ローダーシャーシに形成されるレール部に遊嵌させることによって前後進可能に支持されており、前記ローダーシャーシはさらに、その前部に、前記溝部に嵌る別の樹脂ばね部材を備え、前記リブに接触する前記樹脂ばね部材が前記ディスクトレイを前記ローダーシャーシに押し付ける力による前記ディスクトレイの回動方向と、前記溝部に嵌る前記別の樹脂ばね部材が前記ディスクトレイを前記ローダーシャーシに押し付ける力による前記ディスクトレイの回動方向とは同方向であって、前記樹脂ばね部材と前記別の樹脂ばね部材とが前記ディスクトレイを前記ローダーシャーシに押し付ける力の大きさが、前記スイッチが前記昇降機構を押し返す力の大きさよりも大きいことが望ましい。
この構成によれば、昇降機構がスイッチに当接するまでは、別の樹脂ばね部材と溝部とが接触することによってディスクトレイの揺れを抑制し、昇降機構がスイッチに当接してからは、別の樹脂ばね部材と溝部との接触及び、樹脂ばね部材とリブとの接触によってディスクトレイの揺れを抑制することができる。また、別の樹脂ばね部材と樹脂ばね部材とが、ディスクトレイをローダーシャーシに押し付ける力の大きさが、スイッチが昇降機構を押し返す力の大きさよりも大きいことにより、スイッチが昇降機構を押し返す力によってディスクトレイが揺れることを防ぐことができる。
本発明によれば、樹脂ばね部材はディスクトレイの後部に形成されており、リブはローダーシャーシの前部に形成されているので、樹脂ばね部材とリブとは、ディスクトレイが引出位置にあるときに接触し、収納位置にあるときには接触しない。これにより、ディスクトレイがより揺れやすい引出位置にあるときに、ディスクトレイがローダーシャーシに向かって押し付けられるので、ディスクトレイの揺れを抑制することができる。また、ディスクトレイが収納位置にあるときには樹脂ばね部材とリブとが接触しない(擦れ合わない)ので、樹脂ばね部材及びリブの磨耗を抑えることができる。
は、本発明の一実施形態に係る光ディスク装置の構造を示す斜視図である。 は、本発明の一実施形態に係る光ディスク装置が備えるローダーシャーシの構造を示す上面図である。 は、本発明の一実施形態に係る光ディスク装置が備えるディスクトレイの構造を示す上面図である。 は、第2の樹脂ばね部材とリブとの接触状態を示す要部拡大図である。
[光ディスク装置]
以下に本発明の光ディスク装置の構造について図面を参照しながら説明する。但し、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するために本発明の光ディスク装置の一例を示すものであって、本発明をこの光ディスク装置に特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態の装置にも等しく適応し得るものである。
図1は、本発明の一実施形態に係る光ディスク装置の横造を示す斜視図である。光ディスク装置1は、PS(ポリスチレン)等の合成樹脂性のローダーシャーシ2とディスクトレイ3とを備えている。
略矩形状のローダーシャーシ2の内部には、トラバースシャーシ4が配置されている。トラバースシャーシ4は、ローダーシャーシ2の後端部にネジ等の取り付け部材によって取り付けられており、後述する昇降機構によって、光ピックアップ8が光ディスクに対して記録及び/又は再生を行う記録再生位置と、光ピックアップ8をディスクトレイ3の搬送領域から退避させる待機位置との間で昇降される。
また、ローダーシャーシ2の前端部内側には、トラバースシャーシ4の昇降機構としてカムスライダ5が、ローダーシャーシ2に対して左右(ディスクトレイ3の搬送方向に略直交する方向)にスライド可能に取り付けられている。カムスライダ5は後述するディスクトレイ3の搬送機構が備えるピニオン10の駆動に応じてスライドされるものである。
カムスライダ5のスライドに応じてトラバースシャーシ4が昇降されることによって、ディスクトレイ3が光ディスク装置1内部に収納される収納位置にあるときには、光ピックアップ8を記録再生位置に移動させ、ディスクトレイ3が収納位置にないとき(ディスクトレイ3が光ディスクを着脱するための引出位置にあるとき及びディスクトレイ3が搬送されているとき)には、光ピックアップ8を待機位置に移動させる。
トラバースシャーシ4の前端略中央部にはスピンドルモータ6が搭載されており、このスピンドルモータ6の軸にターンテーブル7が固着されている。また、トラバースシャーシ4には、光ピックアップ8が2本のガイド軸9,9(主軸と副軸)に案内されて前後方向に往復可能に搭載されており、ターンテーブル7に対して接近或いは離反させることができる。
ローダーシャーシ2には、光ディスクが載置されるディスクトレイ3が取り付けられている。ローダーシャーシ2の左右両側壁部の内面側には、ディスクトレイ3の搬送方向に沿って、上端部に突出部が形成されている複数のレール部2aが所定の間隔をあけて形成されており、ディスクトレイ3の裏面の左右側縁には、レール部2aに対応して略凹形状の溝部3aが形成されている。そして、ディスクトレイ3の左右に形成されている溝部3a,3aを、ローダーシャーシ2の左右に形成されているレール部2a,2aに摺動自在に遊嵌させることによって、ディスクトレイ3が、ターンテーブル7の上部をローダーシャーシ2に対して前後方向にスライド可能(収納位置と引出位置との間をスライド可能)に取り付けられている。
ディスクトレイ3は、ローダーシャーシ2に前後進可能に支持されて、搬送機構によって搬送されるものである。ディスクトレイ3を収納位置と引出位置との間で搬送する搬送機構として、ローダーシャーシ2はモータ9とピニオン10とモータ9の動力をピニオン10に伝達する複数のギアやプーリ等により構成した駆動伝達機構(図1や図2に示すギア12,13)とを備え、ディスクトレイ3は下面側(光ディスクが載置されない側の面)にラック11を備えている。そして、モータ9の動力によってピニオン10が回転駆動することによって、ピニオン10と噛合するラック11を備えるディスクトレイ3が前後方向にスライドされる。
[ローダーシャーシ]
図2は、本発明の光ディスク装置が備えるローダーシャーシの構造を示す上面図である。なお、図2において、図1に示す構造と同じ部分には同じ符号を付してその説明を省略する。
ローダーシャーシ2においてカムスライダ5はディスクトレイ3(図2では図示せず)の搬送方向A(前後方向)に直交する方向B(左右方向)にスライドする。本実施形態において、カムスライダ5はディスクトレイ3が引出位置に近づくにつれて左方向にスライドする。ローダーシャーシ2の左側壁部の内側であって、カムスライダ5の移動経路上には、スイッチ21の先端が臨まされており、カムスライダ5の側面とスイッチ21とが当接可能とされている。
スイッチ21はディスクトレイ3のスライド位置を検出するスイッチである。従って、カムスライダ5がスイッチ21に当接すると(カムスライダ5によってスイッチ21が押されると)、ディスクトレイ3が引出位置に達したことが検出されるので、モータ9の駆動が停止される。モータ9の駆動が停止されると、ピニオン10の回動が停止するので、ピニオン10と噛合するラック11を備えるディスクトレイ3が引出位置で停止する。
また、ローダーシャーシ2の前部には第1の樹脂ばね部材22と第2の樹脂ばね部材23とが形成されている。第1の樹脂ばね部材22は、ディスクトレイ3の右端部に形成されている凹形状の溝部3aに嵌る位置に形成されている。第1の樹脂ばね部材22は、ディスクトレイ3の搬送方向Aに直交する方向B(図2では紙面に向かって右方向)に突出して凸形状に形成されている。従って、溝部3aに第1の樹脂ばね部材22が嵌っている状態において、ディスクトレイ3は、右方向に向かって(スイッチ21が形成されている方向とは反対方向に向かって)ローダーシャーシ2に押し付けられる。
本実施形態において第1の樹脂ばね部材22は、常に溝部3aに嵌って、ディスクトレイ3の揺れを抑制させるために、ローダーシャーシ2の前部に形成されている。このとき、ディスクトレイ3がピニオン10を支点として、第1の樹脂ばね部材22と溝部3aとが接触することにより第1の樹脂ばね部材22がディスクトレイ3をローダーシャーシ2に押し付ける力(以下、「第1の押力」という。)によって回動する方向と、カムスライダ5がスイッチ21に当接して受ける反力(スイッチ21がカムスライダ5を押し返す力、以下、「反力」という。)によって回動する方向が逆方向(本実施形態では前者が反時計回りであり、後者が時計回りである。)となるように形成されている。また、第1の押力の大きさが、反力の大きさよりも小さくなるよう形成されている。
このように、第1の押力の大きさを反力の大きさよりも小さくすることによって、カムスライダ5がスイッチ21に当接していないときに、第1の樹脂ばね部材22が過度に溝郡3aと接触することによって(擦れ合うことによって)第1の樹脂ばね部材22及び溝部3aの磨耗が激しくなるのを防ぐことができる。
なお、カムスライダ5がスイッチ21に当接していないときは、スイッチ21による反力が発生しておらず、また、ディスクトレイ3が収納位置或いは収納位置に近い位置にあるためディスクトレイ3に生ずる揺れが小さい。従って、第1の押力の大きさを反力の大きさよりも小さくしてもディスクトレイ3の揺れを抑制することができる。
一方、カムスライダ5がスイッチ21に当接しているときは、反力の大きさが第1の押力よりも大きいため、第1の樹脂ばね部材22のみでは、反力によってディスクトレイ3が回動し、ディスクトレイ3の揺れが発生する。そこで、第2の樹脂ばね部材23は、カムスライダ5がスイッチ21に当接しているときに、後述するディスクトレイ3の後部に形成されているリブ31に接触するように、ローダーシャーシ2の前部に形成されている。
第2の樹脂ばね部材23は、第1の樹脂ばね部材22と同様に、ディスクトレイ3の搬送方向Aに直交する方向B(図2では紙面に向かって右方向)に突出して凸形状に形成されている。また、ディスクトレイ3がピニオン10を支点として、第2の樹脂ばね部材23とリブ31とが接触することにより第2の樹脂ばね部材23がディスクトレイ3をローダーシャーシ2に押し付ける力(以下、「第2の押力」という。)によって回動する方向と、第1の押力によって回動する方向が同方向となるように形成されている。また、第1の樹脂ばね部材22と第2の樹脂ばね部材23がディスクトレイ3をローダーシャーシ2に押し付ける力の大きさ(第1の押力の大きさと第2の押力の大きさとの和)が、反力の大きさよりも大きくなるよう形成さ
れている。
このように、第1の樹脂ばね部材22と第2の樹脂ばね部材23がディスクトレイ3をローダーシャーシ2に押し付ける力の大きさを、反力の大きさよりも大きくすることによって、カムスライダ5がスイッチ21に当接しているときに、ピニオン10を支点としてディスクトレイ3が回動することによるディスクトレイ3の揺れを抑制することができる。また、第2の樹脂ばね部材23は、カムスライダ5がスイッチ21に当接していないときにおいて、どの部材とも接触をしていないため磨耗を抑えることができる。
なお、本実施形態において、第2の樹脂ばね部材23を第1の樹脂ばね部材22近郊に形成しているが、第2の樹脂ばね部材23の位置はこれに限定されるものではなく、例えばスイッチ21近郊に形成することとしてもよい。但し、ディスクトレイ3の揺れを効果的に抑制するために、ピニオン10から所定の間隔をあけて形成されることが望ましい。このように、支点(ピニオン10の位置)と力点(第2の樹脂ばね部材23とリブ31との接触点)の間の距離を長くすることにより、第2の押力の大きさを小さくすることができるので、第2の樹脂ばね部材23及びリブ31の磨耗を抑えることができる。
[ディスクトレイ]
図3は、本発明の光ディスク装置が備えるディスクトレイの構造を示す上面図である。なお、図3において、図1に示す構造と同じ部分には同じ符号を付してその説明を省略する。
ディスクトレイ3は、ディスクトレイ3の裏面側であって、右端部の内側に、リブ31が形成されている。また、リブ31は、カムスライダ5がスイッチ21に当接しているときに、ローダーシャーシ2の第2の樹脂ばね部材23に接触するように、ディスクトレイ3の後部に形成されている。
リブ31は略コ字状であって、中間部から前部にかけて、次第にディスクトレイ3の右端部に近づくように形成されている。言い換えると、リブ31において、第2の樹脂ばね部材23と接触する接触面31aが前方に向かって傾斜する形状に形成されている。これにより、第2の樹脂ばね部材23が接触面31aの前部に接触しているときの第1の押力の大きさが、第2の樹脂ばね部材23が接触面31aの中間部に接触しているときの第1の押力の大きさよりも小さくなる。
従って、カムスライダ5がスイッチ21に当接しているときに、ディスクトレイ3が引出位置に近づくにつれて(ディスクトレイ3の揺れが大きくなるにつれて)、ディスクトレイ3をローダーシャーシ2に押し付ける力が強くなるので、ディスクトレイ3の揺れを効果的に抑制することができる。また、第2の樹脂ばね部材23とリブ31とが過度に接触しないので、第2の樹脂ばね部材23及びリブ31の磨耗を抑えることができる。
本実施形態において、リブ31は略コ字状に形成されているが当該形状に限定されるものではなく、カムスライダ5がスイッチ21に当接しているときに、第2の樹脂ばね部材23に接触するものであればよく、例えば略山形状としてもよい。
[その他の実施形態]
上記実施形態では、第2の樹脂ばね部材23とリブ31とは、カムスライダ5がスイッチ21に当接しているときに、接触することとしているが、カムスライダ5がスイッチ21に当接する前から接触することとしてもよく、例えばカムスライダ5がスイッチ21の方向にスライドを開始する直前やスライドを開始した直後から接触することとしてもよい。
カムスライダ5がスイッチ21の方向にスライドを開始する時点において、ディスクトレイ3は収納位置と引出位置との中間地点付近にあり、ディスクトレイ3が収納位置にあるときに比べてディスクトレイ3の揺れが大きくなる地点だからである。
第2の樹脂ばね部材23とリブ31との接触をどの時点で開始するかは、第2の樹脂ばね部材23やリブ31の位置を変えること、リブ31の形状を変更すること(特にディスクトレイ3の搬送方向の長さを変更すること)によって調整することができる。
図4は、第2の樹脂ばね部材23とリブ31との接触状態を示す要部拡大図である。例えば図4が、カムスライダ5がスイッチ21の方向にスライドを開始する直前における第2の樹脂ばね部材23とリブ31との接触状態を示すものとすると、カムスライダ5がスイッチ21の方向にスライドを開始し、スイッチ21に近づくにつれて、第2の樹脂ばね部材23がリブ31に強く押し当てられる。これに伴って、ディスクトレイ3をローダーシャーシ2に押し付ける力が強くなるので、ディスクトレイ3の揺れを抑制することができる。
本発明は、光ディスクが載置されるディスクトレイを備える光ディスク装置に利用できる。
1 光ディスク装置
2 ローダーシャーシ
3 ディスクトレイ
4 トラバースシャーシ
5 カムスライダ
10 ピニオン
11 ラック
21 スイッチ
22 第1の樹脂ばね部材
23 第2の樹脂ばね部材
31 リブ

Claims (4)

  1. ローダーシャーシに前後進可能に支持されるディスクトレイと、
    前記ディスクトレイを、前記ディスクトレイが装置内部に収納される収納位置と、光ディスクを着脱するための引出位置との間で搬送する搬送機構と、
    前記ローダーシャーシ内に昇降可能に配置され、光ディスクに対して、情報信号の記録及び/又は再生を行う光ピックアップが搭載されたトラバースシャーシと、
    前記トラバースシャーシを、前記光ピックアップが光ディスクに対して記録及び/又は再生を行う記録再生位置と、前記光ピックアップを前記ディスクトレイの搬送領域から退避させる待機位置との間で昇降させる昇降機構と、を備え、
    前記ディスクトレイの後部に形成される樹脂ばね部材と、前記ローダーシャーシの前部に形成されるリブとが接触することで、前記ディスクトレイが前記ローダーシャーシに向かって押し付けられることを特徴とする光ディスク装置。
  2. 前記昇降機構は前記搬送機構の駆動に応じてスライドし、
    前記ディスクトレイは前記搬送機構の駆動に応じて前後進するものであって、
    前記搬送機構は、前記昇降機構がスライドしたときに、前記ローダーシャーシの側壁部の内側であって、前記昇降機構の移動経路上に形成されているスイッチに当接することによって駆動が停止されるものであって、前記スイッチが前記昇降機構を押し返す力による前記ディスクトレイの回動方向と、前記樹脂ばね部材が前記ディスクトレイを前記ローダーシャーシに押し付ける力による前記ディスクトレイの回動方向とは、逆方向であることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  3. 前記リブは、前記樹脂ばね部材と接触する接触面が前方に向かって傾斜する形状に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光ディスク装置。
  4. 前記ディスクトレイは、前記ディスクトレイの裏面の左右側縁に形成される略凹形状の溝部を、前記ローダーシャーシに形成されるレール部に遊嵌させることによって前後進可能に支持されており、
    前記ローダーシャーシはさらに、その前部に、前記溝部に嵌る別の樹脂ばね部材を備え、
    前記リブに接触する前記樹脂ばね部材が前記ディスクトレイを前記ローダーシャーシに押し付ける力による前記ディスクトレイの回動方向と、前記溝部に嵌る前記別の樹脂ばね部材が前記ディスクトレイを前記ローダーシャーシに押し付ける力による前記ディスクトレイの回動方向とは同方向であって、
    前記樹脂ばね部材と前記別の樹脂ばね部材とが前記ディスクトレイを前記ローダーシャーシに押し付ける力の大きさが、前記スイッチが前記昇降機構を押し返す力の大きさよりも大きいことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の光ディスク装置。
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