JP4107323B2 - 光ディスク装置 - Google Patents

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Description

本発明は、情報記録媒体であるCDやDVD等の光ディスクに対して情報の再生や記録を行う光ディスク装置に関する。
一般に、光ディスク装置は、クランプした光ディスクを回転させ、その光ディスクの記録面にレーザー光を出射してその記録面上に情報を書き込んだり(記録)、更に光ディスクの記録面で反射したレーザー光を受光してその記録面上の情報を読み取ったり(再生)するものであり、大きくは、図6〜図8に示すように、固定のメインシャーシ1と、可動のトラバースシャーシ2とから外形が構成される(例えば特許文献1参照)。メインシャーシ1には、ディスクトレイ3がその両側部を支持されて前後方向に進退可能になっている。そして、メインシャーシ1の前面から突出した突出位置にディスクトレイ3が引き出されてその上に光ディスクが載置され(図6参照)、そのディスクトレイ3がメインシャーシ1内に収納された収納位置に送り込まれることによって、メインシャーシ1内に光ディスクが収納される(図7参照)。
トラバースシャーシ2は、メインシャーシ1に対して後部を支持され、その支持部を支点に回動可能になっている。トラバースシャーシ2は、光ディスクが収納されたメインシャーシ1に対して回動することで、その光ディスクの記録面となる下面に対して接近/離間移動するように上昇/下降(昇降)し、最上昇した状態で光ディスクがクランプされる。
ここでのトラバースシャーシ2の回動は、以下に示すような構成によって行われる。トラバースシャーシ2の前端には、前方に突出する円柱状の突起が設けられている。一方メインシャーシ1の前部には、トラバースシャーシ2の前端の前方に、カム溝を有するカムスライダ4が左右方向にスライド移動可能に支持されている。そのカムスライダ4のカム溝に、トラバースシャーシ2の上記突起が係合している。そして、カムスライダ4のスライド移動に従って上記突起がカム溝に沿って案内され、これによりトラバースシャーシ2が回動する。つまり、トラバースシャーシ2の回動は、カムスライダ4のスライド移動に従って行われる。
ここでのカムスライダ4のスライド移動の駆動は、以下に示すような構成によってなされる。トラバースシャーシ2には、モータが搭載されるとともに、そのモータからギア列を介して駆動力が与えられる駆動ギア6が軸支されている。一方メインシャーシ1には、その駆動ギア6と噛合う従動ギア7が軸支されている。また、カムスライダ4の端部には、スライド移動の方向(左右方向)に延在するラック41が形成されている。
そして、上記モータから駆動ギア6に駆動力が与えられて、互いに噛合う駆動ギア6と従動ギア7とが回転し、その回転する従動ギア7にカムスライダ4のラック41が噛合うことによって、カムスライダ4がスライド移動するようになる。こうして、カムスライダ4がスライド移動し、そのスライド移動に従いトラバースシャーシ2が昇降する。その際、駆動ギア6は、従動ギア7と互いに噛合いつつ摺動しながら、トラバースシャーシ2と共に昇降する。
また、トラバースシャーシ2には、光ディスクの記録面に記録されている情報を読み取ったり、その記録面に情報を書き込んだりするための光ヘッド5が搭載されている。光ヘッド5は、トラバースシャーシ2に支持され、光ディスクの記録面に沿う径方向(図6では前後方向)に往復移動するようになっている。
ここでの光ヘッド5の移動の駆動は、トラバースシャーシ2に搭載されている上記モータからの駆動力によって行われる。光ヘッド5の側部にはスライドラック51が取り付けられており、そのスライドラック51に、トラバースシャーシ2に軸支されて上記モータからの駆動力が伝達される伝達ギア8が噛合うことにより、その伝達ギア8の回転に従い光ヘッド5が移動する。その際、トラバースシャーシ2が最上昇した状態であり、カムスライダ4のラック41と上記従動ギア7との噛合いが外れている。
また、上記モータからの駆動力は、ディスクトレイ3の進退移動にも活用される。ディスクトレイ3には、その側部の下面に前後方向に延在するトレイ用ラック31が設けられ、一方メインシャーシ1には、上記モータからの駆動力が上記駆動ギア6を介して与えられる上記従動ギア7と一体で同心状のトレイ用伝達ギア9が軸支されている。そして、ディスクトレイ3のトレイ用ラック31にトレイ用伝達ギア9が噛合うことにより、そのトレイ用伝達ギア9の回転に従いディスクトレイ3が前後方向に移動する。その際、トラバースシャーシ2が最下降した状態であり、カムスライダ4のラック41と上記従動ギア7との噛合いが外れている。また、ディスクトレイ3がメインシャーシ1内の収納位置にあるときには、ディスクトレイ3のトレイ用ラック31とトレイ用伝達ギア9との噛合いが外れる。
なお、トラバースシャーシ2には、トラバースシャーシ2が最上昇した状態で光ディスクをクランプして回転させるために、光ディスクの中心付近をクランプするターンテーブルや、このターンテーブルに回転力を与えるスピンドルモータが搭載されている。
ところで、記録や再生を終えた光ディスクをメインシャーシ1から取り出そうとする場合、先ずトラバースシャーシ2を最上昇した状態から下降させようとするが、その際、カムスライダ4のラック41と従動ギア7との噛合いが外れていることから、両者を先ず噛合わせる必要がある。そのため、光ヘッド5の移動を司るスライドラック51を若干量前方に移動させ、これにより、そのスライドラック51の前端部とカム係合されているカムスライダ4が若干量左右方向にスライド移動して、カムスライダ4のラック41と従動ギア7とが噛合う。そして、従動ギア7の回転に従ってカムスライダ4がスライド移動し、そのスライド移動に従いトラバースシャーシ2が下降する。
トラバースシャーシ2が最下降すると、今度はディスクトレイ3を前方へ移動させようとするが、その際、ディスクトレイ3のトレイ用ラック31とトレイ用伝達ギア9との噛合いが外れていることから、両者を先ず噛合わせる必要がある。そのため、カムスライダ4のスライド移動に従ってディスクトレイ3を若干量前方に移動させ、これにより、ディスクトレイ3のトレイ用ラック31とトレイ用伝達ギア9とを噛合うようにしている。これを実現するための具体的な構成を以下に示す。
カムスライダ4の上面には、上方に向けて突出する左右に一対の第1の凸軸42、第2の凸軸43が設けられている。他方、ディスクトレイ3の下面には、それぞれ第1の凸軸42、第2の凸軸43に対応する第1の案内溝32、第2の案内溝33が設けられている。第1の案内溝32は、左右方向溝32a、この左右方向溝32aの端から斜め後方へ延び出す傾斜溝32b、及び、この傾斜溝32bの端に連続し後方へ延び出す前後方向溝32c、より成り、ディスクトレイ3の下面から突出する一対の突条34同士の間によって形成される。第2の案内溝33は、左右方向溝33a、及び、この左右方向溝33aの端から斜め後方へ延び出して開放された傾斜溝33b、より成り、第1の案内溝32と同様に、ディスクトレイ3の下面から突出する一対の突条35同士の間によって形成される。ここでの第1の案内溝32の形状と第2の案内溝33の形状は、第1の案内溝32に前後方向溝32cがあること以外は同じである。
ディスクトレイ3が収納位置にあるときには、第1の凸軸42、第2の凸軸43がそれぞれ第1の案内溝32の左右方向溝32a、第2の案内溝33の左右方向溝33aに係合しており、トラバースシャーシ2が下降する際、カムスライダ4のラック41と噛合った従動ギア7の回転に従って、第1、第2の凸軸42、43がそれぞれ左右方向溝32a、33aに沿って案内されながら、カムスライダ4がスライド移動する。そのまま従動ギア7の回転に従ってカムスライダ4がスライド移動すると、第1の凸軸42、第2の凸軸43がそれぞれ第1の案内溝32の傾斜溝32b、第2の案内溝33の傾斜溝33bに到達して係合する。
更に従動ギア7の回転に従ってカムスライダ4がスライド移動すると、第1、第2の凸軸42、43がそれぞれ傾斜溝32b、33bに沿って案内され、これにより、ディスクトレイ3が収納位置から次第に前方に移動し、ディスクトレイ3のトレイ用ラック31とトレイ用伝達ギア9とが噛合う(図8参照)。トレイ用ラック31とトレイ用伝達ギア9とが噛合うと、カムスライダ4のラック41と従動ギア7との噛合いが外れる。
そして、今度はトレイ用ラック31と噛合ったトレイ用伝達ギア9の回転に従って、ディスクトレイ3が前方に移動していく。その際、第1、第2の凸軸42、43がそれぞれ傾斜溝32b、33bに沿って案内されてカムスライダ4が更にスライド移動した後、第1の凸軸42は第1の案内溝32の前後方向溝32cに到達して係合し、第2の凸軸43は第2の案内溝33から外れる。更にトレイ用伝達ギア9の回転に従って、第1の凸軸42が前後方向溝32cに沿って案内されながら、ディスクトレイ3が前方に移動して突出位置に至る。これで光ディスクを着脱できる。
一方、ディスクトレイ3を突出位置から収納位置に送り込もうとする場合は、上記とは逆の動作が行われる。つまり、トレイ用ラック31と噛合ったトレイ用伝達ギア9の回転に従って、ディスクトレイ3が後方に移動していく。その際、第1の凸軸42が第1の案内溝32の前後方向溝32cに沿って案内され、続いて、第1の凸軸42が第1の案内溝32の傾斜溝32cに到達して係合するとともに、第2の凸軸43が第2の案内溝33の傾斜溝33cに到達して係合する。
更にトレイ用伝達ギア9の回転に従ってディスクトレイ3が後方に移動すると、第1、第2の凸軸42、43がそれぞれ傾斜溝32b、33bに沿って案内され、これにより、カムスライダ4がスライド移動し、カムスライダ4のラック41と従動ギア7とが噛合う。カムスライダ4のラック41と従動ギア7とが噛合うと、トレイ用ラック31とトレイ用伝達ギア9との噛合いが外れる。
そして、今度は従動ギア7の回転に従ってカムスライダ4がスライド移動していく。その際、第1、第2の凸軸42、43がそれぞれ傾斜溝32b、33bに沿って案内された後、それぞれ第1の案内溝32の左右方向溝32a、第2の案内溝33の左右方向溝33aに到達して係合する。これでディスクトレイ3が収納位置に至る。
更に従動ギア7の回転に従ってカムスライダ4がスライド移動すると、第1、第2の凸軸42、43がそれぞれ左右方向溝32a、33aに沿って案内されながら、トラバースシャーシ2が上昇する。トラバースシャーシ2が最上昇する状態までカムスライダ4がスライド移動すると、カムスライダ4のラック41と従動ギア7との噛合いが外れる。これで記録や再生に移行できる。
特開2005−71420号公報
しかし、上記した光ディスク装置では、以下のような問題が起こることがある。記録/再生中や停機中のようにトラバースシャーシ2が最上昇した状態でカムスライダ4のラック41と従動ギア7との噛合いが外れ、ディスクトレイ3がメインシャーシ1内の収納位置にある状態では、図6及び図9に示すように、正規の状態として、第1の凸軸42、第2の凸軸43がそれぞれ第1の案内溝32の左右方向溝32a、第2の案内溝33の左右方向溝33aに係合している。ここでディスクトレイ3を強引に引き出す等乱雑な取扱いを受けることがあり、その場合、図10に示すように、ディスクトレイ3が引き出す方向(前方)に無理に移動させられる。
すると、第1の凸軸42や第2の凸軸43が、それぞれ第1の案内溝32を形成する突条34や第2の案内溝33を形成する突条35を乗り越えて、その第1の案内溝32の左右方向溝32aや第2の案内溝33の左右方向溝33aから不用意に外れてしまうことがある。その結果、ディスクトレイ3の開閉不能に陥る。
そこで本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、安定してディスクトレイを開閉できる光ディスク装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、本発明による光ディスク装置は、メインシャーシと、このメインシャーシ内に収納された収納位置と前記メインシャーシの前面から突出した突出位置との間を前後方向に進退するディスクトレイと、このディスクトレイ上に載置されて前記メインシャーシ内に収納された光ディスクの下面に対し、前記メインシャーシに支持された後部を支点に回動して昇降するトラバースシャーシと、前記メインシャーシの前部で左右方向にスライド移動可能に前記メインシャーシに支持され、左右方向へのスライド移動によって前記トラバースシャーシを昇降させるカムスライダと、を含む光ディスク装置である。前記カムスライダの上面には、上方に向けて突出する左右に一対の第1、第2の凸軸が設けられ、前記ディスクトレイの下面には、前記ディスクトレイが前記収納位置にあるときに前記第1の凸軸が係合する左右方向溝、この左右方向溝の端から斜め後方へ延び出し前記ディスクトレイが前記収納位置近傍にあるときに前記第1の凸軸が係合する傾斜溝、及び、この傾斜溝の端に連続し前記ディスクトレイが進退するときに前記第1の凸軸が係合する前後方向溝、より成る第1の案内溝と、前記ディスクトレイが前記収納位置にあるときに前記第2の凸軸が係合する左右方向溝、及び、この左右方向溝の端から斜め後方へ延び出して開放され前記ディスクトレイが前記収納位置近傍にあるときに前記第2の凸軸が係合する傾斜溝、より成る第2の案内溝と、がそれぞれ設けられており、次の点を特徴とする。前記第2の案内溝における前記左右方向溝の後方に、前記ディスクトレイの下面から突出する突部が前記ディスクトレイと一体成形されており、前記カムスライダの上面から突出して後方へ折れ曲がり、前記ディスクトレイが前記収納位置にあるときに先端部が後方より前記突部を宛がわれる突片が前記カムスライダと一体成形されている。
このような構成にすれば、ディスクトレイがメインシャーシ内の収納位置にある状態で、乱雑な取扱いを受けて、ディスクトレイが引き出す方向である前方に無理に移動させられた場合、カムスライダにおける突片の先端部がディスクトレイにおける突部に接触するようになり、これにより、第1の凸軸や第2の凸軸が第1の案内溝の左右方向溝や第2の案内溝の左右方向溝から不用意に外れしまうことがなくなる。
また、上記目的を達成するための本発明による光ディスク装置は、メインシャーシと、このメインシャーシ内に収納された収納位置と前記メインシャーシの前面から突出した突出位置との間を前後方向に進退するディスクトレイと、このディスクトレイ上に載置されて前記メインシャーシ内に収納された光ディスクの下面に対し、前記メインシャーシに支持された後部を支点に回動して昇降するトラバースシャーシと、前記メインシャーシの前部で左右方向にスライド移動可能に前記メインシャーシに支持され、左右方向へのスライド移動によって前記トラバースシャーシを昇降させるカムスライダと、を含む光ディスク装置である。前記カムスライダの上面には、上方に向けて突出する左右に一対の第1、第2の凸軸が設けられている。前記ディスクトレイの下面には、前記ディスクトレイが前記収納位置にあるときに前記第1の凸軸が係合する左右方向溝、この左右方向溝の端から斜め後方へ延び出し前記ディスクトレイが前記収納位置近傍にあるときに前記第1の凸軸が係合する傾斜溝、及び、この傾斜溝の端に連続し前記ディスクトレイが進退するときに前記第1の凸軸が係合する前後方向溝、より成る第1の案内溝と、前記ディスクトレイが前記収納位置にあるときに前記第2の凸軸が係合する左右方向溝、及び、この左右方向溝の端から斜め後方へ延び出して開放され前記ディスクトレイが前記収納位置近傍にあるときに前記第2の凸軸が係合する傾斜溝、より成る第2の案内溝と、がそれぞれ設けられている。そして、前記第1、第2の案内溝のうちの少なくとも一方における前記左右方向溝の後方に、前記ディスクトレイの下面から突出する突部を設けており、前記カムスライダの上面から突出し、前記ディスクトレイが前記収納位置にあるときに先端部が後方より前記突部を宛がわれる突片を設けている。
このような構成にすれば、ディスクトレイがメインシャーシ内の収納位置にある状態で、乱雑な取扱いを受けて、ディスクトレイが引き出す方向である前方に無理に移動させられた場合、カムスライダにおける突片の先端部がディスクトレイにおける突部に接触するようになり、これにより、第1の凸軸や第2の凸軸が第1の案内溝の左右方向溝や第2の案内溝の左右方向溝から不用意に外れしまうことがなくなる。
ここで、第1の凸軸や第2の凸軸が第1の案内溝の左右方向溝や第2の案内溝の左右方向溝から不用意に外れしまうことをより有効に抑える観点から、前記突片が後方へ折れ曲がっていることが好ましい。
また、製造コストを抑えつつ、簡単にディスクトレイの突部及びカムスライダの突片を得る観点から、前記突部が前記ディスクトレイと一体成形されており、前記突片が前記カムスライダと一体成形されていることが好ましい。
本発明の光ディスク装置によれば、ディスクトレイが収納位置にある状態で、引き出す方向に無理に移動させられた場合であっても、第1、第2の凸軸が第1、第2の案内溝の左右方向溝から不用意に外れしまうことがなくなるため、安定してディスクトレイを開閉できる。
以下に、本発明の光ディスク装置の一実施形態について図面を参照しながら詳述する。図1、図3は本発明の一実施形態である光ディスク装置の上面図であって、図1はディスクトレイが収納位置にある状態を示し、図2はディスクトレイが突出位置にある状態を示し、図3はディスクトレイが収納位置近傍にある状態を示している。図4、図5はその光ディスク装置の要部を示す断面図であって、図4は正規の状態を示し、図5はディスクトレイが引き出す方向に無理に移動させられた状態を示している。なお、図中で図6〜図10と同じ名称で同じ機能を果たす部分には同一の符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
本実施形態では、メインシャーシ1、ディスクトレイ3は、例えばポリスチレン(PS)等の合成樹脂で成形されるものである。トラバースシャーシ2は、例えばポリフェニレンエーテル(PPE)等の合成樹脂で成形されるものである。カムスライダ4は、例えばポリアセタール(POM)等の合成樹脂で成形されるものである。
ディスクトレイ3の下面には、第2の案内溝33における左右方向溝33aの後方に、突部36が設けられている。ここでの突部36はディスクトレイ3と一体成形される。
一方カムスライダ4の上面には、その突部36に対応して突片44が設けられている。ここでの突片44は、カムスライダ4の上面から一旦突出した後に後方へ折れ曲がっており、ディスクトレイ3が収納位置にあるときに、特に、トラバースシャーシ2が最上昇した状態でカムスライダ4のラック41と従動ギア7との噛合いが外れた状態にあるときに、その先端部が後方よりディスクトレイ3の突部36を宛がわれるように、カムスライダ4と一体成形される。
このような構成にすれば、図1、図4に示すように、記録/再生中や停機中のようにディスクトレイ3がメインシャーシ1内の収納位置にある状態で、ディスクトレイ3を強引に引き出す等乱雑な取扱いを受けた場合、図5に示すように、ディスクトレイ3が引き出す方向(前方)に無理に移動させられるが、その際、第1の凸軸42や第2の凸軸43が、それぞれ第1の案内溝32を形成する突条34や第2の案内溝33を形成する突条35を乗り越える前に、カムスライダ4における突片44の先端部がディスクトレイ3における突部36に接触するようになる。これにより、第1の凸軸42や第2の凸軸43が第1の案内溝32の左右方向溝32aや第2の案内溝33の左右方向溝33aから不用意に外れしまうことがなくなる。従って、安定してディスクトレイ3を開閉できる。
また、本実施形態では、カムスライダ4における突片44が後方へ折れ曲がっているため、ディスクトレイ3における突部36に接触し得るその先端部から第1の凸軸42や第2の凸軸43までの前後方向のスパンを十分に確保でき、その結果、第1の凸軸42や第2の凸軸43が第1の案内溝32の左右方向溝32aや第2の案内溝33の左右方向溝33aから不用意に外れしまうことをより有効に抑えることが可能になる。
しかも、本実施形態では、ディスクトレイ3と一体で突部36が成形され、カムスライダ4と一体で突片44が成形されるため、その成形にあたっては、金型の彫込み形状を局部的に修正することで簡単に得られ、製造コストも抑えられる。
その他本発明は上記の実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。例えば、上記の実施形態ではディスクトレイ3の突部36を第2の案内溝33における左右方向溝33aの後方に設けているが、配設スペースが許される限り、第1の案内溝32における左右方向溝32aの後方に設けてもよいし、両方の左右方向溝32a、33aの後方に設けてもよい。また、カムスライダ4の突片44の形状は、カムスライダ4の上面から単に突出した形状であっても構わない。
本発明は、光ディスクに対して情報の再生や記録を行うための光ディスク装置に有用である。
光ディスク装置の上面図であって、ディスクトレイが収納位置にある状態を示す。 光ディスク装置の上面図であって、ディスクトレイが突出位置にある状態を示す。 光ディスク装置の上面図であって、ディスクトレイが収納位置近傍にある状態を示す。 光ディスク装置の要部を示す断面図であって、正規の状態を示す。 光ディスク装置の要部を示す断面図であって、ディスクトレイが引き出す方向に無理に移動させられた状態を示す。 従来の光ディスク装置の上面図であって、ディスクトレイが収納位置にある状態を示す。 従来の光ディスク装置の上面図であって、ディスクトレイが突出位置にある状態を示す。 従来の光ディスク装置の上面図であって、ディスクトレイが収納位置近傍にある状態を示す。 従来の光ディスク装置の要部を示す断面図であって、正規の状態を示す。 従来の光ディスク装置の要部を示す断面図であって、ディスクトレイが引き出す方向に無理に移動させられた状態を示す。
符号の説明
1 メインシャーシ
2 トラバースシャーシ
3 ディスクトレイ
4 カムスライダ
5 光ヘッド
6 駆動ギア
7 従動ギア
8 伝達ギア
9 トレイ用伝達ギア
31 トレイ用ラック
32 第1の案内溝
32a 左右方向溝
32b 傾斜溝
32c 前後方向溝
33 第2の案内溝
33a 左右方向溝
33b 傾斜溝
34 突条
35 突条
36 突部
41 ラック
42 第1の凸軸
43 第2の凸軸
44 突片
51 スライドラック

Claims (4)

  1. メインシャーシと、
    このメインシャーシ内に収納された収納位置と前記メインシャーシの前面から突出した突出位置との間を前後方向に進退するディスクトレイと、
    このディスクトレイ上に載置されて前記メインシャーシ内に収納された光ディスクの下面に対し、前記メインシャーシに支持された後部を支点に回動して昇降するトラバースシャーシと、
    前記メインシャーシの前部で左右方向にスライド移動可能に前記メインシャーシに支持され、左右方向へのスライド移動によって前記トラバースシャーシを昇降させるカムスライダと、を含む光ディスク装置であって、
    前記カムスライダの上面には、上方に向けて突出する左右に一対の第1、第2の凸軸が設けられ、
    前記ディスクトレイの下面には、
    前記ディスクトレイが前記収納位置にあるときに前記第1の凸軸が係合する左右方向溝、この左右方向溝の端から斜め後方へ延び出し前記ディスクトレイが前記収納位置近傍にあるときに前記第1の凸軸が係合する傾斜溝、及び、この傾斜溝の端に連続し前記ディスクトレイが進退するときに前記第1の凸軸が係合する前後方向溝、より成る第1の案内溝と、
    前記ディスクトレイが前記収納位置にあるときに前記第2の凸軸が係合する左右方向溝、及び、この左右方向溝の端から斜め後方へ延び出して開放され前記ディスクトレイが前記収納位置近傍にあるときに前記第2の凸軸が係合する傾斜溝、より成る第2の案内溝と、がそれぞれ設けられた光ディスク装置において、
    前記第2の案内溝における前記左右方向溝の後方に、前記ディスクトレイの下面から突出する突部が前記ディスクトレイと一体成形されており、
    前記カムスライダの上面から突出して後方へ折れ曲がり、前記ディスクトレイが前記収納位置にあるときに先端部が後方より前記突部を宛がわれる突片が前記カムスライダと一体成形されていることを特徴とする光ディスク装置。
  2. メインシャーシと、
    このメインシャーシ内に収納された収納位置と前記メインシャーシの前面から突出した突出位置との間を前後方向に進退するディスクトレイと、
    このディスクトレイ上に載置されて前記メインシャーシ内に収納された光ディスクの下面に対し、前記メインシャーシに支持された後部を支点に回動して昇降するトラバースシャーシと、
    前記メインシャーシの前部で左右方向にスライド移動可能に前記メインシャーシに支持され、左右方向へのスライド移動によって前記トラバースシャーシを昇降させるカムスライダと、を含む光ディスク装置であって、
    前記カムスライダの上面には、上方に向けて突出する左右に一対の第1、第2の凸軸が設けられ、
    前記ディスクトレイの下面には、
    前記ディスクトレイが前記収納位置にあるときに前記第1の凸軸が係合する左右方向溝、この左右方向溝の端から斜め後方へ延び出し前記ディスクトレイが前記収納位置近傍にあるときに前記第1の凸軸が係合する傾斜溝、及び、この傾斜溝の端に連続し前記ディスクトレイが進退するときに前記第1の凸軸が係合する前後方向溝、より成る第1の案内溝と、
    前記ディスクトレイが前記収納位置にあるときに前記第2の凸軸が係合する左右方向溝、及び、この左右方向溝の端から斜め後方へ延び出して開放され前記ディスクトレイが前記収納位置近傍にあるときに前記第2の凸軸が係合する傾斜溝、より成る第2の案内溝と、がそれぞれ設けられていて、
    前記第1、第2の案内溝のうちの少なくとも一方における前記左右方向溝の後方に、前記ディスクトレイの下面から突出する突部を設けており、
    前記カムスライダの上面から突出し、前記ディスクトレイが前記収納位置にあるときに先端部が後方より前記突部を宛がわれる突片を設けたことを特徴とする光ディスク装置。
  3. 前記突片が後方へ折れ曲がっていることを特徴とする請求項2に記載の光ディスク装置。
  4. 前記突部が前記ディスクトレイと一体成形されており、前記突片が前記カムスライダと一体成形されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の光ディスク装置。
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