JP2013014116A - 凹版印刷機のワイピング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 凹版印刷機のワイピング装置として、ワイピングローラ表面に残存するインキ成分を迅速かつ確実に除去するとともに、長時間にわたって良好な印刷物を得ることを可能とし、併せてオペレータの負担軽減を図る。
【解決手段】 洗浄液を滞留させたワイピング槽にあって、少なくとも、複数配置した支持部材により固定され、無端レールとした駆動レール上に1つ以上配され、ワイピングローラと接触回動させる洗浄ロールと、洗浄ロールを駆動レール上に移動させる駆動装置と、洗浄ロールのワイピングローラへの接触状態を調整する支軸に固定された可動式支持部材と、駆動装置の駆動手段と可動式支持部材の可動手段を調節制御する制御装置と、洗浄ロールの下流に配され、ワイピングローラ表面に残存するインキ成分及び洗浄液成分を完全に払拭するドクターブレードを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、凹版印刷機のワイピングローラを洗浄するワイピング装置に関するものである。
一般に、凹版印刷機のワイピング装置は、図9に示すように凹版胴(25)に装着された凹版面上の余剰なインキを拭き取る樹脂製のワイピングローラ(7)と、このワイピングローラ(7)上に付着したインキを溶解及び分散させるための洗浄液(11)を満たしたワイピング槽(16)と、このワイピングローラ(7)に接触して機械的にインキを取り除く機能を有する複数個のブラシ群(26)から構成される洗浄部材及び/又はこのブラシ群(26)の上にインキの抜けを阻害しない開き目を有し、かつ柔軟性がある合成繊維製のタワシ(5)を載せ、ワイピングローラ(7)と面接触させる支軸(29)に固定された洗浄部材(4)と、この洗浄部材(4)の下流にあってワイピングローラ(7)の表面上に残存する洗浄液(11)を拭き取る鋼製又は樹脂製のドクターブレード(6)から構成されている。
従来のワイピング装置は、枚葉紙9,000枚/時間未満の印刷速度において、洗浄液に浸された洗浄部材とワイピングローラの接触する時間が長く、ワイピングローラ表面に付着したインキを完全に溶解及び分散させることができる。また、インキを溶解及び分散させた後にローラ表面に残存する薄い洗浄液の薄膜層もドクターブレードにより取り除かれ、清浄されたワイピングローラが再び凹版面上の余剰なインキを拭き取るためのサイクルに入ることで、汚れのない印刷物を連続的に得ることができる。
しかしながら、従来のワイピング装置にあっては、洗浄液が新しい状態においては拭き取られたインキが効率的に洗浄液中に溶解及び分散するが、印刷時間の経過とともに洗浄液中のインキ濃度が高くなり、このためにインキの溶解及び分散能力が低下し、洗浄部材の上部に存する合成繊維製のタワシに未溶解のインキが徐々に蓄積されるようになる。そのため、連続印刷枚数が枚葉紙で約5万枚以上に達すると、ワイピングローラ上のインキが完全に拭き取れず、僅かに残ったインキが印刷物に付着する「拭き残り」と称する印刷欠陥や、汚れた洗浄液が印刷物に付着する「溶剤汚れ」と称する印刷欠陥を生じる。このような事象が生じた場合、オペレータは印刷機械を一旦停止させ、洗浄部材を洗浄することや、洗浄液を交換する等の措置を講じる必要があり、不稼働時間が増加していた。また、この洗浄作業がオペレータにとって作業服や手が汚れる好ましくない作業であり、問題となっていた。
一方、枚葉紙9,000枚/時間以上の高速印刷になると、ワイピング槽に満たした洗浄液がワイピングローラの増速により、ワイピングローラ上に厚い洗浄膜厚層を形成し、下流に位置するドクターブレードに衝撃となって現われ、このドクターブレードを強く押し上げるため、ワイピングローラとドクターブレードとの間に極僅かな隙間が生じて洗浄液を完全に払拭できない現象が生じる。この現象は「液上がり現象」と称しているが、ワイピングローラ表面に洗浄液を残したまま次の版面の洗浄サイクルに入ることから、凹版面内のインキを溶解して印刷物を滲ませたり、印刷用紙に洗浄液が付着したりするなど印刷物の品質を著しく損ねることから、凹版印刷機の高速化を阻害するという問題があった。
この問題点を解消する方策として、凹版胴上の凹版面に付着したインキを転移させ液槽内で回転駆動されるワイピングロールと、このワイピングロールの周面に対接して液槽内に配設されワイピングロール周面を洗浄液にて洗浄する洗浄部材とを備えたワイピング装置において、洗浄部材を少なくともワイピングロール周面に弾接する凹面部にインキ掻取り用の小孔を多数設けた薄板製パッドで構成した凹版印刷機のワイピング装置がある(例えば、特許文献1参照)。また、機械的にインキを取り除く洗浄部材と洗浄部材の下部に置いたインキを溶解及び分散させるための洗浄液を噴射する装置とが一体となって構成される第1段の洗浄部材と、ワイピングローラ上に残存する洗浄液を機械的に取り除く第2段の洗浄液回収装置を第1段の洗浄部材の下流に設けた凹版印刷機のワイピング装置がある(例えば、特許文献2参照)。
実開平7−15339号公報 特開平11−268252号公報
上述した先行技術である特許文献1の技術を用いた場合、洗浄部材をワイピングロール周面に弾接する凹面部にインキ掻取り用の小孔を多数設けた薄板製パッドで構成しているので、パッドとロールとの接触面積を増大して単位面積当たりの接触力を低減でき、洗浄能力とロール及びパッドの耐久性の向上が図れる。更にパッドが薄い鋼板製であるので、インキがパッドの小孔に詰り、洗浄能力が低下することはない。また、特許文献2の技術を用いた場合、ワイピングローラで拭き取られたインキは、噴射洗浄液によって溶解及び分散され、この洗浄液を回収、再循環、再噴射のサイクルを繰り返すことにより、第1段の洗浄部材がワイピングローラと接触する部位における未溶解インキの蓄積を抑制することができる。また、第1段の洗浄部材の下流にワイピングローラに残存する薄膜状の洗浄液を効果的に取り除く第2段の洗浄液回収装置を設けたことにより、ワイピングローラ上の洗浄液を取り除くことが可能となる。さらに、枚葉紙9,000枚/時間以上の高速印刷時であっても、ワイピングローラ上に形成される洗浄液の皮膜層が薄いため、下流に位置するドクターブレードに衝撃を与えにくく、ワイピングローラとドクターブレードとの接触を低速時と同様の状態に保つことが可能となる。いずれの先行技術も従来のワイピング装置と異なり、「溶剤汚れ」及び「液上がり現象」が大幅に抑制され、良好な印刷物を安定して生産することが可能となる。
しかしながら、特許文献1の技術は、ワイピングローラ表面の汚れを払拭する洗浄部材として小孔を多数設けた薄い鋼板製パッドとしていることから、連続印刷を実施した場合、ワイピングローラとパッドの接触により生じる熱エネルギーによって、ワイピングローラ自体が熱膨張するとともに摩滅損耗が顕著に発現し、時間の経過とともに印刷障害が生じてしまう。また、特許文献2の技術は、ある程度タワシへの未溶解インキの蓄積を抑制することが可能であるが、洗浄部材がワイピングローラ表面と常時接触した状態にて洗浄部材の下部に配した噴射装置から洗浄液を噴射させ、タワシ表面のインキを除去させる洗浄仕組であることから、タワシ上の未溶解インキを全領域に亘って完全に払拭することはできず、徐々にインキが堆積することになり、やがて洗浄不良等の不具合を生じることになる。これらを勘案すると、近年主流となっている高速印刷(枚葉紙12,000枚/時間)を実施した場合、印刷速度に適宜対応することができない場合もあり、良質な印刷製品を連続的に生産することが困難となる。この対策として、ブラシ等の洗浄部材を定期的に洗浄又は交換しなければならず、オペレータにとって作業手間が増大するばかりでなく、生産性が低下することから係るコストが増加する。
上述した理由により、必ずしも先行技術に移行しない現状がある。現時点において、係る問題点への対策が施されておらず、少なからず開発の余地があった。
上記のような課題を解決するため、本発明の凹版印刷機のワイピング装置は、ワイピングローラ表面に付着したインキ成分を払拭する装置として、洗浄液を滞留させたワイピング槽にあって、少なくとも、複数配置した支持部材により固定され、無端レールとした駆動レール上に1つ以上配され、ワイピングローラと接触回動させる洗浄ロールと、洗浄ロールを駆動レール上に移動させる駆動装置と、洗浄ロールのワイピングローラへの接触状態を調整する支軸に固定された可動式支持部材と、駆動装置の駆動手段と可動式支持部材の可動手段を調節制御する制御装置と、洗浄ロールの下流に配され、ワイピングローラ表面に残存するインキ成分及び洗浄液成分を完全に払拭するドクターブレードとを備えて成ることを特徴とする。
また、本発明の凹版印刷機のワイピング装置は、ワイピングローラ表面に付着したインキ成分を払拭する装置として、ワイピング槽にあって、適宜、ワイピングローラへ洗浄液を供給する洗浄液貯留供給タンク及びワイピング槽に内在する使用済み洗浄液を廃液口から廃液タンクに排出する廃液移送手段を有するとともに、少なくとも、複数配置した支持部材により固定され、無端レールとした駆動レール上に1つ以上配され、ワイピングローラと接触回動させる洗浄ロールと、洗浄ロールを駆動レール上に移動させる駆動装置と、洗浄ロールのワイピングローラへの接触状態を調整する支軸に固定された可動式支持部材と、駆動装置の駆動手段と可動式支持部材の可動手段を調節制御する制御装置と、洗浄ロールの下流に配され、ワイピングローラ表面に残存するインキ成分及び洗浄液成分を完全に払拭するドクターブレードとを備えて成ることを特徴とする。
また、本発明の凹版印刷機のワイピング装置は、駆動レールが頂点を8以上有する凹多角形状、又はM字形状のいずれかの形状であることを特徴とする。
また、本発明の凹版印刷機のワイピング装置は、洗浄ロールを浄化するために、新たに洗浄ロールに指向し洗浄液を投射する少なくとも1つ以上の洗浄液供給装置及び/又は洗浄ロールに接触し、洗浄ロール表面を接触浄化する洗浄ロール浄化装置を付設していることを特徴とする。
また、本発明の凹版印刷機のワイピング装置は、洗浄ロールを金属、セラミックス、樹脂又はゴムのいずれかの材質から形成していることを特徴とする。
また、本発明の凹版印刷機のワイピング装置は、洗浄ロール表面に合成繊維製不織布を被覆していることを特徴とする。
また、本発明の凹版印刷機のワイピング装置は、洗浄ロール内部にインキ成分を溶解及び分散させるための洗浄液を噴射させる噴射装置を配していることを特徴とする。
また、本発明の凹版印刷機のワイピング装置は、駆動レールを浄化するために、新たに駆動レールと接触し、駆動レールを接触浄化する駆動レール浄化装置を付設していることを特徴とする。
さらに、本発明の凹版印刷機のワイピング装置は、洗浄液供給装置から、洗浄液の中に空気を混合しマイクロバブル又はナノバブルとした洗浄液を噴射できることを特徴とする。
本発明の凹版印刷機のワイピング装置は、無端レールとした駆動レール上に存し、洗浄液を含有した複数の洗浄ロールをワイピングローラと接触回動させる機構であることから、常時洗浄部材の所定領域がワイピングローラに接触していた従前技術とは異なり、適宜、新たな洗浄領域と接触することから洗浄ロールへのインキ堆積が大幅に抑制でき、この原因による洗浄不良の発生がなくなる。また、同一領域の洗浄部材をワイピングローラに接触し続けた場合に誘発されるワイピングローラの熱膨張及びワイピングローラの表面硬度の軟化による顕著な摩滅損耗を気にすることなく洗浄できるとともに、ワイピングローラ表面に存するインキ成分等を効果的に払拭できることから、均質な製品を長期間において連続的かつ安定的に得ることが可能となるといった充実した製品品質が保全できるという効果を奏する。
また、本発明の凹版印刷機のワイピング装置は、ワイピングローラ表面に存するインキ成分等を払拭する手段として、ワイピングローラへ洗浄ロールを回動摺接させることでなされることから、従前まで懸念されていたワイピングローラへのインキ成分等の浸透が大幅に規制できるとともに、過剰な洗浄部材の接触によって誘発されるローラの軟化による局所的磨耗が抑制できる。その結果、ワイピングローラは延命使用することが可能となり、交換頻度の大幅な削減、ワイピングローラの焼成、研磨等にかかる負担の低減が実現でき、従前に比して大幅なコスト低減が図れるという効果を奏する。
さらに、本発明の凹版印刷機のワイピング装置を用いることで、ワイピングローラの十分な洗浄が可能になるとともに洗浄効果が向上するため、従前に比して、洗浄液の使用量が少なくて済む。このことで、ワイピング槽に滞留させる洗浄液の液量を少量に設計できることになり、ワイピングローラ上に形成される洗浄膜厚層が薄くなることから、「溶剤汚れ」、「液上がり現象」といった印刷不良が抑制でき、印刷機械の高速化が実現できる。加えて、効果的な洗浄によりワイピングローラの延命化が実現できることから、ワイピングローラの交換等に付随する作業手間が少なくて済み、従前までオペレータにより行われていた各種調整作業が減少することによる作業性の大幅な改善及び印刷機械の不稼働時間が低減できるという効果を奏する。
本発明の凹版印刷機のワイピング装置を示す概略図である。 本発明において洗浄動作を行う前の洗浄ロールの位置関係を示す概略図である。 本発明の別形態の凹版印刷機のワイピング装置を示す概略図である。 本発明において洗浄動作中の洗浄部材と洗浄ロールの位置関係の一例を示す概略図である。 本発明の洗浄ロールと洗浄ロール浄化装置の位置関係の一例を示す概略図である。 本発明の洗浄ロールの概略を示す拡大図である。 一般的な凹版印刷機のワイピング装置の一例を示す概略図である。 一般的な凹版印刷機のワイピング装置の一例を示す概略図である。 一般的な凹版印刷機のワイピング装置の一例を示す概略図である。
図1乃至図9に基づき、この発明の実施形態を説明する。図1は本発明における凹版印刷機のワイピング装置の概略図であり、図3は別形態のワイピング装置の概略図である。また、図2は図1のワイピング装置において洗浄動作を行う前の洗浄ロールの位置関係を示す概略図であり、図4は図3のワイピング装置において洗浄動作中の洗浄部材と洗浄ロールの位置関係を示す概略図である。また、図5は洗浄ロールと洗浄ロール浄化装置の位置関係の一例を示す概略図であり、図6は洗浄ロールの概略を示す拡大図である。さらに、図7乃至図9は一般的な凹版印刷機のワイピング装置の概略図である。
まず、一般的な凹版印刷機におけるワイピング装置について簡単に説明する。図9に示す一般的な凹版印刷機のワイピング装置は、凹版胴(25)に装着した図示しない凹版面へ付着した余剰インキの払拭を行うワイピングローラ(7)の洗浄機構として、支軸(29)に固定された洗浄部材(4)に複数本のナイロン製のブラシ(26)を埋め込み、該ブラシ(26)の上部に合成繊維製不織布(例えば、タワシ)(5)が存する態様である。ここで、ワイピングローラ(7)は、洗浄液(11)を満たしたワイピング槽(16)に懸架されており、凹版面から拭き取った余剰インキをワイピングローラ(7)に対して一定圧力にて押圧して接触させたタワシ(5)により除去し、下流に配したドクターブレード(6)により残留した洗浄液(11)を掻き落とし、ワイピングローラ(7)を完全に払拭して、次回の凹版面の洗浄に備えるものである。また、図7に示す凹版印刷機におけるワイピング装置は、洗浄部材(4)の上流に、両端を支軸(29)にて固定したインキ掻取り用の小孔を多数設けた炭素工具鋼材等の薄板製パッド(28)を配した態様である。その他については、図9の態様と類似しているため説明を省略する。
また、図8に示す凹版印刷機のワイピング装置は、ワイピング槽(16)に洗浄液を滞留させず、図示しない洗浄液供給機構からの洗浄液を、支軸(29)に固定された洗浄部材(4)に配した噴射装置(31)の噴射ノズル(32)から一定の吐出圧にてワイピングローラ(7)との間に配したタワシ(5)を介して供給する機構であり、その下流にはインキ成分を含む洗浄液を吸引及び回収する、支軸(29)に固定された洗浄液回収装置(30)、さらに、その下流には補助ブレード(33)、最下流にはドクターブレード(6)をそれぞれ配している態様である。
一方、図1に示すように本発明の凹版印刷機のワイピング装置は、凹版胴(25)に装着された図示しない凹版面上の余剰インキを対向する位置に配されたワイピングローラ(7)にて拭き取った後、当該ワイピングローラ(7)の表面に存する余剰インキを払拭する手段として、洗浄液(11)を滞留させたワイピング槽(16)の内部に存し、複数配した支持部材(3)により固定され、無端レールとした駆動レール(19)上に1つ以上配された、ワイピングローラ(7)と接触回動する洗浄ロール(1)を備えた態様である。特に、洗浄ロール(1)の配置間隔や配置個数について限定することはないが、基本的な仕様としては、洗浄ロール(1)間を略等間隔とし、10個程度配する態様としている。また、当該洗浄ロール(1)の移動は駆動レール(19)に連接された駆動装置(12)によってなされる。そして、洗浄ロール(1)のワイピングローラ(7)への接触は、駆動レール(19)に接するように配された、支軸(29)に固定された可動式支持部材(2)の可動によってなされる。なお、駆動レール(19)の態様については、複数の支持部材(3)を頂点として配することで凹多角形状としている。当然、M字形状であってもかまわない。
また、図2はワイピングローラの洗浄動作を行う前の洗浄ロールの位置関係を示す図であるが、ワイピングローラ(7)の洗浄を行う前は、洗浄ロール(1)は、ワイピングローラ(7)と接触していない状態であり、印刷開始とともに洗浄ロール(1)がワイピングローラ(7)に接触することになる。そして、洗浄ロール(1)を駆動させる駆動装置(12)における駆動速度、駆動方向等の駆動手段及び可動式支持部材(2)をワイピングローラ(7)に指向し駆動レール(19)を緊張可動させる可動手段は、ワイピング槽(16)に連接された制御装置(27)によって調節制御される。例えば、制御装置(27)により、駆動レール(19)上の洗浄ロール(1)を2rpm乃至40rpmの範疇にて回転駆動することが可能である。また、回転方向については、ワイピングローラ(7)への過度な接触抵抗を抑制するためにワイピングローラ(7)の回転と正回転とする場合が主流になるが、用いるインキによっては、ワイピングローラ(7)の回転と逆方向の回転、いわゆる逆回転させる場合もある。また、可動式支持部材(2)を調節することで、ワイピングローラ(7)に対して、0.1MPa乃至1.0MPaの範疇にて圧力を付与することが可能である。
また、本発明の凹版印刷機のワイピング装置は、ワイピングローラ(7)表面に存する余剰インキを拭き取った洗浄ロール(1)を効果的に浄化するために、洗浄ロール(1)に指向し洗浄液(11)を投射する第1洗浄液供給装置(8)及び第2洗浄液供給装置(9)を付設した態様とする場合もある。そして、第1洗浄液供給装置(8)及び第2洗浄液供給装置(9)からは、洗浄液の中に空気を混合しマイクロバブル又はナノバブルとした洗浄液を噴射することが可能であり、液体のキャビテーション作用によって洗浄ロール(1)に付着したインキ成分を払拭する。なお、一般にマイクロバブルとは気泡粒の直径が50μm以下、ナノバブルとは気泡粒の直径が1μm以下をいう。また、駆動レール(19)に付着したインキ成分を払拭するために駆動レール(19)に接する位置に駆動レール浄化装置(20)を配した態様とする場合もある。
また、本発明の凹版印刷機のワイピング装置は、洗浄ロール(1)に接触し、洗浄ロール(1)表面を浄化する洗浄ロール浄化装置(17)を付設する場合もある。そして、洗浄ロール浄化装置(17)により拭き取ったインキ成分濃度の高い洗浄液は、ワイピング槽(16)底部の勾配によって第1廃液口(14)に向い自重沈殿することになる。ここで、ワイピング槽(16)における槽底の略中間位置に仕切り板(13)を付設しており、インキ成分濃度の高い洗浄液の拡散を抑制している。なお、第1廃液口(14)から排出されたインキ成分濃度の高い洗浄液は、図示しない移送手段によって旧液タンク(23)に移送される。そこでは、収集された洗浄液の浄化を行う。そして、旧液タンク(23)は、新しい洗浄液を滞留・供給する新液タンク(22)とともにワイピング槽(16)外に配され、洗浄液管理槽(21)を成している。洗浄液管理槽(21)からは、適宜、ワイピング槽(16)へ洗浄液の供給がなされる。さらに、洗浄ロール(1)の下流には、ワイピングローラ(7)表面に残留するインキ成分及び洗浄液成分を完全に払拭するドクターブレード(6)を備えた態様である。
また、本発明の凹版印刷機のワイピング装置は、図3及び図4に示すようにワイピング槽(16)に洗浄液を滞留させることなく、別途、ワイピング槽(16)の近傍に配した洗浄液貯留供給タンク(10)に洗浄液(11)を貯留させ、適宜、必要量の洗浄液(11)をワイピングローラ(7)と洗浄ロール(1)間に供給する態様とする場合もある。ここで、供給する洗浄液(11)は洗浄効果を考慮し、望ましくは層流状態に設計したものが使用される。また、供給された洗浄液(11)のうち、ワイピング槽(16)にある仕切り板(13)から操作側(勾配の低い側)に存するインキ成分濃度の高い洗浄液は第1廃液口(14)から旧液タンク(23)に移送されるのに対して、仕切り板(13)から反操作側(勾配の高い側)に存するインキ成分濃度の低い洗浄液は第2廃液口(15)から洗浄液貯留供給タンク(10)へ洗浄液移送装置(18)によって移送され、新液タンク(22)からの洗浄液(11)と併せて使用することになる。
また、本発明の凹版印刷機のワイピング装置は、図3及び図4に示すようにワイピングローラ(7)の洗浄について、洗浄ロール(1)の下流に、残存するインキ成分等を払拭する複数列のブラシ群の上にインキの抜けを阻害しない開き目を有し、かつ、柔軟性がある合成繊維製不織布(例えば、タワシ)(5)を載せ、ワイピングローラ(7)と面接触する機能を有する洗浄部材(4)を更に備えた態様とする場合もある。当該洗浄部材(4)には、必要に応じて第1洗浄液供給装置(8)から洗浄液(11)を供給することも可能であり、また、洗浄部材(4)の内部に公知の洗浄液噴射装置を付設する場合もある。
また、図5に示すようにワイピングローラ(7)表面に存するインキ成分を拭き取った洗浄ロール(1)を浄化する洗浄ロール浄化装置(17)は、駆動レール(19)上を移動する洗浄ロール(1)に指向し伸縮駆動冶具(24)を駆動させ、表面にタワシ等の不織布(5)を配した洗浄部材(4)を伸長接触させる態様である。ここで、伸縮駆動冶具(24)の伸長調節は、図示しない制御機構によってなされる。なお、図5(a)は、洗浄ロール浄化装置(17)を洗浄ロール(1)に接触させる前の概略図であり、図5(b)は、洗浄ロール浄化装置(17)を洗浄ロール(1)に接触させた状態の概略図である。
さらに、図6に示すように洗浄ロール(1)の表面へ合成繊維製不織布(例えば、スコッチブライト;住友3M社製)(5)やスポンジを被覆した態様とする場合がある。なお、洗浄ロール(1)の材質については、洗浄液(11)による腐食、劣化が抑制され、かつ、ワイピングローラ(7)を傷つけない材質であればよく、例えば、軟質ステンレス鋼のような金属類、塩化ビニルのような樹脂類、ニトリルゴムのようなゴム類、あるいはセラミックスのいずれかの材質により形成される。そして、洗浄ロール(1)の外径は、直径20mm〜70mmの範疇にて任意に形成される。加えて、洗浄ロール(1)は内部から洗浄液(11)が噴射できる、図示しない公知の噴射装置を内在させる場合もある。
洗浄ロール(1)の自走回転と合わせて、前述した態様とすることで洗浄ロール(1)は、その表面へ洗浄液(11)の付着・含有量を高めることが可能となり、洗浄ロール(1)表面へのインキ成分の堆積抑制及び自浄が可能となる。
本発明における実施の例示について詳細に説明する。図1及び図2に示すような凹版印刷機のワイピング装置を用いて、ワイピング槽(16)には約140リットルの洗浄液(11)を滞留させ、駆動レール(19)は支持部材(3)8箇所、可動式支持部材(2)4箇所の合計12箇所により凹多角形状に設計し、駆動レール(19)の表面には略等間隔に直径30mmの洗浄ロール(1)に厚み4mmのスコッチブライト(5)を被覆したものを18個配置し、制御装置(27)により可動式支持部材(2)を可動させ、ワイピングローラ(7)に対する洗浄ロール(1)の押圧を0.4MPaに設定し、ワイピング槽(16)の内側面には洗浄ロール(1)に指向し洗浄液(11)を投射する洗浄液供給装置(8、9)を2箇所配置し適当量の洗浄液(11)を供給するとともに、洗浄ロール(1)に接触させ洗浄ロール(1)の表面を浄化する、表面に樹脂を配置した洗浄ロール浄化装置(17)、並びに駆動レール(19)に接触させ駆動レール(19)の表面を浄化する、表面にスポンジを載置した駆動レール浄化装置(20)を配置し、駆動装置(12)により駆動レール(19)の駆動速度を35rpmにてワイピングローラ(7)と正回転させ摺接させることでワイピングローラ(7)の洗浄を行い、下流に存するドクターブレード(6)においてワイピングローラ(7)表面を完全に払拭する方法として、印刷速度11,000枚/時間にて枚葉紙約50万枚の凹版印刷を実施した。
本発明のワイピング装置の評価としては、印刷製品を観察することや、ワイピングローラ(7)の表面状態を観察することで実施した。その結果、連続50万枚の凹版印刷において確認した結果、極めて良好な結果を得ることができた。また、図3及び図4に示すように、洗浄液(11)を予めワイピング槽(16)に滞留させず、必要量洗浄液貯留供給タンク(10)から供給する態様とした場合及び/又は新たに洗浄ロール(1)の下流に表面へタワシ(5)を載置した洗浄部材(4)を配置した態様とした場合についても同様の条件において確認した。いずれも良好な印刷結果を得ることができた。
また、ワイピング槽(16)には、ワイピングローラ(7)からのインキ成分の乖離状態を観察するため、一部に透明樹脂製の観察用小窓を操作側の正面及び側面に取設したものを使用した。観察状態については、最初に洗浄ロール(1)がワイピングローラ(7)表面上に存するインキ成分と接触しており、該インキ成分がワイピングローラ(7)から適正に乖離している状態になっていた。そして、洗浄ロール(1)の表面に存するスコッチブライト(5)に一時的に付着したインキ成分についても、洗浄ロール(1)が自走回転及び駆動レール(19)を回動している間に、遠心力によって洗浄液中へ分散していることを確認した。また、洗浄ロール浄化装置(17)を経由した後の洗浄ロール(1)は、その表面にインキ成分がおよそ残存していない状態であることを確認した。やがて、ワイピングローラ(7)から乖離したインキ成分は、自重沈殿にてワイピング槽(16)の底部に沈積していた。なお、洗浄液(11)を予めワイピング槽(16)に滞留させず、必要量だけ洗浄液貯留供給タンク(10)から供給する態様とした場合及び/又は新たに洗浄ロール(1)の下流に表面へタワシ(5)を載置した洗浄部材(4)を配置した態様とした場合の動作については前述した例示と略同様であるので、その説明は省略する。
また、ワイピング装置稼動中におけるワイピングローラ(7)の表面温度を非接触式温度計にて測定した結果、従前のワイピング装置を用いた場合、印刷使用前の約60℃から2時間印刷後の表面温度が約67℃となるのに対して、本発明のワイピング装置を用いた場合、ワイピングローラ(7)の表面温度は、同条件において印刷使用前の約60℃から2時間印刷後の表面温度が約63℃であった。また、ワイピング装置稼働中におけるワイピングローラ(7)の表面凹凸状態の変動についても確認したが、従前技術に比して凹凸発生程度が小さく、至って良好な状態であることを確認した。なお、表面凹凸状態の計測にはレーザ式変位計を用いており、検出値は電波により図示しない表示装置に出力することで確認した。
また、制御装置(27)にて可動式支持部材(2)を可動させることで、洗浄ロール(1)のワイピングローラ(7)に対する押圧についても変動させて確認したが、押圧を極端に大きく設定(1.0MPa)すると、洗浄ロール(1)とワイピングローラ(7)の接触抵抗が大きくなり、ワイピングローラ(7)の熱膨張を誘発することから有用でないことを確認した。また、押圧を極端に小さく設定(0.1MPa)すると、ワイピングローラ(7)の表面に存するインキ成分が払拭し難くなるので有用でないことを確認した。
また、駆動レール(19)の駆動速度を変化させ、洗浄ロール(1)の移動速度の変動による効果を確認したが、駆動レール(19)の駆動速度を高速回転(40rpm)とすると、洗浄液(11)が乱流状態となり白濁化することで洗浄能力が低下することから有用でないことを確認した。また、駆動レール(19)の駆動速度を低速回転(2rpm)とすると、洗浄効果として満足し難い結果となることを確認した。また、駆動レール(19)の回転方向については、ワイピングローラ(7)の回転方向に対して逆回転とする方が効果的であると思われたが、寧ろワイピングローラ(7)との接触抵抗が大きくなることから有用ではなく、ワイピングローラ(7)の回転方向に対して正回転とする方が効果的であることを確認した。このことは、洗浄ロール(1)を複数配置していることの効果のひとつであり、一つの洗浄ロール(1)に掛かる負荷が小さくなっていることに起因し、洗浄ロール(1)とワイピングローラ(7)との周速比の違いによる接触抵抗のみにおいて十分な洗浄が実現できていることになる。
また、洗浄ロール(1)の外径についても変動させて確認したが、洗浄ロール(1)の外径を大きく設計(直径80mm)するとワイピング槽(16)に存する洗浄液(11)を攪拌してしまい、自重沈殿したインキ成分が洗浄液中に再分散することから有用ではなく、洗浄ロール(1)の外径を小さく設計(直径10mm)とすると、洗浄効果として満足し難い結果となることを確認した。なお、洗浄ロール(1)の表面にタワシ(5)を被覆した態様とした場合は、洗浄ロール浄化装置(17)の表面にはゴム、樹脂といった比較的硬質の部材を配置し接触させるようにし、逆に、洗浄ロール(1)をゴム、樹脂の材質で設計し、そのままの状態で使用した場合は、洗浄ロール浄化装置(17)の表面にはタワシ、スポンジといった比較的軟質の部材を配置し接触させるようにする必要がある。
また、洗浄液(11)を予めワイピング槽(16)に滞留させず、必要量だけ洗浄液貯留供給タンク(10)から供給する、いわゆる非浸漬型ワイピング機構とした場合は、洗浄液供給装置(8、9)からは多量の洗浄液供給が必要であり、他方、予めワイピング槽(16)に洗浄液(11)を滞留させた、いわゆる浸漬型ワイピング機構では、洗浄液供給装置(8、9)からはマイクロバブル又はナノバブルとした洗浄液供給がキャビテーション作用による洗浄力向上に繋がり、有用な結果となることを確認した。
さらに、実施例では、駆動レール(19)の態様として支持部材(3)8箇所、可動式支持部材(2)4箇所の合計12箇所により凹多角形状に設計したものを使用したが、駆動レール(19)の態様をM字形状に設計した場合に比して有用な結果が得られることを確認した。特に、ワイピングローラ(7)の洗浄においては、ワイピングローラ(7)に接触してインキ成分を払拭する多数の洗浄ロール(1)が必要であるとともに、ワイピングローラ(7)から払拭したインキ成分をワイピング槽(16)の底部に脱落させるための洗浄ロール(1)間の間隙が必要であることを確認した。
上述したいずれの実施例においても、ワイピングローラ(7)の表面に存するインキ成分等が確実に除去できており、ワイピングローラ(7)の表面には光沢がある状態であった。また、枚葉紙約50万枚の印刷後においてもワイピングローラ(7)の拭き取り能力は目立って劣化しているものではなく、更なる印刷を実施することが可能であった。
上述した実施例はあくまで例示の一例に過ぎず、特許請求の範囲に記載されている範囲において、あらゆる実施の形態が存在することは言うまでもない。実施例では、洗浄ロールの下流に洗浄部材を1組配した態様について記載したが、当然、2組以上配する場合や、洗浄ロールの下流に公知の洗浄液回収装置を配した態様とする場合なども容易に推量できるものである。
1 洗浄ロール
2 可動式支持部材
3 支持部材
4 洗浄部材
5 不織布(合成繊維製タワシ)
6 ドクターブレード
7 ワイピングローラ
8 第1洗浄液供給装置
9 第2洗浄液供給装置
10 洗浄液貯留供給タンク
11 洗浄液
12 駆動装置
13 仕切り板
14 第1廃液口
15 第2廃液口
16 ワイピング槽
17 洗浄ロール浄化装置
18 洗浄液移送装置
19 駆動レール
20 駆動レール浄化装置
21 洗浄液管理槽
22 新液タンク
23 旧液タンク
24 伸縮駆動冶具
25 凹版胴
26 ブラシ
27 制御装置
28 薄板製パッド
29 支軸
30 洗浄液回収装置
31 噴射装置
32 噴射ノズル
33 補助ブレード

Claims (9)

  1. 凹版印刷機のワイピング装置において、ワイピングローラ表面に付着したインキ成分を払拭する装置として、洗浄液を滞留させたワイピング槽にあって、少なくとも、複数配置した支持部材により固定され、無端レールとした駆動レール上に1つ以上配され、前記ワイピングローラと接触回動させる洗浄ロールと、前記洗浄ロールを前記駆動レール上に移動させる駆動装置と、前記洗浄ロールの前記ワイピングローラへの接触状態を調整する支軸に固定された可動式支持部材と、前記駆動装置の駆動手段と前記可動式支持部材の可動手段を調節制御する制御装置と、前記洗浄ロールの下流に配され、前記ワイピングローラ表面に残存するインキ成分及び洗浄液成分を完全に払拭するドクターブレードとを備えて成ることを特徴とする凹版印刷機のワイピング装置。
  2. 凹版印刷機のワイピング装置において、ワイピングローラ表面に付着したインキ成分を払拭する装置として、ワイピング槽にあって、適宜、前記ワイピングローラへ洗浄液を供給する洗浄液貯留供給タンク及びワイピング槽に内在する使用済み洗浄液を廃液口から廃液タンクに排出する廃液移送手段を有するとともに、少なくとも、複数配置した支持部材により固定され、無端レールとした駆動レール上に1つ以上配され、前記ワイピングローラと接触回動させる洗浄ロールと、前記洗浄ロールを前記駆動レール上に移動させる駆動装置と、前記洗浄ロールの前記ワイピングローラへの接触状態を調整する支軸に固定された可動式支持部材と、前記駆動装置の駆動手段と前記可動式支持部材の可動手段を調節制御する制御装置と、前記洗浄ロールの下流に配され、前記ワイピングローラ表面に残存するインキ成分及び洗浄液成分を完全に払拭するドクターブレードとを備えて成ることを特徴とする凹版印刷機のワイピング装置。
  3. 前記駆動レールは、頂点を8以上有する凹多角形状、又はM字形状のいずれかの形状であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の凹版印刷機のワイピング装置。
  4. 前記洗浄ロールを浄化するために、新たに前記洗浄ロールに指向し洗浄液を投射する少なくとも1つ以上の洗浄液供給装置及び/又は前記洗浄ロールに接触し、前記洗浄ロール表面を接触浄化する洗浄ロール浄化装置を付設していることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の凹版印刷機のワイピング装置。
  5. 前記洗浄ロールは、金属、セラミックス、樹脂又はゴムのいずれかの材質から形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の凹版印刷機のワイピング装置。
  6. 前記洗浄ロールは、ロール表面に合成繊維製不織布を被覆していることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の凹版印刷機のワイピング装置。
  7. 前記洗浄ロールは、ロール内部にインキ成分を溶解及び分散させるための洗浄液を噴射させる噴射装置を配していることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の凹版印刷機のワイピング装置。
  8. 前記駆動レールを浄化するために、新たに前記駆動レールと接触し、前記駆動レールを接触浄化する駆動レール浄化装置を付設していることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の凹版印刷機のワイピング装置。
  9. 前記洗浄液供給装置は、洗浄液の中に空気を混合しマイクロバブル又はナノバブルの洗浄液を噴射できることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の凹版印刷機のワイピング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109572158A (zh) * 2019-01-31 2019-04-05 上海运城制版有限公司 一种基于单一溶剂油墨印刷的刮刀控制系统

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