JP2013011224A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィルタにおけるPM酸化速度をより精度よく算出することのできる内燃機関の排気浄化装置を提供する。
【解決手段】制御装置25は、排気中の粒子状物質を捕集するフィルタ32の再生処理を行う。この制御装置25は、フィルタ32における粒子状物質の酸化速度を、フィルタ32に堆積したアッシュの厚さに基づいて設定する。この酸化速度の設定は、フィルタ32に堆積したアッシュの厚さが厚いほど低い速度となるように可変設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の排気浄化装置に関するものである。
特許文献1に記載されているように、内燃機関の排気通路に設けられる排気浄化装置として、排気中のPM(Particulate Matter:粒子状物質)を捕集するフィルタを備える装置が知られている。この排気浄化装置では、フィルタに捕集されたPMの量が増大するにつれて同フィルタの圧力損失が増大し、機関出力等に悪影響を与えるようになる。そこで、フィルタの温度を上げることで捕集されたPMを燃焼させる、いわゆる再生処理が行われる。
この再生処理では、フィルタに堆積したPMの量が予め設定された量に達すると、排気通路に燃料などの添加剤が供給される。そして、添加剤の燃焼によってフィルタが昇温されることにより同フィルタでのPMの酸化が促進されて、同フィルタに堆積したPMは規定量まで減少する。
このような再生処理を行う装置では、単位時間当たりのPM排出量及びPM酸化量を算出することにより、フィルタでのPM堆積量を推定するようにしている。
特開2007−23792号公報
ところで、上記特許文献1に記載されているように、フィルタには、潤滑油に由来する成分であって上記再生処理による燃焼が困難なアッシュが堆積していく。このアッシュがフィルタに堆積するとPMの酸化速度が変化するため、アッシュの影響を考慮しないでPMの酸化速度を算出すると同酸化速度の精度が低くなり、その結果、フィルタでのPM堆積量の推定精度が低下してしまう。このようにPM堆積量の推定精度が低下すると、例えば再生処理完了時においてPMの燃え残りが生じてしまうおそれがある。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、フィルタにおけるPM酸化速度をより精度よく算出することのできる内燃機関の排気浄化装置を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の発明は、排気中の粒子状物質を捕集するフィルタを備え、同フィルタの再生処理を行う内燃機関の排気浄化装置であって、前記フィルタにおける前記粒子状物質の酸化速度を前記フィルタに堆積したアッシュの厚さに基づいて設定することをその要旨とする。
本発明者は、フィルタにおける粒子状物質の酸化速度、すなわちPM酸化速度は、フィルタにおけるアッシュの堆積量よりも、フィルタに堆積したアッシュの厚さが大きく影響することを見出した。例えば、アッシュの密度(単位体積当たりの質量)が小さく、堆積しているアッシュの厚さが厚い場合には、たとえアッシュの堆積量自体が少なくても、PM酸化速度は低下する。
そこで、同構成では、フィルタに堆積したアッシュの厚さに基づいて粒子状物質の酸化速度を設定するようにしており、フィルタにおけるPM酸化速度をより精度よく算出することができるようになる。
本発明者は、フィルタに堆積したアッシュの厚さが厚いほど、実際のPM酸化速度は低くなることを確認している。そこで、請求項2に記載の発明によるように、前記フィルタに堆積したアッシュの厚さが厚いほど前記酸化速度は低い速度となるように可変設定される、という構成を採用することにより、アッシュの厚さに基づくPM酸化速度の設定を好適に行うことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の内燃機関の排気浄化装置において、前記フィルタでのアッシュの堆積量を算出するとともに、排気の最大流量に基づいてアッシュの堆積密度を算出し、前記フィルタの捕集面積と前記堆積密度とを乗算した値で前記堆積量を除算することにより、前記フィルタに堆積したアッシュの厚さを算出することをその要旨とする。
フィルタに堆積したアッシュは、排気の流勢によって圧縮される。そのため、フィルタに堆積しているアッシュの密度、すなわちアッシュの堆積密度は、排気の最大流量に基づいて算出可能である。そこで、同構成では、排気の最大流量に基づいてアッシュの堆積密度を算出するようにしている。そして、アッシュの堆積量を、堆積密度とフィルタの捕集面積とを乗算した値で除算するようにしており、これによりフィルタに堆積したアッシュの厚さを算出することが可能になる。
なお、アッシュの堆積量は、再生処理完了後のフィルタの上流側排気圧力と下流側排気圧力との差、機関潤滑油の消費量、あるいは機関潤滑油の消費量に相関する内燃機関の運転時間や車両の走行距離などから推定可能である。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の内燃機関の排気浄化装置において、前記堆積量として、前記フィルタの径方向の壁面に堆積したアッシュの量である壁面堆積量を算出するとともに、前記捕集面積として前記フィルタの径方向における捕集面積が設定されることをその要旨とする。
フィルタでは、当該フィルタの径方向の壁面と同フィルタの排気下流側の底面とにアッシュが堆積する。ここで、PMは、フィルタの排気下流側の底面よりも当該フィルタの径方向の壁面においてより多く捕集されるため、フィルタの径方向の壁面におけるPM酸化速度の算出を精度よく行うことが望ましい。
この点、同構成では、フィルタの径方向の壁面に堆積したアッシュの量である壁面堆積量を算出するとともに、捕集面積としてフィルタの径方向における捕集面積を設定するようにしている。そのため、フィルタの径方向の壁面に堆積したアッシュの厚さを算出することが可能となる。そして、フィルタの径方向の壁面に堆積したアッシュの厚さに基づいてPM酸化速度が設定されるため、フィルタの径方向の壁面におけるPM酸化速度の算出を精度よく行うことができるようになる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の内燃機関の排気浄化装置において、前記壁面堆積量は、排気流量の変動量が大きいときほど少なくなるように算出されることをその要旨とする。
フィルタの径方向の壁面に堆積したアッシュは、排気流量の変動によって壁面から剥離し、フィルタの排気下流側の底面にて再度捕集される。従って、排気流量の変動量が大きいときほどフィルタの径方向の壁面に堆積したアッシュが剥離する量は多くなり、壁面に残るアッシュの堆積量は少なくなる。そこで、同構成では、排気流量の変動量が大きいときほどアッシュの壁面堆積量は少なくなるように算出するようにしている。従って、アッシュの壁面堆積量を適切に推定することができるようになる。
請求項6に記載の発明は、請求項4に記載の内燃機関の排気浄化装置において、排気流量の変動量が所定値を超えた回数を計測し、その計測された回数が多いときほど前記壁面堆積量は少なくなるように算出されることをその要旨とする。
上述したように、フィルタの径方向の壁面に堆積したアッシュは、排気流量の変動によって壁面から剥離し、フィルタの排気下流側の底面にて再度捕集される。従って、排気流量の変動回数が多いときほど、フィルタの径方向の壁面に堆積したアッシュが剥離する量は多くなり、壁面に残るアッシュの堆積量は少なくなる。そこで、同構成では、排気流量の変動量が所定値を超えた回数を計測し、その計測された回数が多いときほどアッシュの壁面堆積量は少なくなるように算出するようにしている。従って、同構成によっても、アッシュの壁面堆積量を適切に推定することができるようになる。
アッシュの壁面堆積量を算出するには、請求項7に記載の発明によるように、前記フィルタでのアッシュの総堆積量に占める前記壁面への堆積量の割合を算出し、この算出された割合に基づいて前記壁面堆積量が算出される、という構成を採用することができる。なお、同構成において、アッシュの総堆積量は、再生処理完了後のフィルタの上流側排気圧力と下流側排気圧力との差、機関潤滑油の消費量、あるいは機関潤滑油の消費量に相関する内燃機関の運転時間や車両の走行距離などから推定可能である。また、壁面への堆積量の割合は、上述した排気流量の変動量や排気流量の変動回数に基づいて設定可能である。
本発明にかかる内燃機関の排気浄化装置の一実施形態について、これが適用される内燃機関及びその周辺構成を示す概略図。 機関回転速度及び燃料噴射量とPM排出量との関係を示すグラフ。 PM酸化速度の算出処理についてその手順を示すフローチャート。 排気の最大流量とアッシュの堆積密度との関係を示すグラフ。 排気流量の変動量及び変動回数と壁面堆積割合との関係を示すグラフ。 フィルタの床温とアッシュの厚さとPM酸化速度との関係を示すグラフ。
以下、この発明にかかる内燃機関の排気浄化装置を具体化した一実施形態について、図1〜図6を参照して説明する。
図1に、本実施形態にかかる排気浄化装置が適用されたディーゼルエンジン(以下、単に「エンジン」という)、並びにそれらの周辺構成を示す概略構成図を示す。
エンジン1には複数の気筒#1〜#4が設けられている。シリンダヘッド2には複数の燃料噴射弁4a〜4dが取り付けられている。これら燃料噴射弁4a〜4dは各気筒#1〜#4の燃焼室に燃料を噴射する。また、シリンダヘッド2には新気を気筒内に導入するための吸気ポートと、燃焼ガスを気筒外へ排出するための排気ポート6a〜6dとが各気筒#1〜#4に対応して設けられている。
燃料噴射弁4a〜4dは、高圧燃料を蓄圧するコモンレール9に接続されている。コモンレール9はサプライポンプ10に接続されている。サプライポンプ10は燃料タンク内の燃料を吸入するとともにコモンレール9に高圧燃料を供給する。コモンレール9に供給された高圧燃料は、各燃料噴射弁4a〜4dの開弁時に同燃料噴射弁4a〜4dから気筒内に噴射される。
吸気ポートにはインテークマニホールド7が接続されている。インテークマニホールド7は吸気通路3に接続されている。この吸気通路3内には吸入空気量を調整するための吸気絞り弁16が設けられている。
排気ポート6a〜6dにはエキゾーストマニホールド8が接続されている。エキゾーストマニホールド8は排気通路26に接続されている。
排気通路26の途中には、排気圧を利用して気筒に導入される吸入空気を過給するターボチャージャ11が設けられている。同ターボチャージャ11の吸気側コンプレッサと吸気絞り弁16との間の吸気通路3にはインタークーラ18が設けられている。このインタークーラ18によって、ターボチャージャ11の過給により温度上昇した吸入空気の冷却が図られる。
また、排気通路26の途中にあって、ターボチャージャ11の排気側タービンの下流側には、排気成分を浄化するコンバータ30が設けられている。このコンバータ30の内部には、排気の流れ方向に対して直列に酸化触媒31及びフィルタ32が配設されている。
酸化触媒31には、排気中のHCを酸化処理する触媒が担持されている。また、フィルタ32は、排気中のPM(粒子状物質)を捕集する部材であって、多孔質のセラミックで構成されている。このフィルタ32には、PMの酸化を促進させるための触媒が担持されており、排気中のPMは、フィルタ32の多孔質の壁を通過する際に捕集される。
また、シリンダヘッド2には、酸化触媒31やフィルタ32に添加剤として燃料を供給するための燃料添加弁5が設けられている。この燃料添加弁5は、燃料供給管27を介して前記サプライポンプ10に接続されており、同燃料添加弁5からは第4気筒#4の排気ポート6d内に向けて燃料が噴射される。この噴射された燃料は、排気とともに酸化触媒31やフィルタ32に到達する。なお、燃料添加弁5の配設位置は、排気系にあってコンバータ30の上流側であれば適宜変更するも可能である。
この他、エンジン1には排気再循環装置(以下、EGR装置という)が備えられている。このEGR装置は、排気の一部を吸入空気に導入することで気筒内の燃焼温度を低下させ、NOxの発生量を低減させる装置である。この排気再循環装置は、吸気通路3と排気通路(エキゾーストマニホールド8)とを連通する排気再循環通路としてのEGR通路13、同EGR通路13に設けられて流量制御弁として機能するEGR弁15、及びEGRクーラ14等により構成されている。EGR弁15の開度が調整されることにより排気通路26から吸気通路3に導入される排気再循環量、すなわちEGR量が調量される。また、EGRクーラ14によってEGR通路13内を流れる排気の温度が低下される。
エンジン1には、機関運転状態を検出するための各種センサが取り付けられている。例えば、エアフロメータ19は吸気通路3内の吸入空気量GAを検出する。絞り弁開度センサ20は吸気絞り弁16の開度を検出する。酸化触媒31の排気下流側に設けられた排気温度センサ33は、同酸化触媒31を通過した直後の排気の温度である排気温度TEを測定する。差圧センサ34は、フィルタ32の排気上流側及び排気下流側の排圧の圧力差ΔPを検出する。機関回転速度センサ23はクランクシャフトの回転速度、すなわち機関回転速度NEを検出する。アクセルセンサ24はアクセルペダルの踏み込み量、すなわちアクセル操作量ACCPを検出する。
これら各種センサの出力は制御装置25に入力される。この制御装置25は、中央処理制御装置(CPU)、各種プログラムやマップ等を予め記憶した読出専用メモリ(ROM)、CPUの演算結果等を一時記憶するランダムアクセスメモリ(RAM)、タイマカウンタ、入力インターフェース、出力インターフェース等を備えたマイクロコンピュータを中心に構成されている。
そして、この制御装置25により、例えば燃料噴射弁4a〜4dや燃料添加弁5の燃料噴射量制御・燃料噴射時期制御、サプライポンプ10の吐出圧力制御、サプライポンプ10の吐出圧力制御、吸気絞り弁16を開閉するアクチュエータ17の駆動量制御、EGR弁15の開度制御等、エンジン1の各種制御が行われる。また、上記フィルタ32に捕集されたPMを燃焼させるフィルタの再生処理等といった各種の排気浄化制御も同制御装置25によって行われる。
上記フィルタ32の再生処理は、基本的に以下のようにして行われる。
まず、エンジン1の全燃焼室から排出されるPMの量であるPM排出量PMeが、予めの実験等を通じて設定されたマップ、例えば図2に示すように、燃料噴射弁4a〜4dの燃料噴射量Qと機関回転速度NEとをパラメータとするPM排出量算出マップに基づいて算出される。なお、同図2に示すように、機関回転速度NEが高いほど、あるいは燃料噴射量Qが多いほど、PM排出量PMeが多くなるように同PM排出量PMeは算出される。そして、このPM排出量PMeの算出が所定周期毎に繰り返し行われてその積算値が算出されることにより、フィルタ32に堆積したPM量であるPM堆積量PMsmが推定される。
そして、このように算出されたPM堆積量PMsmが、再生開始値PMstartに達すると、フィルタ32の再生処理が開始される。この再生処理では、上記燃料添加弁5による燃料添加が実行される。この燃料添加弁5から噴射された燃料は、酸化触媒31に達すると燃焼され、これにより排気温度の上昇が図られる。そして、酸化触媒31にて昇温された排気がフィルタ32に流入することにより、同フィルタ32は昇温され、これによりフィルタ32に堆積したPMが酸化処理されてフィルタ32の再生が図られる。
フィルタ32を昇温させることで減少するPMの量、すなわちフィルタ32の再生中におけるPM堆積量PMsmは次式(1)に基づいて推定される。

再生処理中のPMsm=再生処理開始時のPMsm+PMe−PMc …(1)
PMsm:PM堆積量
PMe:PM排出量
PMc:PM酸化量

上記PM酸化量PMcは、フィルタ32に捕集されたPMが燃焼処理される量である。このPM酸化量PMcは、予めの実験等を通じて設定されたマップ、例えば単位時間当たりのPMの酸化量を示す酸化速度マップ等に基づいて算出される。そして、PM酸化量PMc及びPM排出量PMeの算出が所定周期毎に繰り返し行われ、それらの算出に同期して上記式(1)によるPM堆積量PMsmの算出が行われることにより、再生処理中のPM堆積量PMsmが推定される。
このようにして推定される再生処理中のPM堆積量PMsmが十分に少なくなり、所定の再生終了値PMfを下回ると、フィルタ32の再生処理は終了される。これによりフィルタ32のPM堆積量PMsmは、再生終了値PMfに相当する規定量にまで減少される。
ところで、フィルタ32には、潤滑油に由来する成分であって上述した再生処理による燃焼が困難なアッシュが堆積していく。なお、このアッシュとしては、例えば潤滑油の添加剤等に含まれる成分(Zn、Ca、Mg、Na等の金属成分など)が挙げられる。このアッシュがフィルタ32に堆積するとPM酸化速度PMcsが変化するため、アッシュの影響を考慮しないでPM酸化速度PMcsを算出すると、その酸化速度の精度が低くなる。つまり実際のPMの酸化速度と上記酸化速度マップから求められるPM酸化速度PMcsとの乖離が大きくなる。このようにPM酸化速度PMcsの精度が低くなると、フィルタ32でのPM堆積量PMsmの推定精度が低下してしまう。このようにPM堆積量PMsmの推定精度が低下すると、再生終了値PMfに達する前に再生処理が完了されてしまい、再生処理完了時においてPMの燃え残りが生じてしまうおそれがある。
ここで、本発明者は、フィルタ32における粒子状物質の酸化速度、すなわちPM酸化速度PMcsは、フィルタ32におけるアッシュの堆積量よりも、フィルタ32に堆積したアッシュの厚さが大きく影響することを見出した。より具体的には、フィルタ32に堆積したアッシュの厚さが厚いほど、実際のPM酸化速度は低くなることを確認した。この現象が生じる理由は、現在のところ、次のように推測されている。すなわち、アッシュが厚くなるほど、フィルタ32に担持された触媒とPMとの接触面積が減少して触媒作用が低下していくため、PMの酸化速度は低下すると考えられる。
そこで、本実施形態では、フィルタ32に堆積したアッシュの厚さAtに基づいてPM酸化速度PMcsを可変設定することで、PM酸化速度PMcsをより精度よく算出するようにしている。
図3に、本実施形態におけるPM酸化速度PMcsの算出処理についてその手順を示す。なお、本処理は制御装置25によって所定周期毎に繰り返し実行される。
本処理が開始されるとまず、現在のアッシュ堆積量Asmが算出される(S100)。ここでのアッシュ堆積量Asmの算出は、次のように行われる。すなわちフィルタ32においてアッシュの堆積量が多くなるにつれて、差圧センサ34にて検出される圧力差ΔPは大きくなる。従って、圧力差ΔPに基づいてアッシュ堆積量Asmが推定される。
次に、フィルタ32に堆積したアッシュは、排気の流勢によって圧縮される。そのため、フィルタ32に堆積しているアッシュの密度、すなわち堆積密度Adは、排気の最大流量に基づいて算出可能である。そこで、ステップS100に続くステップS200では、機関運転中の排気の最大流量EXmaxに基づき、フィルタ32に堆積しているアッシュの密度である堆積密度Adが算出される(S200)。このステップS200では、図4に示すように、排気の最大流量EXmaxが大きいほど堆積密度Adは大きくなるように当該堆積密度Adは算出される。なお、排気の最大流量EXmaxとは、機関運転中における排気流量の最大値のことであり、機関運転中において随時更新される。また、排気流量は、吸入空気量や、機関負荷及び機関回転速度等に基づいて推定される。
次に、排気流量の変動量EXh及び変動回数Nに基づいてアッシュの壁面堆積割合Rが算出される(S300)。変動量EXhとは、排気流量の最大値と最小値との差の絶対値である。また、変動回数Nとは、排気流量の変動回数であり、より詳細には上記変動量EXhが所定値を超えて大きくなった回数である。これら変動量EXh及び変動回数Nは、フィルタ32の再生処理中に計測されて制御装置25の記憶装置に保存されており、本処理の実行時には制御装置25の記憶装置から読み込まれる。そして、アッシュの壁面堆積割合Rとは、フィルタ32でのアッシュの総堆積量(上記アッシュ堆積量Asm)に対して、フィルタ32の径方向の壁面に堆積したアッシュの量である壁面堆積量が占める割合である。この壁面堆積割合Rには、「0」から「1」の間の値が設定される。ちなみに、アッシュのすべてがフィルタ32の底面に堆積している場合には、壁面堆積割合R=「0」に設定される。また、アッシュのすべてがフィルタ32の径方向の壁面に堆積している場合には、壁面堆積割合R=「1」に設定される。
ステップS300の処理は、次の理由により行われる。
まず、フィルタ32には、当該フィルタ32の径方向の壁面と同フィルタ32の排気下流側の底面とにアッシュが堆積する。ここで、PMは、フィルタ32の排気下流側の底面よりも当該フィルタ32の径方向の壁面により多く捕集されるため、フィルタ32の径方向の壁面におけるPM酸化速度PMcsの算出を精度よく行うことが望ましい。
そこで、ステップS300では、まず、アッシュ堆積量Asmに占めるアッシュの壁面堆積量の割合を求めるようにしている。
ここで、フィルタ32の径方向の壁面に堆積したアッシュは、排気流量の変動によって壁面から剥離し、フィルタ32の排気下流側の底面にて再度捕集される。従って、排気流量の変動量EXhが大きいときほどフィルタ32の径方向の壁面に堆積したアッシュが剥離する量は多くなり、壁面に残るアッシュの堆積量は少なくなる。そこで、図5に示すように、排気流量の変動量EXhが大きいときほど壁面堆積割合Rは小さい値に設定される。
また、上述したように、フィルタ32の径方向の壁面に堆積したアッシュは、排気流量の変動によって壁面から剥離し、フィルタ32の排気下流側の底面にて再度捕集される。従って、排気流量の変動回数Nが多いときほど、フィルタ32の径方向の壁面に堆積したアッシュが剥離する量は多くなり、壁面に残るアッシュの堆積量は少なくなる。そこで、先の図5に示すように、排気流量の変動回数Nが多いときほど壁面堆積割合Rは小さい値に設定される。
このように壁面堆積割合Rは、排気流量の変動量EXh及び変動回数Nに基づいて可変設定される。
次に、アッシュ堆積量Asm、壁面堆積割合R、堆積密度Ad、及びフィルタ32の径方向におけるPMの捕集面積Sに基づき、フィルタ32の径方向の壁面に堆積したアッシュの厚さであるアッシュ厚さAtが算出される(S400)。ここでは、[アッシュの密度=アッシュの堆積量/(アッシュの捕集面積×アッシュの厚さ)]という関係式が成り立つため、この関係式を変形した次式(2)に基づいてアッシュ厚さAtが算出される。

At=(Asm×R)/(Ad×S) …(2)
At:アッシュ厚さ(mm)
Asm:アッシュ堆積量(g)
R:壁面堆積割合
(Asm×R):フィルタ32の径方向の壁面に堆積したアッシュの総量(g)
Ad:アッシュの堆積密度(g/mm^3)
S:フィルタ32の径方向におけるPMの捕集面積(mm^2)

次に、アッシュ厚さAt及びフィルタ32の床温Tに基づいてPM酸化速度PMcsが算出される(S500)。なお、床温Tは、フィルタ32に流入する排気温度を示す上記排気温度TEから推定される。そしてこのステップS500では、図6に示す酸化速度マップが参照される。この酸化速度マップに基づくPM酸化速度PMcsの算出は、床温Tが高いときほど同PM酸化速度PMcsが大きくなるように算出される。また、アッシュ厚さAtの値が所定の値に達するまでは、アッシュ厚さAtが大きくなるに伴ってPM酸化速度PMcsは低くなるように可変設定される。そして、アッシュ厚さAtの値が先の所定の値を超えると、アッシュ厚さAtの値に依らずPM酸化速度PMcsは一定の値に固定される。
こうしてPM酸化速度PMcsが算出されると本処理は一旦終了される。そして、本処理にて算出されたPM酸化速度PMcsを利用して、上記式(1)によるPM堆積量PMsmの推定が行われる。
次に、本実施形態の作用を説明する。
上述したように、本実施形態では、発明者の知見に基づき、PMの酸化速度に影響を与えるアッシュの堆積厚さ(アッシュ厚さAt)に基づいてPM酸化速度PMcsを設定するようにしている。そのため、当該PM酸化速度PMcsを精度よく算出することができる。このようにPM酸化速度PMcsの精度が向上すると、上記式(1)によるPM堆積量PMsmの推定精度も向上する。そして、PM堆積量PMsmの推定精度が向上することにより、再生処理の終了タイミングが適正化されるため、再生処理完了時においてPMの燃え残りが生じることを抑えることができる。
また、フィルタ32に堆積したアッシュは、排気の流勢によって圧縮される。そのため、フィルタ32に堆積しているアッシュの密度、すなわちアッシュの堆積密度は、排気の最大流量に基づいて算出可能である。そこで、排気の最大流量EXmaxに基づいてアッシュの堆積密度Adを算出するようにしている。そして、アッシュの堆積量を、堆積密度Adとフィルタ32の捕集面積とを乗算した値で除算するようにしており、これによりフィルタ32に堆積したアッシュの厚さを算出することができるようになる。そして、このときには、特に、フィルタ32の径方向の壁面に堆積したアッシュの量である壁面堆積量を算出するとともに、捕集面積としてフィルタ32の径方向における捕集面積Sを設定するようにしている。そのため、フィルタ32の径方向の壁面に堆積したアッシュの厚さを算出することが可能となる。そして、フィルタ32の径方向の壁面に堆積したアッシュの厚さに基づいてPM酸化速度PMcsが設定されるため、フィルタ32の径方向の壁面におけるPM酸化速度PMcsの算出を精度よく行うことができるようになる。
また、フィルタ32の径方向の壁面に堆積したアッシュは、排気流量の変動によって壁面から剥離し、フィルタ32の排気下流側の底面にて再度捕集される。従って、排気流量の変動量が大きいときほどフィルタ32の径方向の壁面に堆積したアッシュが剥離する量は多くなり、壁面に残るアッシュの堆積量は少なくなる。そこで、排気流量の変動量が大きいときほど上記壁面堆積割合Rが小さくなるように算出している。従って、アッシュの壁面堆積量を適切に推定することができる。
また、排気流量の変動回数が多いときほど、フィルタ32の径方向の壁面に堆積したアッシュが剥離する量は多くなり、壁面に残るアッシュの堆積量は少なくなる。そこで、排気流量の変動量EXhが所定値を超えた回数を計測し、その計測された回数が多いときほど上記壁面堆積割合Rが小さくなるように算出している。従って、これによってもアッシュの壁面堆積量を適切に推定することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば以下の効果を得ることができる。
(1)フィルタ32におけるPM酸化速度PMcsを、フィルタ32に堆積したアッシュの厚さに基づいて設定するようにしている。より詳細には、フィルタ32に堆積したアッシュの厚さが厚いほどPM酸化速度PMcsは低い速度となるように可変設定するようにしている。そのため、フィルタ32におけるPM酸化速度PMcsをより精度よく算出することができるようになる。
(2)PM酸化速度PMcsが精度よく算出されるため、PM堆積量PMsmの推定精度が向上する。そのため再生処理の完了時においてPMの燃え残りが生じることを抑えることができる。
(3)フィルタ32でのアッシュ堆積量Asmを算出するとともに、排気の最大流量EXmaxに基づいてアッシュの堆積密度Adを算出し、フィルタ32の捕集面積と堆積密度Adとを乗算した値でアッシュ堆積量Asmを除算するようにしている。そのため、フィルタ32に堆積したアッシュの厚さ(アッシュ厚さAt)を算出することが可能になる。特に、アッシュ堆積量Asmに壁面堆積割合Rを乗算してフィルタ32の径方向の壁面に堆積したアッシュの量である壁面堆積量を算出するとともに、フィルタ32の捕集面積としてフィルタ32の径方向における捕集面積Sを設定するようにしている。そのため、PMがより多く捕集されるフィルタ32の壁面におけるアッシュ厚さAtを算出することができ、これによりフィルタ32の径方向の壁面におけるPM酸化速度PMcsの算出を精度よく行うことができるようになる。
(4)排気流量の変動量EXhが大きいときほどアッシュの壁面堆積割合Rは小さい値となるように設定するようにしている。そしてこれにより、アッシュの壁面堆積量は、排気流量の変動量EXhが大きいときほど少なくなるように算出されるようにしている。従って、アッシュの壁面堆積量を適切に推定することができるようになる。
(5)排気流量の変動量EXhが所定値を超えた回数である変動回数Nを計測し、その計測された変動回数Nが多いときほどアッシュの壁面堆積割合Rは小さい値となるように設定するようにしている。そしてこれにより、アッシュの壁面堆積量は、排気流量の変動回数Nが多いときほど少なくなるように算出されるようにしている。従って、これによってもアッシュの壁面堆積量を適切に推定することができるようになる。
なお、上記実施形態は以下のように変更して実施することもできる。
・上記アッシュは、エンジン1の潤滑油に由来するものであり、その潤滑油の消費量が増大するほど、アッシュ堆積量Asmも増大する傾向がある。そこで、アッシュ堆積量Asmを潤滑油の消費量に基づいて算出するようにしてもよい。なお、潤滑油の消費量については、エンジン1のオイルパン内の潤滑油量を検出することで把握可能である。また、車両の総走行距離が大きくなるほど、それまでに消費された潤滑油の量も多くなるため、車両の総走行距離に基づいて潤滑油の消費量を推定することも可能である。また、内燃機関の総稼働時間が長くなるほど、それまでに消費された潤滑油の量も多くなるため、内燃機関の総稼働時間、あるいはその総稼働時間と相関関係にある燃料噴射量の積算値に基づいて潤滑油の消費量を推定することも可能である。この変形例のように、潤滑油の消費量に基づいてアッシュ堆積量Asmを算出する場合には、同消費量が多いほどアッシュ堆積量Asmが大きくなるように当該アッシュ堆積量Asmを算出することにより、同アッシュ堆積量Asmを適切に算出することができる。
・排気流量の変動量EXhと変動回数Nとに基づいて壁面堆積割合Rを設定するようにしたが、排気流量の変動量EXhのみ、あるいは変動回数Nのみに基づいて壁面堆積割合Rを設定するようにしてもよい。
・フィルタ32の径方向の壁面におけるアッシュ厚さAtを求めるようにしたが、この他、フィルタ32の排気下流側における底面でのアッシュ厚さAtを求め、その底面でのPM酸化速度PMcsを先の図6に示したマップ等に基づいて求めるようにしてもよい。この変形例では、上記式(2)における捕集面積Sとしてフィルタ32の排気下流側の底面の面積を設定するとともに、同式(2)の一部を変形した次式(3)に基づいて底面でのアッシュ厚さAtを算出することができる。

At=(Asm×(1−R))/(Ad×S) …(3)
At:底面のアッシュ厚さ(mm)
Asm:アッシュ堆積量(g)
R:壁面堆積割合
(Asm×(1−R):フィルタ32の底面に堆積したアッシュの総量(g)
Ad:アッシュの堆積密度(g/mm^3)
S:フィルタ32の底面におけるPMの捕集面積(mm^2)

この変形例によれば、フィルタ32の底面におけるPM酸化速度PMcsの推定精度を高めることができる。
・上記実施形態では、フィルタ32の径方向の壁面におけるアッシュ厚さAtを求めるようにしたが、フィルタ32内のアッシュ厚さAtの平均値を求め、この平均値と先の図6に示したマップ等に基づいてフィルタ32での平均的なPM酸化速度PMcsを求めるようにしてもよい。この変形例では、上記式(2)における捕集面積Sとしてフィルタ32内の全捕集面積を設定するとともに、同式(2)の一部を変形した次式(4)に基づいてフィルタ32内のアッシュ厚さAtの平均値を算出することができる。

At=Asm/(Ad×S) …(4)
At:アッシュ厚さの平均値(mm)
Asm:アッシュ堆積量(g)
Ad:アッシュの堆積密度(g/mm^3)
S:フィルタ32におけるPMの全捕集面積(mm^2)

・フィルタ32の昇温を図るための燃料を燃料添加弁5から供給するようにした。この他、燃料噴射弁4a〜4dによるポスト噴射(メイン噴射の実行時期から遅れた時期に再度行われる燃料噴射)を実行することで、フィルタ32の昇温を図るようにしてもよい。また、燃料添加弁5による燃料供給とポスト噴射による燃料供給と併用するようにしてもよい。
・上記添加剤はエンジン1の燃料であったが、これと同様な作用が得られる添加剤であればどのようなものでもよい。
・コンバータ30内に配設される触媒やフィルタの数は任意にすることができる。例えば、フィルタ32のみを備えており、同フィルタ32上で燃料を酸化させることにより当該フィルタ32の温度を上昇させる排気浄化装置にも、本発明は同様に適用することができる。
・上記エンジン1は、直列4気筒の内燃機関であったが、その他の気筒数や気筒配列を備える内燃機関の排気浄化装置にも、本発明は同様に適用することができる。
1…エンジン、2…シリンダヘッド、3…吸気通路、4a〜4d…燃料噴射弁、5…燃料添加弁、6a〜6d…排気ポート、7…インテークマニホールド、8…エキゾーストマニホール、9…コモンレール、10…サプライポンプ、11…ターボチャージャ、13…EGR通路、14…EGRクーラ、15…EGR弁、16…吸気絞り弁、17…アクチュエータ、18…インタークーラ、19…エアフロメータ、20…絞り弁開度センサ、23…機関回転速度センサ、24…アクセルセンサ、25…制御装置、26…排気通路、27…燃料供給管、30…コンバータ、31…酸化触媒、32…フィルタ、33…排気温度センサ、34…差圧センサ。

Claims (7)

  1. 排気中の粒子状物質を捕集するフィルタを備え、同フィルタの再生処理を行う内燃機関の排気浄化装置であって、
    前記フィルタにおける前記粒子状物質の酸化速度を前記フィルタに堆積したアッシュの厚さに基づいて設定する
    ことを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
  2. 前記フィルタに堆積したアッシュの厚さが厚いほど前記酸化速度は低い速度となるように可変設定される
    請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  3. 前記フィルタでのアッシュの堆積量を算出するとともに、排気の最大流量に基づいてアッシュの堆積密度を算出し、前記フィルタの捕集面積と前記堆積密度とを乗算した値で前記堆積量を除算することにより、前記フィルタに堆積したアッシュの厚さを算出する
    請求項1又は2に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  4. 前記堆積量として、前記フィルタの径方向の壁面に堆積したアッシュの量である壁面堆積量を算出するとともに、前記捕集面積として前記フィルタの径方向における捕集面積が設定される
    請求項3に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  5. 前記壁面堆積量は、排気流量の変動量が大きいときほど少なくなるように算出される
    請求項4に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  6. 排気流量の変動量が所定値を超えた回数を計測し、その計測された回数が多いときほど前記壁面堆積量は少なくなるように算出される
    請求項4に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  7. 前記フィルタでのアッシュの総堆積量に占める前記壁面への堆積量の割合を算出し、この算出された割合に基づいて前記壁面堆積量が算出される
    請求項4〜6のいずれか1項に記載の内燃機関の排気浄化装置。
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