JP2013007936A - 一眼レフカメラのミラー衝撃緩和機構 - Google Patents

一眼レフカメラのミラー衝撃緩和機構 Download PDF

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Abstract

【課題】部品点数が少なく構造が簡単で、カメラの小型化やコストダウンに寄与する可動ミラー衝撃緩和機構を提供する。
【解決手段】ファインダ導光位置と退避位置との間で回動可能に支持された可動ミラー;衝撃吸収開始位置と終了位置との間を可動にかつ該開始位置側に移動付勢されて支持され、上記退避位置に移動する可動ミラーによって衝撃吸収開始位置から終了位置に移動させられる緩衝部材;及び緩衝部材を、可動ミラーの動作とは独立して、該可動ミラーがファインダ導光位置にあるときに衝撃吸収終了位置に保持し、可動ミラーが退避位置への移動動作を開始した後、上記衝撃吸収開始位置に移動させる緩衝部材位置制御機構;を有する一眼レフカメラのミラー衝撃緩和機構。
【選択図】図7

Description

本発明は、一眼レフカメラに設けられる可動ミラーの衝撃緩和機構に関する。
一眼レフカメラの内部には、撮影光路上に挿入されて被写体光をファインダ光学系へ反射させるファインダ導光位置(ダウン位置)と、撮影光路から退避して被写体光をシャッタ側へ通過させる退避位置(アップ位置)に昇降回動可能な可動ミラー(クイックリターンミラー)が設けられている。
可動ミラーはミラーボックス内に設けた位置決め部材に当接して回動が規制されるが、位置決め部材に当接するときの衝撃でバウンド(振動)を生ずる。特に可動ミラーが導光位置でバウンドすると、ファインダの観察像が安定せず観察性能に悪影響を及ぼす。また、可動ミラーを用いて測距用のセンサや測光用のセンサに被写体光を導く構造のカメラでは、可動ミラーがバウンドしている間は正確な測距や測光を行うことができず、連写性能が制限される。このため従来、特に可動ミラーの導光位置への回動時の衝撃を吸収してバウンドを抑制させる衝撃吸収機構が多数提案されてきた。
特公平2-8295号公報
一方、可動ミラーの衝撃は、可動ミラーが退避位置へ回動したときにも生ずる。特許文献1のミラー上昇ブレーキ機構は、可動ミラー保持枠の揺動軸回りに、該ミラー保持枠と一体に回転するギヤを設け、このギヤに噛み合うギヤ列の最終段にブレーキドラムを設けている。そして、このブレーキドラムに接離するブレーキレバーを、ミラーが退避位置へ達する直前に、カムによってタイミングを制御して接触させることで、ブレーキを掛けていた。しかし、このミラー上昇ブレーキ機構は、中判カメラ用に開発されたものであり、スペース、コストともに不利であった。また、可動ミラーの揺動軸回りでブレーキを掛けているため、十分なブレーキ力を得るためにブレーキドラムを必要としていた。
本発明は、以上の問題点を解決すべくなされたものであり、特に可動ミラーが退避位置側の回動端に達するときの衝撃を緩和する緩和機構を、部品点数が少なく、構造が簡単で、カメラの小型化、コストダウンに寄与する態様で提供することを目的とする。
本発明は、撮影光路上に位置して被写体光を観察光学系に反射させるファインダ導光位置と、撮影光路から退避して被写体光を撮像用受光媒体側に通過させる退避位置との間で回動可能に支持された可動ミラー;衝撃吸収開始位置と終了位置との間を可動にかつ該開始位置側に移動付勢されて支持され、上記退避位置に移動する可動ミラーによって衝撃吸収開始位置から終了位置に移動させられる緩衝部材;及び上記緩衝部材を、可動ミラーの動作とは独立して、該可動ミラーがファインダ導光位置にあるときに衝撃吸収終了位置に保持し、可動ミラーが退避位置への移動動作を開始した後、上記衝撃吸収開始位置に移動させる緩衝部材位置制御機構;を備えたことに特徴を有する。
本発明の一眼レフカメラのミラー衝撃緩和機構にあっては、上記緩衝部材を、上記可動ミラーの保持枠の自由端部側に直接作用させることができる。
上記緩衝部材位置制御機構は、可動ミラーを駆動するリンク機構に設けることができる。
本発明の一眼レフカメラのミラー衝撃緩和機構において、上記リンク機構は、ミラー駆動カムギヤと、このミラー駆動カムギヤの回転に伴い回転駆動されるミラー駆動レバーとを備え、上記ミラー駆動レバーが上記緩衝部材を衝撃吸収終了位置から開始位置に移動させる構成が実際的である。
本発明の一眼レフカメラのミラー衝撃緩和機構において、上記緩衝部材と、上記ミラー駆動カムギヤ及びミラー駆動レバーは、上記可動ミラーの両側壁のうちの同一の側壁に配設することが好ましい。
上記緩衝部材は、上記可動ミラーがファインダ導光位置に復帰するとき、該緩衝部材を衝撃吸収開始位置側に付勢する付勢手段に抗して、衝撃吸収終了位置に移動させられる構成が実際的である。
本発明の一眼レフカメラのミラー衝撃緩和機構によれば、少ない部品点数、簡単な構造で、特に可動ミラーが退避位置側の回動端に達するときの衝撃を緩和することができ、カメラの小型化、コストダウンに寄与することができる。
本発明による一眼レフカメラのミラー衝撃緩和機構の一実施形態を示す、ミラーダウン状態でのミラーボックス周りの斜視図である。 ミラーダウン状態での可動ミラー、ミラー駆動カムギヤ、ミラー駆動レバー及び緩衝ピンの関係を示す斜視図である。 図2からミラー駆動カムギヤを除いて描いた斜視図である。 図3の正面図である。 (A)は、ミラーアップ状態でミラーボックス側面図、(B)は(A)のVB−VB線に沿う断面図である。 (A)、(B)は、ミラーアップ状態とミラーダウン状態でのミラー駆動カムギヤとミラー駆動レバーの位置関係を示す側面図である。 (A)、(B)、(C)、(D)は、本実施形態のミラー衝撃緩和機構の動作シーケンスを示す側面図である。
図は、本発明による一眼レフカメラの可動ミラーの衝撃緩和機構の一実施形態を示している。図1は、カメラボディ内に配置されるミラーボックス10を示しており、このミラーボックス10の前端部には、撮影レンズを着脱するレンズマウントリング(不図示)の取付部12が一体に設けられている。
ミラーボックス10内には可動ミラー(クイックリターンミラー)15が設けられている。可動ミラー15は、ミラー保持枠16に支持されており、ミラー保持枠16の両側に突出する一対のミラー保持枠ヒンジ16x(図2ないし図4)がミラーボックス10の左右の両側壁に軸支されている。可動ミラー15の後方には、周知のように、フォーカルプレーンシャッタ及び撮像用受光媒体(イメージセンサ、撮影フィルム)(図示せず)が位置する。
可動ミラー15は、ミラー保持枠ヒンジ16xを軸として、レンズ鏡筒内の撮影レンズからイメージセンサに至る撮影光路上に約45度の角度で斜設されるダウン位置(被写体光を観察光学系に反射させるファインダ導光位置:図1ないし図4、図7(A))と、撮影光路から上方に退避したアップ位置(被写体光を撮像用受光媒体側に通過させる退避位置:図7(D))の間で往復回動される。
ミラーボックス10の両側壁のうちの一方(図1の左方)の側壁10aには、可動ミラー15を駆動するためのリンク機構(ミラー駆動リンク機構)が支持されている。このリンク機構は、ピニオンギヤ(駆動モータ)20(図1)が一方向に回転するときミラー駆動レバー21を回動させて可動ミラー15をダウン位置とアップ位置との間で往復回動させるものである。可動ミラー15(ミラー保持枠16)のダウン位置は、ミラーボックス10の側壁10aに設けたミラー45°調整ピン18によって調整できる。
ミラー駆動レバー21は、ミラーボックス10の側壁10a上のレバー軸10cに枢着されており、このレバー軸10cには、ミラー駆動ばね(トーションばね)22のコイル部22aが同軸に支持されている。ミラー駆動ばね22の一対の脚部22b、22cのうちの一方の脚部22bは、ミラー駆動レバー21のばね受け部21bに掛けられ、他方の脚部22cは、ミラーボックス10の側壁10a上のばね受けダボ10g(図1、図5(A))に掛け止められていて、該ミラー駆動レバー21を図の反時計方向(ミラーダウン方向)に回動付勢している。
このミラー駆動レバー21は、ミラー保持枠ヒンジ16x側に延びる強制アーム21aを備えており、ミラー保持枠16の側部には、この強制アーム21aに当接係合するばね受けダボ16aが突出形成されている(図7)。ミラー駆動レバー21上(裏面)には、ばね軸21xが設けられ、このばね軸21xにミラーアップばね17のコイル部17aが支持されている。ミラーアップばね17の一方の脚部17bは、強制アーム21aとの間にばね受けダボ16aを挟むように、該ばね受けダボ16aに係合しており、他方の脚部17cは、ミラー駆動レバー21上に支持されている。このミラーアップばね17により、ばね受けダボ16a(ミラー保持枠16)は、常時ミラー駆動レバー21の強制アーム21aと一緒に移動する。
ミラー駆動レバー21には、制御突起21cが一体に設けられており、この制御突起21cは、ミラー駆動カムギヤ23のミラーアップカム23aと係合する(図6)。ミラー駆動カムギヤ23は、ピニオン20の回転を受ける減速ギヤ列24(図1)によって、シャッタレリーズ時に、図1、図2、図5(A)及び図6においてギヤ軸10dを中心に反時計方向に1回転する。ミラー駆動カムギヤ23が反時計方向に1回転すると、その回転の前期ではミラーアップカム23aが制御突起21cを介してミラー駆動レバー21をレバー軸10c回りに時計方向に回動させ、このミラー駆動レバー21の時計回り方向への回動に伴い、ミラーアップばね17の脚部17bがばね受けダボ16aを介してミラー保持枠16(可動ミラー15)をアップ方向へ回動させる(図6(B))。そして、ミラー駆動カムギヤ23の1回転の後期では、ミラーアップカム23aが制御突起21cを乗り越える結果、ミラー駆動ばね22の力によりミラー駆動レバー21がレバー軸10cを中心に反時計方向に回動し、強制アーム21aがばね受けダボ16aを押して、ミラー保持枠16(可動ミラー15)をダウン位置に復帰させる。以上が通常のアップダウン動作である。
本実施形態の可動ミラー衝撃吸収機構は、以上のようにダウン位置とアップ位置との間を往復移動する可動ミラー15(ミラー保持枠16)に直接作用して、特に可動ミラー15がアップ位置側の回動端に達するときの衝撃を緩和するものである。
ミラーボックス10には、側壁10a(ミラー駆動レバー21及びその駆動系を支持した壁)側に位置させて、緩衝ピン(アップ緩衝ピン)30が上下方向に、すなわち、衝撃吸収開始位置(図7(B)、(C))と、衝撃吸収終了位置(図7(A)、(D))との間を移動可能に支持されている。この緩衝ピン30は、その下端部が、アップ位置近傍に移動してきたミラー保持枠16の側部の自由端部側(ミラー保持枠ヒンジ16xから可及的に離れた側)の上面と当接(接触)して押し上げられる態様で支持されており、上端部にはフランジ30aが形成されている。
ミラーボックス10には、この緩衝ピン30のフランジ30aに作用して、該緩衝ピン30を下降方向に移動付勢する緩衝ピン付勢ばね(トーションばね)31が支持されている。この緩衝ピン付勢ばね31は、そのコイル部31aを側壁10a上のばね軸10e(図1、図5(A))に支持し、一対の脚部31b、31cの一方の脚部31bを側壁10a上のばね受け10f(同)に掛け止め、他方の脚部31cをフランジ30aの上側に作用させている。
ミラー駆動レバー21には、緩衝ピン制御腕21dが一体に形成されており、この緩衝ピン制御腕21dは、可動ミラー15(ミラー保持枠16)のダウン位置において緩衝ピン30のフランジ30aの下側に作用して緩衝ピン付勢ばね31を撓ませ、緩衝ピン30を衝撃吸収終了位置(図7(A)、(D))に保持する。緩衝ピン制御腕21dとフランジ30aの間には、運動伝達部材としてのスライド板33(図2ないし図5(B)、図7)が介在している。一方、シャッタレリーズ時にミラー駆動カムギヤ23が反時計方向に回動を開始すると、ミラー駆動レバー21の緩衝ピン制御腕21dはフランジ30aから離間する方向に回動し、その結果、緩衝ピン30は、緩衝ピン付勢ばね31の力により、衝撃吸収開始位置に移動する(下降する)。この下降端は、スライド板33を介してフランジ30aがミラーボックス10の一部に当接する位置で規制される(図5(B))。以上のミラー駆動レバー21(緩衝ピン制御腕21d)は、緩衝ピン30を、可動ミラー15の動作とは独立して、該可動ミラー15がファインダ導光位置にあるときに衝撃吸収終了位置に保持し、可動ミラー15が退避位置への移動動作を開始した後、衝撃吸収開始位置に移動させる緩衝部材位置制御機構を構成している。
つまり、緩衝ピン30の衝撃吸収終了位置から衝撃吸収開始位置への移動(緩衝ピン30の緩衝ピン付勢ばね31の力に従う下降)は、可動ミラー15(ミラー保持枠16)の移動動作とは無関係に、ミラー駆動レバー21によって行われる。これに対し、緩衝ピン30の衝撃吸収開始位置から終了位置への移動(緩衝ピン30の緩衝ピン付勢ばね31の力に抗する上昇)は、可動ミラー15(ミラー保持枠16)によって行われ、この過程でミラーアップ動作に緩衝作用が与えられる。なお、ミラーボックス10には、可動ミラー15(ミラー保持枠16)がアップ位置に達したとき、該可動ミラー15(ミラー保持枠16)により弾性変形して衝撃を吸収する別の部材として、緩衝材(スポンジ様体)34が設けられている(図2ないし図5)。
図7(A)、(B)、(C)、(D)は、以上のミラー衝撃緩和機構の動作を時系列で描いたものである。同図(A)は、ミラーダウン状態を示しており、緩衝ピン30はミラー駆動レバー21の緩衝ピン制御腕21dにより衝撃吸収終了位置にある。緩衝ピン30は下方への突出量は最低に抑えられており、レンズを外した状態において、レンズマウント(レンズマウントリングの取付部12)から露見することがなく(露見しないように配置することができ)、誤って手が触れて破損するおそれがない。
図7(A)の状態において、シャッタがレリーズされてミラー駆動カムギヤ23が1回転すると、前述のように、その回転の初期においてミラーアップカム23aと制御突起21cを介してミラー駆動レバー21がミラーアップ方向に回動し、緩衝ピン30が緩衝ピン付勢ばね31の力により下降して、衝撃吸収開始位置に移動する(同図(B))。このとき、可動ミラー15(ミラー保持枠16)は上昇運動中であり、まだ緩衝ピン30に接触していない。ミラー駆動カムギヤ23(ミラー駆動レバー21)がさらにミラーアップ方向に回動し、可動ミラー15(ミラー保持枠16)が上昇してそのアップ回動端近傍に達すると、ミラー保持枠16の側部の自由端部近傍が緩衝ピン30に接触する(同図(C))。この位置が衝撃吸収開始位置である。その後、可動ミラー15(ミラー保持枠16)がアップ方向にさらに回動すると、ミラー保持枠16が緩衝ピン付勢ばね31を撓ませながら緩衝ピン30を押して上方に変位させ、やがて緩衝ピン30は、緩衝ピン付勢ばね31を最大に撓ませた衝撃吸収終了位置に移動する(同図(D))。すなわち、図7の(C)から(D)の区間において、可動ミラー15(ミラー保持枠16)の衝撃が緩和される。
ミラー駆動カムギヤ23がさらに回動すると、前述のように、ミラーアップカム23aがミラー駆動レバー21の制御突起21cから離れ、可動ミラー15(ミラー保持枠16)は、ミラー駆動ばね22の力によりダウン位置に移動する。このダウン位置への移動の終期においては、ミラー駆動レバー21の緩衝ピン制御腕21dが再び緩衝ピン付勢ばね31の力に抗して緩衝ピン30を押し上げる(図7(A))。このため、アップ位置だけでなく、ダウン位置においても、可動ミラー15(ミラー保持枠16)の緩衝作用を得ることができる。
以上の実施形態では、ミラー駆動レバー21、ミラー駆動ばね22、ミラー駆動カムギヤ23、減速ギヤ列24、緩衝ピン30及び緩衝ピン付勢ばね31をミラーボックス10の一方の側壁10aに設けているため、可動ミラー15(ミラー保持枠16)に捩り力が作用しないという利点がある。しかし、緩衝ピン30と緩衝ピン付勢ばね31を、ミラー駆動レバー21、ミラー駆動ばね22、ミラー駆動カムギヤ23及び減速ギヤ列24を設けるミラーボックス10の側壁とは別の側壁に分散させて設け、両者を連動させることも可能である。
また、以上の実施形態では、可動ミラー15(ミラー保持枠16)の動作とは独立して、緩衝ピン30の位置を制御する緩衝部材位置制御機構を、ミラー駆動カムギヤ23によって駆動されるミラー駆動レバー21に設けたが、ミラー駆動カムギヤ23及びミラー駆動レバー21とは、別系統の機構として設けてもよい。
さらに、緩衝ピン30を付勢する緩衝ピン付勢ばね31は、トーションばねから構成したが、コイルばね、板ばね等の他のばね形状も勿論採用できる。
以上の実施形態では、ミラー駆動レバー21の緩衝ピン制御腕21dの動きをスライド板33を介して緩衝ピン30に伝達しているため、ミラー駆動レバー21と緩衝ピン30の配置位置に自由度が得られるが、緩衝ピン制御腕21dを直接緩衝ピン30に作用させることも可能である。
10 ミラーボックス
10a 側壁
10c レバー軸
10e ばね軸
10f ばね受け
10g ばね受けダボ
12 レンズマウントリング取付部
15 可動ミラー
16 ミラー保持枠
16x ミラー保持枠ヒンジ
16a ばね受けダボ
17 ミラーアップばね
17a コイル部
17b 17c 脚部
20 ピニオン(駆動モータ)
21 ミラー駆動レバー
21a 強制アーム
21b ばね受け部
21c 制御突起
21d 緩衝ピン制御腕
21x ばね軸
22 ミラー駆動ばね
22a コイル部
22b 22c 脚部
23 ミラー駆動カムギヤ
23a ミラーアップカム
24 減速ギヤ列
30 緩衝ピン(緩衝部材)
30a フランジ
31 緩衝ピン付勢ばね
31a コイル部
31b 31c 脚部
33 スライド板

Claims (6)

  1. 撮影光路上に位置して被写体光を観察光学系に反射させるファインダ導光位置と、撮影光路から退避して被写体光を撮像用受光媒体側に通過させる退避位置との間で回動可能に支持された可動ミラー;
    衝撃吸収開始位置と終了位置との間を可動にかつ該開始位置側に移動付勢されて支持され、上記退避位置に移動する可動ミラーによって衝撃吸収開始位置から終了位置に移動させられる緩衝部材;及び
    上記緩衝部材を、可動ミラーの動作とは独立して、該可動ミラーがファインダ導光位置にあるときに衝撃吸収終了位置に保持し、可動ミラーが退避位置への移動動作を開始した後、上記衝撃吸収開始位置に移動させる緩衝部材位置制御機構;
    を有することを特徴とする一眼レフカメラのミラー衝撃緩和機構。
  2. 請求項1記載のミラー衝撃緩和機構において、上記緩衝部材は、上記可動ミラーの保持枠の自由端部側に直接作用する一眼レフカメラのミラー衝撃緩和機構。
  3. 請求項1または2記載のミラー衝撃緩和機構において、上記緩衝部材位置制御機構は、可動ミラーを駆動するリンク機構に設けられている一眼レフカメラのミラー衝撃緩和機構。
  4. 請求項3記載のミラー衝撃緩和機構において、上記リンク機構は、ミラー駆動カムギヤと、このミラー駆動カムギヤの回転に伴い回転駆動されるミラー駆動レバーとを備え、上記ミラー駆動レバーが上記緩衝部材を衝撃吸収終了位置から開始位置に移動させる一眼レフカメラのミラー衝撃緩和機構。
  5. 請求項4記載のミラー衝撃緩和機構において、上記緩衝部材と、上記ミラー駆動カムギヤ及びミラー駆動レバーは、上記可動ミラーの両側壁のうちの同一の側壁に配設されている一眼レフカメラのミラー衝撃緩和機構。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項記載のミラー衝撃緩和機構において、上記緩衝部材は、上記可動ミラーがファインダ導光位置に復帰するとき、該緩衝部材を衝撃吸収開始位置側に付勢する付勢手段に抗して、衝撃吸収終了位置に移動させられる一眼レフカメラのミラー衝撃緩和機構。
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