JP2013006749A - 化学強化用フロートガラス - Google Patents
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Abstract
【解決手段】フロート法により成形され、成形時に溶融金属と接するボトム面と、ボトム面に対向するトップ面とを有し、化学強化により圧縮応力層が形成される化学強化用フロートガラスであって、ボトム面側が凸となるように反っている。
【選択図】図4
Description
(1).フロート法により成形され、成形時に溶融金属と接するボトム面と、該ボトム面に対向するトップ面とを有し、化学強化により圧縮応力層が形成される化学強化用フロートガラスであって、
ボトム面側が凸となるように反っていることを特徴とする化学強化用フロートガラス。
(2).フロート法により成形され、成形時に溶融金属と接するボトム面と、該ボトム面に対向するトップ面とを有し、化学強化により圧縮応力層が形成される化学強化用フロートガラスの製造方法であって、
徐冷炉内において、ガラスリボンのボトム面側が凸となるように形成することを特徴とする化学強化用フロートガラスの製造方法。
(3).ボトム面側が凸となるように反っている化学強化用フロートガラスを化学強化して表面に圧縮応力層を形成することを特徴とする化学強化ガラスの製造方法。
(4).圧縮応力層の深さが15μm以上である(3)に記載の化学強化ガラスの製造方法。
図1は、カバーガラスが配置されたディスプレイ装置の断面図である。なお、以下の説明において、前後左右は図中の矢印の向きを基準とする。
ガラス製造装置50は、ガラスの原料を溶解する溶解炉51と、溶解された溶融ガラスを溶融錫上に浮かせて平坦なガラスリボンを成形するフロートバス52と、リフトアウトローラー53によってガラスリボンをフロートバス52から引き出した後に、ガラスリボンの温度を徐々に下げることで徐冷する徐冷炉54と、を備えて構成される。
(1)1つ目の方法としては、図3(a)に示すように、徐冷炉54内の搬送ローラー55の外周面を中央で最小径となり両端部が最大径となるように凹状に湾曲させる。これにより、搬送されるガラスリボンが搬送ローラー55の外周面に沿ってボトム面側に凸となる。
(2)2つ目の方法としては、図3(b)に示すように、徐冷炉54内の一様径を有する搬送ローラー55の剛性を低くすることにより、両端支持された搬送ローラー55が重力方向下方に自重で凹状にたわむ。これにより、搬送されるガラスリボンが搬送ローラー55の外周面に沿ってボトム面側が凸となる。搬送ローラー55の剛性を低くするためには、軸を小径化すること等が考えられる。
(3)3つ目の方法としては、徐冷点から歪点までの温度域において、ボトム面に対しトップ面が高温となるように温度制御する。これにより、室温付近まで冷却したガラスリボンは、ボトム面側が凸となる。これは、徐冷炉54内における徐冷点から歪点までの温度域でより膨張した面が、冷却後に収縮するというガラスの特性を利用したものである。
(i)モル%で表示した組成で、SiO2を50〜80%、Al2O3を2〜25%、Li2Oを0〜10%、Na2Oを0〜18%、K2Oを0〜10%、MgOを0〜15%、CaOを0〜5%およびZrO2を0〜5%を含むガラス
(ii)モル%で表示した組成が、SiO2を50〜74%、Al2O3を1〜10%、Na2Oを6〜14%、K2Oを3〜11%、MgOを2〜15%、CaOを0〜6%およびZrO2を0〜5%含有し、SiO2およびAl2O3の含有量の合計が75%以下、Na2OおよびK2Oの含有量の合計が12〜25%、MgOおよびCaOの含有量の合計が7〜15%であるガラス
(iii)モル%で表示した組成が、SiO2を68〜80%、Al2O3を4〜10%、Na2Oを5〜15%、K2Oを0〜1%、MgOを4〜15%およびZrO2を0〜1%含有するガラス
(iv)モル%で表示した組成が、SiO2を67〜75%、Al2O3を0〜4%、Na2Oを7〜15%、K2Oを1〜9%、MgOを6〜14%およびZrO2を0〜1.5%含有し、SiO2およびAl2O3の含有量の合計が71〜75%、Na2OおよびK2Oの含有量の合計が12〜20%であり、CaOを含有する場合その含有量が1%未満であるガラス
また、このように化学強化前の化学強化用フロートガラス1をボトム面側が凸となるように形成しておくことで、化学強化による実際の反りも小さくできることが実験的に確認された。
フロート法で、厚さ:1.1mm、サイズ:100mm×100mmの実施例1〜4及び比較例1〜4の8種の化学強化用フロートガラス(モル%で表示した組成は、SiO2:64%、Al2O3:7%、Na2O:13%、K2O:4%、MgO:11%、ZrO2:1%。)を製造し、435℃の硝酸カリウム(KNO3)溶融塩に4hr浸漬させることで化学強化を行った。
表1及び図4から、実施例1〜4及び比較例1〜4で、いずれも化学強化することによりトップ面側に凸となるように変形することが見受けられるが、実施例1〜4で化学強化前の高低差をボトム面側に凸とすることにより、化学強化による反りとの相殺がなされ化学強化後の反りが小さくなった。比較例1〜4では、化学強化前の反りに加えて化学強化による反りで、化学強化後の反りが100μmとなり、サンプルの長辺(100mm)の0.1%である100μmを超える結果となった。
2 ボトム面
3 トップ面
10 ディスプレイ装置
15 筐体
20 表示パネル
30 カバーガラス
50 ガラス製造装置
51 溶解炉
52 フロートバス
53 リフトアウトローラー
54 徐冷炉
55 搬送ローラー
56 加熱手段
Claims (4)
- フロート法により成形され、成形時に溶融金属と接するボトム面と、該ボトム面に対向するトップ面とを有し、化学強化により圧縮応力層が形成される化学強化用フロートガラスであって、
ボトム面側が凸となるように反っていることを特徴とする化学強化用フロートガラス。 - フロート法により成形され、成形時に溶融金属と接するボトム面と、該ボトム面に対向するトップ面とを有し、化学強化により圧縮応力層が形成される化学強化用フロートガラスの製造方法であって、
徐冷炉内において、ガラスリボンのボトム面側が凸となるように形成することを特徴とする化学強化用フロートガラスの製造方法。 - ボトム面側が凸となるように反っている化学強化用フロートガラスを化学強化して表面に圧縮応力層を形成することを特徴とする化学強化ガラスの製造方法。
- 圧縮応力層の深さが15μm以上である請求項3に記載の化学強化ガラスの製造方法。
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2011
- 2011-06-27 JP JP2011141831A patent/JP2013006749A/ja not_active Withdrawn
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