JP2013002663A - 冷蔵庫 - Google Patents

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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

【課題】ファン上方の空間の流れを整流化するための部品の設置に係り、ファン風量の効率向上、省エネルギー性の向上した冷蔵庫を得ることを目的とする。
【解決手段】ファンカバーの開口に設けられ送風を制御するダンパと、庫内ファンの前方に位置する冷凍温度帯室又は冷蔵温度帯室に冷気を吹き出す吹き出し口と、ファンカバーの前方を覆うように設けられて開口から吹き出し口に冷気を送風するダクトと、を備えた冷蔵庫において、庫内ファンを支持するファンホールドを備え、このファンホールド上部には庫内ファン前面に向かって凸状空間が形成され、この凸状空間の上面には長方形状孔が形成されて、凸状空間側から長方形状孔に挿入される断面L字型の部材を有し、この断面L字型の部材は、座部と突起部とを有し、座部が凸状空間前縁に嵌め込まれて固定されて、突起部はファンホールド前面を上方に延長した位置であって、凸状空間に突き出すように配置する。
【選択図】 図11

Description

本発明は、冷蔵庫に関する。
冷却器によって冷蔵温度帯室と冷凍温度帯室を冷却する蒸気圧縮式冷蔵庫であって、送風を制御すべくダンパを備えた冷蔵庫としては、例えば、特許文献1に記載のものがある。
特許文献1に記載の冷蔵庫は、冷蔵庫本体に区画形成された冷凍温度帯室及び冷蔵温度帯室と、前記冷凍温度帯室及び前記冷蔵温度帯室を冷却する冷気が熱交換される冷却器と、前記冷却器が設けられる冷却器収納室と、前記冷却器で熱交換された冷気を前記冷凍温度帯室及び前記冷蔵温度帯室に送風する庫内ファンと、該庫内ファンの前方を覆うように設けられ前記冷凍温度帯室又は前記冷蔵温度帯室と連通する開口を有するファンカバーと、該ファンカバーの開口に設けられ送風を制御するダンパと、前記庫内ファンの前方に位置する前記冷凍温度帯室又は前記冷蔵温度帯室に冷気を吹き出す吹き出し口と、前記ファンカバーの前方を覆うように設けられて前記開口から前記吹き出し口に冷気を送風するダクトと、を備えることで内容積効率や省エネルギー性が向上するとされている。
特開2011−58687号公報
しかしながら、特許文献1に記載の冷蔵庫は、ファンカバーの開口に設けられ送風を制御するダンパの開閉空間を考慮した流路を確保するため、ファン上方の空間を広く設け、ダンパの開閉のために、ファンからの通風抵抗が大きくなることを防ぐ構造としているが、風の流れにおいては、更に、渦が大きく発生し、冷蔵室,冷凍室に送風する冷気の流れに対しての抵抗となり、風量の低下,風量分配の悪化,省エネルギー性の悪化といった、さまざまな問題が生じていた。
本発明は以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、ファン上方の空間の流れを整流化するための部品の設置に係り、ファン風量の効率向上,省エネルギー性の向上した冷蔵庫を得ることを目的とする。
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、冷蔵庫本体に区画形成された冷凍温度帯室及び冷蔵温度帯室と、前記冷凍温度帯室及び前記冷蔵温度帯室を冷却する冷気が熱交換される冷却器と、前記冷却器が設けられる冷却器収納室と、前記冷却器で熱交換された冷気を前記冷凍温度帯室及び前記冷蔵温度帯室に送風する庫内ファンと、該庫内ファンの前方を覆うように設けられ前記冷凍温度帯室又は前記冷蔵温度帯室と連通する開口を有するファンカバーと、該ファンカバーの開口に設けられ送風を制御するダンパと、前記庫内ファンの前方に位置する前記冷凍温度帯室又は前記冷蔵温度帯室に冷気を吹き出す吹き出し口と、前記ファンカバーの前方を覆うように設けられて前記開口から前記吹き出し口に冷気を送風するダクトと、を備えた冷蔵庫において、
前記庫内ファンを支持するファンホールドを備え、該ファンホールド上部には前記庫内ファン前面に向かって凸状の空間が形成され、該空間の上面には長方形状孔が形成されて、前記空間側から該長方形状孔に挿入される断面L字型の部材を有し、該断面L字型の部材は、座部と突起部とを有し、前記座部が前記空間前縁に嵌め込まれて固定されて、前記突起部は前記ファンホールド前面を上方に延長した位置であって、前記空間に突き出すように配置する。
本発明によれば、食品収納室への送風を制御するダンパを備える冷蔵庫に係り、風量損失の低減にともなう、性能向上、あるいは、省エネルギー性の向上した冷蔵庫を得ることができる。
冷蔵庫の正面外形図。 冷蔵庫の庫内の構成を表す図1のX−X断面図。 冷蔵庫の庫内の構成を表す正面図。 図2の要部拡大説明図。 図3の要部拡大説明図。 冷蔵庫の庫内ファン周辺構造を表す正面図。 冷蔵庫の庫内ファン周辺構造を表す縦断面図。 冷蔵庫の冷凍室ダンパを表す斜視図。 庫内ファン周辺構造を背面側から見た分解斜視図。 従来の冷蔵庫の庫内ファン周辺構造を表す縦断面図。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫の庫内ファン周辺構造を表す縦断面図。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫の庫内ファン周辺構造を表す正面斜視図。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫の庫内ファン周辺構造を表す正面斜視図。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫の庫内ファン周辺構造を表す正面斜視図。
本発明に係る冷蔵庫の実施形態を、図1から図10を参照しながら説明する。
図1は、冷蔵庫1の正面外形図であり、図2は、冷蔵庫1の庫内の構成を表す図1におけるX−X縦断面図であり、図3は、冷蔵庫1の庫内の構成を表す正面図であり、冷気ダクトや吹き出し口の配置などを示す図であり、図4は図2の要部拡大説明図である。図5は図3の要部拡大説明図である。
図1に示すように、冷蔵庫1は、食品収納室として、上方から、冷蔵室2,製氷室3,上段冷凍室4,下段冷凍室5,野菜室6を備えている。なお、以下本明細書中では、製氷室3と上段冷凍室4と下段冷凍室5の総称として冷凍温度帯室60、冷蔵室2と野菜室6の総称として冷蔵温度帯室61と呼ぶことがある。
冷蔵室2は前方側に、左右に分割された観音開きの冷蔵室扉2a,2bを備え、製氷室3,上段冷凍室4,下段冷凍室5,野菜室6は、それぞれ引き出し式の製氷室扉3a,上段冷凍室扉4a,下段冷凍室扉5a,野菜室扉6aを備えている。以下では、冷蔵室扉2a,2b,製氷室扉3a,上段冷凍室扉4a,下段冷凍室扉5a,野菜室扉6aを単に扉2a,2b,3a,4a,5a,6aと称する。
また、冷蔵庫1は、扉2a,2b,3a,4a,5a,6aの各扉の開閉状態をそれぞれ検知する図示しない扉センサと、扉開放状態と判定された状態が所定時間、例えば、1分間以上継続された場合に、使用者に報知する図示しないアラーム、冷蔵室2や野菜室6の温度設定や冷凍温度帯室60の温度設定をする図示しない温度設定器等を備えている。
図2に示すように、冷蔵庫1の庫外と庫内は、発泡断熱材(発泡ポリウレタン)を充填することにより形成される断熱箱体10により隔てられている。冷蔵庫1の断熱箱体10は真空断熱材25を実装している。
庫内は、断熱仕切壁28により冷蔵室2と、上段冷凍室4及び製氷室3(図1参照、図2中で製氷室3は図示されていない)とが隔てられ、断熱仕切壁29により、下段冷凍室5と野菜室6とが隔てられている。
扉2a,2b(図1参照)の庫内側には複数の扉ポケット32が備えられている。また、冷蔵室2は複数の棚36により縦方向に複数の貯蔵スペースに区画されている。
図2に示すように、上段冷凍室4,下段冷凍室5及び野菜室6は、それぞれの室の前方に備えられた扉4a,5a,6aと一体に引き出される、収納容器4b,5b,6bがそれぞれ設けられており、扉4a,5a,6aの図示しない取手部に手を掛けて手前側に引き出すことにより収納容器4b,5b,6bが引き出せるようになっている。図1に示す
製氷室3にも同様に、扉3aと一体に、図示しない収納容器(図2中(3b)で表示)が設けられ、扉3aの図示しない取手部に手を掛けて手前側に引き出すことにより収納容器3bが引き出せるようになっている。なお上段冷凍室4は、急速冷凍室として使用できる。急速冷凍性能の向上のために、上段冷凍室4の収納容器4bには図示しないアルミトレーが備えられており、冷凍速度が向上するようになっている。
図2に示すように(適宜図3〜図5参照)、冷却器7は下段冷凍室5の略背部に備えられた冷却器収納室8内に設けられており、冷却器7の上方に設けられた庫内ファン9により冷却器7と熱交換して冷やされた空気(冷気、以下、冷却器7で冷やされてできた低温空気を冷気と称する)が冷蔵室ダクト11,冷凍室ダクト12を介して、冷蔵室2,上段冷凍室4,下段冷凍室5,製氷室3の各室へ送られる。各室への送風は冷蔵室ダンパ20と冷凍室ダンパ50の開閉により制御される。
ちなみに、冷蔵室ダクト11,冷凍室ダクト12は、図3に破線で示すように冷蔵庫1の各室の背面側に設けられている。
具体的には、冷蔵室ダンパ20が開状態、冷凍室ダンパ50が閉状態のときには、冷気は、冷蔵室ダクト11を経て多段に設けられた吹き出し口2cから冷蔵室2に送られる。冷気は、冷蔵室2の冷却を終えた後に、冷蔵室2の背面右側下部に備えられた冷蔵室戻り口2dから流入し、冷蔵室−野菜室連通ダクト16を介して、野菜室6背面右側上部に設けられた野菜室吹き出し口6cから野菜室6に流入して野菜室6を冷却する。野菜室6を冷却した冷気は、断熱仕切壁29の下部前方に設けられた、野菜室戻り口6dから、野菜室戻りダクト18を介して、冷却器7の幅とほぼ等しい幅の野菜室戻り吹き出し口18aから流入する(図3または図5参照)。
図3では冷凍室ダンパ50が省略されているが、冷凍室ダンパ50が開状態のとき、冷却器7で熱交換された冷気が庫内ファン9により送風され、冷凍室ダクト12を経て吹き出し口3c,4c,5cからそれぞれ製氷室3,上段冷凍室4,下段冷凍室5へ送風される。なお、図3に示すとおり、本実施形態の冷蔵庫1では、冷凍温度帯室60の吹き出し口3c〜5cは、計7個備えられており、吹き出し口3c〜5cの周長の合計は1200mmである。
図4に示すように冷蔵庫1では、冷却器7の上方に庫内ファン9を設け、庫内ファン9の上方に冷凍室ダンパ50を設けている。さらに、冷凍室ダンパ50の上方に冷凍温度帯室60の上段に位置する上段冷凍室4に冷気を送り出す上段冷凍室吹き出し口4cと製氷室吹き出し口3c(図3参照)が備えられている。なお、上段冷凍室吹き出し口4cは、冷凍室の吹き出し口の中で最も開口面積が大きくなっている。
また、冷蔵室ダンパ20が開状態で、庫内ファン9が稼動した場合、冷気は、冷却器収納室8⇒冷気集約ダクト13(詳細は後述)⇒冷蔵室送風ダクト11⇒冷蔵室2⇒冷蔵室−野菜室連通ダクト16⇒野菜室6⇒野菜室戻りダクト18⇒冷却器収納室8の順に流れる。この冷気循環経路を形成する壁面のうち、冷凍室60と冷気循環経路を隔てている壁面、すなわち、冷却器収納室8の前面,冷蔵室2の底面,冷蔵室−野菜室連通ダクト16の前面,野菜室戻りダクト18の上面の少なくともいずれかに真空断熱材25を配設している(冷蔵室−野菜室連通ダクト16の前面の真空断熱材25は図示せず)。換言すると、冷却器収納室8から冷蔵温度帯室61に送風された後の戻り冷気が流れるダクトが冷却器7の側方且つ冷凍温度帯室60の後方に設けられており、少なくともこのダクトと冷凍温度帯室60との間に真空断熱材25が備えられている。なお、真空断熱材25は、ガスバリア性を有するフィルム内に、芯材とするグラスウールや樹脂繊維等を封入し、真空引き後、端部を熱溶着することにより形成されたものであり、熱伝導率が10mW/mK以下の高い断熱性能を有する。
図5に示すように、冷蔵室2を冷却した冷気は、冷却器収納室8の側方に備えられた冷蔵室−野菜室連通ダクト16を通って、野菜室6に流入する。野菜室6からの戻り冷気は、野菜室戻り口6d(図2参照)から流入し、図4に示すように、断熱仕切壁29の中に設けられた野菜室戻りダクト18を通って、冷却器収納室8の下部前方に設けられた、冷却器7の幅とほぼ等しい幅寸法の野菜室戻り吹き出し口18a(図5参照)から、冷却器収納室8に流入する。一方、冷凍温度帯室60を冷却した冷気は、図4に示すように、冷却器収納室8と冷凍温度帯室60を仕切る仕切板54の下部に備えられた、冷却器7の幅とほぼ等しい幅寸法の冷凍室戻り口17を介して冷却器収納室8に流入する。なお、冷却器収納室8の下方には、除霜ヒータ22が備えられている。除霜ヒータ22は、ガラス管ヒータであり、ガラス管の外周にはアルミニウム製の放熱フィン22aが備えられている。
除霜ヒータ22の上方には、除霜水が除霜ヒータ22に滴下することを防止するために、上部カバー53が設けられている。また、図5に示すとおり、冷却器収納室8の下部前方には、冷却器7の除霜中の上昇気流が流入する空間である、暖気収納スペース26が設けられている。この暖気収納スペース26によって、除霜ヒータ22に通電することによって実施される除霜運転中に生じる暖気(上昇気流)が、冷凍温度帯室60に流入することを抑えることができる。
冷却器7及びその周辺の冷却器収納室8の壁に付着した霜は、除霜運転時に解かされ、その際に生じた除霜水は冷却器収納室8の下部に備えられた樋23に流入した後に、排水管27を介して後記する機械室19に配された蒸発皿21に達し、圧縮機24及び、機械室19内に配設される図示しない凝縮器及び圧縮機24の発熱により蒸発させられる。
また、冷却器7の正面から見て左上部には冷却器7に取り付けられた冷却器温度センサ35、冷蔵室2には冷蔵室温度センサ33、下段冷凍室5には冷凍室温度センサ34がそれぞれ備えられており、それぞれ冷却器7の温度(以下、冷却器温度と称する)、冷蔵室2の温度(以下、冷蔵室温度と称する)、下段冷凍室5の温度(以下、冷凍室温度と称する)を検知できるようになっている。更に、冷蔵庫1は、庫外の温度を検知する図示しない外気温度センサを備えている。なお、野菜室6にも野菜室温度センサ33aが配置してある。
冷蔵庫1の天井壁上面側にはCPU,ROMやRAM等のメモリ,インターフェース回路等を搭載した制御基板31が配置されており(図2参照)、制御基板31は、前記した外気温度センサ,冷却器温度センサ35,冷蔵室温度センサ33,野菜室温度センサ33a,冷凍室温度センサ34,扉2a,2b,3a,4a,5a,6aの各扉の開閉状態をそれぞれ検知する前記した扉センサ、冷蔵室2内壁に設けられた図示しない温度設定器等と接続し、前記ROMに予め搭載されたプログラムにより、圧縮機24のON,OFF等の制御,冷蔵室ダンパ20及び冷凍室ダンパ50を個別に駆動する図示省略のそれぞれのアクチュエータの制御、庫内ファン9のON/OFF制御や回転速度制御、前記した扉開放状態を報知するアラームのON/OFF等の制御を行う。
次に、冷蔵庫1の庫内ファン9と冷凍室ダンパ50周辺の詳細構造について図6〜図8及び図9を参照しながら説明する。
図6は、冷蔵庫1の庫内ファン9と冷凍室ダンパ50周辺の構造を正面から見た図、図7は、冷蔵庫1の庫内ファン9と冷凍室ダンパ50周辺の構造を側方から見た縦断面図である。また、図8は本実施形態の冷蔵庫1の冷凍室ダンパ50の斜視図、図9は庫内ファン9周辺構造を背面側から見た分解斜視図である。
冷蔵庫1で使用する冷凍室ダンパ50は、図8に示すとおり、開口102を一面に備えた、例えば樹脂製の一体成形された横長のフレーム103と、フレーム103の一端(長方形状の短手部)にモータや減速歯車などの駆動系を内蔵した駆動手段100を備えるものである。開閉板104の一面には、例えば発泡ウレタンや発泡ポリエチレンといった柔軟な材料で成形された緩衝部材104aを備えている。冷凍室ダンパ50は、フレーム103の開口102近傍の内側の面(開閉板と対向する側の面)103aに、緩衝部材104aが押し付けられることにより閉状態となる。したがって、そのシール性能は、開口102の周長102aに依存する。ここで、開口102にはフレーム103の上辺と下辺が連結する連結部103bが備えられているが、これは、変形抑制のために備えられるものであり、シール性能に直接寄与するものではない。したがって、冷凍室ダンパ50のシール性能を考える際の、開口102の周長102aには、シール性能に直接寄与しない連結部103bの長さは含まない。なお、本実施形態の冷蔵庫1で使用する冷凍室ダンパ50の開口102の大きさは、180mm×35mmであり、シール性能に寄与する周長102aは430mmである。また、開口102の外周には、冷凍室ダンパ50取り付け時の位置合せと、開口102の補強を兼ねたリブ103cが備えられている。
図6中に示すように、冷蔵庫1の庫内ファン9は、ケーシング9aの形状が略方形であり、ボス部にモータを備えたモータ一体型のファンである。庫内ファン9の吐出側は、冷気を集約する冷気集約ダクト13を形成すべくファンカバー70が備えられている。ファンカバー70は、庫内ファン9の前方を覆うように設けられている。冷気集約ダクト13の外周部13aは、庫内ファン9の回転中心から外周部13aまでの距離が、最小となる位置(図6中に示した最小寸法位置)から、庫内ファン回転方向に上流から下流に向けて次第に拡大するように拡大風路13bとなっている。また、本実施形態の冷蔵庫1では、冷気集約ダクト13の拡大風路13bは、庫内ファン回転中心から風路外周壁までの距離が、最小となる位置から、庫内ファン回転方向に180度以上有している。
すなわち、拡大風路13bは、始端(上流)から終端(下流)まで180度又は180度よりも大きい角度を有する。また、出口開口13cは、横長であって該出口開口13cの長手方向が拡大風路13bの終端(下流)に位置する。また、ファンカバー70は、庫内ファン9に対向する位置に窪みを有し、当該窪みの周囲に拡大風路13bが設けられている。すなわち、拡大風路13bを冷気が流れて整流されることで、出口開口13bをスムーズに通過して、上段冷凍室4及び下段冷凍室5に流入する。これにより、上段冷凍室4及び下段冷凍室5の冷却効率を向上することができる。
また、図4に示すように、ファンカバー70の前方を覆うように、冷凍室ダクト12が設けられている。すなわち、冷却器収納室8と上段冷凍室4及び下段冷凍室5との間に、冷気集約ダクト13及び冷凍室ダクト12が配置される。これにより、空気断熱層が貯蔵空間の後方に形成されるため、上段冷凍室4及び下段冷凍室5が冷却器収納室8から受ける熱影響(例えば、冷却器7の除霜運転時の温度上昇等による影響)は抑制され、貯蔵空間の温度変化を抑制できる。
また、図6中に示すとおり、庫内ファン9は水平面から角度β1(本実施形態の冷蔵庫
1ではβ1は10度)だけ傾斜させて配設している。
図7に示すとおり、冷凍室ダンパ50は、開口102が略前方に向くように配設しているが、その配設位置は、冷凍室ダンパ50のリブ103cを、図6に示す冷気集約ダクト13の出口開口13c(出口開口13cは冷凍室ダンパ50の開口102より大きい)に一致させることで容易に定まるようになっている。また、図7に示すとおり、冷凍室ダンパ50は、回転軸101が、上側になるように配設してある。さらに、冷凍室ダンパ50の開閉板104は、背面側に開き、その開角度θは、運転状態によって異なり、0度(全閉),60度,90度(全開)の状態で使用される(運転状態と開角度の関係の詳細は後述)。
図6に示すとおり、冷凍室ダンパ50は、水平面から角度β2(本実施形態の冷蔵庫1ではβ2は6度)だけ傾斜させて設置するようにしている。また、図7に示すとおり、庫内ファン9は、角度α1(本実施形態の冷蔵庫1ではα1は13度)だけ後方に傾斜、冷凍室ダンパ50は角度α2(本実施形態の冷蔵庫1ではα2は6度)だけ後方に傾斜して設置するようにしている。
なお、冷気集約ダクト13の出口開口13cの大きさは、188.5mm×43mmであり、その周長13dは、463mmである。
ファンホールド71には、冷気集約ダクト13と、冷却器収納室8とが連通する連通孔75が設けられている。なお、連通孔75は、冷気集約ダクト13内の下端に位置するように設けている。
また、冷気集約ダクト13内(ファンカバー内面)の庫内ファン9の下部の領域には、ファンカバーヒータ76が配設されている。ファンカバーヒータ76は、図6及び図7に示すとおり、冷気集約ダクト13内から、連通孔75を経て、冷却器収納室8内に延伸させた部分76aを有している。
なお、図9に示すとおり、ファンカバー70は仕切板54と一体成型品となっている。また、庫内ファン9を保持する部材(ファンホールド71)は、ファンカバー70とは別体となっており、図9に示すようにファンカバーの背面側に組み付けられる。
従来形態の冷蔵庫1では、図10に示すとおり、図7における冷凍室ダンパ50の開閉板104で、開角度が0度,90度以外の状態(本実施形態の冷蔵庫1では、θは60度)では、冷蔵室ダクト11に流れる冷気と、冷凍室ダクト12に流れる冷気に分配される。
ファンホールド71に庫内ファン9は設置されるが、ファンホールド71の上方には、冷気集約ダクト13の上方空間を形成する13aを形成する。
また、13aの上方には、冷蔵室ダクト11を形成している断熱部材80があり、庫内ファン9の上方の風の流れは、空気13a内で大きな渦をつくる。冷凍室ダクト12に流れる冷気は、この渦に引き込まれ、冷気配分が減少する。さらに、庫内ファン9の上方から冷蔵室ダクト11に流れる冷気も、この渦に妨げられ、風量は低下する。
本実施形態の冷蔵庫1では、図11,図14に示すとおり、庫内ファン9を支持するファンホールド71上部に、ファンホールド71自体によって形成される凸空間を有し、前記凸空間は、庫内ファン9の前面に向かって凸形状となり、その前記凸空間を形成する上面には、長方形状の孔71aを設け、前記、長方形状の孔71aに、L字型に突起形状を有する部品90の突起部を、前記凸空間側から挿入し、L字型部品71aの座側部を、前記凸空間前縁に嵌め込むことで固定する、L字型部品90を設置する。このL字型部品90の突起部のファン前方側平面と、前記ファンホールド71の凸部先端となる平面とは、略平面となり、前記突起部は、空間13aに突き出す構造とすることにより、流体解析結果では庫内ファン9の上方の風の流れは、前記突起部を風向のガイド壁とし、冷凍室ダクトへと流れていく。これにより、空気13a内で生じる大きな渦はなくなる。突起部と13aの空間の背面との間には、小さな渦が発生するが、冷凍室ダクト12、及び、冷蔵室ダクト11に流れる冷気の流れを阻害することはなく、冷蔵室,冷凍室への風量のアップと、安定した風量配分を得ることができる。風量アップとして、流体解析結果では、8%の風量アップとなった。
また、図12では、図11のファンカバー70を外し、正面側より見た斜視図を示す。
ファンホールド71の上部に、L字型部品90の突起部が突き出している。前記L字型部品の幅方向の長さは、庫内ファン9のファン孔径と同等長さとなる。
さらに、図13では、前記L字型部品の幅方向の有効長さについて示している。庫内ファン9の孔径を2Lとすると、L字型部品の幅方向の長さは、庫内ファンの中心軸より右側寸法はL、正面左側寸法はL/2以上に設定する。これは、図6に示したように、冷気の流れは、正面左側が、ファンの回転による旋回流れの出口方向となり、風量が多くなるため、庫内ファン9の上方、かつ、ダクト13の正面左側は、ファンホールド71の左側面側から、冷凍室ダクト12、及び、冷蔵室ダクト11に冷気が流れていく。そのため、L字型部品の突起部を風向のガイド壁とする効果が少なくなる。
よって、L字型部品の幅方向の長さは、庫内ファンの中心軸より正面左側寸法においては、寸法Lから、寸法L/2まで短縮しても、L字型部品による効果は維持できる。
70 ファンカバー
71 ファンホールド
71a ファンホールド上面孔
75 連通孔
80 断熱部材
90 L字型部品
100 駆動手段
101 回転軸
102 開口
103 フレーム
104 開閉板

Claims (2)

  1. 冷蔵庫本体に区画形成された冷凍温度帯室及び冷蔵温度帯室と、
    前記冷凍温度帯室及び前記冷蔵温度帯室を冷却する冷気が熱交換される冷却器と、
    前記冷却器が設けられる冷却器収納室と、
    前記冷却器で熱交換された冷気を前記冷凍温度帯室及び前記冷蔵温度帯室に送風する庫内ファンと、
    該庫内ファンの前方を覆うように設けられ前記冷凍温度帯室又は前記冷蔵温度帯室と連通する開口を有するファンカバーと、
    該ファンカバーの開口に設けられ送風を制御するダンパと、
    前記庫内ファンの前方に位置する前記冷凍温度帯室又は前記冷蔵温度帯室に冷気を吹き出す吹き出し口と、
    前記ファンカバーの前方を覆うように設けられて前記開口から前記吹き出し口に冷気を送風するダクトと、を備えた冷蔵庫において、
    前記庫内ファンを支持するファンホールドを備え、
    該ファンホールド上部には前記庫内ファン前面に向かって凸状の空間が形成され、
    該空間の上面には長方形状孔が形成されて、前記空間側から該長方形状孔に挿入される断面L字型の部材を有し、
    該断面L字型の部材は、座部と突起部とを有し、前記座部が前記空間前縁に嵌め込まれて固定されて、
    前記突起部は前記ファンホールド前面を上方に延長した位置であって、前記空間に突き出すように配置されたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 請求項1において、前記断面L字型の部材は、前記長方形状孔の幅を2Lとした場合、前記庫内ファンの中心軸より正面から見て右側の幅をL、正面から見て左側の幅をL/2以上に設定したことを特徴とする冷蔵庫。
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