JP2013001701A - 抗微生物剤、口腔用組成物とその応用 - Google Patents
抗微生物剤、口腔用組成物とその応用 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン(A)、3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン(A)及び3,5−ジヒドロキシスチルベン(B)、又は3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン(A)を固形分の1質量%以上及び/又は3,5−ジヒドロキシスチルベン(B)を固形分の1質量%以上含有するクロモジ又はその亜種からの抽出物と、殺菌抗菌剤とからなる抗微生物剤。
上記(A)成分、(A)及び(B)成分、又は上記抽出物と殺菌抗菌剤とを含有する口腔用組成物等の応用。
【選択図】なし
Description
なお、3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン(A)及び3,5−ジヒドロキシスチルベン(B)は、これらを単離・精製して有効量を組成物に配合するよりもこれら活性成分に富むクロモジエキスとして配合するほうが経済的には有利であるものの、クロモジエキスとして配合すると着色の問題が生じることがあるが、本発明によればこれら問題も全て解消できる。しかも、(A)、(B)成分を高濃度で含有するクロモジエキス又はその亜種からの抽出物を用いることによって、抗微生物作用をより高めることもできる。
また、本発明にかかわるクロモジエキス又はその活性成分を練歯磨、液状歯磨、液体歯磨等の口腔用組成物に配合すると、3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベンによる渋みが発現したり長期保存後に香料による製剤の香味が変化するなどの新たな問題が生じるが、上記併用系に糖アルコールを併用することでこのような香味変化を改善し良好な使用感を維持できる。
〔請求項1〕
3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン(A)と殺菌抗菌剤とからなる抗微生物剤。
〔請求項2〕
3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン(A)及び3,5−ジヒドロキシスチルベン(B)と殺菌抗菌剤とからなる抗微生物剤。
〔請求項3〕
3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン(A)を固形分の1質量%以上及び/又は3,5−ジヒドロキシスチルベン(B)を固形分の1質量%以上含有するクロモジ又はその亜種からの抽出物と殺菌抗菌剤とからなる抗微生物剤。
〔請求項4〕
殺菌抗菌剤が、非イオン性殺菌抗菌剤、カチオン性殺菌抗菌剤、両性殺菌抗菌剤、並びに殺菌抗菌作用を有する銅、銀及び亜鉛化合物から選ばれる1種以上である請求項1〜3のいずれか1項記載の抗微生物剤。
〔請求項5〕
殺菌抗菌剤が、イソプロピルメチルフェノール、チモール、カルバクロール、トリクロサン、シネオール、リモネン、ヒノキチオール、オイゲノール、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩酸クロルヘキシジン、塩化ベルベリン、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、グルコン酸銅、銅クロロフィリンナトリウム、硫酸銅、銀ゼオライト、塩化亜鉛、クエン酸亜鉛から選ばれる請求項4記載の抗微生物剤。
〔請求項6〕
更に、メントール、アネトール、ペパーミントオイル、スペアミントオイルから選ばれる1種以上を含む請求項1〜5のいずれか1項記載の抗微生物剤。
〔請求項7〕
3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン(A)と殺菌抗菌剤とを含有してなることを特徴とする口腔用組成物。
〔請求項8〕
3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン(A)及び3,5−ジヒドロキシスチルベン(B)と殺菌抗菌剤とを含有してなることを特徴とする口腔用組成物。
〔請求項9〕
3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン(A)を固形分の1質量%以上及び/又は3,5−ジヒドロキシスチルベン(B)を固形分の1質量%以上含有するクロモジ又はその亜種からの抽出物と殺菌抗菌剤とを含有してなることを特徴とする口腔用組成物。
〔請求項10〕
殺菌抗菌剤が、非イオン性殺菌抗菌剤、カチオン性殺菌抗菌剤、両性殺菌抗菌剤、並びに殺菌抗菌作用を有する銅、銀及び亜鉛化合物から選ばれる1種以上である請求項7〜9のいずれか1項記載の口腔用組成物。
〔請求項11〕
殺菌抗菌剤が、イソプロピルメチルフェノール、チモール、カルバクロール、トリクロサン、シネオール、リモネン、ヒノキチオール、オイゲノール、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩酸クロルヘキシジン、塩化ベルベリン、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、グルコン酸銅、銅クロロフィリンナトリウム、硫酸銅、銀ゼオライト、塩化亜鉛、クエン酸亜鉛から選ばれる請求項10記載の口腔用組成物。
〔請求項12〕
更に、メントール、アネトール、ペパーミントオイル、スペアミントオイルから選ばれる1種以上を含む請求項7〜11のいずれか1項記載の口腔用組成物。
〔請求項13〕
更に、糖アルコールを含有する請求項7〜12のいずれか1項記載の口腔用組成物。
〔請求項14〕
糖アルコールが、キシリトール、エリスリトール、アラビトール、ソルビトール、マルチトール、ラクチトール、パラチニットから選ばれる1種以上である請求項13記載の口腔用組成物。
〔請求項15〕
3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン(A)と殺菌抗菌剤とを含有してなることを特徴とする皮膚又は毛髪用化粧料。
〔請求項16〕
3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン(A)及び3,5−ジヒドロキシスチルベン(B)と殺菌抗菌剤とを含有してなることを特徴とする皮膚又は毛髪用化粧料。
〔請求項17〕
3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン(A)を固形分の1質量%以上及び/又は3,5−ジヒドロキシスチルベン(B)を固形分の1質量%以上含有するクロモジ又はその亜種からの抽出物と殺菌抗菌剤とを含有してなることを特徴とする皮膚又は毛髪用化粧料。
〔請求項18〕
殺菌抗菌剤が、非イオン性殺菌抗菌剤、カチオン性殺菌抗菌剤、両性殺菌抗菌剤、並びに殺菌抗菌作用を有する銅、銀及び亜鉛化合物から選ばれる1種以上である請求項15〜17のいずれか1項記載の皮膚又は毛髪用化粧料。
〔請求項19〕
殺菌抗菌剤が、イソプロピルメチルフェノール、チモール、カルバクロール、トリクロサン、シネオール、リモネン、ヒノキチオール、オイゲノール、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩酸クロルヘキシジン、塩化ベルベリン、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、グルコン酸銅、銅クロロフィリンナトリウム、硫酸銅、銀ゼオライト、塩化亜鉛、クエン酸亜鉛から選ばれる請求項18記載の皮膚又は毛髪用化粧料。
〔請求項20〕
更に、メントール、アネトール、ペパーミントオイル、スペアミントオイルから選ばれる1種以上を含む請求項15〜19のいずれか1項記載の皮膚又は毛髪用化粧料。
〔請求項21〕
3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン(A)と殺菌抗菌剤とを含有してなることを特徴とする洗浄用組成物。
〔請求項22〕
3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン(A)及び3,5−ジヒドロキシスチルベン(B)と殺菌抗菌剤とを含有してなることを特徴とする洗浄用組成物。
〔請求項23〕
3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン(A)を固形分の1質量%以上及び/又は3,5−ジヒドロキシスチルベン(B)を固形分の1質量%以上含有するクロモジ又はその亜種からの抽出物と殺菌抗菌剤とを含有してなることを特徴とする洗浄用組成物。
〔請求項24〕
殺菌抗菌剤が、非イオン性殺菌抗菌剤、カチオン性殺菌抗菌剤、両性殺菌抗菌剤、並びに殺菌抗菌作用を有する銅、銀及び亜鉛化合物から選ばれる1種以上である請求項21〜23のいずれか1項記載の洗浄用組成物。
〔請求項25〕
殺菌抗菌剤が、イソプロピルメチルフェノール、チモール、カルバクロール、トリクロサン、シネオール、リモネン、ヒノキチオール、オイゲノール、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩酸クロルヘキシジン、塩化ベルベリン、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、グルコン酸銅、銅クロロフィリンナトリウム、硫酸銅、銀ゼオライト、塩化亜鉛、クエン酸亜鉛から選ばれる請求項24記載の洗浄用組成物。
〔請求項26〕
更に、メントール、アネトール、ペパーミントオイル、スペアミントオイルから選ばれる1種以上を含む請求項21〜25のいずれか1項記載の洗浄用組成物。
〔請求項27〕
3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン(A)と殺菌抗菌剤とを含有してなることを特徴とする飲食品。
〔請求項28〕
3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン(A)及び3,5−ジヒドロキシスチルベン(B)と殺菌抗菌剤とを含有してなることを特徴とする飲食品。
〔請求項29〕
3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン(A)を固形分の1質量%以上及び/又は3,5−ジヒドロキシスチルベン(B)を固形分の1質量%以上含有するクロモジ又はその亜種からの抽出物と殺菌抗菌剤とを含有してなることを特徴とする飲食品。
〔請求項30〕
殺菌抗菌剤が、非イオン性殺菌抗菌剤、カチオン性殺菌抗菌剤、両性殺菌抗菌剤、並びに殺菌抗菌作用を有する銅、銀及び亜鉛化合物から選ばれる1種以上である請求項27〜29のいずれか1項記載の飲食品。
〔請求項31〕
殺菌抗菌剤が、イソプロピルメチルフェノール、チモール、カルバクロール、トリクロサン、シネオール、リモネン、ヒノキチオール、オイゲノール、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩酸クロルヘキシジン、塩化ベルベリン、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、グルコン酸銅、銅クロロフィリンナトリウム、硫酸銅、銀ゼオライト、塩化亜鉛、クエン酸亜鉛から選ばれる請求項30記載の飲食品。
〔請求項32〕
更に、メントール、アネトール、ペパーミントオイル、スペアミントオイルから選ばれる1種以上を含む請求項27〜31のいずれか1項記載の飲食品。
〔請求項33〕
更に、糖アルコールを含有する請求項27〜32のいずれか1項記載の飲食品。
〔請求項34〕
糖アルコールが、キシリトール、エリスリトール、アラビトール、ソルビトール、マルチトール、ラクチトール、パラチニットから選ばれる1種以上である請求項33記載の飲食品。
本発明によれば、微生物による種々の感染症予防並びに微生物由来の悪臭産生を抑制する効果が期待できる。即ち、口腔内領域においては、う蝕、歯周病の予防・治療手段として、皮膚領域においては化膿性疾患等の予防・治療手段として、更に口腔、皮膚分野以外においても細菌感染症の有効な予防・治療手段を提供するだけでなく、様々な製品に配合することにより除菌効果や防腐効果も期待できる。また、微生物が原因となる口臭、腋臭、足臭等、体臭の抑制や洗濯物、衣類のムレ臭の抑制、生ゴミの腐敗臭抑制など、悪臭産生に対しても有効な手段を提供することが可能である。なお、本発明の抗微生物剤は天然に存在するクロモジ属植物由来であり、人体、動物、環境に負荷をかけないため、様々な食品、飲料、医薬品、医薬部外品、化粧品、雑貨に応用可能である。
本発明の抗微生物剤は、下記構造式(1)で示される3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン(A)、前記(A)成分及び下記構造式(2)で示される3,5−ジヒドロキシスチルベン(B)、又は前記(A)成分及び/(B)成分を含有するクロモジ属植物の抽出物と殺菌抗菌剤とを併用してなる。これら式(1)、(2)の化合物は、クロモジ属植物、特にクロモジ(LINDERA UMBELLATA)又はその亜種からの溶媒抽出により得ることができる活性成分である。これら活性成分としては、活性成分をそのまま用いてもよいが、活性成分を高濃度で含むクロモジ属植物の抽出物を用いることもできる。活性成分を高濃度で含むクロモジ属植物の抽出物としては、特に活性成分である式(1)の3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン、又は式(1)の3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン及び式(2)の3,5−ジヒドロキシスチルベンの含有量がそれぞれ固形分の1質量%以上、特に3質量%以上であるクロモジ又はその亜種からの抽出物が好ましい。
具体的には、クロモジ属植物を40〜100質量%、好ましくは60〜90質量%エタノール水溶液で抽出し、その抽出液を50℃以下で減圧濃縮し、アルコール濃度を10〜30%(V/V)に調整した溶液を、多孔質構造を有する球状の架橋高分子、例えばスチレンジビニルベンゼン系合成樹脂、具体的には三菱化学(株)製のダイアイオンHP−20等に吸着し、40質量%未満、好ましくは30質量%未満のエタノール水溶液で溶出した画分を除去し、次いで40〜70質量%、好ましくは50〜70質量%エタノール水溶液での溶出処理、及び/又は、70超〜100質量%、好ましくは70超〜90質量%エタノール水溶液での溶出処理を行って、40〜70質量%、好ましくは50〜70質量%エタノール水溶液による溶出物から3,5−ジヒドロキシスチルベンを採取し、及び/又は、70超〜100質量%、好ましくは70超〜90質量%エタノール水溶液による溶出物から3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベンを採取することにより、クロモジ属植物の有効成分を採取することができる。
この場合、40〜70質量%、好ましくは50〜70質量%エタノール水溶液による溶出物を50℃以下で減圧濃縮し、その濃縮エキスを全多孔性球状又は破砕状シリカゲルにオクタデシル基を化学結合した担体、例えばナカライテスク(株)製 コスモシール 75C18−OPN等に吸着し、50〜80質量%メタノール水溶液で溶離して3画分に展開し、その中央の画分を採取して、3,5−ジヒドロキシスチルベンを得ることが好ましい。
またこの場合、70超〜100質量%、好ましくは70超〜90質量%エタノール水溶液による溶出物をシリカゲルクロマトグラフィーで展開し、n−ヘキサンとアセトンとの混合比(V/V)18:1による溶出画分から最終8:1容量比とする溶出画分の間の溶出画分を採取して、3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベンを得ることが好ましい。
この場合、上記可溶部分を50℃以下で減圧濃縮し、アルコール濃度を10〜30%(V/V)に調整した溶液を、多孔質構造を有する球状の架橋高分子で吸着処理し、次いで70質量%以上、好ましくは90質量%以上のエタノール水溶液又はエタノールにて溶離処理を行い、その溶離液を採取することが好ましい。なお、多孔質構造を有する球状の架橋高分子としては、上記と同様のものを使用できる。
これら原料となるクロモジ属植物は、乾燥状態が好ましいが、湿潤状態であっても用いることができる。
これら抽出溶媒は、抽出原料に対して質量比で1〜50倍程度が好ましく、通常2〜20倍用いることが特に好ましい。
また更に、クロモジ属植物を40〜100質量%、好ましくは60〜90質量%エタノール水溶液で抽出し、その抽出液を超臨界状態にある二酸化炭素と2〜10質量%エタノール水溶液との混合物を用いて抽出し、その抽出液を採取して、クロモジ属植物の有効成分を採取することもできる。
このような超臨界抽出の工程を行うことによって、通常は3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベンと3,5−ジヒドロキシスチルベンとの混合物が得られるが、抽出条件を適宜調整することで、3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン又は3,5−ジヒドロキシスチルベンを単独で得ることもできる。また、必要により、得られた混合物から3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン又は3,5−ジヒドロキシスチルベンを単離することもできる。
カチオン性殺菌抗菌剤としては、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩酸クロルヘキシジン、塩化ベルベリン等が挙げられ、両性殺菌抗菌剤としては塩酸アルキルジアミノエチルグリシンが挙げられる。また、ラウロイルサルコシン酸ナトリウムも殺菌抗菌剤として本発明の効果を発現させる目的で好適に使用することができる。
3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン量は、組成物全体に対して、純分換算量で0.00001〜3質量%、特に0.0005〜1質量%を配合することが、効果発現及び組成物の外観等の観点から好ましい。配合量が0.00001質量%未満であると、十分な抗微生物活性が発現しない場合があり、3質量%を超えると組成物の使用感、使用性に問題が生じる場合がある。
なお、3,5−ジヒドロキシスチルベン量は、組成物全体の0.0001〜2質量%、特に0.001〜1質量%であることが好適である。
更に、糖アルコールは口臭の原因物質である揮発性悪臭物質を抑制する効果があり、糖アルコールを併用することで、特に揮発性硫黄化合物以外の悪臭物質産生抑制効果を高めることができることからより好適に使用できる。
香料としては、上記殺菌抗菌作用を有する香料以外に通常口腔用組成物に配合される香料を添加でき、実施例の香料に限定されない。また、配合量も特に限定されず、通常量とすることができる。
有効成分としては、本発明の併用系に加えて、例えば酵素、フッ化物、ビタミン類及びそれらの誘導体などの公知の有効成分の1種又は2種以上を配合してもよい。その配合量は本発明の効果を妨げない範囲で有効量とすることができる。
前記無機粒子の形状は、球状、板状、粒状、針状等、特に限定するものではないが、肌に塗布したときの使用感から、球状のものが好ましい。また、粒子の粒径は使用感の点より0.1〜50μmが好ましく、より好ましくは0.3〜20μmである。
キレート剤としては、クエン酸、酒石酸又はこれらのナトリウム塩、カリウム塩などの1種又は2種以上を用いることができる(配合量は通常0.01〜5質量%)。
噴射剤としては、例えば、エタン、プロパン、エチレン、イソブタン、ノルマルブタン、プロピレン、イソペンタン、ネオペンタン、ノルマルペンタン、シクロペンタン、2,3−ジメチルブタン、ジメチルエーテル、圧縮ガス(二酸化炭素、窒素、空気又はこれらの混合ガス等)が挙げられる(配合量は通常80〜99質量%)。
なお、前記制汗デオドラント剤含有エアゾール組成物は、公知の方法で前記エアゾール容器に充填され、充填方法としては、例えば、冷却充填法、加圧充填法、アンダーカップ充填法などが挙げられる。
この場合、洗浄用組成物には、更に、通常添加される公知の添加剤等を配合できる。具体的には、界面活性剤、溶剤、更に必要により香料、pH調整剤や、その他公知の水溶性高分子、安定化剤、天然抽出物、色素などを任意に配合することができる。
〈抗微生物画分の調製〉
クロモジエキス中に存在する活性成分を特定する目的で、クロモジの乾燥枝より下記に示す方法により成分を分画し、図1のフローチャートに従って実施し、得られた化合物を同定した。
クロモジの乾燥枝、500gを50℃に加熱した70%エタノール2.5Lで抽出を行い、冷後、濾過により固形物を取り除き、濾液を50℃以下の条件で減圧濃縮し、クロモジエキス約26gを得た(比較調製例1)。このものをダイアイオンHP−20に吸着させ、30%エタノール100mLで溶出、次いで60%エタノール100mLで溶出、最後に80%エタノール100mLで溶出した。各々の溶出画分は減圧濃縮によりエキスとしてそれぞれ、10g(比較調製例2)、6g(調製例1)、8g(調製例2)を得た。後述に記載の方法により抗微生物活性及び酵素阻害活性を測定したところ、抗微生物活性は調製例2の画分に、酵素阻害活性は調製例1の画分に存在することが認められたため、これら2画分を更に精製し、その成分を特定した。
クロモジの乾燥枝を用いて、図2に示すフローチャートに従って、下記に示す抽出方法で成分を抽出、分画した。
得られたクロモジエキス300gに30%エタノール1,000mLを加え、50℃に加温しながら1時間撹拌後、一昼夜静置することにより30%エタノール可溶部(比較調製例9)を捨て、3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベンを8.0%、3,5−ジヒドロキシスチルベンを7.3%含有する餅状エキス300gを得た(調製例8)。
ここで得られた餅状エキス300gに50%エタノール1,500mLを加え、1時間撹拌抽出を2回繰り返し、不溶部(比較調製例10)を捨て、可溶部を予め50%エタノールでエージングしたダイアイオンHP−20に3回循環させることにより吸着させ、99.5%エタノール1,500mLで溶離させた。更に吸着剤を99.5%エタノール1,000mLで洗浄し、前述の溶離部と合わせて50℃以下で減圧濃縮を行い、3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベンを9.56%、3,5−ジヒドロキシスチルベンを15.19%含有する軟エキス180gを得た(調製例9)。更に、この軟エキスを酸性白土、珪藻土により処理することにより、3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベンを14.1%、3,5−ジヒドロキシスチルベンを16.6%含有する軟エキス150gを得た(調製例10)。
クロモジの乾燥枝を用いて、図3に示すフローチャートに従って、下記に示す超臨界抽出方法で成分を抽出、分画した。
更に、本軟エキスに70%エタノール(EtOH)1,000mLを加え、加熱環流を1時間行い、一昼夜放置し不溶化した。
オイル状物質を濾過除去することにより、3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン9.6%、3,5−ヒドロキシスチルベン6.7%を含有する褐色のエキス30.1gを得た(調製例11)。
上記と同様に中国産クロモジ枝乾燥物1kgを40℃に加温した70%エタノール10Lで抽出、減圧濃縮してクロモジエキス70gを得た。脱色の目的で700gのセルロースパウダーに均一に分散、吸着させたものについて、100倍量の二酸化炭素に5%のエタノールを添加し、40℃、45MPaの条件下で超臨界抽出を2時間行った。得られたクロモジエキスよりエタノールを減圧留去すると、3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン10.6%、3,5−ヒドロキシスチルベン3.0%を含有する褐色の軟エキス42gを得た(調製例12)。
〔I〕抗微生物活性の評価(単純水溶液系)
殺菌抗菌剤の併用による抗菌活性の判定は、以下に示す方法に従って測定した。
調製例10のクロモジエキス、調製例7の3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン、又は調製例6の3,5−ジヒドロキシスチルベンは、50%のエタノール水溶液に溶解し、2倍系列希釈を作成した(A液)。一方、併用する殺菌抗菌剤等の表1に示す化合物は蒸留水又は50%のエタノール水溶液に溶解し、同様に系列希釈を作成した(B液)。これらA液、B液と培地を1:1:93の割合で混合したもの190μLを96穴のマイクロプレートに分注し、チェッカーボード法により評価した。被験菌株にはプレボテラ メラニノゲニカ(Prevotella melaninogenica)ATCC25845株、スタフィロコッカス アウレウス(Staphyrococcus aureus)ATCC6538株を用い、550nmにおける濁度を0.2とした菌液10μLをマイクロプレートの各ウェルに添加し培養した。培養後、被験菌の生育を認めない濃度(MIC:最小発育阻止濃度、μg/mL)からFICインデックス(Fractional Inhibitory Concentration index)を算出した。
なお、使用培地はプレボテラ メラニノゲニカには、5mg/L ヘミン(Sigma社製)及び1mg/L ビタミンK(和光純薬工業社製)を含むトッドへヴィットブロス(Becton and Dickinson社製)〔THBHM〕により、スタフィロコッカス アウレウスはミューラーヒントンブロス(Becton and Dickinson社製)を用いた。なお、培養は、37℃で嫌気的条件下(80vol%窒素、10vol%二酸化炭素、10vol%水素)において24時間行い、FICインデックスは下記の式を用い算出し、下記基準により併用効果を判定した。結果を表1に示す。
A:クロモジエキス、殺菌抗菌剤併用時でのクロモジエキスのMIC
A0:クロモジエキス単独でのMIC
B:クロモジエキス、殺菌抗菌剤併用時での殺菌抗菌剤のMIC
B0:殺菌抗菌剤単独でのMIC
以下の基準(FICインデックス)により併用効果の有無を判定した。
2より大きい :拮抗作用
2以下〜1より大きい:相加作用
1以下 :相乗効果
〔II〕悪臭物質産生抑制効果の評価
調製例10のクロモジエキス、調製例6の3,5−ジヒドロキシスチルベン、調製例7の3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン、比較調製例1のクロモジエキスを用い、下記方法で悪臭物質産生抑制効果を評価した。結果を表2に記載した。
(i)菌体粗酵素液の調製
ポルフィロモナス ジンジバリス(Porphyromonas gingivalis)ATCC33277株、及びプレボテラ インターメディア(Prevotella intermedia)ATCC25611株は、実験例1と同様にTHBHM液体培地を用いて定常状態まで培養した。8,000rpmで10分の遠心集菌後、550nmにおける濁度が2.0になるように菌液をリン酸緩衝生理食塩水(PBS:和光純薬工業(株))に懸濁し、プロテアーゼインヒビターカクテルセット2(カルビオケム)を標準濃度で添加し、氷冷しながら3分間、超音波により菌体を破砕した。菌体破砕液は、14,000rpmで20分、4℃で冷却遠心することにより、上清を採取し粗酵素液とした。
上記粗酵素液1mLにイソ吉草酸の基質となるL−ロイシン(和光純薬工業(株))及びα−ケトグルタル酸(和光純薬工業(株))のPBS溶液を終濃度各々2.5mMになるように添加したものに、表2に示す被験サンプルのエタノール溶液又は水溶液を表2に記載の濃度になるように添加し、2mLの反応系において37℃で6時間反応させた。
反応液1mLを硫酸酸性下、酢酸エチル2mLで抽出した後、酢酸エチル層1μLを下記条件のガスクロマトグラフにより分析し、コントロールに対するイソ吉草酸(VFA)産生抑制率(%)を算出した。コントロールは、被験サンプル無添加でのイソ吉草酸産生量である。
〈ガスクロマトグラフ条件〉
カラム:FFAP+H3PO4カラム(信和化工(株))
カラム温度:130℃から210℃まで昇温
検出器:FID、230℃((株)島津製作所)
キャリアーガス:窒素(50mL/分)
ポルフィロモナス ジンジバリスの粗酵素液1mLにL−システイン、L−メチオニン(和光純薬工業(株))を各々終濃度で1mM添加、表2に示す被験サンプルのエタノール溶液又は水溶液を所定の濃度添加し、PBSで全量3mLにした。このものを33mLの滅菌試験管に入れ、シリコン栓で密栓した後、37℃で1時間反応させた。反応後、試験管内の気相5mLを、下記条件のガスクロマトグラフにより分析し、メチルメルカプタン及び硫化水素の総和(VSC量)より、コントロールに対するVSC産生抑制率(%)を算出した。なお、コントロールは被験サンプル無添加でのVSC産生量である。
充填剤:DNP 20% Chromosorb WAW DMCS
(GLサイエンス)
カラム温度:70℃
検出器:FPD、130℃((株)島津製作所)
キャリアーガス:窒素(50mL/分)
×:抑制率が30%未満
△:抑制率が30%以上〜50%未満
○:抑制率が50%以上〜75%未満
◎:抑制率が75%以上〜90%未満
☆:抑制率が90%以上
〔III〕洗口剤の口腔バイオフィルムに対する抗微生物活性及び悪臭物質産生抑制効果等の評価
表3に示す組成の洗口剤組成物を常法により調製し、下記方法で評価した。結果を表3に示す。
(i)口腔バイオフィルムに対する抗微生物活性及び悪臭物質産生抑制効果の評価
バイオフィルム作成に用いた担体はTypeIコラーゲン酸性溶液((株)高研)を終濃度0.4%になるように中和し36℃で一晩ゲル化させたものを用いた。使用菌株はポルフィロモナス ジンジバリス(Porphyromonas gingivalis)ATCC33277株、プレボテラ インターメディア(Prevotella intermedia)ATCC25611株、フゾバクテリウム ヌクレアタム(Fusobacterium nucleatum)ATCC10953株、アクチノマイセス ビスコサス(Actinomyces visucosus)ATCC43146株を用い、BMM培地*を用いてコラーゲンゲルとともに7日間連続培養を行い、これら口腔微生物のバイオフィルムをコラーゲンゲル上に形成させた。被験サンプルは培養5日目から1日2回適用した。即ち、培養5日目に培養槽よりゲルを取り出し、表3に示す被験サンプル4mLの入った容器に3分間浸漬させた後PBSで7回洗浄し培養槽に戻す操作を行った。培養終了の7日目に、同様にゲルを被験サンプルで処理した後、BMM培地4mLとともに容量100mLの容器に入れシリコン栓で密閉した後、37℃で嫌気的条件下(80vol%窒素、10vol%二酸化炭素、10vol%水素)で6時間培養した。容器内の気相をシリンジに採取し、専門パネラー4名により臭気の質及び強度を繰り返し評価し、以下の評価基準で官能評価した。
一方、ゲルは4mLの培養液とともに超音波処理によりバイオフィルムを分散し、PBSで10倍段階希釈を施した後、血液寒天平板**に塗抹、嫌気的に2週間培養することにより生育したコロニーを計測しバイオフィルム中の生存細菌数を求めた。なお、コントロールには比較例1で処理したバイオフィルムを同様に培養したものを用いた。
プロテオースペプトン(Becton and Dickinson社製):
4g/L
トリプトン(Becton and Dickinson社製): 2g/L
イーストエキス(Becton and Dickinson社製):2g/L
ムチン(Sigma社製): 5g/L
ヘミン(Sigma社製): 2.5mg/L
ビタミンK(和光純薬工業社製): 0.5mg/L
KCl(和光純薬工業社製): 1g/L
システイン(和光純薬工業社製): 0.2g/L
蒸留水: 残
(全量が1Lになるようにメスアップした。)
トッドへーウィットブロース(Becton and Dickinson社製):
30g/L
寒天(Becton and Dickinson社製): 15g/L
ヘミン(Sigma社製): 5mg/L
ビタミンK(和光純薬工業社製): 1mg/L
蒸留水: 残
(全量が1Lになるようにメスアップした。)
◎:試験後の生育コロニー数が、コントロールと比較して1/1,000以下
○:試験後の生育コロニー数が、コントロールと比較して1/1,000を超えて1/
100以下
△:試験後の生育コロニー数が、コントロールと比較して1/100を超えて1/
10以下
×:試験後の生育コロニー数が、コントロールと比較して1/10を超える
対象サンプルを揮発性硫黄化合物臭、揮発性硫黄化合物臭以外の揮発性脂肪酸臭を含む臭いに分け官能評価を実施した。
4点:コントロールと比較して、非常に弱い臭いである。
3点:コントロールと比較して、弱い臭いである。
2点:コントロールと比較して、やや弱い臭いである。
1点:コントロールと同等のにおいである。
専門パネラー3名の平均値を算出し、下記評価基準で臭いの生成抑制効果を評価した。
◎:3.5点以上
○:3.0点以上、3.5点未満
△:2.0点以上、3.0点未満
×:1.0点以上、2.0点未満
表に示した洗口剤組成物を、比較例1を対照品として、目視により下記基準により評価した。
◎:対照品と比較して着色がほとんど認められない。
○:対照品と比較して着色が認められるが組成物として問題とならないレベルである。
△:対照品と比較して着色が認められ、使用量によっては問題となるレベルである。
×:対照品と比較して明らかな着色が認められ、組成物として問題となるレベルである。
製剤の安定性試験
表に示した洗口剤組成物を、−5℃及び60℃で1ヶ月間保存後、−5℃で1ヶ月保存品を対照品として、60℃で1ヶ月保存品の変色状態を目視により下記基準により評価した。なお、表中には変色と記して結果を示した。
変色の評価基準
◎:対照品と比較して色の変化が認められない。
○:対照品と比較して色の変化がほとんど認められない。
△:対照品と比較して色の変化がやや認められる。
×:対照品と比較して色の変化が認められる。
〔IV〕保存後の使用感(香味変化改善)の評価
表4に示す洗口剤組成物について、−5℃及び60℃で1ヶ月間保存したもの10mLを口に含み、30秒間すすいだ後の製剤の香味について対照品(−5℃で1ヶ月保存品)との比較で4段階評価を行い、判定者5名の平均値を取り判定した。評価基準及び判定基準は下記のとおりである。
評価基準
4:対照品と比較して香味変化が認められない。
3:対照品と比較して香味変化が同等でほとんど認められない。
2:対照品と比較してやや香味変化が認められる。
1:対照品と比較して明らかな香味変化が認められる。
判定基準
○:平均点が3.0点以上
△:平均点が2.0点以上、3.0点未満
×:平均点が1.0点以上、2.0点未満
〔V〕キャンディの口臭抑制効果
全身的に疾患を有さない健常人4名(年齢40〜49歳)を被験者に用い、試験3日前より舌清掃を停止、24時間前より一切の口腔清掃を停止した。試験当日、起床後の口腔清掃及び飲食を停止し、1分間口閉じ後の口腔内の気体(口気)をブレストロン(新コスモス電機(株))を用いて揮発性硫黄化合物を分析した。その後、口気を専門パネラー2名により臭気の強度及び質を以下の評価基準で官能評価した。なお、表5に記載した被験キャンディ(1g/個)は試験3日前より1日3回、1回2個を噛まずに口腔内で溶解し摂取した。官能評価のデータは下記の判定基準に従い2名の平均値により評価した。
○:効果がある(6段階臭気強度平均値:2以下)
△:効果がややある(6段階臭気強度平均値:2を超えて4未満)
×:効果がほとんどない(6段階臭気強度平均値:4以上)
《6段階臭気強度》
0:無臭
1:やっと感知できるにおい
2:何のにおいかわかる弱いにおい
3:らくに感知できるにおい
4:強いにおい
5:強烈なにおい
〔口臭の質の判定基準〕
◎:揮発性硫黄化合物臭以外の嫌な臭いがほとんどない
○:揮発性硫黄化合物臭以外の嫌な臭いをわずかに感じる
△:揮発性硫黄化合物臭以外の嫌な臭いを感じる
×:容易に判定できる揮発性硫黄化合物臭以外の重い嫌な臭いがある
〔VI〕クロモジエキス配合製剤の評価
調製例のクロモジエキスを配合して表6,7に記載の組成の製剤を常法により調製し、下記方法で評価した。結果を表6,7に記載した。
(i)体臭抑制効果の評価
表6に示す組成の化粧料を被験者10名の片方の腋下に塗布し、あらかじめ洗浄したガーゼを両腋部に縫いつけたシャツを着用した。24時間着用後のガーゼに付着した体臭を専門パネラーにより以下の評価基準で官能評価した。なお、被験者は試験3日前から他のデオドラント剤の使用を禁止し、試験前日には無香料のボディソープを使用した。また、組成物の着色度及び保存後の変色度は前述した判定基準により評価した。
4点:未塗布部より、全く臭わない。
3点:未塗布部より、臭わない。
2点:未塗布部より、やや臭わない。
1点:未塗布部と同等の臭いである。
被験者10名の結果について以下の評価基準で臭いの生成抑制効果を評価した。
評価基準:
◎:3点以上の人数が8〜10名であった。
○:3点以上の人数が6〜7名であった。
△:3点以上の人数が3〜5名であった。
×:3点以上の人数が0〜2名であった。
使用容器:東洋製罐(株)製アルミニウム缶+日本プリシジョンバルブ(株)製ストレートシャンクションバルブ
約2cm角に切断したキャベツ及び、ひき肉、ご飯各20gを生ゴミとして450mLのガラスビン内に入れ、開放系で24時間放置したものに対し、スプレー容器を用いて表7に示す組成の防臭組成物1gをガラスビン内全体が濡れるように噴霧した。密閉して35℃で2日間放置し、ビン内の臭気強度を6段階臭気強度表示法によりパネラー3名で評価し、その平均により生ゴミ臭抑制効果を下記の評価基準に従って評価した。また、組成物の着色度及び保存後の変色度を前述した判定基準により評価した。
○:効果がある(6段階臭気強度平均値:2以下)
△:効果がややある(6段階臭気強度平均値:2を超えて4未満)
×:効果がほとんどない(6段階臭気強度平均値:4以上)
6段階臭気強度表示法:
0:無臭
1:やっと感知できる臭い
2:何の臭いかわかる弱い臭い
3:らくに感知できる臭い
4:強い臭い
5:強烈な臭い
ストロベリーフレーバー 40%
アップルフレーバー 15
メロンフレーバー 17
バナナフレーバー 10
ピーチフレーバー 5
オレンジ油 2.5
ラズベリーフレーバー 2.0
パイナップルフレーバー 1.5
グレープフレーバー 1.0
トロピカルフルーツフレーバー 1.5
ミルクフレーバー 1.0
グレープフルーツ油 0.5
レモン油 0.5
ローズ油 0.2
溶剤 残
合計 100.0%
炭酸カルシウム 40.0%
プロピレングリコール 4.0
グリセリン 20.0
カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.5
酸化チタン 0.5
ラウリル硫酸ナトリウム 0.8
サッカリンナトリウム 0.1
パラオキシ安息香酸エチル 0.1
調製例10のクロモジエキス 0.02
(純分換算値:
(1)3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン 0.0028
(2)3,5−ジヒドロキシスチルベン 0.0033)
イソプロピルメチルフェノール 0.05
エリスリトール 5.0
香料A 1.0
精製水 残
計 100.0%
グリセリン 25.0%
ソルビット液(70%水溶液) 25.0
プロピレングリコール 5.0
無水ケイ酸 0.3
ラウリル硫酸ナトリウム 1.0
ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 1.0
サッカリンナトリウム 0.2
安息香酸ナトリウム 0.3
調製例11のクロモジエキス 0.05
(純分換算値:
(1)3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン 0.0048
(2)3,5−ジヒドロキシスチルベン 0.0034)
グルコン酸銅 0.05
ラウロイルサルコシン酸ナトリウム 0.1
キシリトール 1.0
香料B 1.0
精製水 残
計 100.0%
プロピレングリコール 4.0%
グリセリン 2.0
ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 0.3
サッカリンナトリウム 0.1
ラウリル硫酸ナトリウム 0.1
香料E 1.0
調製例10のクロモジエキス 0.02
(純分換算値:
(1)3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン 0.0028
(2)3,5−ジヒドロキシスチルベン 0.0033)
チモール 0.01
塩化セチルピリジニウム 0.03
エリスリトール 10.0
精製水 残
計 100.0%
セタノール 10.0%
スクワラン 20.0
沈降性シリカ 5.0
ポリオキシエチレン(40モル)硬化ヒマシ油 0.1
ソルビタンモノオレイン酸エステル 1.0
ラウリル硫酸ナトリウム 0.2
サッカリンナトリウム 0.6
調製例10のクロモジエキス 0.2
(純分換算値:
(1)3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン 0.0282
(2)3,5−ジヒドロキシスチルベン 0.0332)
ヒノキチオール 0.02
塩化ベルベリン 0.1
グルコン酸クロルヘキシジン 0.05
パラチニット 2.0
香料C 0.6
精製水 残
計 100.0%
アラビアガム 6.0%
ブドウ糖 36.0
パラチノース 36.0
エリスリトールで10倍散にした調製例10のクロモジエキス
3.0
(純分換算値:
(1)3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン 0.0423
(2)3,5−ジヒドロキシスチルベン 0.0498)
塩酸アルキルジアミノエチルグリシン 0.1
クエン酸亜鉛 0.1
オイゲノール 0.05
香料D 1.3
精製水 残
計 100.0%
ガムベース 20.0%
砂糖 15.0
イソマルトース 20.0
パラチノース 8.0
キシリトール 10.0
コーンシロップ 12.0
調製例9のクロモジエキス 0.2
(純分換算値:
(1)3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン 0.019
(2)3,5−ジヒドロキシスチルベン 0.030)
銅クロロフィリンナトリウム 0.1
香料F 0.6
水飴 残
計 100.0%
砂糖 50.0%
水飴 33.0
有機酸 2.0
香料G 0.2
調製例11のクロモジエキス 0.3
(純分換算値:
(1)3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン 0.0288
(2)3,5−ジヒドロキシスチルベン 0.0201)
銅クロロフィリンナトリウム 0.05
パラチニット 5.0
オイゲノール 0.01
精製水 残
計 100.0%
発酵エタノール 40.0%
クエン酸 0.03
調製例10のクロモジエキス 0.2
(純分換算値:
(1)3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン 0.0282
(2)3,5−ジヒドロキシスチルベン 0.0332)
銀ゼオライト 0.02
塩化ベンゼトニウム 0.02
精製水 残
計 100.0%
イシリン 1.0%
クロルヒドロキシアルミニウム 20.0
エタノール 35.0
ヒドロキシエチルセルロース 0.6
PPG5−CETETH−20 2.0
調製例9のクロモジエキス 0.3
(純分換算値:
(1)3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン 0.0287
(2)3,5−ジヒドロキシスチルベン 0.0456)
硫酸銅 0.02
塩化ベンザルコニウム 0.02
香料 0.5
精製水 残
計 100.0%
流動パラフィン 3.0%
スクワラン 10.0
セトステアリルアルコール 4.0
ミツロウ 2.0
モノステアリン酸グリセリン 2.0
ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレート 2.0
グリコール酸 0.2
サリチル酸 0.1
局方イオウ 5.0
ジグリセリン 5.0
調製例12のクロモジエキス 0.1
(純分換算値:
(1)3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン 0.011
(2)3,5−ジヒドロキシスチルベン 0.003)
塩化亜鉛 0.5
アネトール 0.02
精製水 残
計 100.0%
脂肪酸ナトリウム 80.0%
パルミチン酸 4.0
調製例10のクロモジエキス 0.5
(純分換算値:
(1)3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン 0.0705
(2)3,5−ジヒドロキシスチルベン 0.083)
イソプロピルメチルフェノール 0.02
トリクロサン 0.03
1,8−シネオール 0.02
酸化チタン 0.2
香料 0.8
精製水 残
計 100.0%
流動パラフィン 10.0%
植物性スクワラン 5.0
ホホバ油 3.0
ジメチルシリコーン 2.0
イソプロピルミリステート 1.5
デカグリセリンモノイソステアレート 1.0
デカグリセリントリイソステアレート 0.5
グリセリンモノステアレート 1.0
ステアリン酸 1.5
ポリオキシエチレン(20)グリセリルモノステアレート 0.8
グリセリン 3.0
1,3−ブチレングリコール 5.0
トリイソプロパノールアミン 0.1
エタノール 2.0
カルボキシビニルポリマー 0.1
クエン酸 0.1
調製例11のクロモジエキス 0.5
(純分換算値:
(1)3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン 0.048
(2)3,5−ジヒドロキシスチルベン 0.0335)
塩化亜鉛 0.02
オイゲノール 0.02
香料 0.05
精製水 残
計 100.0%
n−ヘキシルグリコシド(グルコース平均縮合度1.3モル)
5.0%
パーム核油脂肪酸ジエタノールアミド 10.0
リンゴ酸ナトリウム 0.5
(1)3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン 0.02
(2)3,5−ジヒドロキシスチルベン 0.01
カルバクロール 0.2
リモネン 0.02
精製水 残
計 100.0%
ラウリン酸カリウム 8.0%
ミリスチン酸カリウム 4.0
モノ−N−ラウリルリンゴ酸アミン 1.0
プロピレングリコール 10.0
ヤシ脂肪酸ジエタノールアミン 5.0
エチレンジアミン四酢酸ナトリウム・二水和物 0.1
炭酸カリウム 3.0
香料 0.1
調製例11のクロモジエキス 0.1
(純分換算値:
(1)3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン 0.0096
(2)3,5−ジヒドロキシスチルベン 0.0067)
イソプロピルメチルフェノール 0.02
メントール 0.01
精製水 残
計 100.0%
モノ過硫酸水素カリウム 10.0%
過硼酸ナトリウム 45.0
トリポリリン酸ナトリウム 20.0
ラウリル硫酸ナトリウム 1.0
アルカラーゼ 0.5
カルボキシメチルセルロースナトリウム 4.0
乳糖 2.0
香料 1.0
調製例9のクロモジエキス 0.1
(純分換算値:
(1)3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン 0.0096
(2)3,5−ジヒドロキシスチルベン 0.0152)
塩化ベンゼトニウム 0.05
チモール 0.05
ラクチトール 5.0
硫酸ナトリウム 残
計 100.0%
昆布茶 88.55%
調製例9のクロモジエキス 0.2
(純分換算値:
(1)3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン 0.019
(2)3,5−ジヒドロキシスチルベン 0.030)
銅クロロフィリンナトリウム 0.05
アラビトール 1.0
L−システイン 0.2
梅エキス 10.0
計 100.0%
炭酸水素ナトリウム 53.0%
クエン酸 18.0
無水硫酸ナトリウム 12.0
第2リン酸ナトリウム 10.0
ポリエチレングリコール 3.0
香料 1.9
調製例10のクロモジエキス 2.0
(純分換算値:
(1)3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン 0.282
(2)3,5−ジヒドロキシスチルベン 0.332)
塩化セチルピリジニウム 0.02
チモール 0.02
グルコン酸銅 0.05
メントール 0.01
計 100.0%
エタノール 30.0%
キシリトール 5.0
エリスリトール 5.0
香料 2.0
ポリオキシエチレン(EO60)硬化ヒマシ油 1.5
調製例9のクロモジエキス 0.3
(純分換算値:
(1)3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン 0.0287
(2)3,5−ジヒドロキシスチルベン 0.0456)
チモール 0.02
メントール 0.02
精製水 残
計 100.0%
ブドウ糖 1.35%
果糖 1.35
乳成分 0.1
調製例11のクロモジエキス 0.3
(純分換算値:
(1)3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン 0.0288
(2)3,5−ジヒドロキシスチルベン 0.0201)
銅クロロフィリンナトリウム 0.02
塩化ナトリウム 0.029
ビタミンC 0.03
ビタミンB1 0.00022
クエン酸 0.01
リンゴ酸 0.01
香料 0.01
水 残
計 100.0%
砂糖 30.0%
水飴 52.7
ゼラチン 8.0
果汁 2.0
クエン酸 0.5
リンゴ酸 0.5
香料 0.5
調製例10のクロモジエキス 0.5
(純分換算値:
(1)3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン 0.071
(2)3,5−ジヒドロキシスチルベン 0.083)
銅クロロフィリンナトリウム 0.2
キシリトール 5.0
1,8−シネオール 0.1
計 100.0%
Claims (34)
- 3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン(A)と殺菌抗菌剤とからなる抗微生物剤。
- 3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン(A)及び3,5−ジヒドロキシスチルベン(B)と殺菌抗菌剤とからなる抗微生物剤。
- 3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン(A)を固形分の1質量%以上及び/又は3,5−ジヒドロキシスチルベン(B)を固形分の1質量%以上含有するクロモジ又はその亜種からの抽出物と殺菌抗菌剤とからなる抗微生物剤。
- 殺菌抗菌剤が、非イオン性殺菌抗菌剤、カチオン性殺菌抗菌剤、両性殺菌抗菌剤、並びに殺菌抗菌作用を有する銅、銀及び亜鉛化合物から選ばれる1種以上である請求項1〜3のいずれか1項記載の抗微生物剤。
- 殺菌抗菌剤が、イソプロピルメチルフェノール、チモール、カルバクロール、トリクロサン、シネオール、リモネン、ヒノキチオール、オイゲノール、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩酸クロルヘキシジン、塩化ベルベリン、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、グルコン酸銅、銅クロロフィリンナトリウム、硫酸銅、銀ゼオライト、塩化亜鉛、クエン酸亜鉛から選ばれる請求項4記載の抗微生物剤。
- 更に、メントール、アネトール、ペパーミントオイル、スペアミントオイルから選ばれる1種以上を含む請求項1〜5のいずれか1項記載の抗微生物剤。
- 3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン(A)と殺菌抗菌剤とを含有してなることを特徴とする口腔用組成物。
- 3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン(A)及び3,5−ジヒドロキシスチルベン(B)と殺菌抗菌剤とを含有してなることを特徴とする口腔用組成物。
- 3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン(A)を固形分の1質量%以上及び/又は3,5−ジヒドロキシスチルベン(B)を固形分の1質量%以上含有するクロモジ又はその亜種からの抽出物と殺菌抗菌剤とを含有してなることを特徴とする口腔用組成物。
- 殺菌抗菌剤が、非イオン性殺菌抗菌剤、カチオン性殺菌抗菌剤、両性殺菌抗菌剤、並びに殺菌抗菌作用を有する銅、銀及び亜鉛化合物から選ばれる1種以上である請求項7〜9のいずれか1項記載の口腔用組成物。
- 殺菌抗菌剤が、イソプロピルメチルフェノール、チモール、カルバクロール、トリクロサン、シネオール、リモネン、ヒノキチオール、オイゲノール、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩酸クロルヘキシジン、塩化ベルベリン、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、グルコン酸銅、銅クロロフィリンナトリウム、硫酸銅、銀ゼオライト、塩化亜鉛、クエン酸亜鉛から選ばれる請求項10記載の口腔用組成物。
- 更に、メントール、アネトール、ペパーミントオイル、スペアミントオイルから選ばれる1種以上を含む請求項7〜11のいずれか1項記載の口腔用組成物。
- 更に、糖アルコールを含有する請求項7〜12のいずれか1項記載の口腔用組成物。
- 糖アルコールが、キシリトール、エリスリトール、アラビトール、ソルビトール、マルチトール、ラクチトール、パラチニットから選ばれる1種以上である請求項13記載の口腔用組成物。
- 3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン(A)と殺菌抗菌剤とを含有してなることを特徴とする皮膚又は毛髪用化粧料。
- 3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン(A)及び3,5−ジヒドロキシスチルベン(B)と殺菌抗菌剤とを含有してなることを特徴とする皮膚又は毛髪用化粧料。
- 3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン(A)を固形分の1質量%以上及び/又は3,5−ジヒドロキシスチルベン(B)を固形分の1質量%以上含有するクロモジ又はその亜種からの抽出物と殺菌抗菌剤とを含有してなることを特徴とする皮膚又は毛髪用化粧料。
- 殺菌抗菌剤が、非イオン性殺菌抗菌剤、カチオン性殺菌抗菌剤、両性殺菌抗菌剤、並びに殺菌抗菌作用を有する銅、銀及び亜鉛化合物から選ばれる1種以上である請求項15〜17のいずれか1項記載の皮膚又は毛髪用化粧料。
- 殺菌抗菌剤が、イソプロピルメチルフェノール、チモール、カルバクロール、トリクロサン、シネオール、リモネン、ヒノキチオール、オイゲノール、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩酸クロルヘキシジン、塩化ベルベリン、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、グルコン酸銅、銅クロロフィリンナトリウム、硫酸銅、銀ゼオライト、塩化亜鉛、クエン酸亜鉛から選ばれる請求項18記載の皮膚又は毛髪用化粧料。
- 更に、メントール、アネトール、ペパーミントオイル、スペアミントオイルから選ばれる1種以上を含む請求項15〜19のいずれか1項記載の皮膚又は毛髪用化粧料。
- 3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン(A)と殺菌抗菌剤とを含有してなることを特徴とする洗浄用組成物。
- 3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン(A)及び3,5−ジヒドロキシスチルベン(B)と殺菌抗菌剤とを含有してなることを特徴とする洗浄用組成物。
- 3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン(A)を固形分の1質量%以上及び/又は3,5−ジヒドロキシスチルベン(B)を固形分の1質量%以上含有するクロモジ又はその亜種からの抽出物と殺菌抗菌剤とを含有してなることを特徴とする洗浄用組成物。
- 殺菌抗菌剤が、非イオン性殺菌抗菌剤、カチオン性殺菌抗菌剤、両性殺菌抗菌剤、並びに殺菌抗菌作用を有する銅、銀及び亜鉛化合物から選ばれる1種以上である請求項21〜23のいずれか1項記載の洗浄用組成物。
- 殺菌抗菌剤が、イソプロピルメチルフェノール、チモール、カルバクロール、トリクロサン、シネオール、リモネン、ヒノキチオール、オイゲノール、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩酸クロルヘキシジン、塩化ベルベリン、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、グルコン酸銅、銅クロロフィリンナトリウム、硫酸銅、銀ゼオライト、塩化亜鉛、クエン酸亜鉛から選ばれる請求項24記載の洗浄用組成物。
- 更に、メントール、アネトール、ペパーミントオイル、スペアミントオイルから選ばれる1種以上を含む請求項21〜25のいずれか1項記載の洗浄用組成物。
- 3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン(A)と殺菌抗菌剤とを含有してなることを特徴とする飲食品。
- 3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン(A)及び3,5−ジヒドロキシスチルベン(B)と殺菌抗菌剤とを含有してなることを特徴とする飲食品。
- 3,5−ジヒドロキシ−2−メンテニルスチルベン(A)を固形分の1質量%以上及び/又は3,5−ジヒドロキシスチルベン(B)を固形分の1質量%以上含有するクロモジ又はその亜種からの抽出物と殺菌抗菌剤とを含有してなることを特徴とする飲食品。
- 殺菌抗菌剤が、非イオン性殺菌抗菌剤、カチオン性殺菌抗菌剤、両性殺菌抗菌剤、並びに殺菌抗菌作用を有する銅、銀及び亜鉛化合物から選ばれる1種以上である請求項27〜29のいずれか1項記載の飲食品。
- 殺菌抗菌剤が、イソプロピルメチルフェノール、チモール、カルバクロール、トリクロサン、シネオール、リモネン、ヒノキチオール、オイゲノール、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩酸クロルヘキシジン、塩化ベルベリン、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、グルコン酸銅、銅クロロフィリンナトリウム、硫酸銅、銀ゼオライト、塩化亜鉛、クエン酸亜鉛から選ばれる請求項30記載の飲食品。
- 更に、メントール、アネトール、ペパーミントオイル、スペアミントオイルから選ばれる1種以上を含む請求項27〜31のいずれか1項記載の飲食品。
- 更に、糖アルコールを含有する請求項27〜32のいずれか1項記載の飲食品。
- 糖アルコールが、キシリトール、エリスリトール、アラビトール、ソルビトール、マルチトール、ラクチトール、パラチニットから選ばれる1種以上である請求項33記載の飲食品。
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