JP2013001681A - メチルヒドラジド化合物を製造する方法 - Google Patents

メチルヒドラジド化合物を製造する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013001681A
JP2013001681A JP2011134836A JP2011134836A JP2013001681A JP 2013001681 A JP2013001681 A JP 2013001681A JP 2011134836 A JP2011134836 A JP 2011134836A JP 2011134836 A JP2011134836 A JP 2011134836A JP 2013001681 A JP2013001681 A JP 2013001681A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydrazide compound
formula
methyl
represented
halogen atoms
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2011134836A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Ujihara
一哉 氏原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority to JP2011134836A priority Critical patent/JP2013001681A/ja
Publication of JP2013001681A publication Critical patent/JP2013001681A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)

Abstract

【課題】メチルヒドラジド化合物を製造する新規な方法を提供する。
【解決手段】式(3)
Figure 2013001681

〔式中、R1は1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C12アルキル基または1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C12アルコキシ基を表し、R2は1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6アルキル基またはハロゲン原子を表し、R3はハロゲン原子または水素原子を表し、mは0から5の整数のいずれかを表す(但し、mが2から5の整数である場合は、各々のR2は互いに異なっていてもよい。)。〕
で示されるメチルヒドラジド化合物を製造する方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、メチルヒドラジド化合物を製造する方法に関する。
下式(3)で示されるメチルヒドラジド化合物が、例えば、農薬の有効成分として有用であることが知られている。また、例えば、特許文献1には、下式(3)で示されるメチルヒドラジド化合物を合成する方法が開示されている。
国際公開第2010/090344号
上記従来の方法では、下式(3)で示されるメチルヒドラジド化合物を製造する上で必ずしも満足できるものではない。
そこで、本発明の目的は、下式(3)で示されるメチルヒドラジド化合物を製造しうる方法を提供することにある。
本発明者らは鋭意研究を行った結果、下式(1)で示されるヒドラジド化合物と下式(2)で示されるメチル化剤とを反応させて下式(3)で示されるメチルヒドラジド化合物を製造できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、以下のものである。
[1] 式(1)
Figure 2013001681
〔式中、Rは1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C12アルキル基または1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C12アルコキシ基を表し、Rは1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6アルキル基またはハロゲン原子を表し、Rはハロゲン原子または水素原子を表し、mは0から5の整数のいずれかを表す(但し、mが2から5の整数である場合は、各々のRは互いに異なっていてもよい。)。〕
で示されるヒドラジド化合物(以下、ヒドラジド化合物(1)と記す。)と、
式(2)
Figure 2013001681
〔式中、Lは、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C12アルキルスルホニルオキシ基、1個以上のC1−C12アルキル基で置換していてもよいベンゼンスルホニルオキシ基、メトキシスルホニルオキシ基またはハロゲン原子を表す。〕
で示されるメチル化剤(以下、メチル化剤(2)と記す。)とを反応させることを特徴とする
式(3)
Figure 2013001681
〔式中、R、R、Rおよびmは、前記と同じ意味を表す。〕
で示されるメチルヒドラジド化合物(以下、メチルヒドラジド化合物(3)と記す。)を製造する方法。
[2] アルコール系溶媒を使用する[1]記載のメチルヒドラジド化合物を製造する方法。
[3] 式(2)で示されるメチル化剤が、ヨウ化メチルである[1]または[2]記載のメチルヒドラジド化合物を製造する方法。
本発明によれば、メチルヒドラジド化合物(3)を製造することができる。
以下に本発明について詳細に説明する。
で示される「1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C12アルキル基」としては、例えばメチル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基が挙げられる。
で示される「1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C12アルコキシ基」としては、例えばメトキシ基、tert−ブトキシ基が挙げられる。
で示される「ハロゲン原子」としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子が挙げられる。
で示される「1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6アルキル基」としては、例えばメチル基、トリフルオロメチル基が挙げられる。
で示される「ハロゲン原子」としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子が挙げられる。
Lで示される「ハロゲン原子」としては、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子が挙げられる。
Lで示される「1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C12アルキルスルホニルオキシ基」としては、例えばメタンスルホニルオキシ基、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基が挙げられる。
Lで示される「1個以上のC1−C12アルキル基で置換していてもよいベンゼンスルホニルオキシ基」としては、例えばベンゼンスルホニルオキシ基、4−メチルベンゼンスルホニルオキシ基が挙げられる。
本発明のメチルヒドラジド化合物を製造する方法において、ヒドラジド化合物(1)と式(2)で示されるメチル化剤とからメチルヒドラジド化合物(3)を製造するには、通常、ヒドラジド化合物(1)とメチル化剤(2)を、塩基の存在下に溶媒中で反応させることにより、メチルヒドラジド化合物(3)を製造する。
該反応に用いられるメチル化剤(2)の使用量は、ヒドラジド化合物(1)1モルに対して、通常1〜3モルである。
該反応に用いられる塩基としては、例えば、ナトリウムメトキシド等の金属アルコキシド、水酸化ナトリウム等の金属水酸化物が挙げられる。これらはそれぞれ単独で、または2種以上を組合せて用いることができる。
該反応に用いられる溶媒としては、例えば、エタノール等のアルコール系溶媒、水が挙げられ、これらはそれぞれ単独で、または2種以上を組合せて用いることができる。
該反応はハロゲンイオン源存在下で行うこともできる。反応に用いられるハロゲンイオン源としては、例えば、ヨウ化ナトリウム等のハロゲン化アルカリ金属、ヨウ化テトラブチルアンモニウム等のハロゲン化四級アンモニウムが挙げられ、これらはそれぞれ単独で、または2種以上を組合せて用いることができる。
かくして、メチルヒドラジド化合物(3)を製造することができる。更に、必要に応じて、分液抽出、濾別、再結晶やカラムクロマトグラフィー等の手段により精製することも可能である。
ヒドラジド化合物(1)は、国際公開第2010/090344号に記載の方法により製造し得る。
メチル化剤(2)の一部は市販されており、それ以外の化合物は、Lが1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C12アルキルスルホニルオキシ基、または、1個以上のC1−C12アルキル基で置換していてもよいベンゼンスルホニルオキシ基である場合は、例えば、第四版実験化学講座(丸善)24巻p.395に記載の方法により製造し得る。
以下、本発明の実施例を示すが、本発明はこれによって限定されるものではない。
実施例1
N’−{2−クロロ−5−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−トリフルオロメチル−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]フェニル}−N’−メチル−(4,4,4−トリフルオロブタノイル)ヒドラジドの製造
Figure 2013001681
N’−{2−クロロ−5−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−トリフルオロメチル−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]フェニル}−(4,4,4−トリフルオロブタノイル)ヒドラジド(60mg)をエタノール(0.4ml)に溶解し、室温でナトリウムメトキシド(28%のメタノール溶液)(28mg)を加え、ついで、ヨウ化メチル(24mg)を加えた。室温で16時間放置後、水を加え、メチルtert−ブチルエーテルで抽出した。油層を濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:1)に付し、N’−{2−クロロ−5−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−トリフルオロメチル−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]フェニル}−N’−メチル−(4,4,4−トリフルオロブタノイル)ヒドラジド(7mg、収率11%)を得た。
H−NMR (CDCl) δ: 2.23−3.0 (4H, m), 3.08 (1.2H, s), 3.30 (1.8H,s), 3.67 (1H, d), 4.07 (1H, d), 7.23−7.67 (6H, m).

Claims (3)

  1. 式(1)
    Figure 2013001681
    〔式中、R1は1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C12アルキル基または1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C12アルコキシ基を表し、R2は1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6アルキル基またはハロゲン原子を表し、R3はハロゲン原子または水素原子を表し、mは0から5の整数のいずれかを表す(但し、mが2から5の整数である場合は、各々のR2は互いに異なっていてもよい。)。〕
    で示されるヒドラジド化合物と、
    式(2)
    Figure 2013001681
    〔式中、Lは、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C12アルキルスルホニルオキシ基、1個以上のC1−C12アルキル基で置換していてもよいベンゼンスルホニルオキシ基、メトキシスルホニルオキシ基またはハロゲン原子を表す。〕
    で示されるメチル化剤とを反応させることを特徴とする
    式(3)
    Figure 2013001681
    〔式中、R1、R2、R3およびmは、前記と同じ意味を表す。〕
    で示されるメチルヒドラジド化合物を製造する方法。
  2. アルコール系溶媒を使用する請求項1記載のメチルヒドラジド化合物を製造する方法。
  3. 式(2)で示されるメチル化剤が、ヨウ化メチルである請求項1または2記載のメチルヒドラジド化合物を製造する方法。
JP2011134836A 2011-06-17 2011-06-17 メチルヒドラジド化合物を製造する方法 Withdrawn JP2013001681A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011134836A JP2013001681A (ja) 2011-06-17 2011-06-17 メチルヒドラジド化合物を製造する方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011134836A JP2013001681A (ja) 2011-06-17 2011-06-17 メチルヒドラジド化合物を製造する方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013001681A true JP2013001681A (ja) 2013-01-07

Family

ID=47670614

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011134836A Withdrawn JP2013001681A (ja) 2011-06-17 2011-06-17 メチルヒドラジド化合物を製造する方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013001681A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
MX2010014224A (es) Un proceso para la preparacion del promotor de apoptosis abt-263.
JP5371033B2 (ja) 3官能ニトリルオキシドおよびその製造方法
TWI621614B (zh) 4,6-雙(芳氧基)嘧啶衍生物的製備方法
JPWO2006068092A1 (ja) (4,5−ジヒドロイソオキサゾロ−3−イル)チオカルボキサミジン塩化合物の製造方法
JPWO2018159515A1 (ja) ペンタフルオロスルファニル芳香族化合物の製造方法
BR112014018985B1 (pt) método para preparar um composto
JP2013001681A (ja) メチルヒドラジド化合物を製造する方法
JPWO2013157311A1 (ja) トリアゾリルメチルシクロアルカノール誘導体の製造方法、およびトリアゾリルメチルシクロアルカノール誘導体含有組成物
JP2006256967A (ja) 含フッ素エーテル化合物の製造方法
JP2003335735A (ja) パーフルオロイソプロピルアニリン類の製造方法
US9533956B2 (en) Method of manufacturing pyridazinone compound
JP6961595B2 (ja) 4−アルコキシ−3−トリフルオロメチルベンジルアルコールの製造方法
JP6251749B2 (ja) 置換されていても良いフェニルおよびピリジルピロリジン類の製造方法
JP2006298922A (ja) 不飽和の環状オルトエステルの製造方法
JP6477187B2 (ja) 2−アミノ−6−メチルニコチン酸エステルの製造方法
EP3406595B1 (en) Method for producing 2-aminonicotinic acid benzyl ester derivative
JP7183476B2 (ja) 化合物の製造方法
JP2013124248A (ja) 4,4−ジフルオロ−3,4−ジヒドロイソキノリン類の製造方法
AU2017258665A1 (en) Process for the preparation of herbicidal compounds
JP2008019213A (ja) 含フッ素プロピオン酸誘導体の製造方法
FR3024449A1 (fr) Procede de creation de liaisons carbone-carbone, non catalyse, a partir de composes carbonyles
JP2013035854A (ja) テトラヒドロピラン化合物の製造方法
KR100466693B1 (ko) 페녹시아세트아미드 유도체의 제조방법
JP2021098666A (ja) gem−ジフルオロシクロプロペンテトラフルオロスルファニルアレーン化合物
JP2019094331A (ja) 求電子的アジド化剤又はジアゾ化剤

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20140902