JP2012533286A - 高レベルの繊維、タンパク質および混在物を含む低血糖指数のベークド製造物 - Google Patents

高レベルの繊維、タンパク質および混在物を含む低血糖指数のベークド製造物 Download PDF

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Abstract

本発明は、朝食用の特に適合され、高い満腹効果と栄養特性、及びその使用の簡便さによって特徴付けられるパン製造物に関する。前記パン製造物は、8wt/wt%〜25wt/wt%のタンパク質、6wt/wt%を超える繊維、および平均サイズが少なくとも2mmである、18wt/wt%〜35wt/wt%の混在物を含む。
【選択図】 なし

Description

本発明は一般にはベークド製造物に関連する。より具体的には、本発明は、朝食用に特に適合し、かつ、満腹性特性および栄養学的特性、ならびに、その使用利便性によって特徴づけられるパン製造物に関する。
朝食を抜いた回数が、朝食に関連する健康上の利益が認識されているにもかかわらず、世界中で増加し続けている。例えば、2007年には、平均的な欧州人は66回の朝食を抜いたが、予測では、2012年までに70回の朝食となる。時間不足および空腹がないことが、朝食を抜くために引き合いに出される主たる原因である。実際には、驚くべき割合の消費者が依然として、朝食を抜くことが、体重を減らすための効果的な方法であると信じている。
家庭では、朝食の機会が減り続けている。これは、消費者が、朝食を移動中および職場において食べることをより頻繁に選ぶからである。時間を節約しようとすることにおいて、移動中または職場での朝食の重要性が、とりわけ、不景気および潜在的により長い勤務時間の労働を行わなければならないことに伴う重圧の増大とともに増し続けている。具体的には、より若い消費者(18歳〜34歳)は、主として、より大きな重圧の労働環境、および、時間を食品調理以外に使いたいことのために、朝食を抜く傾向が増大している。朝に時間がないことは、消費者が、迅速かつ容易に準備できる朝食品目を選ぶ可能性が最も大きいことを意味する。
朝食は利便性および日課によって特徴づけられるかもしれないが、消費者は依然として、朝の食事に伴う感覚的属性(例えば、新鮮な材料および食欲をそそる材料など)には妥協したくない。したがって、一部の人々は今日、職場への途中で(公共輸送手段または車において)、または、仕事場で食べることができるクロワッサン、ペーストリー、クッキー、ブラウニー、マフィンまたはケーキなどの製造物を選んでいる。これらの製造物は即時的な満腹効果を提供し、かつ、使用に便利である(それらは、活動中に、例えば、職場への途中または作業場で食べることができる)が、それらの満腹性効果は十分に持続しない。そのうえ、大部分の消費者は、これらの製造物を摂取した直後に空腹を感じ、食間に食べ物を少しずつ食べる傾向がある。そのような悪い食習慣の結果は健康には劇的であり得るし、また、肥満および慢性疾患の多く(例えば、糖尿病、冠状動脈心疾患、脳卒中およびある種のガンなど)の一因と成り得る。
現在利用できる他の製造物が、いわゆる朝食ビスケットまたはシリアルバーである。それらの妥当なエネルギー含有量およびそれらのかなり十分な満腹性効果を否定するものではないが、これらの製造物は、(主にそれらのはるかにより低い水分含有量のために)パン様製造物よりも忠実的でないとして、したがって、朝食用にはより適していないとして一部の人々によって理解される傾向がある。実際、かなりの割合の消費者が、より従来的なパンタイプの朝食製造物、すなわち、パンに関して典型的である質的特徴(例えば、食感、風味、密度および栄養など)を有するパンタイプの朝食製造物を求めている。同時に、また、健康上の関心事のために、健康によりよい製造物(すなわち、脂肪含有量がより少なく、カロリー負荷が少ない製造物)がますます要求されている。
健康によい釣り合った朝食が、エネルギー含有量が200kcal〜380kcalの間であることによって、また、その満腹性効果によって特徴づけられる。健康によいパン製造物を開発することを目指した以前の試みがこの技術分野では知られている。フランス国特許出願公開FR−A1−2887406は、繊維が多いベークド製造物を開示する。国際公開WO2005/077207には、タンパク質および脂質の含有量が多い規定食パンが記載され、これは、改善された満腹効果を提供すると主張される。国際公開WO2007/056802は、低下した血糖指数の精白パン製造物を記載する。この技術分野において開示される製造物に関連する利点に異議を唱えるものではないが、それらは一般に、不良な食感、快くない味覚または目立たない外観といった難点がある。魅力のある味覚、風味およびはっきりとした官能的特性がないことが、これらの製造物の主たる欠点である。
良好な味覚およびより強い官能的特性を伝えるために、(精白)パンは通常、脂肪または他のトッピング(例えば、マーマレード、ハチミツまたはチョコレートペーストなど)の添加を必要とする。しかしながら、これらのさらなる材料は一般に、パン製造物の栄養学的バランスまたは全体的含有量に好影響を与えないことが知られている。加えて、そのようなトッピングを伴うパン製造物は典型的には、活動しながらでの消費には不適切であり、一般には家庭使用に限定される。
したがって、長続きする満腹効果を提供し、かつ、活動しながらでの消費に好適である、すぐに食べることができるパンタイプ製造物が依然として求められている。
本発明によるパンタイプ製造物の他の利点および特性が下記の説明から明らかになる。
1つの局面において、本発明は、下記の成分a)〜c)を含むことを特徴とするパン製造物に関連する:
a)(約)8wt/wt%〜(約)25wt/wt%のタンパク質、
b)(約)6wt/wt%を超える繊維、および
c)平均サイズが少なくとも(約)2mmである、(約)18wt/wt%〜(約)35wt/wt%の混在物、
ただし、これらの百分率は(最終的)パン製造物の重量比で(in weight by weight of the (final) bread product)表される。
好ましくは、本発明によるパン製造物において、混在物の平均サイズが少なくとも(約)3mmであり、より好ましくは少なくとも(約)4mmである。好ましくは、本発明によるパン製造物において、混在物は、(約)10mmを超えない平均サイズを有する。さらに好ましくは、本発明によるパン製造物において、混在物は、パン製造物を調製するために使用される穀粉に由来しない。好ましくは同様にまた、本発明によるパン製造物において、混在物は、新鮮な果実または乾燥果実、新鮮な果実片または乾燥果実片、穀粒、種子、破砕種子、チョコレート片、ナッツ、野菜、野菜片およびそれらの組合せからなる群から選択される。
別の好ましい局面によれば、本発明によるパン製造物において、混在物は、好ましくはアンズ、レーズン、イチジク、ナツメヤシ、プルーンおよびそれらの組合せからなる群から選択される新鮮な果実片または乾燥果実片を含む(あるいは、アンズ、レーズン、イチジク、ナツメヤシ、プルーンおよびそれらの組合せからなる群から好ましくは選択される新鮮な果実片または乾燥果実片からなる)。より好ましくは、本発明によるパン製造物において、混在物は、アンズ、レーズン、イチジク、ナツメヤシ、プルーンおよびそれらの組合せからなる群から好ましくは選択される乾燥果実片を含む(または、アンズ、レーズン、イチジク、ナツメヤシ、プルーンおよびそれらの組合せからなる群から好ましくは選択される乾燥果実片からなる)。
さらに別の好ましい局面において、本発明によるパン製造物は下記の成分a)〜c)を含む:
a)(約)10wt/wt%〜(約)20wt/wt%、好ましくは(約)13wt/wt%〜(約)20wt/wt%、より好ましくは(約)15wt/wt%〜(約)18wt/wt%のタンパク質、
b)(約)8wt/wt%を超える、好ましくは(約)13wt/wt%を超える、より好ましくは(約)8wt/wt%〜(約)25wt/wt%、一層より好ましくは(約)10wt/wt%〜(約)20wt/wt%、最も好ましくは(約)13wt/wt%〜(約)20wt/wt%の繊維、および
c)(約)20wt/wt%〜(約)35wt/wt%、好ましくは(約)20wt/wt%〜(約)30wt/wt%、より好ましくは(約)20wt/wt%〜(約)25wt/wt%の上記で記載されるような混在物。
好ましくは、本発明によるパン製造物において、繊維は、可溶性繊維、不溶性繊維およびそれらの混合物からなる群から選択される。より好ましくは、この場合に使用される繊維は、デンプン、難消化性デンプン、ベータグルカン、デキストリン、マルトデキストリン、分岐マルトデキストリン、ピロデキストリン、ポリデキストロース、イヌリン、オリゴ糖、植物起源由来の繊維(例えば、小麦、エンドウ類、ハウチワマメおよびインゲン類に由来する繊維など)およびそれらの混合物からなる群から選択される。
好ましくは、本発明によるパン製造物において、タンパク質は、植物起源のタンパク質、穀類に由来するタンパク質、動物起源のタンパク質およびそれらの混合物からなる群から選択される。より好ましくは、本発明のパン製造物において使用されるタンパク質は、(小麦)グルテン、加水分解された(小麦)グルテンおよびそれらの混合物からなる群から選択される。一層より好ましくは、本発明のパン製造物において使用されるタンパク質は、(小麦)グルテンおよび加水分解された(小麦)グルテンの混合物を含む。
典型的には、本発明によるパン製造物はさらに、好ましくは(約)25wt/wt%〜(約)50wt/wt%、より好ましくは(約)25wt/wt%〜(約)40wt/wt%、一層より好ましくは(約)30wt/wt%〜(約)40wt/wt%、さらにより好ましくは(約)30wt/wt%〜(約)35wt/wt%の穀粉を含む。典型的には同様にまた、本発明のパン製造物はさらに、好ましくは(約)25wt/wt%〜(約)50wt/wt%、より好ましくは(約)25wt/wt%〜(約)45wt/wt%、一層より好ましくは(約)25wt/wt%〜(約)40wt/wt%の水を含む。好ましくは、本発明のパン製造物はさらに、(約)1wt/wt%〜(約)3wt/wt%、好ましくは(約)1wt/wt%〜(約)2wt/wt%、より好ましくは(約)2wt/wt%の酵母を含む。
好ましくは、本発明によるパン製造物において、穀粉は穀類粉を含む(または、穀類粉からなる)。より好ましくは、本発明によるパン製造物において使用される穀粉は、小麦粉、全粒小麦粉、完全(小麦)穀粉、(全粒)エンバク粉、(全粒)スペルト小麦粉およびそれらの混合物からなる群から選択される。一層より好ましくは、本発明によるパン製造物において使用される穀粉は、小麦粉、全粒小麦粉、完全小麦粉およびそれらの混合物からなる群から選択される。
別の好ましい局面によれば、本発明によるパン製造物は好都合にはさらに、(約)2wt/wt%〜(約)10wt/wt%、好ましくは(約)2wt/wt%〜(約)7wt/wt%、より好ましくは(約)3wt/wt%〜(約)5wt/wt%の随意的成分を含み、この場合、随意的成分は好ましくは、強化された官能的特性を本発明の得られたパン製造物に与えるために意図される化合物である。本発明によるパン製造物において使用されるそのような随意的成分は好ましくは、塩(例えば、好ましくはヨウ素添加塩)、安定化剤(例えば、好ましくはグアーガム)、脂肪、乳化剤、酸化剤(例えば、好ましくはビタミンC)、還元剤(例えば、好ましくはシステイン)、酸化防止剤、酵素、風味剤(例えば、サワードウなど)、穀粉処理剤、ビタミン、ミネラル、甘味剤、糖、卵、牛乳または牛乳派生物、および、それらの混合物からなる群から選択される。
なおさらに別の好ましい局面において、本発明によるパン製造物は下記の成分a)〜g)を含む:
a)(約)10wt/wt%〜(約)20wt/wt%、好ましくは(約)13wt/wt%〜(約)20wt/wt%、より好ましくは(約)15wt/wt%〜(約)18wt/wt%のタンパク質、
b)(約)8wt/wt%を超える、好ましくは(約)13wt/wt%を超える、より好ましくは(約)8wt/wt%〜(約)25wt/wt%、一層より好ましくは(約)10wt/wt%〜(約)20wt/wt%、最も好ましくは(約)13wt/wt%〜(約)20wt/wt%の繊維、
c)(約)20wt/wt%〜(約)35wt/wt%、好ましくは(約)20wt/wt%〜(約)30wt/wt%、より好ましくは(約)20wt/wt%〜(約)25wt/wt%の上記で記載されるような混在物、
d)(約)25wt/wt%〜(約)50wt/wt%、好ましくは(約)25wt/wt%〜(約)40wt/wt%、より好ましくは(約)30wt/wt%〜(約)40wt/wt%、一層より好ましくは(約)30wt/wt%〜(約)35wt/wt%の穀粉、
e)(約)25wt/wt%〜(約)50wt/wt%、好ましくは(約)25wt/wt%〜(約)45wt/wt%、より好ましくは(約)25wt/wt%〜(約)40wt/wt%の水、
f)(好ましいことではあるが)必要な場合には、(約)1wt/wt%〜(約)3wt/wt%、好ましくは(約)1wt/wt%〜(約)2wt/wt%、より好ましくは(約)2wt/wt%の酵母、および
g)(好ましいことではあるが)必要な場合には、(約)2wt/wt%〜(約)10wt/wt%、好ましくは(約)2wt/wt%〜(約)7wt/wt%、より好ましくは(約)3wt/wt%〜(約)5wt/wt%の随意的成分。
好ましくは、本発明のパン製造物は脂肪含有量が(約)11wt/wt%未満であり、好ましくは(約)9wt/wt%未満であり、一層より好ましくは(約)7wt/wt%未満である。好ましくは同様にまた、本発明のパン製造物は、100gのパン製造物あたり(約)200kcal〜(約)300kcalの間で含まれるエネルギー含有量、より好ましくは(約)260kcalのエネルギー含有量を有する。
さらに好ましくは、本発明のパン製造物は、血糖指数が本明細書中下記で記載されるような実験プロトコルに従って測定されるとき、血糖指数が(約)60未満であり、好ましくは(約)55未満であり、より好ましくは(約)50未満であり、一層より好ましくは(約)45未満である。
本発明の別の局面において、下記の成分a)〜d)を含む(または、下記の成分a)〜d)からなる)ことを特徴とする、パン製造物を調製するために好適な乾燥ミックス組成物が提供される:
a)(約)10wt/wt%〜(約)40wt/wt%のタンパク質、
b)(約)8wt/wt%を超える繊維、
c)平均サイズが少なくとも(約)2mmである、(約)25wt/wt%〜(約)50wt/wt%の混在物、および
d)(約)35wt/wt%〜(約)70wt/wt%の穀粉、
ただし、組成物は少なくとも(約)70wt/wt%の乾燥物を含み、これらの百分率は乾燥ミックス組成物の重量比で表される。より好ましくは、本発明の乾燥ミックス組成物は、少なくとも(約)75wt/wt%、より好ましくは少なくとも(約)80wt/wt%の乾燥物を含み、ただし、これらの百分率は乾燥ミックス組成物の重量比で表される。
好ましくは、本発明による乾燥ミックス組成物は、下記の成分a)〜d)を含む(または、下記の成分a)〜d)からなる):
a)(約)15wt/wt%〜(約)35wt/wt%、好ましくは(約)20wt/wt%〜(約)30wt/wt%、より好ましくは(約)21wt/wt%〜(約)26wt/wt%のタンパク質、
b)(約)11wt/wt%を超える、好ましくは(約)11wt/wt%〜(約)36wt/wt%、より好ましくは(約)14wt/wt%〜(約)29wt/wt%、最も好ましくは(約)18wt/wt%〜(約)29wt/wt%の繊維、
c)(約)28wt/wt%〜(約)50wt/wt%、好ましくは(約)28wt/wt%〜(約)43wt/wt%、より好ましくは(約)28wt/wt%〜(約)36wt/wt%の上記で記載されるような混在物、および
d)(約)35wt/wt%〜(約)57wt/wt%、好ましくは(約)43wt/wt%〜(約)57wt/wt%、より好ましくは(約)43wt/wt%〜(約)50wt/wt%の穀粉、
ただし、混在物の平均サイズは好ましくは少なくとも(約)3mmであり、より好ましくは少なくとも(約)4mmである。好ましくは、本発明による乾燥ミックス組成物において、混在物は、(約)10mmを超えない平均サイズを有する。さらに好ましくは、本発明による乾燥ミックス組成物において、混在物は穀粉に由来しない。
好ましくは、本発明の乾燥ミックス組成物において、混在物は、新鮮な果実または乾燥果実、新鮮な果実片または乾燥果実片、穀粒、種子、破砕種子、チョコレート片、ナッツ、野菜、野菜片およびそれらの組合せからなる群から選択される。より好ましくは、混在物は、アンズ、レーズン、イチジク、ナツメヤシ、プルーンおよびそれらの組合せからなる群から好ましくは選択される新鮮な果実片または乾燥果実片を含む。より好ましくは、本発明による乾燥ミックス組成物において、混在物は、アンズ、レーズン、イチジク、ナツメヤシ、プルーンおよびそれらの組合せからなる群から好ましくは選択される乾燥果実片を含む(または、アンズ、レーズン、イチジク、ナツメヤシ、プルーンおよびそれらの組合せからなる群から好ましくは選択される乾燥果実片からなる)。
別の好ましい局面によれば、本発明による乾燥ミックス組成物は好都合にはさらに、(約)3wt/wt%〜(約)14wt/wt%、好ましくは(約)3wt/wt%〜(約)10wt/wt%、より好ましくは(約)4wt/wt%〜(約)7wt/wt%の随意的成分を含み、この場合、随意的成分は好ましくは、強化された官能的特性を本発明の得られたパン製造物に与えるために意図される化合物である。本発明による乾燥ミックス組成物において使用されるそのような随意的成分は好ましくは、塩(例えば、好ましくはヨウ素添加塩)、安定化剤(例えば、好ましくはグアーガム)、脂肪、乳化剤、膨化剤(例えば、酵母または化学的膨化剤)、酸化剤(例えば、好ましくはビタミンC)、還元剤(例えば、好ましくはシステイン)、酸化防止剤、酵素、風味剤(例えば、サワードウなど)、穀粉処理剤、ビタミン、ミネラル、甘味剤、糖、卵、牛乳または牛乳派生物、脂肪、および、それらの混合物からなる群から選択される。
本発明のなおさらに別の局面によれば、下記の成分a)〜d)を含む(または、下記の成分a)〜d)からなる)ことを特徴とする、パン製造物を調製するために好適な濃縮された乾燥ミックス組成物が提供される:
a)(約)15wt/wt%〜(約)53wt/wt%のタンパク質、
b)(約)13wt/wt%を超える繊維、
c)平均サイズが少なくとも(約)2mmである、(約)40wt/wt%〜(約)78wt/wt%の混在物、および
d)(約)17wt/wt%〜(約)35wt/wt%の穀粉、
ただし、組成物は少なくとも(約)70wt/wt%の乾燥物を含み、これらの百分率は、濃縮された乾燥ミックス組成物の重量比で表される。より好ましくは、本発明の乾燥ミックス組成物は、少なくとも(約)75wt/wt%、より好ましくは少なくとも(約)80wt/wt%の乾燥物を含み、ただし、これらの百分率は、濃縮された乾燥ミックス組成物の重量比で表される。
好ましくは、本発明による濃縮された乾燥ミックス組成物は下記の成分a)〜d)を含む(または、下記の成分a)〜d)からなる):
a)(約)20wt/wt%〜(約)42wt/wt%、好ましくは(約)26wt/wt%〜(約)42wt/wt%、より好ましくは(約)31wt/wt%〜(約)38wt/wt%のタンパク質、
b)(約)17wt/wt%を超える、好ましくは(約)17wt/wt%〜(約)55wt/wt%、より好ましくは(約)22wt/wt%〜(約)44wt/wt%、最も好ましくは(約)29wt/wt%〜(約)44wt/wt%の繊維、
c)(約)44wt/wt%〜(約)78wt/wt%、好ましくは(約)44wt/wt%〜(約)67wt/wt%、より好ましくは(約)44wt/wt%〜(約)56wt/wt%の上記で記載されるような混在物、および
d)(約)17wt/wt%〜(約)28wt/wt%、好ましくは(約)21wt/wt%〜(約)29wt/wt%、より好ましくは(約)21wt/wt%〜(約)25wt/wt%の穀粉、
ただし、混在物の平均サイズは好ましくは少なくとも(約)3mmであり、より好ましくは少なくとも(約)4mmである。好ましくは、本発明による濃縮された乾燥ミックス組成物において、混在物は、(約)10mmを超えない平均サイズを有する。さらに好ましくは、本発明による濃縮された乾燥ミックス組成物において、混在物は穀粉に由来しない。
好ましくは、本発明の濃縮された乾燥ミックス組成物において、混在物は、新鮮な果実または乾燥果実、新鮮な果実片または乾燥果実片、穀粒、種子、破砕種子、チョコレート片、ナッツ、野菜、野菜片およびそれらの組合せからなる群から選択される。より好ましくは、混在物は、アンズ、レーズン、イチジク、ナツメヤシ、プルーンおよびそれらの組合せからなる群から好ましくは選択される新鮮な果実片または乾燥果実片を含む。より好ましくは、本発明による濃縮された乾燥ミックス組成物において、混在物は、アンズ、レーズン、イチジク、ナツメヤシ、プルーンおよびそれらの組合せからなる群から好ましくは選択される乾燥果実片を含む(または、アンズ、レーズン、イチジク、ナツメヤシ、プルーンおよびそれらの組合せからなる群から好ましくは選択される乾燥果実片からなる)。
別の好ましい局面によれば、本発明による濃縮された乾燥ミックス組成物は好都合にはさらに、(約)4wt/wt%〜(約)20wt/wt%、好ましくは(約)4wt/wt%〜(約)16wt/wt%、より好ましくは(約)6wt/wt%〜(約)11wt/wt%の随意的成分を含み、この場合、随意的成分は好ましくは、強化された官能的特性を本発明の得られたパン製造物に与えるために意図される化合物である。本発明による濃縮された乾燥ミックス組成物において使用されるそのような随意的成分は好ましくは、塩(例えば、好ましくはヨウ素添加塩)、安定化剤(例えば、好ましくはグアーガム)、脂肪、乳化剤、膨化剤(例えば、酵母または化学的膨化剤)、酸化剤(例えば、好ましくはビタミンC)、還元剤(例えば、好ましくはシステイン)、酸化防止剤、酵素、風味剤(例えば、サワードウなど)、穀粉処理剤、ビタミン、ミネラル、甘味剤、糖、卵、牛乳または牛乳派生物、脂肪、および、それらの混合物からなる群から選択される。
別の局面において、本発明は、下記の工程a)〜d)を含む(または、下記の工程a)〜d)からなる)ことを特徴とする、パン製造物を調製するための方法に関連する:
a)パン生地を形成するように、下記の成分を含むパン生地成分を混合する工程:
・穀粉、好ましくは(約)25wt/wt%〜(約)50wt/wt%の量での穀粉、
・水、好ましくは(約)30wt/wt%〜(約)50wt/wt%の量での水、
・(約)8wt/wt%〜(約)25wt/wt%のタンパク質、好ましくは(約)10wt/wt%〜(約)20wt/wt%のタンパク質、
・(約)6wt/wt%を超える繊維、好ましくは(約)8wt/wt%〜(約)25wt/wt%の繊維、
・平均サイズが少なくとも(約)2mmであり、好ましくは少なくとも(約)3mmであり、より好ましくは少なくとも(約)4mmである、(約)18wt/wt%〜(約)35wt/wt%の混在物、
・(好ましいことではあるが)必要な場合には、膨化剤、
・(好ましいことではあるが)必要な場合には、随意的成分;
b)(好ましいことではあるが)必要な場合には、パン生地を練る工程;
c)(好ましいことではあるが)必要な場合には、パン生地を膨らませる工程、および
d)パン製造物を得るように、パン生地を焼く工程、
ただし、これらの百分率は(最終的)パン製造物の重量比で表され、随意的成分は好ましくは、塩(例えば、好ましくはヨウ素添加塩)、安定化剤(例えば、好ましくはグアーガム)、脂肪、乳化剤、酸化剤(例えば、好ましくはビタミンC)、還元剤(例えば、好ましくはシステイン)、酸化防止剤、酵素、風味剤(例えば、サワードウなど)、穀粉処理剤、ビタミン、ミネラル、甘味剤、糖、卵、牛乳または牛乳派生物、および、それらの混合物からなる群から選択される。好ましくは、パン製造物を本発明に従って調製するための方法において、混在物は穀粉に由来しない。
本発明のなおさらに別の局面において、下記の工程a)〜d)を含む(または、下記の工程a)〜d)からなる)ことを特徴とする、パン製造物を調製するための方法が提供される:
a)パン生地を形成するように、上記で記載されるような乾燥ミックス組成物または濃縮された乾燥ミックス組成物を、(必要な場合には)穀粉および水、ならびに、(好ましいことではあるが)必要な場合には膨化剤と混合する工程、
b)(好ましいことではあるが)必要な場合には、パン生地を練る工程;
c)(好ましいことではあるが)必要な場合には、パン生地を膨らませる工程、および
d)パン製造物を得るように、パン生地を焼く工程。
パン製造物を調製するための本発明の方法の好ましい局面によれば、本方法は、パン生地を形成するように、上記で記載されるような濃縮された乾燥ミックス組成物を、(約)17wt/wt%〜(約)35wt/wt%の穀粉、(約)30wt/wt%〜(約)50wt/wt%の水、(約)1wt/wt%〜(約)3wt/wt%の酵母、および、必要な場合には(約)2wt/wt%〜(約)10wt/wt%の上記で記載されるような随意的成分と混合する工程を含む(ただし、これらの百分率は(最終的)パン製造物の重量比で表される)。
前記乾燥ミックス組成物が穀粉を含むパン製造物を調製するための本発明の方法の別の局面によれば、本方法は、パン生地を形成するように、上記で記載されるような乾燥ミックス組成物を、(約)30wt/wt%〜(約)50wt/wt%の水、(約)1wt/wt%〜(約)3wt/wt%の酵母、および、必要な場合には(約)2wt/wt%〜(約)10wt/wt%の上記で記載されるような随意的成分と混合する工程を含む(ただし、これらの百分率は(最終的)パン製造物の重量比で表される)。
本発明によれば、本発明のパン製造物および/または乾燥ミックス組成物および/または方法において使用される(上記で記載されるような)タンパク質、繊維、混在物、穀粉および他の随意的成分は好ましくは同一または少なくとも類似している。
なおさらに別の局面において、本発明は、長続きする満腹効果および/または低下した血糖指数を提供するパン製造物を調製するための、上記で記載されるような乾燥ミックス組成物または濃縮された乾燥ミックス組成物の使用に関連する。
なおさらに別の局面によれば、本発明は、肥満、糖尿病、高コレステロール血症およびそれらのいずれかの組合せの群から選択される病状のいずれかの処置において、または、肥満、糖尿病、高コレステロール血症およびそれらのいずれかの組合せの群から選択される病状のいずれかの防止のために使用される上記で記載されるようなパン製造物に関する。
図1は、参照製造物と比較されたとき、本発明によるパン製造物を食べた後において様々な時間期間で専門家パネリストによって表される空腹感の違いを示すグラフである。
図2は、参照製造物と比較されたとき、本発明によるパン製造物を食べた後において昼食のために専門家パネリストによって消費される食物量の違いを例示する。
図3は、参照パン製造物(3b)(すなわち、本発明によらないパン製造物)と比較されたときの、本発明によるパン製造物(3a)の写真を表す。
図4は、他のパン製造物を含む3つの朝食タイプと比較されたとき、本発明によるパン製造物を含む朝食を取った後において様々な時間期間で専門家パネリストによって表される空腹感の違いを示すグラフである。
図5は、他のパン製造物を含む3つの朝食タイプと比較されたとき、本発明によるパン製造物を含む朝食を取った後において様々な時間期間で専門家パネリストによって表される食べたい欲求の違いを示すグラフである。
下記の説明では、本明細書の一部を形成するための添付された実施例、および、例示として、本発明における特定の実施形態/局面がどのようにして実施され得るかが参照される。様々な実施形態/局面が、当業者が本発明を完全に実施することが可能であるように十分に詳しく記載されており、したがって、他の実施形態/局面が使用され得ることを理解しなければならない。
本発明は、朝食用に特に適合させられ、かつ、優れた満腹効果および栄養学的利益を提供する便利なパン製造物を開示する。そのようなパンを調製するために好適な乾燥ミックス組成物および方法もまた記載される。
満腹性効果は一般には、人が食品を食べた後で経験する満腹であるという感情または気持ちをもたらすことができることを示す。満腹性が低い食品は一般に、より小さい満腹感覚を、ある量のカロリーを取った後のより短い期間もたらすと見なされ、これに対して、満腹応答がより大きい食物は一般に、より強い満腹感覚を、類似した量のカロリーを取った後のより長い期間もたらすと見なされる。
第一の局面において、本発明は、下記の成分a)〜c)を含むことを特徴とするパン製造物に関連する:
a)(約)8wt/wt%〜(約)25wt/wt%のタンパク質、
b)(約)6wt/wt%を超える繊維、および
c)平均サイズが少なくとも(約)2mmである、(約)18wt/wt%〜(約)35wt/wt%の混在物、
ただし、これらの百分率は(最終的)パン製造物の重量比で表される。
説明全体にわたって、用語「約」は、示された値の前後における好ましくは10%のずれが想定されることを示すことが意図される。したがって、約20は好ましくは、18〜22の間に含まれるあらゆる数字(整数または小数)を意味する。
本発明に関連して、用語「パン製造物」は、パン(例えば、精白パンなど)と類似(パン様)または同一であるとして消費者によって認識され得るすべての製造物品目を示すことが意図される。具体的には、本発明による用語「パン製造物」は、そのタイプにかかわらず、(穀類)粉に基づく、膨化剤(例えば、酵母または化学的膨化剤など)を含むどのようなベークド製造物をも包含することが意図される。代替では、「パン製造物」によって、酵母で膨らまされるか、または、化学的に膨らまされるベークド製造物で、好ましくは水分含有量がパン製造物の重量比で20wt/wt%を超え、より好ましくは25wt/wt%を超えるものが意図される。したがって、いわゆる「シリアルバー」、「朝食シリアル」および「朝食ビスケット」は、本発明の範囲内であることが意図されない。本発明はまた、説明全体にわたって、パン様製造物として示されることがある。
本発明に関連して、用語「混在物」は、パン製造物に組み込まれ得る可食要素/粒子/物のいずれをも示すことが意図される。この場合に使用される混在物は平均サイズが少なくとも(約)2mmである。表現「混在物の平均サイズ」は、混在物の最大寸法の平均値を示すことが意図される。球状粒子の場合、最大寸法は当該粒子の直径であろう。
典型的には、穀粉に由来する可食要素/粒子/物はどれも、本発明において使用される混在物として見なしてはならない。具体的には、粒子、例えば、製粉プロセスから得られる未加工の無傷な穀類粒または破砕された穀類粒などは、本発明に関連して使用される混在物として見なしてはならない。穀類粒の例には、小麦、エンバク、スペルト小麦、ライ麦、米、トウモロコシまたはそれらの任意の組合せが含まれるが、これらに限定されない。
好ましくは、本発明によるパン製造物において、混在物の平均サイズは少なくとも(約)3mmであり、より好ましくは少なくとも(約)4mmである。好ましくは、本発明によるパン製造物において、混在物は、(約)10mmを超えない平均サイズを有する。
この場合に使用される好適な混在物は当業者によって容易に特定され得る。本発明によるパン製造物の好ましい局面によれば、混在物は、新鮮な果実または乾燥果実、新鮮な果実片または乾燥果実片、穀粒、種子、破砕種子、チョコレート片、ナッツ、野菜、野菜片、肉、肉片、ベーコン片およびそれらの組合せからなる群から選択される。好適なナッツタイプの混在物の例には、ヘーゼルナッツ、クルミ、アーモンド、カシュー、ペカンおよびそれらの組合せが含まれるが、これらに限定されない。
より好ましくは、この場合に使用される混在物は、アンズ、レーズン、イチジク、ナツメヤシ、プルーンおよびそれらの組合せからなる群から好ましくは選択される新鮮な果実片または乾燥果実片を含む(または、アンズ、レーズン、イチジク、ナツメヤシ、プルーンおよびそれらの組合せからなる群から好ましくは選択される新鮮な果実片または乾燥果実片からなる)。一層より好ましくは、この場合に使用される混在物は、アンズ、レーズン、イチジク、ナツメヤシ、プルーンおよびそれらの組合せからなる群から好ましくは選択される乾燥果実片を含む(または、アンズ、レーズン、イチジク、ナツメヤシ、プルーンおよびそれらの組合せからなる群から好ましくは選択される乾燥果実片からなる)。
本発明に関連して、上記で定義されるような混在物は、最終的なパン製造物の官能的特性(例えば、風味)および/または食感を高めることにおいて寄与するだけでなく、パン製造物の栄養価および満腹性効果を増大することに関与することも、驚くべきことに発見されている。本発明に関連して、本出願人は、パン様製造物に関して典型的である質的特徴(様相、食感、風味、量、密度)を保ちながら、また、優れた栄養学的プロフィルおよび満腹性効果に加えて、大きい官能的食味を維持しながら、高レベルのタンパク質および繊維と、同様にまた、高レベルの混在物とを組み合わせようと挑戦した。パン製造物の調製のために使用される穀粉の相対的量が、タンパク質、繊維および混在物のレベルの増大に正比例して必然的に低下するので、このことは予想外の結果である。好都合なことに、本発明のパン製造物はすぐに食べることができ、また、活動しながら食べるために適している。
さらに別の好ましい局面において、本発明によるパン製造物は下記の成分a)〜c)を含む:
a)(約)10wt/wt%〜(約)20wt/wt%、好ましくは(約)13wt/wt%〜(約)20wt/wt%、より好ましくは(約)15wt/wt%〜(約)18wt/wt%のタンパク質、
b)(約)8wt/wt%を超える、好ましくは(約)13wt/wt%を超える、より好ましくは(約)8wt/wt%〜(約)25wt/wt%、一層より好ましくは(約)10wt/wt%〜(約)20wt/wt%、最も好ましくは(約)13wt/wt%〜(約)20wt/wt%の繊維、および
c)(約)20wt/wt%〜(約)35wt/wt%、好ましくは(約)20wt/wt%〜(約)30wt/wt%、より好ましくは(約)20wt/wt%〜(約)25wt/wt%の上記で記載されるような混在物。
本発明によるパン製造物はさらにタンパク質を含む。食品産業における使用、具体的には製パン用途における使用に好適であるタンパク質はどれも、本発明によるパン製造物において使用することができ、より大まかに言えば、本発明に関連して使用することができる。この場合に使用される好適なタンパク質は、ベーカリー製造物およびパン製造物の分野の当業者によって容易に特定される。
好ましくは、本発明によるパン製造物において、タンパク質は、動物起源のタンパク質、植物起源のタンパク質、穀類に由来するタンパク質およびそれらの混合物からなる群から選択される。
動物タンパク質源は、本発明によるパン製造物における使用のためには、卵および卵派生物のタンパク質に由来し、また、牛乳および牛乳派生物に由来し得る。
植物タンパク質源には、大豆タンパク質、大豆粉(とりわけ、脱脂大豆かす)、大豆タンパク質単離物、小麦ゼイン、トウモロコシゼインおよびそれらの混合物が含まれ得る。一般的に言えば、また、理論によってとらわれることを望まないが、植物起源のタンパク質、穀類に由来するタンパク質または動物起源のタンパク質の存在は、本発明のベークド製造物によって提供されるタンパク質の量を改善し、一方で、ベークド製造物によって提供される脂肪、穀粉、および、場合によっては牛乳製造物の量を一層より多く削減することにつながると考えられる。さらには、これらのタンパク質は本発明のベークド製造物の満腹性特性を増大すると考えられる。
より好ましくは、本発明のパン製造物において使用されるタンパク質は、穀類に由来するタンパク質の群から選択され、より好ましくは、(小麦)グルテン、加水分解された(小麦)グルテンおよびそれらの混合物からなる群から選択される。一層より好ましくは、本発明のパン製造物において使用されるタンパク質は、(小麦)グルテンおよび加水分解された(小麦)グルテンの混合物を含む(または、これらからなる)。
本発明によるパン製造物に含まれる総タンパク質量の測定は十分に当業者の実施の範囲内である。タンパク質測定のための好適な公定方法論(Kjedahl燃焼法)には、AOAC法992.23(公認分析化学者協会)およびAACC法46−30,1999(米国穀物化学者学会)が含まれるが、これらに限定されない。
本発明によるパン製造物はさらに繊維を含む。食品産業における使用、具体的には製パン用途における使用に好適である繊維はどれも、本発明によるパン製造物において使用することができ、より大まかに言えば、本発明に関連して使用することができる。この場合に使用される好適な繊維は、ベーカリー製造物およびパン製造物の分野の当業者によって容易に特定される。
食物繊維の存在は、パン製造物がよりゆっくり消化されることをもたらすであろうことが広く知られており、したがって、特定のタイプの繊維の量を増大することは、パン製造物の血糖応答(血糖指数)を低下させることを、穀粉および/または脂肪を代わりに使用することにより複合糖質のレベルを下げることによって助けることができる。
理論によってとらわれることを望まないが、血糖応答の低下を伴うタンパク質および繊維の両方の存在は、本発明のパン製造物の大きい満腹性効果に寄与すると考えられる。
好ましくは、本発明によるパン製造物において、繊維は、可溶性繊維(すなわち、水に可溶性である)、不溶性繊維およびそれらの混合物からなる群から選択される。
本発明に関連して使用される、より具体的には本発明のパン製造物において使用される好適な可溶性繊維は、フルクトオリゴ糖(FOS)、グルコオリゴ糖(GOS)、イソマルトオリゴ糖(IMO)、trans−ガラクトオリゴ糖(TOS)、プルランおよびそれらの混合物を含む。より具体的には、この場合に使用される好適な可溶性繊維は、フルクタン、FOS、イヌリン、デキストリン、マルトデキストリン、分岐マルトデキストリン、ポリデキストロース、ピロデキストリン、油性起源またはタンパク質性(proteaginous)起源の可溶性オリゴ糖、および、それらの混合物を含む。
より好ましくは、この場合に使用される可溶性繊維は好都合には、デキストリン、マルトデキストリン、イヌリンおよびそれらの混合物の群から選択される。一層より好ましくは、この場合に使用される可溶性繊維はデキストリンであり、具体的には小麦デキストリンである。
本発明に関連して使用される可溶性繊維の供給源を、例えば、マメ科植物(例えば、エンドウ、大豆または他のマメなど)、穀類(例えば、エンバク、ライ麦または大麦など)、果実(例えば、プルーン、リンゴまたはバナナなど)、野菜(例えば、ニンジン、キクイモ、ジャガイモまたはタマネギなど)およびオオバコの中から選ぶことができる。
本発明に関連して使用される、より具体的には本発明のパン製造物において使用される好適な不溶性繊維は、デンプン、難消化性デンプン(例えば、米国特許第6451367号および米国特許出願公開第2004/0234663号に記載されるような難消化性デンプン)、穀類繊維(例えば、好ましくは小麦)、果実繊維、野菜繊維、マメ科植物の繊維(例えば、好ましくは、エンドウ、インゲン、ニンジン、竹、ハウチワマメ)、および、それらの混合物を含む。より好ましくは、この場合に使用される不溶性繊維は好都合には、デンプン、難消化性デンプン、小麦繊維、エンドウマメ繊維およびそれらの混合物からなる群から選択される。一層より好ましくは、この場合に使用される不溶性繊維は、エンドウマメ繊維、難消化性デンプンおよびそれらの混合物を含む。最も好ましくは、この場合に使用される不溶性繊維はエンドウマメ繊維である。
好ましい局面において、この場合に使用される繊維は、可溶性繊維および不溶性繊維の混合物を含む。より好ましくは、この場合に使用される繊維は、デキストリン、マルトデキストリン、イヌリン、デンプン、難消化性デンプン、小麦繊維、エンドウマメ繊維およびそれらの混合物を含む。一層より好ましくは、この場合に使用される繊維は、(小麦)デキストリンおよびエンドウマメ繊維の混合物を含む。
同様にまた好ましくは、この場合に使用される繊維は、デンプン、難消化性デンプン、ベータグルカン、デキストリン、マルトデキストリン、分岐マルトデキストリン、ピロデキストリン、ポリデキストロース、イヌリン、オリゴ糖、植物起源の繊維(例えば、小麦、エンドウ、ハウチワマメおよびインゲンに由来する繊維など)およびそれらの混合物からなる群から選択される。
本発明のパン製造物に含まれる繊維の総量は、当業者に広く知られているいずれかの好適な方法によって求めることができる。好適な方法の例には、AOAC991.43、AOAC985.29、AOAC2001.03およびAOAC994.13が含まれるが、これらに限定されない。代替では、繊維の総量を、本発明のパン製造物の製造のために使用される個々の成分の繊維含有量を使用して計算することができる。
好都合なことに、本発明によるパン製造物において、本発明による(最終的)パン製造物に含有されるタンパク質および/または繊維の全体量のいくらかの割合が、本明細書中に記載されるような混在物および/または穀粉に由来する。
典型的には、本発明によるパン製造物はさらに、好ましくは(約)25wt/wt%〜(約)50wt/wt%、より好ましくは(約)25wt/wt%〜(約)40wt/wt%、一層より好ましくは(約)30wt/wt%〜(約)40wt/wt%、さらにより好ましくは(約)30wt/wt%〜(約)35wt/wt%の穀粉を含む。ただし、これらの百分率は(最終的)パン製造物の重量比で表される。食品産業において、具体的には製パン用途において一般に使用される穀粉はどれも、本発明によるパン製造物において使用することができ、より大まかに言えば、本発明に関連して使用することができる。この場合に使用される好適な穀粉は、ベーカリー製造物およびパン製造物の分野の当業者によって容易に特定される。それらは、穀類から得られる粉、例えば、小麦、エンバク、スペルト小麦、全粒小麦、ライ麦、米、トウモロコシなどから得られる粉、および、それらの混合物を含むが、これらに限定されない。
好ましくは、本発明によるパン製造物において、穀粉は穀類粉を含む(または、穀類粉からなる)。より好ましくは、本発明によるパン製造物において使用される穀粉は、小麦粉、全粒小麦粉、完全(小麦)穀粉、(全粒)エンバク粉、(全粒)スペルト小麦粉およびそれらの混合物からなる群から選択される。一層より好ましくは、本発明によるパン製造物において使用される穀粉は、小麦粉、全粒小麦粉、エンバク粉、スペルト小麦粉およびそれらの混合物からなる群から選択される。最も好ましくは、本発明によるパン製造物において使用される穀粉は、小麦粉、全粒小麦粉、エンバク粉およびスペルト小麦粉の混合物を含む。
典型的には同様にまた、本発明のパン製造物はさらに、好ましくは(約)25wt/wt%〜(約)50wt/wt%、より好ましくは(約)25wt/wt%〜(約)45wt/wt%、一層より好ましくは(約)25wt/wt%〜(約)40wt/wt%の水を含む。ただし、これらの百分率は(最終的)パン製造物の重量比で表される。
好ましくは、本発明のパン製造物はさらに、(約)1wt/wt%〜(約)3wt/wt%、好ましくは(約)1wt/wt%〜(約)2wt/wt%、より好ましくは(約)2wt/wt%の膨張剤(酵母)を含む。ただし、これらの百分率は(最終的)パン製造物の重量比で表される。代替では、酵母を、当業者には広く知られている何らかの化学的膨化剤によって置き換えることができる。本発明のパン製造物において要求される膨化剤の最適な量の決定は十分に当業者の実施の範囲内である。
別の好ましい局面によれば、本発明によるパン製造物は好都合にはさらに、(約)2wt/wt%〜(約)10wt/wt%、好ましくは(約)2wt/wt%〜(約)7wt/wt%、より好ましくは(約)3wt/wt%〜(約)5wt/wt%の随意的成分を含み、この場合、随意的成分は好ましくは、強化された官能的特性を本発明の得られたパン製造物に与えるために意図される化合物である。本発明によるパン製造物において使用されるそのような随意的成分は好ましくは、塩(例えば、好ましくはヨウ素添加塩)、安定化剤(例えば、好ましくはグアーガム)、脂肪、乳化剤、酸化剤(例えば、好ましくはビタミンC)、還元剤(例えば、好ましくはシステイン)、酸化防止剤、酵素、風味剤(例えば、サワードウなど)、穀粉処理剤、ビタミン、ミネラル、甘味剤、糖、卵、牛乳または牛乳派生物、および、それらの混合物からなる群から選択される。
なおさらに別の好ましい局面において、本発明によるパン製造物は下記の成分a)〜g)を含む:
a)(約)10wt/wt%〜(約)20wt/wt%、好ましくは(約)13wt/wt%〜(約)20wt/wt%、より好ましくは(約)15wt/wt%〜(約)18wt/wt%のタンパク質、
b)(約)8wt/wt%を超える、好ましくは(約)13wt/wt%を超える、より好ましくは(約)8wt/wt%〜(約)25wt/wt%、一層より好ましくは(約)10wt/wt%〜(約)20wt/wt%、最も好ましくは(約)13wt/wt%〜(約)20wt/wt%の繊維、
c)(約)20wt/wt%〜(約)35wt/wt%、好ましくは(約)20wt/wt%〜(約)30wt/wt%、より好ましくは(約)20wt/wt%〜(約)25wt/wt%の上記で記載されるような混在物、
d)(約)25wt/wt%〜(約)50wt/wt%、好ましくは(約)25wt/wt%〜(約)40wt/wt%、より好ましくは(約)30wt/wt%〜(約)40wt/wt%、一層より好ましくは(約)30wt/wt%〜(約)35wt/wt%の穀粉、
e)(約)25wt/wt%〜(約)50wt/wt%、好ましくは(約)25wt/wt%〜(約)45wt/wt%、より好ましくは(約)25wt/wt%〜(約)40wt/wt%の水、
f)(好ましいことではあるが)必要な場合には、(約)1wt/wt%〜(約)3wt/wt%、好ましくは(約)1wt/wt%〜(約)2wt/wt%、より好ましくは(約)2wt/wt%の酵母、および
g)(好ましいことではあるが)必要な場合には、(約)2wt/wt%〜(約)10wt/wt%、好ましくは(約)2wt/wt%〜(約)7wt/wt%、より好ましくは(約)3wt/wt%〜(約)5wt/wt%の随意的成分。
本発明に従って得られるパン製造物は、脂肪含有量が低いパン製造物として特徴づけられ得る。好ましくは、本発明のパン製造物は脂肪含有量が(約)11wt/wt%未満であり、好ましくは(約)9wt/wt%未満であり、一層より好ましくは(約)8wt/wt%未満であり、最も好ましくは(約)7wt/wt%未満である。ただし、これらの百分率は(最終的)パン製造物の重量比で表される。好ましくは同様にまた、本発明のパン製造物は、(約)8wt/wt%を超えない脂肪含有量を有する。ただし、これらの百分率は(最終的)パン製造物の重量比で表される。
好ましくは同様にまた、本発明のパン製造物は、100gのパン製造物あたり(約)200kcal〜(約)300kcalの間で含まれるエネルギー含有量、より好ましくは(約)260kcalのエネルギー含有量を有する。好都合なことに、(約)100gの本発明によるパン製造物は、朝食時に取るべき製造物について栄養学者によって推奨されるカロリー/エネルギーの量と完全に一致する。有益なことに、本発明のパン製造物は、低い血糖応答(血糖指数)を提供する一方で、推奨されているカロリー/エネルギーを提供する。
本発明の好ましい局面によればパン製造物は、血糖指数が本明細書中下記で記載されるような実験プロトコルに従って測定されるとき、血糖指数が(約)60未満であり、好ましくは(約)55未満であり、より好ましくは(約)50未満であり、一層より好ましくは(約)45未満である。本発明のこの好ましい局面によれば、本発明によるパン製造物は、血糖指数が低いパン製造物として特徴づけられ得る。したがって、本発明は、健康によく、かつ、栄養学的にバランスの取れたパン製造物を提供する。本発明のパン製造物はまた、満腹(指数)が大きいパン製造物として特徴づけられ得る。
本発明のあまり好ましくない局面によれば、また、選択された混在物の性質に依存して、本発明によるパン製造物は、血糖指数が低いパン製造物として特徴づけられない場合がある。
好都合なことに、本発明のパン製造物は、本発明のパン製造物が個々の一人分の形態で提供されるとき、重量が(約)50g〜(約)250gであり、好ましくは(約)75g〜(約)150gであり、より好ましくは(約)90g〜(約)100gであり、最も好ましくは、本発明のパン製造物は(約)100gの重量を有する。代替では、本発明のパン製造物は、本発明のパン製造物が、思いのままに分割可能であるためのバルク製造物の形態で提供されるとき、(約)100gを超える重量を有する。
本発明の別の局面において、下記の成分a)〜c)を含む(または、下記の成分a)〜c)からなる)ことを特徴とする、パン製造物を調製するために好適な乾燥ミックス組成物が提供される:
a)(約)10wt/wt%〜(約)40wt/wt%のタンパク質、
b)(約)8wt/wt%を超える繊維、および
c)平均サイズが少なくとも(約)2mmである、(約)25wt/wt%〜(約)50wt/wt%の混在物、
ただし、組成物は少なくとも(約)70wt/wt%の乾燥物を含み、これらの百分率は乾燥ミックス組成物の重量比で表される。
より好ましくは、本発明の乾燥ミックス組成物は、少なくとも(約)75wt/wt%、より好ましくは少なくとも(約)80wt/wt%の乾燥物を含み、ただし、これらの百分率は乾燥ミックス組成物の重量比で表される。
好ましくは、本発明による乾燥ミックス組成物は、下記の成分a)〜d)を含む(または、下記の成分a)〜d)からなる):
a)(約)15wt/wt%〜(約)35wt/wt%、好ましくは(約)20wt/wt%〜(約)30wt/wt%、より好ましくは(約)21wt/wt%〜(約)26wt/wt%のタンパク質、
b)(約)11wt/wt%を超える、好ましくは(約)11wt/wt%〜(約)36wt/wt%、より好ましくは(約)14wt/wt%〜(約)29wt/wt%、最も好ましくは(約)18wt/wt%〜(約)29wt/wt%の繊維、
c)(約)28wt/wt%〜(約)50wt/wt%、好ましくは(約)28wt/wt%〜(約)43wt/wt%、より好ましくは(約)28wt/wt%〜(約)36wt/wt%の上記で記載されるような混在物、および
d)(約)35wt/wt%〜(約)57wt/wt%、好ましくは(約)43wt/wt%〜(約)57wt/wt%、より好ましくは(約)43wt/wt%〜(約)50wt/wt%の穀粉、
ただし、混在物の平均サイズは好ましくは少なくとも(約)3mmであり、より好ましくは少なくとも(約)4mmである。好ましくは、本発明による乾燥ミックス組成物において、混在物は、(約)10mmを超えない平均サイズを有する。
好ましくは、本発明の乾燥ミックス組成物において、混在物は、新鮮な果実または乾燥果実、新鮮な果実片または乾燥果実片、穀粒、種子、破砕種子、チョコレート片、ナッツ、野菜、野菜片およびそれらの組合せからなる群から選択される。好適なナッツタイプの混在物の例には、ヘーゼルナッツ、クルミ、アーモンド、カシュー、ペカンおよびそれらの組合せが含まれるが、これらに限定されない。より好ましくは、混在物は、アンズ、レーズン、イチジク、ナツメヤシ、プルーンおよびそれらの組合せからなる群から好ましくは選択される新鮮な果実片または乾燥果実片を含む。一層より好ましくは、本発明による乾燥ミックス組成物において、混在物は、アンズ、レーズン、イチジク、ナツメヤシ、プルーンおよびそれらの組合せからなる群から好ましくは選択される乾燥果実片を含む(または、アンズ、レーズン、イチジク、ナツメヤシ、プルーンおよびそれらの組合せからなる群から好ましくは選択される乾燥果実片からなる)。
好都合なことに、本発明による乾燥ミックス組成物において、本発明による乾燥ミックス組成物に含有されるタンパク質および/または繊維の全体量のいくらかの割合が、本明細書中上記で記載されるような混在物に由来する。
別の好ましい局面によれば、本発明による乾燥ミックス組成物は好都合にはさらに、(約)3wt/wt%〜(約)14wt/wt%、好ましくは(約)3wt/wt%〜(約)10wt/wt%、より好ましくは(約)4wt/wt%〜(約)7wt/wt%の随意的成分を含み、この場合、随意的成分は好ましくは、強化された官能的特性を本発明の得られたパン製造物に与えるために意図される化合物である。本発明による乾燥ミックス組成物において使用されるそのような随意的成分は好ましくは、塩(例えば、好ましくはヨウ素添加塩)、安定化剤(例えば、好ましくはグアーガム)、脂肪、乳化剤、膨化剤(例えば、酵母または化学的膨化剤)、酸化剤(例えば、好ましくはビタミンC)、還元剤(例えば、好ましくはシステイン)、酸化防止剤、酵素、風味剤(例えば、サワードウなど)、穀粉処理剤、ビタミン、ミネラル、甘味剤、糖、卵、牛乳または牛乳派生物、脂肪、および、それらの混合物からなる群から選択される。
代替的な局面によれば、穀粉の量は、一層濃縮された組成物を得るために乾燥ミックス組成物中で減少されることができる。従って、別の局面において、本発明は、下記の成分a)〜d)を含む(または、下記の成分a)〜d)からなる)ことを特徴とする、パン製造物を調製するために好適な濃縮された乾燥ミックス組成物に関する:
a)(約)15wt/wt%〜(約)53wt/wt%のタンパク質、
b)(約)13wt/wt%を超える繊維、
c)平均サイズが少なくとも(約)2mmである、(約)40wt/wt%〜(約)78wt/wt%の混在物、および
d)(約)17wt/wt%〜(約)35wt/wt%の穀粉、
ただし、組成物は少なくとも(約)70wt/wt%の乾燥物を含み、これらの百分率は、濃縮された乾燥ミックス組成物の重量比で表される。より好ましくは、本発明の乾燥ミックス組成物は、少なくとも(約)75wt/wt%、より好ましくは少なくとも(約)80wt/wt%の乾燥物を含み、ただし、これらの百分率は、濃縮された乾燥ミックス組成物の重量比で表される。
好ましくは、本発明による濃縮された乾燥ミックス組成物は下記の成分a)〜d)を含む(または、下記の成分a)〜d)からなる):
a)(約)20wt/wt%〜(約)42wt/wt%、好ましくは(約)26wt/wt%〜(約)42wt/wt%、より好ましくは(約)31wt/wt%〜(約)38wt/wt%のタンパク質、
b)(約)17wt/wt%を超える、好ましくは(約)17wt/wt%〜(約)55wt/wt%、より好ましくは(約)22wt/wt%〜(約)44wt/wt%、最も好ましくは(約)29wt/wt%〜(約)44wt/wt%の繊維、
c)(約)44wt/wt%〜(約)78wt/wt%、好ましくは(約)44wt/wt%〜(約)67wt/wt%、より好ましくは(約)44wt/wt%〜(約)56wt/wt%の上記で記載されるような混在物、および
d)(約)17wt/wt%〜(約)28wt/wt%、好ましくは(約)21wt/wt%〜(約)29wt/wt%、より好ましくは(約)21wt/wt%〜(約)25wt/wt%の穀粉、
ただし、混在物の平均サイズは好ましくは少なくとも(約)3mmであり、より好ましくは少なくとも(約)4mmである。好ましくは、本発明による濃縮された乾燥ミックス組成物において、混在物は、(約)10mmを超えない平均サイズを有する。
好ましくは、本発明の濃縮された乾燥ミックス組成物において、混在物は、新鮮な果実または乾燥果実、新鮮な果実片または乾燥果実片、穀粒、種子、破砕種子、チョコレート片、ナッツ、野菜、野菜片およびそれらの組合せからなる群から選択される。より好ましくは、混在物は、アンズ、レーズン、イチジク、ナツメヤシ、プルーンおよびそれらの組合せからなる群から好ましくは選択される新鮮な果実片または乾燥果実片を含む。より好ましくは、本発明による濃縮された乾燥ミックス組成物において、混在物は、アンズ、レーズン、イチジク、ナツメヤシ、プルーンおよびそれらの組合せからなる群から好ましくは選択される乾燥果実片を含む(または、アンズ、レーズン、イチジク、ナツメヤシ、プルーンおよびそれらの組合せからなる群から好ましくは選択される乾燥果実片からなる)。
別の好ましい局面によれば、本発明による濃縮された乾燥ミックス組成物は好都合にはさらに、(約)4wt/wt%〜(約)20wt/wt%、好ましくは(約)4wt/wt%〜(約)16wt/wt%、より好ましくは(約)6wt/wt%〜(約)11wt/wt%の随意的成分を含み、この場合、随意的成分は好ましくは、強化された官能的特性を本発明の得られたパン製造物に与えるために意図される化合物である。本発明による濃縮された乾燥ミックス組成物において使用されるそのような随意的成分は好ましくは、塩(例えば、好ましくはヨウ素添加塩)、安定化剤(例えば、好ましくはグアーガム)、脂肪、乳化剤、膨化剤(例えば、酵母または化学的膨化剤)、酸化剤(例えば、好ましくはビタミンC)、還元剤(例えば、好ましくはシステイン)、酸化防止剤、酵素、風味剤(例えば、サワードウなど)、穀粉処理剤、ビタミン、ミネラル、甘味剤、糖、卵、牛乳または牛乳派生物、脂肪、および、それらの混合物からなる群から選択される。
しかしながら、本発明はそれほど限定されない。濃縮された乾燥ミックス組成物の他の変形(すなわち、異なる量の穀粉、タンパク質、繊維および混在物を含むもの)は本発明の範囲内であることが意図される。濃縮された乾燥ミックス組成物の好適な変形が、本開示の教示に基づいて当業者によって容易に特定される。
好都合なことに、本発明による乾燥ミックス組成物または濃縮された乾燥ミックス組成物は、必要量の水および(必要な場合には)膨化剤のみを、パン製造物の調製のために好適なパン生地を形成するために加えられなければならない、すぐに使用できる乾燥ミックス組成物である。
さらに好都合なことに、本発明による乾燥ミックス組成物または濃縮された乾燥ミックス組成物は乾燥粉末の形態を取ることができ、長期貯蔵安定性を提供する。好ましくは、本発明の乾燥ミックス組成物は、その固有的な品質/特性を著しく失うことなく、6ヶ月間を超えて、好ましくは9ヶ月間を超えて、より好ましくは12ヶ月間を超えて、標準的な湿度条件のもと、室温で(すなわち、約25℃で)貯蔵することができる。
なおさらに別の局面において、本発明は、下記の工程a)〜d)を含む(または、下記の工程a)〜d)からなる)ことを特徴とする、パン製造物を調製するための方法に関連する:
a)パン生地を形成するように、下記の成分を含むパン生地成分を混合する工程:
・穀粉、好ましくは(約)25wt/wt%〜(約)50wt/wt%の量での穀粉、
・水、好ましくは(約)30wt/wt%〜(約)50wt/wt%の量での水、
・(約)8wt/wt%〜(約)25wt/wt%のタンパク質、好ましくは(約)10wt/wt%〜(約)20wt/wt%のタンパク質、
・(約)6wt/wt%を超える繊維、好ましくは(約)8wt/wt%〜(約)25wt/wt%の繊維、
・平均サイズが少なくとも(約)2mmであり、好ましくは少なくとも(約)3mmであり、より好ましくは少なくとも(約)4mmである、(約)18wt/wt%〜(約)35wt/wt%の混在物、
・(好ましいことではあるが)必要な場合には、膨化剤、
・(好ましいことではあるが)必要な場合には、随意的成分;
b)(好ましいことではあるが)必要な場合には、パン生地を練る工程;
c)(好ましいことではあるが)必要な場合には、パン生地を膨らませる工程、および
d)パン製造物を得るように、パン生地を焼く工程、
ただし、これらの百分率は(最終的)パン製造物の重量比で表され、随意的成分は好ましくは、塩(例えば、好ましくはヨウ素添加塩)、安定化剤(例えば、好ましくはグアーガム)、脂肪、乳化剤、酸化剤(例えば、好ましくはビタミンC)、還元剤(例えば、好ましくはシステイン)、酸化防止剤、酵素、風味剤(例えば、サワードウなど)、穀粉処理剤、ビタミン、ミネラル、甘味剤、糖、卵、牛乳または牛乳派生物、および、それらの混合物からなる群から選択される。
好ましい局面において、本発明の方法は、(約)1wt/wt%〜(約)3wt/wt%、好ましくは(約)1wt/wt%〜(約)2wt/wt%、より好ましくは(約)2wt/wt%の膨張剤(酵母)を含むパン生地成分を混合する工程を含む。ただし、これらの百分率は(最終的)パン製造物の重量比で表される。
なおさらに別の好ましい局面において、本発明の方法は、(約)2wt/wt%〜(約)10wt/wt%、好ましくは(約)2wt/wt%〜(約)7wt/wt%、より好ましくは(約)3wt/wt%〜(約)5wt/wt%の上記で記載されるような随意的成分を含むパン生地成分を混合する工程を含む。ただし、これらの百分率は(最終的)パン製造物の重量比で表される。
パン製造物を調製するための好ましい方法は下記の工程a)〜d)を含む(または、下記の工程a)〜d)からなる):
a)パン生地を形成するように、下記の成分を含むパン生地成分を混合する工程:
・(約)30wt/wt%〜(約)50wt/wt%の穀粉、
・(約)10wt/wt%〜(約)20wt/wt%のタンパク質、
・(約)10wt/wt%〜(約)20wt/wt%の繊維、
・(約)20wt/wt%〜(約)35wt/wt%の上記で記載されるような混在物、
・(約)30wt/wt%〜(約)50wt/wt%の水、
・(約)1wt/wt%〜(約)2wt/wt%の酵母、
・必要な場合には、(約)3wt/wt%〜(約)5wt/wt%の随意的成分;
b)必要な場合には、パン生地を練る工程;
c)(好ましいことではあるが)必要な場合には、パン生地を膨らませる工程、および
d)パン製造物を得るように、パン生地を焼く工程、
ただし、これらの百分率は(最終的)パン製造物の重量比で表され、随意的成分は好ましくは、塩(例えば、好ましくはヨウ素添加塩)、安定化剤(例えば、好ましくはグアーガム)、脂肪、乳化剤、酸化剤(例えば、好ましくはビタミンC)、還元剤(例えば、好ましくはシステイン)、酸化防止剤、酵素、風味剤(例えば、サワードウなど)、穀粉処理剤、ビタミン、ミネラル、甘味剤、糖、卵、牛乳または牛乳派生物、および、それらの混合物からなる群から選択される。
本発明のなおさらに別の局面において、下記の工程a)〜d)を含む(または、下記の工程a)〜d)からなる)ことを特徴とする、パン製造物を調製するための方法が提供される:
a)パン生地を形成するように、上記で記載されるような乾燥ミックス組成物または濃縮された乾燥ミックス組成物を、(必要な場合には)穀粉および水、ならびに、(好ましいことではあるが)必要な場合には膨化剤と混合する工程、
b)(好ましいことではあるが)必要な場合には、パン生地を練る工程;
c)(好ましいことではあるが)必要な場合には、パン生地を膨らませる工程、および
d)パン製造物を得るように、パン生地を焼く工程。
パン製造物を調製するための本発明の方法の好ましい局面によれば、本方法は、パン生地を形成するように、上記で記載されるような濃縮された乾燥ミックス組成物を、(約)17wt/wt%〜(約)35wt/wt%の穀粉、(約)30wt/wt%〜(約)50wt/wt%の水、(約)1wt/wt%〜(約)3wt/wt%の酵母、および、必要な場合には(約)2wt/wt%〜(約)10wt/wt%の上記で記載されるような随意的成分と混合する工程を含む(ただし、これらの百分率は(最終的)パン製造物の重量比で表される)。
パン製造物を調製するための本発明の方法の別の局面によれば、本方法は、パン生地を形成するように、上記で記載されるような乾燥ミックス組成物を、(約)30wt/wt%〜(約)50wt/wt%の水、(約)1wt/wt%〜(約)3wt/wt%の酵母、および、必要な場合には(約)2wt/wt%〜(約)10wt/wt%の上記で記載されるような随意的成分と混合する工程を含む(ただし、これらの百分率は(最終的)パン製造物の重量比で表される)。
本発明によれば、本発明のパン製造物および/または乾燥ミックス組成物および/または方法において使用される(上記で記載されるような)タンパク質、繊維、混在物、穀粉および他の随意的成分は好ましくは同一または少なくとも類似している。したがって、タンパク質、繊維、混在物、穀粉および(上記で記載されるような)他の随意的成分は、本発明のパン製造物において、本発明による乾燥ミックス組成物において、また、本発明によるパン製造物の調製のための方法において置き換え可能に使用することができる。同様にまた、本発明の好ましい局面において、タンパク質、繊維、混在物、穀粉および(上記で記載されるような)他の随意的成分に関して表される好ましいもののいずれか(すべてまたは一部)は、本発明のパン製造物において、本発明による乾燥ミックス組成物において、また、本発明によるパン製造物の調製のための方法において置き換え可能に適用することができる。
なおさらに別の局面において、本発明は、長続きする満腹効果および/または低下した血糖指数を提供するパン製造物を調製するための、上記で記載されるような乾燥ミックス組成物の使用に関連する。
なおさらに別の局面によれば、本発明は、肥満、糖尿病、高コレステロール血症およびそれらのいずれかの組合せの群から選択される病状のいずれかの処置において、または、肥満、糖尿病、高コレステロール血症およびそれらのいずれかの組合せの群から選択される病状のいずれかの防止のために使用される上記で記載されるようなパン製造物に関する。
好都合なことに、本発明によるパン製造物は、腸管通過、および、盗み食い/少しずつかじることをその大きい満腹性能力のために減らすことを容易にする一方で、優れた官能的特性(味覚、風味)および優れた柔らかさが備わっている。
実施例1:
下記は、本発明によるパン製造物を調製するために好適な組成物の例である。列挙された成分を列挙された割合(重量%)で含む下記の組成物が作製される。この場合の例は、本発明を例示するために意図されるが、本発明の範囲を限定するために、または、そうでない場合には本発明の範囲を規定するために使用されるとは限らない。
上記成分を、パン生地を形成するように、渦巻き式Fernetoミキサーにおいて低速度で約6分間混合し、その後、高速度で約5分間混合する。パン生地を約27℃で寝かせ、約10分間発酵させる。その後、パン生地を約110gの小片に切り、約30℃および約80%の部屋湿度のもとで約75分間発酵させる。パン焼きが、Miweオーブンにおいて約9分間、約240℃〜260℃で達成される。
上記レシピに従って得られるパン製造物は、優れた官能的特性(味覚、風味)、優れた柔らかさ、大きい満腹性能力および栄養学的利点が備わっている。
実施例2:
下記は、本発明による乾燥ミックス組成物の一例である:
実施例3:
本発明によるパン製造物が、下記の成分を列挙された割合(重量%)で用いて作製される:
作業方法:
成分を、パン生地を形成するように、低速度で約6分間混合し、その後、高速度で約5分間混合する。パン生地を約27℃で寝かせ、約10分間発酵させる。その後、パン生地を110gの小片に切り、約30℃および約80%の部屋湿度のもとで約75分間発酵させる。パン焼きが、約9分間、約240℃〜260℃で達成される。
パン製造物が専門家団によって試験され、非常に味がよく、軟らかく、実用的であり、かつ、食べやすいことが見出された。
実施例4:満腹試験
36名の専門家団が、実施例3のパン製造物によって与えられる満腹効果を評価するために使用された。18名が、100gの実施例3のパン製造物および250mlのオレンジジュースから作られる朝食を5日間受けた。コントロール群が、100gの精白パン、20gのジャムおよび250mlのオレンジジュースから作られる朝食を受けた。カロリー量はこれら2つのタイプの朝食において類似していた。
空腹感が、6点評価目盛りを使用して評価され(0は、極めて満腹であることを意味し、一方、6は、極めて空腹であることを意味する)、また、昼食についての消費食物量が評価された。結果(図1)は、本発明(実施例3)のパン製造物を食する人は、(精白パン+ジャム)を食する人よりも4時間後において著しく空腹でないことを示す。
さらなる結果は、本発明(実施例3)のパン製造物を食する人は、昼食に食べる量が、(精白パン+ジャム)を食する人よりも少ないことを示す。平均カロリー摂取が昼食あたり約7.5%少なくなっている(約60kcal)(図2)。約60kcalの消費差は、平均的な人については1年で約3kgの体重減少に等しいことが知られている。
実施例5:比較データ
パン製造物が、下記の成分を列挙された割合(重量%)で用いて実施例1で記載されるように作製される:
パンを焼いた後、(本発明によらない)得られた製造物は、実施例1で得られるパン製造物(図3a)(すなわち、本発明によるパン製造物)と比較されるとき、はるかにより少ない体積を示す(図3b)。専門家パネリストによれば、得られた製造物はまた、柔らかさがなく、出来たての味がしない。
実施例6:血糖指数
本発明に関連して、本発明による様々なパン製造物の血糖指数が下記のプロトコルに従って測定される。
研究設計:
18歳〜60歳の患者をランダム化した。除外基準が、妊婦または授乳中の母親、肥満度指数(BMI)が30kg/m以上である人、および、食欲またはグルコース調節に影響する医学的状態であった。倫理委員会によって、承認が得られた。
GIの計算:
血糖指数を、パンを食べる前の−5分および0分、ならびに、食べ始めた後の15分、30分、45分、60分、90分および120分で行われる血液測定から計算した。血中グルコースが、HemoCue Glucose201+分析計(HemoCue(登録商標)Ltd)を使用して測定される。インスリンが、E411 Immunoassay Analyzer(Roche Diagnostic、英国)を使用して測定される。
上昇血中グルコース応答曲線下面積(iAUC)が、ベースライン下面積を無視して幾何学的に計算される。それぞれの被験者に関するそれぞれの試験パンについてのiAUCが、同じ被験者によって食される参照食物についての平均iAUCの百分率として表される:
GI=(iAUC(試験食物)/iAUC(参照食物))×100
各試験の血糖指数が群全体についての平均として解釈される。
本発明に関連して、驚くべきことに、本発明のいくつかの様々なパン製造物の血糖指数がコントロールの血糖指数よりも著しく低いことが見出されている。
実施例7:満腹試験
28名の専門家団が、下記の表において詳述されるように、他のパン製造物(精白パン、全粒小麦粉パンおよび全粒パン)を含む3つの他の朝食タイプと比較されるとき、実施例3のパン製造物を含む朝食によって与えられる満腹効果を評価するために使用された。
28名の専門家が、週に3日間連続して1つの朝食タイプを受けた。4週間後、すべてのパネリストがすべての朝食タイプを受け終わった。
空腹感、および、食べたい欲求が、10点評価目盛りを使用して評価され(0は、極めて満腹であること/食べたい欲求がないことを意味し、一方、10は、極めて空腹であること/食べたい欲求が極めて大きいことを意味する)、また、昼食についての消費食物量が評価された。
結果は、本発明(実施例3)のパン製造物を食する人は、いずれかの他の提案された朝食を食する人よりも4時間後において著しく空腹でないこと(図4)、および、食べたい欲求もまた、著しくより低かったこと(図5)を示す。
さらなる結果は、本発明(実施例3)のパン製造物を食する人は、昼食に食べる量(855kcal)が、精白パン(985kcal)または全粒パン(919kcal)に基づく朝食を食する人よりも少ないことを示す。

Claims (15)

  1. 下記の成分a)〜c)を含むことを特徴とするパン製造物:
    a)8wt/wt%〜25wt/wt%のタンパク質、
    b)6wt/wt%を超える繊維、および
    c)平均サイズが少なくとも2mmである、18wt/wt%〜35wt/wt%の混在物、
    ただし、これらの百分率はパン製造物の重量比で表される。
  2. 前記混在物の平均サイズが少なくとも3mmであり、より好ましくは少なくとも4mmであることを特徴とする、請求項1に記載のパン製造物。
  3. 前記混在物は、新鮮な果実または乾燥果実、新鮮な果実片または乾燥果実片、穀粒、種子、チョコレート片、ナッツ、野菜、野菜片およびそれらの組合せからなる群から選択されることを特徴とする、請求項1または2に記載のパン製造物。
  4. 前記混在物は、好ましくはアンズ、レーズン、イチジク、ナツメヤシ、プルーンおよびそれらの組合せからなる群から選択される新鮮な果実片または乾燥果実片を含むことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のパン製造物。
  5. 下記の成分a)〜c)を含むことを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のパン製造物:
    a)10wt/wt%〜20wt/wt%、好ましくは13wt/wt%〜20wt/wt%、より好ましくは15wt/wt%〜18wt/wt%のタンパク質、
    b)8wt/wt%を超える、好ましくは13wt/wt%を超える、より好ましくは8wt/wt%〜25wt/wt%、一層より好ましくは10wt/wt%〜20wt/wt%、最も好ましくは13wt/wt%〜20wt/wt%の繊維、および
    c)20wt/wt%〜35wt/wt%、好ましくは20wt/wt%〜30wt/wt%、より好ましくは20wt/wt%〜25wt/wt%の混在物。
  6. 好ましくは25wt/wt%〜50wt/wt%、より好ましくは25wt/wt%〜40wt/wt%、さらにより好ましくは30wt/wt%〜40wt/wt%、一層より好ましくは30wt/wt%〜35wt/wt%の穀粉;および好ましくは25wt/wt%〜50wt/wt%、より好ましくは25wt/wt%〜45wt/wt%、さらにより好ましくは25wt/wt%〜40wt/wt%の水をさらに含み、好ましくは、(約)1wt/wt%〜(約)3wt/wt%、好ましくは(約)1wt/wt%〜(約)2wt/wt%、より好ましくは(約)2wt/wt%の酵母をさらに含むことを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載のパン製造物。
  7. 60未満、好ましくは55未満、より好ましくは50未満、一層より好ましくは45未満の血糖指数を有することを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載のパン製造物。
  8. 下記の成分a)〜d)を含むことを特徴とする、パン製造物を調製するために好適な乾燥ミックス組成物:
    a)10wt/wt%〜40wt/wt%のタンパク質、
    b)8wt/wt%を超える繊維、
    c)平均サイズが少なくとも2mmである、25wt/wt%〜50wt/wt%の混在物、および
    d)35wt/wt%〜70wt/wt%の穀粉、
    ただし、前記組成物は少なくとも70wt/wt%、好ましくは少なくとも75wt/wt%、より好ましくは少なくとも80wt/wt%の乾燥物を含み、これらの百分率は乾燥ミックス組成物の重量比で表される。
  9. 下記の成分a)〜d)を含むことを特徴とする、請求項8に記載の乾燥ミックス組成物:
    a)15wt/wt%〜35wt/wt%、好ましくは20wt/wt%〜30wt/wt%、より好ましくは21wt/wt%〜26wt/wt%のタンパク質、
    b)11wt/wt%を超える、好ましくは11wt/wt%〜36wt/wt%、より好ましくは14wt/wt%〜29wt/wt%、一層より好ましくは18wt/wt%〜29wt/wt%の繊維、
    c)28wt/wt%〜50wt/wt%、好ましくは28wt/wt%〜43wt/wt%、より好ましくは28wt/wt%〜36wt/wt%の混在物、および
    d)35wt/wt%〜57wt/wt%、好ましくは43wt/wt%〜57wt/wt%、より好ましくは43wt/wt%〜50wt/wt%の穀粉、
    ただし、前記混在物の平均サイズは好ましくは少なくとも3mmであり、より好ましくは少なくとも4mmである。
  10. 下記の成分a)〜d)を含むことを特徴とする、パン製造物を調製するために好適な濃縮された乾燥ミックス組成物:
    a)15wt/wt%〜53wt/wt%のタンパク質、
    b)13wt/wt%を超える繊維、
    c)平均サイズが少なくとも2mmである、40wt/wt%〜78wt/wt%の混在物、および
    d)17wt/wt%〜35wt/wt%の穀粉、
    ただし、前記組成物は少なくとも70wt/wt%、好ましくは少なくとも75wt/wt%、より好ましくは少なくとも80wt/wt%の乾燥物を含み、これらの百分率は、濃縮された乾燥ミックス組成物の重量比で表される。
  11. 下記の成分a)〜d)を含むことを特徴とする、請求項10に記載の濃縮された乾燥ミックス組成物:
    a)20wt/wt%〜42wt/wt%、好ましくは26wt/wt%〜42wt/wt%、より好ましくは31wt/wt%〜38wt/wt%のタンパク質、
    b)17wt/wt%を超える、好ましくは17wt/wt%〜55wt/wt%、より好ましくは22wt/wt%〜44wt/wt%、一層より好ましくは29wt/wt%〜44wt/wt%の繊維、
    c)44wt/wt%〜78wt/wt%、好ましくは44wt/wt%〜67wt/wt%、より好ましくは44wt/wt%〜56wt/wt%の混在物、および
    d)17wt/wt%〜28wt/wt%、好ましくは21wt/wt%〜29wt/wt%、より好ましくは21wt/wt%〜25wt/wt%の穀粉、
    ただし、前記混在物の平均サイズは好ましくは少なくとも3mmであり、より好ましくは少なくとも4mmである。
  12. 前記混在物は、新鮮な果実または乾燥果実、新鮮な果実片または乾燥果実片、穀粒、種子、チョコレート片、ナッツ、野菜、野菜片およびそれらの組合せからなる群から選択され、より好ましくは、前記混在物は、アンズ、レーズン、イチジク、ナツメヤシ、プルーンおよびそれらの組合せからなる群から選択される新鮮な果実片または乾燥果実片を含むことを特徴とする、請求項8〜11のいずれかに記載のミックス組成物または濃縮された乾燥ミックス組成物。
  13. 下記の工程a)〜d)を含むことを特徴とする、パン製造物を調製するための方法:
    a)パン生地を形成するように、下記の成分を含むパン生地成分を混合する工程:
    ・穀粉、好ましくは30wt/wt%〜50wt/wt%の量での穀粉、
    ・水、好ましくは30wt/wt%〜50wt/wt%の量での水、
    ・8wt/wt%〜25wt/wt%のタンパク質、好ましくは10wt/wt%〜20wt/wt%のタンパク質、
    ・6wt/wt%を超える繊維、好ましくは8wt/wt%〜25wt/wt%の繊維、
    ・平均サイズが少なくとも2mmであり、好ましくは少なくとも3mmであり、より好ましくは少なくとも4mmである、18wt/wt%〜40wt/wt%の混在物、
    ・必要な場合には、膨化剤、
    ・必要な場合には、随意的成分;
    b)必要な場合には、パン生地を練る工程;
    c)必要な場合には、パン生地を膨らませる工程、および
    d)パン製造物を得るように、パン生地を焼く工程、
    ただし、これらの百分率は最終的パン製造物の重量比で表され、前記随意的成分は好ましくは、塩、安定化剤、脂肪、乳化剤、酸化剤、還元剤、酸化防止剤、酵素、風味剤、穀粉処理剤、ビタミン、ミネラル、甘味剤、糖、卵、牛乳または牛乳派生物、および、それらの混合物からなる群から選択される。
  14. 下記の工程a)〜d)を含むことを特徴とする、パン製造物を調製するための方法:
    a)パン生地を形成するように、請求項9〜12のいずれかに記載の乾燥ミックス組成物または濃縮された乾燥ミックス組成物を、穀粉および水、ならびに、必要な場合には膨化剤と混合する工程、
    b)必要な場合には、パン生地を練る工程;
    c)必要な場合には、パン生地を膨らませる工程、および
    d)パン製造物を得るように、パン生地を焼く工程。
  15. 長続きする満腹効果および/または低下した血糖指数を提供するパン製造物を調製するための、請求項8〜11のいずれかに記載の乾燥ミックス組成物または濃縮された乾燥ミックス組成物の使用。
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