JP2012528356A - 光源アレイを備えるビーム整列システム - Google Patents

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Abstract

平行光ビーム二次元整列アレイを発生させるビーム整列システムであって、長尺で前縁、第1側縁及び第2側縁のあるベース並びに個別のヨー調整及びピッチ調整が可能な複数個のベース側反射器を有するビーム整列室と、それぞれ光ビームアレイを発生させる複数個の光源アレイと、を備える。本ビーム整列システムでは、光源アレイのうちベース側反射器と対をなすもので生じた光ビームアレイがそのベース側反射器にてビーム整列室の長手方向沿いに反射され、それらの光ビームアレイで平行光ビーム二次元整列アレイが形成される。

Description

本発明はディジタル画像投射機、特に固体レーザ光源を照明用光源として使用する装置及び方法の改良に関する。
従来のフィルム式投射機に代替しうるディジタル投射機、特にカラー映写機として使用可能なものを実現するには、画質及び性能に関する最低限の条件を満たす必要がある。とりわけ、高解像度、広色域且つ高輝度で、そのフレーム間コントラスト比が1000:1を上回ることが必要である。
カラー映写機として使用可能なディジタル投射機を実現する策のうち最も見込みがあるのは、その成像デバイスとして空間光変調器(SLM)を使用する策である。SLMには大別して二種類がある。そのうち一種類はディジタルマイクロミラーデバイス(DMD)、例えば米国テキサス州ダラス所在のTexasInstruments,Inc.で開発されたDLP(ディジタル光プロセッサ;登録商標;以下注記省略)である。DLPについては特許文献1、4及び5(発明者:Hornbeck)並びに7(同:Heimbuch)を初め数多くの特許文献に記載があり、DLP式投射機の光学的構成についても特許文献12(発明者:Tejada et al.)、14(同:Dewald)、16(同:Anderson)及び20(同:Iwai)に記載がある。DLPを使用したディジタル投射機も既に開発されている。
図1に、DLP型SLMを使用する投射機10の概略ブロック構成を示す。この構成では、光源12からの多色光をプリズムアセンブリ14、例えばフィリップス(登録商標;以下注記省略)プリズムに入射させ、そこで赤(R),緑(G),青(B)の各成分に分離させる。次いで、それらをSLM20r,20g,20bのうち対応するもので変調し、変調された光をプリズムアセンブリ14で再結合させる。そして、再結合後の光を投射レンズ30に送り相応の面例えばスクリーンへと投射させる。
こうしたDLP式投射機は、優れた光スループット、コントラスト比及び色域を実現できデスクトップ表示から大画面上映に至る諸用途での要請に応えうる反面、実現できる解像度が低く現状では高々2148×1080画素に留まっている。更に、その部品コスト及びシステムコストが高いため、ディジタル映画を高画質投射する用途では使用しづらい。加えて、使用するプリズム例えばフィリップスプリズムが高価、大型、重量且つ複雑で、それを用い高輝度投射を行うのに長作動距離で高速な投射レンズが必要とされることも、DLP式投射機の普及や使用を妨げる重大な制約となっている。
ディジタル投射機で使用できるもう一つのSLMは液晶デバイス(LCD)である。これは、アレイ状に配置された画素毎に入射光の偏向状態を変調して画像を発生させるデバイスである。その大型化、デバイス歩留まり向上及び解像度向上が比較的容易であるため、LCDは高画質ディジタル映写向けのSLMと目されている。ソニー株式会社や日本ビクター株式会社では、その解像度が4096×2160画素のLCDも製造されている。LCD型SLMを使用する電子式画像投射機については、特許文献8(発明者:Hattori et al.)、9(同:Shimomura et al.)、13(同:Ueda)、17(同:Lee)及び18(同:Oikawa et al.)に記載がある。なかでも液晶オンシリコン(LCOS)型LCDは、大画面画像投射に適しているといえよう。しかしながら、LCD型SLMには、ディジタル映写で課される画質条件、特に良好な発色やコントラスト比を維持することが難しい、という難点がある。これは、高輝度投射時に作用する強い熱負荷で、その素材の偏向品質が低下するためである。
照明効率に関わる未解決の問題点もある。エタンデュ乃至ラグランジュ不変量に係る問題点である。光学分野で周知の通り、エタンデュは光学系で扱える光の量に関連しており、一般にはその値が大きい方が明るい像を得ることができる。エタンデュの値は二種類の特性の積、即ち像面積と数値開口の積に比例する。例えば、図2に示す単純な装置では、光源12側の像面積A1とそこから出射する光の角度範囲θ1の積、或いはSLM20の面積A2とそこに入射しうる光の角度範囲θ2の積で、光学系18のエタンデュが表される。一般に、輝度を高めるには光源12からできるだけ多くの光を供給することが必要になり、秀逸な光学的構成を得るにはその光源側エタンデュとSLM側エタンデュをできるだけ一致させることが必要になる。
まず、光源から得られる光量を増すには、多くの光を捉えうるようその光学系の数値開口を増すか、広範囲から光がもたらされるよう光源側像面積を増す必要がある。こうすると光源側エタンデュが増すが、SLM側エタンデュが光源側エタンデュ以上なら光源側エタンデュの大きさを活かすことができる。しかし、光源側像面積を増すと一般に光学部品及び周辺部品が高価化、大型化する。シリコン基板の価格や欠陥発生確率が大型化につれて増すため、LCOS型SLMやDLP型SLMではことにそうである。エタンデュの増大は光学系の複雑化や高価化にもつながりやすい。例えば、特許文献11(発明者:Sprotbery et al.)に概述されている光学系では、レンズ素子のエタンデュを大きくすることが求められる。それは、系内光学系で収束させるべき光の光源側像面積が、RGB各色光路上に存するSLMの合計面積になるためである。これは、最終的に生じるカラー像の三倍にも上る。このように、収束させるべき光の光路がRGB別になっている特許文献11では、系内レンズ部品を大きな像面積を扱える大エタンデュ部品とせざるを得ない。しかも、特許文献11では、光路1本当たりの光強度が全体の1/3に過ぎないため、最終的に生じるカラー像の面積に比し三倍の像面積を扱えるのに、輝度向上のメリットを享受することができない。
次に、光源側エタンデュとSLM側エタンデュをできるだけ一致させる必要があるのは、そうしないと効率が低下するからである。仮に、エタンデュの一致度が貧弱だと、光学系が光枯渇してSLMに光を十分供給できなくなるか、変調用に生成された光が不効率にもかなり捨てられてしまうこととなる。
ディジタル映写機に求められる輝度をリズナブルなシステムコストで実現する、という課題も、LCD式投射機やDLP式投射機の設計者にとって悩みの種である。この点で問題となるのは、LCD式投射機の場合、偏向光が必要であるため低効率且つ大エタンデュとなり、偏向回復技術を適用しても十分な輝度が得られない点である。DLP式投射機の場合は、偏向光を必要としないので若干高効率だが、高価で短命なランプや高価な光学系が必要で、旧来の映写機と競うには高価すぎる点が問題になる。
旧来のフィルム式映写機のうちハイエンドなものと競えるディジタル投射機を実現し、いわゆる電子映写乃至ディジタル映写を行えるようにするには、旧来のフィルム式投射機と比肩しうる輝度での映写を行えるディジタル映写機にする必要がある。使用されるスクリーンの種類により5000〜40000ルーメンといった幅が生じるが、一般的な映画館で使用される40フィート対角級スクリーンへの映写には10000ルーメン級の光束での投射が求められよう。しかも、この最低輝度条件を満たすだけでは足りず、2048×1080画素以上の高解像度、2000:1程度のコントラスト比、並びに広い色域を提供することも求められる。
これまでに提案されているディジタル映写機のなかには、こうした性能条件を充足しうるものもあるが、その装置価格や稼働費用が嵩むことが障害となっている。具体的には、当該性能条件を満たす映写機の価格が一般に50000米ドル超になること、その映写機で使用される大出力キセノンアークランプを500〜2000時間毎に交換する必要があること、その交換毎に往々にして1000米ドル超の費用がかかることである。キセノンアークランプのエタンデュが大きく、従って光源からの集光及びその投射に高速な光学系が必要なことが、コストや複雑さに重大な影響を及ぼしている。
DLP型SLM及びLCOS−LCD型SLMに共通する問題点としては、固体光源例えば固体レーザ光源との併用が難しい、という点がある。固体光源には、他種光源に比べスペクトル純度や最高輝度が高いという長所があるが、従来通りの手法ではそれを活かすことができない。即ち、旧来の集光、転向及び色結合方法及び装置を使用する構成のディジタル投射機では、レーザ光源アレイに備わる長所を存分に活かすことができない。
固体レーザ光源には、エタンデュや寿命が良好で、全体としてスペクトル安定性や輝度安定性が高いという長所がある。近年では、ディジタル映写に適した輝度、適したコストで可視光を輻射できるようになっている。開発が進み市販に至ったVCSEL(垂直共振器面発光レーザ)アレイのなかには、ディジタル映写機用光源として使用できそうなものもある。しかし、各色当たり9個以上のアレイを使用しないと必要な輝度を得ることができない。
投射機におけるレーザ光源アレイの用法としては次の諸例が提案されている。
まず、特許文献6(名称:レーザ照明式画像投射機及びその使用方法(Laser Illuminated Image Projection System and Method of Using Same),発明者:Kappel et al.)では、マイクロレーザ光源アレイが投射機内照明に使用されている。
本願出願人を譲受人とする特許文献24(名称:有機レーザ光源アレイを用い二次元ライトバルブを照明する電子成像システム(Electronic Imaging System Using Organic Laser Array Illuminating an Area Light Valve),発明者:Kruschwitz et al.)では、SLMが有機レーザ光源アレイで照明されている。
特許文献31(名称:画像投射型表示装置、システム及び方法(Projection Display Apparatus, System, and Method),発明者:Mooradian et al.)では、外部共振器面発光半導体レーザ光源アレイが照明に使用されている。
特許文献25(名称:固体光源を用いるディスプレイ(Displays Using Solid-State Light Sources),発明者:Glenn)では、マイクロレーザ光源アレイを投射機内照明に使用する種々のディスプレイが示されている。
そして、特許文献21(名称:輝度保存最適化レーザダイオードアレイアセンブリ(Laser Diode Array Assemblies With Optimized Brightness Conservation),発明者:Lang et al.)では、高い除熱効率が得られるよう従来型のバー発光レーザダイオード及びエッジ発光レーザダイオードで二次元光源アレイを形成し、そのアレイの拡散角と面積の積(エタンデュ)が小さくなるよう反射器とレンズの併用で平行光ビーム間隔を縮小・廃止している。
これらの例はいずれも難点を抱えている。例えば、特許文献6ではモノリシックなコヒーレントレーザ光源アレイを画像投射機内光源として使用している。従って、レーザ光源個数を適宜設定することで、投射機出射光に課されるパワー条件を充足させることができる。しかし、この手法を大光束投射機で使用すると様々な問題点が発生する。レーザ光源個数が増すにつれ製造歩留まりが低下し、アレイ規模拡張につれ発熱がひどくなる、といった問題点である。コヒーレントなレーザ光源でモノリシックなアレイを形成することも問題である。コヒーレントなレーザ光源を複数個使用すると、干渉によってスペックル等の偽像が生じるからである。従って、レーザ光源アレイを使用するのであれば、そのコヒーレンスのうち空間的コヒーレンスや時間的コヒーレンスを弱化乃至打破すべきである。スペクトル的コヒーレンスについては、色域拡張のため維持するのが望ましいが、やはり若干のスペクトルばらつきを許容すべきである。干渉乃至スペックルに対する敏感さを抑えると共に、個々の単色光源で生じる動作波長シフト即ち色シフトの影響を抑えるためである。例えば、R,G,B各色のレーザ光源アレイ内で狭帯域レーザ光源が稠密配置されている三色投射機では、そうしたシフトが原因となり投射機全体のホワイトポイント及び発色が仕様外になる可能性がある。従って、個別の色シフトに対する投射機出射光の敏感さを抑えるため、動作波長の小幅なずれをアレイ内で均すようにした方がよい。例えば、別々のロットで製造されたため僅かな相違のあるデバイスを使用し、実質的に非コヒーレントなレーザ光源アレイを形成するようにした方がよい。この策なら、特許文献6記載のシステムへの部品付加でコヒーレンスを弱める策に比べ、コスト及び簡略さの面で有利である。光源の空間的コヒーレンス及び時間的コヒーレンスを弱める策が有利なのは、散光器等の部品を追加しコヒーレンスを弱めるのでは光源光の実質的拡がり(光源側エタンデュ)が増してしまい、光損失やシステムコストが増加するからである。エタンデュが小さいというレーザ光源の長所を活かせないのは、光学系簡素化上望ましくない。
また、レーザ光源アレイのなかで投射機用と目されているのは種々のVCSELアレイ、例えば垂直外部共振器面発光レーザ(VECSEL)アレイや米国カリフォルニア州サニービル所在のNovaluxで製造されているNECSEL(ノバラックス外部共振器面発光レーザ;登録商標;以下注記省略)アレイであるが、従来手法をこれらに適用すると様々な問題点が発生する。その一つはデバイス歩留まり上の制約である。例えば、市販のVECSELアレイが長尺且つ狭幅で、輻射部の配置行数が一般に二行であるのは、繊細な構成部材を密に配置すると放熱が難しくなるため、即ち三行以上にするとデバイス歩留まりが劇的に低下するためである。こうした現実的制約があるため、VECSELアレイを例えば特許文献25に従い投射機内照明サブシステムとして使用するのは難しいし、特許文献31の記載に従い画像投射に使用すると輝度が不足する。特許文献24等では有機VCSEL光源で形成されたレーザ光源アレイの用法も提案されているが、有機VCSEL光源はまだ実用化されていない。これらの問題点に加え、既存のVECSELアレイには給電及び放熱に関する問題点が生じる。この種のアレイがハイパワーなためである。例えば、単一行型のNECSELアレイを並べて二行にした構成では、その有効光出力が3W超にもなりうる。そのため、発光につながらない電流やその電流による熱負荷を厳しく制限しないと、温度を十分安定させることができず寿命やビーム品質がひどく損なわれてしまう。
そして、投射機におけるレーザ光源の使用については、これまでの提案では十分に考慮されていない問題点が残っている。例えば、多くの映画館で必要とされる10000ルーメンの光束を提供するには、例えば2行×24列型のNECSELアレイを9個程度使用する必要がある。効率的な放熱、十分な駆動電力及び制御信号の供給、並びにモジュール化による保守及び交換の簡便化を実現するため、それらのアレイは別々に実装することが望まれる。その際には、別々に実装されているアレイ間で、1本の平行光ビームが生じるようビーム同士を結合させる必要がある。しかし、ビーム結合被覆でビーム同士を結合させるのでは、その被覆の不効率さが原因で輻射光の一部が失われてしまう。角度成分が導入されるプロセスでビーム同士を結合させるのは、エタンデュが増すので望ましくない。最小のビーム間隔で諸ビームを転向させるのが望ましいが、既存のビーム結合技術ではそれを容易に実現することができない。
米国特許第4441791号明細書 米国特許第4986634号明細書 米国特許第5083023号明細書 米国特許第5535047号明細書 米国特許第5600383号明細書 米国特許第5704700号明細書 米国特許第5719695号明細書 米国特許第5798819号明細書 米国特許第5808795号明細書 米国特許第5887096号明細書 米国特許第5907437号明細書 米国特許第5914818号明細書 米国特許第5918961号明細書 米国特許第5930050号明細書 米国特許第5933278号明細書 米国特許第6008951号明細書 米国特許第6010121号明細書 米国特許第6062694号明細書 米国特許第6075912号明細書 米国特許第6089717号明細書 米国特許第6240116号明細書 米国特許第6324320号明細書 米国特許第6552853号明細書 米国特許第6950454号明細書 米国特許第7052145号明細書 米国特許第7420996号明細書 米国特許第7437034号明細書 米国特許出願公開第2005/0057731号明細書 米国特許出願公開第2005/0099698号明細書 米国特許出願公開第2006/0001973号明細書 米国特許出願公開第2006/0023173号明細書 米国特許出願公開第2009/0040477号明細書
従って、DLP型SLMやLCOS型SLMと効果的に併用でき、固体光源アレイの長所を活かせる照明用光源を実現する必要がある。
投射型ディスプレイにおける輝度向上の要請に応えるべく、本発明に係るビーム整列システムは、
(a)(i)長尺で前縁、第1側縁及び第2側縁のあるベース並びに(ii)個別のヨー調整及びピッチ調整が可能な複数個のベース側反射器を有するビーム整列室と、
(b)それぞれ光ビームアレイを発生させる複数個の光源アレイと、
を備える。本システムでは、光源アレイのうちベース側反射器と対をなすもので生じた光ビームアレイがそのベース側反射器にてビーム整列室の長手方向沿いに反射され、それらの光ビームアレイで平行光ビーム二次元整列アレイが形成される。
本発明によれば、複数個ある光源アレイそれぞれでレーザ光等のアレイを発生させ、その光ビームアレイから平行光ビーム二次元整列アレイを発生させる装置及び方法を、提供することができる。
本発明によれば、レーザ光等のアレイ複数本をコンパクトにまとめ、それらの光ビームアレイを出射光路に対し平行に揃える装置を、提供することができる。
複数本の色別光路同士をプリズムで結合させる従来型投射機を示す模式的ブロック図である。 光学系におけるエタンデュの概念を示す図である。 複数個の光変調チャネル及び複数個の画像投射用光学系を備える投射機の全体構成を示す模式的ブロック図である。 複数個の光変調チャネル及びそれらで共用される単一の画像投射用光学系を備える投射機の全体構成を示す模式的ブロック図である。 別々の固体レーザ光源に発するビーム同士を整列させる反射面を示す模式図である。 別々の固体レーザ光源に発するビーム同士を整列させる光転向プリズムを示す模式的側面図である。 図5Aに示した光転向プリズムの斜視図である。 複数個の入射面を有する光転向プリズムを示す模式的側面図である。 別々の固体レーザ光源アレイに発するビーム同士を整列させるビーム整列室の一例構成を示す斜視図である。 ビーム整列室のカバーを省略し両側にあるレーザ光源アレイを描いた斜視図である。 ビーム整列室におけるベース側反射器とカバー側反射器の位置関係を示す斜視図である。 その内部にある個別調整可能なミラーマウントが見えるようビーム整列室の一側壁及びカバーを省略して描いた斜視図である。 ビーム整列室の側壁を示す平面図である。 出射される平行光ビーム二次元整列アレイの各部構成を示す平面図である。 カバー側反射器のうち1個に係る光路及びベース側反射器のうち1個に係る光路を代表例として示す頂面図である。 ビーム整列室の一部に関し光路長等化の仕組みを示す頂面図である。 光路長等化で出射ビーム調光用光学系が簡略化される仕組みを示す斜視図である。 ピッチ及びヨーを個別調整可能なキネマティックミラーマウントの一例構成を示す斜視図である。 ビーム整列室の別例として側壁を欠く構成を示す斜視図である。
以下、本件技術分野で習熟を積まれた方々(いわゆる当業者)が上述のものを含め本発明の構成及び効果を一読で理解できるよう、別紙図面を参照しつつ本発明の実施形態に関し詳細に説明する。説明の対象は、本発明に係る装置を構成する部材及び本発明に係る装置に密接に関連する部材に絞ることにする。具体的な説明や図示のない部材については、いわゆる当業者にとり周知の諸形態を採りうるものと了解されたい。図示及び説明は本発明の動作原理を示すためのものであり、実物の寸法乃至その比率に忠実なものであると亜限らない。諸実施形態で使用されるレーザ光源アレイの寸法が小さいことから、その基本構造、形状及び動作原理がわかるよう若干強調が施されている。
本発明は、電子式画像投射機内色変調チャネルで高強度の光を扱えるようにする、という要請に応えるためのものである。こうした発明をより好適にご理解頂くには、本発明の諸実施形態に係る装置及び方法を稼働させうる状況について説明するのが有益であろう。そこで、図3A及び図3Bに、図1に示した投射機10で採用しうる二種類の基本構成を示す。本発明の諸実施形態に係る装置及び方法は、これらの基本構成下で照明サブシステムの一部として好適に利用することができる。
まず、図3Aに示す基本構成では、本発明の適用対象となる投射機10内に、RGB各基本色に対応し3個の光変調チャネル40r,40g,40bが設けられている。これらの光変調チャネル40r,40g,40bでは、その照明サブシステム42で生じた基本色光がレンズ50経由で偏向保持性の光導波路52へと入射する。レンズ50や光導波路52を省略することもできる。レンズ50乃至光導波路52から出射された光はレンズ54によってインテグレータ51、例えばフライアイインテグレータやインテグレーティングバーに送られる。その光は、投射機10内成像サブシステムの一部であるSLM60に入射する。SLM60は反射又は回折を通じ光を変調させるデバイス、例えばDLPを初めとする反射型の微細電気機械システム(MEMS)デバイスである。反射型のMEMSデバイスが多用されるのは、個々の画素における偏向状態の操作で光を変調する仕組みを採らない「偏向状態ニュートラル」なデバイスであるためである。但し、光がMEMSデバイス表面に入射し反射される際に、個々の画素で偶発的な偏向状態変化が生じることはあり得る。その変化はその光がMEMSデバイス表面に入射する角度で左右されるので、そうした不要な偏向現象は当該入射角の調整で抑えることができる。そして、変調された光は投射光学系70によってスクリーン80上に投射される。図中、投射光学系70が破線で括られているのは様々な形態を採りうるからである。
次に、図3Bに示す基本構成では、各色光変調チャネル40r,40g,40bの出射光が色結合器76で結合される。結合された光は共通の出射光軸A沿いに投射される。色結合器76としては、プリズム、ダイクロイック面等を構成要素とするアセンブリ、例えばXキューブのように電子成像分野でいわゆる当業者にとり既知の結合器を使用することができる。
照明サブシステム42の役割は、これら二種類ある基本構造のいずれでも同じである。別々のレーザ光源アレイに発する光路同士を結合させることで、個別の光ビームを共通の照明光路沿いに整列させることである。図4に、複数個ある固体光源アレイ44,44’間で光路を結合させてより大規模な平行光ビーム整列アレイを形成する例を示す。この例では、固体光源アレイ44に発する光路と別の固体光源アレイ44’に発する光路を揃えるためミラー46(複数個でもよい)が挿入されている。反面、この例では、固体光源アレイの使用個数が熱条件及び間隔条件で制約されることや、固体光源同士の間隔が制約されることも明らかである。
図5A及び図5Bに、光転向プリズム48を用い光路同士を結合させる例の側面及び斜視外観を示す。この照明サブシステム42は、4個ある固体光源アレイ44からのレーザ光が図4に示した構成に比べ狭い範囲内にまとまる秀逸な構成である。この構成では、固体光源アレイ44上のレーザ光源26から方向D1沿いに輻射された光が光転向プリズム48の面32に入射し、転向された光が輻射方向D1と略直交する方向D2沿いに面34から出射していく。光転向プリズム48は複数個の光転向ファセット38を有する転向面36を備えており、そのファセット38はレーザ光源26から輻射された光が内部全反射するよう輻射方向D1に対しある傾斜角を呈している。両図中、光転向ファセット38が段差状に形成されているのは、照明光路ひいては光ビームアレイを狭幅化するためである。更に、図5Bに示すように、レーザ光源26は各固体光源アレイ44の長手方向L沿いに並んでおり、光転向ファセット38その他のファセットも転向面36上で同方向L沿いに延びている。
図6に、光転向プリズム48を用いる照明サブシステム42の別例側断面を示す。これは、複数個ある固体光源アレイ44からのレーザ光が図5A及び図5Bに示した構成に比べ狭い範囲内にまとまる構成である。この構成では、方向D1沿いに光を輻射する固体光源アレイ44と、それとは逆の方向D1’沿いに光を輻射する固体光源アレイ44とが、互いに向かい合うように配置されている。光転向プリズム48には、それらの光を受け入れるべく転向面36が2個設けられている。それらの転向面36には、それぞれ、対応する固体光源アレイ44からの光入射方向に直交する入射ファセット28と、その入射光を転向させる光転向ファセット38を併せ、二種類のファセットが設けられている。
光転向プリズム48を用い平行光ビーム整列アレイを形成する手法は、従前の手法に比べ秀逸ではあるが、ある種の問題も抱えている。その一つは整列の困難性である。即ち、この光路結合手法では、光ビームが正しい方向をきちんと向くよう、個々の固体光源アレイ44を極めて精密に整列させる必要がある。これは、個々の固体光源アレイ44を光転向プリズム48に対し精密に位置設定又は位置調整することができねばならず、固体光源アレイ44を実装するに当たり厳しい条件が課されるということである。しかも、大出力レーザ光源では多大な熱が発生するので、その除熱を考慮し固体光源アレイ44を実装、整列させる必要もある。即ち、幾らかの工夫は可能であるが、固体光源アレイ44間にある程度の間隔を設けねばならない。更に、光転向プリズム48の実装は難しく、動作条件下でのプリズム形成素材温度変化で問題例えば不本意な複屈折が生じることがある。そして、レーザ光を適正にシールドしなければならないのも面倒である。
本発明では、色変調チャネル毎にビーム整列室を設けることで、その波長が異なるレーザ光ビームアレイ同士を整列させ、平行光ビーム整列アレイを発生させるようにしている。本発明に係るビーム整列室は、図3A及び図3B中の光変調チャネル40r,40g,40bにて、照明サブシステム42の一部として使用されうる。
図7に、本発明の一実施形態に係るビーム整列室100の斜視外観を示す。このビーム整列室100では、幾つかの固体光源アレイ、具体的にはレーザ光源アレイから出射される光ビームアレイ同士を横並びに整列させることで、複数本の光ビームからなる光ビーム整列アレイを発生させる。図示の通り、その光ビーム整列アレイは、ビーム整列室100の長手方向沿いに延びる照明光軸A1に対し平行となる。図8〜図11に、ビーム整列室100の細部構成を示す。
図7〜図11に示す通り、このビーム整列室100はベース110を備えている。そのベース110には前縁112、後縁114、第1側縁116及び第2側縁118が備わっている。それらのうち第1側縁116には、ビーム整列室100の長手方向沿いに延びる第1側壁120が連なっている。その向かいの第2側縁118には、ビーム整列室100の長手方向沿いに延びる第2側壁122が連なっている。前壁132も設けられている。第1側壁120及び第2側壁122には、固体光源アレイ140に発する光ビームアレイをビーム整列室100内に入射させるための側孔124が設けられている。前壁132には、光ビーム整列アレイをビーム整列室100外に出射させるための出射孔128が設けられている。ベース110(及びカバー126)上には、第1側壁120及び第2側壁122に対しある傾斜角をなすよう、都合複数個の反射器130が配置されている。これらの反射器130は、対応する固体光源アレイ140に発する光ビームアレイを転向させ、出射孔128越しにビーム整列室100外に出射させることで、平行光ビーム二次元整列アレイを発生させる。図7に示すように、カバー126に複数個の調整用アクセス孔154が設けられているので、反射器毎のピッチ調整及びヨー調整をその調整用アクセス孔154越しに反射器130に施し、個々の固体光源アレイ140に発する光ビームアレイ同士を精密に整列させることができる。ベース110側に調整用アクセス孔154を幾つか設けるようにしてもよい。図7に示す構成では、カバー側反射器130,ベース側反射器130双方に対するピッチ調整及びヨー調整を、いずれもカバー126越しに行うことができる。
図7〜図11に示す通り、ビーム整列室100は、ベース110の第1側縁116が第1側壁120と交差し第2側縁118が第2側壁122と交差する角筒状のモジュールとなっている。この構成はコンパクトさ、実装の容易さの点で優れているが、これとは異なる構成の第1及び第2側壁を用い本発明を実施することもできる。ベースを他の形状にすること、例えば前縁並びに第1及び第2側縁しかない三角形のベースにすることもできる。より長大なシャーシ構造の一部をベースとして用い、第1及び第2側壁より長くすることもできる。カバー126の役割をシャーシその他の構造の他部分に担わせることもできる。
斜視図たる図8に示す通り、ビーム室100の第1側壁120沿いには6個、第2側壁122沿いには6個、都合12個の固体光源アレイ140が配置されている。ベース110上及びカバー126上には、それらの固体光源アレイ140と対をなし都合12個の反射器130が実装されている。従って、このビーム整列室100から出射される光ビームアレイ上では、個々の固体光源アレイ140から出射される光ビームアレイがその断面上の特定部分を占めることとなる。即ち、出射孔128から出射される光で平行光ビーム二次元整列アレイ150が形成される。そのパターンは、図3A及び図3Bに示すSLM60を初め、SLMのアスペクト比に見合う寸法の照明向けパターンとなる。
斜視図たる図9に示す通り、図8に示したカバー側反射器130及びベース側反射器130はある位置関係にてビーム整列室100内に配置されている。その配置には、後に詳述する通り、斜視図たる図10に示すミラーマウント200が使用されている。
図12に、平行光ビーム二次元整列アレイ150における光ビームアレイの整列形態を平面的に示す。個々の固体光源アレイ140から図8中のビーム整列室100に入射される光ビームアレイは、ビーム整列室100から出射される長方形断面の平行光ビーム二次元整列アレイ150にて、この図の如き位置を占めることとなる。即ち、図7〜図11に示した構成では、ビーム整列室100から出射される平行光ビーム二次元整列アレイ150にて、ベース側反射器130と対をなす6個の固体光源アレイ140で生じた光ビームアレイ142a〜142fが下部を占め、またカバー側反射器130と対をなす6個の固体光源アレイ140で生じる光ビームアレイ144a〜144fが上部を占めることとなる。図7及び図8にも、同様の出射光内位置関係が示されている。なお、図7では平行光ビーム二次元整列アレイ150のうちベース側反射器130による部分のみが示されていること、またそれに対応する6個の固体光源アレイ140のうち3個のみが示されていることに留意されたい。光ビームアレイ142a〜142e,144a〜144eは、いずれも、対応する固体光源アレイ140に発する個別の光ビーム148複数本で形成されている。
図13に、本実施形態に係るビーム整列室100の頂面を示す。図示の通り、このビーム整列室100では、平行光ビーム二次元整列アレイ150を発生させるための反射器130が、それに対応する個別の固体光源アレイ140と対をなしている。図12に示した光ビームアレイのうち、光ビームアレイ144a〜144fを発生させているのはカバー126側の固体光源アレイ141a〜141fであり、光ビームアレイ142a〜142fを発生させているのはベース110側の固体光源アレイ140a〜140fである。また、この図には、カバー126側の固体光源アレイ141cに係る光路及びベース110側の固体光源アレイ140dに係る光路が示されている。固体光源アレイ141cはカバー側反射器131c、固体光源アレイ140dはベース側反射器130dと対をなしている。
これらの固体光源アレイ140では、個々のレーザ光源で平行光ビームを発生させる。その光ビームには、発生元レーザ光源の種類に応じたビーム拡散が生じているので、発生元のレーザ光源かその付近に相応の光学素子、例えば円柱面レンズ素子やレンズレットアレイを配してビーム拡散を補正する方がよい。しかしながら、レーザ光源で生じるビーム拡散が直交二軸に対し様々な角度をなしうるのに対し、そうした光学素子ではある一軸沿いのビーム拡散しか補正できないものである。互いに直交する二本の軸それぞれに沿いビーム拡散を補正することも可能だが、それには例えば交差配置円柱面レンズ対、即ちある軸沿いに湾曲するレンズ素子とそれに直交する軸沿いに湾曲するレンズ素子とを組み合わせたものが必要となる。そうした交差配置円柱面レンズ対は高価であるし、レンズ素子の適正な配列も難しい。そのため、図12に示した光ビーム148に関しては、レーザ光源で生じるビーム拡散のうちX軸沿いビーム拡散しか補正されていない。直交二軸それぞれに沿い補正されているわけではないので、図12中のY軸についてはビーム拡散補正の必要性が残っている。
Y軸沿いビーム拡散を補正するには、例えば、各固体光源アレイの出射側に平行光化用の円柱面レンズを設ければよい。しかしながら、この従来手法では、図7〜図11に示したビーム整列室100の場合、平行光化用の円柱面レンズを12個設ける必要があるため多大なコストがかかってしまう。また、反射器130の表面を平坦面ではなく円筒面にしてビーム拡散を補正することも可能である。しかしながら、図8〜図11に示すありふれた平坦面反射器130に比べ、この従来手法で使用される円筒面ミラーはかなり高価である。更に、湾曲付の反射面ではピッチ調整及びヨー調整も面倒になる。
このように、従来手法を使用するとコスト及び複雑性の問題が発生する。これに対し、本発明の実施に当たっては、レーザ光源毎の光路長等化で光ビームの拡散特性を揃え、出射光軸沿いに配した単一の円柱面レンズでビーム拡散を補正する形態を採ることができる。頂面図たる図14及び斜視図たる図15に、ビーム整列室100内で光路長を等化し単一の円柱面レンズ152でY軸沿いビーム拡散を補正する実施形態を示す。この実施形態では、図13に示した実施形態と異なり一群の反射器が互い違いに配置されている。光ビームアレイの光路は、他の光ビームアレイの光路間を縫うようそれらの反射器で転向されている。固体光源アレイ間光路長差は図14に示す仕組みで抑制されている。固体光源アレイ141a〜141fを例に図15に示す通り、固体光源アレイ内レーザ光源配列方向に従いビーム拡散が発生するものの、固体光源アレイ間で光路長が等化されているので、円柱面レンズ152への光入射角は固体光源アレイ間でほぼ等しくなる。円柱面レンズ152は、その拡散軸に沿い平行光化を施す。このような構成では、固体光源アレイ毎に平行光化用光学部品を配置する必要がない。
なお、円柱面レンズ152は一例に過ぎない。出射光軸沿いに光学素子を複数個配して出射光を平行光化することもできる。例えば、交差円柱面レンズを配し互いに直交する二本の軸それぞれに沿いビーム拡散を補正するようにしてもよい。或いは、各固体光源アレイ140に係る光路上に、出射孔128から出射される光を平行光化するレンズを別途設けるようにしてもよい。図示しないが、そうしたレンズがあれば、図15に示した円柱面レンズ152やそれに類する平行光化用光学部品を使用する必要はない。
反射器130に対するピッチ調整及びヨー調整も、ビーム整列室100内に複数個ある反射器130毎に好適に実行することができる。図16に、そうした調整を行えるようベース側に設けられたミラーマウント200を示す。これは、反射素子202の支持フレーム204を基部210に可調連結した構成である。その連結の調整により、図16中のX軸周りでの調整即ちピッチ調整や、Y軸周りでの調整即ちヨー調整を施すことができる。このほかにも、様々な構成のミラーマウントをビーム整列室100内で使用することができる。
これら、本発明の実施形態に係るビーム整列室100は、図3A及び図3Bを参照して説明した基本構造を有する投射機10等、投射機に備わる照明サブシステムの構成部品として好適に使用することができる。ビーム整列室100からの出射光を更に調光することもできる。例えば、インテグレーティングバー等のデバイスを用いユニフォマイズすることで、変調に適したより均一な照明光ビームを得ることができる。反射器130の実装先は単一面でも複数面でもかまわない。例えば、図7に従いベース側のみに実装してもよいし、図8に従いカバー側,ベース側双方に実装してもよい。効率向上のため、反射器130をダイクロイック面にしてもよい。
本発明の実施形態に係るビーム整列室はコンパクトな構成であり、複数個のレーザ光源アレイから得られる出射光を密にまとめることができる。その際に角度成分が導入されないので、投射機用照明サブシステムのエタンデュが大きく増すこともない。更に、ビーム整列室が高度にモジュール化されているため、光路上に存する諸部品全てを並べ直さずとも、個別のレーザ光源アレイを交換することができる。反射器に対する調整で光ビームの整列具合を調整できるため、レーザ光源それ自体の調整や再配置は必要ない。
そして、図7に示すように、側壁120及び122に設けた側孔124に直接装着できるよう光源アレイ140がモジュール化されているため、光の漏洩を好適に抑えることができる。照明サブシステムの設計に際してはレーザ光遮蔽が肝要とされるので、これは有益なことである。
本発明に、本発明の他の実施形態に係るビーム整列室300を示す。このビーム整列室300は壁のない開放型の構成であり、その長手方向たるZ軸沿いに延びるベース310を備えている。そのベース310には、前縁312、第1側縁314及び第2側縁が備わっている。この図では第2側縁が見えていないが、それは第1側縁314から見てベース310の逆側に位置している。また、ベース310上には、キネマティックミラーマウント318を用い反射器316が複数個実装されている。そのキネマティックミラーマウント318は、反射器316毎のヨー調整及びピッチ調整を行えるよう構成されている。図示しないが、個々の反射器316と対をなすよう光源アレイも複数個設けられている。それらの光源アレイは、対応する反射器316に光ビームアレイを入射させうるよう配置されている。図示した複数本の光ビームアレイのうち、光ビームアレイ324はビーム整列室300に一方の側から入射しており、光ビームアレイ326は逆の側から入射している。反射器316は、対応する光源アレイに発した光ビームアレイをビーム整列室300の長手方向に沿うよう転向させ、平行光ビーム二次元整列アレイを発生させるよう配置されている。ミラーマウント318上でヨー調整及びピッチ調整を実行することで、光ビーム同士を整列させ平行に保つことができる。
平行光ビーム二次元整列アレイの光路上にビーム拡散補正用の円柱面レンズ330を配置し、その円柱面レンズ330でのビーム拡散補正を経た平行光ビーム二次元整列アレイを出射させる構成にすることもできる。そうした構成では、円柱面レンズ330と個々の光源との間の光学的距離がどの光ビームでもほぼ等しく、そのビーム形状が揃うよう、光源アレイを配置するのが望ましい。前述の通り、光ビーム拡散の補正に他種光学素子を用いることもできる。例えば、光ビームが二軸沿いに拡散している場合、個々の軸に係る拡散を交差配置円柱面レンズ対で個別に補正するようにしてもよい。
図示の通り、カバー328を設けることもできる。そのカバー328をミラーマウント318の支持に併用することで、構造的な安定性を高めることができる。また、図示しないスペーサを用い、カバー328とベース310の間に広めの間隔をとってもよい。更に、図7〜図11を参照し前述した構成に倣い、そのカバー328に幾つかの反射器を設けてもよい。それらの反射器は、対応する光源アレイからの光ビームアレイを、ビーム整列室の長手方向に沿うよう転向させる。この場合、カバー側反射器にて反射された光ビームとベース側反射器に係る光ビームとにより、平行光ビーム二次元整列アレイが形成されることになる。
以上、その好適な実施形態を具体的に参照し本発明を詳細に説明したが、それらに対し変形乃至改良を施したものも、本発明の技術的範囲に包含されるので、その点を了解されたい。例えば、本願記載の実施形態ではレーザ光源アレイを例示したが、それ以外の固体輻射部品を使用することもできる。個々の光路に補助的なレンズその他の光学部品を付加することもできる。投射機内の各所に種々のセンサを設け、個々の色変調チャネルにおける光強度を検出することもできる。重要なのは、照明用固体光源整列装置及び方法が提供されることである。
10 投射機、12 光源、14 プリズムアセンブリ、18 光学系、20,20r,20g,20b,60 空間光変調器(SLM)、26 レーザ光源、28 入射ファセット、30 投射レンズ、32 入射面、34 出射面、36 転向面、38 光転向ファセット、40r,40g,40b 光変調チャネル、42 照明サブシステム、44,44’ 光源アレイ、46 ミラー、48 光転向プリズム、50,54 レンズ、51 インテグレータ、52 光導波路、70 投射光学系、76 色結合器、80 スクリーン、100,300 ビーム整列室、110,310 ベース、112,312 ベース前縁、114 ベース後縁、116,314 ベース第1側縁、118 ベース第2側縁、120 第1側壁、122 第2側壁、124 側孔、126,328 カバー、128 出射孔、130,316 反射器、130d ベース側反射器、131c カバー側反射器、132 前壁、140,140a〜140f,141a〜141f 光源アレイ、142a〜142f,144a〜144f,324,326 光ビームアレイ、148 光ビーム、150 平行光ビーム二次元整列アレイ、152,330 円柱面レンズ、154 調整用アクセス孔、200,318 ミラーマウント、202 反射素子、204 支持フレーム、210 基部、A 出射光軸、A1 照明光軸、D1,D1’ 輻射方向、D2 出射方向、X,Y,Z 軸。

Claims (14)

  1. (a)(i)長尺で前縁、第1側縁及び第2側縁のあるベース並びに(ii)個別のヨー調整及びピッチ調整が可能な複数個のベース側反射器を有するビーム整列室と、
    (b)それぞれ光ビームアレイを発生させる複数個の光源アレイと、
    を備え、光源アレイのうちベース側反射器と対をなすもので生じた光ビームアレイがそのベース側反射器にてビーム整列室の長手方向沿いに反射され、それらの光ビームアレイで平行光ビーム二次元整列アレイが形成されるビーム整列システム。
  2. 請求項1記載のビーム整列システムであって、その光源アレイが、ビーム整列室内の対応するベース側反射に光ビームアレイが届くようビーム整列室外に配置されたビーム整列システム。
  3. 請求項2記載のビーム整列システムであって、その光源アレイのうち幾つかがビーム整列室から見て一方の側、残りがそれとは逆の側にあるビーム整列システム。
  4. 請求項1記載のビーム整列システムであって、
    そのビーム整列室が、ベースから隔たった位置にあるカバー並びに個別のヨー調整及びピッチ調整が可能な複数個のカバー側反射器を有し、
    光源アレイのうちカバー側反射器と対をなすもので生じた光ビームアレイがそのカバー側反射器にてビーム整列室の長手方向沿いに反射され、それらとベース側反射器にて反射された光ビームアレイとで平行光ビーム二次元整列アレイが形成されるビーム整列システム。
  5. 請求項4記載のビーム整列システムであって、ヨー及びピッチの個別調整をカバー側反射器,ベース側反射器双方に対し同じ孔から行えるよう、そのカバーに調整用アクセス孔が設けられたビーム整列システム。
  6. 請求項1記載のビーム整列システムであって、
    平行光ビーム二次元整列アレイを形成する光ビームの拡散がビーム整列室内で一軸又は複数軸に沿い補正されるよう、その平行光ビーム二次元整列アレイの光路上に配置された1個又は複数個の光学素子を備え、
    個々の光源と光学素子との間の光学的距離がどの光ビームでもほぼ等しくなるよう、光源アレイに備わる光学素子が配置されたビーム整列システム。
  7. 請求項6記載のビーム整列システムであって、その補正により平行光ビーム二次元整列アレイの平行度を高めるビーム整列システム。
  8. 請求項6記載のビーム整列システムであって、その光学素子として、ある一軸に沿い光ビーム拡散を補正する円柱面レンズを備えるビーム整列システム。
  9. 請求項6記載のビーム整列システムであって、その光学素子として、ある二軸に沿い光ビーム拡散を補正すべく交差配置された一対の円柱面レンズを備えるビーム整列システム。
  10. 請求項1記載のビーム整列システムであって、そのベース側反射器が、一軸又は複数軸についてその拡散が補正されていない光ビームに対し、ビーム整列室内である一軸沿いに補正を施す円柱面反射器であるビーム整列システム。
  11. 請求項1記載のビーム整列システムであって、その光源アレイがレーザ光源を有するビーム整列システム。
  12. 請求項1記載のビーム整列システムであって、そのビーム整列室が開放型で、ベースの第1側縁又は第2側縁につながる側壁を欠くビーム整列システム。
  13. 請求項1記載のビーム整列システムであって、そのビーム整列室が開放型で、ベースの縁につながる側壁を欠くビーム整列システム。
  14. 平行レーザ光ビーム二次元アレイを発生させるレーザ光源サブシステムと、
    その平行レーザ光ビーム二次元アレイをユニフォマイズする照明サブシステムと、
    ユニフォマイズされた平行レーザ光ビーム二次元アレイを操作する成像サブシステムと、
    その操作で生じる像をスクリーン上に投射する投射サブシステムと、
    を備えるレーザ光投射機にて、レーザ光源サブシステムの一構成要素として使用される請求項1記載のビーム整列システム。
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