JP2012522085A - 重合可能な組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
Qは、直接結合又は二価の遊離基−(CR8R9)−であり、
Z1は、−O−、−NR10−、−CH2−、−(CR11R12)−又は−C(=O)−、有利には−(CR11R12)−であり、
R1及びR2は、それぞれ他から独立して、C1〜C6ALKイルであり、又はR1及びR2は、共にC4〜C7ALKイレンであり、従って、有利にはC原子と5−、6−、7−又は8−員環の環状基をそれらと結合して形成し、
R3及びR4は、それぞれ他から独立して、C1〜C6ALKイルであり、又はR3及びR4は、共にC4〜C7ALKイレンであり、従って、有利にはC原子と5−、6−、7−又は8−員環の環状基をそれらと結合して形成し、
R5及びR6は、それぞれ他から独立して、H、C1〜C6ALKイル、C6〜C10アリール又はC7〜C12アルALKイルであり、又はR5及びR6は、共に酸素であり、従ってC原子とカルボニル基を、それらと結合して形成し、
R7は、C6〜C24アリール、C7〜C24アルALKイル、C1〜C24ヘテロアリール又はC2〜C24ヘテロアルALKイルであり、
R8及びR9は、それぞれ他から独立して、H又はC1〜C6ALKイルであり、
R10は、水素、C1〜C6ALKイル、C6〜C10アリール又は−O−C(=O)−R13であり、
R11は、水素又はC1〜C6ALKイルであり、
R12は、R14、C(=O)−R14、CN、OH、OR14、NH2、NHR14、NR14R15、O−C(=O)−R16、NH−C(=O)−R16又はNR14−C(=O)−R16、有利にはOH、OR14、NH2、NHR14、NR14R15、O−C(=O)−R16、NH−C(=O)−R16又はNR14−C(=O)−R16であり、
又は、R11及びR12は、共に、連続している又は−O−及び/又は−NR17−によって1回もしくは2回中断しているC2〜C20ALKイレンであり、従って、有利にはC原子と5−又は6−員環をそれらと結合して形成し、C2〜C20ALKイレンは場合によりベンゾ又はナフトとアニールさせることができ、かつC2〜C20ALKイレンは、非置換、又はさらに1もしくは2の、同一もしくは異なる基−OH又は−O−C(=O)−R13で置換されており、
R13は、H、R18、OR18、NR18R19、COOR20、R21−COOR20又はR22(−COOR20)−COOR23であり、
R14及びR15は、それぞれ他から独立して、C1〜C6ALKイル、C7〜C12アルALKイル又はC6〜C10アリールであり、
又は、R14及びR15は、共に、連続している又は−O−及び/又は−NR17−によって1回もしくは2回中断しているC2〜C6ALKイレンであり、従って、有利にはN原子と5−又は6−員環をそれらと結合して形成し、
R16は、H、R18、OR18、NR18R19、COOR20、R21−COOR20又はR22(−COOR20)−COOR23であり、
R17はH又はC1〜C6ALKイルであり、
R18及びR19は、それぞれ他から独立して、C1〜C36ALKイル、C2〜C54ALKエニル、C2〜C24ALKイニル、C6〜C10アリール、C7〜C46アルALKイル又はC2〜C36ALKエニレン−C6〜C10アリールであり、
又は、R18及びR19は、共に、連続している又は−O−及び/又は−NR17−によって1回もしくは2回中断しているC2〜C36ALKイレン又はC2〜C54ALKエニレンであり、従って、有利にはN原子と5−又は6−員環をそれらと結合して形成し、
R21は、C1〜C12ALKイレン、C2〜C12ALKエニレン、C2〜C12ALKイニレン、C6〜C10アリーレン、C7〜C18ALKイレン又はC2〜C18ALKエニレン−C6〜C10アリーレンであり、
R22は、C1〜C12ALKアントリル、C2〜C12ALKエントリル、C3〜C12ALKイントリル、ベンゾトリル、ナフトリル、C7〜C18ベンゾALKアントリル、C11〜C22ナフトALKアントリル、C2〜C12ALKアントリル−C6〜C10アリーレン、C2〜C12ALKエニレン−ベンゾトリル、C2〜C12ALKエニレン−ナフトリル又はC2〜C12ALKエントリル−C6〜C10アリーレンであり、
それぞれR20又はR23は、あらゆる他のR1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R11、R18、R19、R20又はR23から独立して、H、R18、OR18、NR18R19、COOR20、R21−COOR20、R22(−COOR20)−COOR23又は
ALKは、スピロ基を含む、直鎖の又は1回もしくは複数回枝分かれした炭化水素基、及び/又はモノ−もしくはポリ−環状炭化水素基であり、その際該炭化水素基において、1つ以上の−CH2−基は、−S−又は−NH−によって置き換えられてよく、1つ以上の
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11、R14、R15、R17、R18、R19、R21及びR22におけるそれぞれの炭化水素基ALKは、全て他から独立して、非置換又はBr、Cl、F、I、NO2、OR24、SR24、SCN、CN、N(R24)R25、N(R24)−C(=O)−R25、N(R24)−COOR25、N(COR24)COR25、COOR24、
R24及びR25は、それぞれあらゆる他から独立して、H、C1〜C18アルキル、C7〜C18アラルキル、C6〜C24アリール又はC1〜C24ヘテロアリールであり、
又は、R24及びR25は、それぞれあらゆる他から独立して、H、C1〜C18アルキル、C7〜C18アラルキル、C6〜C24アリール又はC1〜C24ヘテロアリールであり、かつR24及びR25は、さらに、O、S、NH、N−C1〜C18アルキル、N−C7〜C18アラルキル、N−C6〜C24アリール又はN−C1〜C24ヘテロアリール架橋を覆って直接結合を介して結合し又は架橋され、
Mm+は、有機又は無機カチオンであり、
mは、1、2、3又は4であり、かつnは1、2、3又は4、有利には1又は2である]である。
・アミンとジアゾニウム塩とを、例えば、J. Benson ("The high nitrogen compounds", J. Wiley and Sons [1984]), L. Lunazzi et al. (J. Chem. Soc. Perkin II, 686−691 [1978]) or Ch. S. Rondestvedt and S. J. Davis (J. Org. Chem. 200−203 [1957])によって開示されている条件に従うカップリング
・例えばR. K. Saksena and M. A. Khan (Indian J. Chem. 443−444 [1989])によって開示されている一般式:
・例えばL. M. Mironovich、V. K. Promonenkov及びS. E. Bogushevich (Khimiya Geterotsiklicheskikh Soedinenii 6、833−835 [1987])によって開示されている一般式:
・次の一般式:
(a)エチレン性不飽和の、重合可能なモノマー又はオリゴマー及び
(b)式(I)の化合物の量を生じる、有効な、熱的又は化学的遊離基
を含有する組成物を提供する。
・アルケン、共役ジエン、スチレン、アクロレン、酢酸ビニル、ビニルピロリドン、ビニルイミダゾール、無水マレイン酸、アクリル酸、アクリル酸誘導体、ハロゲン化ビニル及びハロゲン化ビニリデン、例えばエチレン、イソプレン、1,3−ブタジエン及びα−C5〜C18アルケン、スチレン、並びにヒドロキシ、C1〜C4アルキル、例えばメトキシ又はエトキシ、ハロゲン、例えばクロリン、アミノ及びC1〜C4アルキル、例えばメチル又はエチルからなる群から選択される1〜3個の置換基によってフェニル基で置換されたスチレン、例えばメチルスチレン、クロロメチルスチレン、o−、m−、又はp−ヒドロキシスチレンからなる群から選択されるエチレン性不飽和の重合可能なモノマー
・不飽和カルボン酸、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸又はフマル酸並びにそれらの塩、エステル及びアミド、並びに不飽和脂肪酸、例えばリノレン酸及びオレイン酸、好ましいアクリル酸及びメタクリル酸;その際かかる不飽和脂肪酸は、飽和ジ−又はポリ−カルボン酸、例えばマロン酸、コハク酸、グルタル酸、セバシン酸、フタル酸無水物、テトラヒドロフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トリメト酸、ヘプタンジカルボン酸、ドデカンジカルボン酸、又はヘキサヒドロフタル酸との混合物で使用される
・前記の不飽和カルボン酸及び不飽和カルボン酸の混合物から由来する不飽和カルボン酸エステル、その際該エステルは、例えばアルキルエステル例えばメチル、エチルエステル、2−クロロエチルエステル、N−ジメチルアミノエチルエステル、n−ブチルエステル、イソブチルエステル、ペンチルエステル、ヘキシルエステル、シクロヘキシルエステル、2−エトキシヘキシルエステル、オクチルエステル、イソボルニルエステル、又は[2−エキソボルニル]エステル;ベンジルエステル;フェニルエステル、ベンジルエステル又はo−、m−及びp−ヘドロキシフェニルエステル;ヒドロキシアルキルエステル、例えば2−ヒドロキシエチルエステル、2−ヒドロキシプロピルエステル、4−ヒドロキシブチルエステル、3,4−ジヒドロキシブチルエステル又はグリセロール[1,2,3−プロパントリオール]エステル;エポキシアルキルエステル、例えばグリシジルエステル、2,3−エポキシブチルエステル、3,4−エポキシブチルエステル、2,3−エポキシシクロヘキシルエステル又は10,11−エポキシウンデシルエステル;アミノアルキルエステル又はメルカプトアルキルエステル;又は以下に記載されているような多官能価エステルである
・前記の不飽和カルボン酸及び不飽和カルボン酸の混合物から由来する不飽和カルボン酸アミド、その際該アミド基は、前記エステルと同様に、例えば、(メタ)アクリルアミド又はN−置換(メタ)アクリルアミド、例えばN−メチロールアクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミド、N−エチルアクリルアミド、N−エチルメタクリルアミド、N−ヘキシルアクリルアミド、N−ヘキシルメタクリルアミド、N−シクロヘキシルアクリルアミド、N−シクロヘキシルメタクリルアミド、N−ヒドロキシエチルアクリルアミド、N−フェニルアクリルアミド、N−フェニルメタクリルアミド、N−ベンジルアクリルアミド、N−ベンジルメタクリルアミド、N−ニトロフェニルアクリルアミド、N−ニトロフェニルメタクリルアミド、N−エチル−N−フェニルアクリルアミド、N−エチル−N−フェニルメタクリルアミド、N−(4−ヒドロキシフェニル)アクリルアミド及びN−(4−ヒドロキシフェニル)メタクリルアミドもしくはIBMAA(N−イソブトキシメチルアクリルアミド)、又は脂肪族多官能価アミンを有するアミドであってよい
・(メタ)アクリロニトリル
・不飽和酸無水物、例えばイタコン酸無水物、マレイン酸無水物、2,3−ジメチルマレイン酸無水物又は2−クロロマレイン酸無水物
・ビニルエーテル、例えばイソブチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、2−クロロエチルビニルエーテル、ヒドロキシエチルビニルエーテル、プロピルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、オクチルビニルエーテル又はフェニルビニルエーテル
・ビニルエステル、例えば酢酸ビニル、クロロ酢酸ビニル、酪酸ビニル及び安息香酸ビニル
・塩化ビニル又は塩化ビニリデン;
・N−ビニル複素環式化合物、例えばN−ビニルピロリドン又は好適に置換されたビニルピロリドン、N−ビニルカルバゾール又は4−ビニルピリジン
・ジアクリレートエステル、例えば1,6−ヘキサンジオールジアクリレート(HDDA)、エチレングリコールジアクリレート、プロピレングリコールジアクリレート、トリプロピレングリコールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、ヘキサメチレングリコールジアクリレート及びビスフェノールAジアクリレート
・ジビニルベンゼン、ジビニルスクシネート、ジアリルフタレート、トリアリルホスホネート、トリアリルイソシアネート又はトリス(2−アクリロイルエチル)イソシアヌレート
・多官能アルコール、例えば芳香族ポリオール、例えばヒドロキノン、4,4’−ジヒドロキシジフェニル、2,2−ジ(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ノボラックもしくはレゾール、又は特に例えば有利には炭素原子2〜12個を有するアルキレンジオールを含む脂肪族及び脂環式ポリオール、例えばエチレングリコール、1,2−もしくは1,3−プロパンジオール、1,2−、1,3−もしくは1,4−ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、オクタンジオール、ドデカンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、有利には分子量200〜1500を有するポリエチレングリコール、1,3−シクロペンタンジオール、1,2−、1,3−もしくは1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−ジヒドロキシメチルシクロヘキサン、グリセロール、トリス(β−ヒドロキシエチル)アミン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリトリトール、ジペンタエリトリトール及びソルビトールのエステル、その際ポリオールは、場合により1つの又は種々の不飽和カルボン酸によって部分的に又は完全にエステル化され、遊離ヒドロキシ基は他のカルボン酸によって改質、例えばエーテル化又はエステル化されることができ;又はそれらのポリールに基づくポリエポキシドの、例えば芳香族ポリオール及びエピクロロヒドリンからのエステル、ポリマー鎖に又は側鎖にヒドロキシル基を含むポリマー及びコポリマー、例えばポリビニルアルコール及びそれらのコポリマー、ポリメタクリル酸ヒドロキシアルキルエステル又はそれらのコポリマー、ヒドロキシル末端基を有するオリゴエステル;例えばトリメチロールプロパントリアクリレート、トリメチロールエタントリアクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、トリメチロールエタントリメタクリレート、テトラメチレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、ペンタエリトリトールジアクリレート、ペンタエリトリトールトリアクリレート、ペンタエリトリトールテトラアクリレート、ジペンタエリトリトールジアクリレート、ジペンタエリトリトールトリアクリレート、ジペンタエリトリトールテトラアクリレート、ジペンタエリトリトールペンタアクリレート、ジペンタエリトリトールヘキサアクリレート、トリペンタエリトリトールオクタアクリレート、ペンタエリトリトールジメタクリレート、ペンタエリトリトールトリメタクリレート、ジペンタエリトリトールジメタクリレート、ジペンタエリトリトールテトラメタクリレート、トリペンタエリトリトールオクタメタクリレート、ペンタエリトリトールジタコネート、ジペンタエリトリトールトリスイタコネート、ジペンタエリトリトールペンタイタコネート、ジペンタエリトリトールヘキサイタコネート、エチレングリコールジアクリレート、1,3−ブタンジオールジアクリレート、1,3−ブンタンジオールジメタクリレート、1,4−ブンタンジオールジイタコネート、ソルビトールテトラメタクリレート、ソルビトールペンタアクリレート、ソルビトールヘキサアクリレート、オリゴエステルアクリレートもしくはメタクリレート、グリセロールジ−もしくはトリ−アクリレート、1,4−シクロヘキサンジアクリレート、分子量200〜1500Daを有するポリエチレングリコールのビスアクリレート又はビスメタクリレート、ジプロピレングリコールジアクリレート、トリプロピレングリコールジアクリレート、グリセロールエトキシレートトリアクリレート、グリセロールプロポキシレートトリアクリレート、トリメチロールプロパンエトキシレートトリアクリレート、トリメチロールプロパンプロポキシレートトリアクリレート、ペンタエリトリトールエトキシレートテトラアクリレート、ペンタエリトリトールプロポキシレートトリアクリレート、ペンタエリトリトールプロポキシレートテトラアクリレート、ネオペンチルグリコールエトキシレートジアクリレート又はネオペンチルグリコールプロポキシレートジアクリレート
・高分子量(オリゴマーの)ポリ不飽和化合物(プレポリマーとしても公知である)の制限されない例は、上記のエチレン性不飽和単官能性又は多官能性カルボン酸及びポリオール又はポリエポキシド;ポリマー鎖に又は側鎖にエチレン性不飽和基を有するポリマー、例えば不飽和ポリエステル、ポリアミド及びポリウレタン並びにそれらのコポリマー;アルキド樹脂;ポリブタジエン又はブタジエンコポリマー、ポリイソプレン又はイソプレンコポリマー、側鎖に(メタ)アクリル基を有するポリマー又はコポリマー、例えばメタクリル化ウレタン、又は1つ以上のかかるポリマー混合物でもあり、又は
・アミノアクリレート;
又は、あらゆる割合でのあらゆるそれらのあらゆる数の、官能性から独立した、場合によりさらに反応性化合物、例えばいわゆるアミノアクリレートを有する混合物、すなわち、例えばGaskeによるUS 3844916において、Weiss et al.によるEP 0280222において、Meixner et al.によるUS 5482649において、又はReich et al.によるUS 5734002において記載されているような、第一級又は第二級アミンとの反応によって改質されているアクリレートに基づくオリゴマー。市販のアミノアクリレートは、Ebecryl(登録商標)80、Ebecryl(登録商標)81 、Ebecryl(登録商標)83、Ebecryl(登録商標)P115、Ebecryl(登録商標)7100(UCB Chemicals)、Laromer(登録商標)PO 83F、Laromer(登録商標)PO 84F、Laromer(登録商標)PO 94F(BASF)、Photomer(登録商標)4775 F、Photomer(登録商標)4967 F(Cognis)、CN501(登録商標)、CN503(登録商標)又はCN550(登録商標)(Cray Valley)である。
R1、R2、R3及びR4は、それぞれ他から独立して、C1〜C4ALKイルであり、
R6及びR11は、それぞれ他から独立して、H又はC1〜C4ALKイルであり、
R7は、C6〜C14アリール又はC1〜C12ヘテロアリールであり
R16は、H、R18、OR18、NR18R19、R21−COOR20、R21−CON(R20)R27、R22(−COOR20)−COOR23又はR22(−CON(R20)R27)−CON(R23)R28であり、
R18及びR19は、それぞれ他から独立して、C1〜C36ALKイル、C2〜C54ALKエニル、C6〜C14アリール、C7〜C46アルALKイル又はC2〜C36ALKエニレン−C6〜C10アリールであり、もしくはR18及びR19は、共に、連続した又は−O−、−NH−及び/もしくは−N(C1〜C4ALKイル)−によって1回又は2回中断されているC2〜C36ALKイレン又はC2〜C54ALKエニレンであり、従ってそれらに結合するN原子と有利には5員環又は6員環を形成し、
それぞれR20又はR23は、H、R18、OR18、NR18R19、COOR20、R21−COOR20、R22(−COOR20)−COOR23又は
R21は、C1〜C12ALKイレン、C2〜C12ALKエニレン、C6〜C10アリーレン又はC2〜C12ALKエニレン−C6〜C10アリーレンであり、
R22は、C1〜C12ALKアントリル、C2〜C12ALKエントリル、ベンゾトリル、C7〜C18ベンゾALKアントリル、C2〜C12ALKアントリル−C6〜C10アリーレン、C2〜C12ALKエニレン−ベンゾトリル又はC2〜C12ALKエントリル−C6〜C10アリーレンであり、
R26は、O、NH又はN(C1〜C4ALKイル)であり、
R27及びR28は、それぞれ他から独立して、H、C1〜C24アルキル、C7〜C24アラルキル、C6〜C24アリール又はC1〜C24ヘテロアリールであり、
nは1又は2であり、並びに
ALKは、前記のように非置換の又は置換された炭化水素基である]のトリアゼンが好ましい。
材料及び方法
・全ての溶剤及びモノマーを、アルゴン下で又は減圧下で、使用前に簡単にビグリューカラムを介して蒸留する。
・全ての混合物を、凍結/融解技術を使用してアルゴンでパージングすることによって酸素を有さないようにし、重合前にアルゴンガス下で維持する。
・その反応物は、重合反応の開始前に透明な均一溶液の形である。
・モノマー転化を、ポリマー及び未反応のモノマーのシグナルを統合することによって1H−NMRを介して測定する。
・そのポリマーを、GPC(ゲル透過クロマトグラフィー)によって特徴付ける。
・GPC:Flux Instruments (Ercatech AG, Bern, Switzerland)社製の2ピストン製造モデルポンプRheos(登録商標)4000を使用する。そのポンプの出力は1ml/分である。クロマトグラフィーを、直列に接続した、2つのPlgel5μm mixed−Cカラム(Polymer Instruments, Shropshire UK)で、40℃で、THF中で実施する。それらのカラムを、200〜2000000の範囲のMn値を有するポリスチレンを使用して検量する。その画分を、Rl検出器ERC−7515A(Ercatech)を使用して、30℃で測定する。
次の不飽和の重合可能な組成物を使用する(w/w %)。
ウレタン−アクリレート(Ebecryl 4858, UCB Chemicals/Cytec)50%
1,6−ヘキサンジオールジアクリレート(UCB Chemicals/Cytec)30%
トリプロピレングリコールジアクリレート(UCB Chemicals/Cytec)20%。
装置:DSC 30(Mettler)
温度勾配:5℃/分
温度範囲:30〜300℃
窒素(流量5ml/分)下での測定
試料量:アルミニウムカップ中で化合物約10mg。
Claims (12)
- (a)エチレン性不飽和の、重合可能なモノマー又はオリゴマー及び
(b)式
Qは、直接結合又は二価の遊離基−(CR8R9)−であり、
Z1は、−O−、−NR10−、−CH2−、−(CR11R12)−又は−C(=O)−、有利には−(CR11R12)−であり、
R1及びR2は、それぞれ他から独立して、C1〜C6ALKイルであり、又はR1及びR2は、共にC4〜C7ALKイレンであり、従って、有利にはC原子と5−、6−、7−又は8−員環の環状基をR1及びR2と結合して形成し、
R3及びR4は、それぞれ他から独立して、C1〜C6ALKイルであり、又はR3及びR4は、共にC4〜C7ALKイレンであり、従って、有利にはC原子と5−、6−、7−又は8−員環の環状基をR3及びR4と結合して形成し、
R5及びR6は、それぞれ他から独立して、H、C1〜C6ALKイル、C6〜C10アリール又はC7〜C12アルALKイルであり、又はR5及びR6は、共に酸素であり、従ってカルボニル基とC原子とを、R5及びR6と結合して形成し、
R7は、C6〜C24アリール、C7〜C24アルALKイル、C1〜C24ヘテロアリール又はC2〜C24ヘテロアルALKイルであり、
R8及びR9は、それぞれ他から独立して、H又はC1〜C6ALKイルであり、
R10は、水素、C1〜C6ALKイル、C6〜C10アリール又は−O−C(=O)−R13であり、
R11は、水素又はC1〜C6ALKイルであり、
R12は、R14、C(=O)−R14、CN、OH、OR14、NH2、NHR14、NR14R15、O−C(=O)−R16、NH−C(=O)−R16又はNR14−C(=O)−R16、有利にはOH、OR14、NH2、NHR14、NR14R15、O−C(=O)−R16、NH−C(=O)−R16又はNR14−C(=O)−R16であり、
又は、R11及びR12は、共に、連続している又は−O−及び/又は−NR17−によって1回もしくは2回中断しているC2〜C20ALKイレンであり、従って、有利にはC原子と5−又は6−員環をそれらと結合して形成し、C2〜C20ALKイレンを場合によりベンゾ又はナフトとアニールすることができ、かつC2〜C20ALKイレンは、さらに、非置換、又はさらに1もしくは2の、同一もしくは異なる基−OH又は−O−C(=O)−R13で置換されており、
R13は、H、R18、OR18、NR18R19、COOR20、R21−COOR20又はR22(−COOR20)−COOR23であり、
R14及びR15は、それぞれ他から独立して、C1〜C6ALKイル、C7〜C12アルALKイル又はC6〜C10アリールであり、
又は、R14及びR15は、共に、連続している又は−O−及び/又は−NR17−によって1回もしくは2回中断しているC2〜C6ALKイレンであり、従って、有利にはN原子と5−又は6−員環をそれらと結合して形成し、
R16は、H、R18、OR18、NR18R19、COOR20、R21−COOR20又はR22(−COOR20)−COOR23であり、
R17はH又はC1〜C6ALKイルであり、
R18及びR19は、それぞれ他から独立して、C1〜C36ALKイル、C2〜C54ALKエニル、C2〜C24ALKイニル、C6〜C10アリール、C7〜C46アルALKイル又はC2〜C36ALKエニレン−C6〜C10アリールであり、
又は、R18及びR19は、共に、連続している又は−O−及び/又は−NR17−によって1回もしくは2回中断しているC2〜C36ALKイレン又はC2〜C54ALKエニレンであり、従って、有利にはN原子と5−又は6−員環をそれらと結合して形成し、
R21は、C1〜C12ALKイレン、C2〜C12ALKエニレン、C2〜C12ALKイニレン、C6〜C10アリーレン、C7〜C18ALKイレン又はC2〜C18ALKエニレン−C6〜C10アリーレンであり、
R22は、C1〜C12ALKアントリル、C2〜C12ALKエントリル、C3〜C12ALKイントリル、ベンゾトリル、ナフトリル、C7〜C18ベンゾALKアントリル、C11〜C22ナフトALKアントリル、C2〜C12ALKアントリル−C6〜C10アリーレン、C2〜C12ALKエニレン−ベンゾトリル、C2〜C12ALKエニレン−ナフトリル又はC2〜C12ALKエントリル−C6〜C10アリーレンであり、
それぞれR20又はR23は、あらゆる他のR1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R11、R18、R19、R20又はR23から独立して、H、R18、OR18、NR18R19、COOR20、R21−COOR20、R22(−COOR20)−COOR23又は
ALKは、スピロ基を含む、直鎖の又は1回もしくは複数回枝分かれした炭化水素基、及び/又はモノ−もしくはポリ−環状炭化水素基であり、その際該炭化水素基において、1つ以上の−CH2−基は、−S−又は−NH−によって置き換えられてよく、1つ以上の
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11、R14、R15、R17、R18、R19、R21及びR22におけるそれぞれの炭化水素基ALKは、全て他から独立して、非置換又はBr、Cl、F、I、NO2、OR24、SR24、SCN、CN、N(R24)R25、N(R24)−C(=O)−R25、N(R24)−COOR25、N(COR24)COR25、COOR24、
R24及びR25は、それぞれあらゆる他から独立して、H、C1〜C18アルキル、C7〜C18アラルキル、C6〜C24アリール又はC1〜C24ヘテロアリールであり、
又は、R24及びR25は、それぞれあらゆる他から独立して、H、C1〜C18アルキル、C7〜C18アラルキル、C6〜C24アリール又はC1〜C24ヘテロアリールであり、かつR24及びR25は、さらに、O、S、NH、N−C1〜C18アルキル、N−C7〜C18アラルキル、N−C6〜C24アリール又はN−C1〜C24ヘテロアリール架橋を覆って直接結合を共に介して結合し又は架橋され、
Mm+は、有機又は無機カチオンであり、
mは、1、2、3又は4であり、かつnは1、2、3又は4、有利には1又は2である]である化合物の、有効な、熱的又は化学的遊離基の生じる量を有する組成物。 - 前記有効な、熱的又は化学的遊離基の生じる量が、0.01〜30個、有利には0.05〜10個、特に有利には0.1〜1.0個のトリアゼン官能基N−N=N−R7が、重合可能なモノマー又はオリゴマー(a)のエチレン性不飽和官能基C=C100個毎に、前記式(I)の化合物中に存在するような量である、請求項1に記載の組成物。
- 式
R1、R2、R3及びR4は、それぞれ他から独立して、C1〜C4ALKイルであり、
R6及びR11は、それぞれ他から独立して、H又はC1〜C4ALKイルであり、
R7は、C6〜C14アリール又はC1〜C12ヘテロアリールであり、
R16は、H、R18、OR18、NR18R19、R21−COOR20、R21−CON(R20)R27、R22(−COOR20)−COOR23又はR22(−CON(R20)R27)−CON(R23)R28であり、
R18及びR19は、それぞれ他から独立して、C1〜C36ALKイル、C2〜C54ALKエニル、C6〜C14アリール、C7〜C46アルALKイル又はC2〜C36ALKエニレン−C6〜C10アリールであり、もしくはR18及びR19は、共に、連続した又は−O−、−NH−及び/もしくは−N(C1〜C4ALKイル)−によって1回又は2回中断されているC2〜C36ALKイレン又はC2〜C54ALKエニレンであり、従ってN原子と有利には5員環又は6員環をR18及びR19に結合して形成し、
それぞれR20又はR23は、H、R18、OR18、NR18R19、COOR20、R21−COOR20、R22(−COOR20)−COOR23又は
R21は、C1〜C12ALKイレン、C2〜C12ALKエニレン、C6〜C10アリーレン又はC2〜C12ALKエニレン−C6〜C10アリーレンであり、
R22は、C1〜C12ALKアントリル、C2〜C12ALKエントリル、ベンゾトリル、C7〜C18ベンゾALKアントリル、C2〜C12ALKアントリル−C6〜C10アリーレン、C2〜C12ALKエニレン−ベンゾトリル又はC2〜C12ALKエントリル−C6〜C10アリーレンであり、
R26は、O、NH又はN(C1〜C4ALKイル)であり、
R27及びR28は、それぞれ他から独立して、H、C1〜C24アルキル、C7〜C24アラルキル、C6〜C24アリール又はC1〜C24ヘテロアリールであり、
nは1又は2であり、並びに
ALKは、請求項3に記載の非置換の又は置換された炭化水素基である]の、請求項3に記載の化合物。 - Z1が、−(CR11R12)−であり、かつR12が、OH、OR14、NH2、NHR14、NR14R15、O−C(=O)−R16、NH−C(=O)−R16又はNR14−C(=O)−R16である、請求項3又は4に記載の化合物。
- R1、R2、R3及びR4が、それぞれ他から独立して、C1〜C6ALKイル、特にメチル又はエチルであり、かつR5及びR6が、それぞれ他から独立して、H又はC1〜C6ALKイル、特にH、メチル又はエチルである、請求項3、4又は5に記載の化合物。
- R1、R2、R3及びR4中のC原子の合計数が、少なくとも5、有利には少なくとも6である、請求項3、4、5又は6に記載の化合物。
- アミンがジアゾニウム塩と結合し、ヒドラジンがニトロソーアロメート又はニトロソ−ヘテロアロメートと縮合し、N−ニトロソアミンがアミノアロメート又はアミノ−ヘテロアロメートと縮合し、又はN−アルコキシジアゼニウム塩がアミノアロメート又はアミノ−ヘテロアロメートと縮合する、請求項3、4、5、6又は7に記載の化合物の製造方法。
- 遊離基の存在によって誘発される反応において遊離基を生じるための、又は難燃剤としての、請求項3、4、5、6又は7に記載の化合物の使用。
- 遊離基重合による、有利には塗料の形でのポリマー物の製造のための、請求項1又は2に記載の化合物の使用。
- 請求項1又は2に記載の化合物を、対流熱に及び/もしくはUV線、IR線又はNIR線にさらすことを特徴とする、有利には塗料の形でのオリゴマー、コオリゴマー、ポリマー又はコポリマー物の製造方法。
- ポリオレフィン、有利にはポリプロピレン、プロピレンコポリマー又はポリプロピレンブレンドの分解を制御するための方法であって、請求項3、4、5、6又は7に記載の化合物を、該ポリオレフィンの分子量を低くするために使用し、かつ該化合物を該ポリオレフィン中に0.001〜5.0質量%の濃度で適切に取り込む、方法。
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