JP2012521286A - 外側表面に触媒が存在しない状態で触媒担体物体を被覆する方法及び装置 - Google Patents

外側表面に触媒が存在しない状態で触媒担体物体を被覆する方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012521286A
JP2012521286A JP2012501292A JP2012501292A JP2012521286A JP 2012521286 A JP2012521286 A JP 2012521286A JP 2012501292 A JP2012501292 A JP 2012501292A JP 2012501292 A JP2012501292 A JP 2012501292A JP 2012521286 A JP2012521286 A JP 2012521286A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sealing element
slurry
input end
loading platform
pan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012501292A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5542909B2 (ja
JP2012521286A5 (ja
Inventor
シュミッツ,カイ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BASF SE
Original Assignee
BASF SE
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BASF SE filed Critical BASF SE
Publication of JP2012521286A publication Critical patent/JP2012521286A/ja
Publication of JP2012521286A5 publication Critical patent/JP2012521286A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5542909B2 publication Critical patent/JP5542909B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J37/00Processes, in general, for preparing catalysts; Processes, in general, for activation of catalysts
    • B01J37/02Impregnation, coating or precipitation
    • B01J37/0215Coating
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C3/00Apparatus in which the work is brought into contact with a bulk quantity of liquid or other fluent material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C3/00Apparatus in which the work is brought into contact with a bulk quantity of liquid or other fluent material
    • B05C3/18Apparatus in which the work is brought into contact with a bulk quantity of liquid or other fluent material only one side of the work coming into contact with the liquid or other fluent material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J33/00Protection of catalysts, e.g. by coating
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J35/00Catalysts, in general, characterised by their form or physical properties
    • B01J35/50Catalysts, in general, characterised by their form or physical properties characterised by their shape or configuration
    • B01J35/56Foraminous structures having flow-through passages or channels, e.g. grids or three-dimensional monoliths
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C3/00Apparatus in which the work is brought into contact with a bulk quantity of liquid or other fluent material
    • B05C3/02Apparatus in which the work is brought into contact with a bulk quantity of liquid or other fluent material the work being immersed in the liquid or other fluent material
    • B05C3/09Apparatus in which the work is brought into contact with a bulk quantity of liquid or other fluent material the work being immersed in the liquid or other fluent material for treating separate articles
    • B05C3/109Passing liquids or other fluent materials into or through chambers containing stationary articles

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)

Abstract

本発明は、触媒担体物体を被覆する方法であって、触媒担体物体、及びパン内に配置されたスラリーを用意する工程;触媒担体物体の解放投入端をスラリーに導入する工程;及び次にスラリーの所定の量を、解放端を通して、触媒担体物体の内側に案内する工程;を含む方法に関する。前記投入端の周囲の少なくとも一部は、前記スラリーの所定の量を前記解放端を通して案内する工程の間、不浸透性のシーリング要素で被覆される。これによりスラリーと触媒担体物体の周囲の外側表面との接触が防止され、及びスラリーが、投入端から触媒担体物体の内側表面に施される。更に、本発明は、本方法を行うためのローディングプラットフォームに関する。本発明のアセンブリは、触媒担体物体を解放可能に保持するために使用されるローディングプラットフォーム、及びシーリングホルダーとシーリングホルダーに備えられたリング状のシーリング要素を有するカバー機構を含む。前記カバー機構は、更に、シーリングホルダーに連結された、第1のリフティング機構を含み、第1のリフティング機構は、シーリングホルダーを、シーリング要素の長手方向軸に沿って、ローディングプラットフォームに対して移動方向を与える。更に、本発明は、ローディングプラットフォームを含む被覆ステーションに関する。被覆ステーションは、スラリーパン、及びパンとローディングプラットフォームの間に相対的な動作方向(移動方向)を与える第2のリフティング機構を含む。第1のリフティング機構は、同期化装置によって、第2のリフティング機構と同期化される。
【選択図】なし

Description

本発明は、触媒担体物体を被覆するための方法、及び装置に関する。特に、本発明は、触媒担体物体に導入される触媒材料と触媒担体物体の外側表面の間の接触を防止するための機構に関する。
本発明は、モノリス状の触媒担体物体が、スラリー(すなわち、固体触媒と液体の懸濁物)を与えることによって触媒材料で充填され、及び懸濁物、すなわちスラリーは、液体状態で、触媒担体物体に導入される構成を有する、スラリーベースの被覆方法に関する。次に、液体は、乾燥によって、触媒担体物体から除去され、そして触媒粒子が、触媒担体物体の通路内に残る。通常、触媒担体物質は長い形状を有しており、そして触媒担体物体内には、直線状通路が、直線的に延びている。通路は、閉鎖した外側表面によって囲まれている。閉鎖した外側表面は、触媒担体物体の2つの解放(開口)した端部(これらの端部は通路によって連結されている)の間で、通路の周囲を取り囲んでいる。この一般的な構造で、スラリー(スラリーは、触媒材料を含む)を触媒担体物体内に導入するための、単純な機構が可能になる。解放端の一方が、スラリー内に導入され、そして同時に、反対側の解放端(開口端)に真空が施され、これにより、スラリーを通路内に引き込むものである。
触媒材料をモノリス状の触媒担体物体内に導入するための公知の従来技術は、上述した概要に基づいている。従って、従来技術の方法は、通常、以下の工程を有している:担体物体の第1の解放端をスラリー内に導入し、そしてスラリーを触媒担体物体の通路に引き込む。しかしながら、担体物体の解放端の一方を、必ずスラリーと接触させる必要があるので、担体物体の外側表面の一部がスラリーで濡れるか、又はスラリーで被覆される。
第1に、触媒材料は、触媒反応に関与しない貴金属を含むことになる。この理由は、触媒担体物質の外側表面は、触媒担体物質を囲むキャンニング被覆(canning)のために、排ガスと接触しないからである。従って、全ての触媒材料を効果的に使用できるわけではない。不使用の触媒材料を回収するために、担体物体の外側表面がクリーンにされ、ブラシがけされ、又はブラストされる。このようにして、材料のいくらかは回収され、そして外側表面をクリーンな状態で提供することができる。例えばキャンニング被覆が溶接を含む場合、このことは重要である。しかしながら、これと同時に、このような触媒担体物体の製造は、追加的なクリーニングと回収工程のために、比較的費用がかかる。更に、担体物体の外側の、使用されない材料の全てが回収されるわけではない。
従って、本発明の目的は、触媒担体物体を、その外側表面に触媒材料が存在しない状態で製造する機構を提供することにある。
(発明の概略)
この目的は、本願の独立請求項に記載の方法及び装置によって達成される。
本発明が基礎をなす概念は、所定のシーリング要素によって実際に達成される。このシーリング要素は、触媒担体物体の外側表面(の外側リム)を(担体物質の一端で)カバーし、これにより、担体物体(の一部)をスラリーに浸漬する間、スラリーと担体物体の外側表面の間の接触が防止されるものである。シーリング要素は、被覆工程の間、すなわち投入端をスラリー内に浸漬する間、及びスラリーを触媒担体物体の内側(すなわち通路)に施す間、触媒担体物体の投入端の周囲と接触する。シーリング要素は、(シリンダー状の)触媒担体物体の周囲エッジ(周囲縁)、又は触媒担体の投入端又はこの近傍の周囲をカバーする(覆う)。このようにして、スラリーと触媒担体物体の外側表面の間の接触が防止され、又は最小限化され、これと同時に、担体物体内の(投入端に終端部を有する)全ての通路に、スラリーが施される。
本発明の一局面では、本発明のローディングプラットフォームアセンブリーは、触媒担体物体を保持するローディングプラットフォーム、及びシーリング要素を含むカバー機構を有している。ローディングプラットフォームの(第1の)リフティング機構は、スラリーを担体物体内に施す合間、上述したシーリング要素で投入端をカバーする。このリフティング機構は、(触媒担体物体の投入端がスラリーと接触する前に)シーリング要素を投入端の周囲エッジ(周囲縁)と接触させるか、又は触媒担体物体の投入端、又はその近傍の周囲と接触させ、そして被覆工程の全体にわたり、そして被覆工程が完了した後、投入端がスラリーから除去されるまで、シーリング要素と担体物体の間の、この接触状態を維持する。そして、シーリング要素、及び触媒担体物体は、スラリーから除去され、そしてこの除去の後、シーリング要素が触媒担体物体から解放される。
触媒担体物体は、投入端において、触媒担体物体の周囲リムによって規定されたラインに沿って伸びている。換言すれば、接触ラインが、投入端において、担体物体の断面の周囲部分によって、円形状または他の閉鎖したラインの状態で規定されている。このラインは、担体物体の(投入)端の周囲エッジによって規定されている。シーリング要素は、その中心に向かって半径方向(放射状)に伸びており、そしてリング形状であり、そしてシーリング要素の長手軸(縦軸)に向かって傾いている。シーリング要素のリング形状によって規定された解放部(開口部)、すなわちリングの内側周囲は、触媒担体物体の投入端の断面よりも小さい。シーリング要素の外側周囲は、投入端の断面よりも大きい断面を取り囲んでいる。このようにして、投入端は、シーリング要素に適合させることができ、これにより、被覆工程の間、投入端において、周囲エッジ(及び触媒担体物体の外側表面)をカバーする。従って、シーリング要素の幅と形状は、投入端周囲の断面に適合するものである。投入端の断面の全体は、スラリーと接触することができる。この理由は、シーリング要素が、(投入端において、周囲端においてのみ、)投入端と接触し、投入端の(内側)断面の、スラリーへの自由なアクセスを提供するからである。このようにして、スラリーは、シーリング要素の内側解放部(開口部)を通して、触媒担体物体内に供給される。
シーリング要素は、内側表面、又は閉じたエッジ(縁部)を有している。表面又はエッジは、(担体物体の投入端で)担体物体の周囲の形状に適合される。更に、シーリング要素は、閉じたラインに沿って伸びている。閉じたラインが円形である特定の場合、シーリング要素は、環状形状である。対応する実施の形態では、閉じたラインは、卵形、又は楕円形状である。シーリング要素の正接の方向に対して垂直な断面は、任意の形状、例えば台形形状、円形形状、又は面取りされた三角形(面取りされた頂点)、又は任意の多角形、又は卵形形状を有することができる。シーリング要素の正接方向に対して垂直な断面部分は、シーリング要素の中心軸の方向に先細りになっている。
シーリング要素は、触媒担体物体と、投入端の周囲によって規定されたラインに沿ってのみ接触するで、たとえシーリング要素が、先行する被覆工程でスラリーで覆われたとしても、触媒担体物体の外側にはスラリーが施されない。何れにしても、シーリング要素は、スラリーが担体物体の外側表面上に施されることを防止し、そして投入端の全断面、すなわち担体物体の前部分の、スラリーとの接触を可能にする。
本発明に従えば、被覆工程の最初と最後が、シーリング要素の投入端上への適合と同期化される。特に、シーリング要素の動作は、投入端のスラリーへの浸漬の開始時に、シーリング要素が投入端をカバーするように、及び浸漬工程が完了した時に、又はその後に、シーリング要素が触媒担体物体から除去されるように同期化される。従って、同期化により、投入端のシーリング要素でのカバーが、投入端がスラリーと接触する限り維持される。更に、浸漬工程前に先んじて、及び/又は浸漬工程が終了した後に、シーリング要素を、投入端と接触した状態で維持することができる。
本発明の第1の局面に従えば、触媒担体物体を被覆する方法が提供され、これにより、触媒担体物体、及びパン内に配置されたスラリーが用意され、そして触媒担体物体の解放した投入端がスラリー内に導入される。このことに関して、スラリーは、液体(水を含むことが好ましい)を触媒材料に加えることにより形成される、触媒材料の懸濁物、及び/又は溶液である。本方法に従えば、投入端を導入した後、所定量のスラリーが、投入端を通って、及び触媒担体物質の中へと案内される。このことに関して、触媒担体物体の内側は、その端部が触媒担体物質の投入端に位置する通路(channel)を含んでいる。スラリーを解放端を通って案内する工程の間、投入端の周囲の少なくとも一部が、不浸透性のシーリング要素で覆われる(カバーされる)。このことは、スラリーと触媒担体物体の周囲の外側表面の接触を防止する。触媒担体物体の周囲の外側表面は、投入端(及び触媒担体物体の排出端)について、明瞭なものである。スラリーは、触媒担体物質の内側表面の投入端を通って供給される。更に、スラリーは、不浸透性のシーリング要素(の解放部)を通って供給される。ここでシーリング要素は、投入端の周囲のみをシールし、及びスラリーを、シーリング要素の解放部を通って投入端へと案内可能とするものである。
触媒担体物質の投入端は、シーリング要素に導入され、又はシリーング要素に対して押圧(プレス)され、そして(投入端をスラリーに導入する工程の前に、及び好ましくはスラリーを、触媒担体物質内に案内する工程の間)接触状態が維持される。更に、投入端(及びシーリング要素)をスラリーに導入する工程の初めに、投入端がシーリング要素に導入され、又はシーリング要素の上に押圧される。この理由は、シーリング要素は、カバーするために、投入端とかかわり合い、投入端は、シーリング要素と一緒に、スラリー内に導入されるからである。シーリング要素は、投入端をスラリー内に導入し、及び維持する全工程の間、投入端と直接的に接触して維持される。換言すれば、投入端の周囲は、投入端をスラリー中に導入し、維持する工程の全継続時間の間、シーリング要素によってカバーされる。特に、シーリング要素は、スラリーが触媒担体物体中に案内される間、投入端の周囲をカバーする。
投入端が、シーリング要素と一緒に、パン内に配置されたスラリー内に浸漬される場合、触媒担体物質の投入端は、シーリング要素の上に押圧されるか、又はシーリング要素によって、周囲が囲まれる。投入端をスラリー内に浸漬する工程の全期間にわたり、触媒担体物質の投入端は、シーリング要素上に押圧され(又はこの逆)、又はシーリング要素によって囲まれる。
スラリーを案内する工程の後、又は、スラリーを投入端を通って案内する工程が完了した時に、シーリング要素及び投入端は、互いに分離される。投入端、及びシーリング要素がパン内に配置されたスラリーから除去された時、又はこの後に(すなわち、投入端をスラリー内に浸漬する工程が完了した後で)、シーリング要素と投入要素は相互に分離される。この分離は、シーリング及び投入要素の間の、長手方向軸(縦軸)に沿った、相対的な(並進運動の)動きによって、及び投入端とシーリング要素の間の距離を増すことによって行われる。特に、この分離は、シーリング要素を下げることによって、投入端を上げることによって、又はその両方によって(これにより投入端とシーリング要素の間の距離を増すことによって)行われる。
所定量のスラリーを案内する工程は、触媒担体物体の投入端と、触媒担体物体の排出端の間に、圧力差を施すことによってなされる。触媒担体物体の排出端は、投入端と、触媒担体物質内の複数の通路を介して流体的な結合状態にある。好ましくは、触媒担体物体は、シリンダー状(円筒形)の形状であり、そして投入端は、排出端と対向している。圧力差の形成により、所定量のスラリーが、パンから、シーリング要素の内側解放部(開口部)を通り、投入端を通って排出端へと流れる。このようにして、触媒担体物体内の通路の内側表面がスラリー(該スラリーは、触媒材料を含む)によって濡れるか、又は覆われる。通路は、投入端と排出端の間を流体的に連結している。流体的な連結は、担体物体の内側表面を含んでいる。スラリーが、内側通路によって形成された内側表面上に施される。
本発明の方法に従い、導入の工程は、ローディングプラットフォームによって触媒担体物体を解放可能に保持し、及び触媒担体物体を保持しているローディングプラットフォームとパンの間の距離を短縮することを含む。距離を短縮することにより、触媒担体物体の投入端は、パン内に配置されたスラリー内に浸漬される。この距離は、ローディングプラットフォームを、触媒担体物体と一緒に、パンの方向へと下げることにより、パンをローディングプラットフォームの方に上げることにより、又はその両方によって、短縮することができる。投入端の周囲は、シーリングホルダーに連結されたシーリング要素によってカバーされる。従って、シーリング要素は、シーリングホルダーを保持又は動かすことによって、保持、及び/又は移動される。投入端の導入の前、及び間、投入端をスラリーに浸漬する間、及び所定の量のスラリーが投入端を通って触媒担体物体の内側表面(該内側表面は、触媒担体物体内の通路によって与えられる)内に案内される間、シーリングホルダーは、シーリング要素を投入端の周囲に押圧する。案内する工程が完了し、及び投入端とパン内に配置されたスラリーの接触が終了した後、シーリングホルダーは、シーリング要素を投入端から分離する。従って、浸漬が完了した後、シーリングホルダーは、シーリング要素を分離するが、この分離は、シーリングホルダーをローディングプラットフォーム、及び触媒担体物体に対して低下させることにより、及びローディングプラットフォーム及び触媒担体物体を、パンに対して上げることにより、又はこれらの動作の両方によって行うことができる。これらの動作は、平行的な動作(translative monement)であることが好ましい。
本発明の第2の局面に従えば、触媒担体物体を解放可能に保持するために使用されるローディングプラットフォームを含む、ローディングプラットフォームアセンブリが使用される。ローディングプラットフォームは、更に、シーリングホルダーとシーリングホルダーに備えられた(上述した)リング状のシーリング要素を有する、カバー機構を含む。カバー機構は、更に、シーリングホルダーに連結された、第1のリフティング機構を含み、ここで、第1のリフティング機構は、ローディングプラットフォームに対して、シーリング要素の長手方向軸(縦軸)に沿った動作を与えるために使用される。換言すれば、第1のリフティング機構は、シーリングホルダーのために、ローディングプラットフォームに対し、シーリング要素の長手方向軸に沿った動作方向を与える。従って、第1のリフティング機構は、(シーリング要素が備えられたシーリングホルダーを動かすことによって)シーリング要素を、ローディングプラットフォームに対して、及び従って、ローディングプラットフォームによって解放可能に保持された触媒担体物体に対して上昇、及び下降させるために使用される。
本発明の第3の局面に従えば、被覆ステーションが、所定量のスラリーを触媒担体物体の内部(すなわち、触媒担体物体内の通路によって与えられる内側表面)に施すために使用され、ここで、被覆ステーションは、上述した、又は請求項7に記載されたローディングプラットフォームを含む。被覆ステーションは、パンを含み、パンの中にスラリーが配置される。被覆ステーションは、第2のリフティング機構を有しており、第2のリフティング機構は、(ローディングプラットフォームによって解放可能に保持された触媒担体物体の投入端を、パン内に配置されたスラリー内に浸漬するために、及び前記スラリーから除去するために、)パンとローディングプラットフォームの間に、相対的な動作を与える。第2のリフティング機構は、(ローディングプラットフォームをパンに対して下降、及び上昇させることにより、又はパンをローディングプラットフォームに対しで下降、及び上昇させることにより、又はこれらの動作の両方によって)ローディングプラットフォームを、パンに対して下降、及び上昇させるために使用される。好ましくは、第2のリフティング機構は、(第2のリフティング機構によって与えられる移動方向に関して、固定された位置を有する)パンに備えられ、そしてローディングプラットフォームに対して上昇、及び下降する。
被覆プラットフォーム又はローディングプラットフォーム、又はこれらの両方は、同期化装置を含み、該同期化装置は、第1のリフティング機構を第2のリフティング機構に(機械的、水力的、気体力的、又は電気的な態様で)連結している。従って、第1及び第2のリフティング機構によって与えられた動作は、相互に同期化される。このことについて、同期化は、同時動作に限定されるものではない。同期化は、(動作が互いに遅れることもできる)両方のリフティング機構の協調的な作動をも含む。特に、(パンをローディングプラットフォームによって保持された触媒担体物体の方へ移動させる)第2のリフティング機構の上昇動作は、同期化装置によって(シーリング要素を投入端に押圧し及び投入端で維持する、第1のリフティング機構の)予め定義された遅延と同期化することができる。このようにして、同期化装置は、触媒担体物体が、パン内に配置されたスラリーに浸漬される時に、シーリング要素が投入端の周囲をカバーすることを確実にする。同様にして、第1のリフティング機構の下降動作は、同期化装置によって、第2のリフティング機構がパンを下降させた時に、第2のリフティング機構の動作に対して遅延され、そしてパン内のスラリーを投入端から、予め設定された遅延時間で(第1のリフティング機構がシーリング要素を下降させる前に)分離し、及びシーリング要素を投入端の周囲から分離する。更に、同期化装置は、時間、及び動作の速度を調節することができ、例えば、第1のリフティング機構の遅い動作は、シーリング要素の、投入端の周囲からの物理的な分離を遅延させる。好ましくは、同期化装置は、回路、好ましくはデジタル回路、又は(電気的、電気−空気力的、又は電気−水力的作動装置を制御するソフトウェアーが備えられた)プログラム可能な回路を備え、第1及び第2のリフティング機構が個々に作動装置(各作動装置は、同期化装置によって個々に制御可能である)を有する。機械的な同期化装置は、サスペンション、例えば空気力的、又は水力的なシリンダー、又はダシュポットを有することができる。これらは、動作を遅延化させ、及び遅くし、そして従って、第1のリフティング機構が物理的にシーリング要素を投入端の周囲から分離する時点を遅延化させ、又は第2のリフティング機構が、パン内に配置されたスラリーを、触媒担体物体の投入端と接触させる時点を遅延化させるものである。
通常、シーリングホルダーに連結された第1のリフティング機構は、パン又はローディングプラットフォームの任意の作動装置に対して別個に制御することができる、個々の作動装置を含む。このことは、第1のリフティング機構が、(投入端をパン内のスラリーと接触させる、又は投入端をパン内に配置されたスラリーから分離する)第2のリフティング機構に関して、(負に又は正に)時間的に遅延して(すなわち遅れて、又は先に)活動可能であることを確実化する。
シーリング要素は、好ましくはリングの形状、例えば卵形、円状、又は多角形状リングの形状を有する。シーリング要素は、シーリング要素の形状に適用される形状を有するリップを含む。リップは、特定の寸法を除いて、シーリング要素と同一の幾何学的形状、又は割合を有することが好ましい。本発明に従えば、リップは、シーリング要素が投入端の周囲をカバーした時に、好ましくは、投入端の周囲の全体(すなわち、360°)で、投入端と直接的に接触する。断面では、リップは、傾斜しており、そしてシーリング要素の中心に向かって、正確な半径方向には伸びてはいない。しかし、リップは、ローディングプラットフォームから離れる方向に延び、そしてパンに向かう方向に伸びる。リップは、触媒担体物体の投入端において、触媒担体物体の外周の全周(すなわち、360°)で接触するように適用される。このようにして、リップは、シーリング要素が伸びる平面内で、正確に伸びるわけではない。むしろ、リップがシーリング要素の中心に向かって伸びる方向は、正確な放射方向(半径方向)に傾く。従って、シーリング要素は、外側及び内側周囲を有するリングの形状であり、ここで、内側周囲はリップの内側エッジ(内側縁部)と一致する。外側周囲が延びる平面は、内側周囲が延びる周囲と平行である。内側周囲が延びる平面は、外側周囲が延びる平面に移動され、これは、シーリング要素の長手方向軸に沿って、パンの方向へ、及び触媒担体物体から離れる(すなわち、ローディングプラットフォームから離れる)ようになされる。この方向に、すなわち、ローディングプラットフォームから離れる方向に、シーリング要素が先細りになる。内側断面は、断面とローディングプラットフォームの間の距離が増すに従い、減少する。シーリング要素は、パンの方向に先細りになる錐台である。
本発明に従う被覆ステーションは、ローディングプラットフォームの上側で、ローディングプラットフォームと密閉的に接触し、及びフードとローディングプラットフォームの上側により囲まれた体積部分を真空にする可動性真空フードを含む。このようにして、触媒担体物質の上側区分、及び(担体物体の投入端に対向する)触媒担体物体の排出端に、真空(vacuum)が施される。真空フードは、第3のリフティング機構と連結することができ、第3のリフティング機構は、同期化装置にも連結することが好ましい。投入端に所定量のスラリーを案内する工程は、真空を施す工程に、直接的に関連し、真空の形成の開始は、スラリーを触媒担体物体内に案内する工程の開始と等しい。真空フードによる真空の形成の終了は、触媒担体物体へスラリーを供給する工程の終了でもある。このようにして、スラリーを案内する工程は、フードとローディングプラットフォームの上側によって囲まれた体積内で、触媒担体物体の排出端に真空を施す適当な工程で取り替えることもできる。
第2のリフティング機構は、好ましくは、パンを(ローディングプラットフォームの上側とは反対側になる)ローディングプラットフォームの下側に向けて制御可能に移動させるために、パンに連結される。更に、第2のリフティング機構は、パンを、ローディングプラットフォームの下側から離れて、パンとローディングプラットフォームの間の相対移動方向に沿って移動させる。通常、上述したリフティング機構、リフティング装置、及び作動装置の全ては、回転動作よりはむしろ、ローディングプラットフォーム/シーリング要素/パンを、接近/解放するための並進動作(平行移動)を構成する。好ましくは、並進動作は、重力の方向に沿った動作である。しかしながら、ローディングプラットフォーム、及び/又は真空フードに連結された移動機構は、旋回、及び/又は並進動作のために使用することができる。
本発明の被覆の同期化装置は、第1のリフティング機構及び第2のリフティング機構(及び適切であれば、第3のリフティング装置)の動作を調整するために適用される。これは、第1のリフティング機構が、シーリング要素とローディングプラットフォームに保持された触媒担体物体の間に、密閉する接触(シーリングコンタクト)を、特定の時点で構成しない場合には、パンとローディングプラットフォームの間の第2のリフティング機構の動作に起因した、予め設定された距離を超えての更なる接近を防止するためのものである。従って、同期化装置は、ブロック装置を含むことも可能であり、又はブロック機能を提供することもできる。これらは、シーリング要素が投入端をカバーしていない場合には、触媒担体物体の、パン内に配置されたスラリーへの接近をブロックするものである。このことは、ブロック装置、又はブロック機能を使用して、第1と第2のリフティング機構の作動装置を制御することによってなされる。同様にして、ブロック装置、又はブロック機能は、投入端(及び好ましくはシーリング要素も含めて)がパン内に配置されたスラリーから離れてはならない場合に、シーリング要素の投入端からの解放又は分離をブロックするために設けることができる。これらのブロック機能は、実現化装置(enabling device;WO2010/108940)によって与えることもできる。この実現化装置は、作動が、投入端とスラリーの望ましくない接触を発生させない場合にのみ、第1、及び/又は第2のリフティング機構の作動を可能(実現化)にするものである。このことについて、望ましくない接触とは、投入端がシーリング要素によってカバーされていない場合の、投入端とパン内のスラリーの接触である。このことについて、第1のリフティング機構がシーリング要素とローディングプラットフォームによって保持された触媒担体物体の間のシール性接触、すなわち、シーリング要素と投入端の周囲の間のシール性接触を構成していない場合で、第2のリフティング機構がパンとローディングプラットフォームの間の距離を短縮するために作動する場合、被覆ステーションの同期化装置は、第1のリフティング装置を作動させることによって、シーリング要素の、投入端への接近動作を開始させるために使用される。
第2のリフティング機構は、パンを、上昇方向に沿って、ローディングプラットフォームから離れる方向に及びローディングプラットフォームに向かう方向に、動かすために使用される。ここでローディングプラットフォームは、上昇方向に沿った動きについては、固定して配置されている。更に、ローディングプラットフォームは、上昇方向に対して平行な回転軸で、旋回可能に支持されている。更に、ローディングプラットフォームは、上昇方向に対して垂直な、更なる回転軸を備えることもできる。このようにして、ローディングプラットフォームは、例えば、スラリーが担体物体内に導入された直後に、触媒担体物体を逆さに回転させることができる。更に、ローディングプラットフォームは、触媒担体物体を、非定常運動によって、例えばターンテーブルの動作によって、次の処理ステーションに移動させることができる。特に、EP08161892の方法と装置は、触媒担体物体の支持と輸送のために使用することができる。
シーリング要素は、弾性特性を有しており、シールする材料は、弾性材料、例えばシリコーン、ゴム、又は他の弾性ポリマーである。更に、シーリング要素は、弾性又は硬質の成分と組み合わされた、スプリング又は張力要素を含むこともできる。これは、シーリング要素と投入端の間に、投入端の全周囲で、直接的な接触を与える(これにより投入端の周囲を完全にカバーする)。更に、投入端の周囲が不浸透性の要素でカバーされる場合には、シーリング要素のこれらの特性は、投入端の周囲に流体シールをもたらす。
本発明に従えば、シーリング要素は、シーリング要素のリング形状の中心に向かって、(シーリング要素の上側周囲が伸びる)平面に傾いた方向に、半径方向に伸びる。シーリング要素は、好ましくは、リング形状の中心に向かって先細りになっており、これにより、シーリング要素の中心に向かって先細りになる断面を有するシーリング要素が与えられる。シーリング要素の基本形状は、触媒担体物体の端部の断面に適用され、そして円形状、卵形、多角形、又は他の形状が可能である。
特に好ましい実施の形態に従えば、シーリング要素が投入端の周囲をカバーする場合、担体物体を周囲で囲むシーリング要素の内側端は、投入端が伸びる平面で揃えられる(整列される)。換言すれば、投入端の周囲がシーリング要素によってカバーされる場合、担体物体の外側表面と接触するために使用されるシーリング要素の部分は、投入端において、担体物体の周囲エッジ(周囲縁)で揃えることが好ましい。この実施の形態に従えば、投入端の周囲は、シーリング要素の内部周囲エッジ、すなわち、シーリング要素の内側チップによって覆われる。このことについて、「チップ」という用語は、閉じた周囲ラインに沿って伸びるシーリング要素の最内(innermost)の部分を示す。この替わりに、「チップ」という用語は、シリンダー状(すなわち、投入端で終了する触媒担体物体の、投入端近傍位置での外側表面の領域の形状)の閉じたストリップに沿って延びるシーリング要素の最内の部分を示す。チップが、投入端によって規定された、閉じたラインに沿って延びる場合には、シーリング要素の内側部分及びチップは、担体物体の周囲エッジの方へ向けられており、又は、チップが、投入端で、触媒物体の外側表面のシリンダー状領域にそって延びる場合には、シーリング要素の内側部分及びチップは、投入端が延びる平面に向かって方向付けられる。従って、本発明の方法に従えば、触媒物体、及びシーリング要素は、投入端がシーリング要素の内側周囲チップと揃う(整列する)まで、相互に動かされる。これにより、スラリーが触媒物体内に案内されるか、又は投入端がスラリーと接触する前に、投入端の外側エッジをシールする工程が提供される。同様に、本発明のローディングプラットフォームアセンブリー、又は被覆ステーションが、上述した動作(すなわち、シーリング要素のチップ/チップ領域を投入端と揃わせるシーリング動作)を行うために使用される。この整列は、スラリーを投入端に案内する工程の全体の間、又は、投入端をスラリーと接触させる工程の全体の間、維持されることが好ましい。この目的のために、本発明のローディングプラットフォームアッセンブリー、又は被覆ステーションは、ストッパー要素、又は作動装置、又は制御装置を含む(これらは、シーリング要素の内側チップと投入端によって規定された周囲エッジの整列を確実にする)。
本発明は、EP08161892に記載された装置と方法を使用して行なうことができる。特に、ここに記載されている被覆の工程、及び被覆ステーションは、EP08161892に記載されている被覆と被覆ステーションによって行うことができる。更に、パン、ローディングプラットフォーム、リフティング装置、及び触媒担体物体に真空を施すための成分(部分)は、EP08161892に開示されている各成分によって行うことができる。更に、スラリーは、EP08161892に示された被覆ステーションに従い、用意することができる。好ましくは、ローディングプラットフォームは、EP08161892に記載されたローディングプラットフォーム及びターンテーブルによって与えられる。特に、本発明の被覆するための方法、ローディングプラットフォーム、及び被覆ステーションは、EP08161892に開示された処理及び配置装置、及び方法と組み合わせることができる。
図1a−1dは、本発明に従う方法を説明するために、概略として、本発明の被覆ステーションを示した図である。 図2a、bは、概略的に示した、本発明のシーリング要素のトップビュー及び断面図を示した図である。 図3a、bは、本発明の特定の実施の形態の断面図と斜視図である。 本発明に従うローディングプラットフォームを備えた、本発明に従う被覆ステーションの特定の実施の形態を示した図である。 図5a−cは、本発明の好ましい実施の形態に従う触媒物体と接触するシーリング要素を概略的に示した図である。
(図面の詳細な説明)
図1a〜dは、ローディングプラットフォーム20によって保持された、触媒担体物体10を示している。担体物体は、2つの端面を有するシリンダー形状(円筒形状)であり、上記端面は図1a〜dでは水平線として描かれている。ローディングプラットフォーム20は、担体物体を、(両端部の間で延びる)外側表面で保持している。図1a〜dでは、ローディングプラットフォーム20の接触要素だけが概略的(象徴的)に示されている。図1a〜dに示された配置構成は、更に、シーリング要素30を、触媒担体物体10の解放投入端10aの下側に含んでいる。更に、パン40(パン40内部には、スラリー42が配置されている)が担体物体10とシーリング要素30の下側に配置されている。
図1aに示した第1工程では、担体物体10は、(シーリング要素30及びスラリー42の上側に所定の距離をおいて)ローディングプラットフォーム20によって保持されている。シーリング要素30は、図1bに示された位置に達するように上昇される。この位置で、シーリング要素は、投入端10aの周囲全体をカバーする(覆う)。これは、シーリング要素、又はシーリング要素を保持しているシーリングホルダーを上昇させることによって行うことができる。図1a〜1dでは、シーリング要素30のみが象徴的に示されており、シリーングホルダーを含むカバー機構の他の部分は、例えば図4a、4b及び5に記載されている。
図1bに示したように、投入端10aの周囲をシーリング要素30でカバーした後、スラリー42を含むパン40が、担体物体10の方へ上昇され、これによりスラリーによって与えられる表面及びスラリー自体が投入端10a(及びシーリング要素30の一部)と接触する。図1cから、触媒担体物体10を周囲で囲む外側表面は、スラリー42と接触していないこと、特に、投入端10aの周囲より上側の部分は、スラリー42と接触していないことがわかる。しかしながら、同時に、担体物体10の投入端10a全体が、スラリー内に浸漬されている。
図1dに示した次の工程で、担体物体10の(投入端10aに対して反対側の)解放端10bに真空(vacuum)が施される。担体物体10の(投入端10aに対して反対側の)端部10bは、解放(開口)しており、及び解放した投入端10aと、担体物体10の内部通路によって連結されている。可動性の真空フード50が、触媒担体物体10の上に下降され、担体物体10を部分的に囲み、そして排出端10bを一時的に囲む。真空フード50は、ローディングプラットフォーム20と接触し、排出端10bより上側の体積部分が真空フード50、真空フード50とローディングプラットフォーム20の間のシーリング結合(閉鎖結合)、ローディングプラットフォーム20と担体物体10の外側表面の間のシーリング結合、ローディングプラットフォーム20の上側に位置された、この外側表面、及び外側端部10bによって囲まれる。従って、真空ポンプ52と連結された真空フード50に、排出端10bに真空が与えられる。圧力バランスによって、及び担体物体10の内部通路での連結によって、スラリー42が解放投入端10aを介して担体物体10内に引き込まれる。特に、スラリー42は、リング形状のシーリング要素30を通って、及び投入端10aの全断面を通って引き込まれる。このようにして、パン40内に配置されたスラリー42の所定量が、担体物体内に引き込まれ、これにより触媒担体物体10の内部通路によって与えられる内側表面(図示せず)を被覆する。しかしながら、スラリー42の所定量を触媒担体物体10の内側に案内するこの工程の間、スラリーは、担体物体10の外側表面の周囲には移されない。この理由は、シーリング要素30がスラリー42を、投入端10aの周囲部分でブロックする(妨げる)からである。このようにして、スラリーの所定量が触媒担体物体の内側に案内されるが、しかしながら、触媒担体物体10の外側周囲表面は汚れることがない。特に、パン40内のスラリーの表面より下側に配置された、担体物体10の周囲外側表面の部分、すなわち、スラリー内に浸漬された、触媒担体物体10の下側部分は、スラリーと接触しない。この理由は、投入端10aをスラリー内に浸漬する間、シーリング要素30が、外側周囲表面をカバー保護するからである。
スラリー42の所定量を担体物体10内に案内する工程が終了した後、ポンプ52によって与えられていた真空が終了され、(図1cに類似して)真空フードをローディングプラットフォーム20から上昇させることによって真空フード50が解放される。そして、図1bに示したように、パン40が下降される。次に、シーリング要素30を下降させることにより、シーリング要素30が、投入端10aの周囲から除去される。図1a〜1cから、シーリング要素30が上昇及び下降する距離よりも大きい距離で、パン40が上昇及び下降されていることがわかる。このことは、シーリング要素30が、必要な時にのみ、すなわち、図1dに示したように、投入端10aがスラリー42内に浸漬される場合にのみ、スラリーと接触することを確実にする。更に、このことにより、シーリング要素30の下降が、シーリング要素30とスラリー42の間の接触を発生させないことが確実にされる。(投入端10aがスラリーとのみ接触し、シーリング要素30が投入端10aの周囲をカバーするならば、)シーリング要素30の平行運動(下降と上昇)は、オーバーラップして、又はパン40の動作(下降と上昇)の間、行なうことができる。
この替わりの実施の形態では、パン40が固定して配置され、そしてローディングプラットフォーム20が、(図1a〜1dに示したように)担体物体10を下降及び上昇させる。このような実施の形態では、シーリング要素30のリフティング機構がアクティブ又はパッシブであることができる。特に、シーリング要素を動かすリフティング機構は、シーリング要素30を担体物体10に向けて付勢するスプリングを含むパッシブ機構であることができる。この実施の形態では、担体物体は、パン40の方へ低下され、そしてシーリング要素30と接触する。シーリング要素30が接触した後、投入端10aの周囲、すなわち投入端の周囲エッジは、(シーリング要素が担体物質10に向けて付勢する力が、シーリング要素30と投入端10aの周囲の間の接触を保持する間、)シーリング要素30との接触を保持する。(浸漬工程の全体において、シーリング要素30に及ぼすスプリングの力が、シーリング要素が投入端の周囲をカバーすることを確実にしている間)下降工程を継続している時に、シーリング要素30は、投入端10aと一緒に、スラリー42内に浸漬される。
図2a及び図2bは、本発明を行うために最も好ましい実施の形態を示している。
図2aには、本発明に従い使用されるシーリング要素がトップビュー(上方視点)で示されている。シーリング要素は、卵形リングの形状を有している。このリング形状の内側周囲は、被覆される触媒担体物体の外側形状に適用されている。従って、シーリング要素の形状、特に図2aに示されたシーリング要素の内側周囲の形状は、担体物体の外側形状に対応する。シーリング要素の弾性特性のために、シーリング要素の内側断面は、好ましくは、(触媒担体物体の投入端における)触媒担体物体よりも僅かに小さい。図2aには、破線の卵形ラインとして、接触ラインが示されており、このラインは、投入端の周囲がシーリング要素と接触する接触領域を示している。図2aに示したシーリング要素の外側周囲は、弾性特性を有しており、及びシーリングホルダー(図示せず)によって保持されている。
図2aに示したシーリング要素の内側周囲は、シーリング要素の解放部分(開口部分)を囲んでいる。投入端がスラリー内に浸漬され、そして触媒担体物体の排出端に真空が施された場合に、この解放部分を通って、スラリーは、投入端、及び触媒担体物体の内側に案内されることができる。図2aでは、シーリング要素の中心が、この解放部分の中心に配置され、そして十字形でマークされている。このシーリング要素の長手方向(縦方向)の軸は、図2aの投影面に対して垂直に延びており、そしてシーリング要素の中心を通って延びている。
図2bでは、図2aのシーリング要素が、図2aに示されたラインAに沿った断面として示されている。図2bに示されたシーリング要素130は、外側リング130a及びリップ130b(リップ130bは、外側リング130aに接続されており、そして内側に延びている)を含んでいる。特に、リップは(図2aに示した十字形に対応する)長手方向軸Lに向かって伸びている。更に、リップ130bは、平面P1(該平面P1に沿ってシーリング要素130aの外側リムが延びている)に傾斜している。傾斜角度はαで示されている。リップ130bの最も内側のエッジ、すなわちシーリング要素130の内側周囲は、平面P1に対して平行な平面P2内に伸びている。従って、平面P2は、(傾斜角度αに対応する)距離dだけ平面P1から隔たっている。
図2aに破線で示された接触ラインは、図2bに示された接触エッジCに対応する。接触点Cは、図2bに示したシーリング要素によってカバーされる担体物体の断面に依存し、そして好ましくはリップ130bの内側部分に配置される。図2bは、図1a〜1dと同一の方向(オリエンテーション)を有し、リップ130bは、パンに向かって伸びており、担体物体を、リップ130bの上側表面によって規定された解放部分及びリップの上側表面の上へと挿入することができる。
図2bでは、リップ130b及び外側リム130aが一体的な要素として示されている。更に、シーリングホルダー(該シーリングホルダーに、外側リム130aが取り付けられている)は図2bに示されていない。シーリングホルダー、又は少なくともこの一部、外側リム130a、及びリップ130bは、一体的な要素として形成することができる。この替わりに、これらの区分を、相互に付着した個々の要素として備えることができる。シーリングホルダーの一部(図示せず)を、硬質材料で作成し、そして接触要素を設け、これにシーリングホルダーの内側部分を接続することが好ましい。この場合、内側シーリングホルダー、外側リム130a、及びリップ130bが、弾性材料の一要素として設けられる。通常、リップは弾性材料でできている。更に、外側リム130aも弾性特性を有し、そして弾性材料で作られている。シリコーンを使用することが好ましい。更に、他の弾性材料、例えば弾性ポリマー材料及びゴムを使用することができる。特定の実施の形態では、不浸透性の材料の上側、及び/又は下側層が、リップ130bの上側、及び/又は下側表面に配置され、及び好ましくは外側リム130aの上側、及び/又は下側表面上に配置される。一実施の形態に従えば、シーリング要素全体が、好ましくはシーリングホルダーの内側部分と一緒に、一材料で作成され、及び一体的に形成される。好ましくは、この材料は、液体、特にスラリー又はこの成分に対して不浸透性である。他の実施の形態では、シーリング要素は、浸透性材料でできているか、又はフォーム等の浸透性構造を有している。この場合、不浸透性層は、シーリング要素、特にリップ130bの上側、下側、又は両方の表面に配置される。
傾斜を規定している角度α(この角度でリップ130bが伸びる)は、少なくとも0°で、及び90°未満である。好ましくは、αは、少なくとも10°、20°、30°、45°又は60°である。更に、αは、85°、80°、70°、60°、又は45°以下であることが好ましい。特に好ましい実施の形態では、αは、約45°〜85°の範囲であり、好ましくは60°〜80°の範囲であり、及び特に好ましい実施の形態では、少なくとも65°で、75°以下である。最も好ましい実施の形態では、αは約70°である。
距離dとシーリング要素の直径の間の割合は、好ましくは少なくとも0.1及び0.5以下であり、好ましくは少なくとも0.15及び0.3以下である。特に好ましい実施の形態では、この割合は、0.2〜0.3の範囲、例えば約0.25である。シーリング要素の直径として、曲線の平均直径、最小直径、又は最大直径が定義され、これにより、リップ130bが外側リム130aに隣接する位置が規定される。このことについて、リム130aは、長手方向軸(縦軸)に対して垂直な平面に沿って伸び、リップがこの平面に対して傾斜する。
図3aには、本発明に従うシーリング要素の特定の具体例が断面で示されている。シーリングホルダー232は、シーリング要素230を全周で囲んでおり、シーリング要素230は、外側リム230a、及びリップ230bを有している。内側リップ230bは、リム230a及びシーリングホルダー232が伸びる平面に、約70°の角度で傾斜している。外側リム230a及びシーリングホルダー232は、長手軸Lに関して放射状に伸びている。シーリングホルダー232は、硬質材料、例えばスチールシートでできている。スチールシートの内側エッジは、(長手方向軸から外側に伸びる)外側リム230aの溝にはめ込まれている。このようにして、シーリングホルダー232は、シーリング要素230に取り付けられる。シーリング要素230は、弾性材料で作られているので、シーリング要素は取り替えることができる。この取替えは、シーリングホルダー内に配置されたシーリング要素を変形させ、外側リム230aの溝と、シーリングホルダー232の内側エッジによって形成された連結を解放することにより行うことができる。同様にして、シーリングホルダーの内側エッジを変形させ、そして外側リム230aの溝に導入することにより、新しいシーリング要素を導入することができる。リップ230bは、外側リム230aと直接的に連結され、そして一体的に形成されており、長手方向軸L、及びパン(図示せず)に向かって伸びている。従って、図3aの方向(方向関係)は、図1a〜d及び図2bの方向(方向関係)に対応する。図3aから、リップが、伸長する方向に沿って、すなわち長手方向L(及びパンに向かって)先細りになっていることがわかる。
リップ230bのベース部分に、第2の溝が設けられ、これによりリップのそのベース部分での変形が許容され、すなわち、リップのベース部分での回転軸内での旋回動作が許容される。リップのベース部分に位置する溝は、外側リム232aに位置する(シーリングホルダー230に向かって外側に伸びる)溝とは反対に位置される。リップのチップ(先端)によって規定された解放部(開口部)234aは、外側リム230aと隣り合うリップ230bのベース部分によって規定された解放部よりも小さい。このようにして、触媒担体物体は、少なくともその投入端で、解放部234bに導入することができる。リップ230bの内側表面によって与えられる解放部も、(リップ230bの傾斜のために)先細りになっているので、触媒物体の投入端の周囲(図示せず)が、リップ230によって与えられた内側表面に適合する。リップ230bの弾性特性のために、投入端の周囲は、リップ230bによって確実にカバーされる。担体物体(図示せず)の投入端の断面は、(投入端をシーリング要素に導入するために)解放部234bよりも小さく、そして(リップ230bの内側区分で、投入端の周囲をカバーするために)解放部234aよりも大きい。
シーリングホルダーは、長手方向軸Lに沿ってシーリング要素を動かすために、リフティング機構に連結されている。リフティング機構は、好ましくは個別に制御可能な作動装置を含むか、又はローディングプラットフォームが長手軸方向Lに沿って動くことができる特定の実施の形態では、スプリング、又は他の付勢要素(水力、空気力、電磁気、又は重力に基づくもの)を、投入端をパンに向かって下降させる時に、シーリング要素を投入端の周囲に対して付勢するために含む。
図3bには、図3aに示した要素の斜視図を示す。方向(方向関係)は、図1a〜1d、2b又は3aで対応しない。方向の矢印Oは、パンの方向を向いている。シーリング要素230は、シーリングホルダー232の内側エッジによって囲まれており、シーリングホルダー232は、更なる付属要素234が(例えば、シーリングホルダーを、ネジ留めしてリフティング機構に接続するために)設けられている。シーリング要素は、リップ230bを含んでおり、これは、シーリング要素の外側リム230aに隣接している。シーリング要素230は、弾性材料、例えばシリコーンで一体的に形成されたインサート(挿入部)である。外側リム230aは外側に伸びる溝を含んでおり、この溝に、シーリングホルダー232の内側エッジがはめ込まれる。
外側リム230a内の溝とは反対に位置する第2の溝は、内側に伸びており、そしてリップ230bのベース部分に配置されている。これにより、リップ230bに力がかけられた時に、高い撓み性(flexibility)が許容される。リップ230bは、図3aに示すように、先を切り取った円錐の形状を有し、及び図3aに示した長手方向軸Lと一致する長手方向軸を有している。更に、先を切り取った円錐形は、長手方向に先細りになっている。その結果、リップ230bのチップ(該チップで断面が、先を切り取った円錐形内で最小になる)は、担体物体が(部分的に)シーリング要素230内に挿入された時に、スラリーを投入端内に導入するための解放部(開口部)を与える。更に、壁の厚さは、先を切り取った円錐形の先細りになる方向に沿って減少する(これにより、シーリング要素230のリップ230bが形成される)。
図3bに示したシーリング要素、及びシーリングホルダーは、図3aに示したシーリングホルダー及びシーリング要素に対応する。しかしながら、(シーリングホルダーが伸びる)平面に対するリップの傾斜角度は、描写上の理由で図3aに示した角度と一致しない。
通常、シーリング要素は、錐台の状態、特に先を切り取った円錐形の部分(リップ)の状態であるか、又はこれを含み、上記部分(リップ)は、先を切り取った円錐の先細りになる方向に沿って、好ましくは壁厚さが減少する。好ましい実施の形態では、シーリング要素は、更に(先を切り取った円錐形が起き上がる)平面に沿って伸びる外側リムを含む。先を切り取った円錐形の状態に形成された部分は、周囲部分、すなわち触媒担体物体の投入端の周囲エッジを受け止めるために使用され、及び先を切り取った円錐のベース平面に沿って伸びる区分は、(例えば、シーリング要素を囲んでいるシーリングホルダーに向かって外側に伸びる溝を設けることによって)シーリングホルダーに取り付けるために使用される。
図4には、本発明に従う被覆ステーションを示した。被覆ステーションは、触媒担体310を保持するローディングプラットフォーム320を含んでいる。シーリング要素330は、シーリングホルダー332によって保持されており、シーリングホルダー332は、リフティング機構336と連結されている。シーリングホルダー332は、クイック−リリースファスナーを介して、リフティング機構336と連結されている。リフティング機構は、スピンドルロッドを含む作動装置区分336aを含んでいる。図4の被覆ステーションは、更に、パン340を含み、この下側に、レシービングパン344が配置されている。レシービングパン344は、オーバーラン346を介してスラリーを受けるものである。
被覆ステーションは更に、移動可能な真空フード350を含んでおり、該真空フード350は、ローディングプラットフォーム320から上昇/ローディングプラットフォーム320の上に下降させることができる。真空フードは移動可能で、そして(サポート322によって保持された)真空リフティング機構354に連結されている。更に、被覆ステーションは、旋回装置356を含んでいる。旋回装置356は、(本質的に、ローディングプラットフォーム320及びパン340の長手方向軸に、真空フードを旋回させるために)真空リフティング機構354を介して真空フード350に連結されている。
図4に示した被覆ステーションは、パン340を上昇、及び下降させるために、更なるリフティング機構を含んでいる。パンリフティング機構348は、シーリング要素のためのリフティング機構が設けられているサポートと同じサポートに連結されている。従って、図4の被覆ステーションは、3つのリフティング装置を含んでいる:シーリング要素が連結されている、シーリングホルダーを上昇又は下降させるための第1のリフティング機構(注、符号336a、336);パン340を上昇、及び下降させるための第2のリフティング機構(注、符号348)、及び真空フード350を上昇、及び下降させるための第3のリフティング機構(注、符号354)。シーリング要素を動かすための第1のリフティング機構、及びパンを動かすための第2のリフティング機構は、個々に制御可能な作動装置を介して、同じサポートに備えられている。他の個別のサポートは、真空フード350を上昇及び下降させる第3のリフティング装置を保持するために使用される。第3のリフティング機構354は、旋回装置356に連結されている。旋回装置356は、本質的に、パン、ローディングプラットフォーム、及びシーリング要素の長手方向軸に備えられた回転軸に、真空フード350を旋回させるために配置されている。第3のリフティング装置は、サポート322に連結されている。
真空フード350は、真空フード350の内側に真空を施すための解放部(開口部)350aを含んでいる。解放部350aは、真空ポンプ(図示せず)を連結するように適用される。
図4に示した被覆ステーションは、シーリング要素、シーリングホルダー、及びシーリング要素についての他の成分、例えばシーリングホルダーを上昇及び下降させるためのリフティング機構を除いて、EP08161892に記載された被覆ステーションに従い備えることができる。更に、本発明に従う被覆ステーションは、EP08161982に記載された処理ステーションと連結することができる。担体物体(及びローディングプラットフォーム)を逆さまに回転させるために、ローディングプラットフォームは旋回機構によって保持されることが好ましい。旋回機構は、真空フードを旋回させるための、他の旋回機構と同期化(同調化)させることができる。このようにして、担体物体が上下逆さまにされ、そして真空フードが担体物体から完全に解放されていない場合に、真空フードは、旋回動作を行うことができる。このような機構は、EP08161829に記載されており、そして本発明に結合することができる。
通常、全てのリフティング機構が、案内ロッド及び作動要素、例えば空気力(気体力)、又は水力(液体力)ピストン、又は電磁気の作動装置を含むことができる。真空フードのリフティング機構が連結されるサポートは、ローディングプラットフォーム322及びシーリングホルダー336が備えられたサポートと連結されることが好ましい。好ましくは、リフティング機構を駆動するために、電気的なサーボ駆動装置が使用され、これにより、各リフティング装置が関連する個々のサーボ駆動装置によって駆動される。リフティング機構をそれぞれのサーボ装置に連結するために、ギア機構、例えばウォームギア、又はスピンドルギアアセンブリを使用することができる。
図5a〜cは、本発明の好ましい実施の形態に従う、触媒担体物体と接触するシーリング要素を、概略的な断面で示している。図5aでは、シーリング要素30aの内側区分が、触媒担体物体10のシリンダー状(円筒状)領域と接触している(シリンダー状領域は、投入端10aで終了する小さなストリップである)。シーリング要素の端部は、投入端と整列している(一列に並んでいる)。このようにして、触媒シーリング要素10に残っているスラリーの量が最小限にされる。同時に、この整列は、スラリーへの浸漬時に、投入端の周囲のシーリング(閉鎖)を確実にする。図5aに示した実施の形態は、弾性シーリング要素(区分)30aを含み、この中に触媒担体物体10の投入端部分が挿入される。シーリング要素(の内側区分)は、触媒シーリング要素10の挿入された部分によって変形され、そして触媒担体物体の外側表面の形状に沿って伸びる。シーリング要素30aは、触媒シーリング要素10に沿って部分的に伸び、そして投入端10aで終了する。シーリング要素30aのチップ部分(先端部分)は、触媒シーリング要素10の外側表面に沿って曲がる(このことは、シーリング要素の弾性特性によって可能とされ、及び触媒シーリング要素10をシーリング要素に挿入する間に発生する力によって発生する)。シーリング要素のチップは、(図5aで、平坦な端部として示されているように)投入端10aが伸びる平面内で揃っている(整列している)。本発明の方法では、本発明のローディングプラットフォーム内で、又は本発明の被覆ステーションで、ローディングプラットフォーム20とシーリング要素30a(又はシーリング要素ホルダー、図示せず)の間の機械的な連結によってこのことを提供することができる。機械的な連結は、ストッパー(該ストッパーは、シーリング要素30aのチップと投入端10aの間の正確な整列を可能にする)によって与えることができる。機械的連結の替わりに、(作動を与える少なくとも1つの作動装置を、他の作動装置、又はセンサーと連結する)機械的連結、電気的又は電子的連結装置を使用することができ、これにより、適切な制御装置を使用して、シーリング要素30aと投入端10aが整列される。図5b及び5cの実施の形態は、このような連結を提供することが好ましい。
図5bには、図5aに類似した実施の形態が示されており、この実施の形態では、(触媒シーリング要素10の外側表面を、スラリー(図示せず)に対してカバーするために、投入端がシーリング要素30a内に挿入される場合のために)シーリング要素30bが、投入端10aと整列されている。触媒担体物体10は、ローディングプラットフォーム20によって保持されている。図5aに示された実施の形態とは対照的に、図5bに示されたシーリング要素30bは、触媒シーリング要素10によって曲げられたチップ部分(先端部分)を含まない。この替わりに、シーリング要素30bのチップは、触媒担体物体10の投入端10aで、触媒担体物体10の外側形状に適応するシリンダー形状を有している。シーリング要素のチップは、本質的に、挿入された触媒担体物体10によって変形されない。シーリング要素30bは、シリンダー状ストリップの領域に沿って、触媒担体物質10の外側表面と直接的に接触するために適用されたチップ領域を含んでいる。挿入時において、シーリング要素30bは縁に拡張する。このことは、触媒担体物体の挿入の時に、相当に曲がるチップ領域を含む、図5aのシーリング要素とは対照的である。ストライプの幅は、好ましくはシーリング要素の内側直径の2%〜10%である。特に好ましい実施の形態では、この幅は、2〜10mm、3〜7mm、及び最も好ましくは約5mmである。本発明を行う最良のモードに従う実施の形態では、シーリング要素は、担体物体の投入端で、触媒担体物体の外側表面と同一面でぴったり重なり、そして担体物体と、シリンダー状のシーリング表面で、約5mmの高さ、及び30〜150mmの直径、好ましくは50〜10mm、及び最も好ましくは70〜90mm、例えば約84又は85mmの直径で接触している。直径の値は、触媒担体物体が挿入されていない、すなわち負荷がかけられていない状態のシーリング要素の直径についてのものであり、これらは、図1a〜d、2a、b、3a、b及び5b、cの実施の形態の、負荷(応力)がかけられた状態についてのものと概略等しい。
本発明を行う最良のモードに関し、図5bは、投入端に対するシーリング要素の整列を与えるための最良のモードを示し、図5cの実施の形態は、図1a〜dに示され及び記載された、最も好ましい方法で使用され、及び図2bの実施の形態の最も好ましい幾何学的形状を有している。
図5cでは、図5a及び5bの実施の形態に類似した実施の形態が示されている。図5a及び5bの実施の形態と同様に、シーリング要素30cのチップは、触媒担体物体10の投入端10aと整列している。しかしながら、図5aとは対象的に、及び図5bに類似して、シーリング要素30cは、挿入された触媒担体物体10によって(縁で)僅かにしか変形しないチップ領域(先端領域)を含む。更に、図5a及び5bの実施の形態とは対照的に、シーリング要素は、小さな領域でのみ、触媒担体物体(すなわち、触媒担体物体30の、投入端10aでの外側表面)と接触する。この小さな領域は、触媒担体の投入端10aの周囲を囲んで延びる領域であり、この領域は、周囲を閉じたライン、例えば円で近似することができる。この小さな「シリンダー状」領域の幅は、シーリング要素の弾性特性、及び触媒担体物体10の挿入によってなされる拡張の量によって規定される。
図5bと同様に、及び図5aとは対照的に、図5cのシーリング要素30cのチップは、触媒担体物体10の外側表面に向けられている。更に、図5bに類似して、図5cのシーリング要素30c(の内側部分)は、触媒担体物体10の外側表面に傾斜している。これとは対照的に、図5aのシーリング要素(の内側部分)は、触媒担体物体10の外側表面にそって伸び、シーリング要素30aの外側部分だけが、触媒担体物体に傾斜している。
図5a及び図5bは、シリンダー状の形状を有するチップを有している。シーリング要素と外側表面の間の接触領域は、触媒担体物体10を周囲で囲むストリップである。ストリップの幅は、チップの幅(注、図5b)によって規定されるか、又はシーリング要素の弾性特性によって、及び触媒担体物体のシーリング要素への挿入の間に発生する変形の度合い(注、図5a)によって規定される。図5cでは、接触領域は、概略で(触媒担体物体10の断面によって定義される)閉じたラインの形状を有している。ラインという用語は、幅がゼロの点の集合という、数学的な定義を示すものではない。むしろ、ラインという用語は、(図5a及び5bについて説明したストリップの幅よりも相当に狭い)接触領域の幅を明確に示す。図5cの、シーリング要素30cと触媒担体物体10の間の接触領域を規定しているラインの幅は、シーリング要素30cの弾性特性、及び触媒担体物体10の挿入の間に発生する変形の程度によって規定される。図5aの変形の程度は、図5b及び5cの変形の程度よりも相当に大きい。
10、310 触媒担体物体
10a、10b 触媒担体物体の投入端/排出端
20、320 ローディングプラットフォーム
322 真空フードリフティング機構のためのサポート
30、30a〜c、130、
230、330 シーリング要素
130a、230a シーリング要素の外側リム
130b、230b シーリング要素のリップ
232、332 シーリングホルダー
234a、b シーリング要素の解放部(開口部)
234 シーリングホルダーのための連結アセンブリ
354 真空フードのためのリフティング機構
356 真空フードのための旋回機構
336 リフティング機構
336a 作動装置区分
40、340 パン
344 レシービングパン
346 オーバーラン
348 パンのためのリフティング機構
42 スラリー
50、350 真空フード
350a 真空ポンプを連結するための解放部
52 真空ポンプ
L 長手方向軸(縦軸)
P1、P2 シーリング要素の上部/下部平面
C シーリング要素と投入端の接触ライン
α 傾斜角
A 挿入平面
O 案内方向

Claims (15)

  1. 触媒担体物体を被覆する方法であって、
    触媒担体物体、及びパン内に配置されたスラリーを用意する工程;
    触媒担体物体の解放投入端をスラリーに導入する工程;及び
    次に
    スラリーの所定の量を、解放端を通して、触媒担体物体の内側に案内する工程;
    を含み、
    前記投入端の周囲の少なくとも一部が、前記スラリーの所定の量を前記解放端を通して案内する工程の間、不浸透性のシーリング要素で被覆され、これによりスラリーと触媒担体物体の周囲の外側表面との接触が、投入端の部分で防止され、及びスラリーを、投入端から触媒担体物体の内側表面に施すことを特徴とする方法。
  2. 更に、投入端をスラリー内に導入する工程の前に、又は投入端をスラリーに導入する工程の最初に、触媒担体物体の投入端を、シーリング要素内に導入する工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 投入端が、シーリング要素と一緒に、パン内に配置されたスラリー内に浸漬される時に、触媒担体物体の投入端が、シーリング要素上に押圧され、又は触媒担体物体の投入端が、シーリング要素によって周囲を取り囲まれることを特徴とする請求項1又は2の何れかに記載の方法。
  4. スラリーを案内する工程が完了した後、又はスラリーを投入端を通して案内する工程が完了する時、及び投入端とシーリング要素がパン内に配置されたスラリーから除去された時、又はその後に、シーリング要素、及び投入端が相互に分離されることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の方法。
  5. 所定の量のスラリーを案内する工程で、触媒担体物体の投入端と、触媒担体物体の排出端の間に圧力差が施され、ここで、前記排出端は、複数の通路によって投入端と流体的に連結されており、前記圧力差は、所定の量のスラリーを、投入端から、シーリング要素の内側解放部を通して、排出端へと流れるように施されることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の方法。
  6. 導入の工程で、ローディングプラットフォームを使用して、触媒担体物体が解放可能に保持され、及び触媒担体物体を保持したローディングプラットフォームとパンの距離が縮められ、そして触媒担体物体の投入端がパン内に配置されたスラリー内に浸漬されることを含み、更に、
    前記投入端の周囲が、シーリング要素で被覆されることを含み、ここで、
    シーリング要素は、シーリングホルダーと連結され、該シーリングホルダーは、投入端を導入し、及び所定の量のスラリーを投入端を通して案内する工程の前、及びその間に、シーリング要素を投入端の周囲の上に押圧するものであり、及び更に、
    案内する工程の後、及び投入端とパン内に配置されたスラリーの間の接触が終了した後に、シーリングホルダーは、シーリング要素を投入端から分離することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の方法。
  7. 触媒担体物体を解放可能に保持するために使用されるローディングプラットフォーム、及び
    シーリングホルダーと該シーリングホルダーに備えられたリング状のシーリング要素を有するカバー機構を含み、
    前記カバー機構は、更に、シーリングホルダーに連結された、第1のリフティング機構を含み、
    第1のリフティング機構は、シーリングホルダーに、シーリング要素の長手方向軸に沿って、ローディングプラットフォームに対する移動方向を与えることを特徴とするローディングプラットフォームアセンブリ。
  8. 所定量のスラリーを触媒担体物体の内側に施すための被覆ステーションであって、
    請求項7に記載のローディングプラットフォームを含み、更に内部にスラリーが配置されるパンを含み、
    被覆ステーションは、ローディングプラットフォームによって保持された触媒担体物体の解放した投入端を、パン内に配置されたスラリーに浸漬、及びスラリーから除去するために、パンとローディングプラットフォームの間に相対移動方向を与える第2のリフティング機構を有し、
    第1のリフティング機構は、第2のリフティング機構と、機械的又は電気的な同期化装置によって転結されていることを特徴とする被覆ステーション。
  9. シーリングホルダーに連結された第1のリフティング機構が、個別作動装置を含み、該個別作動装置は、パン又はローディングプラットフォームの任意の作動装置とは別個に制御可能であることを特徴とする請求項8に記載の被覆ステーション。
  10. シーリング要素が、卵形形状、円形形状、又は多角形形状リングの形状であり、及び
    シーリング要素の周囲に沿って伸びるリップを含み
    該リップは、傾斜し、及びローディングプラットフォームから離れる方向に伸び、
    該リップは、触媒担体物体の投入端で、触媒担体物体の外側表面の全周囲に接触するように使用されることを特徴とする請求項8又は9の何れかに記載の被覆ステーション。
  11. 更に、ローディングプラットフォームと、該ローディングプラットフォームの上側でシール状態で接触するように使用され、及びフードとローディングプラットフォームの上側によって囲まれた容積に真空を与える可動性真空フードを含み、
    前記第2のリフティング機構はパンと連結されており、これにより、パンとローディングプラットフォームの間の相対移動方向に沿って、パンがローディングプラットフォームの下側の方へ、及びローディングプラットフォームの下側から離れて、制御可能に移動されることを特徴とする請求項8〜10の何れか1項に記載の被覆ステーション。
  12. 同期化装置が、第1のリフティング機構と、第2のリフテイング機構の動作を調整するために設けられており、これにより、
    第1のリフティング装置が、シーリング要素と、ローディングプラットフォームによって保持された触媒担体物体の間に、シール状の接触を構成しない場合には、パンとローディングプラットフォームの間の、第2のリフティング機構の作動に起因する、予め設定された距離を超えての更なる接近が防止され、及び
    第1のリフティング機構が、シーリング要素とローディングプラットフォームに保持された触媒担体物体の間にシール状の接触を構成しない場合には、第2のリフティング機構が作動される場合、シーリング装置の、投入端への接近動作が開始され、及びパンとローディングプラットフォームの間の距離が低減されることを特徴とする請求項8〜11の何れか1項に記載の被覆ステーション。
  13. 第2のリフティング機構が、パンを、上昇方向に沿って、ローディングプラットフォームから、及びローディングプラットフォームに向かって移動させるために使用され、
    ローディングプラットフォームは、上昇方向に沿った移動については、固定して配置されており、及び
    ローディングプラットフォームは、上昇方向に平行な回転軸で、旋回可能に支持されていることを特徴とする請求項8〜12の何れか1項に記載の被覆ステーション。
  14. シーリング要素の材料が、弾力性材料、好ましくはシリコーン、ゴム、又は弾性ポリマーであることを特徴とする請求項8〜13の何れか1項に記載の被覆ステーション。
  15. シーリング要素が、半径方向に、リング形状の中心に向かって、平面に対して傾斜した方向で広がり、及びシーリング要素の外側周囲が伸び、シーリング要素はリング形状の中心に向かって先細りになっていることを特徴とする請求項8〜14の何れか1項に記載の被覆ステーション。
JP2012501292A 2009-03-24 2010-03-24 外側表面に触媒が存在しない状態で触媒担体物体を被覆する方法及び装置 Active JP5542909B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP09155946.8 2009-03-24
EP09155946 2009-03-24
PCT/EP2010/053809 WO2010108940A1 (en) 2009-03-24 2010-03-24 Method and device for coating a catalyst support body with catalyst-free outer surface

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2012521286A true JP2012521286A (ja) 2012-09-13
JP2012521286A5 JP2012521286A5 (ja) 2013-05-09
JP5542909B2 JP5542909B2 (ja) 2014-07-09

Family

ID=42342620

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012501292A Active JP5542909B2 (ja) 2009-03-24 2010-03-24 外側表面に触媒が存在しない状態で触媒担体物体を被覆する方法及び装置

Country Status (9)

Country Link
US (1) US8794611B2 (ja)
EP (1) EP2411146B1 (ja)
JP (1) JP5542909B2 (ja)
CN (1) CN102438751B (ja)
BR (1) BRPI1009845B1 (ja)
PL (1) PL2411146T3 (ja)
SG (2) SG174916A1 (ja)
WO (1) WO2010108940A1 (ja)
ZA (1) ZA201107684B (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101534642B1 (ko) * 2012-07-05 2015-07-07 주식회사 엘지화학 딥핑 배스
GB201311615D0 (en) * 2013-06-03 2013-08-14 Johnson Matthey Plc Method of coating a substrate with a catalyst component
US20180043389A1 (en) * 2015-03-30 2018-02-15 Basf Corporation Multifunctional coating system and coating module for application of catalytic washcoat and/or solution to a substrate and methods thereof
CN106423775B (zh) * 2016-08-31 2019-09-03 河南航天精工制造有限公司 空心工件外表面部分涂覆方法及工装
CN110711682B (zh) * 2019-10-18 2023-10-03 浙江达峰汽车技术有限公司 一种汽油机颗粒物过滤载体催化剂涂层涂覆装置
EP4093540A4 (en) * 2020-01-22 2024-02-28 Basf Corp DEVICES AND METHODS FOR RADIALLY ZONED CATALYST COATING
CN114425498B (zh) * 2020-10-29 2023-08-01 中国石油化工股份有限公司 催化剂载体浸渍设备和方法

Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54112389A (en) * 1978-01-19 1979-09-03 Gen Motors Corp Method and apparatus for coating ceramic monolith catalyst supporter
JPS59150542A (ja) * 1983-02-16 1984-08-28 Kiyataraa Kogyo Kk 排気ガス浄化用触媒の製造方法
JPH0261433U (ja) * 1988-10-22 1990-05-08
JPH0459055A (ja) * 1990-06-20 1992-02-25 Nissan Motor Co Ltd モノリス触媒の製造方法
JPH11314041A (ja) * 1998-03-10 1999-11-16 Degussa Huels Ag 円筒形のハネカム形触媒担体の流路を分散液塗料で塗被する方法
JP2000197840A (ja) * 1999-01-07 2000-07-18 Cataler Corp 触媒用スラリ―塗布装置
JP2000512896A (ja) * 1996-06-21 2000-10-03 エンゲルハード・コーポレーシヨン 支持体のコート法
JP2001314818A (ja) * 2000-03-23 2001-11-13 Dmc 2 Degussa Metals Catalysts Cerdec Ag 担体を部分的に被覆する方法
JP2002172336A (ja) * 2000-09-18 2002-06-18 Toyota Motor Corp 排気ガス浄化用触媒の製造方法
JP2002242668A (ja) * 2001-02-19 2002-08-28 Cataler Corp 容器一体型触媒担体のスラリーコート方法
JP2002336707A (ja) * 2001-05-15 2002-11-26 Nissan Motor Co Ltd スラリー供給方法およびコーティングホッパー
JP2003506211A (ja) * 1999-08-06 2003-02-18 エンゲルハード・コーポレーシヨン 基質を触媒で被覆するシステム
JP2007268484A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Toyota Motor Corp ハニカム基材へのコート方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DK0543797T3 (da) 1989-11-16 1995-08-21 N E Chemcat Corp Fremgangsmåde og apparat til at holde et emne
JP4384340B2 (ja) * 2000-08-14 2009-12-16 株式会社アイシーティー 触媒の製造方法
EP1188910B1 (en) 2000-09-18 2004-06-16 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Method for Production of an Exhaust Gas Purifying Catalyst

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54112389A (en) * 1978-01-19 1979-09-03 Gen Motors Corp Method and apparatus for coating ceramic monolith catalyst supporter
JPS59150542A (ja) * 1983-02-16 1984-08-28 Kiyataraa Kogyo Kk 排気ガス浄化用触媒の製造方法
JPH0261433U (ja) * 1988-10-22 1990-05-08
JPH0459055A (ja) * 1990-06-20 1992-02-25 Nissan Motor Co Ltd モノリス触媒の製造方法
JP2000512896A (ja) * 1996-06-21 2000-10-03 エンゲルハード・コーポレーシヨン 支持体のコート法
JPH11314041A (ja) * 1998-03-10 1999-11-16 Degussa Huels Ag 円筒形のハネカム形触媒担体の流路を分散液塗料で塗被する方法
JP2000197840A (ja) * 1999-01-07 2000-07-18 Cataler Corp 触媒用スラリ―塗布装置
JP2003506211A (ja) * 1999-08-06 2003-02-18 エンゲルハード・コーポレーシヨン 基質を触媒で被覆するシステム
JP2001314818A (ja) * 2000-03-23 2001-11-13 Dmc 2 Degussa Metals Catalysts Cerdec Ag 担体を部分的に被覆する方法
JP2002172336A (ja) * 2000-09-18 2002-06-18 Toyota Motor Corp 排気ガス浄化用触媒の製造方法
JP2002242668A (ja) * 2001-02-19 2002-08-28 Cataler Corp 容器一体型触媒担体のスラリーコート方法
JP2002336707A (ja) * 2001-05-15 2002-11-26 Nissan Motor Co Ltd スラリー供給方法およびコーティングホッパー
JP2007268484A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Toyota Motor Corp ハニカム基材へのコート方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP2411146B1 (en) 2016-11-16
JP5542909B2 (ja) 2014-07-09
SG10201400922XA (en) 2014-07-30
ZA201107684B (en) 2012-12-27
EP2411146A1 (en) 2012-02-01
SG174916A1 (en) 2011-11-28
US8794611B2 (en) 2014-08-05
CN102438751A (zh) 2012-05-02
BRPI1009845B1 (pt) 2018-05-15
CN102438751B (zh) 2014-06-18
PL2411146T3 (pl) 2017-05-31
US20120114853A1 (en) 2012-05-10
BRPI1009845A2 (pt) 2016-03-15
WO2010108940A1 (en) 2010-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5542909B2 (ja) 外側表面に触媒が存在しない状態で触媒担体物体を被覆する方法及び装置
EP1204489B1 (en) System for catalytic coating of a substrate
US7521087B2 (en) Method for catalyst coating of a substrate
JP6120463B2 (ja) 触媒支持体定量コーティング方法
TW450838B (en) Method for coating a substrate
JP6008508B2 (ja) 包被食品の製造方法及び装置
JP2013046606A (ja) シャッタ装置及び包み方法並びに包被食品の製造方法及び装置
JP6083749B2 (ja) ワーク剥離装置および剥離方法
KR102508316B1 (ko) 기판 처리 장치, 기판 처리 방법 및 기억 매체
CN210189412U (zh) 贴附组件与贴附装置
JP4284637B2 (ja) 砂鋳型の造型装置及び砂鋳型の造型方法
KR102617347B1 (ko) 다이 이젝터 및 상기 다이 이젝터를 포함하는 다이 공급 장치
KR102247171B1 (ko) 다공성 촉매지지체의 코팅방법 및 이를 위한 장치
JP6444256B2 (ja) 塗布処理装置および塗布処理方法
CN216500377U (zh) 具有除边机构的晶圆涂布设备
WO2023002801A1 (ja) 基板処理装置
JP2015177803A (ja) 包被食品の製造方法及び装置
KR102554025B1 (ko) 그리퍼, 유약의 자동코팅장치 및 유약의 자동코팅방법
JPH0929154A (ja) 接着剤塗布装置
JP2004097896A (ja) リングコート法およびその塗布ヘッド
JP5268665B2 (ja) 鋳物用中子の塗型方法及び塗型装置
JP2004207257A (ja) 半導体デバイス封止用ディスペンサノズルおよびそれを用いた半導体デバイス封止装置
JP2023161996A (ja) 構造体を製造する装置及び方法
JP2008137062A (ja) 鋳型用筒状体中子の塗型方法
JPH05220541A (ja) 精密鋳造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130315

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130315

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130927

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131001

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20131219

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20131227

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20140123

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20140130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140408

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140507

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5542909

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250