JP2012520810A - 電磁式安全トリガ - Google Patents

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Abstract

電磁式安全トリガ46は、エレベータかごまたはつり合いおもりなどといったエレベータシステム部分の安全装置70A、70Bに運動学的に接続されたリンク72を備える。直動アクチュエータ74に取り付けられた電磁石76がリンク72と磁気的に結合され、ばね78がリンク72とエレベータシステム部分の間に接続される。電磁石76は、ばね78によってリンク72が動かされて安全装置70A、70Bを起動させるようリンク72を解放するように起動可能である。

Description

本発明は一般にエレベータ用の電子式過加速度・過速度防止システムに関する。
エレベータは、エレベータ部品の破損や他の作動不能状態に応答してエレベータが過度の速度で走行するのを防止する安全システムを備えている。従来のエレベータ安全システムは、一般に調速機と呼ばれる機械式速度検出装置と、エレベータかご枠に取り付けられ、エレベータガイドレールを選択的に把持する安全装置または締付け機械装置とを備える。昇降ロープの破断や他のエレベータ作動部品の故障によりエレベータかごが過度の速度で走行した場合、調速機が安全装置を起動させてかごを減速させるか停止させる。
安全装置は、調速機ロープと共に移動するように取り付けられたブレーキパッドと、エレベータかごと共に移動するように取り付けられたブレーキハウジングとを備える。ブレーキハウジングは、楔状であり、ブレーキパッドがブレーキハウジングとは反対の方向に移動するにつれてガイドレールと摩擦接触するようになっている。最終的には、ブレーキパッドがガイドレールとブレーキハウジングとの間で締め付けられてエレベータかごとガイドレールとが相対的に移動しなくなる。安全システムをリセットするには、ブレーキハウジング(すなわちエレベータかご)を上方に移動させる必要があり、それと同時に調速機ロープを解放する。
この従来の安全システムに伴う不利益の1つは、調速機シーブ、張力シーブ、調速機ロープを含め、調速機を設置するのに非常に時間がかかることである。別の不利益は、システムを有効に作動させるのにかなり多くの部材が必要になることである。調速機シーブアッセンブリ、調速機ロープ、張力シーブアッセンブリは、費用がかかり、また、昇降路、ピット、機械室内でかなりの場所を占める。また、調速機ロープおよびシーブアッセンブリの作動によって、望ましくないかなりの大きさの騒音が発生する。さらに、部材および可動部品の数が多いので保守費用が増大する。最後に、調速機および安全装置を手動でリセットするのは、不便な上に時間と費用がかかることがある。これらの不利益によって、最新の高速エレベータはますます甚大な影響を受けている。
エレベータシステム部分の安全装置を起動させる電磁式安全トリガは、安全装置に運動学的に接続されたリンクと、エレベータシステム部分に接続された直動アクチュエータと、直動アクチュエータに接続された電磁石と、リンクとエレベータシステム部分の間に接続されたばねとを備える。電磁石は、ばねによってリンクが動かされて安全装置を起動させるようリンクを解放するように作動可能である。
機械式調速機を使用する従来技術のエレベータシステムの概略図。 電子式過速度・過加速度防止システムを備える、本発明によるエレベータシステムの概略図。 図2に示される電子式過速度・過加速度防止システムに適したタコメータの概略図。 図2に示される電子式過速度・過加速度防止システムに適したタコメータの概略図。 図2に示される電子式過速度・過加速度防止システムに適したタコメータの概略図。 エレベータシステムに使用される電磁式安全トリガの概略図。 エレベータシステムに使用される電磁式安全トリガの概略図。 エレベータかごに取り付けられた電磁式安全トリガの一具体化を示す切り欠き平面図。 本発明による、エレベータシステム部分の過加速度・過速度状態を検出・処理する方法の流れ図。 エレベータ部分のフィルタリングされた速度と最初に過速度状態を信号で伝える閾速度との差の関数としてプロットされた過速度継続時間のグラフ。
図1は、従来技術のエレベータシステム10を示しており、エレベータシステム10は、ケーブル12、かご枠14、かご16、ローラガイド18、ガイドレール20、調速機22、安全装置24、リンク装置26、レバー28、およびリフトロッド30を備える。調速機22は、調速機シーブ32、ロープループ34、および張力シーブ36を備える。ケーブル12は、昇降路内のかご枠14およびつり合いおもり(図1では図示せず)に接続される。かご16は、かご枠14に取り付けられており、一般に昇降路の頂部にある機械室内に配置されたエレベータ駆動装置(図示せず)によってケーブル12を介してかご枠14に伝達される力によって昇降路内を昇降する。ローラガイド18は、かご枠14に取り付けられており、かご枠14およびかご16をガイドレール20に沿って昇降路内を昇降するように案内する。調速機シーブ32は、昇降路の上端部に取り付けられる。ロープループ34は、調速機シーブ32に部分的に巻き付けられ、張力シーブ36(本実施例では昇降路の下端部に配置されている)に部分的に巻き付けられている。ロープループ34はまた、レバー28においてエレベータかご16に接続されており、調速機シーブ32の角速度がエレベータかご16の速度に直接関係するのを保証する。
図1に示されるエレベータシステム10では、エレベータかご16が昇降路内を走行している間に設定速度を超えると、調速機22、機械室内に配置された電気機械式ブレーキ(図示せず)、および安全装置24が、エレベータかご16を停止させるように作動する。かご16が過速度状態に到達すると、調速機22が最初に作動してスイッチを起動させ、次いでエレベータ駆動装置への電力を遮断し、ブレーキを作動させて駆動シーブの動きを止め、それによって、かご16の動きを止める。しかしながら、ケーブル12が破損したり、それ以外にブレーキが作動せずにかご16が自由落下状態に陥ったりすると、調速機22が作動し、安全装置24を作動させてかご16の動きを止めることができる。スイッチを起動させてブレーキを作動させるのに加えて、調速機22はまた、調速機ロープ34を把持するクラッチ装置を解放する。調速機ロープ34は、機械式リンク装置26、レバー28、およびリフトロッド30を介して安全装置24に接続される。ブレーキが作動せずにかご16が降下し続ける間、調速機ロープ34は、今や調速機22の作動によって移動するのが防止されて、作動レバー28を引っ張る。作動レバー28は、リフトロッド30に接続されたリンク装置26を動かすことによって安全装置24を「設定」するが、リフトロッド30によって安全装置24がガイドレール20に係合してかご16を停止させる。
上述したように、機械式調速機を備える従来のエレベータ安全システムには多くの不利益がある。従って、本発明の実施例は、特定のかご過速度および/または過加速度状態が検出された場合に、機械室ブレーキを作動可能であるとともに、安全装置を起動させるのに最小の電力条件および小さいヒステリシスで電磁式安全トリガを解放可能である電子システムを含む。電磁式トリガは、自動的にリセット可能であり、また、リセット処理中に安全装置を起動させるように解放可能である。過速度・過加速度検出・処理システムは、応答時間を短縮するように、また乗客がエレベータかご内で飛び跳ねるなどの乗客の安全に無関係な状態によって引き起こされる誤ったトリガの発生を低減するように構成される。
エレベータ過加速度・過速度防止システム
図2は、本発明によるエレベータシステム40の概略図であり、エレベータシステム40は、かご16、速度検出器42、加速度検出器44、電磁式安全トリガ46、および制御装置48を備える。速度検出器42は、エレベータシステム40の作動中にかご16が昇降路内を走行している間にかご16の速度を測定するように、また制御装置48と電気的に通信するように構成された電気機械式装置である。例えば、速度検出器42は、発電機とも呼ばれるタコメータとすることができる。一般的に言えば、タコメータは回転部材の速度を例えば毎分回転数(RPM)で測定する装置である。本発明の実施例では、タコメータは、機械的回転を電気的に測定するか、または機械的測定値を制御装置48の理解用に電気信号に変換することになる。
加速度検出器44は、かご16の加速度を測定するように構成された電子装置とすることができる。加速度検出器44は例えば、加速度計とすることができる。使用可能な加速度計の種類の1つは、基準質量(地震質量としても既知である)を有する片持ちビームから通常構成される微小電気機械式システム(micro electromechanical system)(MEMS)である。加速度の影響下で基準質量はその中立位置から偏倚する。基準質量の偏倚は、アナログまたはデジタル方法で測定可能である。例えば、一組の固定ビームと、基準質量に取り付けられた一組のビームとの間の静電容量の変化が測定可能である。
制御装置48は例えば、マイクロプロセッサ48A、入力/出力(I/O)インターフェース48B、表示器48C(例えば発光ダイオードとすることができる)、および安全チェーンスイッチ48Dを備える回路基板とすることができる。制御装置48は、バッテリバックアップ52と共に電源50によって電力が供給される。
図2に示すように、速度検出器42、加速度検出器44、電気機械式安全トリガ46、および制御装置48は全てかご16に接続される。図2では、速度検出器42は、かご16の頂部に取り付けられており、加速度検出器44は、制御装置48の回路基板に取り付け可能である。代替の実施例として、速度検出器42および加速度検出器44は、速度/加速度の測定を行なうのに適してさまざまな位置でかご16に取り付け可能である。制御装置48は、速度検出器42および加速度検出器44からの信号を受け取り、理解するように、また、電磁式安全トリガ46を制御するように構成される。
速度検出器42がタコメータである実施例では、タコメータは、かご16の頂部のアイドラシーブに取り付け可能である。アイドラシーブは、かご16の速度に関連する速度で回転することになる。従って、タコメータは、間接的にアイドラシーブが回転する速度を測定することでかごの速度を測定するように構成可能である。かごにアイドラシーブを備えていない例えば1:1ローピング配置のエレベータシステムでタコメータを使用する代替の実施例では、静止ロープがかご16に隣接して昇降路内に吊り下げ可能であり、タコメータは、このロープに接続可能である。例えば、図3A〜図3Cには、取り付けブラケット56、発電機58、駆動シーブ60、および張力シーブ62を備えるタコメータ54が示される。図3Aは、タコメータ54の平面図である。図3B、図3Cは、それぞれタコメータ54の正面立面図、側面立面図である。タコメータ54は、取り付けブラケット56によってかご16に接続可能である。発電機58、駆動シーブ60、および張力シーブ62は全て取り付けブラケット56に接続される。駆動シーブ60は、発電機58に回転可能に接続される。昇降路内に吊り下げられた静止ロープは、昇降路の底部から延びて、張力シーブ62の頂部に部分的に巻き付き、駆動シーブ60の下部に巻き付き、昇降路の頂部へと延在可能である。かご16が昇降路を昇降すると、タコメータ54周りの静止ロープの作用で駆動シーブ60が回転し、次いで駆動シーブ60によって発電機58が回転することになる。発電機の出力は、発電機が駆動される速度の関数であり、かご16の速度を表示するように測定されることができる。なおさらなる実施例では、タコメータは、昇降路内を昇降するかご16を案内する固定ガイドレールに係合することで駆動可能である。
制御装置48は、速度検出器42および加速度検出器44から入力を受け取り、電磁式安全トリガ46に出力を提供する。制御装置48はまた、エレベータシステム40の安全チェーン64の一部を構成する安全チェーンスイッチ48Dを備える。安全チェーン64は、昇降路内に分散されるとともに機械室のエレベータ駆動装置およびブレーキに接続された一連の電気機械式装置である。
電磁式安全トリガ46は、かご安全装置に接続されるようにかご16に配置されており、これらのかご安全装置は、理解を容易にするために、図2には図示されていないが、図1を参照して説明した安全装置24と同様に配置され、機能することができる。図1には、かご16の底部に向いて配置された安全装置24が示されており、電磁式安全トリガ46もかご16の底部に取り付け可能である。代替の実施例は、かごの頂部に向いて配置された安全装置および電磁式安全トリガ46を有するエレベータシステムを含む。
エレベータシステム40の作動中に速度検出器42および加速度検出器44は、昇降路内を走行するかご16の速度および加速度を検出する。制御装置48は、速度検出器42および加速度検出器44から信号を受け取り、これらの情報を解釈して安全でない過速度および/または過加速度状態が発生しているかを決定する。かご16が安全でない過速度および/または過加速度状態に陥っている場合、制御装置48はまずエレベータシステム40の安全チェーン64への安全チェーンスイッチ48Dを開にする。スイッチ48Dを開にすることによって安全チェーン64を切ってエレベータ駆動装置66(通常昇降路の上端にある機械室内に配置される)への電力を遮断し、エレベータ駆動装置66の駆動シーブにブレーキ68を作動させまたは投下する。かご16の動きが機械室のブレーキ68の投下によって影響を受けない場合(例えば、かご16に接続されたケーブル12が破損している場合)は、過速度または過加速度状態の検出が継続し、制御装置48は、電磁式安全トリガ46を解放する。安全トリガ46を解放することによって、例えば図1に示される安全装置24を含むエレベータ安全装置が起動してかご16を減速させるかまたは停止させる。本発明による電磁式安全トリガおよび過速度・過加速度検出・処理システムの実施例は、ここでさらに詳細に図示、説明される。
電磁式エレベータ安全トリガ
図4A、図4Bは、安全装置70A、70Bを備えるエレベータシステム内で使用される本発明による電磁式安全トリガ46の概略図である。安全トリガ46は、リンク72、直動アクチュエータ74、電磁石76、およびばね78を備える。図4Aは、安全装置70A、70Bを起動させるように解放されるのを待つ準備状態にあるトリガ46を示す。図4Bは、安全装置70A、70Bを起動させるように解放されたトリガ46を示す。簡単にするために図4A、図4Bでは、エレベータシステムの全ての部材を示してはいない。しかしながら上述したように一般的に言えば、トリガ46および安全装置70A、70Bの部材は、例えばかごまたはつり合いおもりを含め、トリガ46および安全装置70A、70Bの部材によって安全でない状態が保護されるエレベータシステム部分に取り付けられることになる。安全装置70A、70Bは、図1に示された安全装置24と同様の配置および構成とすることも可能であり、あるいは、トリガ46によって機械的に起動可能で、安全でない過速度および/または過加速度状態にあるエレベータシステム部分を減速または停止させることができる。
図4A、図4Bでは、リンク72は、枢支点80A、80Bおよび安全リフトロッド82A、82Bそれぞれによって安全装置70A、70Bに運動学的に接続されている。代替の実施例では、リンク72は、リンク72が動くと安全装置70A、70Bが起動される任意の構成でより単純なあるいはより複雑な運動機構によって安全装置70A、70Bに接続可能である。また、複数の電磁式安全トリガ46をエレベータシステムで使用することも可能である。例えば、図4A、図4Bに示されるように安全装置70A、70B両方を1つのトリガ46で起動させる代わりに、代替の実施例では、安全装置70ごとにトリガ46を備えることができる。直動アクチュエータ74は、エレベータかご16の1つの側面に接続される。電磁石76は、直動アクチュエータ74に接続され、リンク72には磁気的に接続される。ばね78は、リンク72とかご16の間に接続される。
エレベータの作動中に、電磁式安全トリガ46は、かご16について安全でない過速度または過加速度状態が検出された場合、安全装置70、70Bを起動させるように作動可能である。図4Bに図示されるように、トリガ46は、過速度または過加速度状態が発生した場合に電磁石76を付勢することで電磁石76とリンク72の磁気的接続を遮断するように構成される。電磁石76が付勢されると、リンク72は、電磁石76から離れるように動いて、圧縮されたばね78に貯蔵されたエネルギーを解放し、ばね78を伸長させる。伸長したばね78は次いで、リンク72を動かしてリフトロッド82A、82Bを持ち上げ、それによって安全装置70A、70Bを起動させ、かごを減速または停止させる。
かご16の安全状態が解決された後で、トリガ46は自動的にリセット可能である。直動アクチュエータ74は、電磁石76を所定の位置に配置してリンク72を把持するように、すなわち、リンク72が安全装置70、70Bを起動させるように動いた後で磁気的接続を回復するように、延びるよう構成される。直動アクチュエータ74は次いで、電磁石76を後退させ、電磁石76は、リンク72に磁気的に接続されてばね78を圧縮し、安全装置70、70Bを解放することができる。最後にトリガ46は、直動アクチュエータ74が後退する際に電磁石76にリンク72を解放させることでリセット作動中に安全装置70、70Bを起動させることができる。
図5は、安全リフトロッド90に隣接してエレベータかご16の底部に向いて取り付けられた、本発明による電磁式安全トリガ86の一具体化を示す切り欠き平面図である。トリガ86は、リンク92、直動アクチュエータ94、電磁石96、およびコイルばね98を備える。図5では、リンク92の一端は、リフトロッド90に接続される。リンク92の反対の端は、コイルばね98に接続され、電磁石96には磁気的に接続される。両端の間でリンク92は、枢支点100においてかご88に枢着される。直動アクチュエータ94は、電磁石96に接続される。コイルばね98は、かご88に接続される。トリガ86は、コイルばね98が完全に圧縮され、電磁石96がリンク92に接続された準備状態で示されている。
電磁石96は、消勢状態にあるとき磁化され、付勢状態にあるとき消磁されるように構成される。従って、かご88の通常の安全作動中は、電磁石96は電気を継続的に供給する必要なしにリンク92および圧縮されたコイルばね98を保持する。安全でない過速度または過加速度状態が検出されると、トリガ86は、リンク92との磁気的接続を遮断するように電気信号を電磁石96に送り、それによって、圧縮されたばね98に貯蔵されたエネルギーを解放してばね98を伸長させることで解放されて、リフトロッド90に接続された安全装置を起動させることができる。伸長したばね98は次いで、リンク92を動かしてリフトロッド90を動かし、それによって安全装置を起動させ、かご88を減速または停止させる。
直動アクチュエータ94は、駆動シャフト94bに作動的に接続されたモータ94aを備える電気式アクチュエータである。モータ94aは、例えばボールねじまたはウォームねじ駆動システムを使用してモータ94aの回転運動をシャフト94bの直線運動に変換することができる。いずれにしろ、モータ94aは、トリガ86のエネルギー効率を高めるとともに複雑さを減らすように逆駆動なしとすることができる。逆駆動なしのアクチュエータは、特定の位置、例えばシャフト94bの伸長または後退位置に設定可能であり、そこでアクチュエータに電気を連続的に供給せずに保持可能である。駆動シャフト94bは、リセット作動時に最初電磁石96に接続されるように、次いで安全機構をそのリセット位置に戻すように移動することになるだけである。
図5に示されるトリガ86はコイルばね98を使用しているとはいえ、代替の実施例は、別の機械ばねまたは他の弾性部材を備えることができる。例えば、トリガ86は、枢支点100でリンク92に接続されたねじりばねを使用することができるであろう。ねじりばねは、アクチュエータ94が後退し、電磁石96がリンク92に磁気的に接続されると、圧縮されて保持されるように設定できるであろう。
過加速度・過速度検出・処理システム
一般的に言えば、エレベータシステムは、暴走または自由落下状態にあるエレベータ安全装置を検出し、起動させるように設計される。暴走状態は、かごがどちらかの方向に走行して閾値最大過速度を生じながらエレベータ機械室ブレーキがかごを拘束できない場合である。自由落下状態は、エレベータが1gで下降している場合である。安全装置の起動は一般に、駆動システムを停止させ、機械室ブレーキを作動させることでは、エレベータかごが安全でない速度および/または加速度で走行するのが防止されないか、または防止されないと予想されることを意味する。
エレベータ規則は、安全装置がエレベータに停止力を加える必要がある最大速度を規定する。ブレーキを作動させ、駆動システムを停止させる速度設定と、安全装置を作動させる速度設定の2つの速度設定を規定する管轄権もある。
エレベータ内の乗客は、システムが過速度および/または過加速度になっていると思わせる外乱を短時間生じさせることができる。エレベータ安全装置は、これらの外乱に応答してはならない。安全でない状態を生じるのでない乗客の外乱の例としては、かご内で飛び跳ねることやかごを振動させる跳躍がある。乗客は例えば、0.4m/s(1.3ft/s)の振幅を有する2〜4ヘルツの振動を生じさせることができる。安全装置はまた、非常ブレーキ作動時または緩衝器衝突時に誤って作動しないようにする必要がある。速度信号は通常、例えば上述したタコメータ構成を含め、ある種のトラクションエンコーダまたはトランスデューサによって得られる。これらの装置は、トラクション損失に起因する瞬時の誤読を経験する。本発明による過加速度・過速度検出・処理システムの実施例は、乗客の安全に無関係な状態によって生じる過加速度および過速度と、安全でない状態によって生じる過加速度および過速度とを区別することによりエレベータシステムの暴走および自由落下状態を検出する。実際の暴走および/または自由落下状態を検出すると、システムは機械室ブレーキを電気的に作動させ、適切な場合には、安全装置を起動させる。
過加速度・過速度検出・処理システムは、図2に関連して説明し、図示したような制御装置に信号を送るように接続され、構成された電気機械式の速度検出器および加速度検出器を備える。制御装置は、マイクロプロセッサおよび関連する回路を備えることができる。システムに含まれる1つまたは複数の速度・加速度検出・処理アルゴリズムは、埋め込みソフトウェアで実現可能であり、あるいは、マイクロプロセッサで使用されるメモリに保存することができる。実装メモリは、例えばフラッシュメモリを含むことができる。
図6は、本発明による、エレベータシステム部分(例えば、かごまたはつり合いおもり)の過加速度・過速度状態を検出し、処理する方法120の流れ図である。上述したように、方法120は、制御装置によって実行される1つまたは複数のソフトウェアまたはハードウェアをベースとするアルゴリズムとして実現可能である。方法120は、速度検出器から検出されたエレベータシステム部分の速度を受け取り(ステップ122)、また、加速度検出器から検出されたエレベータシステム部分の加速度を受け取る(ステップ124)ことを含む。フィルタリングされたエレベータシステム部分の速度が、検出された速度および検出された加速度の関数として計算される(ステップ126)。フィルタリングされた速度は、エレベータシステム部分が過速度状態に到達したかを決定するように、閾速度と比較される(ステップ128)。
速度検出器で測定された生の速度信号は、さまざまな誤差を受けることがあり、最も一般的なものは、速度検出器として使用される例えばタコメータのすべりである。システムに対するそのような誤差の影響を抑えるために、検出された速度は、全体の誤差が小さくなった、組み合わされた(フィルタリングされた)速度を生成するような方法で、検出された加速度と組み合わせることができる。フィルタリングされた速度は、例えば速度検出器のすべりを含む誤差状態に合わせて調節するようにループへと測定された加速度を供給する例えば比例および積分(PI)フィルタを用いて計算可能である(ステップ126)。
フィルタリングされた速度は、比例速度誤差を決定するように最初に速度誤差にゲインを掛け合わせることによって、検出された速度および検出された加速度の関数として計算可能である(ステップ126)。速度誤差はまた、積分比例速度誤差を決定するように、積分され、積分された速度誤差には、ゲインが掛け合わされる。比例速度誤差、積分比例速度誤差、および測定された加速度は、フィルタリングされた加速度を決定するように合計される。フィルタリングされた加速度は、フィルタリングされた速度を決定するように積分される。フィルタリングされた速度計算は、制御装置によってループを通った前のサイクルで計算されたフィルタリングされた速度を差し引いた検出された速度に速度誤差が等しくなる連続ループで実現可能である。PIフィルタリングの効果は、加速度検出器が速度検出器より高い精度を示す高周波で加速度情報が優位になるように、また、速度検出器が加速度検出器より高い精度を示す低周波で速度情報が優位になるようにすることである。
いくつかの実施例では、加速度誤差および速度誤差は、速度または加速度検出器の故障を検出するように通常のエレベータ作動中に監視可能である。加速度誤差および速度誤差は、低域通過フィルタに通すことができ、加速度誤差および速度誤差が閾誤差レベルを超える場合、検出器誤差が宣言されることができる。
フィルタリングされた速度を計算する(ステップ126)のに加えて、方法120は、エレベータシステム部分が過速度状態に到達したかを決定するように、フィルタリングされた速度を閾速度と比較することを含む(ステップ128)。最初の過速度検出点は通常、エレベータ部分の速度が工業規格当局によって通常規定された過速度閾値を超える場合に生じる。駆動およびブレーキシステムは、閾過速度を超えたときに電力が遮断される。しかしながら、さらなる状態なしに過速度状態が検出された場合は、システムは、例えばかご内の乗客の跳躍を含め、さまざまな外乱に敏感であることになる。これらの外乱を軽減するために、例えば、エレベータシステム部分の速度が、ある継続した時間(「過速度継続時間」)閾速度を超えたときにだけ過速度状態を信号で伝えることを含め、さまざまな処理技術が使用可能である。
過速度継続時間は、例えば1秒間など、固定された値とすることができる。代替として、過速度継続時間は、フィルタリングされた速度が閾速度を超えた量の関数として計算可能である。例えば、図7は、エレベータ部分のフィルタリングされた速度と最初に可能過速度状態を信号で伝える閾速度との差の関数としての過速度継続時間のグラフである。図7の曲線130は、エレベータ部分が過速度状態にあることを信号で伝える前に、過速度時間のさらなる状態を具体化する方法の1つを示す。図7に示すように、過速度時間は、フィルタリングされた速度が閾速度を超える量に指数関数的な反比例関係にある。従って、エレベータ部分のフィルタリングされた速度が閾速度を超えて量が増加するにつれ、過速度時間(すなわち、過速度状態が信号で伝えられる前にエレベータ部分が閾値を超えた速度に留まるはずの時間)は指数関数的に減少する。エレベータ部分のフィルタリングされた速度が過速度時間の間、閾値より大きいかを決定することを含み得る、エレベータ部分が過速度状態に到達したかを決定することを行なうように、フィルタリングされた速度を閾速度と比較(ステップ128)した後に、方法120はまた、駆動シーブ機械式ブレーキを作動させることを含むことができる。
上述したように、ある状況では、駆動シーブブレーキを作動させることでは、エレベータ部分を停止させることができずに、暴走状態が信号で伝えられることになる。従って、方法120は、駆動シーブ機械式ブレーキが作動された後でエレベータ部分が過速度状態に留まった場合に、エレベータ安全装置を起動させるように電気機械式安全トリガを解放するステップを含むことができる。暴走状態が信号で伝えられるトリップ点は、設定割合Aで加速しているエレベータ部分が、安全装置の停止力を加えることを規則が要求する速度VCに到達するのに、設定時間量TSを費やすであろう速度VTの関数とすることができる。一例として、0.26gの加速度で加速している1m/sのエレベータは、1.057m/sの最初の過速度閾値から1.43m/sの規則が要求する速度VCへ145ミリ秒で移ることができる。安全装置を作動および起動させるのに25ミリ秒かかる。従って、トリップ速度VT=1.35m/sであり、これは、1.057m/sから120ミリ秒(145−25)における速度である。このトリップ速度によって、規則が要求する速度に到達する前に安全装置を起動させるのに必要な時間(25ミリ秒)が与えられる。
暴走状態に加えて、自由落下として知られる別の安全でない状態がエレベータ安全システムにおいて説明される必要がある。名称が意味するように、自由落下エレベータシステム部分は、何らブレーキや安全装置の作動によって妨げられずに落下している。数学的には、自由落下状態は、エレベータシステム部分が1gで降下している場合に生じる。自由落下物体は、ブレーキや安全装置によって妨げられないので、暴走の場合より短い継続時間内に、最初の過速度閾値から安全装置が停止力を加え始めるはずの点へと移ることになる。例えば、自由落下している1m/sのエレベータは、1.057m/sの過速度閾値から規則が要求するトリップ点まで45ミリ秒で移ることができる。エレベータ安全システムが、エレベータシステム部分の速度のみを使用するとすれば、安全装置の作動は、かなり低い速度で開始していなければならず、安全には関連しない外乱からの誤ったトリップが多くなっていたであろう。従って、速度によって修正された、フィルタリングされた加速度が、外乱を除去し、より迅速な反応時間を可能とするのに使用可能である。
従って、方法120はまた、フィルタリングされた加速度を閾加速度と比較し、どのくらいの時間、エレベータシステム部分が過速度状態にあったかを測定するステップを含むことができる。フィルタリングされた加速度は、フィルタリングされたエレベータシステム部分の速度を計算すること(ステップ126)の一部として計算され、比例速度誤差、積分比例速度誤差、および測定された加速度の合計に等しい。フィルタリングされた加速度および過速度時間が設定閾値を超えた場合、方法120はまた、同時に駆動シーブブレーキを作動させ、エレベータ安全装置を起動させることを含むことができる。例えば、機械室ブレーキおよび安全装置は、フィルタリングされた加速度が0.5gを超え、エレベータ部分が継続して10ミリ秒間、過速度閾値より速い速度で下降している場合に作動されることができる。速度閾値に対して比較的短い継続時間を要求することによって、乗客が跳躍してプラットホームに衝撃を与えるなどといった衝撃条件でトリップするのが防止される。加速度を速度情報で修正することによって、例えば緊急停止、緩衝器衝突などを含む他の事象の際にトリップが防止される。
方法120はまた、外乱の影響を軽減するために1つまたは複数の周波数で生の加速度測定値をフィルタリングすることを含むことができる。測定された加速度をフィルタリングすることは、測定された加速度を1つまたは複数の低域通過フィルタおよび昇降路の共振範囲内の帯域消去フィルタによってフィルタリングすることを含むことができる。例えば、測定された加速度は最初に、高周波外乱を除去するように低域通過フィルタにかけることができる。次に加速度は、例えば乗客のかご内での跳躍、緊急停止時のシステムの揺れなどを含む安全に関係しない振動からの影響を除去するように低域消去フィルタにかけることができる。帯域消去フィルタの目的は、昇降路の共振の影響を軽減するためであり、例えば周波数2.5〜6Hzにおいて10dbの消去を含むことができる。
本発明は、特定の実施例に関連して説明したが、当業者は、以下の請求項により規定される本発明の範囲から逸脱せずに、形態および詳細について変更が可能であることを理解するであろう。

Claims (20)

  1. エレベータシステム部分の安全装置を起動させるように構成された起動装置であって、
    安全装置に運動学的に接続されたリンクと、
    エレベータシステム部分に接続された直動アクチュエータと、
    リンクとエレベータシステム部分の間に接続されたばねと、
    直動アクチュエータに接続されるとともにリンクに磁気的に接続された電磁石であって、ばねによってリンクが動かされて安全装置を起動させるようリンクを解放するように作動可能である電磁石と、
    を備えることを特徴とする起動装置。
  2. 電磁石は、消勢状態にあるときリンクを保持し、付勢状態にあるときリンクを解放するように構成されることを特徴とする請求項1記載の起動装置。
  3. 直動アクチュエータは、モータを備えることを特徴とする請求項1記載の起動装置。
  4. 直動アクチュエータは、ボールねじおよびウォームねじのうちの一方を備えることを特徴とする請求項3記載の起動装置。
  5. 直動アクチュエータは、逆駆動なしであることを特徴とする請求項3記載の起動装置。
  6. 直動アクチュエータは、リンクが安全装置を起動させるように動いた後で、電磁石を所定の位置に配置してリンクを把持するよう伸長するように構成されることを特徴とする請求項1記載の起動装置。
  7. 直動アクチュエータは、ばねを圧縮しかつ安全装置を解放するようリンクに磁気的に接続された電磁石を後退させるように構成されることを特徴とする請求項6記載の起動装置。
  8. 電磁石は、直動アクチュエータが後退する間に安全装置を起動させるようリンクを解放するように構成されることを特徴とする請求項7記載の起動装置。
  9. ばねは、コイルばねおよびねじりばねのうちの一方から成ることを特徴とする請求項1記載の起動装置。
  10. リンクは、
    安全装置に接続された第1の端部と、
    電磁石に磁気的に接続された第2の端部と、
    第1の端部と第2の端部の間におけるエレベータシステム部分との枢着部と、
    を備えることを特徴とする請求項1記載の起動装置。
  11. かごと、
    つり合いおもりと、
    かごおよびつり合いおもりのうちの一方に接続され、かごおよびつり合いおもりのうちの一方の動きを止めるように構成された安全装置と、
    安全装置を起動させるように構成された起動装置と、
    を備えるエレベータであって、起動装置は、
    安全装置に運動学的に接続されたリンクと、
    かごおよびつり合いおもりのうちの一方に接続された直動アクチュエータと、
    リンクに接続されたばねと、
    直動アクチュエータに接続されるとともにリンクに磁気的に接続された電磁石であって、ばねによってリンクが動かされて安全装置を起動させるようリンクを解放するように作動可能である電磁石と、
    を備えることを特徴とする、エレベータ。
  12. 電磁石は、消勢状態にあるときリンクを保持し、付勢状態にあるときリンクを解放するように構成されることを特徴とする請求項11記載のエレベータ。
  13. 直動アクチュエータは、モータを備えることを特徴とする請求項11記載のエレベータ。
  14. 直動アクチュエータは、ボールねじおよびウォームねじのうちの一方を備えることを特徴とする請求項13記載のエレベータ。
  15. 直動アクチュエータは、逆駆動なしであることを特徴とする請求項13記載のエレベータ。
  16. 直動アクチュエータは、リンクが安全装置を起動させるように動いた後で、電磁石を所定の位置に配置してリンクを把持するよう伸長するように構成されることを特徴とする請求項11記載のエレベータ。
  17. 直動アクチュエータは、ばねを圧縮しかつ安全装置を解放するようリンクに磁気的に接続された電磁石を後退させるように構成されることを特徴とする請求項16記載のエレベータ。
  18. 電磁石は、直動アクチュエータが後退する間に安全装置を起動させるようリンクを解放するように構成されることを特徴とする請求項17記載のエレベータ。
  19. ばねは、コイルばねおよびねじりばねのうちの一方から成ることを特徴とする請求項11記載のエレベータ。
  20. リンクは、
    安全装置に接続された第1の端部と、
    電磁石に磁気的に接続された第2の端部と、
    第1の端部と第2の端部の間におけるエレベータシステム部分との枢着部と、
    を備えることを特徴とする請求項11記載のエレベータ。
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