JP2012517071A - トラック整列書込ビーム偏向による媒体の事前書き込み及び書込周波数の調整 - Google Patents

トラック整列書込ビーム偏向による媒体の事前書き込み及び書込周波数の調整 Download PDF

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Abstract

磁気又は光学ディスク等のデータ記録媒体(102)をフォーマッティングする方法(200)及び装置(130)。 種々の実施例に従って、回転する媒体にデータ書き込むために書き込みビーム(152)が用いられている間、データ記憶媒体が回転される。 データは複数の同心的データトラック(176)の形で書き込まれる。書き込みビームの偏向角は各トラック(192.194)に沿った軸方向に連続的に調整される。 幾つかの実施例において、書き込みビームの軸方向の偏向は第1のトラック(222、232)の開始点と直ちに隣接する第2のトラック(220、230)の開始点の間に所望の角度オフセットを与える。これによって、リニアアクチュエータの直線移動経路(138)等の第1の移動ジオメトリを回転アクチュエータ(106)の回転移動経路(112)等の異なる第2の移動ジオメトリに類似させることができる。

Description

発明の詳細な説明
データ記憶媒体は多量のディジタルコード化データを高速且つ効率的な方法で格納し取り出すことに用いられている。このような媒体は磁気、光学、ソリッドステート(例えば、フラッシュメモリ)等の多数の異なる形で商業的に提供されてきた。
磁気及び光学ディスク等の或る媒体は、ヘッドアセンブリーが読み取り信号を変換して媒体の表面に格納されたデータパターンを再生するように選択された速度で回転させることができる。データパターンはそのような媒体上でしばしば一連の同心的トラック(例えば、別々の円環、連続した螺旋等)に沿って配置される。データパターンを再生するためにヘッドアセンブリーをトラックに隣接して位置させるべく、アクチュエータを閉ループサーボ回路の制御下で用いることができる。アクチェータは媒体の最外周の半径(OD)に隣接した枢軸点の回りに回動するように回転可能なものとすることができる。
この方法により、ヘッドアセンブリーは媒体の半径を横切る曲線状の移動経路に追従する。対照的に、リニアアクチュエータは媒体の半径を横切る直線の移動経路に沿ってヘッドアセンブリーを前進させ後退させる。
ある場合には、データパターンは製造過程で媒体に予め書き込まれてサーボ又は他のタイプの制御情報を提供する。予め書き込まれたパターンはその後に媒体にアクセスするために用いられる読取システムのそれとはとは異なる移動経路のジオメトリ(幾何学的配置)を有するアクチュエータを用いて書き込んでも良い。そのような場合に、予め書き込まれたデータは最終的に用いられる読取システムの移動ジオメトリに一致しないかも知れない。これはヘッドが一つのトラックから次のトラックに移動するのにつれて生じるオフセット(例えば、データに対するヘッドアセンブリーの角度位置の相対的な差)に繋がる可能性が有る。
本発明の種々の実施例は一般的に言って磁気又は光学ディスク等のデータ記憶媒体をフォーマッティングする方法及び装置についてのものである。 種々の実施例に従って、回転する媒体にデータ書き込むために書き込みビームが用いられている間、データ記憶媒体が回転される。
データは複数の同心的データトラックの形で書き込まれる。書き込みビームの偏向(振れ)角は各トラックに沿った軸方向に連続的に調整される。
幾つかの実施例において、書き込みビームの軸方向の偏向は第1のトラックの開始点と直ちに隣接する第2のトラックの開始点の間に所望の角度オフセットを与える。これによって、リニアアクチュエータの直線移動経路等の第1の移動ジオメトリを回転アクチュエータの回転移動経路等の異なる第2の移動ジオメトリに類似させることができる。
本発明の種々の実施例のこれらの特徴及び利点及び他の特徴及び利点は添付図面と共に以下の詳細な説明を参照することによって理解される。
図1は回転移動経路に沿ってデータ記憶媒体にアクセスする読取システムを示している。 図2は直線移動経路に沿って図1の媒体にデータを書き込む書き込みエレメントを前進させる書込システムである。 図3は種々の実施例に従って操作される電子ビームレコーダ(EBR)を示している。 図4は図1における回転移動経路に対応するそれらの開始/終了点を有する媒体上の多数の隣接トラックを示している。 図5は図3のEBRによるデータの書き込みの間のX軸偏向の付加を図示している。 図6Aから6Dは図3のEBRによるデータの書き込みの間のY軸偏向の付加及び 書き込み周波数の調整を図示している。 図7は記憶媒体への同心的トラックの書き込みの間の負及び正のY方向オフセットを図示している。 図8は半径に対するY方向オフセットの変化を示している。 図9はデータプレ書き込みルーチンのためのフローチャートである。 図10Aから10Bは種々の実施例に従った正の移動Yオフセットを用いたデータの書き込みを図示している。 図11Aから11Bは種々の実施例に従った負の移動Yオフセットを用いたデータの書き込みを示している。
本発明の種々の実施例は一般的に言って磁気又は光学記憶ディスク等の記憶媒体をフォーマットするための方法及び装置に関している。データパターンは媒体の半径を横切る第1の移動経路に沿って第1のヘッドアセンブリーを移動する書込システムのアクチュエータを使用して媒体に予め書き込まれる。
第1の移動経路は第2のヘッドアセンブリーを媒体(又はそのレプリカ)を横切って移動するために読取システムによって用いられる第2の移動経路とは異なっている。
一般的に言って、データは第1及び第2の移動経路の個々のジオメトリの差異を補償するためのトラック整列された書き込みビームの偏向及び調整された書き込み周波数を用いる書込システムによって予め書き込まれる。この方法によって、予め書き込まれたデータパターンは第2の移動経路のジオメトリに適合するように配置される。
ここで選ばれた実施例のこれらの特徴及び種々の他の特徴を示すため、図1は読取システム100の該略図を示している。
読取システムは、モータ104によって選択された速度で回転される磁気的記憶ディスク等の記憶媒体102を含んでいる。
幾つかの実施例において、モータ104は一定速度(一定角速度即ちCAV)で媒体102を回転する。
回転アクチュエータ106が媒体102の最外周半径(OD)に隣接して配置されている。アクチュエータ106は枢軸108の回りに枢動し、112で一般的に示される曲線移動経路に沿ってヘッドアセンブリー110を移動させる。必須では無いけれども、ヘッドアセンブリー110は媒体102からの読み出し動作と媒体102への書き込み動作の両方を実行可能であることが意図されている。
読取りシステムの電子回路部分は一般的に114で示されており、読み取り/書き込み(R/W)チャネル116、制御装置118及びサーボ回路120を含んでいる。読み取り/書き込みチャネル116ヘッドアセンブリー110 とのデータのやりとりを操作し、媒体102とホスト装置(図示せず)との間でデータを伝送する。制御装置118はシステム100の最高レベルの制御を提供する。サーボ回路120はヘッドアセンブリー110を媒体面上に画定された種々のトラック(図示せず)に隣接して位置させる閉ループサーボ制御動作を提供する。幾つかの実施例において、サーボ回路120はボイスコイルモータ(VCM、完全には図示せず)のコイル122に制御された電流を供給し、枢軸108の回りにアクチュエータ106を枢動させる。X及びY軸の方向は124及び126で画定されている。Xの方向は中心軸からODへの媒体102を横切る半径方向に対応する。Y方向は媒体102上の各トラックに沿った接線方向に対応する。曲線移動経路112はX及びY成分の両方を有することに留意すべきである。経路112のX成分の部分はディスク半径に対して一定であり、経路112のY成分の部分はディスク半径に応じて変化する。代わりの経路112Aによって図示されたような、ディスク半径に従ってX及びY成分の部分が変化する他の曲線移動経路を用いることも可能である。
図2は書込システム130の部分を概略的に表す図を提供している。書込システム130は図1の媒体102に予めデータパターン書き込むように構成されている。限定するものではないけども、幾つかの実施例において、予め書き込まれたデータパターンは読取システム100のシーク及びトラック追従動作の際にサーボ回路120によって使用される埋め込みサーボデータを含むようにしても良いことが意図されている。幾つかの実施例において、書込システム130によって書き込まれる媒体はそれを用いて印刷または型押し工程によって多数の複製ディスク(レプリカ)が製造される原盤である。
書込システム130は媒体102を選択された速度で回転させるモータ132を含んでいる。この速度は読取システム100のモータ104によって与えられる速度に適合してもしなくても良い(図1参照)。 図2におけるモータ132は一定線速度或いはどれか他のプロファイル(設定)を用いて媒体132を回転させることができる。リニアアクチュエータ134は媒体102に隣接して設けられており、書き込みヘッドアセンブリー136を媒体102の半径を横切った直線移動経路138に沿って前進及び後退させることに用いられる。かかる横断運動は永久磁石142によって与えられる磁気フィールドと相互作用するコイル140に電流を選択的に供給することにより達成される。直線移動経路138は方向124に沿っており、Y方向の成分を実質的に含まないことに留意すべきである。X及びY直線成分の両方を有する経路138Aのような代わりの直線経路を用いることも考えられる。
幾つかの実施例において、図2のヘッドアセンブリー136は図3に示された電子ビームレコーダ(EBR)150のヘッドアセンブリーを特徴としている。EBRは電子の流れから成る書き込みビームを生成するように動作する。書き込みビームは対応する媒体に照射され、それにパターンを書き込む。ビームの媒体との相互作用は磁気的作用、化学的作用、染料反応性作用等である。他のタイプの書き込みビームを用いることも考えられ、図3におけるEBR150は単に例示的なものであり、これに限定されない。
ビーム源151は書き込みビーム152を生成する。書き込みビーム152は上部レンズアセンブリ154、隣接する偏向板アセンブリ156、下部レンズアセンブリ158を通過して媒体102に照射される。偏向板アセンブリ156はビーム152のX及びY方向の各々に沿った制御された偏向を与える。
偏向板アセンブリ156はビーム経路の両側に配置された平行板の対として配置することができる。ライン160及び162上のX偏向及びY偏向信号によって示されたように、制御された電圧信号が印加されることにより、書き込みビーム156の軸方向経路の制御された移動が生じる。 与えられた所望の入力に応じてビームが確実に所望の量だけ偏向されるために閉ループ検出機構を用いることもできる。X及びY偏向信号は信号発生器ブロック164によって生成される。ブロック164はまた、ビーム源151へのライン166に提供され、書き込みビーム152を変調(オンオフ制御)するデータ変調信号を生成する。信号発生器164はさらにリニアアクチュエータ134へのライン168にサーボ制御信号を提供してヘッドアセンブリー136を媒体を横切って経路138に沿って前進させる(図2参照)。
モータ134の制御はモータ制御回路170により提供される。幾つかの実施例において、モータ制御回路170はライン172によって示されるように一回転に一度インデックス信号を信号発生器に提供するようにすることができる。 制御装置174はEBR150の最高レベルの制御を提供する。
図4は媒体102上の多数の隣接するトラック176を誇張して示した図である。トラックはN−1からN+3で任意に示されている。また、読取システムアクチュエータ106の曲線移動経路112の一部分(図1参照)が図4において誇張したかたちで示されている。
各トラックについて、媒体が選択された角度位置にあるときに読み取りヘッドアセンブリー110(図1)がその上を通過するトラックN−1からN+3の各々に沿った交点に対応する一連の点178が示されている。図4から分かるように、枢動移動経路112のY成分により、媒体102の与えられた角度位置について一つのトラック176から次のトラックまでに角度オフセットが存在してもよい。
例えば、図4における媒体の角度位置は所定の一回転インデックス(指標)ポイントに正確に整列された状態の媒体に対応するものとする。更に、トラックが所謂ゾーンベース記録(ZBR)又はゾーン化一定角速度(ZCAV)記録技術を用いて記録されているものとする。
ZCAVを用いることはトラックN−1からN+3の各々には正確に同数のチャネルビットが記録されていることを意味している。これにより、或るゾーン内のトラックの各々に同数のデータセクターが設けられ、読み取り/書き込みチャネルがそのゾーン内のトラックとのデータ交換のための所定の読み取り/書き込み周波数を選択して維持することが可能になる。
その結果、媒体102上の予め書き込まれたデータが各トラックの開始ビットが角度的に整列されるように(例えば、X方向における直線経路をたどるように)配置されていれば、媒体の回転方向に応じて、トラックN上の交点178はトラックN−1上の点178に対して論理的に前方又は後方になる。他の隣接トラックついても同様のオフセットが同様に与えられる。従って、もしヘッドアセンブリー110(図1)がトラックN−1の全体を読取り、次に直ちに1トラック分移動してヘッドアセンブリー110が隣接トラックN上に有れば、トラック間タイミングオフセットが発生する。即ちトラックN−1上のスタートビットが既にヘッドアセンブリー110を通過してしまうことになって、これらのデータ・ビットが回転してヘッドの近くに来るための一回転のレインテンシー(待ち時間)が必要になるか、トラックN上の開始ビットがラックN−1から既に得られた対応するビットに対して遅れ、指標ポイントが再び通過することになるかのどちらかである。どちらにしても、かかるオフセットが媒体及びチャネルの間でのデータの効率的な転送を撹乱する可能性が有る。
よって、本発明の種々の実施例は図2における130のような書込システムを用いて図1における100のような読取システムの移動ジオメトリに適合するように媒体に予めデータを書き込むように動作する。ここに開示された種々の実施例はリニアアクチュエータを有する模範的な書込システムと回転アクチュエータを有する模範的な読取システムを提供しているけれども、説明のための例であり、限定的なものではない。
書込システムが第1の曲線移動経路を有し、読取り装置が第2の曲線移動経路を有する場合のように、両方のシステムが同じ種類のアクチュエータを用いる可能性があることが意図されている。
書込システムが回転動作を為し、読取システムが直線動作を為す場合が有る。
また書込システムが媒体の半径にわたって選択されたオフセット角度を有した直線動作を為し、読取り装置が第2の角度(ゼロ度のオフセットを含む)で媒体を横切る直線動作を為す場合も有る。
個々のシステムは通常同一の経路を辿ることが考えられるが、それにも拘わらず、ヘッドアセンブリーの構造又は動作の差異、各システムにおける電気的又は機械的オフセットの差異等の他の理由による移動ジオメトリの差異が生じる可能性がある。
従って、種々の実施例は種々の異なる応用に対して広い適用可能性があることが理解される筈である。種々の実施例に従った書き込みビームのX偏向のプロファイルの設定について図5を参照して最初に説明する。かかる偏向が選ばれているけれども、必須ではないことが理解される筈である。
図5に示された如く、書き込みヘッドのX方向移動曲線が180で示されている。曲線180は実質的に直線であり、プリ(事前)書き込み動作の間に書き込みヘッドアセンブリー136(例えば、ビーム源151、レンズ アセンブリ154、158 及び偏向板アセンブリ156)に与えられる一定速度を表している。ヘッドアセンブリーの質量とそれに関連した慣性により、一定速度等の連続したプロファイルに沿ってアセンブリを移動させ、ビーム152の媒体102への最終的な照射の位置に影響する可能性のある共振の発生を有利に減少させることができる。このような特性共振はビーム源が静止状態に維持され、レンズ、ミラー、等のシステムの他の部分が書き込みビームを媒体を横切って半径方向に進めるために移動される場合であっても発生する可能性が有る。
書き込みヘッドアセンブリーの一定の移動は書き込み動作の効率を更に増加させる。ヘッドアセンブリーの段階的漸増的前進を用いることはプリ書き込み動作を不必要に長引かせる可能性がある。これは、新たな半径の各々においてヘッドアセンブリーを前進させ停止させるのに必要とされる時間のみならず、媒体の適当な角度位置がヘッドアセンブリーの回りに回転するのに必要とされる回転時間遅れによるものである。直線的半径速度が180で示されているけれども、その代わりに他のプロファイルを用いることも可能である。図3には示されていないが、レーザ干渉計等の閉ループ検出及び制御システムを用いてアクチュエータをプロファイル180に沿って正確に移動させるようにすることができる。
ヘッドアセンブリー136は連続的に媒体102(この場合、ODからIDまで)を横切って掃引されるため、略鋸歯状電圧プロファイル182が印加されて各トラック境界と同時に遷移する。図5におけるこのプロファイル182は図3のライン160上のX偏向信号に対応する。電圧プロファイル182の相対的変化及び極性は与えられた応用に適応して変更されることが理解される筈である。 電圧プロファイル182は書き込みヘッドアセンブリー136が選択された半径方向において移動している間に、書き込みビーム152を「トラック上」に留まらせる。その結果184によって示されるようにデータパターンが各トラックに順次書き込まれる。与えられたトラックの最後のビットの書き込みの終了時には、書き込みビームは次のトラックのための最初のビットを書き込むために充分な時間内にはじき戻される。
種々の実施例に応じたY方向の偏向制御について図6A−6Dにおいて説明する。Y方向は各トラックの長さに整列され、その長さ沿って伸びていることが思い出される筈である。選択されたトラックNに対する従来の書き込み動作が最初に図6Aにしめされている。書き込み動作によって全体でM+1チャネルビット(ビット0から ビットMまで)がトラック に配置されることが意図されている。 これらのビットは第1の選択された書き込み周波数(WF1)で書き込まれる。
図6AのトラックNにM+1ビットを書き込む間に書き込みビーム152にはY方向の偏向は加えられない。ヘッドアセンブリーの最初の方向と開始トラック(ビット0)での書き込みビームは136Aで示され、ヘッドアセンブリーの最後の方向と最終トラック(ビットM)での書き込みビームは136Bで示されている。従って、トラックが書き込まれるときに書き込みビーム152のY方向に沿った角度に変化は与えられない。
図6Aにおいて直線として示されているけれども、関連する媒体102に沿った経路は実際は閉じた円になることが認められる筈である。従って、 もしヘッドがトラック上に維持され、更に1クロック期間が終了したときには媒体は「一周」全体を終えており、その点でヘッドの媒体に対する相対的位置が位置136Aに対応する第2の回転を開始していることになる。図6Bは第2の、減少した書き込み周波数(WF2)が用いられていることを除いて図6Aのそれと同様のプリ書き込み動作を示している。図6Aと6Bにおいて媒体は同一角速度で回転させられているため、書き込み周波数WF2がやや低いことは トラックNに書き込まれるビットの各々が均一に長さが長くなる結果になる。従って、トラックNの直線長さは図6Bに表されているように媒体の全一回転に第2の回転の部分を加えたものになる。従って、トラックに最初に書き込まれた初期ビットの幾つかは図6Bでの直線長が図6Aでのそれより長い分だけ上書きされる。
図6C及び図6Dに表されているように、好ましい実施例に従ったデータの書き込み中のY方向オフセットを実施することについて理解するために図6A及び6Bを用いることができる。
図6Cにおいて、トラックNへのデータパターンの書き込みの間に図6Bから比較して第2のより低い周波数WF2Bが印加される。しかしながら、負の偏向オフセットがY方向連続的に加えられて、書き込みビーム152の角度がビット0での実質的に直角方向から ビットMでの最終の負の角度の偏向までに徐々に変化する。図6Cにおけるデータパターンの直線長は図6Aにおけるそれと一致し、図6Cにおけるデータパターンは図6Aにおけるそれと完全に一致する。しかしながら、図6Cでの位置136Bでのヘッドアセンブリーは図6Aでの位置136Bに比較して正のY方向に前進している。Y方向のオフセットは好ましくは、次の隣接トラック(例えば、トラックN+1)に書き込まれるべき次のビットのために、媒体上の所望の角度位置の次のトラック上の最初のビットを書き込むための書き込みビーム152の「弾き戻り」を容易にするようにヘッドアセンブリー136が位置されるように配置される。
図6Dは書き込みビームの正の偏向オフセット152を用いた他のトラックNへのデータの書き込みを示している。トラックへのビットの書き込みの間に第3のより高い書き込み周波数(WF3)が選択されて印加される。ビームのY偏向が無いため、この方法は ビットのパターンが媒体の回りの全周を形成しない結果になる。しかしながら図示の如く、ビーム152に対してY偏向が連続的に増加する量だけ加えられ、ビットMの位置が図6A及び図6Cにおける角度位置と全く同様の角度位置になることが確実になる。このようにして、前と同様にヘッドアセンブリー136はトラックNへのビットMの書き込み終了時に次のトラックN+1の第1のビットを書き込む書き込みビーム152の弾き戻りを可能にするように位置決めされる。
図7は一般的にY方向、即ち媒体の角度方向に対するヘッドアセンブリー136の移動を表すY方向書き込みヘッド移動曲線190の一部分を示している。図7において曲線190は実質的に直線で示されているけれども、曲線190の全体のY偏向が図8において一般的に表されているように媒体の全半径IDからODに亘って変化することが理解される筈である。曲線190の曲線性は図1の回転移動経路112の曲線性に概ね対応することが理解される筈である。
従って、曲線190に沿った一部分において、次に書き込まれるトラックの最初のデータ・ビットは図6Cの例のように現在のトラック上の最後のデータ・ビットに対して角度が進んだものとなることが意図されている。曲線190に沿った他の部分については、次に書き込まれるトラックの最初のデータ・ビットは図6Dの例のように現在のトラック上の最後のデータ・ビットに対して角度が引き込んだものとなる。
模範的な鋸歯状Y偏向電圧プロファイルが図7においてそれぞれ192及び194で表されている。プロファイル192は図6Cの場合におけるような負オフセットのための模範的なY偏向を表しており、プロファイル194は図6Dの場合におけるような正のオフセットのための模範的なY偏向を表している。プロファイル192、194は図3のY偏向板に至るライン162を通過する模範的はタイプのY偏向信号となることが意図されている。個々のプロファイル192、194の大きさと傾斜はビット0の一つのトラックから次のトラックへの角度オフセットに関係して変化することが理解される筈である。幾つかの中間トラックは隣接トラック間に角度オフセットが実質的に無い場合があり、Y偏向に変化が与えられないことが意図されている。図5におけるように、各一回転に亘って各トラックに書き込まれる模範的なデータパターンが図7において184で表されている。
図9は上の内容で要約されたデータプリ書き込みルーチン200を示している。ルーチン200は図2の書込システム130(及び図3のEBR150)を用いて媒体102等の記憶媒体に予めデータを書き込む種々の実施例に従って実行されるステップを表している。上述の如く、図1におけるシステム100のような読取システムによってアクセスされる媒体を形成するようにかかるプリ書き込みが行われることが意図されている。
ステップ202において、書込システムの移動経路と読取システムの移動経路の間の幾何学的オフセットを特徴づけるために初期判別ステップが行われる。これは経験的分析、数学的モデル化、又は他の適切なステップを含んでも良い。一般的に、このステップ は図8に図示されたような媒体の半径を横切る書込システムの書き込みヘッドアセンブリー(書き込み源)に加えられる必要な全体的なY偏向の軌道を識別する結果になる。
パターンが予め書き込まれた最初のトラックがステップ204において次に選択される。これは、他の開始トラックが必要に応じて選択されても良いけれども、媒体の最内側又は最外周での最初のトラックである。
ステップ206において、選択されたトラックについて適切なX偏向プロファイルが識別され、媒体のX(半径)方向を横切る書き込み源の所望の半径方向の移動を容易にしている。上述の如く、1つの模範的な偏向プロファイルが図5において180で表されており、書き込み源に加えられる概ね一定の半径速度を構成する。図5において182で示されるような適切なX偏向信号が与えられたトラックに対して選択される。
ステップ208において、選択されたトラックに対して適切なY偏向プロファイル及び書き込み周波数が識別され、選択されたトラックの書き込みの終了時における書き込み源のY方向に沿った所望の最終位置決定を容易化している。模範的な書込システム130は、必然的に空間内の直線経路を辿るように書き込み源を駆動するリニアアクチュエータ134を用いることが思い出される筈である。すなわち、もしモータ132の中心軸(図2参照)のような固定の基準点についてY方向の偏向が無いことが意図されていれば、書き込み源(ヘッド136)のY方向の偏向は可能でない。
変化され得るのは媒体に対する書き込み源の相対的オフセットである。これは、個々のトラック各々に書き込むためにどの位の時間が用いられるかを調整可能に変化させることによって実行される。
図6Cにおけるような低下した書き込み周波数を用いた場合に通常保障されるより「低速」でデータを書き込むことにより、トラック全体が書き込まれたときの時間の媒体の全一回転より大になる結果になる。しかしながら、書き込みビームの連続したY偏向によって、確実にデータ・ビットがトラックの所望の位置に有るようにすることができる。
従って、選択されたトラックに最終ビットが書き込まれた時点において、媒体は全一回転以上回転されていることになり, 書き込み源(ヘッド136)の相対的位置は媒体に対して正のY方向に前進し、次のトラック上の最初のビットの書き込みを開始する正しい位置に位置することになる。
逆に、図6Dにおけるような増加した書き込み周波数を用いた場合に通常保障されるより「高速」でデータを書き込むことにより、トラックへのデータの書き込みに必要とされる全体の時間は媒体の全一回転の前に全てのデータが書き込まれる結果になる。前と同じように、書き込みビームへの連続した正のオフセットの印加によって、トラックの所望の終了点に最後のデータ・ビットが位置することになる。この時点で、書き込み源は適切な負のYオフセットを有することになり、前のトラックの最終データ・ビットに対して角度が後退したものになるけれども、次のトラック上に最初のデータ・ビットの書き込みを開始する位置に存在することになる。
よって、ステップ208はトラックを「埋める」ためにトラックに必要なデータを書き込み、同時に次のトラックの最初のビット上に書き込み源を位置させるためにY偏向信号と書き込み周波数を適切に選択することに関することになる。 限定無しにY偏向信号は 図7における鋸歯状プロファイル192、194によって例示され、上述のように図3中のライン162を介して印加される。 幾つかの実施例において、これらの種々の値は所定の値でありメモリに格納され、ステップ206及び208は探索テーブル又は同様の高速メモリ構造からのデータの取得に関するものとなる。 或いは、かかる値は直接計算される。
続いて図9のフローにおいて、ステップ210において適切なデータパターンが図3におけるライン166上のデータ変調信号を介した場合のように、図3のライン160、162を介した場合の如く所望のX及びY偏向プロファイルを加えながら書き込まれる。
判断ステップ212において追加のトラックの書き込みが必要か否かが問われ、必要であればルーチンはステップ214に進み、プリ書き込み動作のために次のトラックが選択され、ルーチンは再びステップ206に戻る。これは全てのトラックが書き込まれるまで続き、その後、216で示されるようにルーチンが終了する。
図9のルーチンは書き込み周波数の調整を行い、書き込みヘッドアセンブリーのY方向の偏向を補償して個々のビットに各トラックに沿った適切なビット長を与える。
しかしながら、そのようなことは必須ではないことが理解される筈である。代わりの実施例では書き込み周波数は一定値に維持され、媒体の回転速度が変化(すなわち高速化または低下)され、ビットに所望のビット長を与えることが理解される筈である。更に他の実施例では、書き込み周波数と回転変化度の両方の調整が行われて所望のビット長が提供される。
図10Aは図9に従った媒体への連続したトラックN、N+1、1+2の書き込みを図示している。図10AにおいてYオフセットの正の変位が使用され、トラックN+1の開始/終了点220はトラックNの開始、終了点222に比較して正の角度方向に位置が変化する。説明のために、各トラックに全体で百万(1、000、000)のデータ・ビットが記録され、媒体は通常毎秒1回転するものと仮定する。従って公称データチャネルレートは百万ヘルツとなる。更に、終了点220の角度変位は終了点222よりちょうど1ビット先であると仮定する。従って、トラックNの始めからトラックN+1の始めまでの距離は1、000、001 データ・ビットとなる。トラックNでの各データ・ビット長は1マイクロメータμmと仮定され、記録ビームのY偏向関数は1マイクロメータμm/電圧(1μm/V)となる。他の値を用いることもでき、上述の値は単なる例示である。
上述の値を使用して、記録システムはトラックNのデータクロック速度を999Hzに固定して動作可能であった。これにより、トラックNの終わりが基板上でそれが生じるべき時点より1 データ・ビット遅れて生じ、トラックN+1が開始する位置と一致する。図10Bに示された如くトラックNが記録されている間、軸偏向鋸歯状信号224が記録ビームに印加され、トラックNの開始時にY軸偏向が付加されず、トラックNの回転の終了の点でー1μmの偏向が与えられる。同時に、X軸偏向信号226が印加されてトラックNの所望の半径で書き込みビームを維持する。
Y軸偏向信号224の効果はトラックNに沿って記録データ・ビットを均一に「圧縮」し、データ・ビット1、000、000 が丁度トラックN上の所望の角度位置で終了することである。トラックN上でのデータ・ビット1、000、000の終了時に、Y 軸偏向信号は0Vに復帰し、N+1の開始角度で記録ビームがその非偏向位置に戻る結果になる。この行程はその後のトラックにおいて続けることができる。書き込み周波数及びY軸偏向の値の適切な選択によりトラックN+1へのデータビットの書き込みを終了し、トラックN+2の開始点228においてデータビットの書き込みを開始するように書き込みビームを配置することができる。各トラックのための書き込み周波数とY軸偏向は各トラックの前のトラックに対する開始位置に依存して変化する可能性が有る。書き込み周波数及び偏向値は書き込みビームを名目上、新たなトラック各々の開始点でのX及びY偏向値の両方に対するゼロ点に復帰させるように選択することが好ましい。これによって累積された偏向範囲が書き込みビームの使用可能な偏向範囲を超えてしまう可能性が減少する。幾つかの実施例において、媒体上の各ビットの位置が所定の位置になるように書き込み周波数及びY軸偏向値の表が書き込み動作前に作表される。
図11A及び11BはトラックN、N+1、N+2上のYオフセット方向における負の移動を伴う対応した書き込み動作を示している。すなわち、トラックN+1の開始点230はトラックNの開始点232に対して負の角度方向にある。この場合において、書き込み周波数はトラックNへの百万データ・ビットの書き込みの間に1、000、001hz等の高い周波数を与えることができる。Y軸偏向信号234によって示されるように0Vから0.1Vへの正のY軸変位が加えられる。前と同様に、これによって、X及びY変位が実質的にゼロの書き込みビームをトラックN+1の開始点230上に位置させる。同様の周波数及びY変位の調整がトラックN+1へのデータの書き込みの間に加えられて書き込みビームがトラックN+2の開始点238上に正確に配置される。
本発明の種々の実施例は、どのような書込システムの移動ジオメトリを用いた場合にも、読取システムの実質的に全ての最終移動ジオメトリに有利に類似させることができる(エミュレートできる)ことが理解される筈である。 ここで、現在選ばれた実施例が開示されたけれども、この開示は以下のクレームにしたがって、多数の応用例において使用するように変更可能であることが理解される筈である。

Claims (20)

  1. データ記憶媒体を回転するステップと、
    各トラックに沿った軸方向内で書き込みビームの偏向角を連続的に調整しつつ回転する記憶媒体にデータを複数の同心的データトラックの形で書き込むために書き込みビームを使用するステップを含む方法。
  2. 前記書き込みの間に書き込みビームが軸方向に偏向され、第1のトラックの開始点と直ちに隣接する第2のトラックの開始点との間に所望の角度オフセットを生じさせることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 前記使用するステップは、選択されたトラックに沿った方向での書き込みビームの偏向角を選択されたトラックの先頭での第1の値から選択されたトラックの終点での第2の値に連続的に変化させることによって選択されたトラックにデータを書き込むことを含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  4. 各トラックは記憶媒体の連続した一回転に亘って書き込まれ、書き込みビームの偏向によって各直前のトラックの角度位置に対する各連続したトラックの開始点の角度位置を調整するものであることを特徴とする請求項1記載の方法。
  5. 前記使用するステップは複数のトラックの各々を順次書き込む間に書き込みビームを媒体の最外周半径(OD)と最も内側の半径(ID)との間の第1の移動経路に沿って半径方向に前進させることを含み、書き込みビームの前記連続した偏向は各トラックの開始点の各々がその後に媒体又はその複製を読取るように構成された読取システムに対応した異なる第2の移動経路に沿って整列されるように選択されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  6. 第1又は第2の移動経路の選択された1つは直線移動経路であることを特徴とし、第1又は第2の移動経路の残りの1つは回転移動経路であることを特徴とする請求項5記載の方法。
  7. 第1の移動経路は枢軸点からヘッドアセンブリーまでの第1のスイングアーム距離を有する回転移動経路であることを特徴とし、第2の移動経路は枢軸点からヘッドアセンブリーまでの異なる第2のスイングアーム距離を有する回転移動経路であることを特徴とする請求項5記載の方法。
  8. 前記各トラックに沿った軸方向はY軸であって各トラックの書き込み中にY軸偏向が連続的に与えられるようになっており、その回りを記憶媒体が回転する中心軸を通過する半径方向はX軸であり、使用ステップは書き込みビームの残りの部分にX軸偏向を与えてビームを各トラック上に順次維持している間に書き込みビームの部分をX軸に沿って連続的に前進させることを更に含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  9. 選択されたトラックの書き込みの始めに、書き込みビームはX軸に沿った偏向ゼロかつY軸に沿った偏向ゼロでデータの前記トラックへの書き込みを開始し、選択されたトラックの書き込みの終わりに書き込みビームはX軸偏向が最大量かつY軸偏向が最大量であり、前記最大量のX及びY偏向は同時に除去されて、X軸に沿った偏向がゼロかつY軸に沿った偏向がゼロで直ちに隣接するトラックの書き込みを開始するために媒体上の所望の位置に書き込みビームを位置させることを特徴とする請求項8記載の方法。
  10. 前記使用ステップは第1のトラックを第1の書き込み周波数で書き込み、第2のトラックを異なる第2の書き込み周波数で書き込む間に媒体を一定角速度で回転させることを含み、両方のトラックは総数が共通の書き込みチャネルビットを受け取り、前記軸方向の偏向により第1及び第2のトラックの各々の合計の円周長を調整することを特徴とする請求項1記載の方法。
  11. モータにより回転するように構成されたデータ記憶媒体と、書き込みビームの各トラックに沿った軸方向の偏向角を連続的に調整しつつ複数の同心的データトラックの形でデータを書き込むために回転する記憶媒体に書き込みビームを印加する書き込みシステムとを含む装置。
  12. 書き込みシステムは前記書き込みの間に書き込みビームを軸方向に偏向させて第1のトラックの開始点と直ちに隣接する第2のトラックの開始点との間で所望の角度オフセットを与えることを特徴とする請求項11記載の装置。
  13. 書き込みシステムは選択されたトラックに沿った方向の書き込みビームの偏向角を選択されたトラックの開始点での第1の値から選択されたトラックの終了点での第2の値まで連続的に変化させることにより選択されたトラックに前記データを書き込むことを特徴とする請求項11記載の装置。
  14. 各トラックは記憶媒体の連続した一回転に亘って書き込まれ、書き込みビームの偏向によって各後続のトラックの開始点の角度位置を直前のトラック各々の角度位置に対して調整することを特徴とする請求項11記載の装置。
  15. 書き込みシステムは複数のトラックの各々に順次書き込む最に書き込みビームを媒体の最外周半径(OD)と最も内側の半径(ID)の間の第1の移動経路に沿って半径方向に前進させることにより動作し、書き込みビームの前記連続した偏向は各トラックの開始点を、その後に媒体またはその複製を読取るように構成された読取システムに対応する異なる第2の移動経路に沿って整列させるように選択されていることを特徴とする請求項1記載の装置。
  16. 第1又は第2の移動経路の選択された1つは直線移動経路であることを特徴とし、第1又は第2の移動経路の残りの1つは回転移動経路であることを特徴とする請求項15記載の装置。
  17. 第1の移動経路は枢軸点からヘッドアセンブリーまでの第1のスイングアーム距離を有する回転移動経路であることを特徴とし、第2の移動経路は枢軸点からヘッドアセンブリーまでの異なる第2のスイングアーム距離を有する回転移動経路であることを特徴とする請求項15記載の装置。
  18. 前記各トラックに沿った軸方向はY軸であって各トラックの書き込み中にY軸偏向が連続的に与えられるようになっており、その回りを記憶媒体が回転する中心軸を通過する半径方向はX軸であり、書き込みシステムは書き込みビームの残りの部分にX軸偏向を与えてビームを各トラック上に順次維持している間に書き込みビームの部分をX軸に沿って同時に前進させることを特徴とする請求項11記載の装置。
  19. 選択されたトラックの書き込みの始めに、書き込みビームはX軸に沿った偏向ゼロかつY軸に沿った偏向ゼロでデータの前記トラックへの書き込みを開始し、選択されたトラックの書き込みの終わりに書き込みビームはX軸偏向が最大量かつY軸偏向が最大量であり、前記最大量のX及びY偏向は同時に除去されて、X軸に沿った偏向がゼロかつY軸に沿った偏向がゼロで直ちに隣接するトラックの書き込みを開始するために媒体上の所望の位置に書き込みビームを位置させることを特徴とする請求項18記載の装置。
  20. 前記使用ステップは第1のトラックを第1の書き込み周波数で書き込み、第2のトラックを異なる第2の書き込み周波数で書き込む間に媒体を一定角速度で回転させることを含み、両方のトラックは総数が共通の書き込みチャネルビットを受け取り、前記軸方向の偏向により第1及び第2のトラックの各々の合計の円周長を調整することを特徴とする請求項11記載の装置。
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