JP2009009624A - サーボパターン形成方法および磁気ディスク装置 - Google Patents

サーボパターン形成方法および磁気ディスク装置 Download PDF

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Abstract

【課題】セルフサーボライト用の初期パターン形成時に、VCMバイアス電流のダイナミックレンジが不足する。また、温度変化に起因するVCM,クラッシュストップの特性変化により印加電流とヘッド位置の関係の再現性が確保できなくなる。
【解決手段】ヘッド支持機構をクラッシュストップに押し付けて、記録素子203aによりバーストパターンを含むパターンブロックで構成されるクラスターパターン104を記録し、再生素子203bを前記クラスターパターン104の内周側のエッジに位置決めした状態、外周側のエッジに位置決めした状態、およびクラスターパターンに含まれる内の2つのバーストパターン102の中心に位置決めした状態のそれぞれの位置で、新たにパターンブロックを記録することによって、段階的にクラスターパターンの幅を広げて伝播動作に使用する初期サーボパターンを形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、磁気ディスク装置に関するものであり、特に、外部のアクチュエータ,クロックヘッドを用いずにサーボ信号を記録するセルフサーボライトに関する。
磁気ディスク装置ではヘッドの位置検出のための信号を1周あたり数十個ないしは百個以上、かつ半径方向全域にわたって連続的に記録面に配置している(以降、サーボパターンと称す)。このサーボパターンを記録する作業はサーボライトと呼ばれ、一般に磁気ディスク装置の生産工程の中で実施される。サーボライトを実施する形態の1つに、磁気ディスク装置が自身で記録したパターンを再生することにより、ヘッドの位置決めとタイミング制御をおこなってサーボパターンを記録するセルフサーボライトという方法がある。
セルフサーボライトでは、自身で記録したパターンを読んで位置決めしながら新しいトラックを記録してパターンを広げる動作(自己伝播動作と称する)を繰り返し行う。このため、ある段階でヘッドの記録素子で形成したパターンを後で再生素子が読むことができるように、記録素子と再生素子は半径方向にオフセットしてヘッドのスライダ面に配置される。
しかしながら、セルフサーボライトの最初の段階では、ディスクの記録面には何も記録されていないため、そのままでは記録素子でディスクに書き込んだパターンを再生素子で読むことができない。このため、自己伝播動作を開始する前の段階で、何らかの方法により自己伝播動作を実施できるようなパターン(以降、初期パターンと称す)を形成することが必要である。自己伝播動作は、再生したパターンを基にヘッドの半径方向の位置決め制御を実施することから、初期パターンは再生することによって半径方向の位置検出ができ、かつ、パターンの形成範囲が再生素子と記録素子の両方をカバーするのに十分なだけ広い範囲にわたって(一般には数トラック分)連続的に形成されていることが必要である。
このようなパターンを記録するために、特許文献1には、セルフサーボライトを開始する段階で、ヘッドを支持するアクチュエータに一定方向のバイアス電流を印加して内周クラッシュストップに強く押し付けてヘッドの位置を保持し、この状態でアクチュエータに印加する電流を少しずつ減少させることによって、ヘッドを外周方向に少しずつ移動させながらパターンを記録する方法が開示されている。この方法によれば、アクチュエータへのバイアス電流による押し付けとクラッシュストップの弾性変形を利用して、再生信号が読み取れない段階でも半径方向に広がったパターンを記録することができる。
特開2004−185682号公報
前述した、バイアス電流の大きさを調整して初期パターンを書くためのヘッドの微細送りを行う方法は、記録するサーボパターンのトラックピッチに対してアクチュエータを駆動するドライバ回路の出力分解能、ダイナミックレンジが十分確保できることを前提としている。しかしながら、近年の記録密度の高い磁気ディスク装置では、トラック1本の幅が200nm以下という水準まで小さくなっているため、今後もトラック密度が向上することを考えると、前述したようなバイアス電流の大きさを調整する方法ではドライバ回路の分解能が不足する問題が生じる可能性がある。また、温度変化などに起因するバイアス力の変化、クラッシュストップの特性変化により印加電流とヘッド位置の関係の再現性が確保できない等の問題が生じる可能性もある。
本発明の目的は、アクチュエータを駆動するドライバ回路の出力分解能、ダイナミックレンジの制約を受けにくいセルフサーボライトの初期サーボパターン形成方法を提供することである。
本発明の他の目的は、再生素子で読み取った再生波形を基にしたフィードバック動作でセルフサーボライトを実現する磁気ディスク装置を提供することである。
本発明の特徴は、セルフサーボライトの初期サーボパターンを形成する段階で、一定のバイアス電流を印加することで磁気ヘッドの位置を保持するのではなく、再生素子で読み取った再生波形を基にしたフィードバック動作でアクチュエータに印加する電流を動的に調整することで、磁気ヘッドと磁気ディスクに記録されたパターンとの相対位置を保持するものである。これにより、アクチュエータを駆動するドライバ回路の出力分解能、ダイナミックレンジの制約を受けずに、セルフサーボライトの初期サーボパターンを形成する。
初期パターンの形成方法は、具体的には、記録素子に対して内周側にオフセットしている再生素子を有する磁気ヘッドを用いて、ヘッド支持機構をクラッシュストップに押し付けて初期サーボパターンを形成する段階で、記録素子によりバーストパターンを含むパターンブロックで構成されるクラスターパターンを記録し、再生素子を前記クラスターパターンの内周側のエッジに位置決めした状態、外周側のエッジに位置決めした状態、およびクラスターパターンに含まれる内の2つのバーストパターンの中心に位置決めした状態のそれぞれの位置で、新たにパターンブロックを記録することによって、前記クラスターパターンよりパターンブロックの数が1つ多いクラスターパターンを記録し、以降順次位置決めに使用するクラスターパターンを新しく記録したクラスターパターンに変更してクラスターパターンの記録動作を繰り返すことにより、段階的にクラスターパターンの幅を広げて伝播動作に使用する初期サーボパターンを形成するものである。
また、磁気ディスク装置は、磁気ディスクと、記録素子に対して内周側にオフセットしている再生素子を有する磁気ヘッドと、磁気ヘッドの磁気ディスクに対する位置決め動作及び磁気ヘッドの記録再生動作を制御する制御回路とを有し、制御回路の制御により、ヘッド支持機構をクラッシュストップに押し付けて磁気ディスクに初期サーボパターンを形成する段階で、記録素子によりバーストパターンを含むパターンブロックで構成されるクラスターパターンを記録し、再生素子を前記クラスターパターンの内周側のエッジに位置決めした状態、外周側のエッジに位置決めした状態、およびクラスターパターンに含まれる内の2つのバーストパターンの中心に位置決めした状態のそれぞれの位置で、新たにパターンブロックを記録することによって、前記クラスターパターンよりパターンブロックの数が1つ多いクラスターパターンを記録し、以降順次位置決めに使用するクラスターパターンを新しく記録したクラスターパターンに変更してクラスターパターンの記録動作を繰り返すことにより、段階的にクラスターパターンの幅を広げて伝播動作に使用する初期サーボパターンを形成する。
本発明によれば、アクチュエータを駆動するドライバ回路の出力分解能、ダイナミックレンジの制約を受けにくいセルフサーボライトの初期サーボパターン形成方法を提供することができる。
また、再生素子で読み取った再生波形を基にしたフィードバック動作でセルフサーボライトを実現する磁気ディスク装置を提供することができる。
以下に本発明の実施例による磁気ディスク装置およびサーボパターン形成方法について説明する。
図2Aは本発明の実施例による磁気ディスク装置の構成要素を示す鳥瞰図である。図2Aでは構成要素が見やすいようにカバーを取り除いた状態を示してある。磁気ディスク装置200は、筐体201に、情報を記憶する媒体である磁気ディスク202と、媒体の信号を記録再生する磁気ヘッド203を備える。磁気ディスク202はスピンドルモータの回転軸211に装着されて回転される。磁気ヘッド203は、図1に示すように記録素子203aと再生素子203bをスライダ203cに備え、回転する磁気ディスクに対向して飛行する。図2Aに戻り、磁気ヘッド203はヘッド支持機構204を介してピボット205を中心とした回転運動が可能な形でアクチュエータ206に支持される。アクチュエータ206は、ボイスコイルモータ(以降VCMと記す)で構成され、コイルに流す電流に応じた回転力を発生し、その可動範囲は弾性体で構成された内周クラッシュストップ207と外周クラッシュストップ208によって制限される。この可動範囲は磁気ディスク202に情報を記録する範囲が全てカバーされる程度に十分大きく設定され、磁気ヘッド203は回転する磁気ディスク202への記録再生を行う任意の半径位置に移動される。磁気ヘッド203はプリアンプ209により駆動されて記録再生動作を実施する。記録再生動作を行わない時、磁気ヘッド203は磁気ディスク202の外側に位置するランプ機構210に待避し、ディスク面から離れた状態で保持される。
このように構成された磁気ディスク装置において、磁気ヘッドで磁気ディスクにデータを記録再生する動作を実現するための制御回路の機能について図2Bを用いて説明する。図2Bは磁気ディスク装置の動作を司る制御回路230の機能ブロックを示す図である。制御回路230は回路基板232上に実装される。一般にこの回路基板232は図2Aに示した筐体201の裏面に装着される。回路基板232にはマイクロプロセッサ236、信号処理回路234、ハードディスクコントローラ240、メモリ238、およびモータドライバIC242が備えられている。
磁気ディスク装置200の動作手順は、マイクロプロセッサ236で実行されるプログラムとして記述され、このプログラムはメモリ238内の領域に格納される。マイクロプロセッサ236は、信号処理回路234を介して磁気ディスク202に対する記録信号の生成、再生信号の復調を実施する。また一方、モータドライバIC242を介してスピンドルモータの動作制御、VCMを駆動することによる磁気ヘッドの位置決め制御も実施する。ハードディスクコントローラ240は、マイクロプロセッサ236に対して信号処理回路234やモータドライバIC242等の周辺機能へのアクセス、上位のホストコンピュータ(図示せず)とのアクセスを提供する。
次に、上記磁気ディスク装置が、自身が備える磁気ヘッドを用いて磁気ディスクにサーボ信号を書き込む、所謂セルフサーボライトを実施する際に、パターンの自己伝播動作を開始するために必要な初期サーボパターンの形成方法について説明する前に、まず、一般的なセルフサーボライトの手順を図10を用いて説明する。磁気ディスクに何も記録されていない磁気ディスク装置に対して、スピンドルモータを起動する(S1001)。続いて磁気ヘッドを磁気ディスク面にロードして、VCMに内周方向のバイアス電流を印加してヘッド支持機構をクラッシュストップに押し付けて、磁気ヘッドを最内周付近に保持する(S1002)。次に、何も記録されていない磁気ディスク面にパターンを記録して自己伝播動作に必要となる初期サーボパターンを形成する(S1003)。初期サーボパターンが形成されたら、内周から外周に向かって自己伝播動作を繰り返して行うことによって、磁気ディスクの記録面全体にサーボパターンを形成する(S1004)。磁気ヘッドが外周まで到達して必要なトラック本数が形成されたら、磁気ヘッドを磁気ディスク上からアンロードする(S1005)。磁気ヘッドの退避を確認したら、スピンドルモータを停止してサーボライト動作を終了する(S1006)。
本発明の実施例による初期サーボパターン形成方法は、上記の一連の手順の中のスタートアップ動作(S1003)に関する。その特徴は、スタートアップ動作の段階において、クラスターパターンと呼ぶサーボ情報とトリガ情報を持ち、半径方向に数ステップ分の幅で位相をそろえて書きつないだパターンを形成し、このクラスターパターンに位置決めしながら1ステップ分幅を広げた新しいクラスターパターンを順次記録していくことにより、再生素子と記録素子のオフセット分(以降、RWオフセットと称す)よりも幅の広い自己伝播動作用の初期サーボパターンを形成することにある。
本発明の実施例による初期パターンを形成する動作について、図1から図7を用いて説明する。初期サーボパターンを形成する動作は、図2Aにおいてヘッド支持機構204を内周クラッシュストップ207に押し付けた状態、すなわち磁気ヘッド203が磁気ディスク202の最内周領域220に位置する状態で実施する。
図1は図2Aの最内周領域220に記録されたクラスターパターンの配置を、一部領域221において示す図である。クラスターパターンは1周にわたり数十から数百個のセクタから構成される。クラスターパターンのセクタ数はサーボライト動作で最終的に形成される製品用サーボパターンのセクタ数と必ずしも同じである必要はないが、本構成例では実装上の好ましい形態として、初期パターンのセクタ数は製品用サーボパターンのセクタの数と同じ数とした。図1は数百あるクラスターパターンのうち3セクタ分を示している。
クラスターパターンは内周側から1段、2段、と段数を増やしながら順次記録される。最初に第1のクラスターパターン104−1を記録したら、再生素子203bをこのクラスターパターン104−1上に位置決めして第2のクラスターパターン104−2を記録する。第2のクラスターパターンは第1のクラスターパターンからみてRWオフセット分だけ外周側に位置する。このとき再生素子203bをパターン中心から少しずらした2箇所で記録することにより、1段のクラスターパターンから2段のクラスターパターンを形成する。1つのパターンにトリガして記録するため、2段のクラスターパターンの位相の整合性は確保される。同様にして第2のクラスターパターン104−2に位置決めして第3のクラスターパターン104−3を記録、第3のクラスターパターン104−3に位置決めして第4のクラスターパターン104−4を記録する。順次クラスターパターンの段数を増やすことによってパターンの幅は広がり、図1の例では第4のクラスターパターンでRWオフセット分の幅をカバーできるパターンが形成される。これにより自己伝播動作の初期パターンとして使用することができる。
クラスターパターンの構成についてさらに図3と図4を用いて説明する。クラスターパターンは図3に示すサーボトリガブロックと呼ぶパターンブロックを組み合わせて構成される。サーボトリガブロック(以下、パターンブロックと称す)はサーボ情報部101とバースト102からなるサーボブロックとトリガブロック103から成る。サーボブロックとトリガブロックそれぞれのパターンを再生する時に信号処理回路234で行われる動作を301に示す。
サーボ情報部101は先頭に自動ゲイン調整(Automatic Gain Control:以降AGCと記す)および波形位相検出のためのプリアンブル101aとそれに続くサーボアドレスマーカ101bがあり、再生の際は波形の振幅が適切なレベルとなるようにAGC回路で増幅器のゲインを調整し、検出器の位相を波形に合わせるために使用される。その後ろにはトラックIDコード101cが設けられる。サーボ情報部101の後には、ヘッド半径位置を検出するためのバースト部102が配置されている。バーストパターンは円周方向に4つの区間102a(バーストA)、102b(バーストB)、102c(バーストC)、102d(バーストD)に分けられており、それぞれの区間のバーストは記録素子203aの幅を持ち、互いにディスク半径方向にオフセットして配置される。
トリガブロック103は、波形位相検出のためのトリガフィールド103aとトリガマーカ103bから成る。信号処理回路234はトリガブロック103を再生することで、磁気ディスクに記録されたパターンの波形位相に正確に同期することができる。なお、本実施例ではトリガブロック103をサーボブロックの後ろに独立して配置したが、ハードディスクコントローラ240と信号処理回路234が対応していればこの順序は逆でもかまわないし、またパターン波形に同期する機能をサーボアドレスマーカ101bで共用することができるのであれば、サーボアドレスマーカ101bだけにしてトリガブロック103を省略することもできる。
図3に示したパターンブロックを組み合わせてクラスターパターンを形成する形態について図4を用いて説明する。図4は図1に示す第3クラスターパターン104−3のパターン例である。第3クラスターパターンは1段目のパターンブロック405−1、2段目のパターンブロック405−2、3段目のパターンブロック405−3を半径方向に所定の送りピッチ404だけずらして記録して形成される。サーボ情報部101とトリガブロック103は波形位相の整合性を確保して上書きされるが、バースト部102は1つのパターンブロックで記録する区間はバーストA、バーストB、バーストC、バーストDのうち1つの区間だけとし、他の区間は上書きしない。記録する区間をそれぞれのパターンブロックを記録するときに切り替えることによって、図4に示したような階段状のパターンを形成する。記録する区間以外は上書きを実施しないため、バースト部に形成されるパターンの幅は記録素子203aの幅となる。
第3のクラスターパターン104−3から第4のクラスターパターン104−4を記録する際には、内周エッジ401−1、バーストAとバーストBの中心401−2、バーストBとバーストCの中心401−3、外周エッジ401−4の4箇所に再生素子203bを位置決めして新たなパターンブロックを記録する。
再生素子203bが半径位置401−1、401−2、401−3、401−4にある時にパターンを再生したそれぞれの波形を402−1、402−2、402−3、402−4に示す。位置決め動作の詳細は後に述べるが、たとえばバーストBとバーストCの中心401−3に位置決めする場合を例とすると、マイクロプロセッサ236がバースト部の振幅403bと403cの差をもとにVCM206に流す電流を調整することによって行われる。
図4に示したクラスターパターンを順次形成して自己伝播動作用の初期サーボパターンを形成するまでの一連の手順を図5に示す。セルフサーボライト動作を開始すると、磁気ディスク装置200は磁気ディスク202を回転させて、VCM206に内周方向のバイアス電流を印加することにより、ヘッド支持機構204をクラッシュストップ207に押し付けて磁気ヘッド203を磁気ディスク上の最内周位置に保持する。この状態でまず第1のクラスターパターン104−1を磁気ディスク202の1周にわたり記録する(S501)。記録が完了したら、マイクロプロセッサ236のプログラム内で位置決めするクラスターパターン番号を保存する変数i_clusterに1をセットして(S502)、VCMバイアス電流を少しずつ減少させながら磁気ヘッド203を外周側にゆっくりと移動させる(S503)。この段階で、信号処理回路234をサーチモードでアクティブにしておき、再生素子203bが、記録したパターン上に来ての波形を読み取れるようになったら(S504)、内周側エッジへの位置決め動作に移行する(S505)。内周エッジに位置決めしたらプログラム内で記録するサーボトリガブロック番号を保存する変数i_layerに1をセットして(S506)、第1のクラスターパターンでトリガして第2のクラスターパターンの第1のパターンブロックを1周にわたり記録する(S507)。
記録が完了したら、i_layerを1つインクリメントし(S508)、i_layerとi_cluseterの大小を判定する(S509)。i_layerの方が小さい場合は2つのバーストの中心で位置決めし(S513)、i_layer番目のサーボトリガブロックを記録する(S514)。
一方、i_layerの方が大きい場合は外周エッジに位置決めし(S510)、i_layer番目のパターンブロックを記録する(S511)。記録が完了したら、形成したクラスターパターンが自己伝播動作を開始することが可能な程度に広がったどうか確認する(S512)。これは記録が完了した外周エッジの位置で新たに記録したクラスターパターンが読めるかどうか、読めるのであれば新たに記録したクラスターパターンから得られる位置情報を検出して、現在位置決めしているクラスターパターンとどの程度半径方向に重複しているか調べることによって確認できる。もし十分に重複しているようであれば、自己伝播動作のための初期パターンとして使用することができるので、形成動作を終了し、次のステップにすすむ。一方、重複の幅が十分でなければ、S503に戻って位置決めするターゲットを先ほど記録したクラスターパターンに変更して動作をS503からS514までの動作を繰り返して新たなクラスターパターンを記録する。
いま説明している段階では、S509においてi_cluseterは1でi_layerは2なので、外周エッジに位置決めして第2のクラスターパターンの第12のパターンブロックを記録する。記録が完了した時点では第1と第2のクラスターパターンは半径方向に重複しないのでS503に戻り、第2のクラスターパターン104−2に位置決めして第3のクラスターパターン104−3を記録する動作を行う。以降同様に新たなクラスターパターンを記録する動作を繰り返し、S512においてクラスターパターン間の重複が得られた時点で初期パターンの形成動作を完了する。
次に、図5中のS505、S510、S513で行うクラスターパターンへの位置決め動作について図6を用いて説明する。S505、S510で実施するエッジへの位置決め動作は波形振幅に目標値を与え、この目標値と現在の値との偏差をフィードバックすることによっておこなう。
図6(a)は第1のクラスターパターンを再生素子が通過したときに、パターンと再生素子の位置関係によって再生波形の振幅が変化する様子を示す図である。再生素子がパターンを再生した波形の振幅は、再生素子203bとパターンとの位置関係によって601のようなプロファイルとなる。しかし、クラスターパターンのように高々数トラック分の幅のパターンを再生する時は、エッジ部と中心部でAGC回路のゲインが変わるので、601のような再生波形振幅と再生位置の対応関係を得るには、AGC回路のゲインを固定にしてバースト部の振幅を検出するか、AGC回路が調整した後のゲインの逆数を波形振幅の代用として使用する。以降の説明ではAGC回路のゲインの逆数を使用すると想定する。
図6(a)中、601のような振幅プロファイルが得られる状態で、内周側エッジ602−1の位置に再生素子203bを位置決めする場合は、波形振幅の目標値を603−1に設定する。再生素子203bが目標位置からずれて602−2の位置にあれば、再生波形の振幅は603−2となり目標値603−1よりも大きくなる。セクタ毎に得られる波形振幅を監視し、振幅が大きい場合はVCM電流を大きくして再生素子203bを内周側に移動させる。一方、目標値よりも波形振幅が小さい場合はVCM電流を小さくして外周側に移動させる。これらの動作を継続して実施することにより、再生素子203bは内周側エッジ位置602−1に位置決めされる。
出力するVCM電流値の更新はセクタ毎に実施してもよいが、この段階ではヘッド支持機構204がクラッシュストップ207に接触しているために、セクタ間隔程度の時間範囲では磁気ヘッドの位置は大きく動かないので、更新周期は間引いても差し支えない。
外周側エッジに位置決めする際は、目標値からの偏差とVCM電流を変化させる極性は変わるが、上記と同様の動作により位置決めすることができる。図6(a)ではバーストが1つだけのパターンを例として示したが、重要なのは振幅プロファイルのエッジ部のスロープなので、複数のパターンブロックから成るクラスターパターンの場合でも基本的に同じ方法が適用できる。
一方、図5中のS513のように、2つのバーストパターンの中心に位置決めする場合について、図6(b)を用いて説明する。一例として、バーストA(102a)とバーストB(102b)の中心位置602−3に位置決めする動作を考える。2つのバーストパターンの中心に位置決めする場合、バーストAの振幅とバーストBの振幅の差分を監視し、差分が0となるようにVCM電流を調整する。再生素子203bが602−4の位置にある時のように、(バーストAの振幅604−1)−(バーストBの振幅604−2)が0より小さい場合は、VCM電流を大きくすることで磁気ヘッドを内周側へ移動させ、逆の場合はVCM電流を小さくすることで磁気ヘッドを外周側に移動させて目標となる602−3位置に保持する。差分を監視するバーストを切り替えることにより、他の2つのバーストパターンの中心、たとえばバーストB(102b)とバーストC(102c)の中心位置602−5に位置決めすることもできる。
図5中のS507、S511、S514で行う、位置決めしているクラスターパターンでトリガして新たなクラスターパターンを記録する動作について図7を用いて説明する。図7は再生素子203bを第2のクラスターパターン104−2のバーストAとバーストBの中心702に位置決めした状態で、RWオフセット704離れた位置に第3のクラスターパターン104−3のサーボトリガブロック701を記録する動作について、信号処理回路234およびマイクロプロセッサ240の動きを示す図である。再生素子203bがサーボ情報部101とバースト部102を通過している間、マイクロプロセッサ240はサーボ処理イネーブル信号705をアクティブとし、信号処理回路234が再生素子203bの位置に関する情報を復調する。再生素子203bがその後に続くトリガブロック103を通過している間、トリガ検出イネーブル信号706がアクティブとなり、トリガマーカ103bのサーチを行う。トリガマーカ103bに同期したら信号処理回路234はトリガ検出信号707を生成し、Write動作の開始を待つ。予め設定したWriteディレイ709が経過したら、信号処理回路234はプリアンプ209に送るWrite GATE信号708をアクティブにしてWrite動作を開始する(Write GATE信号はLowレベルでアクティブ)。新たに記録するパターンブロックのバースト部は4つの区間のうち1つだけを選択するので、Write GATE信号708は選択されたバースト以外の区間ではHighレベルとなり、図示したような形となる。トリガブロック103を通過する時に記録されたパターンの位相に同期しているので、新たに記録するパターン701は隣接するパターンブロックとの波形位相整合性が保証される。
以上述べた一連の動作を実施することで、自己伝播動作のための初期パターンを形成することができる。しかしながら、よりトラックピッチ誤差の少ないサーボパターンを形成するためには、初期パターンの送りピッチも正確に管理することが求められる。
そこで初期パターンのピッチを管理する方法について図8と図9を用いてさらに説明する。図8は実際にクラスターパターンを記録した際に媒体に残る磁化の状態と、それを再生した時の再生波形の振幅の半径方向プロファイルを示す図である。先に述べた方法でクラスターパターンを形成すると、サーボ情報部101とトリガブロック103は上書きすることによって書きつないでいるので、上書きするときに記録素子203aのサイドイレーズの影響でイレーズバンド805が残る。このようなパターンを再生すると、再生波形振幅のプロファイルは801のようになる。パターンを書きつないだ領域はイレーズバンド805の影響で804のように振幅が減少するのに対し、最後に記録した外周側のブロックは上書きされないため振幅は現象しない。このため、内周側のエッジ802−1と外周側のエッジ802−2で、パターンエッジと再生素子203bの相対位置を内周側と外周側で対称にしようとすると、目標とすべき波形振幅の大きさは内周側803−1、外周側803−2のように違いが生じる。この結果、均一なピッチで記録するためには、エッジの位置決めを実施するための波形振幅の目標値を内周側のエッジと外周側のエッジでそれぞれ異なる大きさに設定する必要がある。
内周と外周で波形振幅目標値に与える差はどの程度が適切であるかは、個々の磁気ヘッドの特性に依存するので、実際にセルフサーボライト動作のプロセスの中で、使用する磁気ヘッドでの記録再生を実施してみて、その結果を基に設定するのが好ましい。
そこで内周と外周で波形振幅目標値に与える差を調整する基本的な考え方について、図9を用いて説明する。図9は第3のクラスターパターン104−3におけるバースト振幅プロファイルを示す図である。波形振幅目標値に与える差が適切であるかどうかは第3のクラスターパターンを形成した段階で確認できる。
例えば予め与える波形振幅目標値の差が大きすぎる場合、外周側エッジで位置決めされる位置は内周側エッジよりパターン内部に入り込むことになる。この場合の例を図9(a)に示す。第3のクラスターパターン上でバーストA振幅とバーストB振幅が等しい位置902−1に再生素子を位置決めすることにより振幅値903−1が得られる。同様にバーストB振幅とバーストC振幅が等しい位置902−2における振幅値903−2を測定し、両者の差を比較すると、この場合は振幅値903−2の方が大きくなる。この903−1と903−2の振幅の差を測定することにより、与えた内周と外周の波形振幅目標値の差が適切な値より大きかったか小さかったかを判定することができる。
初期パターンを形成するプロセスの中で実施する場合は、予め与える初期値を用いて第3のクラスターパターンまでを形成して振幅値903−1と903−2を比較し、適切でない場合は、判定結果を基に内周と外周の波形振幅目標値の差を調整し、形成したクラスターパターンを消去して、再度クラスターパターンの記録を開始すればよい。
適切な波形振幅目標値の差がセットされれば、図9(b)のように位置902−1と902−2における振幅値903−1と903−2は一致する。この条件で初期パターンの形成動作を継続することにより、均一なピッチのパターンを得ることができる。
以上、本発明の実施例による磁気ディスク装置におけるセルフサーボライト用の初期パターン形成動作について説明した。本実施例では、最初のパターンを記録した後のヘッド位置決めはすべて、記録されたパターンの波形振幅を使ったフィードバック動作で実施するので、従来のようにクラッシュストップに押し付けるバイアス電流をオープンループ制御で与える場合と比較して、VCMドライバに要求される分解能やダイナミックレンジの条件を緩和することができる。また、温度変化などに起因するVCM,クラッシュストップの特性変化やバイアス力の変化が存在しても安定な動作を提供することができる。さらに、本実施例による磁気ディスク装置のサーボライト動作を制御するための回路構成は、磁気ディスク装置の製品用の制御回路と共通しているため、安価なサーボライト手段を提供するのに寄与する。
実施例によるセルフサーボライトの初期パターンを示す図である。 実施例による磁気ディスク装置のカバーを外した状態での外観図である。 実施例による磁気ディスク装置の機能ブロック図である。 サーボトリガブロック(パターンブロック)のフォーマットを示す図である。 クラスターパターンのパターン配置と再生波形を示す図である。 実施例による初期パターンを形成する手順を示すフローチャートである。 クラスターパターンを再生するときの再生素子の半径位置と得られる波形振幅との関係を示す図である。 第2のクラスターパターンに位置決めしながら第3のクラスターパターンを記録する動作を示す図である。 クラスターパターンを再生するときの再生素子の半径位置と得られる波形振幅との関係を示す図である。 第3のクラスターパターンのバーストの重なり具合から、内周エッジと外周エッジの位置決め目標振幅を調整する概念を示す図である。 一般的なセルフサーボライト動作の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
101…サーボ情報部、
102…バースト部、
102a,102b、102c、102d…バーストパターン、
103…トリガブロック、
104…クラスターパターン、
104−1…第1クラスターパターン、
104−2…第2クラスターパターン、
104−3…第3クラスターパターン、
104−4…第4クラスターパターン、
200…磁気ディスク装置、
201…筐体、
202…磁気ディスク、
203…磁気ヘッド、
203a…再生素子、
203b…記録素子、
204…ヘッド支持機構、
205…ピボット、
206…ボイスコイルモータ(VCM)、
207…内周クラッシュストップ、
208…内周クラッシュストップ、
209…プリアンプ、
210…ランプ機構、
211…回転軸、
220…最内周領域、
230…制御回路、
234…信号処理回路、
236…マイクロプロセッサ、
238…メモリ、
240…ハードディスクコントローラ、
242…モータドライバIC、
405…パターンブロック、
405−1…1段目のパターンブロック、
405−2…2段目のパターンブロック、
405−3…3段目のパターンブロック、
707…トリガ検出信号、
709…Writeディレイ、
708…Write GATE信号、
802−1…内周側のエッジ、
802−2…外周側のエッジ、
803−1…目標とすべき波形振幅の大きさ(内周側)、
803−2…目標とすべき波形振幅の大きさ(外周側)、
805…イレーズバンド、
902−1…バーストA振幅とバーストB振幅が等しい位置、
902−2…バーストB振幅とバーストC振幅が等しい位置。

Claims (15)

  1. 情報を記憶する磁気ディスクと、
    前記磁気ディスクに情報を書き込むための記録素子と、該記録素子よりも前記磁気ディスクの内周側に位置し、当該磁気ディスクに記憶されている情報を読み取るための再生素子とを有する磁気ヘッドと、
    前記磁気ヘッドを支持するヘッド支持機構と、
    前記ヘッド支持機構を介して、前記磁気ヘッドを前記磁気ディスクの所定の半径位置に移動させるアクチュエータと、
    前記ヘッド支持機構の可動範囲を制限するクラッシュストップを備えた磁気ディスク装置でサーボパターンを形成する方法において、
    前記ヘッド支持機構を前記クラッシュストップに押し付けて初期サーボパターンを形成する段階で、前記記録素子によりバーストパターンを含むパターンブロックで構成されるクラスターパターンを記録し、前記再生素子を前記クラスターパターンの内周側のエッジに位置決めした状態、外周側のエッジに位置決めした状態、および該クラスターパターンに含まれる内の2つのバーストパターンの中心に位置決めした状態のそれぞれの位置で、新たにパターンブロックを記録することによって、前記クラスターパターンよりパターンブロックの数が1つ多いクラスターパターンを記録し、以降順次位置決めに使用するクラスターパターンを新しく記録したクラスターパターンに変更してクラスターパターンの記録動作を繰り返すことにより、段階的にクラスターパターンの幅を広げて伝播動作に使用する初期サーボパターンを形成することを特徴とするサーボパターン形成方法。
  2. 前記再生素子の前記クラスターパターンへの位置決め動作は、再生波形振幅の目標値からの偏差をフィードバックすることによって行うことを特徴とする請求項1記載のサーボパターン形成方法。
  3. 前記クラスターパターンのエッジ部に、前記再生素子を位置決めするときの再生波形振幅の目標値が、前記クラスターパターンの内周側のエッジと外周側のエッジで異なることを特徴とする請求項1記載のサーボパターン形成方法。
  4. 前記クラスターパターンのエッジ部に、前記再生素子を位置決めするときの再生波形振幅の目標値を、3段以上のパターンブロックから構成されるクラスターパターンのバーストの重なり具合を測定した結果をもとに調整することを特徴とする請求項1記載のサーボパターン形成方法。
  5. 前記初期サーボパターンの形成は、前記記録素子が新たなクラスターパターンの外周側のパターンブロックを記録したとき、前記再生素子が該クラスターパターンの内周側のパターンブロックを再生できるときに完了することを特徴とする請求項1記載サーボパターン形成方法。
  6. 情報を記憶する磁気ディスクと、
    前記磁気ディスクに情報を書き込むための記録素子と、該記録素子よりも前記磁気ディスクの内周側に位置し、当該磁気ディスクに記憶されている情報を読み取るための再生素子とを有する磁気ヘッドと、
    前記磁気ヘッドを支持するヘッド支持機構と、
    前記ヘッド支持機構を介して、前記磁気ヘッドを前記磁気ディスクの所定の半径位置に移動させるアクチュエータと、
    前記ヘッド支持機構の可動範囲を制限するクラッシュストップとを備えた磁気ディスク装置でサーボパターンを形成する方法において、
    前記ヘッド支持機構を前記クラッシュストップに押し付けて前記磁気ヘッドを前記磁気ディスクの内周側に位置決めし、再生波形振幅を検出するためのバーストパターンを含むパターンブロックで構成される第1クラスターパターンを記録する第1ステップと、
    前記磁気ヘッドを前記ディスクの外周方向に移動して、前記再生素子を前記第1クラスターパターンの内周側のエッジに位置決めした状態で第2クラスターパターンの1段目のパターンブロックを記録し、前記第1クラスターパターンの外周側のエッジに位置決めした状態で第2クラスターパターンの2段目のパターンブロックを記録する第2ステップと、
    前記磁気ヘッドを前記ディスクの外周方向にさらに移動して、前記再生素子を前記第2クラスタパターンの内周側のエッジに位置決めした状態で第3クラスターパターンの1段目のパターンブロックを記録し、前記第2クラスターパターンの2つのバーストパターンの中心に位置決めした状態で第3クラスターパターンの2段目のパターンブロックを記録し、前記第2クラスターパターンの外周側のエッジに位置決めした状態で第3クラスターパターンの3段目のパターンブロックを記録する第3ステップと、を有し、
    前記第3ステップを繰り返すことにより、段階的にクラスターパターンの幅を広げて、伝播動作に使用する初期サーボパターンを形成することを特徴とするサーボパターン形成方法。
  7. 前記再生素子の前記クラスターパターンへの位置決め動作は、波形振幅の目標値からの偏差をフィードバックすることによって行うことを特徴とする請求項6記載のサーボパターン形成方法。
  8. 前記クラスターパターンのエッジ部に、前記再生素子を位置決めするときの波形振幅の目標値が、前記クラスターパターンの内周側のエッジと外周側のエッジで異なることを特徴とする請求項6記載のサーボパターン形成方法。
  9. 前記クラスターパターンのエッジ部に、前記再生素子を位置決めするときの波形振幅の目標値を、3段以上のパターンブロックから構成されるクラスターパターンのバーストの重なり具合を測定した結果をもとに調整することを特徴とする請求項6記載のサーボパターン形成方法。
  10. 前記初期サーボパターンの形成は、前記記録素子が新たなクラスターパターンの外周側のパターンブロックを記録したとき、前記再生素子が該クラスターパターンの内周側のパターンブロックを再生できるときに完了することを特徴とする請求項6記載サーボパターン形成方法。
  11. 情報を記憶する磁気ディスクと、
    前記磁気ディスクに情報を書き込むための記録素子と、該記録素子よりも前記磁気ディスクの内周側に位置し、当該磁気ディスクに記憶されている情報を読み取るための再生素子とを有する磁気ヘッドと、
    前記磁気ヘッドを支持するヘッド支持機構と、
    前記ヘッド支持機構を介して、前記磁気ヘッドを前記磁気ディスクの所定の半径位置に移動させるアクチュエータと、
    前記支持機構の可動範囲を制限するクラッシュストップと、
    前記アクチュエータの動作と、前記磁気ヘッドの記録再生動作を制御する制御回路と、を備えた磁気ディスク装置において、
    前記制御回路の制御により、前記ヘッド支持機構を前記クラッシュストップに押し付けて前記磁気ディスクに初期サーボパターンを形成する段階で、前記記録素子によりバーストパターンを含むパターンブロックで構成されるクラスターパターンを記録し、前記再生素子を前記クラスターパターンの内周側のエッジに位置決めした状態、外周側のエッジに位置決めした状態、およびクラスターパターンに含まれる内の2つのバーストパターンの中心に位置決めした状態のそれぞれの位置で、新たにパターンブロックを記録することによって、前記クラスターパターンよりパターンブロックの数が1つ多いクラスターパターンを記録し、以降順次位置決めに使用するクラスターパターンを新しく記録したクラスターパターンに変更してクラスターパターンの記録動作を繰り返すことにより、段階的にクラスターパターンの幅を広げて伝播動作に使用する初期サーボパターンを形成することを特徴とする磁気ディスク装置。
  12. 前記再生素子の前記クラスターパターンへの位置決め動作は、再生波形振幅の目標値からの偏差をフィードバックすることによって行うことを特徴とする請求項11記載の磁気ディスク装置。
  13. 前記クラスターパターンのエッジ部に、前記再生素子を位置決めするときの再生波形振幅の目標値が、前記クラスターパターンの内周側のエッジと外周側のエッジで異なることを特徴とする請求項11記載の磁気ディスク装置。
  14. 前記クラスターパターンのエッジ部に、前記再生素子を位置決めするときの波形振幅の目標値を、3段以上のパターンブロックから構成されるクラスターパターンのバーストの重なり具合を測定した結果をもとに調整することを特徴とする請求項11記載の磁気ディスク装置。
  15. 前記初期サーボパターンの形成は、前記記録素子が新たなクラスターパターンの外周側のパターンブロックを記録したとき、前記再生素子が該クラスターパターンの内周側のパターンブロックを再生できるときに完了することを特徴とする請求項11記載の磁気ディスク装置。
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