JP2012516846A - 脱イソブテン塔 - Google Patents

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Abstract

第一圧力で操作し、そして同時に、(i)1−ブテンの少なくとも一部を2−ブテンへと変換させ、そして(ii)イソブテンを2−ブテンから分離する水素異性化触媒を含む反応ゾーンを含む第一カラムの中に、水素と、イソブテン、1−ブテンおよび2−ブテンを含む供給流とを導入する工程;前記第一カラムから、イソブテンを含む第一塔頂留分を回収する工程;前記第一カラムからイソブテン、2−ブテンおよび未反応1−ブテンを含む第一底部留分を回収する工程;前記第一底部留分を、前記第一圧力未満の第二圧力で操作する分別蒸留カラムを含む第二カラムの上部の中に導入する工程;前記第一底部留分を、イソブテンおよび1−ブテンを含む第二塔頂留分と、2−ブテンを含む第二底部留分とに分離させる工程;前記第二塔頂留分を圧縮する工程、およびその圧縮された第二塔頂留分を、前記第一カラムの下部に導入する工程とを含む、ノルマルブテン類からイソブテンを分別蒸留する方法。
【選択図】図1

Description

本明細書で開示される実施態様は、一般的に、スチームクラッキングまたは流動接触分解のような、クラッキング法から生じるC炭化水素留分の処理に関する。より詳しくは、本明細書で開示される実施態様は、C炭化水素留分からのイソブテンの分離および回収に関する。得られるC留分は、2−ブテン、1−ブテンおよび/またはイソブテンを別々に含むことができ、その後のアルキル化法、オリゴマー化法、エーテル化法、脱水素法、およびメタセシス法で使用できる。
米国特許第7,223,895号で例示されている典型的なオレフィンプラントでは、メタンおよび水素を除去するための前工程の脱メタン塔、次に、エタン、エチレンおよびCアセチレンを除去するための脱エタン塔が存在している。この脱エタン塔からの塔底留分は、炭素数C〜Cの化合物の混合物で構成されている。この混合物は、典型的には分別蒸留によって、異なる炭素数に分離することができる。
留分、主にプロピレンは、生成物として除去される。そして、C留分、主にプロピレンは、最終的に、ポリプロピレンの製造用、または、プロピレンオキシド、クメンもしくはアクリロニトリル等の化学合成用に用いられる。メチルアセチレンおよびプロパジエン(MAPD)不純物は、分別蒸留または水素化によって除去されなければならない。これらの高度に不飽和なC化合物のいくつかは最終的にはプロピレンとなって収率が増加するので、水素化することが好ましい。
アセチレン類、ブタジエン類、イソブテン類、ノルマルブテン類、イソブタン類、ノルマルブタン類で構成されるC留分は、多くの方法で処理することができる。典型的なスチームクラッカーC留分は、重量%で以下の成分を含む。
Figure 2012516846
典型的には、ブタジエンおよびCアセチレン類が、最初に除去される。これは、水素化または抽出によって達成することができる。抽出が用いられる場合、残留する1−ブテンおよび2−ブテンは、初期の供給原料の割合と実質的に同じままである。水素化が用いられる場合、ブタジエンの水素化から生じる初期生成物は、1−ブテンである。その後、水素異性化が同じ反応系内で起こり、1−ブテンが2−ブテンに変換される。この反応の程度は、水素化システム内における触媒および反応条件に左右される。しかしながら、「過剰な水素化(over hydrogenation)」と、ブテンからのブタンの生成とを防止するために、水素異性化の度合いを制限することが一般的に行われている。これは、下流工程のためのブテン供給原料の損失を意味している。混合物中に残留しているブテン類は、ノルマルオレフィン(1−ブテン、2−ブテン)およびイソ−オレフィン(イソブテン)で構成される。その混合物の残りは、元の供給から生じたイソブタン類およびノルマルブタン類の両方と、水素化工程で生成されたものと、少量の未変換または未回収のブタジエンとで構成される。
ブテン類には、多くの用途がある。用途の一つは、メタセシスによるプロピレンの製造である。他の用途は、メタセシスによるエチレンおよびヘキセンの製造である。従来のメタセシスは、ノルマルブテン類(1−ブテンおよび2−ブテンの両方)とエチレンとの反応を含む。これらの反応は、担持または未担持の、6A族または7A族の金属酸化物触媒の存在下で起こる。様々なメタセシス法は、例えば、米国特許第6,683,019号、第6,580,009号、第6,271,430号、第6,777,582号および第6,727,396号で開示されている。
一例では、イソブテン除去工程は、メタセシスの前に用いられる。オプションとしては、イソブテンとメタノールを反応させてメチル三級ブチルエーテル(MTBE)を生成すること、または、分別蒸留によってブテンからイソブテンを分離することが挙げられる。米国特許第6,358,482号は、メタセシスの前に、C混合物からイソブテンを除去することを開示している。このスキームは、米国特許番号6,075,173号および第5,898,091号で更に検討されている。
流からのイソブテンの除去は、複合接触蒸留水素異性化脱イソブテン塔システム(combined catalytic distillation hydroisomerization deisobutenizer system)を用いて達成することもできる。このシステムでは、公知の異性化触媒を用いて1−ブテンを2−ブテンへと異性化させて揮発性の差を増大させることにより、高効率でイソブテンを除去するとともにn−ブテンを回収する。この技術は、イソブテンを除去するための従来の分別蒸留と、接触蒸留塔内における水素異性化とを組み合わせている。Arganbrightに付与された米国特許第5,087,780号によると、分別蒸留が起こると、2−ブテンが1−ブテンに水素異性化される。これにより、混合物が分離されるとき、平衡量を超える1−ブテンを生成させることができる。同様に、1−ブテンは、接触蒸留塔で、2−ブテンへと水素異性化させることができる。イソブテン、1−ブテンおよび2−ブテン(+パラフィン)を含むC流を分離する場合、それらの沸点が極めて近いので、1−ブテンからイソブテンを分離することは難しい。イソブテンの分別蒸留と一緒に1−ブテンの2−ブテンへの水素異性化を同時に用いることによって、イソブテンを、ノルマルブテン類から高効率で分離することができる。
米国特許第7,214,841号では、例えば、イソブテンを除去する前に且つエチレンを加えないで、炭化水素分解法からのC留分を最初にオートメタセシスさせ、プロピレンおよびペンテンを製造する反応を有利にしている。次いで、生成したエチレンおよびプロピレンは除去され、C流と、より重い成分流とが残る。次いで、Cと、より重い成分とが除去され、1−ブテン類と、2−ブテンと、イソブテンと、イソブタン類と、ノルマルブタン類との混合物が残る。次いで、イソブテンは、好ましくは、接触蒸留水素異性化脱イソブテン塔によって除去される。次いで、イソブテンを含んでいないC流は、必要な未使用の外部エチレンと一緒に、オートメタセシス生成物から取り出されたエチレン生成物と混合され、従来のメタセシスによって追加のプロピレンを生成する。
上記方法において、ノルマルブテン類からのイソブテンの分離は、1−ブテンの2−ブテンへの異性化によって達成でき、イソブテンからのノルマルブテンの分別蒸留が容易になる。反応ゾーン外の2−ブテン類を連続分別蒸留することにより、2−ブテンへと異性化する推進力が高まる。得られる生成物は、反応の平衡比を越える変換率を達成できる。残念なことに、高い還流所要量であるために、これらの方法は、大量のユーティリティー、例えば、冷却水およびスチームを使用する。
したがって、資本コストおよび/またはユーティリティー使用量を抑えて所望の分離を提供することが可能なC分離法に関し、大きなニーズが存在する。
一つの態様では、本明細書で開示される実施態様は、ノルマルブテンからイソブテンを分別蒸留する方法に関するものである。その方法は、以下の工程を含む。イソブテン、1−ブテンおよび2−ブテンを含む供給流と、水素とを、接触蒸留反応器システムを有する第一カラムに導入する工程。接触蒸留反応器システムは、水素異性化触媒を含む少なくとも一つの反応ゾーンを含んでいる。第一カラムは、第一圧力で、同時に、(i)1−ブテンの少なくとも一部を2−ブテンへと変換させ、(ii)分別蒸留によってイソブテンを2−ブテンから分離する機能を有する。第一カラムから、イソブテンを含む第一塔頂留分を回収する工程。第一カラムから、イソブテン、2−ブテンおよび未反応の1−ブテンを含む第一底部留分を回収する工程。第一底部留分を、第一圧力よりも低圧の第二圧力で動作する分別蒸留カラムを有する第二カラムの上部の中に導入する工程。第一底部留分を、イソブテンと1−ブテンを含む第二塔頂留分と、2−ブテンを含む第二底部留分とに分離する工程。第二塔頂留分を圧縮し、その圧縮された第二塔頂留分を、第一カラムの下部に導入する工程。
もう一つの態様では、本明細書で開示される実施態様は、混合C炭化水素流を分別蒸留する方法に関するものである。その方法は、以下の工程を含む。n−ブテン類、イソブテン、およびパラフィン類を含む混合C流と、水素とを、接触蒸留反応器システムを含む第一カラムに導入する工程。接触蒸留反応器システムは、水素異性化触媒を含む少なくとも一つの反応ゾーンを含んでいる。第一カラムは、第一圧力で、同時に、(i)1−ブテンの少なくとも一部を2−ブテンへと変換させ、(ii)分別蒸留によってイソブテンを2−ブテンから分離する機能を有する。第一カラムから、イソブテンを含む第一塔頂留分を回収する工程。第一カラムから、イソブテン、2−ブテンおよび未反応の1−ブテンを含む第一底部留分を回収する工程。第一底部留分を、第一圧力よりも低圧の第二圧力で動作する分別蒸留カラムを有する第二カラムの上部の中に導入する工程。第一底部留分を、イソブテンと1−ブテンを含む第二塔頂留分と、2−ブテンを含む第二底部留分とに分離する工程。第二塔頂留分を圧縮し、その圧縮された第二塔頂留分を、第一カラムの下部に導入する工程。
他の態様および利点は、以下の説明および添付の請求の範囲から明らかになるだろう。
本明細書で開示される実施態様に従ってイソブテンおよびノルマルブテンを分離する方法の簡略な工程系統図である。
本明細書で開示される実施態様は、一般的に、スチームクラッキングまたは流動接触分解のような、クラッキング法から生じるC炭化水素留分の処理に関する。より詳しくは、本明細書で開示される実施態様は、C炭化水素留分からのイソブテンの分離および回収に関する。得られるC留分は、2−ブテン、1−ブテンおよび/またはイソブテンを別々に含むことができ、その後のアルキル化法、オリゴマー化法、エーテル化法、脱水素法、およびメタセシス法で使用できる。
本明細書で開示される方法への混合C供給は、例えばスチームクラッカーユニットまたは流動接触分解(FCC)ユニットからの、C、C〜C、およびC〜Cの分解炉流出物を含むC〜C6+炭化水素を含むことができる。Cオレフィンの混合物を含む他の精製装置の炭化水素流を使用しても良い。C、Cおよび/またはC成分が供給内に存在する場合、その供給流が、主としてC留分、C〜C留分、またはC〜C留分になるように予備分別蒸留してもよい。
供給流に含まれるC成分としては、n−ブタン、イソブタン、イソブテン、1−ブテン、2−ブテンおよびブタジエンが挙げられる。いくつかの実施態様では、混合C供給を前処理して、ジオレフィン類およびアセチレン類を除去することができる。例えば、ブタジエンがC供給に存在する場合、ブタジエンは、水素化または抽出によって除去することができる。
ブタジエンの水素化の後またはそれと同時に、混合C供給物を、1−ブテンを2−ブテンへと異性化して2−ブテンからイソブテンを分離するための統合二段カラムシステムに供給することができる。第一カラム、すなわち接触蒸留反応器システムは、一つ以上の分別ゾーンと、水素異性化触媒を含む少なくとも一つの反応ゾーンを含むことができる。同時に、第一カラムにおいて、1−ブテンの少なくとも一部を2−ブテンに変換して、イソブテンの分離を容易にすることができる。イソブテンは、水素異性化反応のための反応器に供給される水素と一緒に、塔頂留分として回収することができる。イソブテン、未反応の1−ブテン、および2−ブテンは、第一カラムからの底部留分として回収することができる。
水素異性化反応ゾーンの触媒としては、担体上に担持された、例えば周期的分類の10族の金属(Ni、Pd、Pt)を一つ以上含む触媒が挙げられる。例えば、アルミナのような耐熱性の鉱物担体上に固定された少なくとも一種のパラジウム化合物を含む触媒が、いくつかの実施態様で使用される。その担体上のパラジウムの量は、0.01%〜5重量%、例えば0.05%〜1重量%にすることができる。
水素異性化反応ゾーンの触媒は、ばら積みすることができ、押出物、ペレット、ボール、開環形状等に形成することができる。いくつかの実施態様では、触媒は構造物の一部であり、例えば、ワイヤーメッシュの表面もしくは他のタイプのガーゼの表面に担持された触媒、または、モノリス構造の壁に含まれた触媒である。例えば、触媒は、米国特許第6,000,685号、第5,730,843号、第5,189,001号および第4,215,011号に記載されているように、特別に設計された容器に収容することができる。
第一カラムは、少なくとも5バールの圧力で稼動することができる。例えば、いくつかの実施態様では、第一カラムは、約5バール〜約15バールの圧力で稼動することができる。他の実施態様では、約5.5バール〜約10バールの圧力で稼動することができ、更に他の実施態様では、約7バール〜約9バールの圧力で稼動することができる。第一カラムは、反応温度(水素異性化反応ゾーン内の温度)約45〜約100℃の温度で稼動することができる。他の実施態様では、約50℃〜約70℃の温度で稼動することができ、更に他の実施態様では、約55℃〜約65℃の温度で稼動することができる。
第一カラムから回収された底部留分は、単一供給物として、または、還流として、第二カラムの上部に供給することができる。第二カラムは、イソブテンを2−ブテンから分離するための、物質移動接触デバイス(トレー、パッキングなど)を含む。イソブテンは塔頂留分として回収することができ、2−ブテンは底部留分として回収することができる。第二カラムから回収される塔頂留分(イソブテン、1−ブテンおよび2−ブテンを含み得る)は、第一カラムの底部部分に供給できる。そのため、この二つのカラムを統合する。
いくつかの実施態様では、第二カラム底部留分中のCオレフィン類の総量を基準として、イソブテン含有量は、5%未満であり得る。他の実施態様では3%未満、他の実施態様では2%未満、他の実施態様では1%未満、更に他の実施態様では0.5%未満であり得る。
第二カラムは、第一カラムに比べて低い圧力で稼動することができる。必要に応じて、第二カラムからの塔頂留分は、第一カラムの底部への第二カラムからの塔頂留分の流れを生じさせるのに充分な圧力まで圧縮してもよい。
第二カラムは、5バール未満の圧力で稼動することができる。例えば、いくつかの実施態様では、第二カラムは、約0.5バール〜約5バールの圧力で稼動することができる。他の実施態様では約1.5バール〜約4.5バールの圧力、更に他の実施態様では約2.5バール〜約4バールの圧力で稼動することができる。
より低い圧力で第二カラムを稼動すると、2−ブテンからイソブテンを更に効率良く分離することが可能となるので、統合カラムの還流所要量を低減することができる。還流所要量が低減すると、所定の処理能力および分別蒸留規格(例えば底部生成物イソブテン規格)において、ノルマルブテンからのイソブテンの水素異性化と分別蒸留を同時に行うための単一のカラムに比べて、カラムの外形寸法を低減することができる。
還流所要量を低減することに加えて、二重圧力統合カラムによって、ユーティリティー所要量を、例えば冷却水所要量および/またはスチーム所要量を大幅に減少させることもできる。例えば、第二カラムは、第一カラム塔頂留分温度を下回る温度で稼動することができ、熱統合(heat integration)が可能である。第二カラムは、いくつかの実施態様では、約20℃〜約50℃の温度で稼動することができる。他の実施態様では約25℃〜約50℃の温度で稼動することができ、更に他の実施態様では約35℃〜約50℃の温度稼動することができる。更に、第二カラム塔頂留分の圧縮により、第一カラムにおいて所望の底部留分温度を維持するための熱を供給することができる。
第一カラムの底部留分および/または塔頂留分から回収される熱は、加熱および冷却のユーティリティー使用量を大幅に低下させることができる。しかしながら、カラムの運転開始のためには、いくつかのユーティリティーが必要であることに注意する。同様な能力のために設計される単一カラム(すなわち、単圧)と比較して、本明細書で開示されるノルマルブテンからイソブテンを分離するための統合カラムの実施態様は、最大100%までスチームまたは他の加熱流体の所要量を低減することができる。いくつかの実施態様では少なくとも50%、他の実施態様では少なくとも75%、他の実施態様では少なくとも90%、更に他の実施態様では少なくとも95%スチームまたは他の加熱流体の所要量を低減することができる。更に、同様な能力のために設計される単一カラム(すなわち、単圧)と比較して、本明細書で開示されるノルマルブテンからイソブテンを分離するための統合カラムの実施態様は、最大90%まで冷却水または冷却流体の所要量を低減することができる。いくつかの実施態様では少なくとも50%、他の実施態様では少なくとも60%、他の実施態様では少なくとも70%、更に他の実施態様では少なくとも75%冷却水または冷却流体の所要量を低減することができる。
本明細書で開示される実施態様による熱統合イソブテン分離システムの一つの例は、図1に示している。図1は、本明細書で開示される実施態様によるノルマルブテンからイソブテンを分離する方法の簡略な工程系統図である。n−ブテン類、イソブテンおよびパラフィン類を含む混合C流は、フローライン10を通って、第一カラム12へと供給され得る。第一カラム12は、水素異性化触媒を有する少なくとも一つの反応ゾーン14を含む接触蒸留反応器システムであり得る。水素異性化を促進するために、水素を、フローライン16を経由して、第一カラム12に供給し得る。
第一カラム12では、1−ブテンと水素を水素異性化触媒に接触させ、1−ブテンの少なくとも一部を2−ブテンへと変換させる。同時に、イソブテンと、得られた2−ブテンとを、分別蒸留によって分離する。水素およびイソブテンは、第一塔頂留分18として第一カラム12から回収することができる。イソブテン、2−ブテンおよび未反応の1−ブテンは、第一底部留分20として第一カラム12から回収することができる。
弁22を通して第一底部留分20をフラッシュして、留分流の圧力を低下させ、第二カラム24の上部に供給することができる。第一カラム12に比べて低い圧力で稼動する第二カラム24は、2−ブテンから、1−ブテンおよびイソブテンを分離し、第二塔頂留分26として回収することができる。2−ブテンは、第二底部留分28として回収することができる。第二底部留分28の一部は、再沸器32、34に供給できる。第二底部留分28の一部は、フローライン33を経由して、イソブテン含有量が低下した炭化水素流として回収することができる。
第二塔頂留分26を圧縮機30によって圧縮し、第二塔頂留分26の圧力を増加させて、高圧の第一カラム12の下部に流すことができる。圧縮機30は、第二塔頂留分の温度を上昇させることもでき、いくつかの実施態様では、供給流10のために用いられる供給予熱器(feed preheater)と一緒に、第一カラム12内において蒸気の通行をもたらすのに充分な熱を供給することができる。
第二カラム24への再沸騰蒸気は、第一底部留分20および第一塔頂留分18の少なくとも一つとの間接熱交換によって提供され得る。例えば、第二底部留分28の少なくとも一部は、再沸器32において、第一底部留分20との間接熱交換によって加熱され得る。
別の例として、第二底部留分28の一部は、再沸器34において、第一塔頂留分18との間接熱交換によって加熱され得る。再沸器34は、凝縮器/蓄圧器36に直接連結することができる。第一塔頂留分18の少なくとも一部は、底部留分28との間接熱交換によって凝縮することができる。必要に応じて、追加の炭化水素は、補足的な熱交換器38との間接熱交換を経て凝縮させることができる。
水素は、フローライン40を介して凝縮器/蓄圧器36から回収することができる。イソブテンを含む液体留分は、フローライン42を介して凝縮器/蓄圧器36から回収することができ、その一部分は、フローライン44を介して第一カラム12へ還流として供給することができる。
本明細書で開示される方法によって回収されるイソブテンとノルマルブテン流は、一つ以上の下流プロセスに供給することができる。例えば、イソブテン流は、オートメタセシスプロセス、オリゴマー化プロセス、エーテル化プロセス、アルキル化プロセスの一つ以上のプロセスに供給することができる。ノルマルブテンは、オートメタセシス、従来のメタセシス、脱水素、およびCオレフィン類を価値ある最終生成物へと変換する他の様々な方法に供給できる。その最終生成物は、軽質オレフィン類(エチレンおよびプロピレン)、ブタジエン、ガソリン、および当業者に公知の他の化学製品を含む。
実施例
以下の実施例は、モデル化手法から導かれる。作業は既に行われたが、発明者は、適用可能な規則を遵守するために、これらの実施例を過去形で表現しない。
実施例1
炭化水素供給物は、図1に例示され且つ説明されている方法に従って処理する。C供給物(ストリーム10)および水素(ストリーム16)を、水素異性化反応ゾーン14を含む第一蒸留カラム12の底部に導入する。本明細書で開示されている実施態様に従った同時並行の反応および分離の後に、塔頂留分(ストリーム42)、底部留分(ストリーム33)およびベント(ストリーム40)を、本システムからそれぞれ回収する。得られた組成物および流量を、表2に示す。
Figure 2012516846
シミュレーション結果も用いて、圧力差無しで稼動する二段カラム非統合システムと比較して、ユーティリティー使用量およびカラムの寸法を見積もった。表3では、システムのためのカラムの寸法およびユーティリティーを比較している。シミュレーションの結果は、第二カラムの寸法(例えば内径)を減少することが達成されたことを示している。また、シミュレーションの結果は、年当たり8000時間稼動した場合に、年当たりのユーティリティー使用量を約40%低減できることを示している。
Figure 2012516846
上記したように、本明細書で開示される実施態様は、ノルマルブテンからのイソブテンの効率的な分離を提供する。有益なことに、本明細書で開示される実施態様は、統合熱ポンプシステムを用いることによってユーティリティー使用量を減らすことができ、スチーム所要量を100%程度減らすことができ、冷却水所要量を約75%以上減らすことができる。圧縮機に電力を供給するために電力消費量は実質的に増えるが、全体的なユーティリティーコストは40%減少する。更に、統合カラムは、かなり少量の還流(液体通行量)しか必要としないので、所定の処理能力規格および分別蒸留規格において、単一圧力カラムシステムと比較して第二カラムの寸法を小さくできる。
更に、1−ブテンの2−ブテンへの異性化および2−ブテンからのイソブテンの分離のために現在使用されているシステムは、二つの既存のカラムを含んでいることがある。そのような二つのカラムシステムは、既存のカラムに最小限の変更を加えることによって、本明細書で記載している統合カラムに変換することができる。
本開示は、限定された数の実施態様を含んでいるが、本開示の利益を有する当業者は、本開示の範囲から逸脱しない他の実施態様を考案できるものと認められる。而して、本開示の範囲は、添付の請求の範囲のみによって限定されるべきである。

Claims (20)

  1. イソブテンをノルマルブテンから分別蒸留する方法であって、
    イソブテン、1−ブテンおよび2−ブテンを含む供給流と、水素とを、接触蒸留反応システムを有する第一カラムに導入する工程と、
    接触蒸留反応システムは、水素異性化触媒を有する少なくとも一つの反応ゾーンを含んでおり、
    第一カラムは、
    第一圧力で、同時に、
    (i)1−ブテンの少なくとも一部を2−ブテンへと変換させ、
    (ii)分別蒸留によってイソブテンを2−ブテンから分離する機能を有しており、
    前記第一カラムから、イソブテンを含む第一塔頂留分を回収する工程と、
    前記第一カラムから、イソブテン、2−ブテンおよび未反応の1−ブテンを含む第一底部留分を回収する工程と、
    前記第一底部留分を、前記第一圧力よりも低圧の第二圧力で動作する分別蒸留カラムを有する第二カラムの上部に導入する工程と、
    前記第一底部留分を、イソブテンと1−ブテンを含む第二塔頂留分と、2−ブテンを含む第二底部留分とに分離する工程と、
    前記第二塔頂留分を圧縮し、その圧縮された第二塔頂留分を、第一カラムの下部に導入する工程と、を備える方法。
  2. 前記第二底部留分の少なくとも一部を前記第一底部留分と前記第一塔頂留分の少なくとも一方との間接熱交換により加熱することによって、前記第二カラムのための再沸騰蒸気を発生させる工程を更に含む請求項1に記載の方法。
  3. 前記第一塔頂留分との前記間接熱交換が、前記第一塔頂留分の少なくとも一部を凝縮させる請求項2に記載の方法。
  4. 前記凝縮された第一塔頂留分の少なくとも一部を、還流として第一カラムに戻す工程を更に含む請求項3に記載の方法。
  5. 冷却水、冷却ガス、冷媒の少なくとも一つとの間接熱交換により、前記第一塔頂留分の少なくとも一部を凝縮させる工程を更に含む請求項3に記載の方法。
  6. 前記第一カラムが、約5バールを超える圧力で操作される請求項1に記載の方法。
  7. 前記第一カラムが、約5.5バール〜約10バールの圧力で操作される請求項6に記載の方法。
  8. 前記第二カラムが、約5バール未満の圧力で操作される請求項6に記載の方法。
  9. 前記第二カラムが、約2バール〜約4.5バールの圧力で操作される請求項8に記載の方法。
  10. 前記第二底部留分が、イソブテン、1−ブテンおよび2−ブテンの総重量を基準として、イソブテンを3重量%未満含む請求項1に記載の方法。
  11. 混合C炭化水素流を分別蒸留する方法であって、
    n−ブテン類、イソブテンおよびパラフィン類を含む混合C流と、水素とを、接触蒸留反応システムを有する第一カラムに導入する工程と、
    接触蒸留反応システムは、水素異性化触媒を有する少なくとも一つの反応ゾーンを含んでおり、
    第一カラムは、
    第一圧力で、同時に
    (i)1−ブテンの少なくとも一部を2−ブテンへと変換させ、
    (ii)分別蒸留によってイソブテンを2−ブテンから分離する機能を有しており、
    前記第一カラムから、イソブテンを含む第一塔頂留分を回収する工程と、
    前記第一カラムから、イソブテン、2−ブテンおよび未反応の1−ブテンを含む第一底部留分を回収する工程と、
    前記第一底部留分を、前記第一圧力よりも低圧の第二圧力で動作する分別蒸留カラムを有する第二カラムの上部に導入する工程と、
    前記第一底部留分を、イソブテンと1−ブテンを含む第二塔頂留分と、2−ブテンを含む第二底部留分とに分離する工程と、
    前記第二塔頂留分を圧縮し、その圧縮された第二塔頂留分を、第一カラムの下部に導入する工程と、を備える方法。
  12. 前記第二底部留分の少なくとも一部を前記第一底部留分と前記第一塔頂留分の少なくとも一方との間接熱交換により加熱することによって、前記第二カラムのための再沸騰蒸気を発生させる工程を更に含む請求項11に記載の方法。
  13. 前記第一塔頂留分との前記間接熱交換が、前記第一塔頂留分の少なくとも一部を凝縮させる請求項12に記載の方法。
  14. 前記凝縮された第一塔頂留分の少なくとも一部を、還流として前記第一カラムに戻す工程を更に含む請求項13に記載の方法。
  15. 冷却水、冷却ガス、冷媒の少なくとも一つとの間接熱交換により、前記第一塔頂留分の少なくとも一部を凝縮させる工程を更に含む請求項13に記載の方法。
  16. 前記第一カラムが、約5バールを超える圧力で操作される請求項11に記載の方法。
  17. 前記第一カラムが、約5.5バール〜約10バールの圧力で操作される請求項16に記載の方法。
  18. 前記第二カラムが、約5バール未満の圧力で操作される請求項16に記載の方法。
  19. 前記第二カラムが、約2バール〜約4.5バールの圧力で操作される請求項18に記載の方法。
  20. 前記第二底部留分が、イソブテン、1−ブテンおよび2−ブテンの総重量を基準として、イソブテンを3重量%未満含む請求項11に記載の方法。
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