JP2012515858A - 製紙機の改善された脱水性能をもたらすシステムおよび方法 - Google Patents

製紙機の改善された脱水性能をもたらすシステムおよび方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2012515858A
JP2012515858A JP2011548185A JP2011548185A JP2012515858A JP 2012515858 A JP2012515858 A JP 2012515858A JP 2011548185 A JP2011548185 A JP 2011548185A JP 2011548185 A JP2011548185 A JP 2011548185A JP 2012515858 A JP2012515858 A JP 2012515858A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
doctor blade
blade holder
doctor
doctoring system
doctoring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011548185A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5642092B2 (ja
Inventor
ロバート ピー ジョンソン
デイビッド ジェイ リーマン
アレン ジェイ ブラウンズ
Original Assignee
カダント インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=42104394&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2012515858(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by カダント インコーポレイテッド filed Critical カダント インコーポレイテッド
Publication of JP2012515858A publication Critical patent/JP2012515858A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5642092B2 publication Critical patent/JP5642092B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21GCALENDERS; ACCESSORIES FOR PAPER-MAKING MACHINES
    • D21G3/00Doctors

Landscapes

  • Paper (AREA)

Abstract

製紙機のためのドクタリングシステムが開示され、このドクタリングシステムは、ドクターブレード10と流体補助手段とを含む。ドクターブレード10は、ドクターブレードホルダ14に連結され、可動面13を清掃するものである。ドクターブレードホルダ14は、ドクターバック18に連結される。流体補助手段は、大気圧より高い正圧のかかった流体を供給するものであり、可動面13が動く際に可動面13およびドクターブレード10の後続面に隣接する負圧領域Bに大気圧より低い負圧が発生するように、可動面13の動きの方向に概ね沿う方向Aに向けられる。

Description

本発明は、ドクターブレードシステムに関し、特に、所望のドクターブレードホルダの性能を維持しながら、水またはカスの除去を容易に行う改善された構成に関する。
本願は、開示全体を本願に引用して援用する2009年1月23日出願の米国特許出願第61/146,885号に対する優先権を主張する。
抄紙機(paper machines)や他の巻取紙の操作用途における多くのロールの清掃およびシートの脱水(sheet shedding)は、一般にドクターブレードホルダと称されるドクターブレード支持装置を伴う。典型的に、ドクターブレードホルダは、ドクターバックに取り付けられる。ドクターバックは、抄紙機の幅をまたぐ特に丈夫な梁である。ドクターブレードの後方部分はホルダの中に受けられ、ホルダは清掃される表面に対して所定の位置にブレードを支持する。ホルダは、ブレードの前部部分にあるブレードの作用縁部を隣接の可動面に当てるように、ドクタリング組立体(doctoring assembly)と協働する。
抄紙機のための従来のあるドクタリング装置は、二重ドクターを備えている。すなわち、第1ドクターがロールの表面を清掃する一方で、典型的に遠心力の影響の下で流体の表面張力の減少によるいくらかの追加の影響によって可動面の貫通穴、めくら穴または溝などの機械加工された構成から除去され得る水およびカスを、第2ブレードが運び去る。しかしながら、これは多くの場合、ロールを適度に脱水するのには十分でない。
特許文献1は、製紙機において使用されるロール表面または布を清掃する方法および装置を開示しており、ドクタリング要素は、1つまたは2つの一体型のドクターブレードならびに一体型のガスチャンバを含み、このガスチャンバは、1つのドクターブレードを有するドクタリング装置の出口側、および2つのドクターブレードを有するドクタリング装置のブレード間領域に、加圧されたガス(たとえば圧縮空気)を供給する。圧縮空気は、水または汚れの除去能力を高めるために供給される。しかしながら、開示されている各装置は、ドクタリング要素内にガスチャンバを形成する構造体と一体になったドクターブレードを伴う。
このような一体型のドクターブレードの使用は、ドクターブレードが摩耗しすぎたときには常にドクタリング要素全体を取り換えることが必要となる。ドクタリング装置は、また、ロールに対して位置調整可能であるように開示されておらず、ロールに対して調整が可能な位置決め精度ならびにドクターブレードの細長い長さに沿ったロールのドクタリング時の柔軟性をもたらすドクタリング装置に、このような一体型のガスチャンバがどのように組み込まれ得るのかは全く明らかとなっていない。このようなシステムのさらなる欠点は以下を含む。1)装置がホルダと一体でない。2)装置がブレードの一部分であり、したがって、摩耗したり損傷したりしたときには交換しなければならず、非常に高価となる。3)装置は非常に剛性が高く、ロール表面によく適合する能力を欠く。4)脱水の目的に使用される空気放出のための構成および幾何学的形状が十分な脱水をもたらすことができない。5)装置の空気放出口は常に開いており、装置が加圧されていないときには異物が環境から入ることがあり、この異物の進入は機械の保守の際には加圧された空気をかけることによって回避できるが、それに関する追加のコストの不利益が伴う。
特許文献2は、トレーに対する上側の保持部材の位置がアンロードチューブおよびロードチューブによって調整され得るようにトレーに対して枢動するように取り付けられた平坦な上側の保持部材を含むドクターブレードホルダ装置を開示する。上側の保持部材はまた、上側の保持部材から複数の分岐導管を介して共通のヘッダーにそれぞれ連結される複数の分配通路を含む。したがって、加圧された流体は、導管の中を別々に進んでドクターブレードホルダ装置に沿った個々の領域のそれぞれに到達する一方で、ドクターブレードの細長い長さに沿ってロールの方へ向けられる際に十分に均等な圧力を維持しなければならない。
米国特許第6,491,791号明細書 米国特許第6,139,638号明細書
したがって、ドクターブレードホルダシステムの柔軟性またはドクタリング工程の有効性を制限することなくカスの安定した除去を容易にし、特に、たとえば抄紙機のサクションプレスをドクタリングする機械などにおいて、ドクターブレードの清掃性能を保持または改善しながら、様々な抄紙機のロールに作用するドクター装置の脱水性能を改善する、費用効果のよいドクターブレードホルダシステムが依然として必要とされている。
一実施形態によると、本発明は、製紙機のためのドクタリングシステムを提供し、このドクタリングシステムは、ドクターブレードと流体補助手段とを含む。ドクターブレードは、ドクターブレードホルダに連結され、可動面を清掃するものである。ドクターブレードホルダは、ドクターバックに連結される。流体補助手段は、大気圧より高い正圧のかかった流体を供給するものであり、可動面が動く際に可動面およびドクターブレードの後続面に隣接する負圧領域に大気圧より低い負圧が発生するように、可動面の動きの方向に概ね沿う方向に向けられる。
別の実施形態によると、ドクターブレードは、穴を含むロールを脱水するものであり、流体補助手段は、大気圧より高い正圧のかかった空気を供給するものである。ロール表面の穴の中から水を抜くように、ロールが回転する際に可動面およびドクターブレードの後続面に隣接する負圧領域に大気圧より低い負圧が発生するように、ロールの回転の方向に概ね沿った方向に空気が向けられる。
さらなる実施形態によると、本発明は、抄紙時にロール表面を処理する方法を提供する。本方法は、ドクターブレードホルダをドクターバックに連結するステップと、ドクターバックに対してドクターブレードを枢動的に調整するステップと、大気圧より高い正圧の空気圧をかけるステップとを含む。ロールの回転時にロールの表面に隣接しドクターブレードおよびドクターブレードホルダの後続面に隣接する負圧領域に大気圧より低い負圧がかけられるように、正圧の空気圧は、ロールの回転の方向に概ね向かう方向に空気を向ける。
本発明の一実施形態によるドクタリングシステムを示す例示的な線図である。 図1に示されるドクターブレードホルダの下側を示す例示的な線図である。 均一に間隔のあいた開口を有する図2のドクターブレードホルダを示す例示的な線図である。 不均一に間隔のあいた開口を有する図2のドクターブレードホルダを示す例示的な線図である。 本発明の別の実施形態によるドクタリングシステムを示す例示的な線図である。 図4のドクターブレードおよびドクターブレードホルダの下側を示す例示的な線図である。 図4のドクターブレードおよびドクターブレードホルダの近位側を示す例示的な線図である。 本発明のさらなる実施形態によるドクタリングシステムを示す例示的な線図である。 本発明のさらなる実施形態によるドクタリングシステムを示す例示的な線図である。 本発明のさらなる実施形態によるドクターブレードおよびドクターブレードホルダの下側を示す例示的な線図である。 本発明のさらなる実施形態によるドクターブレードおよびドクターブレードホルダの下側を示す例示的な線図である。 本発明のさらなる実施形態によるドクターブレードおよびドクターブレードホルダの下側を示す例示的な線図である。 本発明のさらなる実施形態によるドクターブレードおよびドクターブレードホルダの下側を示す例示的な線図である。 本発明のさらなる実施形態によるドクタリングシステムを示す例示的な線図である。 本発明のさらなる実施形態によるドクタリングシステムを示す例示的な線図である。 本発明のさらなる実施形態によるドクタリングシステムを示す例示的な線図である。 本発明のさらなる実施形態によるドクタリングシステムを示す例示的な線図である。
以下の説明は、添付の図面を参照することでさらに理解されるであろう。図面は、例示の目的のみのために示され、必ずしも縮尺通りではない。
本発明は、サクションプレスロールなどの抄紙機のロールを脱水する改善されたドクタリング装置を提供する。この装置では、ロールまたは他の可動面の機械加工された構成、例えば、貫通穴、めくら穴(部分的に開けられた穴)および溝などが、除去される必要のある不要な水を運び去る。このドクタリング装置は、脱水の能力を有するいくつかの構成を含む。ある実施形態では、このドクタリング装置の柔軟性は、脱水のための構成をホルダ装着のための構成と一体にすることによって保たれる。これは、繊維強化された引出し成形または金属の押出し成形の使用によって達成される。
ある実施形態では、この装置は、引出しまたは押出し工法の結果として一体的に形成される複数の取り付け用の構造体を含む。さらに、ロール表面の清掃には従来のドクターブレードの摩耗消耗品がそのまま用いられ、別個になった低コストの消耗品のままである。脱水のための構成を備えたホルダそのものは、摩耗のための交換は全く必要ない。空気がほとんどの用途に適するが、本発明の装置の様々な実施形態のシステムはまた、蒸気またはさらに液体などの他の流体での使用にも適する。
一実施形態によると、本発明は、たとえば、水を運ぶ抄紙機ロールのドクタリングに使用される機械式の流れ装置組立体を提供する。図1は、そのようなシステムの一実施形態を示す。このシステムは、11で示される方向に回転するロール12に当てられる別個のドクターブレード10を含む。ドクターブレード10は、ドクターブレードホルダ14の受け領域の中に取り外し可能に受けられる。ドクターブレードホルダ14は、ドクターブレードホルダ14に一体化された取り付け用構造体24を介して、(ドクターバック18に連結された)チューブトレー16に連結され、これらは棒28によってチューブトレー上の構造体26に接合される。アンロードチューブ20およびロードチューブ22(本明細書では概ねロードチューブ20,22と称する)に流体圧力を導入する、または、そこから流体圧力を放出することによって、ロードチューブ20,22は、ロール表面12に対してドクターブレード10を外したり、または、当てたりする。
正圧のかかった流体がプレナム30に供給され、1つ以上の開口32を介してプレナム30から放出される。さらに図2に示されるように、1つ以上の開口32は、ドクターブレードホルダ14の細長い幅に沿って一連の開口を備え得るか、または、他の実施形態によると、たとえば、図4〜6に関して以下にさらに議論されるように、単一の細長い開口または溝穴を備え得る。組立体装置は、従来の方式でロードチューブ20,22によって載せられ、放出用開口部32を介して加圧された空気を送るようにドクターブレードホルダ14内に一体型のプレナム30を含む。組立体装置は、正圧のかかった組立体に支障をきたすことなく取り外しおよび交換が可能である別個のドクターブレード10を含む。
ドクターブレードホルダ14は、繊維強化された引出し成形品から形成され得るか、または、同じもしくは他の実施形態では金属の押出し成形品であり得る。引出し成形品は、図2にさらに示されるように、引出しまたは押出し工法の結果として一体的に形成される取り付け用の構造体24を含み得る。さらなる実施形態によると、取り付け用の構造体24は、たとえば図4〜6に関して以下にさらに議論される一連の一体的に形成された取り付け用の構造体として設けられ得る。この装置組立体は、穴(貫通穴またはめくら穴)を有するロールから水を除去するため、そのような穴および溝を有するロールから水を除去するため、または、動いている巻取紙などの抄紙作業における他の可動面から水を除去するために使用され得る。他の実施形態では、プレナムの構成は、静止したチューブの運搬器に一体化され得るか、またはドクターバックに直接取り付けられ得る。
ドクターブレードホルダ14の一続きの開口32はプレナム30に隣接し、ロールの回転の方向に概ね沿った方向に、空気などの流体を図1にAで示すようにプレナム30から放出できるものであり、ブレード10の後続面とロール表面13との間にBで示すような低圧力領域を生じさせる。低圧力は、ロール12の穴15の中から水を引き出す。穴15は、貫通穴またはめくら穴であり得る。空気のシャワーは、ロールから離れる方向ではなく、ロールに対してほぼ平行であるがわずかにロールの方へ向かうように向けられる。境界壁35が、所望の方向に空気を案内するのを助ける。
一体型の流れプレナムおよび放出の主な機能は、穴15の中に存在する水を取り除く遠心力を補助するように、図1にBで示すホルダおよびブレードの下に真空を生じさせることである。図2を再度参照すると、各開口32は間隔をあけすぎるべきでなく、間隔があきすぎていると、流体の逆流が33で示すように各開口の間に生じ得る。これらの別個の開口は、したがって、間隔があきすぎていると、各開口の間に上流に戻るように空気を補給する流れの道筋をもたらす不利益を有し得る。この封止の欠陥を制限するために、各開口は1インチ(約2.54cm)未満の間隔をあけられるべきである。1インチを超える間隔の開口では追加の補充空気がさらに増え、それが真空レベルを損なう(低下させる)。流体ノズルおよび流体を供給するプレナムの両方を含むこのようなドクターブレードホルダの使用は、既存のドクタリング機器に対するアップグレード(たとえばDST−Eホルダの直接的な改造)および新しい設備の両方に非常によく適している。
図3Aは、機械が大型である場合に、プレナム内の中央の領域の空気圧の低下が、34で示すように、プレナム圧力を均一でなくするのに十分な大きさであること、すなわち、圧力がドクターブレードホルダ14のプレナム30の入口36、38の近くでより高くなり、37で示す中央の近くでより低くなり得ることを示す。これが不均一な空気の放出を引き起こし、水の除去についていくらかの不均一な影響を有し得る。このプレナム圧力の偏りを補うために、開口の間隔は、圧力変化を補うように不定にすることができ(たとえば、開口は、ドクターブレードホルダ14’のプレナム30’では端部36’および38’よりも中央37’の近くでより互いに近くなり得る)、こうして、図3Bの34’に示すような均一な空気の放出の流速を維持する。
空気放出用の開口は、別の実施形態によれば、連続的な溝穴であり、空気のシャワーはやはり、ロールから離れる方向ではなく、ロールに対してほぼ平行であるがロールの方へわずかに向かう方向に向けられる。特に図4および5に示すように、一体型の取り付け用構造体44ならびにドクターブレード48を受けるブレード受け部分46をやはり含むドクターブレードホルダ42の中にプレナム40が設けられる。一体的に形成された取り付け用構造体44は、棒54によって、一体的に形成された取り付け用構造体50のチューブトレー52の上に連結される。チューブトレー52は、また、ドクターバック57に連結する一体型のドクターバック取り付け用構造体56を含み得る。ロードチューブ58および60は、図1のロードチューブ20、22について上述したように、表面62またはロール64に対してブレードを位置決めするために使用される。
ドクターブレードホルダ42の連続的な溝穴開口部66がプレナム40に隣接し、(63で示される)ロールの回転の方向に概ね沿った方向に空気などの流体をCで示すようにプレナムから放出できるようにし、Dで示すようにブレード48の後続面とロール表面62との間に低圧の領域を生じさせる。この低圧が、ロール64の穴68および溝69の中から水を引き出す。
境界壁43は、所望の方向に空気を案内するのを助ける。高速の空気のシャワーが、ホルダの下に留まっている大気と相互作用してそれにかなりの剪断を与え、そうして、留まっている空気をロールの回転方向に一致する流れの方向に引っ張る。ホルダの下のこの貫通する空気の流れは、ホルダの周囲の封止されていない位置からの空気の進入によって補充される。溝穴が連続的であるので、それが原理上、そうでなければホルダおよびブレードの下の空いた容積の中へと上流に戻るように流れる傾向がある補充空気の流れに対して封止する。
図6のEに示すように、補充空気の源は、ブレードおよびホルダの縁部からである。補充空気の流れに対する抵抗がある限り、ホルダおよびブレードの下に真空が生じられ、その真空が水を穴から取り除くのを助ける。空気の放出の流速を増すこと、および補充空気の流れを減少させることによって、より高い真空レベルが達成され得る。反対に、ブレードおよびホルダの下の貫通する空気流は、空気プレナムの放出の流速およびブレード縁部を介する補充空気の両方を増加させることによって増すことができる。いくつかの用途では、たとえばティッシュの製造機械などの高速機械の中に留まっている水を運び去るのを助けるためには、最大の真空ではなくいくらかの公称の真空のみを達成し、その代わりに、(端部を介する)より高い補充の流速を公称の真空と組み合わせることがより有利となり得る。
図7に示すように、連続的溝穴または一続きの穴のいずれかを介する空気放出の領域(70で示す)は、留まっている空気の最も効果的な剪断を可能にし、より高い真空を発生させるように、貫通した空気経路72の(74で示すように)可能な限り近くに配置される。空気放出の領域70は、また、ドクターブレード48の後続面の下の領域78に高真空を発生させるように、ドクターブレードホルダ42の境界壁43の近く(76で示す)に配置されるべきである。
図8に示すさらなる実施形態によると、(一連の穴または連続的溝穴のいずれかとして設けられた)放出用開口部80は、ドクターブレードホルダ84のプレナム82と連通している。放出用開口部80は、また、圧力によって所望の連続的な間隙まで開き、運転条件の下で適切な空気流の放出量を送る放出用端部部分87を有する(たとえば合成材料または金属材料から形成された)予め負荷のかかったフラッパーばね86と連通している。予め負荷のかかったフラッパーばね86は、細長い形状に形成することができ、その細長い形状は、図示のようにドクターブレードホルダ内の相補的な細長い形状の凹部の中に受けられる。ドクターブレードホルダ84は、また、93で示される方向に回転するロール94の表面92を清掃するように、受け領域90にドクターブレード88を受け得る。ロール94は、上述のように穴(貫通穴またはめくら穴)ならびに溝を含み得る。空気の放出が必要でないときには、圧力が止められてフラッパーが間隙を閉じ、不必要な異物の進入を防ぐ。予め負荷のかかったフラッパーがない場合は、機械の停止時に異物がプレナムに入らないように加圧された空気が必要となり得る。
ブレードおよびホルダの縁部を介して補充空気が入るのを制限するために、2つ以上の囲われた壁の構成が、図9および10に示すようにドクターブレードに、またはドクターブレードホルダに、または図11および12に示すようにその両方に加えられ得る。特に、図9に示すように、囲い板100がドクターブレード102の2つの端部(そのうちの1つが示されている)のそれぞれに配置され得る。囲い板は、ドクターブレード102の下の領域に補充空気が入るのを抑制する。ドクターブレード102は、ドクターブレードホルダ104に連結され、それが上述のようにチューブトレー106に連結される。空気が導管ポート110を介してプレナム108に供給され、プレナム108は、ポート110がプレナム108と中で連通する封止された端部構造体112を含む。ロールに対してほぼ平行であるが、ロールの方へわずかに向かう方向に向けられる空気などの流体を放出するように、連続的な溝穴114(または一続きの開口)の形態の開口が、上述のようにプレナム108と連通する。
(同様の要素が図9と同じ参照符号で示される)図10にさらに示すように、ドクターブレード102は、ドクターブレード102の下側に沿って間隔のあいた位置に配置される複数の中間の囲い板116をさらに含み得る。
図11および12に示すように、囲い板120がドクターブレード122の2つの端部(やはり一方のみが示される)のそれぞれに配置され、囲い板124がドクターブレードホルダ126の2つの端部(一方が示される)のそれぞれに配置され得る。囲い板120は、補充空気がドクターブレード122の下の領域に入るのを抑制し、囲い板124は、補充空気がドクターブレードホルダ126の下の領域に入るのを抑制する。ドクターブレード122はドクターブレードホルダ126に連結され、それが上述のようにチューブトレー130に連結される。空気が、導管ポート134を介してプレナム132に供給され、プレナム132は、ポート134がプレナム132と中で連通する封止された端部構造体136を含む。ロール140が139で示される方向に回転する際に、ロール140に対してほぼ平行であるが、ロール140の方へわずかに向かう方向に向けられる空気などの流体を放出するように、開口128は連続的な溝穴の形態であり、上述のようにプレナム132と連通する。
さらに、図12に示されるように、囲い板120および124(ならびに図9および10の囲い板100および116)は、処理されるロール140の表面138の近くに配置される。囲い板100、116および120はドクターブレードと一体的に形成され、囲い板124はドクターブレードホルダと一体的に形成される。
ドクターブレードはロール表面との接触の結果として摩耗する。ブレードが摩耗するにつれて、ホルダおよび一体になったプレナムが回転し、ロールに向かって移動する。ロール表面に対するその位置および向きが変化するにつれて処理能力が変化する。長い期間にわたってロール表面に対して一定に近い位置を保持するために、好ましいブレードの幾何学的形状は、ブレードの摩耗率が低いものであり、そのようなブレードは、図10を参照して上述したように、囲いのついた端部がその長さに沿って一定期間ごとに再生されるものである。代替として、より厚い囲われた外形がブレードの全長に沿って押し出され、その結果、厚い一定の断面のブレードになり得る。このような厚い断面のブレードはまた、縁部の補充空気に対する有利な封止をもたらし、したがってドクターブレードホルダとともに、ドクターブレードホルダの下の真空レベルを上昇させる。
本発明のある実施形態のドクターブレードホルダは、上記に開示されたように個々のドクターブレードを受けるように設計される。個々のドクターブレードは、長手方向に沿って多大な柔軟性を保持する。ブレードが、整列不良の箇所および中高になったロール面、ならびに他の変形箇所をうまく通り抜けることができるようにするために、この柔軟性は重要である。この柔軟性は、効果的なドクタリングの主たる決定因子であり、この柔軟性を増加させることは、何十年にもわたってドクターブレードおよびドクター組立体の設計の目標であった。たとえば米国特許第6,491,791号に開示されている一体型のドクターブレードおよびドクターブレードホルダの使用は、柔軟性を抑制し、ドクタリングの有効性を低減する。脱水の用途では特に、固いブレードは、ロール表面をうまく通り抜けるのが難しく、そのため、補充空気がブレードの先端の下の接触していない位置を通過することができ、真空を低下させてしまう。水の除去は損なわれてしまう。
ある先行技術のドクタリングシステムは、本体品(ドクタリング組立体)の上に接ぎ合わされた摩耗消耗品(ドクターブレード)を含み、摩耗消耗品が消耗しきったときには本体品全体を廃棄することが必要になる。対照的に、本発明は摩耗品のドクターブレードを本体品とは別にしており、ドクタリング組立体をその元の性能レベルに回復させるためにはドクターブレードのみの交換を必要とする。
図13は、本発明のさらなる実施形態を示し、プレナム152および1つ以上の開口154を含む別個の流れ装置部材150が、ドクタリングシステムの上板158に留め具156で取り付けられる。ドクターブレード160は部材150に取り付けられ、上板158はチューブトレー162に回転可能に連結される。この場合、流れ装置部材150はまた、ドクターブレード160の下側に必要な支持をもたらす。好ましくは、この流れ装置部材は、引出し成形された繊維強化プラスチック(FRP)または金属の押出し品から作られる。空気の放出の向きとともに、この流れ装置部材の外側の、ロールに面する外形は、上述の第1実施形態のものと同一である。チューブトレー162は、(上述のように)ロードチューブ164および166を含み、ドクターバック168に連結される。ドクターブレードは、上述のようにロール172の表面170を清掃する一方で、ロールが171に示される方向に回転する際にロール172を脱水するように、プレナム152に供給される空気などの流体が1つ以上の開口154を介して向けられる。
図14は本発明のさらなる実施形態を示し、流れ装置部材180が、引出し成形された繊維強化プラスチック(FRP)または金属の押出し成形品ではなく、ステンレス鋼などの金属から作製される。別個の流れ装置部材180は、内部プレナム182、中間プレナム184、および(上述のような)1つ以上の開口186を含む。部材180は、ロードチューブ192およびアンロードチューブ194を含むチューブトレー190の上板188に留め具186で取り付けられる。チューブトレー190は、ドクターバック196に連結される。ドクターブレード198は上板188に取り付けられ、上板188はチューブトレー190に回転可能に連結される。ドクターブレードが、ロール202が上述のように201で示された方向に回転する際にロール202の表面200を清掃する一方で、空気などの流体がプレナム182に供給される。プレナム184の中からの空気などの流体は、上述のようにロール202の脱水をもたらすように1つ以上の開口186を介して向けられる。
図15は、本発明のさらなる実施形態を示し、流れ装置部材210は、ドクタリングシステムのチューブトレー212の一体的な部分である。この流れ装置部材210およびチューブトレー部材212は、引出し成形された繊維強化プラスチック(FRP)もしくは金属の押出し品から作られるか、または、ステンレス鋼などの金属から作製され得る。流体放出用の開口214の向きとともに、この流れ装置部材の外側の、ロールに面する外形は、上述の実施形態のものと同じである。流れ装置部材210は、上述のように空気などの流体を119で示される方向に回転するロール220の表面218に概ね沿って供給する内部プレナム216および1つ以上の開口214を含む。上板222は、チューブトレー212に回転可能に連結され、ドクターブレード224は上板222に取り付けられる。チューブトレー212に対するドクターブレード224の動きは、上述のようにロードチューブ226およびアンロードチューブ228によってもたらされる。ドクターブレードが上述のようにロール220の表面218を清掃する一方で、上述のようにロール220の脱水をもたらすように、プレナム216に供給される空気などの流体が1つ以上の開口214を介して向けられる。
図16は、本発明のさらなる実施形態を示し、流れ装置部材230が、ドクターブレードホルダ234およびドクターブレード236に非常に近接してドクターバック232に留め具で取り付けられる。流れ装置部材230は、上述のようにロール244の表面242に概ね沿って流体を供給するプレナム238および1つ以上の開口240を含む。部材230がドクターバック232に直接取り付けられ、チューブトレー246がドクターバック232に取り付けられる一方で、上板234がチューブトレー246に回転可能に連結される。チューブトレー246に対するドクターブレード236の動きは、上述のようにロードチューブ248およびアンロードチューブ250によってもたらされる。好ましくは、この流れ装置部材およびチューブトレー部材は、引出し成形された繊維強化プラスチック(FRP)または金属の押出し成形品から作られる。ノズルの向きとともに、この流れ装置部材の外側の、ロールに面する外形は、上述の第1実施形態のものと同じである。ドクターブレードが上述のようにロール244の表面242を清掃する一方で、上述のようにロール244の脱水をもたらすように、プレナム238に供給される空気などの流体が1つ以上の開口240を介して向けられる。
本発明の精神および範囲から逸脱することなく、多くの変形例および変化例が上記の開示された実施形態に行われ得ることを当業者は理解するであろう。

Claims (20)

  1. 製紙機のためのドクタリングシステムにおいて、
    ドクターブレードホルダに連結されたドクターブレードであって、前記ドクターブレードが可動面を清掃するものであり、前記ドクターブレードホルダがドクターバックに連結されたドクターブレードと、
    大気圧より高い正圧のかかった流体を供給する流体補助手段であって、前記可動面が動く際に前記可動面および前記ドクターブレードの後続面に隣接する負圧領域に気圧より低い負圧が発生するように、前記可動面の動きの方向に概ね沿う方向に前記流体が向けられる流体補助手段と、
    を備えることを特徴とするドクタリングシステム。
  2. 請求項1に記載のドクタリングシステムであって、前記ドクターブレードホルダが、引出し成形された材料から形成されることを特徴とするドクタリングシステム。
  3. 請求項2に記載のドクタリングシステムであって、前記引出し成形された材料が、繊維および高分子樹脂の複合材料を含むことを特徴とするドクタリングシステム。
  4. 請求項1に記載のドクタリングシステムであって、正圧のかかった前記流体が、前記ドクターブレードホルダ内のプレナムから供給されることを特徴とするドクタリングシステム。
  5. 請求項1に記載のドクタリングシステムであって、圧力のかかった前記流体が、前記ドクターブレードホルダとは構造的に別になったプレナムから供給されることを特徴とするドクタリングシステム。
  6. 請求項5に記載のドクタリングシステムであって、前記プレナムが、前記ドクターブレードおよび前記ドクターブレードホルダの一方に取り付けられることを特徴とするドクタリングシステム。
  7. 請求項5に記載のドクタリングシステムであって、前記プレナムが、前記ドクターバックに取り付けられることを特徴とするドクタリングシステム。
  8. 請求項1に記載のドクタリングシステムであって、前記流体補助手段が、前記ドクターブレードとは別の構造体として形成され、前記流体補助手段に影響を及ぼすことなく、前記ドクタリングシステム内でドクターブレードを脱着できるようにすることを特徴とするドクタリングシステム。
  9. 請求項1に記載のドクタリングシステムであって、正圧のかかった前記流体が、前記ドクターブレードホルダの細長い開口を介してプレナムから供給されることを特徴とするドクタリングシステム。
  10. 請求項1に記載のドクタリングシステムであって、正圧のかかった前記流体が、前記ドクターブレードホルダの細長い開口を介してプレナムから供給され、前記開口が、フラッパーばねの偏向によって形成されることを特徴とするドクタリングシステム。
  11. 請求項10に記載のドクタリングシステムであって、前記フラッパーばねが前記ホルダに対して予め負荷をかけられ、それによって機械停止時に外部の汚染物質から前記プレナムを封止することを特徴とするドクタリングシステム。
  12. 請求項1に記載のドクタリングシステムであって、正圧のかかった前記流体が、前記ドクターブレードホルダ内のプレナムから前記ドクターブレードホルダの細長い部分に沿った複数の開口を介して供給されることを特徴とするドクタリングシステム。
  13. 請求項12に記載のドクタリングシステムであって、前記ドクターブレードホルダの細長い幅に沿った前記流体の均一な放出の流れを容易にするように、前記ドクターブレードホルダの前記細長い部分に沿った前記複数の開口が、不均一なやり方で互いから相互に間隔があけられていることを特徴とするドクタリングシステム。
  14. 請求項1に記載のドクタリングシステムであって、正圧のかかった前記流体が、前記ドクターバックに連結されたプレナム構造体内のプレナムから供給されることを特徴とするドクタリングシステム。
  15. 請求項1に記載のドクタリングシステムであって、前記ドクターブレードホルダが、ドクターブレードの細長い長さの少なくとも一部分に沿って配設される複数の取り付け用構造体を含み、前記複数の取り付け用構造体が、前記ドクターブレードホルダの前記ドクターバックへの枢動的な連結を容易にするものであることを特徴とするドクタリングシステム。
  16. 請求項1に記載のドクタリングシステムであって、位置調整可能な少なくとも1つのチューブを含むチューブトレーに前記ドクターブレードホルダを取り付けることによって、前記取り付け用構造体が、前記ドクターブレードホルダの前記ドクターバックへの枢動的な連結を助けることを特徴とするドクタリングシステム。
  17. 請求項1に記載のドクタリングシステムであって、前記取り付け用構造体が、前記ドクターブレードホルダと一体的に形成されることを特徴とするドクタリングシステム。
  18. 請求項1に記載のドクタリングシステムであって、前記可動面に隣接する前記ドクターブレードホルダのそれぞれの細長い端部に、囲われた壁をさらに含むことを特徴とするドクタリングシステム。
  19. 抄紙機のためのドクタリングシステムにおいて、
    ドクターブレードホルダに連結されたドクターブレードであって、前記ドクターブレードが、穴を含むロールを脱水するものであり、前記ドクターブレードホルダがドクターバックに連結されたドクターブレードと、
    大気圧より高い正圧のかかった空気を供給する流体補助手段であって、前記ロールの表面の前記穴の中から水を抜くように、前記ロールが回転する際に可動面および前記ドクターブレードの後続面に隣接する負圧領域に大気圧より低い負圧が発生するように、前記ロールの回転の方向に概ね沿う方向に前記空気が向けられる流体補助手段とを備えることを特徴とするドクタリングシステム。
  20. 抄紙時にロールの表面を処理する方法において、
    ドクターブレードホルダをドクターバックに連結するステップと、
    前記ドクターバックに対して前記ドクターブレードを枢動的に調整するステップと、
    大気圧より高い正圧の空気圧をかけるステップであって、前記ロールの回転時に、前記ロールの表面に隣接し前記ドクターブレードおよびドクターブレードホルダの後続面に隣接する負圧領域に大気圧より低い負圧がかけられるように、前記正圧の空気圧が、前記ロールの回転の方向に概ね向かう方向に空気を向けるステップとを含むことを特徴とする方法。
JP2011548185A 2009-01-23 2010-01-25 製紙機の改善された脱水性能をもたらすシステムおよび方法 Expired - Fee Related JP5642092B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US14688509P 2009-01-23 2009-01-23
US61/146,885 2009-01-23
PCT/US2010/021962 WO2010085737A1 (en) 2009-01-23 2010-01-25 Systems and methods for providing improved dewatering performance in a papermarking machine

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012515858A true JP2012515858A (ja) 2012-07-12
JP5642092B2 JP5642092B2 (ja) 2014-12-17

Family

ID=42104394

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011548187A Expired - Fee Related JP5661050B2 (ja) 2009-01-23 2010-01-25 製紙機の改善された脱水性能をもたらすシステムおよび方法
JP2011548185A Expired - Fee Related JP5642092B2 (ja) 2009-01-23 2010-01-25 製紙機の改善された脱水性能をもたらすシステムおよび方法

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011548187A Expired - Fee Related JP5661050B2 (ja) 2009-01-23 2010-01-25 製紙機の改善された脱水性能をもたらすシステムおよび方法

Country Status (7)

Country Link
US (2) US8337667B2 (ja)
EP (2) EP2389482B8 (ja)
JP (2) JP5661050B2 (ja)
CN (2) CN102308046B (ja)
BR (2) BRPI1007221B1 (ja)
ES (2) ES2666331T3 (ja)
WO (2) WO2010085741A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012515859A (ja) * 2009-01-23 2012-07-12 カダント インコーポレイテッド 製紙機の改善された脱水性能をもたらすシステムおよび方法
JP2014527068A (ja) * 2011-08-30 2014-10-09 アカデミッシュ メディッシュ セントラム インスリン抵抗性を予防および/または処置する方法
JP2016148118A (ja) * 2015-02-10 2016-08-18 株式会社J−Sonic ドクター装置

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101711188A (zh) * 2008-02-28 2010-05-19 卡登特网络体系股份有限公司 包括至少一个内部增压室的可定位刮刀刀片
DE102011081927A1 (de) * 2011-08-31 2013-02-28 Joh. Clouth Gmbh & Co. Kg Vorrichtung zum Halten von Rakeln
DE102012208201A1 (de) * 2012-05-16 2013-11-21 Voith Patent Gmbh Verfahren zur Erfassung von Verschmutzung einer Papiermaschinenbespannung
CN104070026B (zh) * 2013-03-25 2016-06-01 宝山钢铁股份有限公司 异形辊面的清洁装置
CN105705699B (zh) 2013-04-26 2019-08-02 卡丹特公司 用于刮刀负载和振动测量以及刀片振动缓解的系统和方法
EP2989245B1 (en) 2013-04-26 2020-12-23 Kadant Inc. Doctor blade holders with vibration mitigation
JP6435329B2 (ja) * 2013-11-06 2018-12-05 カダント インコーポレイテッド ドクターブレードホルダ装置
GB201417029D0 (en) * 2014-09-26 2014-11-12 Rogerson Mark E Improved wiper blade for printer roller
EP3844341A1 (en) * 2018-08-31 2021-07-07 Kadant Inc. Doctor blade with polymeric retention means, doctor blade holder comprising such a doctor blade and method for providing rentention means on a doctor blade
DE102019105227B4 (de) * 2019-03-01 2021-04-01 Voith Patent Gmbh Schaber mit Wasserschmierung
CN113815243B (zh) * 2021-08-18 2023-09-15 陕西煤基特种燃料研究院有限公司 一种硬质碳纤维保温材料的成型设备
WO2024008467A1 (de) * 2022-07-07 2024-01-11 Voith Patent Gmbh Schaberhalter und schabvorrichtung

Family Cites Families (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2352220A (en) * 1941-11-28 1944-06-27 Louisville Drying Machinery Co Dehydrating machine
US3149005A (en) * 1960-01-06 1964-09-15 West Virginia Pulp & Paper Co Adjustable mounted, reciprocating doctor device including blade and air blast means
US3010134A (en) * 1960-02-18 1961-11-28 Lodding Engineering Corp Blade holder with pneumatic release
GB1010730A (en) * 1963-08-20 1965-11-24 Harold Eric Baliol Scott Improvements in doctors for paper making machines
GB1208383A (en) * 1968-10-01 1970-10-14 Vickerys Ltd Improvements in doctors for paper-making machines
US4185399A (en) * 1978-10-02 1980-01-29 E.B. Eddy Forest Products, Ltd. Doctor blade, drying or sealing assembly
DE3670109D1 (de) 1986-01-28 1990-05-10 Beloit Corp Differenz-druckregler fuer trockner.
JPH07103519B2 (ja) 1988-09-22 1995-11-08 富士写真フイルム株式会社 ロール表面クリーニング装置
ES2047128T3 (es) * 1988-09-29 1994-02-16 Pulp Paper Res Inst Transferencia de hojas continuas celulosicas humedas.
FI83347C (fi) 1989-02-15 1991-06-25 Valmet Paper Machinery Inc Dubbelskavare i pappersmaskin och foerfarande foer reglering av denna.
DE3941242A1 (de) * 1989-12-14 1991-06-20 Voith Gmbh J M Fuehrungsplatte zum einfaedeln einer bahn
JPH0460597U (ja) * 1990-09-27 1992-05-25
DE4108167A1 (de) 1991-03-14 1992-09-17 Voith Gmbh J M Einrichtung zum entfernen von ausschuss
US5657693A (en) * 1993-01-29 1997-08-19 Jpe Co., Ltd. Apparatus for cleaning printing cylinder
FI105114B (fi) * 1994-04-08 2000-06-15 Valmet Paper Machinery Inc Laitteisto paperikoneen telan pinnoitteen kunnostamisessa
US6139638A (en) * 1998-01-27 2000-10-31 Thermo Web Systems, Inc. Fluid assisted doctor
JP3905976B2 (ja) * 1998-03-25 2007-04-18 株式会社ドクター製作所 ドライヤーロール用ドクター装置
JP3907306B2 (ja) * 1998-03-25 2007-04-18 株式会社ドクター製作所 多段式のドクター装置
FI111343B (fi) * 1998-06-09 2003-07-15 Metso Paper Inc Kaavinterä ja terän pidin
FI105577B (fi) * 1999-02-03 2000-09-15 Valmet Corp Paperikoneen kaavinlaitteisto
DE19920230A1 (de) 1999-05-03 2000-11-09 Baldwin Grafotec Gmbh Reinigungsvorrichtung für die graphische Industrie
JP2001254288A (ja) * 2000-03-13 2001-09-21 Aikawa Iron Works Co Ltd ドクタ−装置及びブレ−ドホルダ−の取り出し方法
JP2002105885A (ja) * 2000-09-26 2002-04-10 Sumitomo Heavy Ind Ltd ソフトマチックドクタ
FI20010563A (fi) * 2001-03-20 2002-09-21 Runtech Systems Oy Laitteisto ja menetelmä telapintojen ja/tai kudosten käsittelemiseksi
US6524444B2 (en) * 2001-04-24 2003-02-25 Kadant Web Systems Inc. Removable doctor blade holder
JP4159786B2 (ja) * 2002-01-28 2008-10-01 株式会社ドクター製作所 ドクター装置
DE10251983A1 (de) 2002-11-08 2004-05-19 Helmut Strauch Schaberklingenhaltevorrichtung
FI114328B (fi) 2003-01-30 2004-09-30 Metso Paper Inc Komposiittirakenteinen käsittelylaitteisto
US6942734B2 (en) * 2003-02-20 2005-09-13 Metso Paper, Inc. Treatment equipment
WO2005026437A1 (en) * 2003-09-08 2005-03-24 Kadant Web Systems, Inc. Doctor blade purge system
FI117712B (fi) 2005-06-17 2007-01-31 Metso Paper Inc Komposiittirakenteinen kaavinsovitelma
CN101506435B (zh) * 2006-08-16 2012-06-06 卡当特网络系统股份有限公司 允许高效地组装刮刀组件和更换刮刀刀片的刮刀刀片固定器
PL204172B1 (pl) * 2007-05-16 2009-12-31 Sławomir Stera Uchwyt skrobaka maszyny papierniczej
CN101711188A (zh) * 2008-02-28 2010-05-19 卡登特网络体系股份有限公司 包括至少一个内部增压室的可定位刮刀刀片
ES2666331T3 (es) * 2009-01-23 2018-05-04 Kadant Inc. Sistema para suministrar desempeño de desaguado mejorado en una máquina para fabricar papel

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012515859A (ja) * 2009-01-23 2012-07-12 カダント インコーポレイテッド 製紙機の改善された脱水性能をもたらすシステムおよび方法
JP2014527068A (ja) * 2011-08-30 2014-10-09 アカデミッシュ メディッシュ セントラム インスリン抵抗性を予防および/または処置する方法
JP2016148118A (ja) * 2015-02-10 2016-08-18 株式会社J−Sonic ドクター装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN102308045A (zh) 2012-01-04
EP2389482B1 (en) 2016-05-25
US20100200187A1 (en) 2010-08-12
CN102308046A (zh) 2012-01-04
BRPI1007312A2 (pt) 2020-08-18
EP2389482B8 (en) 2016-08-24
EP2389482A1 (en) 2011-11-30
US20100186770A1 (en) 2010-07-29
JP5661050B2 (ja) 2015-01-28
BRPI1007221B1 (pt) 2020-09-15
WO2010085737A1 (en) 2010-07-29
CN102308045B (zh) 2015-09-16
JP2012515859A (ja) 2012-07-12
ES2588427T3 (es) 2016-11-02
ES2666331T3 (es) 2018-05-04
EP2389481A1 (en) 2011-11-30
US8337667B2 (en) 2012-12-25
WO2010085741A1 (en) 2010-07-29
EP2389481B1 (en) 2018-01-24
US8337666B2 (en) 2012-12-25
CN102308046B (zh) 2014-09-24
JP5642092B2 (ja) 2014-12-17
BRPI1007221A2 (pt) 2016-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5642092B2 (ja) 製紙機の改善された脱水性能をもたらすシステムおよび方法
EP2209942B2 (en) Blade holder for detaching a web threading tail from a moving surface of a fiber web machine
KR100273870B1 (ko) 한 장치에서 미리 결정된 도관을 따라 후속장치로 빠르게 이동하는 이미 건조된 섬유웨브, 특히 티슈웨브를 운반하는 방법 및 장치
ES2219303T3 (es) Conjunto de montaje para una cuchilla rascadora.
US6447646B1 (en) Doctor assembly in a paper machine with a jointed bearing
JPH05228412A (ja) 繊維質帯状体のための塗布装置
CA2319047C (en) Fluid assisted doctor
US20110026993A1 (en) Positionable doctor blade holders including at least one internal plenum
FI110761B (fi) Puhdistuslaitteisto liikkuvan pinnan puhdistamiseksi erityisesti paperikoneessa
FI95611B (fi) Menetelmä ja laite paperikoneella tai sen jälkikäsittelylaitteella rainasta irtoavan pölyn keräämiseksi ja poistamiseksi
CZ20021719A3 (cs) Upevňovač čepele pro sekci s dvojitou formovací tkaninou
CA2043842C (en) Doctor for a suction roll
US20040163587A1 (en) Treatment equipment
JP2004522006A (ja) ロール表面及び/又は布地を処理する装置及び方法
EP0654560B1 (en) Roll cleaning apparatus
US5354426A (en) Apparatus and method for removing debris from forming wire
FI114647B (fi) Sovitelma rainan hallitsemiseksi paperi- tai kartonkikoneen puristinosalla
EP2819790A1 (en) Apparatus and method for cleaning a roll in a fiber web machine and element
KR100670773B1 (ko) 건조된 섬유질 웨브 이송 장치
FI104841B (fi) Paperikoneessa käytettävä kaavin

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140121

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20140414

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20140421

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140722

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140930

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141028

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5642092

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees