JP2012508522A - 整数値データのストリームを圧縮するシステム及び方法 - Google Patents

整数値データのストリームを圧縮するシステム及び方法 Download PDF

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Abstract

新しい圧縮方式を使用することにより、符号化されたデータと関連付けられたビットストリームのサイズ及び複雑さを最小限にする方法及びシステムが提供される。エントロピー符号器は、ラン/データ値の対のリストを受信し、且つラン値及びデータ値を別個にエントロピー符号化して長さ及び大きさのそれぞれに従ってラン値及びデータ値のコードワードを選択し、符号化されたビットストリームにおいて結果として得られるコードワード対、最初にランコードワードを連結する。

Description

本発明は、整数値データのストリームを圧縮するシステム及び方法に関する。
例えばビデオ、画像等を表している整数値ビットストリームを符号化する種々の符号化方式が既知である。既知の符号化方式は、一般に、ランレングス符号化、可変長符号化、差分符号化及びそれらの種々の組合せを含む。
ランレングス符号化は、顕著な均一性を示すデータを圧縮するのに有用であるが、一般に、データ値が次々に異なる可能性の高い場合には非効率的である。後者の場合、ランレングス符号化と他のいくつかの種類の符号化との間で適応可能に切り替えることは、既知の圧縮方式の中では一般的である。切り替えは、一般に、ビットストリームと関連付けられた副情報又は計算により復号器において処理される。これにより、それぞれ、圧縮効率が低下するか又は計算の負荷が増加する。
ランレングス符号化の前に差分符号化を実行するためにランレングス符号化及び差分符号化を使用することは、既知の圧縮方式の中では一般的である。順序付けは、ビットストリームにおいて全てのデータ値に対して符号器が差分を計算し、復号器が和を計算する(すなわち、データ値を再構成する)ことを要求する。
従って、これらの既知の制限を除去するか、あるいはどんなに少なくとも緩和する符号化方式を使用するのが望ましい。
図1は、本発明の一実施形態に従って整数値データのストリームを符号化する方法を示す図である。 図2は、本発明の一実施形態に従ってラン/データ値対のリストを符号化する方法を示す図である。 図3は、例示的な整数値データのストリーム及びそれと関連付けられたランを示す図である。 図4は、本発明の一実施形態に係る符号器−復号器システムを示す図である。
本発明の実施形態は、新しい圧縮方式を使用することにより、符号化されたデータと関連付けられたビットストリームのサイズ及び複雑さを低減する。エントロピー符号器は、ラン/データ値の対のリストを受信し、且つラン及びデータ値を別個にエントロピー符号化して長さ及び大きさのそれぞれに従ってそれらのコードワードを選択し、符号化されたビットストリームにおいて結果として得られるコードワード対、最初にデータ値コードワードを連結する。符号化方式により、画像、ビデオ等を表す符号化されたビットストリームのサイズ及び複雑さを低減する。従って、ビットストリームはより少ない帯域幅で送信されてもよく、符号器及び復号器の双方への計算の負荷が減ってもよい。
図1は、本発明の一実施形態に従ってビットストリームを符号化する方法を示す。実施形態によると、方法は、所定の走査方向に従ってデータ値のアレイを走査する(ボックス100)。方法は、アレイからのデータ値を一連のラン/データ値の対(つい)に変換する(ボックス110)。ボックス120において、ランの値に基づいてコードワードを選択する。同様に、ボックス130において、データ値の値に基づいてコードワードを選択する。ステップ120又はステップ130、あるいは双方のいずれかを実行してもよい。符号化されたラン/データ値データを符号化されたデータ対に連結する(ボックス140)。その後、データは、送信のために更に処理される。
具体的には、ブロック100において、走査方向に従って、例えば画像、ビデオ等を表すソースデータのアレイを走査してもよい。種々のサイズ及び構成のデータアレイに適応してもよい。走査方向に従って考慮される場合に整数の多次元アレイがリニアアレイとして考えられてもよいため、本発明の説明はリニアアレイの例を扱うことが理解されるだろう。
ブロック110において、データ値の1次元アレイは、ランレングス符号化を使用してラン/データ値の対のリストに変換されてもよい。ここで、対の一方の整数(一般に、第1の整数)はランの長さであり、他方の整数(一般に、第2の整数)は対応するランを含むデータの値である。例えば、図3において示されるように、1次元アレイが10個の要素、すなわち{0、0、0、3、3、2、2、2、2、2}から構成される場合、これらの10個の要素は、以下の対、すなわち{(3、0)、(2、3)、(5、2)}に変換されるだろう。結果として得られる対は、0である3個の値、3である2個の値、及び、2である5個の値からそのような順序で構成されたことを示す。
一実施形態において、結果として得られるラン/データ値の対のリストは、ブロック110において、ラン/データ値の差分の対のリストに差分符号化されてもよい。上記において10個の要素アレイが使用された例に戻ると、結果として得られるラン/データ値の差分の対のリストは、{(3、+1)、(2、+3)、(5、−1)}から構成される。ここで、[0−(−1)=+1]、[3−0=+3]及び[2−3=−1]である。通常の状況下では、データ値差分はゼロにならないため、最初のランの先行ラン値を−1として処理することにより(上記の例において示されたように)先行ランに継続することを示し、非ゼロデータ値差分は保証されるだろう(本明細書において詳細に説明されるように、ランがサブランに分割されない限り)。
差分符号化の前にランレングス符号化を実行することにより、差分(符号器)又は和(復号器)は、全てのデータ値毎に1回ではなくラン毎に1回だけ計算される必要がある。このような順序付けの区別は、復号器において特に有用となる。この場合、このような順序付けの区別により、必要な計算量を減少するだけでなく、関連付けられたあらゆる十二音技法(serialism)を除去し、ランの同一のデータ値のうちのいくつかが同時に出力されるようにする。
上述したように、本発明の原理により、差分データ値及び非差分データ値の双方を使用してアプリケーションを発見する。従って、以下において指定されない限り、以下の説明は、包括的な意味で「データ値」を示し、差分データ値及び非差分データ値を同等に示す。
ブロック120、130において、結果として得られるラン/データ値の対のリストはエントロピー符号化される。ランはデータ値から別個に符号化されてもよく、そのような符号化は直列に(例えば、データ値の前のラン等)又は並列に実行されてもよい。本発明の実施形態により、本明細書において提案されたコードブックに基づくエントロピー符号化が要望に応じて他の符号化方式と共に使用される。例えば、本発明の説明は、図2に関して以下に概略的に示される処理に従ってラン値及びデータ値の双方を符号化することを提案するが、提案された方式に従って一方のデータの種類(例えば、ラン)のみを符号化し且つ別の機構に従って他方のデータの種類(例えば、データ値)を符号化できる。従って、本発明の原理は、要望に応じて他の符号化機構と統合されてもよい。
ラン値及びデータ値がエントロピー符号化された後、ブロック140において示されるように、ランコードワード/データ値のリストは連結されてもよく(すなわち、対毎に、結果として得られるデータ値コードワードは、結果として得られるランコードワードと連結される)、これらの連結されたコードワードは、最後の符号化されたビットストリームを共に形成する。対応するランコードワードの前にデータ値コードワードを入れることにより、データ値は、復号化中に、すなわちそのデータ値のランの長さを判定する前に再構成される。それにより、特定のラン値の専用のランレングス復号化が可能になる。例えば、ランコードワード復号化中にランが1であると判定される場合、データ値が既に復元されているために単一のデータ値が出力されることにより、ループを実行する必要はないか、さもなければ一般的な状況に適応しようとする必要がある。これは、計算オーバヘッドが処理から多少除去されることを意味する。
図2は、本発明の一実施形態に従ってエントロピー符号化の方法を示す。ブロック200においてラン/データ値の対が受信され、ブロック205において各対内のランが所定の最大ランレングス内にあるかを確認する。ランは、整数であり、1からソースアレイのサイズの範囲である。エントロピー符号化するために、ランレングスは、例えば2Mの上限を有してもよい。ここで、Mは、ランコードワードのサイズが有限であることを保証するために使用された一般的なパラメータである。例えば、画像に対して、Mは、ランがサブランに分解されなくてもよいように画像のサイズに比例してもよい。
ランは、2Mより長い場合、各サブランが2M以下であるようにサブランに分裂されてもよい。ランがサブランに分裂される場合、第1のサブランは、ランがサブランに分割されなかったかのように同一のデータ値を取得し、後続のサブランの各々はゼロのデータ値を取得する。例えば、ラン/データ値の対(21、+2)について考察する。ここで、M=3とする。この場合、ランが8より長くない(すなわち、2M=23=8)ため、結果として得られるサブラン/データ値の対は、{(8、+2)、(8、0)、(5、0)}(すなわち、8+8+5=21)となる。
それらの長さに依存して、ラン又はサブランは、ブロック210〜225において示されるように、3つの方法のうちの1つで符号化されてもよい。ブロック210において、ランは、「短い」又は「長い」のいずれか一方として分類される。1のランは、ブロック215により示されるように、単一の「1」ビットとして符号化されてもよい。1のランに対して単一のビットを使用することにより、隣接するデータ値が同一でない場合に圧縮効率への影響を最小限にし、復号器が1の符号化されたランと1より大きい符号化されたランとを区別するために符号テストを使用できるという計算上の利点を有する。
「短い」ランは、1より大きいが、所定の閾値2n以下であるランを含んでもよい。ここで、nは、任意に選択されるか又は圧縮されるデータに対して最適な圧縮を達成しようとする方式等を含む多数の所定の方式のうちのいずれかに従って選択されてもよい。短いランは、ブロック220により示されるように、単一の「0」ビットのプリアンブル及びそれに後続するラン値より1小さいnビットの固定長バイナリコードから構成されるn+1ビットで符号化されてもよい。
「長い」ランは、2nより大きいこれらのランを含んでもよい。長いランは、ブロック225により示されるように、n+1個の「0」ビットのプリアンブル及びそれに後続するラン値より1小さいMビットの固定長バイナリコードから構成されるn+1+Mビットで符号化されてもよい。
尚、「短い」ラン及び「長い」ランの双方に対するコードワードは、ラン値より1小さい適切な長さの固定長バイナリコードである。説明された方式に係るランコードブックの一例として、テーブル1を考える。テーブル1は、ランの最大レングスが2048(すなわち、211=2048)であり、且つ「短い」ランが2と16間(すなわち、24=16)のランであるように、M=11及びn=4のランコードブックを示す。
Figure 2012508522
データ値は、大きさに依存して2つの方法のうちの1つで符号化されてもよい。ブロック230において示されるように、データ値は、絶対値に従って「小さい」又は「大きい」のいずれかとして分類される。これにより、単一のプレフィックスビットは2つの場合を区別できる。その結果、データ値コードワードを復号化する際、コードワードの第1のビットがコンピュータのワードの最も重要なビットに現れる場合、データ値が小さいか又は大きいかを判定するために簡単な符号テスト(ゼロと比較して)が実行されてもよい。
「小さい」データ値は、0より大きいが2k以下である大きさ(すなわち、絶対値)のこれらのデータ値を含んでもよい。ここで、kは、任意に選択されるか又は圧縮されるデータに対して最適な圧縮を達成しようとする方式等を含む多数の所定の方式のうちのいずれかに従って選択されてもよい。小さいデータ値は、ブロック235により示されるように、単一の「0」ビットのプリアンブル、データ値の大きさより1小さいkビットの固定長バイナリコード及び差分符号を示す単一のビットから構成されるk+2ビットで符号化される。
「大きい」データ値は、0であるか又は2kより大きいかのいずれかである大きさのこれらのデータ値を含んでもよい。大きいデータ値は、ブロック240により示されるように、データ値モジュロ2Nが後続する単一の「1」ビットのプリアンブルから構成されるN+1ビットで符号化されてもよい。
説明された方式に係るデータ値コードブックの一例として、テーブル2を考える。テーブル2は、k=3及びN=8であるデータ値コードブックを示す。ここで、1の符号ビットは、コードブックが512個のエントリ(すなわち、2*28=512)を含むように、負のデータ値を示すために使用される。
Figure 2012508522
変数n(ランのエントロピー符号化と関連付けられた)及びk(データ値のエントロピー符号化と関連付けられた)は、おそらく符号器により符号化されてもよい種類のもの(例えば、写真、ビデオ等)を表す例示的なデータから収集された統計情報に基づいてもよい。
図4は、本発明の一実施形態に係る符号器400及び復号器500を示す。符号器400は、本明細書において詳細に説明されるように、ハードウェア又はソフトウェアで実現されてもよく、ソースデータ410、整数値データの1次元アレイを受信する。ソースデータ410は、一般に本発明にとって重要でないソース処理動作(例えば、ビデオ符号化処理、オーディオ符号化処理等)を含む種々の他の符号化処理の結果であってもよい。
ラン/データ値符号器420は、ソースデータ410をラン/データ値の対のリストにランレングス符号化してもよい。エントロピー符号器440は、ラン/データ値符号器420からラン/データ値の対のリストを受信してもよく、本明細書において詳細に説明された処理に従ってラン値及びデータ値を符号化してもよい。エントロピー符号器440は、符号化されたビットストリームを形成するように、リストにおいて各対を含む結果として得られるコードワード、符号化されたデータ値を最初に連結してもよい。一実施形態において、架空で示されるように、ラン/データ値差分符号器430は、ラン/データ値符号器420からラン/データ値対のリストを受信してもよく、その対をラン/データ値の差分対のリストに差分符号化してもよい。これは、エントロピー符号器440により処理されてもよい。
送信バッファ450は、符号化されたビットストリームをチャネルに転送する前にそれを格納してもよい。チャネルは、符号化されたビットストリームを復号器に搬送する送信媒体を示してもよい。チャネルは、一般に、例えば通信ネットワーク又はコンピュータネットワークにより提供された光メモリ、磁気メモリ又は電気メモリ等の記憶装置及び通信チャネルを含む。
上述の符号化処理は、受信バッファ510、エントロピー復号器520、ラン/データ値差分復号器530、ラン/データ値復号器540及び復元されたデータストア550を含んでもよい復号器500において逆方向に実行される。各ユニットは、符号器400において対応するユニットの逆のことを実行するもので、ソースデータ410を複製する。復号器500は、符号器400において適用されたソース符号化処理を一致させるようにソース復号化を実行する他のブロック(不図示)を含んでもよい。
先行の明細書は種々の実施形態の詳細な説明を示すが、本発明の法的な範囲は以下に示す請求の範囲の用語により規定されることが理解されるべきである。詳細な説明は、単なる例として解釈されるべきであり、考えられる全ての実施形態を説明することは不可能ではないが非現実的であるため、本発明の考えられる全ての実施形態を説明しない。現在の技術又は依然として本発明を規定する請求の範囲の範囲内のこの特許の出願日の後に開発された技術のいずれかを使用して、多くの他の実施形態が実現されてもよい。
当業者には容易に明らかとなるように、本発明の他の変形及び変更の実現例、並びに種々の態様が存在し、且つ本発明は本明細書において説明された特定の実施形態により制限されないことが理解されるべきである。従って、本明細書において開示され且つ請求された基礎となる基本原理の範囲内の変更、変形又は等価物のいずれか及び全てを範囲に含むことが考えられる。

Claims (45)

  1. 整数値データのストリームに対応するラン/データ値の対データをエントロピー符号化する方法であって、
    長さに基づいて各ランを分類するステップと、
    前記ランが1である場合、1の長さの第1のコードを選択するステップ、
    前記ランが短いとして分類される場合、第1の所定の長さの第1のコードを選択するステップと、ここで、第1の所定の長さの第1のコードの各々が前記他のランの分類を区別するプリアンブルを有し且つ前記ランの長さに基づいた値を有する;
    前記ランが長いとして分類される場合、第2の所定の長さの第1のコードを選択するステップと、ここで、第2の所定の長さの第1のコードの各々が前記他のランの分類を区別するプリアンブルを有し且つ前記ランの長さに基づいた値を有する;
    前記選択された第1のコードをチャネルに出力するステップ
    とを有することを特徴とする方法。
  2. 前記データ値は、前記ストリームにおいて2つの隣接するデータ値から取得された差分データであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記選択された第1のコードを前記チャネルに出力する前に、前記チャネルに前記ラン/データ値の対において前記ランに対応する前記データ値の符号化された表現を出力することを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 大きさに基づいて各データ値を分類するステップと、
    前記データ値が小さいとして分類される場合、第3の所定の長さの第2のコードを選択するステップと、ここで、第3の所定の長さの第2のコードの各々が大きいデータ値を区別するプリアンブルを有し且つ前記データ値に基づいた値を有する;
    前記データ値が大きいとして分類される場合、第4の所定の長さの第2のコードを選択するステップと、ここで、第4の所定の長さの第2のコードの各々が小さいデータ値を区別するプリアンブルを有し且つ前記データ値に基づいた値を有する;
    前記選択された第2のコードを前記チャネルに出力するステップ
    とを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 短いランの長さは1より長く且つ所定の閾値以下であり、
    長いランの長さは前記所定の閾値より長い
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 前記ストリームはビデオを表すことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 前記ストリームは画像を表すことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 整数値データのストリームに対応するラン/データ値の対データをエントロピー符号化する方法であって、
    大きさに基づいて各データ値を分類するステップと、
    前記データ値が小さいとして分類される場合、第1の所定の長さの第1のコードを選択するステップと、ここで、第1の所定の長さの第1のコードの各々が大きいデータ値を区別するプリアンブルを有し且つ前記データ値に基づいた値を有する;
    前記データ値が大きいとして分類される場合、第2の所定の長さの第1のコードを選択するステップと、ここで、第2の所定の長さの第1のコードの各々が小さいデータ値を区別するプリアンブルを有し且つ前記データ値に基づいた値を有する;
    前記選択された第1のコードをチャネルに出力するステップと
    を有することを特徴とする方法。
  9. 前記データ値は、前記ストリームにおいて2つの隣接するデータ値から取得された差分データであることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 前記選択された第1のコードを前記チャネルに出力した後に、前記チャネルに前記ラン/データ値の対において前記データ値に対応する前記ランの符号化された表現を出力することを更に含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
  11. 長さに基づいて各ランを分類するステップと、
    前記ランが1である場合、1の長さの第2のコードを選択するステップと;
    前記ランが短いとして分類される場合、第3の所定の長さの第2のコードを選択するステップと、ここで、第3の所定の長さの第2のコードの各々が前記他のランの分類を区別するプリアンブルを有し且つ前記ランの長さに基づいた値を有する;
    前記ランが長いとして分類される場合、第4の所定の長さの第2のコードを選択するステップと、ここで、第4の所定の長さの第2のコードの各々が前記他のランの分類を区別するプリアンブルを有し且つ前記ランの長さに基づいた値を有する;
    前記選択された第2のコードを前記チャネルに出力するステップと
    を更に含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
  12. 前記ストリームはビデオを表すことを特徴とする請求項8に記載の方法。
  13. 前記ストリームは画像を表すことを特徴とする請求項8に記載の方法。
  14. 小さいデータ値は、大きさが0より大きく且つ所定の閾値以下のデータ値であることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  15. 整数値データのストリームに対応するラン/データ値の対データをエントロピー符号化する方法であって、
    長さに基づいて各ランを分類するステップと、
    前記ランが1である場合、単一のビットを含む第1のコードを選択するステップと、
    前記ランが短いとして分類される場合、第1のコードブックからn+1ビットを含む第1のコードを選択するステップと、ここで、前記選択された第1のコードが前記第1のビットに対する所定のプリアンブルを有し且つ前記残りのnビットに対する値が前記ランの長さに基づく;
    前記ランが長いとして分類される場合、第2のコードブックからn+1+Mビットを含む第1のコードを選択するステップと、ここで、前記選択された第1のコードが前記第n+1ビットに対する所定のプリアンブルを有し且つ前記残りのMビットに対する値が前記ランの長さに基づく;
    前記選択された第1のコードをチャネルに出力するステップと
    を有することを特徴とする方法。
  16. 前記データ値は、前記ストリームにおいて2つの隣接するデータ値から取得された差分データであることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 前記選択された第1のコードを前記チャネルに出力する前に、前記チャネルに前記ラン/データ値の対において前記ランに対応する前記データ値の符号化された表現を出力するステップを更に含むことを特徴とする請求項15に記載の方法。
  18. 大きさに基づいて各データ値を分類するステップと、
    前記データ値が小さいとして分類される場合、第3のコードブックからk+2ビットを含む第2のコードを選択するステップと、ここで、前記選択された第2の符号が前記第1のビットに対する所定のプリアンブルを有し且つ前記残りのk+1ビットに対する値が前記データ値に基づく;
    前記データ値が大きいとして分類される場合、第4のコードブックからN+1ビットを含む第2のコードを選択するステップと、ここで、前記選択された第2のコードが前記第1のビットに対する所定のプリアンブルを有し且つ前記残りのNビットに対する値が前記データ値及びNに基づく;
    前記選択された第2のコードを前記チャネルに出力するステップと
    を更に含むことを特徴とする請求項15に記載の方法。
  19. 前記ストリームはビデオを表すことを特徴とする請求項15に記載の方法。
  20. 前記ストリームは画像を表すことを特徴とする請求項15に記載の方法。
  21. 短いランの長さは1より長く且つ2n以下であり、
    長いランの長さは2nより長い
    ことを特徴とする請求項15に記載の方法。
  22. 短いとして分類されたランの場合、
    前記所定のプリアンブルは「0」ビットであり、
    前記残りのnビットの前記値は、前記ランの長さより1小さいバイナリコードであることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  23. 長いとして分類されたランの場合、
    前記所定のプリアンブルはn+1個の「0」ビットであり;
    前記残りのMビットの前記値は、前記ランレングスより1小さいバイナリコードであることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  24. ランの長さが2Mより長い場合にランを3つ以上のサブランに分裂するステップを更に含み、
    前記各サブランの前記長さは2M以下であり、
    前記第1のサブランと関連付けられた前記データ値は、前記ランと関連付けられた前記データ値に等しく、
    前記第1のサブランの後に各サブランと関連付けられた前記データ値はゼロであることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  25. 整数値データのストリームに対応するラン/データ値の対データをエントロピー符号化する方法であって、
    大きさに基づいて各データ値を分類するステップと、
    前記データ値が小さいとして分類される場合、第1のコードブックからk+2ビットを含む第1のコードを選択するステップと、ここで、前記選択された第1のコードが前記第1のビットに対する所定のプリアンブルを有し且つ前記残りのk+1ビットに対する値が前記データ値に基づく;
    前記データ値が大きいとして分類される場合、第2のコードブックからN+1ビットを含む第1のコードを選択するステップと、ここで、前記選択された第1のコードが前記第1のビットに対する所定のプリアンブルを有し且つ前記残りのNビットに対する値が前記データ値及びNに基づく;
    前記選択された第1のコードをチャネルに出力するステップと
    を有することを特徴とする方法。
  26. 前記データ値は、前記ストリームにおいて2つの隣接するデータ値から取得された差分データであることを特徴とする請求項25に記載の方法。
  27. 前記選択された第1のコードを前記チャネルに出力した後に、前記チャネルに前記ラン/データ値対において前記データ値に対応する前記ランの符号化された表現を出力するステップをを更に含むことを特徴とする請求項25に記載の方法。
  28. 長さに基づいて各ランを分類するステップと、
    前記ランが1である場合、単一のビットを含む第2のコードを選択するステップと、
    前記ランが短いとして分類される場合、第3のコードブックからn+1ビットを含む第2のコードを選択するステップと、ここで、前記選択された第2のコードが前記第1のビットに対する所定のプリアンブルを有し且つ前記残りのnビットに対する値が前記ランの長さに基づく;
    前記ランが長いとして分類される場合、第4のコードブックからn+1+Mビットを含む第2のコードを選択するステップと、ここで、前記選択された第1のコードが前記第1のn+1ビットに対する所定のプリアンブルを有し且つ前記残りのMビットに対する値が前記ランの長さに基づく;
    前記選択された第2のコードを前記チャネルに出力するステップと
    を更に含むことを特徴とする請求項25に記載の方法。
  29. 前記ストリームはビデオを表すことを特徴とする請求項25に記載の方法。
  30. 前記ストリームは画像を表すことを特徴とする請求項25に記載の方法。
  31. 小さいデータ値は、大きさが0より大きく且つ2k以下のデータ値であることを特徴とする請求項25に記載の方法。
  32. 小さいとして分類されたデータ値の場合、
    前記所定のプリアンブルは「0」ビットであり、
    前記残りのk+1ビットの前記値は、前記データ値の前記絶対値より1小さいバイナリコードであり、前記データ値が正又は負であるかを示すために1ビットが使用されることを特徴とする請求項25に記載の方法。
  33. 大きいとして分類されたデータ値の場合、
    前記所定のプリアンブルは「1」ビットであり、
    前記残りのNビットの前記値は、前記データ値モジュロ2Nに対するバイナリコードであることを特徴とする請求項25に記載の方法。
  34. Nは前記データ値のワードサイズに等しいことを特徴とする請求項25に記載の方法。
  35. 整数値データのストリームに対応するラン/データ値の対データのリストをエントロピー符号化するシステムであって、
    前記リストを受信するための入力を有するエントロピー符号器を備え、当該エントロピー符号器は、
    ラン/データ値の対の前記リストをランコードワード/データ値コードワードの対のリストにエントロピー符号化し、前記ランが前記データ値から別個に符号化され、
    全てのランコードワード/データ値コードワードの対に対して、前記データ値コードワードを対応するランコードワードと連結することにより符号化されたビットストリームを生成し、前記データ値コードワードが前記符号化されたビットストリームにおいて前記ランコードワードの前に現れるようにすることを特徴とするシステム。
  36. 前記データ値は、前記ストリームにおいて2つの隣接するデータ値から取得された差分データであることを特徴とする請求項35に記載のシステム。
  37. 前記符号化されたビットストリームはチャネルに出力されることを特徴とする請求項35に記載のシステム。
  38. 各ランコードワードは前記ランの長さに基づくことを特徴とする請求項35に記載のシステム。
  39. 前記ランの前記長さが1である場合、前記ランコードは単一のビットを含み、
    前記ランの前記長さが短い場合、前記ランコードワードは、前記第1のビットに対する所定のプリアンブルを有し且つ前記残りのnビットに対する値が前記ランの長さに基づくn+1ビットを含み、
    前記ランの前記長さが長い場合、前記ランコードワードは、前記第1のn+1ビットに対する所定のプリアンブルを有し且つ前記残りのMビットに対する値が前記ランの長さに基づくn+1+Mビットを含む
    ことを特徴とする請求項35に記載のシステム。
  40. 各データ値コードワードは前記データ値の大きさに基づくことを特徴とする請求項35に記載のシステム。
  41. 前記データ値の前記大きさが小さい場合、前記データ値コードワードは、前記第1のビットに対する所定のプリアンブルを有し且つ前記残りのk+1ビットに対する値が前記データ値に基づくk+2ビットを含み、
    前記データ値の前記大きさが大きい場合、前記データ値コードワードは、前記第1のビットに対する所定のプリアンブルを有し且つ前記残りのNビットに対する値が前記データ値及びNに基づくN+1ビットを含み、
    前記データ値がゼロである場合、前記データ値コードワードは、前記第1のビットに対する所定のプリアンブルを有し且つ前記残りのNビットに対する値が前記データ値及びNに基づくN+1ビットを含む
    ことを特徴とする請求項40に記載のシステム。
  42. コンピュータにより実行された場合に、整数値データのストリームに対応するラン/データ値の対データをエントロピー符号化する方法を実行させる命令のセットで符号化されたコンピュータ可読媒体であって、前記方法は、
    長さに基づいて各ランを分類するステップと、
    前記ランが1である場合、1の長さの第1のコードを選択するステップと、
    前記ランが短いとして分類される場合、第1の所定の長さの第1のコードを選択するステップと、ここで、第1の所定の長さの第1のコードの各々が前記他のランの分類を区別するプリアンブルを有し且つ前記ランの長さに基づいた値を有する;
    前記ランが長いとして分類される場合、第2の所定の長さの第1のコードを選択するステップと、ここで、第2の所定の長さの第1のコードの各々が前記他のランの分類を区別するプリアンブルを有し且つ前記ランの長さに基づいた値を有する;
    前記選択された第1のコードをチャネルに出力するステップと
    を含むことを特徴とするコンピュータ可読媒体。
  43. コンピュータにより実行された場合に、整数値データのストリームに対応するラン/データ値の対データをエントロピー符号化する方法を実行させる命令のセットで符号化されたコンピュータ可読媒体であって、前記方法は、
    長さに基づいて各ランを分類するステップと、
    前記ランが1である場合、単一のビットを含む第1のコードを選択するステップと、
    前記ランが短いとして分類される場合、第1のコードブックからn+1ビットを含む第1のコードを選択するステップと、ここで、前記選択された第1のコードが前記第1のビットに対する所定のプリアンブルを有し且つ前記残りのnビットに対する値が前記ランの長さに基づく;
    前記ランが長いとして分類される場合、第2のコードブックからn+1+Mビットを含む第1のコードを選択するステップと、ここで、前記選択された第1のコードが前記第n+1ビットに対する所定のプリアンブルを有し且つ前記残りのMビットに対する値が前記ランの長さに基づく;
    前記選択された第1のコードをチャネルに出力するステップと
    を含むことを特徴とするコンピュータ可読媒体。
  44. コンピュータにより実行された場合に、整数値データのストリームに対応するラン/データ値の対データをエントロピー符号化する方法を実行する命令のセットで符号化されたコンピュータ可読媒体であって、前記方法は、
    大きさに基づいて各データ値を分類するステップと、
    前記データ値が小さいとして分類される場合、第1の所定の長さの第1のコードを選択するステップと、ここで、第1の所定の長さの第1のコードの各々が大きいデータ値を区別するプリアンブルを有し且つ前記データ値に基づいた値を有する;
    前記データ値が大きいとして分類される場合、第2の所定の長さの第1のコードを選択するステップと、ここで、第2の所定の長さの第1のコードの各々が小さいデータ値を区別するプリアンブルを有し且つ前記データ値に基づいた値を有する;
    前記選択された第1のコードをチャネルに出力するステップと
    を含むことを特徴とするコンピュータ可読媒体。
  45. コンピュータにより実行された場合に、整数値データのストリームに対応するラン/データ値の対データをエントロピー符号化する方法を実行させる命令のセットで符号化されたコンピュータ可読媒体であって、前記方法は、
    大きさに基づいて各データ値を分類するステップと、
    前記データ値が小さいとして分類される場合、第1のコードブックからk+2ビットを含む第1のコードを選択するステップと、ここで、前記選択された第1のコードが前記第1のビットに対する所定のプリアンブルを有し且つ前記残りのk+1ビットに対する値が前記データ値に基づく;
    前記データ値が大きいとして分類される場合、第2のコードブックからN+1ビットを含む第1のコードを選択するステップと、ここで、前記選択された第1のコードが前記第1のビットに対する所定のプリアンブルを有し且つ前記残りのNビットに対する値が前記データ値及びNに基づく;
    前記選択された第1のコードをチャネルに出力するステップと
    を含むことを特徴とするコンピュータ可読媒体。
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