JPH0746142A - データ圧縮方式 - Google Patents

データ圧縮方式

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JPH0746142A
JPH0746142A JP6000561A JP56194A JPH0746142A JP H0746142 A JPH0746142 A JP H0746142A JP 6000561 A JP6000561 A JP 6000561A JP 56194 A JP56194 A JP 56194A JP H0746142 A JPH0746142 A JP H0746142A
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JP6000561A
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James Hedley Wilkinson
ヘドリー ウィルキンソン ジェームズ
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Sony United Kingdom Ltd
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    • H04N5/783Adaptations for reproducing at a rate different from the recording rate

Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像データなどの符号化によるデータ圧縮に
おいて、順次再生されるデータの忠実度に悪影響を及ぼ
さすにデータ圧縮度を高める 【構成】 Mビットデータワードの圧縮に際し、Nデー
タワードのグループを定め、Nデータワードグループの
ビットを、各サブストリームがNデータワードの各ビッ
ト位置に関連しこれらのビット位置からのNデータビッ
トの列から成る一連のサブストリームを含む1つのビッ
トストリームとして出力する。このビットシーケンスを
ランレングス符号化し、更にハフマン符号のようなコン
マレス符号を用いて符号化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ圧縮に関し、詳
しくは画像データ圧縮の分野に関する。
【0002】
【従来の技術】画像データが、サブバンド成分に非相関
化、量子化及びエントロピー符号化されるような画像デ
ータ処理装置が提案されている。量子化を行うと大幅に
データ圧縮が可能であるが、情報量にかなりの損失を伴
う。エントロピー符号化では、データ圧縮を効果的に行
うことができ、情報量の損失はない。
【0003】公知のエントロピー符号化手法は、いわゆ
るランレングス符号化と呼ばれている。代表的なランレ
ングス符号化器は、1データストリーム内の連続するゼ
ロの並び(列)を検出し、ある符号語を割当て、そのデ
ータストリーム内の各ゼロの並びに置き換えている。デ
ータストリームが連続して読み出されるとき、ランレン
グス符号が伸張され、元のデータストリームが再現され
る。
【0004】かかる構成の変形として、合同写真専門家
グループ(Joint PhotographicExperts Group;
JPEG)により考案された規格の中で提案されたラン
レングス符号化法があり、現在国際標準化機構で検討さ
れている。このJPEG規格は、非ゼロ値で終了する一
連のゼロ値が、「事象」として処理され、2語のランレ
ングス符号が割り当てられる。これら2語の符号の構成
は「ランレングス、サイズ」、「振幅」である。「ラン
レングス」変量は、非ゼロ値の前のゼロ値の数を表す。
「サイズ」変量は、連続するゼロ値の並びを終了させる
非ゼロ値の振幅を示すために必要なビット数を表す。ま
た、「振幅」変量は、非ゼロ値の振幅を表す。
【0005】画像データが一旦ランレングス符号化され
ると、次いでハフマン符号化される。ハフマン符号化
は、コンマレス(commaless )符号化方式であり、この
方式により、有効な符号がより長い符号の先頭位置(pr
efix)に配置されない性質を有する1組の符号に、事象
がマッピングされる。最も良く起こり得る事象が、最も
短いハフマン符号にマッピングされる。
【0006】画像信号の符号化に関する他の符号化法
が、「画像符号化への1つの方法としてのユニバーサル
可変長符号化」(Universal Variable Length Coding f
or anApproach to Image Coding」P.デローネ及びベ
・マック著1991年7月8日発行のテレコムン 46
(Ann.Telecommun))と題する論文に提案された。著者
は、エントロピー符号化のいわゆる「スキップ符号化」
手法について述べている。
【0007】スキップ符号化法は、一連の画像サンプル
の符号語を図1に示されているような2次元配列として
表すものである。この2次元配列において、横軸は、各
々の画像サンプルに関する連続する語(ワード)を示
し、縦軸は、一番下(ビット0)の最下位ビット(LS
B)位置から一番上(ビット11)の最上位ビット(M
SB)位置にわたる各ワードのビットを示している。図
1において、各画像ピクセルのサンプルワードは、一次
元のストリームとして示されている。或いは、行及び列
のラスタ走査画像として2次元的に示すのであれば、図
1に対応するアレイは3次元となり、2次元を構成する
行及び列と、各符号語の各ビットとによって3次元が構
成される。図1の網目をかけた部分のビット位置は非ゼ
ロビットを示し、空白部分のビット位置はゼロビットを
示す。ワード0、2、3、6、7、9、10、14、1
5、18、20、21、23は、ゼロビットのみから成
るワードであることを示している。
【0008】上述の論文に記載されているスキップ符号
化法では、サンプルワードのアレイは、一連のビットの
流れとして最上位ビット(MSB)位置から最下位ビッ
ト(LSB)位置へ走査される。しかし、走査は、全ビ
ットを順番にアクセスする訳ではない。例えば図1に示
すように、走査は、左側の最上部の位置(即ち、左側の
MSBの位置;ワード0のビット11の位置)から開始
され、1ワード内の非ゼロビットに達するか、又はゼロ
の所定最大個数mがカウントされるまで、横方向の矢印
A1.1、A1.2に沿って継続される。この個所で、
ランレングス符号は、「1」の出現により終了するゼロ
の数か、又はm個の連続するゼロの数のいずれかで符号
化される。1ワード内の最上位が非ゼロビットに達する
と(例えば8番目のワードの10ビット)、このワード
の全ビットは、縦方向の矢印A2で示す如く符号化され
ずに出力され、8番目のワードがアレイから除去され
る。1ワードが出力されるか又は連続するm個のゼロが
符号化されると、走査順序の次のビットから走査が再開
され(図1のワード9のビット10)、水平方向の矢印
A3.1、A3.2、A3.3に沿って、あとのワード
の最上位の非ゼロビット(ワード19のビット8)に達
するまで継続される。図1において、既にワード8が出
力され、アレイから除去されているためワード8のビッ
ト8はスキップされ(この種の符号化に適用される用
語)ることに注意されたい。次に、ワード19のビット
は、縦方向の矢印A4で示すように符号化されないで出
力され、このワード19がアレイから除去され、走査順
序の次のビット位置(ワード20のビット8)から順に
走査が再開される(図1の横方向の矢印A5.1)。こ
の処理は、ブロック内の最後のビット(23ワード23
のビット0)に達するまで継続される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記論文に提案されて
いる符号化処理は、サンプルデータに対して比較的有効
な符号化法であるが、多くの欠点もある。即ち、この圧
縮符号化法は、ビットに基づいた符号化法であるため、
ワードに基づいた符号化器より速いレートで動作させる
必要がある。従って、高い処理周波数条件に適合させる
ためには、ハードウェアによる構成が都合がよい。更に
この符号化方法では、ランレングス符号化を行うモード
と符号化を行わずにワードのビットを出力するモードと
の間で、繰り返して切り換える符号化処理が必要とな
り、このため、その技術のハードウェアによる実施が複
雑になる。また、データ(例えば画像データ)が、シャ
トル(高速)モードで記憶又は送信されるような場合、
スキップ処理作業を行うためには、走査によって1ワー
ド内の最上位の非ゼロビットに達する時のワード位置及
びこのワードに付随する残りの下位ビットに対しマーカ
フラッグを立てなければならない。例えば、デジタルビ
デオテープレコーダにおいては、記録するデータが記録
ブロックにフォーマットされるので、符号化が必然的に
これらの記録ブロックにわたって分断される。また、再
生時に、所望の記録ブロックに先行する記録ブロックが
検索されない場合、マーカフラッグがどこに立てられた
かを知ることができないので、再生復号器が記録データ
を復元できないことになる。
【0010】従って、本発明の課題は、順次再生される
データの忠実度に悪影響を及ぼすことなく、データ圧縮
度を高めることである。
【0011】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明を第1の
面から見れば、Mビットのデータワード(Mは2以上の
正の整数)を圧縮するデータ圧縮装置であって、a)連
続するビットが、夫々のMビットのデータワードの対応
するビット位置からのものである1組のビットストリー
ムを発生し、N個のデータワード(Nは2以上の正の整
数)より成るグループを画定するグループ画定手段と、
1組のビットストリームとしてN個のデータワードのグ
ループのビットを出力するシーケンス(順序づけ)手段
とを有するビットストリーム発生手段と(各ビットスト
リームは、N個のデータワードの夫々のビット位置に関
連し、夫々のデータワードの当該ビット位置からの一連
のN個のデータビットから成る。)、b)その組のビッ
トストリームをランレングス符号化するシーケンス手段
の出力を入力するために接続されたランレングス符号化
手段と、を具えるものである。
【0012】本発明によりデータワードのグループに対
するビットストリームを出力すると、後続するランレン
グス符号化によって実施が容易な有効で効率的な圧縮が
可能になる。ここでは、ビットがランレングス符号化さ
れる第1モードと、ワードのビットが符号化されずに出
力される第2モードとの間で絶えまなく切換えをする必
要がなくなる。
【0013】また、1データワードグループ内の最上位
のアクティブビットのビット位置を識別し、その最上位
のアクティブビット位置を特定する情報を含むヘッダを
該グループに対して発生し、N個のデータワードから最
上位のアクティブビット位置に等しいか、又はそれより
下位の位置にあるビットのみを出力する手段を持つシー
ケンス(順序づけ)手段を設けることにより、データワ
ードのビットを全て出力する必要がなくなる。こうする
ことにより、処理及び符号化効率が高くなる。
【0014】また、シーケンス手段は、例えばラスタ走
査により出力されるビット位置に対し、同じ順序でN個
のデータワードのビットを出力するのがよい。ただし、
例えば、ジグザグ走査等の他の走査手段も使用できる。
【0015】また、グループ画定手段は、N個のデータ
ワードのグループを記憶するメモリ手段を有し、シーケ
ンス手段は、ビットストリームを出力するためにメモリ
に記憶されたデータワードの個々のビットに対するアド
レスを発生するアドレス発生手段を有するのがよい。
【0016】また、連続した処理を行うために、グルー
プ画定手段は、次のグループのN個のデータワードを記
憶する別のメモリ手段を有し、シーケンス手段は、後続
のグループのデータワードが第2のメモリ手段に記憶さ
れる時に、前に記憶されたグループのデータワードに対
するビットストリームを出力する第1のメモリ手段に対
してアドレスを指定し、後続のグループのデータワード
が第1のメモリ手段に記憶される時に、前に記憶された
グループのデータワードを出力する第2のメモリ手段に
対してアドレスを指定するように、交互にアドレスを指
定する手段を有する。
【0017】また、1グループのデータワードを個別に
処理してもよいが、シーケンス手段を、次のグループの
データワードのビットストリームと互いに連結させて、
連続したビットストリームを出力するように構成するこ
ともできる。
【0018】第1の実施例において、シーケンス手段
は、各ビット位置に対するビットストリームが互いに連
結された直列のビットストリームを発生する。この場
合、各ビット位置に対するビットストリームは、ビット
の重要度が下がる順序に出力するのがよい。
【0019】また、1つのビットストリームを発生させ
る代わりに、ビットストリーム発生手段は、複数のビッ
トストリームを出力する並列シーケンス手段で構成し、
各ビットストリームが、データワード内のMビット位置
の少なくとも1つに対応すると共に、各データワードの
ビット位置からの一連のデータビットから成り、ランレ
ングス符号化手段を複数のランレングス符号化器で構成
し、各符号化器が複数のビットストリームの夫々1つを
入力して符号化するようにしてもよい。
【0020】また、M個の並列シーケンス手段を設ける
場合は、各々がデータワード内のMビット位置の夫々に
対応するビットストリームを出力する。所定最大サイズ
のブロックを発生しようとする場合は、シーケンス手段
は、最終のデータワードにて圧縮データブロックのオー
バフローを防止できるようにデータワードの符号化を終
了させ、この最終データワードの完全に符号化されたビ
ット位置を示すヘッダを発生させる手段を含むのがよ
い。
【0021】また、ランレングス符号化手段は、ゼロの
ストリング(列)と1のストリングを符号化するのがよ
い。こうすると、効率のよい符号化ができる。このラン
レングス符号化手段は、ビットストリームにおいて、第
1の最大ストリング長があることを条件として、第2の
ビット値で終了する第1のビット値の第1ストリングを
カウントすると共に、第2の最大ストリング長があるこ
とを条件として、第1のビット値で終了する第2のビッ
ト値の第2のストリングをカウントする、ストリングカ
ウント手段と、第1及び第2の最大ストリング長、並び
に夫々予見される第1のストリング長及び夫々予見され
る第2のストリング長に対する、ビットストリング符号
を符号化するストリング符号化手段とを具え、ランレン
グス符号化手段が、順次検出されるビットストリームに
対し、一連のビットストリング符号を出力するのがよ
い。
【0022】また、ランレングス符号化手段は、シーケ
ンス手段により出力される1データワードグループのビ
ットストリームにおける総ビット数を累算するグループ
カウント手段と、このグループカウント手段に応答する
と共に特定の符号化が定められていないシーケンス手段
からのビットストリングに応答するグループ終了手段と
を具えるのがよく、この時、データワードグループの最
後のビットがシーケンス手段により出力され、第1及び
第2の最大ストリング長並びに予見される第1及び第2
のストリング長に対するビットストリング符号から選択
された、所定のランレングス符号が付与される。
【0023】また、コンマレス(commaless )符号化手
段をランレングス符号化手段の出力に接続し、この出力
を受信し、ランレングス符号をコンマレス符号化するの
がよい。コンマレス符号化手段は、ハフマンの参照表で
行うのがよく、この参照表には、考えられるランレング
ス符号が発生確率に従いグループ化して登載されてい
る。ハフマン符号のグループ化は、符号化効率にそれほ
ど貢献しないが、コンパクトなハフマン符号化表が作成
できる。
【0024】圧縮符号化の効率は、所定のマッピングに
従ってデータワードの入力データ値をマッピングする前
処理手段を配置し、急速に変化するビットをデータワー
ドのより下位のビット位置に置くことにより改善でき
る。
【0025】また、本発明は、その第2の観点によれ
ば、Mビット(Mは2以上の正の整数)のデータワード
を圧縮する方法であって、その方法は、a)(i)Nデ
ータワード(Nは2以上の正の整数)のグループを画定
し、(ii)各ビットストリームがNデータワード内の
ビット位置の夫々1つに関連し、各データワードの当該
ビット位置からの一連のNデータビットから成る1組の
ビットストリームとして、Nデータワードのグループの
ビットを出力することにより、連続するビットが各Mビ
ット・データワードの対応ビット位置からのものである
1組のビットストリームを発生すること、b)ビットス
トリームをランレングス符号化して、Mビット・データ
ワードのビットをランレングス符号化することの各ステ
ップを含む。
【0026】また、本発明は、上述のデータ圧縮装置に
より圧縮されたデータを伸張するデータ伸張装置でもあ
って、その装置は更に、c)連続するビットシーケンス
符号からビットストリームを発生するランレングス復号
手段と、d)各Mビット・データワードの対応するビッ
ト位置にあるビットが、そのビットストリーム内の連続
するビットにより定まるビットストリームから、データ
ワードを再発生するデータワード発生手段とを具える。
【0027】また、このデータ伸張装置は、圧縮された
データを伸張するために、データワードグループの圧縮
データに関連するヘッダから圧縮情報を復号するヘッダ
復号手段を有するのがよい。
【0028】更に、本発明は、上述した方法により圧縮
されたデータを伸張するデータ伸張方法を提供し、その
方法は更に、c)連続するビットシーケンス符号からビ
ットストリームを発生すること、d)各Mビット・デー
タワードの対応するビット位置にあるビットが、ビット
ストリーム内の連続するビットにより定まるビットスト
リームから、データワードを発生することの各ステップ
を含む。
【0029】
【実施例】図2は、2次元空間周波数領域におけるビデ
オ信号の画像内周波数分離と圧縮作用を行うための圧縮
処理装置の概略を示すブロック図である。夫々が走査画
像の各ピクセルを表す多数ビット(例えば8ビット)の
サンプル又はワードの連なりからなるデジタル形式の画
像信号が、入力端10を介して非相関化器12に印加さ
れる。周波数分離されたビデオ信号は、非相関化器12
から量子化器14を経てエントロピ符号化器16に送ら
れ、出力端18に圧縮信号が形成される。圧縮信号は更
に、特定の応用例における要求に応じて伝送されたり記
憶されたりする。
【0030】図3は、圧縮信号が伝送され或いは記憶さ
れた後、これを伸張(圧縮復号)するための伸張処理装
置の概略を示す図である。この圧縮信号はエントロピ復
号、逆量子化及び補間による伸張によって概ね元の形に
復元される。圧縮信号は入力端20からエントロピ復号
器22に供給され、逆量子化器24を経て補間器26に
送られ、これが復元されたビデオ信号を出力端28に出
力する。エントロピ復号、逆量子化及び補間の過程で
は、圧縮の際に非相関化、量子化及びエントロピ符号化
の夫々にて用いたパラメータとは逆のパラメータを用い
る。
【0031】図2に示す圧縮処理装置の様々な構成要素
の構造及び動作を、以下にもっと詳しく説明する。非相
関化器12によって行われる非相関化動作は、画像の隣
接するピクセルには高度な相関関係があるという事実に
基づいており、これによって画像(例えばビデオ信号の
フィールド又はフレーム)を処理して、2次元空間周波
数領域での異なる周波数成分を表す周波数分離された信
号部分を形成し、これによって画像形成に必要な情報量
を縮小することができる。特に、周波数分離された信号
部分は画像の異なる空間周波数成分を表している。
【0032】様々な非相関化技法を非相関化器12に適
用できる。非相関化の1つの好適技法として、いわゆる
変換符号化があり、特に離散コサイン変換が挙げられ
る。非相関化に離散コサイン変換を適用することは、合
同写真専門家会議によって提案された標準の中で述べら
れた圧縮装置の例の中で決められている。非相関化の変
換技法によれば、信号は量子化と符号化とに先だって線
形変換(非相関化)の処理を受ける。
【0033】この例では、帯域分割(サブバンド)符号
化に基づいた非相関化方法を採用している。従って、図
2の装置における非相関化器12は空間(2次元)サブ
バンドろ波装置を具え、入力ビデオ信号を相関関係のな
い複数のサブバンド(分割帯域)に分割し、その各々に
画像の2次元周波数平面の複数のエリアのうちの1つに
関連した画像内容の周波数を含ませている。非相関化
は、画像全体のエネルギを2次元周波数空間領域の異な
るサブバンドに置き換えることによって達成される。サ
ブバンドろ波の方法、例えばサブバンド符号化、論理符
号化及びウエーブレット符号化(wavelet coding)は、
変換技法によるよりは良好な非相関化が行えると考えら
れている。
【0034】図4は、入力ビデオ信号が入力端INから
低域デシメーション(間引き)フィルタ32及び高域デ
シメーションフィルタ34を通過するサブバンド符号化
装置を示したものである。結果として生ずる2つの出力
信号は、入力信号の周波数スペクトルの異なる部分を示
す。2つの出力信号の各々は、入力端におけるデータ1
/2の入力のデータレートである。この2つの信号は、
図4の点線36によって示される部分にて記憶又は伝送
のための処理が更に行われる。サブバンド成分が記憶装
置から又は送信後に取出されるとき、これらの成分は、
補間器40の中にある対応する適合フィルタを通過し、
元の周波数に再生される。これらの適合フィルタは、低
域通過(ローパス)補間フィルタ42及び高域通過(ハ
イパス)補間フィルタ44である。補間フィルタ42、
44の出力は加算回路46によって加算され、出力端に
元の画像信号を出力する。フィルタ42及び44の夫々
が受信するデータは、出力端におけるデータの1/2で
ある。図4は、入力ビデオ信号を2個のサブバンドに分
解する場合を示す。実際は、入力ビデオ信号はもっと多
くの成分に分解される。
【0035】図5は、入力信号を非相関化器30にて8
個の成分に分解し、これに続いて補間器40にて出力ビ
デオ信号を再構成する場合を示す。LFはローパスデシ
メーション又は補間フィルタ(点線36の夫々右又は
左)を示し、HFはハイパスデシメーション又は補間フ
ィルタ(点線36の夫々右又は左)を示す。図5の線3
6のすぐ左側における各フィルタからのデータ出力は、
入力端における入力データレートの1/8である。同様
に、図5の線36のすぐ右側における各フィルタの入力
データは、出力端における出力データレートの1/8で
ある。
【0036】図6は、画像サンプルを処理するための従
来の非相関化器12の例を示す。この非相関化器12は
水平フィルタ装置50、中間フィールドメモリ(FS)
52、転換シーケンサ(アドレス発生器)54、垂直フ
ィルタ装置56、出力フィールドメモリ(FS)58及
び出力シーケンサ60を具える。サブバンドろ波は、分
割された状態で個別に行う。このように、図6におい
て、水平及び垂直のフィルタ装置50及び56が行う夫
々の1次元フィルタ動作によって、2つの直交する画像
方向、すなわち水平方向(従来のビデオでの画像の走査
方向)と垂直方向におけるろ波が相互に全く独立して個
別に行われる。
【0037】水平フィルタ装置50及び垂直フィルタ装
置56は、互いにほぼ同一の構成でよく、すなわち、図
5の点線36の左側に示すような3個の連続したフィル
タ段を具えた樹状構造又は階層構造でよい。次に、非相
関化器12の動作の概要を説明する。
【0038】動作においては、水平フィルタ装置50が
入力ビデオフィールドのピクセルをラインごとに、そし
て各ライン内ではピクセルごとに処理する。水平フィル
タ装置50の第3段の8個の出力によるデータ出力の連
続するラインは、中間フィールドメモリ52に供給さ
れ、これらのラインの1/8に夫々対応する部分に記憶
される。これによって中間フィールドメモリ52には、
入力デジタルビデオ信号のフィールドが水平方向(の
み)に8個のサブバンドにろ波されたものが記憶され
る。中間フィールドメモリ52に記憶されたフィールド
の各ラインは、各々が、元のフィールドが表す画像の水
平空間周波数範囲の8個のサブバンドの夫々1つの水平
空間周波数情報を含む8個の部分に分割される。従っ
て、中間フィールドメモリ52に記憶される水平方向に
ろ波されたフィールドは、8個の縦列に分解されると考
えられる。
【0039】中間フィールドメモリ52に記憶された水
平方向にろ波されたフィールドは、(転換シーケンサ5
4の制御のもとで)垂直フィルタに供給され、ここで水
平フィルタ装置50によって水平方向に8個のサブバン
ドにろ波されたのと同様な方法により、垂直方向に8個
のサブバンドにろ波される。水平および垂直のフィルタ
段は、相互にほぼ同一な構成である。ただし、転換シー
ケンサ54による転換作用の結果、データは異なる順序
で処理される。水平方向及び垂直方向にろ波されたフィ
ールドは、ライン単位で出力フィールドメモリ58に供
給される。このメモリ58は、64個(8×8)の記憶
領域をもつアレイとみなすことができ、その各々に64
個のサブバンドの夫々1つが記憶される。各サブバンド
に関連するデータは分割画像(sub-picture, sub-imag
e)と呼ばれる。このようにして、入力ビデオの各フィ
ールドに対して64個の分割画像が作られる。
【0040】図7は、各サブバンドに関する64個の分
割画像のアレイを示す。このアレイの上及び左に夫々記
す矢印は、低域及び高域の周波数フィルタの対によって
繰り返しデシメートされて生じるサブバンドの周波数内
容の増加方向を示す。この例では、DC(I)が水平及
び垂直方向の周波数が最も低いDCサブバンドを表し、
このサブバンドが元の入力ビデオ信号のDC輝度情報の
大部分を含む。ACサブバンドの特定の1個が表す周波
数は、ブロックのアレイの下方及び右側へ行くに従って
増加している。サブバンドAC(VE)は、主に垂直な
エッジのデータに関する周波数を含む。サブバンドAC
(HE)は、主に水平なエッジのデータに関する周波数
を含む。サブバンドAC(DE)は、主に斜めのエッジ
のデータを含む。
【0041】水平フィルタ装置50と垂直フィルタ装置
56との組合せによるろ波の性質上、出力フィールドメ
モリ58に記憶されたデータは、ローパス及びハイパス
フィルタの各対によって行われる周波数変換の結果とし
て、いくらかスクランブル(ごちゃまぜに)される。出
力シーケンサ60は、データを転換し(転換シーケンサ
54によって前に行われた転換を補正し)、フィールド
メモリ58の選択的なアドレス指定によって逆スクラン
ブル(すなわち、順序を再び替える)してから、更に次
の処理にまわす。図8は、成分画像信号を処理するのに
好適なサブバンドの走査順序を示す図である。このよう
に、サブバンドは、1、2、3、4・・・の順序に従っ
てアクセスされる。
【0042】出力シーケンサ60によってアクセスされ
たデータは、時分割多重方式によって出力フィールドメ
モリ58から出力端62を通って量子化器14に供給さ
れる。シーケンサは更に、出力端64から量子化器14
に、現在出力フィールドメモリ58から出力されている
各サンプルが関係する分割画像又はサブバンドを示す信
号を供給する。
【0043】量子化器14によって行われる量子化動作
は、冗長と考えられる或る周波数のデータ、又は人間の
精神的視覚組織が画像を十分に知覚するに当たって重要
度が低いと考えられる情報を故意に廃棄する過程を含む
ため、更にそれ自身なんらかの信号圧縮をするため、損
失を伴う動作である。量子化器14は、2つの方法によ
り圧縮の達成が可能となる。すなわち、量子化器に入力
されるデータに割当て可能なレベルの数を減らすこと、
及び量子化器から出力されるデータにおいてゼロ値のサ
ンプルが続く確率を高めることである。量子化器を動作
させることによって達成できる良好な信号圧縮の可能性
は、エントロピ符号化器16内に実効あるものとなる。
それは、量子化器14内で達成された情報内容の縮小
が、エントロピ符号化器において達成される必然的なビ
ット(データ)レートの縮小を可能にするという点にあ
る。
【0044】図9は、量子化器14によって図7の種々
の異なる分割画像、すなわちサブバンドに適用される量
子化マトリクスを示す。量子化器の動作においては、1
つの全体的な値が符号化されるべき画像に割り当てられ
る。各サブバンドにおいて、この全体的な値が対応する
マトリクス値によって除され、当該バンドにおける全サ
ンプルに対する倍率値(scaling value )が決められ
る。この除算において数値の丸めが行われ、すべての演
算結果は整数となる。
【0045】最も低い量子化値は、DC輝度サブバンド
のすぐ下及び右側に発生することがわかる。これは人間
の視覚組織がこのサブバンドに対して最も敏感であるた
めである。量子化マトリクスの値は、どの値が最も良好
な知覚画像を与えるかを調べる主観的な試行錯誤の過程
を経て決定してもよい。
【0046】図9の量子化マトリクスは、量子化器14
の参照表(図示せず)に記憶させてもよい。特定のサブ
バンドに対する個別の量子化値は、量子化器14のアド
レス論理回路(図示せず)の出力端62から出力される
各サンプルのサブバンド識別子を用いて量子化器によっ
てアクセスされる。このように、各サブバンドに適用さ
れる量子化の程度は、量子化マトリクスの制御のもとに
変化する。必要であれば、量子化マトリクスは単一では
なく、複数の量子化マトリクスを量子化器に具え、適宜
選択して、画像に含まれる情報の量子化度を最適化させ
てもよい。
【0047】量子化されたサンプルは、量子化器14か
ら出力されてエントロピ符号化器16へ、2の補数表現
に符号化された12ビットサンプルワードの12ビット
幅のストリームとして供給される。エントロピ符号化器
によって受信された各サンプルワードはプリコーダ(前
置符号化器)66(図10)によって予め前符号化され
る。プリコーダ66は、入力される12ビットの2の補
数符号化されたサンプルワードを、次のアルゴリズム
(ここで、xは入力されるサンプルワードである。)を
用いてリフォーマット(reformat)する。 x<0 であれば x=(x XOR 4095)*2
+1 そうでなければ x=x*2
【0048】この前符号化の動作は、負でないワードの
ビットにバレルシフト(barrel shift)を行うこと、及
び負のワードに対して1ビットを最下位ビット(LS
B)位置に付加してバレルシフトを行うことである。こ
れを、−5から+4までの値を有するワードに関して以
下の表1に示す。
【表1】
【0049】あとで説明するように、採用されているエ
ントロピ符号化は、最も頻繁に変化するビットが、ワー
ド内のより下位のビット位置にあるときに最も効率的に
機能するので、サンプルワードはこのように前符号化さ
れる。サンプル値の確率分布関数PDFは、図11に示
すように値0の周りに集中するので、すべての中で最も
頻繁に変化するビットはサイン(正負符号)ビットであ
る。このように、最も頻繁に変化するデータビットがよ
り下位のビット位置にあるが、2の補数符号化ワードの
場合は、すべてのうちの最も頻繁に変化するビットが最
上位ビット(MSB)の位置にある。上述のアルゴリズ
ムに従った前符号化により、サインビットを最下位ビッ
ト位置に動かすことができる。上述の前符号化アルゴリ
ズムを実施するためのプリコーダ66は、受信する2の
補数符号をリフォーマットされた符号にマッピングする
プログラム可能なリードオンリーメモリ(PROM)に
よって実施するのが好ましい。あるいは、プリコーダ
は、当業者にとって明らかな如く、同等な組合せ回路又
は参照表を実現するその他の手段によって実施してもよ
い。
【0050】プリコーダ66から出力された12ビット
のワードストリームは、最上位アクティブビット(MS
AB)検出器68に供給され、サンプルワードのグルー
プ内の最上位アクティブビット(すなわち、最上位非ゼ
ロビット)の位置を検出する。
【0051】サンプルワードのグループとは、連続する
所定数のサンプルワードのことである。1つのグループ
のサンプルワードの数は、個々の応用例によって決ま
り、その応用例における圧縮符号化が最適に行われるよ
うに選択することができる。あるいは、サンプルワード
のグループは、1つの応用例における特定のパラメータ
によって決まる一定数のサンプルによって構成してもよ
い。例えば、本実施例では、グループ内のサンプルの数
は、非相関化された画像サンプルのサブバンド内のサン
プル数に等しく設定する。
【0052】MSAB検出器は、入力されるサンプルワ
ードの各ビット位置に対して1ビットの場所を有するレ
ジスタと、制御論理回路とによって実施できる。制御論
理回路は、ワードのグループの開始点にてレジスタのビ
ットをリセットして初期化するとともに、各入力サンプ
ルワードの非ゼロビットに対してレジスタ内に対応する
ビットをセットし、最後にグループの終わりの部分に
て、セットされたレジスタにおける最上位ビット位置で
ある最上位アクティブビット位置を識別する手段を含
む。
【0053】サンプルのグループに対する最上位アクテ
ィブ位置は、あとで述べる理由によって、MSAB検出
器68からアドレス発生器72に供給される。サンプル
のグループのサンプルワードは、メモリ70A及び70
Bのうちの一方に記憶される。連続するサンプルワード
グループは、アドレス制御器72の制御に基づいてメモ
リ70A又は70Bのどちらかに記憶されるとともに、
これらのメモリ70A又は70Bのうちの他方からアド
レス制御器72の制御に基づいて読み出される。この方
法で、グループ当たりのサンプルワード数に対応した遅
延が発生するものの、データはエントロピ符号化器によ
って連続的に処理される。メモリは、ワード毎及びビッ
ト毎にメモリ位置をアドレスできる適当なメモリ技法に
よって実施することができる。
【0054】12ビットのサンプルワードが、上記検出
器68から並列に受信され、現在のグループに関して適
当なメモリ70A又は70B内のワード場所に並列に記
憶される。連続的に受信されたワードは、これらのメモ
リ70A又は70Bの連続したワード場所に記憶され
る。一旦サンプルワードグループがメモリ70A又は7
0Bに記憶されると、このワードグループのビットは、
連続するビットが各データワードの対応するビット位置
からのものであるビットストリームとして読み出され
る。
【0055】図12は、本発明に基づくサンプルワード
のビット毎走査及びランレングス符号化の一例を示す。
図12の2次元アレイでは、水平方向は連続するサンプ
ルワードを表し、垂直軸は底部(すなわち、ビット0)
における最下位ビット(LSB)位置から最上部(すな
わち、ビット11)における最上位ビット位置(MS
B)までの各ワードのビットを表している。図1と同じ
く網目をかけたビット位置は非ゼロビットを表し、白無
垢(空白)のビット位置はゼロのビットを表す。ワード
0、2、3、6、7、9、10、14、15、18、2
0、21及び23は、ゼロのビットのみから成るワード
である。
【0056】図12に示す例では、サンプルワードグル
ープのすべてのビットは、横列毎に、そして各横列内で
は縦列単位で、左上のビット(すなわち、ワード0のビ
ット11)から右下のビット(すなわち、ワード23の
ビット0)にかけて出力される。このように、N個のM
ビット・サンプルワードのグループのビットは、Mサブ
ストリームのシーケンス(列)から成るビットストリー
ムとして出力される。各サブストリームは、N個のデー
タワード内のMビット位置のそれぞれ1個と関係すると
ともに、該グループのN個のデータワードの当該ビット
位置からのN個のデータビットの連なりから成る。
【0057】サンプルワードグループに関するビットの
ストリームは、メモリ70A又は70Bからビットシー
ケンス符号化器74に供給される。ビットシーケンス符
号化器74は、第2のビット値(例えば1)で終わる第
1のビット値(例えば0)の最初のビットストリング
(列)を、第1の最大ストリング長があることを前提と
してカウントする。そして、第1のビット値で終わる第
2のビット値の第2のストリングを、第2の最大ストリ
ング長があることを前提としてカウントする。第1及び
第2の最大ストリング長並びに考えられる第1ストリン
グ長及び考えられる第2ストリング長の各々に対してビ
ットストリング符号を符号化する。
【0058】図13は、本発明の実施例におけるビット
シーケンス符号化器74によって行われる論理演算の例
を示すフローチャートである。サンプルワードの新しい
グループに関するデータがビットシーケンス符号化器7
4に入力されると、ステップS1及びステップS2の夫
々でこのサンプルワードのグループに関する合計ビット
カウントT及びビットカウントCを1にリセットする。
【0059】ステップS3では、第1ビットB(T)=
B(1)の値が試験される。サンプルワードグループに
関するビットストリーム内のビット1が値1であるとき
は、制御はステップS4(1)に進むが、そうでないと
きは、制御はステップS4(0)に進む。
【0060】ステップS4(0)にてビット1が値0で
あれば、T及びCの値がインクリメントされる。ステッ
プS5(0)において、次のビット値が試験される。B
(2)=1のときは、0ビットストリングの最小長であ
る2(すなわち、1個の0の後に1が続く)がステップ
S6(0)にて符号化される。ステップS5(0)を経
た後続の段階では、1つの1が検出されると、適当な長
さのビットストリングがCの現在値を用いて符号化され
る。ステップS5(0)にて1が1つも検出されないと
きは、制御はステップS7(0)に進み、Cの値が試験
される。値Cがゼロのストリングに関する最大ビットス
トリング長(すなわち、m0)に等しいときは、ステッ
プS8(0)において最大0ビットストリーム長M0が
符号化される。
【0061】ステップS6(0)又はステップS8
(0)が終了すると、ステップS9(0)において、サ
ンプルワードグループ用のメモリ70A又は70Bから
全てのビットが出力されたかどうかを調べるための試験
を行う。この試験は、Tの値を、出力されるべきビット
の全数を表すTOTの値と比較することによって行う。
グループの全てのビットが出力されると、TOT=M*
Nとされる。ただし、あとで説明するように、サンプル
ワードの全てのビットを出力しないほうが望ましい場合
があり、この場合TOTはやや小さい値となる。T=T
OTになると、サンプルワードグループのビットストリ
ームの符号化が終わる。T<TOTのときは、まだ出力
されていないビットが残っており、制御はステップS2
に戻り、そこでカウントCが次のビット列を符号化する
ためにリセットされる。
【0062】ステップS5(0)及びS7(0)におい
て、現在のビットが0であり、現在のC値が最大ゼロ列
長mよりも小さいことが判定されると、制御はステップ
S10(0)に進み、Tの値がTOTの値と比較され
る。T=TOTであるときは、このサンプルワードに関
しては出力されるべきビットはもはや存在しない。ただ
し、ステップS10(0)に進むと、まだ符号化されて
いないゼロビットのストリングが残っている。従って、
1が後に続く現在カウントCに等しいゼロのストリング
の符号(すなわち、(C+1)’0’)が、ステップS
11(0)にて符号化される。この処理がそのサンプル
ワードに関して終了すると、この符号化の使用に関して
は未処理な部分はなくなる。最後のストリングに関して
は、必要であれば別の符号化を行ってもよい(例えば、
最大ストリング長に関するMO符号化)。ステップS1
0(0)にてTがTOTとは異なると判定されたとき
は、制御はステップS4(0)に戻りT及びCの値がイ
ンクリメントされ、ビットストリームの中の次のビット
が試験される。
【0063】図13から分かるように、ステップS4
(1)からステップS11(1)は、ステップS4
(0)からS11(0)と夫々同一であり、0と1とが
相互に置き換わっただけとなっている。従って、これら
のステップに関しては説明を省略する。
【0064】図13に示す論理ステップは、なんらかの
適当な方法、例えばプログラム可能な論理アレイ又はA
SIC(特殊用途向け集積回路)によって実施できる。
ステップS6(0)と(1)、S8(0)と(1)及び
S11(0)と(1)にて発生する符号は、ストリング
のタイプ(すなわち、ゼロのストリングか或いは1のス
トリングか)と共にカウントC又は最大カウント長を識
別する。これらの符号は、レジスタ又は小規模の参照表
によって発生できる。図12に示す例の場合、以下に示
すようなランレングス符号のストリングが発生する
(「0」は、1が後に続くゼロのストリングを表し、
「MO」は最大ゼロストリング長(本例で24と仮定し
ている)に等しいストリングを表し、「1」は、ゼロが
後に続く1のストリングを表す。)。 ‘MO’;9‘0’;‘MO’;24‘0’;11
‘0’;20‘0’;4‘0’;21‘0’;7
‘0’;7‘0’;9‘0’;24‘0’;2‘1’;
6‘0’;2‘1’;5‘0’;3‘0’;3‘0’;
7‘0’;9‘0’;8‘0’;3‘0’;2‘1’;
5‘0’;3‘1’;2‘0’;16‘0’;8
‘0’;2‘1’;2‘1’;2‘1’;4‘0’.
【0065】1のストリングの中には、1のストリング
に関する最大符号化長m1を越えるものはないと考えら
れる。この例における24ビットは、単に説明上の都合
から選択しているにすぎない。「0」及び「1」の実際
の最大長は応用例に依存し、符号化効率を最適化するよ
うに試行錯誤によって決めてよい。ゼロのストリングに
関する最大符号化長は、ブロック内のサンプルワード数
に等しく決めてもよいが、必ずしもそうでなくともよ
い。1のストリングに関する最大符号化長は、通常この
サンプルワード数よりも短いが、必ずしもそうでなくと
もよい。非相関化画像の種々のサブバンドに対し、種々
の最大ランレングスを用いてもよい。従って、考えられ
る最大ランレングスを表に記憶させ、出力シーケンサ6
0の出力端64に供給されるサブバンド識別子を用いて
選択することができる。ただし、代表的なビデオ画像符
号化の応用では、256サンプルワードのグループの場
合、ゼロのストリングの効率的な最大符号化可能長は2
56ビットであり、1のストリングについては32であ
る。下記の表2は、この符号化例を示す。
【0066】
【表2】
【0067】表2はまた、符号化された列にハフマン符
号化器を適用する例を示す。ビットシーケンス符号化器
74の出力は、ハフマン符号化器に供給され、ランレン
グス符号をハフマン・コンマレス(commaless )符号に
変換する。この符号化は、ランレングス符号を用い、ハ
フマン符号を定める1つ以上の表をアドレスして行う。
各ランレングス及びタイプに代表的なデータ入力の統計
に基づく種々の異なるハフマン符号が与えられるとき、
符号化の効率が最も良くなる。ただし、このときは大規
模なハフマン符号化表が必要となる。従って、ランレン
グス符号は、下記の表3に示すようにグループにまとめ
るのが好ましい。
【0068】
【表3】
【0069】このように、表2の継続のパターンをグル
ープに分けて1個のハフマン符号を各グループに割り当
てることによってハフマン符号化が行われる。ハフマン
符号には、各個別のパターンが識別できるように2進コ
ードが補充される。表3は最初の16個の符号化パター
ンを示したものに過ぎず、これ以外の値に対しても同様
の方法が取られることを諒解されたい。更に「x」のス
トリング(列)は、特定のハフマン符号長を表さないこ
とに注意されたい。実際に適用されるハフマン符号は、
夫々の応用例に依存する。適当な事象に対して適用され
てよいハフマン符号については、アール・ダブリュー・
ハミングによる「符号化及び情報の理論」(ISBN
0−13−139139−9)の第4章64頁から68
頁に説明されている。
【0070】表3に示す符号化のグループ分けは、全体
の符号化効率に対して比較的わずかな影響力しか持たな
い。しかしながら、必要となるハフマン符号化表が極め
て小さなものでよく、これによってハードウエアのコス
トが縮小できることを意味している。特に288個のハ
フマン符号を含む表が必要であったのと比較して、わず
か9+6=15個の基本ハフマン符号がハフマン符号化
表に必要であるのみである。ハフマン符号は、符号の各
グループのベースを指定するポインタとして使用され、
2進コードがこのポインタに対するオフセット(偏差)
として作用する。
【0071】非相関化された画像の異なる分割画像又は
分割画像の組に対しては、異なるハフマン符号化表を使
用してよい。このハフマン符号化表は、出力シーケンサ
60の出力端64に供給される分割画像(又は分割画像
の組)識別子を用いて選択できる。以下に述べる本発明
の別の実施例では、Mビットワードの中の各ビット位置
のために個別のビットシーケンス符号化器を用い、夫々
のビットシーケンス符号化器によって形成される個別の
ビットストリームの各々に対して異なるハフマン符号を
使用してもよい。
【0072】図12はワードのグループの全てのビット
の出力を示すが、これは常に必要とは限らない。プリコ
ーダ66による前符号化によって、最も頻繁に変化する
ビットはサンプルワード内の下位ビット位置に在る。従
って、最上位ビット位置は、アクティブビットをなんら
含まない可能性が高い。MSAB検出器68は、サンプ
ルワードのグループ内の最上位アクティブビットを検出
し、この最上位アクティブビット位置に相当するものを
アドレス発生器72に供給する。この情報を用いて、ア
ドレス発生器は、最上位アクティブビットが位置してい
るワードグループ内のビット位置からワードグループの
ビットの走査が開始できるようにして、全てのビットを
走査する必要がないようにする。このように、図12で
は例えば、ワード0のビット位置11から開始するので
はなく、ワード8のビット位置10から開始することが
できる。
【0073】アドレス発生器72は、ワードグループに
対して走査が開始される位置であるビット位置をヘッダ
挿入器78に供給する。ヘッダ挿入器78は、走査が開
始されるビット位置を示すヘッダを、エントロピ符号化
ワードのグループの開始点に挿入し、圧縮データが後に
復元されるときこの情報を使用できるようにする。本例
のように12ビットのサンプルワードが符号化される場
合は、4ビットのみが走査開始位置を符号化するのに必
要となる。
【0074】このように、図10に示すエントロピ符号
化器は、印刷文を左から右へ、上から下へ読むごとく走
査されるビットの連続的ストリングに対して、ビット符
号化を行うことが可能である。符号化されるビットの数
は、グループの長さとヘッダ符号内のビット数とを足し
たものである。ストリング符号化は、1が後に続く0の
連なり(シーケンス)又は0が後に続く1の連なりのビ
ット数を計測することによって行われる。各シーケンス
の長さは、各タイプ(00・・01又は11・・10)
に対し最大長(例えば、00・・01に対しては25
6、11・・10に対しては32)が設定されて符号化
される。更に2個の別の符号が付加され、その一方は最
大長のゼロのストリングに対するものであり、他方は最
大長の1のストリングに対するものである。各符号長及
びタイプには、ハフマン・コンマレス符号が与えられ、
この符号は、連なり(ラン)のパターンの代わりに伝送
され又は記録される。連続的な連なりに対し2個の余分
な符号を付加することによって、1又は0の非常に長い
連なりが効率よく符号化される。符号化しようとするべ
きデータの状況に応じて、いずれかの値を変更してもよ
い。あらゆる場合での最小ランレングスは2であり、0
1か10のシーケンスが考えられる最も短いランとな
る。
【0075】ビットシーケンス符号化器74は、メモリ
70A又は70Bから読み出されたワードグループの全
てのビットに対してランレングス符号化を行う。このこ
とは、ゼロのストリングはランレングス符号化される
が、ゼロでないワードは符号化されずに出力されるとい
う本明細書の始めに述べたデローネとマックの論文にあ
るスキップ符号化法と対照をなすものである。
【0076】図14は、図3の伸張装置の中で用いら
れ、相補的なエントロピ復号器22を示す図であり、図
10のエントロピ符号化器によって圧縮されたデータを
伸張(圧縮復号)する動作をする。
【0077】エントロピ復号器の入力端20にて受信す
る圧縮データは、ヘッダ復号器80に供給され、符号化
の過程でサンプルワードのグループに対して用いられた
走査開始点を識別するためのヘッダ情報が読み取られ
る。ヘッダ情報はアドレス発生器82に供給され、圧縮
データはハフマン復号器84に供給される。ハフマン復
号器84は、ハフマン符号化器76の中に組み込まれて
いる表と相補的な関係にあるハフマン復号表を具えてお
り、受信されたハフマン符号に対するビットシーケンス
データを発生する。このビットシーケンス符号は、ビッ
トシーケンス復号器86がこれを用いて、ビットシーケ
ンスを発生し、これが、メモリ88A及び88Bに供給
されて走査開始位置情報を用いるアドレス発生器82の
制御に基いて記憶される。このデータは、メモリ88に
ビットの形で直列的に記憶され、エントロピ符号化器1
6のメモリ70A及び70Bのアドレス動作と相補的な
関係にある方法によって、サンプルワードの単位で並列
的にこれらのメモリから読み出される。メモリ88から
読み出されたデータは、プリコーダ66と相補的な方法
によってレコーダ90に記録し、2の補数符号化サンプ
ルワードを再発生させ、これを逆量子化器24に供給す
る。逆量子化器24は、量子化器14の量子化表と相補
的な関係にある逆量子化表を具えている。
【0078】図15は、非相関化器12と相補関係にあ
る補間器26の例を示す。補間器26は非相関化器12
と構成及び動作において鏡像をなし、第1フィールドメ
モリ(FS)92、入力シーケンサ94、垂直フィルタ
段96、中間フィールドメモリ(FS)98、転換シー
ケンサ100及び水平フィルタ段102を有する。各垂
直及び水平フィルタ段は、図4の点線36の右側部分の
樹状構造のように構成する。復元された伸張補間ビデオ
画像は、出力端28から出力される。
【0079】以上、データの圧縮をいっそう効率的に行
うことのできる圧縮及び伸張装置の例を説明してきた。
添付図を参照しながら本発明の実施例を詳細に説明して
きたが、本発明はこれらの実施例に厳密に限定されるも
のではなく、特許請求の範囲に定義するような本発明の
要旨に沿って当業者により様々な変更、変形をすること
が可能である。
【0080】上述の実施例は、左から右、上から下へと
印刷文を読み出すように走査される連続ビットストリン
グに対してビット符号化を行うものであった。しかし、
別の走査パターン、例えばジグザグ走査パターンを採用
することも可能である。符号化されるビットの数は、グ
ループ長及びヘッダ符号内に含まれるビット数を加算し
たものである。ヘッダ符号は、走査開始位置及びサンプ
ルワードの符号化の詳細に関する情報、例えば、アクテ
ィブビットの数及び(又は)完全に符号化されたビット
の位置を識別するための情報を含むことができる。
【0081】上述の実施例では、ストリング符号化は1
が後に続く0のシーケンス又は0が後に続く1のシーケ
ンスのビット数を計測することによって行われた。各シ
ーケンスの長さは、各タイプ(00・・01又は11・
・10)に対し最大長(例えば00・・01に対しては
256、11・・10に対しては32)が設定されて符
号化された。最大ランレングスは、夫々の応用例に応じ
て選択できる。その応用例の必要に応じて別の符号の組
を選択してもよいことに注意されたい。
【0082】上述の実施例では、ワードグループのビッ
トストリーム最終ビットが完全に符号化されていないと
き終了コード(termination code)が与えられた。しか
し、その代わりに、サンプルワードの連続するグループ
のビットストリームを連結させて1つのグループから次
のグループへと符号化を繰越してもよい。
【0083】上述の実施例は、各符号長及びタイプにハ
フマン・コンマレス符号が付与され、この符号がランパ
ターンの代わりに伝送されあるいは記録されるものであ
った。しかし、別のコンマレス符号を採用してもよい。
【0084】上述の実施例では、1個のビットシーケン
ス符号化器がメモリ70A又は70Bからの単一のビッ
トストリームを受信した。しかし、この代わりに2個以
上のビットストリーム符号化器を並列に設け、各々がサ
ンプルワードのビット位置の小さい組からデータを受信
してもよい。
【0085】実際に、本発明の代替実施例としては、ワ
ード内の各ビット位置に対して1個のビットストリーム
符号化器を設けてもよい。このように、Mビットのサン
プルワードに対して、Mビットストリーム符号化器を設
け、夫々が各ビット位置におけるビットストリームを符
号化することもできる。Mビットストリーム符号化器
は、連続するワードのビットを並列に符号化する。
【0086】このような実施例は、例えば、圧縮データ
が所定最大サイズのブロックに記録されるデジタル・ビ
デオテープレコーダ・システムに用いて特に好適であ
る。圧縮データブロックにおけるオーバフロー(あふ
れ)を回避するために、各サンプルワードの符号化過程
で試験を行い、ブロックがオーバフローを起こしていな
いかどうかを確かめてもよい。オーバフローの場合、そ
のブロックを先行するサンプルワードの符号化で終了さ
せてもよい。このような場合、最後のサンプルワードに
て完全に符号化されなかった各ビットストリングに対し
て、図13のステップS11(0)について説明したよ
うな終了ストリングを採用する必要があるであろう。
【0087】ヘッダは各圧縮データブロックに設けるこ
とが望ましい。ブロックに関するヘッダは、MSAB検
出器68によって検出されるMSABを識別するための
第1符号と、ビットストリングが完全に符号化された最
終サンプルワードにおけるビット位置を示す第2符号と
を含むことが好ましい。第1符号は、アクティブビット
が見い出されるビット位置のみを圧縮符号化することを
可能にし、第2符号は、ブロックの最終サンプルワード
を後続する復号器が識別できるようにする。完全に符号
化されるサンプルワードが存在しないときは、無効ビッ
ト位置(例えば12)を示す値を符号化し、これを第2
符号とする。このようにすると、例えば図12に示すよ
うに、符号化された最終ワードがワード22であると
き、ビット位置3は完全に符号化され、ビット位置3が
ヘッダ内で識別されるであろう。しかし、ワード23で
は、完全に符号化されるビット位置が存在しないため、
値12がヘッダにて識別されるであろう。12ビットの
サンプルワードに対しては、8ビットのヘッダで十分で
あり、このうち4ビットがMSABを識別するために用
いられ、残りの4ビットが最終ワードの完全に符号化さ
れたビットストリームの位置を識別するために用いられ
る。
【0088】エラーの影響を受け易い圧縮データに対し
て記憶媒体を用いるような応用例に本発明を用いるとき
は、エラー訂正技法を用いてもよい。例えば、圧縮処理
装置のヘッダ挿入器を既知の方法にて使用し、エラー訂
正データを圧縮データブロックに付加し、記憶させても
よい。対応する伸張処理装置のヘッダ読み取り器を既知
の方法によって使用し、記憶されているエラー訂正情報
に基づいてエラー訂正を試みてもよい。既知のエラー隠
ぺい(修整)技法も適用可能である。
【0089】更に、本発明は成分ごとにビデオ画像を処
理する場合において説明してきたが、本発明は画像デー
タが複合ビデオ信号である場合の画像処理装置に対して
も適用可能である。
【0090】本発明は、画像データの圧縮と伸張のため
の装置に関連して説明してきたが、本発明はその他の形
式のデータを圧縮伸張するための装置にも適用可能であ
る。
【0091】
【発明の効果】本発明によれば、圧縮符号化の処理がビ
ット単位ではなく、データワードグループに対するピッ
クアップストリームを発生して行われるので、ハードウ
ェアを用いて高い処理周波数条件に適合させることが容
易になる。また、本発明によれば、従来のようなスキッ
プ走査法を用いないため、ランレングス符号化を行うモ
ードと、符号化を行わずにワードのビットを出力するモ
ードとの間で絶え間なく切り換える必要がない。このた
め、ハードウェアによる構成が簡単で済む。更に、本発
明によれば、データワードグループ内の最上位アクティ
ブビットの位置を識別し、このビット位置を特定するヘ
ッダを発生し、N個のデータワードから最上位アクティ
ブビット位置に等しいか、又はそれにより下位の位置に
あるビットのみを出力するようにしたので、データワー
ドの全ビットを出力する必要がなく、符号化効率がよく
データ圧縮度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のデータ圧縮技法におけるデータサンプル
の走査方法を示す図である。
【図2】データ圧縮装置の概略を示すブロック図であ
る。
【図3】相補的なデータ伸張装置の概略を示すブロック
図である。
【図4】サブバンド符号化装置の概略を示すブロック図
である。
【図5】高次のサブバンド符号化装置の概念を示す図で
ある。
【図6】2次元サブバンド非相関化器の例を示すブロッ
ク図である。
【図7】周波数分離されたビデオ信号の例を示す図であ
る。
【図8】AC空間周波数成分のサブバンド走査順序を示
す図である。
【図9】図2の量子化器に用いる量子化マトリクスの例
を示す図である。
【図10】本発明に用いるエントロピー符号化器の例を
示すブロック図である。
【図11】サンプルの確率分布関数を示すグラフであ
る。
【図12】本発明によるデータサンプルの走査方法を示
す図である。
【図13】ランレングス符号化器の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図14】図10のエントロピー符号化器と相補的関係
にあるエントロピー復号器の例を示すブロック図であ
る。
【図15】2次元サブバンド補間器の例を示す図であ
る。
【符号の説明】
66 データ前処理手段 68〜74 ビットストリーム発生手段(ランレングス
符号化手段) 70 グループ画定手段 72 アドレス発生手段 74 シーケンス手段 76 コンマレス符号化手段 80 ヘッダ復号手段 84,86 ランレングス復号手段 82,88 データワード再発生手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/30

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Mを2以上の正の整数として、Mビット
    のデータワードを圧縮するためのデータ圧縮装置であっ
    て、 a)各Mビットのデータワードの対応するビット位置か
    らの、連続するビットより成るビットストリームの組を
    発生するビットストリーム発生手段を具え、該ビットス
    トリーム発生手段は、Nを2以上の正の整数としてN個
    のデータワードのグループを画定するグループ画定手段
    と、該N個のデータワードのグループのビットをビット
    ストリームの組として出力するシーケンス手段とを具
    え、各ビットストリームは、上記N個のデータワードの
    各ビット位置と関連し、各データワードの該ビット位置
    からのN個のデータビットのシーケンスから成り、 b)上記シーケンス手段の出力を受信し、上記ビットス
    トリームの組をランレングス符号化するランレングス符
    号化手段を更に具えるデータ圧縮装置。
  2. 【請求項2】 上記シーケンス手段は、データワードの
    グループ内の最上位アクティブビットのビット位置を識
    別し、該最上位アクティブビット位置に相当する情報を
    含むヘッダを上記グループに対して発生するとともに、
    上記N個のデータワードの最上位アクティブビット位置
    に等しいか又はそれより下位のビット位置のビットのみ
    を出力する手段を含む請求項1の装置。
  3. 【請求項3】 上記シーケンス手段は、各ビット位置の
    出力に対し同一順序にてN個のデータワードに関するビ
    ットを出力する請求項1の装置。
  4. 【請求項4】 上記グループ画定手段は、N個のデータ
    ワードのグループを記憶するためのメモリ手段を含み、
    上記シーケンス手段は、上記メモリに記憶されたデータ
    ワードの各ビットのアドレスを指定してビットストリー
    ムの組を出力するためのアドレス発生手段を含む請求項
    1の装置。
  5. 【請求項5】 上記グループ画定手段は、N個のデータ
    ワードから成る別のグループを記憶するための第2のメ
    モリ手段を具え、上記シーケンス手段は、上記第2のメ
    モリ手段にデータワードの後続するグループが記憶され
    るときに、前に記憶されたデータワードのグループに関
    するビットストリームを出力するように上記第1のメモ
    リ手段をアドレスし、データワードの後続するグループ
    が上記第1のメモリ手段に記憶されるときに、前に記憶
    されたデータワードのグループを出力するように上記第
    2のメモリ手段をアドレスする、交互アドレス手段を含
    む請求項4の装置。
  6. 【請求項6】 上記シーケンス手段は、相互に連結され
    た後続のデータワードのグループに関するビットストリ
    ームを順次出力する請求項5の装置。
  7. 【請求項7】 上記シーケンス手段は、相互に連結され
    た各ビット位置に対する上記ビットストリームと連続す
    るビットストリームを発生する請求項1の装置。
  8. 【請求項8】 上記シーケンス手段は、N個のデータワ
    ードのビットを、ビットの重要度が下がる順序で出力す
    る請求項7の装置。
  9. 【請求項9】 上記ビットストリーム発生手段は、複数
    のビットストリームを出力する並列シーケンス手段から
    成り、該ビットストリームの各々は、上記データワード
    内のMビット位置の少なくとも1個と対応するととも
    に、各データワードのビット位置からの一連のデータビ
    ットから成り、上記ランレングス符号化手段は、複数の
    ランレングス符号化器から成り、該ランレングス符号化
    器の各々は、上記複数のビットストリームの1つを夫々
    受信して符号化する請求項1の装置。
  10. 【請求項10】 M個の並列シーケンス手段を具え、そ
    の各々が上記データワードのMビット位置の各1個と夫
    々対応するビットストリームを出力する請求項9の装
    置。
  11. 【請求項11】 圧縮データブロックの最大サイズが固
    定されており、上記シーケンス手段が、最終データワー
    ドでの圧縮データブロックのオーバフローを回避するよ
    うにデータワードの符号化を終了させるとともに、該最
    終データワードの完全に符号化されたビット位置を表す
    ヘッダを発生する手段を含む請求項10の装置。
  12. 【請求項12】 上記ランレングス符号化手段は、上記
    ビットストリームにおいて、第1の最大ストリング長が
    あることを前提として、第2のビット値によって終了す
    る第1のビット値の第1ストリングを計数するととも
    に、第2の最大ストリング長があることを前提として、
    第1のビット値によって終了する第2のビット値の第2
    ストリングを計数するストリングカウント手段と、上記
    第1及び第2の最大ストリング長並びに考えられる各第
    1ストリング長及び考えられる各第2ストリング長に対
    してビットストリング符号を符号化するストリング符号
    化手段とを具え、これにより、上記ランレングス符号化
    手段が順次検出されるビットストリームに対して一連の
    ビットストリング符号を出力する請求項1の装置。
  13. 【請求項13】 上記ランレングス符号化手段は、上記
    シーケンス手段から出力されるデータワードのグループ
    に対して上記ビットストリームの総ビット数を累算する
    グループカウント手段と、上記第1及び第2の最大スト
    リング長並びに考えられる第1及び第2のストリング長
    に対するランレングス符号の中から選択された所定のラ
    ンレングス符号を適用するために、上記シーケンス手段
    によってデータワードのグループにおける最後のビット
    が出力されたとき、上記グループカウント手段に応答す
    ると共に、符号化が特に定められていないシーケンス手
    段からのビットストリングにも応答するグループ終了手
    段とを含む請求項12の装置。
  14. 【請求項14】 上記ランレングス符号化手段の出力を
    受信し、上記ランレングス符号に対してコンマレス符号
    化を適用するコンマレス符号化手段を具える請求項1の
    装置。
  15. 【請求項15】 上記コンマレス符号化手段は、考えら
    れるランレングス符号を発生確率に従ってグループ分け
    して登載したハフマン参照表を含む請求項14の装置。
  16. 【請求項16】 所定のマッピングに従って上記データ
    ワードの入力データ値をマッピングするデータ前処理手
    段を具えた請求項1の装置。
  17. 【請求項17】 Mを2以上の正の整数として、Mビッ
    トのデータワードを圧縮するためのデータ圧縮方法であ
    って、 (a)各Mビットのデータワードの対応するビット位置
    からの連続するビットから成るビットストリームの組
    を、 (a) (i)Nを2以上の正の整数としてN個のデー
    タワードのグループを画定し、 (a) (ii)該N個のデータワードのグループのビ
    ットを、上記N個のデータワードの各ビット位置と関連
    し、各データワードの当該ビット位置からのN個のデー
    タビットのシーケンスから成るビットストリームの組と
    して出力することにより発生し、 (b)上記ビットストリームの組をランレングス符号化
    して上記Mビットのデータワードの上記ビットをランレ
    ングス符号化するステップから成るデータ圧縮方法。
  18. 【請求項18】 上記ステップ(a)(ii)は、デー
    タワードのグループ内の最上位アクティブビットのビッ
    ト位置を識別すること、 上記最上位アクティブビット位置を特定する情報を含む
    ヘッダを上記グループのために発生すること、 上記N個のデータワードの最上位アクティブビット位置
    に等しいか又はそれより下位のビット位置のビットのみ
    を出力することの各ステップを含む請求項17の方法。
  19. 【請求項19】 上記ステップ(a)(ii)は、各ビ
    ット位置出力に対し同一順序にて上記N個のデータワー
    ドに関するビットを出力することを含む請求項18の方
    法。
  20. 【請求項20】 上記ステップ(a)(i)は、N個の
    データワードを記憶することを含み、上記ステップ
    (a)(ii)は、上記メモリに記憶されたデータワー
    ドの各ビットに対するアドレスを発生してビットストリ
    ームを出力することを含む請求項17の方法。
  21. 【請求項21】 上記ステップ(a)(i)は、N個の
    データワードから成る別のグループを記憶することを含
    み、上記ステップ(a)(i)においてデータワードの
    1グループを記憶する動作は、上記ステップ(a)(i
    i)において前に記憶されたデータワードのグループを
    出力することと同時に行われる請求項20の方法。
  22. 【請求項22】 上記ステップ(a)(ii)は、デー
    タワードのグループに関するビットストリームを相互に
    順次連結することを含む請求項21の方法。
  23. 【請求項23】 上記ステップ(a)(ii)は、相互
    に連結された各ビット位置に対する上記ビットストリー
    ムと連続する直列ビットストリームを発生することを含
    む請求項17の方法。
  24. 【請求項24】 上記ステップ(a)(ii)におい
    て、N個のデータワードのビットを、ビットの重要度が
    下がる順序で出力する請求項23の方法。
  25. 【請求項25】 上記ステップ(a)(ii)は、各々
    が上記データワード内のMビット位置の少なくとも1個
    と対応し、かつ各データワードの当該ビット位置からの
    一連のデータビットから成る複数のビットストリームを
    並列に発生することを含み、上記ステップ(b)は、上
    記複数の並列ビットストリームをランレングス符号化す
    ることを含む請求項17の方法。
  26. 【請求項26】 上記ステップ(a)(ii)は、その
    各々が上記データワードのMビット位置の各1個と夫々
    対応するM個の並列ビットストリームを出力する請求項
    24の方法。
  27. 【請求項27】 圧縮データブロックの最大サイズが固
    定されており、上記ステップ(b)は、最終データワー
    ドにて圧縮データブロックのオーバフローを回避するよ
    うにデータワードの符号化を終了させるとともに、該最
    終データワードの完全に符号化されたビット位置を表す
    ヘッダを発生することを含む請求項26の方法。
  28. 【請求項28】 上記ステップ(b)は、 (b)(i)上記ビットストリームにおいて、第1の最
    大ストリング長があることを前提として、第2のビット
    値によって終了する第1のビット値の第1ストリングを
    計数するとともに、第2の最大ストリング長があること
    を前提として、第1のビット値によって終了する第2の
    ビット値の第2ストリングを計数すること、 (b)(ii)上記第1及び第2の最大ストリング長並
    びに考えられる各第1ストリング長及び考えられる各第
    2ストリング長とに対してビットストリング符号を符号
    化することを含み、連続して検出されるビットストリー
    ムに対して一連のビットストリング符号が出力される請
    求項17の方法。
  29. 【請求項29】 上記ステップ(b)(i)は、上記シ
    ーケンス手段から出力されるデータワードのグループに
    対して上記ビットストリームの総ビット数を累算するこ
    とを含み、上記ステップ(b)(ii)は、上記第1及
    び第2の最大ストリング長並びに考えられる第1及び第
    2のストリング長に対するランレングス符号の中から選
    択された所定のランレングス符号によって、データワー
    ドのグループにおける最後のビットが出力されたとき、
    符号化が特に定められていないビットストリングを符号
    化するステップを含む請求項28の方法。
  30. 【請求項30】 上記ステップ(b)は、ステップ
    (b)(iii)として、上記ランレングス符号のコン
    マレス符号化を更に含む請求項28の方法。
  31. 【請求項31】 上記ステップ(b)(iii)は、考
    えられるランレングス符号を発生確率に従ってグループ
    分けして登載したハフマン参照表を用いてランレングス
    符号に対するコンマレス符号を発生させることを含む請
    求項30の方法。
  32. 【請求項32】 所定のマッピングに従って上記データ
    ワードの入力データ値をマッピングすることによってデ
    ータワードの前処理を行うことを含む請求項17の方
    法。
  33. 【請求項33】 請求項1の装置によって圧縮されたデ
    ータを伸張するためのデータ伸張装置であって、 c)連続するランレングス符号からビットストリームを
    発生するためのランレングス復号手段と、 d)各Mビットデータワードの対応するビット位置にあ
    るビットが、上記ビットストリーム内の連続するビット
    によって定まる上記ビットストリームから、データワー
    ドを発生するデータワード再発生手段とを具えたデータ
    伸張装置。
  34. 【請求項34】 1つのデータワードグループに関して
    圧縮データに付けられた、ヘッダから、上記圧縮データ
    を伸張するのに用いる圧縮データ情報を復号するヘッダ
    復号手段を具える請求項33の装置。
  35. 【請求項35】 請求項17の方法によって圧縮された
    データを伸張するためのデータ伸張方法であって、 (c)連続するランレングス符号からビットストリーム
    を発生すること、及び(d)各Mビットデータワードの
    対応するビット位置にあるビットが、上記ビットストリ
    ーム内の連続するビットにより定められる上記ビットス
    トリームから、データワードを発生することを含む請求
    項17のデータ伸張方法。
  36. 【請求項36】 1つのデータワードグループに関して
    圧縮データに付けられたヘッダから、上記圧縮データを
    伸張するのに用いる圧縮データ情報を復号することを含
    む請求項35の方法。
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