JP2012507233A - Ici雑音推定を伴う受信機 - Google Patents

Ici雑音推定を伴う受信機 Download PDF

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Abstract

本発明は、伝送チャネルから受信した入力信号を復調する受信回路に関し、受信回路は、少なくとも前のシンボルに対して決定されたチャネル推定値と、次のシンボルに対して決定されたチャネル推定値と、デマッピングブロック(314)を備えるフィードバックパスにより供給される、現在のシンボルに対するシンボルデータの前の推定値に基づいてキャリア間干渉(ICI)雑音の推定値を提供するためのキャリア間干渉推定ブロック(324)と、入力信号から減じられるICI雑音の推定値に基づいて原データ信号の推定値を決定する訂正回路とを含む判定帰還等化器(228)を備える。

Description

本発明は、例えばOFDM(直交周波数分割多重)変調に従って変調され、複数のキャリアにより送信された信号を受信するための受信器に関し、特に、キャリア間干渉(ICI)に対処する受信器に関する。
キャリア間干渉(ICI)は、移動通信システムにおいて、一般的な課題である。受信器が携帯電話であるとき、干渉は、時間領域において受信される複数の反射を引き起こすマルチパス環境に起因するだけでなく、これらの反射と原信号とに独立に影響する周波数シフトにもまた起因する。そのような周波数シフトはドップラー周波数シフトとして知られており、無線チャネル周波数と受信器の速度に直接的に比例する。
ドップラー周波数シフトfdは、
d=(v・fc)/C
のように推定でき、vは受信器の速度、fcはキャリア周波数であり、Cは、3×108m/sと仮定できる波の速度である。このように、140km/hの速度v、及び800MHz帯の中心キャリア周波数を仮定すると、約100Hzのドップラー周波数シフトが引き起こされる。密集した複数キャリアの通信システムでは、これにより信号がうまく受信されることを妨害するキャリア間干渉が引き起こされる。
OFDM(直交周波数分割多重)変調は、周波数分割多重化手法であり、それによれば、データのパケットは多くの密集して直交するサブキャリア上で変調される。各サブキャリアは、QAM(直交振幅変調)やPSK(位相偏移変調)のような従来の変調方式で変調される。データは各サブキャリアごとに複数の並列のストリームに分割され、全ての変調されたサブキャリアを含むシンボルの中で送信される。
DVB−T(digital video broadcasting of terrestrial television)やDVB−H(digital video broadcasting to handheld devices)のようなディジタルビデオ放送の標準はOFDM変調の使用を提案しており、有線又は無線の信号伝送チャネルや、ディジタルテレビや音声放送、無線ネットワークの構築やブロードバンドのインターネットのような様々なアプリケーションへ適用することができる。
OFDM変調の利点は、周波数選択性フェージングのような深刻な伝送路の状態に対処するその能力である。しかしながら、密集したキャリアに起因して、特に、受信器および/または送信器が比較的速い速度で移動しているときに、OFDMシステムにおいてキャリア間干渉に適切に対処するという課題がある。
本発明の実施形態は少なくとも部分的に従来技術の1つ以上の課題を解消することを目的とする。
本発明の1つの態様によれば、伝送チャネルから受信した、原データ信号により変調される複数のデータサブキャリアと、少なくともあるシンボルにおいて、参照信号により変調される複数のパイロットサブキャリアとを含む、N個のサブキャリアを有するシンボルを備えた入力信号を復調する受信回路であって、受信回路は、少なくとも前のシンボルに対して決定されたチャネル推定値と、次のシンボルに対して決定されたチャネル推定値と、デマッピングブロックを備えるフィードバック(帰還)パスにより供給される、現在のシンボルに対するシンボルデータの前の推定値とに基づいて、キャリア間干渉雑音の推定値を供給するキャリア間干渉推定ブロックを含み、現在のシンボルにより変調された原データ信号の推定値を生成するために当該現在のシンボルに対する入力信号を繰り返し処理する判定帰還等化器と、入力信号から差し引かれるICI雑音の推定値に基づいて、原データの推定値を決定する訂正回路とを備える受信回路が提供される。
本発明の1つの実施形態によれば、フィードバックパスはさらにチャネル復号器を備える。
本発明のもう1つの実施形態によれば、訂正回路は、デマップされたデータ信号を生成するために、現在のシンボルに対するシンボルデータの推定値上でデマッピングを実行し、上述の原データ信号の推定値はそのデマップされたデータ信号に基づく、デマッピングブロックと、デマップされたデータ信号に基づいて、上述の現在のシンボルに対するシンボルデータの前の推定値を供給するマッピングブロックとを備える。
本発明のもう1つの実施形態によれば、訂正回路は、原データ信号の上述の推定値を生成するためにデマップされたデータ信号を復号するチャネル復号器と、チャネル復号器の出力と連結され、上述のデマップされたデータ信号を上述のマッピングブロックへ供給するために、原データストリームの上述の推定値を符号化するチャネル符号化器とを、さらに備える。
本発明のもう1つの実施形態によれば、キャリア間干渉推定ブロックは、現在のシンボルに対する判定帰還等化器の最初の繰返しの後に、前の繰返しにより決定された現在のシンボルに対する原データ信号の推定値に基づく雑音推定を提供する。
本発明のもう1つの実施形態によれば、訂正回路は、ICI雑音推定値を入力信号から減算した結果を現在のシンボルに対するチャネル推定値によって割ることにより決定された、現在のシンボルに対するシンボルデータの推定値に基づいて、原データ信号の推定値を決定する。
本発明のもう1つの実施形態によれば、ICI推定ブロックは、ICI雑音推定値を
Figure 2012507233
のように決定し、Cは参照行列、
Figure 2012507233
は前の繰返しにおいて決定されたシンボルデータの推定値、
Figure 2012507233
は次のシンボルのためのチャネル推定値、
Figure 2012507233
は前のシンボルのためのチャネル推定値、Nは入力信号のデータ部分に関するサンプルの数、Gはガードインターバルに関するサンプルの数である。
本発明のまたさらなる実施形態によれば、ICI推定ブロックは、
Figure 2012507233
に等しいN×N行列
Figure 2012507233
を決定し、行列
Figure 2012507233
の対角成分はゼロからなり、行列の各行における3から200の間の全幅を有する要素は、対角成分を除き、ゼロでない。
本発明のさらなる実施形態によれば、受信回路は、判定帰還等化器により処理されるシンボルに対する入力信号を受信し、判定帰還等化器により処理されたシンボルに対する原データ信号の推定値を受信する、バッファメモリを備える。
本発明のさらなる実施形態によれば、受信回路は、さらに、バッファメモリと判定帰還等化器の間に結合されるさらなるメモリを備え、さらなるメモリは判定帰還等化器により処理される次のシンボルに対する入力信号を保持する。
本発明のさらなる実施形態によれば、バッファメモリは複数のメモリバンクを備え、複数のメモリバンクの各々は、判定帰還等化器により処理されるシンボルに対する入力信号か、判定帰還等化器により処理されたシンボルに対する原データ信号の推定値を保持する。
本発明のさらなる実施形態によれば、受信回路は、メモリバンクの各々が入力信号を保持するか、原データ信号の推定値を保持するかを制御するための制御ブロックをさらに備える。
本発明のさらなる実施形態によれば、制御ブロックは、判定帰還等化器により処理されている現在のシンボルに対して、原データ信号の推定値の中のエラーの数を推定し、検出されたエラーの数に基づいて、次のシンボルに対する入力信号を判定帰還等化器にロードするようにバッファメモリを制御する。
本発明のさらなる実施形態によれば、制御ブロックは、チャネル復号より前の原データシンボルの推定値とチャネル復号及び再符号化後の原データシンボルの推定値とを比較することにより、エラーの数を推定する。
本発明のさらなる実施形態によれば、第1のクロック信号に基づいて、入力信号がバッファメモリ構造に入力され、そして原データ信号の推定値がバッファメモリ構造から出力され、第1のクロック信号の周波数の少なくとも2倍の周波数を有する第2のクロック信号に基づいて判定帰還等化器は繰返しを実行する。
本発明のさらなる態様によれば、入力信号を受信する入力と、入力信号を周波数領域に変換するフーリエ変換ブロックと、上述の受信回路とを備える移動装置が提供される。
本発明のまたさらなる態様によれば、入力信号を受信する入力と、入力信号を周波数領域に変換するフーリエ変換ブロックと、上述の受信回路とを備える基地局が提供される。 本発明のまたさらなる態様によれば、伝送チャネルから受信した、原データ信号により変調される複数のデータサブキャリアと、少なくともあるシンボルにおいて、参照信号により変調される複数のパイロットサブキャリアとを含む、N個のサブキャリアを有するシンボルを備えた入力信号を復調する方法であって、当該方法は、少なくとも前のシンボルに対して決定されたチャネル推定値と、次のシンボルに対して決定されたチャネル推定値と、デマッピングブロックを備える帰還パスにより供給される、現在のシンボルに対するシンボルデータの前の推定値とに基づいて、キャリア間干渉雑音を推定するステップを含む反復処理を、現在のシンボルにより変調された原データ信号の推定値を生成するために当該現在のシンボルに対する入力信号に実行するステップと、入力信号から減じられるICI雑音の推定値に基づいて、原データの推定値を決定するステップとを含む方法が提供される。
本発明のもう1つの実施形態によれば、反復処理は、さらに、デマップされたデータ信号を生成するために、現在のシンボルの推定値上でデマッピングを実行し、原データストリームの上述の推定値は上述のデマップされたデータ信号に基づくステップを含み、デマップされたデータ信号に基づき、上述の現在のシンボルの前の推定値を供給するためにマッピングを実行するステップを含む。
本発明のもう1つの実施形態によれば、反復処理は、さらに、原データストリームの上述の推定値を生成するために、デマップされたデータ信号を復号するステップと、上述のデマップされたデータ信号を供給するために原データストリームの上述の推定値を符号化するステップとを含む。
本発明の前述のそして他の目的、特徴、態様及び利点は、添付の図面を参照して、説明と非限定を通じて与えられる以下の実施形態の詳細な説明からはっきりと理解されるであろう。
本発明の実施形態に係る受信回路を備える移動通信装置と基地局を含む通信システムを示す図。 本発明の実施形態に係る受信回路を備える移動通信装置と基地局を含む通信システムを示す図。 本発明の実施形態に係る送信器を示す図。 本発明の実施形態に係る受信器を示す図。 本発明の実施形態に係る、図2Aの送信器のOFDM変調ブロックをより詳細に説明する図。 本発明の実施形態に係る、図2Bの受信器の判定帰還等化器をより詳細に説明する図。 本発明の実施形態に係る、図3Bのキャリア間干渉推定ブロックをより詳細に説明する図。 本発明の実施形態により決定される行列を示す図。 本発明の実施形態に係るバッファメモリを示す図。 本発明の実施形態に係る電子回路を示す図。
図1Aは、それぞれ基地局106、108及び移動通信ネットワーク110を介して通信を行う、第1の移動装置102と第2の移動装置104とを含む通信システム100を示す。図に示されるように、移動装置102および/または移動装置104は移動している。移動装置102、104と基地局106、108の各々は、例えばOFDM変調に基づいて変調された信号を受信するための受信回路を備える。
移動装置102、104は、互いに通信をしていてもよく、その場合、ディジタル信号は例えば、ディジタルオーディオ又はビデオ信号を含む。代わりに、移動装置102、104の各々又は両方は、リモートサーバから通信ネットワーク110を介して放送を受信してもよく、それは例えばディジタルテレビ放送でありうる。移動装置102、104および/または基地局106、108の受信回路で見られるドップラー周波数シフトの大きさは装置102、104の速度に依存するであろう。
図1Bは、急速に移動している車両124に通信装置122が設置される通信システムの一部を図解している。通信装置122は基地局126と通信している。この場合もやはり、通信装置122と基地局126は例えばOFDM変調に基づき変調された信号を受信するための受信回路を備える。ディジタル信号は、例えば、ディジタルオーディオやビデオ信号を含み、例えば基地局126から通信装置122へのディジタルテレビ放送である。受信回路で見られるドップラー周波数シフトの大きさは、車両の速度に依存するであろう。
図2Aは、データストリームXを変調し、例えば、図1Aの移動装置102、104又は基地局106、108、又は図1Bの通信装置122又は基地局126の受信回路へ送信する、送信Tx回路200の一例を示す。データストリームXは入力配線202に供給される。配線202は、例えば無線リンク制御(RLC)やメディアアクセス制御(MAC)を実行するレイヤ2の回路を有するブロックL2 204へつながれる。ブロック204の出力はレイヤ1回路206へ、特に、例えばインターリービングを実行し、例えば畳込DVB−H符号化器を備える前方誤り訂正(FEC)ブロック208へ供給される。FEC208の出力は、OFDM変調を実行するOFDM変調ブロック210へつながれる。OFDM変調ブロックの出力は、例えばディジタル−アナログ変換器を備えるRFブロック212へ順につながれる。RF回路212は例えば、周波数アップコンバータ、フィルタ、電力増幅器をさらに備える。RFブロック212の出力は、伝送チャネル上に変調されたOFDM信号を送信するためのアンテナへつながれる。
図2Bは、送信器200により送信された信号を受信する受信回路220の一例を示す。受信回路220は伝送チャネルから、この例ではアンテナ222を介して、rn(t)を受信し、原データストリームXを再生するために信号を復調する。
アンテナ222は、例えば直列並列変換器を含むRF回路224へつながれる。RF回路224の出力は、受信信号を周波数領域に変換する高速フーリエ変換ブロック226につながれる。FFT226の出力は、チャネル推定と訂正(CEC)、及びキャリア間干渉(ICI)除去を実行するCEC+ICIブロック230を含む、判定帰還等化器(DFE)228へつながれる。DFE228はまた、CEC+ICIブロックの出力とつながれ、デマッピングとその後のチャネル復号とを実行する、デマッピング及び復号ブロック232を含む。チャネル復号は例えば、送信器のFECブロックが畳込符号化器である場合は、ビタビ復号器を用いて実行される。図2Bには示されていないが、例えば送信回路においてチャネル符号化の後にインターリーバが続く場合、デインターリービング処理がデマッピングとチャネル復号処理との間に実行されてもよい。ブロック232の出力は、別の実施形態ではこれらのステップは他の場所で実行されても全く実行されなくてもよいが、例えばデインターリービングブロック234によるインターリービングの除去、及びDRSブロック236によるリード―ソロモン(RS)符号の復号に先だって、原データストリームXの推定値
Figure 2012507233
を供給する。デマッピング及び復号ブロック232の出力
Figure 2012507233
は、また、フィードバック(帰還)信号としてCEC+ICIブロック230へ供給される。
図3Aは、送信器のOFDM変調ブロック210をより詳細に図解している。図解するように、OFDM変調を実行するために、ブロック210は、入力配線242からパイロットシンボルの受信も行う、変調及びマッピングブロック240を備える。このブロックは、例えばPSK(位相偏移変調)、QPSK(直交位相偏移変調)、又はQAM(直交振幅変調)に従って、データ及びパイロット信号のサブキャリア周波数上で変調を実行する。図3Aには示されていないが、OFDM変調の後に直接的に、例えばガードインターバルが挿入され、具体的には、シンボルの終端部分がシンボルの先頭部分で反復される。結果として生じる並列データストリームS(n)は出力配線244へ供給される。
配線244は、周波数信号を時間領域へ変換する逆高速フーリエ変換ブロック(iFFT)246へつながれる。iFFT246の出力信号は、分離した配線上で通信される実部と虚部を一般的に有する複素信号である直列信号へ変換される。RF回路へ出力される前に、並列直列変換が並列直列変換器248により実行される。
図3Bは、図2のDFE228をより詳細に図解している。FFTブロック226により供給された周波数信号R(n)は、DFE228へ、配線302上に供給される。DFE228は、チャネル推定(CE)ブロック306、遅延モジュール308を備え、これらの各々は、周波数信号R(n)を受信する。遅延モジュール308は、1シンボル期間だけ信号R(n)を遅らせる。遅延モジュール308の出力は、キャリア間干渉雑音の推定値RICI(n)を減じる加算器310へ供給される。加算器310の出力は、信号R(n)−RICI(n)に基づいてチャネルの静的な部分のチャネル推定値
Figure 2012507233
を計算する、チャネル推定及び訂正ブロック312へ供給される。CECブロック312は、また、原データストリームS(n)に対応するシンボルデータの推定値
Figure 2012507233
を供給する。ここで、「i」は、以下で詳細に説明するように、シンボルnに対する推定値の反復を示す。原データストリームS(n)は図3Aの変調及びマッピングブロック240により供給される信号である。推定値
Figure 2012507233
は、デマッピングを実行し、特にシンボルデータの既知のアルファベットに基づいて原データの推定値を決定する、デマッピングブロック314へ供給される。デマッピングブロック314の出力は、データに取り入れられた前方誤り訂正符号化に基づいて、他の受信されたデータの推定値に基づき推定値を訂正する、チャネル復号器316へつながれる。チャネル復号器316の出力は、出力配線318上に、原データ信号の推定値
Figure 2012507233
を供給する。チャネル復号器316は例えばビタビ復号器である。
配線318上のチャネル復号器316の出力は、例えばビタビアルゴリズムに従って、データ信号を再度符号化するチャネル符号化器320、及び、前の繰返しにおいて生成されたデータストリームの推定値
Figure 2012507233
を、ICI推定ブロック324へ供給するためにデータ信号を再度マッピングするマッピングブロック322へのフィードバックパスにも供給される。
推定値
Figure 2012507233
と同様に、ICI推定ブロック324は、チャネル推定ブロック306からの次のシンボルのための静的チャネルの推定値
Figure 2012507233
と、遅延ブロック326により提供される1シンボル期間の遅延の後の、チャネル推定及び訂正ブロック312からの前のシンボルのための静的チャネルの推定値
Figure 2012507233
とを受信する。これらの値と(以下で詳細に説明する)固定行列Cに基づいて、ICI推定ブロック324により、チャネルのキャリア間干渉雑音RICI(n)の推定値が決定され、入力信号R(n)から減じられるために加算器314へ供給される。
図3Bにおいて、破線328により示されるように、ICI推定ブロック324へのフィードバックパスは、ビタビ符号化器320を介して供給されるのでなく、フィードバックパスがデマッピングブロック314からマッピングブロック322の入力へ配線328を介して直接的に供給されてもよい。
ここで、図3のブロックによる原シンボルデータの推定値
Figure 2012507233
の生成について説明する。
周波数領域において、受信器により受信された信号R(n)は
R(n)=H・S+W
に等しいものとする。ここで、Hはチャネル行列を表し、2つの成分HSTAT+HVARからなり、HSTATはチャネル行列Hの対角成分を含む行列であり、この対角成分はチャネルの静的伝搬に対応し、HVARは行列Hの対角成分を除く要素を含み、これらの要素は、チャネルの動的伝搬に対応する。Sは原信号であり、Wはチャネルの雑音を表す。その結果として、
R(n)=HSTAT・S(n)+HVAR・S(n)+W
ということとなる。
送信された信号の推定値
Figure 2012507233
は、以下のように決定される。
Figure 2012507233
ただし、RICI(n)は、
Figure 2012507233
のように決定されるキャリア間干渉雑音である。図3では、ICI推定ブロック324はRICI(n)を決定し、RICI(n)は加算器310によりR(n)から減じられ、この結果はCECブロック312において送信された信号の推定値
Figure 2012507233
を生成するために
Figure 2012507233
により割られる。
ここで、ICI推定ブロック324によるRICI(n)の生成について図4を参照して説明する。
図4は、図3BのICI推定ブロック324をより詳細に図解している。ブロック324は、チャネル推定ブロック306から次のシンボルのためのチャネル推定値
Figure 2012507233
を受信するための入力402と、遅延ブロック326から前のシンボルのためのチャネル推定値
Figure 2012507233
を受信するための入力404と、現在のシンボルnに対するDFE228の前の繰返しがすでに実行されている場合、マッピングブロック322からの、入力配線406上における原信号の推定値
Figure 2012507233
とを備える。
加算器408は、配線402と404上で受信される次のそして前のチャネル推定値の減算を実行し、結果のベクトルを、ベクトルをそのベクトルの値を対角線に沿った位置に有する行列
Figure 2012507233
に拡張するブロック409へ供給する。
Figure 2012507233
は、これに2(N+G)で割られた参照行列Cm、nを乗じる乗算器410へ供給される。ここで、Nは各シンボルの情報を表すサンプルの数で、Gは各シンボルのガードインターバルを表すサンプルの数であり、したがって、N+Gは1つのOFDMシンボルのサンプルにおける全長である。行列Cm、nについて、以下、より詳細に説明する。乗算器410の出力は、乗算器410で実行された乗算の結果と、ベクトルである推定値
Figure 2012507233
とを乗算する、さらなる乗算器412へ供給される。乗算器412の出力のベクトルは、出力配線414上へ供給される信号RICI(n)である。
別の方法として、最初に
Figure 2012507233
にCm、n/2(N+G)を乗じて、結果のベクトルの各要素にベクトル
Figure 2012507233
の対応する要素を独立的に乗じることにより、数学的に等価な形式で計算が実行されてもよい。
このように、
Figure 2012507233
行列は、折れ線近似を用いて近似される。具体的には、
Figure 2012507233
の推定値は、
Figure 2012507233
のように決定される。参照行列Cm、n/2(N+G)は、例えば、受信器のメモリに保持される。CはCn、m=Bn-m/Nのように定義される行列であり、Bn-mは、
Figure 2012507233
のように定義することができる。ここで、TSはサンプリング間隔である。
行列
Figure 2012507233
と、ベクトル
Figure 2012507233
を図5に示す。図解されるように、行列
Figure 2012507233
は、ゼロの対角成分と対角成分のどちらの側にもいくつかの値にわたる他の要素Hとを有する。本発明の発明者は、
Figure 2012507233
行列の要素の全てを使うことなく良好な性能を達成可能であることを発見した。行列はN×N行列であり、Nはサブキャリア周波数の数である。Nが数千に等しくてもよいことを考えれば、行列の要素の全ての数を扱うためにはプロセッサのリソースの要求が厳しくなるであろう。上に述べたように、各行に最大w個のゼロでない値が存在し、残りの値はゼロである。wは例えば少なくとも2であり、具体的にはN=8192のDVB−TやDVB−Hでは60の値が特によく機能する。
次の、そして前のシンボルに対するチャネルの静的部分の推定値
Figure 2012507233
は、図3Bのチャネル推定ブロック306及びチャネル推定及び訂正ブロック312により決定されるように、パイロットサブキャリア信号に基づいて実行されてもよい。パイロットサブキャリアは例えば3キャリア周波数ごとに存在する。具体的には、パイロットキャリア周波数に基づいてチャネルの推定値を提供するように、例えば最初に線形補間を実行することによって補間が実行される。第2に、全体のチャネル推定値
Figure 2012507233
を完成するために、例えば1以上のFIRフィルタを用いる周波数補間が実行される。次のシンボルに対する
Figure 2012507233
は、除去されるICI雑音なしで生成されるところ、前のシンボルに対する、
Figure 2012507233
は、除去されるICI雑音RICIを有する信号に基づいて、CEC312により計算されることに注意すべきである。
図3Bを再度参照すると、DFE228はシンボルが受信されるレートより高いレートで動作する。これは、各シンボルに対して1より多くのループの繰返しを実行することができることを意味する。
一般に、各シンボルに対して、DFE228により少なくとも2回の繰返しが実行される。最初の繰返しでは、シンボルnに対するデータ信号の推定値
Figure 2012507233
がまだない。DFE228のいくつかの実施形態によれば、繰返しのループはシンボルの到着の速度より3倍速い速度で達成され、これは各シンボルに対して3回の繰返しが実行されることを意味する。しかしながら、発明者は、エラーが極めて少ない、又は全くない原データを提供することができる繰返しの数は6回ほどであるかもしれないことを発見した。各シンボルに対して実行される繰返しの数に柔軟性を許すために、以下で説明するように、好ましくは適応的なバッファメモリが使用される。
図6はDFE228とつながれるバッファメモリ600を示す。メモリ600は、この例では、DFE228による処理に先だって、バッファ入力BUFF_IN上で受信されたR(n)データを保持するため、そして、DFE228からの、バッファ出力BUFF_OUT上へ出力される前の推定値
Figure 2012507233
を保持するための、入力および/または出力バッファとして用いられる4つのメモリバンク602から608を備える。言い換えれば、バッファメモリはDFE228の入力と出力につながれる。メモリ609は、処理される次のシンボルに関するR(n)データを一時的に保持するためにメモリ600とDFE228の間に用意される。
メモリ構造の入力/出力クロック信号CLK_Sは、シンボルに対応するデータがBUFF_IN入力配線上で入力バッファに入力され、BUFF_OUT出力配線上で出力バッファから出力される時を制御する。クロック信号CLK_Sの周波数はシンボルが到着する頻度と同じである。一方、DFE228は、この例ではCLK_Sより3倍高い周波数を有する、クロック信号CLK_DFEによりクロックされる。別の実施形態では、クロック信号CLK_DFEの周波数は異なる周波数であってよく、例えば、クロック信号CLK_Sの周波数の2から10倍であってよい。
図6に、メモリバンク604と606の間に、入力と出力バッファとの間の境界線を指し示すポインタ610を表す。このポインタは、ここで説明するように、位置612、614、616、又は618へ、要求される入力/出力バッファの数に応じて移動してもよい。
制御回路CTRL620は、DFE228の出力を受信し、復調されたデータ信号
Figure 2012507233
におけるエラーの残りの数が特定のシンボルに対するDFE228の繰返しをするに値するか、または、すぐにデータはDFEからバッファ600へ出力されることができるかを判定する。具体的には、データ信号中の誤り訂正符号は、復号前のデータ中に存在する誤りの数を推定することを可能とする。符号化器は、例えばDEMAPブロック314の出力における、受信された符号化データと、復号とそれに続く符号化の後に得られる、言い換えれば、チャネル符号化器320の出力における、データとを比較する。それに応じて、制御ブロック620は、バッファブロック600を制御するための制御信号を生成する。具体的には、制御信号は、DFEの出力が出力バッファ600に保持され、次のシンボルに対するデータがDFEにロードされるべきであること、又はポインタが位置を変えるべきことを示す。
通常の処理では、2つの左側のメモリバンク602、604は入力バッファとして指定され、2つの右側のメモリバンク606、608は、出力バッファとして指定される。
好ましくは、所与のシンボルに対する繰り返しの最大数Mはシステム内で定められる。Mは例えば、少なくとも2に設定され、例えば、2から10の間である。本発明の発明者は、DVB−TおよびDVB−Hへの適用においては、DFE228の6回目の繰返し以降は、大抵全てのエラーが訂正され、そして、そのため、繰り返しの最大数Mは、例えばそのようなアプリケーションでは、6として定められることを発見した。
最初は、ポインタ610はメモリバンク604と606の間の位置であるとする。制御ブロック620が、現在のシンボルに対するDFE228のただ2回の繰返しの後に、データをすぐに出力できることを示すと、メモリバンク606と608がまだ空になっておらず、このため、ポインタは新しい出力バッファを作り出すために位置612へ移動する。同時に、メモリバンク604の内容は処理される準備のメモリ609にロードされ、DFE228の出力はメモリバンク604へロードされる。メモリ609中の次のシンボルに対するデータの処理がその後開始される。もしこの次のシンボルが3回より少ない繰返しを用いると、その後、再度ポインタを、メモリバンク602をさらなる出力バッファに変える、位置614へ移動してもよい。ポインタが位置614にある間は、出力バッファはこれ以上拡張できないため、3回より少ない繰返しを要求するいかなるシンボルも3回繰り返されるであろう。
一方、ポインタが位置614にあるとき、もし、制御ブロック620が、現在処理されているシンボルに対するデータに3回より多くの繰返しを適用してエラーレートを向上させるべきと決定した場合、より多くの入力バッファを作り出すことができる。具体的には、3回目の繰返しの後に、制御ブロックは、ポインタをポジション612に移動することにより、メモリバンク602を入力バッファに変える。必要であれば、続くシンボルに対するデータの処理の間、より多くの入力バッファを用意するために、ポインタを610、616、618のそれぞれの位置に逐次的に移動してもよい。しかしながら、一度ポインタが位置618に到達すると、それ以上の入力バッファを作り出すことはできず、このため、さらなる繰り返しによってエラーレートを削減できたとしても、出力バッファが再度解放されない限り、シンボルは最大3回繰り返される。
図7は複数のキャリア周波数上の変調された信号を受信するアンテナ702を備える電子装置700を示す。アンテナ702は、受信回路704につながれる。受信回路704の出力は、さらに装置のメインプロセッサ708とつながるディジタル信号処理(DSP)ブロック706へつながれる。上述の図3Aの受信回路、そして特にDFE228は、例えばハードウェアの中の受信回路704の中にある装置であり、代わりに、DSP706により実行されるソフトウェアにより、又はハードウェアとソフトウェアの組み合わせにより、実装されてもよい。プロセッサ708は、例えばアンテナ702を介して受信されたデータを保持するメモリ710につながれる。図7には示していないが、プロセッサ708は例えばディスプレイ部や入力/出力装置などのような1以上の他の要素につながれてもよい。
装置700は、例えば、電話を含む移動装置、ラップトップコンピュータ、PDA(パーソナル・ディジタル・アシスタンツ)、携帯ゲーム機等のような、例えばOFDM信号といった変調された信号を復調するための回路を含むあらゆる電子装置である。装置700はPCやセットトップボックスのような装置であってもよい。装置700は、例えばDVB−TやDVB−H標準に従ったビデオやテレビのような信号を受信するように、例えば構成される。装置700はまた、基地局内において、例えば移動装置から受信した、変調された信号を受信し復調するために提供される装置であってもよい。
ここで説明した受信回路の利点は、デマッピングブロック314とマッピングブロック322を介したフィードバックパスを提供することにより、シンボルデータに対する判定がシンボルデータが属するアルファベットの知識に基づいて行われることである。これは、フィードバックパスの精度を向上させる。ひいては、もしフィードバックパスにおいてデマッピングが実行されなければ、熱雑音が再度システム内に入れられ、さらなる誤りを引き起こすであろう。いくつかの実施形態において、フィードバックパスはまた、チャネル復号器316とチャネル符号化器320とを含み、これは、デマッピングの間に得られるシンボルデータ上の判定における、少なくともいくつかの誤りを訂正するというさらなる利点を提供する。
ここで説明した受信回路のさらなる利点は、DFE228がマルチキャリア信号からキャリア間干渉を除去する簡単で効果的な方法を提供することである。具体的には、本発明の発明者は、前に知られたOFDM受信器では、80Hzより大きいドップラー周波数シフトは正しいデータ伝送を妨げるキャリア間干渉を引き起こすところ、ここで説明した受信器は180Hzほどのドップラー周波数シフトに対処することができることを発見した。800MHzの中心キャリア周波数を仮定したときに、これは、受信回路の最大速度を108km/hから243km/hへ増加することができること、言い換えると、135km/hの速度増加を意味する。
ここで説明した受信回路のさらなる利点は、受信された信号の品質に応じて、より多くの又はより少ない繰返しが実行されてもよいということである。各シンボルに対する処理遅延の変動を補償するために、順応性のあるバッファが有利に提供される。
本発明のいくつかの特定の実施形態が説明されたが、当業者には様々な変形や別の方法が適用されてもよいことは明らかであろう。
例えば、ビタビ復号のような具体的な復調のステップを含む実施形態が説明されたが、当業者にとって、追加および/または別のステップを適用してもよいことは明らかであろう。
さらに、メモリバッファ構造が図6に関して4つのメモリバンクを備えるように説明されたが、別の実施形態では、より多くの又は少ないメモリバンクが準備されてもよい。

Claims (15)

  1. N個のサブキャリアを有する複数のシンボルを備えた、伝送チャネルから受信された入力信号(R(n))を復調する受信回路であって、前記N個のサブキャリアには、原データ信号により変調される複数のデータサブキャリアと、少なくともあるシンボルにおいて、参照信号により変調される複数のパイロットサブキャリアとが含まれ、
    前記受信回路は、現在のシンボルにより変調された前記原データ信号の推定値
    Figure 2012507233
    を生成するために、前記現在のシンボルに対する前記入力信号を繰返し処理する判定帰還等化器(228)を備え、
    前記判定帰還等化器は、
    前のシンボルに対して決定されたチャネル推定値
    Figure 2012507233
    と、次のシンボルに対して決定されたチャネル推定値
    Figure 2012507233
    と、デマッピングブロック(314)を備えるフィードバックパスにより供給される、前記現在のシンボルに対するシンボルデータの前の推定値
    Figure 2012507233
    と、に少なくとも基づいて、キャリア間干渉(ICI)雑音の推定値(RICI(n))を供給するキャリア間干渉推定ブロック(324)と、
    前記入力信号から減じられるICI雑音の前記推定値に基づいて前記原データ信号の前記推定値を決定する訂正回路(310、312、314、316)と、
    を備えることを特徴とする受信回路。
  2. 前記フィードバックパスは、チャネル復号器(316)をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の受信回路。
  3. 前記訂正回路は、
    デマップされたデータ信号を生成するために、前記現在のシンボルに対するシンボルデータの推定値
    Figure 2012507233
    上で、デマッピングを実行するデマッピングブロック(314)と、
    前記デマップされたデータ信号に基づいて、現在のシンボルに対するシンボルデータの前記前の推定値
    Figure 2012507233
    を供給するマッピングブロック(322)と、を備え、
    前記原データ信号の前記推定値
    Figure 2012507233
    は、前記デマップされたデータ信号に基づく、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の受信回路。
  4. 前記訂正回路は、
    前記原データ信号の前記推定値
    Figure 2012507233
    を生成するために前記デマップされたデータ信号を復号するチャネル復号器(316)と、
    前記チャネル復号器の出力と接続され、前記デマップされた信号を前記マッピングブロック(322)へ供給するために、原データストリームの前記推定値を符号化するチャネル符号化器(320)と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の受信回路。
  5. 前記訂正回路(310、312)は、ICI雑音推定値を前記入力信号から減じた結果を前記現在のシンボルに対するチャネル推定値によって割ることにより決定される、前記現在のシンボルに対するシンボルデータの推定値
    Figure 2012507233
    に基づいて、前記原データの推定値
    Figure 2012507233
    を決定することを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載の受信回路。
  6. 前記ICI推定ブロック(324)は、ICI雑音推定値(RICI(n))を、
    Figure 2012507233
    のように決定し、Cは参照行列、
    Figure 2012507233
    は、シンボルnに対する前記判定帰還等化器の前の繰返しに対して決定された前記現在のシンボルに対するシンボルデータの推定値、
    Figure 2012507233
    は、次のシンボルに対するチャネル推定値、
    Figure 2012507233
    は、前のシンボルに対するチャネル推定値、Nは前記入力信号のデータ部分に関するサンプル数、そしてGはガードインターバルに関するサンプル数であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の受信回路。
  7. 行列Cは、Cn、m=Bn-m/Nのように定義され、Bn-mは、
    Figure 2012507233
    のように定義でき、TSはサンプリング間隔であることを特徴とする請求項6に記載の受信回路。
  8. 前記ICI推定ブロック(324)は、
    Figure 2012507233
    に等しく、対角成分がゼロからなり、行列の各行において対角成分を除く全幅が3から200の要素がゼロでない、N×N行列
    Figure 2012507233
    を決定することを特徴とする請求項6又は7に記載の受信回路。
  9. 前記受信回路は、前記判定帰還等化器により処理されるシンボルに対する前記入力信号を受信し、前記判定帰還等化器により処理されたシンボルに対する前記原データ信号の前記推定値を受信する、バッファメモリ(600)を備え、
    前記バッファメモリは、複数のメモリバンク(602−608)を備え、前記メモリバンクの各々における、前記判定帰還等化器により処理されるシンボルに対する前記入力信号の記憶、又は、前記判定帰還等化器により処理されたシンボルに対する前記原データ信号の推定値の記憶は、制御ブロック(620)により制御されることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の受信回路。
  10. 前記制御ブロック(620)は、前記判定帰還等化器により処理されている現在のシンボルに対して、前記原データ信号の前記推定値の中の誤りの数を推定し、
    検出されたエラーの数に基づいて、次のシンボルに対する前記入力信号を前記判定帰還等化器にロードするように前記バッファメモリを制御することを特徴とする請求項9に記載の受信回路。
  11. 前記制御ブロックは、チャネル復号の前の原データシンボルの推定値と、チャネル復号及び再符号化の後の原データシンボルの推定値とを比較することにより前記誤りの数を推定することを特徴とする請求項10に記載の受信回路。
  12. 第1のクロック信号(CLK_S)に基づいて、入力信号が前記バッファメモリ構造に入力され、
    前記原データ信号の前記推定値が前記バッファメモリ構造から出力され、
    前記第1のクロックの周波数の少なくとも2倍の周波数を有する第2のクロック信号(CLK_DFE)に基づいて、前記判定帰還等化器は繰返しを実行する
    ことを特徴とする請求項9から11のいずれか1項に記載の受信回路。
  13. 前記入力信号を受信する入力(222、702)と、前記入力信号を周波数領域に変換するフーリエ変換ブロック(226)と、請求項1から12のいずれか1項に記載の受信回路と、を備える移動装置。
  14. 前記入力信号を受信する入力(222、702)と、前記入力信号を周波数領域に変換するフーリエ変換ブロック(226)と、請求項1から12のいずれか1項に記載の受信回路とを備える基地局。
  15. N個のサブキャリアを有する複数のシンボルを備えた、伝送チャネルから受信された入力信号(R(n))を復調するための方法であって、前記N個のサブキャリアには、原データ信号により変調される複数のデータサブキャリアと、少なくともあるシンボルにおいて、参照信号により変調される複数のパイロットサブキャリアとが含まれ、
    前記方法は、現在のシンボルにより変調された前記原データ信号の推定値
    Figure 2012507233
    を生成するために、前記現在のシンボルに対する前記入力信号への繰返し処理を実行するステップを備え、
    前記繰返し処理は、
    前のシンボルに対して決定されたチャネル推定値
    Figure 2012507233
    と、次のシンボルに対して決定されたチャネル推定値
    Figure 2012507233
    と、デマッピングブロック(314)を備えるフィードバックパスにより供給される、前記現在のシンボルに対するシンボルデータの前の推定値
    Figure 2012507233
    と、に少なくとも基づいて、キャリア間干渉(ICI)雑音(RICI(n))を推定するステップと、
    前記入力信号から減じられるICI雑音の前記推定値に基づいて、前記原データ信号の前記推定値を決定するステップと、
    を備えることを特徴とする方法。
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