JP2012506920A - 極性オレフィンブロックと無極性オレフィンブロックを有する新規なコポリマー - Google Patents
極性オレフィンブロックと無極性オレフィンブロックを有する新規なコポリマー Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012506920A JP2012506920A JP2011532698A JP2011532698A JP2012506920A JP 2012506920 A JP2012506920 A JP 2012506920A JP 2011532698 A JP2011532698 A JP 2011532698A JP 2011532698 A JP2011532698 A JP 2011532698A JP 2012506920 A JP2012506920 A JP 2012506920A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polar
- monomer
- nonpolar
- ethylene
- group
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F210/00—Copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
- C08F210/02—Ethene
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F297/00—Macromolecular compounds obtained by successively polymerising different monomer systems using a catalyst of the ionic or coordination type without deactivating the intermediate polymer
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F297/00—Macromolecular compounds obtained by successively polymerising different monomer systems using a catalyst of the ionic or coordination type without deactivating the intermediate polymer
- C08F297/02—Macromolecular compounds obtained by successively polymerising different monomer systems using a catalyst of the ionic or coordination type without deactivating the intermediate polymer using a catalyst of the anionic type
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F297/00—Macromolecular compounds obtained by successively polymerising different monomer systems using a catalyst of the ionic or coordination type without deactivating the intermediate polymer
- C08F297/06—Macromolecular compounds obtained by successively polymerising different monomer systems using a catalyst of the ionic or coordination type without deactivating the intermediate polymer using a catalyst of the coordination type
- C08F297/08—Macromolecular compounds obtained by successively polymerising different monomer systems using a catalyst of the ionic or coordination type without deactivating the intermediate polymer using a catalyst of the coordination type polymerising mono-olefins
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F4/00—Polymerisation catalysts
- C08F4/42—Metals; Metal hydrides; Metallo-organic compounds; Use thereof as catalyst precursors
- C08F4/72—Metals; Metal hydrides; Metallo-organic compounds; Use thereof as catalyst precursors selected from metals not provided for in group C08F4/44
- C08F4/80—Metals; Metal hydrides; Metallo-organic compounds; Use thereof as catalyst precursors selected from metals not provided for in group C08F4/44 selected from iron group metals or platinum group metals
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L53/00—Compositions of block copolymers containing at least one sequence of a polymer obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Graft Or Block Polymers (AREA)
- Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Polymerization Catalysts (AREA)
Abstract
【解決手段】第VIII〜X族に属する金属を含む有機金属錯体からなる単一成分の触媒系を使用する、オレフィンブロックとビニル極性モノマーブロックとを有するコポリマーを得る方法。この有機金属錯体は共触媒を加えずに媒体中で活性であるのが好ましい。
Description
本発明はさらに、有機金属錯体の第VIII〜X族に属する金属をベースにした単一成分触媒系を使用して、オレフィン・ブロックとビニル極性モノマーブロックとを有するコポリマーを得る方法にも関するものである。
本発明の目的は、所与の単一成分の触媒系の存在下で極性モノマーと非極性モノマーとを共重合して、一つ以上の極性モノマーブロックと一つ以上の無極性モノマーブロック、特にエチレンブロックとを含むブロック共重合体を製造する方法を提供することにある。
(a)Metは第VIII、IXおよびX族に属する金属を表し、
(b)Yは上記金属を酸化させるリガント分子を表し、C、Hおよび0、S、PおよびNの中から選択される少なくとも一つの原子をベースにしたヘテロ原子基から成り、好ましくはフェノキシタイプの基であり、
(c)LはC、Hおよび0、S、PおよびNの中から選択される少なくとも一つの原子をベースにした錯化分子から成り、好ましくはイミンまたはイライド(ylide)タイプの基であり、
(d)L'は一座配位式の電子供与型の錯体化分子、例えばフォスフィンまたはピリジン、好ましくはフォスフィン、より好ましくはトリフェニルホスフィンを表し、
(e)Rは1〜20のC原子を有するアルキルまたはアルキルアリールタイプまたは6〜20のC原子を含むシクロアルキルまたはフェニルタイプの炭化水素ベースの基であり、好ましくはメチルまたはフェニル基である)
(1)不飽和カルボン酸、例えばアクリル酸またはメタアクリル酸およびこれらの誘導体、
(2)不飽和カルボン酸エステル、例えばアクリル酸ブチルおよびメタアクリル酸メチルおよびこれらの誘導体、
(3)スチレン誘導体、例えばスチレンまたはα−メチルスチレン、α−オレフィン、エチレンまたはプロピレンと組み合わせた場合には極性モノマーと考えられる、
(4)アクリルアミド誘導体およびメタクリルアミド系、例えばアクリルアミドおよびメタクリルアミドおよびこれらの誘導体、
(5)アクリロニトリルおよびこれらの誘導体。
(a)Metは第VIII、IXおよびX族に属する金属を表し、
(b)Yは上記金属を酸化させるリガント分子を表し、C、Hおよび0、S、PおよびNの中から選択される少なくとも一つの原子をベースにしたヘテロ原子基から成り、好ましくはフェノキシタイプの基であり、
(c)LはC、Hおよび0、S、PおよびNの中から選択される少なくとも一つの原子をベースにした錯化分子から成り、好ましくはイミンまたはイライド(ylide)タイプの基であり、
(d)YとLは共有結合で結合されていてもよく、
(e)L'は一座配位式の電子供与型の錯体化分子、例えばフォスフィンまたはピリジン、好ましくはフォスフィン、より好ましくはトリフェニルホスフィンを表し
(f)Rは1〜20個のC原子を有するアルキルまたはアルキルアリールタイプまたは6〜20個のC原子を含むシクロアルキルまたはフェニルタイプの炭化水素ベースの基であり、好ましくはメチルまたはフェニル基である)
本発明方法で得られるブロック共重合体は一つ以上の極性モノマーブロックと一つ以上の無極性モノマーブロックとから成る。
(1)溶液重合用の不活性な炭化水素ベースの溶剤、
(2)バルク重合用の液体極性モノマー
溶剤中で上記定義の有機金属錯体を反応させる。
(1)重合温度を上げる、
(2)系にルイス塩基を加える、例えばトリフェニルホスフィンPPh3をx当量加える(xは金属に対して1〜20当量)、
(3)エチレン圧力(従って、媒体中のエチレン濃度)を下げる。
「p-a」が極性モノマー(p)と無極性モノマー(a)との間の結合として定義され、
「p-p」が極性モノマー(p)と極性モノマー(p)との間の結合として定義され、
「a-a」が無極性モノマー(オレフィン)(a)と非極性モノマー(オレフィン)(a)との間の結合として定義される、
場合、下記関係を満たす構造を有することが分かっている:
Σp−a/Σp−p<<1
Σp−a/Σa−a<<1
Σp−a>1(各ポリマー鎖で)
(1)第一に、「p-a」タイプのタイプ結合の合計と「p-p」タイプの結合の合計との比が1よりはるかに小さく、
(2)第2に、「p-a」タイプの結合の合計と「a-a」タイプの結合の合計と比が1よりはるかに小さく、
(3)各ポリマー鎖で、「p-a」タイプの結合の合計が1より大きい。
(ここで、Met、R、L、L'およびYは上記と同じ意味を有する)
の有機金属錯体から成る触媒系の、少なくとも一つの無極性モノマー、特にエチレンと少なくとも一つの極性モノマーのブロック共重合での使用にある。この錯体は少なくとも一つの無極性オレフィンブロックと少なくとも一つの極性オレフィンブロックとを有するコポリマーを得るのに使用できる。上記有機金属錯体は、共触媒を加えずに、媒体中で活性である点に注意されたい。
驚くことに、同じ触媒系で各種極性モノマー(実施例1〜3)のラジカル単独重合と共重合を行うことができる。さらに、この触媒系は、エチレンおよび極性モノマーの存在下でコモノマーの共重合および三元共重合(実施例4〜12)を行うことができ、全く新しいブロック共重合体を製造することができる。これはオリジナルなことで知られている。これらのコポリマーおよびターポリマーは各モノマーを0.1モル%〜99.9モル%含むことができる。さらに、本発明で報告される活性(ポリマーのg/金属のモル数/時間で測定)は文献に記載の最も活性なものより活性が高い。
熱的性質(融点およびガラス遷移温度)はSetaram DSC 131機でDSC(示差走査熱量計)で測定した。使用した昇温プログラムは20℃から150℃まで10℃/分の速度温度増加に対応する。
Grubbs, Organometallics 1998 17, 3149 Matt, Chemistry--A European Journal, 12(20), 5210-5219; 2006)
2つのタイプのニッケル錯体を用いた極性モノマーの共重合
実施例1〜3ではコモノマーの各種比率でコモノマーをバルクで共重合した。有機金属錯体を(必要に応じてトリフェニルホスフィンと一緒に)上記コモノマー中に溶かした。反応物をし鵜用した丸底フラスコを恒温浴に浸して重合温度を上記定義の温度に固定した。反応時間t後に冷却して重合を止め、メタノールからポリマーを沈殿させて得た。乾燥後、反応物の量(g)から収率のポリマー特徴質量(m)を得た。
2つのコモノマーの反応性の比の値から生じた重合機構を識別できるので、それらは機構情報の基本的な要素である。これらの反応性比を得るためには、先ず第一に、共重合の式を決定する必要がある。モノマーAおよびBの重合反応では下記が考慮される:
[Ni]=2.2mM、
V全モノマー=10m1(モノマーのバルク重合)
m3pph3=20mgのPPh3(PPh3添加の場合)、
T=70℃、重合時間=3時間
従って、ポリオレフィン触媒を使用したアクリル酸ブチルとスチレンとの共重合機構は当然ラジカル機構である(rAおよびrBは文献:Polymer Handbookに報告されている値rA(styrene)=0.81およびrB(BuA)=0.22)と一致)。反応性比の計算からコポリマー組成図が得られる(スチレンとアクリル酸ブチルとの共重合の例を添付の[図1]に示す)。反応性比の値から再計算した曲線は(PPh3の添加の有無にかかわらず)測定した実験値と良く一致する。
[Ni]=2.2mM、
V全モノマー=10m1
m3pph3=20mgのPPh3(PPh3添加の場合)、
T=70℃、重合時間=3時間
共重合を上記極性モノマーの2つの他の組合せで実行した(MMAはメタクリル酸メチル)。最小二乗法を用いてこの共重合でコモノマーペアーの反応性比を求めることができる。
2つのタイプのニッケル錯体を用いたエチレンと2つの極性モノマーとの共重合
共重合を160m1撹拌反応器中で実行した。Xmgの触媒(さらに必要に応じてトリフェニルホスフィン)を50mlの極性モノマーに溶かし、エチレンの圧力を溶液に加えた。重合全体にわたって温度およびエチレン圧力は一定に維持した。反応時間t後、冷却して重合を停止し、反応装置を脱気し、メタノールから沈殿させてポリマーを得た。乾燥後、反応の量(g)から収率のポリマー特性質量mを得た。実施例4〜9はタイプA触媒を使用した。
持続期間は120分に維持した。これはエチレンに関して測定された活性が安定である時間である。
13C NMRから、コポリマー中のエチレンおよびMMA単位の交互変化に起因するエチレンとMMAに対応する信号(21.9/22.6/23.5/32.8/33.5/34.8ppm)が区別できる。これらの信号強度は低く、コポリマーのブロックの種類(交互かランダムか)を反映する。DSCはポリエチレンブロックの長さが不十分で、有意な溶融現象にならないことを示している。
従ってエチレンのホモポリマーはない。
以下の実施例ではタイプB触媒を使用する。
Claims (18)
- 少なくとも一つの無極性モノマー、特にエチレンと、少なくとも一つの極性モノマーとからブロック共重合体を製造する方法であって、
下記式:
(ここで、
(a)Metは第VIII、IXおよびX族に属する金属を表し、
(b)Yは上記金属を酸化させるリガント分子を表し、C、Hおよび0、S、PおよびNの中から選択される少なくとも一つの原子をベースにしたヘテロ原子基から成り、好ましくはフェノキシタイプの基であり、
(c)LはC、Hおよび0、S、PおよびNの中から選択される少なくとも一つの原子をベースにした錯化分子から成り、好ましくはイミンまたはイライド(ylide)タイプの基であり、
(d)L'は一座配位式の電子供与型の錯体化分子、例えばフォスフィンまたはピリジン、好ましくはフォスフィン、より好ましくはトリフェニルホスフィンを表し
(e)Rは1〜20のC原子を有するアルキルまたはアルキルアリールタイプまたは6〜20のC原子を含むシクロアルキルまたはフェニルタイプの炭化水素ベースの基であり、好ましくはメチルまたはフェニル基である)
の有機金属錯体から成る触媒系の存在下で共重合を行い、得られたブロック共重合体が下記の関係を満たすことを特徴とする方法:
Σp−a/Σp−p<<1
Σp−a/Σa−a<<1
Σp−a>1(各ポリマー鎖で)
(ここで、
「p−a」極性モノマー(p)と無極性モノマー(a)との間の結合を表し、
「p−p」は2つの極性モノマー間の結合を表し、
「a−a」は2つの無極性モノマー間の結合を表す) - 金属が鉄、コバルト、ニッケル、パラジウムおよび白金から成る群の中から選択される請求項1に記載の方法。
- YとLが共有結合で結合されている請求項1または2に記載の方法。
- 極性モノマーが不飽和カルボン酸、例えばアクリル酸またはメタアクリル酸およびこれらの誘導体、不飽和カルボン酸エステル、例えばアクリル酸ブチルおよびメタクリル酸メチル、α−オレフィン、エチレンまたはプロピレンと組み合わせた時に極性モノマーと考得られるスチレン誘導体、例えばスチレンまたはα−メチルスチレン、アクリルアミド誘導体およびメタクリルアミド、例えばアクリルアミドおよびメタクリルアミドおよびこれらの誘導体、アクリロニトリルおよびこれらの誘導体、好ましくはアクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸ブチル、スチレンまたはアクリル酸ブチルから成る群の中から選択される請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
- 有機金属錯体がニッケル錯体である請求項2〜4のいずれか一項に記載の方法。
- 重合を溶液で実行する場合、液体または気体の無極性モノマーを非活性な炭化水素ベースの溶剤中で有機金属錯体の存在下で液体状態で極性モノマーと反応させる請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
- 重合をバルクで実行する場合、液体または気体の無極性モノマーを有機金属錯体の存在下で液体状態の極性モノマーと反応させる請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
- 重合を−100℃〜250℃、好ましくは20℃〜250℃で大気圧〜300、気圧の圧力下で実行する請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
- 得られるブロック共重合体の数平均分子質量が103〜106g/モルである請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法。
- 反応媒体中にルイス塩基、好ましくはトリフェニルホスフィンを加える階段を有する請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法。
- 請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法で得られる、一つ以上の極性モノマーブロックと一つ以上の無極性モノマーブロック、特にエチレンのブロックとを有するブロック共重合体。
- 極性モノマーがアクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸ブチルおよびスチレンから成る群の中から選択される請求項13に記載のブロック共重合体。
- 各コモノマーのモル含有量が0.1%〜99.9%である請求項13または14に記載のブロック共重合体。
- 下記式:
(ここで、
(a)Metは第VIII、IXおよびX族に属する金属を表し、
(b)Yは上記金属を酸化させるリガント分子を表し、C、Hおよび0、S、PおよびNの中から選択される少なくとも一つの原子をベースにしたヘテロ原子基から成り、好ましくはフェノキシタイプの基であり、
(c)LはC、Hおよび0、S、PおよびNの中から選択される少なくとも一つの原子をベースにした錯化分子から成り、好ましくはイミンまたはイライド・タイプの基であり、
(d)L'は一座配位式の電子供与型の錯体化分子、例えばフォスフィンまたはピリジン、好ましくはフォスフィン、より好ましくはトリフェニルホスフィンを表し
(e)Rは1〜20のC原子を有するアルキルまたはアルキルアリールタイプまたは6〜20のC原子を含むシクロアルキルまたはフェニルタイプの炭化水素ベースの基であり、好ましくはメチルまたはフェニル基である)
の、共触媒を加えずに行う、少なくとも一つの無極性のモノマーと少なくとも一つの極性モノマー、特にエチレンとのブロック共重合での使用であって、得られたブロック共重合体が下記の関係を満たすことを特徴とする使用:
Σp−a/Σp−p<<1
Σp−a/Σa−a<<1
Σp−a>1(各ポリマー鎖で)
(ここで、
「p−a」極性モノマー(p)と無極性モノマー(a)との間の結合を表し、
「p−p」は2つの極性モノマー間の結合を表し、
「a−a」は2つの無極性モノマー間の結合を表す)
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR0857293A FR2937643B1 (fr) | 2008-10-27 | 2008-10-27 | Nouveaux copolymeres a blocs d'olefines polaires et apolaires |
FR0857293 | 2008-10-27 | ||
PCT/FR2009/052058 WO2010049633A1 (fr) | 2008-10-27 | 2009-10-27 | Nouveaux copolymeres a blocs d'olefines polaires et apolaires |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012506920A true JP2012506920A (ja) | 2012-03-22 |
JP5345693B2 JP5345693B2 (ja) | 2013-11-20 |
Family
ID=40642473
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011532698A Expired - Fee Related JP5345693B2 (ja) | 2008-10-27 | 2009-10-27 | 極性オレフィンブロックと無極性オレフィンブロックを有する新規なコポリマー |
Country Status (9)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8796403B2 (ja) |
EP (1) | EP2340267B1 (ja) |
JP (1) | JP5345693B2 (ja) |
KR (1) | KR20110101127A (ja) |
CN (1) | CN102264784B (ja) |
ES (1) | ES2531525T3 (ja) |
FR (1) | FR2937643B1 (ja) |
PL (1) | PL2340267T3 (ja) |
WO (1) | WO2010049633A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2983860A1 (fr) | 2011-12-09 | 2013-06-14 | Centre Nat Rech Scient | Procede de synthese de copolymeres a blocs comprenant des monomeres vinyliques polaires et apolaires |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002515061A (ja) * | 1997-03-24 | 2002-05-21 | クライオバツク・インコーポレイテツド | オレフィンポリマーおよびコポリマー用の触媒組成物および方法 |
JP2005536609A (ja) * | 2002-08-29 | 2005-12-02 | ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト | 水性ポリマー分散液の製造法 |
JP2006328402A (ja) * | 2005-05-27 | 2006-12-07 | Rohm & Haas Co | 触媒組成物およびその製造ならびにエチレン性不飽和モノマーからポリマーを製造するための使用 |
JP2011525211A (ja) * | 2008-06-19 | 2011-09-15 | ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ カリフォルニア | Pd(ii)及びni(ii)複合物の粘土による活性化 |
Family Cites Families (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4698403A (en) * | 1985-10-15 | 1987-10-06 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Nickel-catalyzed copolymerization of ethylene |
US5880241A (en) | 1995-01-24 | 1999-03-09 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Olefin polymers |
DE69605418T2 (de) * | 1995-06-15 | 2000-07-20 | Raychem Ltd., Swindon | Gele hergestellt aus triblockkopolymeren |
US6417303B1 (en) | 1997-12-16 | 2002-07-09 | Exxonmobil Research And Engineering Company | Substantially linear copolymers |
US6506704B1 (en) | 1999-03-23 | 2003-01-14 | Cryovac, Inc. | Olefin polymerization catalysts and processes for making and using same |
US6506861B2 (en) | 2000-05-31 | 2003-01-14 | E. I. Du Pont De Nmeours And Company | Polymerization of olefins |
CN100384892C (zh) | 2000-05-31 | 2008-04-30 | 纳幕尔杜邦公司 | 烯烃聚合催化剂 |
US6479425B1 (en) | 2000-08-18 | 2002-11-12 | Exxonmobile Research And Engineering Company | Late transition metal complexes, their use as catalysts and polymers therefrom |
US6777510B1 (en) | 2000-09-12 | 2004-08-17 | California Institute Of Technology | Internal Lewis acid single site catalyst family for polymerization of polar monomers |
US6710007B2 (en) | 2001-01-26 | 2004-03-23 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Polymerization of olefinic compounds |
US7754839B2 (en) * | 2003-03-03 | 2010-07-13 | The Regents Of The University Of California | Quasi-living metal catalyst for ethylene homo-polymerization and co-polymerization with 5-norbornen -2-yl acetate |
US7087687B2 (en) * | 2003-08-21 | 2006-08-08 | Rohm And Haas Company | Catalytic composition and its preparation and use for preparing polymers from ethylenically unsaturated monomers |
US7635739B2 (en) * | 2005-08-31 | 2009-12-22 | Rohm And Haas Company | Substantially linear polymers and methods of making and using same |
JP2009067924A (ja) * | 2007-09-14 | 2009-04-02 | Sumitomo Chemical Co Ltd | オレフィン/(メタ)アクリル酸エステルブロック共重合体及びその製造方法 |
-
2008
- 2008-10-27 FR FR0857293A patent/FR2937643B1/fr not_active Expired - Fee Related
-
2009
- 2009-10-27 ES ES09760216.3T patent/ES2531525T3/es active Active
- 2009-10-27 CN CN200980152634.6A patent/CN102264784B/zh not_active Expired - Fee Related
- 2009-10-27 US US13/126,369 patent/US8796403B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2009-10-27 KR KR1020117009534A patent/KR20110101127A/ko not_active Application Discontinuation
- 2009-10-27 WO PCT/FR2009/052058 patent/WO2010049633A1/fr active Application Filing
- 2009-10-27 JP JP2011532698A patent/JP5345693B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2009-10-27 PL PL09760216T patent/PL2340267T3/pl unknown
- 2009-10-27 EP EP09760216.3A patent/EP2340267B1/fr not_active Not-in-force
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002515061A (ja) * | 1997-03-24 | 2002-05-21 | クライオバツク・インコーポレイテツド | オレフィンポリマーおよびコポリマー用の触媒組成物および方法 |
JP2005536609A (ja) * | 2002-08-29 | 2005-12-02 | ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト | 水性ポリマー分散液の製造法 |
JP2006328402A (ja) * | 2005-05-27 | 2006-12-07 | Rohm & Haas Co | 触媒組成物およびその製造ならびにエチレン性不飽和モノマーからポリマーを製造するための使用 |
JP2011525211A (ja) * | 2008-06-19 | 2011-09-15 | ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ カリフォルニア | Pd(ii)及びni(ii)複合物の粘土による活性化 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
FR2937643A1 (fr) | 2010-04-30 |
EP2340267A1 (fr) | 2011-07-06 |
PL2340267T3 (pl) | 2015-07-31 |
CN102264784A (zh) | 2011-11-30 |
ES2531525T3 (es) | 2015-03-16 |
CN102264784B (zh) | 2014-05-07 |
WO2010049633A1 (fr) | 2010-05-06 |
FR2937643B1 (fr) | 2011-10-14 |
EP2340267B1 (fr) | 2014-12-03 |
JP5345693B2 (ja) | 2013-11-20 |
US20110301295A1 (en) | 2011-12-08 |
US8796403B2 (en) | 2014-08-05 |
KR20110101127A (ko) | 2011-09-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Guo et al. | Late transition metal catalyzed α-olefin polymerization and copolymerization with polar monomers | |
Camacho et al. | Living polymerization of a-olefins at elevated temperatures catalyzed by a highly active and robust cyclophane-based nickel catalyst | |
Ito et al. | Coordination− insertion copolymerization of allyl monomers with ethylene | |
Wang et al. | Selective chain-end functionalization of polar polyethylenes: Orthogonal reactivity of carbene and polar vinyl monomers in their copolymerization with ethylene | |
TWI481632B (zh) | Preparation of Allyl Monomer Copolymer Containing Polar Compounds | |
US6284850B1 (en) | Polymerization of vinyl monomers | |
CN101575402B (zh) | 一种多臂星型聚合物及其制备方法 | |
JP2009509002A5 (ja) | ||
WO2012002772A2 (ko) | 올레핀계 중합체 및 이의 제조방법 | |
RU2008110052A (ru) | Олефиновые блок-сополимеры, получаемые каталитически с использованием полимеризуемого челночного агента | |
KR100882315B1 (ko) | 루이스 산을 이용한 α-올레핀-아크릴레이트-노보넨 3원공중합체 제조방법 및 이에 의해 제조된 공중합체 | |
CN112898464B (zh) | 极性聚烯烃材料及其制备方法和应用 | |
JP2019529950A (ja) | ポリエチレン樹脂の物性評価方法 | |
Coffin et al. | Binuclear initiators for the telechelic synthesis of elastomeric polyolefins | |
Marques et al. | Synthesis of acrylamide/olefin copolymers by a diimine nickel catalyst | |
JP5345693B2 (ja) | 極性オレフィンブロックと無極性オレフィンブロックを有する新規なコポリマー | |
US20110313120A1 (en) | Cyclobutene polymers and methods of making the same | |
Leblanc et al. | Synthesis of copolymers of ethylene and (meth) acrylates or styrene by an original dual radical/catalytic mechanism | |
Yasuda et al. | Rare earth metal initiated polymerization to give high polymers with narrow molecular weight distribution | |
JP2006519914A (ja) | エチレン単独重合及び5−ノルボルネン−2−イルアセテートとの共重合のための準リビング金属触媒 | |
CN111072831B (zh) | 多功能极性聚烯烃材料及其金属配合物材料、制备方法和用途 | |
KR100880519B1 (ko) | 올레핀-아크릴레이트-말레산 무수물-노보넨 4원 공중합체및 상기 중합체의 제조 방법 | |
Asandei et al. | Effect of temperature and stoichiometry in the Cp2TiCl-catalyzed living radical polymerization of styrene initiated by epoxide radical ring opening | |
JP3390523B2 (ja) | オレフィンブロック共重合体 | |
Gupta et al. | Synthesis of acrylate-1-hexene based functional polyolefin using activators regenerated by electron transfer atom transfer radical polymerization (ARGET ATRP) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120627 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121211 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121218 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20130318 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20130326 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20130418 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20130425 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20130520 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20130527 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130617 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130716 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130814 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5345693 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |