JP2012506620A - チャンバをクリーニングするプラズマ発生源とプロセス - Google Patents

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Abstract

基板を処理し、プロセスチャンバを処理するための装置及び方法が提供される。一実施形態では基板を処理する装置が提供され、この装置は、電源と、前記電源に接続された切り替えボックスであって、第1位置と第2位置との間で相互に切り替え可能なスイッチを有する切り替えボックスと、前記切り替えボックスに接続された第1マッチングボックスと、前記第1マッチングボックスに接続されたプラズマジェネレータと、前記切り替えボックスに接続された第2マッチングボックスと、前記第2マッチングボックスに接続されたリモートプラズマ源とを含む。

Description

本発明の実施形態は、概して、半導体製造プロセス及びデバイスの分野に関し、特に半導体基板を処理する装置に関するものである。更に詳細には、本発明は、ガス及び基板を半導体基板プロセスチャンバ内で処理する装置に関するものである。
半導体基板処理チャンバは、ガスを処理することにより、又は処理中に形成される反応物質を処理することにより発生する凝縮物に起因するパーティクルを発生し易い。凝縮物がチャンバの種々の構成部品に堆積すると、残留物が形成され、剥離し易くなる。このような剥離によってパーティクル(又は汚染物質)が発生し、これらのパーティクルは、処理中に浮遊して基板に付着し得るので望ましくない。続いて、これらの汚染物質によって、処理済み基板に形成される素子に短絡又はボイドが発生し得るので、基板の品質が劣化する。
具体的には、プラズマ支援型化学気相堆積プロセス中、処理ガスが、半導体基板、すなわち基板を収容しているチャンバに導入される。基板は、プロセスキットに囲まれた基板支持体の上に支持され、保持される。プロセスキットは、半導体基板上のガスの分布の制御を助ける。プラズマが形成されると、プロセスガスが基板と反応し、所望の材料層を堆積させる。このプロセス中、チャンバの内壁、基板支持体、及びプロセスキットは、前述の残留物、パーティクル、又は汚染物質の影響を受ける。
残留物の除去は、通常、クリーニング剤を利用して行なうことができ、このクリーニング剤は、チャンバに、チャンバの壁に取り付けられるクリーニング装置から流し込まれる。このクリーニング装置は、クリーニング剤(例えば、フッ素)を収容する容器を備える。このクリーニング剤を使用して、チャンバ内壁及び基板支持装置から不所望の残留物をエッチングする。
クリーニング剤は、リモートプラズマ源からのプラズマとして処理チャンバに供給することができる。更に別の電源を追加すると、処理及び装置の複雑さが増すだけでなく、プロセスの全てと、堆積及びクリーニングのような複数のプロセスを実行する処理チャンバに接続される電源とに対する効果的な電力制御が制限されてしまう。
したがって、この技術分野においては、電力印加を更に効果的に制御し、かつ電力印加及び装置を更に効率的に使用する装置及びプロセスに対する受容が存在する。
材料を基板に堆積させ、プロセスチャンバをクリーニングする装置及び方法が提供される。一実施形態では基板を処理する装置が提供され、この装置は、電源と、前記電源に接続された切り替えボックスであって、第1位置と第2位置との間で相互に切り替え可能なスイッチを有する切り替えボックスと、切り替えボックスに接続された第1マッチングボックスと、第1マッチングボックスに接続されたプラズマジェネレータと、切り替えボックスに接続された第2マッチングボックスと、第2マッチングボックスに接続されたリモートプラズマ源とを含んでいる。
別の実施形態では基板を処理するための装置が提供され、この装置は、ドーム部を有するチャンバボディと、チャンバボディに配置されるプラズマジェネレータと、チャンバボディに配置されるリモートプラズマ源と、プラズマジェネレータ及びリモートプラズマ源に接続される切り替えボックスであって、第1位置と第2位置との間で相互に切り替え可能なスイッチを有する切り替えボックスと、切り替えボックスに接続される第1電源とを含んでいる。
別の実施形態では、基板を処理し、チャンバを処理する方法が提供され、この方法は、基板を処理チャンバ内に配置する工程であって、この処理チャンバが、チャンバボディと、チャンバボディに配置されるプラズマ発生源と、チャンバボディに配置されるリモートプラズマ源と、プラズマ発生源及びリモートプラズマ源に接続される第1及び第2切り替え位置を有する切り替えボックスと、切り替えボックスに接続される第1電源とを含んでいる工程と、第1切り替え位置にあるスイッチを介して、第1電源からプラズマジェネレータの一部に電力を印加する工程と、第1処理ガスをチャンバ内に供給する工程と、第1処理ガスの第1プラズマをチャンバ内で生成する工程と、第2切り替え位置にあるスイッチを介して、第1電源からリモートプラズマ源に電力を印加する工程と、第2処理ガスをリモートプラズマ源内に供給する工程と、第2処理ガスの第2プラズマをリモートプラズマ源内で生成する工程と、第2処理ガスをチャンバボディに供給する工程とを含む。
別の実施形態では基板を処理する装置が提供され、この装置は、パワージェネレータと、第1位置と第2位置との間で相互に切り替え可能なスイッチを有する切り替えボックスと、切り替えボックスに接続された第1の一体型マッチングボックスと、第1の一体型マッチングボックスに接続された高密度プラズマ発生源と、切り替えボックスに接続された第2の一体型マッチングボックスと、第2の一体型マッチングボックスに接続されたリモートプラズマ源とを備える。
別の実施形態では、基板を処理し、チャンバを処理する方法が提供され、この方法は、基板を処理チャンバ内に配置する工程と、第1切り替え位置にあるスイッチを介してパワージェネレータから高密度プラズマ発生源に電力を印加する工程と、第1処理ガスをチャンバ内に供給する工程と、第1処理ガスのプラズマをチャンバ内で生成する工程と、プラズマ支援化学気相堆積プロセスをチャンバ内で実行する工程と、第2切り替え位置にあるスイッチを介してパワージェネレータからリモートプラズマ源に電力を印加する工程と、第2処理ガスをリモートプラズマ源内に供給する工程と、第2処理ガスのプラズマをリモートプラズマ源内で生成する工程と、プラズマをチャンバに供給する工程とを含む。
本発明に関して上に列挙した特徴が実現する過程を詳細に理解することができるように、上に簡単に要約した本発明に関する更に詳細な説明を、添付図面に幾つかが示された実施形態を参照して行う。しかしながら、添付図面は本発明の代表的な実施形態を示しているに過ぎず、したがって、本発明の範囲を限定するものではなく、本発明は他の同様に効果的な実施形態を包含し得る。
図1は、本発明の実施に適した処理チャンバの一実施形態の模式側断面図である。 図2は、本発明の一実施形態によるプラズマジェネレータの一部の簡略断面斜視図である。 図3は、本発明の一実施形態による切り替えボックスの一実施形態の簡易チャートである。 図4は、本発明の別の実施形態によるプラズマジェネレータの一部の簡略断面斜視図である。 図5は、本発明の一実施形態による結合型プラズマ発生源の一実施形態の簡易チャートである。
分かり易く示すため、複数の図に共通する同じ構成要素を指すために同じ参照番号を出来る限り使用した。有利なことに、特に断らなくとも、一実施形態の構成要素及び特徴は、他の実施形態に組み込むことができる。
しかしながら、添付図面は本発明の例示的な実施形態を示しているに過ぎず、したがって、本発明の範囲を限定するものとして解釈されるべきではなく、本発明は他の同様に効果的な実施形態を包含し得る。
本発明の実施形態は、処理チャンバ内で基板上に材料を堆積させ、堆積プロセス前又は後に処理チャンバをクリーニングすることができる装置のための方法を提供する。この装置は、処理チャンバ内でコイルを利用して行なわれる高密度プラズマ堆積のようなプラズマ堆積に用いる電源と、クリーニングガスプラズマをチャンバに供給するリモートプラズマ源とを含む。両方の構成部品の少なくとも一部に用いられる電源は、切り替えボックスにより制御することができる。これらの電源及び切り替えボックスを使用することにより、堆積及びクリーニング電力の印加に対する制御、及び電力精度を向上させることができ、かつ装置の複雑さを低減することができる。
一実施形態では、基板を処理するための装置であって、電源と、第1位置と第2位置とを相互に切り替え可能なスイッチを有する切り替えボックスとを含む装置が提供される。プラズマジェネレータ及びリモートプラズマ源は電源に接続されている。一体型の第1マッチングボックスは切り替えボックスに接続され、高密度プラズマ発生源のようなプラズマジェネレータは一体型の第1マッチングボックスに接続される。一体型の第2マッチングボックスは切り替えボックスに接続され、リモートプラズマ源は一体型の第2マッチングボックスに接続される。
図1は、本発明の実施に適した処理チャンバの一実施形態の模式側面図を示している。処理チャンバ100を利用して、本発明の一実施形態によるプラズマ堆積及びプラズマクリーニングプロセスを実行することができる。装置及び方法を実行するときに用いることができる適切なプロセスチャンバは、ULTIMA(登録商標) High Density Plasma Chemical Vapor Deposition(HDOP−CVD)システム、及びPRODUCER SETM処理チャンバ及びPRODUCER GTTM処理チャンバのようなProducer(登録商標)シリーズの化学気相堆積処理チャンバ及びシステムを含み、これらの製品の全ては、カリフォルニア州サンタクララ市にあるアプライドマテリアルズ社から市販されている。本明細書に記載される方法は、他の製造業者から入手可能なものを含む適切に適合させた他のプラズマリアクタにおいて実行することができる。処理チャンバ100は、アプライドマテリアルズ社から入手可能なCENTURA(登録商標)処理プラットフォームのような半導体基板処理プラットフォームに接続される多数の基板処理システムのうちの一つとすることができる。
電源及び切り替えボックス用の以下の装置は、化学気相堆積を行なう高密度プラズマ発生源に関して説明されるが、この装置は、CVD誘電体堆積プロセス、金属堆積プロセス、及び原子層堆積プロセスを実行する装置において使用することができる。
処理チャンバ100は、普通、チャンバボディ102と、チャンバボディ102に配置されるリモートプラズマ源110(RPS又はRPSプラズマ源)とを備える。詳細には、チャンバボディ102は、側壁104と、底部106と、基板処理を実行する排気可能チャンバを画定するドーム108とを含む。ドーム108は、セラミック、石英などの誘電体材料により作製される。処理チャンバ100は半導体基板支持体112を含み、この半導体基板支持体112は、チャック114と、第1電源又は第1パワージェネレータ118に接続される電極116とを有する。基板121は、チャック114の上面に、この技術分野で既知の静電吸着法、真空吸着法などの吸着法を利用して保持される。
処理ガスは、一つ以上の外部処理ガス供給ポート120a、120bを介して外部処理ガス源(図示せず)からチャンバボディ102内に導入される。堆積ガスは、処理チャンバ100の周辺の周りに配置することができ、かつチャンバ側壁104に基板支持体112から垂直方向に離れて配置できるポート120aを介して導入することができる。クリーニングガスは、ドームポート120bを介して、外部処理ガス源(図示せず)から処理チャンバ100内に導入することができる。別の構成として、堆積ガス及びクリーニングガスは、それぞれポート120a及び120bのうちの一つ以上のポートを介して処理チャンバ100内に導入することができる。
チャンバボディ102の外部の第2電源又はパワージェネレータ119は、処理チャンバ100の処理チャンバボディ102のドーム108の上に配置された(ドームの頂部に配置された)第1の複数のコイル130(高密度プラズマジェネレータ又は高密度プラズマ発生源)に、別の構成では処理チャンバ100の処理チャンバボディ102のドーム108を囲む(ドームの側面に沿って配置される)第2の複数のコイル140(高密度プラズマジェネレータ又は高密度プラズマ発生源)に、RF電力を供給する。コイル130及びコイル140の両方に電力を印加することにより、注入されたガスの近くに電界が形成され、この電力を使用して高密度プラズマを発生させることができる。
第2電源119は、切り替えボックス135を介してコイル130に電気的に接続される。一体型の固定マッチングボックスのようなマッチングボックス137は、コイル130と切り替えボックス135との間に配置することができる。第3電源129はコイル140に接続することができる。一体型の固定マッチングボックスのようなマッチングボックス147は、第3電源129とコイル140との間に配置することができる。図示しないが、第2切り替えボックスは、マッチングボックス147の手前で第3電源に接続してもよい。第2切り替えボックスは、本明細書において説明される切り替えボックス135に関して記載したものと同じ構造とすることができる。別の構成として、第2電源119は、切り替えボックス135を介してコイル140に電気的に接続される。
コイル130及び140には、同じ電力及び周波数を供給することができる。コイル130及び140には、個別に電力及び周波数を供給してもよい。電力は、同じ電力量又は異なる電力量でそれぞれのコイル130、140に供給してもよい。例えば、第2電源119は、10kWの電力量及び1.9MHzの周波数でコイル130に電力を供給することができ、第3電源129は、10kWの電力量及び2.1MHzの周波数でコイル140に電力を供給することができる。別の実施例では、第2電源119は、10kWの電力量及び1.9又は2.1MHzの周波数でコイル130に電力を供給することができ、第3電源129は、10kWの電力量及び1.9又は2.1MHzの周波数でコイル140に電力を供給することができる。
第2電源(RFプラズマ電源)119はコイル130に接続され、これらのコイル130は、処理領域170を含むドーナツ状の第1閉経路を流れる循環プラズマ電流を生成する。RF電源の第3電源129(又は別の構成として、第2電源119)は、コイル140に接続することができ、これらのコイル140は、ドーナツ状の第1経路と交差する(例えば、直交する)ドーナツ状の第2閉経路を流れる循環プラズマ電流を生成する。これらの経路の各々を流れるプラズマ電流は、それぞれのRFパワージェネレータの周波数で振動する(例えば、逆方向に)。コイル130及び140により発生する電界によってガスが励起されて、高密度プラズマのようなプラズマ状態になる。励起されたプロセスガスは、半導体基板121と反応して所望のコーティング及び膜(すなわち、酸化シリコン)を形成する。CVDプロセスが完了すると、余剰プロセスガス及び副生成ガスは、処理チャンバ100から、外部排気ポンプ(図示せず)に接続された排気ポート160を介して排気される。
処理チャンバ100のこれらの電源の別の実施形態では、第2電源119は、コイル130、140に、単一の切り替えボックス135及び一体型のマッチングボックス137を介して電気的に接続される。第2電源(RFプラズマ電源)119はコイル130に接続され、これらのコイル130は、処理領域170を含むドーナツ状の第1閉経路を流れる循環プラズマ電流を生成し、RF電源の第2電源119はコイル140に接続することができ、これらのコイル140は、ドーナツ状の第1経路と交差する(例えば、直交する)ドーナツ状の第2閉経路を流れる循環プラズマ電流を生成する。経路の各々を流れるプラズマ電流は、第2電源119の周波数で振動する(例えば、逆方向に)。コイル130及び140により発生する電界によってガスが励起されて、高密度プラズマのようなプラズマ状態になる。励起プロセスガスは半導体基板121と反応して所望のコーティング及び膜(すなわち、酸化シリコン)を形成する。CVDプロセスが完了すると、余剰のプロセスガス及び副生成ガスは、処理チャンバ100から、外部排気ポンプ(図示せず)に接続された排気ポート160を介して排気される。
図3は、切り替えボックス135の一実施形態を示している。スイッチ133は普通ダブルスロースイッチである。この技術分野の当業者であれば、このような接続は、例えば2つのシングルスロースイッチなどを使用して行なうことができることが理解できるであろう。切り替えボックスは、本明細書に記載されるような周波数帯域又は範囲を持つ2MHzのHDP電源発生装置とすることができる第2電源119のような電源から、切り替えボックスのスイッチ133が第1位置133aにあるときにはコイル130及び/又は140に、スイッチが第2位置133bにあるときにはリモートプラズマ源110に、電力を供給する。
コイル130及び140が別々の電源を有する場合、本明細書において記載される切り替えボックス135は、第2電源119及び第3電源129の各電源に対応して使用することができる。更に、処理チャンバ100の構造要件では、第2電源119及び第3電源129のうちの一方のみを切り替えボックス135に、他方の電源を切り替えボックスに接続していない状態で接続するだけでよい。別の構成として、単一の電源を使用してコイル130及び140の両方に電力を供給する場合、単一の切り替えボックス135をコイル130及び140の両方に接続すればよい。
スイッチ133が第1位置133aに設定される場合、処理チャンバ100は、高密度プラズマ堆積プロセスのような第1プラズマプロセスを実行するように構成される。このようなプロセスの間は、プロセスガスがチャンバに供給され、第2電源119によってプロセスガスが励起されて、プロセス領域170において高密度プラズマとなる。別々の電源をコイル130及び140に使用する実施形態では、コイル140に接続された第3電源129が更に設けられることにより、高密度プラズマが形成される。
スイッチ133が第2位置133bに設定される場合、処理チャンバ100は、クリーニングプロセスのような第2プラズマプロセスを実行するように構成される。クリーニングプロセスの間は、クリーニングガスがリモートプラズマ源110を介してチャンバに供給され、第2電源119からRF電力がリモートプラズマ源に印加され、クリーニングガスが励起されてプロセス領域170でプラズマになる。基板121は、クリーニングプロセスを開始する前に取り出すことが好ましい。
スイッチ133は、一つ以上の更に別の位置(図示せず)を有することにより、更に別の電力印加部に接続することもできる。例えば、処理チャンバ100は、更に別のRF電力印加部を有することができ、このRF電力印加部は、コイル130、140、及びリモートプラズマ源110とは別個の電力を供給することができる。リモートプラズマ源110に電力を供給する位置の他に、更に別の複数の位置から別の電力供給操作を行なうことができ、例えば一つの位置からコイル130に電力を供給し、別の位置からコイル140に電力を供給し、第3の位置からコイル130及びコイル140の両方に電力を供給することができる。
本装置の一実施形態では、コイル130、140又はリモートプラズマ源110に電力が供給されるとき、他方の部品には電力は供給されない。切り替えボックスを使用する一つの電力印加形態では、電力が第2電源119によってコイル130及び/又はコイル140に供給されるとき、リモートプラズマ源110に電力は供給されない。例えば、第2位置133bでは、電気接続は図5に示す通りである。逆に、電力がリモートプラズマ源110に印加されるとき、電力はコイル130及び/又は140には供給されない。
コイル130及びコイル140に別々の電源を使用する実施形態では、単一の切り替えボックス135を使用して、第2電源119からコイル130に電力を印加し、切り替えボックス135に接続されない第3電源129から別の電力をコイル140に、電力がリモートプラズマ源110に印加されないときに供給することができ、次いで、電力がリモートプラズマ源に印加され、かつ電力がコイル130に印加されないようにスイッチが位置しているとき、別の第3電源からコイルに供給される電力を停止することができる。
性能を高めるには、位置133a、133bのための接点への接続線は、最小のインピーダンス及び長さの導体(例えば、ワイヤ、同軸ケーブルなど)を使用して提供される。スイッチ133は、手動で作動させることができるか、又は別の構成として、例えばプロセスチャンバコントローラにより制御されるアクチュエータ(例えば、ソレノイド、リニアモータなど)によって作動させることができる。適切な切り替えボックスとして、カリフォルニア州サンホセ市にあるJennings Technologies, Inc.が提供する真空電源切り替えボックスを挙げることができる。
適切なマッチングボックスとして、ニューヨーク州ハンティントンステーションにあるAmerican Technical Ceramicsが提供するセラミックコンデンサ、及びカリフォルニア州サンホセ市にあるJennings Technologies, Inc.が提供する真空可変コンデンサを挙げることができる。マッチングボックスが設けられてRF整合器(整合回路又はチューナとも表記される)を調整し、RF整合器はプロセスチャンバの複素インピーダンスを、RFジェネレータが必要とする抵抗に変換する。マッチングボックスは、通常、高密度プラズマ発生源及びリモートプラズマ源を有するか、又は高密度プラズマ発生源及びリモートプラズマ源に接続される一体型のマッチングボックスである。マッチングボックスは、処理チャンバ100の一つ以上の電源を調整するように設計することができ、例えば一つの共通マッチングボックス又はマルチマッチングボックスシステムが、第2電源119及び第3電源129の両方に接続されてもよい。
第2電源又はパワージェネレータ119は、チャンバ構成部品に接続されるAC電源とすることができる。AC電源は、例えば20kWを最大電力とする1キロワット(kW)〜10キロワット(kW)の電源を供給することができ、例えば処理システムは、通常、200mm径ウェハを処理する場合に約8kWの電力を消費することができる。実施するプロセスの種類、及び基板のサイズに応じて、これよりも小さいか又は大きい電力量が適切となり得ることを理解されたい。
AC電源は、約300kHz〜約13.56MHzの種々の周波数(周波数帯域)で、例えば約300kHz、約400kHz、約800kHz、約1.9MHz〜約2.1MHz、約10MHz、及び/又は約13.5MHzの周波数で、プラズマシステムの構成部品が適切に設計された状態で動作することができる。第2電源119は、+/−10%未満の周波数掃引を行ない、+/−50%の周波数微調整を行なって、それぞれのプラズマとの電力整合を取る自動チューニング機能を有することができる。このような周波数チューニングは、構成部品及びプラズマ負荷のバラツキの影響を補正し、通常、マッチングボックスにより制御される。第2電源の一つの例が、一の周波数帯域を有する2MHzのHDP電源発生装置である。
第2電源119は、チャンバ構造に直に取り付けることができるので、コイル130、140、又はリモートプラズマ源110、及び関連の電磁放射源に通ずるリード線が長くなるのを回避することができるのみならず、リード線が長くなることに起因する負荷のバラツキを低減することができる。各コイル及び生成されたプラズマがトランス回路を構成し、このトランス回路は、ドーナツ状のトランスプラズマ源として、動作時に処理チャンバの内部で動作する。トランスの1次回路がコイルであり、この場合、プラズマがトランスの2次回路として働く。
チャンバボディ102は、導電材料により作製することができるので、トランスプラズマ源により発生する放射電波のシールドとして働く。その理由は、各トランスプラズマ源が処理チャンバ内に収まるからである。これにより、システムからの不所望の放射が低減するだけでなく、チャンバボディが導電材料により作製されない場合には許容できない強度の放射雑音電波を発生させるような周波数でも第2電源119が動作できる。このような実施形態では、電源からチャンバに達する、シールドされたリード線を設けることが望ましい。トランスプラズマ源を効果的に結合させることにより、約500mTorr〜約10Torrのような広範囲の圧力に亘ってプラズマを発生させることもでき、広範囲の種類の前駆体ガスからプラズマを発生させることができる。
第1電源118、及び任意のバイアス整合回路(図示せず)を含むバイアスシステム150は、基板支持体112に接続される。このバイアスシステムは、基板支持体112、すなわち基板を、共通グランド(図示せず)を介してチャンバの導電性(接地)内側表面に容量結合させる。バイアスシステムは、プラズマによって発生するプラズマ種(例えば、反応イオン又は他のパーティクル)が、プラズマ種が付勢され、基板表面に向かって駆動されて基板表面に堆積するか又は基板表面をスパッタするとき、基板121の表面に輸送されるのを助けるように動作する。
第1電源はAC電源とすることができ、このAC電源は、例えば20kWを最大電力とする1キロワット(kW)〜10キロワット(kW)の電源を供給することができ、例えば処理システムは通常、300mm径ウェハを処理する場合に約6〜約8kWの電力を消費する。実施するプロセスの種類、及び基板のサイズに応じて、これよりも小さい又は大きい電力量が適切となり得ることを理解されたい。第1電源は、約300kHz〜約13.56MHzの一つ以上の周波数で、例えば約300kHz、約400kHz、約800kHz、約1.9MHz〜約2.1MHz、約10MHz、約13.5MHzの周波数で、プラズマシステムの構成部品が適切に設計された状態で動作することができる。第1電源は、10kWの電力及び13.56MHzの周波数で基板支持体112にバイアス電力を供給することができる。
リモートプラズマ源110は、チャンバの上に配置され、処理チャンバ100にポート120bを介して流体接続される。第2電源119は、切り替えボックス135、及び一体型の固定マッチングボックスのような一体型マッチングボックス139を介してリモートプラズマ源110に電気的に接続される。リモートプラズマ源110は、任意のリモートプラズマクリーニングシステムとして動作して、チャンバ構成部品から定期的に堆積残留物をクリーニング除去する。このクリーニングシステムはリモートRFプラズマジェネレータを含み、このリモートRFプラズマジェネレータは、リアクタキャビティ内において、フッ素含有化合物、例えば分子状フッ素、三フッ化窒素、他のフッ化炭素、又は同様の化合物のようなクリーニングガス源からプラズマを生成する。このプラズマから生成される反応種をポート120bを介してチャンバ内部に導入する。
図4は、マルチコアトランス結合プラズマジェネレータとも呼ばれるリモートプラズマ源110の一実施形態の簡略断面斜視図である。このジェネレータは、プラズマ前駆体を受ける導入口442と、堆積チャンバクリーニングプロセスのようなプラズマプロセスにプラズマを供給する排出口444とを有する。これらの記号表示は、例示ののみを目的として使用され、実際の流れは、幾つかの用途では逆にしてもよい。このジェネレータは、ドーナツ状の各プラズマ発生段を取り囲む外側シェル446と、ドーナツ状のトランスコア450、451、452を取り囲む内側シェル445、447、449とを有する。これらのシェルは、非導電性ギャップ又は誘電体スペーサ454、455、456が設けられて渦電流が防止されている場合、金属により作製することができる。誘電体スペーサは、コアの周囲の複数の異なる位置に設けることができる。ウェブ457は、プラズマジェネレータの外側シェル446の内部の発生段を支持しながら、各コアの周りにガス及びプラズマを流すことができる。
各コアの周りの1次コイル(図示せず)は、電磁エネルギーをプラズマジェネレータに結合させる。電気リード線(図示せず)は、通常、コアからウェブを介して外側シェルの外へ延びる。内側シェル447の底部458は、内側シェルの周りでプラズマが対称に流れることを促す形状に形成される。プラズマが発生している状態でAC電流がプラズマジェネレータに供給される場合、プラズマは、ドーナツ状の各プラズマ発生段(すなわち、各コア、1次コイル、及び内側シェル)の中心を通って前後に移動する。各段がドーナツ状の構造であることによって、ジェネレータの中心で大きく、通常内側シェルを越えて延在するプラズマ密度分布が形成される。別の表現をすると、プラズマジェネレータがドーナツ状であることによって、指向性のあるプラズマ、特にプラズマ高濃度部がコアの中心軸に沿って延びるプラズマが形成される。このような指向性は、イオン注入源又はイオンミリングのような幾つかの用途において、又はプラズマトーチの用途において、所望の属性となり得る。
別の構成として、図2は、本発明の別の実施形態によるプラズマジェネレータの一部の簡略断面斜視図である。図2のプラズマジェネレータは、プラズマトーチヘッドとしても知られている。
トーチヘッド200は、外側ノズル202と、内側ノズル204とを含む。プラズマを形成するガスは、トーチヘッドの導入口側206から流入し、プラズマ及びガスが排出口208から流出する。内側ノズル204は、トランス結合プラズマジェネレータのドーナツ状コア210を含む。1次コイル(図示せず)は、AC電源(図示せず)からの電磁エネルギーを結合する。更に別のコア及び1次コイルを、導管の中心軸に沿って積層して、プラズマの指向性を高めることができる。この実施形態では、コアは、長辺209が導管に平行な略半円形の断面211を有する。1次コイルのリード線(図示せず)は、上述の図4の参照番号457を参照して説明したように、ウェブを介して引き出すことができる。内側ノズルは更に、上側シェル212と、誘電体スペーサ213と、下すぼみ形状部分214とを含む。導管216は、内側ノズルを貫通して延在する。上側シェル及び下すぼみ形状部分は、アルミニウム合金のような適切な金属合金により作製される。
概して、高密度プラズマは、導管216内の、コア210に近接する部分に形成され、この場合、プラズマ電流の戻り経路が迂回路218を通っている。電気アーク放電イニシエータ又は高周波平行平板放電イニシエータのようなプラズマイニシエータを幾つかの用途において使用して、プラズマの初期形成を促進することができる。プラズマ放電が始まると、ドーナツ状のトランス結合プラズマジェネレータは、圧力(例えば、1mTorr〜100Torr)及び流量のような広範囲の動作条件に亘ってプラズマを維持することができる。
迂回路218には、導管216を流れることがない別のガス流が流れるようにすることができる。このガス流は、多くの目的に利用することができる。このガス流によって、内側ノズルを冷却することができ、プラズマを排出口208から大量に流出させることができ、プラズマを薄くして再結合を減らすことができる。一実施形態では、別のガス、例えばプロパン又は水素を、迂回路に流すとともに、別のガス、例えば酸素を導管に流す。別の実施形態では、導管及び迂回路に同じガスを通す。いくらかのプラズマが導管だけでなく迂回路に存在することにより、副流路がトランスコアの周りに完成する。外側ノズルの傾斜形状によって、排出口208から流出するプラズマ及びキャリアガスの速度及び濃度を大きくすることができる。コア210の周りの極方向のプラズマ流によって、ノズルの中心軸に沿って高密度プラズマを延在させることができる。プラズマのこのような指向性は、ガス流と連携して、プラズマを、導管の中心線上に位置するトーチヘッド200の排出口208に効率的に供給する。マルチコアトランス結合プラズマジェネレータ及びプラズマトーチヘッドは、2004年6月29に発行された米国特許第6755150号に更に完全な形で記載されており、この特許文献は、本明細書において参照することにより、本明細書及び請求の範囲と矛盾しない範囲で本明細書に組み込まれる。
トーチヘッド内でドーナツ状のトランス結合プラズマジェネレータを使用することにより、従来のアーク放電型プラズマトーチヘッドよりも優れた幾つかの利点がもたらされる。第1に、アーク放電型プラズマジェネレータは、通常、数百ボルトで作動し、この数百ボルトは、オペレータがこの電圧に触れると致命傷となり得る。アーク電極は、通常、使用中にオペレータが操作することができないが、給電されている露出電極、又は高電圧絶縁体の不良は、致命的な電気ショックの危険をはらんでいる。これとは異なり、ドーナツ状のトランス結合プラズマジェネレータの電気部品は、完全に外郭で包囲されるようにすることができ、トーチヘッドが稼働している間ですら、非常に安定な作動状態を維持することができる。
第2に、AC電源は、簡単なステップアップ/ステップダウントランスとすることができ、幾つかの用途では、商用電源の周波数(例えば、60Hz)で作動することができる。
第3に、従来のアーク放電型電極は、プラズマ及びプラズマ前駆体に曝され、電極腐食又は電極汚染を生じる場合が多い。電極の腐食は、通常、アーク放電のために望ましい高電圧勾配を発生させることが一般に望ましいとされる電極部分に最大の腐食が生じることにより悪化する。ドーナツ状のトランス結合プラズマジェネレータは、表面積の比較的大きな、コアを取り囲むカバーを有するので、高強度の電界線がカバーの表面を横断するのをほぼ防止することができる。同様に、ドーナツ状のコアにより発生する極方向のプラズマ束は、カバーの表面に略平行に延びるので、コアへのスパッタリングダメージ又は同様のダメージがほとんど無くなる。
第4に、アーク放電発生器は、圧力及び流れの影響を比較的受け易く、かつ適切な安定作動条件が設定されない場合に不安定になるか、又は作動しなくなるが、トランス結合プラズマジェネレータは、広範囲の圧力及び流量に亘って作動することができる。
作動状態では、プラズマ前駆体は、プラズマトーチヘッドの導入口端から排出口端に向かって、内側ノズルの中心を通過する導管を通って流れる。内側ノズルは、ドーナツ状のプラズマジェネレータを含み、このプラズマジェネレータは、前駆体をイオン化して中心導管内にプラズマを形成する。キャリアガスは、内側ノズルの外側表面と外側ノズルの内側表面との間に形成される外側通路を通って流れて、内側ノズルを冷却し、内側ノズル内に形成されるプラズマの排出口からの流出を促進する。提示された順番は例示に過ぎず、工程は他の順番で行なうことができ、例えばキャリアガス流は、プラズマ前駆体を流す前に又は流すのと同時に、流し始めることができる。
図1Aに戻ってこの図を参照するに、堆積/クリーニングプロセスは、基板を処理チャンバ内に配置し、第1位置にあるスイッチを介してパワージェネレータから高密度プラズマ発生源に電力を印加し、チャンバ内に処理ガスを供給し、チャンバ内で処理ガスのプラズマを生成し、チャンバ内でプラズマ支援化学気相堆積プロセスを実行し、第2位置にあるスイッチを介してパワージェネレータからリモートプラズマ源に電力を印加し、処理ガスをリモートプラズマ源内に供給し、処理ガスのプラズマをリモートプラズマ源内で生成し、チャンバにプラズマを供給することにより行なうことができる。
プロセスガス源(図示せず)から供給されるガス化合物を含む堆積プロセスガスは、ポート120aを通ってプロセス領域170に導入される。堆積ガスは、材料前駆体のような材料ソースガス、例えばシラン、アンモニア及び/又は酸素ガスのようなドーパント前駆体、及び任意であるが、アルゴンのようなキャリアガスを含む。スイッチ、及び結果としてのコイル130、140への電力印加は、切り替えボックスの第1位置に配置/実行されて、堆積プロセスが行なわれる。
プロセスガス源(図示せず)から供給されるガス化合物を含むクリーニングプロセスガスは、ポート120bからプロセス領域170に導入される。クリーニングガスは、O、CH、F、NF、CF、C、又はSFのような酸素含有ガス又はフッ素含有ガス、及びこれらのガスの組み合わせ、並びに任意であるが、アルゴンのようなキャリアガスを含むことができる。スイッチ、及びリモートプラズマ源110への電力印加は、切り替えボックスの第2位置に配置/実行されてクリーニングプロセスが行なわれる。
上記の説明は、本発明の実施形態に関して為されているが、本発明の他の実施形態及び別の実施形態を、本発明の基本的範囲から逸脱せずに想到することが可能であり、本発明の範囲は特許請求の範囲によって規定される。

Claims (15)

  1. 基板を処理する装置であって、
    電源と、
    前記電源に接続された切り替えボックスであって、第1位置と第2位置との間で相互に切り替え可能なスイッチを有する切り替えボックスと、
    前記切り替えボックスに接続された第1マッチングボックスと、
    前記第1マッチングボックスに接続されたプラズマジェネレータと、
    前記切り替えボックスに接続された第2マッチングボックスと、
    前記第2マッチングボックスに接続されたリモートプラズマ源と
    を備える装置。
  2. 前記電源が、約300kHz〜約13.56MHzの一つ以上の周波数で動作するAC電源である、請求項1に記載の装置。
  3. 前記電源が約1キロワット〜約11キロワットの電力をプラズマ発生源に印加し、前記電源が約1キロワット〜約11キロワットの電力をリモートプラズマ源に印加する、請求項1に記載の装置。
  4. 基板を処理する装置であって、
    ドーム部を有するチャンバボディと、
    前記チャンバボディに配置されるプラズマジェネレータと、
    前記チャンバボディに配置されるリモートプラズマ源と、
    前記プラズマジェネレータ及び前記リモートプラズマ源に接続された切り替えボックスであって、第1位置と第2位置との間で相互に切り替え可能なスイッチを有する切り替えボックスと、
    前記切り替えボックスに接続された第1電源と
    を備える装置。
  5. 前記プラズマジェネレータが、前記ドーム部の上部に配置された第1の複数のコイルと、前記ドーム部の側部に配置された第2の複数のコイルとを含む、請求項4に記載の装置。
  6. 前記スイッチが前記第1位置にあるとき、前記第1電源が前記第1の複数のコイルに電気的に接続される、請求項5に記載の装置。
  7. 前記第2の複数のコイルに接続される第2電源を更に備える、請求項5に記載の装置。
  8. 前記第1電源が、約300kHz〜約13.56MHzの一つ以上の周波数で動作するAC電源であり、前記第2電源が、約300kHz〜約13.56MHzの一つ以上の周波数で動作するAC電源である、請求項4に記載の装置。
  9. 前記スイッチが前記第2位置にあるとき、前記第1電源が、コイルから成るリモートプラズマ発生源に電気的に接続される、請求項5に記載の装置。
  10. 前記切り替えボックスと前記プラズマジェネレータの一部との間に配置される第1マッチングボックスと、前記切り替えボックスと前記リモートプラズマ源との間に配置される第2マッチングボックスとを更に備える、請求項4に記載の装置。
  11. 基板を処理し、チャンバを処理する方法であって、基板を処理チャンバ内に配置する工程であって、前記処理チャンバが、
    チャンバボディと、
    前記チャンバボディに配置されたプラズマ発生源と、
    前記チャンバボディに配置されたリモートプラズマ源と、
    前記プラズマ発生源及び前記リモートプラズマ源に接続された、第1及び第2切り替え位置を有する切り替えボックスと、
    前記切り替えボックスに接続された第1電源と
    を含む工程と、
    前記第1切り替え位置にあるスイッチを介して、前記第1電源から前記プラズマジェネレータの一部に電力を印加する工程と、
    第1処理ガスを前記チャンバ内に供給する工程と、
    前記第1処理ガスの第1プラズマを前記チャンバ内で生成する工程と、
    前記第2切り替え位置にあるスイッチを介して、前記第1電源からリモートプラズマ源に電力を印加する工程と、
    第2処理ガスを前記リモートプラズマ源内に供給する工程と、
    前記第2処理ガスの第2プラズマを前記リモートプラズマ源内で生成する工程と、
    前記第2処理ガスを前記チャンバボディに供給する工程と
    を含む方法。
  12. 前記第1電源が約300kHz〜約13.56MHzの一つ以上の周波数で動作するAC電源である、請求項11に記載の方法。
  13. 前記第1電源が約1キロワット〜約11キロワットの電力をプラズマジェネレータに供給するか、又は前記電源が約1キロワット〜約11キロワットの電力をリモートプラズマ源に供給する、請求項12に記載の方法。
  14. 前記プラズマジェネレータが、ドーム部の上部に配置される第1の複数のコイルと、前記ドーム部の側部に配置される第2の複数のコイルとを含む、請求項11に記載の方法。
  15. 更に、前記第2の複数のコイルに接続される第2電源を含む、請求項14に記載の方法。
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