JPH11144894A - プラズマ処理方法及び装置 - Google Patents

プラズマ処理方法及び装置

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JPH11144894A
JPH11144894A JP10235276A JP23527698A JPH11144894A JP H11144894 A JPH11144894 A JP H11144894A JP 10235276 A JP10235276 A JP 10235276A JP 23527698 A JP23527698 A JP 23527698A JP H11144894 A JPH11144894 A JP H11144894A
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JP
Japan
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variable element
matching circuit
impedance
frequency power
antenna
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JP10235276A
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English (en)
Inventor
Tomohiro Okumura
智洋 奥村
Kenji Sumita
賢二 住田
Izuru Matsuda
出 松田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 確実に整合状態を得ることができるプラズマ
処理方法および装置を提供する。 【解決手段】 真空容器1内を所定の圧力に保ちなが
ら、第2可変コンデンサ11のインピーダンスが固定さ
れた状態と、アンテナ用整合回路12内のセンサー16
からのフィードバック信号によって高周波電力の反射電
力を減少させるように制御された状態のいずれの状態に
あるかにかかわらず、第1可変コンデンサ10のインピ
ーダンスを、固定した状態と、アンテナ用整合回路12
内のセンサー16からのフィードバック信号によって高
周波電力の反射電力を減少させるように制御された状態
とを、任意の時点で切り換えることができるように構成
されているアンテナ用整合回路12を介して、高周波電
力を誘電体5上に載置されたアンテナ6に供給すること
により、真空容器1内にプラズマが発生し、電極7上に
載置された基板8に対してエッチング、堆積、表面改質
等のプラズマ処理を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体等の電子
デバイスの製造に利用されるドライエッチング、スパッ
タリング、プラズマCVD等のプラズマ処理方法および
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体等の電子デバイスの製造に利用さ
れるプラズマ処理装置の一例として、図3にスパイラル
アンテナ式プラズマ処理装置の斜視図を示す。図3にお
いて、真空容器1内に、ガス供給ユニット2から所定の
ガスを導入しつつ、ポンプ3により排気を行い、真空容
器1内を所定の圧力に保ちながら、アンテナ用高周波電
源4により100MHzの高周波電力を誘電体5上に載置
されたスパイラルアンテナ6に供給することにより、真
空容器1内にプラズマが発生し、電極7上に載置された
基板8に対してエッチング、堆積、表面改質等のプラズ
マ処理を行うことができる。また、電極7に500kH
zの高周波電力を供給するための電極用高周波電源9が
設けられており、基板8に到達するイオンエネルギーを
制御することができるようになっている。インピーダン
ス整合をとるために、アンテナ用高周波電源4とスパイ
ラルアンテナ6の間に、2つの可変コンデンサ10およ
び11からなるアンテナ用整合回路12が設けられてお
り、同様に、電極用高周波電源9と電極7の間に、2つ
の可変インダクタ13および14からなる電極用整合回
路15が設けられている。アンテナ用整合回路12内の
第1可変コンデンサ10は、その一端がアンテナ用整合
回路12の入力端に接続され、他端が接地されており、
第2可変コンデンサ11は、アンテナに直列接続されて
いる。また、電極用整合回路15内の第1可変インダク
タ13は、その一端が電極用整合回路15の入力端に接
続され、他端が接地されており、第2可変インダクタ1
4は、電極に直列接続されている。
【0003】アンテナ用整合回路12と電極用整合回路
15は、回路構成が異なってはいるが、同様の動作を行
う。すなわち、高周波がスパイラルアンテナ6または電
極7に印加されると、センサー16または17からのフ
ィードバック信号によって高周波電力の反射電力を減少
させるように制御される。可変素子(コンデンサまたは
インダクタ)のインピーダンスを固定した状態にするこ
とも可能で、可変素子のインピーダンスを整合回路内の
センサー16または17からのフィードバック信号によ
って高周波電力の反射電力を減少させるように制御され
た状態との切り換えは、整合回路コントローラ18に設
けたスイッチか、プラズマ処理装置の制御系19からの
制御信号によって行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3に
示した従来の方式では、確実に整合状態を得ることがで
きない場合があるという問題点があった。このことを、
以下で詳しく説明する。
【0005】説明を簡単にするため、アンテナ系のみを
考えることとする。制御パラメータであるガス種、ガス
流量、圧力、高周波電力が、それぞれCl2、100s
ccm、1.5Pa、1000Wのとき、プラズマが安
定し、高周波の反射波電力が進行波電力のおよそ1%以
下となった状態、すなわち、整合状態において、第1可
変コンデンサ10の値が40pF、第2可変コンデンサ
11の値が30pFであった。しかし、第1可変コンデ
ンサ10の値が40pF、第2可変コンデンサ11の値
を30pFに固定した状態で高周波電力を印加しても、
プラズマは発生しない。これは、通常、プラズマが存在
しない状態と整合状態とでは、スパイラルアンテナ6の
インピーダンスが異なるからである。第1可変コンデン
サ10の値を40pF、第2可変コンデンサ11の値を
30pFにした後、2つの可変コンデンサのインピーダ
ンスをアンテナ用整合回路12内のセンサー16からの
フィードバック信号によって高周波電力の反射電力を減
少させるように制御された状態に切り換えてから、高周
波電力を印加すると、第1可変コンデンサ10の値が減
少し、第2可変コンデンサ11の値が増加していき、第
1可変コンデンサ10の値が30pF、第2可変コンデ
ンサ11の値が50pFになった時点でプラズマが発生
し、その後、第1可変コンデンサ10の値が増加し、第
2可変コンデンサ11の値が減少していく。そして、第
1可変コンデンサ10の値が40pF、第2可変コンデ
ンサ11の値が30pFになったところで2つの可変コ
ンデンサ10および11のインピーダンスの変化がみら
れなくなり、整合状態を得ることができる。
【0006】しかし、常にこのような変化を経てうまく
整合状態を得ることができるとは限らず、高周波電力を
印加した直後から、2つの可変コンデンサ10および1
1の値がともに増加していき、プラズマが全く発生しな
い場合がある。これは、高周波電力を印加する前に、第
1可変コンデンサ10の値を30pF、第2可変コンデ
ンサ11の値を50pFに精度よく設定することが困難
であること、また、エッチング処理を繰り返し行うこと
によって、スパイラルアンテナ6のインピーダンスが徐
々に変化していってしまうこと等に起因していると考え
られる。高周波電力のON・OFFを100回繰り返し
て行ったところ、96回はうまく整合状態を得ることが
できたが、4回はプラズマが全く発生しなかった。
【0007】また、一旦プラズマを発生して整合状態を
得た後であっても、処理の途中で、制御パラメータであ
るガス種、ガス流量、圧力、高周波電力のいずれかを変
化させると、整合状態から逸脱し、プラズマが消えてし
まう場合がある。これは、制御パラメータを変化させる
と、スパイラルアンテナ6のインピーダンスが急激に変
化するため、アンテナ用整合回路12の動作がこの変化
に追従できなくなるためである。
【0008】以上述べたような現象は、電極系でも見ら
れることがあり、また、図4に示すような、コイル25
に高周波電力を印加することによってプラズマを発生さ
せるICP処理装置や、図5に示すような、電極7にの
み高周波電力を印加する平行平板型プラズマ処理装置に
おいても見られることがある。ただし、図5に示すプラ
ズマ処理装置では、電極用整合回路15は2つの可変コ
ンデンサ13および14にて構成されているものを例示
した。
【0009】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、確実
に整合状態を得ることができるプラズマ処理方法及び装
置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願の第1発明のプラズ
マ処理方法は、真空容器内にガスを供給しつつ真空容器
内を排気し、真空容器内を所定の圧力に制御しながら、
第1可変素子および第2可変素子を備えた整合回路を介
して、アンテナまたはコイルまたは電極に高周波電力を
供給することにより、真空容器内にプラズマを発生さ
せ、真空容器内の電極に載置された基板を処理するプラ
ズマ処理方法において、第1可変素子のインピーダンス
を固定し、かつ、第2可変素子のインピーダンスを、整
合回路内のセンサーからのフィードバック信号によって
高周波電力の反射電力を減少させるように制御された状
態で、高周波電力の供給を開始し、その後、第1可変素
子のインピーダンスを、整合回路内のセンサーからのフ
ィードバック信号によって高周波電力の反射電力を減少
させるように制御された状態にすることを特徴とする。
【0011】本願の第2発明のプラズマ処理方法は、真
空容器内にガスを供給しつつ真空容器内を排気し、真空
容器内を所定の圧力に制御しながら、第1可変素子およ
び第2可変素子を備えた整合回路を介して、アンテナま
たはコイルまたは電極に高周波電力を供給することによ
り、真空容器内にプラズマを発生させ、真空容器内の電
極に載置された基板を処理するプラズマ処理方法におい
て、処理の途中で、制御パラメータであるガス種、ガス
流量、圧力、高周波電力のいずれかを変化させるプラズ
マ処理方法であって、制御パラメータを変化させるとほ
ぼ同時に、第1可変素子のインピーダンスを固定し、か
つ、第2可変素子のインピーダンスを、整合回路内のセ
ンサーからのフィードバック信号によって高周波電力の
反射電力を減少させるように制御された状態にし、その
後、第1可変素子のインピーダンスを、整合回路内のセ
ンサーからのフィードバック信号によって高周波電力の
反射電力を減少させるように制御された状態にすること
を特徴とする。
【0012】本願の第1および第2発明のプラズマ処理
方法は、第1可変素子の一端が整合回路の入力端に接続
され、他端が接地されており、第2可変素子がアンテナ
またはコイルまたは電極に直列接続されている場合にも
有効なプラズマ処理方法であり、また、第1可変素子が
アンテナまたはコイルまたは電極に直列接続されてお
り、第2可変素子の一端が整合回路の入力端に接続さ
れ、他端が接地されている場合にも有効なプラズマ処理
方法である。
【0013】本願の第3発明のプラズマ処理装置は、真
空容器内にガスを供給する手段と、真空容器内を排気す
る手段と、第1可変素子および第2可変素子を備えた整
合回路と、アンテナまたはコイルまたは電極と、アンテ
ナまたはコイルまたは電極に高周波電力を供給すること
のできる高周波電源とを備えたプラズマ処理装置であっ
て、第2可変素子のインピーダンスを固定した状態と、
第2可変素子のインピーダンスを、整合回路内のセンサ
ーからのフィードバック信号によって高周波電力の反射
電力を減少させるように制御された状態のいずれの状態
にあるかにかかわらず、第1可変素子のインピーダンス
を固定した状態と、第1可変素子のインピーダンスを、
整合回路内のセンサーからのフィードバック信号によっ
て高周波電力の反射電力を減少させるように制御された
状態とを、任意の時点で切り換えることができるように
構成されていることを特徴とする。
【0014】本願の第3発明のプラズマ処理装置は、第
1可変素子の一端が整合回路の入力端に接続され、他端
が接地されており、第2可変素子がアンテナまたはコイ
ルまたは電極に直列接続されている場合にも有効なプラ
ズマ処理装置であり、また、第1可変素子がアンテナま
たはコイルまたは電極に直列接続されており、第2可変
素子の一端が整合回路の入力端に接続され、他端が接地
されている場合にも有効なプラズマ処理装置である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態につ
いて、図1および図2を参照して説明する。
【0016】図1に本発明の第1実施形態において用い
たプラズマ処理装置の斜視図を示す。本発明の第1実施
形態において用いたプラズマ処理装置は、図3で説明し
た従来例のプラズマ処理装置とほぼ同じ構成であり、第
1可変コンデンサ10と第2可変コンデンサ11の状態
を独立に制御でき、かつ、第1可変インダクタ13と第
2可変インダクタ14の状態を独立に制御できるという
点で異なっているだけであるから、ここでは説明は省略
する。なお、「第1可変コンデンサ10と第2可変コン
デンサ11の状態を独立に制御できる」とは、「第2可
変コンデンサ11のインピーダンスを固定した状態と、
第2可変コンデンサ11のインピーダンスを、アンテナ
用整合回路12内のセンサー16からのフィードバック
信号によって高周波電力の反射電力を減少させるように
制御された状態のいずれの状態にあるかにかかわらず、
第1可変コンデンサ10のインピーダンスを固定した状
態と、第1可変コンデンサ10のインピーダンスを、ア
ンテナ用整合回路12内のセンサー16からのフィード
バック信号によって高周波電力の反射電力を減少させる
ように制御された状態とを、任意の時点で切り換えるこ
とができ、また、第1可変コンデンサ10のインピーダ
ンスを固定した状態と、第1可変コンデンサ10のイン
ピーダンスを、アンテナ用整合回路12内のセンサー1
6からのフィードバック信号によって高周波電力の反射
電力を減少させるように制御された状態のいずれの状態
にあるかにかかわらず、第2可変コンデンサ11のイン
ピーダンスを固定した状態と、第2可変コンデンサ11
のインピーダンスを、アンテナ用整合回路12内のセン
サー16からのフィードバック信号によって高周波電力
の反射電力を減少させるように制御された状態とを、任
意の時点で切り換えることができる」ことを意味する。
また同様に、「第1可変インダクタ13と第2可変イン
ダクタ14の状態を独立に制御できる」とは、「第2可
変インダクタ14のインピーダンスを固定した状態と、
第2可変インダクタ14のインピーダンスを、電極用整
合回路15内のセンサー17からのフィードバック信号
によって高周波電力の反射電力を減少させるように制御
された状態のいずれの状態にあるかにかかわらず、第1
可変インダクタ13のインピーダンスを固定した状態
と、第1可変インダクタ13のインピーダンスを、電極
用整合回路15内のセンサー17からのフィードバック
信号によって高周波電力の反射電力を減少させるように
制御された状態とを、任意の時点で切り換えることがで
き、また、第1可変インダクタ13のインピーダンスを
固定した状態と、第1可変インダクタ13のインピーダ
ンスを、電極用整合回路15内のセンサー17からのフ
ィードバック信号によって高周波電力の反射電力を減少
させるように制御された状態のいずれの状態にあるかに
かかわらず、第2可変インダクタ14のインピーダンス
を固定した状態と、第2可変インダクタ14のインピー
ダンスを、電極用整合回路15内のセンサー17からの
フィードバック信号によって高周波電力の反射電力を減
少させるように制御された状態とを、任意の時点で切り
換えることができる」ことを意味する。なお、これらの
切り換えは、プラズマ処理装置の制御系19からの制御
信号によって行うことができるようになっている。
【0017】図2に本発明の第1実施形態において用い
たアンテナ用整合回路12の詳細図を示す。センサー1
6からの信号が演算回路20内で処理され、フィードバ
ック信号がモータ21および22に加えられる。モータ
21が回転することによって、第1可変コンデンサ10
の値を変化させることができ、同様に、モータ22が回
転することによって、第2可変コンデンサ11の値を変
化させることができる。プラズマ処理装置の制御系19
からの制御信号によって、リレー23および24がON
/OFFする。リレー23がONのときは、センサー1
6からのフィードバック信号によってモータ21が回転
し、第1可変コンデンサ10の値が高周波電力の反射電
力を減少させように変化するが、リレー23がOFFの
ときは、モータ21に電源が供給されないから、モータ
21は回転せず、第1可変コンデンサ10の値は固定さ
れる。同様に、リレー24がONのときは、センサー1
6からのフィードバック信号によってモータ22が回転
し、第2可変コンデンサ11の値が高周波電力の反射電
力を減少させように変化するが、リレー24がOFFの
ときは、モータ22に電源が供給されないから、モータ
22は回転せず、第2可変コンデンサ11の値は固定さ
れる。プラズマ処理装置の制御系19からは、リレー2
3および24のON/OFFを独立に制御できるから、
第1可変コンデンサ10と第2可変コンデンサ11の状
態を独立に制御できるわけである。
【0018】電極用整合回路15も、アンテナ用整合回
路12と同様に、リレーを用いた回路構成となってお
り、第1可変インダクタ13と第2可変インダクタ14
の状態を独立に制御できるようになっている。
【0019】300nm厚の多結晶シリコン膜付きの8
インチ径シリコン基板8を電極7上に載置し、制御パラ
メータであるガス種、ガス流量、圧力を、それぞれCl
2、100sccm、1.5Paに設定し、第1可変コ
ンデンサ10の値を30pF、第2可変コンデンサ11
の値を50pFにした後、第2可変コンデンサ11の値
を50pFに固定したまま、第1可変コンデンサ10の
インピーダンスを、アンテナ用整合回路12内のセンサ
ー16からのフィードバック信号によって高周波電力の
反射電力を減少させるように制御された状態に切り換え
てから、スパイラルアンテナ6に1000Wの高周波電
力を印加し、電極に15Wの高周波電力を印加すると、
第1可変コンデンサ10の値がわずかに増減した後、約
20Wの反射波電力が発生すると同時にプラズマが発生
した。高周波の印加から2秒後に、第2可変コンデンサ
11のインピーダンスを、アンテナ用整合回路12内の
センサー16からのフィードバック信号によって高周波
電力の反射電力を減少させるように制御された状態に切
り換えると、第1可変コンデンサ10の値が増加し、第
2可変コンデンサ11の値が減少していき、第1可変コ
ンデンサ10の値が40pF、第2可変コンデンサ11
の値が30pFになったところで2つの可変コンデンサ
10および11のインピーダンスの変化がみられなくな
り、整合状態を得ることができた。このとき、反射波電
力は約1Wであった。また、多結晶シリコン膜がエッチ
ングされ、300nm/minのエッチング速度が得られた。
【0020】同様の条件で、高周波電力のON・OFF
を500回繰り返して行ったところ、500回ともうま
く整合状態を得ることができた。
【0021】また同様に、300nm厚の多結晶シリコ
ン膜付きの8インチ径シリコン基板8を電極7上に載置
し、制御パラメータであるガス種、ガス流量、圧力を、
それぞれCl2、100sccm,1.5Paに設定
し、第1可変コンデンサ10の値を30pF、第2可変
コンデンサ11の値を50pFにした後、第1可変コン
デンサ10の値を30pFに固定したまま、第2可変コ
ンデンサ11のインピーダンスを、アンテナ用整合回路
12内のセンサー16からのフィードバック信号によっ
て高周波電力の反射電力を減少させるように制御された
状態に切り換えてから、スパイラルアンテナ6に100
0Wの高周波電力を印加し、電極に15Wの高周波電力
を印加すると、第2可変コンデンサ11の値がわずかに
増減した後、約30Wの反射波電力が発生すると同時に
プラズマが発生した。高周波の印加から2秒後に、第1
可変コンデンサ10のインピーダンスを、アンテナ用整
合回路12内のセンサー16からのフィードバック信号
によって高周波電力の反射電力を減少させるように制御
された状態に切り換えると、第1可変コンデンサ10の
値が増加し、第2可変コンデンサ11の値が減少してい
き、第1可変コンデンサ10の値が40pF、第2可変
コンデンサ11の値が30pFになったところで2つの
可変コンデンサ10および11のインピーダンスの変化
がみられなくなり、整合状態を得ることができた。この
とき、反射波電力は約1Wであった。また、多結晶シリ
コン膜がエッチングされ、300nm/minのエッチング速
度が得られた。
【0022】同様の条件で、高周波電力のON・OFF
を500回繰り返して行ったところ、500回ともうま
く整合状態を得ることができた。
【0023】以上述べた本発明の第1実施形態では、説
明を簡単にするためアンテナ系のみについて説明した
が、電極系においても、第1可変インダクタ13と第2
可変インダクタ14の状態を独立に制御できるという特
性を利用して、アンテナ系と同様の操作により、確実に
整合状態を得ることができる。電極系においては、とく
に、電極へ供給する高周波電力が50W以上と大きい場
合に、顕著な効果が得られる。
【0024】次に、本発明の第2実施形態について、図
1および図2を参照して説明する。本発明の第2実施形
態において用いたプラズマ処理装置は、本発明の第1実
施形態において用いたプラズマ処理装置と同様であり、
かつ、図3で説明した従来例のプラズマ処理装置とほぼ
同じ構成であるから、ここでは説明は省略する。
【0025】200nm厚の多結晶シリコン膜の上に2
00nm厚のタングステンシリサイド膜が付いた8イン
チ径シリコン基板8を電極7上に載置し、ガス種および
その流量、圧力を、Cl2、150sccm、1.5Paに
設定し、第1可変コンデンサ10の値を30pF、第2
可変コンデンサ11の値を50pFにした後、第2可変
コンデンサ11の値を50pFに固定したまま、第1可
変コンデンサ10のインピーダンスを、アンテナ用整合
回路12内のセンサー16からのフィードバック信号に
よって高周波電力の反射電力を減少させるように制御さ
れた状態に切り換えてから、スパイラルアンテナ6に1
000Wの高周波電力を印加し、電極に15Wの高周波
電力を印加すると、第1可変コンデンサ10の値がわず
かに増減した後、約20Wの反射波電力が発生すると同
時にプラズマが発生した。高周波の印加から2秒後に、
第2可変コンデンサ11のインピーダンスを、アンテナ
用整合回路12内のセンサー16からのフィードバック
信号によって高周波電力の反射電力を減少させるように
制御された状態に切り換えると、第1可変コンデンサ1
0の値が増加し、第2可変コンデンサ11の値が減少し
ていき、第1可変コンデンサ10の値が40pF、第2
可変コンデンサ11の値が30pFになったところで2
つの可変コンデンサ10および11のインピーダンスの
変化がみられなくなり、整合状態を得ることができた。
このとき、反射波電力は約1Wであった。高周波電力の
印加を開始してから約40秒後にタングステンシリサイ
ド膜のエッチングが終了したが、プラズマを維持したま
ま、ガス種およびその流量を、HBr、200sccmに変
化させて、引き続いて多結晶シリコン膜のエッチングを
行った。制御パラメータであるガス種およびガス流量を
変化させるのとほぼ同時に、第1可変コンデンサ10の
インピーダンスを固定(=40pF)し、かつ、第2可
変コンデンサ11のインピーダンスを、アンテナ用整合
回路12内のセンサー16からのフィードバック信号に
よって高周波電力の反射電力を減少させるように制御さ
れた状態にすると、制御パラメータを変化させた瞬間は
約15Wの反射波電力が発生していたが、第2可変コン
デンサ11のインピーダンスが35pFまで増加したと
ころで反射波電力が約10Wまで低下した。そして、制
御パラメータを変化させてから2秒後に、第1可変コン
デンサ10のインピーダンスを、アンテナ用整合回路1
2内のセンサー16からのフィードバック信号によって
高周波電力の反射電力を減少させるように制御された状
態に切り換えると、第1可変コンデンサ10の値が減少
し、第2可変コンデンサ11の値が増加していき、第1
可変コンデンサ10の値が30pF、第2可変コンデン
サ11の値が40pFになったところで2つの可変コン
デンサ10および11のインピーダンスの変化がみられ
なくなり、整合状態を得ることができた。このとき、反
射波電力は約1Wであった。
【0026】同様の条件で、エッチング処理を50回繰
り返して行ったところ、50回ともうまく整合状態を得
ることができた。
【0027】また同様に、200nm厚の多結晶シリコ
ン膜の上に200nm厚のタングステンシリサイド膜が
付いた8インチ径シリコン基板8を電極7上に載置し、
ガス種およびその流量、圧力を、Cl2、150sccm、
1.5Paに設定し、第1可変コンデンサ10の値を3
0pF、第2可変コンデンサ11の値を50pFにした
後、第1可変コンデンサ10の値を30pFに固定した
まま、第2可変コンデンサ11のインピーダンスを、ア
ンテナ用整合回路12内のセンサー16からのフィード
バック信号によって高周波電力の反射電力を減少させる
ように制御された状態に切り換えてから、スパイラルア
ンテナ6に1000Wの高周波電力を印加し、電極に1
5Wの高周波電力を印加すると、第2可変コンデンサ1
1の値がわずかに増減した後、約30Wの反射波電力が
発生すると同時にプラズマが発生した。高周波の印加か
ら2秒後に、第1可変コンデンサ10のインピーダンス
を、アンテナ用整合回路12内のセンサー16からのフ
ィードバック信号によって高周波電力の反射電力を減少
させるように制御された状態に切り換えると、第1可変
コンデンサ10の値が増加し、第2可変コンデンサ11
の値が減少していき、第1可変コンデンサ10の値が4
0pF、第2可変コンデンサ11の値が30pFになっ
たところで2つの可変コンデンサ10および11のイン
ピーダンスの変化がみられなくなり、整合状態を得るこ
とができた。このとき、反射波電力は約1Wであった。
高周波電力の印加を開始してから約40秒後にタングス
テンシリサイド膜のエッチングが終了したが、プラズマ
を維持したまま、ガス種およびその流量を、HBr、2
00sccmに変化させて、引き続いて多結晶シリコン膜の
エッチングを行った。制御パラメータであるガス種およ
びガス流量を変化させるのとほぼ同時に、第2可変コン
デンサ11のインピーダンスを固定(=30pF)し、
かつ、第1可変コンデンサ10のインピーダンスを、ア
ンテナ用整合回路12内のセンサー16からのフィード
バック信号によって高周波電力の反射電力を減少させる
ように制御された状態にすると、制御パラメータを変化
させた瞬間は約15Wの反射波電力が発生していたが、
第1可変コンデンサ10のインピーダンスが35pFま
で減少したところで反射波電力が約10Wまで低下し
た。そして、制御パラメータを変化させてから2秒後
に、第2可変コンデンサ11のインピーダンスを、アン
テナ用整合回路12内のセンサー16からのフィードバ
ック信号によって高周波電力の反射電力を減少させるよ
うに制御された状態に切り換えると、第1可変コンデン
サ10の値が減少し、第2可変コンデンサ11の値が増
加していき、第1可変コンデンサ10の値が30pF、
第2可変コンデンサ11の値が40pFになったところ
で2つの可変コンデンサ10および11のインピーダン
スの変化がみられなくなり、整合状態を得ることができ
た。このとき、反射波電力は約1Wであった。
【0028】同様の条件で、エッチング処理を50回繰
り返して行ったところ、50回ともうまく整合状態を得
ることができた。
【0029】以上述べた本発明の第2実施形態では、説
明を簡単にするためアンテナ系のみについて説明した
が、電極系においても、第1可変インダクタ13と第2
可変インダクタ14の状態を独立に制御できるという特
性を利用して、アンテナ系と同様の操作により、確実に
整合状態を得ることができる。電極系においては、とく
に、電極へ供給する高周波電力が50W以上と大きい場
合に、顕著な効果が得られる。
【0030】また、以上述べた本発明の第2実施形態で
は、処理の途中で、制御パラメータであるガス種、ガス
流量を変化させるプラズマ処理方法について説明した
が、制御パラメータであるガス種、ガス流量、圧力、高
周波電力のいずれかを変化させるプラズマ処理方法につ
いて、本発明を適用することができる。
【0031】以上述べた本発明の第1および第2実施形
態では、スパイラルアンテナ式プラズマ処理装置におい
て、アンテナまたは電極に高周波電力を供給する場合に
ついて説明したが、本発明は他のあらゆる形態のプラズ
マ処理装置に適用できる。例えば、従来例で説明したよ
うな、図4に示す、コイル25に高周波電力を印加する
ことによってプラズマを発生させるICP処理装置や、
図5に示す、電極7にのみ高周波電力を印加する平行平
板型プラズマ処理装置においても、同様の操作により、
確実に整合状態を得ることができる。
【0032】また、以上述べた本発明の第1および第2
実施形態では、各整合回路において第1可変素子と第2
可変素子が同種の素子(コンデンサまたはインダクタ)
で構成されている場合について説明したが、第1可変素
子と第2可変素子は別種の素子であってもよい。なお、
可変素子としてコンデンサまたはインダクタのどちらを
採用するかは、負荷であるアンテナ、コイル、または電
極のインピーダンスに依存する。
【0033】また、以上述べた本発明の第1および第2
実施形態では、多結晶シリコン膜のエッチングおよびタ
ングステンシリサイド膜のエッチングについて説明した
が、いうまでもなく、その他のエッチング、スパッタリ
ング、CVD等のプラズマ処理においても、本発明を適用
することができる。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本願の
第1発明のプラズマ処理方法によれば、真空容器内にガ
スを供給しつつ真空容器内を排気し、真空容器内を所定
の圧力に制御しながら、第1可変素子および第2可変素
子を備えた整合回路を介して、アンテナまたはコイルま
たは電極に高周波電力を供給することにより、真空容器
内にプラズマを発生させ、真空容器内の電極に載置され
た基板を処理するプラズマ処理方法において、第1可変
素子のインピーダンスを固定し、かつ、第2可変素子の
インピーダンスを、整合回路内のセンサーからのフィー
ドバック信号によって高周波電力の反射電力を減少させ
るように制御された状態で、高周波電力の供給を開始
し、その後、第1可変素子のインピーダンスを、整合回
路内のセンサーからのフィードバック信号によって高周
波電力の反射電力を減少させるように制御された状態に
するため、確実に整合状態を得ることができる。
【0035】また、本願の第2発明のプラズマ処理方法
によれば、真空容器内にガスを供給しつつ真空容器内を
排気し、真空容器内を所定の圧力に制御しながら、第1
可変素子および第2可変素子を備えた整合回路を介し
て、アンテナまたはコイルまたは電極に高周波電力を供
給することにより、真空容器内にプラズマを発生させ、
真空容器内の電極に載置された基板を処理するプラズマ
処理方法において、処理の途中で、制御パラメータであ
るガス種、ガス流量、圧力、高周波電力のいずれかを変
化させるプラズマ処理方法であって、制御パラメータを
変化させるとほぼ同時に、第1可変素子のインピーダン
スを固定し、かつ、第2可変素子のインピーダンスを、
整合回路内のセンサーからのフィードバック信号によっ
て高周波電力の反射電力を減少させるように制御された
状態にし、その後、第1可変素子のインピーダンスを、
整合回路内のセンサーからのフィードバック信号によっ
て高周波電力の反射電力を減少させるように制御された
状態にするため、確実に整合状態を得ることができる。
【0036】また、本願の第3発明のプラズマ処理装置
によれば、真空容器内にガスを供給する手段と、真空容
器内を排気する手段と、第1可変素子および第2可変素
子を備えた整合回路と、アンテナまたはコイルまたは電
極と、アンテナまたはコイルまたは電極に高周波電力を
供給することのできる高周波電源とを備えたプラズマ処
理装置であって、第2可変素子のインピーダンスを固定
した状態と、第2可変素子のインピーダンスを、整合回
路内のセンサーからのフィードバック信号によって高周
波電力の反射電力を減少させるように制御された状態の
いずれの状態にあるかにかかわらず、第1可変素子のイ
ンピーダンスを固定した状態と、第1可変素子のインピ
ーダンスを、整合回路内のセンサーからのフィードバッ
ク信号によって高周波電力の反射電力を減少させるよう
に制御された状態とを、任意の時点で切り換えることが
できるように構成されているため、確実に整合状態を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1および第2実施形態で用いたプラ
ズマ処理装置の構成を示す斜視図
【図2】本発明の第1および第2実施形態で用いたアン
テナ用整合回路の構成を示す詳細図
【図3】従来例で用いたプラズマ処理装置の構成を示す
斜視図
【図4】従来例で用いたプラズマ処理装置の構成を示す
斜視図
【図5】従来例で用いたプラズマ処理装置の構成を示す
斜視図
【符号の説明】
1・・・真空容器 2・・・ガス供給ユニット 3・・・ポンプ 4・・・アンテナ用高周波電源 5・・・誘電体 6・・・スパイラルアンテナ 7・・・電極 8・・・基板 9・・・電極用高周波電源 10・・・第1可変コンデンサ 11・・・第2可変コンデンサ 12・・・アンテナ用整合回路 13・・・第1可変インダクタ 14・・・第2可変インダクタ 15・・・電極用整合回路 16・・・センサー 17・・・センサー 19・・・プラズマ処理装置の制御系
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/205 H01L 21/205 21/3065 21/31 C 21/31 H01Q 9/27 // H01Q 9/27 H01L 21/302 B

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空容器内にガスを供給しつつ真空容器
    内を排気し、真空容器内を所定の圧力に制御しながら、
    第1可変素子および第2可変素子を備えた整合回路を介
    して、アンテナまたはコイルまたは電極に高周波電力を
    供給することにより、真空容器内にプラズマを発生さ
    せ、真空容器内の電極に載置された基板を処理するプラ
    ズマ処理方法において、第1可変素子のインピーダンス
    を固定し、かつ、第2可変素子のインピーダンスを、整
    合回路内のセンサーからのフィードバック信号によって
    高周波電力の反射電力を減少させるように制御された状
    態で、高周波電力の供給を開始し、その後、第1可変素
    子のインピーダンスを、整合回路内のセンサーからのフ
    ィードバック信号によって高周波電力の反射電力を減少
    させるように制御された状態にすることを特徴とするプ
    ラズマ処理方法。
  2. 【請求項2】 真空容器内にガスを供給しつつ真空容器
    内を排気し、真空容器内を所定の圧力に制御しながら、
    第1可変素子および第2可変素子を備えた整合回路を介
    して、アンテナまたはコイルまたは電極に高周波電力を
    供給することにより、真空容器内にプラズマを発生さ
    せ、真空容器内の電極に載置された基板を処理するプラ
    ズマ処理方法において、処理の途中で、制御パラメータ
    であるガス種、ガス流量、圧力、高周波電力のいずれか
    を変化させるプラズマ処理方法であって、制御パラメー
    タを変化させるとほぼ同時に、第1可変素子のインピー
    ダンスを固定し、かつ、第2可変素子のインピーダンス
    を、整合回路内のセンサーからのフィードバック信号に
    よって高周波電力の反射電力を減少させるように制御さ
    れた状態にし、その後、第1可変素子のインピーダンス
    を、整合回路内のセンサーからのフィードバック信号に
    よって高周波電力の反射電力を減少させるように制御さ
    れた状態にすることを特徴とするプラズマ処理方法。
  3. 【請求項3】 第1可変素子の一端が整合回路の入力端
    に接続され、他端が接地されており、第2可変素子がア
    ンテナまたはコイルまたは電極に直列接続されているこ
    とを特徴とする、請求項1または2記載のプラズマ処理
    方法。
  4. 【請求項4】 第1可変素子がアンテナまたはコイルま
    たは電極に直列接続されており、第2可変素子の一端が
    整合回路の入力端に接続され、他端が接地されているこ
    とを特徴とする、請求項1または2記載のプラズマ処理
    方法。
  5. 【請求項5】 真空容器内にガスを供給する手段と、真
    空容器内を排気する手段と、第1可変素子および第2可
    変素子を備えた整合回路と、アンテナまたはコイルまた
    は電極と、アンテナまたはコイルまたは電極に高周波電
    力を供給することのできる高周波電源とを備えたプラズ
    マ処理装置であって、第2可変素子のインピーダンスを
    固定した状態と、第2可変素子のインピーダンスを、整
    合回路内のセンサーからのフィードバック信号によって
    高周波電力の反射電力を減少させるように制御された状
    態のいずれの状態にあるかにかかわらず、第1可変素子
    のインピーダンスを固定した状態と、第1可変素子のイ
    ンピーダンスを、整合回路内のセンサーからのフィード
    バック信号によって高周波電力の反射電力を減少させる
    ように制御された状態とを、任意の時点で切り換えるこ
    とができるように構成されていることを特徴とするプラ
    ズマ処理装置。
  6. 【請求項6】 第1可変素子の一端が整合回路の入力端
    に接続され、他端が接地されており、第2可変素子がア
    ンテナまたはコイルまたは電極に直列接続されているこ
    とを特徴とする、請求項5記載のプラズマ処理装置。
  7. 【請求項7】 第1可変素子がアンテナまたはコイルま
    たは電極に直列接続されており、第2可変素子の一端が
    整合回路の入力端に接続され、他端が接地されているこ
    とを特徴とする、請求項5記載のプラズマ処理装置。
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