JP2012503610A - 3−アセチルアミノプロパン−1−スルホン酸カルシウムの新規な結晶形 - Google Patents

3−アセチルアミノプロパン−1−スルホン酸カルシウムの新規な結晶形 Download PDF

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Abstract

本発明は、3−アセチルアミノプロパン−1−スルホン酸カルシウムの新規の結晶形、その調製方法、及び医薬品におけるその使用に関する。
【選択図】図3

Description

本発明は、3−アセチルアミノプロパン−1−スルホン酸カルシウムの新規な結晶形、その調製方法、及び医薬におけるその使用に関する。
以下に「活性化合物」としても言及される3−アセチルアミノプロパン−1−スルホン酸カルシウムは、以下の化学構造を有する。
Figure 2012503610
3−アセチルアミノプロパン−1−スルホン酸カルシウムは、DE3019350A1において初めて記載され、アルコール依存症の治療のための活性化合物として採用されている。この活性化合物の耳鳴りの治療への使用も同様に記載されている。
DE3019350A1によれば、3−アセチルアミノプロパン−1−スルホン酸カルシウムは、結晶状の無色の粉末で、凝固点が概ね270℃、水分含量が3.6%であり、元素組成としては、カルシウム9.7%と窒素6.8%が測定された(理論値は10%と7%)。
Toffoliらは、3−アセチルアミノプロパン−1−スルホン酸カルシウムの結晶形について記述し(P. Toffoli, N. Rodier, R. Ceolin, P. Ladure, G. Tran, Acta Crystallographica, Sect. C, Crystal Structure Communications, 1998, 44, 1493)、この形態は以下において「結晶形I」又は「形態I」としても言及される。Toffoliらによれば、形態Iは以下のパラメータで特徴付けられる:単斜晶系、P21/c, a = 5.4584Å, b = 18.949Å, c = 8.550Å, β = 105.49°, V = 852.2 Å3
Toffoliらにより記述された3−アセチルアミノプロパン−1−スルホン酸カルシウムの結晶形は、上市された医薬品に存在する3−アセチルアミノプロパン−1−スルホン酸カルシウムの結晶形に対応する。
DE3019350A1
P. Toffoli, N. Rodier, R. Ceolin, P. Ladure, G. Tran, Acta Crystallographica, Sect. C, Crystal Structure Communications, 1998, 44, 1493
ここで、3−アセチルアミノプロパン−1−スルホン酸カルシウムが別の結晶形でも存在することが見出され、当該結晶形は以下において「形態II」又は「結晶形II」とも称される。形態IIの凝固点は概ね364℃であり、それ故、この凝固点はDE3019350A1に記載されたものよりも顕著に高い。
驚いたことに、新規に見出された形態IIは、形態Iよりも熱力学的により安定であることが見出された。
活性化合物の溶出速度は、とりわけその結晶形態により決められる。活性化合物が様々な結晶形で存在し、それが医薬の活性化合物とされるのであれば、熱力学的により安定な形態の活性化合物を使用することが都合がよい。これは、医薬品に存在する熱力学的により不安定な(準安定な)形態が、当該医薬品の調製の後、患者に使用されるまで、特に当該医薬品の保管中に熱力学的により安定な形態に変化することを基本的に排除できるからである。
1つの結晶形から別の結晶形への変換は、とりわけ、活性化合物の溶出速度の変化に帰着し、医薬品からの活性化合物の元来の放出がもはや再現できなくなることを意味する。活性化合物の溶出速度の変化は、不都合なことに、医薬品が患者に投与された後に、そこに存在する活性化合物が、胃腸管内において、もはや予め決められた速度と量で医薬品から放出されて吸収されないという結果をもたらし、その生物学的利用性、及びそれ故、その有効性もまた、もはや保証されないことを意味する。それ故、活性化合物を含有する医薬品の使用が、全体として不確かなものとなる。
DE3019350A1による活性化合物は結晶水(3.6%と見積もられる)を含むものの、これは形態IIには存在しない。
既に指摘したように、活性化合物の結晶形IIは、結晶形Iよりも熱力学的により安定である。それ故、結晶形Iからの懸濁した状態での変換実験においては(in suspension conversion experiment)、結晶形IIへの再配置がおこる。更に、結晶形Iの−23.1±0.2J/gから、結晶形IIの16.2±0.2J/gへと、顕著に低いエンタルピーが生じる((6.9±0.4J/g)、それぞれの場合において、水中25℃で2225 Thermometrics Solution calorimeterを使用して測定した)。それ故、形態IIはより低いギブス自由エンタルピーを有し、熱力学的に形態Iよりも安定である。
形態IIは、3−アセチルアミノプロパン−1−スルホン酸カルシウムを安定な懸濁媒体に懸濁させた形態Iの結晶の懸濁液を撹拌し、分離して得られた残渣を乾燥することにより調製できる。安定な懸濁媒体は活性化合物が溶解可能な溶媒であり、ここで活性化合物は、懸濁液中のそれぞれの溶媒について、当該溶媒中における活性化合物の溶解限度を超える重量比で添加され、これにより活性化合物は、懸濁液中、主に固体の形態となる。好適な懸濁媒体は、例えば、水、メタノール、及び/又はテトラヒドロフラン(THF)であり、ここで水が特に好ましい。
活性化合物の形態Iは先行技術に示される方法により得ることができる。
結晶形は標準的な方法により決定することができ、例えば、C. W. Bunn, "Chemical Crystallography" 1948, Clarendon Press, London;又はH. P. Klug, L. E. Alexander, "X-Ray Diffraction Procedures" 1974, John Wiley and Sons, New Yorkに記載されている。
図1は上記材料の形態IのX線回折パターンを示し、ここで生じるパラメータを以下の表1に示す。
表1
Figure 2012503610
表1:Bruker D5000回折計、透過モード(transmission mode)、発生装置出力(generator power)40kV/30mA、Cu−Kα1線(λ=1.54Å)、位置検出素子(3.3kV)、測定範囲:3−65°2Θ、刻み幅(step size):0.05°2Θ、時間/刻み(time/step):1.4秒を使用して計測された形態IのX線回折パターン。回折パターンは、記録範囲3−65°2Θを通じてバックグラウンド補正され、最も強い反射の反射強度を決めた。使用されたCu−Kα1線について、角位置(angle position)の許容誤差は±0.1°2Θである。
図2は活性化合物の形態IIのX線回折パターンを示し、ここに生じているパラメータを以下の表2に集約する。
表2
Figure 2012503610
表2:形態IIのX線回折パターンであり、測定及び評価は表1に記載された方法と同様に行った。
好ましい実施態様においては、形態IIは以下の表2aに示されるX線データにより特徴付けられる。表2aに示されるデータは、表2からの反射と、更に弱い強度の追加の6の反射を含む。
表2a
Figure 2012503610
表2a:形態IIのX線回折パターンであり、測定及び評価は表1に記載された方法と同様に行った。
それ故、本発明は、表2に示される特徴的な格子面間隔により特徴付けられる3−アセチルアミノプロパン−1−スルホン酸カルシウムの結晶形IIに関する。
本発明は、同様に、表2aに示される特徴的な格子面間隔により特徴付けられる3−アセチルアミノプロパン−1−スルホン酸カルシウムの結晶形IIに関する。
本発明は、更に、上記及び下記の少なくとも1種の分析方法による物理データにより特徴付けられる3−アセチルアミノプロパン−1−スルホン酸カルシウムの結晶形IIに関する。
単結晶X線回折法により調べてみれば、以下の特徴的なパラメータが3−アセチルアミノプロパン−1−スルホン酸カルシウムの結晶形IIについて生じる:三射(triclinic),P1,a=5.54Å,b=8.15Å、c=9.76Å,α=69.1°,β=84.3°,γ=89.4°,V=409.66Å3(Oxford X calibur回折計(Mo Kα線)、グラファイト単色光分光器、サファイアCCD、SHELX-97ソフトウェア・スイートを使用したデータ評価)。
本発明は、更に、以下のパラメータにより特徴付けられる3−アセチルアミノプロパン−1−スルホン酸カルシウムの結晶形IIに関する:P1,a=5.54Å,b=8.15Å、c=9.76Å,α=69.1°,β=84.3°,γ=89.4°,V=409.66Å3
生じる結晶構造は図3に示される。それから明らかなように、形態IIの結晶構造は水若しくは他の溶媒を含まない。
「基本的に形態IIからなる形態II」は、上記及び下記において用いられ、結晶形IIが5重量%未満、好ましくは2重量%未満、特に好ましくは1重量%未満の形態Iを含むことを意味する。
それ故、本発明は更に、基本的に結晶形IIからなる3−アセチルアミノプロパン−1−スルホン酸カルシウムに関する。
本発明は、更に、活性化合物の結晶形IIの調製方法に関し、当該調製方法は、結晶形Iの3−アセチルアミノプロパン−1−スルホン酸カルシウムの結晶を懸濁媒体中で撹拌し、得られた残渣を分離して乾燥することを特徴とする。
活性化合物は、もちろん、その結晶形II及びIの混合物として採用することもでき、ここでそれぞれの場合において、10重量%、20重量%、30重量%、40重量%、50重量%、60重量%、70重量%、80重量%、又は90重量%を超える結晶形IIが存在していてもよい。本発明によれば、結晶形IIを、70重量%を超えて含む、特に好ましくは80重量%を超えて含む、特に好ましくは90重量%を超えて含む混合物が好ましい。
結晶形IIは、既に記載されたように、熱力学的に安定であり、それ故、医薬品として特に好適である。本発明は、それ故、医薬品としての結晶形IIにも関する。
本発明は、同様に、結晶形IIを含む医薬組成物に関する。
本発明は、更に、医薬品の調製のための結晶形IIに関する。
以下の実施例は、本発明を限定することなく、これを説明する。
3−アセチルアミノプロパン−1−スルホン酸カルシウムの結晶形IのX線粉末回折パターン 3−アセチルアミノプロパン−1−スルホン酸カルシウムの結晶形IIのX線粉末回折パターン 3−アセチルアミノプロパン−1−スルホン酸カルシウムのそれぞれの結晶構造;左:a軸に沿った視野;右:c軸に沿った視野 3−アセチルアミノプロパン−1−スルホン酸カルシウムの形態IIのFT−IRスペクトル 3−アセチルアミノプロパン−1−スルホン酸カルシウムの形態IIのFT−Ramanスペクトル 3−アセチルアミノプロパン−1−スルホン酸カルシウムの形態IのFT−IRスペクトル 3−アセチルアミノプロパン−1−スルホン酸カルシウムの形態IのFT−Ramanスペクトル
[実施例1]
3−アセチルアミノプロパン−1−スルホン酸カルシウムの結晶形IIの調製
3−アセチルアミノプロパン−1−スルホン酸カルシウム3gを2mLの脱イオン水に懸濁し、室温で7日間撹拌した。得られた懸濁液を濾過して乾燥した。
[実施例2]
実施例1により得られた結晶形IIの分析による特徴づけ
実施例1(形態II)により得られた結晶の結晶形の特徴づけをするために、赤外線(FR−IR)及びラマンスペクトル(FT−Raman)を記録した。FT−IR及びFT−Ramanは標準の方法で、European Pharmacopoeia, 6th Edition, Chapters 2.02.24及び2.02.48に記載されたように実施した。
FT−IR分光法はKBr圧縮ディスク(pressed disc)を用いて行った。FT−IRのスペクトルの測定は図4に示され、以下に示される典型的なバンドを有している(IRバンドの波数(cm-1±2cm-1)及びそれらの相対強度が示される)。
3311 cm-1 (m), 3106 cm-1 (m), 2955 cm-1 (m), 2888 cm-1 (m), 1637 cm-1 (s), 1568 cm-1 (s), 1470 cm-1 (m), 1449 cm-1 (m), 1417 cm-1 (m), 1380 cm-1 (m), 1302 cm-1 (m), 1274 cm-1 (m), 1223 cm-1 (s), 1191 cm-1 (s), 1172 cm-1 (s), 1076 cm-1 (s), 1066 cm-1 (s), 953 cm-1 (m), 804 cm-1 (m), 744 cm-1 (m), 706 cm-1 (m), 642 cm-1 (m), 611 cm-1 (m), 598 cm-1 (m), 556 cm-1 (m), 529 cm-1 (m), 424 cm-1 (m).
測定条件:FT−IR分光光度計、Bruker Vector 22、スペクトルの分解能2cm-1、32scans。
評価:得られたFT−IRスペクトルは、バックグラウンド補正を行った(Bruker OPUSソフトウェア。バンドはそれらの透過に基づいて、以下の通りに分割した。
s=強い(透過≦20%)
m=中程度(20%<透過≦60%)
w=弱い(透過>60%)
測定したFT−Ramanスペクトルを図5に示し、以下に示す典型的なバンドを有している。
3310 cm-1 (w), 2981 cm-1 (m), 2937 cm-1 (s), 2877 cm-1 (m), 1637 cm-1 (m), 1480 cm-1 (m), 1453 cm-1 (m), 1419 cm-1 (m), 1392 cm-1 (m), 1345 cm-1 (m), 1310 cm-1 (m), 1300 cm-1 (w), 1244 cm-1 (w), 1226 cm-1 (m), 1169 cm-1 (m), 1109 cm-1 (m), 1070 cm-1 (s), 955 cm-1 (m), 805 cm-1 (m), 649 cm-1 (m), 595 cm-1 (m), 553 cm-1 (m), 534 cm-1 (m), 487 cm-1 (m).
ラマンバンドの波数(cm-1±2cm-1)及びそれらの相対的な強度
測定条件:FT−Raman分光光度計、Bruker RFS 100、1064 nm励起、500mW、スペクトルの分解能1cm-1、500スキャン。
評価:得られたラマンスペクトルは、3600cm-1から250cm-1のスペクトル範囲でベクトル標準化(vector-standardised)した。バンドは、その強度に基づいて、以下の通りに分割した。
s=強い(相対ラマン強度≧0.1)
m=中程度(0.1<相対ラマン強度≧0.025)
w=弱い(相対ラマン強度<0.025)
[実施例3]
形態Iの分析的特徴付け
比較の目的で、活性化合物の形態I(実施例1の開始物質)を分析的に特徴づけし、実施例2と同じように評価した。
形態IのFT−IRスペクトルは、図6に示され、以下のパラメータを有する。
3312 cm-1 (m), 3123 cm-1 (w), 2980 cm-1 (w), 2937 cm-1 (m), 2878 cm-1 (w), 2864 cm-1 (w), 1658 cm-1 (s), 1577 cm-1 (s), 1453 cm-1 (m), 1441 cm-1 (m), 1370 cm-1 (m), 1298 cm-1 (s), 1234 cm-1 (s), 1219 cm-1 (s), 1199 cm-1 (s), 1160 cm-1 (s), 1083 cm-1 (m), 1064 cm-1 (s), 1018 cm-1 (m), 946 cm-1 (m), 850 cm-1 (w), 789 cm-1 (m), 744 cm-1 (m), 625 cm-1 (m), 596 cm-1 (s), 545 cm-1 (m), 521 cm-1 (m), 490 cm-1 (w), 418 cm-1 (m).
形態IのFT−Ramanスペクトルは、図7に記載され、以下のパラメータにより特徴付けられる。
3304 cm-1 (w), 2980 cm-1 (m), 2958 cm-1 (m), 2934 cm-1 (s), 2879 cm-1 (w), 1661 cm-1 (w), 1454 cm-1 (w), 1442 cm-1 (w), 1408 cm-1 (w), 1369 cm-1 (w), 1316 cm-1 (w), 1298 cm-1 (m), 1227 cm-1 (w), 1187 cm-1 (w), 1165 cm-1 (w), 1103 cm-1 (w), 1084 cm-1 (w), 1068 cm-1 (s), 1051 cm-1 (w), 946 cm-1 (w), 929 cm-1 (w), 790 cm-1 (m), 627 cm-1 (w), 616 cm-1 (w), 598 cm-1 (w), 542 cm-1 (m), 524 cm-1 (m), 490 cm-1 (w).

Claims (8)

  1. Åで表される以下の特徴的な格子面間隔で特徴付けられる、3−アセチルアミノプロパン−1−スルフォン酸カルシウムの結晶形II。
    Figure 2012503610
  2. Åで表される以下の特徴的な格子面間隔で特徴付けられる、3−アセチルアミノプロパン−1−スルフォン酸カルシウムの結晶形II。
    Figure 2012503610
  3. 請求項1及び/又は2に記載の結晶形IIを含む3−アセチルアミノプロパン−1−スルフォン酸カルシウム。
  4. 請求項1及び/又は2に記載の結晶形IIから基本的になる3−アセチルアミノプロパン−1−スルフォン酸カルシウム。
  5. 結晶形Iの3−アセチルアミノプロパン−1−スルフォン酸カルシウムの結晶が、分散媒中で撹拌され、得られた残渣を分離し乾燥することを特徴とする請求項1又は2に記載の結晶形IIの調製方法。
  6. 医薬としての請求項1から5のいずれかに記載の結晶形。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の結晶形IIと、1以上の補助剤を含む医薬組成物。
  8. 医薬の調整のための請求項1から7のいずれかに記載の結晶形IIの使用。
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