JP2012500535A - 直接放射ラウドスピーカのためのフェイズプラグおよび音響レンズ - Google Patents

直接放射ラウドスピーカのためのフェイズプラグおよび音響レンズ Download PDF

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Abstract

フェイズプラグまたは音響レンズは、ラウドスピーカの指向性のオーディオ性能を向上させる。聴取面積内におけるサウンドシステムへの向上した指向性オーディオ性能の適用は、オーディオシステムの性能を向上させる。対称および非対称特徴の両方を含み、向上した周波数応答および指向性を提供する、音響レンズまたはフェイズプラグの構成が、提示される。ラウドスピーカへのフェイズプラグまたは音響レンズの適用は、聴取場所、例えば、車両内に向上したサウンドを提供し得る。

Description

(関連出願の相互参照)
本願は、米国仮特許出願第61/088,882号(2008年8月14日出願)の優先権の利益を主張し、この出願の開示は、本明細書に参考として援用される。
(技術分野)
本発明は、ラウドスピーカに関し、より具体的には、直接放射ラウドスピーカおよびサウンド放射の指向性の修正に関する。
(関連技術)
自動車用サウンドシステムは、現在、直接放射ラウドスピーカの指向性の性質によって、異なる聴取位置において、異なる音調平衡を被る。自動車内の囲繞周囲空間中へのサウンドエネルギーの放射は、ラウドスピーカに対する聴取者の相対的位置に応じて、異なる音調平衡の性質をもたらし得る。
典型的ラウドスピーカは、低周波数では、低指向性を有し得る。スピーカの応答は、より高い周波数では、向上した指向性および/または無効周波数応答を有し得る。故に、スピーカは、スピーカに対する聴取者の相対的位置に応じて、各聴取者に、同一周波数応答または音調の質を提供することにはならないであろう。応答差は、ある聴取位置では、高周波数出力の低下をもたらし得る。加えて、スピーカの主軸から離れた角度における応答は、主軸上の応答と異なる性質を有し得る。典型的には、軸外性能の異なる性質は、電子的に補正不可能である。
上述の困難点を克服するために、比較的に広い周波数範囲にわたって、非常に低くかつ均一の指向性を有するサウンド放射を提供する、改良型ラウドスピーカの必要性が存在する。より低く、より均一な指向性は、フェイズプラグを使用して、スピーカのサウンド生成表面より小面積を伴うアパーチャを通して、スピーカのサウンド生成表面から、サウンドエネルギーを誘導することによって、得られ得る。フェイズプラグの特徴に応じて、フェイズプラグは、より高い周波数では、スピーカアセンブリの無効応答をもたらし得る。
一例示的アセンブリは、音響レンズに結合される、スピーカを含む。スピーカへの音響レンズの合体物は、実質的に気密または空気耐久性のシールを形成する。シールは、音響レンズとスピーカとの間にガスケットを使用することによって、創出されてもよい。代替として、シールは、音響レンズをスピーカに糊着することによって、創出されてもよい。
音響レンズは、典型的には、中心に位置するアパーチャを含み得る。中心に位置するアパーチャは、音響レンズの共振点を移動させるように構成されてもよい。中心に位置するアパーチャは、種々の形状を有してもよい。例示的形状として、円形、楕円形、星形、花形、三角形、または星様を含む。形状は、不規則な形状であってもよい。形状の辺の長さは、等しくても、または等しくなくてもよい。アパーチャは、実質的に2次元または3次元であってもよい。アパーチャは、有効アパーチャを形成する、穿孔群によって、創出されてもよい。
歪曲および挿入損失を低減するために、音響レンズは、通気孔、補助アパーチャ、または予備アパーチャをさらに含んでもよい。中心アパーチャと同様に、各補助アパーチャも、種々の形状を有してもよい。
本明細書に説明される実施例は、サウンドシステムの指向性性能を向上させるための装置および方法の両方を提供する。加えて、独特な構造的形成および非対称特徴の適用は、向上した指向性を提供する一方、より高い周波数における無効周波数応答の影響を低減する。
一実施例では、サウンドシステムは、取付特徴と、サウンド発生表面と、を有する、ラウドスピーカを含む。フェイズプラグは、ラウドスピーカの取付特徴に取り付けられ、向上した指向性オーディオ性能を提供し得る。少なくとも一実施例では、音響レンズは、ともに結合され、スピーカサウンド発生表面から周囲空気までの通路を形成する、第1の部材と、第2の部材とを含んでもよい。また、第1の部材は、第1の表面と、第2の表面と、を含んでもよい。第1の表面と第2の表面とは、第1の縁を形成するように合体し、第1の部材の周縁を画定してもよい。また、第1の表面と第2の表面との合体物は、内側唇部を形成し、オリフィスの周囲に花弁を画定してもよい。第2の表面は、オリフィスを囲繞する突起をさらに含んでもよい。第1の部材および第2の部材は、支持部材によって、取着されてもよい。支持部材は、第2の表面から突出してもよく、各支持部材は、花弁のうちの1つに取着されてもよい。
第3の表面は、支持点を含んでもよく、各支持部材は、第2の表面が、第3の表面に直面するように、支持点のうちの1つに連結される。花弁はそれぞれ、第3の表面から離れる撓みを含んでもよい。第2の部材は、第3の表面と、第4の表面とを含む。第3の表面は、オリフィスに向かって配向される天頂を有する、突出部をさらに含んでもよい。
第4の表面は、面取りを施した縁をさらに含んでもよい。面取りを施した縁は、実質的に、第4の表面上の中心にある陥凹の周縁を画定してもよい。第4の表面は、スピーカのサウンド発生表面に対向するように配向されてもよい。第4の表面は、サウンド発生表面とフェイズプラグとの間に空隙を提供するように刻設されてもよい。サウンド発生表面とフェイズプラグとの間の空隙は、干渉することなく、サウンド発生表面の移動を可能にする。
第3の表面は、複数の突起をさらに含んでもよく、各突起は、第1の突起面と第2の突起面とを有する。各第1の突起面は、スピーカのサウンド発生表面に対向するように、面取りが施されてもよい。各第2の突起面は、実質的に、第3の表面に対向するように、面取りが施されてもよい。また、第3の表面は、チャネルをさらに含んでもよい。チャネルはそれぞれ、複数の突起のうちの2つ間に配置されてもよい。
フェイズプラグは、サウンド生成表面に対向するように配向される、開口部を含んでもよい。各開口部は、第2の表面と、第3の表面と、支持部材のうちの2つとによって、形成されてもよい。支持部のうちの2つは、隣接してもよい。開口部はそれぞれ、断面領域を画定または形成してもよい。加えて、開口部のうちの1つの断面領域のうちの少なくとも1つは、他の開口部のうちの少なくとも1つの断面領域と異なる、断面領域を有してもよい。断面領域の差異は、非対称特徴を提供し、各開口部からの異なる共振挙動をもたらし得る。
第3の表面の突出部は、フェイズプラグを通して、サウンドエネルギーの撓みを補助するように、実質的に円錐形態として成形されてもよい。第1の部材のオリフィスは、星形または花形として成形される、断面を含んでもよい。代替として、オリフィスは、星様、花形、あるいは星形形状または外観を含んでもよい。少なくとも一実施例では、星様、花形、または星形形状は、対称である、あるいは偶数の放射状に広がる点を有してもよい。他の実施例は、非対称特性または奇数の放射状に広がる点を有する、星様、花形、あるいは星形形状を含んでもよい。星様、花形、または星形形状は、サウンドエネルギーが伝搬するための経路を提供し、それによって、向上した周波数応答あるいは向上した指向性性能を提供してもよい。非対称特性は、フェイズプラグを通して、サウンドエネルギーが伝搬するための異なる経路を提供し、ある周波数範囲にわたって、共振を分散させる。各経路は、異なる共振周波数を有する。共振の分散は、システムの全体的周波数応答の向上を提供し得る。
フェイズプラグの別の実施例は、サウンドシステムからの指向性オーディオ性能を向上させるように構成される。特に、フェイズプラグは、自動車または車両において、向上した指向性オーディオ性能を提供するように構成されてもよい。フェイズプラグは、第1の表面と、第2の表面とを有する、第1の部材を含んでもよい。第1の表面と第2の表面との合体物は、第1の部材の周縁を形成する、第1の縁を形成する。第2の第1の表面と第2の表面との合体物は、内側唇部を形成し、フェイズプラグのオリフィスを中心として配置される、突起を形成する。各突起は、縁を含んでもよい。複数の縁は、第1の部材を通る、またはその中に、1つ以上の開口部を形成するように結合してもよい。第1の部材を通る、またはその中の開口部は、切片または楔を含んでもよい。楔または切片は、第1の部材を通して、1つ以上の開口部を形成し、オリフィスを創出または画定してもよい。さらに、隣接する突起のうちの1つを伴う、各突起の交点は、第1の部材内、またはそれを通る、切片または楔形状開口部の頂点を形成する、あるいはその輪郭を描いてもよい。第1の部材は、第2の表面から生じる支持部材をさらに含んでもよい。
フェイズプラグは、第1の部材に取着される、第2の部材を含んでもよい。第2の部材は、第3の表面と、第4の表面とを含んでもよく、第3の表面は、第2の表面に対向する。また、第3の表面は、支持位置によって囲繞される、ドーム特徴を含んでもよい。支持部材はそれぞれ、支持位置のうちの1つにおいて、第3の表面に連結され、第1の部材を第2の部材に取着してもよい。加えて、第1の部材の突起はそれぞれ、第3の表面から離れる撓みを含んでもよい。
また、フェイズプラグは、アパーチャを含んでもよく、各アパーチャは、第2の表面と、第3の表面と、複数の支持部材のうちの2つと、の組み合わせによって、形成される。アパーチャは、フェイズプラグのオリフィスに接続され、サウンドエネルギーを、アパーチャを通して、オリフィスから放射させてもよい。
また、フェイズプラグは、各切片または開口部の各頂点が、アパーチャのうちの1つと連繋されるように、構成されてもよい。ある実施例では、少なくとも1つの切片または開口部は、少なくとも1つの切片と結合される、アパーチャのうちの1つと対称的に整合される。他の実施例では、複数の切片は、連繋アパーチャのうちの1つと対称的に整合される。アパーチャと切片との整合は、連動し、サウンドがフェイズプラグを通過するようにチャネルを形成する。各チャネルは、音響エネルギーを異なる態様で伝搬させてもよい。その結果、それぞれのチャネルの結合された出力は、向上した音力応答を提供する。また、結合された出力は、向上した指向性を提供し得る。
さらに別の実施例では、サウンドシステムからの指向性オーディオ性能を向上させる装置は、取付特徴と、サウンド発生表面とを有するラウドスピーカを含む。また、サウンドシステムは、ラウドスピーカの取付特徴に取り付けられる、フェイズプラグを含んでもよい。フェイズプラグは、第1の部材と、第2の部材とを含んでもよい。第1の部材は、第1の合体物と、第2の合体物とを含む、第1の表面と、第2の表面とを含んでもよい。第1の表面と第2の表面との第1の合体物は、周縁縁を形成する。第1の表面と第2の表面との第2の合体物は、内側唇部を形成し、フェイズプラグのオリフィスの周囲に突出部を画定する。フェイズプラグのオリフィスは、車両または自動車の周囲空気中に放射するように配置されてもよい。第2の表面は、オリフィスを中心として配置される、突出部をさらに含んでもよい。第1の部材は、第2の表面から突出する、支持部材をさらに含んでもよい。
フェイズプラグの第2の部材は、第3の表面と、第4の表面とをさらに含んでもよく、第3の表面は、支持位置をさらに有する。各支持部材は、支持位置のうちの1つに連結されてもよい。フェイズプラグは、スピーカのサウンド発生表面に対向するように配向される、開口部をさらに含む。開口部はそれぞれ、オリフィスと連通または接続され、サウンドエネルギーが、ラウドスピーカの表面から、フェイズプラグを通して、移動するための経路を提供してもよい。開口部はそれぞれ、第3の表面と、隣接する支持部材のうちの2つと、突起のうちの少なくとも2つとによって、形成されてもよい。また、第4の表面は、スピーカのサウンド発生表面に対向するように構成されてもよい。
別の実施例は、フェイズプラグをさらに含み、サウンドシステムからの指向性オーディオ性能を向上させる。フェイズプラグは、第1の第1の表面と、第2の表面とを含む、部材を含んでもよい。第1の表面と第2の表面との第1の合体物は、第1の部材の周縁を形成または画定する、第1の縁を形成する。第1の表面と第2の表面との第2の合体物は、突起を形成または画定する、内部縁を形成してもよく、突起は、アパーチャの境界または周縁を形成する。突起は、実質的に、円錐台の表面に適合してもよい。円錐台は、平坦域を形成する、天頂を有してもよい。アパーチャは、円錐台の天頂に、少なくとも1つの開口部を含んでもよい。アパーチャは、円錐台を通して、切片または楔を含み、中心軸を中心として対称であって、非対称数の花弁様部材を有する、花の花弁様構造を創出してもよい。切片はそれぞれ、隣接する対の突起間の円錐台の天頂において、開口部から放射状に広がってもよい。
加えて、第1の部材は、第2の表面から生じる、支持部材をさらに含んでもよい。第2の部材は、第3の表面と、第4の表面とを含んでもよい。第3の表面は、支持点を含んでもよく、各支持部材は、支持点のうちの1つに連結されてもよい。また、フェイズプラグは、アパーチャを含んでもよい。アパーチャはそれぞれ、第2の表面と、第3の表面と、複数の支持部材のうちの2つとによって形成されてもよく、複数の支持部材のうちの2つは、隣接する。
スピーカの指向性を向上させるためのフェイズプラグの別の実施例は、第1の部材と、第2の部材とを含む。第1の部材は、周辺縁を創出するように連結される、第1の表面と、第2の表面とを含んでもよい。また、第1および第2の表面は、合体物を含み、内側唇部を形成してもよい。内側唇部は、アパーチャを形成するように、3次元として輪郭を描かれた一式の実質的放物線湾曲縁によって形成される、アパーチャ縁を含んでもよい。アパーチャは、さらに、中心開口部から外向きに放射状に広がる楔形状開口部の輪郭を描く、またはそれを形成する、実質的放物線湾曲縁を有してもよい。
フェイズプラグの第2の部材は、第3の表面と、第4の表面とを含んでもよい。第3の表面は、実質的に、第2の表面に対向するように配向されてもよく、第3の表面と第4の表面との合体物は、周縁縁を形成する。
支持部材は、第1の部材と第2の部材とを連結してもよく、各支持部材は、第2の表面に取着される、第1の端部を含み、各支持部材は、第3の表面に取着される、第2の端部をさらに含む。第2および第3の表面は、孔隙または開口部によって分離され、フェイズプラグを通して、サウンドエネルギーの通過を可能にしてもよい。開口部はそれぞれ、第2の表面と、第3の表面と、支持部材のうちの2つとによって形成されてもよく、支持部材のうちの2つは、隣接し、各楔形状開口部は、開口部のうちの1つに向かって配向され、各楔形状開口部は、第2の部材の周縁縁を越えて突出する。
楔形状の配向および表面は、付加的チャネリング効果を提供し、オリフィスから生じるサウンドの指向性を向上させるように構成されてもよい。フェイズプラグのアパーチャは、有効断面領域を有してもよい。開口部はそれぞれ、開口部断面領域を有してもよい。開口部断面領域は、結合され、有効開口部断面領域を形成してもよい。アパーチャ有効断面領域および有効開口部断面領域は、サウンド発生表面の面積と比較して、異なる比率を含んでもよい。比率の調節は、空気雑音および他の歪曲効果を減少させ得る。
ある実施例では、開口部のそれぞれの開口部断面領域の和は、アパーチャの有効断面領域と略同一または等しい。アパーチャ有効断面領域および有効開口部断面領域は、圧縮または非圧縮比のいずれかに調節され、空気雑音を減少させてもよい。加えて、開口部断面領域の和は、サウンド発生表面より2乃至10分の1の小ささであってもよい。代替として、開口部断面領域の和は、サウンドシステムの指向性、音力、および忠実性要件に応じて、サウンド発生表面と比較して、任意のサイズであってもよい。
別の実施例は、スピーカアセンブリの指向性性能を向上させるための音響レンズを含む。音響レンズは、第1の表面と、第2の表面とを含む、部材を含んでもよい。第1の表面と第2の表面とは、第1の縁を形成するように合体し、周縁を画定し、周縁は、取付特徴を含んでもよい。第1の表面と第2の表面とは、部材を通して、有効アパーチャを画定するように配列される、複数の穿孔を形成するようにさらに合体してもよい。部材は、有効アパーチャと、取付特徴との間にある、中実部分をさらに含んでもよく、中実部分の少なくとも一部は、実質的に、第1の平面上にある。
加えて、取付特徴は、第2の平面上にある、脚部特徴を含んでもよい。脚部特徴は、スピーカと嵌合し、スピーカと、部材の脚部特徴との間の実質的な気密シールを形成するように、適合されてもよい。有効アパーチャの一部は、尖部と、ドーム基部とを有するドーム表面を含んでもよく、尖部は、第1の平面上にあって、ドーム基部第3の平面に近接してあって、第3の平面は、第1の平面と第2の平面との間にある。部材は、ドーム表面のドーム基部と中実部分との間にある、実質的に円錐の区画をさらに含む。また、音響レンズの実質的に円錐の区画は、複数の穿孔の一部を含む、実質的に円錐の区画の少なくとも一部を含んでもよい。
また、音響レンズの複数の穿孔は、有効アパーチャの境界を形成するように配列されてもよく、有効アパーチャの外側境界は、星形形状、花形形状、および星様形状のうちの少なくとも1つを含む。代替として、または加えて、ドーム表面は、凸状ドームとして形成されてもよい。また、実質的に円錐の区画と凸状ドームとの間の接続は、輪郭または襞を形成してもよい。
音響レンズの別の実施例では、部材を通して、有効アパーチャを画定するように配列される、複数の穿孔は、有効アパーチャ内の中心に位置する、無孔部分を形成するようにさらに配列される。
スピーカアセンブリの指向性性能を向上させるための音響レンズは、第1の表面と、第2の表面とを含む、部材を含んでもよく、第1および第2の表面は、第1の合体物を創出するように合体する。第1の合体物は、内側唇部を形成し、オリフィスを囲繞する複数の突起を画定する。加えて、第1の表面と第2の表面とは、部材の周縁をさらに形成するように合体し、周縁は、取付特徴を含む。
取付特徴は、スピーカと嵌合し、スピーカと部材の脚部部分との間の実質的な気密シールを形成するように適合される、脚部部分を含んでもよい。突起はそれぞれ、突起の隣接する1つ外側輪郭と交差し、オリフィスの中心点に対して、複数の外側頂点を形成する、外側輪郭を含み、突起は、オリフィスの中心点に対して、内側に位置する頂点をさらに含む。
ある実施例では、複数の突起の内側頂点と、オリフィスの外側頂点とは、不規則な星形形状を形成するように結合する。外側頂点の第1の外側頂点は、オリフィスの中心点から第1の外側頂点距離に位置し、外側頂点の第2の外側頂点は、オリフィスの中心点から第2の外側頂点距離に位置する。加えて、複数の内側に位置する頂点の第1の内側に位置する頂点は、オリフィスの中心点から第1の距離に位置する一方、複数の内側に位置する頂点の第2の内側に位置する頂点は、オリフィスの中心点から第2の距離に位置する。
他の実施例では、第1の表面と第2の表面とは、複数の予備アパーチャの複数の周縁を形成するように合体してもよい。予備アパーチャのうちの少なくとも1つは、突起のうちの1つの一部内に位置してもよい。そうではない場合、予備アパーチャのうちの少なくとも1つは、予備アパーチャのうちの少なくとも1つの周縁内の複数の穿孔によって形成される、有効予備アパーチャであってもよい。予備アパーチャのうちの1つの周縁の1つ以上は、星様形態、花形様形態、または円形様形態の形状を有し得る、断面領域を画定する。代替として、予備アパーチャの周縁のうちの1つは、三角形様形状または円形様形状を含む、断面領域を画定してもよい。加えて、各断面アパーチャ表面積の和は、オリフィスおよび予備アパーチャのすべての結合された断面領域の和を通して判定された体積変位に関連してもよい。
音響レンズに嵌合される、スピーカのアセンブリは、スピーカの指向性および電力出力を向上させるように最適化されてもよい。音響レンズは、第1の表面と、第2の表面とを含んでもよい。第1の表面と第2の表面とは、内側唇部を形成するように合体し、音響レンズ内の中心に位置するオリフィスを画定してもよく、オリフィスは、主断面領域を含む。第1の表面と第2の表面とは、音響レンズの周縁を形成するようにさらに合体し、周縁は、取付特徴を含む。取付特徴は、スピーカと嵌合し、スピーカと音響レンズの脚部部分との間の実質的な気密シールを形成するように適合される、脚部部分を含んでもよい。加えて、第1の表面と第2の表面とは、複数の補助唇部を形成するようにさらに合体し、複数の補助アパーチャを画定する。
音響レンズの補助唇部は、補助アパーチャのそれぞれの断面領域を画定してもよく、補助アパーチャのそれぞれの断面領域は、三角形様形状を含む。三角形様形状は、基部と、頂点とを含んでもよい。補助アパーチャはそれぞれ、三角形様形状の頂点をオリフィスの最近接に位置させ、音響レンズの周縁の最近接に位置させるように配向されてもよい。補助唇部は、補助アパーチャのそれぞれの断面領域を画定してもよく、補助アパーチャは、オリフィスの内側唇部の周囲に均一分散される。音響レンズの補助唇部は、補助アパーチャのそれぞれの断面領域を画定してもよい。補助アパーチャすべての断面領域は、等しくてもよい。
アセンブリのスピーカは、ダイヤフラムを含んでもよい。補助唇部の断面領域の和は、歪曲および挿入損失を最小限にするように、オリフィスの断面領域と、ダイヤフラムの体積変位とに基づいて選択されてもよい。加えて、オリフィスの断面領域は、スピーカのダイヤフラムの体積変位に基づいて、選択されてもよい。
スピーカアセンブリの指向性性能および周波数応答を向上させるための別の音響レンズは、スピーカと、スピーカに嵌合される音響レンズとを含む。音響レンズは、第1の表面と、第2の表面とを含んでもよい。第1の表面と第2の表面とは、第1の縁を形成するように合体し、周縁を画定してもよく、周縁は、取付特徴を含む。また、第1および第2の表面は、音響レンズを通して、有効アパーチャを画定するように配列される、複数の穿孔を形成するように合体してもよい。また、音響レンズは、有効アパーチャと取付特徴との間にある、中実部分を含んでもよく、中実部分の少なくとも一部は、実質的に、第1の平面上にある。音響レンズの取付特徴は、第2の平面上にある、脚部特徴を含んでもよい。脚部特徴は、スピーカと嵌合し、スピーカと音響レンズの脚部特徴との間の実質的な気密シールを形成するように適合される。また、有効アパーチャの一部は、尖部と、ドーム基部とを有する、凸状ドーム表面を含んでもよく、尖部は、第1の平面に近接してあって、凸状ドーム基部は、第3の平面に近接してあって、第3の平面は、第1の平面と第2の平面との間にある。
音響レンズは、ドーム表面の凸状ドーム基部と、有効アパーチャを囲繞する中実部分との間にある、実質的に円錐の区画をさらに含んでもよい。実質的に円錐の区画のうちの少なくとも一部は、複数の穿孔の一部を含んでもよい。複数の穿孔は、有効アパーチャの境界を形成するように配列されてもよく、有効アパーチャの外側境界は、星形形状、花形形状、および星様形状のうちの少なくとも1つを含む。
別のスピーカアセンブリは、スピーカと、音響レンズとを含んでもよい。スピーカは、取付リングと、ダイヤフラムとを含んでもよく、スピーカは、ダイヤフラムの体積変位「Vd」を含み、体積変位は、ダイヤフラムの移動によって変位させられる、空気の体積である。音響レンズは、断面アパーチャ表面積「S」を有する、中心に位置するアパーチャを含み、音響レンズは、スピーカの取付リングに嵌合され、実質的な気密シールを形成する。スピーカの断面アパーチャ表面積は、ある周波数範囲内のスピーカに対して、音響レンズの所望の音圧レベル(SPL)挿入損失ILを得るように構成されてもよく、所望の周波数範囲内において、挿入損失
Figure 2012500535
[単位:dB]である。
放射スピーカの向上した指向性性能のための別のスピーカアセンブリは、スピーカと、音響レンズとを含んでもよい。音響レンズは、第1の表面と、第2の表面とを含んでもよく、第1の表面と第2の表面とは、音響レンズの周縁を形成するように合体する。音響レンズの周縁は、取付特徴を含んでもよく、音響レンズは、取付特徴に嵌合され、スピーカと音響レンズとの間の実質的な気密シールを形成する。加えて、第1の表面と第2の表面とは、実質的に、音響レンズの中心位置内に位置する、アパーチャの周縁を画定するように合体する。音響レンズの中心位置は、スピーカのサウンド生成表面上の略中心に位置してもよい。
音響レンズの有効アパーチャは、音響レンズを通して、有効アパーチャの周縁を画定するように配列される、複数の穿孔を含んでもよい。音響レンズの有効アパーチャの周縁は、星形形状形態を形成してもよい。
本発明の他のシステム、方法、および利点は、以下の図および発明を実施するための形態を検討することによって、当業者には明白である、または明白となるであろう。そのような付加的システム、方法、特徴、および利点はすべて、本説明内に含まれ、本発明の範囲内にあって、以下の請求項によって保護されることが意図される。
本発明は、以下の図面および説明を参照することによって、より深く理解されるであろう。図中の構成要素は、必ずしも正確な縮尺ではなく、代わりに、本発明の原理を例示するために、強調されて描かれている。さらに、図中、同一参照番号は、異なる図を通して、対応する部品を指す。
図1は、フェイズプラグの実施例の上部の斜視図を図示する。 図2は、図1に示される、フェイズプラグの実施例の上部の斜視図をさらに図示する。 図3は、図1および2に示される、フェイズプラグの実施例の上部の斜視図をさらに図示する。 図4は、フェイズプラグの実施例の裁断斜視図を図示する。 図5は、図1に示される、フェイズプラグの実施例の底面を図示する。 図6は、フェイズプラグの実施例の部材の底面図を図示する。 図7は、図6に示される、フェイズプラグの実施例の部材の底面図をさらに図示する。 図8は、図6および7に示される、フェイズプラグの実施例の部材の底面図を図示する。 図9は、図1、4、5、および6に示される、フェイズプラグの実施例の断面図を図示する。 図10は、図1、4、5、6、および9に示される、フェイズプラグの実施例の断面図を図示する。 図11は、フェイズプラグの実施例の上面図を図示する。 図12は、フェイズプラグの部材の実施例の上面図を図示する。 図13は、フェイズプラグの部材の実施例の底面図を図示する。 図14は、フェイズプラグの部材の実施例の側面図を図示する。 図15は、図14に図示される、フェイズプラグの部材の実施例の側面図をさらに図示する。 図16は、図14および15に図示される、フェイズプラグの部材の実施例の側面図を図示する。 図17は、図14、15、および16に図示される、フェイズプラグの部材の実施例の側面図を図示する。 図18は、フェイズプラグの実施例の底面の斜視図を図示する。 図19は、フェイズプラグと、スピーカとを含む、アセンブリの実施例の断面図を図示する。 図20は、音響レンズの実施例の上面図および断面図を図示する。 図21は、音響レンズの別の実施例の上面図および断面図を図示する。 図22は、音響レンズの別の実施例の上面図および断面図を図示する。 図23は、音響レンズの別の実施例の上面図および断面図を図示する。 図24は、音響レンズの別の実施例の上面図および断面図を図示する。 図25は、音響レンズの別の実施例の上面図および断面図を図示する。 図26は、フェイズプラグの別の実施例の上面図および断面図を図示する。 図27は、フェイズプラグの別の実施例の上面図および断面図を図示する。 図28は、フェイズプラグの別の実施例の上面図および断面図を図示する。 図29は、フェイズプラグの別の実施例の上面図および断面図を図示する。 図30は、フェイズプラグの別の実施例の上面図および断面図を図示する。 図31は、フェイズプラグの別の実施例の上面図および断面図を図示する。 図32は、音響レンズ3200の実施例の斜視図を図示する。 図33は、図32に示される音響レンズに類似する、音響レンズの実施例の断面図および上面図をさらに図示する。 図34は、図32および33に図示される音響レンズに類似する、音響レンズの実施例の側面図および底面図を図示する。 図35は、図32、33、および34に図示される音響レンズに類似する音響レンズを含む、アセンブリの一実施例の斜視図を図示する。 図36は、音響レンズの実施例の斜視図を図示する。 図37は、図36に図示される音響レンズに類似する、音響レンズの実施例の上面図および断面図をさらに図示する。 図38は、図36および37に図示される音響レンズに類似する、音響レンズの実施例の側面図および底面図を図示する。 図39は、スピーカと嵌合される、図36、37、および38に示される音響レンズの実施例である、音響レンズを含む、アセンブリの斜視図を図示する。 図40は、音響レンズの実施例の斜視図を図示する。 図41は、図40に示される、音響レンズの実施例の上面図および断面図を図示する。 図42は、図40および41に示される、音響レンズの実施例の底面図および側面図を図示する。 図43は、図40、41、および42に示される、音響レンズの実施例の上面図および断面図をさらに図示する。 図44は、スピーカの実施例と嵌合される、図40、41、42、および43に図示される、音響レンズの実施例を含む、アセンブリの斜視図を図示する。 図45は、図44に図示される、アセンブリの実施例の断面図を図示する。 図46は、図36−45および図27に図示される音響レンズの実施例に類似する、音響レンズの実施例の上面図を図示する。 図47は、図36−39および図27に図示される音響レンズの実施例に類似する、音響レンズの実施例の上面図を図示する。 図48は、音響レンズを伴わないスピーカおよび音響レンズを伴う同一スピーカからの音圧レベル(SPL)、電力ワットレベル(PWL)、および指向性指数(DI)データを図示する。 図49は、比較的高挿入損失を伴うフェイズプラグおよび比較的低挿入損失を伴う音響レンズの実施例の挿入損失を図示する。 図50Aおよび50Bは、音響レンズを伴わないスピーカ(50B)および音響レンズを伴う同一スピーカ(50A)からの正規化極性応答データを図示する。 図50Aおよび50Bは、音響レンズを伴わないスピーカ(50B)および音響レンズを伴う同一スピーカ(50A)からの正規化極性応答データを図示する。 図51Aおよび51Bは、音響レンズを伴わないスピーカ(51B)および音響レンズを伴う同一スピーカ(51A)からの軸外音圧レベル(SPL)データを図示する。 図51Aおよび51Bは、音響レンズを伴わないスピーカ(51B)および音響レンズを伴う同一スピーカ(51A)からの軸外音圧レベル(SPL)データを図示する。 図52は、比較的高い歪曲を伴うフェイズプラグおよび比較的低歪曲を伴う音響レンズの実施例の歪曲効果を図示する。 図53は、音響レンズを伴わないスピーカおよび音響レンズを伴う同一スピーカからの音圧レベル(SPL)、電力ワットレベル(PWL)、および指向性指数(DI)データを図示する。 図54は、図35のアセンブリの断面図の実施例と、実施例磁気的伝導性音響レンズを通過する戻り磁束線を図示する。
フェイズプラグは、従来可能であったものより広帯域幅にわたって、低い指向性を達成する方法を提供し得る。より低い指向性は、車両等の聴取面積内の各聴取位置において、略同一の音調平衡を有する、自動車用サウンドシステム設計等のサウンドシステム設計を可能にし得る。代替として、フェイズプラグを使用して特定の聴取位置における音調平衡を向上させ得る。
ラウドスピーカの指向性の向上は、ラウドスピーカのダイヤフラムの正面にフェイズプラグを配置することによって得られ得る。サウンドは、ラウドスピーカのダイヤフラムから放射状に広がり、フェイズプラグ内の複数の離間スロットを通過し、ダイヤフラムから囲繞環境へとサウンドを伝達する。サウンドをホーン内へと指向させるフェイズプラグの従来の用途とは異なり、サウンドエネルギーは、ホーンを伴わずに、フェイズプラグから周囲環境中へと放射状に広がる。
図1−6では、フェイズプラグ100は、第1の部材102と、第2の部材104とを含む。第1の部材102は、第1の表面106を含む。第1の部材102は、第2の表面406を含む(図4の第2の表面406は、以下に詳述される)。第2の部材104は、第3の表面110を含む。第2の部材104は、第4の表面410をさらに含む(同様に、図4)。図1では、第1の部材102および第2の部材104は、第1の支持部材112と、第2の支持部材502(図5)と、第3の支持部材504(図5)と、第4の支持部材114と、第5の支持部材116とによって連結される。
第1の表面106と図4の第2の表面406との第1の合体物は、外側周縁縁108を創出する。また、第1の表面106と第2の表面406の第2の合体物は、内縁または唇部120を形成する。唇部120は、第1の花弁130、第2の花弁132、第3の花弁134、第4の花弁136、および第5の花弁138の周縁を形成する、3次元湾曲表面を含む。
第1の花弁130は、第1の花弁縁210と、第1の撓み212と、第2の撓み214とを含む。第1の花弁130の第1の撓み212、第2の撓み214、および第1の花弁縁210は、第1の花弁表面216を包囲する。第1の花弁130の第1の花弁縁210および第2の撓み214は、第2の花弁縁218を包囲する。第1の花弁130は、略第2の花弁表面218の位置に天頂を有してもよい。
第2の花弁132は、第1の花弁縁220と、第1の撓み222と、第2の撓み224とを含む。第2の花弁132の第1の撓み222、第2の撓み224、および第1の花弁縁220は、第1の花弁表面226を包囲する。第2の花弁132の第1の花弁縁220および第2の撓み224は、第2の花弁表面228を包囲する。第2の花弁132は、略第2の花弁表面228の位置に天頂を有してもよい。
第3の花弁134は、第1の花弁縁230と、第1の撓み232と、第2の撓み234とを含む。第3の花弁134の第1の撓み232、第2の撓み234、および第1の花弁縁230は、第1の花弁表面236を包囲する。第3の花弁134の第1の花弁縁230および第2の撓み234は、第2の花弁表面238を包囲する。第3の花弁134は、略第2の花弁表面238の位置に天頂を有してもよい。
第4の花弁136は、第1の花弁縁240と、第1の撓み242と、第2の撓み244とを含む。第4の花弁136の第1の撓み242、第2の撓み244、および第1の花弁縁240は、第1の花弁表面246を包囲する。第4の花弁136の第1の花弁縁240および第2の撓み244は、第2の花弁表面248を包囲する。第4の花弁136は、略第2の花弁表面248の位置に天頂を有してもよい。
第5の花弁138は、第1の花弁縁250と、第1の撓み252と、第2の撓み254とを含む。第5の花弁138の第1の撓み252、第2の撓み254、および第1の花弁縁250は、第1の花弁表面256を包囲する。第5の花弁138の第1の花弁縁250および第2の撓み254は、第2の花弁表面258を包囲する。第5の花弁138は、略第2の花弁表面258の位置に天頂を有してもよい。
第1の支持部材112は、第1の花弁130の内表面に流動的に連結されてもよい。第5の支持部材116は、第5の花弁138の内表面に流動的に連結されてもよい。第4の支持部材114は、第4の花弁136の内表面に流動的に連結されてもよい。第3の支持部材504は、第3の花弁134の内表面に流動的に連結されてもよい。第2の支持部材502は、第2の花弁132の内表面に流動的に連結されてもよい。
第1の花弁縁210および第2の花弁縁220は、第1の切り欠き310を形成するように交差する。第2の花弁縁220および第3の花弁縁230は、第2の切り欠き320を形成するように交差する。第3の花弁縁230および第4の花弁縁240は、第3の切り欠き330を形成するように交差する。第4の花弁縁240および第5の花弁縁250は、第4の切り欠き340を形成するように交差する。第5の花弁縁250および第1の花弁縁210は、第3の切り欠き350を形成するように交差する。
縁または唇部120は、開口部またはオリフィス140を形成する。花弁130、132、134、136、および138は、オリフィス140を中心として配列されてもよい。オリフィス140は、第1の部材102の略中心に置かれてもよい。花弁130、132、134、136、および138は、オリフィス140の周囲に均一に分散されてもよい。加えて、花弁130、132、134、136、および138は、実質的に、類似対称性を有してもよい。他の実施例では、花弁130、132、134、136、および138は、オリフィス140を中心として、不均一に分散されてもよい。加えて、他の実施例では、花弁130、132、134、136、および138は、非対称または非均一サイズ、厚さ、外観、または形状、あるいはそれらの組み合わせを有してもよい。代替として、ある実施例は、偶数の花弁を有してもよい一方、他の実施例は、奇数の花弁を有してもよい。
非限定的実施例として、オリフィス140は、概して、星様形状、花形、または星形構成断面を含む。オリフィス140は、中心アパーチャ360を含む。第1の部材102のオリフィス140は、5つの放射状に広がる切片312、322、332、342、および352を有する、星様形状、花形形状、または星形形状構成をさらに含む。他の実施例では、星様形状、花形形状、または星形形状構成は、奇数の放射状に広がる切片または楔を有してもよい。代替実施例は、偶数の放射状に広がる切片または楔を有してもよい。
第1の放射状に広がる切片312は、第1の花弁縁210と、第1の切り欠き310と、第2の花弁縁220と、中心アパーチャ360とによって形成または画定されてもよい。第1の放射状に広がる切片312は、中心アパーチャ360から第1の切り欠き310に向かって突出し、第1の放射状に広がる端点314で終端する。
第2の放射状に広がる切片322は、第2の花弁縁220と、第2の切り欠き320と、第3の花弁縁230と、中心アパーチャ360と、によって形成または画定されてもよい。第2の放射状に広がる切片322は、中心アパーチャ360から第2の切り欠き320に向かって突出し、第2の放射状に広がる端点324で終端する。
第3の放射状に広がる切片332は、第3の花弁縁230と、第3の切り欠き330と、第4の花弁縁240と、中心アパーチャ360と、によって形成または画定されてもよい。第3の放射状に広がる切片332は、中心アパーチャ360から第3の切り欠き330に向かって突出し、第3の放射状に広がる端点334で終端する。
第4の放射状に広がる切片342は、第4の花弁縁240と、第4の切り欠き340と、第5の花弁縁250と、中心アパーチャ360と、によって形成または画定されてもよい。第4の放射状に広がる切片342は、中心アパーチャ360から第4の切り欠き340に向かって突出し、第4の放射状に広がる端点344で終端する。
第5の放射状に広がる切片352は、第5の花弁縁250と、第5の切り欠き350と、第1の花弁縁210と、中心アパーチャ360とによって形成または画定されてもよい。第5の放射状に広がる切片352は、中心アパーチャ360から第5の切り欠き350に向かって突出し、第4の端点354で終端する。
星様形状、花形形状、または星形形状構成は、5つの放射状に広がる端点314、324、334、344、および354をさらに含んでもよい。第1の放射状に広がる点314は、第1の切り欠き310によって形成される。第2の放射状に広がる点324は、第2の切り欠き320によって形成される。第3の放射状に広がる点334は、第3の切り欠き330によって形成される。第4の放射状に広がる点344は、第4の切り欠き340によって形成される。第5の放射状に広がる点354は、第5の切り欠き350によって形成される。
フェイズプラグ100の他の実施例は、異なる数の交点または切片を含み、オリフィス140を形成してもよい。また、オリフィス140は、実質的に、反転多角形様形状を有するように構成されてもよい。また、オリフィスは、楕円または円形形態に似た輪郭形状を含むように構成されてもよい。代替として、オリフィスは、正方形、四角形、または箱形形態あるいは特徴を含んでもよい。オリフィスのさらに他の実施例は、多角形特徴を含んでもよい。加えて、オリフィスは、概して、非対称幾何学形状に構成されてもよい。花弁130、132、134、136、および138は、円唇、実質的楕円形、放物線、非均一、または非対称形態であってもよい。花弁縁210、220、230、240、および250は、実質的に、薄いまたは先細の縁となってもよい。
図4では、第2の表面406は、第1の部材102の内縁422と周縁縁108との間に形成される、取付環状部420を含む。取付環状部420は、フェイズプラグ100をスピーカアセンブリと接合するように構成されてもよい。内縁422は、スピーカアセンブリ内のスピーカの表面上に着座するように構成される、内部表面424によって、第2の表面406から分化されてもよい。
また、第3の表面110は、天頂154を有する、隆起またはドーム特徴150を含んでもよい。隆起特徴は、第3の表面110から突出する、突出部または突起152をさらに含んでもよい。突出部または突起152は、第3の表面の天頂154を含んでもよい。突起152は、円錐形態を有してもよい。他の実施例では、突出部152は、円錐曲線体の基部から天頂154へと隆起する、凸状表面を含んでもよい。代替として、突出部152は、凸状表面を有してもよい。さらに他の実施例では、突起152は、天頂154に実質的平坦部分を含む、切頂形態を有してもよい。
第3の表面110と第4の表面410との合体物は、縁432を形成してもよい。第4の表面410は、第1の傾斜表面434と、第2の傾斜表面438とをさらに含んでもよい。第1の傾斜縁434および第2の傾斜表面438は、スピーカのサウンド生成部分上に着座するように構成される、円唇表面または縁436を形成してもよい。円唇表面436は、面取りが施される、または刻設され、スピーカのサウンド発生表面によって生成される空気体積内の乱流を最小にしてもよい。
第4の表面410は、円唇表面436によって包囲される、陥凹440をさらに含んでもよい。陥凹440は、天底442に到達する、椀状または凹状特徴を有してもよい。天底442は、実質的に、第4の表面410の中心に位置してもよい。天底442は、第3の表面110の隆起部分150の天頂154と反対に位置してもよい。
図5−6では、第2の表面406は、5つの突起510、520、530、540、および550をさらに含んでもよい。第1の突起510は、それぞれの第1の支持部材112と連接されてもよい。第2の突起520は、第2の支持部材502と連接されてもよい。第3の突起530は、第3の支持部材504と連接されてもよい。第4の突起540は、第4の支持部材114と連接されてもよい。第5の突起550は、第5の支持部材116と連接されてもよい。
図5では、支持部材112、114、116、502、および504は、それぞれの突起510、540、550、530、および520の中心に対して、対称的に連接される。たとえそうであっても、支持部材は、それぞれの突起510、540、550、530、および520に対して、対称的に連接されないように、歪曲されてもよい。加えて、支持部材のうちの少なくとも1つは、突起に対して、連接されなくてもよい。
第2の表面406は、支持部材のうちの1つと連接されない、4つの付加的突起560、562、564、および566をさらに含む。第6の突起560は、第1の突起510と第2の突起520との間に配置される。第7の突起562は、第2の突起520と第3の突起530との間に配置される。第8の突起564は、第3の突起530と第4の突起540との間に配置される。第9の突起566は、第5の突起550と第1の突起510との間に配置される。
第6の突起560、第7の突起562、第8の突起564、および第9の突起566はそれぞれ、第1および第2のチャネル面602と、内面604とを含む。第1の突起510、第2の突起520、第3の突起530、第4の突起540、および第5の突起550はそれぞれ、第1および第2のチャネル面602と、面取りを施した面606と、第1の内面608と、第2の内面610とを含む。
第1のチャネル620は、第1の突起510のチャネル面602と第6の突起560のチャネル面602との間に形成される。第2のチャネル622は、第6の突起560のチャネル面602と第2の突起520のチャネル面602との間に形成される。第3のチャネル624は、第2の突起520のチャネル面602と第7の突起562のチャネル面602との間に形成される。第4のチャネル626は、第7の突起562のチャネル面602と第3の突起530のチャネル面602との間に形成される。第5のチャネル628は、第3の突起530のチャネル面602と第8の突起564のチャネル面602との間に形成される。6のチャネル630は、第8の突起564のチャネル面602と第4の突起540のチャネル面602との間に形成される。第7のチャネル632は、第5の突起550のチャネル面602と第4の突起540のチャネル面602との間に形成される。第8のチャネル634は、第5の突起550のチャネル面602と第9の突起566のチャネル面602との間に形成される。第9のチャネル636は、第1の突起510のチャネル面602と第9の突起566のチャネル面602との間に形成される。
第1の部材102および第2の部材104は、第1の支持部材112、第2の支持部材502、第3の支持部材504、第4の支持部材114、および第5の支持部材116と組み合わせて、オリフィス140を通過する、5つの開口部、570、572、574、576、および578を形成する。図5の点線は、第4の表面410から見た時のフェイズプラグ100の構造に対するオリフィス140の相対的位置を示す。
第1の開口部570は、第2の表面406の一部と、第1の支持部112と、第2の支持部502と、によって形成されてもよく、第2の部材104は、オリフィス140を通過する第1の開口部570を形成する(図5の点線)。第1の開口部570を形成する、第2の表面406の一部は、第1の突起510の一部と、第2の突起520の一部と、第6の突起560とを含む。加えて、開口部570は、第1のチャネル620と、第2のチャネル622とをさらに含んでもよい。
第2の開口部572は、第2の表面406の一部と、第2の支持部502と、第3の支持部504と、第2の部材104とによって形成されてもよい。第2の開口部572は、第3のチャネル624と、第4のチャネル626とをさらに含んでもよい。第2の開口部572は、オリフィス140と連通してもよい。
第3の開口部574は、第2の表面406の一部と、第3の支持部材504と、第4の支持部114と、第2の部材104とによって形成されてもよい。第3の開口部574は、第5のチャネル628と、第6のチャネル630とをさらに含んでもよい。第3の開口部574は、オリフィス140と連通してもよい。
第4の開口部576は、第2の表面406の一部と、第4の支持部114と、第5の支持部材116と、第2の部材104とによって形成されてもよい。第4の開口部576は、第7のチャネル632を含んでもよい。第3の開口部576は、オリフィス140と連通してもよい。
第5の開口部578は、第2の表面406の一部と、第1の支持部112と、第5の支持部材116と、第2の部材104とによって形成されてもよい。第4の開口部578は、第8のチャネル634と、第9のチャネル636とをさらに含む。第3の開口部576は、オリフィス140と連通してもよい。
非限定的実施例として、図5および6では、第1の開口部570、第2の開口部572、第3の開口部574、および第5の開口部578はそれぞれ、実質的に、等しい断面領域を画定する。しかしながら、第4の開口部576は、より小さい断面領域を有するように図示される。その結果、開口部は、非対称特徴を提供し、スピーカのサウンド生成表面から放出されるサウンドを受信する。フェイズプラグの代替実施例は、入力表面に対して、他の非対称特徴を含んでもよく、各開口部は、異なる断面領域、異なる断面領域の組み合わせ、または支持部材のうちの少なくとも1つを突起の中心から歪曲されるような配置を有する等を含むが、それらに限定されない。
図7を参照すると、花弁130は、第1の花弁表面216に対応する、第1の内花弁表面716を含む。花弁130は、第2の花弁表面218に対応する、第2の内花弁表面718をさらに含む。第1の内花弁表面716および第2の内花弁表面718は、第1の支持部材112に連結されてもよい。
花弁132は、第1の花弁表面226に対応する、第1の内花弁表面726を含む。花弁132は、第2の花弁表面228に対応する、第2の内表面728をさらに含む。第1の内花弁表面726および第2の内花弁表面728は、第2の支持部材502に連結されてもよい。
花弁134は、第1の花弁表面236に対応する、第1の内花弁表面736を含む。花弁134は、第2の花弁表面238に対応する、第2の内表面738をさらに含む。第1の内表面736および第2の内表面738は、第3の支持部材504に連結されてもよい。
花弁136は、第1の花弁表面246に対応する、第1の内花弁表面746を含む。花弁136は、第2の花弁表面348に対応する、第2の内表面748をさらに含む。第1の内花弁表面746および第2の内花弁表面748は、第4の支持部材114に連結されてもよい。
花弁138は、第1の花弁表面356に対応する、第1の内花弁表面756を含む。第5の花弁138は、第2の花弁表面358に対応する、第2の内表面758をさらに含む。第1の内花弁表面756および第2の内花弁表面758は、第5の支持部材116に連結されてもよい。
第1の放射状に広がる切片312の第1の切り欠き310は、突起560の内表面604に当接する。同様に、第2の放射状に広がる切片322の第2の切り欠き320は、突起562の内表面604に当接する。第3の切り欠き330は、第8の突起564の内面604に当接することなく、第8の突起564を中心とする面積中に突出する。同様に、第5の切り欠き350は、突起566の内表面に当接することなく、突起566を中心とする面積中に突出する。切り欠き340は、実質的に、第7のチャネル632と整合される。
図8では、第1の軸Mは、視点M1とM2との間に延在する。図8は、視点N1とN2との間に延在する、第2の軸Nをさらに図示する。別の断面図は、図9では、第1の軸Mに沿った垂直切片として図示される。
図9では、第7のチャネル632は、第4の開口部576と、第4の切り欠き340と、第4の放射状に広がる切片342と、実質的に整合される。第7のチャネル632の、第4の開口部576と、第4の切り欠き340と、第4の放射状に広がる切片342との整合は、第4の開口部576の入力からオリフィス140までの実質的直接放射経路または開口部940を形成する。実質的直接開口部940は、オリフィス140を越えて、第4の開口部576に流入するサウンドエネルギーを周囲920に伝達する。第3の表面110の隆起またはドーム状特徴150は、突起152と組み合わせて、オリフィス140を通して、第4の開口部576を通して受信したサウンドエネルギーを反射する傾向にある。
図9では、突出部152は、オリフィス140内またはそれに向かって突出してもよい。故に、突出部152の天頂154は、第1の表面106の一部上に隆起してもよい。非限定的実施例として、また、図9は、天頂154が、第4の切り欠き340の高度と第2の花弁132の第2の花弁表面228との間に配置されてもよいことを図示する。第3の表面110のある実施例は、唇部120の一部上に配置される、ドーム状特徴150の一部を含んでもよい。他の実施例では、ドーム状特徴150は、唇部120の下に配置される一方、突起152の天頂154は、唇部120の少なくとも一部上に位置する。
図10では、第3の開口部574は、第3の切り欠き330および第3の放射状に広がる切片332と実質的に整合する。第3の放射状に広がる切片332の、第3の開口部574と、第3の切り欠き330との整合は、第3の開口部574の入力からオリフィス140への実質的直接放射経路または開口部1010を形成する。実質的直接チャネル910と同様に、実質的直接チャネル1010は、オリフィス140を越えて、第3の開口部574に流入するサウンドエネルギーを周囲920に伝達する。第3の表面110の隆起またはドーム状特徴150は、突起152と組み合わせて、オリフィス140を通して、第3の開口部574を通して受信したサウンドエネルギーを反射する傾向にある。
突出部152は、オリフィス140内に突出してもよい。その結果、突出部152の天頂154は、第1の表面106の一部または唇部120の一部上に隆起してもよい。別の非限定的実施例として、図10は、天頂154が、第3の切り欠き330の高度と第1の花弁130の第2の花弁表面218との間に配置されてもよいことを図示する。第3の表面110のある実施例は、第2の花弁表面218上に配置される、ドーム状特徴150の一部を含んでもよい。他の実施例では、ドーム状特徴150は、唇部120下に位置する一方、突起152の天頂154は、唇部120の少なくとも一部上に位置する。
対照的に、第1の開口部570は、実質的に、第1の花弁130の一部と整合する。第1の支持部材112は、第1の花弁130の対称中心から歪曲される。その結果、第1の内花弁表面718と第3の表面110との組み合わせは、オリフィス140と連通する、チャネル1020を形成する。チャネル1020は、第1の開口部570からオリフィス140に向かって、サウンドエネルギーを指向する。チャネル1020を通して指向される、サウンドエネルギーの一部は、第3の表面110に反射されてもよい。部分的に、開口部1020を通して指向される、サウンドエネルギーの一部は、隆起またはドーム特徴150あるいは突出部または突起152に反射されてもよい。
放射状に広がる切片312、322、332、342、および352の、開口部570、572、574、576、および578を形成する構造との整合の全体的効果は、開口部570、572、574、576、および578を通してのオリフィス140内へのサウンドエネルギーの流動に対して、種々の非対称または非均一構造および特徴を形成することである。非均一および非対称構造は、サウンドエネルギーが、オリフィス140を通して、スピーカのサウンド生成表面から囲繞周囲に伝搬するための複数の経路を提供する。各経路は、若干異なる周波数応答を提供するように構成されてもよいため、フェイズプラグ応答無効効果が、最小限にされ得る一方、全体的スピーカアセンブリによって提供される、指向性応答を最適化する。
図11は、第1の表面106の観点から、フェイズプラグ100をさらに図示する。支持部材112、114、116、502、および504の相対的位置は、オリフィス140を中心として配置される、破線として図示される。第1の支持部材112は、第1の花弁130のための構造的支持を提供する。支持部材112は、第1の花弁130の対称性の軸外に配置されてもよい。第4の支持部材114は、第4の花弁136のための構造的支持を提供する。支持部材112と同様に、支持部材114は、第4の花弁136の対称性の軸外に配置されてもよい。
再び図9を参照すると、第4の切り欠き340の端点344は、第2の部材104の縁432まで、またはそれを越えて延在してもよい。その結果、第4の切り欠き340は、第4の開口部576と重複してもよい。図10では、第3の切り欠き330の端点334は、縁432まで、またはそれを越えて延在してもよい。その結果、第3の切り欠き330は、第3の開口部574と重複してもよい。
第1の表面106の観点から、第1および第2の部材のアセンブリを見る、図3および11を参照すると、端点314、324、334、344、および354はそれぞれ、撓み212、222、232、242、および252を越えて延在してもよい。代替として、第1の端点314は、第2の部材104の縁432を越えて延在し、第1の表面106と第4の表面410との間の第1の通路1110を創出してもよい。第2の端点324は、縁432を越えて延在し、フェイズプラグ100を通して、第2の通路1120を創出してもよい。第3の端点334は、縁432を越えて延在し、第1の表面106と第4の表面410との間の第3の通路1130を創出してもよい。第4の端点344は、縁432を越えて延在し、第1の表面106と第4の表面410との間の第3の通路1140を創出してもよい。そして、第5の端点354は、縁432を越えて延在し、第1の表面106と第4の表面410との間の第5の通路1150を創出する。通路1110、1120、1130、1140、および1150はそれぞれ、物理的妨害を被ることなく、サウンドエネルギーをスピーカのサウンド生成表面(図示せず)から囲繞周囲に指向させるための手段を提供してもよい。
たとえそうであっても、フェイズプラグの対称性および周波数応答の他の側面を提供するために、他の実施例は、縁432を越えて延在し得る端点の一部のみを有してもよい、または全く有さなくてもよい。各切り欠き310、320、330、340、および350の、開口部270、272、274、276、および278との重複の奥行は、フェイズプラグ100を通る各切片または通路の周波数応答を変化させるように異なってもよい。図11は、5つの放射状に広がる切片312、322、332、342、および352のそれぞれが、実質的に、均一幅および形状を有するように図示するが、他の実施例は、異なる幅または形状を伴う、放射状に広がる切片を含んでもよい。
さらに、図1−11は、実質的に、均一形状および幅を有する花弁を図示するが、他の実施例は、非均一幅、非均一形状、非対称形態、非均一湾曲、および/またはそれらの組み合わせを有する、少なくとも1つの花弁を含んでもよい。さらに他の実施例は、花弁130、132、134、136、138、および/または花弁縁210、220、230、240、250のうちの少なくとも1つ以上に対して、単一表面を上回る、あるいは下回る高さ、厚さ、均一性、幅、または縁の先細性を含むが、それらに限定されない、他の変形例を提供し、周囲中へのフェイズプラグ放射の応答をさらに改変してもよい。
支持部材間の距離の調節は、付加的非対称または非均一開口部を提供してもよい。その結果、第1の支持部材112と第2の支持部材114との間の距離は、他の近接支持部材と比較して、比較的に接近して位置してもよい。代替として、他の特徴に対する支持部間の可変距離または支持部の整合は、より均一または望ましい応答を提供する、もしくはフェイズプラグ100または全体的スピーカアセンブリの応答のピークあるいは無効位置を変化させるように含まれてもよい。
図1−11は、各開口部内に含有される突起またはチャネルの数が異なるように、奇数の突起を図示するが、フェイズプラグ100の他の実施例は、同一数の突起またはチャネルを含んでもよい。フェイズプラグ100の他の実施例は、各開口部内の突起またはチャネルの数が同一であるように、いくつかの突起を含んでもよい。
図12は、第2の部材104の第3の表面110を図示する。第3の表面110は、隆起またはドーム状特徴150を妨害する、第1の出張り1200を含む。第3の表面110は、第1の支持位置1212と、第2の支持位置1202と、第3の支持位置1204と、第4の支持位置1214と、第5の支持位置1216とをさらに含む。第1の支持位置1212は、支持部材112と交差または流動的に連結するように構成されてもよい。第2の支持位置1202は、支持部材502と交差または流動的に連結するように構成されてもよい。第3の支持位置1204は、第3の支持部材504と交差するように構成されてもよい。第4の支持位置1214は、支持部材114と交差または流動的に連結するように構成されてもよい。第5の支持位置1216は、支持部材116と交差または流動的に連結するように構成されてもよい。各それぞれの支持部材、112、502、504、114、および116の相互接続は、超音波ハンダ付けプロセスによって、対応する支持位置1212、1202、1204、1214、および1216と交差または連結してもよい。代替として、それぞれの支持部材および支持位置は、スピン摩擦プロセスまたは接着剤を使用して、取着されてもよい。
説明目的のみのために、図12は、垂直平面を画定する第1の軸Mまたは切片Mをさらに含む。第1の軸は、視点/端点M1およびM2によって、さらに画定される。視点M2から、垂直平面Mは、第4の支持位置1214と第5の支持位置1216との間の略中点を通過する。また、点M1から、垂直平面Mは、第2の支持位置1202の略対称中心を通過する。軸Mは、突出部または突起152および天頂154を通過する。
また、さらなる説明目的のみのために、図12は、垂直平面を画定する第2の軸Nまたは切片Nを含む。第2の軸Nは、視点/端点N1およびN2によって、さらに画定される。また、第2の軸Nは、突出部または突起152および天頂154を通過する。視点N2から、垂直平面Nは、第3の支持位置1204および第4の支持位置1214を通過する。N1の視点から、垂直Nは、第1の支持位置1212と第2の支持位置1202との間を通過する。
図13は、第2の部材104の第4の表面410の位置を図示する。破線は、第1の支持位置1212、第2の支持位置1202、第3の支持位置1204、第4の支持位置1214、および第5の支持位置1216を図示し、それらに対応する。
図14および15は、視点M1の観点から、第1の軸Mに沿って、フェイズプラグを図示する。M2の視点から、突出部152は、一部第1の表面106の一部上およびオリフィス140内に突出する。第2の部材104および第1の部材102の第2の表面406と組み合わせて、支持部材114および116の相対的配置は、第4の開口部576を創出してもよい。第4の開口部576は、第4の切片342下かつ花弁132の位置の反対に、対称的に配置されてもよい。第3の開口部574は、第2の支持部材104および第1の部材102の第2の表面406と組み合わせて、支持部材114および504によって形成される。第5の開口部578は、第2の支持部材104および第1の部材102の第2の表面406と組み合わせて、支持部材112および116によって形成される。
図14では、第3の開口部576は、断面領域1476を包囲する。第2の開口部574は、断面領域1474を包囲する。第5の開口部578は、断面領域1478を包囲する。検査によって、第4の開口部576の断面領域1476は、第5の開口部578の断面領域1478または第3の開口部574の断面領域1474未満であってもよい。開口部の断面領域の差異は、フェイズプラグ100の向上した高周波数応答と相関する、フェイズプラグの対称性に寄与する。
加えて、第4の放射状に広がる切片342と開口部576との組み合わせは、表面積1476を通してのオリフィス140へのサウンドエネルギーの流動に対して、対称性の程度を提供する。対照的に、第3の開口部574と第4の花弁136との組み合わせは、別の程度の対称性を提供することに寄与する。同様に、第5の開口部578と第5の花弁138との組み合わせは、別の程度の対称性を提供する。付加的程度の対称性に加え、構造の相違は、サウンドエネルギーのための異なる経路長を提供する。異なる経路長は、無効点が出現するのを、またはフェイズプラグ100の周波数応答を支配するのを防止する傾向にある高周波数応答の変動をさらに提供する。
対照的に、図15は、視点M1から、同様に、第1の軸Mに沿ったフェイズプラグ100の第2の図を図示する。第1の開口部570は、断面領域1570を包囲する。第2の開口部572は、断面領域1572を包囲する。検査によって、断面領域1570および1572は、同一または略同一表面積を有してもよい。支持部材502は、第2の花弁132を対称的に等しい部分に分割するように配置されてもよい。
第1の開口部570は、放射状に広がる切片312、第1の花弁130、および第2の花弁132と組み合わせて、サウンドエネルギーが、第1の開口部570からオリフィス140に通過する、チャネルを形成する。第2の開口部572は、放射状に広がる切片322、第2の花弁132、および第3の花弁134と組み合わせて、サウンドエネルギーが、開口部572からオリフィス140に通過する、チャネルを形成する。図示されるように、第1の開口部570と連繋される、チャネルは、第2の開口部572と連繋される、チャネルの鏡像であってもよい。他の実施例では、それぞれのチャネルは、異なる開口部および/または切片幾何学形状あるいはサイズを含んでもよい。
また、花弁開口部に対する、支持部材112、114、116、502、および504の相対的配置は、フェイズプラグ100の異なる周波数応答の性質を提供するように調節され得る、付加的対称または非対称幾何学形状を提供してもよい。
図16は、視点N1から、第2の軸Nに沿って、フェイズプラグ100の第1の図を図示する。開口部572は、断面領域1672を包囲する。第2の開口部272は、第2の放射状に広がる切片322および第1の花弁130と組み合わせて、サウンドエネルギーが、断面領域1672を通してオリフィス140に通過するためのチャネルを形成する。第2の開口部272の一部は、第2の放射状に広がる切片322と整合されてもよい。第2の開口部272の別の部分は、第1の花弁130と整合されてもよい。
図17は、視点N2から、第2の軸Nに沿って、フェイズプラグ100の第2の図を図示する。特に、図17は、第4の花弁136、第3の花弁134、および第5の放射状に広がる切片352に対して、第5の開口部578の配列の第2の観点を提供する。図16および17と対照的に、図17の第5の開口部578は、図16の第2の開口部572の鏡像であってもよい。代替として、それぞれの開口部のそれぞれの支持部材は、各開口部のそれぞれの断面領域を増減するように調節されてもよい。各開口部の断面領域を調節することによって、それぞれの開口部の対称像は、フェイズプラグの所望の周波数応答を最適化するように修正されてもよい。代替として、それぞれの開口部の対称像は、フェイズプラグの周波数応答を最適に移動させる、または無効にし、最適または所望のフェイズプラグの周波数応答を提供するように調節されてもよい。
図18は、第2の部材104の観点から、フェイズプラグ100を図示する。第2の部材104は、支持部材を介して、第1の部材102に取着される。第1の部材102および第2の部材104と、支持部材112、114、116、502、および504の組み合わせは、サウンドエネルギーまたは空気流が、フェイズプラグ100を通過するための開口部を創出する。天底442の位置は、陥凹440と組み合わせて、スピーカの中心部分上に配置される、空洞を提供する。他の実施例では、第4の表面は、最小空洞を提供する、あるいは外側に突出するように形成され、スピーカのサウンド生成表面と、スピーカに近接して配置されるフェイズプラグの表面との間に、恒常的または均一な空隙を提供してもよい。取付環状部420は、フェイズプラグ100の唇部または縁を形成し、スピーカアセンブリ内のスピーカと接合するように適合されてもよい。取付環状部420は、スピーカアセンブリ内への組み込みに応じて、フェイズプラグを定位置に係止または着脱可能に固着するための特徴(図示せず)をさらに含んでもよい。
図19は、円錐ダイヤフラムを伴うスピーカ1902を含む、スピーカアセンブリ1900の断面図を図示する。スピーカ1902は、界面1906において、円錐1904に取着される、ダストキャップ1903を含む。円錐1904は、サラウンド1908に取着する。サラウンド1908は、スピーカ1902のバスケット1910上に静置する。
スピーカアセンブリ1900は、フェイズプラグ100の別の実施例である、フェイズプラグ1912をさらに含む。フェイズプラグ1912は、第1の部材102と、第2の部材104とを含む。第1の部材102および第2の部材104は、支持部材(図示せず)によって取着される。第4の表面410は、ダストキャップ1903および円錐1904上に配置される。
第1の傾斜表面434、第2の傾斜表面438、および円唇表面または縁436は、界面1906に近接して配置されてもよい。縁436の湾曲または起伏は、第4の表面410とダストキャップ1903との間の体積にわたって、またはそれを通して、移動する空気の乱流を最小限にするように形成されてもよい。第4の表面410は、ダストキャップ1903上に配置される、ドーム状または湾曲部分をさらに含む。湾曲部分は、ダストキャップ1903の中心に近接して、かつ突起152の尖部または天頂154の反対に配置される、天底442を有する。
第1の部材102は、第1の花弁1930と、第1の面1934および第2の面1936を有する、第1の突起1932とを含む。第2の部材104の縁432は、第1の面1934と組み合わせて、通路1938を形成する。通路1938は、円錐1904およびダストキャップ1903の表面からフェイズプラグ1912の内部へとサウンドエネルギーを通過させる。第3の表面110のドーム特徴150および突起152は、第1の花弁1930と組み合わせて、サウンドエネルギーが、アパーチャ140を通過するためのチャネルを形成する。
また、第1の部材102は、第2の花弁1940と、第1の面1944および第2の面1946を有する、第2の突起1942を含む。第2の部材104の縁432は、第1の面1934と組み合わせて、通路1948を形成する。通路1948は、円錐1904およびダストキャップ1903の表面からフェイズプラグ1912の内部へとサウンドエネルギーを通過させる。また、第3の表面110のドーム特徴150および突起152は、第2の花弁1940と組み合わせて、サウンドエネルギーが、アパーチャ140を通過するためのチャネルを形成する。
図10および11の断面図と対照的に、フェイズプラグ1912の断面は、実質的に、類似通路1938および1948を図示する。加えて、ドーム状部分150および突出部152と関連して、花弁によって形成されるチャネルは、実質的に、対称形態を有するように図示される。
図19のスピーカは、図1−18のフェイズプラグ実施例ならびに本明細書に説明される代替実施例のいずれかと組み合わせられてもよい。さらに、図19のスピーカは、円錐ダイヤフラムを含むが、他のダイヤフラムの種類が、本明細書に説明されるフェイズプラグと組み合わせられてもよい。
図20は、音響レンズ2000の上面図および断面図を図示する。音響レンズ2000は、スピーカのサウンド生成表面(図示せず)上に取り付けるように構成されてもよい。音響レンズ2000は、第1の表面2002と、第2の表面2004とを含む。第1の表面2002および第2の表面2004は、合体物を形成し、外縁または唇部2006を創出する。外唇部または縁2006は、スピーカの取付特徴上に静置するように構成されてもよい。また、第1の表面2002および第2の表面は、合体物を形成し、内側唇部または縁2008を形成する。内側唇部2008は、アパーチャ2010の輪郭を描き、内側唇部2008は、アパーチャ2010の断面領域の輪郭を描く。
非限定的実施例として、アパーチャ2010は、第1の表面2002および第2の表面2004の中心位置またはその近傍に、軸対称開口部を含む。内側唇部または縁2008は、0.5−2.5mm厚の厚さを有してもよい。
他の実施例では、内側唇部2008は、音響レンズ2000の表面積の約15%以上を含む、アパーチャ2010の断面領域の輪郭を描く。音響レンズ2000は、スピーカのフレーム(図示せず)に嵌合する特徴をさらに含む一方、スピーカの移動ダイヤフラムアセンブリのための隙間を提供する。音響レンズ2000は、可変可撓性の種々の剛性材料から構成されてもよい。例示として、一実施例では、音響レンズ2000は、プラスチックから構成されてもよい。他の実施例では、音響レンズ2000は、金属から構成されてもよい。さらに他の実施例では、音響レンズ2000は、他の好適な材料または複合材料から構成されてもよい。
第2の表面2004は、スピーカの放射表面(図示せず)に近接して取り付けられる。音響レンズ2000のアパーチャ2010は、スピーカの放射面積を効果的に減少させる。内側唇部2008によって輪郭が描かれる、より小さい放射面積は、スピーカの指向性を減少させ、より広い網羅面積にわたって、かつより高い周波数まで、より均一な音圧レベル周波数応答(スペクトル平衡)を提供する。
加えて、スピーカのダイヤフラム(第2の表面2004に近接して取り付けられる)と音響レンズ2000との間の空気の体積の不撓性は、アパーチャ2010内の空気の質量と共振する(Helmholtz共振)。その結果、周波数範囲内のスピーカの音圧レベルは、略本共振周波数に上昇する。Helmholtz共振周波数範囲を超えると、ダイヤフラムと音響レンズとの間の空気の体積は、音響低域フィルタとして作用し、スピーカの音圧レベルを低下させる。本効果は、典型的には、Helmholtz共振周波数範囲直上のオクターブにおいて、最も顕著である。
Helmholtz共振周波数範囲を超えると、ダイヤフラムと音響レンズ2000との間の空気の体積内の定在波による、他の共振が生じる(「空洞共振」)。空洞共振は、第1の表面2002に対応する、音響レンズ2000の辺に位置する位置で測定される、音圧レベル周波数応答のピークおよび下降を生じさせる。
アパーチャの放射面積の減少は、典型的には、音圧レベル(「挿入損失」)を低下させ、音圧歪曲を増加させる。これらの効果は、スピーカの動作帯域幅全体を通して生じ得るが、典型的には、Helmholtz共振周波数範囲直下の1または2オクターブにおいて、最も顕著かつ容易に識別される。これらの効果は、アパーチャ面積の減少に伴って、悪化(増加)する。
図21は、音響レンズ2100の上面図および断面図を図示する。音響レンズ2100は、スピーカのサウンド生成表面(図示せず)上に取り付けるように構成されてもよい。音響レンズ2100は、第1の表面2102と、第2の表面2104とを含む。第1の表面2102および第2の表面2104は、合体物を形成し、縁または唇部2106を創出する。外唇部または縁2106は、スピーカの取付特徴上に静置するように構成されてもよい。また、第1の表面2102および第2の表面は、合体物を形成し、内側唇部または縁2108を形成する。内側唇部2108は、アパーチャ2110の輪郭を描き、内側唇部2108は、アパーチャ2110の断面領域の輪郭を描く。
内側唇部2108は、種々の幾何学的形状の縁を含むように構成されてもよい。例示として、内側唇部2108は、複数の頂点2132および2134を有する、星形、花形、または星様形状に相似するように構成されてもよい。例示として、頂点2134に類似する、ある頂点は、アパーチャ2110内に突出してもよい。頂点2134に類似する、他の頂点は、アパーチャ2110の中心から外向きに突出してもよい。6つの放射状に広がる点を含む、星様形状、花形形状、または星形形状として図示されるが、他の実施例は、奇数の放射状に広がる点を有する、星形、花形、または星様形状アパーチャを含む。
音響レンズ2100のある実施例は、約0.5−2.5mmの厚さを有してもよい。アパーチャ2110は、音響レンズ2100の本体の中心を中心として、非軸対称であってもよい。アパーチャ2110の内側唇部2108によって輪郭が描かれる、断面領域は、典型的には、音響レンズ2100の表面積の15%以上である。ある実施例では、アパーチャ2110は、奇数-典型的には、素数の非軸対称特徴を含んでもよい。非軸対称特徴は、外径まで延在してもよく、その寸法は、典型的には、第2の表面2104(図示せず)に近接して取り付けられる、スピーカのダイヤフラムの外径の寸法と類似する。例えば、音響レンズ2100は、中心アパーチャから放射状に広がる、5つの三角形特徴を含む。5つの三角形特徴は、「5つの尖頭星」形状アパーチャを形成するように連結されてもよい。音響レンズ2100は、フレームに嵌合する特徴を含み、スピーカのダイヤフラムアセンブリの移動を収容するための隙間を提供するように、さらに構成されてもよい。音響レンズ2000と同様に、音響レンズ2100は、プラスチックまたは金属から構成されてもよいが、他の好適な材料からも構成可能である。
音響レンズ2100の性能は、音響レンズ2000に類似するが、空洞共振は、抑制および/または分散される。これは、典型的には、高周波数において、より高く、かつより平滑な音圧レベルを抵抗する。加えて、指向性は、典型的には、周波数に伴って、より平滑に変化するが、ある周波数範囲内では、より高くてもよい。
図22は、音響レンズ2200の上面図および断面図を図示する。音響レンズ2200は、音響レンズ2000に類似する。音響レンズ2200は、スピーカのサウンド生成表面(図示せず)上に取り付けるように構成されてもよい。音響レンズ2200は、第1の表面2202と、第2の表面2204とを含む。第1の表面2202および第2の表面2204は、合体物を形成し、外縁または唇部2206を創出する。外唇部または縁2206は、スピーカの取付特徴上に静置するように構成されてもよい。また、第1の表面2202および第2の表面は、合体物を形成し、内側唇部または縁2208を形成する。内側唇部2208は、アパーチャ2210の輪郭を描き、内側唇部2208は、アパーチャ2210の断面領域の輪郭を描く。
また、音響レンズ2000と同様に、音響レンズ2200は、第1の表面2202および第2の表面2004の中心位置またはその近傍に、アパーチャ2210を軸対称開口部として位置するように構成されてもよい。内側唇部または縁2208は、0.5−2.5mm厚の厚さを有してもよい。
アパーチャ2210の軸対称開口部に加えて、第1の表面2202および第2の表面2204は、付加的内側唇部2212、2214、2216、2218、および2220を形成するように合体してもよく、通気孔唇部2212、2214、2216、2218、および2820はそれぞれ、それぞれの通気孔アパーチャ2222、2224、2226、2228、および2230の輪郭を描く。図22では、各それぞれのアパーチャは、軸対称開口部2210を中心として位置する。ある実施例では、通気孔アパーチャ2222、2224、2226、2228、および2230は、均等に分散されてもよい。他の実施例では、通気孔アパーチャ2222、2224、2226、2228、および2230は、アパーチャ2210の中心軸から、略同一距離で分散されてもよい。しかしながら、他の実施例では、通気孔アパーチャ2222、2224、2226、2228、および2230は、アパーチャ2210の中心から、可変距離で分散されてもよい。
アパーチャ2210の表面積は、典型的には、音響レンズ2200の表面積の15%以上であってもよい。加えて、外径に近接して、またはその上に位置する、いくつかの軸対称「通気孔」アパーチャ2222、2224、2226、2228、および2230が存在してもよく、その寸法は、典型的には、ダイヤフラムの外径の寸法に類似する。ある構成では、音響レンズ2200は、奇数の通気孔アパーチャを含む。他の実施例では、音響レンズ2200は、素数の通気孔アパーチャを含む。
通気孔アパーチャはそれぞれ、それぞれの通気孔唇部によって輪郭が描かれる、断面領域を含む。「通気孔」アパーチャの結合された断面表面積は、アパーチャ2210の表面積以下であってもよい。音響レンズは、スピーカアセンブリのフレームに嵌合するための特徴を含んでもよく、スピーカダイヤフラムアセンブリの移動部品から十分な隙間を提供する。音響レンズは、典型的には、プラスチックまたは金属から構成されてもよいが、他の好適な材料からも構成可能である。
音響レンズ2200の性能は、音響レンズ2100に類似する。しかしながら、アパーチャ2210と、通気孔アパーチャ2222、2224、2226、2228、および2230の組み合わせは、音響レンズ2200に提供される、有効アパーチャ面積を増加させる。故に、音響レンズ2200は、より高いHelmholtz共振周波数を呈する。加えて、音響レンズ2200は、より広いHelmholtz共振周波数範囲と、より低いHelmholtz共振音圧レベル上昇とを有してもよい。
音響レンズ2200の指向性は、典型的には、Helmholtz共振周波数から、パイ(π)×中心アパーチャの有効半径と略等しい対応する波長を伴う周波数において、より高くなる。本周波数を超えると、音圧レベルおよび指向性は、典型的には、本質的に不変である。音圧「挿入損失」および歪曲は、典型的には、低減される。
図23は、音響レンズ2300の上面図および断面図を図示する。音響レンズ2300は、音響レンズ2100と同様に形成され、類似数および特徴に相当する。加えて、音響レンズ2300は、音響レンズ2200の通気孔アパーチャに類似する、通気孔アパーチャ2322、2324、2326、2328、2329、および2330をさらに含む。
図23では、アパーチャ2310は、偶数の星点を含む。しかしながら、他の開示される実施例と同様に、アパーチャ2310は、外径まで延在する、奇数または素数の非軸対称特徴を含んでもよく、その寸法は、典型的には、ダイヤフラムの外径の寸法に類似する。例えば、頂点2332は、中心アパーチャ2310から放射状に広がり、「6尖頭星」形状アパーチャを生成する、三角形特徴によって形成される。加えて、音響レンズ2300は、音響レンズ2300の外径の近傍に位置する、いくつかの軸対称「通気孔」アパーチャをさらに含んでもよく、その寸法は、典型的には、ダイヤフラムの外径の寸法に類似する。軸対称通気孔アパーチャの数は、奇数または素数であってもよい。「通気孔」アパーチャの結合された表面積は、典型的には、アパーチャ2310の表面積以下である。音響レンズ2300は、スピーカまたはスピーカアセンブリのフレームに嵌合するための特徴を含んでもよい一方、移動ダイヤフラムアセンブリのための隙間を提供する。音響レンズ2300は、典型的には、プラスチックまたは金属から構成されるが、他の好適な材料からも構成可能である。
音響レンズ2300は、音響レンズ2200の類似性能を有するが、しかしながら、音響レンズ2300は、空洞共振のさらなる抑制および/または分散を提供する。その実証されていない空洞共振性能は、高周波数において、より高く、かつより平滑な音圧レベルを提供する。加えて、指向性は、典型的には、周波数に伴って、より平滑に変化し、ある実施例では、ある周波数範囲内において、より高くてもよい。
図24は、音響レンズの上面および断面図を図示する。図示されるように、音響レンズ2400は、音響レンズ2200に類似する形態を含んでもよく、類似数および特徴に相当する。音響レンズ2400は、音響レンズ2200の通気孔アパーチャに類似する、通気孔アパーチャ2422、2424、2426、2428、2430をさらに含む。しかしながら、音響レンズ2400の通気孔アパーチャは、非軸対称であってもよい。さらに、音響レンズ2400の通気孔アパーチャは、楔形状または三角形形状であってもよい。故に、音響レンズ2400の通気孔アパーチャは、奇数の辺または素数の辺を有する、多角形形状アパーチャであってもよい。さらに、音響レンズ2400の通気孔アパーチャ辺は、湾曲特徴をさらに含んでもよい。
アパーチャ2410の表面積は、典型的には、音響レンズ2400の表面積の少なくとも15%である。加えて、非軸対称「通気孔」アパーチャは、外径上に位置してもよく、その寸法は、典型的には、音響レンズ2400が配置される、スピーカのダイヤフラムの外径の寸法に類似する。
ある実施例では、「通気孔」アパーチャの結合された表面積は、典型的には、アパーチャ2410に類似する、中心に位置するアパーチャの表面積以下である。音響レンズ2400は、スピーカアセンブリまたはスピーカのフレームに嵌合するための特徴を含んでもよい一方、移動ダイヤフラムアセンブリのための隙間を提供する。音響レンズ2400は、プラスチック、金属、または他の好適な材料から構成されてもよい。
図25は、音響レンズ2500の上面および断面図である。図25では、音響レンズ2500は、音響レンズ2300に類似する形態を含んでもよく、類似数および特徴に相当する。しかしながら、音響レンズ2300と異なり、音響レンズ2500は、実質的に、5つの尖頭星形または5つの尖頭星として成形される、アパーチャ2410を有するように図示される。加えて、音響レンズ2300の通気孔開口部と異なり、音響レンズ2500の通気孔開口部は、花形または星形状として構成されてもよい。図25は、実質的に、5つの尖頭星として成形されるように、通気孔アパーチャを図示するが、ある音響レンズ2500の実施例は、アパーチャ2510と異なる数の放射状に広がる点を伴う、通気孔アパーチャを含んでもよい。
図26は、フェイズプラグ2600の上面および断面図を図示する。図26では、フェイズプラグ2600は、スピーカのサウンド生成表面(図示せず)上に取り付けるように構成されてもよい。フェイズプラグ2600は、第1の表面2602と、第2の表面2604とを含む。第1の表面2602および第2の表面2604は、合体物を形成し、外縁または唇部2606を創出する。外唇部または縁2606は、スピーカの取付特徴上に静置するように構成されてもよい。第1の表面2602および第2の表面2604は、内側唇部または縁2608を形成するように合体する。内側唇部2608は、アパーチャ2610の輪郭を描き、内側唇部2608は、アパーチャ2610の断面領域の輪郭を描く。
非限定的実施例として、アパーチャ2610は、第1の表面2602および第2の表面2604の中心位置またはその近傍に、軸対称開口部を含む。外縁2008は、0.5−2.5mm厚の厚さを有してもよい。しかしながら、音響レンズ2000と異なり、フェイズプラグ2600は、フェイズプラグ2600がスピーカ(図示せず)に取り付けられると創出される、空洞の大部分を充填する。スピーカ上にフェイズプラグ2600を取り付けると、空洞が、第2の表面2604とスピーカのダイヤフラム(図示せず)との間に形成される。
アパーチャ2610の断面の表面積は、プラグの上部の表面積の15%以上であってもよい。フェイズプラグ2600は、スピーカのフレームに嵌合するための特徴を含んでもよい。フェイズプラグ2600は、スピーカと第2の表面2610との間の隙間を可能にするように構成されてもよい。隙間は、フェイズプラグ2600とダイヤフラムアセンブリとの間の非干渉を可能にする。故に、隙間は、フェイズプラグ2600に接触せずに、ダイヤフラムアセンブリの移動を可能にする。フェイズプラグ2600は、プラスチック、金属、または他の好適な材料から構成されてもよい。
フェイズプラグ2600の性能は、フェイズプラグ2000に類似する。しかしながら、フェイズプラグ2600は、ダイヤフラムとプラグとの間の空洞の体積を減少させる。減少した空洞体積は、Helmholtz共振周波数を上昇させる。減少した空洞体積は、Helmholtz共振周波数範囲を拡大させ得る一方、Helmholtz共振音圧レベルを低下させる。
アパーチャ2610(「ポート」)の長さの増加は、Helmholtz共振周波数の低下、周波数範囲の縮小、および音圧レベルの上昇を生じさせる。最終結果は、アパーチャ2610の体積減少および「ポート長」増加の相対的寄与に依存する。また、アパーチャ2610のポート長増加は、空洞共振に加え、ポート共振によって、ピークおよび下降を生じさせ得る。フェイズプラグ2600の指向性は、フェイズプラグ2000に類似するが、最高周波数におけるものである。フェイズプラグ2600の使用は、音圧「挿入損失」および歪曲を増加させ得る。
図27は、フェイズプラグ2700の上面図および対応する断面図を図示する。フェイズプラグ2700は、スピーカのサウンド生成表面(図示せず)上に取り付けるように構成されてもよい。フェイズプラグ2700は、第1の表面2702と、第2の表面2704とを含む。第1の表面2702および第2の表面2704は、外縁または唇部2706を形成するように合体する。外唇部または縁2706は、スピーカの取付特徴上に静置するように構成されてもよい。また、第1の表面2702および第2の表面は、合体物を形成し、内側唇部または縁2708を形成する。内側唇部2708は、アパーチャ2710の輪郭を描き、内側唇部2708は、アパーチャ2710の断面領域の輪郭を描く。
内側唇部2708は、種々の幾何学的形状の縁を含むように構成されてもよい。例示として、内側唇部2708は、複数の頂点2712および2714を有する、星形、花形、または星様形状に相似するように構成されてもよい。例示として、頂点2714に類似する、ある頂点は、アパーチャ2710内に突出してもよい。頂点2714に類似する、他の頂点は、アパーチャ2710の中心から外向きに突出してもよい。5つの放射状に広がる点を有する星として図示されるが、他の実施例は、奇数の放射状に広がる点を有する、星形、花形、または星形状アパーチャを含んでもよい。さらに他の実施例は、不規則な多角形、花形、または星形として、アパーチャを含んでもよい。
フェイズプラグ2700のある実施例は、先細または傾斜部分を含み、第2の表面2704に適合し、スピーカアセンブリ(図示せず)と接合してもよい。外縁2706では、フェイズプラグ2700は、外縁において約0.5−2.5mmの厚さを有してもよい。
アパーチャ2710は、フェイズプラグ2700の本体の中心を中心として、非軸対称であってもよい。アパーチャ2710の内側唇部2708によって輪郭が描かれる、断面領域は、典型的には、フェイズプラグ2700の表面積の15%以上である。ある実施例では、アパーチャ2710は、奇数−典型的には、素数の非軸対称特徴を含んでもよい。非軸対称特徴は、外径まで延在してもよく、その寸法は、典型的には、第2の表面2704(図示せず)に近接して取り付けられる、スピーカのダイヤフラムの外径の寸法に類似する。
例えば、フェイズプラグ2700は、中心アパーチャから放射状に広がる5つの三角形特徴を含む。5つの三角形特徴は、「5つの尖頭星」形状アパーチャを形成するように連結されてもよい。フェイズプラグ2700は、フレームに嵌合するための特徴を含み、スピーカのダイヤフラムアセンブリの移動を収容するための隙間を提供するようにさらに構成されてもよい。音響レンズ2100と同様に、フェイズプラグ2700は、プラスチックまたは金属から構成されてもよいが、他の好適な材料からも構成可能である。
非限定的実施例として、アパーチャ2710は、第1の表面2702および第2の表面2704の中心位置またはその近傍に、軸対称開口部を含む。外縁2708は、0.5−2.5mm厚の厚さを有してもよい。しかしながら、音響レンズ2000と異なり、フェイズプラグ2700は、フェイズプラグ2700がスピーカ(図示せず)に取り付けられると創出される、空洞の大部分を充填する。スピーカ上にフェイズプラグ2700を取り付けると、空洞が、第2の表面2704とスピーカのダイヤフラム(図示せず)との間に形成される。
アパーチャ2710の断面の表面積は、プラグの上部の表面積の15%以上であってもよい。フェイズプラグ2700は、スピーカのフレームに嵌合するための特徴を含んでもよい。フェイズプラグ2700は、スピーカと第2の表面2710との間の隙間を可能にするように構成されてもよい。隙間は、フェイズプラグ2700とダイヤフラムアセンブリとの間の非干渉を可能にする。故に、隙間は、フェイズプラグ2700に接触することなく、ダイヤフラムアセンブリの移動を可能にする。フェイズプラグ2700は、プラスチック、金属、または他の好適な材料から構成されてもよい。
フェイズプラグ2700は、フェイズプラグ2600と同様に機能する。しかしながら、フェイズプラグ2700は、ポートならびに空洞共振をより抑制および/または分散させる。その結果、フェイズプラグ2700の実施例は、典型的には、高周波数において、より高く、かつより平滑な音圧レベルを提供する。加えて、フェイズプラグ2700の典型的指向性は、周波数に伴って、より平滑に変化するが、ある周波数範囲内では、より高くてもよい。
図28は、フェイズプラグ2800の上面図および断面図を図示する。フェイズプラグ2800は、スピーカのサウンド生成表面(図示せず)上に取り付けるように構成されてもよい。フェイズプラグ2800は、第1の表面2802と、第2の表面2804とを含む。第1の表面2802および第2の表面2804は、合体物を形成し、外縁または唇部2806を創出する。外唇部または縁2806は、スピーカの取付特徴上に静置するように構成されてもよい。また、第1の表面2802および第2の表面は、合体物を形成し、内側唇部または縁2808を形成する。内側唇部2808は、アパーチャ2810の輪郭を描く。
図28の断面図に示されるように、フェイズプラグ2800のポート特徴2832は、内向きに膨張し、アパーチャ2810を狭窄させてもよい。故に、ポート特徴2842の縁は、アパーチャの有効断面領域2010の輪郭を描く。図28に図示されないが、ポート特徴2832は、非対称特徴を含む、または別様に非対称であってもよい。加えて、図28では、フェイズプラグ2800の第2の表面2804は、内縁2808の一部を形成する、内湾曲特徴2840を含んでもよい。
非限定的実施例として、アパーチャ2810は、第1の表面2802および第2の表面2804の中心位置またはその近傍に、軸対称開口部を含む。外唇部または縁2808は、0.5−2.5mm厚の厚さを有してもよい。
フェイズプラグ2800のアパーチャ2810は、第1の表面2802の略中心に位置する、軸対称特徴を含んでもよい。フェイズプラグ2700と同様に、フェイズプラグ2800は、スピーカのダイヤフラム(図示せず)と第2の表面2804との間の空洞を充填する。アパーチャの一端または両端の輪郭が描かれてもよい。アパーチャ2810の表面積は、典型的には、プラグの上部の表面積の15%以上である。プラグは、フレームに嵌合するための特徴を有する一方、スピーカの移動ダイヤフラムアセンブリのための隙間を提供する。フェイズプラグ2800は、プラスチック、金属または他の好適な材料から構成されてもよい。
フェイズプラグ2800は、フェイズプラグ2700と同様に機能するが、フェイズプラグ2800の周波数応答は、より平滑であってもよい。加えて、フェイズプラグ2800は、顕著に減少した音圧「挿入損失」を有してもよい。加えて、フェイズプラグ2800は、顕著な歪曲減少を有してもよい。
図29は、フェイズプラグ2900の上面および断面図を図示する。フェイズプラグ2900は、スピーカのサウンド生成表面(図示せず)上に取り付けるように構成されてもよい。フェイズプラグ2900は、第1の表面2902と、第2の表面2904とを含む。第1の表面2902および第2の表面2904は、合体物を形成し、外縁または唇部2906を創出する。外唇部または縁2906は、スピーカの取付特徴上に静置するように構成されてもよい。また、第1の表面2902および第2の表面は、合体物を形成し、内側唇部または縁2908を形成する。内側唇部2908は、アパーチャ2910の輪郭を描き、内側唇部2908は、アパーチャ2910の断面領域の輪郭を描く。
フェイズプラグ2600と同様に、フェイズプラグ2900は、第1の表面2902および第2の表面2904の中心位置またはその近傍に、軸対称開口部として構成される、アパーチャ2910を含んでもよい。外縁2908は、0.5−2.5mm厚の厚さを有してもよい。しかしながら、フェイズプラグ2600と異なり、フェイズプラグ2900は、フェイズプラグ2900がスピーカ(図示せず)に取り付けられると創出される、空洞の大部分を充填する。スピーカ上にフェイズプラグ2900を取り付けると、空洞が、第2の表面2904とスピーカのダイヤフラム(図示せず)との間に形成される。
アパーチャ2910の断面の表面積は、フェイズプラグ2900の上部の表面積の15%以上であってもよい。フェイズプラグ2900は、スピーカのフレームに嵌合するための特徴を含んでもよい。フェイズプラグ2900は、スピーカと第2の表面2910との間の隙間を可能にするように構成されてもよい。隙間は、フェイズプラグ2900とスピーカのダイヤフラムアセンブリとの間の非干渉を可能にする。故に、隙間は、フェイズプラグ2900に接触せずに、ダイヤフラムアセンブリの移動を可能にする。フェイズプラグ2900は、プラスチックまたは金属から構成されてもよい。また、フェイズプラグ2900は、他の好適な材料から構成されてもよい。
フェイズプラグ2900の性能は、フェイズプラグ2600に類似する。しかしながら、フェイズプラグ2900は、ダイヤフラムとプラグとの間の空洞の体積を減少させる。減少された空洞体積は、Helmholtz共振周波数を上昇させる。減少された空洞体積は、Helmholtz共振周波数範囲を拡大し得る一方、Helmholtz共振音圧レベルを低下させる。
フェイズプラグ2200と同様に、図22では、フェイズプラグ2900は、付加的「通気孔」アパーチャをさらに含む。図29では、フェイズプラグ2200の同一番号付与要素は、フェイズプラグ2900の同一番号付与要素と類似する。
図29では、第1の表面2902および第2の表面2904は、付加的内側唇部2912、2914、2916、2918、および2920を形成するように合体してもよく、通気孔唇部2912、2914、2916、2918、および2820はそれぞれ、それぞれの通気孔アパーチャ2922、2924、2926、2928、および2930の輪郭を描く。
図29では、各それぞれのアパーチャは、軸対称開口部2910を中心として位置する。ある実施例では、通気孔アパーチャ2922、2924、2926、2928、および2930は、均等に分散されてもよい。他の実施例では、通気孔アパーチャ2922、2924、2926、2928、および2930は、アパーチャ2910の中心軸から略同一距離で分散されてもよい。しかしながら、他の実施例では、通気孔アパーチャ2922、2924、2926、2928、および2930は、アパーチャ2910の中心から可変距離で分散されてもよい。図29は、フェイズプラグ2900の外縁2906近傍の外径を中心に位置する、5つの「通気孔」アパーチャを図示するが、他の実施例は、アパーチャ2910を中心として対称的に分散される、通気孔アパーチャを含んでもよい。加えて、他の実施例は、音響レンズ2400および2500に図示される通気孔アパーチャに類似する、非軸対称「通気孔」アパーチャまたは異なる種類の通気孔アパーチャの組み合わせを含んでもよい。通気孔アパーチャ2922、2924、2926、2928、および2930とアパーチャ2910の組み合わせは、総アパーチャ面積の増加を提供する。
フェイズプラグ2900の実施例は、フェイズプラグ2600と類似性能を有してもよい。しかしながら、フェイズプラグ2900は、より高いHelmholtz共振周波数を呈してもよい。加えて、フェイズプラグ2600と比較して、フェイズプラグ2900は、より広いHelmholtz共振周波数範囲と、より低いHelrnholtz共振音圧レベルとを有してもよい。より高いHelmholtz共振周波数、より広い周波数範囲、およびより低い音圧レベルは、総アパーチャ面積の増加によるものである。フェイズプラグ2900の指向性は、典型的には、Helrnholtz共振周波数からパイ×中心アパーチャの有効半径と略等しい対応する波長を伴う周波数において、より高くなる。本周波数を超えると、音圧レベルおよび指向性は、典型的には、本質的に不変である。加えて、フェイズプラグ2900は、典型的には、減少した音圧「挿入損失」および歪曲を有する。
図30は、フェイズプラグ3000を図示する。フェイズプラグ100と同様に、フェイズプラグ3000は、第1の部材3001を含んでもよい。第1の部材3001は、第1の表面3002と、第2の表面3004とを含んでもよい。第1の部材3001の第1の表面3002および第2の表面3004は、第1の外縁3006および第1の内縁3008を形成するように合体してもよい。第1の内縁3008は、第1のアパーチャ3010の輪郭を描いてもよい。
フェイズプラグ3000は、第3の表面3013および第4の表面3015を含み得る、第2の部材3011をさらに含んでもよい。第3の表面3013および第4の表面3015は、第2の外縁3017および第2の内縁3019を形成するように合体されてもよい。内縁3019は、第2のアパーチャ3021の輪郭を描いてもよい。
音響レンズ100と同様に、フェイズプラグ3000は、第1の部材3001および第2の部材3011を連結することによって形成されてもよい。図3000では、フェイズプラグ100と同様に、第2の表面3004および第3の表面3013は、第1の部材3001と第2の部材3011との間の少なくとも1つのアパーチャ3023を形成するように、反対に位置する。
フェイズプラグ3000のある実施例では、アパーチャ3010、3021、および3023は、フェイズプラグ3000を通して、通路を形成するように、ともに連結してもよい。
フェイズプラグ3000は、フェイズプラグ3000の中心を通して、軸対称通路を含んでもよい。フェイズプラグ100と同様に、フェイズプラグ3000は、スピーカのダイヤフラムと第4の表面3019との間の空洞を充填する。第1のアパーチャ3010および第2のアパーチャ3021の表面積は、典型的には、フェイズプラグ3000の第1の表面3002の表面積の15%以上である。アパーチャ3023の総表面積は、典型的には、フェイズプラグ3000の第1の表面3002の表面積の15%未満である。
ある実施例では、フェイズプラグ3000は、アパーチャ/通路3010の辺からフェイズプラグ3000の底表面まで延在する、奇数または素数の断面領域スロットを含んでもよい。スロットの結合された表面積は、典型的には、中心アパーチャ3010の表面積以下である。フェイズプラグ3000は、スピーカのフレームに嵌合するための特徴を含んでもよい一方、移動スピーカのダイヤフラムアセンブリのための隙間を提供する。プラグは、典型的には、プラスチックまたは金属から構成されるが、他の好適な材料からも構成可能である。
フェイズプラグ3000の性能は、フェイズプラグ2600に類似する。しかしながら、フェイズプラグ3000は、より低いHelrnholtz共振周波数、より広い周波数範囲、およびより低い音圧レベル上昇を有してもよい。音圧レベルおよび指向性は、典型的には、上述のHehnholtz共振周波数より低い。フェイズプラグ2600と比較して、フェイズプラグ3000の音圧「挿入損失」および歪曲は、典型的には、減少される。
図31は、フェイズプラグ100に類似する、フェイズプラグ3100を図示する。フェイズプラグ3100は、第1の部材3160と、第2の部材3162と、第3の部材3164とを含む。第1の部材3160は、フェイズプラグ100の支持部材に類似する支持部材によって、第2の部材3162に連結されてもよい。第2の部材3162は、フェイズプラグ100の支持部材に類似する支持部材によって、第3の部材3164に連結されてもよい。
図31では、第3の部材3164は、フェイズプラグ100の突出部152に類似する、突出部を含む。第3の部材3164は、スピーカのダストキャップ(図示せず)上に配置されるように構成される、円唇または面取りを施した表面3166をさらに含んでもよい。
第1の部材3160および第2の部材3162は、少なくとも1つのアパーチャ3170を形成し、サウンドエネルギーを、フェイズプラグ3100を通して、中心オリフィス3110内へと通過させる。第2の部材3162および第3の部材3164は、サウンドエネルギー、フェイズプラグ3100を通して、中心オリフィス3110内へと通過させるように構成される、少なくとも1つのアパーチャ3172を形成する。
音響レンズ3200は、図32、33、および34において、種々の投影および配向で図示される。加えて、図35では、音響レンズ3200を含む、アセンブリの斜視図が、さらに示される。図24では、音響レンズ3200は、音響レンズ2400に類似するが、同一ではない。
図32では、音響レンズ3200の斜視図は、音響レンズ3200の上部3202を含む、配向とともに示される。したがって、音響レンズ3200の底面3204は、図34に後述される。
音響レンズ3200は、部材3210の略中心またはその近傍に位置する、オリフィスまたはアパーチャ3208を含んでもよい。部材3210は、第1の辺3212および第2の辺3214を含み、第2の辺は、図34の底面図に見られる。第1の辺3212は、第2の辺3214と合体し、外縁3216を形成する。加えて、部材3210は、リム3206を生成するように適合される。図32では、リム3206は、オリフィス3208の中心から均一距離を含んでもよい。しかしながら、音響レンズ3200が嵌合される、スピーカに応じて、リム3206は、楕円形形態を含むが、それに限定されない、他の形態を有するように適応されてもよい。
また、第1の辺3212は、第2の辺3214と合体し、オリフィス3208の外側境界を画定する、内側唇部3216を形成してもよい。内側唇部3216は、面取りを施した縁、先細縁、直線縁、円唇縁、またはそれらの組み合わせを含んでもよい。
部材3210は、リム3206と組み合わせ、取付特徴3215を形成する、外縁3216を含んでもよい。図33では、取付特徴3213は、脚部特徴または取付表面3316を含んでもよい。
図32では、部材3210は、図24におけるようなアパーチャ2422、2424、2426、2428、および2430に類似する、補助アパーチャ3230をさらに含んでもよい。
第1の表面3212および第2の表面3214は、補助アパーチャ3230、3232、3234、3236、および3238を形成するようにさらに合体してもよい。実施例として、第1の表面3212および第2の3214は、唇部3244を形成するように合体してもよい。唇部3244は、補助アパーチャ3232の外側三角形状周縁を画定してもよい。
別の実施例として、三角形アパーチャ3230は、アパーチャ3208に向かって配向される、頂点3240を含んでもよい。頂点3240は、円唇または湾曲であてもよい。また、補助アパーチャ3230の三角形形態は、実質的に、外縁3216と平行に配向される、基部または第1の辺3240を含んでもよい。別の実施例として、補助アパーチャ3236の唇部3244は、第2の辺3246と、第3の辺3448とをさらに含んでもよい。第2の辺3246および第3の辺3248は、基部または第1の辺3242を頂点3240に接続してもよい。
部材3210は、中心部分3250を含んでもよい。中心部分3250は、アパーチャ3208を部材3210の略中心3209に封入してもよい。中心部分3250は、補助アパーチャ3230、3232、3234、3236、および3248のうちの1つ以上をさらに含んでもよい。中心部分3250は、外側部分またはリング3254上に若干隆起されてもよい。
図32では、補助アパーチャ3234を基準にして、中心部分3250は、後退部分3254を含んでもよい。後退部分3254は、補助アパーチャ3230、3232、3234、3236、および3248のそれぞれを中心に位置するアパーチャ3208から分離する。
付加的実施例として、図32および33では、第1の表面3212は、第2の表面3214と合体し、補助アパーチャ3230の唇部3260を形成してもよい。唇部3260は、補助アパーチャ3230の境界を画定してもよい。補助境界は、基部または第1の辺3264と、第2の辺3266と、第3の辺3268とを含んでもよい。第2の辺3266および第3の辺3268は、頂点3262を形成するように合体してもよい。また、第2の辺3266および第3の辺3268は、第1の辺または基部3264と合体し、三角形形状を形成してもよい。第1の辺3264、第2の辺3266、および第3の辺3268はそれぞれ、異なる長さを有してもよい。代替として、第2の辺3266および第3の辺3268は、等しい長さを有してもよい。
図33および34は、音響レンズ3200の上面図および断面図を図示する。破線Aは、音響レンズ3200の断面の位置を図示する。破線BおよびDは、断面との整合に伴う、オリフィス3208の外側周縁を示す。図33の断面図では、オリフィス3208および補助アパーチャ3234を分離する、要素3256が見えてもよい。加えて、破線Cは、破線Aで切り取られる場合、アパーチャ3208の略中心位置3209とともに、断面図の略中心位置を示す。
加えて、図33および34は、第2の辺3214および取付特徴3215を図示する。取付特徴3213は、音響レンズ3200がスピーカアセンブリ3212上に静置し得る、脚部特徴3260を含む。取付特徴3213および脚部特徴3316は、第2の表面3214を取付表面から偏移させるためのリング様特徴として図示される。
図35は、アセンブリ3500の斜視図を図示する。アセンブリ3500は、スピーカ3510に結合される、音響レンズ3200を含んでもよい。スピーカ3510は、モータポットアセンブリ3512と、ダイヤフラムアセンブリ3514とを含んでもよい。加えて、スピーカ3510は、バスケット/ブラケットアセンブリ3530を含み、スピーカアセンブリ3500の取付を促進してもよい。ブラケット3530は、最終的搭載の際、スピーカアセンブリ3500を固着するために、種々の締着具が通過し得る、1つ以上の取付孔3532をさらに含んでもよい。
スピーカ3510および音響レンズ3200は、実質的な気密シール3520によって連結される。実質的な気密シールは、音響レンズ3200の脚部3316をブラケット3530に糊着するための種々の接着剤の使用によって創出されてもよい。代替として、クリップ様特徴または他の締着具(図示せず)を、ブラケット3530と音響レンズ3200との間に挿入される、ガスケット(図示せず)と併用し、実質的密シール3530を創出してもよい。ガスケットは、強磁性または熱的伝導性材料を含んでもよい。
ラウドスピーカ3510の磁気構造は、モータポットアセンブリ3512内に含有される、複数の磁石(図示せず)を含んでもよい。音響レンズ3200は、強磁性材料から構成されてもよい。故に、複数の磁石によって発生する磁束は、少なくとも部分的に、磁束収集器として作用する、音響レンズによって収集されてもよい。
図54は、図35のアセンブリの断面図の実施例を図示する。図54では、戻り磁束線5410は、例示的強磁性音響レンズ3200を通過する。磁束線が進行し得る、距離は、上表面3202および底表面3204における収集によって短縮される。代替として、または加えて、磁束線は、音響レンズ3200の部材3210を通して、伝導されてもよい。強磁性音響レンズは、ブラケット3530およびスピーカフレーム3532と組み合わせて、直接低磁気抵抗と、磁気エネルギーがラウドスピーカ3510内に含まれる空隙内にチャネリングされるための制御経路とを提供してもよい。
音響レンズ3200は、強磁性材料から構築されてもよい。代替として、音響レンズ3200は、強磁性材料で塗膜または塗装されてもよい。音響レンズ3200は、ラウドスピーカの磁気筐体と結合されてもよい。
図54では、ラウドスピーカ3510は、1つ以上の磁石5402を格納する、磁気筐体3516内に所定の構成で配置される、複数の磁石(図示せず)を含んでもよい。強磁性音響レンズ3200は、磁気エネルギーを誘引し、磁気筐体および空隙内に再び集束させてもよい。強磁性音響レンズ3200は、磁気筐体3516内に一体化される磁束収集器5402と、ラウドスピーカのフレーム3532内に、磁束収集器5402と、磁気筐体3516に隣接して、または磁気筐体とフレーム3532との組み合わせと、さらに結合されてもよい。
図54では、磁束線5410は、実質的に、スピーカ装置3500内に含有される。磁石5402によって発生する磁束線5410の少なくとも一部は、磁気的伝導性ac強磁性音響レンズ3200によって収集され、ラウドスピーカのフレーム3532および/または磁束収集器5402の組み合わせを介して、磁気筐体3516に戻される。ある実施例では、磁束収集器5410およびフレーム3532は、単一片に結合されてもよい。
ラウドスピーカ3510は、第1のアセンブリおよび第2のアセンブリを別々に構築することによって製造されてもよい。第1のアセンブリおよび第2のアセンブリはそれぞれ、ラウドスピーカ3510の一部であってもよい。第1のアセンブリは、磁気筐体3516と、磁束収集器5410とを含んでもよい。第2のアセンブリは、支持フレームと、ラウドスピーカの円錐とを含んでもよい。第1のアセンブリおよび第2のアセンブリは、ラウドスピーカを形成するように、着脱可能に結合されてもよい。故に、第1のアセンブリまたは第2のアセンブリは、交換可能部品であってもよい。したがって、第1のアセンブリまたは第2のアセンブリのいずれかは、第1および第2のアセンブリを脱着し、第1のアセンブリまたは第2のアセンブリの一方を交換し、第1のアセンブリまたは第2のアセンブリの他方を再使用し、ラウドスピーカを形成することによって、異なる第1のアセンブリまたは第2のアセンブリと交換されてもよい。
図36、37、および38は、図21、25、および27の音響レンズに類似する、音響レンズ3600を図示する。音響レンズ3600は、上面3602を含む。加えて、音響レンズ3600は、底面3604と、中心部分およびその周囲の複数のオリフィスまたはアパーチャとを含む。部材3610は、第1の表面3612と、第2の表面3614とを含む。第1の表面3612および第2の表面3614は、内側唇部3618を形成するように合体する。内側唇部3618は、実質的に、オリフィス3608の外形を画定する。オリフィス3608は、部材3610の略中心に位置する。
また、第1の表面3612および第2の表面3614は、複数の唇部3620、3622、3624、3626、および3628を形成するように合体してもよい。唇部3620、3622、3624、3626、および3628はそれぞれ、それぞれ、副次的アパーチャ、オリフィス、または通気孔、3630、3632、3634、3636、および3638に対応する。
加えて、内側唇部3620は、突起3640、3642、3644、3646、および3648をさらに画定してもよい。突起3640、3642、3644、3646、および3648は、実質的に、同一平面上にあってもよい。代替として、図1のフェイズプラグ100と同様に、突起3640、3642、3644、3646、および3648は、外向きに偏向してもよい。また、突起3640、3642、3644、3646、および3648は、内向きに偏向してもよい。
さらに、図36は、図37と組み合わせて、突起3640の内部頂点3740を画定する、突起3640に対応する内側唇部3618の区画を図示する。突起3640は、補助アパーチャ3630の少なくとも一部をさらに含んでもよい。内側唇部3618の別の区画は、突起3642の縁をさらに画定する。内側唇部3618は、アパーチャ3608の中心に対して、複数の外側頂点または軌道近点と、内側頂点または軌道遠点とを含んでもよい。実施例として、内側唇部3618は、3742の内側頂点または軌道遠点を含んでもよい。
突起3642は、補助アパーチャ3632の少なくとも一部を含む。内側唇部3618の別の区画は、突起3644の縁を画定してもよい。また、突起3644の縁は、内側頂点3744を含んでもよい。突起3644は、アパーチャ3634の一部をさらに含んでもよい。内側唇部3618の別の区画は、内側頂点3746を含む、突起3646の縁を画定してもよい。突起3646は、補助アパーチャ3636をさらに含んでもよい。内側唇部3618の別の区画は、内側頂点3748を含む、突起3638の縁を画定する。突起3648は、補助アパーチャ3638の少なくとも一部をさらに含んでもよい。
図37および38では、破線Aと破線Dは、オリフィス3608の略中心位置3709で交差する。図37は、音響レンズ3600の断面図をさらに図示する。オリフィス3608は、部材3610内の中心に位置してもよい。加えて、内側唇部3630は、突起3640、3642、3644、3646、および3648と組み合わせて、星様、花形、または星形形状オリフィス3608を形成してもよい。
図37および38では、突起3640の内縁は、突起3642の内縁と合致し、オリフィス3608の外側頂点または軌道近点3660を形成する。また、突起3642の内縁は、突起3644の内縁と合致し、オリフィス3608の外側頂点または軌道近点3662を形成してもよい。また、突起3644の内縁は、突起3646の内縁と合致し、オリフィス3608の外側頂点または軌道近点3664を形成してもよい。突起3646の内縁は、突起3648の内縁と合致し、オリフィス3608の外側頂点または軌道近点3666を形成してもよい。突起3648の内縁は、突起3640の内縁と合致し、外側頂点または軌道近点3668を形成してもよい。
オリフィス3608の略中心3609と、外側頂点または軌道近点3660、3662、3664、3666、および3668のうちの任意の1つとの間の距離は、音響レンズ3600の全体的指向性または周波数応答をさらに改善するように調節されてもよい。アパーチャ3608の略中心3609と、外側頂点または軌道近点3660、3662、3664、3666、および3668のうちの任意の1つとの間の距離は、均一または等しくてもよい。代替として、外側頂点または軌道近点3660、3662、3664、3666、および3668のうちの少なくとも1つの距離は、外側頂点3660、3662、3664、3666、および3668の別の1つまでの距離と異なってもよい。
また、同様に、オリフィス3608の略中心と、内側頂点または軌道遠点3740、3742、3744、3746、および3748との間の距離も、音響レンズ3600の全体的指向性または周波数応答をさらに改善するように調節されてもよい。加えて、各個々の内側頂点または外側頂点までの相対的距離は、音響レンズのそれぞれの無効周波数応答を最小限にするように、個別に調節されてもよい。そうすることによって、所望の周波数帯域内の全体的周波数応答が、最適化され得る。
加えて、補助オリフィス3630、3632、3634、3636、および3638の形状、サイズ、および相対的位置を調節して、音響レンズを通る空気の移動に関連する、挿入損失および歪曲を最適化してもよい。ここでは図示されないが、他の実施例に説明されるように、補助アパーチャのそれぞれの全体的形状および表面積は、同一または異なってもよく、所望の全体的周波数応答、指向性、挿入損失、および歪曲に応じて、個別のサイズを有してもよい。
図38は、音響レンズ3600の底面図3604および側面図である。また、図37にも示されるように、側面図は、部材3610の中心部分3650まで隆起し得る、リッジ3652を図示する。中心部分3650は、図36におけるように、不撓性部分3656を含んでもよい。
図39は、アセンブリ3900の斜視図を図示する。アセンブリ3900は、スピーカ3910に結合される、音響レンズ3600を含んでもよい。スピーカ390は、モータポットアセンブリ3912と、ダイヤフラムアセンブリ3914とを含んでもよい。加えて、スピーカ3910は、バスケット/ブラケットアセンブリ3930を含み、スピーカアセンブリ3900の取付を促進してもよい。ブラケット0530は、最終的搭載の際、スピーカアセンブリ3500を固着するために、種々の締着具が通過され得る、1つ以上の取付孔3532をさらに含んでもよい。
スピーカ3510および音響レンズ3200は、実質的な気密シール3520によって連結される。実質的な気密シールは、音響レンズ3200の脚部3316をブラケット3530に糊着するための種々の接着剤の使用によって創出されてもよい。代替として、クリップ様特徴または他の締着具(図示せず)を、ブラケット3530と音響レンズ3200との間に挿入される、ガスケット(図示せず)と併用して、実質的な気密シール3530を創出してもよい。ガスケットは、強磁性または熱的伝導性材料を含んでもよい。
図40−43は、音響レンズ4000を図示する。図44および45は、スピーカアセンブリ4400内のスピーカとともに、音響レンズ4000の搭載を図示する。
図40では、音響レンズ4000は、上辺4002を含む。音響レンズ4000は、中心に位置するアパーチャ4008を含んでもよい。中心に位置するアパーチャ4008は、空気を音響レンズ4000に通過させる、複数の小穿孔を含む。図42では、音響レンズ4000は、基部4004をさらに含む。音響レンズ4000は、外縁4006によって画定される、外側周縁をさらに含む。
音響レンズ4000は、部材4010を含む。図42では、部材4010は、第1の表面4012と、第2の表面4014とを含む。第1の表面4012は、第2の表面4014と合体し、外周縁縁4006を形成する。加えて、外縁4006は、取付特徴4013を含むように適合される。取付特徴4013は、孤立部分ならびに脚部部分4016を含む。脚部部分4016は、図40および45に関して論じられるように、スピーカアセンブリと嵌合するように適合される。
図40は、穿孔アパーチャ4008が、中心に位置するドーム4020を含むようにさらに図示する。ドーム4020は、穿孔部分と、ドーム4020の尖部に位置する、無孔部分4022とを含む。無孔部分4022は、中実であって、スクリムのための糊着点を提供するように形成される。
部材4010は、円錐区画4024をさらに含む。円錐区画4024は、ドーム4020と接続し、第1の表面4012に合体物または襞4034を形成する。部材4010の輪郭は、構造的不撓性を提供してもよい。部材4010は、円錐区画4024とドーム4020の両方を囲繞する、軸対称中実部分をさらに含む。円錐区画4024は、中実部分4030と合体し、合体物4034を形成する。加えて、円錐区画4024は、無孔または中実部分4032と、穿孔部分4036とに分割されてもよい。穿孔部分4040の外側境界は、他のフェイズプラグおよび響レンズに関して説明されるように、種々の幾何学的形状に配列されてもよい。
図41は、音響レンズ4000の上面図および断面図を図示する。破線Bおよび破線Dは、ドーム4020と円錐区画4024との合体物によって創出される、同心襞の破線Aとの相対的位置を示す。ドームの尖部は、破線Aと破線Cの交点に位置する。
音響レンズ4000が、鋼鉄等の金属から作製される場合、同心襞とドーム特徴4020との組み合わせは、機械的強度を提供し、音響レンズ4000を不撓化する。機械的不撓化は、サウンド再生の間、穿孔アパーチャ4008の振動を低減するように調節されてもよい。図41の断面図では、取付特徴4013は、同心脚部4016を含んでもよい。取付特徴4013は、縁4015を含んでもよい。縁4015は、外側周縁または外縁4006を画定してもよい。
図42は、音響レンズ4200の基部4004を図示する。図41と同様に、破線BおよびDは、ドーム4020の外側周縁を境界する。加えて、図41と同様に、破線Cは、音響レンズ4000の中心点を通過する。しかしながら、ドーム4020の尖部4022は、穿孔アパーチャ4020の所望の不撓性に応じて、第1の平面上、下、または近傍のいずれかに位置してもよい。同様に、襞4110の相対的位置は、第2の平面に対して調節され、有効アパーチャ4008の適切な不撓性を提供してもよい。
図44は、スピーカアセンブリ4400を図示する。スピーカアセンブリ4400は、音響レンズ4000と、スピーカ4410とを含んでもよい。図45では、スピーカ4410は、磁気4510を保持する、スピーカポット4412を含んでもよい。加えて、スピーカ4410は、外殻4014と、取付リング4416とをさらに含んでもよい。アセンブリ4400では、音響レンズ4000は、4420で実質的な気密シールを形成するように、スピーカ4410と合体される。上述のように、気密シール4420は、接着剤または糊の使用によって得られてもよい。代替として、ガスケット(図示せず)が、スピーカ4410と音響レンズ4000との間に挿入されてもよい。付加的取付ハードウェアを使用して、スピーカ4410に対して、音響レンズ4000を定位置に保持し、実質的な気密シール4420を創出してもよい。
図45は、図44に示される、アセンブリの断面図を図示する。スピーカ4410は、モータポット4412内に常駐する、磁石4510を含む。スピーカ4410は、ダイヤフラム4522に結合される、ダストキャップ4520をさらに含む。ダイヤフラム4522は、サラウンド4512に連結する。ドーム4020は、ダストキャップ4520およびスピーカ4410に対して、下方に凸状である。円錐区画4024の角度は、スピーカと音響レンズ4000の底面4004との間の所望の体積を創出するように調節されてもよい。加えて、円錐区画4024の角度内のドーム4020の湾曲は、ダストキャップ4520およびダイヤフラム4522に対して、襞4110を配置するように調節されてもよい。
図46は、音響レンズ4600の上面図を図示する。音響レンズ4600は、図36−39の音響レンズ3600および図40−45の音響レンズ4000に類似する。
音響レンズ4600は、中心に位置し、音響レンズ4000に類似する有効アパーチャ4608を形成し得る、複数の穿孔または孔を含む。音響レンズ3600と同様に、穿孔は、星様形状、星形形状、または花形形状を含み得る、有効アパーチャ4008を形成するように配列される。音響レンズ4000と同様に、音響レンズ4600は、ドーム形状部分4609と、円錐部分4610とを含んでもよい。
加えて、音響レンズ4600は、補助アパーチャ、予備アパーチャ、または通気孔4630、4632、4634、4636、および4638を形成するように配列される、付加的穿孔または孔を含んでもよい。
補助アパーチャ、予備アパーチャ、または通気孔4630、4632、4634、4636、および4638は、境界を画定するように配列されてもよく、境界は、形状をさらに画定する。補助アパーチャ、予備アパーチャ、または通気孔4630、4632、4634、4636、および4638のそれぞれの境界は、三角形形状、星様形状、星形形状、花形形状、円形形状、および/または楕円形形状を画定してもよい。実施例として、補助アパーチャ4630は、星様形状を含んでもよい。予備アパーチャ4632、4634、4636、および4638は、円形形状を含んでもよい。
穿孔は、等しい形態および断面領域を有してもよい。代替として、穿孔は、異なる表面積を有してもよい。実施例として、補助アパーチャ4630を形成する穿孔は、断面領域が異なる。
図47は、図36−39の音響レンズ3600および図46の音響レンズ4600に類似する、音響レンズ4700の上面図を図示する。音響レンズ4700は、星様形状、星形様形状、または花形様形状を含み得る、アパーチャ4708を含んでもよい。音響レンズ4700は、アパーチャ4608を画定する、内側唇部を含む。内側唇部は、複数の外側頂点または軌道近点4760、4762、4764、4766、および4768と、内側頂点または軌道遠点4740、4742、4744、4746、および4748とを含む。
アパーチャ4708の略中心に対して、内側頂点または軌道近点4740、4742、4744、4746、および4748のそれぞれまでの距離は、異なってもよい。例えば、破線4782は、アパーチャ4708の中心と軌道近点4768との間の距離を示す。また、アパーチャ4708の中心に対して、内側頂点または軌道遠点4740、4742、4744、4746、および4748のそれぞれまでの距離も、異なってもよい。例えば、破線4780は、アパーチャ4708の中心と内側頂点または軌道遠点4766との間の距離を示す。
図1−46では、フェイズプラグおよび音響レンズは、主アパーチャを含んでもよい。例えば、図1では、アパーチャ140は、主アパーチャサイズを有する、主アパーチャであってもよい。図20−31では、音響レンズ2000、2100、2200、2300、2400、2500、2600、2700、2800、2900、3000、および3100は、それぞれの主アパーチャ2010、2110、2210、2310、2410、2510、2610、2710、2810、2910、3010、および3110を含んでもよい。図32−46では、フェイズプラグ、フェイズプラグ、および音響レンズ3200、3600、4000、4600、および4700は、主アパーチャまたは有効アパーチャ3208、3608、4008、4608、および4708を含んでもよい。
フェイズプラグまたは音響レンズのそれぞれの主アパーチャサイズは、以下のように、所望の周波数範囲内の所与の指向性指数(DI)標的に合致するように選択されてもよい。
Figure 2012500535
式中、DI=指向性指数(dB)
Figure 2012500535
k=波数(m−1)、
f=周波数(Hz)、
c=空気中の音速(m/s)=343、
a=アパーチャ半径(m)、および
=一次ベッセル関数である。
第1の実施例として、アパーチャ半径a=.023mであって、直径約47mmであって、約1735mmのアパーチャ表面積に対応する。故に、4000Hzの周波数では、予測される指向性指数(DI)は、略2dBである。図48は、最大約4000Hzまでの使用のために最適化される、音響レンズの性能を図示する。
線4810は、音響レンズを伴うスピーカの軸上応答である。線4812は、音響レンズを伴うスピーカの電力応答である。線4810と線4812との間の差異は、指向性指数4830である。線4820は、音響レンズを伴わないスピーカの軸上応答であ。線4822は、音響レンズを伴わないスピーカの電力応答である。
線4820と線4822との間の差異は、指向性指数4832である。図48に示されるように、音響レンズを伴うスピーカアセンブリは、10,000Hzを通して、より低い指向性を有する。加えて、2000Hzにおいて、線4810および4812を線4820および4812と比較すると、音響レンズを伴うスピーカの電力出力は、音響レンズを伴わないスピーカを上回る。
フェイズプラグまたは音響レンズのそれぞれのHelmholtz共振周波数および「Q」(ピーク高度)は、以下のように、所望の周波数範囲内において増幅率を影響するように選択されてもよい。
Figure 2012500535
Figure 2012500535
式中、
=Helmholtz共振周波数(Hz)、
c=空気中の音速(m/s)=343、
S=アパーチャの表面積(m),
L’=アパーチャの有効長[厚さ](m)≒1.7a、
a=アパーチャ半径(m)、
V=スピーカダイヤフラムとフェイズプラグとの間の空気の体積(m)、
Q=Helmholtz共振線質係数、
m=ρSL’、
m=アパーチャ内の空気の質量(kg)、
ρ=空気の密度(kg/m)=1.21、
Figure 2012500535
=音響放射抵抗(Ns/m)、および
=機械抵抗(Ns/m)。
アパーチャ表面積(S)1735mm、体積(V)40000m、有効アパーチャ厚(L’)40mm、および機械抵抗(R)0.27Ns/mを有する、フェイズプラグまたは音響レンズの場合、Helmholtz共振周波数(f)は、1800Hzであって、Hermholtz共振線質係数(Q)は、6dBである。図48のデータに示されるように、本関係は、図48上部のPWL曲線4812を図48上部のPWL曲線4822と比較することによって、確証され得る。PWL曲線4812は、1800Hzで6dBの高さを伴う、中心ピークを有する。
スピーカおよびフェイズプラグまたは音響レンズのアセンブリの音響低域挙動および/または「空洞共振」(Tπ)が、予測され得る。平方メートル(m)で測定される、ダイヤフラムの表面積(S)、同様に、平方メートル(m)で測定される、アパーチャ表面積(S)を有するフェイズプラグまたは音響レンズ、および有効アパーチャ厚(L’)を有するスピーカの場合、
Figure 2012500535
従って、立法メートル(m)で測定される、スピーカと合体されるフェイズプラグまたは音響レンズのダイヤフラムの体積変位Vに対する、dBで測定される、挿入損失(IL)は、
Figure 2012500535
として、実験的に予測され得る。
実施例として、アパーチャ表面積(S)570mmおよびダイヤフラムの体積変位(V)3877mmの場合、予測される挿入損失(IL)は、0.5dBである。予測されるILの確証は、図48のデータによって示される。SPL伝達関数曲線4810は、約0.5dBである、ILを画定する、平坦、一定、かつ低周波数部分を示す。他の例示的音響レンズは、1dB未満の挿入損失を有する。
効果に関連する、歪曲および挿入損失は、音響レンズのアパーチャの全体的表面積を調節することによって、低減されてもよい。例えば、1dB未満の音響レンズの挿入損失を有する音響レンズの場合、複数の補助アパーチャが、追加されてもよい。補助アパーチャはそれぞれ、表面積「S」を含んでもよい。
代替として、補助アパーチャすべての平均断面表面積は、「S」であってもよく、補助アパーチャのうちの少なくとも1つは、異なる寸法または断面表面積を有する。補助アパーチャの平均断面表面積または総追加断面領域を調節し、表面積「S」およびSすべての組み合わせに対して、スピーカの体積変位「Vd」の所望の比率を維持してもよい。例えば、ある場合には、10未満の圧縮比が、望ましくてもよい。
音響レンズは、ラウドスピーカの指向性を向上させ得る。加えて、音響レンズは、SPL/PWL周波数応答、挿入損失、および歪曲に及ぼす負の影響を最小限にし得る。ある周波数範囲では、SPL/PWLは、低減され得るが、別の利点として、本明細書に説明される音響レンズは、他の周波数領域では、SPL/PWLを増加させ得る。本明細書に説明される音響レンズの別の利点は、音響低域フィルタリング挙動である。これらの改良は、本質的に、任意のオーディオ周波数において得られ得る。改良は、典型的には、少なくとも1オクターブから2オクターブ以上の周波数範囲に及ぶ。
図48では、フェイズプラグまたは音響レンズを伴うスピーカの出力は、全体的音力出力を向上させ得る。向上した全体的音力出力は、動作帯域幅(200−4000Hz)にわたって、フェイズプラグまたは音響レンズ4822を伴わない同一スピーカの電力出力と、フェイズプラグまたは音響レンズ4812を伴う同一スピーカの電力出力との比較によって示され得る。指向性指数は、その動作帯域幅にわたって、フェイズプラグまたは音響レンズを伴わないスピーカより、フェイズプラグまたは音響レンズを伴うスピカーにおいて低くなる。故に、フェイズプラグまたは音響レンズを伴うスピーカアセンブリは、同時に、フェイズプラグまたは音響レンズを伴わない同一スピーカアセンブリより広い聴取角度にわたって、向上した音力出力を有し得る。
図49では、スピーカアセンブリ内の音響レンズの挿入損失4910は、1000Hz以下で0.5dB未満である。加えて、挿入損失は、315Hzから1000Hzの周波数範囲にわたって、フェイズプラグの比較的高挿入損失4920より低くかつ長くあり続ける。
図50Aおよび50Bでは、極性応答データは、図1−47のフェイズプラグ、音響レンズ、またはアセンブリの実施例の指向性改良を示す。図50Aでは、プロットは、フェイズプラグまたは音響レンズを伴う、異なる軸外角度における、スピーカの極性応答を示す。図50Bでは、プロットは、フェイズプラグまたは音響レンズを伴わない、異なる軸外角度における、スピーカの極性応答を示す。スピーカ5150、5151、5052、5053、5054、5055、5056、5057、および5058を伴わない、スピーカ応答は、それぞれ、0度、10度、20度、30度、40度、50度、60度、70度、および80度の軸外における軸外応答に対応する。
図50Aでは、軸上正規化極性応答の性質の群化5012は、0dbで群化される。5010における軸外正規化極性応答の群化は、性質が10db内で群化されることを示す。対照的に、図50Bでは、軸外正規化応答の群化5020は、80度の軸外位置に拡散し、低密度に群化される。音響レンズの有無によるスピーカの応答の性質の比較は、ラウドスピーカの軸上位置からの種々の軸外角度における、極性応答の群化の緊密性によって特性化されてもよい。
向上した指向性性能の別の実施例として、51Aでは、音響レンズを伴わないスピーカからの軸外音圧レベル(SPL)データは、応答曲線の比較的緊密な群化5110、5112、および5114を有する。対照的に、図Bでは、軸外音圧レベルデータは、群化5120および5122を有する。比較的に緊密な群化5110、5112、および5114は、向上した指向性に対応する。対照的に、図51Bでは、各軸外位置に対するSLPの群化5110および5112は、実質的かつ非均一に分化する。
図52では、THDデータ5220は、フェイズプラグの実施例の比較的高歪曲効果を表し、比較的高歪曲は、システムの性能に約4.5%の付加的THDを追加する。対照的に、THDデータ5220は、本明細書に説明される、音響レンズを伴うスピーカアセンブリのTHDを表し、THDは、比較的低く、以下1.6%以下の付加的THDを追加する。
図53は、音響レンズを伴わないスピーカの音圧レベル(SPL)、電力ワットレベル(PWL)、および指向性指数(DI)のデータの典型を図示する。図53では、音圧レベル(SPL)5310、電力ワットレベル(PWL)5312、および指向性指数(DI)5330は、スピーカおよび音響レンズを有するアセンブリの性能に対応する。対照的に、音圧レベル(SPL)5320、電力ワットレベル(PWL)5322、および指向性指数(DI)5332は、音響レンズを伴わない同一スピーカの性能に対応する。
図53では、音響レンズを伴わないスピーカの軸上応答5320は、音響レンズを伴わないスピーカの電力応答5322と対比される。軸上応答5320と電力応答5322との間の差異は、指向性指数5232である。図48に示されるように、音響レンズを伴うスピーカアセンブリは、20,000Hzを通して、より低い指向性を有する。加えて、約1800Hzにおいて、音響レンズを伴うスピーカの軸上応答5310および電力応答5312と、音響レンズを伴わないスピーカの軸上応答5320および電力応答5322とを比較すると、音響レンズを伴うスピーカの電力出力は、音響レンズを伴わないスピーカを上回る。
フェイズプラグまたは音響レンズは、強磁性材料を含む、または強磁性特性を有する、材料から形成されてもよい。あるフェイズプラグまたは音響レンズは、穿孔表面を含んでもよい。代替として、フェイズプラグまたは音響レンズは、フェイズプラグまたは音響レンズのアパーチャ上に強磁性メッシュを含んでもよい。他の実施例では、フェイズプラグまたは音響レンズは、磁束収集を改善するために、再びスピーカに磁気的に結合されてもよい。遊離磁束の低下に加え、上述のような向上した磁束収集は、スピーカの効率性を向上させ得る。加えて、フェイズプラグを形成する材料は、熱放散を向上させ、遊離磁束遮蔽、および上述のような磁束収集を提供するように選択されてもよい。
本発明の種々の実施例が説明されたが、さらに多くの実施例および実装が、発明の範囲内で可能であることは、当業者には明白であるだろう。故に、本発明は、制限されるものではなく、但し、添付の請求項およびその同等物に照らして考慮される。
本発明の他のシステム、方法、および利点は、以下の図および発明を実施するための形態を検討することによって、当業者には明白である、または明白となるであろう。そのような付加的システム、方法、特徴、および利点はすべて、本説明内に含まれ、本発明の範囲内にあって、以下の請求項によって保護されることが意図される。
(項目1)
スピーカアセンブリの指向性性能を向上させるための装置であって、
第1の表面および第2の表面を含む、部材を備えており、
該第1の表面と該第2の表面とが、第1の縁を形成するように合体して、周縁を画定し、該周縁は、取付特徴を含み、
該第1の表面および該第2の表面は、該部材を通る有効アパーチャを画定するように配列される複数の穿孔を形成するようにさらに合体し、
該部材は、該有効アパーチャと該取付特徴との間にある中実部分をさらに含み、該中実部分の少なくとも一部は、実質的に第1の平面上にあり、
該取付特徴は、第2の平面上にある脚部特徴を含み、該脚部特徴は、スピーカと嵌合して、該スピーカと該部材の脚部特徴との間に実質的な気密シールを形成するように適合され、
該有効アパーチャの一部は、尖部およびドーム基部を有するドーム表面を含み、該尖部は、該第1の平面上にあり、該ドーム基部は、第3の平面に近接してあり、該第3の平面は、該第1の平面と該第2の平面との間にあり、
該部材は、該ドーム表面の該ドーム基部と該中実部分との間にある実質的に円錐の区画をさらに含む、装置。
(項目2)
前記実質的に円錐の区画の少なくとも一部は、前記複数の穿孔の一部を含む、項目1に記載の装置。
(項目3)
前記複数の穿孔は、前記有効アパーチャの境界を形成するように配列され、該有効アパーチャの外側境界は、星形形状、花形形状、および星様形状のうちの少なくとも1つを含む、項目1−2に記載の装置。
(項目4)
前記ドーム表面は、凸状ドームとして形成され、前記実質的に円錐の区画と該凸状ドームとの間の接続は、襞を形成する、項目1−3に記載の装置。
(項目5)
前記部材を通る前記有効アパーチャを画定するように配列される前記複数の穿孔は、該有効アパーチャ内の中心に位置する無孔部分を形成するようにさらに配列される、項目1−4に記載の装置。
(項目6)
スピーカアセンブリの指向性性能を向上させるための装置であって、
第1の表面および第2の表面を含む部材を備えており、
該部材は、該第1の表面と該第2の表面との第1の合体物をさらに含み、該第1の合体物は、オリフィスを囲繞する複数の突起を画定するように内側唇部を形成し、
該第1の表面と前記第2の表面とは、該部材の周縁を形成するようにさらに合体し、該周縁は、取付特徴を含み、
該取付特徴は、スピーカと嵌合し、該スピーカと該部材の脚部部分との間の実質的な気密シールを形成するように適合される脚部部分を含み、
該複数の突起の各々は、該複数の突起のうちの隣接する1つの突起の外側輪郭と交差して、該オリフィスの中心点に対して、複数の外側頂点を形成する外側輪郭を含み、
該突起は、該オリフィスの中心点に対して、内側に位置する頂点をさらに含む、装置。
(項目7)
前記複数の突起の内側頂点と、前記オリフィスの外側頂点とは、不規則な星形形状を形成するように結合する、項目6に記載の装置。
(項目8)
前記外側頂点のうちの第1の外側頂点は、前記オリフィスの中心点から第1の外側頂点距離に位置し、
該外側頂点のうちの第2の外側頂点は、該オリフィスの中心点から第2の外側頂点距離に位置する、項目6−7に記載の装置。
(項目9)
前記複数の内側に位置する頂点のうちの第1の内側に位置する頂点は、前記オリフィスの中心点から第1の距離に位置し、
該複数の内側に位置する頂点のうちの第2の内側に位置する頂点は、該オリフィスの中心点から第2の距離に位置する、項目6−8に記載の装置。
(項目10)
前記複数の内側に位置する頂点のうちの第1の内側に位置する頂点は、前記オリフィスの中心点から第1の距離に位置し、
該複数の内側に位置する頂点のうちの第2の内側に位置する頂点は、該オリフィスの中心点から第2の距離に位置する、項目6−9に記載の装置。
(項目11)
前記第1の表面と前記第2の表面とは、複数の予備アパーチャの複数の周縁を形成するように合体する、項目6−10に記載の装置。
(項目12)
前記予備アパーチャのうちの少なくとも1つは、前記突起のうちの1つの一部の中に位置する、項目11に記載の装置。
(項目13)
前記予備アパーチャのうちの少なくとも1つは、該予備アパーチャのうちの該少なくとも1つの周縁内の複数の穿孔によって形成される有効予備アパーチャである、項目11−12に記載の装置。
(項目14)
前記予備アパーチャのうちの少なくとも1つの周縁のうちの少なくとも1つは、星様形態、花形様形態、および円形様形態のうちの少なくとも1つの形状を有する断面領域を画定する、項目11−13に記載の装置。
(項目15)
前記予備アパーチャのうちの少なくとも1つの周縁のうちの少なくとも1つは、三角形様形状および円形様形状のうちの少なくとも1つを含む、断面領域を画定する、項目11−14に記載の装置。
(項目16)
各予備アパーチャは、断面アパーチャ表面積を含み、
各断面アパーチャ表面積の和は、前記オリフィスおよび該予備アパーチャのすべての結合された断面領域の和を介して判定された体積変位に関連する、項目11−15に記載の装置。
(項目17)
スピーカと、
該スピーカに嵌合される音響レンズであって、第1の表面および第2の表面を含む、音響レンズと
を備えており、
該第1の表面と該第2の表面とは、内側唇部を形成するように合体して、該音響レンズ内の中心に位置するオリフィスを画定し、該オリフィスは、主断面領域を含み、
該第1の表面と該第2の表面とは、該音響レンズの周縁を形成するようにさらに合体し、該周縁は、取付特徴を含み、
該取付特徴は、脚部部分を含み、該脚部部分は、該スピーカと嵌合して、該スピーカと該音響レンズの脚部部分との間の実質的な気密シールを形成するように適合され、
該第1の表面と該第2の表面とは、複数の補助唇部を形成するようにさらに合体して、複数の補助アパーチャを画定する、アセンブリ。
(項目18)
前記補助唇部は、前記補助アパーチャの各々の断面領域を画定し、該補助アパーチャの各々の断面領域は、三角形様形状を含む、項目17に記載の装置。
(項目19)
前記三角形様形状は、基部および頂点を含み、
前記補助アパーチャの各々は、前記オリフィスに最も近くに該三角形様形状の頂点を配置し、前記音響レンズの周縁に最も近くに該三角形様形状の基部を配置する、項目17−18に記載の装置。
(項目20)
前記補助唇部は、前記補助アパーチャの各々の断面領域を画定し、該補助アパーチャは、前記オリフィスの前記内側唇部の周りに均一に分散される、項目17−19に記載の装置。
(項目21)
前記補助唇部は、前記補助アパーチャの各々の断面領域を画定し、
すべての該補助アパーチャの断面領域は、等しい、項目17−20に記載の装置。
(項目22)
前記スピーカは、ダイヤフラムを含み、
前記補助唇部は、前記補助アパーチャの各々に対して断面領域を画定し、
該補助唇部の断面領域の和は、前記オリフィスの断面領域および該ダイヤフラムの体積変位に基づいて選択される、項目17−21に記載の装置。
(項目23)
前記オリフィスの主断面領域は、前記スピーカのダイヤフラムの体積変位に基づいて、選択される、項目17−22に記載の装置。
(項目24)
スピーカアセンブリの指向性性能を向上させる装置であって、
スピーカと、
該スピーカに嵌合する音響レンズであって、第1の表面および第2の表面を含む、音響レンズと
を備えており、該音響レンズは、周縁を画定する第1の縁を形成する、該第1の表面と該第2の表面との第1の合体物をさらに含み、該周縁は、取付特徴を含み、
該第1の表面と該第2の表面とは、該音響レンズを通る有効アパーチャを画定するように配列される、複数の穿孔を形成するように合体し、
該音響レンズは、該有効アパーチャと該取付特徴との間にある、中実部分をさらに含み、該中実部分の少なくとも一部は、実質的に第1の平面上にあり、
該取付特徴は、第2の平面上にある脚部特徴を含み、該脚部特徴は、該スピーカと嵌合し、該スピーカと該音響レンズの脚部特徴との間に実質的な気密シールを形成するように適合され、
該有効アパーチャの一部は、尖部およびドーム基部を有する凸状ドーム表面を含み、該尖部は、該第1の平面に近接してあり、該凸状ドーム基部は、第3の平面に近接してあり、該第3の平面は、該第1の平面と該第2の平面との間にあり、
該音響レンズは、該ドーム表面の凸状ドーム基部と該有効アパーチャを囲繞する中実部分との間にある、実質的に円錐の区画をさらに含む、装置。
(項目25)
前記実質的に円錐の区画の少なくとも一部は、前記複数の穿孔の一部を含む、項目24に記載の装置。
(項目26)
前記複数の穿孔は、前記有効アパーチャの境界を形成するように配列され、該有効アパーチャの外側境界は、星形形状、花形形状、および星様形状のうちの少なくとも1つを含む、項目24に記載の装置。
(項目27)
取付リングおよびダイヤフラムを含むスピーカであって、該スピーカは、該ダイヤフラムの体積変位「Vd」を含み、該体積変位は、該ダイヤフラムの移動によって変位させられる空気の体積である、スピーカと、
断面アパーチャ表面積「S」を有する、中心に位置するアパーチャを含む音響レンズであって、該スピーカの取付リングに嵌合し、実質的な気密シールを形成する、音響レンズと
を備えており、該スピーカの該断面アパーチャ表面積は、ある周波数範囲内の該スピーカに対して、該音響レンズの所望の挿入損失「IL」を得るように構成され、挿入損失は、該周波数範囲内において、
Figure 2012500535
である、装置。
(項目28)
前記音響レンズの挿入損失は、0.5dB以下である、項目27に記載の装置。
(項目29)
前記音響レンズの挿入損失は、1dB未満であって、該音響レンズは、複数の補助アパーチャをさらに含み、該補助アパーチャの各々は、表面積「S 」を含み、前記スピーカの体積変位「Vd」と、全表面積「S 」とSとの組み合わせとの最大比は、10未満の圧縮比を画定する、項目27に記載の装置。
(項目30)
放射スピーカの向上した指向性性能のためのアセンブリであって、
スピーカと、
第1の表面および第2の表面を含む、音響レンズと
を備えており、該第1の表面と該第2の表面とは、該音響レンズの周縁を形成するように合体し、
該音響レンズの周縁は、取付特徴を含み、該音響レンズは、該取付特徴に嵌合し、該スピーカと該音響レンズとの間に実質的な気密シールを形成し、
該第1の表面と該第2の表面とは、実質的に該音響レンズの中心位置に位置する、アパーチャの周縁を画定するように合体する、アセンブリ。
(項目31)
前記スピーカは、サウンド生成表面を含み、前記音響レンズの中心位置は、該スピーカのサウンド生成表面上の略中心に位置する、項目30に記載のアセンブリ。
(項目32)
前記音響レンズのアパーチャは、有効アパーチャであって、該有効アパーチャは、該音響レンズを通る該有効アパーチャの周縁を画定するように配列される、複数の穿孔を含む、項目30に記載のアセンブリ。
(項目33)
前記音響レンズの有効アパーチャの周縁は、星形形状形態として形成される、項目30に記載のアセンブリ。
(項目34)
サウンドシステムからの指向性オーディオ性能を向上させる装置であって、
取付特徴およびサウンド発生表面を含む、ラウドスピーカと、
該ラウドスピーカの取付特徴に取り付けられるフェイズプラグであって、第1の部材および第2の部材を含み、
該第1の部材は、第1の表面、第2の表面、および該第1の部材の周縁を画定する第1の縁を含み、該第1の表面と該第2の表面とは、オリフィスの周りに花弁を画定する内側唇部を形成するように合体し、
該第2の表面は、該オリフィスを囲繞する突起をさらに含み、該第1の部材は、該第2の表面から突出する支持部材をさらに含み、各支持部材は、該花弁のうちの1つに取着され、
該第2の部材は、第3の表面および第4の表面を含み、該第3の表面は、該オリフィスに向かって配向される天頂を有する、突出部を含み、
該第3の表面は、支持点をさらに含み、各支持部材は、該第2の表面が、該第3の表面に直面するように該支持点のうちの1つに連結され、該花弁の各々は、該第3の表面から離れる撓みを含み、
該第4の表面は、該第4の表面の実質的に中心にある陥凹の周縁を画定する、面取りを施した縁を含み、該第4の表面は、該スピーカのサウンド発生表面に対向するように配向され、
該複数の突起の各々は、第1の突起面および第2の突起面を含み、各第1の突起面は、該スピーカの該サウンド生成表面に対向するように面取りが施され、各第2の突起面は、該第3の表面に実質的に対向するように面取りが施され、
該第2の表面は、チャネルをさらに含み、各チャネルは、該複数の突起のうちの2つの間に配置される、フェイズプラグと、
該サウンド生成表面に対向するように配向される開口部であって、各開口部は、該第2の表面、該第3の表面、および該支持部材のうちの2つによって形成され、該支持部のうちの1つは隣接し、該開口部の各々は、断面領域を形成し、該開口部のうちの少なくとも1つの断面領域は、該開口部の別の断面領域と異なる、開口部と
を備える、装置。
(項目35)
前記花弁のうちの1つへの各支持部材の取着は、該花弁上で歪曲されるかまたは偏移される、項目34に記載の装置。
(項目36)
前記突出部の天頂は、前記第1の表面の第1のレベルを上回る、項目35に記載の装置。
(項目37)
前記突出部は、実質的に円錐形である、項目35に記載の装置。
(項目38)
前記オリフィスは、星形として成形される断面を含む、項目34に記載の装置。
(項目39)
各第2の突起面は、前記第2の表面の内側部分を画定する内側縁を有し、前記星形形状断面は、頂点を含み、各頂点は、該第2の表面の内側周縁を越えて突出する、項目38に記載の装置。
(項目40)
少なくとも1つの頂点は、前記突起のうちの1つの第2の突起面内に突出する、項目39に記載の装置。
(項目41)
前記花弁のうちの1つに取着される各支持部材はまた、前記複数の突起のうちの1つにも対称的に取着される、項目34に記載の装置。
(項目42)
サウンドシステムからの指向性オーディオ性能を向上させるフェイズプラグであって、
第1の第1の表面および第2の表面を含む、第1の部材と、
該第1の部材の周縁を形成する第1の縁であって、該第1の表面と第2の表面との第1の合体物は、該第1の縁を形成する、第1の縁と、
オリフィスの周囲に突起を形成するように内側唇部を形成する、該第1の表面と第2の表面との第2の合体物であって、各突起は、該オリフィスの区画の輪郭を描く縁および各突起の交点を含み、隣接する突起のうちの1つは、該区画の頂点の1つの輪郭をさらに描き、該第1の部材は、該第2の表面から生じる支持部材をさらに含む、第1の表面と第2の表面との第2の合体物と、
第3の表面および第4の表面を含む第2の部材であって、該第3の表面は、該第2の表面に対向し、該第3の表面は、支持位置によって囲繞されるドーム特徴を含み、各支持部材は、該支持位置のうちの1つにおいて、該第3の表面に連結され、該突起の各々は、該第3の表面から離れる撓みを含む、第2の部材と、
アパーチャであって、該第2の表面、該第3の表面、および該複数の支持部材のうちの2つの組み合わせによって形成され、該複数の支持部材のうちの2つは隣接している、アパーチャと
を備えており、該区画のうちの1つの各頂点は、該アパーチャのうちの1つと連繋され、
少なくとも1つの区画は、該少なくとも1つの区画と連繋される、該アパーチャのうちの1つと対称的に整列している、フェイズプラグ。
(項目43)
サウンドシステムからの指向性オーディオ性能を向上させる装置であって、
取付特徴およびサウンド発生表面を含む、ラウドスピーカと、
該ラウドスピーカの取付特徴に取着されるフェイズプラグであって、
第1の部材および第2の部材を含み、該第1の部材は、第1の表面および第2の表面を含み、該第1の表面と第2の表面との第1の合体物は、周縁を形成し、該第1の表面と該第2の表面との第2の合体物は、オリフィスの周囲に突出部を画定するように内側唇部を形成し、
該第2の表面は、該オリフィスを中心として配置される突起をさらに含み、該第1の部材は、該第2の表面から突出する支持部材をさらに含み、
該第2の部材は、第3の表面および第4の表面を含み、該第3の表面は、支持位置をさらに含み、各支持部材は、該支持位置のうちの1つに連結される、フェイズプラグと、
該スピーカのサウンド発生表面に対向するように配向される開口部であって、各開口部は、該オリフィスと連絡し、各開口部は、該第3の表面、隣接する該支持部材のうちの2つ、および該突出部のうちの少なくとも2つによって形成され、
該第4の表面は、該スピーカのサウンド発生表面に対向するように構成される、開口部と
を備える、装置。
(項目44)
サウンドシステムからの指向性オーディオ性能を向上させるフェイズプラグであって、
第1の表面および第2の表面を含む第1の部材であって、該第1の表面と第2の表面との第1の合体物は、該第1の部材の周縁を形成する第1の縁を形成し、該第1の表面と該第2の表面との第2の合体物は、突起を形成する内部縁を形成し、該複数の突起は、アパーチャの境界を形成し、該突起は、天頂を有する円錐台の表面に実質的に適合し、該アパーチャは、該円錐台の天頂における開口部および該円錐台を通る区画を含み、各区画は、隣接する対の該突起間の該円錐台の天頂における該開口部から放射状に広がり、該第1の部材は、該第2の表面から生じる支持部材をさらに含む、第1の部材と、
第3の表面および第4の表面を含む第2の部材であって、該第3の表面は、支持点を含み、各支持部材は、該支持点のうちの1つに連結される、第2の部材と、
アパーチャであって、各アパーチャは、該第2の表面、該第3の表面、および複数の支持部材のうちの2つによって形成され、該複数の支持部材のうちの2つは、隣接している、アパーチャと
を備える、フェイズプラグ。
(項目45)
スピーカの指向性応答を向上させるフェイズプラグであって、
第1の表面および第2の表面を含む第1の部材であって、該第1の表面と第2の表面とは、周辺縁を創出するように連結し、該第1の表面と第2の表面との合体物は、内側唇部を形成し、該内側唇部は、アパーチャを形成するように3次元で輪郭が描かれる一式の実質的に放物線の湾曲縁によって形成されるアパーチャ縁を含み、実質的に放物線の湾曲縁は、中心開口部から外向きに放射状に広がる楔形状開口部の輪郭をさらに描く、第1の部材と、
第3の表面および第4の表面を含む第2の部材であって、該第3の表面は、該第2の表面に実質的に対向するように配向され、該第3の表面と前記第4の表面との合体物は、周縁を形成する、第2の部材と、
支持部材であって、各支持部材は、該第2の表面に取着される第1の端部を含み、各支持部材は、該第3の表面に取着される第2の端部をさらに含む、支持部材と、
開口部であって、該開口部は、該第2の表面、該第3の表面、該支持部材のうちの2つによって形成され、該支持部材のうちの2つは隣接している、開口部と
を備える、フェイズプラグ。
(項目46)
各楔形状開口部は、前記開口部のうちの1つに向かって配向され、各楔形状開口部は、前記第2の部材の周縁縁を越えて突出する、項目45に記載のフェイズプラグ。
(項目47)
前記アパーチャは、有効断面領域を有し、前記開口部の各々は、開口部断面領域を有し、
該開口部の各々の開口部断面領域の和は、該アパーチャの有効断面領域と略同一である、項目45に記載のフェイズプラグ。
(項目48)
前記開口部の各々の断面領域は、略等しい、項目45に記載のフェイズプラグ。
(項目49)
前記開口部の第1の開口部は、第1の断面領域を有し、該開口部の第2の開口部は、第2の断面領域を有し、
該第1の断面領域は、該第2の断面領域より小さい、
項目45に記載のフェイズプラグ。

Claims (49)

  1. スピーカアセンブリの指向性性能を向上させるための装置であって、
    第1の表面および第2の表面を含む、部材を備えており、
    該第1の表面と該第2の表面とが、第1の縁を形成するように合体して、周縁を画定し、該周縁は、取付特徴を含み、
    該第1の表面および該第2の表面は、該部材を通る有効アパーチャを画定するように配列される複数の穿孔を形成するようにさらに合体し、
    該部材は、該有効アパーチャと該取付特徴との間にある中実部分をさらに含み、該中実部分の少なくとも一部は、実質的に第1の平面上にあり、
    該取付特徴は、第2の平面上にある脚部特徴を含み、該脚部特徴は、スピーカと嵌合して、該スピーカと該部材の脚部特徴との間に実質的な気密シールを形成するように適合され、
    該有効アパーチャの一部は、尖部およびドーム基部を有するドーム表面を含み、該尖部は、該第1の平面上にあり、該ドーム基部は、第3の平面に近接してあり、該第3の平面は、該第1の平面と該第2の平面との間にあり、
    該部材は、該ドーム表面の該ドーム基部と該中実部分との間にある実質的に円錐の区画をさらに含む、装置。
  2. 前記実質的に円錐の区画の少なくとも一部は、前記複数の穿孔の一部を含む、請求項1に記載の装置。
  3. 前記複数の穿孔は、前記有効アパーチャの境界を形成するように配列され、該有効アパーチャの外側境界は、星形形状、花形形状、および星様形状のうちの少なくとも1つを含む、請求項1−2に記載の装置。
  4. 前記ドーム表面は、凸状ドームとして形成され、前記実質的に円錐の区画と該凸状ドームとの間の接続は、襞を形成する、請求項1−3に記載の装置。
  5. 前記部材を通る前記有効アパーチャを画定するように配列される前記複数の穿孔は、該有効アパーチャ内の中心に位置する無孔部分を形成するようにさらに配列される、請求項1−4に記載の装置。
  6. スピーカアセンブリの指向性性能を向上させるための装置であって、
    第1の表面および第2の表面を含む部材を備えており、
    該部材は、該第1の表面と該第2の表面との第1の合体物をさらに含み、該第1の合体物は、オリフィスを囲繞する複数の突起を画定するように内側唇部を形成し、
    該第1の表面と前記第2の表面とは、該部材の周縁を形成するようにさらに合体し、該周縁は、取付特徴を含み、
    該取付特徴は、スピーカと嵌合し、該スピーカと該部材の脚部部分との間の実質的な気密シールを形成するように適合される脚部部分を含み、
    該複数の突起の各々は、該複数の突起のうちの隣接する1つの突起の外側輪郭と交差して、該オリフィスの中心点に対して、複数の外側頂点を形成する外側輪郭を含み、
    該突起は、該オリフィスの中心点に対して、内側に位置する頂点をさらに含む、装置。
  7. 前記複数の突起の内側頂点と、前記オリフィスの外側頂点とは、不規則な星形形状を形成するように結合する、請求項6に記載の装置。
  8. 前記外側頂点のうちの第1の外側頂点は、前記オリフィスの中心点から第1の外側頂点距離に位置し、
    該外側頂点のうちの第2の外側頂点は、該オリフィスの中心点から第2の外側頂点距離に位置する、請求項6−7に記載の装置。
  9. 前記複数の内側に位置する頂点のうちの第1の内側に位置する頂点は、前記オリフィスの中心点から第1の距離に位置し、
    該複数の内側に位置する頂点のうちの第2の内側に位置する頂点は、該オリフィスの中心点から第2の距離に位置する、請求項6−8に記載の装置。
  10. 前記複数の内側に位置する頂点のうちの第1の内側に位置する頂点は、前記オリフィスの中心点から第1の距離に位置し、
    該複数の内側に位置する頂点のうちの第2の内側に位置する頂点は、該オリフィスの中心点から第2の距離に位置する、請求項6−9に記載の装置。
  11. 前記第1の表面と前記第2の表面とは、複数の予備アパーチャの複数の周縁を形成するように合体する、請求項6−10に記載の装置。
  12. 前記予備アパーチャのうちの少なくとも1つは、前記突起のうちの1つの一部の中に位置する、請求項11に記載の装置。
  13. 前記予備アパーチャのうちの少なくとも1つは、該予備アパーチャのうちの該少なくとも1つの周縁内の複数の穿孔によって形成される有効予備アパーチャである、請求項11−12に記載の装置。
  14. 前記予備アパーチャのうちの少なくとも1つの周縁のうちの少なくとも1つは、星様形態、花形様形態、および円形様形態のうちの少なくとも1つの形状を有する断面領域を画定する、請求項11−13に記載の装置。
  15. 前記予備アパーチャのうちの少なくとも1つの周縁のうちの少なくとも1つは、三角形様形状および円形様形状のうちの少なくとも1つを含む、断面領域を画定する、請求項11−14に記載の装置。
  16. 各予備アパーチャは、断面アパーチャ表面積を含み、
    各断面アパーチャ表面積の和は、前記オリフィスおよび該予備アパーチャのすべての結合された断面領域の和を介して判定された体積変位に関連する、請求項11−15に記載の装置。
  17. スピーカと、
    該スピーカに嵌合される音響レンズであって、第1の表面および第2の表面を含む、音響レンズと
    を備えており、
    該第1の表面と該第2の表面とは、内側唇部を形成するように合体して、該音響レンズ内の中心に位置するオリフィスを画定し、該オリフィスは、主断面領域を含み、
    該第1の表面と該第2の表面とは、該音響レンズの周縁を形成するようにさらに合体し、該周縁は、取付特徴を含み、
    該取付特徴は、脚部部分を含み、該脚部部分は、該スピーカと嵌合して、該スピーカと該音響レンズの脚部部分との間の実質的な気密シールを形成するように適合され、
    該第1の表面と該第2の表面とは、複数の補助唇部を形成するようにさらに合体して、複数の補助アパーチャを画定する、アセンブリ。
  18. 前記補助唇部は、前記補助アパーチャの各々の断面領域を画定し、該補助アパーチャの各々の断面領域は、三角形様形状を含む、請求項17に記載の装置。
  19. 前記三角形様形状は、基部および頂点を含み、
    前記補助アパーチャの各々は、前記オリフィスに最も近くに該三角形様形状の頂点を配置し、前記音響レンズの周縁に最も近くに該三角形様形状の基部を配置する、請求項17−18に記載の装置。
  20. 前記補助唇部は、前記補助アパーチャの各々の断面領域を画定し、該補助アパーチャは、前記オリフィスの前記内側唇部の周りに均一に分散される、請求項17−19に記載の装置。
  21. 前記補助唇部は、前記補助アパーチャの各々の断面領域を画定し、
    すべての該補助アパーチャの断面領域は、等しい、請求項17−20に記載の装置。
  22. 前記スピーカは、ダイヤフラムを含み、
    前記補助唇部は、前記補助アパーチャの各々に対して断面領域を画定し、
    該補助唇部の断面領域の和は、前記オリフィスの断面領域および該ダイヤフラムの体積変位に基づいて選択される、請求項17−21に記載の装置。
  23. 前記オリフィスの主断面領域は、前記スピーカのダイヤフラムの体積変位に基づいて、選択される、請求項17−22に記載の装置。
  24. スピーカアセンブリの指向性性能を向上させる装置であって、
    スピーカと、
    該スピーカに嵌合する音響レンズであって、第1の表面および第2の表面を含む、音響レンズと
    を備えており、該音響レンズは、周縁を画定する第1の縁を形成する、該第1の表面と該第2の表面との第1の合体物をさらに含み、該周縁は、取付特徴を含み、
    該第1の表面と該第2の表面とは、該音響レンズを通る有効アパーチャを画定するように配列される、複数の穿孔を形成するように合体し、
    該音響レンズは、該有効アパーチャと該取付特徴との間にある、中実部分をさらに含み、該中実部分の少なくとも一部は、実質的に第1の平面上にあり、
    該取付特徴は、第2の平面上にある脚部特徴を含み、該脚部特徴は、該スピーカと嵌合し、該スピーカと該音響レンズの脚部特徴との間に実質的な気密シールを形成するように適合され、
    該有効アパーチャの一部は、尖部およびドーム基部を有する凸状ドーム表面を含み、該尖部は、該第1の平面に近接してあり、該凸状ドーム基部は、第3の平面に近接してあり、該第3の平面は、該第1の平面と該第2の平面との間にあり、
    該音響レンズは、該ドーム表面の凸状ドーム基部と該有効アパーチャを囲繞する中実部分との間にある、実質的に円錐の区画をさらに含む、装置。
  25. 前記実質的に円錐の区画の少なくとも一部は、前記複数の穿孔の一部を含む、請求項24に記載の装置。
  26. 前記複数の穿孔は、前記有効アパーチャの境界を形成するように配列され、該有効アパーチャの外側境界は、星形形状、花形形状、および星様形状のうちの少なくとも1つを含む、請求項24に記載の装置。
  27. 取付リングおよびダイヤフラムを含むスピーカであって、該スピーカは、該ダイヤフラムの体積変位「Vd」を含み、該体積変位は、該ダイヤフラムの移動によって変位させられる空気の体積である、スピーカと、
    断面アパーチャ表面積「S」を有する、中心に位置するアパーチャを含む音響レンズであって、該スピーカの取付リングに嵌合し、実質的な気密シールを形成する、音響レンズと
    を備えており、該スピーカの該断面アパーチャ表面積は、ある周波数範囲内の該スピーカに対して、該音響レンズの所望の挿入損失「IL」を得るように構成され、挿入損失は、該周波数範囲内において、
    Figure 2012500535
    である、装置。
  28. 前記音響レンズの挿入損失は、0.5dB以下である、請求項27に記載の装置。
  29. 前記音響レンズの挿入損失は、1dB未満であって、該音響レンズは、複数の補助アパーチャをさらに含み、該補助アパーチャの各々は、表面積「S」を含み、前記スピーカの体積変位「Vd」と、全表面積「S」とSとの組み合わせとの最大比は、10未満の圧縮比を画定する、請求項27に記載の装置。
  30. 放射スピーカの向上した指向性性能のためのアセンブリであって、
    スピーカと、
    第1の表面および第2の表面を含む、音響レンズと
    を備えており、該第1の表面と該第2の表面とは、該音響レンズの周縁を形成するように合体し、
    該音響レンズの周縁は、取付特徴を含み、該音響レンズは、該取付特徴に嵌合し、該スピーカと該音響レンズとの間に実質的な気密シールを形成し、
    該第1の表面と該第2の表面とは、実質的に該音響レンズの中心位置に位置する、アパーチャの周縁を画定するように合体する、アセンブリ。
  31. 前記スピーカは、サウンド生成表面を含み、前記音響レンズの中心位置は、該スピーカのサウンド生成表面上の略中心に位置する、請求項30に記載のアセンブリ。
  32. 前記音響レンズのアパーチャは、有効アパーチャであって、該有効アパーチャは、該音響レンズを通る該有効アパーチャの周縁を画定するように配列される、複数の穿孔を含む、請求項30に記載のアセンブリ。
  33. 前記音響レンズの有効アパーチャの周縁は、星形形状形態として形成される、請求項30に記載のアセンブリ。
  34. サウンドシステムからの指向性オーディオ性能を向上させる装置であって、
    取付特徴およびサウンド発生表面を含む、ラウドスピーカと、
    該ラウドスピーカの取付特徴に取り付けられるフェイズプラグであって、第1の部材および第2の部材を含み、
    該第1の部材は、第1の表面、第2の表面、および該第1の部材の周縁を画定する第1の縁を含み、該第1の表面と該第2の表面とは、オリフィスの周りに花弁を画定する内側唇部を形成するように合体し、
    該第2の表面は、該オリフィスを囲繞する突起をさらに含み、該第1の部材は、該第2の表面から突出する支持部材をさらに含み、各支持部材は、該花弁のうちの1つに取着され、
    該第2の部材は、第3の表面および第4の表面を含み、該第3の表面は、該オリフィスに向かって配向される天頂を有する、突出部を含み、
    該第3の表面は、支持点をさらに含み、各支持部材は、該第2の表面が、該第3の表面に直面するように該支持点のうちの1つに連結され、該花弁の各々は、該第3の表面から離れる撓みを含み、
    該第4の表面は、該第4の表面の実質的に中心にある陥凹の周縁を画定する、面取りを施した縁を含み、該第4の表面は、該スピーカのサウンド発生表面に対向するように配向され、
    該複数の突起の各々は、第1の突起面および第2の突起面を含み、各第1の突起面は、該スピーカの該サウンド生成表面に対向するように面取りが施され、各第2の突起面は、該第3の表面に実質的に対向するように面取りが施され、
    該第2の表面は、チャネルをさらに含み、各チャネルは、該複数の突起のうちの2つの間に配置される、フェイズプラグと、
    該サウンド生成表面に対向するように配向される開口部であって、各開口部は、該第2の表面、該第3の表面、および該支持部材のうちの2つによって形成され、該支持部のうちの1つは隣接し、該開口部の各々は、断面領域を形成し、該開口部のうちの少なくとも1つの断面領域は、該開口部の別の断面領域と異なる、開口部と
    を備える、装置。
  35. 前記花弁のうちの1つへの各支持部材の取着は、該花弁上で歪曲されるかまたは偏移される、請求項34に記載の装置。
  36. 前記突出部の天頂は、前記第1の表面の第1のレベルを上回る、請求項35に記載の装置。
  37. 前記突出部は、実質的に円錐形である、請求項35に記載の装置。
  38. 前記オリフィスは、星形として成形される断面を含む、請求項34に記載の装置。
  39. 各第2の突起面は、前記第2の表面の内側部分を画定する内側縁を有し、前記星形形状断面は、頂点を含み、各頂点は、該第2の表面の内側周縁を越えて突出する、請求項38に記載の装置。
  40. 少なくとも1つの頂点は、前記突起のうちの1つの第2の突起面内に突出する、請求項39に記載の装置。
  41. 前記花弁のうちの1つに取着される各支持部材はまた、前記複数の突起のうちの1つにも対称的に取着される、請求項34に記載の装置。
  42. サウンドシステムからの指向性オーディオ性能を向上させるフェイズプラグであって、
    第1の第1の表面および第2の表面を含む、第1の部材と、
    該第1の部材の周縁を形成する第1の縁であって、該第1の表面と第2の表面との第1の合体物は、該第1の縁を形成する、第1の縁と、
    オリフィスの周囲に突起を形成するように内側唇部を形成する、該第1の表面と第2の表面との第2の合体物であって、各突起は、該オリフィスの区画の輪郭を描く縁および各突起の交点を含み、隣接する突起のうちの1つは、該区画の頂点の1つの輪郭をさらに描き、該第1の部材は、該第2の表面から生じる支持部材をさらに含む、第1の表面と第2の表面との第2の合体物と、
    第3の表面および第4の表面を含む第2の部材であって、該第3の表面は、該第2の表面に対向し、該第3の表面は、支持位置によって囲繞されるドーム特徴を含み、各支持部材は、該支持位置のうちの1つにおいて、該第3の表面に連結され、該突起の各々は、該第3の表面から離れる撓みを含む、第2の部材と、
    アパーチャであって、該第2の表面、該第3の表面、および該複数の支持部材のうちの2つの組み合わせによって形成され、該複数の支持部材のうちの2つは隣接している、アパーチャと
    を備えており、該区画のうちの1つの各頂点は、該アパーチャのうちの1つと連繋され、
    少なくとも1つの区画は、該少なくとも1つの区画と連繋される、該アパーチャのうちの1つと対称的に整列している、フェイズプラグ。
  43. サウンドシステムからの指向性オーディオ性能を向上させる装置であって、
    取付特徴およびサウンド発生表面を含む、ラウドスピーカと、
    該ラウドスピーカの取付特徴に取着されるフェイズプラグであって、
    第1の部材および第2の部材を含み、該第1の部材は、第1の表面および第2の表面を含み、該第1の表面と第2の表面との第1の合体物は、周縁を形成し、該第1の表面と該第2の表面との第2の合体物は、オリフィスの周囲に突出部を画定するように内側唇部を形成し、
    該第2の表面は、該オリフィスを中心として配置される突起をさらに含み、該第1の部材は、該第2の表面から突出する支持部材をさらに含み、
    該第2の部材は、第3の表面および第4の表面を含み、該第3の表面は、支持位置をさらに含み、各支持部材は、該支持位置のうちの1つに連結される、フェイズプラグと、
    該スピーカのサウンド発生表面に対向するように配向される開口部であって、各開口部は、該オリフィスと連絡し、各開口部は、該第3の表面、隣接する該支持部材のうちの2つ、および該突出部のうちの少なくとも2つによって形成され、
    該第4の表面は、該スピーカのサウンド発生表面に対向するように構成される、開口部と
    を備える、装置。
  44. サウンドシステムからの指向性オーディオ性能を向上させるフェイズプラグであって、
    第1の表面および第2の表面を含む第1の部材であって、該第1の表面と第2の表面との第1の合体物は、該第1の部材の周縁を形成する第1の縁を形成し、該第1の表面と該第2の表面との第2の合体物は、突起を形成する内部縁を形成し、該複数の突起は、アパーチャの境界を形成し、該突起は、天頂を有する円錐台の表面に実質的に適合し、該アパーチャは、該円錐台の天頂における開口部および該円錐台を通る区画を含み、各区画は、隣接する対の該突起間の該円錐台の天頂における該開口部から放射状に広がり、該第1の部材は、該第2の表面から生じる支持部材をさらに含む、第1の部材と、
    第3の表面および第4の表面を含む第2の部材であって、該第3の表面は、支持点を含み、各支持部材は、該支持点のうちの1つに連結される、第2の部材と、
    アパーチャであって、各アパーチャは、該第2の表面、該第3の表面、および複数の支持部材のうちの2つによって形成され、該複数の支持部材のうちの2つは、隣接している、アパーチャと
    を備える、フェイズプラグ。
  45. スピーカの指向性応答を向上させるフェイズプラグであって、
    第1の表面および第2の表面を含む第1の部材であって、該第1の表面と第2の表面とは、周辺縁を創出するように連結し、該第1の表面と第2の表面との合体物は、内側唇部を形成し、該内側唇部は、アパーチャを形成するように3次元で輪郭が描かれる一式の実質的に放物線の湾曲縁によって形成されるアパーチャ縁を含み、実質的に放物線の湾曲縁は、中心開口部から外向きに放射状に広がる楔形状開口部の輪郭をさらに描く、第1の部材と、
    第3の表面および第4の表面を含む第2の部材であって、該第3の表面は、該第2の表面に実質的に対向するように配向され、該第3の表面と前記第4の表面との合体物は、周縁を形成する、第2の部材と、
    支持部材であって、各支持部材は、該第2の表面に取着される第1の端部を含み、各支持部材は、該第3の表面に取着される第2の端部をさらに含む、支持部材と、
    開口部であって、該開口部は、該第2の表面、該第3の表面、該支持部材のうちの2つによって形成され、該支持部材のうちの2つは隣接している、開口部と
    を備える、フェイズプラグ。
  46. 各楔形状開口部は、前記開口部のうちの1つに向かって配向され、各楔形状開口部は、前記第2の部材の周縁縁を越えて突出する、請求項45に記載のフェイズプラグ。
  47. 前記アパーチャは、有効断面領域を有し、前記開口部の各々は、開口部断面領域を有し、
    該開口部の各々の開口部断面領域の和は、該アパーチャの有効断面領域と略同一である、請求項45に記載のフェイズプラグ。
  48. 前記開口部の各々の断面領域は、略等しい、請求項45に記載のフェイズプラグ。
  49. 前記開口部の第1の開口部は、第1の断面領域を有し、該開口部の第2の開口部は、第2の断面領域を有し、
    該第1の断面領域は、該第2の断面領域より小さい、
    請求項45に記載のフェイズプラグ。
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