JP2012255335A - 工事用エレベータの取込ステージ - Google Patents

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Abstract

【課題】足場用建枠の縦地に対する梁枠の取付作業が容易で、ステージを建物躯体の階高に合った高さに設置できる工事用エレベータの取込ステージを提供する。
【解決手段】枠組足場内に設けられた工事用エレベータEの昇降路Oと建物躯体Kとの間に各階ごとに仮設される取込ステージであって、ステージAの左右両端側にある足場用建枠1の縦地1aに取り付けられる梁枠取付金具7と、該縦地1aに取り付けられた両梁枠取付金具7,7によって、両端部の取付け高さ位置が調整されて当該両梁枠取付金具7,7に取付けられる梁枠4とを備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、ビルやマンション等の建物の新築工事又は改修工事にあたって、工事用エレベータから資材等を受けるために、枠組足場内に設けられたエレベータ昇降路に沿って昇降する工事用エレベータ(一般的にロングスパンエレベータと呼ばれる)と建物躯体との間に各階ごとに仮設される取込ステージに関するものである。
建物の新築工事又は改修工事において工事用エレベータを設置する際に、エレベータの荷台と建物躯体とをつなぐ取込ステージが各階に必要となる。この取込ステージを仮設するのに、従来では、図10にその仮設状態の一部を示すように、ステージの左右端部に足場用建枠1,1の対向する縦地1a,1aに梁枠2の両端部をクランプ31で固定し、この梁枠2上に、現場では「ころばし」と呼ばれている腕木3を、梁枠2の長手方向と直交方向に渡して、クランプ32で固定し、この腕木3の上には幅狭の板材33を針金34で縛って固定し、この板材33上に、床材として木製足場板35を架け渡している。この場合、木製足場板35は、足場板長手方向に対向する足場用建枠1,1の縦地1a,1aの内側に納める必要があるため、作業者が所要長さに鋸で切断している。
上記従来の取込ステージでは、梁枠2の端部を足場用建枠1の縦地1aに交差させて、梁枠2の端部を縦地1aに直接クランプ31で取り付け固定していたが、建物躯体の階高が各階ごとに異なることがあり、その階高の高さに合わせて微妙に高さ調整しながら梁枠2を建枠1の縦地1aに固定する必要があるために、その固定作業が非常に難しく、また縦地1aには補強材1c(図10参照)の他にも、縦地接続用ピンや交差筋違の斜材取付用のピン(グラビティロックピン)が突設されていることから、梁枠2の端部がそれらに干渉することが多く、最適な高さでの取込ステージの設置が困難であった。
本発明は、上記の事情に鑑み、足場用建枠1の縦地1aに対する梁枠2の取付作業が容易に行え、ステージを建物躯体の階高に合った高さに設置出来るようにした工事用エレベータの取込ステージを提供することを目的としている。
上記課題を解決するための手段を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明は、図2に示すように、枠組足場内に設けられた昇降路Oに沿って昇降する工事用エレベータEと建物躯体Kとの間に各階ごとに仮設される取込ステージであって、図3に示すように、ステージAの左右両端側にある足場用建枠1の縦地1aに取り付けられる梁枠取付金具7と、該縦地1aに取り付けられた両梁枠取付金具7,7によって、両端部の取付け高さ位置が調整されて当該両梁枠取付金具7,7に取り付けられる梁枠4とを備えてなることを特徴とする。
請求項2は、請求項1に記載の工事用エレベータの取込ステージにおいて、前記梁枠4に、予め腕木5を取り付けた腕木取付部材8,9をクランプ留めすることによって、梁枠4上にこれと直交方向に腕木5を載設し、この腕木5上に金属製足場板6を腕木5と直交方向に敷設してなることを特徴とする。
請求項3は、請求項1又は2に記載の工事用エレベータの取込ステージにおいて、前記梁枠取付金具7は、図5〜図7に示すように、両側板10,11と端板12とからなるコ字状金具本体13と、金具本体13の端板12に取り付けられた複数のクランプ14と、前記金具本体13の両側板10,11先端部の上下方向一定間隔おきに複数設けてなるボルト挿入溝16とを備え、前記金具本体13を足場用建枠1の縦地1aにクランプ14で固定し、梁枠位置決め用のボルト15を所要のボルト挿入溝16に挿入してナット18で固定した状態で、金具本体13内に上方より梁枠4の端部を挿入し、抜け止め用のボルト15を前記梁枠4端部の上側にあるボルト挿入溝16に挿入してナット18で固定することにより、梁枠4の端部を取り付けるようになっていることを特徴とする。
上記解決手段による発明の効果を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明によれば、取込ステージを仮設するにあたり、ステージAの左右両端側にある足場用建枠1の縦地1aに梁枠取付金具7が取り付けられ、その縦地1aに取り付けられた両梁枠取付金具7,7によって、梁枠4の両端部の取付け高さ位置が調整されて、その調整された高さ位置に梁枠4の両端部が当該両梁枠取付金具7,7に取り付けられている。それゆえ、縦地1aの取付位置に補強材や縦地接続用ピンや交差筋違の斜材取付用ピンが突設されていて、それらを避けるように梁枠取付金具7が縦地1aに取り付けられても、この梁枠取付金具7によって取付高さ位置を調整できるから、梁枠4を縦地1aに対して所定高さ位置に取付けでき、最適な高さでの取込ステージの設置が可能となる。
また、請求項2の梁枠4によれば、その梁枠4に予め腕木5を取り付けた腕木取付部材8,9をクランプ留めすることによって、梁枠4上にこれと直交方向に腕木5が載設されるから、腕木5の取付作業が簡単となり、取込ステージAの仮設作業が能率良く行える。
請求項3に記載のような構成の梁枠取付金具7によれば、コ字状金具本体13を足場用建枠1の縦地1aにクランプ14で固定し、梁枠位置決め用のボルト15を所要のボルト挿入溝16に挿入してナット18で固定した状態で、コ字状金具本体13内にその上方より梁枠4の端部を挿入して前記梁枠位置決め用ボルト15で支持させ、そして抜け止め用のボルト15を前記梁枠4端部の上側にあるボルト挿入溝16に挿入してナット18で固定することにより、梁枠取付金具7による梁枠4の取付高さ位置の調整を簡単に行うことができる。
本発明の実施形態を示すもので、枠組足場及び枠組足場内に設けられた各階の取込ステージの概略正面図である。 枠組足場内に仮設された取込ステージの平面図である。 (a) は図2に示す取込ステージの正面図、(b) は取込ステージを形成する梁枠の拡大正面図である。 (a) は図2のX−X線拡大断面図、(b) は腕木取付部材の腕木の取付位置の調整方法を示す正面図、(c) は腕木取付部材の端面図である。 (a) は図3の(a) の矢印Yで示す部分の拡大図で、梁枠の取付高さ位置が最も低い場合を示し、(b) は同様な拡大図で、梁枠の取付高さ位置が最も高い場合を示し、(c) は図3の(a) の矢印Zで示す部分の拡大図である。 (a) は梁枠取付金具の正面図、(b) は平面図、(c) は側面図である。 (a) は梁枠取付金具の正面図で、梁枠を最も低い位置に取り付ける場合を示し、(b) は梁枠を最も高い位置に取り付ける場合を示し、(c) は平面図である。 (a) は嵌合部付き足場板一端部支持台板の正面図、(b) は平面図、(c) は側面図である。 (a-1) は足場板両端部支持台板の正面図、(a-2) は平面図、(a-3) は側面図であり、(b-1) は押え金具の正面図、(b-2) は平面図、(b-3) は側面図である。 従来の取込ステージを示す斜視図である。
以下に本発明の好適な一実施形態を図面に基づいて説明すると、枠組足場及び取込ステージを示す図1〜図3において、1は足場用建枠、1aは建枠1の縦地、1bは建枠1の横地を示し、2は交差筋違、3は対向する足場用建枠1,1の横地1b,1b間に架け渡した足場板を示し、そしてAは本発明に係る工事用エレベータEの取込ステージを示し、また図1においてGは各取込ステージAの折り畳み式ゲートを示す。
本発明に係る取込ステージAは、図2に示すように、枠組足場内に設けられた工事用エレベータEの昇降路Oと建物躯体Kとの間に各階ごとに仮設されるもので、図2及び図3から分かるように、ステージAの左右両端側にある足場用建枠1の縦地1aに取付高さ位置が調整可能な梁枠取付金具7をクランプ留めし、左右に対向する両梁枠取付金具7,7に梁枠4の両端部を取り付け、この梁枠4に、現場では「ころばし」と呼ばれる丸パイプ材からなる腕木5を予め取り付けた腕木取付部材8,9をクランプ留めすることにより、梁枠4上にこれと直交方向に腕木5を載設し、この腕木5上に鋼製又はアルミ製からなる金属製足場板6を腕木5と直交方向に敷設することによって形成される。尚、腕木5は丸パイプ材に限らず、角パイプ材からなるものでもよい。
梁枠4は、その一例を図3の(a) ,(b) に示すように、上枠材21と、これよりも短い下枠材22と、上枠材21と下枠材22とをつなぐ端部つなぎ材23及び中間つなぎ材24と、端部取付枠25と、端部下側枠材26と、端部下側枠材26と上枠材21とをつなぐ連結片27とによって形成され、これらの構成部材21〜27は夫々丸パイプ材からなる。尚、図3の(a) において、49は足場用建枠1の縦地1aと梁枠4の下枠材22との間に介装された補強枠を示す。
梁枠取付金具7は、図6の(a) 〜(c) に示すように、両側板10,11と端板12からなるコ字状金具本体13と、コ字状金具本体13の端板12の上下端部に取り付けられていて、足場用建枠1の縦地1aに掴持固定される2つの丸パイプ用クランプ14と、夫々頭部15oがリング形状をした梁枠位置決め用及び抜け止め用の2つのボルト15と、金具本体13の片方の側板10の外側面先端部に取り付けられていて、2つのボルト15の夫々の頭部リング15oが回転自在で上下方向スライド自在に挿通した側面視略コ字状のガイド棒17と、からなるもので、コ字状金具本体13を形成する両側板10,11の先端部には、水平切欠溝部aとその奥部にある落込溝部bとからなるボルト挿入溝16が、上下方向一定間隔おきに複数、例えば4つ設けられている。また、コ字状金具本体13の下面先端部には梁枠抜け止め板19が固着されている。
この梁枠取付金具7の使用に際しては、先ず、コ字状金具本体13の端板12に取り付けてある上下2つの丸パイプ用クランプ14を足場用建枠1の縦地1aに掴持して金具本体13を固定する。そして、図6の(a) 〜(c) に示すように、ガイド棒17に頭部リング15oを挿通させた上下2つのボルト15,15の下方側ボルト15を梁枠位置決め用、上方側ボルト15を抜け止め用として、その下方側の梁枠位置決め用ボルト15を下部側の所要のボルト挿入溝16に挿入して、ナット18で締め付け固定する。この状態から、コ字状金具本体13内にその上方より梁枠4の端部枠材25,26,27を挿入し、上記梁枠位置決め用ボルト15上に支持させた後、上方側の抜け止め用ボルト15を梁枠4の上枠材21の上側から上部側の所要のボルト挿入溝16に挿入してナット18を締め付け固定し、これによって足場用建枠1の縦地1aに対する梁枠4の取付位置を調整するようにしたものである。尚、各ボルト15は、各ボルト挿入溝16の水平切欠溝部aより挿入されて、その奥部の落込溝部bに落とし込まれることにより、安定状態に保持される。
特に図7の(a) は、梁枠取付金具7に対して梁枠4を最も低い位置に取り付けた場合を示したもので、梁枠4の端部下側枠材26は、梁枠抜け止め板19上に支持され、最下段のボルト挿入溝16に挿入されて固定された下方側の梁枠位置決め用ボルト15によって抜け止めされた状態となっている。従って、この場合、梁枠抜け止め板19は、梁枠4の端部を梁枠取付金具7に対し最も低い位置に位置決めする位置決め機能を有し、また下方側の梁枠位置決め用ボルト15は、梁枠4の端部が梁枠取付金具7から抜け出きるのを阻止する抜け止め機能を有することになる。またこの場合、上方側の抜け止め用ボルト15は、特に使用する必要がないため、上段側の適当なボルト挿入溝16に挿入して固定しておけばよい。
また図7の(b) は、梁枠取付金具7に対して梁枠4を最も高い位置に取り付けた場合を示したもので、梁枠4の端部下側枠材26は、上から2段目のボルト挿入溝16に固定された下方側の梁枠位置決め用ボルト15上に支持され、そして最上段のボルト挿入溝16に挿入されて固定された上方側の抜け止め用ボルト15によって抜け止めされた状態となっている。従って、この場合、下部側の梁枠4位置決め用ボルト15は、梁枠4の端部を梁枠取付金具7に対し最も高い位置に位置決めする本来の位置決め機能を有し、上方側のボルト15は、梁枠4の端部が梁枠取付金具7から抜け出るのを阻止する本来の抜け止め機能を有することになる。
腕木取付部材8は、図4及び図8の(a) 〜(c) に示すように、角パイプ材からなる下枠材28の下面側両端部に、梁枠4の上枠材21を掴持するための丸パイプ用クランプ29,29を取り付け、上記角パイプ材からなる下枠材28の両端部側に、束材39,39を、角パイプ用クランプ30,30によって位置調整可能に取り付け、そして両束材39,39の上端部にわたって、下枠材28よりも長さの長い丸パイプ材からなる腕木5を架け渡して溶接又はビス止めによって固着し、更に腕木5上に、金属製足場板6の一端部を嵌め入れた状態で支持する嵌合部36a付き足場板端部支持台板36を水平に取り付けて、一体に組み立てたものである。この腕木取付部材8は、取込ステージAの左右端部に配置されるもので、金属製足場板6の一端部を嵌合支持する嵌合部36a付き足場板端部支持台板36を備えている。
上記足場板端部支持台板36を腕木5に取り付けるには、図5の(a) ,(b) 及び図8の(a) 〜(c) から分かるように、この足場板端部支持台板36の一側端部下面に、腕木5にコ字状のブラケット37を所要間隔おきに複数(例えば3つ)溶接、ボルト又はリベット止め等の固着手段によって固着すると共に、上記支持台板36を上記ブラケット37に同じく固着手段によって固着し、これによって上記支持台板36はブラケット37を介して腕木5に取り付け固着される。また、各ブラケット37と足場板端部支持台板36とのコーナー部には補強材40を介装している。なお、上記腕木5にコ字状のブラケット37を一体に突出形成するようにしてもよい。
腕木取付部材8は、図2に示すように、取込ステージAの左右端部に配置され、金属製足場板6の一端部を嵌合支持する嵌合部36a付き足場板端部支持台板36を有するものであるが、図4の(b) ,(c) 、図5の(c) 及び図9の(a-1) 〜(a-3) には、取込ステージAの左右方向中間部において隣り合う金属製足場板6,6の対向する端部6a,6aを支持する足場板中間部支持台板41を備えた腕木取付部材9を示し、また図5の(c) 及び図9の(b-1) 〜(b-3) には、足場板中間部支持台板41上に隣り合う金属製足場板6,6の対向端部6a,6aを支持した状態でその上から足場板6,6の対向端部6a,6aを押さえつけて固定する押え金具42を示している。
腕木取付部材9は、図9の(a-1) 〜(a-3) から分かるように、角パイプ材からなる下枠材28の下面側両端部に、梁枠4の上枠材21を掴持するための丸パイプ用クランプ29,29を取り付け、上記角パイプ材からなる下枠材28の両端部側に、束材39,39を、角パイプ用クランプ30を介して位置調整可能に取り付け、そして両束材39,39の上端部にわたって、下枠材28よりも長さの長い丸パイプ材からなる腕木5を架け渡して固着した構造については腕木取付部材8と同じで、この構造に加え、腕木5上に、図5の(c) に示すように隣り合う金属製足場板6,6の対向する端部6a,6aを支持する足場板中間部支持台板41を水平に取り付けて一体に組み立てたものである。
この足場板中間部支持台板41の取付けも足場板端部支持台板36と殆ど同じであり、足場板中間部支持台板41の下面の幅方向中央部に、腕木5にコ字状のブラケット37を所要間隔おきに複数(例えば3つ)同じく固着手段によって固着すると共に、上記支持台板41を上記ブラケット37に同様の固着手段によって固着し、これによって上記支持台板41はブラケット37を介して腕木5に取り付け固着される。また、各ブラケット37の両側面と足場板中間部支持台板41とのコーナー部に夫々補強材40を介装している。なお、本件ブラケット37も、上記と同じように、腕木5に一体に突出形成されるようにしてもよい。
また、足場板端部支持台板36には、取込ステージAの工事用エレベータEに隣接する側で金属製足場板6の一側端面を規制する端板43が設けられ、足場板中間部支持台板41には、同じく工事用エレベータEに隣接する側で金属製足場板6の一側端面を規制すると共に、押え金具42の板状本体45の一端部45aを差し込んで係止するための係止部44が設けられている。
押え金具42は、図9の(b-1) 〜(b-3) に示すように、板状本体45と、この板状本体45の下面の幅方向中央部に沿って取り付けられた補強部材46と、板状本体45の他端部45bに回転自在に取り付けられた押えボルト47とからなるもので、取付けにあたっては、図5の(c) に示すように取込ステージAの長手方向中間部において隣り合う金属製足場板6,6の対向する端部6a,6a上に板状本体45を載置すると共に、板状本体45の一端部45aを足場板中間部支持台板41の係止部44に差し込んで係止した状態で、押えボルト47の先端部を、足場板中間部支持台板41の対向箇所に取り付けてあるナット48にねじ込めばよい。
尚、腕木取付部材8,9においては、図4の(a) ,(b) 及び図8の(a) に示すように、下枠材28下面側の左端部にあるクランプ29はその位置に固定的に取り付けてあるが、右端部にあるクランプ29は、位置調整可能なブラケット50を介して取り付けられて、下枠材28に沿って左右方向にある程度位置調整可能となっており、これによって腕木5上に取り付けられる金属製足場板6のインチサイズ又はメーターサイズに対応することができるようになっている。
上記のように構成される取込ステージAの設置手順について説明すると、図3の(a) に示すように、仮設される取込ステージAの左右両端側にある足場用建枠1の縦地1aに、梁枠取付金具7を取込ステージAの所定の設置高さに合わせて丸パイプ用クランプ14によって取り付ける。この時、縦地1aの取付位置に、補強材や縦地接続用ピンや交差筋違の斜材取付用ピン(グラビティロックピン)等があれば、それらを避けた位置に梁枠取付金具7を取り付けた後、この梁枠取付金具7によって取付位置の調整を行う。即ち、ガイド棒17に頭部リング15oが挿通した2つのボルト15,15の下方側の梁枠位置決め用ボルト15を、所要のボルト挿入溝16に挿入してナット18で固定することにより、足場用建枠1の縦地1aに対する梁枠4の取付高さ位置を、仮設される取込ステージAの設置高さに合うように調整する。
こうして足場用建枠1の縦地1aに梁枠取付金具7を取り付け、この梁枠取付金具7の梁枠位置決め用ボルト15を所要高さ位置に固定した後、梁枠4の端部をコ字状金具本体13内に挿入して、梁枠位置決め用ボルト15上に支持させた状態とし、そして上方側の抜け止めボルト15を、コ字状金具本体13内に挿入されている上枠材21の端部の上側から上部側の所要のボルト挿入溝16に挿入し、ナット18を締め付けて固定することにより梁枠4を所定の設置高さに固定する。この実施形態では、梁枠4は、取込ステージAの前後方向に対向するように2つ配設されるものとする(図4の(a) ,(b) 参照)。
上記のように左右両端側の足場用建枠1,1の縦地1a,縦地1aに梁枠取付金具7,7を介して固定した梁枠4には、その両端部に夫々腕木取付部材8を、また中間部の2箇所に腕木取付部材9を夫々取り付けることによって、前後方向に対向する2つの梁枠4,4上の端部側とその中間部2箇所に合計4本の腕木5を、梁枠4と直交する方向に載設することができる。
腕木取付部材8の取付けは、図4の(a) に示すように、下枠材28の下面側両端部にある丸パイプ用クランプ29,29を梁枠4の上枠材21に掴持固定させればよく、これにより腕木5を梁枠4上に載設することができる。この腕木取付部材8は、下枠材28の両端部に取り付けてある角パイプ用クランプ30,30を下枠材28に沿ってスライドさせることにより、腕木5をその長手方向に移動させて、エレベータEとの隙間(図2参照)を容易に調整することができる。
腕木取付部材9の取付けは、腕木取付部材8と同様であり、図4の(b) に示すように、下枠材28の下面側両端部の丸パイプ用クランプ29,29を梁枠4の上枠材21に掴持固定させることにより、腕木5を梁枠4上に載設することができる。この腕木取付部材9も、下枠材28の両端部にある角パイプ用クランプ30,30を下枠材28に沿ってスライドさせることにより、腕木5をその長手方向に移動させて、エレベータEとの隙間を容易に調整することができる。
尚、腕木取付部材8,9の一端部とエレベータEとの隙間を調整するのは、労働安全上、工事用エレベータの荷台との隙間が3cm以内に規制することが好ましいからであり、この隙間の調整を、腕木取付部材8,9によって容易に行うことができる。
上記のように腕木取付部材8,9を取り付けることにより、仮設される取込ステージAの前後方向に対向する2つの梁枠4,4上の端部側とその中間部とに夫々腕木5を梁枠4と直交する方向に載設したならば、左右両端側の腕木取付部材8に取り付けられた腕木5と中間部の腕木取付部材9に取り付けられた腕木5とに対し金属製足場板6を並列状に掛け渡し、その後に中間部の2つの腕木取付部材9,9に夫々取り付けられた腕木5,5に対し金属製足場板6を並列状に掛け渡して、ステージ全体に金属製足場板6を敷き詰める。
この場合、腕木取付部材8の腕木5上には金属製足場板6の一端部6aを嵌め入れて支持する嵌合部36a付き足場板端部支持台板36が取り付けてあるから、腕木5上への金属製足場板6の敷設作業が容易となり、また腕木取付部材9の腕木5上には、隣り合う金属製足場板6,6の対向する端部6a,6aを支持する足場板中間部支持台板41が取り付けてあるから、腕木5上への金属製足場板6の敷設作業が容易になる。
そして、中間部の腕木取付部材9には、図5の(c) に示すように足場板中間部支持台板41上で隣り合う金属製足場板6,6の対向端部6a,6aを上から押さえつけるように押え金具42を取り付ける。このとき、押え金具42は、の板状本体45の一端部45aを足場板中間部支持台板41の係止部44に差し込んで係止し、他端部45aを押えボルト47で固定するから、風圧等によって吹き上がるのを防止される。
以上説明したように、この発明に係る取込ステージAは、当該ステージAの左右両端側にある足場用建枠1の縦地1aに梁枠取付金具7が取り付けられ、その縦地1aに取り付けられた両梁枠取付金具7,7によって、梁枠4の両端部の取付け高さ位置が調整されて、その調整された高さ位置に梁枠4の両端部が当該両梁枠取付金具7,7に取り付けられている。それゆえ、縦地1aの取付位置に補強材1c(図10参照)や縦地接続用ピンや交差筋違の斜材取付用ピン(グラビティロックピン)が突設されていて、それらを避けるように梁枠取付金具7が縦地1aに取り付けられても、この梁枠取付金具7によって取付高さ位置を調整できるから、梁枠4を縦地1aに対して所定高さ位置に取付けできて、最適な高さでの取込ステージの設置が可能となる。
また、この取込ステージAの仮設にあたっては、梁枠4に予め腕木5を取り付けた腕木取付部材8,9をクランプ留めすることによって、梁枠4上にこれと直交方向に腕木5が載設されるから、腕木5の取付作業が簡単容易となり、取込ステージAの仮設作業を能率良く行うことができる。
また、梁枠取付金具7は、両側板10,11と端板12とからなるコ字状金具本体13と、金具本体13の端板12に取り付けられた複数のクランプ14と、夫々頭部15oがリング形状をした梁枠位置決め用及び抜け止め用の2つのボルト15と、片方の側板10の先端側に取り付けられて、各ボルト15の頭部リング15oが回転自在で上下方向スライド自在に挿通したガイド棒17とからなり、金具本体13の両側板10,11先端部にボルト挿入溝16を上下方向一定間隔おきに複数設けてなるもので、コ字状金具本体13を足場用建枠1の縦地1aにクランプ14で固定し、梁枠位置決め用のボルト15を所要のボルト挿入溝16に挿入してナット18で固定した状態で、コ字状金具本体13内にその上方より梁枠4の端部を挿入して前記梁枠位置決め用ボルト15で支持させ、そして抜け止め用のボルト15を前記梁枠4端部の上側にあるボルト挿入溝16に挿入してナット18で固定することにより、足場用建枠1の縦地1aに対する梁枠4の高さ調整を簡単に行うことができる。
A 取込ステージ
E 工事用エレベータ
O エレベータの昇降路
K 建物躯体
1 足場用建枠
1a 足場用建枠の縦地
4 梁枠
5 腕木
6 金属製足場板
7 梁枠取付金具
8,9 腕木取付部材
13 コ字状金具本体
14 丸パイプクランプ
15 梁枠位置決め用ボルト
15o 梁枠位置決め用ボルトの頭部リング
16 ボルト挿入溝
a ボルト挿入溝の水平切欠溝部
b ボルト挿入溝の落込溝部
17 ガイド棒
18 ナット
29 丸パイプ用クランプ
30 角パイプ用クランプ
36 足場板端部支持台板
41 足場板中間部支持台板

Claims (3)

  1. 枠組足場内に設けられた昇降路に沿って昇降する工事用エレベータと建物躯体との間に各階ごとに仮設される取込ステージであって、ステージの左右両端側にある足場用建枠の縦地に取り付けられる梁枠取付金具と、該縦地に取り付けられた両梁枠取付金具によって、両端部の取付け高さ位置が調整されて当該両梁枠取付金具に取付けられる梁枠とを備える工事用エレベータの取込ステージ。
  2. 前記梁枠に、予め腕木を取り付けた腕木取付部材をクランプ留めすることによって、梁枠上にこれと直交方向に腕木を載設し、この腕木上に金属製足場板を腕木と直交方向に敷設してなる請求項1に記載の工事用エレベータの取込ステージ。
  3. 前記梁枠取付金具は、両側板と端板とからなるコ字状金具本体と、金具本体の端板に取り付けられた複数のクランプと、前記金具本体の両側板先端部の上下方向一定間隔おきに複数設けてなるボルト挿入溝とを備え、
    前記金具本体を足場用建枠の縦地にクランプで固定し、梁枠位置決め用のボルトを所要のボルト挿入溝に挿入してナットで固定した状態で、金具本体内に上方より梁枠の端部を挿入し、抜け止め用のボルトを前記梁枠端部の上側にあるボルト挿入溝に挿入してナットで固定することにより、梁枠の端部を取り付けるようになっている請求項1又は2に記載の工事用エレベータの取込ステージ。
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