JP2012254509A - 切削インサート - Google Patents
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Abstract
【解決手段】菱形板状のインサート本体2と、インサート本体2の厚さ方向を向くすくい面3と、インサート本体2の周壁のうちすくい面3の鋭角な角部4に対応するように形成され、該すくい面3に交差する逃げ面5と、インサート本体2のすくい面3と逃げ面5との交差稜線をなす切れ刃6と、インサート本体2を貫通して形成された取付孔7と、を備え、すくい面3の鋭角な角部4の頂角は、20°〜35°であり、インサート本体2の周壁のうち逃げ面5以外の部位には、焼結肌からなるインサート拘束面19が、すくい面3に達するように形成され、逃げ面5は、切れ刃6に隣接する研磨面を有することを特徴とする。
【選択図】図5
Description
切削インサートは、インサート本体の厚さ方向のうちすくい面とは反対側を向く着座面が、工具本体のインサート取付座の底面に当接され、インサート本体の周壁が、インサート取付座の内壁面に当接された状態で、取付孔に挿通したクランプネジ等により工具本体に固定される。
特許文献1の切削インサートでは、菱形をなすすくい面の四隅のうち、切削に用いられる鋭角な角部の頂角が25°程度と小さくなっており、インサート本体の形状は、すくい面における一対の鋭角な角部同士を繋ぐ方向に長く、一対の鈍角な角部同士を繋ぐ方向に短くなっている。また、このような切削インサートの形状に対応して、工具本体のインサート取付座の形状は、該インサート取付座の底面を正面に見た上面視において、内壁面が鋭角の凹V字状をなしている。
すなわち、本発明の切削インサートは、菱形板状のインサート本体と、前記インサート本体の厚さ方向を向くすくい面と、前記インサート本体の周壁のうち前記すくい面の鋭角な角部に対応するように形成され、該すくい面に交差する逃げ面と、前記インサート本体の前記すくい面と前記逃げ面との交差稜線をなす切れ刃と、前記インサート本体を貫通して形成された取付孔と、を備え、前記すくい面の鋭角な角部の頂角は、20°〜35°であり、前記インサート本体の周壁のうち前記逃げ面以外の部位には、焼結肌からなるインサート拘束面が、前記すくい面に達するように形成され、前記逃げ面は、前記切れ刃に隣接する研磨面を有することを特徴とする。
また、切れ刃の切れ味に寄与する第1逃げ面を研磨面とする一方、前述のようにえぐられるように形成された部位を有する第2逃げ面を焼結肌としているので、研磨加工が簡単かつ高精度に行える。
本実施形態の切削インサート1及び刃先交換式切削工具10は、金属材料等からなる被削材に旋削加工を施すものであり、例えば、倣い加工及び球面加工などの仕上げ切削や中切削に用いられる。
尚、以下の説明においては、一対の鋭角な角部4同士を繋ぐ方向(図6における左右方向)をすくい面3の長手方向といい、一対の鈍角な角部18同士を繋ぐ方向(図6における上下方向)をすくい面3の短手方向という。
また、この切削インサート1は、取付孔7の中心軸を中心とした回転対称形となっている。具体的に、切削インサート1は、取付孔7の中心軸について2回対称(180°対称)に形成されている。
そして、第1逃げ面21は、研磨面であり、第2逃げ面22は、焼結肌となっている。具体的には、逃げ面5において、少なくとも切れ刃6に隣接する第1逃げ面21が、研磨加工された研磨面である。
また、切れ刃6の切れ味に寄与する第1逃げ面21を研磨面とする一方、前述のようにえぐられるように形成された部位を有する第2逃げ面22を焼結肌としているので、研磨加工が簡単かつ高精度に行える。
2 インサート本体
3 すくい面
4 すくい面の鋭角な角部
5 逃げ面
6 切れ刃
7 取付孔
19 インサート拘束面
21 第1逃げ面
22 第2逃げ面
θ すくい面の鋭角な角部の頂角
Claims (3)
- 菱形板状のインサート本体と、
前記インサート本体の厚さ方向を向くすくい面と、
前記インサート本体の周壁のうち前記すくい面の鋭角な角部に対応するように形成され、該すくい面に交差する逃げ面と、
前記インサート本体の前記すくい面と前記逃げ面との交差稜線をなす切れ刃と、
前記インサート本体を貫通して形成された取付孔と、を備え、
前記すくい面の鋭角な角部の頂角は、20°〜35°であり、
前記インサート本体の周壁のうち前記逃げ面以外の部位には、焼結肌からなるインサート拘束面が、前記すくい面に達するように形成され、
前記逃げ面は、前記切れ刃に隣接する研磨面を有することを特徴とする切削インサート。 - 請求項1に記載の切削インサートであって、
前記インサート本体の周壁のうち、前記逃げ面は、前記インサート拘束面より突出して形成されていることを特徴とする切削インサート。 - 請求項1又は2に記載の切削インサートであって、
前記逃げ面は、
前記切れ刃に連なる第1逃げ面と、
前記第1逃げ面を挟んで前記切れ刃とは反対側に配置され、前記第1逃げ面の逃げ角より大きい逃げ角を有する第2逃げ面と、を備え、
前記第1逃げ面は、研磨面であり、前記第2逃げ面は、焼結肌であることを特徴とする切削インサート。
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JP2011130118A JP5768516B2 (ja) | 2011-06-10 | 2011-06-10 | 切削インサートの製造方法及び切削インサート |
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-
2011
- 2011-06-10 JP JP2011130118A patent/JP5768516B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2023141115A (ja) * | 2022-03-23 | 2023-10-05 | 株式会社タンガロイ | 切削インサート及び旋削工具 |
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JP5768516B2 (ja) | 2015-08-26 |
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