JP5197070B2 - 切削インサート及び切削工具、並びに切削方法 - Google Patents

切削インサート及び切削工具、並びに切削方法 Download PDF

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本発明は、金属部材等の平面加工に用いられる切削インサート及び切削工具、並びに切削方法に関する。
従来から金属部品等のフライス加工用切削工具に用いられる切削インサートとして、例えば特許文献1に示すものが開示されている。
この切削インサートは、上面が略正4角形の板状のインサート本体を備えている。インサート本体は、上面にすくい面を、側面に逃げ面を、下面に工具ホルダと当接する着座面をそれぞれ有している。
この切削インサートには、上面の周縁に沿って、切刃が形成されている。具体的には、まず上面の各コーナに形成された4つのコーナ切刃を備えている。各コーナ切刃の一端と他端には、それぞれ主切刃と副切刃が繋がっており、主切刃と副切刃は、隣り合う2つのコーナ間にそれぞれ1つずつ形成されている。各コーナ間に位置する主切刃と副切刃は、それぞれ補助切刃によって繋がっている。
各補助切刃は、隣接する主切刃との接続点が、隣接する副切刃との接続点に比べ、インサート本体の下面から高い位置に形成されている。また、各コーナ切刃は、隣接する副切刃と繋がる一端から、隣接する主切刃と繋がる他端に向かうにつれて、上方に傾斜している。このため、各主切刃は、各副切刃に比べ、インサート本体の下面から高い位置に配設されている。
上述した切削インサートは、工具ホルダの外周側先端部に取り付けられる際、工具ホルダの回転軸線に対して正のアキシャルレーキ角を持たせて配置されるとともに、工具ホルダの半径方向の軸線に対して負のラジアルレーキ角を持たせて配置される。そして、切削加工の際は、工具ホルダの外周側に位置する主切刃と、これに繋がるコーナ切刃とが被削材を切削する。切削された被削材の加工面、すなわち、加工壁面と加工底面は、互いに略直角な関係となる。
工具ホルダの外周側に位置する副切刃、すなわち、加工壁面側の副切刃を、加工壁面側の主切刃よりも工具ホルダの回転軸側に後退させ、切削加工の際に被削材の加工壁面に干渉しないよう、上述した負のラジアルレーキ角を切削インサートに持たせている。
一方、工具ホルダの先端側に位置する副切刃、すなわち、加工底面側の副切刃は、上述した被削材の加工底面を平滑に仕上げるさらい刃として用いられる。この加工底面側の副切刃と隣接する主切刃、すなわち加工底面側の主切刃を、加工底面側の副切刃よりも工具ホルダの後端側に後退させ、切削加工の際に被削材の加工底面に干渉しないよう、上述した正のアキシャルレーキ角を切削インサートに持たせている。
特開平7−266120号公報
一般に、フライス加工用の切削工具を用いて切削加工を行う際に切刃に係る切削抵抗は、工具ホルダの先端側に位置する切刃、特に切削に用いられるコーナ切刃において最大となる。これに対し、特許文献1に記載された切削インサートにおいて、各コーナ切刃は、インサート本体の下面からの高さが、隣接する加工底面側の副切刃と繋がる一端から、隣接する壁面側の主切刃と繋がる他端に向かうにつれて高くなるように形成され、このコーナ切刃に沿うすくい面のすくい角が大きく変化するため、刃先角が確保されず、切削加工時におけるコーナ切刃の損傷が生じやすいという問題があった。
また、切削加工時において、加工底面側の主切刃に沿う逃げ面が、被削材の底面と干渉し、切削インサートの工具寿命が短くなりやすいという問題があった。
また、切削加工時において、コーナ切刃及び加工底面側の副切刃により切削された切り屑が、被削材の加工底面と該加工底面側の主切刃との間にかみ込むことにより、加工底面側の主切刃が損傷しやすい、或いは、上記切り屑が、工具ホルダに突き当たることにより、工具ホルダが損傷しやすいという問題があった。
また、加工壁面側の主切刃により切削された切り屑が、切削インサートを乗り越えて、工具ホルダに突き当たることにより工具ホルダの損傷が生じやすいという問題があった。
また、切削加工時において、加工壁面側の主切刃に係る切削抵抗は、隣接するコーナ切刃側で大きいため、この部分では刃先強度が求められており、それ以外の部分では主切刃に係る切削抵抗を低減するために刃先の鋭さが求められている。
また、一般のフライス加工用の切削工具と同様、4コーナ仕様の直角壁面加工用切削インサートにおいても、被削材の加工底面を、より平滑に仕上げることが可能な切削インサートが求められている。
本発明の目的は、上記課題に鑑み、従来よりも優れた切削性能を備える4コーナ仕様の直角壁面加工用切削インサートを提供することにある。
本発明の一態様に係る切削インサートは、略正4角形の上面を備える板状のインサート本体と、該上面の周縁に沿って形成された切刃部と、を備え、前記切刃部は、前記上面の各コーナに形成された4つのコーナ切刃と、各前記コーナ切刃の一端と他端にそれぞれ繋がるとともに、各前記コーナ切刃間にそれぞれ1つずつ形成された主切刃及び副切刃と、各コーナ切刃間に位置する前記主切刃と前記副切刃とをそれぞれ繋ぐ補助切刃と、を有、する切削インサートにおいて、各前記補助切刃は、隣接する前記主切刃との接続点における前記インサート本体の下面からの高さが、隣接する前記副切刃との接続点よりも高くなっており、各前記主切刃が、隣接する前記補助切刃との接続点から隣接する前記コーナ切刃との接続点に近づくにつれ前記下面からの高さが低くなるよう形成されるとともに、各前記コーナ切刃は、前記下面からの高さが、略一定となっており、前記補助切刃は、上面視した場合に、隣接する前記主切刃との接続点から隣接する前記副切刃との接続点に近づくにつれて前記上面の反対側の辺に近づくように、前記インサート本体の内側に向かって傾斜していることを特徴とする。
本発明によれば、従来よりも優れた切削性能を備える4コーナ仕様の直角壁面加工用切削インサートを提供することができる。
以下に本発明の実施例を、図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る切削インサートの第一実施例の斜視図である。図2は図1の切削インサートの上面図である。図3は図1の切削インサートの側面図である。図4は、本発明に係る切削インサートを工具ホルダに取り付けた切削工具の斜視図である。図5は、図4のG部と被削材の加工面との関係を示す拡大模式図である。
図1に示すように、本実施例の切削インサート1は、上面と下面24とが略正4角形となる板状に形成されたインサート本体2と、上面の周縁に沿って形成された切刃部3とを備えている。上面には、切刃部3側からインサート本体の内側に延びるすくい面20が形成されている。また、上面には、すくい面20よりも内側に位置するボス面21が形成されている。このボス面21は、インサート本体2の下面24と略平行であり、中央に、インサート本体2の上面と下面24とを略垂直に貫通する取り付け孔22が形成されている。すくい面20は、インサート本体2の内側に向かうとともに上方に傾斜する立ち上がり面20eを備えており、この立ち上がり面20eは、ボス面21の周縁に繋がっている。
図2に示すように、切刃部3は、上面の各コーナに形成された4つのコーナ切刃30と、各辺に沿って1つずつ、合計4つ形成された主切刃31及び副切刃32とを備えている。各コーナ切刃30の一端には、隣接する主切刃31が繋がっており、他端には、隣接する副切刃32が、それぞれ繋がっている。これら主切刃31と副切刃32とを繋ぐ補助切刃33が、各辺に1つずつ形成されている。
インサート本体2の上面には、主切刃31に沿って形成された主切刃すくい面20bと、補助切刃33に沿って形成された補助切刃すくい面20dと、副切刃32に沿って形成された副切刃すくい面20cと、コーナ切刃30に沿って形成されたコーナ切刃すくい面20aとが、それぞれ4つずつ備えられており、これらの面が互いに繋がることにより、上述したすくい面20が構成されている。
主切刃すくい面20bは、隣接するコーナ切刃すくい面20aとの接続部分から隣接する補助切刃すくい面20dに向かうにつれ、上方に傾斜するとともにすくい角が漸次大きくなる凹曲面で形成されている。また、補助切刃すくい面20dは、副切刃すくい面20cとの接続部分から主切刃すくい面20b側に向かうにつれて、上方に傾斜するように形成されている。したがって、主切刃すくい面20bと補助切刃すくい面20dとの接続部分は、上方に隆起した形状になっている。
図3に示すように、上面の各辺に沿って形成された隣り合う主切刃31と副切刃32には段差があり、これらを繋ぐ補助切刃33は、主切刃31と繋がる接続点33aから副切刃32と繋がる接続点33bに向かうにつれ、下面24側に向かって漸次傾斜している。
主切刃31は、隣接する補助切刃32との接続点から隣接するコーナ切刃30との接続点に近づくにつれ下面24側に向かって傾斜するように形成されている。また、コーナ切刃30の高さが略一定となっている。なお、本明細書中では、「高さ」とは、インサート2の下面24を含む平面からの高さをいう。また、「コーナ切刃30の高さが略一定」とは、切削インサート1の側面視において、切削インサート1の着座面に対するコーナ切刃30の角度が、±3°の範囲内であることをいう。
インサート本体2の側面には、切刃部3と繋がる逃げ面23が複数形成されている。具体的には、コーナ切刃30と下面24とを繋ぐコーナ逃げ面23cと、主切刃31及び補助切刃32に繋がる第一逃げ面23aと、第一逃げ面23aと下面24とを繋ぐ第二逃げ面23bと、副切刃32に繋がるとともに第二逃げ面23bとコーナ切刃30とを繋ぐ副切刃逃げ面23dとが、それぞれ4つずつ形成されている。なお、図3においては、逃げ面23のうち、隣り合う2つのコーナ間に沿って形成された第一逃げ面23a、第二逃げ面23b、副切刃逃げ面23d、コーナ切刃逃げ面23cを示している。
第一逃げ面23aは、インサート本体2の下面24側に向かうにつれインサート本体2の内側に所定の角度α(逃げ角)で傾斜している。第二逃げ面23bは、インサート本体2の下面24側に向かうにつれインサート本体2の内側に、第一逃げ面23aよりも急な角度β(逃げ角)で傾斜している。また、第一逃げ面23aと第二逃げ面23bとの繋がる交線部23eは、高さが略一定となっている。なお、「交線部23eの高さが略一定」とは、切削インサート1の側面視において、切削インサート1の着座面に対する第一逃げ面23aと第二逃げ面23bとのなす交線の角度が、±3°の範囲内であることをいう。
主切刃31と補助切刃33とは、第一逃げ面23aに沿って形成されている。このため、主切刃31と繋がる接続点33aから副切刃32と繋がる接続点33bに向かうにつれ、下面24側に向かって漸次傾斜している補助切刃33は、図2に示すように、上面視においてもインサート本体2の内側に窪んでいる。一方、副切刃32は、曲線状をなし、上面の各辺においてインサート本体2の外側に突き出ている。
(切削工具)
次に、上記切削インサートが工具ホルダに取り付けられた切削工具について説明する。図4に示すように、切削工具4は、軸線N周りに回転される工具ホルダ5を有している。工具ホルダ5には、先端側の外周に、切削インサート1を一つずつ取り付け可能な凹部50が複数形成されている。これらの凹部50は、それぞれ工具ホルダ5の外側に向けて開口している。また、凹部50のうち、回転方向Oの後方側に切削インサート1を取り付けるためのインサートポケット51が形成されている。インサートポケット51には、回転方向Oに略垂直な面をなすインサート取り付け座52が形成されている。インサート取り付け座52には、ネジ孔が形成されている。工具ホルダ5に切削インサート1を取り付ける際は、インサート取り付け座52に、切削インサート1の着座面を当接させた状態で、クランプ螺子により、切削インサート1を固定する。
このようにして構成された切削工具4は、アキシャルレーキを正に、ラジアルレーキを負に設定されたフライス工具として、図5に示すように、切削された被削材6の底面と壁面とが互いに略直角な関係にあるように被削材6を切削する。
被削材6の加工壁面を切削するために用いられる切刃は、工具ホルダ5の回転軸Nに略平行かつ、外周側に位置する主切刃31bと、これに繋がるコーナ切刃30である。このとき、負のラジアルレーキ角を切削インサート1に持たせることにより、被削材6の壁面を切削する外周側の主切刃31bと隣り合うとともに工具ホルダ5の後端側に位置する外周側の副切刃32bが、被削材6の壁面に干渉し損傷するのを抑制することができる。
一方、工具ホルダの先端側に位置する副切刃32aが、上述した被削材6の加工底面を平滑に仕上げるさらい刃として用いられる。このとき、正のアキシャルレーキ角を切削インサート1に持たせることにより、先端側の副切刃32aと隣接する先端側の切削に関与しない主切刃31aが、被削材6の加工底面に干渉し損傷するのを抑制することができる。
本実施例において、主切刃31は、隣接する補助切刃33との接続点33bから隣接するコーナ切刃30との接続点33aに近づくにつれ下面24側に向かって傾斜するように形成されている。さらに、コーナ切刃の高さが略一定となっている。これらにより、隣接する副切刃すくい面20cから隣接する主切刃すくい面20bに向かってコーナ切刃すくい面20aのすくい角が大きく変化するのを抑制し、コーナ切刃30における刃先角が確保される。このため、切削加工に使用されるコーナ切刃30の損傷を抑制することができる。
また、主切刃すくい面20bは、隣接するコーナ切刃すくい面20aから隣接する補助切刃すくい面20dに向かうにつれ、すくい角が漸次大きくなる凹曲面で形成されている。これにより、主切刃31に係る切削抵抗の大きなコーナ切刃30側における刃先強度を向上させて刃先の損傷を抑制するとともに、補助切刃33側に向かうにつれて刃先を鋭くし、壁面側の主切刃に係る切削抵抗を低減することができる。
また、補助切刃33は、上面視でインサート本体2の内側に窪んでいる。これにより、負のラジアルレーキ角を持つように取り付けられた切削インサート1において、外周側の切削に関与しない副切刃32bと被削材6の加工壁面との干渉を回避できる。
また、副切刃32は、上面視でインサート本体2の外側に向かって突き出ているとともに、側面視で第一逃げ面23aと第二逃げ面23bとの交線部23eと略同一の高さに形成されている。これにより、先端側の副切刃32aが被削材6の加工底面を切削する位置に取り付けられる際、交線部23eと被削材6の加工底面との干渉を回避できる。
さらに、副切刃32は、曲線状に形成されている。これにより、切削インサート1のインサート取り付け座51への取り付け姿勢が角度ずれ等を起こした場合であっても、被削材6の加工底面に対する先端側の副切刃32aの接触領域の形状はほとんど変化することがないため、被削材6の加工底面を良好に仕上げることができる。
また、すくい面20は、インサート本体2の内側に向かうとともに上方に傾斜する立ち上がり面20eを備えており、ボス面21の周縁は、この立ち上がり面20eに繋がっている。これにより、コーナ切刃30及び外周側の主切刃31bによって切削された切り屑が、立ち上がり面20eに沿って排出されるため、凹部50内における切り屑詰まりを抑制することができる。
また、補助切刃すくい面20dは、副切刃すくい面20cから主切刃すくい面20bに向かうにつれて、上方に傾斜するように形成されている。これにより、コーナ切刃30及び先端側の副切刃32aが切削した切り屑が、先端側の主切刃31aと被削材6の加工底面との間にかみ込むことによる先端側の主切刃31aの損傷、或いは、工具ホルダ5の凹部50に突き当たることによる工具ホルダ5の損傷等を抑制することができる。
(第二実施例)
次に、本発明の第二実施例について、図面を参照して説明する。なお、第一実施例と略同一の構成については、同一の符号を付し、説明を省略するものとする。
図6は、第二実施例の切削インサートの上面図である。図7は、図4のG部に、第二実施例の切削インサートを取り付けた場合の被削材の加工面との関係を示すG部拡大模式図である。
第二実施例の切削インサートは、第一実施例の切削インサートが備える副切刃と、形状の異なる副切刃を備えている。具体的には、図6に示すように、副切刃32は、コーナ切刃30の一端と、補助切刃33との接続点33bとを結ぶ直線状に形成されている。これにより、図7に示すように、先端側の副切刃32aを被削材6の加工底面と平行に取り付けることができるため、第一実施例と比べ、被削材6の加工底面を平滑に仕上げることができる。
さらに、第一逃げ面23aと第二逃げ面23bとの交線部23eと、この副切刃32の高さは略同一であり、かつ、交線部23eが、副切刃32の延長線上からインサート本体2の内側に向かって傾斜している。これにより、先端側の副切刃32aを被削材6の加工底面と平行に取り付けた際、図7に示すように、第一逃げ面23aと第二逃げ面23bとの交線部23eは、被削材6の加工底面と干渉することのない位置に配置される。
(切削方法)
次に、本発明に係る切削工具の第一実施例を用いて被削材を切削する切削方法について図面を参照して説明する。
図8乃至図10に、本発明に係る第一実施例の切削工具を用いて被削材を切削する切削方法の工程図を示す。まず、工具ホルダ5に切削インサート1を取り付ける。そして、図8に示すように、切削工具4を回転させるとともに、切削工具4を被削材6に近づける。なお、切削工具4と被削材6は、相対的に近づけば良く、例えば、被削材6を切削工具4に近づけても良い。
次いで、図9に示すように、工具ホルダ5の外周側の主切刃及びこれと隣接するコーナ切刃を被削材6に接触させて被削材6を切削する。その後、図10に示すように被削材6から切削工具4を離間させる。なお、切削加工を継続する場合は、切削工具4を回転させた状態を維持して、被削材6の異なる箇所に工具ホルダ5の外周側の主切刃及びこれと隣接するコーナ切刃を接触させる工程を繰り返す。
以上、本発明の実施例を例示したが、本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない限り任意のものとすることができることはいうまでもない。
本発明に係る切削インサートの第一実施例の斜視図である。 図1の切削インサートの上面図である。 図1の切削インサートの側面図である。 本発明に係る切削インサートを工具ホルダに取り付けた切削工具の斜視図である。 工具ホルダに第一実施例の切削インサートを取り付けた場合における図4のG部と被削材の加工面との関係を示す拡大模式図である。 本発明に係る切削インサートの第二実施例の上面図である。 工具ホルダに第一実施例の切削インサートを取り付けた場合における図4のG部と被削材の加工面との関係を示す拡大模式図である。 本発明に係る切削方法の工程図である。 本発明に係る切削方法の工程図である。 本発明に係る切削方法の工程図である。
符号の説明
1・・・切削インサート
20・・・すくい面
20a・・・コーナ切刃すくい面
20b・・・主切刃すくい面
20c・・・副切刃すくい面
20d・・・補助切刃すくい面
20e・・・立ち上がり面
21・・・ボス面
22・・・取り付け孔
23・・・逃げ面
23a・・・第一逃げ面
23b・・・第二逃げ面
23c・・・コーナ逃げ面
23d・・・副切刃逃げ面
23e・・・交線部
24・・・下面
30・・・コーナ切刃
31・・・主切刃
31a・・・先端側の主切刃
31b・・・外周側の主切刃
32・・・副切刃
32a・・・先端側の副切刃
32b・・・外周側の副切刃
33・・・補助切刃
33a・・・主切刃との接続点
33b・・・副切刃との接続点
33c・・・先端側の補助切刃
33d・・・外周側の補助切刃
4・・・切削工具
5・・・工具ホルダ
50・・・凹部
51・・・インサートポケット
52・・・インサート取り付け座
6・・・被削材

Claims (4)

  1. 略正4角形の上面を備える板状のインサート本体と、
    該上面の周縁に沿って形成された切刃部と、
    を備え、
    前記切刃部は、
    前記上面の各コーナに形成された4つのコーナ切刃と、
    各前記コーナ切刃の一端と他端にそれぞれ繋がるとともに、各前記コーナ切刃間にそれぞれ1つずつ形成された主切刃及び副切刃と、
    各前記コーナ切刃間に位置する前記主切刃と前記副切刃とをそれぞれ繋ぐ補助切刃と、
    を有する切削インサートにおいて、
    各前記補助切刃は、隣接する前記主切刃との接続点における前記インサート本体の下面からの高さが、隣接する前記副切刃との接続点よりも高くなっており、
    各前記主切刃が、隣接する前記補助切刃との接続点から隣接する前記コーナ切刃との接続点に近づくにつれ前記下面からの高さが低くなるよう形成されるとともに、各前記コーナ切刃は、前記下面からの高さが、略一定となっており、
    前記補助切刃は、上面視した場合に、隣接する前記主切刃との接続点から隣接する前記副切刃との接続点に近づくにつれて前記上面の反対側の辺に近づくように、前記インサート本体の内側に向かって傾斜していることを特徴とする切削インサート。
  2. 前記インサート本体の側面が、主切刃及び補助切刃に繋がる第一逃げ面と、第一逃げ面および下面を繋ぐ第二逃げ面とを有しており、
    前記副切刃が、上面視した場合に外側に向かって突出した形状であるとともに、側面視した場合に前記第一逃げ面と前記第二逃げ面との交線部と略同一の高さに位置していることを特徴とする請求項1に記載の切削インサート。
  3. 請求項1に記載の切削インサートを、工具ホルダに取り付けた切削工具。
  4. 請求項に記載の切削工具を用いて被削材を切削する切削方法であって、
    前記被削材に前記切削工具を相対的に近づける工程と、
    前記切削工具を回転させ、切刃を前記被削材の表面に接触させて、前記被削材の表面を切削する工程と、
    前記被削材と前記切削工具とを相対的に遠ざける工程と、
    を備えることを特徴とする切削方法。
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