JP2012253905A - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、タービン発電機用など回転子の回転数が高い場合の固定子を分割構造にするにあたって電磁振動が抑制される構造を有した回転電機を提供する。
【解決手段】一実施形態の回転電機は、回転子の周囲に配置される固定子が回転子の軸心を中心とする半径方向に内側鉄心及び外側鉄心に分割されて構成される。内側鉄心は、周方向に複数に分割された扇形の電磁鋼板を、分割面が軸方向で連続しないように回転角度をずらして軸方向に積層して一体に形成される。外側鉄心は、周方向に複数に分割された扇形の電磁鋼板を、分割面が周方向に少なくとも2か所で軸方向に連続するように回転角度を揃えて軸方向に積層して構成される。
【選択図】 図2

Description

本発明の実施形態は、固定子鉄心を径方向および周方向で分割可能に構成した回転電機に関する。
回転電機は、固定子及び回転子ともに鉄心を有しており、重量が大きくなる。工場から設置場所まで輸送する際に、車高及び車幅の制限や積載重量の制限を超える大型の回転電機の場合、輸送できる大きさに複数に分割できるように造られる。
水力発電機用の回転電機の場合、回転数が低いので、極数が多く、固定子の直径も大きくなる。したがって、固定子の固有振動数が低くなり、電磁加振力の振動数に対して大きく離れる。また、固定子の直径が大きいので固定子の分割数が電磁加振モードの節数に一致しないように選択することで、刺激係数を小さく設定できる。つまり、水力発電用の回転電機に発生する電磁振動は、もともと小さい。したがってこのような回転電機の場合、固定子の鉄心を複数に分割した構造を採用することが多い。
実公昭16−13526号公報 特開昭47−21603号公報
しかしながら、タービン発電機用の回転電機の場合、回転数が高く、極数は2極あるいは4極に設定されることがほとんどである。そのため、固定子の固有振動数が電磁加振力の振動数に近くなる。また、コイルの結線などを考慮すると固定子は2分割にせざるを得ない。極数が2極あるいは4極であると加振力モードに類似し、刺激係数が大きくなる。そのため、わずかな振動が増幅されやすく、フレームの溶接部など応力集中する部分に繰り返し応力が加わることで疲労破壊が生じることや、巻線の磨耗による絶縁損傷などが生じることが懸念される。このように、タービン発電機用の固定子の鉄心に分割構造を採用するには電磁振動を抑制する対策が必要である。
一般に、電磁振動を抑えるには、固定子の外径を大きくすることによって剛性を向上させることが知られている。しかし、固定子の外径を大きくすると、輸送するために分割した貨物の個々の重量および嵩を増大させることになるので、分割構造を採用する効果が薄れる。また、外径を大きくしたことに伴い、固定子巻線が発生する熱や固定子の鉄心を磁束が透過することで発生する熱が固定子にこもりやすく、冷却する効率も低下する。
そこで、本発明は、回転子の回転数が高い場合にも電磁振動および発熱が抑制される分割構造の固定子を有した回転電機を提供する。
本発明の一実施形態の回転電機は、回転子の周囲に配置される固定子が回転子の軸心を中心とする半径方向に内側鉄心及び外側鉄心に分割されて構成される。内側鉄心は、周方向に複数に分割された扇形の電磁鋼板を、分割面が軸方向で連続しないように回転角度をずらして軸方向に積層して一体に形成される。外側鉄心は、周方向に複数に分割された扇形の電磁鋼板を、分割面が周方向に少なくとも2か所で軸方向に連続するように回転角度を揃えて軸方向に積層して構成される。
第1の実施形態の回転電機の軸心に沿う断面図。 図1中のF2A−F2A線に沿う断面を右側に、F2B−F2B線に沿う断面を左側に、それぞれ示す断面図。 図1に示した固定子の内側鉄心の1つのセグメントとこれに対応する範囲の外側鉄心の一部の平面図。 第2の実施形態の回転電機の固定子の内側鉄心の1つのセグメント及びこれに対応する範囲の外側鉄心の一部の平面図。 第3の実施形態の回転電機の固定子の内側鉄心の1つのセグメント及びこれに対応する範囲の外側鉄心の一部の平面図。 第4の実施形態の回転電機の固定子の内側鉄心の1つのセグメント及びこれに対応する範囲の外側鉄心の一部の平面図。 第5の実施形態の回転電機の固定子の内側鉄心の一部とこれに対応する範囲の外側鉄心の第1層及び第2層を重ねて示す平面図。 (a)は図7に示した外側鉄心の第1層の平面図、(b)は図7に示した外側鉄心の第2層の平面図、(c)は図7に示した内側鉄心の第1層の平面図、(d)は図7に示した内側鉄心の第2層の平面図。 第6の実施形態の回転電機の固定子の内側鉄心の一部とこれに対応する範囲の外側鉄心の第1層及び第2層を重ねて示す平面図。 (a)は図9に示した外側鉄心の第1層の平面図、(b)は図9に示した外側鉄心の第2層の平面図、(c)は図9に示した内側鉄心の第1層の平面図、(d)は図9に示した内側鉄心の第2層の平面図。 第7の実施形態の回転電機の固定子の図2に相当する断面図。 第8の実施形態の回転電機の固定子の図2に相当する断面図。 第9の実施形態の回転電機の固定子の図2に相当する断面図。 第10の実施形態の回転電機の固定子の図2に相当する断面図。 第11の実施形態の回転電機の固定子の図2に相当する断面図。
第1の実施形態の回転電機1について、図1から図3を参照して説明する。図1に示す回転電機1は、2極タービン発電機に適用される。図1において主要な構成以外は、模式的に図示している。本実施形態の回転電機1は、回転子2の回転中心20が水平に設置され、その外周に固定子3が保持されている。回転子2および固定子3は、フレーム4によって囲われている。フレーム4は、図2に示すように回転中心20を通る水平面において二分割される上部フレーム4Aおよび下部フレーム4Bで構成されている。上部フレーム4Aと下部フレーム4Bは、フランジ41A,41Bで接合される。
上部フレーム4Aおよび下部フレーム4Bは、図1および図2に示すように、それぞれ外周板42A,42Bと、隔板43A,43Bと、鏡板44A,44Bを備える。外周板42A,42Bは、全体を覆う円筒形に形成されている。下部フレーム4Bの外周板42Bには、図2に示すように脚板45が取り付けられている。隔板43A,43Bは、回転中心20の半径方向に一定の幅を有した円弧形状であり、軸方向に貫通した穴を周方向に複数有している。隔板43A,43Bは、図1に示すように回転中心20に沿う軸方向に間隔を空けて複数配置され、外周板42A,42Bの内面にそれぞれ溶接されている。また、図2に示すように隔板43A,43Bの各穴の間から外周板42A,42Bに延びる補強リブが取り付けられている。鏡板44Aは、上部フレーム4Aの外周板42Aの端面に取り付けられたリムにボルトで締結され、鏡板44Bは、下部フレーム4Bの外周板42Bの端面に取り付けられたリムにボルトで締結される。回転子2は、鏡板44A,44Bの間に挟まれる滑り軸受5によって支持される。
固定子3は、図1から図3に示すように、回転中心20に対して半径方向に内側鉄心31および外側鉄心32に分割されている。外側鉄心32は、上部フレーム4Aおよび下部フレーム4Bが分割される水平面に沿って図2に示すように上部外側鉄心32Aと下部外側鉄心32Bとに分割されている。
内側鉄心31は、周方向に複数に分割された扇形の電磁鋼板311を、分割面が回転中心20に沿う軸方向に連続しないように回転角度をずらして軸方向に積層することによって、一体に形成されている。この内側鉄心31を構成する電磁鋼板311は、方向性電磁鋼板であって、図3に示すように扇形の中心における磁束透過方向Mが回転中心20に対して半径方向に沿うように材料取りされる。この電磁鋼板311を積層したことによって平均化される内側鉄心31の磁束透過方向Mは、回転中心20に対して半径方向になる。
ここで、方向性電磁鋼板の磁束透過方向とは、磁界中に置かれた場合にこの材料中を透過する磁束が通りやすい方向であって、鋼板の製造過程において材料を圧延した方向にほぼ一致する。したがって、クロス圧延を施された場合は無方向性電磁鋼板になり、磁束透過方向は生じない。
外側鉄心32は、周方向に複数に分割された扇形の電磁鋼板321を、分割面が回転中心20に対して周方向に少なくとも2か所で軸方向へ連続するように回転角度を揃えて軸方向に積層することによって構成されている。外側鉄心32を構成する電磁鋼板321の分割面が、2か所で揃っている、すなわち軸方向に沿う面で二分割になるように、本実施形態では回転中心20を通る水平面で上部外側鉄心32Aと下部外側鉄心32Bとの二分割になるように配置されている。分割面は、2か所に限らず、複数か所に設けてもよい。以下の説明において、上部外側鉄心32Aであるか下部外側鉄心32Bであるかによる機能的な差が無い場合はすべて外側鉄心32として説明する。
第1の実施形態において上部外側鉄心32Aおよび下部外側鉄心32Bをそれぞれ構成する電磁鋼板321は、方向性電磁鋼板であって、図3に示すように扇形の中心における磁束透過方向Mが回転中心20に対して周方向に沿うように材料取りされている。この電磁鋼板321を周方向に並べるとともに軸方向へ積層することによって平均化される外側鉄心32の磁束透過方向Mは、回転中心20に対して周方向になる。
図1および図2に示すように外側鉄心32の外周には、外周リブ棒61A,61B、リブ板62A,62Bおよび連結リブ63A,63Bが配置されている。外周リブ棒61A,61Bは、回転中心20に対して平行にかつ周方向に複数本が等配に配置されている。リブ板62A,62Bは、隔板43A,43Bと平行に複数用意され、軸方向に貫通する穴が隔板43A,43Bと同じ配置で設けられている。リブ板62A,62Bは、内周が外周リブ棒61A,61Bに溶接されている。連結リブ63A,63Bは、回転中心20に沿う軸方向の複数か所にリブ板62A,62Bと平行に配置され、内周が外周リブ棒61A,61Bに溶接されている。連結リブ63A,63Bは、外周リブ棒61A,61Bを外周から押さえるいわゆる「たが」の役割を果たす。
外周リブ棒61A,61B、リブ板62A,62Bおよび連結リブ63A,63Bは、上部フレーム4Aおよび下部フレーム4Bそれぞれに対応して作られる。リブ板62Aの穴と隔板43Aの穴、リブ板62Bの穴と隔板43Bの穴がそれぞれ軸方向に一致する状態でそれぞれの穴を貫通するバネ棒46A,46Bが取り付けられている。このバネ棒46Aを介して上部外側鉄心32Aが上部フレーム4Aに支持され、バネ棒46Bを介して下部外側鉄心32Bが下部フレーム4Bに支持される。
上部外側鉄心32Aは、外周リブ棒61Aとリブ板62Aと連結リブ63Aが組まれた内側に電磁鋼板321を積層することによって組み立てられ、下部外側鉄心32Bは、外周リブ棒61Bとリブ板62Bと連結リブ63Bが組まれた内側に電磁鋼板321を積層することによって組み立てられる。上部外側鉄心32Aおよび下部外側鉄心32Bとして必要枚数が積層された電磁鋼板321は、外周リブ棒61A,61Bの端部にそれぞれ加工されたネジにナットを取り付け、それぞれ積層した両端に配置された押え板322を締め付けることで固定される。
内側鉄心31と外側鉄心32の間には、回転中心20と平行に複数本の内側リブ棒71が周方向に等配に配置されている。内側リブ棒71は、非磁性部材、例えばオーステナイト系のステンレス鋼で作られる。内側鉄心31は、この内側リブ棒71をガイドに電磁鋼板311を積層することによって組み立てられる。内側鉄心31として必要枚数が積層された電磁鋼板311は、内側リブ棒71の端部のそれぞれに加工されたネジにナットを取り付け、積層した両端に配置された押え板312を締め付けることで固定される。内側鉄心31の内周には、回転中心20に沿う方向に複数のスロットが形成される。各スロットには、固定子巻線8が内側鉄心31に対して絶縁された状態で収納され、楔9で保持される。
回転電機1は、次のように組み立てられる。まず、下部外側鉄心32Bが組み込まれた下部フレーム4Bに内側鉄心31を載せ、その上から上部外側鉄心32Aが組み込まれた上部フレーム4Aを被せてフランジ41A,41Bをボルトで締結する。回転子2を内側鉄心31に通し、滑り軸受5および鏡板44Bを取り付けたのち、心出し調整を行い、最後に鏡板44Aを取り付ける。
内側鉄心31および外側鉄心32は、内側リブ棒71が配置される部分がそれぞれ窪んでいる。したがって、外側鉄心32に対する内側鉄心31の回転方向の動きは、内側リブ棒71によって概ね拘束される。ただし、上部外側鉄心32Aおよび下部外側鉄心32Bを分割する方向に、内側リブ棒71が通過しなければならない。そのため、内側リブ棒71の中心は、内側鉄心31よりに配置され、内側リブ棒71は、キーとしての機能が減る。したがって第1の実施形態では、図2に示すように、下部外側鉄心32Bと内側鉄心31との間に非磁性部材のキー72を設けている。
以上のように構成された第1の実施形態の回転電機1は、固定子3を内側鉄心31と上部外側鉄心32Aと下部外側鉄心32Bとに分割しているので、設置場所へ輸送する際の貨物の大きさおよび重量を個々に分けることができる。したがって、車両、船舶、鉄道、飛行機などの運搬手段や、橋梁、道路、トンネルなどの運搬経路に起因する輸送制限が軽減される。また、固定子3に絶縁材を含浸させる工程が必要になるのが内側鉄心31のみになるので、浸漬させるべき容積が小さくなり、製造面においての利点もある。
さらに第1の実施形態の回転電機1は、内側鉄心31を円筒体に構成している。二極機の回転子のように強い磁気吸引力が作用してもフープ応力が発生するので、内側鉄心31は、剛性を維持できる。また、内側鉄心31が1つの円筒体であるため、固定子巻線8を分解することなく設置場所へ輸送することができるので、設置工期が短縮される。
また、第1の実施形態の回転電機1において、固定子3は、半径方向に内側鉄心31と外側鉄心32とに分割されており、内側鉄心31に固定子巻線8が取り付けられている。それぞれ積層される電磁鋼板311,321には、方向性電磁鋼板を採用しており、内側鉄心31を構成する電磁鋼板311の中心における磁束透過方向Mが回転中心20に対して半径方向に、外側鉄心32を構成する電磁鋼板321の中心における磁束透過方向Mを回転中心20に対して周方向に、それぞれ揃えられている。したがって、回転子2が発生する磁界の磁束が、内側鉄心31の部分では半径方向に透過しやすく、外側鉄心32の部分では周方向に透過しやすい。その結果、磁束が固定子3を透過するときの磁気抵抗が軽減されるので内側鉄心31および外側鉄心32の発熱が抑えられる。変換効率が向上し、固定子巻線8に発生する電力も大きくなる。したがって、回転電機1の発電効率が向上する。
以下、第2から第11の実施形態の回転電機1について図面を参照して説明する。各実施形態の各図中において第1の実施形態の回転電機1と同じ機能を有する構成には同じ符号を付し、詳細な説明は、第1の実施形態の対応する記載を参酌することとする。また、回転電機1の全体の構成についても、各実施形態において説明されない箇所は、第1の実施形態の説明および図を参酌する。
第2の実施形態の回転電機1について、図4を参照して説明する。第2の実施形態の回転電機1における固定子3は、第1の実施形態と同様に回転中心20に対して半径方向に内側鉄心31と外側鉄心32に分割されており、さらに外側鉄心32は、上部外側鉄心32Aと下部外側鉄心32Bに分割されている。そして、上部外側鉄心32Aおよび下部外側鉄心32Bをそれぞれ構成する電磁鋼板321には、磁束が透過しやすい方向に特異性を有していない無方向性電磁鋼板を採用している。この他の構成は第1の実施形態と同じである。
以上のように構成された第2の実施形態の回転電機1によれば、回転子2が発生する磁界の磁束が、固定子3の内側鉄心31を回転中心20に対して半径方向に透過しやすい。したがって、電磁振動が発生するのが抑えられる。そして、外側鉄心32を構成する電磁鋼板321として無方向性電磁鋼板を採用しているので、内側鉄心31を半径方向に透過した磁束が外側鉄心32を周方向に透過するために変向されても、磁気抵抗が小さい。その結果、固定子3の発熱が抑えられて変換効率が向上するので、回転電機1の発電効率が向上する。
第3の実施形態の回転電機1について、図5を参照して説明する。第3の実施形態の回転電機1における固定子3は、第1の実施形態と同様に分割されている。また、内側鉄心31および外側鉄心32を構成する電磁鋼板311,321として方向性電磁鋼板を採用してる点も、第1の実施形態と同じである。そして、外側鉄心32を構成する電磁鋼板321は、中心における磁束透過方向Mが回転子2の回転方向Sに延びる接線に対して回転中心20側へ角度θ傾いているように材料取りされている点が、第1の実施形態と異なっている。
このように構成された第3の実施形態の回転電機1は、外側鉄心32を構成する電磁鋼板321の磁束透過方向Mを角度θ傾けているので、内側鉄心31を構成する電磁鋼板311の磁束透過方向Mと外側鉄心32を構成する電磁鋼板321の磁束透過方向Mとが垂直に交わらない。回転子2が発生する磁界の磁束は、内側鉄心31を半径方向に透過するとともに外側鉄心32を周方向に透過する。このとき、内側鉄心31を透過した磁束と外側鉄心32を回転子2の回転方向Sの進行方向へ透過した磁束は、それぞれの磁束透過方向Mに案内されることによって直角よりも大きい鈍角に連続する。つまり、半径方向と周方向との間で磁束の方向が変向されるときの磁気抵抗が軽減される。固定子3の発熱が抑えられるとともに固定子巻線8における変換効率が向上し、回転電機1の発電効率が向上する。
第4の実施形態の回転電機1について、図6を参照して説明する。第4の実施形態の回転電機1における固定子3は、第1の実施形態と同様に分割されている。内側鉄心31および外側鉄心32を構成する電磁鋼板311,321として方向性電磁鋼板を採用している点も第1の実施形態と同じである。そして、外側鉄心32を構成する電磁鋼板321は、中心における磁束透過方向Mが回転子2の回転方向Sに延びる接線に対して回転中心20から離れる離心側へ角度θ傾いているように材料取りされている点が第1の実施形態と異なっている。つまり第4の実施形態の外側鉄心32を構成する電磁鋼板321の磁束透過方向Mは、第3の実施形態の外側鉄心32を構成する電磁鋼板321の磁束透過方向Mが接線に対して傾いているのと反対方向に傾いている。
このように構成された第4の実施形態の回転電機1は、第3の実施形態と同様に外側鉄心32を構成する電磁鋼板321の磁束透過方向Mを角度θ傾けているので、内側鉄心31を透過した磁束と外側鉄心32を透過した磁束は、垂直に交わらない。つまり、磁束の方向が半径方向と周方向との間で変向される場合の磁気抵抗が軽減される。固定子3の発熱が抑えられるとともに固定子巻線8における変換効率が向上するので、回転電機1の発電効率が向上する。
第5の実施形態の回転電機1について、図7および図8を参照して説明する。第5の実施形態の回転電機1における固定子3は、第1の実施形態と同様に分割されている。そして、外側鉄心32は、図8(a)に示す第1の電磁鋼板321Aと図8(b)に示す第2の電磁鋼板321Bとを交互に軸方向へ積層して構成されている。第1の電磁鋼板321Aは、分割された扇形の中心における磁束透過方向Mが回転子2の回転方向Sに延びる接線に対して中心側へ角度θ傾けて材料取りされている方向性電磁鋼板である。第2の電磁鋼板321Bは、分割された扇形の中心における磁束透過方向Mが回転子2の回転方向Sに延びる接線に対して離心側へ角度θ傾けて材料取りされている方向性電磁鋼板である。
第1の電磁鋼板321Aは、第3の実施形態における外側鉄心32を構成する電磁鋼板321と同じものであり、第2の電磁鋼板321Bは、第4の実施形態における外側鉄心32の電磁鋼板321と同じものである。また、第1の電磁鋼板321Aは、第2の電磁鋼板321Bを裏返したものと同じである。したがって、第1の電磁鋼板321Aと第2の電磁鋼板321Bは、磁束透過方向Mに対して角度をそれぞれ合わせて材料取りしてもよいし、第1の電磁鋼板321Aと第2の電磁鋼板321Bは、磁束透過方向Mに対して同じ角度で材料取りをしたのち、外側鉄心32を組み立てる際に第2の電磁鋼板321B用に裏返して組み立ててもよい。
図7と図8(a)および図8(b)に示すように、外側鉄心32の第1の電磁鋼板321Aどうしの分割面は、上部外側鉄心32Aと下部外側鉄心32Bの合わせ面となる位置を除いて、外側鉄心32の第2の電磁鋼板321Bどうしの分割面と一致しないように回転位置をずらして積層される。また、第1の電磁鋼板321Aと同じ層に積層される内側鉄心31の電磁鋼板311どうしの分割面は、図7および図8(c)に示すように少なくとも第1の電磁鋼板321Aどうしの分割面と一致しないように回転位置をずらして積層される。
第5の実施形態の場合、図7に示すように、図8(a)の第1の電磁鋼板321Aと同じ層の図8(c)の内側鉄心31の電磁鋼板311の分割面、および、図8(b)の第2の電磁鋼板321Bと同じ層の図9(d)の内側鉄心31の電磁鋼板311の分割面は、いずれも第1の電磁鋼板321Aどうしおよび第2の電磁鋼板321Bどうしの分割面に一致しないように配置されている。つまり、内側鉄心31と外側鉄心32の位置が軸方向に多少ずれても、内側鉄心31の電磁鋼板311どうしの分割面は、外側鉄心32の第1の電磁鋼板321Aどうしの分割面および第2の電磁鋼板321Bどうしの分割面に一致しないように配置される。
以上のように構成された第5の実施形態の回転電機1は、外側鉄心32の第1の電磁鋼板321Aおよび第2の電磁鋼板321Bの磁束透過方向Mがそれぞれ接線方向に対して傾いており、かつ、傾いている角度が逆方向である。そして、軸方向に第1の電磁鋼板321Aと第2の電磁鋼板321Bを交互に積層している。したがって、内側鉄心31を半径方向に透過する磁束が、外側鉄心32を回転方向Sに前進側および後退側のいずれの方向へ透過する場合であっても、内側鉄心31と外側鉄心32を透過する磁束がなだらかに連続するように形成される。
その結果、回転子2が発生する磁界の磁束が固定子3を透過するときの磁気抵抗が小さくなるので、固定子3の発熱が抑えられる。したがって、固定子巻線8における変換効率が向上し、回転電機1の発電効率が向上する。また、内側鉄心31の電磁鋼板311どうしの分割面、外側鉄心32の第1の電磁鋼板321Aどうしおよび第2の電磁鋼板321Bどうしの分割面の回転位置が積層方向に一致しないように配置されるので、固定子3の全体的な剛性が高まる。
第6の実施形態の回転電機1について、図9および図10を参照して説明する。第6の実施形態の回転電機1における固定子3は、第1の実施形態と同様に分割されている。そして、外側鉄心32は、図10(a),(b)に示すように第1の電磁鋼板321Aと第2の電磁鋼板321Bが周方向へ交互に並べたものを、軸方向にそれぞれの磁束透過方向Mが重ならないように積層して構成されている。第1の電磁鋼板321Aは、分割された扇形の中心における磁束透過方向Mが回転子2の回転方向Sに延びる接線に対して中心側へ角度θ傾けて材料取りされた方向性電磁鋼板である。第2の電磁鋼板321Bは、分割された扇形の中心における磁束透過方向Mが回転子2の回転方向Sに延びる接線に対して離心側へ角度θ傾けて材料取りされた方向性電磁鋼板である。
図10(a)および図10(b)に示す各層で隣り合う第1の電磁鋼板321Aと第2の電磁鋼板321Bの間の分割面は、軸方向すなわち積層方向に一致しないように回転位置をずらして配置される。この結果、各層に配置される第1の電磁鋼板321Aおよび第2の電磁鋼板321Bのいずれの磁束透過方向Mも軸方向に重ならないように配置される。また、図10(a)に示す外側鉄心32の層に対応する図10(c)に示す内側鉄心31の電磁鋼板311の分割面および図10(b)に示す外側鉄心32の層に対応する図10(d)に示す内側鉄心31の電磁鋼板311の分割面は、同じ層の外側鉄心32の電磁鋼板どうしの分割面および隣り合う層の内側鉄心31の電磁鋼板どうしの分割面と一致しない回転位置になるように配置される。
以上のように構成された第6の実施形態の回転電機1は、第5の実施形態の回転電機1と同様の効果を奏する。
第7の実施形態の回転電機1について、図11を参照して説明する。第7の実施形態の回転電機1における固定子3は、内側鉄心31と外側鉄心32を半径方向に分ける境界面の形状が回転子2の回転中心20を中心とする楕円柱面に形成されている。本実施形態において、回転中心20に対して垂直に楕円柱面を横切る断面に現れる楕円の長径は、鉛直方向に配置されている。したがって、外側鉄心32を上部外側鉄心32Aと下部外側鉄心32Bとに分ける分割面における上部外側鉄心32Aと下部外側鉄心32Bの半径方向の寸法は、上部外側鉄心32Aの頂部における半径方向の寸法および下部外側鉄心32Bの底部における半径方向の寸法よりも大きい。
内側鉄心31、上部外側鉄心32A、下部外側鉄心32Bをそれぞれ構成する電磁鋼板311,321は、周方向に複数に分割して材料取りされる。このとき、内側鉄心31と外側鉄心32の境界面が楕円柱面であるので、回転位置に応じて電磁鋼板311,321の形状は、異なる。その他の構成は第1の実施形態の回転電機1と同じである。
以上のように構成された第7の実施形態の回転電機1によれば、内側鉄心31と外側鉄心32の境界面が楕円柱面であるので、回転中心20に対して内側鉄心31に作用するトルクは、境界面に作用する面圧によって外側鉄心32に伝達される。したがって、第1の実施形態の回転電機1において設けられたキー72は、本実施形態の回転電機1には不要である。その分部品点数が減り、回転電機1の構造が簡素化される。
第8の実施形態の回転電機1について、図12を参照して説明する。第8の実施形態の回転電機1における固定子3は、内側鉄心31と外側鉄心32を半径方向に分ける境界面の形状が回転子2の回転中心20を中心とする楕円柱面に形成され、回転中心20に対して垂直な楕円柱面の断面に現れる楕円の長径は、外側鉄心32を上部外側鉄心32Aと下部外側鉄心32Bとに分ける分割面に沿う方向に配置される。したがって、上部外側鉄心32Aの頂部における半径方向の寸法および下部外側鉄心32Bの底部における半径方向の寸法は、分割面における上部外側鉄心32Aと下部外側鉄心32Bの半径方向の寸法よりも大きい。また、一体形成される内側鉄心31の水平位置の半径方向に沿う寸法は、鉛直位置の半径方向に沿う寸法よりも大きい。
以上のように構成された第8の実施形態の回転電機1によれば、第7の実施形態と同様にキー72が不要であり、水平面に沿って外側鉄心32の分割面が設定されていることによる固定子3の構造上の強度の低下を、一体に形成される内側鉄心31の形状によって補うことができる。回転電機1の固定子3の半径方向の分割面を鉛直方向に扁平した楕円柱面にしたことによって、水平方向と鉛直方向の剛性の差が小さくなる。したがって、回転電機1が運転されたときの電磁振動の振幅は、均一化されて小さく抑えられる。
第9の実施形態の回転電機1について、図13を参照して説明する。第9の実施形態の回転電機1における固定子3は、内側鉄心31と外側鉄心32を半径方向に分ける境界面の形状を多角柱面とした。この実施形態の場合、回転中心20に対して垂直な断面に現れる多角形の頂点の数は、内側リブ棒71の数と同数とし、各頂点に内側リブ棒71を配置している。
以上のように構成された第9の実施形態の回転電機1によれば、内側リブ棒71を配置するための窪みを内側鉄心31側に取り込んでも、内側鉄心31と外側鉄心32の境界面が多角柱面に形成されているので、キーを設けなくても、内側鉄心31に作用するトルクを外側鉄心32に伝達することができる。したがって、第7および第8の実施形態と同様に、回転電機1の構造が簡素化される。
第10の実施形態の回転電機1について、図14を参照して説明する。第10の実施形態の回転電機1における固定子3は、内側鉄心31と外側鉄心32を半径方向に分ける境界面の形状を奇数の多角柱面、ここでは、5角柱面にした。回転中心20に対して垂直な断面に現れる五角形の頂点に配置される内側リブ棒71以外の内側リブ棒71は、5角柱面の各側面に相当する区間に配置される。第10の実施形態の場合、頂点を結ぶ区間には、3つの内側リブ棒71がそれぞれ配置されている。また、図14に示すように、外側鉄心32が上部外側鉄心32Aと下部外側鉄心32Bとに分割される水平面に対して面対称となるように、5角柱面の一つの側辺に位置する内側リブ棒71を分割面となる水平面に配置している。ここで、「側辺」とは、多角柱面の断面における多角形の頂点を通る稜線をいう。
以上のように構成された第10の実施形態の回転電機1によれば、第1の実施形態の回転電機1や、第7から第9の実施形態の回転電機1による効果と同様の効果を得る。また、多角柱面の角数を奇数にしているので、内側鉄心31に作用する磁気吸引力によって生じる4節円環固有振動モードに類似した振動モードで加振されても、振動が励起され難く、つまり、刺激係数が低く抑えられる。したがって、回転電機1に生じる電磁振動を抑制することができる。
第11の実施形態の回転電機1について、図15を参照して説明する。第11の実施形態の回転電機1における固定子3は、第10の実施形態と同様に、内側鉄心31と外側鉄心32を半径方向に分ける境界面の形状を奇数の多角柱面である5角柱面にした。このとき、断面において五角形の頂点の一つが頂部に位置するように、回転中心20を通る鉛直面に対して面対称に境界面を形成した。
なお、この回転電機1の場合、下部フレーム4Bに組み込まれた下部外側鉄心32Bに対して、内側鉄心31を上から載せるように設置する。そして、上部フレーム4Aに組み込まれた上部外側鉄心32Aが内側鉄心31の上半分に嵌るように、上部フレーム4Aを回転中心20に沿って水平にスライドさせて組み立てる。回転子2を挿入し、滑り軸受5および鏡板44A,44Bを取り付ける。
以上のように構成した第11の実施形態の回転電機1によれば、第10の実施形態と同様の効果を奏するとともに、内側鉄心31の半径方向の寸法が水平方向に均等になる。したがって、固定子3としての水平方向に対する剛性が高くなる。外側鉄心32に分割面を設けたことによる水平方向の剛性の低下は、内側鉄心31の水平方向の剛性を高めたことによって補われるので、回転電機1に生じる電磁振動を抑制することができる。
なお、上述の各実施形態の回転電機は、回転子の軸心が水平に配置されたタービン発電機用の回転電機を例に説明した。各実施形態の回転電機は、回転子の軸心が鉛直に配置された水力発電機用の回転電機として応用してもよい。その場合、外側鉄心の分割面は、固定子の磁極数に応じて軸心を中心とする周方向に数箇所に設けられる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…回転電機、2…回転子、20…回転中心(回転子の軸心)、3…固定子、31…内側鉄心、311…電磁鋼板(方向性電磁鋼板)、32…外側鉄心、321…電磁鋼板(方向性電磁鋼板、無方向性電磁鋼板)、321A…第1の電磁鋼板(第1の方向性電磁鋼板)、321B…第2の電磁鋼板(第2の方向性電磁鋼板)、71…内側リブ棒(リブ棒)、S…回転方向、M…磁束透過方向。

Claims (13)

  1. 回転子の周囲に配置される固定子が前記回転子の軸心を中心とする半径方向に内側鉄心及び外側鉄心に分割された回転電機であって、
    前記内側鉄心は、周方向に複数に分割された扇形の電磁鋼板を、分割面が軸方向で連続しないように回転位置をずらして軸方向に積層して一体に形成され、
    前記外側鉄心は、周方向に複数に分割された扇形の電磁鋼板を、分割面が周方向に少なくとも2か所で軸方向に連続するように回転角度を揃えて軸方向に積層して構成される
    ことを特徴とする回転電機。
  2. 前記内側鉄心は、前記扇形の中心における磁束透過方向が半径方向に沿う方向性電磁鋼板によって構成され、
    前記外側鉄心は、前記扇形の中心における磁束透過方向が周方向に沿う方向性電磁鋼板によって構成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記内側鉄心は、前記扇形の中心における磁束透過方向が半径方向に沿う方向性電磁鋼板によって構成され、
    前記外側鉄心は、前記扇形の中心における磁束透過方向が等方性である無方向性電磁鋼板によって構成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
  4. 前記外側鉄心は、前記扇形の中心における磁束透過方向が前記回転子の回転方向の接線に対して中心側へ傾いている方向性電磁鋼板によって構成される
    ことを特徴とする請求項2に記載の回転電機。
  5. 前記外側鉄心は、前記扇形の中心における磁束透過方向が前記回転子の回転方向の接線に対して離心側へ傾いている方向性電磁鋼板によって構成される
    ことを特徴とする請求項2に記載の回転電機。
  6. 前記外側鉄心は、前記扇形の中心における磁束透過方向が前記回転子の回転方向の接線に対して中心側へ傾いている第1の方向性電磁鋼板と、前記扇形の中心における磁束透過方向が前記回転子の回転方向の接線に対して離心側へ傾いている第2の方向性電磁鋼板とを交互に軸方向に積層して構成される
    ことを特徴とする請求項2に記載の回転電機。
  7. 前記外側鉄心は、前記扇形の中心における磁束透過方向が前記回転子の回転方向の接線に対して中心側へ傾いている第1の方向性電磁鋼板と、前記扇形の中心における磁束透過方向が前記回転子の回転方向の接線に対して離心側へ傾いている第2の方向性電磁鋼板とを周方向に交互に並べたものを軸方向へ磁束透過方向が揃わないように積層して構成される
    ことを特徴とする請求項2に記載の回転電機。
  8. 前記内側鉄心と前記外側鉄心との間に、非磁性材のキーを設ける
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の回転電機。
  9. 前記内側鉄心及び前記外側鉄心の境界面を前記回転子の軸心を中心とする楕円柱面に形成する
    ことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の回転電機。
  10. 前記回転子の軸心を横切る断面における前記楕円柱面の長径は、外側鉄心の分割面に沿って配置される
    ことを特徴とする請求項9に記載の回転電機。
  11. 前記内側鉄心及び前記外側鉄心の境界面を前記回転子の軸心を中心とする角数が奇数の多角柱面に形成する
    ことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の回転電機。
  12. 前記多角柱面の各面に沿って複数本のリブ棒がそれぞれ配置される
    ことを特徴とする請求項11に記載の回転電機。
  13. 前記多角柱面の各側辺に沿ってリブ棒がそれぞれ配置される
    ことを特徴とする請求項11に記載の回転電機。
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