JP2012252279A - 防水ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】 非操作状態と操作状態において操作レバーの被操作部に対する適正な状態を確保し操作感度の向上を図る。
【解決手段】 静電容量方式によって操作される被操作部が形成されたタッチパネルを有する電子機器を内部に保持するケース体と、ケース体に移動自在に支持されケース体の外部から操作が可能な操作釦と、結合部を有すると共に操作釦に連結され操作釦の操作に伴ってケース体の内部において移動される連結バーと、被操作部に対向して位置される操作面が形成された接触操作部を有し操作面が被操作部に接触されて被操作部を操作する操作レバーとを設け、操作釦の操作に伴う連結バーの移動に伴って操作レバーが動作されて接触操作部が被操作部に対して離接する方向へ移動され、接触操作部の一部が離接する方向に直交する方向において結合部に嵌合された。
【選択図】 図13

Description

本技術は防水ケースについての技術分野に関する。詳しくは、操作釦に連結された連結バーに設けられた結合部に操作レバーを所定の方向から嵌合することにより結合して操作感度の向上を図る技術分野に関する。
電子機器を内部において保持して水中等における電子機器の使用を可能にする防水ケースがある。例えば、電子機器としてカメラが防水ケースの内部に保持されたときには、カメラによる水中撮影等が防水ケースの外側からの操作によって可能とされる。
このような防水ケースには、電子機器を内部に保持するケース体とケース体の外部から操作が可能な操作釦と操作釦の操作に伴ってケース体の内部において移動される連結バー(アーム)と連結バーの移動に伴って動作されて電子機器の被操作部を操作する操作レバーとを有しているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された防水ケースにおいては、操作釦に押圧操作される被押圧部と被押圧部からケース体の内部に突出された連結軸とが設けられ、連結軸の先端部に連結バーの一端部が連結されている。操作レバーは連結バーの他端部に取り付けられ、先端に近付くに従って径が小さくなる形状に形成されている。
特許文献1に記載された防水ケースにおいて、操作釦の被押圧部が押圧操作されると、操作レバーが連結バーを介して操作釦に伴って電子機器の被操作部に接する方向へ移動され、操作レバーが被操作部に接触されることによりタッチパネルの被操作部が操作されて、例えば、モード変更等の所定の処理が実行される。
特開2009−37136号公報
ところで、電子機器に設けられたタッチパネルには、被操作部の操作方式として、例えば、抵抗膜方式や静電容量方式等がある。
抵抗膜方式は、被操作部のガラス面やフィルム面に電圧を加え被操作部の導通により位置検出を行うことにより操作が行われる方式である。
静電容量方式は、タッチパネルの被操作部に電界を形成し、操作された部分の静電容量の変化を検出して位置検出を行うことにより操作が行われる方式である。静電容量方式が用いられた電子機器にあっては、操作部(操作釦)の被操作部に対する接触面積が小さいと静電容量の変化が検出され難いため、静電容量の変化を検出して位置検出を行うために操作部の被操作部に対する接触面積が大きいことが望ましい。
特許文献1に記載された防水ケースにあっては、操作レバーが先端に近付くに従って径が小さくなる形状に形成されており、操作レバーの被操作部に対する接触面積が小さく、静電容量方式によるタッチパネルには適さない構造である。
また、静電容量方式においては、静電容量の変化を検出する必要があり、操作感度の向上を図るために、非操作状態において操作レバーが被操作部から一定の距離をとって離隔した状態で保持されることが望ましい。
そこで、本技術防水ケースは、上記した問題点を克服し、非操作状態と操作状態において操作レバーの被操作部に対する適正な状態を確保し操作感度の向上を図ることを課題とする。
第1に、防水ケースは、上記した課題を解決するために、静電容量方式によって操作される被操作部が形成されたタッチパネルを有する電子機器を内部に保持するケース体と、前記ケース体に移動自在に支持され前記ケース体の外部から操作が可能な操作釦と、結合部を有すると共に前記操作釦に連結され前記操作釦の操作に伴って前記ケース体の内部において移動される連結バーと、前記被操作部に対向して位置される操作面が形成された接触操作部を有し前記操作面が前記被操作部に接触されて前記被操作部を操作する操作レバーとを備え、前記操作釦の操作に伴う前記連結バーの移動に伴って前記操作レバーが動作されて前記接触操作部が前記被操作部に対して離接する方向へ移動され、前記接触操作部の一部が前記離接する方向に直交する方向において前記結合部に嵌合されたものである。
従って、防水ケースにあっては、非操作状態において操作レバーが被操作部から一定の距離をとって離隔した状態で保持され、操作状態において操作レバーが被操作部に面接触される。
第2に、上記した防水ケースにおいては、前記連結バーに結合用突部又は結合孔の一方が形成され、前記操作レバーに前記結合用突部又は前記結合孔の他方が形成され、前記結合用突部が前記結合孔に挿入されて前記操作レバーの前記連結バーに対する前記離接する方向に直交する方向における位置が規制されるようにすることが望ましい。
結合用突部が結合孔に挿入されて操作レバーの連結バーに対する離接する方向に直交する方向における位置が規制されるようにすることにより、接触操作部の被操作部に対する離接する方向に直交する方向における位置精度が高くなる。
第3に、上記した防水ケースにおいては、前記操作釦に付勢バネが支持され、前記付勢バネの付勢力が前記連結バーに伝達され、前記操作釦が操作されない非操作状態において前記連結バーが前記付勢バネの付勢力によって前記ケース体の内面に押し付けられるようにすることが望ましい。
操作釦が操作されない非操作状態において連結バーが付勢バネの付勢力によってケース体の内面に押し付けられるようにすることにより、連結バーに結合された接触操作部の上記した離接する方向における位置精度が高くなる。
第4に、上記した防水ケースにおいては、前記連結バーの結合部に前記接触操作部を外周側から囲って前記結合部に対する前記接触操作部の位置を規制する囲い壁を設けることが望ましい。
連結バーの結合部に接触操作部を外周側から囲って結合部に対する接触操作部の位置を規制する囲い壁を設けることにより、接触操作部の被操作部に対する離接する方向に直交する方向における位置精度が高くなる。
第5に、上記した防水ケースにおいては、前記連結バーが前記離接する方向に直交する方向に延びる形状に形成され、前記連結バーの長手方向における一端部が前記操作釦に連結され、前記連結バーの長手方向における他端部に前記結合部が設けられ、前記接触操作部の操作面が前記他端部から前記一端部に近付くに従って前記被操作部との距離が大きくなる傾斜面に形成されることが望ましい。
連結バーの長手方向における他端部に結合部が設けられ、接触操作部の操作面が他端部から一端部に近付くに従って被操作部との距離が大きくなる傾斜面に形成されることにより、接触操作部の操作面が他端部から一端部に近付くに従って被操作部との距離が大きくなる。
第6に、上記した防水ケースにおいては、前記接触操作部の操作面の大きさが前記被操作部の大きさと略同じにされることが望ましい。
接触操作部の操作面の大きさが被操作部の大きさと略同じにされることにより、接触操作部の操作面の被操作部に対する接触面積が大きくなる。
第7に、上記した防水ケースにおいては、前記操作レバーが弾性変形されて前記接触操作部が前記離接する方向へ移動されることが望ましい。
操作レバーが弾性変形されて接触操作部が離接する方向へ移動されることにより、操作レバーが弾性変形されて被操作部が接触操作部によって操作される。
第8に、上記した防水ケースにおいては、前記電子機器の外周部を押さえる保持枠部が設けられ、前記保持枠部と前記操作レバーが一体に形成されることが望ましい。
電子機器の外周部を押さえる保持枠部が設けられ、保持枠部と操作レバーが一体に形成されることにより、保持枠部と操作レバーが一つの部材の各一部として構成される。
第9に、上記した防水ケースにおいては、前記電子機器の内部に接地回路に接続されたアース板が配置され、前記操作レバーに、前記アース板に対向する位置において前記電子機器の外面に接触される機器接触部を設けることが望ましい。
電子機器の内部に接地回路に接続されたアース板が配置され、操作レバーに、アース板に対向する位置において電子機器の外面に接触される機器接触部を設けることにより、被操作部に対する操作時に静電容量の変化の検出精度が向上する。
第10に、上記した防水ケースにおいては、前記機器接触部における前記電子機器の外面に接触される面と反対の面側に空間を形成することが望ましい。
機器接触部における電子機器の外面に接触される面と反対の面側に空間を形成することにより、機器接触部の動きが他の部材によって規制されず、機器接触部によって接触操作部の動作に影響が及ぼされない。
第11に、上記した防水ケースにおいては、前記操作レバーが弾性変形されて前記接触操作部が前記離接する方向へ移動され、前記接触操作部と前記機器接触部の間に前記操作レバーの変形支点として機能するヒンジ部を設けることが望ましい。
操作レバーが弾性変形されて接触操作部が離接する方向へ移動され、接触操作部と機器接触部の間に操作レバーの変形支点として機能するヒンジ部を設けることにより、接触操作部の動作に対して機器接触部が影響を及ぼさない。
本技術防水ケースは、静電容量方式によって操作される被操作部が形成されたタッチパネルを有する電子機器を内部に保持するケース体と、前記ケース体に移動自在に支持され前記ケース体の外部から操作が可能な操作釦と、結合部を有すると共に前記操作釦に連結され前記操作釦の操作に伴って前記ケース体の内部において移動される連結バーと、前記被操作部に対向して位置される操作面が形成された接触操作部を有し前記操作面が前記被操作部に接触されて前記被操作部を操作する操作レバーとを備え、前記操作釦の操作に伴う前記連結バーの移動に伴って前記操作レバーが動作されて前記接触操作部が前記被操作部に対して離接する方向へ移動され、前記接触操作部の一部が前記離接する方向に直交する方向において前記結合部に嵌合されている。
従って、被操作部に操作面が面接触されて操作されると共に接触操作部の離接する方向における位置精度が高くなり、操作感度の向上を図ることができる。
請求項2に記載した技術にあっては、前記連結バーに結合用突部又は結合孔の一方が形成され、前記操作レバーに前記結合用突部又は前記結合孔の他方が形成され、前記結合用突部が前記結合孔に挿入されて前記操作レバーの前記連結バーに対する前記離接する方向に直交する方向における位置が規制されるようにしている。
従って、接触操作部の被操作部に対する離接する方向に直交する方向における位置精度が高くなり、接触操作部の操作面が被操作部に確実に接触され、操作感度の一層の向上を図ることができる。
請求項3に記載した技術にあっては、前記操作釦に付勢バネが支持され、前記付勢バネの付勢力が前記連結バーに伝達され、前記操作釦が操作されない非操作状態において前記連結バーが前記付勢バネの付勢力によって前記ケース体の内面に押し付けられるようにしている。
従って、連結バーに結合された接触操作部の前記離接する方向における位置精度が高く、接触操作部によって被操作部が操作されたときの静電容量の変化を検出し易く、操作感度の向上を図ることができる。
請求項4に記載した技術にあっては、前記連結バーの結合部に前記接触操作部を外周側から囲って前記結合部に対する前記接触操作部の位置を規制する囲い壁を設けている。
従って、接触操作部の被操作部に対する離接する方向に直交する方向における位置精度が一層高くなり、接触操作部の操作面が被操作部に確実に接触され、操作感度の一層の向上を図ることができる。
請求項5に記載した技術にあっては、前記連結バーが前記離接する方向に直交する方向に延びる形状に形成され、前記連結バーの長手方向における一端部が前記操作釦に連結され、前記連結バーの長手方向における他端部に前記結合部が設けられ、前記接触操作部の操作面が前記他端部から前記一端部に近付くに従って前記被操作部との距離が大きくなる傾斜面に形成されている。
従って、被操作部に対する操作時に操作面が被操作部に確実に面接触され、被操作部の操作を確実に行うことができる。
請求項6に記載した技術にあっては、前記接触操作部の操作面の大きさが前記被操作部の大きさと略同じにされている。
従って、操作感度の向上が図られて接触操作部による被操作部に対する確実な操作性を確保することができる。
請求項7に記載した技術にあっては、前記操作レバーが弾性変形されて前記接触操作部が前記離接する方向へ移動されるようにしている。
従って、簡単な構造により製造コストの低減を図った上で被操作部に対する操作を行うことができる。
請求項8に記載した技術にあっては、前記電子機器の外周部を押さえる保持枠部が設けられ、前記保持枠部と前記操作レバーが一体に形成されている。
従って、保持枠部によって電子機器のケース体の内部でのガタツキが防止されると共に部品点数の削減を図ることができる。
請求項9に記載した技術にあっては、前記電子機器の内部に接地回路に接続されたアース板が配置され、前記操作レバーに、前記アース板に対向する位置において前記電子機器の外面に接触される機器接触部を設けている。
従って、被操作部に対する操作時に静電容量の変化の検出精度が向上するため、被操作部に対する操作時における操作感度の向上を図ることができる。
請求項10に記載した技術にあっては、前記機器接触部における前記電子機器の外面に接触される面と反対の面側に空間を形成している。
従って、機器接触部によって接触操作部の動作に影響が及ぼされるおそれがないため、操作レバーによる被操作部に対する操作時における動作の信頼性の向上を図ることができる。
請求項11に記載した技術にあっては、前記操作レバーが弾性変形されて前記接触操作部が前記離接する方向へ移動され、前記接触操作部と前記機器接触部の間に前記操作レバーの変形支点として機能するヒンジ部を設けている。
従って、接触操作部の動作に対して機器接触部が影響を及ぼすことがなく、被操作部に対する操作時における操作レバーの適正な動作状態を確保することができる。
以下に、本技術防水ケースを実施するための最良の形態を添付図面に従って説明する。
以下に示した最良の形態は、本技術防水ケースを、内部にデジタルスチルカメラを保持する防水ケースに適用したものである。
但し、本技術の適用範囲は内部にデジタルスチルカメラを保持する防水ケースに限られることはない。本技術防水ケースは、内部に、例えば、デジタルカメラ以外のビデオカメラ等の画像や映像を撮影する撮像装置、ディスク記録再生装置等の記録媒体を用いる記録再生装置、音声の記録や再生を行う音声記録再生装置、一方向又は双方向の送受信を行うネットワーク通信装置、パーソナルコンピューターやPDA(Personal Digital Assistant)等の情報処理装置、テレビジョン受像器等に代表される表示装置等の各種の電子機器を保持する防水ケースに広く適用することができる。
以下の説明にあっては、デジタルスチルカメラの撮影時において撮影者から見た方向で前後上下左右の方向を示すものとする。従って、被写体側が前方となり、撮影者側が後方となる。
尚、以下に示す前後上下左右の方向は説明の便宜上のものであり、本技術の実施に関しては、これらの方向に限定されることはない。
[電子機器の概略構成]
先ず、防水ケースの内部に保持される電子機器(デジタルスチルカメラ)の構成について説明する(図1及び図2参照)。
電子機器100は箱状の外筐101と外筐101の前面において上下方向へスライド可能な開閉パネル102とを有し、外筐101の内部には所要の各部が配置されている。
外筐101の上面には各種の操作スイッチ103、103、・・・が配置されている。操作スイッチ103、103、・・・としては、例えば、電源の投入を行うための電源スイッチ、撮影時に操作されるシャッタースイッチ、ズーミングを行うためのズームスイッチ等が配置されている。
外筐101の前面の上端部には撮影時において補助光を照射するためのフラッシュ104と被写体の像を取り込むための撮影レンズ105とが左右に並んで配置されている。撮影レンズ105の後方には図示しない各種のレンズ又はレンズ群が光軸に沿って配置されている。
フラッシュ104と撮影レンズ105は開閉パネル102の上下方向へのスライドによって開閉される。開閉パネル102が下方へ移動されてフラッシュ104と撮影レンズ105が開放されることにより被写体の撮影が可能な状態になり、開閉パネル102が上方へ移動されてフラッシュ104と撮影レンズ105が閉塞されることにより被写体の撮影が不能な状態になる。
外筐101の後面側にはディスプレイ106が配置されている。ディスプレイ106にはタッチパネルが組み込まれ、ディスプレイ106の左右両端部に静電容量方式によって操作される被操作部106a、106a、・・・が形成されている。被操作部106a、106a、・・・が操作されることにより、例えば、スーミング、フラッシュの発光、各種のモードの切替、撮影した画像の再生等が行われるようにされている。
[防水ケースの構成]
次に、電子機器100が保持される防水ケース1について説明する(図3乃至図14参照)。
電子機器100は防水ケース1の内部に保持される(図3参照)。防水ケース1は少なくとも一部が透明材料によって形成されたケース体2の内外に所要の各部が配置されて成る(図3乃至図5参照)。
ケース体2はフロントケース部3とリアパネル4によって構成されている。
フロントケース部3は後方に開口された横長の箱状に形成され、前後方向を向くパネル部5とパネル部5の外周部から後方へ突出された周面部6とから成る。
パネル部5の左端部における上端部は透明材料によって形成された透過窓5aとして設けられている。パネル部5の透過窓5aの側方の部分は光透過部5bとして設けられ、光透過部5bの前面には、例えば、乳白色の材料によって形成された発光用部材7が取り付けられている。
周面部6の上面部には左右に離隔して電源用釦8とシャッター用釦9が配置されている。電源用釦8とシャッター用釦9の各一部は周面部6を貫通され下端部が周面部6の内側に位置されている。
周面部6の上面部には押圧用レバー10が回動可能に設けられ、押圧用レバー10は下方に突出された押圧突起10aを有している。押圧用レバー10が押圧されて回動されることにより、シャッター用釦9が押圧突起10aに押圧されて操作される。
周面部6の右側面部には右方に開口された切欠部6aが形成されている。周面部6には切欠部6aにそれぞれ右方へ突出された係合突部11、11とロック突部12、12がそれぞれ上下に離隔して設けられている。ロック突部12、12は係合突部11、11間に位置されている。
周面部6の後端部には後方に開口された挿入用溝6bが形成され、挿入用溝6bは環状に形成されている。周面部6の左端部には支持突部13が設けられている。
フロントケース部3には保持ケース14が挿入されて取り付けられる。保持ケース14は、例えば、熱可塑性のエラストマーによって形成され、後方に開口された横長の箱状に形成されている。保持ケース14には複数の透過孔14a、14a、・・・が形成されている。
保持ケース14はフロントケース部3に後方から挿入され嵌合されることにより取り付けられる。保持ケース14がフロントケース部3に取り付けられた状態においては、透過孔14a、14aがそれぞれ透過窓5aと光透過部5bの真後ろに位置される。
リアパネル4は透明材料によって前方に開口された横長の浅い容器状に形成されている。
尚、リアパネル4の方向の説明については、閉塞された状態(図5参照)において行うこととする。
リアパネル4の外周部には前方へ突出された挿入用突部4aが設けられ、挿入用突部4aは環状に形成されている。挿入用突部4aにはオーリング15が取り付けられている。
リアパネル4の後面における右端寄りの位置には上下に並んで第1の釦配置部4b、4b、・・・が設けられている。第1の釦配置部4b、4b、・・・にはそれぞれ前後に貫通された軸挿通孔が形成されている。
リアパネル4の上端部には第2の釦配置部4cが設けられている。第2の釦配置部4cには上下に貫通された軸挿通孔が形成されている。
リアパネル4には挿入用突部4aの内側に取付用突部4d、4d、・・・が設けられ、取付用突部4d、4d、・・・は周方向に離隔して位置されている。
リアパネル4の左端部には被支持突部16、16が上下に離隔して設けられている。リアパネル4は被支持突部16、16が支持軸17を介して支持突部13に支持され、リアパネル4がフロントケース部3に回動可能に連結される。
リアパネル4の右端部にはバックル18が回動可能に連結されている。バックル18には係合部18a、18aが上下に離隔して設けられている。バックル18にはロック部材19、19が上下に離隔して設けられ、ロック部材19、19は係合部18a、18aの間に位置されている。
リアパネル4はフロントケース部3に対して開放位置と閉塞位置の間で回動可能とされ、閉塞位置から開放位置へ向けて回動されたときに挿入用突部4aとオーリング15が挿入用溝6bに挿入されて開放位置に至る。開放位置において、バックル18が回動されると、係合部18a、18aがそれぞれ係合突部11、11に係合され、ロック部材19、19がそれぞれロック突部12、12に係合されることによりリアパネル4がフロントケース部3に対してロックされる。
閉塞位置においてリアパネル4がフロントケース部3に対してロックされた状態において、挿入用溝6bに挿入されたオーリング15が周面部6に押し付けられて防水が図られ、フロントケース部3とリアパネル4によって形成された内部空間が密閉される。
閉塞位置において、バックル18に設けられたロック解除釦を操作することによりロック部材19、19とロック突部12、12の係合状態が解除され、リアパネル4を開放位置へ向けて回動することが可能とされる。
リアパネル4にはそれぞれ第1の釦配置部4b、4b、・・・に配置された第1の操作釦20、20、・・・と第2の釦配置部4cに配置された第2の操作釦21とが設けられている(図6乃至図8参照)。
第1の操作釦20は被押圧部20aと被押圧部20aから前方へ突出された軸部20bとを有している(図6及び図7参照)。第1の操作釦20は軸部20bに付勢バネ22と防水リング23が支持された状態で軸部20bが第1の釦配置部4bに形成された軸挿通孔に挿通される。付勢バネ22としては、例えば、圧縮コイルバネが用いられている。
第1の操作釦20は付勢バネ22によって後方へ付勢されている。また、防水リング23によって第1の釦配置部4bに形成された軸挿通孔からのリアパネル4の内側への水分の侵入が防止されて防水が図られる。
第1の操作釦20、20、・・・の軸部20b、20b、・・・の先端部(前端部)はそれぞれリアパネル4の内側に位置されており、軸部20b、20b、・・・にはそれぞれ第1の連結バー24、24、・・・が連結されている。第1の操作釦20、20、・・・はそれぞれ軸部20b、20b、・・・の先端部にワッシャー20c、20c、・・・が取り付けられることにより第1の連結釦24、24、・・・に対する抜け止めが行われる。
第1の連結バー24は、図9に示すように、略左右方向に延び前後方向を向く略板状に形成され、一端部(右端部)が連結部25として設けられ、他端部(左端部)が結合部26として設けられ、連結部25と結合部26の間の部分が中間部27として設けられている。第1の連結バー24は連結部25が第1の操作釦20の軸部20bに連結されている。
結合部26には上下両端部及び左端部にそれぞれ前方へ突出された囲い壁28、28、29が設けられている。結合部26には左右に貫通された挿入配置孔26aが形成されている。
中間部27には前方へ突出された結合用突部27aが設けられている。
第2の操作釦21は被押圧部21aと被押圧部21aから下方へ突出された軸部21bとを有している(図6乃至図8参照)。第1の操作釦21は軸部21bに付勢バネ30と防水リング31が支持された状態で軸部21bが第2の釦配置部4cに形成された軸挿通孔に挿通される。付勢バネ30としては、例えば、圧縮コイルバネが用いられている。
第2の操作釦21は付勢バネ30によって上方へ付勢されている。また、防水リング31によって第2の釦配置部4cに形成された軸挿通孔からのリアパネル4の内側への水分の侵入が防止されて防水が図られる。
第2の操作釦21の軸部21bの先端部(下端部)はリアパネル4の内側に位置されており、軸部21bには作用部材32が取り付けられている。第2の操作釦21は軸部21bの先端部にワッシャー21cが取り付けられることにより作用部材32に対する抜け止めが行われる。
作用部材32はリアパネル4の内側に位置され、第2の操作釦21の上下方向への移動に伴って上下方向へ移動される。作用部材32には、上端部に左右に離隔して第1の作用部32a、32aが設けられ、下端部に第2の作用部32bが設けられている。第2の作用部32bは前側の面が下方へ行くに従って後方へ変位するように傾斜されている。
リアパネル4の上端部における左端部には第2の連結バー33が回動自在に支持されている。第2の連結バー33は、図10に示すように、前後方向を向く略板状のベース面部34とベース面部34の上端部における左右両端部からそれぞれ上方へ突出された被作用突部35、35とベース面部34の下端部から側方へ突出された結合部36と被作用突部35、35を連結する回動軸37とを有し、回動軸37を支点として回動される。
ベース面部34には前方へ突出された結合用突部34aが設けられている。ベース面部34の上端部における後側には上方に行くに従って前方へ変位するように傾斜された被作用面34bが形成されている。
結合部36には左右に貫通された挿入配置孔36aが形成されている。結合部36には挿入配置孔36aを前方から覆う位置に押さえ片部36bが設けられている。
結合部36には右端部及び下端部にそれぞれ前方へ突出された囲い壁38、38が設けられている。
リアパネル4の内部にはアタッチメント39が取り付けられている(図3参照)。アタッチメント39は、例えば、導電性を有する炭素繊維等の材料が含有されたシリコンゴム等によって形成されている。アタッチメント39は、図7に示すように、保持枠部40と保持枠部40の内周縁に連続して設けられた押さえ部41、41と保持枠部40の内周縁からそれぞれ内方へ突出された第1の操作レバー42、42、・・・及び第2の操作レバー43とを有し、これらの各部が一体に形成されている。
保持枠部40はリアパネル4の外形より一回り小さい略矩形の枠状に形成され、周方向に離隔して位置する取付孔40a、40a、・・・を有している。
押さえ部41は保持枠部40の内周縁の一部に連続して設けられ、内方へ行くに従って後方へ変位するように傾斜されている。
第1の操作レバー42は、図9に示すように、保持枠部40側から順に設けられた機器接触部44と傾斜連結部45と平面連結部46と接触操作部47から成り、保持枠部40に対して弾性変形可能とされている。機器接触部44と傾斜連結部45の境界部は他の部分より薄肉に形成されたヒンジ部48として設けられている。
機器接触部44と傾斜連結部45はそれぞれ内方へ行くに従って後方へ変位するように傾斜されている。
平面連結部46は前後方向を向き、結合孔46aを有している。
接触操作部47は前面が操作面47aとして形成され、操作面47aが電子機器100のディスプレイ106に形成された被操作部106aと略同じ大きさにされている。操作面47aは右方、即ち、平面連結部46に近付くに従って後方へ変位するように傾斜されている(図10参照)。接触操作部47の左端部は他の部分より厚みが薄く形成された被保持突部47bとして設けられている。
第1の操作レバー42は、図9及び図10に示すように、接触操作部47の被保持突部47bが第1の連結バー24の結合部26に形成された挿入配置部26aに右方から挿入されて嵌合され前後方向において位置決めされる。また、接触操作部47の被保持突部47b以外の部分が囲い壁28、28、29の内側に嵌合されて第2の連結バー33に対して上下方向及び左右方向において位置決めされる。このとき第1の操作レバー42の結合孔46aに第1の連結バー24の結合用突部27aが後方から挿入され、第1の操作レバー42が第1の連結バー24に対して上下方向及び左右方向において位置決めされる。
第2の操作レバー43は、図11に示すように、保持枠部40側から順に設けられた機器接触部49と傾斜連結部50と平面連結部51と接触操作部52から成り、保持枠部40に対して弾性変形可能とされている。機器接触部49と傾斜連結部50の境界部はヒンジ部53として設けられている。
機器接触部49と傾斜連結部50はそれぞれ内方へ行くに従って後方へ変位するように傾斜されている。
平面連結部51は前後方向を向き、結合孔51aを有している。
接触操作部52は平面連結部51の右側縁から右方へ突出され、前面が操作面52aとして形成ている。操作面52aは電子機器100のディスプレイ106に形成された被操作部106aと略同じ大きさにされている。操作面52aは上方、即ち、平面連結部51に近付くに従って前方へ変位するように傾斜されている(図12参照)。接触操作部52の上半部における右半部は他の部分より厚みが薄く形成された被保持突部52bとして設けられている。
第2の操作レバー43は、図11及び図12に示すように、接触操作部52の被保持突部52bが第2の連結バー33の結合部36に形成された挿入配置部36aに左方から挿入されて嵌合されて前後方向において位置決めされる。また、接触操作部52が囲い壁38、38の内側に嵌合されて第2の連結バー33に対して上下方向及び左右方向において位置決めされる。このとき第2の操作レバー43の結合孔51aに第2の連結バー33の結合用突部34aが後方から挿入され、第2の操作レバー43が第2の連結バー33に対して上下方向及び左右方向において位置決めされる。
アタッチメント39は取付用突部4d、4d、・・・がそれぞれ保持枠部40の取付孔40a、40a、・・・に挿入されてリアパネル4の内部に取り付けられる。
[電子機器の保持]
上記のように構成された防水ケース1に電子機器100が以下のようにして保持される。
先ず、リアパネル4が閉塞位置にある場合には、リアパネル4をフロントケース部3に対して開放位置まで回動させる。
次に、開閉パネル102を開放した状態の電子機器100をフロントケース部3に取り付けられた保持ケース14に後方から挿入して配置する。電子機器100は前面側の部分が保持ケース14に保持される。
次いで、リアパネル4をフロントケース部3に対して閉塞位置まで回動させ、バックル18によってリアパネル4をフロントケース部3に対してロックすることにより電子機器100が防水ケース1の内部に保持される。
電子機器100が防水ケース1に保持された状態においては、アタッチメント39の保持枠部40がリアパネル4の一部によって後方から押さえられ、電子機器100の後面側の外周部がアタッチメント39の保持枠部40と押さえ部41によって後方から押さえられ、電子機器100の防水ケース1に対するガタツキが防止される。このとき電子機器100の外筐101の外面にはアタッチメント39の第1の操作レバー42、42、・・・の機器接触部44、44、・・・と第2の操作レバー43の機器接触部49とがそれぞれ押し付けられて接触される(図13及び図14参照)。
機器接触部44、44、・・・、49が押し付けられた外筐102の部分の直ぐ内側には接地回路に接続されたアース板107、107が配置されている。従って、アタッチメント39が外筐2及びアース板107、107を介して接地回路に接地される。
アタッチメント39の機器接触部44、44、・・・、49が外筐2に押し付けられた状態においては、機器接触部44、44、・・・、49の外筐2に押し付けられた面と反対の面側にそれぞれ空間200、200が形成されている。
電子機器100の防水ケース1からの取出は、バックル18によるロック状態を解除し、リアパネル4をフロントケース部3に対して開放位置まで回動させることにより行うことができる。
[防水ケースにおける電子機器に対する操作]
以下に、防水ケース1における電子機器100に対する操作について説明する(図13乃至図16参照)。
防水ケース1に電子機器100が保持された状態において、電源用釦8を押圧操作すると、電子機器100の操作スイッチ(電源スイッチ)103が押圧されて電源の入力又は遮断が行われる。
防水ケース1に電子機器100が保持された状態において、押圧用レバー10が押圧されて回動されると、シャッター用釦9が押圧突起10aに押圧されて操作され、電子機器100の操作スイッチ(シャッタースイッチ)103が押圧されて被写体の撮影が行われる。
第1の連結バー24、24、・・・にはそれぞれ第1の操作釦20、20、・・・の軸部20b、20b、・・・に支持された付勢バネ23、23、・・・によって前方への付勢力が付与されている。従って、第1の操作釦20、20、・・・に対する操作が行われていない非操作状態においては、付勢バネ23、23、・・・の付勢力によってそれぞれ第1の連結バー24、24、・・・がリアパネル4の内面に押し付けられた状態とされている。
このように非操作状態において、第1の連結バー24がリアパネル4の内面に押し付けられるため、第1の連結バー24に結合された接触操作部47の前後方向における位置精度が高く、接触操作部47によって被操作部106aが操作されたときの静電容量の変化を検出し易く、操作感度の向上を図ることができる。
第2の操作釦21と作用部材32は、第2の操作釦21に対する操作が行われていない非操作状態においては、付勢バネ30の付勢力によって上方の移動端に位置され、作用部材32の第1の作用部32a、32aがそれぞれ第2の連結バー33の被作用突部35、35にそれぞれ後方から接した状態とされている。
このとき第2の連結バー33には第2の操作釦21の軸部21bに支持された付勢バネ30によって前方への付勢力が付与されている。従って、第2の操作釦21に対する操作が行われていない非操作状態においては、付勢バネ30の付勢力によって第2の連結バー33がリアパネル4の内面に押し付けられた状態とされている。
このように非操作状態において、第2の連結バー33がリアパネル4の内面に押し付けられるため、第2の連結バー33に結合された接触操作部52の前後方向における位置精度が高く、接触操作部52によって被操作部106aが操作されたときの静電容量の変化を検出し易く、操作感度の向上を図ることができる。
防水ケース1に電子機器100が保持された状態において、第1の操作釦20が押圧操作されると、図15に示すように、第1の連結バー24が前方へ移動され、第1の連結バー24の移動に伴って第1の操作レバー42がヒンジ部48を支点として弾性変形されて接触操作部47が前方へ移動される。接触操作部47が前方へ移動されると、操作面47aがディスプレイ106に形成された被操作部106aに押し付けられ面接触されて当該被操作部106aが操作され、操作された被操作部106aに応じた処理が実行される。
このとき第1の連結バー24の一端部(連結部25)が第1の操作釦20に連結され第1の連結バー24の他端部(結合部27)に第1の操作レバー42の接触操作部47が結合されているため、接触操作部47において左端側の前後方向における移動量が右端側の前後方向における移動量より小さくなり易い。
そこで、防水ケース1にあっては、上記したように、接触操作部47の操作面47aが右方、即ち、平面連結部46に近付くに従って後方へ変位するように傾斜されて被操作部106aとの距離が大きくなるようにされている。
従って、被操作部106aに対する操作時に操作面47aが被操作部106aに確実に面接触され、被操作部106aの操作を確実に行うことができる。
また、接触操作部47の操作面47aの大きさが被操作部106aの大きさと略同じにされているため、操作感度の向上が図られて接触操作部47による被操作部106aに対する確実な操作性を確保することができる。
第1の操作レバー42による操作が終了し第1の操作釦20に対する押圧が解除されると、付勢バネ22の付勢力によって第1の操作釦20と第1の連結バー24が後方へ移動され、第1の連結バー24の移動に伴って第1の操作レバー42がヒンジ部48を支点として弾性復帰されて操作前の元の位置に戻る。
上記のように、第1の操作レバー42は弾性変形されて接触操作部47が被操作部106aに離接する方向へ移動されるため、簡単な構造により製造コストの低減を図った上で被操作部106aに対する操作を行うことができる。
また、第1の操作レバー42の機器接触部44が外筐2を介してアース板107に接続されて接地が図られているため、被操作部106aに対する操作時に静電容量の変化の検出精度が向上するため、被操作部106aに対する操作時における操作感度の向上を図ることができる。
さらに、機器接触部44の外筐2に押し付けられた面と反対の面側には空間200が形成されているため、外筐2に押し付けられた機器接触部44の動きが他の部材によって規制されることがない。従って、機器接触部44によって接触操作部47の動作に影響が及ぼされるおそれがないため、第1の操作レバー42による被操作部106aに対する操作時における動作の信頼性の向上を図ることができる。
さらにまた、第1の操作レバー42が機器接触部44と接触操作部47の間に位置されたヒンジ部48を支点として弾性変形されるため、接触操作部47の動作に対して機器接触部44が影響を及ぼすことがなく、被操作部106aに対する操作時における第1の操作レバー42の適正な動作状態を確保することができる。
防水ケース1に電子機器100が保持された状態において、第2の操作釦21が押圧操作されると、図16に示すように、作用部材32が下方へ移動され、作用部材32の第1の作用部32a、32aがそれぞれ被作用突部35、35から離隔されると共に第2の作用部32bの傾斜面がベース面部34の被作用面32bに摺接されて第2の連結バー33が下端部が略前方へ移動される方向へ回動される。第2の連結バー33が回動されると、第2の連結バー33の回動に伴って第2の操作レバー43がヒンジ部53を支点として弾性変形されて接触操作部52が前方へ移動される。接触操作部52が前方へ移動されると、操作面52aがディスプレイ106に形成された被操作部106aに押し付けられ面接触されて当該被操作部106aが操作され、操作された被操作部106aに応じた処理が実行される。
このとき第2の連結バー33が回動されるため、接触操作部52において下端側の前後方向における移動量が上端側の前後方向における移動量より大きくなる。
そこで、防水ケース1にあっては、上記したように、接触操作部52の操作面52aが上方、即ち、平面連結部51に近付くに従って前方へ変位するように傾斜されて被操作部106aとの距離が小さくなるようにされている。
従って、被操作部106aに対する操作時に操作面52aが被操作部106aに確実に面接触され、被操作部106aの操作を確実に行うことができる。
また、接触操作部52の操作面52aの大きさが被操作部106aの大きさと略同じにされているため、操作感度の向上が図られて接触操作部52による被操作部106aに対する確実な操作性を確保することができる。
第2の操作レバー43による操作が終了し第2の操作釦21に対する押圧が解除されると、付勢バネ30の付勢力によって第2の操作釦21と作用部材32が後方へ移動される。作用部材32が移動されると、第2の作用部32bがベース面部34の被作用面34bから離隔されると共に第1の作用部32a、32aがそれぞれ被作用突部35、35に摺接されて第2の連結バー33が下端部が略後方へ移動される方向へ回動されて元の位置に戻る。第2の連結バー33が回動されると、第2の連結バー33の回動に伴って第2の操作レバー43がヒンジ部53を支点として弾性復帰されて操作前の元の位置に戻る。
上記のように、第2の操作レバー43は弾性変形されて接触操作部52が被操作部106aに離接する方向へ移動されるため、簡単な構造により製造コストの低減を図った上で被操作部106aに対する操作を行うことができる。
また、第2の操作レバー43の機器接触部49が外筐2を介してアース板107に接続されて接地が図られているため、被操作部106aに対する操作時に静電容量の変化の検出精度が向上するため、被操作部106aに対する操作時における操作感度の向上を図ることができる。
さらに、機器接触部49の外筐2に押し付けられた面と反対の面側には空間200が形成されているため、外筐2に押し付けられた機器接触部49の動きが他の部材によって規制されることがない。従って、機器接触部49によって接触操作部52の動作に影響が及ぼされるおそれがないため、第2の操作レバー43による被操作部106aに対する操作時における動作の信頼性の向上を図ることができる。
さらにまた、第2の操作レバー43が機器接触部49と接触操作部52の間に位置されたヒンジ部53を支点として弾性変形されるため、接触操作部52の動作に対して機器接触部49が影響を及ぼすことがなく、被操作部106aに対する操作時における第2の操作レバー43の適正な動作状態を確保することができる。
[まとめ]
以上に記載した通り、防水ケース1にあっては、第1の操作レバー42と第2の操作レバー43の接触操作部47、52がそれぞれ操作面47a、52aを有し被操作部106a、106aに対して離接する方向へ移動される。また、接触操作部47、52の被保持突部47b、52bがそれぞれ上記した離接する方向に直交する方向において結合部26、36の挿入配置孔26a、36aに挿入されて嵌合されている。
従って、操作状態において、被操作部106a、106aに操作面47a、52aが面接触されて被操作部106a、106aが操作される。また、接触操作部47、52の上記した離接する方向における位置精度が高くなり非操作状態において接触操作部47、52が被操作部106a、106aに対して常に一定の距離をとって保持されるため、操作感度の向上を図ることができる。
尚、上記には、第1の操作レバー42と第2の操作レバー43にそれぞれ被保持突部47b、52bを設け第1の連結バー24と第2の連結バー33にそれぞれ挿入配置孔26a、36aを形成した例を示した。しかしながら、逆に、第1の操作レバーと第2の操作レバーにそれぞれ挿入用の孔を形成し第1の連結バーと第2の連結バーにそれぞれ突部を設け、突部を挿入用の孔に挿入し第1の操作レバーと第2の操作レバーの一部を第1の連結バーと第2の連結バーにそれぞれ嵌合するようにしてもよい。
また、第1の操作レバー42と第2の操作レバー43はそれぞれ結合孔46a、51aに結合用突部27a、34aが挿入されて第1の連結バー24と第2の連結バー33に結合されている。
従って、接触操作部47、52の被操作部106a、106aに対する上記した離接する方向に直交する方向における位置精度も高くなり、操作状態において接触操作部47、52の操作面47a、52bがそれぞれ被操作部106a、106aに確実に接触され、操作感度の一層の向上を図ることができる。
尚、上記には、第1の操作レバー42と第2の操作レバー43にそれぞれ結合孔46a、51aを形成し第1の連結バー24と第2の連結バー33にそれぞれ結合用突部27a、34aを設けた例を示した。しかしながら、逆に、第1の操作レバーと第2の操作レバーにそれぞれ結合用突部を設け第1の連結バーと第2の連結バーにそれぞれ結合孔を形成し、第1の操作レバーと第2の操作レバーを第1の連結バーと第2の連結バーにそれぞれ結合するようにしてもよい。
また、第1の操作レバー42と第2の操作レバー43は接触操作部47、52がそれぞれ第1の連結バー24と第2の連結バー33に設けられた囲い壁28、28、29、38、38によって外周側から囲われて位置が規制されている。
従って、接触操作部47、52の被操作部106a、106aに対する上記した離接する方向に直交する方向における位置精度が一層高くなり、操作状態において接触操作部47、52の操作面47a、52bがそれぞれ被操作部106a、106aに確実に接触され、操作感度の一層の向上を図ることができる。
さらに、防水ケース1には、電子機器100の外周部を押さえる保持枠部40と第1の操作レバー42、42、・・・と第2の操作レバー43がアタッチメント39として一体に形成されている。従って、保持枠部40によって電子機器100のケース体2の内部でのガタツキが防止されると共に部品点数の削減を図ることができる。
[本技術]
本技術は、以下のような構成とすることもできる。
(1)静電容量方式によって操作される被操作部が形成されたタッチパネルを有する電子機器を内部に保持するケース体と、前記ケース体に移動自在に支持され前記ケース体の外部から操作が可能な操作釦と、結合部を有すると共に前記操作釦に連結され前記操作釦の操作に伴って前記ケース体の内部において移動される連結バーと、前記被操作部に対向して位置される操作面が形成された接触操作部を有し前記操作面が前記被操作部に接触されて前記被操作部を操作する操作レバーとを備え、前記操作釦の操作に伴う前記連結バーの移動に伴って前記操作レバーが動作されて前記接触操作部が前記被操作部に対して離接する方向へ移動され、前記接触操作部の一部が前記離接する方向に直交する方向において前記結合部に嵌合された防水ケース。
(2)前記連結バーに結合用突部又は結合孔の一方が形成され、前記操作レバーに前記結合用突部又は前記結合孔の他方が形成され、前記結合用突部が前記結合孔に挿入されて前記操作レバーの前記連結バーに対する前記離接する方向に直交する方向における位置が規制されるようにした前記(1)に記載の防水ケース。
(3)前記操作釦に付勢バネが支持され、前記付勢バネの付勢力が前記連結バーに伝達され、前記操作釦が操作されない非操作状態において前記連結バーが前記付勢バネの付勢力によって前記ケース体の内面に押し付けられるようにした前記(1)又は前記(2)に記載の防水ケース。
(4)前記連結バーの結合部に前記接触操作部を外周側から囲って前記結合部に対する前記接触操作部の位置を規制する囲い壁を設けた前記(1)から前記(3)の何れかに記載の防水ケース。
(5)前記連結バーが前記離接する方向に直交する方向に延びる形状に形成され、前記連結バーの長手方向における一端部が前記操作釦に連結され、前記連結バーの長手方向における他端部に前記結合部が設けられ、前記接触操作部の操作面が前記他端部から前記一端部に近付くに従って前記被操作部との距離が大きくなる傾斜面に形成された前記(1)から前記(4)の何れかに記載の防水ケース。
(6)前記接触操作部の操作面の大きさが前記被操作部の大きさと略同じにされた前記(1)から前記(5)の何れかに記載の防水ケース。
(7)前記操作レバーが弾性変形されて前記接触操作部が前記離接する方向へ移動されるようにした前記(1)から前記(6)の何れかに記載の防水ケース。
(8)前記電子機器の外周部を押さえる保持枠部が設けられ、前記保持枠部と前記操作レバーが一体に形成された前記(1)から前記(7)の何れかに記載の防水ケース。
(9)前記電子機器の内部に接地回路に接続されたアース板が配置され、前記操作レバーに、前記アース板に対向する位置において前記電子機器の外面に接触される機器接触部を設けた前記(1)から前記(8)の何れかに記載の防水ケース。
(10)前記機器接触部における前記電子機器の外面に接触される面と反対の面側に空間を形成した前記(9)に記載の防水ケース。
(11)前記操作レバーが弾性変形されて前記接触操作部が前記離接する方向へ移動され、前記接触操作部と前記機器接触部の間に前記操作レバーの変形支点として機能するヒンジ部を設けた前記(9)又は前記(10)に記載の防水ケース。
上記した技術の最良の形態において示した各部の具体的な形状及び構造は、何れも本技術を実施する際の具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本技術の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
図2乃至図16と共に本技術防水ケースの実施の形態を示すものであり、本図は、防水ケースに保持される電子機器の斜視図である。 防水ケースに保持される電子機器を図1とは異なる方向から見た状態で示す斜視図である。 防水ケースの内部構造を電子機器と共に示す斜視図である。 防水ケースの正面図である。 防水ケースの背面図である。 操作釦と連結バーと操作レバーと作用部材とアタッチメントを示す拡大斜視図である。 操作釦と連結バーと操作レバーと作用部材とアタッチメントを示す拡大分解斜視図である。 操作釦と連結バーと操作レバーと作用部材とアタッチメントを図7とは異なる方向から見た状態で示す拡大分解斜視図である。 第1の連結バーと第1の操作レバーを示す拡大分解斜視図である。 第1の連結バーと第1の操作レバーが結合された状態を示す拡大断面図である。 第2の連結バーと第2の操作レバーを示す拡大分解斜視図である。 第2の連結バーと第2の操作レバーが結合された状態を示す拡大断面図である。 第1の操作レバーが被操作部に接触される前の状態を示す概略拡大断面図である。 第2の操作レバーが被操作部に接触される前の状態を示す概略拡大断面図である。 第1の操作レバーが被操作部に接触されて操作された状態を示す概略拡大断面図である。 第2の操作レバーが被操作部に接触されて操作された状態を示す概略拡大断面図である。
100…電子機器、106a…被操作部、107…アース板、1…防水ケース、2…ケース体、20…第1の操作釦、21…第2の操作釦、22…付勢バネ、24…第1の連結バー、26…結合部、27a…結合用突部、28…囲い壁、29…囲い壁、30…付勢バネ、33…第2の連結バー、34a…結合用突部、35…被作用突部、36…結合部、38…囲い壁、40…保持枠部、42…第1の操作レバー、43…第2の操作レバー、46a…結合孔、47…接触操作部、47a…操作面、48…ヒンジ部、51a…結合孔、52…接触操作部、52a…操作面、53…ヒンジ部、200…空間

Claims (11)

  1. 静電容量方式によって操作される被操作部が形成されたタッチパネルを有する電子機器を内部に保持するケース体と、
    前記ケース体に移動自在に支持され前記ケース体の外部から操作が可能な操作釦と、
    結合部を有すると共に前記操作釦に連結され前記操作釦の操作に伴って前記ケース体の内部において移動される連結バーと、
    前記被操作部に対向して位置される操作面が形成された接触操作部を有し前記操作面が前記被操作部に接触されて前記被操作部を操作する操作レバーとを備え、
    前記操作釦の操作に伴う前記連結バーの移動に伴って前記操作レバーが動作されて前記接触操作部が前記被操作部に対して離接する方向へ移動され、
    前記接触操作部の一部が前記離接する方向に直交する方向において前記結合部に嵌合された
    防水ケース。
  2. 前記連結バーに結合用突部又は結合孔の一方が形成され、
    前記操作レバーに前記結合用突部又は前記結合孔の他方が形成され、
    前記結合用突部が前記結合孔に挿入されて前記操作レバーの前記連結バーに対する前記離接する方向に直交する方向における位置が規制されるようにした
    請求項1に記載の防水ケース。
  3. 前記操作釦に付勢バネが支持され、
    前記付勢バネの付勢力が前記連結バーに伝達され、
    前記操作釦が操作されない非操作状態において前記連結バーが前記付勢バネの付勢力によって前記ケース体の内面に押し付けられるようにした
    請求項2に記載の防水ケース。
  4. 前記連結バーの結合部に前記接触操作部を外周側から囲って前記結合部に対する前記接触操作部の位置を規制する囲い壁を設けた
    請求項1に記載の防水ケース。
  5. 前記連結バーが前記離接する方向に直交する方向に延びる形状に形成され、
    前記連結バーの長手方向における一端部が前記操作釦に連結され、
    前記連結バーの長手方向における他端部に前記結合部が設けられ、
    前記接触操作部の操作面が前記他端部から前記一端部に近付くに従って前記被操作部との距離が大きくなる傾斜面に形成された
    請求項1に記載の防水ケース。
  6. 前記接触操作部の操作面の大きさが前記被操作部の大きさと略同じにされた
    請求項1に記載の防水ケース。
  7. 前記操作レバーが弾性変形されて前記接触操作部が前記離接する方向へ移動されるようにした
    請求項1に記載の防水ケース。
  8. 前記電子機器の外周部を押さえる保持枠部が設けられ、
    前記保持枠部と前記操作レバーが一体に形成された
    請求項1に記載の防水ケース。
  9. 前記電子機器の内部に接地回路に接続されたアース板が配置され、
    前記操作レバーに、前記アース板に対向する位置において前記電子機器の外面に接触される機器接触部を設けた
    請求項1に記載の防水ケース。
  10. 前記機器接触部における前記電子機器の外面に接触される面と反対の面側に空間を形成した
    請求項9に記載の防水ケース。
  11. 前記操作レバーが弾性変形されて前記接触操作部が前記離接する方向へ移動され、
    前記接触操作部と前記機器接触部の間に前記操作レバーの変形支点として機能するヒンジ部を設けた
    請求項9に記載の防水ケース。
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JP2015522848A (ja) * 2012-06-26 2015-08-06 ノーティカム・インターナショナル・リミテッドNauticam International Limited 水中カメラハウジング用の多方向パッド

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