JP2012251950A - メータ装置の照明構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】一つの光源で指針への照明の他に、文字板に対しても十分に照明を施すことができるようにした、メータ装置の照明構造を提供すること。
【解決手段】指針軸6は、回転軸5の先端部が取り付けられる穴61を基端部中央の下面に有するとともに、穴61の直上の屋根面が光源3に向かって窪んだ凹部によって構成された第1の側方分光手段10Aを有し、この第1の側方分光手段10Aは、指針軸6へ入射させる照明光の一部を文字板9に向けて分光させるように構成した。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両等に搭載されるメータ装置に関するものである。
車両等に搭載されるこの種のメータ装置においては、一般に、文字、数字、及び目盛り等が設けられた文字板を裏面側から専用の光源などで照明したり、文字板の文字や数字などを指し示す指針を照明しているのが一般的である(例えば、特許文献1参照)。
即ち、このメータ装置は、自動車の速度計として有用な指示計器であって、図14に示すように、プリント基板101と文字板107との間にモータケース102が取り付けられており、このモータケース102の軸支持部104,105に中空軸からなる回転軸106が支承されている。この回転軸106には、指針109と一体の指針軸110が取付けられており、その指針109はモータケース102に備えた図示外のモータにより回転軸106を介して回転される。また、回転軸106の内部には、光源としてLED111が配置されている。そのLED111は、プリント基板101に固定されているとともに、指針109の受光面109Aに向けて照明光が出射されるようになっており、指針109に入射した照明光は、反射面109Bで反射されたのち指針109を発光照明させる。なお、このメータ装置では、文字板107の照明用として、図示していないが、別に専用の光源を文字板107の下方の複数個所に配置してある。
また、このようなメータ装置として、指針の発光効率を高めるように構成したものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
即ち、このメータ装置は、図15に示すように、モータケース201と、このモータケース201の本体に設けたベアリングとして使用される突出部201Aを介して案内される指針202と、この指針202の基部に設けた指針軸203の下端部203Aから距離Hだけ離れて中空シャフト204の直下に配置された、LEDからなる光源205と、この光源205が実装されたプリント基板206と、を有するものである。
このメータ装置では、指針202の指針軸203は、光源205が発する照明光を最適に集めるため、凸状に形成された集光面を下端部203Aに有する。また、この指針202は、指針軸203が、円筒形状であり、その下端部203Aは、好適には半球形または凸状をなすが、これ以外の形状を呈していてもよい。そのような特定の形状は、LEDからなる光源205による光の放射が指針軸203の軸と平行になるように焦点が合った状態に保つことができる。なお、このメータ装置でも、前述のメータ装置と同様に、図示しない複数の専用光源を図示外の文字板の下方に配置することで文字板照明を行っている。
特許第3291732号明細書 特表2009−537844号公報
ところで、このようなメータ装置では、指針軸上に光源の光軸が設定されている構成であるので、光源からの光を効果的に指針に伝送させて指針の照明を行うことができ、特に指針が何れの方向を指していても、照明むらが抑えられている点では特に問題はない。
一方、文字板を発光させるためには、例えば上記光源とは別に文字板照明用の光源を新たに設置して、この光源からの光を文字板へ伝播させることが考えられる。ところが、文字板の中央直下には上記光源が配置されているメータ装置では、文字板の中央直下に文字板照明用の光源をさらに設置するのは、物理的に不可能であった。
このような事情から、文字板をできるだけ均等に照明させるためは、指針を発光照明させる光源とは別に、文字板に対してその下方に適宜の間隔で専用の光源を複数設置することが必要となる。しかし、これは、コストの増大をもたらしている。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、一つの光源で指針への照明の他に、文字板に対しても十分に照明を施すことができるようにした、メータ装置の照明構造を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るメータ装置の照明構造は、下記(1)から(7)を特徴としている。
(1) 文字板と、
透光性を有し、前記文字板の裏面側に設けられ、モータからの回転力が伝達されて回転する回転軸と、
前記回転軸の先端部を挿通させて固定する穴が基端部に形成された透光性の指針軸を一体に有し、前記文字板の表面に沿って回動する透光性の指針と、
前記指針の天井面に取り付けられ、照明光が前記天井面から指針外部に漏出するのを防止する遮光性のキャップと、
前記回転軸の基端部に入射させる照明光を出射する光源と、
を備え、
前記指針が回動して各種情報を指示するメータ装置の照明構造であって、
前記指針軸は、前記穴直上の先端部に、前記光源に向かって窪んだ凹部で構成される第1の側方分光手段を備え、
前記第1の側方分光手段は、前記指針軸へ入射させる照明光の一部を前記文字板に向けて分光するように構成したこと。
(2) 上記(1)に記載のメータ装置の照明構造であって、
前記回転軸は、先端部の端面に、前記光源に向かって窪んだ凹部で構成される第2の側方分光手段を備えこと。
(3) 上記(1)または(2)に記載のメータ装置の照明構造であって、
前記指針軸は、前記回転軸の先端部が取り付けられる穴の天井面に、前記光源に向かって突出することによって形成された第3の側方分光手段を備えたこと。
(4) 上記(1)〜(3)のいずれかに記載のメータ装置の照明構造であって、
前記キャップには、前記指針軸の穴に挿入する略円筒状の第1のボスが設けられたこと。
(5) 上記(1)〜(3)のいずれかに記載のメータ装置の照明構造であって、
前記キャップには、内面側に、前記指針軸の穴に挿入する略円筒状の第1のボスが設けられるとともに、
この第1のボスの外側には、当該第1のボスより大径の第2のボスが設けられたこと。
(6) 上記(3)〜(5)のいずれかに記載のメータ装置の照明構造であって、
前記第1の側方分光手段を半径R1の曲面で構成するとともに、前記第3の側方分光手段を半径R2の曲面で構成し、かつ、
前記第1の側方分光手段の曲面の半径R1と第3の側方分光手段の曲面の半径R2とは、次式の関係、
R1>R2
を満たすものであって、
前記第1の側方分光手段と第3の側方分光手段とで囲まれた前記指針軸の上端部側の中心部は、前記回転軸の先端部から前記指針軸の穴の天井面に入射する照明光を集光するレンズを構成すること。
(7) 上記(1)〜(6)のいずれかに記載のメータ装置の照明構造であって、
前記指針軸は、前記回転軸の先端部が取り付けられる穴の天井面に、前記光源から離れる方向に向かって窪んだ凹部で構成される第4の側方分光手段を備えたこと。
上記(1)に記載のメータ装置の照明構造によれば、窪んだ凹部によって構成された第1の側方分光手段を、指針軸の上端面に備えることにより、照明光の光路のうちの多くを、指針ではなく文字板に向けて分光させることで、一つの光源で指針への照明の他に文字板に対しても十分に照明を施すことができるようになる。
上記(2)に記載のメータ装置の照明構造によれば、回転軸にその先端部の端面が光源に向かって窪むことによって形成された第2の側方分光手段を有することにより、さらに多くの照明光を、指針ではなく文字板に向けて多く分光させることで、一つの光源で指針の他に文字板をより高い輝度で照明することができるようになる。
上記(3)に記載のメータ装置の照明構造によれば、回転軸の先端部が取り付けられる、指針軸の穴の天井面が光源に向かって突出することによって形成された第3の側方分光手段を有することにより、さらに多くの照明光を、指針ではなく文字板に向けて多く分光させることで、一つの光源で指針の他に文字板をより高い輝度で照明することができるようになる。
上記(4)に記載のメータ装置の照明構造によれば、例えば輝度の高い光源を使用するような場合、照明光の多くが指針に進行し、指針での輝度が高くなるのを、第1のボスで囲みこんで指針へ向かう照明光を効果的に遮断させることができるようになる。
上記(5)に記載のメータ装置の照明構造によれば、例えば輝度の高い光源を使用するような場合、照明光の多くが指針に進行し、指針での輝度が高くなるのを、双方のボスで囲みこんで指針へ向かう照明光を効果的に遮断させることができるようになる。
上記(6)に記載のメータ装置の照明構造によれば、第1の側方分光手段と第3の側方分光手段とで囲まれた指針軸の上端中心部の領域がレンズを構成する。従って、回転軸の先端部が取り付けられる指針軸の、穴の天井面に入射する照明光を集光させることで、指針軸の中心部寄りに照明光を集光させることができる。この結果、集中的に、かつ効果的に、文字板を照明させることができるようになる。
上記(7)に記載のメータ装置の照明構造によれば、指針軸には、回転軸の先端部が取り付けられる穴の天井面が、光源から離れる方向に向かって窪むことによって形成された、第4の側方分光手段を有するので、さらに一層多くの照明光を、指針ではなく文字板に向けて多く分光させることで、一つの光源で指針の他に文字板をより一層高い輝度で照明することができるようになる。
本発明のメータ装置の照明構造によれば、窪んだ凹部によって構成された側方分光手段を、指針軸の上端面に備えることにより、照明光の光路の一部を文字板に向けて分光させることで、指針へ入射する照明光の一部をそのまま利用して、文字板を多くの照明光で発光照明させるように構成したので、一つの光源で指針への照明の他に、文字板に対しても十分に照明を施すことができるようになり、コストの削減が図れる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るメータ装置の照明構造が適用されたメータ装置を示す断面図である。 図2(A)は、その第1の実施形態に係るメータ装置の照明構造が適用されたメータ装置の平面図、図2(B)は、その分解斜視図である。 図3は、その第1の実施形態に係るメータ装置の照明構造が適用されたメータ装置の要部拡大断面図である。 図4は、図1のメータ装置の回転軸の上端面及び指針軸の上端面などでの照明光の光路を拡大して示す説明図である。 図5は、本発明の第2の実施形態に係るメータ装置の照明構造が適用されたメータ装置の要部拡大断面図である。 図6は、そのメータ装置の回転軸の上端面及び指針軸の上端面などでの照明光の光路を拡大して示す説明図である。 図7は、本発明の第3の実施形態に係るメータ装置の照明構造が適用されたメータ装置の要部拡大断面図である。 図8は、その第3の実施形態に係るメータ装置の照明構造が適用されたメータ装置に用いるキャップの構造を示す断面図である。 図9は、その第3の実施形態に係るメータ装置の照明構造が適用されたメータ装置の変形例を示す要部拡大説明図である。 図10は、本発明の第4の実施形態に係るメータ装置の照明構造が適用されたメータ装置の要部拡大断面図である。 図11(A)は、そのメータ装置の要部における照明光の光路を示す光路図、図11(B)は、これとの比較に用いるために第2の実施形態にかかる要部での照明光の光路を示す光路図である。 図12は、本発明の第5の実施形態に係るメータ装置の照明構造が適用されたメータ装置の要部拡大断面図である。 図13は、本発明の第5の実施形態に係るメータ装置の照明構造が適用された指針及びキャップの斜視図である。 図14は、従来のメータ装置の照明構造が適用されたメータ装置の要部を示す断面図である。 図15は、従来の他のメータ装置の照明構造が適用されたメータ装置の要部の断面図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。尚、図1、図3〜7、および図9〜12は、断面を示す図ではあるが、それらの図には、光の経路を判別しやすくするためにハッチィングを施していない箇所がある。
(第1実施形態)
図1から図3は、本発明のメータ装置の照明構造が適用されたメータ装置1Aを示すものである。
本実施形態のメータ装置1Aは、基板2の上に実装された光源3及びモータケース8と、光源3及びモータケース8が搭載された領域を含む基板2の上の所定の場所に取付けられたケース4と、モータケース8に収められた図示外のモータの駆動力が伝達されて回転する回転軸5と、回転軸5の先端部に取付けられた指針軸6を一体に備える指針7と、ケース4の上部に設置され、数字、文字、記号など、車自体或いは車周辺の環境などに関する必要情報を指針7によって表示する文字板9と、指針軸6の先端部に形成された側方分光手段10と、を有する。なお、図中符号Cは、指針7の基部の天井面に被せたキャップを示す。
本実施形態のメータ装置1Aは、コンビネーションメータの一部を構成しており、図示外の見返し板で周囲を覆われている。また、この見返し板には、メータ装置1Aを含む各種計器類を設置するための各種表示窓を開口させており、側面及び背面側を構成するコンビネーションメータケースと一体化されている。
なお、本実施形態のメータ装置1Aは、速度計を構成しており、図示しないセンサによって検出された速度に対応したセンサ信号に基づき、指針7を所定角度だけ回動させ、文字板9に形成された特定の目盛を指し示す。
本実施形態の光源3は、回転軸5の基端部である下端部へ向けて照明光を入射するものであり、所定波長(λ)の可視光を出射する例えばLED(Light Emitting Diode;発光ダイオード)で構成されている。この光源3では、出射する光(以下、「照明光」とよぶ)に、位相角度の方向依存性のない、均一な出射特性のものが使用されている。即ち、本実施形態の光源3では、水平面(X−Y平面)方向に関しては全周に亘り、略均一な光量を回転軸5へ出射する光量分布特性を有する。なお、本実施形態の光源3としては、特にこのLEDに限定されるものではないが、消費電力が少なく小型の点光源であるものが好ましい。
ケース4には、文字板9の背面である裏面、つまり下面と対向する内側表面に、後述する指針軸6の屋根面である上端面で構成される側方分光手段10で分光された光(以下、「文字板光P1」とよぶ)を効率的に反射させる反射部4Aを設ける。反射部4Aは、例えばAl(アルミニウム)などを金属蒸着させた反射膜で構成してもよいし、光源3であるLEDから出射する単色の照明光が持つ固有波長(λ)に対して大きなピーク反射特性を有する誘電体多層膜などであってもよい。
回転軸5は、上述したように、モータからの回転力が伝達されて回転するものであって、透光材料で形成された中実で略円筒形状を有するもので構成される。回転軸5は、先端部である上端部側を指針軸6の穴61に挿入した状態で指針軸6に嵌合される。指針軸6は、指針軸6の穴61に回転軸5が嵌合されることによって回転軸5に一体に固定される。なお、本実施形態では、指針軸6の穴61の天井面61Aに回転軸5の上端面51が密着状態に挿入されておらず、これら双方の間に空気層Sからなる隙間が形成されているが、特にこの空気層Sはなくてもよい。
また、回転軸5は、文字板9の裏面側に設置されており、下端部がモータケース8に設けた軸受け8Aに回転自在に軸支されているとともに、この下端面には光源3が正対する。
このように、回転軸5の下端面は、図3に示すように、光源3の直上に位置するように設けられており、光源3からの照明光が入射すると、その照明光は回転軸5の内部を案内されて上端部へ伝搬していく。このため、回転軸5では、この内部の外周面における外界(空気)との界面部分において、上述の照明光の大部分が全反射しながら上端部まで進行する。この場合、回転軸5の外周面における外界との界面部分での全反射現象を効率的に発生させるようにしている。
なお、回転軸5の外周面に対して入射角度が固有の臨界角を常時上回るような方向で入射させるようにするため、下端面は回転軸5の中心部(軸線L;図3参照)から周縁部に向けて、例えば断面円弧状に形成してもよい。また、この回転軸5は、回転軸5内を透過してきた照明光が上端面51からそのまま上方へ通り抜けるようにするため、上端面51が水平(X−Y)方向に平行でフラットな形状を呈する。これにより、後述する指針軸6の側方分光手段10へできるだけ多くの照明光を入射させることで、多くの照明光を文字板9のある方向へ反射させる。
指針軸6は、光透過性の良好な材料で形成されているものであって、指針7の基部の底面側から下方へ一体に延設されているとともに、下端面には円柱状に開口した穴61を有しており、この穴61に回転軸5の先端部が嵌合される。このように、指針軸6は、モータの回転駆動力で回転する回転軸5と一体に組付けられているが、文字板9に対して指針軸6を回転自在に挿通させるため、文字板9の孔9A(図3、4参照)を貫通して設置されている。
なお、この指針軸6の下端に開口した穴61の底に相当する天井面61Aは、回転軸5の上端面51と同様、指針軸6を透過してきた照明光が外側へ漏れ出るのをできるだけ回避するため、水平(X−Y)方向に平行でフラットな形状を呈している。
さらに、この指針軸6には、図3及び図4に示すように、指針軸6の穴61の直上の屋根面である上端面が、光源3に向かって窪んだ凹部からなる側方分光手段10(以下、これを「第1の側方分光手段10A」とよぶ)を備えている。この第1の側方分光手段10Aは、回転軸5の内部を案内されてきた光源3からの照明光のうちの一部を、特に本発明ではできるだけ多くの照明光を文字板9方向へ分光させるものである。本実施形態の場合には、上端面が略円錐形に窪んだ形状を有する。
この第1の側方分光手段10Aは、回転軸5を案内されてきた光源3からの照明光のうちの一部に対して、指針軸6の上端面にて反射させることで光路を文字板9のある方向へ偏向させ、文字板9を発光照明させるものである。そこで、この第1の側方分光手段10Aでは、屈折率の異なる媒質(ここでは空気)との界面で反射する現象(フレネル反射)や全反射現象などを利用して、その反射光を文字板9の方向へ分光させる。また、これ以外の残りの照明光、例えば指針軸6の上端面において屈折し指針軸6を抜け出した照明光については、できるだけ多くのものを、図4に破線で示す光路などを進行させて戻すようにする。即ち、指針軸6へ再入射させ、そのまま内部を進行させて指針7を照明させる。
本実施形態の第1の側方分光手段10Aである指針軸6の上端面は、上述したように、水平面に対して所定の傾斜角度α(図3、4参照)で傾斜するように略円錐形状に窪ませて構成してある。一方、周知のように、スネルの法則によれば、回転軸5及び指針軸6の下部を伝搬してきた光源3からの照明光が上記界面で反射した後に進行する文字板光P1の方向は、指針軸6の屈折率と、指針軸6内部における外界である空気との界面での入射角度θと、に依存する。従って、指針軸6の上端面での傾斜角度αを変更させることで、入射点での法線に対する入射角度θを変更させることができる。このように、文字板光P1の進行する方向は、傾斜角度αを変更することで、文字板光P1の光路を適宜に調整させることができる。
ここで、この指針軸6の上端面の傾斜角度αについては、文字板光P1をできるだけ多く発生させ、従来は不足気味であった文字板9側へ多くの照明光を送り込むような角度になっている。即ち、本実施形態では、この回転軸5内及び指針軸6の下部側を進行してきた照明光が、第1の側方分光手段10Aである指針軸6の上端面の外界との界面において、できるだけ多く全反射現象を起こさせるようになっている。このため、傾斜角度αについては、上記した指針軸6の上端面での入射点における照明光の入射角度θが光源3での照明光の波長λに対して決定されている固有の臨界角(θ)を越えるように、傾斜角度αを最適値に設定してある。
指針7は、指針軸6を介して文字板9の表面に沿って回動することで、文字板9に設けてある数字或いは目盛を指示するものであり、上述したように、光透過性の良好な材料で指針軸6と一体に形成されている。この指針7には、第1の側方分光手段10Aである指針軸6の上端面を取り囲む状態で起立した壁面が外周面を構成する上穴71を基部側に形成している。また、指針7には、上穴71を臨む外周面の上部に、指針軸6の第1の側方分光手段10Aである指針軸6の上端面で反射することなく内部を伝搬してきた照明光を、指針7の先端部へ向けてできるだけ多く効率的に送り出すために、偏向面71Aが形成される。
モータケース8には、内部に、図示外の、モータと、中間ギアと、出力ギアと、回転軸5など、を備えている。モータは、指針7を回動させるためのものであり、中間ギア及び出力ギアを介して減速させて回転軸5を回動させることにより、文字板9の表面に沿って指針7を確実に回動させ、必要な各種情報を正確に指し示すようになっている。
文字板9は、これ自体が導光機能を有する適宜の材料で形成してあるが、特に導光性の良好な材料で形成する等の構成とすることが好ましい。これにより、文字板9の全体を効果的に発光照明させることが可能になる。
次に、本実施形態に係るメータ装置1の作用について、図面を参照しながら説明する。
なお、ここでのメータ装置1の説明については、各計器類のうちスピードメータを例に挙げてその作用を説明するが、特にこれに限定されるものではなく、他のアナログタイプのメータ装置などの場合でも同様である。さらに、図1及び図3における照明光については、説明をできるだけ分かり易くするため、光路については屈折作用を考慮した方向に正確に記載せずに、単純に直進させてあるものもある。また、ここでは、回転軸5と指針軸6の屈折率を便宜上同一値として扱うものであるが、勿論、異なっていてもよい。
メータ装置1を搭載した車両が動き始めると、メータ装置1のモータケース8の内部に設けたモータが、図示しないセンサによって検出された現在速度に対応するセンサ信号に基づいて回転駆動を開始し、指針7を所定角度だけ回動し、文字板9に形成された特定の目盛又は数字を指示する。
即ち、図3に示すように、図示外のモータによる駆動力で、回転軸5が速度に合わせた所定の角速度で回転する。これによって、回転軸5の上端部に組付けた指針軸6を介してこれと一体の指針7が所定角度だけ回動され、指針7の先で文字板9上の特定の目盛又は数字を指し示す。これによって、現在速度を運転者などにアナログ表示させて知らせることができる。
このような速度表示を行うメータ装置1にあっては、同時に、光源3から出射した照明光が回転軸5内部の外周面において、外界との界面で全反射を起こしながら上方へ進行する伝搬現象を繰り返す。そして、図4に示すように、この照明光の一部が、回転軸5の上端部、空気層Sを透過して指針軸6の中央上端部の略円錐形状に窪んだ第1の側方分光手段10Aに到達する。この第1の側方分光手段10Aである上端面に指針軸6の内部から入射した照明光は、この多くが臨界条件を満たしている。
従って、この照明光の多くが、指針軸6の上端面である第1の側方分光手段10Aで全反射した後、上向きから側方である横向きに光路が偏向され、指針軸6の外周面から外部の文字板9に向かう。つまり文字板光Pとなる。そして、この文字板光Pは、進行する光路上のケース4の内側表面に設けた反射部4Aで文字板9へ向けて再度反射することで、文字板9を背面側から発光照明することができる。
一方、図4に示すように、回転軸5から指針軸6内部へ入射してきた大部分の照明光が、指針軸6の外周面62と指針7の上穴71との間で全反射しながら、指針7の内部へ進行する。そして、偏向面71Aで進行光路が指針7の先端方向へ偏向されて指針7を発光照明する指針光Q1となる。
なお、回転軸5内部での照明光の伝搬作用及び指針軸6の上端面での分光作用は、勿論、回転軸5が回動動作中であっても、静止状態の場合と何らの変わりなく全く同様に行われる。従って、この回転軸5が回動動作中でも、指針7の発光照明だけでなく、文字板9の発光照明も、同時に同じ光源3からの多くの照明光で行えるようになるわけである。
このように、本実施形態によれば、指針軸6の先端部の上端面に設けた第1の側方分光手段10Aにより、指針7へ入射する照明光の光路の多くを文字板9に向けて分光させることで、指針7へ入射させようとしていた照明光の大部分を文字板光Pとして生成できる。これにより、照明光の多くが文字板9での発光照明に利用可能となる。従って、複数の光源を文字板9の直下に設けることなく一つの光源3だけを用いて、指針7の照明とともに文字板9の十分な照明が同時に行えるようになる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について、図5及び図6を参照しながら説明する。なお、本実施形態において、第1実施形態と同一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。
本発明の照明構造が適用された第2実施形態のメータ装置1Bが、第1実施形態のメータ装置1Aと異なる点は、回転軸5の先端部の端面である上端面52が光源3に向かって窪んだ第2の側方分光手段10Bを有することと、回転軸5の先端部が取り付けられる指針軸6の穴61の天井面63が光源3に向かって突出した第3の側方分光手段10Cを有することである。
このうち、第2の側方分光手段10Bである回転軸5の上端面52は、円錐形状に窪んだ凹状を呈する構成である。本実施形態の第2の側方分光手段10Bは、その傾斜面の傾きが、第1の側方分光手段10Aである指針軸6の上端面の傾斜角度αと同一角度を有している。
同様に、第3の側方分光手段10Cである指針軸6の穴61の天井面63は、第1の側方分光手段10Aである指針軸6の上端面と同一形状を有する円錐形状に窪んだ凹状に形成されている。従って、本実施形態の指針軸6の穴61の天井面63は、傾斜角度が第1の側方分光手段10A、第2の側方分光手段10Bの傾斜角度と同一角度αであって、これら3者の傾斜面は互いに平行関係を有している。
次に、本実施形態における照明光の光路について、図5、6を参照しながら詳細に説明する。但し、ここでの説明でも、理解しやすいように照明光が進行する回転軸5と指針軸6とは同一屈折率であって、これら双方の軸間での空気の介在は無視できるものとする。このため、双方の軸間での屈折現象はないものとしている。また、図6に示す光路は、光源3からの照明光の多くが辿る典型的な進行光路を示すものであって、全ての光路がこのパターンの光路を辿って進行するものではない。
光源3から出射した照明光の多くが回転軸5の内部の外周面において外界との界面で全反射を起こしながら上方へ進行する伝搬現象を繰り返す。そして、図6に示すように、この照明光の一部は、回転軸5の内部の上端面52である第2の側方分光手段10Bにおいて空気層Sとの界面で正反射し、その後、指針軸6に入射してそのまま外周面で屈折して外部へ出射する。従って、このような照明光は、その後に文字板9に向かうことで、指針7へ入射しようとしていた指針光Qとなるべき照明光の一部から、文字板光P´を生成し、文字板9での発光照明に利用できる。
また、図6に示すように、第2の側方分光手段10Bにおいて空気層Sとの界面の入射点に到達した照明光の一部は、そこで屈折して空気層Sへ抜け出した後、そのまま空気層Sを進行し、やがて指針軸6の穴61の天井面63に達する。この天井面63では、一部が正反射し、次に穴61の内周面から指針軸6の内部に屈折して入射する。その後、この照明光は、指針軸6を横断するように内部を進行し、外周面で屈折しながら指針軸6の外部へ抜け出していく。従って、ここでの照明光についても、その後、文字板9に向かうので、指針7へ入射させようとする照明光の一部である文字板光P´´が生成される。これによって、文字板9での発光照明に利用できる。
また、指針軸6の穴61の天井面63にて屈折して指針軸6内部へ進行する残りの照明光は、その一部が、指針軸6内部の上端面において第1の側方分光手段10Aにより正反射してから、指針軸6を横断するように内部を進行し、外周面で屈折しながら指針軸6の外部へ抜け出していく。従って、ここでの照明光も、その後、文字板9に向かうことで、指針7へ入射させようとする照明光の一部である文字板光Pとして生成され、文字板9での発光照明に利用される。
従って、本実施形態によれば、第1の側方分光手段10A乃至第3の側方分光手段10Cによって、文字板9に向かう3種類の光路を辿る3種類の文字板光P、P´、P´´を生成できる。従って、第1の実施形態のものに比べて、文字板9の各面に対する照明光量の均一化を図ることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について図7及び図8を参照しながら説明する。なお、第3実施形態において、第1、第2の実施形態と同一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。
本発明の照明構造が適用された本実施形態のメータ装置1Cが、図5に示す第2実施形態のメータ装置1Bと異なる点は、キャップCにおいて、ボスBSを2重に設けていることである。
キャップCは、図8に示すように、中央部に設けた縦長円筒形状の第1のボスBS1と、この第1のボスBS1の外方に設けた短尺大径で斜め円筒形状の第2のボスBS2と、を内面から下方に垂設させてある。
このうち、第1のボスBS1は、図7に示すように、指針軸6の直上に設けた指針7の上穴71に第1のボスBS1を挿入させるようになっており、内穴hに侵入する照明光を吸収又は減衰させることで、指針7の輝度を抑制させて、指針7が過剰に照らされることを防止する。第1のボスBS1によって照明光を吸収又は減衰させるにあたっては、円筒状の第1のボスBS1の軸線方向の長さ(高さ)、直径、または第1のボスBS1を画成する壁面の厚み、などを適宜調整することにより、照明光の輝度を調整することができる。一方、第2のボスBS2は、指針7の上面、つまり表面に係止するように当接されており、指針7の上面から照明光が漏出する場合にその照明光を、第1のボスBS1と同様に吸収又は減衰させすることで、指針7の輝度を抑制させる。また、第1、第2のボスBS1,BS2によって、照明光によってもたらされるハレーションを抑制する。
従って、本実施形態によれば、第1、第2のボスBS1,BS2を設けることで、例えば光源3に高輝度の白色LEDなどを用いたときに指針7の輝度が高まり、視認者の目に強い刺激を与えるといった不都合を回避できる。換言すれば、指針7にシボ加工などを施さなくても、効果的に輝度を抑えることができるので好都合である。
なお、本発明では、図9に示すように、第1の側方分光手段10Aである指針軸6の上端面を、半径R1の第1の曲面で形成するとともに、第3の側方分光手段10Cである指針軸6の穴61の天井面63´も半径R2の第2の曲面で形成してもよい。
その場合、第1の側方分光手段10Aの第1の曲面の半径R1を、第3の側方分光手段10Cの第2の曲面の半径R2よりも大きくなるように、次式
R1>R2
を満たすように構成してもよい。
このような構成の指針軸6であれば、第1、第3の側方分光手段10A,10Cの第1及び第2の曲面で囲まれた指針軸6の上端中心部側の領域Dが、回転軸5の先端部から指針軸6の穴61の天井面63´に入射する照明光を集光させる凸レンズとして機能させることもできる。
従って、このような構成の場合には、指針軸6の穴61の天井面63´に入射する照明光が、領域Dを通過する際に過剰に集光されてしまい、照明光が指針7の1か所などに集中しようとする場合には、第1、第2のボスBS1、BS2で効果的にその照明光の一部を減光させることも可能となる。そのため、指針7での輝度の高まりを回避させることもできるようになる。
また、本実施形態によれば、第1のボスBS1を上穴71に圧入することによって指針7にキャップC´が固定される構造であるため、指針7に対するキャップC´のガタツキを防止することができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について図10、図11(A)及び図11(B)を参照しながら説明する。なお、本実施形態において、第1乃至第3の実施形態と同一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。
本発明の照明構造が適用された第4実施形態のメータ装置1Dが、第2実施形態のメータ装置1Bと異なる点は、指針軸6の穴61の天井面63´´が、光源3から離れる方向に向かって窪むことによって形成された、略ドーム状の天井を呈する、第4の側方分光手段10Dを構成していることである。
第4の側方分光手段10Dは、例えば本実施形態では、半径Rの円周の一部である円弧の曲面形状を有するものであり、凹面鏡としての機能を有している。従って、例えば図11(A)に示すように、回転軸5の上端面52である第2の側方分光手段10Bを透過してきた照明光が天井面63´´に入射すると、その一部が、鏡心Oとその入射点を結ぶ各線分(同図に破線で示す)を基準として正反射する。そして、空気層Sを通過して回転軸5の上端面52である第2の側方分光手段10Bに再入射する。
このように、第4の側方分光手段10Dによれば、回転軸5の中心付近をほぼその軸線方向に沿って進行してきた照明光については、あまり拡散されることなく、第2の側方分光手段10Bから回転軸5内部に再入射される。このため、図示外の光源からの照明光に対してその一部は、指針7の方向に送り込まれずに済む。つまり、減光させることが可能となるので、光源に高輝度の白色LEDなどを使用しても、視認者の目に強い刺激を及ぼすことが回避できる。
なお、図11(A)において、符号Fは、第4の側方分光手段10Dである天井面63´´が構成する半径Rの凹面鏡の焦点を示すものであって、鏡面に相当する天井面63´´からの距離が半径Rの半分である。
一方、図11(B)に示す、例えば第2実施形態のメータ装置1Bの場合には、回転軸5の上端面52である第2の側方分光手段10Bを透過してきた照明光は、その多くが天井面63である第3の側方分光手段10Cで外側方向に正反射される。従って、回転軸5の中心付近をほぼ軸線に沿って進行してきた照明光は、その多くが拡散される状態で指針軸6に入射する。従って、第2の実施形態のメータ装置1Bの場合には、第3の側方分光手段10Cによって文字板光Pを生成できたわけである。つまり、図11(B)に示す第2の実施形態のメータ装置1Bの場合には、輝度不足になりがちな傾向にある任意の波長の照明光を出射する光源であっても、文字板9を効果的に発光させることができた。
従って、本実施形態によれば、第4の側方分光手段10Dを設けていることで、図示外の光源からの照明光に対して減光させることが可能となるので、光源に白色LEDなどを使用しても視認者の目に強い刺激を及ぼすことが回避できる。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態について図12、図13を参照しながら説明する。なお、本実施形態において、第1乃至第4の実施形態と同一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。
本発明の照明構造が適用された本実施形態のメータ装置1Eが、第4実施形態のメータ装置1Dと異なる点は、キャップC´´に円筒状の第1のボスBS1を備えていることである。
キャップC´´は、第3の実施形態のキャップC´において、第2のボスBS2を削除した構成と同一のものである。従って、第3の実施形態の第1のボスBS1と同様の機能、つまり指針軸6の直上に設けた指針7の上穴71に第1のボスBS1を挿入させることで、ボスBS1の内穴hに侵入する照明光を吸収又は減衰させる。これにより、指針7の輝度を抑制させて、指針7が過剰に照らされることを防止することができる。第1のボスBS1によって照明光を吸収又は減衰させるにあたっては、円筒状の第1のボスBS1の軸線方向の長さ(高さ)、直径、または第1のボスBS1を画成する壁面の厚み、などを適宜調整することにより、照明光の輝度を調整することができる。
また、本実施形態によれば、第4の実施形態のメータ装置1Dの場合と同様、第4の側方分光手段10Dも備える。従って、回転軸5の中心付近をほぼ軸線に沿って進行してきた照明光については、その多くが拡散されない状態で、第2の側方分光手段10Bから回転軸5内部の中心寄りに再入射される。このため、図示外の光源からの照明光を減光させることも可能となる。この結果、光源に高輝度の白色LEDなどを使用しても、視認者の目に強い刺激を及ぼすことを回避できる。
また、本実施形態によれば、第1のボスBS1を上穴71に圧入することによって指針7にキャップC´´が固定される構造であるため、指針7に対するキャップC´´のガタツキを防止することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施し得るものである。即ち、燃料計部、タコメータ部、スピードメータ部、及び水温計等の各種計器類に適用可能である。
また、第3の実施形態では、第1の側方分光手段と第3の側方分光手段とで囲まれた指針軸6の上端側の中心部の領域が凸レンズとしての機能を付与するもので構成してもよいと付言したが、特にこれには限定されない。即ち、第1の側方分光手段10Aの曲率半径R1と、第3の側方分光手段10Cの曲率半径R2とについて、次式の関係、
R1<R2
を有するように構成してもよい。つまり、第1の側方分光手段10Aと第3の側方分光手段10Cとで囲まれた指針軸の上端中心部側の領域が、回転軸の先端部から、指針軸の穴の天井面に入射する照明光を拡散させる凹レンズとしての機能を付加するようにしてもよい。
1A〜1E メータ装置
2 基板
3 光源
4 ケース
4A 反射部
5 回転軸
51、52 上端面
6 指針軸
61 穴
61A 天井面
62 外周面
63,63´、63´´ 天井面
7 指針
71 上穴
71A 偏向面
8 モータケース
8A 軸受け
9 文字板
9A 孔
10A 第1の側方分光手段
10B 第2の側方分光手段
10C 第3の側方分光手段
10D 第4の側方分光手段
BS1 第1のボス
BS2 第2のボス
C,C´,C´´ キャップ
D 領域
L 軸線
、P´、P´´ 文字板光
、Q 指針光
R1 第1の側方分光手段の曲面の半径
R2 第3の側方分光手段の曲面の半径
S 空気層
h (第1のボスBS1の)内穴
α 傾斜角度
θ 入射角

Claims (7)

  1. 文字板と、
    透光性を有し、前記文字板の裏面側に設けられ、モータからの回転力が伝達されて回転する回転軸と、
    前記回転軸の先端部を挿通させて固定する穴が基端部に形成された透光性の指針軸を一体に有し、前記文字板の表面に沿って回動する透光性の指針と、
    前記指針の天井面に取り付けられ、照明光が前記天井面から指針外部に漏出するのを防止する遮光性のキャップと、
    前記回転軸の基端部に入射させる照明光を出射する光源と、
    を備え、
    前記指針が回動して各種情報を指示するメータ装置の照明構造であって、
    前記指針軸は、前記穴直上の先端部に、前記光源に向かって窪んだ凹部で構成される第1の側方分光手段を備え、
    前記第1の側方分光手段は、前記指針軸へ入射させる照明光の一部を前記文字板に向けて分光するように構成したことを特徴とするメータ装置の照明構造。
  2. 前記回転軸は、先端部の端面に、前記光源に向かって窪んだ凹部で構成される第2の側方分光手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のメータ装置の照明構造。
  3. 前記指針軸は、前記回転軸の先端部が取り付けられる穴の天井面に、前記光源に向かって突出することによって形成された第3の側方分光手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のメータ装置の照明構造。
  4. 前記キャップには、前記指針軸の穴に挿入する略円筒状の第1のボスが設けられたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のメータ装置の照明構造。
  5. 前記キャップには、内面側に、前記指針軸の穴に挿入する略円筒状の第1のボスが設けられるとともに、
    この第1のボスの外側には、当該第1のボスより大径の第2のボスが設けられたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のメータ装置の照明構造。
  6. 前記第1の側方分光手段を半径R1の曲面で構成するとともに、前記第3の側方分光手段を半径R2の曲面で構成し、かつ、
    前記第1の側方分光手段の曲面の半径R1と第3の側方分光手段の曲面の半径R2とは、次式の関係、
    R1>R2
    を満たすものであって、
    前記第1の側方分光手段と第3の側方分光手段とで囲まれた前記指針軸の上端部側の中心部は、前記回転軸の先端部から前記指針軸の穴の天井面に入射する照明光を集光するレンズを構成することを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載のメータ装置の照明構造。
  7. 前記指針軸は、前記回転軸の先端部が取り付けられる穴の天井面に、前記光源から離れる方向に向かって窪んだ凹部で構成される第4の側方分光手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のメータ装置の照明構造。
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