JP2012251510A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】筒内噴射用の燃料噴射弁と吸気ポート噴射用の燃料噴射弁とを備えたエンジンにおいてPM排出量(排出ガス中に含まれるPM量)を効果的に低減できるようにする。
【解決手段】空燃比を理論空燃比よりもリーンに制御するリーン燃焼運転中に、PMセンサ30で検出したPM排出量が上限値αを越えたか否かを判定し、PM排出量が上限値αを越えたと判定したときに、筒内噴射用の燃料噴射弁19の噴射割合を減少させて吸気ポート噴射用の燃料噴射弁18の噴射割合を増加させるPM排出量低減制御を実行する。これにより、筒内噴射用の燃料噴射弁19の噴射量(筒内に噴射される燃料量)を減量して、ピストン29上面等に付着する燃料量を減少させて、PM排出量を低減する共に、筒内噴射用の燃料噴射弁19の噴射量の減量分を、吸気ポート噴射用の燃料噴射弁18の噴射量の増量分で補って、エンジン11の出力性能を確保する。
【選択図】図1

Description

本発明は、筒内に燃料を噴射する筒内噴射用の燃料噴射弁を備えた内燃機関の制御装置に関する発明である。
例えば、特許文献1(特許第4337710号公報)に記載されているように、筒内噴射用の燃料噴射弁と吸気ポート噴射用の燃料噴射弁とを備えた内燃機関において、筒内噴射用の燃料噴射弁の先端温度を推定し、筒内噴射用の燃料噴射弁の先端温度が所定温度以上に上昇してから筒内噴射用の燃料噴射弁の燃料噴射を開始することで、筒内噴射用の燃料噴射弁の先端へのデポジット堆積を抑制するようにしたものがある。
特許第4337710号公報
ところで、筒内噴射用の燃料噴射弁を備えた内燃機関では、筒内に噴射した燃料のうちピストン上面等に付着する量が多いと、煤(カーボンスーツ)や可溶有機成分(SOF)等を含む粒子状物質(いわゆるPM)が生成され易くなり、更に、空燃比をリーンに制御するリーン燃焼運転中は、燃焼温度の低下に伴う排出ガス温度の低下によってPMの再燃焼が抑制されるため、排出ガス中に含まれるPM量が増加してPM排出量が増加するという問題がある。しかし、上記特許文献1の技術は、筒内噴射用の燃料噴射弁の先端へのデポジット堆積を抑制する技術であり、内燃機関のPM排出量を十分に低減することができない。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、筒内噴射用の燃料噴射弁を備えた内燃機関においてPM排出量を効果的に低減することができる内燃機関の制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、内燃機関の筒内に燃料を噴射する筒内噴射用の燃料噴射弁と吸気ポートに燃料を噴射する吸気ポート噴射用の燃料噴射弁とを備えた内燃機関の制御装置において、内燃機関の排出ガス中に含まれる粒子状物質の量又は煤の量(以下これらを「PM排出量」と総称する)を判定するPM排出量判定手段と、PM排出量が所定の上限値を越えたと判定したときに筒内噴射用の燃料噴射弁と吸気ポート噴射用の燃料噴射弁の噴射割合、筒内噴射用の燃料噴射弁の噴射時期、噴射圧力、噴射回数のうちの少なくとも1つをPM排出量の低減方向に変更するPM排出量低減制御を実行するPM排出量低減制御手段とを備えた構成としたものである。
この構成では、PM排出量判定手段によりPM排出量(排出ガス中に含まれる粒子状物質の量又は煤の量)を判定し、PM排出量が所定の上限値を越えたと判定したときに筒内噴射用の燃料噴射弁と吸気ポート噴射用の燃料噴射弁の噴射割合、筒内噴射用の燃料噴射弁の噴射時期、噴射圧力、噴射回数のうちの少なくとも1つをPM排出量の低減方向に変更するPM排出量低減制御を実行することで、ピストン上面等に付着する燃料量を減少させることができ、PM排出量を効果的に低減することができる。
この場合、請求項2のように、PM排出量低減制御手段は、空燃比を理論空燃比よりもリーンに制御するリーン燃焼運転中にPM排出量が上限値を越えたか否かを判定し、PM排出量が上限値を越えたと判定したときにPM排出量低減制御を実行するようにしても良い。このようにすれば、PM排出量が増加し易いリーン燃焼運転中にPM排出量低減制御を実行して、リーン燃焼運転中のPM排出量を低減することができる。
また、請求項3のように、PM排出量判定手段として、PM排出量を検出するセンサを用いるようにしても良い。このようにすれば、PMセンサ(PM排出量を検出するセンサ)でPM排出量を直接検出することができる。
或は、請求項4のように、内燃機関の排出ガス温度を検出する排出ガス温度センサと空燃比を検出する空燃比センサのうちの少なくとも一方を備え、PM排出量判定手段は、排出ガス温度センサで検出した排出ガス温度と空燃比センサで検出した空燃比のうちの少なくとも一方に基づいてPM排出量を判定するようにしても良い。PM排出量は、排出ガス温度や空燃比と相関関係があるため、排出ガス温度や空燃比を用いれば、PM排出量を判定することができる。この場合、排出ガス温度センサや空燃比センサと比べて高価なPMセンサ(PM排出量を検出するセンサ)を設ける必要がなく、低コスト化の要求を満たすことができる。
また、請求項5のように、PM排出量低減制御手段は、PM排出量低減制御の際に筒内噴射用の燃料噴射弁の噴射割合を減少させて吸気ポート噴射用の燃料噴射弁の噴射割合を増加させるようにすると良い。このようにすれば、筒内噴射用の燃料噴射弁の噴射量(筒内に噴射される燃料量)を減量して、ピストン上面等に付着する燃料量を減少させることができ、PM排出量を低減することができると共に、筒内噴射用の燃料噴射弁の噴射量の減量分を、吸気ポート噴射用の燃料噴射弁の噴射量の増量分で補って、両者の合計噴射量を一定に維持することができ、内燃機関の出力性能を確保することができる。
更に、請求項6のように、PM排出量低減制御手段は、PM排出量低減制御の際に筒内噴射用の燃料噴射弁の吸気行程の噴射時期を遅角させるようにしても良い。このようにすれば、吸気行程でピストンがある程度下降してから筒内に燃料を噴射して、ピストン上面等に付着する燃料量を減少させることができ、PM排出量を低減することができる。
更に、請求項7のように、PM排出量低減制御手段は、PM排出量低減制御の際に筒内噴射用の燃料噴射弁の噴射圧力を低下させるようにしても良い。このようにすれば、筒内に噴射される燃料の貫徹力を低下させて、ピストン上面等に付着する燃料量を減少させることができ、PM排出量を低減することができる。
また、請求項8のように、PM排出量低減制御手段は、PM排出量低減制御の際に筒内噴射用の燃料噴射弁の燃料噴射を停止して吸気ポート噴射用の燃料噴射弁のみで燃料を噴射するようにしても良い。つまり、筒内噴射用の燃料噴射弁の噴射割合を0%にして、吸気ポート噴射用の燃料噴射弁の噴射割合を100%にする。このようにしても、PM排出量を低減しながら、内燃機関の出力性能を確保することができる。
本発明は、筒内噴射用の燃料噴射弁と吸気ポート噴射用の燃料噴射弁の両方を備えた内燃機関に限定されず、請求項9のように、内燃機関の筒内に燃料を噴射する筒内噴射用の燃料噴射弁を備えた内燃機関の制御装置において、内燃機関の排出ガス中に含まれる粒子状物質の量又は煤の量(以下これらを「PM排出量」と総称する)を判定するPM排出量判定手段と、空燃比を理論空燃比よりもリーンに制御するリーン燃焼運転中にPM排出量が所定の上限値を越えたか否かを判定し、PM排出量が上限値を越えたと判定したときに筒内噴射用の燃料噴射弁の噴射時期、噴射圧力、噴射回数のうちの少なくとも1つをPM排出量の低減方向に変更するPM排出量低減制御を実行するPM排出量低減制御手段とを備えた構成としても良い。このようにしても、PM排出量が増加し易いリーン燃焼運転中にPM排出量低減制御を実行して、リーン燃焼運転中のPM排出量を低減することができる。
また、請求項10のように、PM排出量低減制御を実行するか否かを判定する際に用いる上限値は、空燃比を理論空燃比に制御するストイキ燃焼運転中の標準的なPM排出量を基準値として該基準値の2倍の値に設定するようにしても良い。このようにすれば、PM排出量が基準値(ストイキ燃焼運転中の標準的なPM排出量)の2倍を越えたと判定されたときに、PM排出量低減制御を実行して、PM排出量を低減することができる。
図1は本発明の実施例1におけるエンジン制御システムの概略構成を示す図である。である。 図2は実施例1のPM排出量低減制御ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 図3はリーン燃焼領域判定ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 図4はリーン燃焼領域を説明する図である。 図5は実施例2のPM排出量低減制御ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 図6は実施例3のエンジン制御システムの概略構成を示す図である。 図7は実施例3のPM排出量低減制御ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 図8は排出ガス温度の閾値βを説明する図である。 図9は空燃比の閾値γを説明する図である。
以下、本発明を実施するための形態を具体化した幾つかの実施例を説明する。
本発明の実施例1を図1乃至図4に基づいて説明する。
まず、図1に基づいてエンジン制御システム全体の概略構成を説明する。
内燃機関であるエンジン11の吸気管12には、モータ(図示せず)によって開度調節されるスロットルバルブ13が設けられている。尚、スロットルバルブ13の上流側に、吸入空気量を検出するエアフローメータ(図示せず)を設けるようにしても良い。スロットルバルブ13の下流側には、サージタンク14が設けられ、このサージタンク14又はサージタンク14の下流側に、吸気管圧力を検出する吸気管圧力センサ15が設けられている。また、サージタンク14には、エンジン11の各気筒に空気を導入する吸気マニホールド16が設けられている。
エンジン11には、吸気ポート17に燃料を噴射する吸気ポート噴射用の燃料噴射弁18が各気筒毎に取り付けられていると共に、筒内に燃料を直接噴射する筒内噴射用の燃料噴射弁19が各気筒毎に取り付けられている。また、各気筒の吸気ポート17には、それぞれ筒内の気流強度(スワール流やタンブル流の強度)を制御する気流制御弁20が設けられている。更に、エンジン11のシリンダヘッドには、各気筒毎に点火プラグ21が取り付けられ、各点火プラグ21の火花放電によって筒内の混合気に着火される。
一方、エンジン11の排気管22には、排出ガスの空燃比を検出する空燃比センサ23が設けられ、この空燃比センサ23の下流側に、排出ガスを浄化する三元触媒等の触媒(図示せず)が設けられている。
エンジン11のシリンダブロックには、冷却水温を検出する冷却水温センサ24が取り付けられている。また、エンジン11のクランク軸25の外周側には、クランク軸25が所定クランク角回転する毎にパルス信号を出力するクランク角センサ26が取り付けられ、このクランク角センサ26の出力信号に基づいてクランク角やエンジン回転速度が検出される。更に、アクセルセンサ27によってアクセル操作量(アクセルペダルの踏込量)が検出される。
これら各種センサの出力は、電子制御ユニット(以下「ECU」と表記する)28に入力される。このECU28は、マイクロコンピュータを主体として構成され、内蔵されたROM(記憶媒体)に記憶された各種のエンジン制御用のプログラムを実行することで、エンジン運転状態に応じて、燃料噴射量、点火時期、スロットル開度(吸入空気量)等を制御する。その際、ECU28は、エンジン運転状態(例えばエンジン回転速度と負荷)に応じて、各燃料噴射弁18,19の要求噴射量Qp(0),Qd(0)や噴射時期SOIp(0),SOId(0)等を設定する。
ところで、筒内噴射用の燃料噴射弁19を備えたエンジン11では、筒内に噴射した燃料のうちピストン29上面等に付着する量が多いと、煤(カーボンスーツ)や可溶有機成分(SOF)等を含む粒子状物質(いわゆるPM)が生成され易くなり、更に、空燃比をリーンに制御するリーン燃焼運転中は、燃焼温度の低下に伴う排出ガス温度の低下によってPMの再燃焼が抑制されるため、排出ガス中に含まれるPM量が増加してPM排出量が増加するという問題がある。
この対策として、本実施例1では、エンジン11の排気管22(例えば空燃比センサ23の下流側)に、PM排出量(排出ガス中に含まれるPM量)を検出するPMセンサ30(PM排出量判定手段)が設けられ、ECU28により後述する図2及び図3の各ルーチンを実行することで、空燃比を理論空燃比よりもリーンに制御するリーン燃焼運転中に、PMセンサ30で検出したPM排出量が所定の上限値αを越えたか否かを判定し、PM排出量が上限値αを越えたと判定したときに、筒内噴射用の燃料噴射弁19と吸気ポート噴射用の燃料噴射弁18の噴射割合をPM排出量の低減方向に変更するPM排出量低減制御を実行する。
具体的には、PM排出量低減制御の際に筒内噴射用の燃料噴射弁19の噴射割合を減少させて吸気ポート噴射用の燃料噴射弁18の噴射割合を増加させる。これにより、筒内噴射用の燃料噴射弁19の噴射量(筒内に噴射される燃料量)を減量して、ピストン29上面等に付着する燃料量を減少させてPM排出量を低減する共に、筒内噴射用の燃料噴射弁19の噴射量の減量分を、吸気ポート噴射用の燃料噴射弁18の噴射量の増量分で補って、両者の合計噴射量を一定に維持してエンジン11の出力性能を確保する。
以下、本実施例1でECU28が実行する図2及び図3の各ルーチンの処理内容を説明する。
[PM排出量低減制御]
図2に示すPM排出量低減制御ルーチンは、ECU28の電源オン期間中(イグニッションスイッチのオン期間中)に所定周期で繰り返し実行され、特許請求の範囲でいうPM排出量低減制御手段としての役割を果たす。本ルーチンが起動されると、まず、ステップ101で、後述する図3のリーン燃焼領域判定ルーチンを実行することで、エンジン運転状態に応じてリーン燃焼運転フラグをON(オン)にセットするか又はOFF(オフ)にリセットする。
この後、ステップ102に進み、リーン燃焼運転フラグがONであるか否かによって、リーン燃焼運転中であるか否かを判定し、リーン燃焼運転フラグがOFFである(リーン燃焼運転中ではない)と判定された場合には、PM排出量低減制御を実行する必要がないと判断して、ステップ103以降の処理を行うことなく、本ルーチンを終了する。
一方、上記ステップ102で、リーン燃焼運転フラグがONである(リーン燃焼運転中である)と判定された場合には、ステップ103に進み、エンジン運転状態に応じて設定された筒内噴射用の燃料噴射弁19の要求噴射量Qd(0)と吸気ポート噴射用の燃料噴射弁18の要求噴射量Qp(0)を読み込む。
この後、ステップ104に進み、PMセンサ30で検出したPM排出量が所定の上限値αを越えたか否かを判定する。ここで、PM排出量の上限値αは、例えば、空燃比を理論空燃比に制御するストイキ燃焼運転中の標準的なPM排出量を基準値として該基準値の2倍の値に設定されている。尚、PM排出量の上限値αは、基準値(ストイキ燃焼運転中の標準的なPM排出量)の2倍の値に限定されず、適宜変更しても良い。
このステップ104で、PM排出量が上限値α以下であると判定された場合には、PM排出量低減制御を実行する必要がないと判断して、ステップ105以降の処理を行うことなく、本ルーチンを終了する。
一方、上記ステップ104で、PM排出量が上限値αを越えたと判定された場合には、PM排出量低減制御を次のようにして実行する。まず、ステップ105に進み、筒内噴射用の燃料噴射弁19の噴射割合を減少させて吸気ポート噴射用の燃料噴射弁18の噴射割合を増加させる。この際、筒内噴射用の燃料噴射弁19の噴射量の減量分を、吸気ポート噴射用の燃料噴射弁18の噴射量の増量分で補って、補正後の各燃料噴射弁18,19の要求噴射量の合計値(Qp +Qd )を、エンジン運転状態に応じた各燃料噴射弁18,19の要求噴射量の合計値(Qp(0)+Qd(0))と等しくなるようにする。
例えば、筒内噴射用の燃料噴射弁19の要求噴射量Qd は、エンジン運転状態に応じた要求噴射量Qd(0)に対して要求噴射量Qd(0)の1/2だけ減量した値に設定する。一方、吸気ポート噴射用の燃料噴射弁18の要求噴射量Qp は、エンジン運転状態に応じた要求噴射量Qp(0)に対して筒内噴射用の燃料噴射弁19の減量分(Qd(0)/2)だけ増量した値に設定する。
Qd =Qd(0)−Qd(0)/2
Qp =Qp(0)+Qd(0)/2
この後、ステップ106に進み、筒内噴射用の燃料噴射弁19の要求噴射量Qd に基づいて筒内噴射用の燃料噴射弁19の噴射時間TAUd を算出すると共に、吸気ポート噴射用の燃料噴射弁18の要求噴射量Qp に基づいて吸気ポート噴射用の燃料噴射弁18の噴射時間TAUp を算出し、これらの噴射条件に基づいて各燃料噴射弁18,19の燃料噴射を制御する。
[リーン燃焼領域判定]
図3に示すリーン燃焼領域判定ルーチンは、前記図2のPM排出量低減制御ルーチンのステップ101で実行されるサブルーチンである。本ルーチンが起動されると、まず、ステップ201で、冷却水温センサ24で検出した冷却水温が所定の暖機判定温度(例えば60℃)以上であるか否かによって、暖機完了後であるか否かを判定する。
このステップ201で、冷却水温が暖機判定温度よりも低い(暖機完了前である)と判定された場合には、ステップ205に進み、リーン燃焼運転フラグをOFFにする。この場合、空燃比を理論空燃比に制御するストイキ燃焼運転又は空燃比を理論空燃比よりもリッチに制御するリッチ燃焼運転が行われる。
一方、上記ステップ201で、冷却水温が暖機判定温度以上である(暖機完了後である)と判定された場合には、ステップ202に進み、現在のエンジン運転状態(例えばエンジン回転速度NEと負荷率KL)を読み込んだ後、ステップ203に進み、現在のエンジン運転状態が所定のリーン燃焼領域内であるか否かを判定する。具体的には、図4に示すように、エンジン回転速度NEが所定のリーン燃焼範囲内(A≦NE≦B)で且つ負荷率KLが所定のリーン燃焼範囲内(C≦KL≦D)であるか否かによって、リーン燃焼領域内であるか否かを判定する。
このステップ203で、現在のエンジン運転状態がリーン燃焼領域内ではない(ストイキ燃焼領域内である)と判定された場合には、ステップ205に進み、リーン燃焼運転フラグをOFFにする。この場合、空燃比を理論空燃比に制御するストイキ燃焼運転が行われる。
一方、上記ステップ203で、現在のエンジン運転状態がリーン燃焼領域内であると判定された場合には、ステップ204に進み、リーン燃焼運転フラグをONにする。この場合、空燃比を理論空燃比よりもリーンに制御するリーン燃焼運転が行われる。
以上説明した本実施例1では、リーン燃焼運転中に、PMセンサ30で検出したPM排出量が上限値αを越えたか否かを判定し、PM排出量が上限値αを越えたと判定したときに、筒内噴射用の燃料噴射弁19の噴射割合を減少させて吸気ポート噴射用の燃料噴射弁18の噴射割合を増加させるPM排出量低減制御を実行するようにしたので、筒内噴射用の燃料噴射弁19の噴射量(筒内に噴射される燃料量)を減量して、ピストン29上面等に付着する燃料量を減少させることができ、PM排出量を効果的に低減することができると共に、筒内噴射用の燃料噴射弁19の噴射量の減量分を、吸気ポート噴射用の燃料噴射弁18の噴射量の増量分で補って、両者の合計噴射量を一定に維持することができ、エンジン11の出力性能を確保することができる。
尚、上記実施例1では、PM排出量低減制御の際に筒内噴射用の燃料噴射弁19と吸気ポート噴射用の燃料噴射弁18の両方で燃料を噴射するようにしたが、これに限定されず、例えば、PM排出量低減制御の際に筒内噴射用の燃料噴射弁19の燃料噴射を停止して吸気ポート噴射用の燃料噴射弁18のみで燃料を噴射するようにしても良い。つまり、筒内噴射用の燃料噴射弁19の噴射割合を0%にして、吸気ポート噴射用の燃料噴射弁18の噴射割合を100%にする。このようにしても、PM排出量を低減しながら、エンジン11の出力性能を確保することができる。
次に、図5を用いて本発明の実施例2を説明する。但し、前記実施例1と実質的に同一部分については説明を省略又は簡略化し、主として前記実施例1と異なる部分について説明する。
本実施例2では、ECU28により後述する図5のPM排出量低減制御ルーチンを実行することで、PM排出量低減制御の際に筒内噴射用の燃料噴射弁19の噴射割合を減少させて吸気ポート噴射用の燃料噴射弁18の噴射割合を増加させると共に、筒内噴射用の燃料噴射弁19の吸気行程の噴射時期を遅角させるようにしている。
本実施例2で実行する図5のルーチンは、前記実施例1で説明した図2のルーチンのステップ103の後にステップ103aの処理を追加すると共に、ステップ105の後にステップ105aの処理を追加したものであり、それ以外の各ステップの処理は図2と同じである。
図5のPM排出量低減制御ルーチンでは、まず、ステップ101で、前述した図3のリーン燃焼領域判定ルーチンを実行して、リーン燃焼運転フラグをONにセットするか又はOFFにリセットした後、ステップ102に進み、リーン燃焼運転フラグがONであるか否かを判定し、リーン燃焼運転フラグがONである(リーン燃焼運転中である)と判定された場合には、ステップ103に進み、エンジン運転状態に応じて設定された筒内噴射用の燃料噴射弁19の要求噴射量Qd(0)と吸気ポート噴射用の燃料噴射弁18の要求噴射量Qp(0)を読み込んだ後、ステップ103aに進み、エンジン運転状態に応じて設定された筒内噴射用の燃料噴射弁19の噴射時期SOId(0)を読み込む。
この後、ステップ104に進み、PMセンサ30で検出したPM排出量が上限値αを越えたか否かを判定し、PM排出量が上限値αを越えたと判定された場合には、PM排出量低減制御を次のようにして実行する。まず、ステップ105に進み、筒内噴射用の燃料噴射弁19の噴射割合を減少させて吸気ポート噴射用の燃料噴射弁18の噴射割合を増加させる。
この後、ステップ105aに進み、筒内噴射用の燃料噴射弁19の吸気行程の噴射時期を遅角させる。この場合、例えば、筒内噴射用の燃料噴射弁19の噴射時期SOId は、エンジン運転状態に応じた噴射時期SOId(0)から所定値(例えば10℃A)だけ遅角した値に設定する。
SOId =SOId(0)−10
この後、ステップ106に進み、筒内噴射用の燃料噴射弁19の要求噴射量Qd に基づいて筒内噴射用の燃料噴射弁19の噴射時間TAUd を算出すると共に、吸気ポート噴射用の燃料噴射弁18の要求噴射量Qp に基づいて吸気ポート噴射用の燃料噴射弁18の噴射時間TAUp を算出し、これらの噴射条件に基づいて各燃料噴射弁18,19の燃料噴射を制御する。
以上説明した本実施例2では、PM排出量低減制御の際に筒内噴射用の燃料噴射弁19の噴射割合を減少させて吸気ポート噴射用の燃料噴射弁18の噴射割合を増加させると共に、筒内噴射用の燃料噴射弁19の吸気行程の噴射時期を遅角させるようにしたので、吸気行程でピストン29がある程度下降してから筒内に燃料を噴射して、ピストン29上面等に付着する燃料量を更に減少させることができ、PM排出量を更に低減することができる。
尚、上記実施例2では、PM排出量低減制御の際に筒内噴射用の燃料噴射弁19の噴射割合を減少させて吸気ポート噴射用の燃料噴射弁18の噴射割合を増加させると共に、筒内噴射用の燃料噴射弁19の吸気行程の噴射時期を遅角させるようにしたが、これに限定されず、例えば、PM排出量低減制御の際に筒内噴射用の燃料噴射弁19の噴射割合を減少させて吸気ポート噴射用の燃料噴射弁18の噴射割合を増加させると共に、筒内噴射用の燃料噴射弁19の噴射圧力を低下させるようにしても良い。このようにすれば、筒内に噴射される燃料の貫徹力を低下させて、ピストン29上面等に付着する燃料量を更に減少させることができ、PM排出量を更に低減することができる。
或は、PM排出量低減制御の際に、筒内噴射用の燃料噴射弁19の噴射割合を減少させて吸気ポート噴射用の燃料噴射弁18の噴射割合を増加させる制御と、筒内噴射用の燃料噴射弁19の吸気行程の噴射時期を遅角させる制御と、筒内噴射用の燃料噴射弁19の噴射圧力を低下させる制御と、筒内噴射用の燃料噴射弁19の噴射回数を変更する制御のうちの1つのみ又は2つ以上を実行するようにしても良い。
次に、図6乃至図9を用いて本発明の実施例3を説明する。但し、前記実施例1と実質的に同一部分については説明を省略又は簡略化し、主として前記実施例1と異なる部分について説明する。
本実施例3では、図6に示すように、エンジン11の排気管22(例えば空燃比センサ23の下流側)に、排出ガス温度を検出する排出ガス温度センサ31が設けられ、PMセンサ30が省略されている。その他のシステム構成は、前記図1と同じである。
そして、ECU28により後述する図7のPM排出量低減制御ルーチンを実行することで、排出ガス温度センサ31で検出した排出ガス温度と空燃比センサ23で検出した空燃比とに基づいてPM排出量が上限値αを越えたか否かを判定し、PM排出量が上限値αを越えたと判定したときに、筒内噴射用の燃料噴射弁19の噴射割合を減少させて吸気ポート噴射用の燃料噴射弁18の噴射割合を増加させるPM排出量低減制御を実行するようにしている。
本実施例3で実行する図7のルーチンは、前記実施例1で説明した図2のルーチンのステップ104の処理をステップ104a,104bの処理に変更したものであり、それ以外の各ステップの処理は図2と同じである。
図7のPM排出量低減制御ルーチンでは、まず、ステップ101で、前述した図3のリーン燃焼領域判定ルーチンを実行して、リーン燃焼運転フラグをONにセットするか又はOFFにリセットした後、ステップ102に進み、リーン燃焼運転フラグがONであるか否かを判定し、リーン燃焼運転フラグがONである(リーン燃焼運転中である)と判定された場合には、ステップ103に進み、エンジン運転状態に応じて設定された筒内噴射用の燃料噴射弁19の要求噴射量Qd(0)と吸気ポート噴射用の燃料噴射弁18の要求噴射量Qp(0)を読み込む。
この後、ステップ104aに進み、排出ガス温度センサ31で検出した排出ガス温度が所定の閾値βよりも低いか否かを判定する。図8に示すように、排出ガス温度が低くなるほどPM排出量が増加する傾向があり、排出ガス温度の閾値βは、PM排出量の上限値αに相当する排出ガス温度に設定されている。PM排出量の上限値αは、例えば、基準値(ストイキ燃焼運転中の標準的なPM排出量)の2倍の値に設定されている。PM排出量が基準値の2倍以上となる領域で、排出ガス温度の変化に対するPM排出量の増加割合が高くなるため、排出ガス温度の閾値βをPM排出量の基準値の2倍相当に設定して、排出ガス温度が閾値βよりも低いか否かを判定することで、PM排出量が基準値の2倍(上限値α)を越えたか否かを精度良く判定することができる。尚、排出ガス温度の閾値βは、PM排出量の基準値の2倍相当に限定されず、適宜変更しても良い。
このステップ104aで、排出ガス温度が閾値βよりも低いと判定された場合には、ステップ104bに進み、空燃比センサ23で検出した空燃比が所定の閾値γよりもリーンか否かを判定する。図9に示すように、空燃比がリーンになるほどPM排出量が増加する傾向があり、空燃比の閾値γは、PM排出量の上限値αに相当する空燃比に設定されている。PM排出量の上限値αは、例えば、基準値(ストイキ燃焼運転中の標準的なPM排出量)の2倍の値に設定されている。PM排出量が基準値の2倍以上となる領域で、空燃比の変化に対するPM排出量の増加割合が高くなるため、空燃比の閾値γをPM排出量の基準値の2倍相当に設定して、空燃比が閾値γよりもリーンか否かを判定することで、PM排出量が基準値の2倍(上限値α)を越えたか否かを精度良く判定することができる。尚、空燃比の閾値γは、PM排出量の基準値の2倍相当に限定されず、適宜変更しても良い。
これらのステップ104a,104bの処理が特許請求の範囲でいうPM排出量判定手段としての役割を果たす。
上記ステップ104aで排出ガス温度が閾値β以上と判定された場合、又は、上記ステップ104bで空燃比が閾値γよりもリッチと判定された場合には、PM排出量低減制御を実行する必要がないと判断して、ステップ105以降の処理を行うことなく、本ルーチンを終了する。
一方、上記ステップ104aで排出ガス温度が閾値βよりも低いと判定され、且つ、上記ステップ104bで空燃比が閾値γよりもリーンと判定された場合には、PM排出量が上限値αを越えたと判断して、PM排出量低減制御を次のようにして実行する。まず、ステップ105に進み、筒内噴射用の燃料噴射弁19の噴射割合を減少させて吸気ポート噴射用の燃料噴射弁18の噴射割合を増加させる。この後、ステップ106に進み、筒内噴射用の燃料噴射弁19の要求噴射量Qd に基づいて筒内噴射用の燃料噴射弁19の噴射時間TAUd を算出すると共に、吸気ポート噴射用の燃料噴射弁18の要求噴射量Qp に基づいて吸気ポート噴射用の燃料噴射弁18の噴射時間TAUp を算出し、これらの噴射条件に基づいて各燃料噴射弁18,19の燃料噴射を制御する。
以上説明した本実施例3では、排出ガス温度センサ31で検出した排出ガス温度と空燃比センサ23で検出した空燃比とに基づいてPM排出量が上限値αを越えたか否かを判定し、PM排出量が上限値αを越えたと判定したときに、筒内噴射用の燃料噴射弁19の噴射割合を減少させて吸気ポート噴射用の燃料噴射弁18の噴射割合を増加させるPM排出量低減制御を実行するようにしたので、上記実施例1とほぼ同じ効果を得ることができる。しかも、排出ガス温度センサ31や空燃比センサ23と比べて高価なPMセンサ30を設ける必要がなく、低コスト化の要求を満たすことができる。
尚、上記実施例3では、PM排出量低減制御の際に筒内噴射用の燃料噴射弁19と吸気ポート噴射用の燃料噴射弁18の両方で燃料を噴射するようにしたが、これに限定されず、例えば、PM排出量低減制御の際に筒内噴射用の燃料噴射弁19の燃料噴射を停止して吸気ポート噴射用の燃料噴射弁18のみで燃料を噴射するようにしても良い。
或は、PM排出量低減制御の際に、筒内噴射用の燃料噴射弁19の噴射割合を減少させて吸気ポート噴射用の燃料噴射弁18の噴射割合を増加させる制御と、筒内噴射用の燃料噴射弁19の吸気行程の噴射時期を遅角させる制御と、筒内噴射用の燃料噴射弁19の噴射圧力を低下させる制御と、筒内噴射用の燃料噴射弁19の噴射回数を変更する制御のうちの1つのみ又は2つ以上を実行するようにしても良い。
また、上記実施例1〜3では、筒内噴射用の燃料噴射弁と吸気ポート噴射用の燃料噴射弁の両方を備えたエンジンに本発明を適用したが、これに限定されず、筒内噴射用の燃料噴射弁のみを備えたエンジンに本発明を適用して、リーン燃焼運転中にPM排出量が所定の上限値を越えたか否かを判定し、PM排出量が上限値を越えたと判定したときに筒内噴射用の燃料噴射弁の噴射時期、噴射圧力、噴射回数のうちの少なくとも1つをPM排出量の低減方向に変更するPM排出量低減制御を実行するようにしても良く、このようにしても、PM排出量が増加し易いリーン燃焼運転中にPM排出量低減制御を実行して、リーン燃焼運転中のPM排出量を低減することができる。
また、上記実施例1〜3では、リーン燃焼運転中にPM排出量が所定の上限値を越えたか否かを判定するようにしたが、これに限定されず、本発明は、リーン燃焼運転中であるか否かに拘らず、PM排出量が所定の上限値を越えたか否かを判定し、PM排出量が上限値を越えたと判定したときにPM排出量低減制御を実行するようにしても良い。
また、上記実施例1〜3では、PM排出量(排出ガス中に含まれるPM量)が所定の上限値を越えたか否かを判定するようにしたが、これに限定されず、本発明は、煤排出量(排出ガス中に含まれる煤の量)が所定の上限値を越えたか否かを判定し、煤排出量が上限値を越えたと判定したときにPM排出量低減制御を実行するようにしても良い。
11…エンジン(内燃機関)、12…吸気管、13…スロットルバルブ、18…吸気ポート噴射用の燃料噴射弁、19…筒内噴射用の燃料噴射弁、21…点火プラグ、22…排気管、23…空燃比センサ、24…冷却水温センサ、26…クランク角センサ、28…ECU(PM排出量低減制御手段)、30…PMセンサ(PM排出量判定手段)、31…排出ガス温度センサ

Claims (10)

  1. 内燃機関の筒内に燃料を噴射する筒内噴射用の燃料噴射弁と吸気ポートに燃料を噴射する吸気ポート噴射用の燃料噴射弁とを備えた内燃機関の制御装置において、
    内燃機関の排出ガス中に含まれる粒子状物質の量又は煤の量(以下これらを「PM排出量」と総称する)を判定するPM排出量判定手段と、
    前記PM排出量が所定の上限値を越えたと判定したときに前記筒内噴射用の燃料噴射弁と前記吸気ポート噴射用の燃料噴射弁の噴射割合、前記筒内噴射用の燃料噴射弁の噴射時期、噴射圧力、噴射回数のうちの少なくとも1つを前記PM排出量の低減方向に変更するPM排出量低減制御を実行するPM排出量低減制御手段と
    を備えていることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記PM排出量低減制御手段は、空燃比を理論空燃比よりもリーンに制御するリーン燃焼運転中に前記PM排出量が前記上限値を越えたか否かを判定し、前記PM排出量が前記上限値を越えたと判定したときに前記PM排出量低減制御を実行することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記PM排出量判定手段は、前記PM排出量を検出するセンサであることを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 内燃機関の排出ガス温度を検出する排出ガス温度センサと空燃比を検出する空燃比センサのうちの少なくとも一方を備え、
    前記PM排出量判定手段は、前記排出ガス温度センサで検出した排出ガス温度と前記空燃比センサで検出した空燃比のうちの少なくとも一方に基づいて前記PM排出量を判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の制御装置。
  5. 前記PM排出量低減制御手段は、前記PM排出量低減制御の際に前記筒内噴射用の燃料噴射弁の噴射割合を減少させて前記吸気ポート噴射用の燃料噴射弁の噴射割合を増加させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
  6. 前記PM排出量低減制御手段は、前記PM排出量低減制御の際に前記筒内噴射用の燃料噴射弁の吸気行程の噴射時期を遅角させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
  7. 前記PM排出量低減制御手段は、前記PM排出量低減制御の際に前記筒内噴射用の燃料噴射弁の噴射圧力を低下させることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
  8. 前記PM排出量低減制御手段は、前記PM排出量低減制御の際に前記筒内噴射用の燃料噴射弁の燃料噴射を停止して前記吸気ポート噴射用の燃料噴射弁のみで燃料を噴射することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
  9. 内燃機関の筒内に燃料を噴射する筒内噴射用の燃料噴射弁を備えた内燃機関の制御装置において、
    内燃機関の排出ガス中に含まれる粒子状物質の量又は煤の量(以下これらを「PM排出量」と総称する)を判定するPM排出量判定手段と、
    空燃比を理論空燃比よりもリーンに制御するリーン燃焼運転中に前記PM排出量が所定の上限値を越えたか否かを判定し、前記PM排出量が前記上限値を越えたと判定したときに前記筒内噴射用の燃料噴射弁の噴射時期、噴射圧力、噴射回数のうちの少なくとも1つを前記PM排出量の低減方向に変更するPM排出量低減制御を実行するPM排出量低減制御手段と
    を備えていることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  10. 前記上限値は、空燃比を理論空燃比に制御するストイキ燃焼運転中の標準的なPM排出量を基準値として該基準値の2倍の値に設定されていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
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