JP2012250437A - 画像形成装置管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 リセット操作時のカウンタ情報を画像形成装置内部の別のメモリ領域に退避させてからリセット処理を行い、管理装置からのカウンタ情報の取得で退避させたカウンタ情報を取得させるシステムがある。しかし、画像形成装置の内部に退避するためのメモリ領域も有限であり、管理装置からのカウンタ情報の取得間隔よりも頻繁にリセット操作を行われた場合には、累積使用回数を集計する場合において容易に集計漏れを起こしてしまう。
【解決手段】 管理装置からのカウンタ情報の取得状況を保持し、未取得である場合には退避させたカウンタ情報にリセット操作時のカウンタを加算して保持する。一方、カウンタ情報の取得状況が取得済みである場合には、退避させたカウンタ情報をリセット操作時のカウンタで上書きして保持する。
【選択図】 図4
【解決手段】 管理装置からのカウンタ情報の取得状況を保持し、未取得である場合には退避させたカウンタ情報にリセット操作時のカウンタを加算して保持する。一方、カウンタ情報の取得状況が取得済みである場合には、退避させたカウンタ情報をリセット操作時のカウンタで上書きして保持する。
【選択図】 図4
Description
本発明は、ネットワークに接続された画像形成装置のカウンタ情報の管理方法に関するものである。
従来より、複写機やプリンタ等の画像形成装置においては、機器使用量の把握を目的として、機器のスキャナ部やプリンタ部の動作回数を計数する各種カウンタが設けられている。たとえば、機器の累積動作回数を計数するトータルカウンタは、機器全体の寿命に関わる指標となるほか、計数量に応じた課金管理にもしばしば利用される。部門ごとの機能使用回数を計数する部門カウンタは、個人単位や部署単位の使用回数の把握のほか、部門ごとの上限回数を設定することで使用制限をかけることにも利用される。このような各種カウンタを備える機器には、ユーザーが任意に設定する期間の使用回数を管理するために、カウンタ情報をゼロクリア(リセット)する機能を持つものもある。
一方、通信制御装置が搭載された画像形成装置の稼動情報を、遠隔地から管理するシステムが存在している。このようなシステムでは、画像形成装置とそれを管理する管理装置とが、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)、インターネットを介して互いに接続されている。管理装置は、画像形成装置の機能使用回数などの各種カウンタ情報を受信することで、画像形成装置の稼働情報を管理できるように構成されている。このようなシステムでは、画像形成装置でカウンタ情報をリセットする際に、リセット時のカウンタ情報を管理装置へ送信するように構成しているものもある(例えば、特許文献1参照)。リセット時のカウンタを送信することで、管理装置は、ユーザーが任意に設定した期間の使用回数を正確に集計することが可能になる。設定した期間に依らない累積使用回数を集計する場合においても、カウンタ情報のリセットによる集計漏れをなくすことが可能になる。
カウンタ情報はユーザーが任意に設定する期間の使用回数を管理するのに使われるため、そのリセット処理をユーザーの任意のタイミングで行える必要がある。ところが、ユーザーが指示した任意のリセットタイミングにおいて、メンテナンス作業による管理装置の稼働停止やネットワークの状況などによりカウンタ情報が正常に送信されないこともある。もしカウンタ情報が管理装置へ正常に送信されずにカウンタ情報がリセットされてしまうと、管理装置は、累積使用回数を集計する場合において集計漏れを起こしてしまう。そのため、特許文献1のシステムにおいては、カウンタ情報の送信に失敗した場合にはリセット処理を行わないようにしている。
カウンタ情報の送信に失敗したときにリセット処理を行えないようにしていると、ユーザーの所望する任意のタイミングでのリセットが行えない場合が生じてしまう。特に、管理装置から画像形成装置のカウンタ情報を取得するよう構成されている場合には、画像形成装置におけるリセット操作と管理装置からのカウンタ情報の取得処理との同期が取れない。そのため、リセット操作に合わせてリセット処理を動作させてしまうと、管理装置にリセット時のカウンタ情報を送ることができなくなってしまう。
そのような場合に備えて、リセット操作時のカウンタ情報を画像形成装置内部の別のメモリ領域に退避させてからリセット処理を行い、管理装置からのカウンタ情報の取得で退避させたカウンタ情報を取得させるシステムも提案されている。しかしながら、画像形成装置の内部に退避するためのメモリ領域も有限であり、管理装置からのカウンタ情報の取得間隔よりも頻繁にリセット操作を行われた場合には、累積使用回数を集計する場合において容易に集計漏れを起こしてしまう。
カウンタ情報を第一のメモリ領域に保持するカウンタ情報保持手段(201)と、初期化時のカウンタ情報と前記初期化時のカウンタ情報の取得状況とを第二のメモリ領域に保持する退避カウンタ保持手段(202)と、を有する画像形成装置(100)において、
前記第一のメモリ領域のカウンタ情報の初期化指示を受け付ける初期化指示受付手段(203)と、
前記初期化指示受付手段で初期化指示を受け付けた場合に、前記第一のメモリ領域のカウンタ情報を、第二のメモリ領域に退避するカウンタ情報退避手段(204)と、
前記カウンタ情報保持手段のカウンタ情報を初期化するカウンタ情報初期化手段(205)と、を備え、
前記カウンタ情報退避手段(205)は、
前記第二のメモリ領域の取得状況が取得済みを示す場合に、前記第一のメモリ領域のカウンタ情報を前記第二のメモリ領域のカウンタ情報に上書きするとともに、前記取得状況を未取得に書き換え、
前記第二のメモリ領域の取得状況が未取得を示す場合には、前記第一のメモリ領域のカウンタ情報を前記第二のメモリ領域のカウンタ情報に加算して、前記第二のメモリ領域のカウンタ情報を更新すること、を特徴とする画像形成装置。
前記第一のメモリ領域のカウンタ情報の初期化指示を受け付ける初期化指示受付手段(203)と、
前記初期化指示受付手段で初期化指示を受け付けた場合に、前記第一のメモリ領域のカウンタ情報を、第二のメモリ領域に退避するカウンタ情報退避手段(204)と、
前記カウンタ情報保持手段のカウンタ情報を初期化するカウンタ情報初期化手段(205)と、を備え、
前記カウンタ情報退避手段(205)は、
前記第二のメモリ領域の取得状況が取得済みを示す場合に、前記第一のメモリ領域のカウンタ情報を前記第二のメモリ領域のカウンタ情報に上書きするとともに、前記取得状況を未取得に書き換え、
前記第二のメモリ領域の取得状況が未取得を示す場合には、前記第一のメモリ領域のカウンタ情報を前記第二のメモリ領域のカウンタ情報に加算して、前記第二のメモリ領域のカウンタ情報を更新すること、を特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、管理装置からのカウンタ情報の取得間隔よりも頻繁にリセット操作を行われた場合であっても、管理装置は未送信のリセット済みカウンタ情報の累積値を取得することができる。そのため管理装置は、カウンタ情報のリセット処理による集計漏れを引き起こすことなく、累積使用回数を集計することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
(実施例1)
図1は、本発明の実施の形態に係るシステム全体を示す図である。画像形成装置100と管理装置110は、互いにネットワーク120を介して接続されている。画像形成装置100は、複合機能型画像形成装置MFP(Multi Function Peripheral)や単一機能型画像形成装置SFP(Single Function Peripheral)などが想定されるが、これに限らない。管理装置110は、1台以上の画像形成装置100の稼動情報を画像形成装置100からネットワーク120を介して受信し、その稼動情報を蓄積もしくは外部管理サーバに送信して管理する。管理装置110が受信する稼動情報には、画像形成装置100におけるユーザーまたは部門単位の機能使用回数情報(以下、カウンタ情報)を含む。本実施例では以降、部門単位の機能使用回数の情報を受信し、管理する場合を例に、説明する。ネットワーク120は、LANやWAN、インターネットなどが想定され、有線であっても無線であっても良い。
図1は、本発明の実施の形態に係るシステム全体を示す図である。画像形成装置100と管理装置110は、互いにネットワーク120を介して接続されている。画像形成装置100は、複合機能型画像形成装置MFP(Multi Function Peripheral)や単一機能型画像形成装置SFP(Single Function Peripheral)などが想定されるが、これに限らない。管理装置110は、1台以上の画像形成装置100の稼動情報を画像形成装置100からネットワーク120を介して受信し、その稼動情報を蓄積もしくは外部管理サーバに送信して管理する。管理装置110が受信する稼動情報には、画像形成装置100におけるユーザーまたは部門単位の機能使用回数情報(以下、カウンタ情報)を含む。本実施例では以降、部門単位の機能使用回数の情報を受信し、管理する場合を例に、説明する。ネットワーク120は、LANやWAN、インターネットなどが想定され、有線であっても無線であっても良い。
画像形成装置100は、画像形成部101と操作部102、制御部103、記憶部104、通信I/F部105からなる。画像形成部101は、プリンタやスキャナ、ファクシミリなどの一部、または全部が含まれる。操作部102は、ハードキーやタッチパネルなどの入力機器を備え、画像形成部の操作や通信設定の操作、稼働情報のリセット操作などを受け付ける。制御部103は、操作部102からの入力を受けて画像形成部101の制御を行う画像形成制御や、画像形成部101の稼働情報記録制御など、画像形成装置100全体の制御を行う。記憶部104は、ROMやRAM、HDDなどを備え、画像データや稼働情報、ユーザー管理情報などの記憶領域として使われる。通信I/F部105は、管理装置110へ稼動情報を送信するためにネットワーク120と接続される、ネットワークインターフェイスである。
管理装置110はユーザーや管理者の使用する計算機であって、出力I/F部111、入力I/F部112、記憶装置113、メモリ114、通信I/F部115、CPU116からなる。出力I/F部111は、ディスプレイなどの出力装置を接続し、プログラムの実行結果などを出力する。入力I/F部112は、キーボード、マウスなどの入力装置を接続し、入力装置からの入力を受け付ける。記憶装置113には、OS(Operating System)や画像形成装置100のカウンタ情報の取得・管理プログラムなどが格納されている。通信I/F部115は、画像形成装置100の稼働情報を取得するためにネットワーク120と接続される、ネットワークインターフェイスである。CPU116は、記憶装置113からプログラムをメモリ114にロードし、実行する。
図2は、画像形成装置100のソフトウェア構成の中で、特に本システムに係る部分のソフトウェア構成を表す図である。カウンタ情報保持部201は、リセット操作時から現在までの画像形成装置100の稼働情報、特にカウンタ情報を記憶部104内の不揮発性メモリ領域に保持する。退避カウンタ保持部202は、リセット操作時の画像形成装置100のカウンタ情報を、記憶部104内の別の不揮発性メモリ領域に保持する。退避カウンタ付随情報保持部203は、リセット操作時の画像形成装置100のカウンタ情報に付随する情報を、記憶部104内の別の不揮発性メモリ領域に退避カウンタ保持部202のカウンタ情報と関連付けて保持する。初期化指示受付部204は、操作部102からの稼働情報のリセット操作を検知する。カウンタ情報退避部205は、稼働情報のリセット操作時に動作し、カウンタ情報保持部201が保持するカウンタ情報を、退避カウンタ保持部202の保持するカウンタ情報へと反映させる。カウンタ情報初期化部206は、稼働情報のリセット操作時に動作し、カウンタ情報保持部201が保持するカウンタ情報をリセット(ゼロクリア)する。取得要求受信部207は、通信I/F部105を介して、管理装置110から画像形成装置100のカウンタ情報取得要求を受信する。カウンタ情報返却部208は、通信I/F部105を介して、画像形成装置100のカウンタ情報を取得要求元(すなわち、管理装置110)へと送信する。
図3(A)は、カウンタ情報保持部201の保持するカウンタ情報300の一例を表す図である。この例においてカウンタ情報300は、最新の部門単位の機能使用回数情報の一式である。部門ID301は、画像形成装置100に設定されている部門を一意に特定するためのID情報である。トータルカウンタ302や、白黒プリント303、カラープリント304は、機能使用回数情報のフィールドであり、部門ごとの機能使用回数をカウンタ情報としてこの分類で保持する。カウンタ情報保持部201の保持するカウンタ情報は、図3(A)では例として部門ごとのカウンタ情報を取り上げたが、当然のことながらこれに限らない。
図3(B)は、退避カウンタ保持部202の保持する退避カウンタ情報350の一例を表す図である。退避カウンタ情報350は、リセット操作時のカウンタ情報300の一式、または管理装置が取得対象とする一部分である。部門ID351は、画像形成装置100に設定されている部門を一意に特定するためのID情報である。トータルカウンタ352や、白黒プリント353、カラープリント354は、カウンタ情報300と同様に機能使用回数情報のフィールドであり、部門ごとの機能使用回数をカウンタ情報としてこの分類で保持する。
図3(C)は、退避カウンタ付随情報保持部203の保持する退避カウンタ付随情報360の一例を表す図である。退避カウンタ付随情報360は、退避カウンタ情報350に関わる付加情報であり、初期化日時361や取得状況362などを保持する。初期化日時361は、カウンタ情報300のリセット操作時、すなわち、カウンタ情報300を退避カウンタ情報350へ退避させたときの日時情報である。取得状況362は、管理装置からの退避カウンタ情報350の取得状況である。本実施例では、取得状況362を「未取得」「取得済み」の2つのステータスで管理しているが、「未取得」か「取得済み」かの区別が付けば良く、例えば取得済みの場合に管理装置からの取得日時を記録するようにしても良い。
図4は、画像形成装置100がカウンタ情報の初期化指示を受け付けたときの、画像形成装置100の処理を示すフローチャートである。以下、図4のフローチャートに従って、本実施例における画像形成装置100のカウンタ情報の初期化処理を説明する。
ステップS401で初期化指示受付部204が稼働情報のリセット操作を検知すると、カウンタ情報退避部204がカウンタ情報保持部201の保持するカウンタ情報300を、退避カウンタ保持部202の保持する退避カウンタ情報350へと反映させる。カウンタ情報退避部205は、まずステップS402で退避カウンタ付随情報360の取得状況362を参照する。取得状況362が「取得済み」を示すとき、カウンタ情報退避部205は、現在のカウンタ情報300の全部または一部を、そのまま退避カウンタ情報350へと上書きして書き換える(ステップS403)。そして、取得状況362を「未取得」に変更する(ステップS404)。
一方、取得状況362が「未取得」を示すときは、現在のカウンタ情報300の全部または一部を現在の退避カウンタ情報350の値に加算して、退避カウンタ情報350を更新する(ステップS405)。例えば、図3の例の場合は取得状況362が「未取得」であるため、カウンタ情報退避部205はステップS405の処理を行う。具体的には、カウンタ情報300の部門ID301「0001」のトータルカウンタ302が「1800」、退避カウンタ情報350の部門ID351「0001」のトータルカウンタ352が「1050」であるため、ステップS405で退避カウンタ情報350の部門ID351「0001」のトータルカウンタ352を「2850」に更新する。ここでさらに、退避カウンタ情報350の付加情報である退避カウンタ付随情報360の初期化日時361を現在時刻に更新して、退避カウンタ情報350の更新時刻を記録するようにしても良い。カウンタ情報退避部205による退避カウンタ情報350の更新を終えると、カウンタ情報初期化部206がカウンタ情報保持部201の保持するカウンタ情報300のリセットを行う。ステップS406でカウンタ情報初期化部206は、カウンタ情報300の各々のカウンタ情報を「0」に更新する。
図5は、画像形成装置100がカウンタ情報の取得要求を受信したときの、画像形成装置100の処理を示すフローチャートである。以下、図5のフローチャートに従って、本実施例における画像形成装置100のカウンタ情報の取得要求元への返却処理を説明する。
ステップS501で取得要求受信部207が管理装置110からのカウンタ情報の取得要求を受信すると、カウンタ情報返却部208が取得要求元である管理装置110へとカウンタ情報を送信する。カウンタ情報返却部208は、まずステップS502で退避カウンタ付随情報360の取得状況362を参照する。取得状況362が「取得済み」を示すとき、カウンタ情報返却部208は、現在のカウンタ情報300の全部または一部を、送信用フォーマットへ変換して管理装置110へ送信する(ステップS503)。
一方、取得状況362が「未取得」を示すときは、退避カウンタ情報350を、送信用フォーマットへ変換して管理装置110へ送信する(ステップS504)。このときの送信用フォーマットには、現在のカウンタ情報300と区別するための情報として、例えば退避カウンタ付随情報360の初期化日時361を付加する。また、現在のカウンタ情報300の全部または一部を合わせて送信するようにしても良い。そして、取得状況362を「取得済み」に変更する(ステップS505)。例えば、図3の例の場合は取得状況362が「未取得」であるため、カウンタ情報返却部208はステップS504、S505の処理を行う。
以上、詳細に説明した本発明を適用できる本実施形態では、未取得のリセット操作時カウンタのみを加算して保持する。管理装置110がリセット操作時のカウンタ情報を取得する前にリセット操作が行われた場合であっても、管理装置110からのカウンタ情報の取得要求に対して、未取得のリセット操作時カウンタの累積値を返却することができる。それにより、管理装置110は、カウンタ情報のリセット処理による集計漏れを引き起こすことなく、累積使用回数を集計することができる。
(実施例2)
第一の実施形態では、管理装置110からのカウンタ情報の取得の際、リセット操作時のカウンタ情報の取得状況の確認を画像形成装置100が行った。しかし、当然のことながらこの確認は、カウンタ情報を取得する側の管理装置110が行うこともできる。本実施例では、管理装置110がカウンタ情報取得状況の確認を行う場合について、実施の形態を例示する。
第一の実施形態では、管理装置110からのカウンタ情報の取得の際、リセット操作時のカウンタ情報の取得状況の確認を画像形成装置100が行った。しかし、当然のことながらこの確認は、カウンタ情報を取得する側の管理装置110が行うこともできる。本実施例では、管理装置110がカウンタ情報取得状況の確認を行う場合について、実施の形態を例示する。
ハードウェア構成、ソフトウェア構成は、第一の実施形態における図1乃至図2と同様である。また、画像形成装置100がカウンタ情報の初期化指示を受け付けたときの、画像形成装置100のカウンタ情報の初期化処理も、第一の実施形態における図3と同様である。
図6は、管理装置110が画像形成装置100のカウンタ情報の取得を要求するときの、管理装置110の処理を示すフローチャートである。以下、図6のフローチャートに従って、本実施例における管理装置110のカウンタ情報の取得要求元への返却処理を説明する。
管理装置110は、まずステップS601で画像形成装置100の退避カウンタ付随情報360の取得状況362を、ネットワーク120経由で取得する。取得状況362が「取得済み」を示すとき(ステップS602)、管理装置110は、現在のカウンタ情報300を画像形成装置100から取得する(ステップS603)。一方、取得状況362が「未取得」を示すときは、退避カウンタ情報350を画像形成装置100から取得する(ステップS604)。このとき、退避カウンタ付随情報360の初期化日時361や、現在のカウンタ情報300を合わせて取得するようにしても良い。そして、画像形成装置100の取得状況362を「取得済み」に変更する(ステップS605)。例えば、図3の例の場合は取得状況362が「未取得」であるため、管理装置110はステップS604、S605の処理を行う。
以上、詳細に説明した本発明を適用できる本実施形態では、未取得のリセット操作時カウンタのみを加算して保持する。管理装置110がリセット操作時のカウンタ情報を取得する前にリセット操作が行われた場合であっても、管理装置110からカウンタ情報の取得状況を確認することによって、未取得のリセット操作時カウンタの累積値を取得することができる。それにより、管理装置110は、カウンタ情報のリセット処理による集計漏れを引き起こすことなく、累積使用回数を集計することができる。
100 画像形成装置
110 管理装置
120 ネットワーク
300 カウンタ情報
110 管理装置
120 ネットワーク
300 カウンタ情報
Claims (5)
- カウンタ情報を第一のメモリ領域に保持するカウンタ情報保持手段(201)と、初期化時のカウンタ情報と前記初期化時のカウンタ情報の取得状況とを第二のメモリ領域に保持する退避カウンタ保持手段(202)と、を有する画像形成装置(100)において、
前記第一のメモリ領域のカウンタ情報の初期化指示を受け付ける初期化指示受付手段(203)と、
前記初期化指示受付手段で初期化指示を受け付けた場合に、前記第一のメモリ領域のカウンタ情報を、第二のメモリ領域に退避するカウンタ情報退避手段(204)と、
前記カウンタ情報保持手段のカウンタ情報を初期化するカウンタ情報初期化手段(205)と、を備え、
前記カウンタ情報退避手段(205)は、
前記第二のメモリ領域の取得状況が取得済みを示す場合に、前記第一のメモリ領域のカウンタ情報を前記第二のメモリ領域のカウンタ情報に上書きするとともに、前記取得状況を未取得に書き換え、
前記第二のメモリ領域の取得状況が未取得を示す場合には、前記第一のメモリ領域のカウンタ情報を前記第二のメモリ領域のカウンタ情報に加算して、前記第二のメモリ領域のカウンタ情報を更新すること、を特徴とする画像形成装置。 - 画像形成装置(100)はさらに、
カウンタ情報の取得要求を受信する取得要求受信手段(206)と、
前記取得要求受信手段で受信した要求の応答でカウンタ情報を返却するカウンタ情報返却手段(207)と、を備え、
前記カウンタ情報返却手段(207)は、前記第二のメモリ領域の取得状況が取得済みを示す場合に前記第一のメモリ領域のカウンタ情報を返却し、前記第二のメモリ領域の取得状況が未取得を示す場合には前記第二のメモリ領域のカウンタ情報を返却するとともに、前記取得状況を取得済みに書き換えること、を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記カウンタ情報返却手段(207)はさらに、
前記第二のメモリ領域の取得状況が未取得を示す場合に、前記第一のメモリ領域のカウンタ情報もあわせて返却すること、を特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - カウンタ情報を第一のメモリ領域に保持するカウンタ情報保持手段(201)と、初期化時のカウンタ情報と前記初期化時のカウンタ情報の取得状況とを第二のメモリ領域に保持する退避カウンタ保持手段(202)とを有する画像形成装置(100)と、前記画像形成装置のカウンタ情報を取得するカウンタ情報取得手段を有する管理装置(110)とが、ネットワークを介して接続されるカウンタ情報管理システムにおいて、
前記画像形成装置は、
前記第一のメモリ領域のカウンタ情報の初期化指示を受け付ける初期化指示受付手段(203)と、
前記初期化指示受付手段で初期化指示を受け付けた場合に、前記第一のメモリ領域のカウンタ情報を、第二のメモリ領域に退避するカウンタ情報退避手段(204)と、
前記カウンタ情報保持手段のカウンタ情報を初期化するカウンタ情報初期化手段(205)と、
カウンタ情報の取得要求を受信する取得要求受信手段(206)と、
前記取得要求受信手段で受信した要求の応答でカウンタ情報を返却するカウンタ情報返却手段(207)と、を備え、
前記カウンタ情報退避手段(205)は、
前記第二のメモリ領域の取得状況が取得済みを示す場合に、前記第一のメモリ領域のカウンタ情報を前記第二のメモリ領域のカウンタ情報に上書きするとともに、前記取得状況を未取得に書き換え、前記第二のメモリ領域の取得状況が未取得を示す場合には、前記第一のメモリ領域のカウンタ情報を前記第二のメモリ領域のカウンタ情報に加算して、前記第二のメモリ領域のカウンタ情報を更新し、
前記カウンタ情報取得手段は、
前記画像形成装置の前記第二のメモリ領域の取得状況を取得し、前記第二のメモリ領域の取得状況が取得済みを示す場合には前記第一のメモリ領域のカウンタ情報を取得し、前記第二のメモリ領域の取得状況が未取得を示す場合には前記第二のメモリ領域のカウンタ情報を取得するとともに、前記第二のメモリ領域の取得状況を取得済みに書き換えること、を特徴とする画像形成装置。 - 前記カウンタ情報取得手段はさらに、
前記第二のメモリ領域の取得状況が未取得を示す場合に、前記第一のメモリ領域のカウンタ情報もあわせて取得すること、を特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
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JP2015005252A (ja) * | 2013-06-24 | 2015-01-08 | 株式会社リコー | 機器管理システム、機器、機器管理装置、機器管理方法及びプログラム |
JP2020118716A (ja) * | 2019-01-18 | 2020-08-06 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20140805 |