JP2012247543A - 光量調節装置及び撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光量調節装置にとって必要十分な検出手段を付与し、該検出手段により遮光部材の開放位置の検出及び二つの被駆動部材の待機位置の検出を行うことが可能な光量調節装置及び撮像装置を提供する。
【解決手段】光量調節装置は、光軸周りに回転駆動される上側ロータリプレート103及び下側ロータリプレート104、絞り込み位置と開放位置との間を変移可能な複数の絞り羽根107、フォトリフレクタ109、フォトインタラプタ110を備える。フォトリフレクタ109は、上側ロータリプレート103及び下側ロータリプレート104が待機位置にあることを検出する。フォトインタラプタ110は、絞り羽根107が開放位置にあることを検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、交換レンズに搭載される光量調節装置及び撮像装置に関する。
近年、デジタル一眼レフレックスカメラ(撮像装置)においては、静止画の撮影に留まらず、動画の撮影が可能な機種も市場投入されている。そのため、撮像装置の交換レンズに搭載される絞り装置は、静止画撮影では連続撮影を行う際の連続撮影速度の向上のために高速駆動が要求され、動画撮影では非常に滑らかな低速駆動が要求される。
ここで言う滑らかな低速駆動とは、高分解能に低速駆動を行うことを意味する。動画撮影において絞り動作が低分解能である場合、即ち絞り動作が滑らかでない場合には、不自然な光量変化が動画として取得され、画像品位を損なうため、滑らかな低速駆動が要求されるものである。
また、撮像装置による動画の撮影中において静止画の撮影を行うことも可能な機種も多い。動画撮影中であるため滑らかな低速駆動を行いたい反面、静止画の撮影を行う際は高速に絞り装置を駆動して静止画撮影を実施し、その後、動画撮影へと短時間で復帰する必要がある。
従来、撮像装置に使用される交換レンズに搭載される絞りは、撮影光が通過する開口を遮光羽根が遮ることによって絞り込み動作を行うものであり、開口の開閉状態を検知するためのスイッチを備えている(例えば、特許文献1参照)。
また、絞り装置は、ステップモータの出力回転により回転する部材(ロータリプレート)を介して遮光羽根を駆動している。遮光羽根は、ロータリプレートに設けられた穴に嵌合するダボと、固定部材に設けられたカム溝に嵌合するダボを有している。ロータリプレートの回転に伴って、カム溝と嵌合している遮光羽根のダボはカム溝に付勢され、遮光羽根は開口を閉鎖する方向に移動する。
撮像装置により静止画撮影を行う際は、遮光羽根が開放状態で測距動作が行われた後、撮像直前に絞り込み動作を行う。撮像終了とともに、遮光羽根は次回の撮像のために再度開放状態に戻る。即ち、遮光羽根の開放状態は撮像動作全体にとっての初期待機状態でもある。そのため、遮光羽根の開放状態を検知するスイッチは、絞り装置の開放状態を検知すると共に、絞り装置が初期待機状態にあるかどうかも検知している。
また、本出願人は、これまでに、二つのモータの駆動力をそれぞれ二つのロータリプレートを介して遮光羽根に伝達し、遮光羽根を駆動する光量調節装置を提案している。この光量調節装置は、従来のロータリプレートに加えて、従来は固定部に設けられていたカム溝を有するもう一つのロータリプレートを有している。これら二つのロータリプレートの相対回転によって高速駆動と低速駆動の両立を実現している。
特開昭63−163438号公報
しかしながら、本出願人が提案した二つのロータリプレートを有する光量調節装置について、特許文献1に開示されたスイッチ片を適用することを考えた場合、以下の問題が生ずる。
光量調節装置は、二つのロータリプレートの相対位相関係によって絞りの開閉状態が決定される。そのため、一方のロータリプレートに対して従来のスイッチ片を付与しても、絞りが開放状態であるか否かの判定ができない。例えば、絞りが開放状態でなくともスイッチ片の通電が遮断される。
また、光量調節装置は、二つのロータリプレートに対して従来のスイッチ片を付与しても、両方のスイッチ片の通電が遮断される条件は、絞りが開放状態であることの十分条件ではあるが、必要条件ではない。例えば、両方のスイッチ片の通電が遮断されなくても絞りの開放状態がありえる。
また、光量調節装置の場合、二つのロータリプレートが回転するため、従来の絞り装置と異なり、絞りの開放状態が必ずしも初期待機状態ではない。そのため、急な給電停止等によるエラー発生後に、回復すべき初期待機状態を規定する必要がある。
本発明の目的は、光量調節装置にとって必要十分な検出手段を付与し、該検出手段により遮光部材の開放位置の検出及び二つの被駆動部材の待機位置の検出を行うことが可能な光量調節装置及び撮像装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、光軸を含む光路を部分的に遮る絞り込み位置と前記光路を遮らない開放位置との間を変移可能に配設された複数の遮光部材と、前記複数の遮光部材の光軸方向の一方の側に係合され、駆動源から伝達される駆動力により光軸周りに回転駆動される第1の被駆動部材と、前記複数の遮光部材の光軸方向の他方の側に係合され、駆動源から伝達される駆動力により光軸周りに回転駆動される第2の被駆動部材と、前記第1の被駆動部材および前記第2の被駆動部材を光軸周りに回転自在に支持する固定部と、を備える光量調節装置であって、前記固定部に設けられ、前記第1の被駆動部材および前記第2の被駆動部材が回転駆動前の待機位置にあることを検出する第1の検出手段と、前記固定部に設けられ、前記複数の遮光部材が前記開放位置にあることを検出する第2の検出手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、第1の検出手段により第1の被駆動部材および第2の被駆動部材が待機位置にあることを検出し、第2の検出手段により複数の遮光部材が開放位置にあることを検出する。
これにより、一方のロータリプレートに従来のスイッチ片を付与した場合、絞りが開放状態か否か判定できない、二つのロータリプレートに従来のスイッチ片を付与した場合、両スイッチ片が通電遮断されなくても絞りの開放状態がありえるという問題を解消できる。即ち、光量調節装置にとって必要十分な検出手段を付与し、遮光部材の開放位置の検出及び二つの被駆動部材の待機位置の検出を行うことができる。
本発明の実施の形態に係る光量調節装置の構成を示す分解斜視図である。 光量調節装置の絞り羽根を光軸方向から観察した図であり、(a)は、絞り羽根が待機位置且つ開放位置にある状態を示す図、(b)は、下側ロータリプレートのみの回転による絞り羽根を最も絞り込んだ最小絞り状態を示す図である。 通常の静止画撮影を行う場合の光量調節装置の駆動制御方法の一例を示すフローチャートである。 動画撮影中に静止画撮影を行う場合の光量調節装置の駆動制御方法の一例を示すフローチャートである。 図4の続きを示すフローチャートである。 光量調節装置の制御系の概略構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る光量調節装置の構成を示す分解斜視図である。
図1において、光量調節装置は、モータ101、モータ102、上側ロータリプレート103、下側ロータリプレート104、上側カバー105、下側カバー106、複数の絞り羽根107、フォトリフレクタ109、フォトインタラプタ110を備えている。更に、光量調節装置は、制御部108(図6参照)を備えている。
光量調節装置は、撮像装置(本実施の形態ではデジタル一眼レフレックスカメラ)用の交換レンズの内部に組み込まれる絞り装置であり、撮影の際、撮影者の設定により撮影光量を調節するものである。
最初に、光量調節装置の駆動部分の構成について説明する。
モータ101(駆動源)は、出力ギア1011と不図示のロータ1012を有し、固定部である上側カバー105に固定されている。モータ102(駆動源)は、出力ギア1021と不図示のロータ1022を有し、固定部である下側カバー106に固定されている。モータ101及びモータ102は、ともにステッピングモータで構成されており、制御部108により駆動制御される。
上側ロータリプレート103は、絞り羽根107における光軸方向の一方の側にダボを介して嵌合(係合)される第1の被駆動部材であり、モータ101により光軸周りに回転駆動される。上側ロータリプレート103は、穴部1031、上側遮光部1032、上側スリット1033、ギア部1034を有している。ここで、光軸は図1の1点鎖線Aで示している。
下側ロータリプレート104は、絞り羽根107における光軸方向の他方の側にダボを介して嵌合(係合)される第2の被駆動部材であり、モータ102により光軸周りに回転駆動される。下側ロータリプレート104は、カム溝1041、下側遮光部1042、下側スリット1043、ギア部1044を有している。
モータ101の出力ギア1011は、上側ロータリプレート103のギア部1034と噛み合い、モータ101の駆動力を上側ロータリプレート103に伝達する。上側ロータリプレート103は、上側カバー105の嵌合部を介して回転自在に支持されており、上側カバー105の嵌合部に案内されることで光軸周りに回転駆動される。
モータ102の出力ギア1021は、下側ロータリプレート104のギア部1044と噛み合い、モータ102の駆動力を下側ロータリプレート104に伝達する。下側ロータリプレート104は、下側カバー106の嵌合部を介して回転自在に支持されており、下側カバー106の嵌合部に案内されることで光軸周りに回転駆動される。
絞り羽根107は、複数枚(本実施の形態では6枚)から構成される遮光部材であり、ダボ1071と不図示のダボ1072を有している。絞り羽根107のダボ1071は上側ロータリプレート103の穴部1031に嵌合され、絞り羽根107のダボ1072は下側ロータリプレート104のカム溝1041に嵌合される。
上側ロータリプレート103、下側ロータリプレート104、上側カバー105、下側カバー106には、それぞれ中央に光軸を囲む穴部が設けられており、これが光路となる。
絞り羽根107は、光軸を含む光路を部分的に遮る絞り込み位置と光路を遮らない開放位置との間を変移可能に構成されている。また、絞り羽根107は、上側ロータリプレート103と下側ロータリプレート104の光軸周りの回転駆動の少なくとも一方によって光軸に直交する平面内を案内される。
モータ101により上側ロータリプレート103が図1の光軸上方向から見た時計方向に駆動される場合、上側ロータリプレート103の穴部1031に嵌合した絞り羽根107のダボ1071は、上側ロータリプレート103とともに光軸周りを回転する。絞り羽根107のダボ1072は、下側ロータリプレート104のカム溝1041に沿って絞り羽根107を光軸に近づくように案内する。このため、光軸を中心とする光路が狭くなり、光量を調節することとなる。
他方、モータ102により下側ロータリプレート104が図1の光軸上方向から見た反時計方向に駆動される場合、絞り羽根107のダボ1072は、回転駆動される下側ロータリプレート104のカム溝1041によって次第に光軸に近づくように案内される。このため、光軸を中心とする光路が狭くなり、光量を調節することとなる。
即ち、モータ101及びモータ102のうち少なくとも一方のモータを駆動することで、規定量の光量が調節されることとなり、モータ101及びモータ102の両方を同時に駆動することで、より高速な絞り込み動作が実現可能な構成となっている。
次に、光量調節装置の上記駆動を実現するための検出部分の構成について説明する。
上側ロータリプレート103の上側遮光部1032の外周縁の中央には、第1の被検出部である上側スリット1033が設けられている。また、下側ロータリプレート104の下側遮光部1042の外周縁の中央には、第2の被検出部である下側スリット1043が設けられている。
上側スリット1033及び下側スリット1043はともに、絞り羽根107の最外縁部よりも径方向において外側に位置するように構成されている。上側カバー105には、第1の検出部材であるフォトリフレクタ109が配設されている。下側カバー106には、反射部材1091が配設されている。
第1の検出部材であるフォトリフレクタ109は、発した光が上側スリット1033と下側スリット1043を通過して反射部材1091で反射するか否かに応じて、上側スリット1033と下側スリット1043が一致状態であるか否かを検出する。フォトリフレクタ109から発した光が上側スリット1033と下側スリット1043を通過して反射部材1091で反射する際の光路を、図1の1点鎖線Bで示している。
下側ロータリプレート104のギア部1044の端部である下側ロータリプレート端部1045は、下側カバー106に設けられたギア逃げ穴1061の端部である固定壁1062と当接可能である。これが、絞り羽根107の待機位置を規定するメカ的規制となっている。下側ロータリプレート104は、下側カバー106の固定壁1062のために、これ以上、絞り羽根107を開放する方向への回転駆動ができないように規制されている。
下側ロータリプレート104の下側ロータリプレート端部1045と下側カバー106の固定壁1062とが当接している際には、下側ロータリプレート104の下側スリット1043は、ちょうどフォトリフレクタ109の検出位置に存在する。この状態で更に上側ロータリプレート103の回転位相に応じて光量調節装置が開放状態となった場合には、上側ロータリプレート103の上側スリット1033も、下側ロータリプレート104の下側スリット1043と同じ位相に存在する。
このように、下側ロータリプレート104の下側ロータリプレート端部1045と下側カバー106の固定壁1062とが当接し、かつ光量調節装置が開放状態となるとき、フォトリフレクタ109は、反射部材1091で反射した光を受光する。フォトリフレクタ109、上側ロータリプレート103の上側遮光部1032、下側ロータリプレート104の下側遮光部1042が、本発明の第1の検出手段を構成している。
第2の検出部材であるフォトインタラプタ110は、固定部である上側カバー105と下側カバー106にまたがる状態に配設されている。フォトインタラプタ110は、第3の被検出部である絞り羽根107の外縁部の有無を検出する。フォトインタラプタ110の光路を、図1の1点鎖線Cで示している。
ここで、第3の被検出部は、6枚の絞り羽根107のうち規定の(いずれかの)絞り羽根107の外縁部に設定され、6枚の絞り羽根107が開放位置にある状態において6枚の絞り羽根107の外縁部の重なりによって形成される円周上に位置する。
即ち、下側ロータリプレート104の下側ロータリプレート端部1045と下側カバー106の固定壁1062とが当接しているか否かに関わらず、光量調節装置が開放状態となるときには、フォトインタラプタ110が遮光(OFF)状態となる。フォトインタラプタ110及び絞り羽根107の外縁部が、本発明の第2の検出手段を構成している。
次に、光量調節装置の制御系を図6により説明すると、制御部108は、モータ101、モータ102を駆動制御する。また、制御部108は、フォトリフレクタ109の遮光(OFF)状態/受光(ON)状態、フォトインタラプタ110の遮光(OFF)状態/受光(ON)状態、撮像装置のレリーズボタン120のOFF/ONをそれぞれ検知する。また、制御部108は、制御プログラムに基づき図3〜図5のフローチャートに示す処理を実行する。
図2は、光量調節装置の絞り羽根を光軸方向から観察した図である。図2(a)は、絞り羽根が待機位置且つ開放位置にある状態を示す図、図2(b)は、下側ロータリプレートのみの回転による絞り羽根を最も絞り込んだ最小絞り状態を示す図である。
図2(a)、図2(b)において、分かりやすさのために、絞り羽根107に加え、下側ロータリプレート104のカム溝1041と、絞り羽根107に設けられた本来不可視であるダボ1072、最小絞り状態の前の絞り羽根107の外形を点線で示してある。黒丸はフォトインタラプタ110による検出位置である。
絞り羽根107は6枚配設されている。絞り羽根107の外縁部の重なり形状は、開放位置にある状態(図2(a))で円形の形状となり、フォトインタラプタ110による検出位置に絞り羽根107が存在する状態となる。一方、絞り羽根107の外縁部の重なり形状は、開放位置でない状態(図2(b))では円形の形状を失い、フォトインタラプタ110による検出位置に絞り羽根107が存在しない状態となる。
即ち、絞り羽根107が図2(a)に示す状態においては、光路を遮らない開放位置となる。絞り羽根107が図2(b)に示す状態においては、光路を部分的に遮る絞り込み位置となる。また、上側ロータリプレート103、下側ロータリプレート104が待機位置にあるときは、絞り羽根107は開放位置にある。
本実施の形態では、上側ロータリプレート103の上側スリット1033と下側ロータリプレート104の下側スリット1043の検出にフォトリフレクタ109を用いている。また、絞り羽根107の外縁部の検出にフォトインタラプタ110を用いている。
光量調節装置が待機状態か開放状態かの検出は、フォトリフレクタ109を用いた検出方法とフォトインタラプタ110を用いた検出方法のうちどちらの検出方法を採用しても実現可能である。また、これ以外の検出方法であっても実現可能であり、特定の検出方法に限定されるものではない。本実施の形態では上記二つの検出方法によって以下のことが実現可能である。
第1の検出部材であるフォトリフレクタ109は、光量調節装置が待機状態且つ開放状態であることを、第1の被検出部である上側スリット1033及び第2の被検出部である下側スリット1043がフォトリフレクタ109の光路を遮るかどうかによって検出する。換言すると、フォトリフレクタ109は、上側ロータリプレート103及び下側ロータリプレート104が待機位置(回転駆動前の位置)にあることを検出する。(第1の検出手段)。
第2の検出部材であるフォトインタラプタ110は、光量調節装置が開放状態であることを、第3の被検出部である絞り羽根107の外縁部がフォトインタラプタ110の光路を遮るかどうかによって検出する。換言すると、フォトインタラプタ110は、絞り羽根107が開放位置(光路を遮らない図2(a)の位置)にあることを検出する。(第2の検出手段)。
次に、上記の構成を備える本実施の形態の光量調節装置の動作について図3乃至図5を参照しながら説明する。
上述した通り、光量調節装置は、モータ101とモータ102の双方を駆動することで絞り込み動作を行うことが可能な構成となっている。本実施の形態では、動画撮影中にモータ102によって絞り込み動作を行う間に静止画撮影指示がなされた場合の駆動制御も可能である。以下、光量調節装置の二つの検出手段(フォトリフレクタ109、フォトインタラプタ110)による検出動作について二つの代表的な駆動制御方法を例に挙げ説明する。
図3は、通常の静止画撮影を行う場合の光量調節装置の駆動制御方法の一例を示すフローチャートである。
図3において、光量調節装置の制御部108は、撮影者によって撮像指示であるレリーズボタン120の押し込み(ON)が行われたことを検知すると(ステップS301)、撮像装置が現在動画撮影を行っているか否かを判定する(ステップS302)。動画撮影を行っている場合には、後述の動画撮影中に静止画撮影を行う場合の駆動制御方法の図4のステップS403へ進むので、ここでは説明を行わない。
動画撮影を行っていない場合には、制御部108は、撮影者が絞り開放での撮影を指示しているか否かを判定する(ステップS303)。絞り開放での撮影を指示している場合には、制御部108は、絞り開放状態での静止画の撮像動作を行い(ステップS310)、本処理を終了する。
絞り開放以外の絞り値での撮影を指示している場合には、制御部108は、フォトリフレクタ109(PR)が受光(ON)状態であるか遮光(OFF)状態であるかを判定する(ステップS304)。フォトリフレクタ109が受光(ON)状態である場合には、後述のステップS305並びにステップS306へ進む。
フォトリフレクタ109が遮光(OFF)状態であることは、上側ロータリプレート103、下側ロータリプレート104のいずれか一方が待機位置に無いことを意味する。即ち、光量調節装置が待機状態且つ開放状態ではないことを意味する。そこで、フォトリフレクタ109が遮光(OFF)状態である場合には、制御部108は、エラーと判断し、後述のエラー復帰動作へ進む。ここからは、制御部108は、モータ101及びモータ102を同時に駆動する。
フォトリフレクタ109が受光(ON)状態である場合には、制御部108は、モータ101を駆動し、上側ロータリプレート103を時計方向に一定角度回転駆動する(ステップS305)。同時に、制御部108は、モータ102を駆動し、下側ロータリプレート104を反時計方向に一定角度回転駆動する(ステップS306)。
上側ロータリプレート103と下側ロータリプレート104が回転する一定角度は、撮像装置で事前に行われる測光動作や、撮影者による設定によって決められた規定絞り値となるために必要とされる角度である。このステップS305及びステップS306での駆動によって規定絞り値となったところで、制御部108は、静止画の撮像動作を行う(ステップS307)。
静止画の撮像動作の終了後、制御部108は、モータ101を駆動し、上側ロータリプレート103を反時計方向に一定角度回転駆動する(ステップS308)。同時に、制御部108は、モータ102を駆動し、下側ロータリプレート104を時計方向に一定角度回転駆動する(ステップS309)。
上側ロータリプレート103と下側ロータリプレート104が回転する一定角度は、光量調節装置が開放状態となるために必要とされる角度である。このステップS308及びステップS309での駆動によって、光量調節装置が開放状態となる。
次に、制御部108は、フォトリフレクタ109が受光(ON)状態であるか遮光(OFF)状態であるかを判定する(ステップS311)。フォトリフレクタ109が受光(ON)状態である場合には、本処理を終了する。
フォトリフレクタ109が遮光(OFF)状態であることは、上側ロータリプレート103、下側ロータリプレート104のいずれか一方が待機位置に無いことを意味する。即ち、光量調節装置が開放状態でないことを意味する。そこで、フォトリフレクタ109が遮光(OFF)状態である場合には、制御部108は、エラーと判断し、後述のエラー復帰動作へ進む。
図4、図5は、動画撮影中に静止画撮影を行う場合の光量調節装置の駆動制御方法の一例を示すフローチャートである。
図4、図5において、光量調節装置の制御部108は、撮影者によって撮像指示であるレリーズボタン120の押し込み(ON)が行われたことを検知すると(ステップS401)、撮像装置が現在動画撮影を行っているか否かを判定する(ステップS402)。動画撮影を行っていない場合には、図3のステップS303へ進む。動画撮影を行っている場合には、制御部108は、動画撮影を中断する(ステップS403)。
次に、制御部108は、フォトインタラプタ110(PI)が遮光(OFF)状態であるか受光(ON)状態であるかを判定する(ステップS404)。フォトインタラプタ110が遮光(OFF)状態である場合には、後述のステップS409へ進む。
フォトインタラプタ110が受光(ON)状態である場合には、ステップS405並びにステップS406へ進む。即ち、制御部108は、モータ101をステップ駆動し、上側ロータリプレート103を反時計方向に回転駆動する(ステップS405)。
動画撮影中にはモータ102によってマイクロステップ駆動が行われているため、通常のステップ駆動で停止しない位相にある場合が多い。そこで、制御部108は、モータ102に対する通電を切断し、近傍のコギング安定位相へと退避させる(ステップS406)。続いて、制御部108は、モータ102をステップ駆動し、下側ロータリプレート104を時計方向に回転駆動する(ステップS407)。
このように上側ロータリプレート103の反時計方向への回転駆動と下側ロータリプレート104の時計方向への回転駆動を同時に行い、光量調節装置の開放状態に向かってモータ010とモータ102を規定量駆動する。
規定量駆動を完了したところで、制御部108は、フォトインタラプタ110が遮光(OFF)状態であるか受光(ON)状態であるかを判定する(ステップS408)。フォトインタラプタ110が受光(ON)状態である場合には、絞り羽根107が開放位置に存在しないことを意味するため、制御部108は、エラーと判断し、後述のエラー復帰動作へ進む。
フォトインタラプタ110が遮光(OFF)状態である場合には、制御部108は、測距動作を実施する(ステップS409)。測距動作の終了後、制御部108は、撮影者が絞り開放での撮影を指示しているか否かを判定する。絞り開放での撮影を指示している場合には、制御部108は、絞り開放状態での静止画の撮像動作を行い(ステップS414)、ステップS415並びにステップS416へ進む。
絞り開放での撮影を指示していない場合には、制御部108は、モータ101をステップ駆動し、上側ロータリプレート103を時計方向に回転駆動する(ステップS411)。同時に、制御部108は、モータ102をステップ駆動し、下側ロータリプレート104を反時計方向に回転駆動する(ステップS412)。
このように上側ロータリプレート103の時計方向への回転駆動と下側ロータリプレート104の反時計方向への回転駆動を同時に行うことで、絞り羽根107を規定の絞り込み状態まで駆動した後、制御部108は、静止画の撮像動作を行う(ステップS413)。
静止画の撮像動作の終了後、制御部108は、モータ101をステップ駆動し、上側ロータリプレート103を本処理の開始時の位置に応じた一定の方向に回転駆動し、初期位置へ復帰させる(ステップS415)。同時に、制御部108は、モータ102をステップ駆動し、下側ロータリプレート104を前記上側ロータリプレート103とは反対の一定の方向に回転駆動し、上記ステップS406でのコギング安定位相まで移動させる(ステップS416)。
その後、制御部108は、モータ102をマイクロステップ駆動し、本処理の開始時の位相へ復帰させる(ステップS417)。ステップS417、ステップS415の終了後はステップS418へ進む。制御部108は、動画撮影を再開することで(ステップS418)、本処理を終了する。
このように、図3で説明した通常の静止画撮影を行う場合の光量調節装置の駆動制御を実施する場合には、フォトリフレクタ109による検出結果を参照することで、光量調節装置が待機状態且つ開放状態であるか否かを判定することが可能である。
しかしながら、図4で説明した動画撮影中に静止画撮影を行う場合の光量調節装置の駆動制御を実施する場合には、フォトリフレクタ109の検出結果によって、光量調節装置が開放状態であるか否かを判定することが不可能となる。これは、上側ロータリプレート103と下側ロータリプレート104が待機位置且つ開放位置には無いためである。
そのため、図4で説明した動画撮影中に静止画撮影を行う場合の光量調節装置の駆動制御を実施する場合には、フォトインタラプタ110の検出結果を参照することで、光量調節装置が開放状態であるか否かの判定を実現している。
図3及び図4で説明した駆動制御は光量調節装置で実現可能な制御方法の一例である。
他の一例として、モータ101がモータ102よりも高速駆動が可能な場合について考えてみる。速度の速いモータ101が速度の遅いモータ102よりも多く駆動し、上側ロータリプレート103の回転角度のほうが多くなるよう制御する場合などには、上側ロータリプレート103が必ずしも待機位置且つ開放位置には戻らない。そのため、フォトインタラプタ110による絞り羽根107の外縁部を検出することが有効となる。
また、別の一例として、急な電源供給の停止等によってエラー状態になった場合について考えてみる。光量調節装置のように回転がある位相で規制されている場合には、この位相での駆動部品の状態を待機位置とすることが簡便である。そのため、電源再投入後に駆動部品を待機位置へ駆動することで、通常の動作に容易に復帰することが可能である。
以上説明したように、本実施の形態によれば以下の効果を奏する。光量調節装置において、フォトリフレクタ109により上側ロータリプレート103及び下側ロータリプレート104が待機位置にあることを検出し、フォトインタラプタ110により絞り羽根107が開放位置にあることを検出する。
これにより、一方のロータリプレートに従来のスイッチ片を付与した場合、絞りが開放状態か否か判定できない、二つのロータリプレートに従来のスイッチ片を付与した場合、両スイッチ片が通電遮断されなくても絞りの開放状態がありえるという問題を解消できる。
即ち、光量調節装置にとって必要十分な検出手段を付与し、絞り羽根107の開放位置の検出及び上側ロータリプレート103と下側ロータリプレート104の待機位置の検出を行うことができる光量調節装置を提供することができる。
101、102 モータ
103 上側ロータリプレート
104 下側ロータリプレート
107 絞り羽根
108 制御部
109 フォトリフレクタ
110 フォトインタラプタ

Claims (6)

  1. 光軸を含む光路を部分的に遮る絞り込み位置と前記光路を遮らない開放位置との間を変移可能に配設された複数の遮光部材と、
    前記複数の遮光部材の光軸方向の一方の側に係合され、駆動源から伝達される駆動力により光軸周りに回転駆動される第1の被駆動部材と、
    前記複数の遮光部材の光軸方向の他方の側に係合され、駆動源から伝達される駆動力により光軸周りに回転駆動される第2の被駆動部材と、
    前記第1の被駆動部材および前記第2の被駆動部材を光軸周りに回転自在に支持する固定部と、を備える光量調節装置であって、
    前記固定部に設けられ、前記第1の被駆動部材および前記第2の被駆動部材が回転駆動前の待機位置にあることを検出する第1の検出手段と、
    前記固定部に設けられ、前記複数の遮光部材が前記開放位置にあることを検出する第2の検出手段と、を備えることを特徴とする光量調節装置。
  2. 前記複数の遮光部材は、前記第1の被駆動部材の光軸周りの回転駆動と前記第2の被駆動部材の光軸周りの回転駆動の少なくとも一方によって光軸に直交する平面内を案内されることを特徴とする請求項1に記載の光量調節装置。
  3. 前記第1の被駆動部材および前記第2の被駆動部材が前記待機位置にあるときは、前記複数の遮光部材は前記開放位置にあることを特徴とする請求項1に記載の光量調節装置。
  4. 前記第1の被駆動部材は、第1の被検出部を備え、
    前記第2の被駆動部材は、第2の被検出部を備え、
    前記複数の遮光部材のいずれかの遮光部材は、第3の被検出部を備え、
    前記固定部は、第1の検出部材と第2の検出部材を備え、
    前記第1の検出手段は、前記第1の被駆動部材の前記第1の被検出部および前記第2の被駆動部材の前記第2の被検出部を前記固定部の前記第1の検出部材により検出することで、前記第1の被駆動部材および前記第2の被駆動部材が前記待機位置にあることを検出し、
    前記第2の検出手段は、前記複数の遮光部材のいずれかの遮光部材の前記第3の被検出部を前記固定部の前記第2の検出部材により検出することで、前記複数の遮光部材が前記開放位置にあることを検出することを特徴とする請求項1に記載の光量調節装置。
  5. 前記第3の被検出部は、前記複数の遮光部材のうちいずれかの遮光部材の外縁部に設定され、前記複数の遮光部材が前記開放位置にある状態において前記複数の遮光部材の外縁部の重なりによって形成される円周上に位置することを特徴とする請求項4に記載の光量調節装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の光量調節装置を備えることを特徴とする撮像装置。
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