JP2012247158A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】蒸発器を収容する断熱ケースにおけるスペースの無駄を省くことができ、しかも断熱ケースの内部におけるショートサイクルを一掃して熱交換効率の低下を解消でき、さらに冷蔵室の容量の低下を伴うこともなく小形化できる冷蔵庫を提供する。
【解決手段】冷蔵室5と機器室7を区画する区画壁3aに、断熱ケース31の側面に設けた接続部55を係合支持する接続枠53を設ける。区画壁3aに装着した断熱ケース31を、ユニットベース13または凝縮ユニット14に固定した連結金具23と、接続枠53とで支持する。機器室7に設けた取付枠62・63と断熱ケース31との間に配置した押付具61で、接続部55と接続枠53との分離を規制する。押付具61を断熱ケース31から分離し、断熱ケース31を横移動して接続部55と接続枠53との係合を解除した状態において、凝縮ユニット14および蒸発ユニット15を機器室7に対して前後に出し入れする。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷蔵室の一側に凝縮ユニットおよび蒸発ユニットを収容する機器室が設けてある冷蔵庫に関する。
この種の冷蔵庫は、例えば特許文献1に公知である。そこでは、内部が貯蔵室とされた貯蔵ボックスの一側に機械室を設け、冷却器を収容する冷却ボックスが、機械室の上部を占める状態で貯蔵ボックスと一体に形成してある。冷却ボックスは前面開口と、貯蔵室に連通する連通口とを備えており、この連通口を介して冷却器から貯蔵室へ冷気が送給される。冷却器は、冷却ボックスの前面開口を塞ぐ冷却室蓋の後面に組み付けてある。冷却ボックスの下側には凝縮ユニットが配置してあり、凝縮ユニットと冷却室蓋とは、前後にスライド可能なベース上に搭載してある。ベースを前方へ引き出すと、冷却器および凝縮ユニットを、冷却ボックスあるいは機械室から取り出して、冷却器と凝縮ユニットのメンテナンスを行うことができる。また、冷却ボックスと貯蔵室を連通する連通口に、冷気の吹出口と吸込口を備える仕切板が装着してあり、仕切板の冷却ボックス側に、吹出口を囲むフードが冷却機へ向かって突出してある。冷却器を冷却ボックスに収容すると、冷却器側の風洞部の開口がフードの突出端に正対する。
特許文献2では、圧縮機および凝縮器を第1ベース上に組み付けてユニット化した凝縮ユニットと、蒸発器および循環ファンを第2ベースの一側に組み付けてユニット化した蒸発ユニットとで冷凍機器を構成している。第2ベースが冷蔵室と機器室とを区分しており、凝縮ユニットが機器室に、蒸発ユニットが冷蔵室の機器室側の端部に、それぞれ前後方向へ出し入れ自在に収容してある。第1ベースは連結金具を介して第2ベースに締結固定してあり、凝縮ユニットと蒸発ユニットを同時に出し入れ操作できる。また、連結金具を第2ベースから分離すると、凝縮ユニットのみを単独で出し入れ操作できる。
特許第3145224号公報(段落番号0015、図6) 特許第4236263号公報(段落番号0034、図6)
特許文献1の冷蔵庫では、仕切板の冷却ボックス側にフードを突出形成するので、フードの周囲に無駄なスペースが生じ、その分だけ冷却ボックスが大型化する不利がある。また、冷却器を出し入れする必要上、冷却器を冷却ボックス内へ装填した状態において、風洞部とフードの突出端との間に僅かに隙間が生じるのを避けられない。そのため、冷却器から吹き出る冷気の一部が風洞部とフードとの対向隙間から漏れてショートサイクルを生じ、熱交換効率が低下するのを避けられない。また、特許文献2の冷蔵庫では、冷蔵室と機器室とを区分する第2ベースの冷蔵室側に蒸発ユニットを配置するので、冷蔵室の容量が小さくなる不利がある。
本発明の目的は、蒸発器を収容する断熱ケースにおけるスペースの無駄を省くことができ、しかも断熱ケースの内部におけるショートサイクルを一掃して熱交換効率の低下を解消でき、さらに冷蔵室の容量の低下を伴うこともなく小型化できる冷蔵庫を提供することにある。
本発明は、冷蔵庫本体1の一側の機器室7に前後スライド自在なユニットベース13が設けられ、ユニットベース13上に設けた凝縮ユニット14および蒸発ユニット15が、機器室7に対して前後に出し入れできる冷蔵庫に関する。蒸発ユニット15は、断熱ケース31と、同ケース31の内部に配置される蒸発器32および循環ファン33とを含む。冷蔵室5と機器室7を区画する区画壁3aに、断熱ケース31の側面に設けた接続部55を係合支持する接続枠53を設ける。区画壁3aに装着した断熱ケース31を、ユニットベース13または凝縮ユニット14に固定した連結金具23と、接続枠53とで支持する。機器室7に設けた取付枠62・63と断熱ケース31との間に配置した押付具61で、接続部55と接続枠53との分離を規制する。押付具61を断熱ケース31から分離し、断熱ケース31を横移動して接続部55と接続枠53との係合を解除した状態において、凝縮ユニット14および蒸発ユニット15を機器室7に対して前後に出し入れできるようにする。
取付枠62・63と対向する断熱ケース31の側面の上下に係止凹部72を形成する。係止凹部72と取付枠62・63との間に配置した上下一対の押付具61で、接続部55と接続枠53との分離を規制する。押付具61の前部を取付枠62にねじ70で固定し、押付具61の後部を取付枠63に設けた切欠71に前後へ出し入れ可能に係合する。
押付具61は、ベース壁66と、ベース壁66の両側に設けられる一対の側壁67・68とを一体に備える。一方の側壁67を取付枠62・63に密着させ、他方の側壁68を断熱ケース31に密着させることにより、接続部55と接続枠53との分離を規制する。
断熱ケース31を連結金具23で横移動可能に支持する。
係止凹部72の上下幅を、押付具61の側壁68の上下長さより大きく形成する。係止凹部72で受け止められた側壁68を、係止凹部72に沿って下方傾動することにより、押付具61を断熱ケース31から分離する。
本発明では、冷蔵室5と機器室7を区画する区画壁3aに接続枠53を設け、断熱ケース31を横移動してケース側面に設けた接続部55を接続枠53に対して係脱できるようにした。また、区画壁3aに装着した断熱ケース31を、連結金具23と接続枠53とで支持し、取付枠62・63と断熱ケース31との間に配置した押付具61で、接続部55と接続枠53との分離を規制した。このように、断熱ケース31を区画壁3aに対して接続部55と接続枠53を介して密着する状態で装着すると、蒸発器32で冷却された冷気の全てを、ショートサイクルを伴うこともなく冷蔵室5へ循環させることができる。また、押付具61を断熱ケース31から分離して断熱ケース31を横移動させることにより、接続部55を接続枠53から分離して、凝縮ユニット14および蒸発ユニット15を機器室7から抜き出すようにするので、断熱ケース31の内部に無駄な空間を確保する必要がない。さらに、区画壁3aの機器室7側の壁面に断熱ケース31を装着するので、冷蔵室に蒸発ユニットを配置する従来の冷蔵庫とは異なり、冷蔵室5の容量が低下することもない。従って、本発明の冷蔵庫によれば、蒸発器32を収容する断熱ケース31におけるスペースの無駄を省くことができ、しかも断熱ケース31の内部におけるショートサイクルを一掃して熱交換効率の低下を解消でき、さらに冷蔵室5の容量の低下を伴うこともなく小型化できる冷蔵庫を提供できる。
断熱ケース31の側面の上下に係止凹部72を形成し、係止凹部72と取付枠62・63との間に上下一対の押付具61を配置すると、押付具61のずれ動きを係止凹部72で規制して、一対の押付具61で断熱ケース31を確りと押し付けて、接続部55と接続枠53との分離を確実に規制できる。押付具61の前部を取付枠62にねじ70で固定し、押付具61の後部を取付枠63に設けた切欠71に前後へ出し入れ可能に係合すると、押付具61のずれ動きを規制できる。また、押付具61を介して断熱ケース31を取付枠62・63で支持できるので、冷蔵庫の運転時における蒸発ユニット15の揺れ動きをさらに確実に防止して、断熱ケース31を強固に固定できる。
押付具61を、ベース壁66と、ベース壁66の両側に設けられる一対の側壁67・68とを一体に備えるものとし、両側壁67・68を取付枠62・63と断熱ケース31とに密着させると、押付具61が断熱ケース31を区画壁3aに押し付ける力を大きくして、接続部55と接続枠53との分離を確実に規制できる。
断熱ケース31を連結金具23で横移動可能に支持すると、蒸発ユニット15の区画壁3aに対する着脱や、機器室7に対する凝縮ユニット14および蒸発ユニット15の出し入れを安全に行うことができる。
係止凹部72で受け止められた側壁68を、係止凹部72に沿って下方傾動することにより、押付具61を断熱ケース31から分離できるようにすると、押付具61による断熱ケース31の移動規制を確実に行いながら、押付具61の取外し作業を簡便に行うことができる。
図4におけるA−A線断面図である。 本発明の実施例に係る冷蔵庫の正面図である。 機器室の内部の側面図である。 図3におけるB−B線断面図である。 機器室パネルの縦断側面図である。 蒸発ユニットを支持する連結金具の縦断側面図である。 押付具の取付構造を示す横断平面図と押付具の斜視図である。 図7におけるC−C線断面図である。 押付具の取り外しの手順を説明する図である。 押付具の取り外しの手順を説明する図である。 蒸発ユニットを連通口から隔離した状態の正面図である。 冷却ユニットを機器室から引き出した状態の側面図である。
(実施例) 図1から図12は、本発明をコールドテーブル型の冷蔵庫に適用した実施例を示す。なお、本実施例における前後、左右、上下とは、各図に示す交差矢印と、各矢印の近傍に表記した前後、左右、上下の表示に従う。
図2において冷蔵庫は、冷蔵庫本体1と、その上面全体を覆う天板2とを備える。冷蔵庫本体1は、前面開口を除く周囲壁を断熱壁で形成した箱体からなる貯蔵ボックス3と、貯蔵ボックス3の左側(一側)外面に設けられる側部筐体4とで構成される。貯蔵ボックス3の内部は冷蔵室5とされており、冷蔵室5の前面開口は、観音開き構造の左右一対のドア6で開閉される。貯蔵ボックス3の左側外面と側部筐体4とで囲まれる空間が機器室7とされており、その中には冷蔵室5を冷却するための冷却ユニットが収容してある。機器室7の前面には、着脱可能な機器室パネル9が装着してある。天板2は調理用のテーブルとして使用できる。
図1および図3に示すように側部筐体4は、上壁4a、下壁4b、左壁4c、および後壁4dを有し、前面および右面が開口している。上壁4a、下壁4b、および後壁4dの右端縁を貯蔵ボックス3の左側外面に固定して、貯蔵ボックス3と側部筐体4とが一体化してある。
図3および図4に示すように冷却ユニットは、水平の台板からなるユニットベース13と、ユニットベース13上に搭載した凝縮ユニット14および蒸発ユニット15と、両ユニット14・15を接続する冷媒配管16などで構成される。機器室7の下半部に凝縮ユニット14が配置され、凝縮ユニット14の上側に蒸発ユニット15が配置される。ユニットベース13は、下壁4bに沿って前後スライドでき、ユニットベース13を前後にスライドさせることにより、冷却ユニットの全体を機器室7に対して出し入れできる。
ユニットベース13の上面には、圧縮機18、凝縮器19、および送風ファン20が組み付けてあり、これらが凝縮ユニット14を構成する。凝縮器19に臨む機器室パネル9の下部には、ルーバー21が形成してある。凝縮器19の後方に配置した送風ファン20を回転駆動させると、凝縮器19から圧縮機18へ向かう気流が形成され、凝縮器19を通過した熱交換後の空気は、側部筐体4の後壁4dに設けた排風口から機器室7の外へ放出される。符号22は、凝縮器19および送風ファン20の上面および両側面を覆う導風カバーである。導風カバー22はユニットベース13の上面に固定してあり、その上面には、蒸発ユニット15を支持する連結金具23が固定してある。連結金具23の詳細については後述する。
図5に示すようにルーバー21は、複数個のルーバー片27を上下に並べて構成してあり、各ルーバー片27には、フィルタ28を挿入するためのスリット29が形成してある。下側のルーバー片27ほど、スリット29が後側に形成してあり、フィルタ28は、前方から後方へ下り傾斜する姿勢でルーバー21に装着される。図3に示すように、装着状態におけるフィルタ28の上端は、機器室パネル9の上面側に露出しており、フィルタ28の上端を摘んで上方へ引き出すと、フィルタ28をルーバー21から取り外すことができる。本実施例に係るルーバー21およびフィルタ28の構成によれば、機器室パネル9を機器室7の前面に装着したままでも、ルーバー21に対してフィルタ28を着脱できる。また、フィルタ28で塵埃をろ過して、凝縮器19の冷却フィンや、送風ファン20のファンブレードに塵埃が付着するのを防止して、凝縮器19の放熱効率が低下するのを防止できる。
図4に示すように蒸発ユニット15は、右面開口を除く周囲壁を断熱壁で形成した箱体からなる断熱ケース31の内部に、蒸発器32、循環ファン33、およびドレンパン35などを配置して構成してある。断熱ケース31の内部は、区画板36で入口室75と出口室76とに区分されており、入口室75側に蒸発器32が配置され、出口室76に臨んで循環ファン33が配置されている。区画板36は、蒸発器32の右側面に接するように配置された遮蔽板77と、蒸発器32の上方を覆うように配置された傾斜板78とを一体に備えており、傾斜板78に設けた開口に循環ファン33が装着してある。循環ファン33で入口室75に吸入された冷蔵室5の冷気は、蒸発器32を通過するときに熱交換されて温度が低下したのち、出口室76の吹出口79から排出される。
断熱ケース31は、導風カバー22の上面に固定した連結金具23で支持される。図6に示すように連結金具23は、断熱ケース31の下面前端を支持する断面コ字状の支持壁37と、支持壁37の前側に固定される締結枠38とを備える。断熱ケース31の前下のコーナー部を、支持壁37の上面、および締結枠38の後面に当接させて、締結枠38と断熱ケース31とを左右のビス39で連結している。図4に示すように、締結枠38に形成したビス39用の挿通孔40は左右横長に形成してある。符号41は、ビス39と一体に設けられた軸部であり、挿通孔40に案内されて左右にスライドできる。以上の構成によれば、ビス39を緩めなくても、挿通孔40の形成範囲内で断熱ケース31を連結金具23に対して横移動することができる。
ドレンパン35は、蒸発器32の下方に配置されて、蒸発器32の除霜などによって生じた水滴を受け止める。ドレンパン35のドレン水を庫外へ排水するため、断熱ケース31の底壁には、図3に示すように接続管44が下向きに突設してある。接続管44から流下するドレン水は、排水トラップ45を介して、側部筐体4の後壁4dを貫通する水受体46へと送出され、さらに水受体46に接続したドレン管47で排水溝へ排出される。
断熱ケース31の前面には、冷却ユニットの制御基板などの電装品を収容する制御箱50が固定してある。制御箱50の前面には、冷蔵庫の運転状態を制御する操作パネルや、運転状態を表示する表示パネルが配置してあり、これらパネルを前方へ露出させるための窓部が機器室パネル9に開設してある。
図4に示すように、冷蔵室5と機器室7を区画する貯蔵ボックス3の区画壁3aには、断熱ケース31を接続するための接続枠53が固定してある。接続枠53は四角枠状に形成してあり、接続枠53で囲まれる連通口52を介して、断熱ケース31の内部と冷蔵室5とが連通している。断熱ケース31の冷蔵室5側の側面には、接続枠53の内面にはめ込まれる接続部55が突設してある。接続部55を接続枠53にはめ込んだ状態においては、接続部55の基端周縁壁が区画壁3aで受け止められており、接続部55の突端面と接続枠53との間がパッキン56でシールされている。
図4に示すように、冷蔵室5の左側壁には、連通口52を覆うように、庫内カバー81が配置されている。庫内カバー81は、断熱ケース31の吹出口79に臨んで設けられる吹出ダクト82と、庫内カバー81の下半部を占める吸込ダクト83と、両ダクト82・83を接続するカバー壁84とを一体に備えるプラスチック成型品からなり、冷蔵室5の左側壁にビスで固定してある。吸込ダクト83には複数の吸込穴が開口されており、冷蔵室5の冷気は、これら吸込穴を通過したのち入口室75へ吸い込まれる。
カバー壁84は、区画板36の遮蔽板77と小さな隙間を介して対向し、さらに連通口52内に入り込む状態で組み付けてある。吹出ダクト82に生じた結露水は、傾斜板78上に流下したのち、遮蔽板77とカバー壁84との間の隙間に流れ込む。この隙間の下端には、結露水をドレンパン35へ流下案内するガイド壁が、庫内カバー81と一体に形成してある。
断熱ケース31を接続枠53に的確に接続して、蒸発ユニット15の取付け強度を増強するために、側部筐体4の左壁4cと断熱ケース31との間に押付具61を設けている。詳しくは、図1に示すように、側部筐体4の左壁4cの内面には、上下に長い前後一対の取付枠62・63が設けてあり、これら取付枠62・63と断熱ケース31との間に、押付具61が取り付けてある。
図7に示すように押付具61は、前後に長い水平なベース壁66と、ベース壁66の左右縁に連続する下向きの側壁67・68と、ベース壁66の前端に設けられる左右横長の締結壁69などを一体に備えるプレス成形品からなる。左側壁67を取付枠62・63に密着させて、右側壁68を断熱ケース31に密着させることにより、断熱ケース31を区画壁3aに押し付けて固定することができる。締結壁69の両側端はベース壁66よりも側外方へ突出してあり、この突出端が前取付枠62の前面にねじ70で締結固定してある。後取付枠63には、左側壁67を受け止める切欠71が形成してある(図8参照)。断熱ケース31の左側外面には、前後方向の全長にわたる上下一対の係止凹部72が凹設してある(図3参照)。各押付具61の右側壁68は、係止凹部72の内側に配置されてその内面に圧接する。ベース壁66には、前後方向の長孔が多数形成してある。
以上の説明から理解できるように、断熱ケース31は、導風カバー22の上面に設けた連結金具23で支持されるほか、貯蔵ボックス3の区画壁3aに設けた接続枠53に接続部55が内嵌することにより、区画壁3aによって支持される。さらに、上下一対の押付具61の右側壁68が断熱ケース31の係止凹部72に押し付けられて、ベース壁66が係止凹部72の上面を受け止めることにより、断熱ケース31は押付具61を介して前後の取付枠62・63で支持される。したがって、冷蔵庫の運転時に蒸発ユニット15が揺れ動くことはない。
凝縮ユニット14、あるいは蒸発ユニット15のメンテナンスを行うために冷却ユニットを機器室7から引き出すには、まず機器室パネル9を側部筐体4から取り外し、制御箱50を断熱ケース31から取り外した後、押付具61を前取付枠62に固定するねじ70を取り外す。ねじ70は締結壁69の前面側からねじ込んであるので、機器室パネル9および制御箱50を取り外してすぐにねじ70にアクセスできる。ねじ70を取り外した後は、図9に示すように押付具61を前方へ引き出して、後取付枠63の切欠71から抜き出し、次いで、図10の矢印のように押付具61を回転させて、右側壁68を係止凹部72から離脱させる。右側壁68の下方傾動を容易化するため、係止凹部72は右側壁68よりも上下に長く形成してあり、係止凹部72の下端は右側壁68よりも下方に位置している。押付具61を傾動して垂直姿勢にすると、押付具61を機器室7から前方へ引き出すことができる。
次いで、図11に示すように、断熱ケース31を連結金具23に対して左方へスライド移動させて、接続部55を接続枠53から抜き出す。このとき、冷媒配管16は弾性変形して断熱ケース31の凝縮ユニット14に対する相対移動を吸収する。最後に、図12に示すように、蒸発ユニット15、凝縮ユニット14、およびユニットベース13を含む冷却ユニットの全体を、機器室7から引き出す。メンテナンス等の終了後は、上記とは逆の手順で、冷却ユニットを機器室7に収容する。
上記以外に、押付具61は、前取付枠62に締結することに加えて、断熱ケース31にも締結することができる。押付具61の構成は上記で示したものに限られず、例えば取付枠62・63と断熱ケース31の一方に連結した揺動アームで押付具61を構成することができる。押付具61を取付枠62・63と断熱ケース31の一方に連結すると、押付具61の着脱の手間を軽減できる。後取付枠63は後壁4dの内面に取り付けることができる。制御箱50は導風カバー22やユニットベース13に取り付けることができる。連結金具23はユニットベース13に設けることができる。
1 冷蔵庫本体
3a 区画壁
5 冷蔵室
7 機器室
13 ユニットベース
14 凝縮ユニット
15 蒸発ユニット
23 連結金具
31 断熱ケース
32 蒸発器
33 循環ファン
39 ビス
52 連通口
53 接続枠
55 接続部
61 押付具
62 前取付枠
63 後取付枠
66 ベース壁
67 左側壁
68 右側壁
69 締結壁
70 ねじ
71 切欠
72 係止凹部

Claims (5)

  1. 冷蔵庫本体(1)の一側の機器室(7)に前後スライド自在なユニットベース(13)が設けられ、ユニットベース(13)上に設けた凝縮ユニット(14)および蒸発ユニット(15)が、機器室(7)に対して前後に出し入れできる冷蔵庫であって、
    蒸発ユニット(15)は、断熱ケース(31)と、同ケース(31)の内部に配置される蒸発器(32)および循環ファン(33)とを含み、
    冷蔵室(5)と機器室(7)を区画する区画壁(3a)には、断熱ケース(31)の側面に設けた接続部(55)を係合支持する接続枠(53)が設けられており、
    区画壁(3a)に装着した断熱ケース(31)が、ユニットベース(13)または凝縮ユニット(14)に固定した連結金具(23)と、接続枠(53)とで支持されており、
    機器室(7)に設けた取付枠(62・63)と断熱ケース(31)との間に配置した押付具(61)で、接続部(55)と接続枠(53)との分離が規制されており、
    押付具(61)を断熱ケース(31)から分離し、断熱ケース(31)を横移動して接続部(55)と接続枠(53)との係合を解除した状態において、凝縮ユニット(14)および蒸発ユニット(15)を機器室(7)に対して前後に出し入れできる冷蔵庫。
  2. 取付枠(62・63)と対向する断熱ケース(31)の側面の上下に係止凹部(72)が形成されており、
    前記係止凹部(72)と取付枠(62・63)との間に配置した上下一対の押付具(61)で、接続部(55)と接続枠(53)との分離が規制されており、
    押付具(61)の前部が取付枠(62)にねじ(70)で固定され、押付具(61)の後部が取付枠(63)に設けた切欠(71)に前後へ出し入れ可能に係合してある請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 押付具(61)が、ベース壁(66)と、ベース壁(66)の両側に設けられる一対の側壁(67・68)とを一体に備えており、
    一方の側壁(67)を取付枠(62・63)に密着させ、他方の側壁(68)を断熱ケース(31)に密着させることにより、接続部(55)と接続枠(53)との分離を規制している請求項1または2に記載の冷蔵庫。
  4. 断熱ケース(31)が連結金具(23)で横移動可能に支持されている請求項1から3のいずれかひとつに記載の冷蔵庫。
  5. 係止凹部(72)の上下幅が、押付具(61)の側壁(68)の上下長さより大きく形成されており、
    係止凹部(72)で受け止められた側壁(68)を、係止凹部(72)に沿って下方傾動することにより、押付具(61)を断熱ケース(31)から分離できる請求項3または4に記載の冷蔵庫。
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