JP2012247097A - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Atsuo Okaichi
敦雄 岡市
Osamu Kosuda
修 小須田
Takuya Okumura
拓也 奥村
Takashi Kakuwa
孝 嘉久和
Kazuhiro Taniguchi
和宏 谷口
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Abstract

【課題】液冷媒の停滞を防ぎ、高い機器効率を発揮しうる冷凍サイクル装置を提供することを目的とする。
【解決手段】冷凍サイクル装置100は、容積制御圧縮機101、放熱器103、膨張機構104、蒸発器105、容積制御経路111、第2四方弁112、制御装置117及び伝熱部材120を備えている。圧縮機101は、吐出圧力及び吸入圧力を利用して排除容積を変更するように構成されている。容積制御経路111は、圧縮機101に接続されている。吐出圧力及び吸入圧力のいずれかが第2四方弁112によって容積制御経路111に供給される。制御装置117は、負荷に応じて圧縮機101の排除容積が増加又は減少するように第2四方弁112を制御する。伝熱部材120は、圧縮機101から容積制御経路111への伝熱を促進する。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷凍サイクル装置に関する。本発明は、特に、容積制御圧縮機を備えた冷凍サイクル装置に関する。
吸入容積(排除容積)を変更できる容積制御圧縮機は従来から知られている。圧縮機の容積制御技術は、インバータが広く普及する以前に活発に検討されていたが、高性能のインバータが安価に入手できるようになってからというもの、容積制御技術の重要性は一時的に低下していた。昨今、更なる省エネルギー化を推進するために、圧縮機の容積制御技術が再び脚光を浴び始めている。
図9は、特許文献1に記載された空気調和装置の構成図である。空気調和装置600は、容積制御圧縮機622、四方弁623、室外熱交換器624、膨張手段625、室内熱交換器641、アキュームレータ621、バイパス配管688、流路切替弁690、吸入配管628及び吐出配管630を備えている。容積制御圧縮機622とバイパス配管688との接続部には、バイパス吐出弁(図示省略)が設けられている。
空調負荷が小さいとき、流路切替弁690によってバイパス配管688が吸入配管628に接続される。これにより、吸入冷媒の一部がバイパス配管688を経て吸入配管628に戻され、低容積での運転が可能となる。他方、空調負荷が大きいとき、流路切替弁690によってバイパス配管688が吐出配管630に接続される。このとき、バイパス吐出弁は、吐出圧力の冷媒で閉じられる。
図10は、特許文献2に記載された冷凍サイクル装置の構成図である。冷凍サイクル装置700によれば、低負荷運転時に四方弁760を操作して吸入配管716bと吐出配管718とが接続される。これにより、容積制御圧縮機701の一方のシリンダ708Bに高圧冷媒が吸入される。シリンダ708Bに吸入された高圧冷媒は、圧縮仕事を受けることなく圧縮機701の密閉容器の内部空間に吐出される。つまり、低負荷運転時には実質的な稼動シリンダ数が減少する。
特開2008−240699号公報 特許4343627号明細書
特許文献1及び2に記載された容積制御技術は、いずれも、容積制御用の配管を追加で必要とする。例えば、図9及び図10に示す容積制御圧縮機は、いずれも、圧縮機の吐出配管から分岐した配管を用いて当該圧縮機に吐出圧力を供給することによって容積制御を行うように構成されている。このような配管を冷媒回路に追加すると、次のような現象の発生が懸念される。
例えば、図9に示す空気調和装置600において、流路切替弁690でバイパス配管688を吐出配管630に接続すると、容積制御圧縮機622とバイパス配管688との接続部に設けられたバイパス吐出弁が吐出圧力の冷媒によって閉塞される。吐出圧力の冷媒は環境温度よりも高い凝縮温度の圧力状態にあるため、吐出圧力の冷媒はバイパス配管688で凝縮及び液化する。その結果、バイパス配管688に液冷媒が停滞する。
冷媒回路に封入された冷媒の一部が液化してある部分に停滞すると、冷媒回路を循環する冷媒の量が不足する。冷媒が不足すると、凝縮器(室外熱交換器624又は室内熱交換器641)の出口に十分な液冷媒を保持することが困難となるため、凝縮器の出口の過冷却度が減少するとともに、凝縮器の出口における冷媒のエンタルピが増加する。このような現象が空気調和装置600で暖房運転中に起こると、凝縮器の入口と出口との間の冷媒のエンタルピの差が減少する、すなわち、暖房能力が減少する。冷凍サイクルの効率も低下する。また、膨張手段625での膨張が等エンタルピ膨張であるため、凝縮器の出口における冷媒のエンタルピは、蒸発器の入口における冷媒のエンタルピに一致する。従って、上記した現象が起こると、蒸発器の入口における冷媒のエンタルピも増加する、すなわち、冷房能力が減少する。この場合も冷凍サイクルの効率が低下する。液冷媒の停滞は、圧縮機自身の吐出圧力及び吸入圧力を利用した容積制御技術に共通する課題である。
本発明は、このような課題を解決するもので、液冷媒の停滞を防ぎ、高い機器効率(冷凍サイクルのCOP(coefficient of performance))を発揮しうる冷凍サイクル装置を提供することを目的とする。
すなわち、本発明は、
自身の吐出圧力及び自身の吸入圧力を利用して吸入容積を変更するように構成された容積制御圧縮機と、
前記圧縮機で圧縮された作動流体を冷却する放熱器と、
前記放熱器で冷却された作動流体を膨張させる膨張機構と、
前記膨張機構で膨張した作動流体を加熱する蒸発器と、
前記圧縮機に接続され、前記圧縮機の吸入容積を変更するために使用される容積制御経路と、
前記吐出圧力及び前記吸入圧力のいずれかを前記容積制御経路に供給する切替部と、
当該冷凍サイクル装置の負荷に応じて前記圧縮機の吸入容積が増加又は減少するように前記切替部を制御する制御装置と、
前記圧縮機から前記容積制御経路への伝熱、及び/又は前記圧縮機から前記切替部への伝熱を促進する伝熱部材と、
を備えた、冷凍サイクル装置を提供する。
他の側面において、本発明は、
圧縮室と、前記圧縮室に開口しているバイパス吐出口と、前記バイパス吐出口を開閉するバイパス吐出弁とを有し、前記圧縮室に吸入された作動流体が吸入圧力を維持しつつ前記バイパス吐出口を通じて前記圧縮室から吐出されることによって吸入容積を変更できるように構成された容積制御圧縮機と、
前記圧縮機で圧縮された作動流体を冷却する放熱器と、
前記放熱器で冷却された作動流体を膨張させる膨張機構と、
前記膨張機構で膨張した作動流体を加熱する蒸発器と、
圧縮するべき作動流体を前記蒸発器から前記圧縮室に導く吸入経路と、
圧縮された作動流体を前記圧縮室から前記放熱器に導く吐出経路と、
前記バイパス吐出口に接続された容積制御経路と、
前記圧縮機の吐出圧力及び前記圧縮機の吸入圧力のいずれかを制御圧力として前記容積制御経路に供給する切替部と、
前記切替部に接続された一端部と、前記吐出経路に接続された他端部とを有する高圧導入経路と、
前記切替部に接続された一端部と、前記吸入経路に接続された他端部とを有する低圧導入経路と、
当該冷凍サイクル装置の負荷に応じて前記圧縮機の吸入容積が増加又は減少するように前記切替部を制御する制御装置と、
前記圧縮機から前記容積制御経路への伝熱、前記圧縮機から前記切替部への伝熱、及び前記圧縮機から前記高圧導入経路への伝熱から選ばれる少なくとも1つを促進する伝熱部材と、
を備えた、冷凍サイクル装置を提供する。
本発明によれば、伝熱部材によって、圧縮機から容積制御経路への伝熱、及び/又は圧縮機から切替部への伝熱が促進される。圧縮機の熱が容積制御経路及び/又は切替部に伝わることによって、容積制御経路及び/又は切替部の中で作動流体(冷媒)は過熱蒸気の状態となる。すなわち、液体の作動流体が容積制御経路及び/又は切替部に停滞することを防止できる。その結果、十分な量の作動流体が冷媒回路を循環し、冷凍サイクルの成績係数が向上する。
同様に、圧縮機の熱が容積制御経路、切替部及び高圧導入経路から選ばれる少なくとも1つに伝わることによって、これらの構成要素の中で作動流体は過熱蒸気の状態となる。すなわち、液体の作動流体がこれらの構成要素に停滞することを防止できる。その結果、十分な量の作動流体が冷媒回路を循環し、冷凍サイクルの成績係数が向上する。
本発明の実施形態1に係る冷凍サイクル装置の構成図 図1に示す冷凍サイクル装置に使用された容積制御圧縮機の概略横断面図 室外機の内部における各構成要素の配置を示す概略図 図1に示す冷凍サイクル装置の低容積モードでの運転を示す構成図 変形例1に係る冷凍サイクル装置の構成図 変形例2に係る冷凍サイクル装置の構成図 容積制御圧縮機の他の例を示す概略縦断面図 本発明の実施形態2に係る冷凍サイクル装置の構成図 特許文献1に記載された空気調和装置の構成図 特許文献2に記載された冷凍サイクル装置の構成図
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施形態1)
図1に示すように、本実施形態の冷凍サイクル装置100は、容積制御圧縮機101、第1四方弁102、第1熱交換器103、膨張機構104、第2熱交換器105及びアキュームレータ106を備えている。これらの構成要素は、冷媒回路を形成するように流路10a〜10fによって互いに接続されている。流路10a〜10fは、それぞれ、冷媒配管で構成されている。
第1熱交換器103は、圧縮機101で圧縮された冷媒を冷却する放熱器又は膨張機構104で膨張した冷媒を加熱する蒸発器である。第2熱交換器105は、第1熱交換器103が放熱器のときに蒸発器であり、第1熱交換器103が蒸発器のときに放熱器である。膨張機構104は、放熱器で冷却された冷媒を膨張させる機能を有し、典型的には膨張弁で構成されている。膨張機構104は、冷媒の膨張エネルギーを回収できる容積式の膨張機で構成されていてもよい。
圧縮機101は、密閉型圧縮機であり、密閉容器1、モータ2及び圧縮機構3を備えている。モータ2及び圧縮機構3は、密閉容器1の中に配置されている。密閉容器1は、圧縮機構3で圧縮された冷媒を保持しうる内部空間28を有する。すなわち、圧縮機101は、いわゆる高圧シェル型の圧縮機である。圧縮機構3は、シャフト4によってモータ2に接続されている。圧縮機構3は、容積式の流体機構であり、冷媒を圧縮するようにモータ2によって動かされる。
図2に示すように、圧縮機構3は、吸入口27、吐出口29、圧縮室25、圧縮室25に開口しているバイパス吐出口16及びバイパス吐出口16を開閉するバイパス吐出弁35を備えている。高容積モードで圧縮機101を運転するとき、吸入口27から圧縮室25に吸入された冷媒の全量が圧縮室25で圧縮され、吐出口29を通じて密閉容器1の内部空間28に吐出される。他方、低容積モードで圧縮機101を運転するとき、吸入口27から圧縮室25に吸入された冷媒の一部がバイパス吐出弁35を押し開いてバイパス吐出口16を通じて圧縮室25から吐出される。高容積モードと低容積モードとを切り替えることによって、圧縮機101の吸入容積が変更される。
詳細には、低容積モードで圧縮機101を運転するとき、吸入口27から圧縮室25に吸入された冷媒の一部が吸入圧力を維持しつつ(実質的に圧縮されることなく)、バイパス吐出口16を通じて圧縮室25から吐出される。吸入口27から圧縮室25に吸入された冷媒の残部が圧縮室25で圧縮され、吐出口29を通じて圧縮室25から吐出される。バイパス吐出口16を通じて圧縮室25から吐出された冷媒は、後述するように、吸入経路としての流路10eに戻される。従って、圧縮機101によって不要な圧縮仕事が行われない。
バイパス吐出弁35は、リード36及び弁止め37を含むリード弁で構成されている。リード36及び弁止め37は、ネジ、ボルト等の固定部品38によってシリンダ5に固定されている。バイパス吐出弁35は、リード36の表面と裏面との間の圧力差によって開閉する。
また、圧縮機構3は、シリンダ5、ピストン8、ベーン9及びバネ10を備えている。シリンダ5の上部及び下部には、それぞれ、シリンダ5を閉じるように上軸受及び下軸受が配置されている(図示省略)。シリンダ5の内部に圧縮室25が形成されるように、シャフト4の偏心部4aに嵌め合わされたピストン8がシリンダ5の内部に配置されている。シリンダ5には、ベーン溝24が形成されている。ベーン溝24には、ピストン8の外周面に接する先端を有するベーン9が収納されている。バネ10は、ベーン9をピストン8に向かって押すようにベーン溝24に配置されている。シリンダ5とピストン8との間の圧縮室25はベーン9によって仕切られ、これにより、吸入室25a及び圧縮−吐出室25bが形成されている。圧縮するべき冷媒は、流路10f及び吸入口27を通じて圧縮室25(吸入室25a)に導かれる。圧縮された冷媒は、吐出口29を通じて、圧縮室25(圧縮−吐出室25b)から密閉容器1の内部空間28に導かれる。吐出口29には、図示しない吐出弁が設けられている。なお、ベーン9は、ピストン8に一体化されていてもよい。すなわち、ピストン8及びベーン9がいわゆるスイングピストンで構成されていてもよい。
本実施形態では、低容積モードでの吸入容積が高容積モードでの吸入容積の1/2となるようにバイパス吐出口16の位置が定められている。ただし、バイパス吐出口16の位置は限定されず、低容積モードで必要とされる吸入容積に応じて定められる。また、2以上のバイパス吐出口16が設けられていてもよい。この場合、複数の吸入容積の中から選ばれる1つの吸入容積にて圧縮機101を運転できる。
本実施形態では、圧縮機101がロータリ圧縮機であるが、吸入容積を変更できる限りにおいて圧縮機101の型式は特に限定されない。特許文献1(特開2008−240699号公報)に記載されたスクロール圧縮機、レシプロ圧縮機等の他の型式の圧縮機を使用できる。
図1に示すように、流路10aは、圧縮機101で圧縮された冷媒を圧縮室25から放熱器(第1熱交換器103又は第2熱交換器105)に導く吐出経路を形成している。流路10e、アキュームレータ106及び流路10fは、圧縮するべき冷媒を蒸発器(第1熱交換器103又は第2熱交換器105)から圧縮室25に導く吸入経路を形成している。
冷凍サイクル装置100は、さらに、容積制御経路111、第2四方弁112、高圧導入経路114、低圧導入経路116、制御装置117及び伝熱部材120を備えている。
容積制御経路111は、圧縮機101のバイパス吐出口16に接続されている。第2四方弁112は、圧縮機101の吐出圧力及び圧縮機101の吸入圧力のいずれかを制御圧力として容積制御経路111に供給する流路切替部である。高圧導入経路114は、第2四方弁112に接続された一端部と、流路10aに接続された他端部とを有する。低圧導入経路116は、第2四方弁112に接続された一端部と、流路10eに接続された他端部とを有する。経路111,114及び116は、それぞれ、冷媒配管で構成されうる。
本実施形態では、1つの接続口が封鎖された第2四方弁112を流路切替部として使用している。しかし、圧縮機101の吐出圧力及び圧縮機101の吸入圧力のいずれかを制御圧力として容積制御経路111に供給できる限りにおいて、流路切替部の構造は限定されない。低圧導入経路116の他端部は、アキュームレータ106に接続されていてもよいし、流路10fに接続されていてもよい。
制御装置117は、冷凍サイクル装置100の負荷に応じて圧縮機101の吸入容積が増加又は減少するように第2四方弁112を制御する。具体的に、制御装置117は、負荷が小さい場合には、容積制御経路111が低圧導入経路116に接続されるように第2四方弁112を制御し、負荷が大きい場合には、容積制御経路111が高圧導入経路114に接続されるように第2四方弁112を制御する。制御装置117は、A/D変換回路、入出力回路、演算回路、記憶装置等を含むDSP(Digital Signal Processor)で構成されうる。制御装置117は、圧縮機101のモータ2を制御する駆動回路を含んでいてもよい。
伝熱部材120は、圧縮機101(詳細には、圧縮機101の密閉容器1)から容積制御経路111への伝熱を促進する役割を担う。圧縮機101の熱で容積制御経路111が加熱されることにより、容積制御経路111で冷媒が凝縮し、液冷媒が容積制御経路111に停滞することを防止できる。本実施形態において、伝熱部材120は、圧縮機101から容積制御経路111への伝熱に加えて、圧縮機101から第2四方弁112への伝熱も促進するように設けられている。さらに、伝熱部材120は、圧縮機101から高圧導入経路114への伝熱も促進するように設けられている。従って、液冷媒が第2四方弁112及び高圧導入経路114に停滞することも防止できる。
伝熱部材120は、圧縮機101、容積制御経路111、第2四方弁112及び高圧導入経路114を一体的に包囲している。これにより、伝熱部材120で囲まれた空間に存在する空気の流動が抑制される。すると、伝熱部材120によって囲まれた空間に存在する空気が圧縮機101の熱で暖められ、暖められた空気を媒体として圧縮機101の熱が容積制御経路111、第2四方弁112及び高圧導入経路114に伝わる。空気を媒体とすることにより、効率的に熱を伝えることができる。こうした効果は、容積制御経路111、第2四方弁112及び高圧導入経路114から選ばれる少なくとも1つが圧縮機101と一体的に包囲されているときに得られる。
伝熱部材120としては、可撓性を有するシート状の材料、例えば、金属箔、フェルト、織布、不織布を好適に使用できる。このような材料を圧縮機101、容積制御経路111、第2四方弁112及び高圧導入経路114に巻き付けることによって、これらの構成要素を容易に一体的に包囲できる。フェルト、織布、不織布のように、断熱材として使用できる材料は、伝熱部材120に好適である。伝熱部材120の他の例としては、容積制御経路111、第2四方弁112及び高圧導入経路114から選ばれる少なくとも1つと圧縮機101とを収容する箱(断熱容器)が挙げられる。箱の材料は特に限定されないが、小さい熱伝導率と優れた断熱性とを有する材料、例えば発泡体を使用できる。アキュームレータ106及び低圧導入経路116を箱の外に出すことが難しい場合には、アキュームレータ106及び低圧導入経路116を箱の中に収めてもよい。伝熱部材120のさらに他の例としては、容積制御経路111、第2四方弁112及び高圧導入経路114から選ばれる少なくとも1つと、圧縮機101の外周面の一部(詳細には、密閉容器1の外周面の一部)とを覆うカバー(断熱カバー)が挙げられる。このようなカバーは、樹脂材料及び/又は金属材料で構成されうる。さらに、伝熱部材120が複数の部材で構成されていてもよい。例えば、可撓性を有するシート状の材料を圧縮機101と他の構成要素とに巻き付け、これらを箱の中に入れてもよい。このように、伝熱部材120は、圧縮機101から容積制御経路111等への伝熱を促進するだけでなく、圧縮機101の熱が周囲に拡散することを妨げる、及び周囲の空気で容積制御経路111等が冷やされることを妨げる断熱材の機能も発揮する。
図1に示すように、本実施形態では、圧縮機101、第1熱交換器103、アキュームレータ106等によって室外機130が構成され、第2熱交換器105によって室内機132が構成されている。図3に示すように、室外機130は枠体140を備えており、圧縮機101、第1熱交換器103、アキュームレータ106等は、枠体140に収められている。枠体140は、仕切り板141を有する。仕切り板141によって枠体140の内部の空間が第1空間142と第2空間143とに仕切られている。第1空間142に第1熱交換器103が配置され、第2空間143に圧縮機101等が配置されている。仕切り板141は、空気の流れを整え、風路抵抗を低減する役割を担う。
伝熱部材120は、第2空間143において、圧縮機101、容積制御経路111、第2四方弁112及び高圧導入経路114に巻き付けられている。伝熱部材120は、アキュームレータ106に巻き付けられていてもよい。これにより、アキュームレータ106からの騒音を防止できるとともに、アキュームレータ106を圧縮機101に固定することができる。容積制御経路111、第2四方弁112及び高圧導入経路114から選ばれる少なくとも1つと圧縮機101とに伝熱部材120が巻き付けられているならば、本発明の効果を得ることができる。伝熱部材120が箱で構成されている場合、枠体140の内部に伝熱部材120としての箱が納められることとなる。すなわち、枠体140と伝熱部材120とによって二重構造が形成されていてもよい。
次に、冷凍サイクル装置100の運転を説明する。
圧縮機101のモータ2を始動すると、圧縮機101は、流路10f(吸入経路)を通じて低圧のガス冷媒を吸入し、圧縮する。高圧のガス冷媒は、密閉容器1の内部空間28に吐出され、密閉容器1の内部空間28、流路10a、第1四方弁102及び流路10bを経て、第1熱交換器103(放熱器)へと導かれる。第1熱交換器103において、冷媒は冷却され、凝縮する。高圧の液冷媒は、第1熱交換器103から膨張機構104に導かれ、膨張機構104の働きによって減圧される。気液二相の冷媒は、膨張機構104から第2熱交換器105(蒸発器)に導かれ、第2熱交換器105で加熱され、蒸発する。ガス冷媒は、アキュームレータ106を通じて、圧縮機101に再び吸入される。
圧縮機101は、吐出圧力及び吸入圧力を利用して吸入容積を変更するように構成されている。第2四方弁112が図1に示す状態に維持されているとき、容積制御経路111には圧縮機101の吐出圧力が供給される。この場合、バイパス吐出弁35は閉じられるので、圧縮機101は相対的に大きい吸入容積で運転される(高容積モード)。
冷凍サイクル装置100の負荷が減少すると、インバータによって圧縮機101のモータ2の回転数が減らされる。これにより、冷凍サイクル装置100の能力が減少し、効率的な運転が行われる。しかし、負荷がさらに減少すると、モータ2の回転数が下限値に到達し、それ以上の能力追従が困難になる。
より低い能力での運転が必要な場合、制御装置117は、第2四方弁112を図1に示す状態から図4に示す状態へと切り替える。すると、容積制御経路111が高圧導入経路114から切り離され、低圧導入経路116に接続される。その結果、容積制御経路111には圧縮機101の吸入圧力が供給される。バイパス吐出弁35には、圧縮機101の吸入圧力が作用する。この場合、圧縮室25の容積減少時に圧縮室25内の冷媒がピストン8によって押しのけられることに伴い、バイパス吐出弁35が開く。バイパス吐出弁35が開いてバイパス吐出口16と圧縮室25とが連通している期間において、圧縮室25に吸入された冷媒は、容積制御経路111、第2四方弁112及び低圧導入経路116を通じて、流路10eに戻される。すなわち、圧縮機101は相対的に小さい吸入容積で運転される(低容積モード)。
圧縮機101の回転数が一定であると仮定すると、低容積モードでの圧縮機101からの冷媒吐出量は、高容積モードでの冷媒吐出量よりも少ない。従って、運転モードを高容積モードと低容積モードとの間で切り替えることによって、能力追従可能な範囲、特に下限値が拡大する。
高容積モードでは、高圧導入経路114、第2四方弁112及び容積制御経路111を通じてバイパス吐出弁35に圧縮機101の吐出圧力が供給されるので、バイパス吐出弁35は閉じられている。本実施形態では、伝熱部材120の働きによって、圧縮機101の熱が高圧導入経路114、第2四方弁112及び容積制御経路111に伝わる。具体的には、高圧導入経路114、第2四方弁112及び容積制御経路111の周囲の空気の温度が圧縮機101の吐出冷媒の凝縮温度を超える。これにより、高圧導入経路114、第2四方弁112及び容積制御経路111の中の冷媒は凝縮して液化せず、過熱蒸気状態となる。この結果、高圧導入経路114、第2四方弁112及び容積制御経路111に液冷媒が停滞することを防止できるので、冷媒回路に十分な量の冷媒を循環させることができ、ひいては冷凍サイクルの成績係数(COP)が向上する。
また、制御装置117は、冷凍サイクル装置100の起動時において、容積制御経路111を低圧導入経路116に接続するように第2四方弁112を制御し、その後、任意の時間(例えば1〜5分)が経過したら容積制御経路111を高圧導入経路114に接続するように第2四方弁112を制御する。詳細には、モータ2の始動から任意の時間の経過後、冷凍サイクル装置100に要求される能力の大きさに応じて、低容積モードでの運転を行うべきか、高容積モードでの運転を行うべきかを判断する。高容積モードでの運転を行うべき場合には、容積制御経路111を高圧導入経路114に接続する。低容積モードでの運転を行うべき場合には、容積制御経路111と低圧導入経路116との接続を維持する。すなわち、起動時には低容積モードでの予備運転を行う。
雰囲気温度が低い場合、例えば冬期において、容積制御経路111に液冷媒が蓄積される可能性がある。上記予備運転を行えば、容積制御経路111に液冷媒が蓄積されたとしても、液冷媒を速やかに流路10eへと戻すことができる。その結果、起動直後の冷媒不足が解消される。また、容積制御経路111に液冷媒が閉じ込められることによる異常圧力の発生、すなわち、起動後に液冷媒の温度が上昇して液冷媒が膨張することによって容積制御経路111の圧力が過剰に上がることを防止できる。予備運転の観点から、低圧導入経路116は、流路10e又はアキュームレータ106に接続されていることが好ましい。これにより、起動時に圧縮機101に液冷媒が供給されることを防止できる。
予備運転は、冷凍サイクル装置100の起動時に行われるが、この「冷凍サイクル装置100の起動」には、一時停止後の再起動が含まれていてもよい。また、上記予備運転は、本明細書に記載された他の実施形態及び変形例にも適用されうる。
また、制御装置117は、冷凍サイクル装置100の運転を停止するとき、容積制御経路111を低圧導入経路116に接続するように第2四方弁112を制御してもよい。詳細には、容積制御経路111が低圧導入経路116に接続された状態で冷凍サイクル装置100の運転を停止することが望ましい。このようにすれば、容積制御経路111に液冷媒が閉じ込められることによる異常圧力の発生、すなわち、起動後に液冷媒の温度が上昇して液冷媒が膨張することによって容積制御経路111の圧力が過剰に上がることを防止できる。
圧縮機101から容積制御経路111への伝熱及び圧縮機101から第2四方弁112への伝熱を促進する伝熱部材は、実施形態1の伝熱部材120に限定されない。実施形態1の伝熱部材120に代えて、又は実施形態1の伝熱部材120とともに、以下に示す変形例1及び変形例2の伝熱部材を使用できる。すなわち、実施形態1、変形例1及び変形例2を相互に組み合わせることができる。
以下、先の実施形態又は変形例と後の実施形態又は変形例とで共通する構成要素には同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
(変形例1)
図5に示すように、変形例1に係る冷凍サイクル装置200は、圧縮機101の熱を伝えるべき他の構成要素と圧縮機101との間の空間を充填する伝熱部材220を備えている。この点に関して、冷凍サイクル装置200は、実施形態1の冷凍サイクル装置100と相違する。
伝熱部材220は、下記(i)(ii)及び(iii)の少なくとも1つの要件を満たす。(i)圧縮機101及び容積制御経路111の両者に接する形で圧縮機101と容積制御経路111との間に伝熱部材220が設けられている。(ii)圧縮機101及び第2四方弁112の両者に接する形で圧縮機101と第2四方弁112との間に伝熱部材220が設けられている。(iii)圧縮機101及び高圧導入経路114の両者に接する形で圧縮機101と高圧導入経路114との間に伝熱部材220が設けられている。伝熱部材220は、圧縮機101からこれらの構成要素(容積制御経路111、第2四方弁112及び高圧導入経路114)への直接的な伝熱経路を形成する。従って、圧縮機101の熱をこれらの構成要素により効率的に伝えることができる。
伝熱部材220の材料は特に限定されないが、優れた熱伝導性を有する材料の使用が好ましい。また、圧縮機101と容積制御経路111との間の空間の形状、圧縮機101と第2四方弁112との間の空間の形状、及び、圧縮機101と高圧導入経路111との間の空間の形状に追従できる材料の使用が好ましい。このような性質を有する材料として樹脂材料が挙げられる。樹脂材料は、熱伝導性を高めるためのフィラー等を含んでいてもよい。また、伝熱部材220が金属材料又は炭素材料で構成されていてもよい。さらに、伝熱部材220の形状も特に限定されない。伝熱部材220は、シートの形状を有していてもよい。
(変形例2)
図6に示すように、変形例2に係る冷凍サイクル装置300は、伝熱部材320として伝熱板を備えている点で実施形態1の冷凍サイクル装置100と相違する。
本変形例において、伝熱部材320は、圧縮機101から容積制御経路111への伝熱経路が形成されるように両者に巻き付けられた伝熱板、圧縮機101から第2四方弁114への伝熱経路が形成されるように両者に巻き付けられた伝熱板、及び圧縮機101から高圧導入経路114への伝熱経路が形成されるように両者に巻き付けられた伝熱板から選ばれる少なくとも1つを含む。本変形例においても、伝熱部材320は、圧縮機101から容積制御経路111、第2四方弁112及び高圧導入経路114への直接的な伝熱経路を形成する。これにより、圧縮機101の熱をこれらの構成要素により効率的に伝えることができる。
伝熱部材320の材料も特に限定されない。伝熱部材320は、例えば、銅、ステンレス、アルミニウム等の金属材料で構成されうる。また、伝熱部材320が樹脂材料又は炭素材料で構成されていてもよい。
変形例1及び変形例2のいずれにおいても、伝熱部材220(又は320)を介して圧縮機101と容積制御経路111とが間接的に接している。同様に、伝熱部材220(又は320)を介して圧縮機101と第2四方弁112とが間接的に接している。伝熱部材220(又は320)を介して圧縮機101と高圧導入経路114とが間接的に接している。伝熱部材220及び320は、樹脂材料、金属材料及び炭素材料からなる群より選ばれる少なくとも1つで構成されうる。伝熱部材220(又は320)が介在することによって、圧縮機101の熱を他の構成要素により効率的に伝えることができる。
(他の容積制御圧縮機)
本発明の冷凍サイクル装置に使用できる容積制御圧縮機は、図1に示すものに限定されない。圧縮機自身の吐出圧力及び吸入圧力を利用して吸入容積を変更するように構成され、かつ吸入容積を変更するために使用される容積制御経路に液冷媒が停滞する可能性のある限りにおいて、容積制御圧縮機の構造は限定されない。図1に示す容積制御圧縮機101に代えて、例えば、図7に示す容積制御圧縮機301を使用できる。
図7に示すように、圧縮機301は、密閉容器1、モータ2及び圧縮機構30を備え、多気筒ロータリ圧縮機(典型的には2気筒)として構成されている。圧縮機構30で圧縮された冷媒が密閉容器1の内部空間28を経て流路10aに導かれる。圧縮機構30は、第1圧縮室40、第2圧縮室42、中間室69、第1吐出口67、第1吐出弁63、第2吐出口71、第2吐出弁73、バイパス吐出口65及びバイパス吐出弁61を有する。
流路10aは、圧縮機301で圧縮された冷媒を第1圧縮室40及び第2圧縮室42から放熱器(第1熱交換器103又は第2熱交換器105)に導く吐出経路を形成している。流路10e、アキュームレータ106及び流路10fは、圧縮するべき冷媒を蒸発器(第1熱交換器103又は第2熱交換器105)から第1圧縮室40及び第2圧縮室42に導く吸入経路を形成している。
バイパス吐出口65は、第1圧縮室40に開口している。バイパス吐出口65を開閉するようにバイパス吐出弁61が設けられている。中間室69は、バイパス吐出口65を通じて第1圧縮室40から吐出された冷媒を受け入れる空間である。第1吐出口67によって、中間室69と密閉容器1の内部空間28とが連通しうる。第1吐出口67を開閉するように第1吐出弁63が設けられている。容積制御経路111は、中間室69を介して、バイパス吐出口65に接続されている。このように、圧縮機301には、第1圧縮室40から密閉容器1の内部空間28への経路上に2つの吐出弁61及び63が設けられている。吐出弁61と吐出弁63との間の空間(中間室69)に容積制御経路111が接続されている。
圧縮機構30は、また、第1シリンダ41、中板71、第2シリンダ43、第1ピストン51、第2ピストン53、上軸受46、下軸受48、マフラー77及びマフラー75を有する。第1ピストン51は、第1シリンダ41の内部において、シャフト4の第1偏心部4aに嵌め合わされている。第1ピストン51の外周面と第1シリンダ41の内周面との間に第1圧縮室40が形成されている。第2シリンダ43は、第1シリンダ41に対して同心状に配置されている。第2ピストン53は、第2シリンダ43の内部において、シャフト4の第2偏心部4bに嵌め合わされている。第2ピストン53の外周面と第2シリンダ43の内周面との間に第2圧縮室42が形成されている。
上軸受46及び下軸受48は、それぞれ、第1シリンダ41の上部及び第2シリンダ43の下部に配置されている。中板71は、第1シリンダ41と第2シリンダ43との間に配置されている。上軸受46及び中板71によって第1シリンダ41が閉じられ、中板71と下軸受48によって第2シリンダ43が閉じられている。バイパス吐出口65、中間室69及び第1吐出口67によって、シャフト4の軸方向に沿って上軸受46を貫通する経路が形成されている。上軸受46の上部にはマフラー77が配置されている。高容積モードでは、バイパス吐出口65、中間室69、第1吐出口67及びマフラー77の内部空間を通じて、第1圧縮室40で圧縮された冷媒が密閉容器1の内部空間28へと導かれる。第2吐出口71は、シャフト4の軸方向に沿って下軸受48を貫通する経路が形成されるように、下軸受48に形成されている。下軸受48の下部にはマフラー75が配置されている。マフラー75の内部空間は、図示しない垂直経路によって、マフラー77の内部空間に連通している。第2吐出口71、マフラー75の内部空間、垂直経路及びマフラー77の内部空間を通じて、第2圧縮室42で圧縮された冷媒が密閉容器1の内部空間28へと導かれる。
第1圧縮室40及び第2圧縮室42は、互いに独立した圧縮室として機能する。高容積モードでは、第1圧縮室40及び第2圧縮室42のそれぞれで冷媒が圧縮される。低容積モードでは、第2圧縮室42で冷媒が圧縮されるが、第1圧縮室40で冷媒は圧縮されない。低容積モードでは、中間室69に吸入圧力が供給されるので、第1圧縮室40に吸入された冷媒は、圧縮されること無くバイパス吐出弁61を押し開き、バイパス吐出口65及び中間室69を通じて容積制御経路111に導かれる。このように、圧縮機301は、いわゆる休筒型の容積制御圧縮機として構成されている。
次に、図7に示す圧縮機301を図1に示す冷凍サイクル装置100に適用した場合の冷凍サイクル装置100の運転を説明する。
モータ2を始動すると、圧縮機301は、流路10f(吸入経路)を通じて低圧のガス冷媒を吸入し、圧縮する。高圧のガス冷媒は、密閉容器1の内部空間28に吐出される。具体的に、第1圧縮室40で圧縮された冷媒は、バイパス吐出口65、中間室69、第1吐出口67及びマフラー77を通じて密閉容器1の内部空間28に吐出される。第2圧縮室42で圧縮された冷媒は、第2吐出口71及びマフラー75を通じて密閉容器1の内部空間28に吐出される。内部空間28において、第1圧縮室40で圧縮された冷媒が第2圧縮室42で圧縮された冷媒に合流する。その後の冷媒の流れは、実施形態1で説明した通りである。
第2四方弁112が図1に示す状態に維持されているとき、容積制御経路111及び中間室69には圧縮機301の吐出圧力が供給される。この場合、第1圧縮室40に吸入された冷媒は、吐出圧力を超える圧力まで第1圧縮室40で圧縮され、バイパス吐出弁61及び第1吐出弁63を押し開き、バイパス吐出口65、中間室69及び第1吐出口67を通じて、第1圧縮室40から密閉容器1の内部空間28へと吐出される。第1圧縮室40及び第2圧縮室42の両方で冷媒の圧縮仕事が行われるので、圧縮機301は相対的に大きい吸入容積で運転される(高容積モード)。
冷凍サイクル装置100の負荷が減少すると、インバータによって圧縮機301のモータ2の回転数が減らされる。これにより、冷凍サイクル装置100の能力が減少し、効率的な運転が行われる。しかし、負荷がさらに減少すると、モータ2の回転数が下限値に到達し、それ以上の能力追従が困難になる。
より低い能力での運転が必要な場合、制御装置117は、第2四方弁112を図1に示す状態から図4に示す状態へと切り替える。これにより、容積制御経路111が高圧導入経路114から切り離され、低圧導入経路116に接続される。容積制御経路111及び中間室69には圧縮機301の吸入圧力が供給される。この場合、圧縮機301は相対的に小さい吸入容積で運転される(低容積モード)。
低容積モードでは、中間室69の圧力が吸入圧力に等しいので、バイパス吐出弁61は常に開いている。そのため、第1圧縮室40に吸入された冷媒は、吸入圧力を維持しつつ(実質的に圧縮されることなく)、バイパス吐出口65を通じて第1圧縮室40から中間室69に吐出される。第1吐出弁63の片面には、密閉容器1の内部空間28の高圧が加えられているので、第1吐出弁63は開かない。その結果、中間室69に吐出された冷媒は、容積制御経路111、第2四方弁112及び低圧導入経路116を通じて、流路10e(吸入経路)に戻される。
なお、高容積モードにおいて、圧縮冷媒が密閉容器1の内部空間28を経由せず、容積制御経路111を通じて圧縮機301から流路10aに直接導かれることを防ぐために、高圧導入経路114に逆止弁を設けてもよい。
図7に示す圧縮機301によれば、低容積モードでは第2四方弁112及び高圧導入経路114に液冷媒が停滞する可能性がある。高容積モードでは容積制御経路111、第2四方弁112及び高圧導入経路114に液冷媒が停滞する可能性がある。伝熱部材120,220及び320を用いて、圧縮機301の熱をこれらの構成要素に積極的に伝えることにより、液冷媒の停滞を防止できる。
(実施形態2)
図8に示すように、本実施形態の冷凍サイクル装置400は、制御圧力を切り替える手段としての開閉弁420及びリリーフ弁回路221を備えている点で実施形態1の冷凍サイクル装置100と相違する。高圧導入経路114及び第2四方弁112の代わりに、開閉弁420及びリリーフ弁回路221が設けられている。
開閉弁420は、低圧導入経路116と容積制御経路111とを接続するように設けられている。開閉弁420としては、電磁弁を使用することができる。開閉弁420は、高容積モードで閉じられ、低容積モードで開かれる。すなわち、冷凍サイクル装置400の負荷が小さい場合には、容積制御経路111を低圧導入経路116に接続するように開閉弁420が制御され、負荷が大きい場合には、容積制御経路111を低圧導入経路116から切り離すように開閉弁420が制御される。
高容積モードにおいて、圧縮室25の内部圧力が吐出圧力を超え、高圧の冷媒がバイパス吐出口16を通じて圧縮室25から吐出されたとしても、開閉弁420で塞き止められる。容積制御経路111は、圧縮室25で圧縮された冷媒のうち最高圧力の冷媒で満たされるので、バイパス吐出弁35の閉塞状態を維持できる。これにより、オイルを多量に含んだ冷媒が圧縮機101から吐出され、多量のオイルが冷媒回路を循環することを防止できる。
リリーフ弁回路221は、容積制御経路111に接続された一端と、流路10a(吐出経路)に接続された他端とを有する。容積制御経路111の圧力と流路10aの圧力との差が一定値を超えると、リリーフ弁回路221は、容積制御経路111から流路10aに冷媒を流出させ、容積制御経路111の圧力を下げる。
本実施形態によれば、容積制御経路111は、開閉弁420を介して低圧導入経路116に接続されている。そのため、オイルを多量に含んだ冷媒がバイパス吐出口16及び容積制御経路111を通じて圧縮機101の吐出経路に直接流入することを回避できる。
本実施形態の冷凍サイクル装置400においても、容積制御経路111に液冷媒が停滞する可能性がある。伝熱部材120,220及び320を用いて、圧縮機101の熱を容積制御経路111に伝えることにより、液冷媒の停滞を防止できる。さらに、液冷媒の温度が上昇して液冷媒が膨張することによって容積制御経路111の圧力が上昇したとしても、リリーフ弁回路221を通じて、圧力を吐出経路(流路10a)に逃がすことができる。従って、容積制御経路111の圧力が過剰に上がることを防止できる。
本実施形態においても、実施形態1と同様の予備運転を行ってもよい。すなわち、冷凍サイクル装置400の起動時において、容積制御経路111を低圧導入経路116に接続するように開閉弁420を制御し、その後、任意の時間が経過したら容積制御経路111を低圧導入経路116から切り離すように開閉弁420を制御してもよい。すなわち、起動時に開閉弁420を開く。また、冷凍サイクル装置400の運転を停止するとき、容積制御経路111を低圧導入経路116に接続するように開閉弁420を制御してもよい。すなわち、開閉弁420を開き、容積制御経路111が低圧導入経路116に接続された状態で冷凍サイクル装置400の運転を停止してもよい。
(その他)
本発明に使用できる圧縮機は、バイパス吐出口及びバイパス吐出弁を備えた圧縮機に限定されない。例えば、図10を参照して説明した圧縮機701を本発明に使用できる。図10に示す圧縮機701は、互いに独立して冷媒を圧縮しうる第1圧縮室と第2圧縮室とを備えた2気筒ロータリ圧縮機である。吐出配管718から分岐した配管が四方弁760に接続されている。低負荷運転時において、四方弁760を操作して吸入配管716bと吐出配管718とを接続することにより、圧縮機701の一方のシリンダ708Bに高圧冷媒を吸入させる。高圧冷媒は、圧縮仕事を受けることなく密閉容器701の内部に吐出される。つまり、実質的な稼動シリンダ数が減らされている。
圧縮機701は、自身の吐出圧力及び自身の吸入圧力を利用して吸入容積を変更するように構成されている。吸入配管716bは、圧縮機701に接続されており、圧縮機701の吸入容積を変更するために使用される容積制御経路を兼ねている。四方弁760は、吐出圧力及び吸入圧力のいずれかを吸入配管716bに供給する切替部として機能する。負荷に応じて圧縮機701の吸入容積が増加又は減少するように四方弁760が制御される。
図10に示す冷凍サイクル装置700においても、吐出配管718から分岐した配管及び四方弁760に液冷媒が停滞する可能性がある。伝熱部材120,220及び320を用いて、圧縮機701の熱を吐出配管718から分岐した配管及び四方弁760に伝えることにより、液冷媒の停滞を防止できる。
本発明の冷凍サイクル装置は、空調機、冷凍機、暖房機、給湯機等に有用である。
1 密閉容器
2 モータ
3 圧縮機構
4 シャフト
10a〜10f 流路(吸入経路、吐出経路)
16 バイパス吐出口
25 圧縮室
27 吸入口
28 密閉容器の内部空間
29 吐出口
35 バイパス吐出弁
100,200,300,400 冷凍サイクル装置
101,301 容積制御圧縮機
103 第1熱交換器
104 膨張機構
105 第2熱交換器
112 第2四方弁(切替部)
111 容積制御経路
114 高圧導入経路
116 低圧導入経路
117 制御装置
120,220,320 伝熱部材

Claims (10)

  1. 自身の吐出圧力及び自身の吸入圧力を利用して吸入容積を変更するように構成された容積制御圧縮機と、
    前記圧縮機で圧縮された作動流体を冷却する放熱器と、
    前記放熱器で冷却された作動流体を膨張させる膨張機構と、
    前記膨張機構で膨張した作動流体を加熱する蒸発器と、
    前記圧縮機に接続され、前記圧縮機の吸入容積を変更するために使用される容積制御経路と、
    前記吐出圧力及び前記吸入圧力のいずれかを前記容積制御経路に供給する切替部と、
    当該冷凍サイクル装置の負荷に応じて前記圧縮機の吸入容積が増加又は減少するように前記切替部を制御する制御装置と、
    前記圧縮機から前記容積制御経路への伝熱、及び/又は前記圧縮機から前記切替部への伝熱を促進する伝熱部材と、
    を備えた、冷凍サイクル装置。
  2. 前記伝熱部材が、前記容積制御経路及び前記切替部から選ばれる少なくとも1つと前記圧縮機とを一体的に包囲しており、
    前記伝熱部材によって囲まれた空間に存在する空気が前記圧縮機の熱で暖められ、暖められた空気を媒体として前記圧縮機の熱が前記容積制御経路及び/又は前記切替部に伝わる、請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  3. 前記伝熱部材が、前記圧縮機及び前記容積制御経路の両者に接する形で前記圧縮機と前記容積制御経路との間に設けられている、及び/又は前記圧縮機及び前記切替部の両者に接する形で前記圧縮機と前記切替部との間に設けられている、請求項1又は2に記載の冷凍サイクル装置。
  4. 前記伝熱部材が、前記圧縮機から前記容積制御経路への伝熱経路が形成されるように両者に巻き付けられた伝熱板、及び/又は前記圧縮機から前記切替部への伝熱経路が形成されるように両者に巻き付けられた伝熱板を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
  5. 前記伝熱部材が、樹脂材料、金属材料及び炭素材料からなる群より選ばれる少なくとも1つで構成されており、
    前記伝熱部材を介して前記圧縮機と前記容積制御経路とが間接的に接している、及び/又は前記伝熱部材を介して前記圧縮機と前記切替部とが間接的に接している、請求項1〜4のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
  6. 前記圧縮機は、圧縮室と、前記圧縮室に開口しているバイパス吐出口と、前記バイパス吐出口を開閉するバイパス吐出弁とを有し、前記圧縮室に吸入された作動流体が吸入圧力を維持しつつ前記バイパス吐出口を通じて前記圧縮室から吐出されることによって吸入容積を変更できるように構成されており、
    前記容積制御経路が前記圧縮機の前記バイパス吐出口に接続されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
  7. 圧縮するべき作動流体を前記蒸発器から前記圧縮機の圧縮室に導く吸入経路と、
    圧縮された作動流体を前記圧縮室から前記放熱器に導く吐出経路と、
    前記切替部に接続された一端部と、前記吐出経路に接続された他端部とを有する高圧導入経路と、
    前記切替部に接続された一端部と、前記吸入経路に接続された他端部とを有する低圧導入経路と、
    をさらに備え、
    前記制御装置は、当該冷凍サイクル装置の負荷が小さい場合には、前記容積制御経路が前記低圧導入経路に接続されるように前記切替部を制御し、前記負荷が大きい場合には、前記容積制御経路が前記高圧導入経路に接続されるように前記切替部を制御する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
  8. 前記制御装置は、当該冷凍サイクル装置の起動時において、前記容積制御経路を前記低圧導入経路に接続するように前記切替部を制御し、その後、任意の時間が経過したら前記容積制御経路を前記高圧導入経路に接続するように前記切替部を制御する、請求項7に記載の冷凍サイクル装置。
  9. 前記制御装置は、当該冷凍サイクル装置の運転を停止するとき、前記容積制御経路を前記低圧導入経路に接続するように前記流路切替部を制御する、請求項7又は8に記載の冷凍サイクル装置。
  10. 圧縮室と、前記圧縮室に開口しているバイパス吐出口と、前記バイパス吐出口を開閉するバイパス吐出弁とを有し、前記圧縮室に吸入された作動流体が吸入圧力を維持しつつ前記バイパス吐出口を通じて前記圧縮室から吐出されることによって吸入容積を変更できるように構成された容積制御圧縮機と、
    前記圧縮機で圧縮された作動流体を冷却する放熱器と、
    前記放熱器で冷却された作動流体を膨張させる膨張機構と、
    前記膨張機構で膨張した作動流体を加熱する蒸発器と、
    圧縮するべき作動流体を前記蒸発器から前記圧縮室に導く吸入経路と、
    圧縮された作動流体を前記圧縮室から前記放熱器に導く吐出経路と、
    前記バイパス吐出口に接続された容積制御経路と、
    前記圧縮機の吐出圧力及び前記圧縮機の吸入圧力のいずれかを制御圧力として前記容積制御経路に供給する切替部と、
    前記切替部に接続された一端部と、前記吐出経路に接続された他端部とを有する高圧導入経路と、
    前記切替部に接続された一端部と、前記吸入経路に接続された他端部とを有する低圧導入経路と、
    当該冷凍サイクル装置の負荷に応じて前記圧縮機の吸入容積が増加又は減少するように前記切替部を制御する制御装置と、
    前記圧縮機から前記容積制御経路への伝熱、前記圧縮機から前記切替部への伝熱、及び前記圧縮機から前記高圧導入経路への伝熱から選ばれる少なくとも1つを促進する伝熱部材と、
    を備えた、冷凍サイクル装置。
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