JP2012244856A - モータ制御装置及び画像形成装置 - Google Patents

モータ制御装置及び画像形成装置 Download PDF

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Akihiko Tosaka
彰彦 戸坂
Takuya Murata
拓也 邑田
Shogo Sakamoto
章悟 坂元
Kazuhiro Kobayashi
一啓 小林
Jun Yasuda
純 安田
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Abstract

【課題】モータや被駆動体の仕様の変更等に応じてモータの制御情報を容易に変更でき、利用者のニーズに応じて制御情報の設定をカスタマイズ可能な汎用性を持ったモータ制御装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】モータ制御装置の記憶媒体11は、制御ゲインを書き換えるための外部入力データに基づいて制御ゲインを自在に書き換え可能な書き換え可能領域12と、外部入力データに基づく書き換えが禁止又は条件付きで許容された書き換え不可能領域13とを有する。また、外部入力データに基づいて、記憶媒体11の書き換え可能領域12に記憶されている制御ゲインを書き換えるモータ制御IC14を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータ制御装置及びそのモータ制御装置を備えた画像形成装置に関するものである。
従来、モータの駆動を制御するモータ制御として、例えば、比例制御(Proportional Control)、積分制御(Integral Control)、微分制御(Derivative Control)を組み合わせて、被駆動体の回転速度を目標値に収束させるデジタルPID制御が知られている。このデジタルPID制御では、被駆動体の仕様に応じて、比例制御、積分制御、微分制御それぞれに用いられる比例定数である比例ゲイン(Gp)、積分ゲイン(Gi)、微分ゲイン(Gd)等の制御ゲインを適切に設定する必要がある。
新規にモータ制御装置を開発する際に、開発段階でモータメーカの変更や、モータの仕様変更、又はモータで駆動される被駆動体の仕様変更に伴うイナーシャや減速比の変更などが生じる場合がある。この場合には変更が生じる度に制御ゲイン等の制御情報の計算をやり直し、さらに制御プログラムの変更を行わなければならず、手間がかかっていた。また、従来のモータ制御装置は、販売されて市場に流通した後に、利用者(顧客)のニーズに応じたモータの駆動制御ができるように、制御ゲイン等の制御情報の設定をカスタマイズすることができず、汎用性がなかった。
そこで、例えば特許文献1には、モータ仕様に依存する部分の内容である制御情報を外部記憶装置に記憶させて、仕様変更になった場合でも、制御システムのハードウェアやソフトウェアを変更せずに外部記憶装置の内容を書き換えることで、開発期間の短縮を図ることができる磁気記録再生装置が開示されている。
また、特許文献2には、被駆動体としてのチェーンに連結された工具保持ポットに保持された工具の交換に伴う時間を短縮することを目的として、チェーンの移動量に応じて設定された回転速度、時定数、位置ループゲイン及び速度ループゲイン等のパラメータをモータの制御部分に予め記憶しておき、工具を交換する際に、チェーンの移動量を認識して記憶されたデータを検索し、チェーンの移動量に応じた回転速度及び時定数を抽出してパラメータ記憶部に格納されたデータを書き換える工具マガジンの制御装置が開示されている。
しかしながら、上記特許文献1の磁気記録再生装置では、制御情報を記憶する外部記憶装置としてEEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)を用いているが、装置本体に、EEPROMの内容(データ)を書き換えるための入力手段や書き換え手段がないため、制御情報を容易に変更することができない。また、上記磁気記録再生装置が販売されて市場に流通した後に、利用者のニーズに応じてモータの制御情報の設定をカスタマイズすることは考慮されていない。
また、特許文献2の制御装置では、チェーンの移動量に応じて、パラメータ記憶部に格納された回転速度及び時定数を自動的に書き換えているが、販売されて市場に流通した後に、利用者のニーズに応じてモータの制御情報の設定をカスタマイズすることはできない。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、モータや被駆動体の仕様の変更等に応じてモータの制御情報を容易に変更でき、利用者のニーズに応じて制御情報の設定をカスタマイズ可能な汎用性を持ったモータ制御装置及び画像形成装置を提供することである。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、制御情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている制御情報に基づいてモータを制御する制御手段と、を備えたモータ制御装置であって、前記記憶手段は、制御情報を書き換えるための外部入力データに基づいて前記制御情報を自在に書き換え可能な第1の記憶領域と、該外部入力データに基づく書き換えが禁止又は条件付きで許容された第2の記憶領域とを有し、前記外部入力データに基づいて、前記記憶手段の前記第1の記憶領域に記憶されている制御情報を書き換える書換手段を備えたことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1のモータ制御装置において、前記外部入力データを外部入力装置から受信するデータ受信手段を備えたことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2のモータ制御装置において、前記制御情報が制御ゲインであり、前記モータの仕様又は該モータで駆動する被駆動体の仕様の少なくとも一方の仕様に応じて予測される複数の制御ゲインが前記記憶手段の前記第1の記憶領域に記憶されており、前記制御手段は、前記外部入力データに基づいて前記第1の記憶領域に記憶された前記複数の制御ゲインを切り替えて前記モータの制御に用いることを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、モータを制御するモータ制御装置を備えた画像形成装置であって、前記モータ制御装置として前記請求項1乃至3のいずれかのモータ制御装置を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項4の画像形成装置において、当該画像形成装置を操作する操作手段を備え、前記外部入力装置として、前記操作手段を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項4の画像形成装置において、通信ネットワークを介して前記外部入力装置から送信されてくる前記外部入力データを受信可能な通信手段を備えたことを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項5の画像形成装置において、前記操作手段は、前記制御情報を表示可能な表示手段を有することを特徴とするものである。
本発明によれば、記憶手段の第2の記憶領域に記憶されているデータやプログラム等を書き換えることなく第1の記憶領域に記憶されているモータの制御情報を、外部入力データに基づいて書き換えることができる。これにより、モータや被駆動体の仕様の変更等に応じてモータの制御情報を容易に変更でき、利用者のニーズに応じて制御情報の設定をカスタマイズ可能な汎用性を持たせることができる。
本発明の実施形態に係るモータ制御装置の構成の一例を示す説明図。 基本的なPID制御器の一例を示す制御ブロック図。 本実施形態のモータ制御装置を備えた画像形成装置の全体の一構成例を示す概略構成図。 本実施形態の画像形成装置に備えられている操作パネルの一構成例を示す外観図。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るモータ制御装置の構成の一例を示す説明図である。
図1に示すように、本実施形態に係るモータ制御装置10は、モータ15を駆動制御するために、記憶手段としての記憶媒体11と、制御プログラムが記憶された制御手段及び書換手段としてのモータ制御IC14と、データ受信手段としてのインターフェース部19とから構成されている。このモータ制御装置10に、インターフェース部19を介して外部入力装置としての操作パネル16及び外部装置としてのコンピュータ17が接続されている。なお、操作パネル16及びコンピュータ17は、操作手段及び表示手段としての機能も備えている。
上記記憶媒体11は、例えば、フラッシュメモリ等の不揮発性の半導体メモリあるいはハードディスク装置等で構成することができる。また、記憶媒体11は、書き換えられる可能性のある制御情報を記憶する第1の記憶領域としての書き換え可能領域12と、書き換えが禁止又は条件付きで許容された第2の記憶領域としての書き換え不可能領域13とを有している。書き換え不可能領域13は、この領域に記憶された制御情報の書き換えをソフトウェア上で制限できるように、書き換え可能領域12とは異なる記憶領域となっている。なお、書き換え可能領域12及び書き換え不可能領域13はハードウェア上で分割して構成してもよい。例えば、書き換え可能領域12を書き換えが容易なフラッシュメモリ等の不揮発性の半導体メモリあるいはハードディスク装置等で構成し、書き換え不可能領域13を書き換えが容易でないROM等で構成してもよい。書き換え可能領域12には、利用者によって変更されてカスタマイズ可能な制御情報としての後述するモータ15の制御ゲインが記憶される。一方、書き換え不可能領域13には、書き換えが禁止又は条件付きで許容された情報として、例えばモータ15の回転方向の制御情報や、インターフェース部19の制御情報などが記憶される。
本実施形態のモータ制御装置は、モータ15を駆動制御する制御方法の一例としてPID制御を行うことができる。PID制御は、比例制御、積分制御、微分制御を組み合わせて、例えば回転速度を目標値に収束させる制御を行う制御方法である。このPID制御では、モータ15で駆動される被駆動体の慣性や負荷、モータ15自身の慣性や機械時定数等の様々な要素によって、比例制御、積分制御、微分制御それぞれに用いられる比例定数である比例ゲインGp、積分ゲインGi、微分ゲインGd等の制御情報としての制御ゲインが決定される。
図2は、基本的なPID制御器の一例を示す制御ブロック図である。
図2において、被駆動体を目標位置まで移動する位置制御を行う場合、目標位置であるXtと検出位置であるXとの差である位置誤差Xeの信号を、比例制御・積分制御・微分制御の各処理を行いモータ電圧Vmにフィードバックする。
上記比例制御は、フィードバック量を目標位置Xtと検出位置Xとの差である位置誤差Xeに比例した大きさとするようにして、徐々に調節する制御方法である。このように制御すると、目標位置Xtに近づくと微妙な制御を加えることができるので、細かく目標位置Xtに近づけることが可能となる。しかし、制御量が目標位置Xtに近づくと、位置誤差Xeが小さくなって、フィードバック量が小さくなりすぎ、それ以上細かく制御できず、目標位置Xtに極めて近い制御量の状態で安定してしまう。すると、目標位置Xtに近いものの、制御量と一致しない誤差が生じた状態となる。このわずかな誤差のことを残留偏差といい、この残留偏差をなくすために積分制御が行われる。
上記積分制御は、わずかな残留偏差を時間的に累積し、ある大きさになった所でフィードバック量を増して偏差を無くすように動作する。このように、比例制御に積分制御を加えた制御をPI制御という。このPI制御で目標位置Xtに制御することができるが、一定の時間(時定数)が必要となる。しかし、この時定数が大きいと、外乱があった時の応答性能が悪くなってしまう。つまり、外乱に対しすばやく反応できず、すぐには元の目標位置Xtには戻せなくなってしまう。このため、更に微分制御を行って、急激に起きる外乱に対し、偏差を見て、前回偏差との差が大きい時には、思い切ってフィードバック量を多くし機敏に反応するように制御する。このように、PI制御に微分制御を加えた制御をPID制御という。
上記PID制御は、連続したアナログ量を制御することに適しているが、コンピュータのプログラムでPID制御を実現しようとする時には、連続した量を扱うことができないため、サンプリング方式(離散値)のPID制御が用いられる。サンプリング方式のPID制御は次の式(1)で表される。
フィードバック量=Gp×偏差+Gi×偏差の累積値+Gd×前回偏差との差・・・(1)
上記PID制御の比例制御において、比例ゲインGpを大きくすると立ち上がり速度が速くなるが、大きくしすぎると、オーバーシュートが生じるようになり、さらに大きくしていくと振動し、最終的には発振(ハンチング)してしまう。また、上記積分制御において積分ゲインGiを大きくすると、目標値への収束速度が速くなるが、大きくしすぎると、比例ゲインGpの場合と同様に振動や発振が生じてしまう。また、上記微分制御において、微分ゲインGdを大きくすると、外乱による変動の対処が迅速に行われるが、大きすぎると今度は逆方向へ変動することになり制御が不安定になって、振動や発振する可能性が高くなる。従って、比例ゲインGp、積分ゲインGi、微分ゲインGd等の制御ゲインを、モータの駆動制御系ごとに適した数値を選ぶことが重要となる。
本実施形態に係るモータ制御装置10では、上記制御ゲインが、記憶媒体11における容易に書き換え可能な書き換え可能領域12に記憶されている。これにより、記憶媒体11にインターフェース部19を介してアクセス可能な専用の操作パネル16やコンピュータ17を用いて制御ゲインを容易に変更することが可能である。例えば、操作パネル16から制御ゲインを書き換えるための外部入力データが入力されると、この外部入力データはインターフェース部19を介してモータ制御IC14で受信され、モータ制御IC14からの書換命令により書き換え可能領域12に記憶された制御ゲインが書き換えられる。なお、この書き換え可能領域12は、外部入力装置としての操作パネル16やコンピュータ17における予め決められた特定の入力操作によらなければアクセスできないように構成してもよい。例えば、管理者又はサービスマン等によるパスワードの入力がなければ、書き換え可能領域12にアクセスして制御情報を書き換えることはできないようにしてもよい。この場合、上記パスワード入力などの特定の入力操作を知らない利用者等は書き換え可能領域12に容易にアクセスできない。
上記制御ゲインは、モータ15で駆動される被駆動体の動作要求に応じて適切に設定される。しかし、その設定は設計段階で全ての要求に対して設計基準をクリアするように設定されており、利用者によっては、ある特定の部分に対しての感度を上げてほしいといった要望が出てくる可能性もある。本実施形態においては、その要望に対して、サービスマン等が操作パネル16で特定の操作を行った後に書き換え可能領域12にアクセスし、設計者が予め提示する制御ゲインの数値に書き換えることで、利用者毎の要望に応じたカスタマイズも容易に行うことができるようになっている。
モータ制御装置10は、開発当初、メーカやモータの特性など複数の候補が存在する場合が多い。この場合、例えば、モータaを駆動制御する設定で制御ゲインを決定した後、何かの原因でモータbへ仕様変更することが考えられる。このとき、制御ゲインの計算をやり直すことになるが、制御ゲインの情報が書き換え不可能領域13に記憶されていた場合には、さらにその制御情報の変更手配など、出戻りの工程が発生してしまうことになる。本実施形態に係るモータ制御装置10では、開発段階で事前に候補になるモータ仕様に対して、制御ゲインの組み合わせを複数グループ化して、書き換え可能領域12に記憶しておいてもよい。これにより、簡単な操作、例えば操作パネル16で複数のグループからいずれか一つのグループを選択操作するだけで、モータの制御ゲインの変更が可能となる。さらに、制御ゲインの数値は書き換え可能領域12に記憶されたものから選択するので、制御ゲインの入力ミスを防ぐことができる。また、被駆動体が変更になった場合でも、同様に制御ゲインの容易な変更が可能である。
次に、上記構成のモータ制御装置10を画像形成装置(フルカラープリンタ)に適用した一実施形態について説明する。
図3は、本実施形態に係る画像形成装置の全体の概略構成図である。
まず、画像形成装置の構成について説明する。図3の画像形成装置は、イエロー(以下、Y)、マゼンダ(以下、M)、シアン(以下、C)、ブラック(以下、K)の4色トナーから一画像を形成するカラー画像形成装置である。この画像形成装置は、各色を形成する4つの作像ユニット5Y,M,C,Kを備えており、これらが図中矢印A方向に表面移動する中間転写ベルト21に沿って配置されている。各作像ユニット5Y,M,C,Kは、像担持体としての感光体ドラム1Y,M,C,Kをそれぞれ有している。
中間転写ベルト21の内側には、感光体ドラム1Y,M,C,Kから中間転写ベルト21上にトナー像を転写する一次転写ローラ24Y,M,C,Kを設けている。一次転写ローラ24Y,M,C,Kよりも下流側には、中間転写ベルト21表面に対向するように二次転写ローラ25を設けている。また、二次転写ローラ25よりも下流には、トナー像転写後の中間転写ベルト21表面のクリーニングをする中間転写ベルトクリーニング装置26を設けている。なお、本実施形態の画像形成装置では、これらは一体的に構成され、画像形成装置本体に脱着可能な転写ユニット20の形態をなしている。
4つの作像ユニット5Y,M,C,Kの下方には露光装置4を設けている。また、露光装置4の下方には、記録媒体としての転写紙を収容する給紙カセット2と、給紙手段である給紙ローラ27とを設けている。また二次転写ローラ25の上方には、転写紙上の画像を定着する定着装置8と、排紙ローラ29とを設けている。
4つの作像ユニット5Y,M,C,Kは、収容するトナーの色が異なる以外は、同一の構成であるため、以下、符号を適宜省略して説明する。作像ユニット5は、感光体ドラム1の周りに、感光体ドラム1表面に電荷を与える帯電装置3、感光体ドラム1表面に形成された潜像を各色トナーで現像してトナー像とする現像装置6、トナー像転写後の感体光ドラム1表面のクリーニングをするクリーニング装置18が配置されている。
次に、画像形成装置の動作について説明する。画像開始の信号を受けると、中間転写ベルト21が表面移動を開始する。同時に、作像ユニット5Yでは、感光体ドラム1Yを帯電装置3Yにより一様に帯電し、露光装置4によりレーザ光を照射され静電潜像を形成する。静電潜像は、現像装置6Yにより現像され、これにより感光体ドラム1Yにイエローのトナー像が形成される。同様にして、作像ユニット5M,C,Kにおいても、各感光体ドラム1M,C,Kに、それぞれシアン、マゼンタ、黒のトナー像が形成される。中間転写ベルト21の表面移動に伴い、各色トナー像は一次転写ローラ24Y,M,C,Kで順次転写され、中間転写ベルト21上に合成カラー画像を形成する。なお、各色の作像動作は、そのトナー像が中間転写ベルト21の同じ位置に重ねて転写されるように、上流側から下流側に向けてタイミングをずらして実行される。
一方、給紙カセット2から給紙ローラ27により転写紙が給紙され、中間転写ベルト21と二次転写ローラ25とのニップ部に搬送される。そして、中間転写ベルト21上の合成カラー画像を二次転写ローラ25で転写して転写紙上にカラー画像を記録する。画像転写後の転写紙は、定着装置8へと送り込まれ、転写画像を定着された後、排紙ローラ29により機外へ排紙される。また、トナー像転写後の各感光体ドラム1Y,M,C,K上の残留トナーは、それぞれのクリーニング装置18Y,M,C,Kによってクリーニングされる。また、トナー像転写後の中間転写ベルト21上の残留トナーは、中間転写ベルトクリーニング装置26によってクリーニングされる。各感光体ドラム1上から回収された廃トナーは、各クリーニング装置18内に設けられた廃トナー搬送スクリュ(不図示)により、画像形成装置に設けられた廃トナーボトル(不図示)に排出される。また、中間転写ベルト21上から回収された廃トナーは、中間転写ベルトクリーニング装置26内のベルト廃トナー搬送スクリュ(不図示)により、画像形成装置に設けられた廃トナーボトルに排出される。
また、画像形成によりトナーを消費した各現像装置6Y,M,C,Kには、図3中左上方の、イエロー、シアン、マゼンタ、黒の各トナーが充填されたトナーボトル7Y,M,C,Kから搬送経路(不図示)によって、所定の補給量だけ各色の現像装置6Y,M,C,Kにトナーが補給される。なお、4つの作像ユニット5Y,M,C,K及びトナーボトル7Y,M,C,Kの配列順は図3に示す例に限らず、どのような順番であってもよい。
次に、本実施形態の画像形成装置で使用されているモータの制御ゲインの変更方法について説明する。本実施形態の画像形成装置では、感光体ドラム1、露光装置4のポリゴンミラー40、現像装置6及び中間転写ベルト21の駆動や、用紙の搬送等様々な部分でモータが使用されている。これらのモータを制御する上記構成のモータ制御装置を備えた画像形成装置では、例えば以下の操作を行うことにより、制御対象であるモータの制御ゲインを変更することができる。
図4は、本実施形態の画像形成装置に備えられている操作パネルの一構成例を示す外観図である。
図4に示すように、操作パネル16には、表示画面41と操作ボタン43とが設けられており、サービスマンが操作ボタン43からパスワードを入力して書き換え可能領域12にアクセスすると、表示画面41上に制御ゲイン設定用の画面が表示される。表示画面41には、画像形成装置に用いられている複数のモータのうち、適宜選択された一つのモータについて、現在設定されている制御ゲインが表示枠42に表示される。ここで、制御ゲインを変更する場合、表示枠42に表示されている比例ゲインGp、微分ゲインGd及び積分ゲインGiの値を、操作ボタン43で直接入力して変更する。これにより、書き換え可能領域12に記憶されている比例ゲインGp、微分ゲインGd及び積分ゲインGiの値が変更された値に新たに書き換えられて記憶される。なお、制御ゲインの変更は、その値を直接入力して変更する方法に限らず、書き換え可能領域12に、予測される比例ゲインGp、微分ゲインGd及び積分ゲインGiの値の組み合わせを複数記憶しておき、それらの値の組み合わせを順次表示枠42に表示して、適切な制御ゲインの組み合わせを選択して変更してもよい。これにより、より容易に制御ゲインの変更が可能になる。また、制御ゲインの値は書き換え可能領域12に記憶されたものから選択するので、制御ゲインの入力ミスを防ぐことができる。このように、サービスマンが画像形成装置を利用しているユーザ先へ直接出向き、画像形成装置の操作パネル16を用いて制御ゲインを変更することが可能となる。また、利用者側で制御ゲインの変更の権限を持った管理者が画像形成装置の操作パネル16を用いて制御ゲインを変更することも可能である。
なお、モータの制御ゲインの変更は、上記操作パネル16からの操作に限らず、通信ネットワークを介して遠隔地から操作することも可能である。近年、通信ネットワークに接続する通信手段としてのIP通信機能を備えた画像形成装置では、利用者側でインターネット等のネットワークに接続していることが多い。この場合、画像形成装置に上記モータ制御装置を搭載すると、前述の利用者毎のカスタマイズをサービスマンが画像形成装置を利用しているユーザ先へ直接出向くことなく、ネットワークを介して遠隔地のコンピュータ等から画像形成装置に接続して、書き換え可能領域12にアクセスし、制御ゲインを変更することが可能となる。なお、ネットワークに接続する通信手段としては、上記IP通信機能に限らず、電話回線用のモデム機能であってもよい。
以上、本実施形態によれば、制御情報としての制御ゲインを記憶する記憶手段としての記憶媒体11と、記憶媒体11に記憶されている制御ゲインに基づいてモータ15を制御する制御手段としてのモータ制御IC14と、を備えたモータ制御装置であって、記憶媒体11は、制御ゲインを書き換えるための外部入力データに基づいて制御ゲインを自在に書き換え可能な第1の記憶領域としての書き換え可能領域12と、前記外部入力データに基づく書き換えが禁止又は条件付きで許容された第2の記憶領域としての書き換え不可能領域13とを有し、前記外部入力データに基づいて、記憶媒体11の書き換え可能領域12に記憶されている制御ゲインを書き換える書換手段としてのモータ制御IC14を備えている。これにより、前記外部入力データに基づいて記憶媒体11の書き換え可能領域12に記憶された制御ゲインを書き換えることができる。よって、モータや被駆動体の仕様の変更等に応じてモータの制御ゲインを最適な値に容易に変更することができ、モータや被駆動体の仕様に応じたモータ15の駆動制御が可能となる。また、モータ制御装置が販売されて市場に流通した後であっても、サービスマン又は利用者がモータの制御ゲインを書き換えることにより、利用者のニーズに応じてモータの制御ゲインの設定をカスタマイズすることができる。
また、本実施形態によれば、前記外部入力データを外部装置としての操作パネル16やコンピュータから受信するデータ受信手段としてのインターフェース部19を備えていてもよい。これにより、外部の操作パネル16やコンピュータ17から容易に制御ゲインを書き換えて、モータ15の制御を変更することができる。
また、本実施形態によれば、モータ15の仕様又はモータ15で駆動する被駆動体の仕様の少なくとも一方の仕様に応じて予測される複数の制御ゲインが前記記憶媒体11の前記書き換え可能領域12に記憶されており、前記モータ制御IC14は、前記外部入力データに基づいて前記書き換え可能領域12に記憶された前記複数の制御ゲインを切り替えて前記モータ15の制御に用いてもよい。これにより、モータ15の仕様又はモータ15で駆動する被駆動体の仕様の少なくとも一方の仕様に応じて予測される複数の制御ゲインのうちから最適なものを選択して容易に変更することができる。また、制御ゲインの値は書き換え可能領域12に記憶されたものから選択するので、制御ゲインの入力ミスを防ぐことができる。
また、本実施形態によれば、画像形成装置を操作する操作手段としての操作パネル16を備え、前記外部入力データを入力する入力手段として、前記操作パネル16を用いてもよい。これにより、画像形成装置に備えられた操作パネル16から外部入力データを入力して制御ゲインを容易に変更することができる。また、別途入力手段を設けなくてもよく、コストダウンが可能となる。
また、本実施形態によれば、画像形成装置が、前記外部入力データを入力する入力手段として、通信ネットワークに接続可能な通信手段としてのIP通信機能を備えてもよい。これにより、サービスマンが画像形成装置を利用しているユーザ先へ直接出向くことなく、ネットワークを介して遠隔地のコンピュータ等から、画像形成装置の記憶媒体11の書き換え可能領域12にアクセスし、書き換え可能領域12に記憶された制御ゲインを変更することが可能となる。
また、本実施形態によれば、前記操作パネル16は、前記制御情報を表示可能な表示手段としての表示画面41を有していてもよい。これにより、操作パネル16の表示画面41に表示された制御ゲインを見ながら変更すべき制御ゲインの値を入力することができ、操作性を向上させることができる。
1 感光体ドラム
4 露光装置
5 作像ユニット
6 現像装置
10 モータ制御装置
11 記憶媒体
12 書き換え可能領域
13 書き換え不可能領域
14 モータ制御IC
15 モータ
16 操作パネル
17 コンピュータ
19 インターフェース部
41 表示画面
43 操作ボタン
特開2000−251351号公報 特開2002−200535号公報

Claims (7)

  1. 制御情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている制御情報に基づいてモータを制御する制御手段と、を備えたモータ制御装置であって、
    前記記憶手段は、制御情報を書き換えるための外部入力データに基づいて前記制御情報を自在に書き換え可能な第1の記憶領域と、該外部入力データに基づく書き換えが禁止又は条件付きで許容された第2の記憶領域とを有し、
    前記外部入力データに基づいて、前記記憶手段の前記第1の記憶領域に記憶されている制御情報を書き換える書換手段を備えたことを特徴とするモータ制御装置。
  2. 請求項1のモータ制御装置において、
    前記外部入力データを外部入力装置から受信するデータ受信手段を備えたことを特徴とするモータ制御装置。
  3. 請求項1又は2のモータ制御装置において、
    前記制御情報が制御ゲインであり、
    前記モータの仕様又は該モータで駆動する被駆動体の仕様の少なくとも一方の仕様に応じて予測される複数の制御ゲインが前記記憶手段の前記第1の記憶領域に記憶されており、
    前記制御手段は、前記外部入力データに基づいて前記第1の記憶領域に記憶された前記複数の制御ゲインを切り替えて前記モータの制御に用いることを特徴とするモータ制御装置。
  4. モータを制御するモータ制御装置を備えた画像形成装置であって、
    前記モータ制御装置として前記請求項1乃至3のいずれかのモータ制御装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4の画像形成装置において、
    当該画像形成装置を操作する操作手段を備え、
    前記外部入力装置として、前記操作手段を用いたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項4の画像形成装置において、
    通信ネットワークを介して前記外部入力装置から送信されてくる前記外部入力データを受信可能な通信手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項5の画像形成装置において、
    前記操作手段は、前記制御情報を表示可能な表示手段を有することを特徴とする画像形成装置。
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