JP2012240696A - 粉粒体運搬車 - Google Patents

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Abstract

【課題】粉粒体運搬車のフロアケーシング内の残留物の除去を、円滑かつ確実に行う。
【解決手段】ダンパ28を構成する二枚の蓋板30のヒンジ32に保持されたフラップ44により、フロアケーシング24内のフロアオーガ26と、二枚の蓋板30との間の筒状の空間を、車幅方向に区分けする。区分けされた各空間S1、S2相互間での車幅方向のエアAの流動性を阻害して、フロアケーシング24内のエアの流動抵抗を増加させる。又、蓋板30のフロアオーガ26と対向する面に、フロアオーガ26に沿って延びるように設けられている突起部材36によって、空間S1、S2の断面積を減少させる。そして、ブロアからフロアケーシング24内に送風されたエアの流れを、フロアオーガ26側へと向ける。
【選択図】図6

Description

本発明は、家畜用飼料をはじめとする穀物を運搬するための、粉粒体運搬車に関するものである。
従来から、穀物、家畜用飼料等の粉粒体を運搬するための車両として、粉粒体運搬車10(図1、図2参照)が用いられている。この粉粒体運搬車10は、バルク車とも呼ばれており、粉粒体をバラ積みするためのタンク12及び付帯設備を備えている。又、タンク12は、一般に隔壁18(図4参照)で仕切られることで複数の室20(図4参照)に分割され、各室毎20に異なる粉粒体を積み込み、かつ、各室毎20に荷役作業を行うことが可能となっている。
粉粒体運搬車10は、タンク12に積み込まれた粉粒体を円滑に排出するための仕組みとして、各室20の床22(図3参照)が、車幅方向中央部へ向けて傾斜する斜面で構成され、該斜面の下端部が、タンク12の全長に渡って延びるフロアケーシング24(図3参照)に連結されている。そして、フロアケーシング24内を貫くようにスクリューコンベア26(図1、図4参照)が配置されている。又、フロアケーシング24が、各室20毎に独立して設けられたダンパ28(図3、図4参照)によって、上方から覆われている。ダンパ28は、前後方向に延びる二枚の蓋板が山形に配置されて互いにヒンジ結合され、かつ、前記二枚の蓋板の傾斜角度を変更することにより、開閉可能となっている。したがって、特定の室に積み込まれた粉粒体を排出する際には、排出にかかる室20のダンパ28のみ開き、室20内の粉粒体をフロアケーシング24に落下させて、スクリューコンベア26で送出すことにより、荷降ろし作業が円滑に行われる。
又、スクリューコンベア26の移送元から移送先へ向けて、フロアケーシング24内にエアを送風するブロアが設けられている。そして、各室20毎に異なる種類の粉粒体が積み込まれるような場合には、荷降ろしを行う室20が変更され粉粒体の種類が替わる前に、スクリューコンベア26の移送元から移送先へ向けてエアを送風するブロアを稼動させることで、フロアケーシング24内の残留物を排出することが可能となっている。そして、かかるブロアによる残留物の排出作業を、より円滑に行うための工夫として、ダンパの内面(スクリューコンベアとの対抗面)に、粉粒体の移送方向と交差する方向に複数の遮風板を一定間隔で突設し、フロアケーシング内のエアの流れを、スクリューコンベアの下面方向へと向けることにより、スクリューコンベアの下面とフロアケーシングとの間に残留する粉粒体を、移送先方向へと飛散させることを企図したものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−269220号公報
しかしながら、従来のダンパの内面に、粉粒体の移送方向と交差する方向に複数の遮風板を一定間隔で突設した例では、遮風板の設置場所の如何によっては、エアの誘導効果が得られる場所と得られない場所とでばらつきが生じ、エアの誘導効果が得られない場所では粉粒体の残留を十分に解消することができないといった問題が生じることがあった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、粉粒体運搬車のフロアケーシング内における残留物の除去を、円滑かつ確実に行うことを可能とすることにある。
(発明の態様)
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、更に他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
(1)タンク内部が、隔壁によって前後に並ぶ複数の室に区分けされ、各室の床が車幅方向中央部へ向けて傾斜する斜面で構成され、該斜面の下端部が、タンクの全長に渡って延びるフロアケーシングに連結され、該フロアケーシング内を貫くようにスクリューコンベアが配置され、該スクリューコンベアの移送元から移送先へ向けて、前記フロアケーシング内にエアを送風するブロアが設けられており、前記フロアケーシングが、前記各室毎に独立して設けられた、前後方向に延びる二枚の蓋板が山形に配置されて互いにヒンジ結合され、かつ、前記二枚の蓋板の傾斜角度を変更することにより、前記フロアケーシングを開閉可能なダンパによって、上方から覆われ、前記二枚の蓋板のヒンジによって、前記フロアケーシング内のスクリューコンベアと、前記ダンパを構成する二枚の蓋板との間の空間をスクリューコンベアに沿って延びる、フラップが保持されていることを特徴とする粉粒体運搬車(請求項1)。
本項に記載の粉粒体運搬車は、フロアケーシングがダンパによって閉じられた状態にあるとき、ダンパを構成する二枚の蓋板のヒンジによって保持されたフラップによって、フロアケーシング内のスクリューコンベアと、ダンパを構成する二枚の蓋板との間の筒状の空間を、車幅方向に区分けするものである。そして、当該空間内での車幅方向のエアの流動性を阻害して、フロアケーシング内のエアの流動抵抗を増加させることで、ブロアからフロアケーシング内に送風されたエアの流れを、スクリューコンベア側へと向け、スクリューコンベアの下面とフロアケーシングとの間に残留する粉粒体を、移送先方向へと効率的に飛散させるものである。
又、互いにヒンジ結合された二枚の蓋板の傾斜角度を、より鋭角となるように変更することにより、ダンパを開放させると、ダンパの開閉動作に連動して、フラップがスクリューコンベアから離間することから、フラップによって阻害されることなく、二枚の蓋板に沿って、各室からフロアケーシングへと粉粒体が流入するものである。
(2)上記(1)項において、前記蓋板の前記スクリューコンベアと対向する面には、前記蓋板の厚みを増大させる方向へと突起する突起部材が、前記スクリューコンベアに沿って延びるように設けられている粉粒体運搬車(請求項2)。
本項に記載の粉粒体運搬車は、蓋板のスクリューコンベアと対向する面に、スクリューコンベアに沿って延びるように設けられている突起部材が、蓋板の厚みを増大させる方向へと突起することにより、フロアケーシング内のスクリューコンベアと、ダンパを構成する二枚の蓋板との間の、フラップによって車幅方向に区分けされた筒状の空間を、車幅方向に区分けするものである。そして、当該空間内での、エアの流動抵抗を増加させ、ダンパによる、スクリューコンベア側へと向けたエアの流れを促進させる。これにより、スクリューコンベアの下面とフロアケーシングとの間に残留する粉粒体を、移送先方向へと効率的に飛散させるものである。
(3)上記(2)項において、前記突起部材は、ハット状断面形状を有する板材で構成されている粉粒体運搬車(請求項3)。
本項に記載の粉粒体運搬車は、突起部材は、ハット状断面形状を有する板材で構成されており、これが蓋板に固定されることで、フロアケーシング内のスクリューコンベアと、ダンパを構成する二枚の蓋板との間の、ダンパによって車幅方向に区分けされた筒状の空間の断面積を、減少させるものである。又、突起部材によって、蓋板の補強がなされるものである。
(4)上記(3)項において、前記突起部材の端部には、前記突起部材と前記蓋板とで形成される空間を塞ぐ、塞ぎ板を備える粉粒体運搬車(請求項4)。
本項に記載の粉粒体運搬車は、突起部材の端部に、突起部材と蓋板とで形成される空間を塞ぐ塞ぎ板により、ダンパが閉じた状態で、ブロアから供給されるエアが、突起部材と蓋板とで形成される空間へと流入することを回避し、突起部材と蓋板とで形成される筒状の空間へと流入させるものである。従って、フロアケーシングを流れるエアの流量の減少を回避し、残留物の除去に必要なエア流量が不足することを防ぐことができる。又、塞ぎ板はダンパの開閉動作に追従して突起部材と共にスクリューコンベアから離間し、フロアケーシング内の粉粒体の流れを阻害することはない。
本発明はこのように構成したので、粉粒体運搬車のフロアケーシング内における残留物の除去を、円滑かつ確実に行うことが可能となる。
本発明の実施の形態に係る粉粒体運搬車の側面図である。 本発明の実施の形態に係る粉粒体運搬車の後面図である。 図1、図2に示される粉粒体運搬車のタンクの、車幅方向の縦断面図及び部分拡大図である。 図1、図2に示される粉粒体運搬車のタンクの、前後方向の縦断面図である。 本発明の実施の形態に係る粉粒体運搬車の、各室毎に設けられたダンパの側面図である。 本発明の実施の形態に係る粉粒体運搬車の、各室毎に設けられたダンパの正面図である。 本発明の実施の形態に係る粉粒体運搬車の、各室毎に設けられたダンパを構成する蓋板の単体図であり、(a)は上面図、(b)は(c)のB−B断面図、(c)は正面図である。 本発明の実施の形態に係る粉粒体運搬車の、各室毎に設けられたダンパの開閉動作を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る粉粒体運搬車の、タンクの内部を区分けする隔壁の下端部近傍の斜視図である。 図9に示された、タンクの内部を区分けする隔壁の下端部近傍を概略的に示す側面図である。
以下、本発明を実施するための形態を添付図面に基づいて説明する。
図1、図2に示される、本発明の実施の形態に係る粉粒体運搬車10は、粉粒体を搬送する容器であるタンク12のみならず、粉粒体の荷役作業を行うための荷役設備を備えている。かかる荷役設備には、タンク12内に粉粒体を投入するためのマンホール装置14と、タンク12内の粉粒体を排出するためのブーム16とが含まれる。
又、図3、図4に示されるように、タンク12の内部は、隔壁18によって前後に並ぶ複数の室20に区分けされ、各室20の床22が車幅方向中央部へ向けて傾斜する斜面で構成されている。そして、斜面の下端部が、タンク12の全長に渡って延びるフロアケーシング24に連結されている。又、フロアケーシング24内を貫くように、スクリューコンベア26(以下、フロアケーシング24内に設けられたスクリューコンベアを、「フロアオーガ」という。)が配置されている。更に、フロアオーガ26の移送元から移送先へ向けてエアAを送風するブロア(図示省略)が設けられている。又、フロアケーシング24は、各室20毎に独立して設けられた開閉可能なダンパ28によって、上方から覆われている。なお、フロアケーシング24の前端部には、図3に示されるようにエア導入口25が開口しており、このエア導入口25を介して、ブロアからフロアケーシング24へとエアAを導入するた。図示の例では、エア導入口25は、三つの円弧状の開口となっている。
ダンパ28は、図5から図8に示されるように、前後方向に延びる二枚の蓋板30が山形に配置されて、各蓋板30が当接して形成される稜線部分がヒンジ32によってヒンジ結合されている。このダンパ28は、図8に実線及び点線で模式的に示されるように、二枚の蓋板30の傾斜角度を変更することにより、フロアケーシング24を開閉することが可能となっている。ダンパ28の開閉機構は、図5、図8に示されるように、ダンパ28の二枚の蓋板30のヒンジ32による結合部(稜線部分)を、上下に昇降案内するガイド34を備えている。
このガイドロッド34は、タンク12の後端部に設けられた操作レバー42(図2)に連動して、ダンパ28を昇降させるものである。ダンパ28が下降した状態では、ダンパ28の二枚の蓋板30の傾斜角度は比較的緩くなり(図8の二点差線の蓋板30参照)、フロアケーシング24は、ダンパ28によって上方から塞がれる。一方、ダンパ28を上昇させることにより、ヒンジ32を中心とする傾斜角度を増加させ(図8の実践の蓋板30参照)、フロアケーシング24の左右端を開放させる。従って、ダンパ28の上下方向の位置(二枚の蓋板30の傾斜角度)を調整することで、ダンパ28の開度を調整することができる。なお、ダンパ28の昇降に伴う二枚の蓋板30の、昇降及び傾斜角度の変更機構については、適宜、最適のものが採用される(一例として、本出願人による特開2009−1336号公報記載の機構が挙げられる。)。
又、蓋板30のフロアオーガ26と対向する面には、蓋板30の厚みを増大させる方向へと突起する突起部材36が、フロアオーガ26に沿って延びるように設けられている。この突起部材36は、図7に示されるように、ハット状断面形状を有する板材で構成されており、蓋板30に対して溶接等の適切な手法により固定されている。又、突起部材36の端部には、突起部材36と蓋板30とで形成される空間を塞ぐ、塞ぎ板38を備えている。図示の例では、突起部材36は、蓋板30と平行な突出面を構成するものであるが、必要に応じ、フロアオーガ26の形状に沿って湾曲した曲面状の突出面を構成するものであっても良い。図7中の符号40は、ヒンジ32を構成するパイプ状部材であり、蓋板30の長手方向一端部に固定されている。又、二枚の蓋板30は同一形状を有し、互いにパイプ状部材40が同軸上に配置されてヒンジ32が構成され、二枚の蓋板30が山形に配置されるものである。なお、図5、図6、図8の符号43は、蓋板30の端部に固定され、フロアケーシング24に密着するパッキンである。
更に、本発明の実施の形態に係る粉粒体運搬車10の、フロアケーシング24内のフロアオーガ26と、ダンパ28を構成する二枚の蓋板30との間には、図5、図6、図9に示されるフラップ44が設けられている。図示のフラップ44は、二枚の蓋板30のヒンジ32に、適切なブラケット、ボルト等によって固定されている。そして、フロアケーシング24内のフロアオーガ26と、二枚の蓋板30との間の空間に、フロアオーガ26に沿って延びるようにして配置されるものである。このフラップ44は、二枚の蓋板30のヒンジ32に固定されることで、上述のダンパ28の昇降に伴い、昇降するものである。
なお、図示の例では、フラップ44は、断面形状がI字状の平坦な板材であるが、必要に応じて、一部または全部を、断面形状くの字状に折り曲げても良く、曲線状に湾曲した断面形状であっても良い。又、フラップ44のフロアオーガ26側の端部が、二股に分かれたY字状断面を有するものであっても良い。
加えて、図9、図10に示されるように、タンク12の内部を区分けする隔壁18の下端部には、フロアケーシング24内のフロアオーガ26の近傍まで広がる仕切り板54が固定されている。
ここで、粉粒体運搬車10による粉粒体の荷役作業について説明する。まず、タンク12に粉粒体を積み込む際には、タンク12の天井部分に設けられたマンホール装置14を開き、上部からタンク12へと粉粒体を投入することにより、積み込み作業が短時間で完了する。又、マンホール装置14は、各室20毎に独立して開閉可能となっていることから、種類の異なる粉粒体を各室20に積み込む作業を、円滑かつ確実に行うことが可能である。
又、タンク12から粉粒体を荷降ろしする際には、ブーム16を上下左右に旋回させて、ブーム16の先端に設けられた排出口16a(図1)を、粉粒体の供給先(粉粒体タンク等)に着ける。そして、荷降ろしに係る室20のダンパ28を、粉粒体の種類に応じて開度を調整しながら開放し、室20からフロアケーシング24へと粉粒体を落下させる。この際、予めフロアオーガ26を回転させておくことで、フロアケーシング24内での排出詰まりを回避することができる。フロアオーガ26によってフロアケーシング24から送出された粉粒体は、フロアケーシング24と連通するバーチカルチューブ56(図1、図2)に送られ、バーチカルチューブ56を貫通するように設けられたスクリューコンベア(バーチカルオーガ)58によって、更にブーム16へと送られる。そして、ブーム16内を貫通するスクリューコンベア(ブームオーガ)60によって、ブーム16内の粉粒体はブーム16の先端へと送られ、排出口16aから排出される。
そして、各室20内の粉粒体が全て排出された後、荷降ろしに係る室20のダンパ28を閉じ、フロアケーシング24を室20から隔離する。そして、ブロアによってエア導入口25からフロアケーシング24内にエアを吹き込み、フロアオーガ26の移送元から移送先へ向けてエアA(図4、図10)を送風することにより、フロアオーガ26の下面と、フロアケーシング24との間に残留する粉粒体を、移送先方向へと飛散させ、フロアケーシング24から排出する。
上記構成をなす、本発明の実施の形態により得られる作用効果は、以下の通りである。まず、フロアケーシング24がダンパ28によって閉じられた状態にあるとき、ダンパ28を構成する二枚の蓋板30のヒンジ32によって保持されたフラップ44により、フロアケーシング24内のフロアオーガ26と、二枚の蓋板30との間の筒状の空間を、図6に符号S1、S2で示されるように、車幅方向に区分けするものである。そして、区分けされた各空間S1、S2相互間での車幅方向のエアAの流動性を阻害して、フロアケーシング24内のエアAの流動抵抗を増加させることで、ブロアからフロアケーシング24内に送風されたエアAの流れを、フロアオーガ26側へと向け(図10参照)、フロアオーガ26の下面とフロアケーシング24との間に残留する粉粒体を、移送先方向へと効率的に飛散させることができる。
又、互いにヒンジ32により結合された二枚の蓋板30の傾斜角度を、より鋭角となるように変更することにより、ダンパ28を開放させると、ダンパ28の開閉動作に連動して、フラップ44がフロアオーガ26から離間する。よって、各室20からフロアケーシング24への粉粒体の流入が、フラップ44によって阻害されることなく、二枚の蓋板30に沿って、各室20からフロアケーシング24へと粉粒体が流入するものである。しかも、二枚の蓋板30の傾斜角度が鋭角になることで、タンク12の後端部に設けられた操作レバー42(図2)に連動してダンパ28を昇降させる際に必要となる操作力を、軽減させることができる。
又、蓋板30のフロアオーガ26と対向する面に、フロアオーガ26に沿って延びるように設けられている突起部材36が、蓋板30の厚みを増大させる方向へと突起することで、フロアケーシング24内のフロアオーガ26と、ダンパ28を構成する二枚の蓋板30との間の、ダンパによって車幅方向に区分けされた筒状の空間S1、S2の断面積を、減少させることができる。そして、空間S1、S2内での、エアの流動抵抗を増加させ、ダンパ28による、フロアオーガ26側へと向けたエアAの流れを促進させ(図10参照)、フロアオーガ26の下面とフロアケーシング24との間に残留する粉粒体を、移送先方向へと効率的に飛散させることができる。
又、突起部材36は、ハット状断面形状を有する板材で構成されており、これが蓋板30に固定されることで、フロアケーシング24内のフロアオーガ26と、二枚の蓋板30との間の、フラップ44によって車幅方向に区分けされた筒状の空間S1、S2の断面積を減少させると共に、突起部材36によって、蓋板30の補強がなされるものである。
しかも、突起部材36の端部に、突起部材36と蓋板30とで形成される空間を塞ぐ、塞ぎ板38を備えることで、ダンパ28が閉じた状態で、ブロアから供給されるエアAが、突起部材36と蓋板30とで形成される空間へと流入することを回避し、エアAを、突起部材36と蓋板30とで形成される筒状の空間S1、S2へと流入させることができる。従って、フロアケーシング24を流れるエアの流量の減少を回避し、残留物の除去に必要なエア流量が不足することを防ぐことができる。なお、塞ぎ板38はダンパ28の開閉動作に追従して、突起部材36と共にフロアオーガ26から離間し、フロアケーシング24内の粉粒体の流れを阻害することはない。
加えて、図9、図10に示されるように、隔壁18の下端部には、フロアケーシング24内のフロアオーガ26の近傍まで広がる仕切り板54が固定されていることにより、ダンパ28が閉じた状態におけるフロアケーシング24内のエア流路を、仕切り板54によっても絞り、フロアオーガ26の下面とフロアケーシング24との間へと向かうエアの流量を増大させることができる。
10:粉粒体運搬車、12:タンク、14:マンホール装置、18:隔壁、20:室、22:床、24:フロアケーシング、26:フロアオーガ、28:ダンパ、 30:蓋板、32:ヒンジ、34:ガイドロッド、36:突起部材、38:塞ぎ板、44:フラップ

Claims (4)

  1. タンク内部が、隔壁によって前後に並ぶ複数の室に区分けされ、各室の床が車幅方向中央部へ向けて傾斜する斜面で構成され、該斜面の下端部が、タンクの全長に渡って延びるフロアケーシングに連結され、該フロアケーシング内を貫くようにスクリューコンベアが配置され、該スクリューコンベアの移送元から移送先へ向けて、前記フロアケーシング内にエアを送風するブロアが設けられており、
    前記フロアケーシングが、前記各室毎に独立して設けられた、前後方向に延びる二枚の蓋板が山形に配置されて互いにヒンジ結合され、かつ、前記二枚の蓋板の傾斜角度を変更することにより、前記フロアケーシングを開閉可能なダンパによって、上方から覆われ、
    前記二枚の蓋板のヒンジに、前記フロアケーシング内のスクリューコンベアと、前記ダンパを構成する二枚の蓋板との間の空間をスクリューコンベアに沿って延びる、フラップが設けられていることを特徴とする粉粒体運搬車。
  2. 前記蓋板の前記スクリューコンベアと対向する面には、前記蓋板の厚みを増大させる方向へと突起する突起部材が、前記スクリューコンベアに沿って延びるように設けられていることを特徴とする請求項1記載の粉粒体運搬車。
  3. 前記突起部材は、ハット状断面形状を有する板材で構成されていることを特徴とする請求項2記載の粉粒体運搬車。
  4. 前記突起部材の端部には、前記突起部材と前記蓋板とで形成される空間を塞ぐ、塞ぎ板を備えることを特徴とする請求項3記載の粉粒体運搬車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2015113520A1 (zh) * 2014-01-30 2015-08-06 车战斌 料仓底部结构及料仓出料装置
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CN111973018A (zh) * 2019-05-23 2020-11-24 李亚锐 一种送料装置及烹调机

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