JP2011105439A - 分配コンベア - Google Patents

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Abstract

【課題】ばら物の分配を行う分配コンベアにおいて、詰まりが発生した場合にその詰まりを緩和あるいは解消する。
【解決手段】駆動モータ21で駆動されてばら物を移送する移送機構がケーシングに内蔵され、ケーシングには、供給口と、複数の排出口とが設けられ、複数の排出口にはそれぞれを開閉可能とするシャッターが設けられ、シャッターの開閉操作によりばら物を各排出口から分配供給するようにした分配コンベアにおいて、移送機構を駆動する駆動モータ21の電流を検出する電流センサ21bを設け、移送機構の通常使用状態での駆動モータ21の電流値を特定電流値として制御装置31に記憶させ、電流センサ21bにより検出された電流値が前記特定電流値よりも大きいとき、分配コンベアの複数の排出口のうち少なくとも一つのシャッターを作動させて排出口を開放してばら物をケーシング外に排出させる。
【選択図】図1

Description

この発明は、ばら物と呼ばれる粒状または粉状固形物の単一の供給流れから、ばら物を分配して複数の供給先に向けて供給する分配コンベアに関するものである。
従来、ばら物の単一の流れからばら物を分配して複数の供給先に向けて供給するコンベアとしては、コンベアベルトにばら物が搭載されて移送されるようにし、所要の位置でスクレパーをコンベアベルト上に降ろして、コンベアベルト上のばら物を、ホッパに取り出す技術がある(例えば、特許文献1参照)。
また、従来、スクリュコンベアにあっては、スクリュコンベアのケーシングに螺旋軌跡上に断続的に周方向の位相を変えて断続的排出口10を形成し、粒状物を分配するものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開平7−69440号公報 特開平11−278637号公報
ところで、例えば石炭火力発電設備においては、塊状の石炭が統一的にある程度粉砕して、粒状あるいは粉状のばら物とし、これを分配コンベアを用いて複数の各発電設備分毎に分配した後に、各発電設備に適するようにそれぞれをさらに調整を行って各発電設備のボイラに燃料として供給するようにしている。
このような分配コンベアには、前記のように粒状から粉状というように大きさの異なる石炭粒が混合状態で供給されるうえ、石炭の産地などによっては石炭の湿分が多い場合がある。このような場合には、石炭が分配コンベアのケーシング内の各所に付着して堆積しやすく、また石炭粒同士が付着して塊状となりやすいので、分配コンベアの詰まりを生じやすいという問題がある。この問題に対応するためには常時監視が必要であるが、他の操作など輻輳する場合には、分配コンベアに詰りを生じてコンベアがトリップすることも皆無とは言えない。
この発明は、粒径にばらつきのあるばら物の分配を行う分配コンベアにおいて、詰まりが発生した場合にその詰まりを緩和あるいは解消することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、
駆動モータで駆動されてばら物を移送する移送機構がケーシングに内蔵され、
そのケーシングには、ばら物が供給される供給口と、前記移送機構によるばら物の移送方向に離間して設置された複数の排出口とが設けられ、
かつ、これらの複数の排出口にはそれぞれの排出口を開閉可能とするシャッターが設けられ、
これらのシャッターの開閉操作によりケーシング内に供給されたばら物を各排出口から分配供給するようにした分配コンベアにおいて、
前記移送機構を駆動する駆動モータの電流を検出する電流センサを設けるとともに、
前記移送機構の通常使用状態での駆動モータの電流値を特定電流値として制御装置に記憶させ、
前記電流センサにより検出された電流値が、前記特定電流値よりも大きいと制御装置が判断した場合、
制御装置は、前記複数の排出口のうち少なくとも一つのシャッターを作動させてその排出口を開放し、その排出口からケーシング内のばら物をケーシング外に排出させることを特徴とする。
この発明によれば、電流センサにより検出された電流値から詰まりの発生を早期に把握することができ、複数の排出口のうち少なくとも一つのシャッターを作動させてその排出口を開放し、その排出口からケーシング内のばら物をケーシング外に排出させることによって、ケーシング内で発生した詰まりの緩和あるいは解消をすることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の分配コンベアにおいて、前記移送機構の通常使用状態での駆動モータの電流値に変動範囲がある場合には、前記特定電流値は、その変動範囲の上限値とすることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2記載の分配コンベアにおいて、前記移送機構は、エンドレスに構成されたコンベアチェーンに所定の間隔でスクレパーを支持させ、該スクレパーでケーシング底部に達したばら物を移送させるものであることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載の分配コンベアにおいて、前記電流センサにより検出された電流値が、前記特定電流値よりも大きいと制御装置が判断した場合に、開放される排出口には、前記供給口の直近に位置する排出口を含むことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、駆動電流センサにより検出された電流値から詰まりの発生を早期に把握することができ、複数の排出口のうち少なくとも一つのシャッターを作動させてその排出口を開放し、その排出口からケーシング内のばら物をケーシング外に排出させることによって、ケーシング内で発生した詰まりを重度な状態になる前の軽度なうちに緩和あるいは解消をすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、特定電流値を、駆動モータの電流値の変動範囲の上限値とするので、詰まりの把握が正確になり、移送機構の通常使用状態での無用なシャッター作動の頻度を少なくすることが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、移送機構が、エンドレスに構成されたコンベアチェーンに所定の間隔でスクレパーを支持させ、該スクレパーでケーシング底部に達したばら物を移送させる構成としてあるので、上方に位置するチェーンの戻り行程のチェーンやスクレパーの隙間を通じて、石炭をケーシングの底部に投入することができ、分配コンベアの構成が比較的簡易かつコンパクトな構成でありながら、ケーシング内の詰まりの緩和や解消という機能を具備することができる。
請求項4に記載の発明によれば、電流センサにより検出された電流値が、前記特定電流値よりも大きいと制御装置が判断した場合に、開放される排出口には、前記供給口直近に位置する排出口を含むので、ケーシング内でばら物が蓄積されることの多いこの部分からばら物を確実に排出することができ、詰まりの緩和や解消という目的に対して効果的にばら物を排出することができる。
制御系統の概略を示すブロック図である。 分配コンベアの側面視の概略図である。 分配コンベアの平面視の概略図である。 分配コンベアの移送機構の駆動スプロケット側端部の内部構造を示す拡大側面図である。 図2における5(ローマ数字)矢視図である。 図2における6(ローマ数字)矢視図である。 コンベヤ駆動チェーンの拡大側面図である。
つぎに、この発明の実施の形態について図面を用いて詳しく説明する。
まず、図2および3において、1は分配コンベアを示し、2はケーシング、3は移送機構である。分配コンベア1のケーシング2は長尺角柱状の外形をした箱状に形成されていて、このケーシング2の内部には移送機構3が内装されている。
ケーシング2の図上右側となる上面には、ばら物である粒状または粉状に破砕された石炭(以下、この明細書において、特に断りがない限り単に石炭という)Cをケーシング2内に供給するための供給口5が形成されている。ケーシング2の底面2bには、4つの排出口6P,6Q,6R,6Sが、ケーシング2の長手方向、すなわち石炭Cが移送機構3により移送される方向に互いに所要の間隔をおいて並んで設けられている。なお、これら4つの排出口6P,6Q,6R,6Sには、同じ構造でそれぞれの排出口6P,6Q,6R,6Sを開閉可能に閉止するシャッター機構26やそのアクチュエータ(ソレノイド27)が後述するように設置されている。
ケーシング2の内部には、図2において左端の近くの部分から前記供給口5の左端直下の位置までをケーシング2の全幅に渡って棚板状に設置した上底11が固定構造として形成されている。この上底11の幅方向中央部分には、上方に突出した突条部11a(図4参照)が上底11の長さ方向のほぼ全長に渡って形成され、さらに、この突条部11aの上面には後述する移送チェーン16の駆動を案内して摺動支持する案内支持部材11b(図6参照)がほぼ全長に渡って設置されている。また、ケーシング2の内部で、図2および図4における左端部には、側面視で中凹状に湾曲した板材からなるカバー12が固定構造として設置されている。
このように構成されたケーシング2内には次に説明する移送機構3が設置されている。本実施形態の移送機構3は、駆動スプロケット14、従動スプロケット15と、これらに巻回装着される移送チェーン16とを備える(図2)。駆動スプロケット14は、図4に示すようにケーシング2の左端部に回転可能に軸支され、前記カバー12の凹部内側に小さな間隙をおいて臨んでいる。従動スプロケット15は、ケーシング2の逆側端部すなわち図2においては右端部に回転可能に軸支されている。移送チェーン16は、これらの駆動スプロケット14と従動スプロケット15とを巻回するように装着されていて、移送チェーン16の各リンク17には一定の間隔をおいてスクレパー18が移送チェーン16の両側に垂直に張り出し、かつ、移送チェーン16の内周側に大きく張り出すように設置されている(図7、図6等参照)。なお、従動スプロケット15は、軸支位置を進退可能としてチェーン張力の調整ができるようにするため、公知のチェーンテンショナ機構を介してケーシング2に支持されている。
前記した移送機構3は、ケーシング2の左端部外側に装着された駆動モータ21の動力がチェーン22を介して駆動スプロケット14に伝えられ、駆動スプロケット14は図4において矢印で示すように時計まわりの方向で回転駆動される。そのため、移送チェーン16の下側チェーンが張り側チェーンであり、逆に上側チェーンは緩み側チェーンである。このように構成された移送機構3の機能は後述する。
次にケーシング2の底部に形成された4つの排出口6P,6Q,6R,6Sの構造を詳しく説明するが、前記したように各排出口6P,6Q,6R,6Sの構造が同じであるので、以下では主に図5により排出口6Sのみについてその構造を説明し、その他の排出口6P,6Q,6Rについては同じ説明を繰り返さない。前記駆動スプロケット14の近傍の底面2bには、平面視矩形状の大きな透孔25が形成されて排出口6Sを構成している。この透孔25の縁部となる底板2b下面には、この透孔25を開閉可能とするシャッター機構26と、このシャッター機構26を開閉操作するためのアクチュエータとしてのソレノイド27Sと、そのソレノイド27Sの開閉作動を制御するためのソレノイド制御部28Sとが設けられている。なお、以下において、排出口6P,6Q,6Rについてのソレノイド27やソレノイド制御部制御部28等を他の排出口のものと区別する場合には、それぞれのものにつき添え字P,Q,Rを用いて表示する。
シャッター機構26は、シャッター板案内保持枠26aとシャッター板26bとを有する。シャッター板案内保持枠26aは、平面視形状が略ロ字状に形成され、底板2bの下面に装着されて前記透孔25の縁部を囲むようになっていて、シャッター板26bの縁部を進退可能に保持するものである。シャッター板26bは、所定寸法の矩形状に形成された板材からなり、ケーシング2の側面側となるシャッター板案内保持枠26aに形成されたスリットを通じて先端側を挿入してセットされ、このシャッター板26bを図5に両頭矢印で示すように進退操作することにより、前記透孔25が開閉可能となっている。そして、このように構成されたシャッター板26bの後端には、次に述べるソレノイド27Sの操作ロッド27aの先端が連結されている。
アクチュエータとしてのソレノイド27Sは、固定設備に固定されたシリンダ27bと、このシリンダ27bに対して進退駆動される操作ロッド27aとを備えており、適宜の通電により操作ロッド27aを伸張あるいは短縮させて前記排出口6dを開閉することができる。このソレノイド27Sの操作ロッド27aの動作は、付随するソレノイド制御部28Sに制御装置31から所要の信号を入力させることで適宜に設定することができるようになっている。
この分配コンベア1の制御装置31は、図1に示すように構成されている。制御装置31は、CPU32と、記憶装置33とを備える。CPU32には、駆動モータ21のモータ制御部21aに設置された電流センサ21bから駆動モータ21への供給電流値の信号が入力される。また、この分配コンベア1の下流側関係設備である中継ホッパ35P,35Q,35R,35S内にそれぞれ配置されたレベルセンサ36P,36Q,36R,36Sから、それぞれの中継ホッパ35P,35Q,35R,35S内に蓄積されている石炭量信号がCPU32に入力される。さらに、CPU32は、前記の入力信号と記憶手段33に予め記憶されている情報を読み出して、所要の判断を行い、その結果に応じて各排出口6P,6Q,6R,6Sのレノイド制御部28P,28Q,28R,28Sに対してそれぞれのソレノイド27P,27Q,27R,27Sを作動させる開閉操作信号を送信するようになっている。
このように構成された分配コンベア1について、石炭火力発電設備における石炭の流れに沿って主にその動作を以下に説明する。
石炭船などで搬入された原炭は一旦原炭バンカに蓄えられ、原炭バンカから取り出された原炭は、まず、粗粉砕機である程度粉砕された後に、石炭Cはコンベアなどにより本願にかかる分配コンベア1に単一の供給口5から連続的に供給されることになる。この供給口5の下方で駆動スプロケット14側の部分には上底11が設置されている。その上底11上から延在する移送チェーン16は、供給口5の直下を走行しており、しかもその移送チェーン16にはスクレパー18が装着されているが、スクレパー18が間歇的に装着されているに過ぎないので、これらの移送チェーン16やスクレパー18が供給口5の下方を走行していても、石炭Cの供給をほとんど阻害せず、石炭Cは上底11の脇の空間からケーシング2の従動スプロケット15側の底部2a上に集中的に達する。
そして、この部分の底板2b上には、従動スプロケット15から駆動スプロケット14側に引き出された張り側の移送チェーン16が延在しており、この移送チェーン16に間欠的に設置されているスクレパー18の間に石炭Cが落ち込むことで、移送チェーン16の駆動スプロケット14側への移動により、石炭Cはスクレパー18により底板2b上を推し進められることになる。なお、スクレパー18には、石炭Cを効果的にすくい上げるために、図7に示すようにすくい角θが付与されている。
ここで、この分配コンベア1の通常運転時の4つの排出口6P,6Q,6R,6Sの制御ルーチンを説明する。まず、石炭処理ラインの起動に際して、分配コンベア1から排出される石炭Cを4つのうちから最初にいずれの排出口6P,6Q,6R,6Sから排出するか、すなわち、これらに連なるいずれの中継ホッパ35P,35Q,35R,35Sに供給するかを指定して起動を行う。例えば、図示しない起動指令手段から中継ホッパ35Pを指定して起動すると、その信号がCPU32を通じて排出口6Pのソレノイド制御部28Pに達してソレノイド27を励磁してシャッター板26bを後退させて排出口6Pを開放することになる。この状態で、前記のように、供給口5から石炭Cが供給されると、供給された石炭Cはスクレパー18に押されて移送され、排出口6Pを通じて中継ホッパ35Pに供給される。この中継ホッパ35P内での石炭残量として所定残量が確保されると、レベルセンサ36Pは、その旨の石炭レベル信号をCPU32に送信する。
前記の石炭レベル信号を受けたCPU32は、中継ホッパ35Pの石炭残量が満たされたと認識して、自動的に次の中継ホッパ36Qに連なる排出口6Qを開放する信号をソレノイド制御部28Qに送信し、同時に、先の排出口6Pを閉止する信号をソレノイド制御部28Pに向けて送信する。これによって、供給口5から連続的に供給される石炭Cの供給先が中継ホッパ35Pから35Qに切り換えられる。この後、その他の排出口6R,6Sは、前記と同様にそれぞれ開放、閉止して、これらに対応する中継ホッパ35R,35Sに順に石炭供給が行われる。
前記のようにして中継ホッパ35Sへの石炭供給が行われた後、次には再度最初に石炭供給を行った中継ホッパ35Pへの石炭供給を行うことになる。中継ホッパ35Sへの石炭供給についてレベルセンサ36Sから石炭レベル信号があったとき、排出口6Sを閉止し、排出口6Pを開放するのは同様であるが、作動のタイミングが少し異なる。この場合には、排出口6Pが排出口6Sよりも石炭Cの流れ(移送方向)で上流側に位置しているので、排出口6Pを開放した後、排出口6Pより下流側で排出口6Sまでの位置にあってスクレパー18により下流側に移送中の石炭Cが、排出口6Sから排出されるのが完了するのを待って排出口6Sを閉止動作させるようにしている。これは、ケーシング2内において石炭Cの堆積を極力防止するためである。この後は、4つの排出口6P,6Q,6R,6Sに順に前記と同様に石炭Cの排出が何度も繰り返すことになる。
なお、以上説明した通常運転時動作は、各中継ホッパ35P,35Q,35R,35Sへの石炭Cの供給順序を固定したものであるが、各中継ホッパ35P,35Q,35R,35Sへの石炭Cの供給を各レベルセンサ36P,36Q,36R,36Sからの石炭レベル信号で最も石炭Cの蓄積量の少ない中継ホッパを選択して、その中継ホッパに対して石炭C供給を行うようにしてもよい。これらの動作手順などは、制御装置31の記憶手段33にプログラムとして記憶されている。
次に、分配コンベア1の詰まり解消動作を説明する。制御装置31の記憶手段33には、前記移送機構2の通常使用状態での駆動モータ21の電流値を特定電流値として予め記憶させてある。駆動モータ21の電流値は、摩擦や石炭の物性変動などに起因して変動することがあるので、この電流値の変動範囲の上限値を特定電流値とすると詰まりの発生の検出が正確となり望ましい。一方、駆動モータ21のモータ制御部21aに電流センサ21bを設けて駆動モータの駆動電流を検出し、その検出した電流信号をCPU32に送信するように構成してある。CPU32においては、電流センサ21bから送信された電流信号の値を、予め記憶手段33に記憶してある特定電流値と比較して、電流信号の値が特定電流値より大きい場合には、次に述べる詰まり解消動作が行われる。
電流センサ21bからの電流信号が特定電流値より大きい場合、CPU32はケーシング2内で石炭Cによる詰まりが発生したと判断して、前述した通常運転時の制御ルーチンに割り込んで、前記4つの排出口6P,6Q,6R,6Sのうちの少なくとも一つについてシャッター板26bを透孔25から後退させて開放状態とする。移送機構3を駆動させたままで、通常運転時とは別にいずれかの排出口を開放状態とすることで、その排出口近傍に堆積していた石炭Cを排出して詰まりを緩和あるいは解消することができる。詰まり解消動作として開放することが最も有効であるのは、前記供給口5直下に位置する排出口6Pである。供給口5から供給された石炭Cのほとんどが一旦堆積する部分だからである。また、最下流側の排出口6Sを開放することも詰まり解消に有効である。この部分は、駆動スプロケット14の近傍にカバー12が設けられて空間が狭くなっていて、また石炭Cを上底11上に移送することもできないので詰まりを発生しやすいからである。さらに、詰まり解消動作として、2以上の排出口6P,6Q,6R,6Sを開放するようにしてもよいことはいうまでもなく、場合により排出口6P,6Q,6R,6Sの全てを開放すればより確実に詰まりを解消することができる。そして、電流センサ21bからの電流信号が特定電流値以下となれば、排出口を開放したことにより詰まりが緩和または解消したとCPU32が判断して、この作業に伴って開いた排出口を閉じ、以前の通常運転状態に復帰してもとの通常運転を継続することになる。
なお、通常運転時に開口する排出口を決めるのにあたり、各中継ホッパ35P,35Q,35R,35Sへの石炭Cの供給を各レベルセンサ36P,36Q,36R,36Sからの石炭レベル信号で最も石炭Cの蓄積量の少ない中継ホッパを選択して、その中継ホッパに連なる排出口とするものの場合には、詰まり解消動作からの復帰時には、格別に以前の通常運転の状態にこだわらずに、その時点での石炭レベル信号から最も石炭Cの蓄積量の少ない中継ホッパを選択しても全く差し支えはない。
また、最も下流側の排出口6Sについて通常運転時に開放状態のままとしておいても石炭Cの4分配をすることができる。そのような通常使用状態では、残る3つの排出口6P,6Q,6Rについて、そのうちの少なくとも一つの開放動作を行うという形態で以上説明した本願発明の詰まり解消動作を行って効果を得ることができる。
1 分配コンベア
2 ケーシング
2a 底部
2b 底板
3 移送機構
5 供給口
6P、6Q、6R、6S 排出口
11 上底
11a 突条部
11b 案内支持部材
12 カバー
14 駆動スプロケット
15 従動スプロケット
16 移送チェーン
17 リンク
18 スクレパー
21 駆動モータ
21a モータ制御部
21b 電流センサ
22 チェーン
25 透孔
26 シャッター機構
26a シャッター板案内保持枠
26b シャッター板
27 ソレノイド
27a 操作ロッド
27b シリンダ
28 ソレノイド制御部
31 制御装置
32 CPU
33 記憶手段
35P、35Q、35R、35S 中継ホッパ
36P、36Q、36R、36S レベルセンサ
C (粒状または粉状に破砕された)石炭

Claims (4)

  1. 駆動モータで駆動されてばら物を移送する移送機構がケーシングに内蔵され、
    そのケーシングには、ばら物が供給される供給口と、前記移送機構によるばら物の移送方向に離間して設置された複数の排出口とが設けられ、
    かつ、これらの複数の排出口にはそれぞれの排出口を開閉可能とするシャッターが設けられ、
    これらのシャッターの開閉操作によりケーシング内に供給されたばら物を各排出口から分配供給するようにした分配コンベアにおいて、
    前記移送機構を駆動する駆動モータの電流を検出する電流センサを設けるとともに、
    前記移送機構の通常使用状態での駆動モータの電流値を特定電流値として制御装置に記憶させ、
    前記電流センサにより検出された電流値が、前記特定電流値よりも大きいと制御装置が判断した場合、
    制御装置は、前記複数の排出口のうち少なくとも一つのシャッターを作動させてその排出口を開放し、その排出口からケーシング内のばら物をケーシング外に排出させることを特徴とする分配コンベア。
  2. 前記移送機構の通常使用状態での駆動モータの電流値に変動範囲がある場合には、前記特定電流値は、その変動範囲の上限値とすることを特徴とする請求項1記載の分配コンベア。
  3. 前記移送機構は、エンドレスに構成されたコンベアチェーンに所定の間隔でスクレパーを支持させ、該スクレパーでケーシング底部に達したばら物を移送させるものであることを特徴とする請求項1または2記載の分配コンベア。
  4. 前記電流センサにより検出された電流値が、前記特定電流値よりも大きいと制御装置が判断した場合に、開放される排出口には、前記供給口の直近に位置する排出口を含むことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の分配コンベア。
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