JP2012235194A - 撮像装置及びその制御方法、並びにプログラム - Google Patents

撮像装置及びその制御方法、並びにプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2012235194A
JP2012235194A JP2011100704A JP2011100704A JP2012235194A JP 2012235194 A JP2012235194 A JP 2012235194A JP 2011100704 A JP2011100704 A JP 2011100704A JP 2011100704 A JP2011100704 A JP 2011100704A JP 2012235194 A JP2012235194 A JP 2012235194A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
subject
luminance value
image signal
imaging
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2011100704A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012235194A5 (ja
Inventor
Munekatsu Maeda
宗克 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2011100704A priority Critical patent/JP2012235194A/ja
Publication of JP2012235194A publication Critical patent/JP2012235194A/ja
Publication of JP2012235194A5 publication Critical patent/JP2012235194A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】被写体ごとに輝度値を補正可能な撮像装置、その制御方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】撮像装置100は、被写体を撮像する撮像装置であって、撮像により得られた被写体を示す画像信号を取得し、取得された画像信号から、撮像装置と被写体との距離を示す距離情報を取得し、取得された距離情報から、画像信号が示す画像を、距離が等しい被写体ごとに、当該被写体を示す領域に分割し、分割された領域ごとに輝度値を補正する。
【選択図】図2

Description

本発明は、撮像装置及びその制御方法、並びにプログラムに関し、特に、輝度値の補正を行う撮像装置及びその制御方法、並びにプログラムに関する。
従来、デジタルスチルカメラ、デジタルカムコーダなどの撮像装置においては、撮像された画像に基づいて測光を行い、得られた測光値に基づいて自動的に露出を決定する自動露出制御(AE)機能を具備するものがある。
このAE機能を有する撮像装置では、AE機能により露出制御された適正露出時のAEパラメータ(例えば、アイリス、ND、シャッタースピード、ゲイン等)を変更することにより撮像された画像情報全体の輝度値の補正を行うことが可能である。
また、撮像された画像情報の輝度値を補正する輝度値の補正方法として、撮像素子の駆動周波数を高速側にシフト制御することにより、単位時間あたりのフレームレート数を増加させる高フレームレート制御を用いた方法がある。
この輝度値の補正方法では、撮像した画像情報の輝度値を補正する際、撮像したフレームを複数枚合成(加算)することで輝度値の補正を行う。このとき、加算するフレーム数を変更することで、補正する輝度値を制御することが可能である(例えば、特許文献1参照)。
上記の方法では、撮像画面全体の輝度値の補正は可能であるが、撮像画面内の一部の被写体に対しての輝度値の補正を行うことはできない。そこで、撮像画面内の一部の被写体の輝度値を補正する場合、撮影後に画像情報をコンピュータなどの情報機器に取り込み、その後、画像処理ソフトウェアを使用し輝度値を補正する方法が提供されている。
特開2007-281548号公報
しかしながら、コンピュータなどの情報機器の画像処理ソフトウェアで輝度値を補正する方法の中には、輝度値を補正したい領域に対して、領域選択ツールなどを用いて前処理を行う必要があるものがある。
この作業は、ユーザが手動で行うため、補正したい被写体の形状が複雑な場合、被写体の輪郭を正確に選択することが困難である。そのため、画像処理の経験のないユーザの場合、任意の被写体領域のみの補正が困難となる。その結果、補正結果が不自然になってしまうことが考えられる。
また、コンピュータなどの情報機器の画像処理ソフトウェアで輝度値を補正する方法の中には、輝度値を補正する被写体をユーザが指定することで、画面内から補正領域を自動的に選択するものもある。
しかし、領域分割の際、輝度情報や色情報などを用いて制御を行っているため、指定した被写体に近似した物体が画面内に存在する場合、補正を意図した被写体以外の領域まで選択されてしまう。
そのため、一般のユーザが画面内の一部の被写体のみの輝度値を補正することは困難であった。また同様に、デジタルカムコーダなどで撮影した動画ファイルの一部の被写体の輝度値を補正することは、静止画に比べ難易度が高く更に困難である。
本発明の目的は、被写体ごとに輝度値を補正可能な撮像装置、その制御方法及びプログラムを提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の撮像装置は、被写体を撮像する撮像装置であって、撮像により得られた被写体を示す画像信号を取得する画像信号取得手段と、前記画像信号取得手段により取得された画像信号から、前記撮像装置と被写体との距離を示す距離情報を取得する距離情報取得手段と、前記距離情報取得手段により取得された距離情報から、前記画像信号が示す画像を、距離が等しい被写体ごとに、当該被写体を示す領域に分割する分割手段と、前記分割手段により分割された領域ごとに輝度値を補正する補正手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、被写体ごとに輝度値を補正可能な撮像装置、その制御方法及びプログラムを提供することができる。
本発明の実施の形態に係る撮像装置の概略構成を示す図である。 図1におけるマイクロコンピュータにより実行される第1の実施の形態での補正処理の手順を示すフローチャートである。 フレーム数が480枚の高フレームレート制御方法で撮影した風景を補正する例を示す図である。 読み出し時間制御方法で補正する例を示す図である。 図1におけるマイクロコンピュータにより実行される第2の実施の形態での補正処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る撮像装置100の概略構成を示す図である。
図1において、撮像装置100は、いわゆるデジタルスチルカメラやデジタルカムコーダなどであり、被写体像を撮像するための撮像素子8を有する構成である。
レンズ1は、撮像装置100の外部から入射した光を撮像装置100の内部に導く。なお、図1では簡略化して1枚のレンズを図示しているが、通常、レンズ1は、複数枚のレンズから構成される。
絞り2は、入射する光量を調整する絞り羽根などである。絞り駆動モータ3は、絞り機構駆動部13より供給される駆動電力に応じて絞り2を駆動させる。絞り状態検出回路4は、絞り2の駆動状態を検出し、その検出結果をマイクロコンピュータ12に出力する。
なお、本実施形態では絞り駆動モータ3により絞り2が駆動される撮像装置を例示するが、絞りが固定された撮像装置や絞りがない撮像装置であってもよい。このような撮像装置は絞り駆動モータ3や絞り状態検出回路4を設けなくてよい。
NDフィルター5(ND:Neutral Density)はレンズ1から入射する光を減衰させる。NDフィルター駆動モータ6は、NDフィルター機構駆動部15により供給される駆動電力に応じてNDフィルター5を駆動させる。
NDフィルター駆動検出回路7は、NDフィルター5の駆動状態を検出し、その検出結果をマイクロコンピュータ12に出力する。なお、本実施形態ではNDフィルター駆動モータ6によりNDフィルター5が駆動される撮像装置を例示するが、NDフィルター5が固定された撮像装置やNDフィルター5がない撮像装置であってもよい。このような撮像装置はNDフィルター駆動モータ6やNDフィルター駆動検出回路7を設けなくてよい。
撮像素子8は、光電変換による被写体の撮像を行う。本実施形態に用いる撮像素子8は、XYアドレス方式のCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサで構成される。CDS/AGC回路9は、撮像素子8の各画素に蓄えられた電荷(画像信号)に基づく画像情報をサンプリング及び増幅する。なお、サンプリングでは相関二重サンプリング(CDS:Correlated Double Sampling)が、増幅では自動利得調整(AGC:Auto Gain Control)が行われる。
A/D変換器10は、CDS/AGC回路9から出力された画像情報(アナログ信号)をデジタル信号に変換する。デジタル信号処理回路11は、A/D変換器10から出力された画像情報に対して種々の信号処理を行う。上述した撮像素子8、CDS/AGC回路9、及びA/D変換器10が、撮像により得られた被写体を示す画像信号を取得する画像信号取得手段に対応する。
マイクロコンピュータ12は、マイクロコントローラや単にコントローラと称される回路であり、撮像装置100の動作を統括的に制御する。例えば、マイクロコンピュータ12は、デジタル信号処理回路11からの輝度値・色等の情報を受けて、各種の演算処理を行う。なお、マイクロコンピュータ12が行う制御の詳細については後述する。
絞り機構駆動部13は、マイクロコンピュータ12による制御に基づき、絞り駆動モータ3へ駆動電力を供給する。例えば、絞り機構駆動部13は、撮像素子8により撮像して得られた画像(撮像画像)の測光値(輝度値)に応じたマイクロコンピュータ12の制御により、絞り2を絞る又は開放するための駆動電力を供給する。これにより、撮像装置100では、撮像素子8に適正な光量が入射するように絞り調整を行うことが可能となる。
撮像素子駆動部14は、マイクロコンピュータ12による制御に基づき、撮像素子8を駆動するための駆動パルス等を撮像素子8へ供給し、撮像素子8に蓄積された電荷の読み出しや露出時間の調整を行う。例えば、撮像素子駆動部14は、撮像画像の測光値に応じたマイクロコンピュータ12の制御により、所定の露出時間で撮像素子8の露出を行うための駆動パルスを供給する。
これにより、撮像装置100では、撮像画像の測光値に応じて撮像素子8の露出時間を調整し、その画像を読み出すことが可能となる。また、撮像素子駆動部14は、撮像素子8に供給する駆動パルスを通常よりも高速側に設定制御することで、読み出すフレーム数を通常の60フレーム(NTSC)、50フレーム(PAL)よりも大きいフレーム数を読み出す制御を行う。
NDフィルター機構駆動部15は、マイクロコンピュータ12による制御に基づき、NDフィルター駆動モータ6へ駆動電力を供給する。例えば、NDフィルター機構駆動部15は、撮像画像の測光値に応じたマイクロコンピュータ12の制御により、NDフィルター5において入射する光の減衰量を増加又は減少するための駆動電力を供給する。
これにより、撮像装置100では、撮像画像の測光値に応じて撮像素子8に入射する光の減衰量を調整することが可能となる。なお、絞りが固定された撮像装置100や絞りがない撮像装置の場合、絞り機構駆動部13は設けなくてもよい。同様に、NDフィルター5が固定された撮像装置100やNDフィルター5がない撮像装置100の場合、NDフィルター機構駆動部15は設けなくてもよい。
輝度情報検出回路16は、マイクロコンピュータ12から出力されたデジタルの画像データに基づいて測光値を検出する。輝度情報演算回路17は、輝度情報検出回路16で検出した測光値を演算処理して正規化し、マイクロコンピュータ12で演算し易い測光値に変換する。
距離情報生成回路18は、撮像素子8、CDS/AGC回路9、及びA/D変換器10により取得された画像信号から、撮像装置100と被写体との距離を示す距離情報を取得する距離情報取得手段に対応する。図1では、撮像素子8、CDS/AGC回路9、及びA/D変換器10により取得された画像信号を用いて距離情報を取得しているが、赤外線センサなど専用の距離情報取得装置を用い、その装置の結果により距離情報を生成してもよい。
領域分割処理回路19は、距離情報生成回路18により取得された距離情報から、画像信号が示す画像を、距離が等しい被写体ごとに、当該被写体を示す領域に分割する分割手段に対応する。
露出補正回路20は、領域分割処理回路19により得られる同距離の被写体ごとに分割した領域情報を使用し、被写体領域の輝度値を輝度情報検出回路16から取得する。
また、露出補正回路20は、マイクロコンピュータ12より取得した現在の撮像装置100の状態(カメラパラメータ)から輝度値の補正制御方法を決定する。露出補正回路20が補正制御方法として撮像素子8の高フレームレート制御方法を選択した場合、マイクロコンピュータ12は撮像素子駆動部14の撮像素子8の駆動パルスを通常よりも高速側に制御し、単位時間あたりのフレームレート数を大きくする。
画像合成回路21は、領域分割処理回路19により分割した被写体の領域ごとの輝度値が予め定められた輝度値となるように合成するフレームの枚数を決定し、画像合成を行う。
また、露出補正回路20が補正制御方法として撮像素子の各画素ごとの読み出し時間の制御方法を選択した場合、マイクロコンピュータ12は撮像素子駆動部14の撮像素子8の駆動パルスを各画素ごとに個別に制御する。こうしてマイクロコンピュータ12は撮像素子8の各画素ごとの露光時間を変更する。上述した各画素ごとの読み出し時間の制御方法を以下の説明では「読み出し時間制御方法」という。
上述した露出補正回路20、及び画像合成回路21が、分割された領域ごとに輝度値を補正する補正手段に対応する。露出補正回路20、及び画像合成回路21は、画像信号から輝度情報検出回路16及び輝度情報演算回路により得られた領域ごとの輝度値に応じて、領域ごとの輝度値が予め定められた輝度値となるように、領域ごとに輝度値を補正する。この予め定められた輝度値とは、ユーザにより設定されてもよいし、各種実験により得られた一般的に用いられる輝度値であってもよい。
そして、上述した高フレームレート制御方法は、被写体を複数回撮像することにより得られた複数の画像信号を、領域ごとの輝度値が予め定められた輝度値となるように組み合わせて合成することにより、領域ごとに輝度値を補正する方法である。また、読み出し時間制御方法は、領域ごとの露光時間を、領域ごとの輝度値が予め定められた輝度値となるように変更することにより、領域ごとに輝度値を補正する方法である。
記録媒体22は、RAM(Random Access Memory)などであり、一時的にデータを保存する。例えば、記録媒体22は、撮像素子8で撮像されてデジタル信号処理回路11で処理された後の画像データなどを一時的に保存する。また、露出補正回路20により高フレームレート制御方法が選択された場合、画像データを一時保存するために記録媒体22が使用される。なお、記録媒体22へのデータの記録又は記録媒体22に記録されたデータの読み出しは、マイクロコンピュータ12の制御の下で駆動する光学ドライブや接続インタフェースなど(いずれも図示しない)を介して行われる。
操作部23は、ユーザにより操作されるもので、操作内容はマイクロコンピュータ12に出力される。この操作部23は、物理的なキーやボタンの他にタッチパネルを用いるようにしてもよい。
次いで、図1に示される撮像装置100における動作の概要について説明する。撮像装置100は、まず撮像素子8で撮像する被写体を感知する。そして、撮像素子駆動部14の駆動パルスに応じて撮像素子8の各画素に蓄えられた電荷が画像信号として出力される。
撮像素子8から出力された画像信号はCDS/AGC回路9でサンプリング及び増幅される。サンプリング及び増幅後にCDS/AGC回路9から出力された画像信号はA/D変換器10でデジタル信号に変換されてデジタル信号処理回路11へ送られる。デジタル信号処理回路11では、A/D変換器10から出力されたデジタルの画像信号に対して種々の信号処理を行う。
また、距離情報生成回路18で取得した撮像画面内の距離情報を領域分割処理回路19により領域分割する。その後、露出補正回路20により現在のカメラパラメータから輝度値を補正する補正制御方法を決定する。このとき、露出補正回路20により高フレームレート制御方法が選択された場合、マイクロコンピュータ12により撮像素子駆動部14の駆動パルスを通常よりも高速側に制御することで単位時間のフレームレート数を大きくする。その後、マイクロコンピュータ12は記録媒体22にフレーム画像を一時保存し、領域分割処理回路19により記録媒体22に保存した画像を領域ごとに分割し画素を切り出す。領域分割処理回路19によって切り出された領域ごとの輝度値が予め定められた輝度値となるように画像合成回路21により領域ごとの画素を合成する。
また、露出補正回路20により読み出し時間制御方法が選択された場合、マイクロコンピュータ12により撮像素子駆動部14の各画素に対する露光時間を領域分割処理回路19で切り出した領域ごとに変更する。こうして各領域ごとの輝度値が予め定められた輝度値となるように制御する。
本実施の形態では、図1に示すように、全て独立した回路部の構成を示している。しかしながら、全ての構成又はその一部はマイクロコンピュータ12内に構成するようにする形態であってもよい。
図2は、図1におけるマイクロコンピュータ12により実行される第1の実施の形態での補正処理の手順を示すフローチャートである。
この補正処理は、領域輝度値補正モード時に実行される処理を示している。この輝度値補正モードは、ユーザが被写体の一部の輝度値補正を行う場合、メニューなどで選択することができる。
図2において、距離情報生成回路18により撮像素子8から得られる画像信号から撮像画面内の被写体の距離情報を取得する(ステップS100)。次いで、領域分割処理回路19により距離情報生成回路18で取得した撮像画面内の距離情報から被写体を領域に分割する(ステップS101)。
次いで、露出補正回路20により分割して得られた分割領域ごとに露出(輝度値)を取得する(ステップS102)。取得した露出に応じて、各領域後ごとに適正な予め定められた輝度値となるようにカメラパラメータの補正値を算出する(ステップS103)。露出補正回路20により現在のカメラパラメータから輝度値を補正する補正制御方法を判定し、補正制御方法が決定される(ステップS104)。
ここで、補正制御方法を決定するカメラパラメータとしてシャッタースピードを使用する。このシャッタースピードが、例えば1/60秒より高速の場合、補正制御方法として高フレームレート制御方法を用いることを判定する。一方、シャッタースピードが1/60より遅い場合、補正制御方法として読み出し補正制御方法を用いることを判定する。露出補正回路の判定結果に補正制御を行い(ステップS105)、本処理を終了する。
露出補正回路20により、補正制御方法として高フレームレート制御方法を用いることが判定された場合、マイクロコンピュータにより撮像素子駆動部14の駆動パルスを高速側に制御することで単位時間のフレームレート数を大きくする。その後、マイクロコンピュータ12は記録媒体22にフレーム画像を一時保存し、領域分割処理回路19により記録媒体22に保存した画像を領域ごとに分割し画素を切り出す。次いで、領域分割処理回路19によって切り出された領域ごとの輝度値が予め定められた輝度値となるように画像合成回路21により領域ごとの画素を合成する。
図3は、フレーム数が480枚の高フレームレート制御方法で撮影した風景を補正する例を示す図である。
図3において、分割された領域は、人物、滝などの水、その他の背景の3つとする。ここで、各々領域ごとに適正露出となるシャッタースピードは図3に示すものとする。具体的には、人物の適正露出のシャッタースピード(秒)を1/250とし、滝などの水のシャッタースピードを1/60、その他の背景のシャッタースピードを1/120とする。
このとき、露出が適正になるシャッタースピードの最も遅いシャッタースピードは1/60なので、補正制御方法として高フレームレート制御方法を用いると判定される。
まず、各領域におけるフレームの合成枚数を露出補正回路20により算出する。次に、画像合成回路21により各領域ごとの画素を切り出し、合成する。例えば、人物の適正露出のシャッタースピードは1/250であるため、2枚のフレームを合成する。同様に、滝などの水は1/60で8枚、その他の背景は1/120で4枚合成する。
このとき、人物の動きによる被写体ぶれを抑制する場合には、複数回撮像することにより得られた複数の画像信号のうちの1つの画像信号を複数組み合わせて合成することにより、領域ごとに輝度値を補正するようにしてもよい。具体的に例えば、1枚の同じフレームを2つ組み合わせて合成するようにしてもよい。一方、滝などの水は流れなどの流動感を出したい場合が多いことから異なるフレームを8枚を合成するようにしてもよい。画面内の領域すべてに上記の処理を行うことにより、すべての被写体の輝度値が予め定められた輝度値になるように制御する。
一方、露出補正回路20により、読み出し時間制御方法を用いることが判定された場合、マイクロコンピュータ12により撮像素子駆動部14の各画素に対する露光時間を領域分割処理回路19で切り出した領域ごとに変更する。こうして各領域の輝度値が予め定められた輝度値になるように制御する。
図4は、読み出し時間制御方法で補正する例を示す図である。
図4においても、分割された領域は、人物、滝などの水、その他の背景の3つとする。
ここで、各々領域ごとに適正露出となるシャッタースピードは図4に示すものとする。具体的には、人物の適正露出のシャッタースピード(秒)を1/250、滝などの水のシャッタースピードを1/30、その他の背景のシャッタースピードを1/60とする。
このとき、露出が適正になるシャッタースピードの最も遅いシャッタースピードは1/30なので、補正制御方法として読み出し時間制御方法を用いると判定される。
ここで、1/60よりシャッタースピードが遅い場合に読み出し時間制御方法を用いると判定する理由について説明する。高フレームレート制御方法の場合、一時的に保存するフレーム数が多くなることで、保存するメモリ容量が必要になる。従って、シャッタースピードが遅い場合は高フレームレート制御方法を適用することが困難なためである。
まず、各領域における画素の露光時間を露出補正回路20により算出する。次に、画像合成回路21により各領域ごとの画素を切り出す。そして、切り出した領域ごとに含まれる画素ごとに露出補正回路20により算出した露光時間になるように電荷吐き出しパルスにより制御する。画面内の領域すべてに上記の処理を行うことにより、すべての被写体の輝度値が予め定められた輝度値になるように制御する。
このように、撮像画面内の被写体の距離情報により領域分割し、分割した領域ごとに補正を行うことが可能であるため、すべての領域ごとの輝度値が予め定められた輝度値となるように補正にすることが可能となっている。上述した、S100〜S105の一連の処理により、撮像装置100では、領域輝度値補正モードが選択された際に、画面内のすべての被写体に対して輝度値を補正する制御が実行されることとなる。
[第2の実施形態]
第2の実施の形態における撮像装置100の構成は、図1に示した第1の実施の形態と同じため、構成についての説明は省略する。
上記第1の実施形態では、露出補正回路20により自動的に撮像画面内の被写体に対しての補正量を算出し、輝度値の補正を行う形態を示した。第2の実施形態では、ユーザが任意の被写体の輝度値を補正する形態である。
図5は、図1におけるマイクロコンピュータ12により実行される第2の実施の形態での補正処理の手順を示すフローチャートである。
図5において、ステップS200〜ステップS204までは、ステップS100〜ステップS104までの処理と同じであるので説明を省略する。
図5において、ユーザが操作部23を操作することにより補正する領域が設定される(ステップS205)。同様に、ユーザが操作部23を操作することにより、設定された領域に対して補正するシャッタースピードが設定される(ステップS206)。この2つのステップS205,206を繰り返すことで複数の被写体に対して、領域及びシャッタースピードの設定を行うことができる。
その後、ユーザが設定したシャッタースピードに応じて、ステップS204で判定された補正制御方法で輝度値の補正を行い(ステップS207)、本処理を終了する。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
また、上述の実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、記録媒体から直接、或いは有線/無線通信を用いてプログラムを実行可能なコンピュータを有するシステム又は装置に供給し、そのプログラムを実行する場合も本発明に含む。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータに供給、インストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も本発明に含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、ハードディスク、磁気テープ等の磁気記録媒体、光/光磁気記憶媒体、不揮発性の半導体メモリでもよい。
また、プログラムの供給方法としては、コンピュータネットワーク上のサーバに本発明を形成するコンピュータプログラムを記憶し、接続のあったクライアントコンピュータはがコンピュータプログラムをダウンロードしてプログラムするような方法も考えられる。
1 レンズ
2 絞り
3 絞り駆動モータ
4 絞り状態検出回路
5 NDフィルター
6 NDフィルター駆動モータ
7 NDフィルター駆動検出回路
8 撮像素子
9 CDS/AGC回路
10 A/D変換器
11 デジタル信号処理回路
12 マイクロコンピュータ
13 絞り機構駆動部
14 撮像素子駆動部
15 NDフィルター駆動部
16 輝度情報検出回路
17 輝度情報演算回路
18 距離情報生成回路
19 領域分割処理回路
20 露出補正回路
21 画像合成回路
22 記録媒体
23 操作部
100 撮像装置

Claims (7)

  1. 被写体を撮像する撮像装置であって、
    撮像により得られた被写体を示す画像信号を取得する画像信号取得手段と、
    前記画像信号取得手段により取得された画像信号から、前記撮像装置と被写体との距離を示す距離情報を取得する距離情報取得手段と、
    前記距離情報取得手段により取得された距離情報から、前記画像信号が示す画像を、距離が等しい被写体ごとに、当該被写体を示す領域に分割する分割手段と、
    前記分割手段により分割された領域ごとに輝度値を補正する補正手段と
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記補正手段は、前記画像信号から得られる前記領域ごとの輝度値に応じて、前記領域ごとの輝度値が予め定められた輝度値となるように、前記領域ごとに輝度値を補正することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記補正手段は、前記被写体を複数回撮像することにより得られた複数の画像信号を、前記領域ごとの輝度値が前記予め定められた輝度値となるように組み合わせて合成することにより、前記領域ごとに輝度値を補正することを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  4. 前記補正手段は、被写体ぶれを抑制する場合には、前記複数回撮像することにより得られた複数の画像信号のうちの1つの画像信号を複数組み合わせて合成することにより、前記領域ごとに輝度値を補正することを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
  5. 前記補正手段は、前記領域ごとの露光時間を、前記領域ごとの輝度値が前記予め定められた輝度値となるように変更することにより、前記領域ごとに輝度値を補正することを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  6. 被写体を撮像する撮像装置の制御方法であって、
    撮像により得られた被写体を示す画像信号を取得する画像信号取得ステップと、
    前記画像信号取得ステップにより取得された画像信号から、前記撮像装置と被写体との距離を示す距離情報を取得する距離情報取得ステップと、
    前記距離情報取得ステップにより取得された距離情報から、前記画像信号が示す画像を、距離が等しい被写体ごとに、当該被写体を示す領域に分割する分割ステップと、
    前記分割ステップにより分割された領域ごとに輝度値を補正する補正ステップと
    を備えたことを特徴とする制御方法。
  7. 被写体を撮像する撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記制御方法は、
    撮像により得られた被写体を示す画像信号を取得する画像信号取得ステップと、
    前記画像信号取得ステップにより取得された画像信号から、前記撮像装置と被写体との距離を示す距離情報を取得する距離情報取得ステップと、
    前記距離情報取得ステップにより取得された距離情報から、前記画像信号が示す画像を、距離が等しい被写体ごとに、当該被写体を示す領域に分割する分割ステップと、
    前記分割ステップにより分割された領域ごとに輝度値を補正する補正ステップと
    を備えたことを特徴とするプログラム。
JP2011100704A 2011-04-28 2011-04-28 撮像装置及びその制御方法、並びにプログラム Pending JP2012235194A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011100704A JP2012235194A (ja) 2011-04-28 2011-04-28 撮像装置及びその制御方法、並びにプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011100704A JP2012235194A (ja) 2011-04-28 2011-04-28 撮像装置及びその制御方法、並びにプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012235194A true JP2012235194A (ja) 2012-11-29
JP2012235194A5 JP2012235194A5 (ja) 2014-06-19

Family

ID=47435129

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011100704A Pending JP2012235194A (ja) 2011-04-28 2011-04-28 撮像装置及びその制御方法、並びにプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012235194A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021097420A (ja) * 2019-11-15 2021-06-24 キヤノン株式会社 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003214847A (ja) * 2002-01-29 2003-07-30 Minolta Co Ltd 測距装置
JP2006157817A (ja) * 2004-12-01 2006-06-15 Nikon Corp デジタルカメラ、画像処理システム及び画像処理プログラム
JP2007129476A (ja) * 2005-11-02 2007-05-24 Nec Electronics Corp 画像ぶれ補正装置、画像ぶれ補正方法及び画像ぶれ補正プログラム
JP2007166142A (ja) * 2005-12-13 2007-06-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 撮像装置
JP2008244831A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Casio Comput Co Ltd 印刷データ生成装置及びプログラム
JP2010016546A (ja) * 2008-07-02 2010-01-21 Nikon Corp 撮像装置
JP2010130314A (ja) * 2008-11-27 2010-06-10 Canon Inc 撮像装置
JP2011066690A (ja) * 2009-09-17 2011-03-31 Sharp Corp 携帯端末装置、画像出力装置、撮像画像処理システム、携帯端末装置の制御方法、画像出力方法、プログラム、および記録媒体

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003214847A (ja) * 2002-01-29 2003-07-30 Minolta Co Ltd 測距装置
JP2006157817A (ja) * 2004-12-01 2006-06-15 Nikon Corp デジタルカメラ、画像処理システム及び画像処理プログラム
JP2007129476A (ja) * 2005-11-02 2007-05-24 Nec Electronics Corp 画像ぶれ補正装置、画像ぶれ補正方法及び画像ぶれ補正プログラム
JP2007166142A (ja) * 2005-12-13 2007-06-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 撮像装置
JP2008244831A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Casio Comput Co Ltd 印刷データ生成装置及びプログラム
JP2010016546A (ja) * 2008-07-02 2010-01-21 Nikon Corp 撮像装置
JP2010130314A (ja) * 2008-11-27 2010-06-10 Canon Inc 撮像装置
JP2011066690A (ja) * 2009-09-17 2011-03-31 Sharp Corp 携帯端末装置、画像出力装置、撮像画像処理システム、携帯端末装置の制御方法、画像出力方法、プログラム、および記録媒体

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021097420A (ja) * 2019-11-15 2021-06-24 キヤノン株式会社 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体
JP2022020660A (ja) * 2019-11-15 2022-02-01 キヤノン株式会社 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体
US11533440B2 (en) 2019-11-15 2022-12-20 Canon Kabushiki Kaisha Apparatus, method, and storage medium each relating to image composition

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8937677B2 (en) Digital photographing apparatus, method of controlling the same, and computer-readable medium
US7667763B2 (en) Image pickup equipment and method
TWI491214B (zh) 影像擷取裝置及控制影像擷取裝置的方法
JP6137792B2 (ja) 撮像装置、該撮像装置の制御方法、プログラム、記憶媒体
KR20110076729A (ko) 전자 셔터를 이용한 다단계 노출 이미지 획득 방법 및 이를 이용한 촬영 장치
JP2007096582A (ja) 撮像装置、露出制御装置、方法およびプログラム
CN107547801B (zh) 能够间歇地拍摄图像的摄像设备及其控制方法和记录介质
JP5759190B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP5967902B2 (ja) 撮像装置及び絞り制御方法
JP2017022610A (ja) 画像処理装置、画像処理方法
JP6643109B2 (ja) 撮像装置、その制御方法とプログラム
JP2008289032A (ja) 撮像装置
JP2003008986A (ja) 撮像装置及び露出制御方法
US7945155B2 (en) Apparatus for capturing images, method of controlling exposure in the apparatus, and computer readable recording medium storing program
JP6569263B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP2015211233A (ja) 画像処理装置および画像処理装置の制御方法
JP2013088446A (ja) 撮像装置
JP2012235194A (ja) 撮像装置及びその制御方法、並びにプログラム
JP4301012B2 (ja) 撮像装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
JP6090565B2 (ja) 撮像装置、撮像方法及びプログラム
JP6075829B2 (ja) 撮像装置、カメラシステム、撮像装置の制御方法、プログラム、記憶媒体
JP5587045B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
US20130194456A1 (en) Imaging device
JP2010147817A (ja) 撮像装置、その制御方法及びプログラム
KR101298638B1 (ko) 디지털 영상 처리 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140425

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140425

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150203

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150825

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160112