JP2006157817A - デジタルカメラ、画像処理システム及び画像処理プログラム - Google Patents

デジタルカメラ、画像処理システム及び画像処理プログラム Download PDF

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JP2006157817A JP2004348907A JP2004348907A JP2006157817A JP 2006157817 A JP2006157817 A JP 2006157817A JP 2004348907 A JP2004348907 A JP 2004348907A JP 2004348907 A JP2004348907 A JP 2004348907A JP 2006157817 A JP2006157817 A JP 2006157817A
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Abstract

【課題】 画角内の撮像物全体から主要被写体を正確に分離し、各被写体に対して最適な画像処理を行う。主要被写体を自動的に正確に抽出し、抽出した主要被写体に合わせて最適な撮像条件を設定する。
【解決手段】 撮像手段16は、複数の測距領域を有する撮像領域内の被写体を撮像する。発光手段30は照射光を被写体に向けて放射する。受光手段16は、照射光による被写体からの反射光を測距領域ごとに受光する。距離算出手段20は、受光手段16における反射光の受光量に基づいて、測距領域に対応する部分被写体までの距離を示す距離データを算出する。記録手段26は、距離データを撮像手段16により得られた画像データに対応付けて保存する。
【選択図】 図1

Description

本発明はデジタルカメラ及びデジタルカメラで撮像した画像の処理技術に関する。
デジタルカメラは、CCD等の撮像素子、被写体像を撮像素子に結像するレンズ、撮像素子に蓄積した情報を画像データに変換するA/D変換器、画像データを適正な色、サイズ、圧縮率に変換する情報処理部、撮像した画像データを蓄積するメモリ、画像データを記憶メディアに書き込む記録部等により構成されている。
また、近時のほとんどのデジタルカメラは、焦点を被写体に適した位置に調整するためにレンズを駆動するフォーカシング機構、撮像した画像の表示やファインダーとして利用可能な液晶パネル、暗時や逆光などの状況下で被写体に補助的な光を照射する閃光装置、撮像者が被写体の構図やフレームを正確に判断するための光学式あるいは電子式のファインダーを備えている。
一般的に、暗時や逆光などの状況下で撮像された画像では、人物等の主要被写体は、背景等のその他の被写体と比較して極端に明るくまたは暗くなる場合がある。この場合、画像処理用のソフトウェアを用いて、画像全体の輝度を調整する等の処理が可能である。
一方、主要被写体のほとんどに人物の顔が含まれることに着目して画像処理を行う手法が開示されている(特許文献1参照)。この手法では、まず、撮像画面上の肌色領域のサイズを、撮像倍率から推定される人物の顔のサイズと比較する。この比較結果により人物の顔の領域が特定され、特定された領域の画像が補正可能になる。
特開平7−306483号公報
しかしながら、画像処理において画像全体の輝度を調整する場合、以下の問題が生じる。例えば、画像の逆光補正を輝度調整により行う場合、主要被写体部分を明るくするために輝度を調整すると、もともと適正露光である背景等は輝度が高くなりすぎてしまう。この結果、いわゆる「白飛び」といわれる、階調とディテールを失った状態になる。
また、特許文献1の手法では、主要被写体を疑似的に特定しており、主要被写体を背景等から正確に分離できない。具体的には、分離した主要被写体に背景等の一部が含まれてしまう。他の画像処理手法によっても、主要被写体を背景等から正確に分離することは難しい。このため、分離した主要被写体の輝度を調整する場合、背景等の一部も輝度が調整されてしまう。この結果、背景等に適正露光である部分と過度露光である部分ができ、画像の品位を損ねてしまう。
本発明の目的は、画角内の撮像物全体から主要被写体を正確に分離し、各被写体に対して最適な画像処理を行うことである。
本発明の別の目的は、主要被写体を自動的に正確に抽出し、抽出した主要被写体に合わせて最適な撮像条件を設定することである。
請求項1のデジタルカメラでは、撮像手段は、複数の測距領域を有する撮像領域内の被写体を撮像する。距離算出手段は、各測距領域に対応する部分被写体までの距離を示す距離データを算出する。記録手段は、距離データを撮像手段により得られた画像データに対応付けて保存する。
請求項2のデジタルカメラでは、画像処理手段は、同じ距離データを有する測距領域群ごとに画像データを分離し、分離された複数の画像データの少なくとも一つを画像処理する。
請求項3のデジタルカメラでは、画像処理手段の輝度調整手段は、分離された複数の画像データの少なくとも一つの輝度値を調整する。
請求項4のデジタルカメラでは、選択手段は、同じ距離データを有する測距領域群にそれぞれ対応する部分被写体のいずれかを選択する。条件決定手段は、選択された部分被写体に合わせて撮像条件を決定する。
請求項5のデジタルカメラでは、条件決定手段は、距離が最も近い部分被写体に合わせて撮像条件を決定する。
請求項6のデジタルカメラでは、焦点調整手段は、選択された部分被写体に焦点を合わせる。
請求項7のデジタルカメラでは、測距領域は、撮像手段の画素にそれぞれ対応して設定されている。
請求項8のデジタルカメラでは、発光手段は照射光を被写体に向けて放射する。受光手段は、照射光による被写体からの反射光を測距領域ごとに受光する。距離算出手段は、受光手段における反射光の受光量に基づいて、測距領域に対応する部分被写体までの距離を示す距離データを算出する。
請求項9のデジタルカメラでは、受光手段は、撮像手段である。すなわち、撮像手段は、受光手段を兼ねている。
請求項10の画像処理システム及び請求項12の画像処理プログラムでは、画像処理手段は、複数の測距領域を有する撮像領域内の被写体をデジタルカメラの撮像手段を用いて撮像することにより得られた画像データと、各測距領域に対応する部分被写体までの距離を示す距離データとを用いて、同じ距離データを有する測距領域群ごとに前記画像データを分離し、分離された複数の画像データの少なくとも一つを画像処理する。
請求項11の画像処理システム及び請求項13の画像処理プログラムでは、輝度調整手段は、分離された複数の画像データの少なくとも一つの輝度値を調整する。
請求項1のデジタルカメラでは、撮像領域内の複数の部分被写体の距離データが、測距領域ごとに距離算出手段によって算出される。距離データは、撮像手段により撮像された画像データに対応付けて記録手段に保存される。このため、例えば、着目する部分被写体が人物の場合、人物の画像データを、距離データに基づいて他の画像データから正確に分離又は選択することが可能になる。よって、分離された人物の画像に対して輝度調整などの画像処理を最適に行うことが可能になる。あるいは、選択された人物の画像に対応する人物に対して最適な撮像条件を設定することが可能になる。
請求項2のデジタルカメラでは、画像処理手段は、同じ距離データを有する測距領域群ごとに被写体の画像データを分離する。分離された複数の画像データは少なくとも一つが抜き出される。そして、抜き出された画像データに対して画像処理が行われる。このため、例えば、着目する部分被写体が人物の場合、被写体の画像から人物の画像を容易かつ正確に抜き出すことができる。この場合、鑑賞の際に最も着目される人物の画像に対して最適な画像処理を行うことができる。すなわち、撮影者の意図を的確に表す表現力のある画像を得ることができる。
請求項3のデジタルカメラでは、画像処理手段の輝度調整手段は、分離された複数の画像データから正確に抽出された少なくとも一つの画像データに対して輝度値を調整する。一般的に、暗時や逆光等の状況下では、被写体の一部の輝度が過度あるいは不足になりやすい。本発明により、被写体の一部の輝度を最適に調整できる。この結果、例えば、撮像された画像に明暗の差が大きい部分がある時でも、画像全体の輝度を最適に調整できる。
請求項4のデジタルカメラでは、選択手段によって選択された部分被写体(例えば、人物)に合わせて、最適な撮像条件が自動的に決定される。この結果、部分被写体の画像の明るさを最適にして被写体を撮像できる。よって、撮像された画像データの輝度を調整する処理を省略できる。
請求項5のデジタルカメラでは、条件決定手段は、最小の距離データを有する測距領域群に対応する部分被写体に合わせて最適な撮像条件を決定する。一般的に、人物を撮像する場合、人物は撮影者に最も近い場所に位置している場合が多い。このため、撮影者が主として人物を撮像する場合、撮像条件を自動的に最適に設定できる。この結果、撮影者は構図決め等に集中でき、意図する画像を容易に得ることができる。
請求項6のデジタルカメラでは、選択手段によって選択された部分被写体に合わせて、最適な焦点調整が自動的に行われる。このため、フォーカスロック等の手間のかかる操作をすることなく焦点ずれのない画像を得ることができる。
請求項7のデジタルカメラでは、画素ごとに撮像領域全体の距離データが取得される。画素は、被写体を認識する最小の単位である。このため、例えば距離データに基づいて被写体の画像データを精密に分離できる。この結果、画像データを最適に画像処理することが可能になり、あるいは、最適な撮像条件を設定することが可能になる。
請求項8のデジタルカメラでは、撮像領域内の複数の部分被写体の距離データが、測距領域ごとに受光手段によって取得される。距離データは、撮像手段により撮像された画像データに対応付けて記録手段に保存される。このため、例えば、着目する部分被写体が人物の場合、人物の画像データを、距離データに基づいて他の画像データから正確に分離又は選択することが可能になる。よって、分離された人物の画像に対して輝度調整などの画像処理を最適に行うことが可能になる。あるいは、選択された人物の画像に対応する人物に対して最適な撮像条件を設定することが可能になる。
請求項9のデジタルカメラでは、撮像手段は受光部を兼ねている。このため、受光部を独立に設ける必要がない。よって、デジタルカメラを簡易に構成でき、小型軽量化できる。この結果、製造コストを削減できる。
請求項10の画像処理システムおよび請求項12の画像処理プログラムでは、画像処理手段は、同じ距離データを有する測距領域群ごとに被写体の画像データを正確に分離する。分離された複数の画像データは少なくとも一つが抜き出される。そして、抜き出された画像データに対して画像処理が行われる。このため、例えば、着目する部分被写体が人物の場合、被写体の画像から人物の画像を容易かつ正確に抜き出すことができる。この場合、鑑賞の際に最も着目される人物の画像に対して最適な画像処理を行うことができる。すなわち、撮影者の意図を的確に表す表現力のある画像を得ることができる。
請求項11の画像処理システムおよび請求項13の画像処理プログラムでは、画像処理手段の輝度調整手段は、分離された複数の画像データから正確に抽出された少なくとも一つの画像データに対して輝度値を調整する。一般的に、暗時や逆光等の状況下では、被写体の一部の輝度が過度あるいは不足になりやすい。本発明により、撮像領域内の被写体の一部の輝度を最適に調整できる。この結果、例えば、撮像された画像に明暗の差が大きい部分がある時でも、画像全体の輝度を最適に調整できる。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
図1は本発明のデジタルカメラの第1の実施形態を示している。デジタルカメラ100は、レンズ系10、絞り12、シャッター部14、CCD(Charge Coupled Device)16(撮像手段及び受光手段)、A/D変換部18、CPU20、RAM(ワークメモリ)22、ROM(プログラム)24、記憶メディア26(記録手段)、閃光装置28、LED30(発光手段)、駆動回路32、CCDドライバ34、シャッタードライバ36、絞りドライバ38、レンズ駆動用ドライバ40、LCD42、操作部44、バス46及びスロット48を有している。
レンズ系10は、被写体に焦点を合わせるフォーカスレンズ及び被写体像をズームするためのズームレンズ等を含む複数枚のレンズにより構成される。フォーカスレンズ及びズームレンズは、レンズ駆動用ドライバ40により光軸方向の位置が調節される。絞り12は、レンズ系10とシャッター部14の間に配置される。絞り12は、絞りドライバ38によって駆動される。絞り12の絞り値は、レンズ系10を通過した光の光量を絞るように調節される。
シャッター部14は、レンズ系10からCCD16への光路を遮る位置に配置されるシャッター膜(図示せず)を有している。シャッター部14は、シャッタードライバ36によって駆動され、レンズ系10を通過した光によってCCD16が露光される時間を調節する。シャッター膜は、シャッターボタン(図示せず)が押し下げされたときに、レンズ系10からCCD16への光路を確保するために開く。
CCD16は、シャッター部14を介してレンズ系10に対向する位置に配置されている。CCD16は、CCDドライバ34により駆動され、レンズ系10より結像される被写体像を光電変換する。A/D変換部18は、CPU20の制御によりCCD16により撮像された画像をA/D変換し、画像データを生成する。
CPU20は、ROM24のプログラムを実行することによって、デジタルカメラ100内のバス46で接続された各装置の動作を制御する。例えば、CPU20は、シャッターボタンや操作部44からの入力に基づいて、自動焦点調整や自動露光等の制御を行う。
RAM22は、CCD16により撮像された画像データ及び距離データ(詳細は後述)を一時的に保存する。ROM24は、デジタルカメラ100を動作するためにCPU20により実行されるプログラムを格納している。なお、ROM24は、CPU20に搭載される内蔵ROM(図示せず)で代用することも可能である。スロット48には、記憶メディア26が着脱可能な状態で接続される。記憶メディア26は、フラッシュメモリ等で構成され、デジタルカメラ100の電源がオフの間もデータを保持する。記憶メディア26は、スロット48を介してバス46に接続される。記憶メディア26には、CPU20により算出された部分被写体の距離データがCCD16により得られた被写体の画像データに対応付けて保存される。本発明において、部分被写体とは、CCD16が撮像する被写体の最小単位であり、一画素当たりの被写体領域を指す。
閃光装置28は、暗時や逆光などの状況下で、CPU20によって駆動され、被写体に対して補助光を照射する。LED30は、デジタルカメラ100の前面(レンズ系10の取り付け側)に配置され、駆動回路32を介してCPU20によって駆動される。LED30は、CPU20により部分被写体までの距離をそれぞれ算出させるために、所定のパルス幅を有するパルス光(赤外光)を被写体に向けて照射する。
LCD42は、液晶パネル(図示せず)および液晶パネルの駆動用ドライバ回路(図示せず)等より構成される。LCD42の液晶パネルは、デジタルカメラ100の背面(レンズ系10の取り付け部と反対面)に配置されている。LCD42の液晶パネルには、シャッターボタンの押し下げ前及び押し下げ後に、CCD16により撮像される画像や各種設定画面が表示される。すなわち、LCD42は、レンズ系10により結像される被写体の画像を映すファインダーとしても利用される。撮影者は、LCD42に映し出された被写体の画像を見ることによって、被写体の構図やフレームを正確に判断できる。操作部44は、デジタルカメラ100の撮影モード、閃光発光モード、画像処理モード等の各種設定をするためのボタン(例えば、十字キー)を有する。
図2は、デジタルカメラの第1の実施形態における撮像動作を表している。図2に示す動作は、CPU20(距離算出手段)がROM24に格納されたプログラムを実行することによって実現される。
まず、ステップS100において、CPU20は、撮影者によってシャッターボタンが半押下げされるのを待つ。シャッターボタンの半押下げが検出されると、処理はステップS102に移行する。ステップS100は、シャッターボタンの半押下げが検出されるまで繰り返される。
ステップS102において、CPU20は、駆動回路32を介してLED30を駆動し、LED30から被写体に向けてパルス光(照射光)を照射させる。この後、処理はステップS104に移行する。
ステップS104において、CPU20は、CCDドライバ34、シャッタードライバ36、絞りドライバ38、レンズ駆動用ドライバ40をそれぞれ制御してレンズ系10、絞り12、シャッター部14、CCD16を駆動し、被写体までの距離を測定するために、被写体からの反射光を画素ごとに受光する。CPU20は、CCDドライバ34を制御してCCD16を駆動し、受光した反射光を光電変換させる。CPU20は、A/D変換部18を制御して、CCD16が光電変換したアナログ量をデジタル量に変換させる。この後、処理はステップS106に移行する。
ステップS106において、CPU20は、A/D変換部18にて変換されたデジタル量をもとに被写体までの距離を画素ごとに算出する。被写体までの距離の算出方法の概要については、図5で説明する。CPU20は、算出結果を距離データとしてRAM22に一時的に保存する。この後、処理はステップS108に移行する。
ステップS108において、CPU20は、絞りドライバ38、レンズ駆動用ドライバ40をそれぞれ制御して絞り12、撮影レンズ系10を駆動し、被写体に合わせて絞り値及び焦点位置を調整する。この後、処理はステップS110に移行する。
ステップS110において、CPU20は、撮影者によりシャッターボタンが更に押下げられるのを待つ。シャッターボタンの更なる押下げが検出されると、処理はステップS112に移行する。ステップS110は、シャッターボタンの更なる押下げが検出されるまで繰り返される。
ステップS112において、CPU20は、シャッターボタンの押下げに応答して、CCDドライバ34、シャッタードライバ36をそれぞれ制御して、CCD16、シャッター部14を駆動し、被写体を撮像する。この後、処理はステップS114に移行する。
ステップS114において、CPU20は、A/D変換部18を制御して、A/D変換部18にCCD16により撮像された画像をA/D変換させ、画像データを生成させる。画像データは、RAM22に一時的に保存されるとともに、LCD42に表示される。この後、処理はステップS116に移行する。
ステップS116において、CPU20は、A/D変換部18にて生成された画像データを適正な色、サイズ、圧縮率に変換する処理を行う。この後、処理はステップS118に移行する。
ステップS118において、CPU20は、距離データに基づいて画像データを分離して画像処理するために、距離データを画像データに対応付けて記憶メディア26に保存する。このとき、距離データ及び画像データを一つのファイルにまとめて保存しても良く、あるいは、それぞれ独立したファイルとして保存しても良い。そして、デジタルカメラの第1の実施形態における撮像動作が終了する。
図3は、デジタルカメラの第1の実施形態における画像処理動作を表している。図3に示す動作は、CPU20(画像処理手段及び輝度調整手段)がROM24に格納されたプログラムを実行することによって実現される。
まず、ステップS200において、CPU20は、LCD42を駆動して選択画面を表示させ、すでに撮像されて記憶メディア26に保存されている画像データの中からいずれかを撮影者に選択させる。撮影者により、画像データが選択されると、処理はステップS202に移行する。ステップS200は、画像データが選択されるまで、あるいは撮影者により強制的に終了されるまで繰り返される。
ステップS202において、CPU20は、選択された画像データ及び、この画像データに対応する距離データを記憶メディア26から読み出す。この後、処理はステップS204に移行する。
ステップS204において、CPU20は、画像データを構成する画素において、同じ値の距離データごとに画素を分類することで画素群(測距領域群)を形成する。すなわち、同じ値の距離データに対応する画素群ごとに画像データが分離される。この後、処理はステップS206に移行する。
ステップS206において、CPU20は、距離データが最小値の画素群で構成される画像データを抜き出し、抜き出した画像データの輝度を最適な値に調整する。この結果、被写体の一部の輝度が最適に調整される。この後、処理はステップS208に移行する。
ステップS208において、CPU20は、LCD42を駆動して選択画面を表示させ、輝度値が調整された画素群により再構成された画像データを保存するか否かを撮影者に選択させる。画像データの保存が検出されると、処理はステップS210に移行する。非検出の場合、すなわち、撮影者が再構成された画像データを保存しない場合、処理はステップS212に移行する。
ステップS210において、CPU20は、輝度値が調整された画像データを距離データに対応付けて記憶メディア26に保存する。このとき、輝度値が調整された画像データは、輝度値が調整される前の画像データに上書きして保存されても良く、あるいは、輝度値が調整される前の画像データとは異なるファイルとして保存されても良い。そして、デジタルカメラの第1の実施形態における画像処理動作が終了する。
一方、ステップS212において、CPU20は、LCD42を駆動して選択画面を表示させ、輝度値が調整された画像データの輝度値を再調整するか否かを撮影者に選択させる。撮影者により、輝度値の再調整が検出されると、処理は再びステップS206に移行する。非検出の場合、すなわち、撮影者が画像データを再調整しない場合、デジタルカメラの第1の実施形態における画像処理動作が終了する。
図4は、本発明のデジタルカメラの第1の実施形態における輝度調整の一例を示す説明図である。この例では、図4(a)に示すように、暗時や逆光等の状況下で、被写体を撮像する場合を示している。この場合、撮像された被写体の一部(人物)の輝度は不足する(図4(b))。CPU20は、図3に示した本発明のデジタルカメラの第1の実施形態の画像処理動作を示すフローチャートに従い、記憶メディア26に保存された画像データ及び距離データに基づいて、撮像された被写体の画像データから、最小の距離データに対応する被写体の画像データ(この例では、人物の画像データ)を抜き出す(図4(c))。CPU20は、抜き出された画像データの輝度値を最適に調整する。最小の距離データに対応しない被写体の画像データ(この例では、背景)の輝度値は、調整されない(図4(d))。そして、CPU20は、輝度値が最適に調整された人物の画像データを、撮像された被写体から人物が抜き出された画像データに戻す(図4(e))。この結果、図4(f)に示すように、撮像された画像に明暗の差がなくなり、画像全体の輝度が最適に調整される。
図5は、被写体までの距離算出方法の概要を示している。デジタルカメラ100のLED30から照射された測距用の照射光は被写体A及びBでそれぞれ反射し、CCD16によって受光される。測距用の照射光は照射時間αを持つパルス光であり、被写体A及びBからの反射光も、同じ照射時間αを持つパルス光である。CCD16による被写体A及びBからのそれぞれの反射光の受光開始タイミングは、被写体A及びBがデジタルカメラ100から遠いほど遅くなる。CCD16は、パルス光の照射時間αと同じタイミングを持つ期間βにおいて被写体A及びBからの反射光の光量をそれぞれ求める。被写体A及びBのそれぞれの光量は、デジタルカメラ100から近いほど大きくなるため、一定の算出式に基づいて、被写体A及びBの距離がそれぞれ算出される。本発明では、被写体までの距離は、画素ごとに算出される。
以上、本実施形態のデジタルカメラ100では、撮像領域内の複数の部分被写体の距離データが、画素ごとにCCD16によって取得される。距離データは、CCD16により撮像された画像データに対応付けて記憶メディア26に保存される。このため、着目する部分被写体が人物であり、デジタルカメラ100から最も近くで撮影された場合、人物の画像データだけを、最小の値の距離データに基づいて、CCD16により撮像された画像データから正確に分離することができる。よって、分離された人物の画像データの輝度値を最適に調整することができる。
CPU20は、同じ距離データを有する画素群ごとに被写体の画像データを分離し、分離された複数の画像データから、距離データが最小値の画素群で構成される画像データを抜き出す。そして、CPU20は、抜き出された画像データの輝度値を最適に調整する。このため、例えば、着目する部分被写体が人物であり、デジタルカメラ100から最も近くで撮影された場合、被写体の画像データから人物の画像データを容易かつ正確に抜き出すことができる。この結果、鑑賞の際に、最も着目される人物の画像データの輝度値を最適に調整することができる。
CCD16を受光部として兼用することで、受光部を独立に設ける必要がなくなり、デジタルカメラ100を簡易に構成でき、小型軽量化できる。この結果、製造コストを削減できる。
図6は、デジタルカメラの第2の実施形態における撮像動作を表している。デジタルカメラの第1の実施形態で説明した要素と同一の要素については、詳細な説明を省略する。この実施形態では、図1に示したCPU20が実行するためのROM24に格納されているプログラムが、デジタルカメラの第1の実施形態と相違する。その他の構成はデジタルカメラの第1の実施形態の図1と同じである。
上述した図2と同じ処理については、詳細な説明を省略する。また、図6に示す動作は、CPU20(選択手段、条件決定手段及び焦点調整手段)がROM24に格納されたプログラムを実行することによって実現される。
ステップS300、S302、S304、S306、S314、S318及びS320は、図2のS100、S102、S104、S106、S110、S114及びS116と同じである。ステップS300〜S306が実行された後、処理はステップS308に移行する。
ステップS308において、CPU20は、距離データが最小の画素群で構成される画像データに対応する被写体を選択する。この後、処理はステップS310に移行する。
ステップS310において、CPU20は、選択された被写体に合わせた最適な撮像条件を設定するために、絞りドライバ38、シャッタードライバ36、閃光装置ドライバ(図示せず)等をそれぞれ制御して、絞り12の絞り値、シャッター部14のシャッタースピード、閃光装置28の発光量等の撮像条件を決定する。この後、処理はステップS312に移行する。
ステップS312において、CPU20は、選択された被写体に焦点を合わせるために、レンズ駆動用ドライバ40を制御して、撮影レンズ系10を駆動させる。この後、処理はステップS314に移行する。
ステップS314において、シャッターボタンの更なる押下げが検出されると、処理はステップS316に移行する。ステップS316は、シャッターボタンの更なる押下げが検出されるまで繰り返される。
ステップS316において、CPU20は、CCDドライバ34、シャッタードライバ36、絞りドライバ38、閃光装置ドライバをそれぞれ制御して、CCD16、シャッター部14、絞り12、閃光装置28を駆動し、被写体を撮像する。この後、処理はステップS318に移行する。ステップS318〜S320が実行された後、デジタルカメラの第2の実施形態における撮像動作が終了する。
以上、本実施形態では、CPU20によって選択された主要な被写体(例えば、人物)に合わせて、最適な撮像条件が自動的に決定される。この結果、主要な被写体の画像を最適にして被写体を撮像できる。よって、撮像された画像データの輝度を調整する処理を省略できる。
CPU20は、距離データが最小の画素群で構成される画像データに対応する被写体を選択する。そして、CPU20は、選択された被写体に合わせた最適な撮像条件を設定する。一般的に、人物を撮像する場合、人物は撮影者に最も近い場所に位置している場合が多い。このため、主として人物が撮像される場合、撮像条件が自動的に最適に設定される。この結果、撮影者は構図決め等に集中でき、意図する画像を容易に得ることができる。
CPU20によって選択された被写体(例えば、人物)に合わせて、最適な焦点調整が自動的に行われる。このため、撮影者は、フォーカスロック等の手間のかかる操作をすることなく撮影することが可能となり、人物に集中して撮影できる。
図7は本発明の画像処理システム及び画像処理プログラムの第1の実施形態を示している。画像処理システムは、パーソナルコンピュータ50、カードリーダ52及びCD−ROM68を有している。
パーソナルコンピュータ50は、画面表示を行うディスプレイ54と、指示を入力するキーボード56と、パーソナルコンピュータ50内の各装置を制御するCPU60(画像処理手段及び輝度調整手段)、ハードディスク62、メモリ64及びドライブ装置66が内蔵された制御装置58とを有している。
CD−ROM68は、ドライブ装置66に着脱可能に装着される。CD−ROM68がドライブ装置66へ装着された後、キーボード56を介して入力される指示に応答して、CD−ROM68に保存されたプログラム(画像処理プログラム)がハードディスク62にダウンロードされる。
カードリーダ52は、USBコード等を用いて制御装置58に着脱可能に装着される。記憶メディア26は、カードリーダ52に着脱可能に装着される。記憶メディア26には、第1の実施形態のデジタルカメラ100の撮像動作により得られた画像データ及び距離データが保存されている。
図8は、画像処理システム及び画像処理プログラムの第1の実施形態における画像処理動作を表している。CPU60がハードディスク62に格納されたプログラムを実行することによって、図8に示す動作は実現される。
まず、ステップS400において、CPU60は、ディスプレイ54を駆動して選択画面を表示させ、記憶メディア26に保存されている画像データの中からいずれかを撮影者に選択させる。撮影者により、画像データが選択されると、処理はステップS402に移行する。ステップS400は、画像データが選択されるまで、あるいは撮影者により強制的に終了されるまで繰り返される。
ステップS402において、CPU60は、選択された画像データ及び、この画像データに対応する距離データを記憶メディア26からメモリ64に読み出す。この後、処理はステップS404に移行する。
ステップS404において、CPU60は、画像データを構成する画素において、同じ値の距離データごとに画素を分類することで画素群(測距領域群)を形成する。すなわち、同じ値の距離データに対応する画素群ごとに画像データが分離される。この後、処理はステップS406に移行する。
ステップS406において、CPU60は、距離データが最小値の画素群で構成される画像データを抜き出し、抜き出した画像データの輝度を最適な値に調整する。この結果、被写体の一部の輝度が最適に調整される。この後、処理はステップS408に移行する。
ステップS408において、CPU60は、ディスプレイ54に選択画面を表示させ、輝度値が調整された画素群により再構成された画像データを保存するか否かを撮影者に選択させる。画像データの保存が検出されると、処理はステップS410に移行する。非検出の場合、すなわち、撮影者が再構成された画像データを保存しない場合、処理はステップS412に移行する。
ステップS410において、CPU60は、輝度値が調整された画像データを距離データに対応付けて記憶メディア26又はハードディスク62に保存する。このとき、輝度値が調整された画像データは、輝度値が調整される前の画像データに上書きして保存されても良く、あるいは、輝度値が調整される前の画像データとは異なるファイルとして保存されても良い。そして、画像処理システム及び画像処理プログラムの第1の実施形態における画像処理動作が終了する。
一方、ステップS412において、CPU60は、ディスプレイ54を駆動して選択画面を表示させ、輝度値が調整された画像データの輝度値を再調整するか否かを撮影者に選択させる。撮影者により、輝度値の再調整が検出されると、処理は再びステップS406に移行する。非検出の場合、すなわち、撮影者が画像データを再調整しない場合、画像処理システム及び画像処理プログラムの第1の実施形態における画像処理動作が終了する。
以上、この実施形態においてもデジタルカメラ100の第1の実施形態における画像処理動作と同様の効果を得ることができる。さらに、この実施形態では、撮影者は、LCD42の液晶画面に比べて広い画面を持つディスプレイ54で画像データを選択、確認等することが可能である。この結果、撮影者は、被写体の撮像された画像及び輝度調整された画像を快適に選択、確認等することができる。
本実施形態では、記憶メディア26に比べて記憶容量の大きいハードディスク62に画像データを保存することができる。複数の時期に撮影された多数の画像を保存できるため、撮影者は、多数の画像の中から、輝度調整したい画像を選択することができる。この結果、画像処理したい複数の画像の撮影時期が異なる場合にも、撮影者は、意図する画像を容易に得ることが可能になる。
なお、上述したデジタルカメラの第1及び第2の実施形態では、LED30から照射されるパルス光の光量をCCD16により検出することで、距離データを算出する例について述べた。本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、デジタルカメラに、被写体からの光が入射される2つのレンズ、2つの受光素子を設けて、距離データを算出してもよい。この場合、2つの受光素子は、2つのレンズに入射された被写体からの光をそれぞれ測距領域毎に光電変換する。2つの受光素子により光電変換された2つの被写体像の距離を検出することで、距離データは算出される(パッシブ方式)。あるいは、デジタルカメラに、撮影レンズ、2つのセパレータレンズ、受光素子を設けて、距離データを算出してもよい。この場合、撮影レンズを通過した被写体からの光は左右に分かれた2つのセパレータレンズで結像される。結像された光は、受光素子により光電変換される。受光素子により光電変換された2つの被写体像の距離(位相差)から、距離データは算出される(位相差検出方式)。
上述したデジタルカメラの第1及び第2の実施形態では、撮像手段が受光手段を兼ねている例について述べた。本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、受光手段(CCD等)を被写体を撮像するCCD16と別に設けても良い。
上述したデジタルカメラの第1の実施形態及び画像処理システム及び画像処理プログラムの第1の実施形態では、図4に示したように画像データの輝度値を調整する例について述べた。本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、画像データに含まれるノイズを除去するノイズ除去処理、又は画像全体に奥行き感を出すために画像データのぼかし処理、あるいは画像を鮮明にする補正処理等がされるものでも良い。この結果、撮影者は意図する様々な画像を得ることが可能になる。
上述したデジタルカメラの第1及び第2の実施形態では、被写体からの反射光をCCD16によって画素ごとに検出する例について述べた。本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、反射光を数画素(例えば、縦2画素、横2画素からなる4画素)ごとに検出しても良い。この場合、CPU20が距離データに基づいて画像データを分離又は選択する処理時間を短縮できる。この結果、画像処理及び撮像に要する時間が短縮される。
上述したデジタルカメラの第1の実施形態及び画像処理システム及び画像処理プログラムの第1の実施形態では、最小の距離データに対応する画素群からなる画像データの輝度値を調整する例について述べた。本発明は、かかる実施形態に限定されるものではない。例えば、最大の距離データに対応する画像データの輝度値が調整されても良い。特に、背景等の風景写真を撮影する場合において顕著な効果を発揮する。
上述したデジタルカメラの第1の実施形態及び画像処理システム及び画像処理プログラムの第1の実施形態では、最小の距離データに対応する1つの画素群からなる画像データの輝度値を調整する例について述べた。本発明は、かかる実施形態に限定されるものではない。例えば、複数種の距離データに対応する複数の画素群を抜き出し、各画素群の画像データについて輝度を調整し、画像全体の輝度を最適に調整することも可能である。特に、暗時や逆光時等に撮像された画像のように被写体の各部分の輝度が過度あるいは不足になりやすい場合に、顕著な効果を発揮する。
上述したデジタルカメラの第2の実施形態では、撮像条件及び焦点調整を、最小の距離データに対応する被写体に対して最適に設定する例について述べた。本発明は、かかる実施形態に限定されるものではない。例えば、撮影者から最も遠くに位置した被写体(例えば、背景等)に対して最適な撮像条件及び焦点調整を設定しても良い。特に、風景写真を撮影する場合において顕著な効果を発揮する。
上述したデジタルカメラの第2の実施形態では、ステップS320において、CPU20が、データ化された被写体の画像データを変換処理した後に終了する例について述べた。本発明は、かかる実施形態に限定されるものではない。例えば、ステップS320の後に、CPU20が、距離データに基づいて画像データを分離して画像処理するために、距離データを画像データに対応付けて記憶メディア26に保存しても良い。このとき、距離データ及び画像データを一つのファイルにまとめて保存しても良く、あるいは、それぞれ独立したファイルとして保存しても良い。
以上、本発明について詳細に説明してきたが、上記の実施形態及びその変形例は発明の一例に過ぎず、本発明はこれに限定されるものではない。本発明を逸脱しない範囲で変形可能であることは明らかである。
本発明のデジタルカメラの第1の実施形態を示すブロック図である。 本発明のデジタルカメラの第1の実施形態の撮像動作を示すフローチャートである。 本発明のデジタルカメラの第1の実施形態の画像処理動作を示すフローチャートである。 本発明のデジタルカメラの第1の実施形態を示す説明図であり、ディスプレー上に中間調画像の写真を含む。 被写体までの距離算出方法の概要を示す説明図である。 本発明のデジタルカメラの第2の実施形態の撮像動作を示すフローチャートである。 本発明の画像処理システム及び画像処理プログラムの第1の実施形態を示すブロック図である。 本発明の画像処理システム及び画像処理プログラムの第1の実施形態の画像処理動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10 レンズ系
12 絞り
14 シャッター
16 CCD
18 A/D変換部
20 CPU
22 RAM
24 ROM
26 記憶メディア
28 閃光装置
30 LED
32 駆動装置
34 CCDドライバ
36 シャッタードライバ
38 絞りドライバ
40 レンズ駆動用ドライバ
42 LCD
44 操作部
46 バス
48 スロット
50 パーソナルコンピュータ
52 カードリーダ
54 ディスプレイ
56 キーボード
58 制御装置
60 CPU
62 ハードディスク
64 メモリ
66 ドライブ装置
68 CD−ROM
100 デジタルカメラ

Claims (13)

  1. 複数の測距領域を有する撮像領域内の被写体を撮像する撮像手段と、
    前記各測距領域に対応する部分被写体までの距離を示す距離データを算出する距離算出手段と、
    前記距離データを前記撮像手段により得られた画像データに対応付けて保存する記録手段とを備えることを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 請求項1記載のデジタルカメラにおいて、
    同じ距離データを有する測距領域群ごとに前記画像データを分離し、分離された複数の画像データの少なくとも一つを画像処理する画像処理手段を備えることを特徴とするデジタルカメラ。
  3. 請求項2記載のデジタルカメラにおいて、
    前記画像処理手段は、分離された複数の画像データの少なくとも一つの輝度値を調整する輝度調整手段を備えることを特徴とするデジタルカメラ。
  4. 請求項1記載のデジタルカメラにおいて、
    同じ距離データを有する測距領域群にそれぞれ対応する部分被写体のいずれかを選択する選択手段と、
    選択された部分被写体に合わせて撮像条件を決定する条件決定手段とを備えることを特徴とするデジタルカメラ。
  5. 請求項4記載のデジタルカメラにおいて、
    前記条件決定手段は、距離が最も近い部分被写体に合わせて前記撮像条件を決定することを特徴とするデジタルカメラ。
  6. 請求項4記載のデジタルカメラにおいて、
    選択された部分被写体に焦点を合わせる焦点調整手段を備えることを特徴とするデジタルカメラ。
  7. 請求項1記載のデジタルカメラにおいて、
    前記測距領域は、前記撮像手段の画素にそれぞれ対応して設定されていることを特徴とするデジタルカメラ。
  8. 請求項1記載のデジタルカメラにおいて、
    照射光を前記被写体に向けて放射する発光手段と、
    前記照射光による前記被写体からの反射光を前記測距領域ごとに受光する受光手段とを 備え、
    前記距離算出手段は、受光手段における前記反射光の受光量に基づいて、前記各測距領域に対応する部分被写体までの距離を示す距離データを算出することを特徴とするデジタルカメラ。
  9. 請求項8記載のデジタルカメラにおいて、
    前記受光手段は、前記撮像手段であることを特徴とするデジタルカメラ。
  10. 複数の測距領域を有する撮像領域内の被写体をデジタルカメラの撮像手段を用いて撮像することにより得られた画像データと、各測距領域に対応する部分被写体までの距離を示す距離データとを用いて、同じ距離データを有する測距領域群ごとに前記画像データを分離し、分離された複数の画像データの少なくとも一つを画像処理する画像処理手段を備えることを特徴とする画像処理システム。
  11. 請求項10記載の画像処理システムにおいて、
    前記画像処理手段は、分離された複数の画像データの少なくとも一つの輝度値を調整する輝度調整手段を備えることを特徴とする画像処理システム。
  12. コンピュータを、
    複数の測距領域を有する撮像領域内の被写体をデジタルカメラの撮像手段を用いて撮像することにより得られた画像データと、各測距領域に対応する部分被写体までの距離を示す距離データとを用いて、同じ距離データを有する測距領域群ごとに前記画像データを分離し、分離された複数の画像データの少なくとも一つを画像処理する画像処理手段として機能させるための画像処理プログラム。
  13. 請求項12記載の画像処理プログラムにおいて、
    前記画像処理手段は、分離された複数の画像データの少なくとも一つの輝度値を調整する輝度調整手段を備えることを特徴とする画像処理プログラム。
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