JP2012234442A - 火災報知設備 - Google Patents
火災報知設備 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012234442A JP2012234442A JP2011103733A JP2011103733A JP2012234442A JP 2012234442 A JP2012234442 A JP 2012234442A JP 2011103733 A JP2011103733 A JP 2011103733A JP 2011103733 A JP2011103733 A JP 2011103733A JP 2012234442 A JP2012234442 A JP 2012234442A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- repeater
- signal
- sensor
- transmission
- fire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Alarm Systems (AREA)
- Fire Alarms (AREA)
- Radio Relay Systems (AREA)
Abstract
【解決手段】無線式中継器Bは、送信期間終了後に所定時間に亘り受信機能を起動させる連続受信スロットを有し、感知器Dは、無線信号を送信する際に、送信前キャリアセンスを行って無線式中継器Bからのブロック通信120が受信されているかどうかを判定し、ブロック通信120が受信されているときにはその無線信号に含まれるフレーム番号に基づいて、無線式中継器Bが送信終了後において、前記連続受信スロットの予め信号の種類により区別された所定の時間範囲(連続受信スロット122、124、126)にて送信する。
【選択図】図10
Description
また、本発明に係る火災報知設備は、感知器は、無線信号を送信した際に前記中継器からの確認応答を検知しなかったときには、その無線信号を再送信するものである。
また、無線信号を送信した際に中継器からの確認応答を検知しなかったときには、その無線信号を前記時間範囲にて再送信するようにしているので、緊急性の高い無線信号に対する処理が遅れるということがない。
図1は実施の形態に係る火災報知設備の一例を示すシステム構成図である。図1に示す火災報知設備は、監視対象となる建物に設置され、火災の発生を検知したときにこれを報知するシステムである。
感知器Dは、火災現象に基づく検知対象物の物理量または物理的変化を検出し、検出内容に応じた状態信号を無線信号として送信する。感知器Dとして、例えば、検出した煙濃度に基づくアナログ値または火災信号を無線信号として出力する無線式の煙感知器、検出した周囲温度に基づくアナログ値または火災信号を無線信号として出力する無線式の熱感知器等が使用されている。
リピータ中継器Cは、無線式中継器Bと感知器Dとの間に介在し、無線信号の中継を行う。そのリピータ中継器Cは、無線式中継器Bと感知器Dとの間で互いに電波が届かない場合に設けられる。図1のグループG1に示すリピータ中継器C2、C3のように、無線式中継器Bと感知器Dとの間に2台以上のリピータ中継器Cを設けて中継させることも可能である。
リピータ中継器Cは、制御回路11、電池2、定電圧回路3、電圧検出回路4、送受信回路5、アンテナ6、表示灯回路8、登録スイッチ9を備えている。リピータ中継器Cは、前述の感知器Dと異なり火災検出回路7を備えておらず、また、制御回路11の動作内容も異なるが、その他の構成については感知器Dと基本的に同様である。なお、リピータ中継器Cに例えば図2の感知器Dに示すような火災検出回路7や煙や熱等を感知するセンサを設け、リピータ中継器Cが火災検出機能を有する構成としてもよい。
無線式中継器Bは、感知器D及びリピータ中継器Cとの間で無線信号を送受信し、感知器Dあるいはリピータ中継器Cからの無線信号を火災受信機Aに転送する機能を有している。図示せぬ記憶素子には、本中継器Bの機能を実行させるプログラムや各種データ、グループIDと登録した機器のアドレス及び通信経路情報(後述する)等が保存されている。
無線式中継器Bは、制御回路21、定電圧回路3、電圧検出回路4、送受信回路5、アンテナ6、表示灯回路8、登録スイッチ9、受信機I/F回路22、電源線用端子20a、信号線用端子20bを備える。無線式中継器Bは、前述の感知器Dやリピータ中継器Cのように電池駆動ではなく、火災受信機Aと電源線用端子20aとを接続する電源線を介して火災受信機AからDC電源を供給される。また、火災受信機Aと信号線用端子20bとが信号線(伝送線CL)で接続されており、無線式中継器Bは受信機I/F回路22を介して火災受信機Aと信号を送受信する。また、制御回路21の動作内容及び記憶素子21aに記憶される情報が一部異なるが、その他の構成については感知器Dやリピータ中継器Cと基本的に同様である。
火災報知設備100の主要な動作の一つ目は、火災監視である。具体的には、各感知器Dは、自身の監視領域において火災発生の有無を監視する。そして、感知器Dが火災による煙や熱などの環境の変化を検知すると、この検知情報が、リピータ中継器Cを介してあるいは直接、無線式中継器Bに無線信号により伝えられる。さらに無線式中継器Bから火災受信機Aに対し、検知情報が伝えられる。火災受信機Aは、火災の検知情報を受信すると、図示しない音響警報装置を制御して火災報知を行わせると共に、図示しない防火戸や排煙機、シャッター等を作動させて延焼を防ぐ。
また、火災報知設備100の主要な動作の二つ目は、状態収集処理である。火災報知設備100においては、これを構成する各機器に電池切れや無線通信の不良が生じると、火災通知が行えなくなってしまう。このような不具合が生じないようにするために、各機器の状態(電池状態や無線通信機能の状態など)を所定周期で収集する状態収集処理を行う。
次に、火災報知設備100における送受信処理の概要について説明する。
火災報知設備100における無線信号の主要な送受信処理は、(1)状態収集処理、(2)火災通知処理である。
状態収集処理は、無線式中継器Bが、自身と無線信号の送受信を行う機器(リピータ中継器C、感知器D)の状態情報(例えば、電池状態等)を収集する処理である。無線式中継器Bは、自身の下位機器に対してその機器自身の状態情報を送信するよう要求する状態要求信号を送信し、この状態要求信号を受信した機器は、更に自身の下位機器に対して状態要求信号を送信する。この状態要求信号は、その通信経路の末端に至るまで中継され、末端の機器である感知器Dは、自身の状態情報を含む信号を状態情報信号として上位機器に対して送信する。この状態情報信号を受信した上位機器は、受信した信号に対して自身の状態情報を含む信号を付加し、その信号を状態情報信号として上位機器へと送信する。この状態情報信号は、通信経路の最上位機器である無線式中継器Bに至るまで順に送信される。そして、無線式中継器Bは、下位機器から収集した状態情報信号を自ら状態判定して、必要があれば、その状態情報信号に含まれる情報を火災受信機Aに送信する。
これは、感知器Dが検知した火災情報に基づく無線信号を、無線式中継器Bを介して火災受信機Aに対して送信する処理である。信号の流れは、感知器D、リピータ中継器C(介在する場合のみ)、無線式中継器B、火災受信機A、という通信経路の下位機器から上位機器までの順となる。
また、無線式中継器B、リピータ中継器C、及び感知器Dは、基本的には所定時間おきに他の機器からの無線信号の受信を行う間欠受信を行っている。本実施の形態では、無線式中継器Bの間欠受信間隔をTB、リピータ中継器Cの間欠受信間隔をTC、感知器Dの間欠受信間隔をTDとする。
上記のような火災監視や状態収集の送受信処理においては無線信号により通信を行う。
無線式中継器B及びリピータ中継器Cは、火災受信機Aと感知器Dとの間に介在し、これらの間で行われるべき無線通信を中継する中継器として機能する。
グループIDは、図1に示すグループ毎に固有に割り当てられるIDである。このグループIDは、無線式中継器B、リピータ中継器C、及び感知器Dのすべての機器に対して設定されている。
自己アドレスは、各機器に固有に割り当てられた通信アドレスであり、無線式中継器B、リピータ中継器C、及び感知器Dのすべての機器に対して設定されている。
下位機器アドレスは、通信階層において自身の直近下位に位置する機器のアドレスである。ここで、下位とは、各機器に対して火災受信機Aから遠い側をいう。例えば、図1のグループG1において、リピータ中継器C2の下位機器はリピータ中継器C3であり、リピータ中継器C3の下位機器は感知器D31、D32である。この下位機器アドレスは、無線式中継器B及びリピータ中継器Cに対して設定されている。
まず、上位機器となる無線式中継器Bとリピータ中継器Cは、通信経路を登録するための動作モードとして登録モードというモードを有している。また、下位機器となるリピータ中継器Cと感知器Dは、通信経路の登録を要求する登録要求信号の送信が可能である。
このような構成において、登録モード状態の上位機器(無線式中継器B又はリピータ中継器C)に対し、下位機器(リピータ中継器C又は感知器D)から自身のアドレスを含む登録要求信号が送信されると、上位機器は、登録要求信号に含まれるアドレスを自身の下位機器アドレスとして設定するとともに、その下位機器に対して自己アドレスを含む登録信号を送信する。この登録信号を受信した下位機器(リピータ中継器C又は感知器D)は、登録信号に含まれるアドレスを自身の上位機器アドレスとして設定する。このような処理を通信経路を構成する各機器について行うことにより、その通信経路が確立される。なお、登録モードへの移行や登録要求信号の送信は、登録スイッチ9を使用者に操作されることによって実行される。また、この登録処理は、火災報知設備100を新たに設置する際に行うほか、火災報知設備100を設置した後に機器を増設する場合にも行うことができる。
次に、本実施の形態に係る火災報知設備100で用いられる通信電文について説明する。ここで説明する通信電文は、上述の(1)状態収集処理、(2)火災通知処理において用いられる通信電文である。
実施の形態の火災報知設備100では、送受信処理の種類((1)状態収集処理または(2)火災通知処理)と、送信元機器の種別、及び受信元機器の種別によって、使用する通信電文が定められている。まずは、各通信電文を具体的に説明する。
図5に示す通信スロット110は、送信元(無線式中継器Bまたはリピータ中継器C)からリピータ中継器C、あるいは、送信元(リピータ中継器Cまたは感知器D)から無線式中継器Bまたはリピータ中継器Cに信号を伝送する送信スロット111と、他の機器からの信号を受信する連続受信スロット112から構成される。
送信スロット111の長さは、無線式中継器Bの間欠受信間隔TB及びリピータ中継器Cの間欠受信間隔TCの長さよりも長くなるよう設定されており、無線式中継器Bとリピータ中継器Cが送信スロット111のうちのいずれかの基本フレーム101を受信できるようになっている。
なお、送信スロット111による送信を開始する前には、送信前CS(送信前キャリアセンス)を行い、他の機器が無線信号を送信中でないことを確認した後に送信を開始する。
ブロック通信120では、無線信号を送信する送信期間(送信スロット121、123、125)と、無線信号を送信しない送信休止期間(連続受信スロット122、124、126)とを交互に繰り返す。
そこで、本実施のブロック通信120では、送信スロット121、連続受信スロット122、送信スロット123の合計時間が、感知器Dの間欠受信間隔TD(7秒)以下であり、かつ、連続受信スロット122(図6における区間T1)の7秒後が送信スロット125に含まれるようにしている。このようにすることで、すべての感知器Dが、送信スロット121、123、125のいずれかで送信された無線信号を受信できるようにしている。すなわち、例えば、ある感知器Dの間欠受信タイミングが、連続受信スロット122に含まれていた場合でも、その感知器Dは、次の間欠受信タイミングにおいて送信スロット125で送信された無線信号を受信することができる。
各感知器Dは、送信スロット121、123、125で送信されたいずれかの基本フレーム101を受信すると、受信した基本フレーム101に含まれるフレーム番号に基づいて、その送信スロット(送信スロット121、123、125のいずれか)が終了するまで待機する。そして、予め各感知器Dの記憶素子1aに記憶された感知器返送スロット129の各エリアのタイミングに関する情報に基づいて、感知器Dは、感知器返送スロット129のエリアのうち、自身に割り当てられた機器番号に対応したエリア(時間帯)に対して、無線信号を送信する。例えば、機器番号5番の感知器Dは、感知器返送スロット129の5番目のエリアに対して無線信号を送信する。このように、感知器Dによって受信の時間帯(感知器Dの送信時間帯)を定めておくことで、複数の感知器Dによって信号が同時に送信されることにより電文が破壊されることを抑制することができる。また、1回のブロック通信120で複数の感知器Dからの無線信号を受信できるので、受信に要する時間を短縮することができる。
このように、各感知器Dは、信号を受信した送信スロット(送信スロット121、123、125のいずれか)に続く連続受信スロット(連続受信スロット122、124、126のいずれか)において、短縮フレーム102を送信する。
図7に示す通信スロット130は、リピータ中継器Cから他のリピータ中継器Cまたは無線式中継器Bに対して信号を伝送する送信スロット131と、他の機器からの信号を受信する連続受信スロット132から構成される。
この送信スロット131は、無線式中継器Bあるいはリピータ中継器Cに対して無線信号を送るものである。したがって、送信スロット131の長さは、無線式中継器Bの間欠受信間隔TB及びリピータ中継器Cの間欠受信間隔TCの長さよりも長くなるよう設定されており、無線式中継器Bとリピータ中継器Cが送信スロット131のうちのいずれかの連送フレーム103を受信できるようになっている。
なお、送信スロット131による送信を開始する前には、送信前CS(送信前キャリアセンス)を行い、他の機器が無線信号を送信中でないことを確認した後に送信を開始する。
次に、(1)状態収集処理、及び(2)火災通知処理について、これらの処理で使用される通信電文を含めて更に説明する。
図8は、実施の形態に係る状態収集処理を説明する図である。なお、図8では、図1に示す無線式中継器B1と無線通信を行う通信経路のうち、通信経路F1(感知器D11、D12の通信経路)と、通信経路F3(リピータ中継器C2、C3、感知器D31、32の通信経路)を例に説明する。
(S301)無線式中継器B1は、通信経路F1に属する機器のうち、記憶素子に記憶されている下位機器アドレスに対し、状態要求信号を送信する。この例では、無線式中継器B1の通信経路F1における下位機器は感知器D11、D12であるので、無線式中継器B1は、状態要求信号を、ブロック通信120(図6(A))にて送信する。
一方、感知器D11、D12は、間欠受信間隔TDで間欠受信を行っており、無線式中継器B1がブロック通信120の送信スロット121、123、125のいずれかで送信した状態要求信号を受信する。この例では、感知器D12は送信スロット123で送信された状態要求信号を受信し、感知器D11は送信スロット125で送信された状態要求信号を受信したものとする。
(S303)感知器D11は、状態要求信号を受信すると、短縮フレーム102により自身の状態情報を含む状態情報信号を送信する。より具体的には、無線式中継器B1の、連続受信スロット126の感知器返送スロット129の自身の機器番号に対応するエリアにおいて(図6)、状態情報信号を送信する。
なお、図1の例では、通信経路F1の状態収集処理が終了した後には通信経路F2の状態収集処理を行うが、通信経路F2における処理内容は通信経路F3の処理内容に含まれているため、ここでは説明を省略し、以下、通信経路F3の状態収集処理を説明する。
一方、リピータ中継器C2は、間欠受信間隔TCで間欠受信を行っており、無線式中継器B1が送信スロット111で送信した状態要求信号を受信する。
一方、リピータ中継器C3は、間欠受信間隔TCで間欠受信を行っており、リピータ中継器C2がステップS305で送信した状態要求信号を受信する。
一方、感知器D31、D32は、間欠受信間隔TDで間欠受信を行っており、リピータ中継器C3が送信スロット121、123、125のいずれかで送信した状態要求信号を受信する。この例では、感知器D32は送信スロット123で送信された状態要求信号を受信し、感知器D31は送信スロット125で送信された状態要求信号を受信したものとする。
(S308)感知器D31は、状態要求信号を受信すると、短縮フレーム102により自身の状態情報を含む状態情報信号を送信する。より具体的には、無線式中継器B1の、連続受信スロット126の感知器返送スロット129の自身の機器番号に対応するエリアにおいて(図6)、状態情報信号を送信する。
一方、リピータ中継器C2は、間欠受信間隔TCで間欠受信を行っており、リピータ中継器C3がステップS309で送信した状態情報信号を受信する。
一方、無線式中継器B1は、間欠受信間隔TBで間欠受信を行っており、リピータ中継器C2がステップS310で送信した状態要求信号を受信する。
リピータ中継器C2は、無線式中継器B1により送信された受信応答信号をステップS310の連続受信スロット132において受信し、これにより、状態情報信号が相手に正常に受信されたことを認識する。なお、図示しないが、ステップS310の連続受信スロット132にて、無線式中継器B1により送信された受信応答信号を受信できない場合には、リピータ中継器C2は、通信異常等何らかの異常が発生したものと判断し、状態情報信号を再送する。
また、連続受信スロット122、124、126のいずれにおいても、自己の通信経路に属する感知器Dから状態情報信号を受信できない場合には、リピータ中継器Cまたは無線式中継器Bは、当該感知器Dに割り当てられた感知器返送スロット129を「無応答」と判断し、これを含めた状態情報信号として上位の機器に送信する。
なお、リピータ中継器Cが自らの「無応答」を含めた状態情報信号を送信せずに、無線式中継器Bが記憶素子21aに保存された下位機器アドレス(機器番号)に基づいて判断してもよい。
図9は、実施の形態に係る火災通知処理を説明する図である。なお、図9(A)は、図1に示す無線式中継器B1と無線通信を行う通信経路のうち、通信経路F1(感知器D11、D12の通信経路)を示し、図9(B)は、通信経路F3(リピータ中継器C2、C3、感知器D31、32の通信経路)を示している。以下、火災通知処理について、図9と、前述の図5〜図7を参照して説明する。なお、図1の通信経路F2の処理内容については、これと同様の処理が通信経路F3と処理内容に含まれているため、ここでは説明を省略する。
(S401)感知器D12は、火災発生を検知すると、通信スロット110の送信スロット111(図5)により、火災検知情報を含む火災信号を、記憶素子1aに記憶された上位機器アドレス宛に送信する。この例では、感知器D12の上位機器は無線式中継器B1であるので、感知器D12は、無線式中継器B1に対して火災信号を送信する。感知器D12は、送信スロット111により火災信号を送信した後は、受信機能を起動して連続受信スロット112の受信待機状態に移行する。
一方、無線式中継器B1は、間欠受信間隔TBで間欠受信を行っており、感知器D12がステップS401で送信した火災信号を受信する。
感知器D12は、無線式中継器B1により送信された受信応答信号をステップS401の連続受信スロット112において受信し、これにより、火災信号が相手に正常に受信されたことを認識する。なお、図示しないが、ステップS401の連続受信スロット112にて、無線式中継器B1により送信された受信応答信号を受信できない場合には、感知器D12は、通信異常等何らかの異常が発生したものと判断し、火災信号を再送する。
(S501)感知器D31は、火災発生を検知すると、通信スロット110の送信スロット111(図5)により、火災信号を、記憶素子1aに記憶された上位機器アドレス宛に送信する。この例では、感知器D31の上位機器はリピータ中継器C3であるので、感知器D31は、リピータ中継器C3に対して火災信号を送信する。感知器D31は、送信スロット111により火災信号を送信した後は、受信機能を起動して連続受信スロット112の受信待機状態に移行する。
一方、リピータ中継器C3は、間欠受信間隔TCで間欠受信を行っており、感知器D31がステップS501で送信した火災信号を受信する。
このリピータ中継器C3が送信した火災転送信号は、感知器D31が、連続受信スロット112において受信し(S501の破線参照)、感知器D31はこの火災転送信号の受信により、自身が送信した火災信号が正常にリピータ中継器C3に受信されたことを認識する。
一方、間欠受信間隔TCで間欠受信を行っているリピータ中継器C2も、リピータ中継器C3により送信された火災転送信号を受信する。
このリピータ中継器C2が送信した火災転送信号は、リピータ中継器C3が、連続受信スロット112において受信し(S502の破線参照)、リピータ中継器C3はこの火災転送信号の受信により、自身が送信した火災信号が正常にリピータ中継器C2に受信されたことを認識する。
一方、間欠受信間隔TBで間欠受信を行っている無線式中継器B1も、リピータ中継器C2により送信された火災転送信号を受信する。
リピータ中継器C2は、連続受信スロット112において無線式中継器B1からの受信応答信号を受信し、これにより、自身が送信した火災転送信号が正常に無線式中継器B1に受信されたことを認識することができる。
図10では、図8に示したステップS309においてリピータ中継器Cが状態情報信号を送信している最中に、感知器D32が火災を検知した状況を示している。
ステップS510に示すように、火災を検知した感知器D32は、火災信号を送信する前に送信前キャリアセンスを行う。この送信前キャリアセンスにおいて、感知器D32は、ステップS309でリピータ中継器C3が送信している無線信号を受信したものとする。ここで、ステップS309で送信されているのは連送フレーム103であるので、感知器D32は、送信前キャリアセンスで連送フレーム103を受信するために火災信号を送信できない。そして、感知器D32は、送信前キャリアセンスで受信した連送フレーム103のフレーム番号に基づいて、送信スロット131が終了するまで待機する。そして、連続受信スロット132の火災通知信号用エリア134のタイミングになると、感知器D32は、連続受信スロット132の火災通知信号用エリア134に対し、火災信号を送信する。このように、感知器Dは、送信する信号の種別によって、受信側機器の対応するエリアに対して信号を送信する。このように、信号の種別によって受信の時間帯(送信側機器における送信時間帯)を定めておくことで、複数の種類の信号が同時に送信されることにより電文が破壊されることを抑制することができる。また、送信する信号の種別によって受信側機器における受信のエリア(時間帯)を分けたので、重要性の高い火災信号の送信を優先することができ、火災信号を早期伝達することができる。
次に、図1に示すシステムにおいて、感知器Dが火災通知信号や自己の機器異常のときの異常信号を通信スロット110により送信し、リピータ中継器Cが火災転送信号や自己の機器異常のときの異常信号を通信スロット130により送信しても無線式中継器Bからの確認応答の信号がなかったときの再送信について説明する。
例えば、感知器Dが火災を検出したときに送信前キャリアセンスを行ってリピータ中継器Cまたは無線式中継器Bからブロック通信120の送信フレーム121、123、125のいずれかの基本フレーム101を受信すると、連続受信スロット122、124、126のいずれかにおける火災通知信号用エリア(図示せず)にて送信する。
また、感知器Dが火災を検出したときに送信前キャリアセンスを行ってリピータ中継器Cまたは無線式中継器Bから送信スロット110のいずれかの基本フレーム101を受信すると、連続受信スロット112の火災通知信号用エリア114にて送信する。
さらに、感知器Dが火災を検出したときに送信前キャリアセンスを行ってリピータ中継器Cから送信スロット130のいずれかの連送フレーム103を受信すると、連続受信スロット132の火災通知信号用エリア134にて送信する。
一方で、感知器Dが異常を検出したときに送信前キャリアセンスを行ってリピータ中継器Cまたは無線式中継器Bからブロック通信120の送信フレーム121、123、125のいずれかの基本フレーム101を受信すると、連続受信スロット122、124、126のいずれかにおけるその他信号用エリア(図示せず)にて送信する。
また、感知器Dが異常を検出したときに送信前キャリアセンスを行ってリピータ中継器Cまたは無線式中継器Bから送信スロット110のいずれかの基本フレーム101を受信すると、連続受信スロット112のその他信号用エリア115にて送信する。
さらに、感知器Dが異常を検出したときに送信前キャリアセンスを行ってリピータ中継器Cまたは無線式中継器Bから送信スロット130のいずれかの連送フレーム103を受信すると、連続受信スロット132のその他信号用エリア135にて送信する。
これらにおいて、無線式中継器Bまたはリピータ中継器Cから確認応答の信号を受信しないと、信号の種別に応じて次の連続受信スロットで再送信する。
また、リピータ中継器Cが感知器Dの火災通知信号を転送するときに送信前キャリアセンスを行ってリピータ中継器Cまたは無線式中継器Bから送信スロット110のいずれかの基本フレーム101を受信すると、連続受信スロット112の火災転送信号用エリア113にて送信する。
さらに、リピータ中継器Cが感知器Dの火災通知信号を転送するときに送信前キャリアセンスを行ってリピータ中継器Cまたは無線式中継器Bから送信スロット130のいずれかの連送フレーム103を受信すると、連続受信スロット132の火災転送信号用エリア133にて送信する。
例えば、リピータ中継器Cが異常を検出したときに送信前キャリアセンスを行ってリピータ中継器Cまたは無線式中継器Bからブロック通信120の送信フレーム121、123、125のいずれかの基本フレーム101を受信すると、連続受信スロット122、124、126のいずれかにおけるその他信号用エリア(図示せず)にて送信する。
また、リピータ中継器Cが異常を検出したときに送信前キャリアセンスを行ってリピータ中継器Cまたは無線式中継器Bから送信スロット110のいずれかの基本フレーム101を受信すると、連続受信スロット112のその他信号用エリア115にて送信する。
さらに、リピータ中継器Cが異常を検出したときに送信前キャリアセンスを行ってリピータ中継器Cから送信スロット130のいずれかの連送フレーム103を受信すると、連続受信スロット132のその他信号用エリア135にて送信する。
これらにおいて、無線式中継器Bまたはリピータ中継器Cから確認応答の信号を受信しないと、信号の種別に応じて次の連続受信スロットで再送信する。
感知器Dは、電源が投入されているとき、即ち、電池電圧が動作に必要な状態にあるときに(S1)、自己要因による送信要因が発生したかどうかを判定する(S2)。つまり、火災を検知したか、電池電圧が所定値より低くなったかどうかを判定する。感知器Dは、例えば火災を検知したときにはS3に進み、また、送信要因が発生していないときには間欠受信による無線式中継器B(又はリピータ中継器C)からの電文が受信されたかどうかを判定する(S8)。
Claims (6)
- 火災現象に基づく環境変化を検知するとともに無線信号を送受信する感知器と、
前記感知器を監視制御する火災受信機と、
前記感知器と前記火災受信機との間に介在し、無線信号を中継する1又は複数の中継器とを備え、
前記中継器は、送信期間終了後に所定時間に亘り受信機能を起動させる連続受信スロットを有し、
前記感知器は、無線信号を送信する際に、キャリアセンスを行って前記中継器からの無線信号が受信されているかどうかを判定し、無線信号が受信されているときにはその無線信号に含まれるフレーム番号に基づいて、前記中継器が送信終了後において、前記連続受信スロットの予め信号の種類により区別された所定の時間範囲にて送信する
ことを特徴とする火災報知設備。 - 前記感知器は、無線信号を送信した際に前記中継器からの確認応答を受信しなかったときには、その無線信号を再送信する
ことを特徴とする請求項1記載の火災報知設備。 - 前記感知器と前記中継器との間に介在し、少なくとも無線信号を中継するリピータ中継器を備え、
前記リピータ中継器は、少なくとも前記感知器からの無線信号を転送する際に、キャリアセンスを行って前記中継器からの無線信号が受信されているかどうかを判定し、無線信号が受信されているときにはその無線信号に含まれるフレーム番号に基づいて、前記中継器が送信終了後において、前記連続受信スロットの予め信号の種類により区別された所定の時間範囲にて送信する
ことを特徴とする請求項1又は2記載の火災報知設備。 - 前記リピータ中継器は、無線信号を転送した際に前記中継器からの確認応答を受信しなかったときには、その無線信号を再送信する
ことを特徴とする請求項3記載の火災報知設備。 - 前記リピータ中継器は、前記中継器に近い側を上位として、前記感知器に近い側を下位として設けられ、
上位のリピータ中継器は、少なくとも下位のリピータ中継器からの無線信号を転送する際に、キャリアセンスを行って前記中継器からの無線信号が受信されているかどうかを判定し、無線信号が受信されているときにはその無線信号に含まれるフレーム番号に基づいて、前記中継器が送信終了後において、前記連続受信スロットの予め信号の種類により区別された所定の時間範囲にて送信し、
下位のリピータ中継器は、少なくとも前記感知器からの信号を転送する際に、キャリアセンスを行って上位のリピータ中継器からの無線信号が受信されているかどうかを判定し、無線信号が受信されているときにはその無線信号に含まれるフレーム番号に基づいて、前記中継器が送信終了後において、前記連続受信スロットの予め信号の種類により区別された所定の時間範囲にて送信する
ことを特徴とする請求項3又は4記載の火災報知設備。 - 上位のリピータ中継器は、無線信号を転送した際に前記中継器からの確認応答を受信しなかったときには、その無線信号を再送信する
ことを特徴とする請求項5記載の火災報知設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011103733A JP5783787B2 (ja) | 2011-05-06 | 2011-05-06 | 火災報知設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011103733A JP5783787B2 (ja) | 2011-05-06 | 2011-05-06 | 火災報知設備 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015139907A Division JP6028073B2 (ja) | 2015-07-13 | 2015-07-13 | 火災報知設備 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012234442A true JP2012234442A (ja) | 2012-11-29 |
JP5783787B2 JP5783787B2 (ja) | 2015-09-24 |
Family
ID=47434688
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011103733A Expired - Fee Related JP5783787B2 (ja) | 2011-05-06 | 2011-05-06 | 火災報知設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5783787B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015023437A (ja) * | 2013-07-19 | 2015-02-02 | ホーチキ株式会社 | 無線防災システム |
JP2015036936A (ja) * | 2013-08-15 | 2015-02-23 | ファナック株式会社 | 複数台の機械または制御装置の情報を収集し電子メールで送信する制御装置 |
JP2015050574A (ja) * | 2013-08-30 | 2015-03-16 | 株式会社サーキットデザイン | 車両遠隔操作システム、車載中継機、及び携帯中継機 |
KR102188138B1 (ko) * | 2020-03-05 | 2020-12-07 | 주식회사 로제타텍 | 화재 경보 장치 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01206500A (ja) * | 1988-02-12 | 1989-08-18 | Fujitsu Ltd | 総合ビル管理システム |
JP2000188787A (ja) * | 1998-12-22 | 2000-07-04 | Nohmi Bosai Ltd | 防災システム装置 |
JP2006343982A (ja) * | 2005-06-08 | 2006-12-21 | Matsushita Electric Works Ltd | 火災報知システム |
JP2010009230A (ja) * | 2008-06-25 | 2010-01-14 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 火災警報システム |
-
2011
- 2011-05-06 JP JP2011103733A patent/JP5783787B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01206500A (ja) * | 1988-02-12 | 1989-08-18 | Fujitsu Ltd | 総合ビル管理システム |
JP2000188787A (ja) * | 1998-12-22 | 2000-07-04 | Nohmi Bosai Ltd | 防災システム装置 |
JP2006343982A (ja) * | 2005-06-08 | 2006-12-21 | Matsushita Electric Works Ltd | 火災報知システム |
JP2010009230A (ja) * | 2008-06-25 | 2010-01-14 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 火災警報システム |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015023437A (ja) * | 2013-07-19 | 2015-02-02 | ホーチキ株式会社 | 無線防災システム |
JP2015036936A (ja) * | 2013-08-15 | 2015-02-23 | ファナック株式会社 | 複数台の機械または制御装置の情報を収集し電子メールで送信する制御装置 |
JP2015050574A (ja) * | 2013-08-30 | 2015-03-16 | 株式会社サーキットデザイン | 車両遠隔操作システム、車載中継機、及び携帯中継機 |
KR102188138B1 (ko) * | 2020-03-05 | 2020-12-07 | 주식회사 로제타텍 | 화재 경보 장치 |
WO2021177755A3 (ko) * | 2020-03-05 | 2021-10-28 | 주식회사 로제타텍 | 화재 경보 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5783787B2 (ja) | 2015-09-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5855855B2 (ja) | 無線通信システム | |
JP5791357B2 (ja) | 火災報知設備 | |
JP5905771B2 (ja) | 通信障害支援システム | |
JP5264453B2 (ja) | 警報器 | |
JP5783787B2 (ja) | 火災報知設備 | |
JP2011100247A (ja) | 警報システムの中継方式及び警報器 | |
JP2009171067A (ja) | 無線伝送システム | |
JP5819630B2 (ja) | 火災報知設備 | |
JP2010134623A (ja) | 警報システム | |
JP3969665B2 (ja) | 無線監視システム | |
JP6028073B2 (ja) | 火災報知設備 | |
JP5484865B2 (ja) | 通信システム | |
JP5705013B2 (ja) | 火災報知設備 | |
JP6163533B2 (ja) | 無線通信システム | |
JP5415818B2 (ja) | 警報器 | |
JP5993997B2 (ja) | 火災報知設備 | |
JP5773707B2 (ja) | 火災報知設備 | |
JP2012234361A (ja) | 火災報知設備 | |
JP5825816B2 (ja) | 火災報知設備 | |
JP2010211375A (ja) | 警報器 | |
JP2015023437A (ja) | 無線防災システム | |
JP5705012B2 (ja) | 火災報知設備 | |
JP6181464B2 (ja) | 無線防災システム | |
JP2006106995A (ja) | 無線監視システム及び制御方法 | |
JP2011086105A (ja) | 無線防災システム、センサノード及び電波中継ノード |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140214 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20141031 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20141118 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150116 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150623 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150721 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5783787 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |