JP2012232445A - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】顔料インクを用いて光沢紙に記録を行う場合において、つなぎスジを低減しつつ光沢むらを抑えた画像を記録することが可能な画像処理装置および画像処理方法を提供する。
【解決手段】画像濃度が閾値より高い場合、Mパスのマルチパス記録において、1回目およびM回目の記録走査の記録率は少なくとも他の1回の記録走査の記録率よりも低く設定する。その上で、1回目およびM回目の記録走査以外の、更に別の少なくとも1回の記録走査の記録率はほぼ0%とする。これにより、既に皮膜化された層上に残りのドットを記録することが出来るので、凹凸は形成されず記録面を平滑にすることが出来る。
【選択図】図6

Description

本発明は、インクジェット記録装置に関する。特に、シリアル型のインクジェット記録装置において、マルチパス記録を実行する場合に生じる光沢むらを軽減するための記録方法に関する。
シリアル型のインクジェット記録装置では、複数のノズル間の吐出量ばらつきによって生じる濃度むらを軽減するために、マルチパス記録方法を行う場合が多い。マルチパス記録では、記録ヘッドに配列する複数のノズルが1回の走査で記録可能なドットデータを記録ヘッドによる複数の走査によって記録するとともに、各記録走査の間に記録ヘッドのノズルが配列する幅よりも少ない量の記録媒体の搬送を行う。このようなマルチパス記録を行うことにより、同じノズルによって記録されるドットが主走査方向に連続することがなくなり、個々のノズルの記録特性が画像上で分散される。よって、マルチパス記録を行わない場合すなわち1パス記録に比べて、濃度むらのない一様性に優れた画像を出力することが出来る。
但し、このようなマルチパス記録を行っても、記録ヘッドの端部ノズルによって記録される領域では、記録媒体の搬送量の誤差の影響を受けやすく、搬送量が規定値よりも短い場合には黒スジが、長い場合は白スジが現れ、画像品位を低下させる場合があった。
このようなつなぎすじの問題に対し、例えば特許文献1には、マルチパス記録を行いながらも、記録ヘッドの端部領域に位置するノズルについてはその記録率を内側の領域のノズルよりも低く設定する記録方法が開示されている。このような記録を行えば、記録ヘッドの端部ノズルによって記録されるドットの数が抑制されるので、搬送量のばらつきが画像上に現れ難くなる。
特開2002−96455号公報
しかしながら、本発明者らの検討によれば、顔料インクを用いて光沢紙に記録を行うような場合、特許文献1に開示されている記録方法を採用すると、光沢むらが確認されるような場合があった。そして、このような光沢むらは、特にマルチパス数が少ない場合や高濃度の画像を記録する場合に、顕著に現れることが確認された。すなわち、顔料インクを用いて光沢紙に記録を行うような場合は、つなぎスジと光沢むらの両方を画像上目立たせなくすることが困難な状況であった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものである。よってその目的とするところは、顔料インクを用いて光沢紙に記録を行う場合において、つなぎスジを低減しつつ光沢むらを抑えた画像を記録することが可能な画像処理装置および画像処理方法を提供することである。
そのために本発明は、画像データに従ってインクを吐出するノズル列を記録媒体に対し相対的に移動させながら記録を行う記録走査を、前記記録媒体の単位領域に対しM回ずつ行うことにより、前記単位領域に段階的に画像を記録するための画像処理を行う画像処理装置であって、前記画像データから得られる画像濃度が閾値より低い場合、前記単位領域に対するM回の記録走査のうち、1回目およびM回目の記録走査の記録率は少なくとも他の1回の記録走査の記録率よりも低く、且つ、前記1回目からM回目の全ての記録走査の記録率は0%ではなく、前記画像データから得られる画像濃度が前記閾値より高い場合、前記単位領域に対するM回の記録走査のうち、1回目およびM回目の記録走査の記録率は少なくとも他の1回の記録走査の記録率よりも低く、且つ、前記1回目およびM回目の記録走査以外の、前記他の1回の記録走査とは異なる少なくとも1回の記録走査の記録率は、ほぼ0%であることを特徴とする。
本発明によれば、既に皮膜化された層上に残りのドットを記録することが出来るので、凹凸が形成されない平滑な記録面を実現し、つなぎスジを低減しつつ光沢むらを抑えた画像を記録することが可能となる。
本発明に適用可能な画像処理装置の構成を示すブロック図である。 インクジェット記録装置の概略構成を説明するための斜視図である。 記録ヘッドのノズル配置状態を説明するための模式図である。 画像処理装置が実行する画像処理の流れを説明するためのブロック図である。 マスクパターンを用いたマルチパス記録を具体的に説明する図である。 (a)および(b)は、2つのマスクパターンの記録許容率を示す図である。 (a)および(b)は、2つのマスクパターンの記録許容率を示す図である。 2値化処理で参照する2つのドット配置パターンを説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明に適用可能な画像処理装置を構成するホスト装置100と記録装置104の構成を示すブロック図である。
CPU108は、ハードディスク(HD)107やROM110に格納された各種プログラムに従い、オペレーティングシステム102を介して、アプリケーション101、プリンタドライバ103、モニタドライバ105の各ソフトウェアを動作させる。この際、RAM109は、各種処理を実行する際のワークエリアとして使用される。モニタドライバ105は、モニタ106に表示する画像データを作成するなどの処理を実行するためのソフトウェアである。プリンタドライバ103は、アプリケーションソフトウェア101からOS102へ受け渡される画像データを、記録装置104が受信可能な2値の画像データに変換し、その後記録装置104に送信するためのソフトウェアである。
インクジェット記録装置104には、コントローラ200、記録ヘッド1000、ヘッド駆動回路202、キャリッジ4000、キャリッジモータ204、搬送ローラ205、搬送モータ206等が設けられている。ヘッド駆動回路202は記録ヘッド1000の駆動を行うための回路で、ヘッド駆動回路202によって記録ヘッド1000が駆動されてインクが吐出される。キャリッジモータ204は、記録ヘッド1000を搭載するためのキャリッジ4000を往復移動させるためのモータである。搬送モータ206は、記録媒体を搬送するための搬送ローラ205を回転するためのモータである。装置全体を制御するためのコントローラ200には、マイクロプロセッサ形態のCPU210、制御プログラムが収納されているROM211、CPUが画像データの処理等を行う際に使用するRAM212等が設けられている。ROM211には、後述する本発明のマスクパターン等も記憶されている。コントローラ200は、例えば、マルチパス記録を実行するために、ヘッド駆動回路202、キャリッジモータ204、搬送モータ206を制御する他、マルチパス記録の各走査に対応した画像データを生成する。詳しくは、コントローラ200は、制御プログラムに従ってROM211からマスクパターンを読み出し、読み出したマスクパターンを用いて、単位領域に対応する画像データをマルチパス記録の各走査に対応したノズルグループで記録すべき画像データに分割する。更に、コントローラ200は、この分割した画像データに従って記録ヘッド1000からインクが吐出されるようにヘッド駆動回路202を制御する。
なお、以下では記録装置104のROM211にマスクパターンが格納されている例で説明するが、PC100がマスクパターンを製造する機能を有し、ここで製造したマスクパターンを記録装置104に送信し、RAM212に格納する形態であってもよい。
図2は、本実施形態で採用するインクジェット記録装置104の概略構成を説明するための斜視図である。移動手段となるキャリッジ4000は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)およびブラック(K)のインクをそれぞれ吐出する4つのノズル列を備えた記録ヘッド1000を搭載し、図のX方向に移動可能になっている。コントローラ等からなる不図示の制御手段は、ホスト装置より受信した画像データに従って、キャリッジ4000を記録媒体に対してX方向へ相対的に移動させながら、記録ヘッド1000にインク吐出動作を実行させる。このような記録ヘッド1000による1回分の記録走査が終了すると、マルチパス記録のパス数に応じた量だけ、記録媒体は、搬送ローラ205等からなる不図示の搬送手段により、X方向とは交差するY方向に搬送される。この後、X方向(ヘッド移動方向)へのヘッド移動に伴う記録とY方向の搬送を繰り返すことにより、記録媒体に段階的に画像が形成されていく。
図3は、本実施形態で使用する記録ヘッド1000のノズル配置状態を説明するための模式図である。本実施形態の記録ヘッド1000は、第1から第4の4種類のインクそれぞれを吐出する4つのノズル列1001がX方向(ヘッドの移動方向)に並列して備えられている。本実施形態において、第1のインクはシアンインク(C)、第2のインクはマゼンタインク(M)、第3のインクはイエローインク(Y)および第4のインクはブラックインク(K)となっている。各色のノズル列1001は、それぞれ、第1の方向に配列された256個のノズルを有している。詳しくは、各色のノズル列1001は、128個のノズルが600dpiのピッチで第1の方向(ここではY方向)に配列するノズルの列を2つ有し、これら2つの列は第1の方向に半ピッチずれて配置されている。すなわち、記録ヘッド1000がX方向に移動しながら個々のノズルからインク吐出動作を行うことにより、Y方向に1200dpi(ドット/インチ;参考値)の解像度を有する画像を記録することが出来る。
図4は、以上説明した記録システムにおいて、ホスト装置100および記録装置104が実行する画像処理の流れを説明するためのブロック図である。
ホスト装置100において、ユーザはアプリケーション101を利用して記録装置104で記録する画像データを作成することが出来る。記録を行う際、アプリケーション101で作成された画像データはプリンタドライバ103に転送される。
プリンタドライバ103は、その処理として、前段処理J0002、後段処理J0003、γ補正J0004、2値化処理J0005、および印刷データ作成処理J0006をそれぞれ実行する。
前段処理J0002では、アプリケーション101がモニタドライバ105を介してモニタ106に表示する画像の色域を、記録装置104の色域に変換する色域変換を行う。具体的には、8ビットで表現された画像データR、G、Bを、ROM110に格納されている3次元LUTを参照することにより、記録装置104の色域内の8ビットデータR、G、Bに変換する。
後段処理J0003では、変換後のR、G、Bが記録装置104に搭載された記録ヘッド1000が吐出する4色のインク色C、M、Y、Kで表現されるように、信号値変換を行う。具体的には、前段処理J0002にて得られた8ビットデータR、G、Bを、ROM110に格納されている3次元LUTを参照することにより、C、M、Y、Kの8ビットデータに変換する。
続くγ補正J0004では、後段処理J0003で得られたCMYKのデータについてγ補正を行う。具体的には、色分解で得られた8ビットデータCMYKが記録装置の階調特性に線形的に対応づけられるような1次変換を行う。
2値化処理J0005では、γ補正がなされた8ビットデータC、M、Y、Kを、所定の量子化処理法を採用して、1ビットデータC、M、Y、Kに変換する。2値化後の画像データは、記録装置104の記録解像度に対応した個々の画素に対し、ドットを記録するか(1)、ドットを記録しないか(0)が、1ビット情報として定められている。
印刷データ作成処理J0006では、上記2値化処理J0005で生成された4色1ビットデータに、記録媒体情報、記録品位情報および給紙方法等のような記録動作に関わる制御情報を付して、印刷データを作成する。以上のようにして生成された印刷データは、ホスト装置100から記録装置104へ供給される。
記録装置104は、入力されてきた印刷データに含まれる2値の画像データに対し、予め用意されたマスクパターンを用いてマスク処理J0008を行う。ここで、マスクパターンとは、記録ヘッドの1回の移動で個々のノズルが通過する領域を構成する複数の画素夫々に対して記録の許容あるいは非許容が定められたパターンである。
マスク処理J0008では、予め記録装置104のROM211に格納されている所定のマスクパターンを用い、2値の画像データをマルチパス記録の各走査に対応した複数のノズルグループ夫々で記録すべき画像データに分割する。具体的には、記録ヘッドの一回の走査で個々のノズルが通過する領域内の各画素に対し記録の許容あるいは非許容が定められたマスクパターンと、ホスト装置100より入力された2値の画像データとで論理積演算を行う。その結果、記録ヘッドが1回の記録走査で実際に記録すべき2値の画像データが生成される。その後、生成された2値の画像データはヘッド駆動回路J0009に送られる。そして、記録ヘッド1000の個々のノズルは、上記2値の画像データに従って所定のタイミングで記録動作を実行する。
図5は、マスクパターンを用いたマルチパス記録を具体的に説明する図である。ここでは、4回の走査で単位領域に記録すべき画像を完成する4パスマルチパス記録を例に、記録ヘッドや記録されたドットパターンなどを模式的に示している。図において、P0001は記録ヘッドを示す。ここでは、説明の簡略化のため、16個のノズルを有するものとして表されている。4パスのマルチパス記録の場合、ノズル列は、図のようにそれぞれ4つのノズルを含む第1〜第4の4つのグループに分割されて用いられる。P0002はマスクパターンを示し、各ノズルに対応して記録を許容する画素(記録許容画素)を黒塗りで示している。本例において、各グループおよび個々のノズルに対応したマスクパターンは記録許容画素の割合すなわち記録許容率が一律に25%になっており、互いに補完の関係を有している。よって、これら4つのパターンを重ね合わせると4×4の画素が総て記録許容画素となり、4回の記録走査によって当該領域の記録を完成するようになっている。
P0003〜P0006は、形成されるドットの配列パターンを示し、記録走査を重ねていくことによって画像が完成されていく様子を示したものである。これらのパターンに示すように、マルチパス記録では、それぞれの記録走査で、各グループに対応したマスクパターンによって生成された2値の記録データ(ドットデータ)に基づいてドットを記録する。そして、記録走査が終了するごとに、記録媒体を図中矢印の方向にグループの幅分(4ノズル分)ずつ搬送する。このように、記録媒体の単位領域は、第1グループ〜第4グループの順番による4回の記録走査によって、画像が記録される。
図5では、4パスのマルチパス記録の例を示しているが、2回の記録走査で画像を完成させる2パス記録、3回の記録走査で画像を完成させる3パス記録、さらに5回以上の記録走査で画像を完成させるMパスのマルチパス記録とすることも出来る。Mパスのマルチパス記録を行う場合、1つのノズル列に含まれるN個のノズルはM分割され、互いに補完関係にあるM個のマスクパターンが用意される。そして、各記録走査のたびにN/Mノズル分の搬送動作を行うことにより、N/Mノズル分の単位領域はM回の記録走査によって画像が完成される。本実施形態においては、図3で説明した記録ヘッドを用い、8パスのマルチパス記録を行うものとする。
以下、本実施形態の特徴的な画像処理について具体的に説明する。本実施形態の記録装置104は、ROM211の中に、複数種類のマスクパターンを予め用意しておく。そして、γ補正処理J0004から出力される信号値に応じて、マスクデータ変換処理J0008が用いるマスクパターンを画素ごとに切り替える。ここで、γ補正処理J0004から出力される信号値は、CMYKの各色について0〜255の256階調であり、CMYKの信号値の和Sは0〜1020の値をとり得る。そして、本実施形態では、CMYKの信号値の和Sと予め用意した閾値T=255とを比較し、S<Tの場合は第1のマスクパターン、S≧Tの場合は第2のマスクパターンを設定する。
図6(a)および(b)は、本実施形態における第1のマスクパターンと第2のマスクパターンのノズル位置に対する記録許容率を示す図である。図において、横軸はノズル列におけるノズル位置あるいはノズルグループを示しており、縦軸は、個々のノズルの記録許容率を示している。図6(a)は、CMYKの信号値の和Sが閾値T=255よりも小さい場合に選択される第1のマスクパターンを示し、同図(b)は、CMYKの信号値の和Sが閾値T=255以上である場合に選択される第2のマスクパターンを示している。いずれのマスクパターンにおいても、個々のノズルおよびノズルグループの記録許容率は一律ではなく、基本的には端部に位置するノズルの記録許容率が中央部に位置するノズルの記録許容率よりも小さく設定されている。その上で、第1ノズルグループ〜第8ノズルグループのマスクパターンは互いの補完の関係を有しており、これらの重ね合わせによって100%の記録が可能になっている。このように、マルチパス記録における端部ノズルの記録許容率を中央部より低く設定することにより、記録ヘッドの端部ノズルによって記録されるドットの数を抑制することが出来る。つまり、特許文献1に記載されているように搬送量のばらつきに起因するつなぎすじを画像上目立ち難くすることが出来る。
本実施形態では、このような特許文献1の効果を得ながらも、特許文献1で提起される光沢むらと言う新たな問題を解決するために、図6(a)および(b)のような2種類のマスクパターンを用意する。
以下、上記2つのマスクパターンを用意する本実施形態の効果を説明するために、まず、光沢むらが発生するメカニズムについて説明する。一般に、記録物の光沢性が高いとは、記録表面の平滑性が高いことを示す。反対に、記録物の光沢性が低いとは、記録表面の平滑性が低い、すなわち記録表面に凹凸が形成されている状況を示す。元々表面の平滑性が高い光沢紙に対し、顔料インクのような記録媒体上に固形分が残存しやすいインクで画像を記録する場合、記録部と非記録部で平滑性が異なってしまったり、同じ記録部であっても画像濃度によって平滑性が異なってしまったりすることがある。よって、本発明では、光沢紙に対し顔料インクで記録を行うような場合であっても、元の平滑性が損なわれないように記録を行うことを目的としている。
ミクロ的に説明する。顔料インクの場合、2つのインク滴が極短い時間差で記録媒体に着弾すると、先に着弾したインクの着色層が液体状態に近い状態で後発のインクが着弾するため、2つのドット間で液と液の接触によるビーディングが起きる。その結果、後発のインクは濡れ広がり、ドット径は大きくその高さは低くなるため、全体として凹凸は少なくなる。このとき、上記極短い時間差とは、同じ記録走査で記録される着弾時間差のレンジに相当する。
上記極短い時間差より更に時間差が大きくなると、後発のインクが着弾するタイミングでは、先に着弾したインクの樹脂成分の皮膜化が進行しており、上述したようなビーディングは起こらない。よって、後発インクは濡れ広がらず、ドット径は小さく、その高さは高くなる。但し、同じ記録走査で記録される後発のインク滴の記録密度が高ければ、これら複数のインクの着弾時間差は極短いため、後発のインク同士のビーディングが起きて、全体として凹凸は少なくなる。このような現象が起きる時間差のレンジは、概ね50ms〜1000msの範囲であり、連続する記録走査で記録される着弾時間差のレンジに相当する。すなわち、直前の記録走査が既に行われた領域に対し後続の記録走査が行われる場合、その記録密度(記録許容比率)が高ければ記録面は平滑化されるが、記録密度が低い場合は凹凸が形成されることになる。
更に上記時間差よりも大きな時間差をおくと、先に着弾したインクの樹脂成分の皮膜化は完了し、後発インクは濡れ広がるようになる。その結果、後発インクのドット高さは低く、凹凸は形成され難くなる。このような現象が起きる時間差のレンジは、1回以上の記録走査を行うことが可能な時間のレンジに相当する。つまり、各記録走査の間に当該レンジに相当する十分な待機時間を設ければ、全ての記録走査で凹凸が形成され難くなる。しかし、マルチパス記録を行いながら更にこのような待機時間を設けることは、スループットの低下を招いてしまう。
以上のような現象を、図6(a)のようなマスクパターンを用いた場合に対応させて説明する。第1グループによって行う第1記録走査から第5グループによって行う第5記録走査までは、後続の記録走査で記録するドットの数が直前の記録走査で記録するドットの数を上回り、この間で単位領域には記録すべきドットのほぼ半数が記録される。このとき、記録すべき画像が低濃度であれば、白紙上にドットが分散して記録されている状態となるが、記録すべき画像が高濃度であれば、第5記録走査の段階で単位領域はインクで埋め尽くされ、平滑化された記録面が形成される。
その後、第6グループによって記録される第6記録走査以降は、後続の記録走査で記録するドットの数が直前の記録走査で記録するドットの数を下回る。このとき、記録すべき画像が低濃度であれば、第5記録走査までと同様、未だドットが記録されていない白紙上にドットが分散して記録される状態を維持しながら、記録が進められる。その結果、第1〜第8記録走査の間で、先に着弾したインクの樹脂成分の皮膜化が進行した層の上に新たなインクが記録されることはなく、単位領域に凹凸は生成されず、比較的平滑な記録面が得られる。一方、記録すべき画像が高濃度の場合、第6〜第8記録されるドットは、先に着弾したインクの樹脂成分の皮膜化が進行した層の上に記録される。その結果、単位領域に凹凸は生成され、記録面の平滑性は損なわれてしまう。
よって、本実施形態においては、記録すべき画像が高濃度の場合、すなわちCMYKの信号値の和Sが閾値255を超える場合に対し、第2のマスクパターンを用意する。
図6(b)を参照するに、本実施形態の第2のマスクパターンでは、第6記録走査を行う第6ノズルグループと第7記録走査を行う第7ノズルグループの記録許容比率が0%に設定されている。そして、第1〜第5ノズルグループで記録されない画素に対しては、第8ノズルグループで記録されるようなマスクパターンになっている。このようなマスクパターンを用いた場合、記録すべき画像が高濃度であっても、第5記録走査までに記録されたインクは、第6および第7の2つの記録走査が行われる間に樹脂成分の皮膜化が完了する。よって、第8の記録走査で記録される残りのドットは、既に皮膜化された層上に濡れ広がり、凹凸は形成されず、記録面は平滑になる。すなわち、高濃度の画像を記録する場合、同じ8パス記録を行っても、図6(b)のマスクパターンを用いれば、同図(a)のマスクパターンを使用した場合に比べ、光沢むらを抑えることが出来る。
以上説明したように、本実施形態によれば、記録率が100%未満(CMYKの信号値の和が255未満)の場合は、特許文献1と同様に図6(a)に示すような記録許容比率が滑らかに変化する第1のマスクパターンを用いて記録を行う。一方、記録率が100%以上(CMYKの信号値の和が255以上)の場合は、図6(b)に示すような、マルチパス記録の後半の複数の記録走査の記録許容比率が0%に抑えられた第2のマスクパターンを用いて記録を行う。このような、マスクパターンを切り替えながらマルチパス記録を行うことにより、顔料インクを用いて光沢紙に記録を行う場合であっても、つなぎスジを低減しつつ光沢むらを抑えた画像を記録することが可能となる。
なお、以上説明した本実施形態においては、8パスのマルチパス記録において、第6および第7記録走査の記録許容比率を0%に抑える形態を例に説明したが、マルチパス数は8パスに限定されるものではなく、記録許容比率も必ずしも0%に抑える必要はない。これら記録走査においては、実質的に記録が行われなければよく、皮膜化が進行したインク着色層に凹凸が形成されない程度の記録であればよい。本発明者らの検討によれば、Mパスのマルチパス記録を行う場合、(1/M)×0.1×100%以下の記録許容比率であれば、本実施形態の効果を得ることが出来る。また、記録許容比率を抑える記録走査もこのような2つの走査に限定されるものではない。これら記録走査は、インクの種類やその他のプロセス条件等に応じて調整可能である。すなわち、Mパスのマルチパス記録を行う場合、1回目およびM回目の記録走査の記録率は少なくとも他の1回の記録走査の記録率よりも低く、且つ1回目およびM回目の記録走査以外の更に別の少なくとも1回の記録走査の記録率が、ほぼ0%であればよい。但し、既に記録されたインクによって形成される層が平滑化された状態で皮膜化されることが望まれる。よって、実質的に記録率が0%となる記録走査は、第1記録走査からの積算した記録許容比率が50%程度となる記録走査からの連続した少なくとも1回の記録走査であることが好ましいと言える。
また、以上では図6(a)および(b)の2つのマスクパターンを切り替える構成で説明したが、これらマスクパターンはインクの種類によって異ならせることも出来る。例えば、CMYKの中で記録率(画像濃度)が高いインクのみに上記マスクパターンの切り替えを行い、他のインク色については図6(a)のみを用意する形態であっても構わない。また、複数のインクを吐出するためにノズル列が複数列用意されている形態であっても良いし、例えばブラックのみと言ったモノカラーの記録であっても本発明は有効である。
(第2の実施形態)
本実施形態においても図1〜図4で説明したインクジェット記録システムを用いる。但し、本実施形態の記録装置は6パスのマルチパス記録を行うものとする。
図7(a)および(b)は、本実施形態における第1のマスクパターンと第2のマスクパターンのノズル位置に対する記録許容率を示す図である。図6(a)は、CMYKの信号値の和Sが閾値T=255よりも小さい場合に選択される第1のマスクパターンを示し、図6(b)は、CMYKの信号値の和Sが閾値T=255以上である場合に選択される第2のマスクパターンを示している。本実施形態においては、第1の実施形態のように、記録許容比率がノズル位置に対し滑らかに変化するマスクパターンではなく、記録許容比率が階段状に変化するマスクパターンを用いる。このようなマスクパターンであっても、両端部の記録許容比率は中央部よりも低く抑えられているので、特許文献1と同様につなぎすじを目立たなくするという効果が得られる。また、第2のマスクパターンにおいて、第5の記録走査の記録許容比率が略0%に抑えられていることにより、第6の記録走査で記録される残りのドットは、既に皮膜化された層上に濡れ広がり、凹凸は形成されず、記録面は平滑になる。よって、上記実施形態と同様、光沢むらを抑えることが出来る。
(第3の実施形態)
本実施形態においても図1〜図4で説明したインクジェット記録システムを用い、6パスのマルチパス記録を行う。但し、本実施形態においては、マスクパターンを切り替えることにより、各記録走査の記録率を調整するのではなく、2値化処理J0005に決定する記録ドットの配置方法を切り替えることにより、各記録走査の記録率を調整する。
図8は、本実施形態において、2値化処理J0005で参照する2つのドット配置パターンを説明するための図である。800aおよび800bは、2値化処理部J0005が出力する2値化後のドットパターンを示す。本実施形態において、前段処理J0002〜J0004までの画像処理は、256階調(8bit)で600dpi(ドット/インチ;参考値)の解像度で行われる。そして、2値化処理J0005は、このようなデータを2階調(1bit)で縦1200dpi×横2400dpiのデータに変換する。ここで、縦方向はノズル並び方向(Y方向)に相当し、横方向は走査方向(X方向)に相当する。
図では、γ補正処理後の信号値が約128であった場合の2値化後の結果を一例として示しており、800aは本実施形態における第1のドットパターン、800bは第2のドットパターンを示している。個々のドットパターンは、4×4のエリアで構成され、個々のエリアは1200dpi×2400dpiの1画素領域に相当している。図において、グレーで塗りつぶしたエリアはドットを記録する画素、空白のエリアはドットを記録しない画素を示している。本実施形態では、実際には、γ補正処理後の信号値に応じてこれらドットパターンを切り替えるので、同じ数のエリアがグレーで塗りつぶされることは無い。しかし、ここでは2つのパターン特徴を比較して説明するため、あえて8個ずつのエリアがドットを記録するエリアである場合について説明する。
801〜806は、本実施形態においてマスクデータ変換処理J0008が参照するマスクパターンを示している。801が第1ノズルグループに宛がわれる第1記録走査用のマスクパターンであり、806が第6ノズルグループに宛がわれる第6記録走査用のマスクパターンである。これら6つのマスクパターンは互いに補完の関係を有し、端部に位置する第1ノズルグループおよび第6ノズルグループのマスクパターンは、中央部のマスクパターンに比べて記録許容比率が低く設定されている。本実施形態では、このような1種類のマスクパターンを用いて2値データを各記録走査に分割する。
具体的には、2値データ800aに対し、6種類のマスクパターン801〜806との間でAND処理を行い、各記録走査で実際に記録するドットデータ801a〜806aを得る。また、2値データ800bに対しても、6種類のマスクパターン801〜806との間でAND処理を行い、各記録走査で実際に記録するドットデータ801b〜806bを得る。
ここで、第1のドットパターン800aが各記録走査に分割された後のドットデータを見る。すると、第1記録走査での記録率は1/8=12.5%、第2記録走査は1/8=12.5%、第3記録走査は2/8=25%、第4記録走査は1/8=12.5%、第5記録走査は1/8=12.5%、第6記録走査は1/8=12.5%となる。すなわち、両端部のノズルグループの記録率が中央部のノズルグループの記録率よりも低く、且つ記録率が隣接するノズルグループで緩やかに変化している。これに対し、第2のドットパターン800bについては、第1記録走査は2/8=25%、第2記録走査は3/8=37.5%、第3記録走査は2/8=25%、第4記録走査は0/8=0%、第5記録走査は0/8=0%、第6記録走査は1/8=12.5%となる。すなわち、両端部のノズルグループの記録率は中央部のノズルグループの記録率よりも低いが、第4および第5記録走査の記録率は更に低く抑えられている。その結果、第1および第2の実施形態と同様の特徴を有する記録率分布で、マルチパス記録を行うことが出来る。
このように本実施形態においては、固定されたマスクパターン801〜806に対し、各記録走査の記録率が所望の偏りを有するように特徴付けられた2種類のドットパターン800aおよび800bを予め用意する。このような構成により、第1および第2の実施形態と同様、顔料インクを用いて光沢紙に記録を行う場合であっても、つなぎスジを低減しつつ光沢むらを抑えた画像を記録することが可能となる。
(その他の実施形態)
以上の実施形態では、図4のブロック図に従い、2値化処理までの画像処理をホスト装置で、マスクデータ変換処理を記録装置で行う形態としたが、本発明はこのような形態に限定されるものではない。マスクデータ変換処理までの全ての画像処理をホスト装置で行ってから、各記録走査に分割された2値データを記録装置が受信する形態であってもよい。この場合、ホスト装置が本発明の画像処理装置となる。逆に、前段処理から2値化処理の一部或いは全てが記録装置で行われる形態であってもよい。
更に、以上では、γ補正後の信号値に応じて、マスクパターンの種類あるいはドットパターンの種類を切り替える構成としたが、本発明は必ずしも個々の画素について、マスクパターンやドットパターンを切り替える必要はない。本発明の効果は、なるべく凹凸を生成しないような記録を行えば得られるので、複数の画素が含まれるような広い単位領域で画像濃度を判断し、当該単位領域ごとにマスクパターンやドットパターンを切り替えるような構成であっても構わない。
100 ホスト装置
104 インクジェット記録装置
108 CPU
200 コントローラ
1000 記録ヘッド
4000 キャリッジ
J0005 2値化処理部
J0006 マスクデータ変換処理部

Claims (7)

  1. 画像データに従ってインクを吐出するノズル列を記録媒体に対し相対的に移動させながら記録を行う記録走査を、前記記録媒体の単位領域に対しM回ずつ行うことにより、前記単位領域に段階的に画像を記録するための画像処理を行う画像処理装置であって、
    前記画像データから得られる画像濃度が閾値より低い場合、前記単位領域に対するM回の記録走査のうち、1回目およびM回目の記録走査の記録率は少なくとも他の1回の記録走査の記録率よりも低く、且つ、前記1回目からM回目の全ての記録走査の記録率は0%ではなく、
    前記画像データから得られる画像濃度が前記閾値より高い場合、前記単位領域に対するM回の記録走査のうち、1回目およびM回目の記録走査の記録率は少なくとも他の1回の記録走査の記録率よりも低く、且つ、前記1回目およびM回目の記録走査以外の、前記他の1回の記録走査とは異なる少なくとも1回の記録走査の記録率は、ほぼ0%であることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記M回の記録走査の夫々について前記画像データの記録を許容する画素と記録を許容しない画素を定める第1のマスクパターンと、該第1のマスクパターンとは前記画像データの記録を許容する画素と記録を許容しない画素の配列が異なる第2のマスクパターンを記憶する手段と、
    前記画像濃度が前記閾値より低い場合に前記第1のマスクパターンを選択し、前記画像濃度が前記閾値より高い場合に前記第2のマスクパターンを選択する選択手段と、
    該選択手段によって選択されたマスクパターンに従って、前記M回の記録走査によって前記単位領域に画像を記録する手段とを備え、
    前記第1のマスクパターンは、前記単位領域に対する1回目の記録走査に対応するパターンおよびM回目の記録走査に対応するパターンの記録許容率が、少なくとも他の1回の記録走査に対応するパターンの記録許容率よりも低く、且つ、前記M回の記録走査に対応する全てのパターンの記録許容率は0%ではなく、
    前記第2のマスクパターンは、前記単位領域に対する1回目の記録走査に対応するパターンおよびM回目の記録走査に対応するパターンの記録許容率が、少なくとも他の1回の記録走査に対応するパターンの記録許容率よりも低く、且つ、前記1回目およびM回目の記録走査以外の、前記他の1回の記録走査とは異なる少なくとも1回の記録走査に対応するマスクパターンの記録許容率は、ほぼ0%であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記画像データに基づいて、前記単位領域に対応する複数の画素にドットを記録するかドットを記録しないかを決定するドットデータを生成する2値化処理手段と、
    前記M回の記録走査の夫々について前記ドットデータの記録を許容する画素と記録を許容しない画素を設定するマスクパターンを記憶する手段とを備え、
    前記2値化処理手段は、前記画像濃度が前記閾値より低い場合に第1のドットパターンに従って前記ドットデータを生成し、前記画像濃が前記閾値より高い場合に前記第1のドットパターンとは異なる第2のドットパターンに従って前記ドットデータを生成し、
    前記第1のドットパターンは、前記マスクパターンによって、前記M回の記録走査の夫々について前記ドットデータの記録を許容する画素と記録を許容しない画素が設定されることにより、前記単位領域に対する1回目の記録走査およびM回目の記録走査の記録率が、少なくとも他の1回の記録走査の記録率よりも低く、且つ、前記M回の全ての記録走査の記録許容率は0%ではないように定められており、
    前記第2のドットパターンは、前記マスクパターンによって、前記M回の記録走査の夫々について前記ドットデータの記録を許容する画素と記録を許容しない画素が設定されることにより、前記単位領域に対する1回目の記録走査およびM回目の記録走査の記録率が、少なくとも他の1回の記録走査の記録率よりも低く、且つ、前記1回目およびM回目の記録走査以外の、前記他の1回の記録走査とは異なる少なくとも1回の記録走査の記録率がほぼ0%になるように定められていることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記M回の記録走査のうち、記録率がほぼ0%である記録走査とは、前記1回目からの複数の記録走査における記録率の和が、50%程度となる記録走査から連続する少なくとも1回の記録走査であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記ノズル列は、複数のインクを吐出するために複数列用意され、前記画像濃度は、前記複数のインクに対応する画像データの和によって求められることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 前記記録率がほぼ0%である記録走査とは、記録率が(1/M)×0.1×100%以下である記録走査であることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の画像処理装置。
  7. 画像データに従ってインクを吐出するノズル列を記録媒体に対し相対的に移動させながら記録を行う記録走査を、前記記録媒体の単位領域に対しM回ずつ行うことにより、前記単位領域に段階的に画像を記録するための画像処理方法であって、
    前記画像データから得られる画像濃度が閾値より低い場合、前記単位領域に対するM回の記録走査のうち、1回目およびM回目の記録走査の記録率は少なくとも他の1回の記録走査の記録率よりも低く、且つ、前記1回目からM回目の全ての記録走査の記録率は0%ではなく、
    前記画像データから得られる画像濃度が前記閾値より高い場合、前記単位領域に対するM回の記録走査のうち、1回目およびM回目の記録走査の記録率は少なくとも他の1回の記録走査の記録率よりも低く、且つ、前記1回目およびM回目の記録走査以外の、前記他の1回の記録走査とは異なる少なくとも1回の記録走査の記録率は、ほぼ0%であることを特徴とする画像処理方法。
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