JP2012232445A - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents
画像処理装置および画像処理方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012232445A JP2012232445A JP2011101237A JP2011101237A JP2012232445A JP 2012232445 A JP2012232445 A JP 2012232445A JP 2011101237 A JP2011101237 A JP 2011101237A JP 2011101237 A JP2011101237 A JP 2011101237A JP 2012232445 A JP2012232445 A JP 2012232445A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording
- scan
- scans
- image
- printing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
【解決手段】画像濃度が閾値より高い場合、Mパスのマルチパス記録において、1回目およびM回目の記録走査の記録率は少なくとも他の1回の記録走査の記録率よりも低く設定する。その上で、1回目およびM回目の記録走査以外の、更に別の少なくとも1回の記録走査の記録率はほぼ0%とする。これにより、既に皮膜化された層上に残りのドットを記録することが出来るので、凹凸は形成されず記録面を平滑にすることが出来る。
【選択図】図6
Description
(第1の実施形態)
図1は、本発明に適用可能な画像処理装置を構成するホスト装置100と記録装置104の構成を示すブロック図である。
インクジェット記録装置104には、コントローラ200、記録ヘッド1000、ヘッド駆動回路202、キャリッジ4000、キャリッジモータ204、搬送ローラ205、搬送モータ206等が設けられている。ヘッド駆動回路202は記録ヘッド1000の駆動を行うための回路で、ヘッド駆動回路202によって記録ヘッド1000が駆動されてインクが吐出される。キャリッジモータ204は、記録ヘッド1000を搭載するためのキャリッジ4000を往復移動させるためのモータである。搬送モータ206は、記録媒体を搬送するための搬送ローラ205を回転するためのモータである。装置全体を制御するためのコントローラ200には、マイクロプロセッサ形態のCPU210、制御プログラムが収納されているROM211、CPUが画像データの処理等を行う際に使用するRAM212等が設けられている。ROM211には、後述する本発明のマスクパターン等も記憶されている。コントローラ200は、例えば、マルチパス記録を実行するために、ヘッド駆動回路202、キャリッジモータ204、搬送モータ206を制御する他、マルチパス記録の各走査に対応した画像データを生成する。詳しくは、コントローラ200は、制御プログラムに従ってROM211からマスクパターンを読み出し、読み出したマスクパターンを用いて、単位領域に対応する画像データをマルチパス記録の各走査に対応したノズルグループで記録すべき画像データに分割する。更に、コントローラ200は、この分割した画像データに従って記録ヘッド1000からインクが吐出されるようにヘッド駆動回路202を制御する。
P0003〜P0006は、形成されるドットの配列パターンを示し、記録走査を重ねていくことによって画像が完成されていく様子を示したものである。これらのパターンに示すように、マルチパス記録では、それぞれの記録走査で、各グループに対応したマスクパターンによって生成された2値の記録データ(ドットデータ)に基づいてドットを記録する。そして、記録走査が終了するごとに、記録媒体を図中矢印の方向にグループの幅分(4ノズル分)ずつ搬送する。このように、記録媒体の単位領域は、第1グループ〜第4グループの順番による4回の記録走査によって、画像が記録される。
図5では、4パスのマルチパス記録の例を示しているが、2回の記録走査で画像を完成させる2パス記録、3回の記録走査で画像を完成させる3パス記録、さらに5回以上の記録走査で画像を完成させるMパスのマルチパス記録とすることも出来る。Mパスのマルチパス記録を行う場合、1つのノズル列に含まれるN個のノズルはM分割され、互いに補完関係にあるM個のマスクパターンが用意される。そして、各記録走査のたびにN/Mノズル分の搬送動作を行うことにより、N/Mノズル分の単位領域はM回の記録走査によって画像が完成される。本実施形態においては、図3で説明した記録ヘッドを用い、8パスのマルチパス記録を行うものとする。
本実施形態においても図1〜図4で説明したインクジェット記録システムを用いる。但し、本実施形態の記録装置は6パスのマルチパス記録を行うものとする。
本実施形態においても図1〜図4で説明したインクジェット記録システムを用い、6パスのマルチパス記録を行う。但し、本実施形態においては、マスクパターンを切り替えることにより、各記録走査の記録率を調整するのではなく、2値化処理J0005に決定する記録ドットの配置方法を切り替えることにより、各記録走査の記録率を調整する。
以上の実施形態では、図4のブロック図に従い、2値化処理までの画像処理をホスト装置で、マスクデータ変換処理を記録装置で行う形態としたが、本発明はこのような形態に限定されるものではない。マスクデータ変換処理までの全ての画像処理をホスト装置で行ってから、各記録走査に分割された2値データを記録装置が受信する形態であってもよい。この場合、ホスト装置が本発明の画像処理装置となる。逆に、前段処理から2値化処理の一部或いは全てが記録装置で行われる形態であってもよい。
104 インクジェット記録装置
108 CPU
200 コントローラ
1000 記録ヘッド
4000 キャリッジ
J0005 2値化処理部
J0006 マスクデータ変換処理部
Claims (7)
- 画像データに従ってインクを吐出するノズル列を記録媒体に対し相対的に移動させながら記録を行う記録走査を、前記記録媒体の単位領域に対しM回ずつ行うことにより、前記単位領域に段階的に画像を記録するための画像処理を行う画像処理装置であって、
前記画像データから得られる画像濃度が閾値より低い場合、前記単位領域に対するM回の記録走査のうち、1回目およびM回目の記録走査の記録率は少なくとも他の1回の記録走査の記録率よりも低く、且つ、前記1回目からM回目の全ての記録走査の記録率は0%ではなく、
前記画像データから得られる画像濃度が前記閾値より高い場合、前記単位領域に対するM回の記録走査のうち、1回目およびM回目の記録走査の記録率は少なくとも他の1回の記録走査の記録率よりも低く、且つ、前記1回目およびM回目の記録走査以外の、前記他の1回の記録走査とは異なる少なくとも1回の記録走査の記録率は、ほぼ0%であることを特徴とする画像処理装置。 - 前記M回の記録走査の夫々について前記画像データの記録を許容する画素と記録を許容しない画素を定める第1のマスクパターンと、該第1のマスクパターンとは前記画像データの記録を許容する画素と記録を許容しない画素の配列が異なる第2のマスクパターンを記憶する手段と、
前記画像濃度が前記閾値より低い場合に前記第1のマスクパターンを選択し、前記画像濃度が前記閾値より高い場合に前記第2のマスクパターンを選択する選択手段と、
該選択手段によって選択されたマスクパターンに従って、前記M回の記録走査によって前記単位領域に画像を記録する手段とを備え、
前記第1のマスクパターンは、前記単位領域に対する1回目の記録走査に対応するパターンおよびM回目の記録走査に対応するパターンの記録許容率が、少なくとも他の1回の記録走査に対応するパターンの記録許容率よりも低く、且つ、前記M回の記録走査に対応する全てのパターンの記録許容率は0%ではなく、
前記第2のマスクパターンは、前記単位領域に対する1回目の記録走査に対応するパターンおよびM回目の記録走査に対応するパターンの記録許容率が、少なくとも他の1回の記録走査に対応するパターンの記録許容率よりも低く、且つ、前記1回目およびM回目の記録走査以外の、前記他の1回の記録走査とは異なる少なくとも1回の記録走査に対応するマスクパターンの記録許容率は、ほぼ0%であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記画像データに基づいて、前記単位領域に対応する複数の画素にドットを記録するかドットを記録しないかを決定するドットデータを生成する2値化処理手段と、
前記M回の記録走査の夫々について前記ドットデータの記録を許容する画素と記録を許容しない画素を設定するマスクパターンを記憶する手段とを備え、
前記2値化処理手段は、前記画像濃度が前記閾値より低い場合に第1のドットパターンに従って前記ドットデータを生成し、前記画像濃が前記閾値より高い場合に前記第1のドットパターンとは異なる第2のドットパターンに従って前記ドットデータを生成し、
前記第1のドットパターンは、前記マスクパターンによって、前記M回の記録走査の夫々について前記ドットデータの記録を許容する画素と記録を許容しない画素が設定されることにより、前記単位領域に対する1回目の記録走査およびM回目の記録走査の記録率が、少なくとも他の1回の記録走査の記録率よりも低く、且つ、前記M回の全ての記録走査の記録許容率は0%ではないように定められており、
前記第2のドットパターンは、前記マスクパターンによって、前記M回の記録走査の夫々について前記ドットデータの記録を許容する画素と記録を許容しない画素が設定されることにより、前記単位領域に対する1回目の記録走査およびM回目の記録走査の記録率が、少なくとも他の1回の記録走査の記録率よりも低く、且つ、前記1回目およびM回目の記録走査以外の、前記他の1回の記録走査とは異なる少なくとも1回の記録走査の記録率がほぼ0%になるように定められていることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記M回の記録走査のうち、記録率がほぼ0%である記録走査とは、前記1回目からの複数の記録走査における記録率の和が、50%程度となる記録走査から連続する少なくとも1回の記録走査であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記ノズル列は、複数のインクを吐出するために複数列用意され、前記画像濃度は、前記複数のインクに対応する画像データの和によって求められることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像処理装置。
- 前記記録率がほぼ0%である記録走査とは、記録率が(1/M)×0.1×100%以下である記録走査であることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の画像処理装置。
- 画像データに従ってインクを吐出するノズル列を記録媒体に対し相対的に移動させながら記録を行う記録走査を、前記記録媒体の単位領域に対しM回ずつ行うことにより、前記単位領域に段階的に画像を記録するための画像処理方法であって、
前記画像データから得られる画像濃度が閾値より低い場合、前記単位領域に対するM回の記録走査のうち、1回目およびM回目の記録走査の記録率は少なくとも他の1回の記録走査の記録率よりも低く、且つ、前記1回目からM回目の全ての記録走査の記録率は0%ではなく、
前記画像データから得られる画像濃度が前記閾値より高い場合、前記単位領域に対するM回の記録走査のうち、1回目およびM回目の記録走査の記録率は少なくとも他の1回の記録走査の記録率よりも低く、且つ、前記1回目およびM回目の記録走査以外の、前記他の1回の記録走査とは異なる少なくとも1回の記録走査の記録率は、ほぼ0%であることを特徴とする画像処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011101237A JP5832133B2 (ja) | 2011-04-28 | 2011-04-28 | 画像処理装置および画像処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011101237A JP5832133B2 (ja) | 2011-04-28 | 2011-04-28 | 画像処理装置および画像処理方法 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012232445A true JP2012232445A (ja) | 2012-11-29 |
JP2012232445A5 JP2012232445A5 (ja) | 2014-06-19 |
JP5832133B2 JP5832133B2 (ja) | 2015-12-16 |
Family
ID=47433281
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011101237A Expired - Fee Related JP5832133B2 (ja) | 2011-04-28 | 2011-04-28 | 画像処理装置および画像処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5832133B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016155378A (ja) * | 2015-02-24 | 2016-09-01 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置および画像処理方法 |
JP2019018386A (ja) * | 2017-07-12 | 2019-02-07 | キヤノン株式会社 | インクジェット記録装置、インクジェット記録方法、およびプログラム |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002096455A (ja) * | 1999-08-24 | 2002-04-02 | Canon Inc | インクジェット記録装置、インクジェット記録方法、及びインクジェット記録装置の記録制御方法 |
JP2002292910A (ja) * | 2001-04-02 | 2002-10-09 | Canon Inc | インクジェット記録装置、及びインクジェット記録方法 |
JP2005297212A (ja) * | 2004-04-06 | 2005-10-27 | Canon Inc | インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 |
JP2008162096A (ja) * | 2006-12-27 | 2008-07-17 | Canon Inc | 画像形成装置およびその制御方法 |
JP2011031560A (ja) * | 2009-08-04 | 2011-02-17 | Canon Inc | 画像形成装置およびその制御方法 |
-
2011
- 2011-04-28 JP JP2011101237A patent/JP5832133B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002096455A (ja) * | 1999-08-24 | 2002-04-02 | Canon Inc | インクジェット記録装置、インクジェット記録方法、及びインクジェット記録装置の記録制御方法 |
JP2002292910A (ja) * | 2001-04-02 | 2002-10-09 | Canon Inc | インクジェット記録装置、及びインクジェット記録方法 |
JP2005297212A (ja) * | 2004-04-06 | 2005-10-27 | Canon Inc | インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 |
JP2008162096A (ja) * | 2006-12-27 | 2008-07-17 | Canon Inc | 画像形成装置およびその制御方法 |
JP2011031560A (ja) * | 2009-08-04 | 2011-02-17 | Canon Inc | 画像形成装置およびその制御方法 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016155378A (ja) * | 2015-02-24 | 2016-09-01 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置および画像処理方法 |
JP2019018386A (ja) * | 2017-07-12 | 2019-02-07 | キヤノン株式会社 | インクジェット記録装置、インクジェット記録方法、およびプログラム |
JP7013150B2 (ja) | 2017-07-12 | 2022-01-31 | キヤノン株式会社 | インクジェット記録装置、インクジェット記録方法、およびプログラム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5832133B2 (ja) | 2015-12-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5709551B2 (ja) | 画像記録装置および画像記録方法 | |
JP5473466B2 (ja) | 記録制御装置および記録制御方法 | |
JP4939658B2 (ja) | 記録装置及び記録方法 | |
JP2010137553A (ja) | 画像記録装置及び画像処理方法 | |
JP5586937B2 (ja) | インクジェット記録装置、インクジェット記録方法およびプログラム | |
JP5072349B2 (ja) | 画像形成装置およびその制御方法 | |
JP4006198B2 (ja) | インクジェット記録方法、記録装置およびデータ処理方法 | |
JP6432247B2 (ja) | インクジェットプリンタ | |
US20110085000A1 (en) | Printing apparatus and printing method | |
JP2004284279A (ja) | 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム | |
JP2003326750A (ja) | インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法 | |
JP5586938B2 (ja) | データ生成装置、データ生成方法およびプログラム | |
US11565527B2 (en) | Printing method and printing apparatus | |
US11014372B2 (en) | Printing apparatus, control method thereof and storage medium | |
JP5979812B2 (ja) | 画像処理装置および画像処理方法 | |
JP5832133B2 (ja) | 画像処理装置および画像処理方法 | |
JP5748522B2 (ja) | インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 | |
JP5084159B2 (ja) | インクジェット記録装置、インクジェット記録方法、およびプログラム | |
JP6862085B2 (ja) | 画像処理装置および画像処理方法 | |
JP6673438B2 (ja) | インクジェットプリンタ | |
JP5072350B2 (ja) | 画像形成装置およびその制御方法 | |
JP6372410B2 (ja) | データ補正方法、補正関数取得方法、及び、インクジェットプリンタ。 | |
US8926039B2 (en) | Printing device and printing method | |
JP4280400B2 (ja) | インクジェット記録方法、記録装置およびデータ処理方法 | |
JP2015143012A (ja) | インクジェット記録装置および画像処理装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140425 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140425 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150220 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150224 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150422 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150929 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20151027 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |