JP2012232401A - オープンエンドスパナ - Google Patents

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    • B25B13/00Spanners; Wrenches
    • B25B13/46Spanners; Wrenches of the ratchet type, for providing a free return stroke of the handle

Abstract

【課題】オープンエンドスパナを提供する
【解決手段】本体の一端に備える締め付け顎に内設する滑り溝と、滑り溝内部で弧線の摺動ができる滑り駒と、弾性装置と、を備える。滑り駒の前端は、上面と底面にそれぞれ延在した翼部と、オープンエンドスパナは、工作物を駆動する時、滑り駒が外部に延在することにより、翼部の外側は第2締め付け爪に全面的ではなく、第2締め付け爪の局所しか接触しておらず、滑り駒は、工作物の第4順方向受力面へ安定に当接することができるとともに、高トルクで工作物を駆動する効果がある。オープンエンドスパナを逆転したとき、滑り駒の引き込みことによって、翼部の外側は、第2締め付け爪の外側との接触面積を次第に増やして行き、弾性装置は、滑り駒の引き込みによって損傷されない。逆転操作を完了した後、弾性装置によって、滑り駒を素早く引き込み位置を離れて、外部の延在位置に戻り、次の回動作業に備えることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、高トルク着脱式往復回動のオープンエンドスパナに関し、特にスパナが工作物を回動するトルクを増大する効果を有し、かつ滑り駒が安定に引き込み、滑り駒が素早く引き込み位置を離して外部の延在位置に戻すことができる高トルク着脱式往復回動のオープンエンドスパナに関する。
本発明の属する技術分野の公知構造の設計について、米国特許第1,320,668号明細書(特許文献1)の設計構造がある。スパナは、固定顎(stationary jaw)と可動顎(movable jaw)とを有し、可動顎は、ばね(spring)の押し込みにより、ガイド(guide)上にて、往復して摺動自在である。使用者がナットを回したいとき、スパナを回動すると固定顎と可動顎は、ナットを転動することができる。さらに、使用者がスパナを次の位置に回したいときは、反対方向にスパナを回動すれば、可動顎を後進することにより、ばねは圧縮されるため、ナットは転動されない。前述の操作を繰り返すことにより、ナットの締め緩み効果を達成できる。しかし、前記スパナの可動顎は、ガイドのみを覆い、大きなトルクが働く操作を行う場合は、可動顎は、スパナの両側に覆う設計がなされていないため、構造強度が不足しており、かつ前記ガイドが不規則状でスパナの喉穴内部に開ける設計は、加工が非常に困難である。そのうえ、可動顎が押すばねは、その一端がスパナの固定顎の穴内部に固定していて、ばねの他端は、外部に露出しており、圧縮により曲がったり、またはばねが破損したりして、使用できなくなったり、また、油汚れなどが固着していて、多くのちりやくずが付着しやすい。
米国特許第1,320,668号 米国特許第3,695,125号 米国特許第4,706,528号 米国特許第7,024,971号 米国特許出願公開第2009/0193941号明細書 米国特許出願公開第2009/0301271号明細書 米国特許出願公開第2010/0071516号明細書
このほか、米国特許第3,695,125号(特許文献2)明細書、ラチェット式オープンエンドスパナの設計は、スパナ(wrench)は、固定顎(fixed jaw)と支持部(support portion)を有し、支持部にばね(spring)と爪(pawl)が内設され、独立した2つのキャップ(caps)がスパナ支持部の両側に固定していて、ばねと爪を収容し、ばねの圧縮によって、爪が支持部の内部にて、往復自在に移動できる。この設計は、ばねが2つのキャップの間に収納されて露出しておらず、爪は、キャップの内部に係止できる係止肩(stop shoulder)を設けており、ばねによって爪が支持部の外部に押し出されることを防止できる。支持部は円弧に続き、直角にて固定顎の方向に曲がるように設計されており、また前記支持部の角度は、加工の難度を増加しているので、また組立ても複雑であるうえ、爪が2つのキャップでしか覆われておらず、横方向の位置の強度が不足している。さらに、可動顎が接触するナットなどの工作物の面積が固定顎より小さく、ナットを締結物の表面近くまで締めつけたとき、ナットの面積の不足または体積が小さいなどの原因で、十分なねじり接触面積がないため、歯崩れや破損が起こりやすい。
さらに、米国特許第4,706,528号(特許文献3)明細書は、スパナが固定顎(fixed jaw)と調節顎(adjustable jaw)を有し、固定顎上に摺動顎(sliding jaw)とピン(pin)を設けられており、摺動顎は、ピンをくぐらすための溝穴(slot)を設けていて、これにより、摺動顎は固定顎より抜け出すことはない。固定顎の内面に、摺動顎の外面を押し込む第1板ばね(plate spring)を設けることにより、摺動顎は外部に向かって移動する力を与える。摺動顎の溝穴はさらに、第2巻きばね(coil spring)を収容するための穴(hole)を設けていて、第2巻きばねにより摺動顎を内部に移動する力を与える。摺動顎は、第1板ばねと第2巻きばねの押し込みにより、中間位置に保持しながら、かつ内部へまたは外部へ移動する効果を有する。また、スパナの摺動顎の移動は直線しかしないため、かつ溝の設置角度により、摺動顎が工作物を挟み込むとき、摺動顎は溝穴の移動に追随するので、摺動顎はきつく工作物の縁部を圧迫するから、この種の設計は、一般のナットではなく、管状物体に適していると言える。
さらに、固定顎の内面で新たに穴構造開けた後、小ねじ(small screw)で第1ばねを固定必要があり、摺動顎は溝の内部に第2ばねを収容するため、新たに穴構造を開ける必要がある。このように設計されたスパナは、高トルクの作業に耐えることができない。
このほか、米国特許第7,024,971号(特許文献4)は、ラチェット式オープンエンドスパナである。該スパナは、一対の固定顎(stationary jaws)を有する。そのうち一つの固定顎の内部は、内外部とも開放した空間(space)を開けられ、空間は可動板(movable plate)を内設していて、可動板上に2つの溝穴(slot)を開けるほか、固定顎上に2つのピン(pin)を設けて、空間及び可動板に備える2つの溝穴をくぐらして、これにより可動板を空間より抜け出せないようにする。スパナは、空間にばね(spring)を収容する穴(hole)を内設していて、ばねの一端は穴の内部に設け、他端は可動板を押し込むため、穴の外部に延在さている。可動板上に設けられた2つの溝穴は、それぞれ短い直線区間(short section)と長い直線区間(long section)より形成し、短い直線区間と長い直線区間は夾角を設けていて、可動板が往復移動するときは、2段階に直線移動できるようになっている。しかし、該スパナの固定顎は可動板に覆われているため、固定顎が工作物に接触する面積は大幅に減少し、逆に一端がすべて可動の可動板によって取り代わられている。よって、工作物を回すとき、構造性が強い固定顎との接触面積が減少し、その代わり、構造が弱い可動板によって接触しているため、相対的に挟み力も弱くなる。
米国特許第出願公開2009/0193941号明細書Ratchet Wrench(特許文献5)」は一種のラチェットレンチが開示されている。この種のラチェットレンチは、第1爪(first jaw)と第2爪(second jaw)を備える。第1爪と第2爪とも爪支え部(jaw support)に内設され、かつ第1爪はウォーム(worm)によって駆動され、爪支え部に内外とも開放状を形成する軌道(track)を内設され、第2爪を軌道に内設されている。爪支え部に軌道に貫通するピン(pin)を設けられ、第2爪に直線形の開口部(opening)を設けられ、ピンを爪支え部と第2爪の開口部をくぐらすことによって、第2爪は爪支え部から抜け出すことができない。第2爪の開口部に付勢部材(biasing member)が内設され、付勢部材が第2爪を押し込むことによって、第2爪を外部に移動させる。
この種のラチェットレンチの第2爪は一つのみの直線形開口部を設けられているため、第2爪が移動するときに、第1爪との距離変化が極めて小さい。実際に実施及び使用の際は、ラチェットレンチを逆方向に回動するとき、ボルトも逆転される欠点が残る。よって、第1爪を移動自在の構造に設計が必要となるほか、ウォームによって移動距離を調節しなければ、ボルトが逆転されない現象は避けられない。そのような設計になると、ラチェットレンチ全体の部品が多くなり、多くの穴を構造上に開けるため、ラチェットレンチ本体の強度低下の問題を引き起こす。
さらに、軌道は内外とも開放状を形成するため、第2爪はボルトを回動するときに受ける反作用力がほとんどピンに伝わり、ピンが破損しやすい。特に第2爪は爪支え部に対して摺動できる平面(surfaces)を備えるが、回動のとき、この平面は摺動爪が外部移動の案内基準となるため、平面にはトルクを有効に受けることができないばかりでなく、相対的な摺動の反作用力がピンに伝えてしまうため、理想的な設計とはいえない。
このほか、第2爪は直線形の移動設計のため、第2爪と第1爪間の距離変化を増加させるには、第2爪の開口部を長くしなければ、効果を達成できない。しかし、このように設計すると、第2爪はボルトによって外部に押し出された後、第2爪の開口部は爪支え部の外部に露出される。このため、開口部と内設された弾性部材は油や汚れのほか、塵埃が付着し易く、弾性部材の圧縮効果に影響を及ぼし、第2爪の摺動に滞りを引き起してしまい、この点を解決しなければ、往復回動できない従来式のラチェットレンチになってしまうのである。
米国特許出願公開第2009/0301271号明細書(特許文献6)は、ラチェット式オープンエンドスパナである。該スパナは、第1顎(first jaw)と第2顎(second jaw)を有する。第2顎は、顎伸縮の開口部(jaw retracting opening)を内設し、顎伸縮の開口部は補助顎(auxiliary jaw)を内設する。前記補助顎は顎伸縮の開口部向きの一端は、ばねを装着していて、補助顎の上端は、制限溝(limiting slot)を開けられ、かつ第2顎の両側は開口部(opening)を開けていて、かつ補助顎とばねを顎伸縮の開口部に装着した後、ピンを開口部より通した後、制限溝を通過し、ピンを介して顎伸縮の開口部によって制限溝の移動行程を一定の範囲に制限して置き、補助顎の前端はアーク状の押し込み面(pushing surface)と駆動面(driving surface)となっている。前記スパナは作動のとき、ナットを一定の位置に回してから、スパナでナットの軸心位置を直接に反転するとき、補助顎はナットの縁部の圧縮により、直線的に顎伸縮の開口部に退避される。よって、前記スパナは、ナットと同じ軸心位置で、もう一つの回動角度に退避した後、ナットを回すことができる。しかし、この種の設計は、顎伸縮の開口部は第2顎上に設けられていることが明らかであり、特に軸方向での鑽孔成形部分は、加工が非常に難しい設計である。さらに、補助顎一端の押し込み面と駆動面は、顎伸縮の開口部にいったん退避しなければ、スパナがナットを軸心位置に沿って次の回動角度に回すことができない。よって、前記押し込み面と駆動面の径の幅は、顎伸縮の開口部の径より小さくしなければならない。しかし、ナットは厚みの小さい規格またはナットを工作物表面近くまで締めつけたとき、ナットの縁部の幅が押し込み面と駆動面の面積より下回る場合、押し込み面と駆動面は、ナットと接触する受力面積が小さすぎるため、歯崩れまたは回動からの抜け出しや破損などの状況が発生しやすい。
引き続き、米国特許出願公開第2010/0071516号明細書(特許文献7)で開示された構造設計は、前記弧状辺と滑り溝と組み合わせされた移動位置の設計によって、使用者は、第1次の回動行程終了した後、後部の回動角度を次の回動位置にいったん退避してから次の操作をしなければならない。プロセスは極めて複雑である。もし、前述操作方法に従わないと、次の回動位置に退避したとき、回動面は工作物の一つの側面と衝突し干渉してしまい、操作できなくなる。よって、このような弧状辺と滑り溝の設計は、全体的に円滑に操作することができない。
本発明の高トルク着脱式往復回動のオープンエンドスパナによれば、第1締め付け爪と第2締め付け爪は、互いに締め付け顎の両側に一体化成形し、顎喉の内側、第1締め付け爪と第2締め付け爪の内側によって囲まれた空間は、工作物を収容するための喉穴を形成し、滑り溝は、第2締め付け爪と顎喉が喉穴の対向側に設置され、滑り溝の摺動壁には他の穴構造を開けておらず、凹弧面を形成する。滑り駒は、弧線摺動自在にて本体の締め付け顎の滑り溝に設置する。滑り駒の摺動面は、他の穴構造を開けておらず凸弧面状を形成し、滑り駒の案内溝は他の穴構造を開けておらず、弾性装置の両端は、それぞれガイドポストと案内溝の支え端に当接する。滑り駒の前端は、上面、底面にそれぞれ翼部が延在する。翼部は内側と外側を有し、滑り駒の翼部の内側により、工作物の第4順方向受力面を回動することができる。オープンエンドスパナで工作物を駆動する時、滑り駒は、外部の延在位置にあり、翼部の外側は、局所に第2締め付け爪に接触し、翼部が受ける工作物の力は、第2締め付け爪に伝達することができ、高トルク回動の効果を実現し、かつ滑り駒を安定に、工作物の第4順方向受力面に当接することができる。
本発明の高トルク着脱式往復回動のオープンエンドスパナによれば、第1締め付け爪と第2締め付け爪は、互いに締め付け顎の両側に一体化成形し、顎喉の内側、第1締め付け爪と第2締め付け爪の内側によって囲まれた空間は、工作物を収容するための喉穴を形成し、滑り溝は、第2締め付け爪と顎喉が喉穴の対向側に設置され、滑り溝の摺動壁には他の穴構造を開けておらず、凹弧面を形成する。滑り駒は、弧線摺動自在にて本体の締め付け顎の滑り溝に設置する。滑り駒の摺動面は、他の穴構造を開けておらず凸弧面状を形成し、滑り駒の案内溝は他の穴構造を開けておらず、弾性装置の両端は、それぞれガイドポストと案内溝の支え端に当接する。滑り駒の前端は、上面、底面にそれぞれ翼部が延在する。翼部は内側と外側を有し、滑り駒の翼部の内側により、工作物の第4順方向受力面を回動することができる。オープンエンドスパナで工作物を駆動する時、滑り駒は、外部の延在位置にあり、翼部の外側は、局所に第2締め付け爪に接触し、翼部が受ける工作物の力は、第2締め付け爪に伝達することができ、高トルク回動の効果を実現し、かつ滑り駒を安定に、工作物の第4順方向受力面に当接することができる。オープンエンドスパナを逆転し、滑り駒が引き込んで、滑り駒の外側と第2締め付け爪みとの接触面積は、次第に増加される。そして、オープンエンドスパナの逆転操作を完了した後、弾性装置によって、滑り駒が外部に延在するとき、滑り駒に備える翼部の外側と第2締め付け爪の接触面積が次第に減少し、弾性装置によって、滑り駒を素早く引き込み位置を引き離して外部の延在位置に戻り、次の回動作業に取りかかることができる。
本発明の高トルク着脱式往復回動のオープンエンドスパナによれば、滑り溝の摺動壁は、完全に凹弧面を形成していて、第2締め付け爪は、十分な構造強度を維持されており、締め付け顎は、高トルクの回動作業に耐えることができるほか、応力集中の問題を防止し、滑り駒の構造強度をそのままに維持でき、高トルクの回動作業に耐えることができ、加工コストも有効に低減することができる。
本発明の高トルク着脱式往復回動のオープンエンドスパナは、滑り駒の摺動面の曲率が滑り溝の摺動壁の曲率に等しいため、滑り駒の摺動面は、摺動壁において円滑に摺動できると共に、摺動面は大きい面積により工作物の反作用力を摺動壁に伝達でき、滑り駒の受力を分散させ応力集中の問題を避けると共に、本体が回動するとき、滑り駒の受けるトルクを増大できる。本発明の高トルク着脱式往復回動のオープンエンドスパナは、第1締め付け爪と第2締め付け爪を対向に設置し、かつ締め付け顎の両側に一体化成形されていて、締め付け顎は、優れた構造強度を有し、締め付け顎の受けるトルクを増大できる。
本発明による高トルク着脱式往復回動のオープンエンドスパナ次の特徴は、弾性装置は滑り駒の案内溝に内設する弾性部材を備え、締め付け顎の第1支持壁と第2支持壁を互いに平行することにより、滑り溝は間隔を有し、滑り駒は、上面と底面は貫通しているため、案内溝の高さは、滑り駒の高さに等しい。案内溝は幅を有し、案内溝の幅は、ガイドポストの直径に等しい。案内溝の高さは、溝の幅の1.5倍より大きい。弾性装置の弾性部材を案内溝に内設した後、高さを有し、弾性部材の高さは、案内溝の高さを超えない。弾性部材の高さは、案内溝の幅より大きい。弾性部材の高さは、案内溝の0.5倍の高さより大きい。よって、弾性部材は、案内溝において勝手にひっくりかえって元の位置をはずれることはなく、滑り駒は、外部に延ばす位置への自動復帰する効果は失われない。
本発明の高トルク着脱式往復回動のオープンエンドスパナの立体図である。 本発明の高トルク着脱式往復回動のオープンエンドスパナの立体分解図である。 本発明の高トルク着脱式往復回動のオープンエンドスパナの横断面図である。 本発明の高トルク着脱式往復回動のオープンエンドスパナを工作物に適用した時の横断面図である。 本発明の往復回動のオープンエンドスパナの操作位置の実施態様図(その1)である。 本発明の往復回動のオープンエンドスパナの操作位置の実施態様図(その2)である。 本発明の往復回動のオープンエンドスパナの操作位置の実施態様図(その3)である。 本発明の往復回動のオープンエンドスパナの操作位置の実施態様図(その4)である。 本発明の往復回動のオープンエンドスパナの操作位置の実施態様図(その5)である。
本発明による技術、手段ならびに効果は、好ましい実施例と図式を合わせて説明する。まず、図1ないし4を参照する。本発明のオープンエンドスパナ10は、本体20と、滑り駒30と、弾性装置40と、を備える。
そのうち、本体20は、つかみ部21とつかみ部21の前端に設ける締め付け顎22を有する。締め付け顎22は工作物90、たとえば、ボルトの六角頭部につなぐことができる。工作物90がボルトの六角頭部であるとき、6つの受力面を六角頭部の6時方向から逆時計方向で輪状に配列し、順を追って、第1順方向受力面91Aから第6順方向受力面96A(図5に示す)を有し、同じく、第1逆方向受力面91Bから第6逆方向受力面96Bを有する。使用者がつかみ部21をつかみ、本体20回動すると、締め付け顎22は、工作物90の軸心を円の中心として回動し、工作物90を回動する効果を実現できる。
締め付け顎22は、つかみ部21の反対端において、互いに分離した第1締め付け爪23と第2締め付け爪24を形成していて、第1締め付け爪23と第2締め付け爪24は、工作物90を回動するときに発生する反作用力を堪えることができる。第1締め付け爪23と第2締め付け爪24は、互いに対向し、かつ、締め付け顎22の両側に一体化で成形されていて、第1締め付け爪23と第2締め付け爪24は、相対的な移動関係を発生しないため、締め付け顎22は極めて良い構造強度を有する。よって、締め付け顎22は、より高いトルクに堪えることができる。締め付け顎22は、第1締め付け爪23と第2締め付け爪24との間に顎喉25を形成し、顎喉25の内側、第1締め付け爪23の内側と第2締め付け爪24の内側によって囲まれた空間は、ほぼ六角形の喉穴26を形成していて、締め付け顎22は、工作物90の半径方向に沿って移動し、工作物90を喉穴26の内部に進入させるか、または締め付け顎22は、工作物90に平行する軸線方向に移動し、工作物90を喉穴26に進入させることができる。
第1締め付け爪23は、前端と後端を有し、第1締め付け爪23の後端は顎喉25に連結し、第2締め付け爪24は前端と後端を有し、第2締め付け爪24の後端は、前端と後端を有し、顎喉25に連結する。
第1締め付け爪23の内側は、喉穴26に対向し、かつ第2締め付け爪24の前端に向う力の作用部231を有し、力の作用部231は、工作物90の第1順方向受力面91Aに対応していて、第2締め付け爪24の内側は、第1位置241と第2位置242を有する。第1位置241は、喉穴26に対向し、かつ第1締め付け爪23の後端に向かっていて、第2位置242は、喉穴26に対向し、かつ第1締め付け爪23の前端に向かっていて、第2締め付け爪24の第1位置241と第2位置242は、それぞれ工作物90の第4順方向受力面94Aと第3順方向受力面93Aに対応できる。第2締め付け爪24の第1位置241は、第1締め付け爪23の力の作用部231にほぼ平行している。
顎喉25は、喉穴26に対向した押し込み部251を有し、顎喉25の押し込み部251と第1締め付け爪23の力の作用部231との間は、120度の夾角を有する。よって、顎喉25の押し込み部251は、工作物90の第2順方向受力面92に対応できる。
締め付け顎22は、第1締め付け爪23の力の作用部231と顎喉25の押し込み部251との間に、第1逃げ部221を備え、第1逃げ部221は、工作物90の第1逆方向受力面91Bの進入に備える。締め付け顎22は顎喉25の力の作用部231と第2締め付け爪24の第2位置242との間に第2逃げ部222を形成しており、第2逃げ部222は工作物90の第2逆方向受力面92Bの進入に備える。締め付け顎22は、第2締め付け爪24の第1位置241と第2締め付け爪24の第2位置242との間に第3逃げ部223を形成しており、第3逃げ部223は工作物90の第3逆方向受力面93Bの進入に備える。
締め付け顎22の内側はさらに、円弧形の滑り溝27を設けられ、滑り溝27は、第2締め付け爪24と顎喉25が喉穴26の対向側に設けられていて、かつ滑り溝27は、凹弧形の摺動壁271を有し、摺動壁271の上方に備える第1支持壁272と摺動壁271の下方に位置し、かつ第1支持壁272に対向する第2支持壁273を備える。滑り溝27の摺動壁271には他の穴構造を開けておらず、完全な凹弧面を形成しているため、第2締め付け爪24の構造強度が確保され、締め付け顎22は、高トルクの回転作業に堪えることができる。さらに、摺動壁271の凹弧面の円中心は、喉穴26に位置しており、滑り溝27の加工は、ミリングカッター一つで仕上げることができるため、加工は簡単、かつ高速に実現でき、低コスト、かつ締め付け顎22の構造強度を確保できる。
締め付け顎22の第1支持壁272と第2支持壁273を互いに平行することにより、滑り溝27は、間隔T27を有する。締め付け顎22は、第2締め付け爪24が滑り溝27の第1支持壁272及び第2支持壁273に対応する位置に円形の貫通穴274を開けていて、貫通穴274は、顎喉25の近傍部にあり、かつ滑り溝27の第1支持壁272と第2支持壁273をくぐらしている。貫通穴274は、円柱形のガイドポスト28に結合することができ、ガイドポスト28の両端部は、それぞれ第1支持壁272と第2支持壁273の貫通穴274に取り付けているため、ガイドポスト28は固定して滑り溝27に固設される。ガイドポスト28は、直径D28を有する。
滑り駒30は、弧線で摺動自在であり、本体20に備える締め付け顎22の滑り溝27に設置されていて、かつ滑り駒30は、工作物90を駆動するか、または工作物90の外周部に対して摺動することができる。滑り駒30は、外部の延在位置と内部の引き込み位置の間で、移動することができる。滑り駒30は、ほぼ弧形の塊状を形成し、外側と内側を有する。かつ滑り駒30の外側は、凸弧状の摺動面31を形成していて、滑り駒30の摺動面31は、滑り溝27の摺動壁271にて摺動することにより、滑り駒30と締め付け顎22と相対的な弧線の摺動関係を形成する。滑り駒30の摺動面31に他の穴構造を開けておらず、完全な凸弧面状を形成しているため、滑り駒30の構造強度が確保され、滑り駒30は、高トルクの回転作業に堪えることができる。滑り駒30の摺動面31の弧度は、滑り溝27の摺動壁271の弧度に等しく、滑り駒30の摺動面31は、滑り溝27の摺動壁271にて円滑に摺動できる。さらに、滑り駒30が工作物90による反作用力を受けるとき、摺動面31と摺動壁271の弧度が同じのため、摺動面31は、大きい面積にて摺動壁271と接触することにより、滑り駒30を安定に、滑り溝27の内部に保持し、工作物90を回す過程において、滑り駒30は、滑り溝27にぐらついたりしない。つまり、本体20が回動するとき、滑り駒30の受けるトルクを増大できる。
滑り駒30が摺動面31の反対側は、滑り溝27より露出していて、第1回動面32と第2回動面33を形成し、第1回動面32と第2回動面33は、工作物90の回転に備える。第1回動面32と第2回動面33との間は、120度の夾角を有し、かつ第1回動面32は、滑り駒30の前端に位置し、第2回動面33は、滑り駒30の後端に位置する。滑り駒30が外部の延在位置にいるとき、滑り駒30の第1回動面32は工作物90の第4順方向受力面94Aに対応し、滑り駒30の第2回動面33は工作物90の第3順方向受力面93Aに対応する。滑り駒30は、第1回動面32と第2回動面33との間で回避部34を形成していて、回避部34によって、工作物90の第3順方向受力面93Aに進入できる。滑り駒30の上方は、上面301を形成し、上面301は、滑り溝27の第1支持壁272に接触していて、滑り駒30の下方は、底面302を形成している。底面302は、滑り溝27の第2支持壁273に接触している。上面301と底面302は互いに平行していて、かつ滑り駒30は高さH30を有する。雄雌組合せするときの公差を考慮しない前提において、滑り駒30の高さH30は、滑り溝27の間隔T27に等しいため、滑り駒30の上面301と底面302は、滑り溝27の第1支持壁272と第2支持壁273によって、上下対称的に支持される。滑り駒30の上面301と底面302は、滑り溝27の第1支持壁272と第2支持壁273によって上下対称的に支持されているため、滑り駒30が滑り溝27にて弧線摺動のときに、揺動を発生しない。オープンエンドスパナ10使用の安定性を向上できる。滑り駒30はさらに、上面301と底面302を貫通する案内溝35を設置していて、案内溝35は、弧形に形成されており、かつ案内溝35の曲率と滑り溝27の摺動壁271の曲率は、同じである。案内溝35は、上面301と底面302を貫通しているため、案内溝35の高さH35は、滑り駒30の高さH30に等しい。案内溝35は、幅W35を有し、溝の幅W35は、案内溝35の大きい弧面の半径から小さい弧面の半径を差し引いた距離に等しい。雄雌組合せするときの公差を考慮しない前提において、案内溝35の幅W35は、ガイドポスト28の直径D28に等しい。案内溝35の高さH35は、溝の幅W35の1.5倍より大きい。つまり、案内溝35の幅W35は、溝の高さH35の0.66倍より小さい。本実施例において、案内溝35の高さH35は、溝の幅W35の2倍より大きい。つまり、案内溝35の幅W35は、溝の高さH35の0.5倍より小さい。
案内溝35にガイドポスト28をくぐらして、滑り駒30が滑り溝27より離脱することを防止して置く。滑り駒30の摺動面31と案内溝35の弧度とも滑り溝27の摺動壁271の弧度に同じ、よって、滑り駒30の摺動面31が滑り溝27の摺動壁271において弧形摺動のとき、滑り駒30の案内溝35と滑り溝27内部に備えるガイドポスト28との間は、干渉することなく、円滑に相対的な弧線の摺動効果を達成する。
案内溝35は、当接端351と支え端352を有し、滑り駒30が外部の延在位置にいるとき、案内溝35の当接端351は、ガイドポスト28に接触し、案内溝35の支え端352は、弾性装置40に接触する。さらに、案内溝35は他の穴構造をあけておらず、応力集中の問題を有効に防止し、滑り駒30の構造強度が確保され、滑り駒30は、高トルクの回動操作に堪えられる。加えて、滑り駒30の摺動面31と案内溝35とも他の穴構造をあけておらず、滑り駒30の加工コストを有効に軽減でき、製品自体に高トルクと低価格の長所を備え合わせているため、産業で幅広く利用できる。
弾性装置40の両端を、それぞれガイドポスト28と案内溝35の支え端352の間に支えて置くことにより、滑り駒30は、外部の延在位置へ自動復帰できる。弾性装置40は、滑り駒30の案内溝35に内設する弾性部材41を有し、弾性部材41を案内溝35に内設した後、高さH40を有する。このとき、弾性部材41の高さH40は、案内溝35の高さH35を超えない。弾性部材41の高さH40は、案内溝35の幅W35より大きく、かつ弾性部材41の高さH40は0.5倍の案内溝35の高さH35より大きい。このように、案内溝35に内設していた弾性部材41の高さH40が前述条件を満足すれば、弾性部材41は、案内溝35にて勝手にひっくり返って勝手に元の位置をはずれることなく、滑り駒30は、外部の延在位置に復帰する効果を失われない。図2を参照する。本発明の弾性装置40の弾性部材41は、Z型ばね板である。
本発明のオープンエンドスパナ10は、第1回動面32の両側に、それぞれ拡張面36を凸設している。滑り駒30が外部延在位置にいるとき、滑り駒30の第1回動面32は、接触した工作物90の第4順方向受力面94Aに対応することができる。滑り駒30の前端は、上面と底面にそれぞれ翼部37が延在していて、翼部37は内側と外側を有し、滑り駒30の翼部37は、工作物90の第4順方向受力面94Aを回動することができる。翼部37の内側は、拡張面36を形成し、かつ拡張面36と第1回動面32は、同じ平面に形成する。
図5を参照する。オープンエンドスパナ10が締め付け顎22に沿って、第1締め付け爪23の方向に回動し、工作物90を駆動するとき、滑り駒30は外部の延在位置にあり、翼部37の外側は、局所のみ第2締め付け爪24に接触する。このように、翼部37の受ける工作物90の力量を第2締め付け爪24に伝達することができるため、オープンエンドスパナ10が工作物90を駆動するときのトルクを増大し、高トルク回動の効果を実現するとともに、滑り駒30は、工作物90の第4順方向受力面94Aに当接することができる。
図5に示すように、翼部37の外側は、局所のみ締め付け顎22に備える第2締め付け爪24の第1位置241(すなわち、第2締め付け爪24の第1支持壁272と第2支持壁273)に接触されている。本実施例において、滑り駒30に備える翼部37外側の曲率は、第2締め付け爪24の第1位置241の曲率に等しいため、翼部37の外側は、局所のみ締め付け顎22の第2締め付け爪24に接触されているとき、翼部347の外側は、局所に第2締め付け爪24の第1位置241と面の接触を形成し、高トルク回動の効果を実現する。
図6ないし8を参照する。翼部37の外側は、全面的に第2締め付け爪24に接触しておらず、オープンエンドスパナ10を逆転することにより、滑り駒30が引き込み、滑り駒30の翼部37の外側と第2締め付け爪24との接触面積を次第に増加させ、オープンエンドスパナ10の高速逆転操作により、弾性装置40を圧迫し破損することを防止でき、安全保護の機能を有する。
オープンエンドスパナ10の逆転操作を完了した後、弾性装置40の両端は、それぞれガイドポスト28と案内溝35の支え端352との間に支えているため、滑り駒30は素早く外部に延在することができる。滑り駒30が外部に延在するとき、滑り駒30の翼部37の外側と、第2締め付け爪24との接触面積が次第に減少するため、弾性装置40によって、滑り駒30を素早く引き込み位置を引き離して外部の延在位置に戻り(図9参照)、次の回動作業に取りかかることができる。
これにより、工作物90たとえば、ボルトなどの六角頭部を一つの台に締め付けていても(図4参照)、本発明のオープンエンドスパナ10は、滑り駒30の翼部37を介して、工作物90ヘッド部すべての高さh2を滑り駒30の第1回動面32と拡張面36に接触し、工作物90と滑り駒30との接触面積を増やして、高い回動トルクの向上効果を実現し、引きずることは発生しない。図6を参照する。滑り溝30の第1回動面32と工作物90との接触高さはh1であり、滑り溝30の翼部37と工作物90との接触高さはh2である。接触面積は明らかに増加しているため、高いトルクの回動効果を向上できる。
図5、本考案のオープンエンドスパナ10を締め付け顎22に沿って、第1締め付け爪23の方向に回動し、工作物90を駆動する態様図を参照する。使用者が回動作業を行うとき、工作物90を締め付け顎22の顎喉26に進入させ、締め付け顎22の第1締め付け爪23の力の作用部231を工作物90の第1順方向受力面91Aに当接して置き、滑り駒30の第1回動面32と拡張面36を工作物90の第4順方向受力面94Aに当接する。
工作物90の第4順方向受力面94Aは、第1順方向受力面91Aと互いに平行しており、滑り駒30の第1回動面32と拡張面36を工作物90の第4順方向受力面94Aに密着させるため、滑り駒30内部の弾性装置40は、圧縮により変形を引き起こし、滑り駒30が弧線に移動することによって、滑り駒30の第1回動面32と拡張面36が自動的に工作物90の第4順方向受力面94Aに密着していて、かつ滑り駒30の第1回動面32と拡張面36もほぼ第1締め付け爪23の力の作用部231に平行する。
このとき、使用者は締め付け顎22に沿って、第1締め付け爪23向きの方向につかみ部21を回動し、締め付け顎22を工作物90の円の中心として回動させる。使用者の作用力は、第1締め付け爪23の力の作用部231を介して工作物90の第1順方向受力面91Aに伝達すると共に、使用者の作用力は、滑り駒30の第1回動面32を介して工作物90の第4順方向受力面94Aに伝達される。このように、工作物90は締め付け顎22に追随して回動できる。
オープンエンドスパナ10で工作物90を回動するとき、滑り駒30は外部の延在位置にあり、翼部37の外側は、局所のみ第2締め付け爪24に接触する。このように、翼部37の受ける工作物90の力を第2締め付け爪24に伝達することができるため、オープンエンドスパナ10が工作物90を駆動するときのトルクを増大し、高トルク回動の効果を実現するとともに、滑り駒30は、工作物90の第4順方向受力面94Aに当接することができる。
第1締め付け爪23は、締め付け顎22に一体化成形しているため、第1締め付け爪23の力の作用部231は、工作物90の第1順方向受力面91Aの反作用力を有効に耐えることができる。さらに、第2締め付け爪24は、締め付け顎22に一体化成形していて、かつ滑り駒30の摺動面31と滑り溝27の摺動壁271とも穴構造を開けていない。滑り駒30の摺動面31と滑り溝27の摺動壁271の曲率が同じく、面と面の接触を形成しているため、摺動面31は大きい面積で摺動壁271と接触することができ、滑り駒30を滑り溝27の内部へ安定に保持することができる。工作物90を回動する過程で、滑り駒30は、滑り溝27において揺動を発生しない。よって、本発明のオープンエンドスパナ10は、高いトルクの回動作業に耐えることができる。
本実施例において、滑り駒30の第2回動面33は、工作物90の第3順方向受力面93Aに当接しており、第2締め付け爪24は、一体化成形により締め付け顎22に取り付けられていて、かつ滑り駒30の摺動面31と滑り溝27の摺動壁271とも穴構造を開けていない。滑り駒30の摺動面31と滑り溝27の摺動壁271の曲率が同じく面と面の接触であるため、摺動面31は大きい面積で摺動壁271に接触し、滑り駒30を安定に滑り溝27に保持して置き、滑り駒30は、工作物90を回動するとき、滑り溝27内部で揺動を発生しない。よって、本発明のオープンエンドスパナ10は、高トルクの回転作業に堪えることができる。
図6ないし8、本発明のオープンエンドスパナ10が締め付け顎22に沿って、第2締め付け爪24の方向に回動し、工作物90は駆動されない態様を示す。使用者はオープンエンドスパナ10を往復に回動したいときは、工作物90を締め付け顎22の喉穴26を離すことなく、締め付け顎22を第2締め付け爪24の方向に向かって本体20を回動することにより、締め付け顎22を工作物90の次の回動位置につなぐことができる。
使用者は、締め付け顎22を第2締め付け爪24の方向に向かって、つかみ部21を回動するとき、締め付け顎22は、つかみ部21に追随して工作物90に対して回動し、締め付け顎22の第1逃げ部221、第2逃げ部222及び滑り駒30の回避部34は、それぞれ工作物90の第1逆方向受力面91B、第2逆方向受力面92Bと第3逆方向受力面93Bに近づけさせる。つまり、工作物90の第1逆方向受力面91B、第2逆方向受力面92B及び第3逆方向受力面93Bは、それぞれ締め付け顎22の第1逃げ部221、第2逃げ部222及び滑り駒30の回避部34に進入される。
引き続き、締め付け顎22が第2締め付け爪24の方向に向かって、つかみ部21を回動すると、滑り駒30の回避部34を工作物90の第3順方向受力面93Bに接触させる。このとき、弾性装置40は圧縮を受けて、滑り駒30は滑り溝27において、弧線の摺動を形成する。翼部37の外側は、全面的に第2締め付け爪24に接触しておらず、オープンエンドスパナ10を逆転することにより、滑り駒30が引き込み、滑り駒30の翼部37の外側と第2締め付け爪24との接触面積を次第に増加させ、オープンエンドスパナ10の高速逆転操作により、弾性装置40を圧迫し破損することを防止でき、安全保護の機能を有する。
滑り駒30は、圧縮を受けることによって、締め付け顎22に対して弧線の摺動を引き起こしたときに、締め付け顎22は引き続き、締め付け顎22に沿って、第2締め付け爪24の方向に向かって回動することができる。続いて、第1締め付け爪23の力の作用部231が工作物90の第1逆方向受力面91Bを超えて、第2順方向受力面92Aに近づけるとともに、滑り駒30の第1回動面32が工作物90の第4逆方向受力面94Bを超えて、第5順方向受力面95Aに近づける。本実施例において、滑り駒30の第2回動面33も工作物90の第3逆方向受力面93Bを超えて、第4順方向受力面94Aへ近づけることになる。
最後に、図9を参照する。オープンエンドスパナ10の逆転操作を完了した後、弾性装置40の両端は、それぞれガイドポスト28と案内溝35の支え端352との間に支えているため、滑り駒30は素早く外部に延在することができる。締め付け顎22は、第1締め付け爪23の力の作用部231を工作物90の第2順方向受力面92Aに当接し、弾性装置40によって滑り駒30を自動復帰させるとともに、滑り駒30の第1回動面32を工作物90の第5順方向受力面95Aに当接させる。滑り駒30の第1回動面32は、自動に工作物90の第5順方向受力面95Aに密着し、滑り駒30の第1回動面32は、ほぼ第1締め付け爪23の力の作用部231と平行して、締め付け顎22を工作物90の次の回動位置へ確実につなげる。このように、一回の往復回動を完了し、かつ工作物90は、締め付け顎22の顎喉26を離す必要はない。滑り駒30が外部に延在するとき、滑り駒30の翼部37の外側と、第2締め付け爪24との接触面積が次第に減少するため、弾性装置40によって、滑り駒30を素早く引き込み位置を引き離して外部の延在位置に戻し、次の回動作業に取りかかることができる。
その後、図4の状態に戻り、使用者は締め付け顎22に沿って第1締め付け爪23方向に向かって、つかみ部21を回動することにより、締め付け顎22が工作物90の円心で回動するとともに、工作物90を締め付け顎22に追随回動することができる。
引き続き、図3を参照する。締め付け顎22は、前記工作物90につないでいない時、案内溝35の当接端351とガイドポスト28が接触し、滑り駒30は外部の延在位置にあり、滑り駒30の第1回動面32と翼部37の拡張面36は喉穴26に延ばしていて、かつ滑り駒30の第1回動面32と第1締め付け爪23の力の作用部231は、非平行状態を形成する。
図5を参照する。締め付け顎22を工作物90につないで、かつ工作物90を駆動しないとき、締め付け顎22に備える第1締め付け爪23の力の作用部231は、工作物90の第1順方向受力面91Aに当接し、滑り駒30の前端は、工作物90の第4順方向受力面94Aに当接すると同時に、滑り駒30の案内溝35の当接端351とガイドポスト28との間に隙間38を形成していて、隙間38の長さは、工作物90寸法の公差を上回る。本実施例において、隙間38の長さは、ガイドポスト28の直径の2分の1より大きい。
締め付け顎22が工作物90をするとき、締め付け顎22が弾性変形を引き起こした時、本体20は、工作物90に対してわずかな回動し、滑り駒30の隙間38によって、滑り駒30が本体20に追動しない。この隙間38により、締め付け顎22が弾性拡張したとき、滑り駒30の前端は、なお工作物90の第4順方向受力面94Aに当接することができる。
締め付け顎22を前記工作物90につないで、かつ前記工作物90を駆動していない時、滑り駒30の第1回動面32と工作物9の第4順方向受力面94Aとの間は、受圧夾角θを形成し、受圧夾角θによって、締め付け顎22が弾性拡張したとき、本体20と滑り駒30が次第に工作物90に対して回動することでき、滑り駒30の第1回動面32を工作物90の第4順方向受力面94Aに当接することによって、第1回動面32と第4順方向受力面94Aと面の接触を形成し、前記受圧夾角θの角度は2度以上である。
滑り駒30は、第1回動面32に少なくとも一つの歯形39を凹設し、歯形39は、滑り駒30の第1回動面32と工作物90の第4順方向受力面94Aとの間の咬合力を向上できる。
10 オープンエンドスパナ
20 本体
21 つかみ部
22 締め付け顎
221 第1逃げ部
222 第2逃げ部
223 第3逃げ部
23 第1締め付け爪
231 力の作用部
24 第2締め付け爪
241 第1位置
242 第2位置
25 顎喉
251 押し込み部
26 喉穴
27 滑り溝
271 摺動壁
272 第1支持壁
273 第2支持壁
274 貫通穴
28 ガイドポスト
30 滑り駒
301 上面
302 底面
31 摺動面
32 第1回動面
33 第2回動面
34 回避部
35 案内溝
351 当接端
352 支え端
36 拡張面
37 翼部
38 隙間
39 歯形
40 弾性装置
41 弾性部材
90 工作物
91A 第1順方向受力面
91B 第1逆方向受力面
92A 第2順方向受力面
92B 第2逆方向受力面
93A 第3順方向受力面
93B 第3逆方向受力面
94A 第4順方向受力面
94B 第4逆方向受力面
95A 第5順方向受力面
95B 第5逆方向受力面
96A 第6順方向受力面
96B 第6逆方向受力面
T27 間隔
D28 直径
H30 高さ
H35 溝の高さ
W35 溝の幅
H40 高さ
h1 高さ
h2 高さ
θ 受圧夾角

Claims (9)

  1. 本体、滑り駒と弾性装置を備えた高トルク着脱式往復回動のオープンエンドスパナであって、
    前記本体は、つかみ部と、前記つかみ部一端に取り付ける締め付け顎とを有する前記締め付け顎は、前記つかみ部の反対端において、互いに分離する第1締め付け爪と第2締め付け爪とを形成していて、前第1締め付け爪と前第2締め付け爪は、互いに対向し、かつ一体化成形していて、前記締め付け顎の両側に設けられ、前記締め付け爪と前記第2締め付け爪との間は、顎喉を形成し、前記第1締め付け爪は、前端と後端を有し、前記第1締め付け爪の前記後端は、前記顎喉に接続し、前記第2締め付け爪は、前記前端と前記後端を有し、前記第2締め付け爪の前記後端は、前記顎喉に接続していて、前記顎喉の内側、前記第1締め付け爪の内側及び前記第2締め付け爪の内側によって囲まれた空間は、前記工作物を収容する喉穴を形成し、前記第1締め付け爪の内側は、前記喉穴に対向する力の作用部を有し、前記締め付け顎は、弧形の摺動溝を内設し、前記摺動溝は、凹弧形の摺動壁と、前記摺動壁の上方に備える第1支持壁と、前記摺動壁の下方に位置し、かつ前記第1支持壁に対向する第2支持壁を有し、前記摺動溝は、ガイドポストを内設し、前記ガイドポストの両端は、それぞれ前記第1支持壁と、前記第2支持壁に固定していて、前記ガイドポストを前記滑り溝に固設し、
    前記滑り駒は、弧線に摺動自在にて、前記本体の前記締め付け顎の前記滑り溝に設けられ、かつ前記滑り駒は、前記工作物を駆動するか、または前記工作物の外周部にて相対的に摺動することができる、前記滑り駒は外部の延在位置と、内部の引き込み位置との間で移動することができ、前記滑り駒は、ほぼ弧形の駒状を形成していて、かつ外側と内側を有し、前記滑り駒の外側と内側を有し、前記滑り駒の外側は、凸弧状の摺動面を形成していて、前記滑り駒の前記摺動面は、前記滑り溝の摺動壁にて摺動することができ、前記滑り駒は、前記摺動面の反対側は、前記滑り溝の外部に突き出していて、かつ第1回動面を形成し、前記第1回動面は前記滑り駒の前端に位置し、前記滑り駒の上方は、上面を形成し、前記滑り駒の下方は、底面を形成し、前記滑り駒は、前記上面と前記底面を貫通する案内溝が設けられ、前記案内溝は、弧形を形成していて、前記案内溝は、ガイドポストを内部にくぐらして、前記滑り駒が前記滑り溝から離脱を防止し、前記案内溝は、当接端と支え端を有し、前記上面は、前記滑り溝の前記第2支持壁に接触し、前記底面は、前記滑り溝の前記第2支持壁に接触し、前記滑り駒の前記上面と前記底面は、前記滑り溝の前記第1支持壁と前記第2支持壁によって、上下が対称するように支えられており、
    前記滑り駒の前端は、それぞれ前記上面、前記底面から翼部を延在していて、前記翼部は、内側と外側を有し、前記滑り駒の前記翼部の内側は、前記工作物を回動することができ、
    前記弾性装置は、前記案内溝に内設していて、かつ前記弾性装置の両端は、それぞれ前記ガイドポストと、前記案内溝の支え端に支えることにより、前記案内溝の前記支え端と前記ガイドポストに接触し、滑り駒を自動に外部の延在位置に復帰させ、
    前記オープンエンドスパナで工作物を駆動する時、前記滑り駒は、外部の延在位置にあり、前記翼部の外側は局所に前記第2締め付け爪に接触していて、前記翼部が受け持つ前記工作物の力量は、前記第2締め付け爪に伝達することを特徴とするオープンエンドスパナ。
  2. 前記オープンエンドスパナを逆転した時、前記滑り駒は引き込み、前記滑り駒に備える前記翼部の外側と前記第2締め付け爪との接触面積は次第に増加され、
    前記オープンエンドスパナの逆転動作を完了した後、前記弾性装置によって前記滑り駒が外部に延在したとき、前記滑り駒の外側は、前記第2締め付け爪の接触面積は次第に減少し、前記弾性装置によって、前記滑り駒を素早く引き込み位置を引き離して外部の延在位置に戻り、次の回動作業に取りかかることができることを特徴とする請求項1記載のオープンエンドスパナ。
  3. 前記第1回動面の両側は、それぞれ拡張面を凸設し、前記翼部の内側は、前記拡張面を形成し、前記拡張面と前記第1回動面は、同じ平面に形成しており、前記オープンエンドスパナは、締め付け顎の前記第1締め付け爪の方向に回動し、前記工作物を駆動するとき、前記翼部の外側は、局所のみ前記締め付け顎に備える前記第2締め付け爪の第1位置のみに接触し、前記翼部外側の曲率は、前記第2締め付け爪に備える第1位置の曲率に等しく、前記翼部外側の局部は、前記第2締め付け爪の第1位置と面の接触を形成していて、高トルク回動の効果を実現することを特徴とする請求項2記載のオープンエンドスパナ。
  4. 前記滑り溝の前記摺動壁は、凹面状を形成し、前記滑り駒の前記摺動面は、凸弧面状を形成し、前記案内溝の内部に他の穴構造を開けておらず、前記力の作用部は、前記第1締め付け爪の前端に向かっていて、前記滑り溝は、前記第2締め付け爪と前記顎喉が前記喉穴の対向する側面に設け、前記力の作用部は、前記工作物の前記第1順方向受力面に対応していて、前記滑り駒が外部の延在位置にあるとき、前記滑り駒の前記第1回動面と前記翼部は、前記工作物の前記第4順方向受力面に対応し、前記滑り駒の前記摺動面の曲率は、前記滑り溝の摺動壁の曲率に等しく、前記滑り駒の前記摺動面は、前記滑り溝の前記摺動壁上で順調に摺動することができ、かつ前記摺動面は、大きい面積にて前記工作物の反作用力を前記摺動壁に伝達し、前記本体が回動するとき、前記滑り駒の受け持つトルクを増大でき、前記案内溝の曲率は、前記滑り溝の前記摺動壁の曲率と同じことを特徴とする請求項1または請求項3記載のオープンエンドスパナ。
  5. 前記滑り駒はさらに、第2回動面を有し、前記第2回動面は、前記滑り駒の後端に位置し、前記第2回動面と前記第1回動面との間は、120度の夾角を有し、前記滑り駒の前記第2回動面は、前記工作物の前記第3順方向受力面に対応していて、前記滑り駒は、前記第1回動面と前記第2回動面との間に、回避部を形成し、前記回避部は前記工作物の前記第3逆方向受力面を進入することができ、前記顎喉は、前記喉穴に対向する押し込み部を有し、前記顎喉の押し込み部と前記第1締め付け爪の前記力の作用部との間は、120度の前記夾角を有し、かつ前記顎喉の前記押し込み部は、前記工作物の前記第2順方向受力面に対応していて、前記第2締め付け爪の内側は、第1位置と第2位置を有し、前記第1位置は、前記第1締め付け爪の後端に向かい、前記第2位置は、前記喉穴に対向していて、かつ第1締め付け爪の前端に向かい、前記第2締め付け爪の前記第1位置と前記第2位置との間は、120度の夾角を有し、かつ前記第2締め付け爪の前記第1位置と前記第2位置は、それぞれ前記工作物の前記第4順方向受力面と前記第3順方向受力面に対応していて、前記第2締め付け爪の前記第1位置と前記第1締め付け爪の前記力の作用部が平行しており、前記締め付け顎は、前記第1締め付け爪の前記力の作用部と前記顎喉の前記押し込み部との間は、第1逃げ部を形成し、前記第1逃げ部は、前記工作物の第1逆方向受力面を進入することができ、前記締め付け顎の前記押し込み部と前記第2締め付け爪の前記第2位置との間は、第2逃げ部を形成し、前記第2逃げ部は、前記工作物の前記第2逆方向受力面を進入することができ、前記締め付け顎は、前記第2締め付け爪の前記第1平面と、前記第2締め付け爪の前記第2平面との間は、第3逃げ部を形成していて、前記第3逃げ部は、前記工作物の前記第3逆方向受力面を進入することができることを特徴とする請求項1または請求項3記載のオープンエンドスパナ。
  6. 前記弾性装置は前記滑り駒の前記案内溝に内設された弾性部材を備え、前記締め付け顎の前記第1支持壁と前記第2支持壁は互いに平行しており、かつ前記滑り溝に間隔を設けられており、前記滑り駒の前記上面と前記底面は互いに平行し、かつ前記滑り駒は高さを有し、前記滑り駒の前記高さは前記滑り溝の前記間隔に等しく、前記案内溝は前記滑り駒の上面と前記底面をくぐらしており、前記案内溝は、前記溝の高さが前記滑り駒の前記高さに等しく、前記案内溝は溝の幅を有し、前記案内溝の前記溝の幅は前記ガイドポストの直径に等しく、前記案内溝の前記高さは前記溝の幅の1.5倍より大きく、前記弾性装置の前記弾性部材を前記案内溝に内設された後一つの前記高さを有し、前記弾性部材の前記高さは前記案内溝の前記高さを超えず、前記弾性部材の前記高さは前記案内溝の前記溝の幅より大きく、前記弾性部材の前記高さは0.5倍の前記案内溝の前記高さより大きいことを特徴とする請求項1または請求項3記載のオープンエンドスパナ。
  7. 前記締め付け顎は、前記工作物につないでいない時、前記案内溝の前記当接端に当接し、前記滑り駒は、外部の延在位置にあり、前記滑り駒の前記第1回動面と前記翼部の前記拡張面は、前記喉穴に延ばしていて、かつ前記滑り駒の前記第1回動面と前記第1締め付け爪の前記力の作用部は、平行状態を形成し、前記締め付け顎を前記工作物につないで前記工作物を駆動していない時、前記締め付け顎に備える前記第1締め付け爪の前記力の作用部は、前記工作物の前記第1順方向受力面に当接していて、前記滑り駒の前端は、前記工作物の前記第4順方向受力面に当接すると同時に、前記滑り駒に備える前記案内溝の前記当接端と前記ガイドポストとの間は隙間形成する、前記隙間の長さは、前記工作物寸法の公差より大きい、前記締め付け顎が前記工作物を逆転することにより、前記締め付け顎が変形を引き起こした時、前記本体は前記工作物に対して、わずかな回動を発生し、前記滑り駒の前記隙間によって、前記滑り駒は前記本体に追随して回転せず、前記隙間は、前記締め付け顎が弾性拡張したとき、前記滑り駒の前端は、なお前記工作物の前記第4順方向受力面に当接することができ、前記隙間の長さは、前記ガイドポスト直径の2分の1より大きいことを特徴とする請求項1または請求項3記載のオープンエンドスパナ。
  8. 前記締め付け顎を前記工作物につないで前記工作物を駆動していない時、前記滑り駒の前記第1回動面と前記工作物の前記第4順方向受力面との間は、受圧夾角を形成し、前記受圧夾角によって、前記締め付け顎が弾性拡張したとき、前記本体と前記滑り駒が次第に前記工作物に対して回動することでき、前記滑り駒の前記第1回動面を前記工作物の前記第4順方向受力面に当接することによって、前記第1回動面と前記第4順方向受力面と面の接触を形成し、前記受圧夾角の角度は2度以上であることを特徴とする請求項7記載のオープンエンドスパナ。
  9. 前記滑り駒は、前記第1回動面において少なくとも一つの歯形を凹設し、前記歯形は、前記滑り駒の前記第1回動面と前記工作物の前記第4順方向受力面との間の摩擦力を向上できることを特徴とする請求項8記載のオープンエンドスパナ。
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