JP3166546U - 高速往復回動のオープンエンドスパナ - Google Patents

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Abstract

【課題】高速往復回動のオープンエンドスパナを提供する。【解決手段】本体は締め付け顎22を有し、締め付け顎に円弧形の摺動溝27を内設する。滑り駒30は摺動面31を有するため、摺動溝に内設されることで、相対的な円弧形の摺動関係を形成する。滑り駒30は摺動溝27に内設されたガイドポスト28をくぐらすための案内溝35を有する。摺動溝は穴構造を有せず、完全な凹面状に形成されているため、第2締め付け爪24の構造強度を確保し、締め付け顎は高トルクの回転作業に耐えられる。滑り駒の摺動面と案内溝は穴構造を有せず、応力集中の問題を効果的に回避し、滑り駒の構造強度を確保されると共に、高トルク操作に耐えることができ、低価格の長所があり、産業で幅広く利用できる。【選択図】図3

Description

本考案は一種の高速往復回動のオープンエンドスパナに関し、特に高トルクによる回動操作に堪えられ、弾性装置が原点をひっくり返して勝手に元の位置からずれない高速往復回動のオープンエンドスパナに関する。
米国特許公開第2009/0193941号(Ratchet Wrench、特許文献1)には一種のラチェットレンチが開示されている。この種のラチェットレンチは、第1爪(first jaw)と第2爪(second jaw)を備える。第1爪と第2爪とも爪支え部(jaw support)に内設され、かつ第1爪はウォーム(worm)によって駆動され、爪支え部に内外とも開放状に形成する軌道(track)が内設され、軌道に第2爪が内設されている。爪支え部に軌道に貫通するピン(pin)が設けられ、第2爪に直線形の開口部(opening)が設けられ、ピンを爪支え部と第2爪の開口部をくぐらすことによって、第2爪は爪支え部から抜け出すことができない。第2爪の開口部に付勢部材(biasing member)が内設され、付勢部材が第2爪を押し込むことによって、第2爪を外部に移動させる。
米国特許公開第2009/0193941号公報
この種のラチェットレンチの第2爪には一つのみの直線形開口部が設けられているため、第2爪が移動するときに、第1爪との距離に変化が極めて小さい。実際に実施及び使用の際は、ラチェットレンチを逆方向に回動するとき、ボルトも逆転されるという欠点が残る。よって、第1爪を移動自在の構造とする設計が必要であるほか、ウォームによって移動距離を調節しなければ、ボルトが逆転されない現象を避けることができない。そのような設計になれば、ラチェットレンチ全体の部品が数多くなり、多くの穴を構造上に開ける必要があるため、ラチェットレンチ本体の強度低下の問題を引き起こす。
さらに、軌道は内外とも開放状に形成されるため、第2爪はボルトを回動するときに受ける反作用力がほとんどピンに伝わり、ピンが破損しやすい。特に第2爪は爪支え部に対して摺動できる平面(surfaces)を備えているが、回動するとき、この平面は摺動爪が外部移動の案内基準となるため、トルクを有効に受けることができないばかりでなく、相対的な摺動の反作用力もピンに伝えてしまうため、理想な設計とはいえない。
このほか、第2爪は直線形の移動設計とするため、第2爪と第1爪間の距離に変化を増加させるには、第2爪の開口部を長くしなければ、効果を達成できない。しかし、このように設計すると、第2爪はボルトによって外部に押し出された後、第2爪の開口部は爪支え部の外部に露出される。このため、開口部と内設された弾性部材には油や汚れのほか、塵埃が付着し易く、弾性部材の圧縮効果に影響を及ぼし、第2爪の摺動に滞りを引き起してしまい、この点はラチェットレンチ設計を改善しなければ、往復回動できない従来式のラチェットレンチになってしまうという恐れがある。
上記課題を解決するために、本考案による高速往復回動のオープンエンドスパナは摺動溝の摺動壁は他の穴構造をあけておらず、完全な凹面状に形成されているため、第2爪の構造強度が確保され、締め付け顎は高トルクの回動操作に耐えられる。さらに、案内溝に他の穴構造をあけておらず、応力集中の問題を有効に防止され、滑り駒の構造強度を確保でき、滑り駒は高トルクの回動操作に耐えられる。加えて、滑り駒の摺動面と案内溝とも穴構造をあけておらず、滑り駒の加工コストを有効に軽減でき、製品自体に高トルクと低価格の長所を備え合わせているため、産業で幅広く利用できる。
本考案による高速往復回動のオープンエンドスパナは、滑り駒の摺動面の曲率は摺動溝の摺動壁の曲率に等しいため、滑り駒の摺動面は摺動壁において順調に摺動できると共に、摺動面は大きい面積により工作物の反作用力を摺動壁に伝えることができ、滑り駒の受力を分散させ応力集中の問題を避けると共に、本体が回動するとき滑り駒の受けるトルクを向上できる。
本考案による高速往復回動のオープンエンドスパナは、第1爪と第2爪を対向して設置され、かつ締め付け顎の両側に一体化成形されているため、締め付け顎には極めて良い構造強度を有し、締め付け顎の受けるトルクを向上できる。
本考案による高速往復回動のオープンエンドスパナの弾性装置は滑り駒の案内溝に内設された弾性部材を備え、締め付け顎の第1支持壁と第2支持壁は互いに平行し、かつ摺動溝に間隔を設けられており、滑り駒の上面と底面は互いに平行し、かつ滑り駒に高さを備える。滑り駒の高さは摺動溝の間隔に等しく、案内溝は上面と底面をくぐらしているため、案内の溝の高さは滑り駒の高さに等しい。案内溝に幅を備え、案内の溝の幅はガイドポストの直径に等しい。案内の溝の高さは溝の幅の1.5倍より大きい。弾性装置の弾性部材を案内溝に内設されることで一つの高さを有し、弾性部材の高さは案内の溝の高さを超えない。弾性部材の高さは案内の溝の幅より大きい。弾性部材の高さは0.5倍の案内の溝の高さより大きい。これにより、弾性部材は案内溝においてひっくり返して勝手に元の位置をはずれることなく、滑り駒が自然位置へ復帰する効果を失われない。
本考案による高速往復回動のオープンエンドスパナの弾性装置は、滑り駒の案内溝に内設された少なくとも2つの弾性部材と一つのばね座を備え、締め付け顎の第1支持壁と第2支持壁は互いに平行し、かつ摺動溝に間隔を設けられている。滑り駒の上面と底面は互いに平行し、かつ滑り駒に高さを備える。滑り駒の高さは摺動溝の間隔に等しく、案内溝は上面と底面をくぐらしているため、案内の溝の高さは滑り駒の高さに等しい。案内溝は幅を有し、案内の溝の幅はガイドポストの直径に等しい。案内の溝の高さは溝の幅の1.5倍より大きい。弾性装置に備える2つの弾性部材を上下に配列してばね座の一辺に設け、前述2つの弾性部材を案内溝に内設されることで一つの高さを有し、弾性部材の高さは案内の溝の高さを超えない。弾性部材の高さは案内の溝の幅より大きい。弾性部材の高さは0.5倍の案内の溝の高さより大きい。よって、弾性部材は案内溝において勝手にひっくり返して元の位置をはずれることはなく、滑り駒が自然位置へ復帰する効果を失われない。
本考案による高速往復回動のオープンエンドスパナ実施例1の立体外観図である。 本考案による高速往復回動のオープンエンドスパナ実施例1の立体分解図である。 本考案による高速往復回動のオープンエンドスパナ実施例1の横断面図である。 本考案による高速往復回動のオープンエンドスパナ実施例1による案内溝の縦断面図である。 本考案による高速往復回動のオープンエンドスパナを締め付け顎に沿って第1締め付け爪向きに回動し、工作物を駆動する態様図である(その1)。 本考案による高速往復回動のオープンエンドスパナを締め付け顎に沿って第1締め付け爪向きに回動し、工作物を駆動する態様図である(その2)。 本考案による高速往復回動のオープンエンドスパナを締め付け顎に沿って第2締め付け爪向きに回動し、工作物を駆動されていない態様図である(その1)。 図7の引き続き、本考案による高速往復回動のオープンエンドスパナを締め付け顎に沿って第2締め付け爪向きに回動し、工作物を駆動されていない態様図である(その2)。 図8の引き続き、本考案による高速往復回動のオープンエンドスパナを締め付け顎に沿って第2締め付け爪向きに回動し、工作物を駆動されていない態様図である(その3)。 図9の引き続き、本考案による高速往復回動のオープンエンドスパナを締め付け顎に沿って第2締め付け爪向きに回動し、工作物を駆動されていない態様図である(その3)。 本考案による高速往復回動のオープンエンドスパナに締め付け顎が工作物をつないだ次の回動位置を示す図である。 本考案による高速往復回動のオープンエンドスパナ実施例2の立体分解図である。 本考案による高速往復回動のオープンエンドスパナ実施例2による案内溝の縦断面図である。 本考案による高速往復回動のオープンエンドスパナ実施例3の立体分解図である。 本考案による高速往復回動のオープンエンドスパナ実施例3の横断面図である。 本考案による高速往復回動のオープンエンドスパナ実施例3による案内溝の縦断面図である。 本考案による高速往復回動のオープンエンドスパナを締め付け顎に沿って第2締め付け爪向きに回動し、工作物を駆動されていない態様図である。 本考案による高速往復回動のオープンエンドスパナ実施例4の立体分解図である。 本考案による高速往復回動のオープンエンドスパナ実施例4による案内溝の縦断面図である。 本考案による高速往復回動のオープンエンドスパナ実施例5の立体分解図である。 本考案による高速往復回動のオープンエンドスパナ実施例5の横断面図である。 本考案による高速往復回動のオープンエンドスパナ実施例5による案内溝の縦断面図である。 本考案による高速往復回動のオープンエンドスパナを締め付け顎に沿って第2締め付け爪向きに回動し、工作物を駆動されていない態様図である。 本考案による高速往復回動のオープンエンドスパナ実施例6の立体分解図である。 本考案による高速往復回動のオープンエンドスパナ実施例6の横断面図である。 本考案による高速往復回動のオープンエンドスパナ実施例6による案内溝の縦断面図である。 本考案による高速往復回動のオープンエンドスパナを締め付け顎に沿って第2締め付け爪向きに回動し、工作物を駆動されていない態様図である。
図1ないし4には、本考案によるオープンエンドスパナの実施例1を示す。本考案によるオープンエンドスパナ10は本体20と、滑り駒30と、弾性装置40とを備える。
そのうち、本体20はつかみ部21とつかみ部21の一端に設けられる締め付け顎22を有する。締め付け顎22は工作物90(図5と図6を参照)、たとえば、ボルトの六角頭部につなぐことができる。工作物90がボルトの六角頭部であるとき、6つの受力面を六角頭部の6方向から逆時計方向にて輪状に配列し、順を追って第1正方向受力面91Aから第6正方向受力面96Aを有し、同様に、第1反対方向受力面91Bから第6反対方向受力面96Bを有する。使用者が本体20のつかみ部21を回動すると、締め付け顎22は工作物90の軸心を円の中心として回動され、工作物90を回動する効果を実現できる。
締め付け顎22にはつかみ部21の反対端において、互いに分離されている第1締め付け爪23と第2締め付け爪24が形成され、第1締め付け爪23と第2締め付け爪24は工作物90を回動するときの反作用力に耐えることができる。第1締め付け爪23と第2締め付け爪24は互いに対向して一体化され、締め付け顎22の両側に成形されており、第1締め付け爪23と第2締め付け爪24とは相対的な移動関係が発生されない。締め付け顎22は極めて良い構造強度を有するため、締め付け顎22の受けるトルクに耐えることができる。
第1締め付け爪23と第2締め付け爪24との間には顎喉25が形成され、顎喉25と第1締め付け爪23と第2締め付け爪24によって囲まれた空間がほぼ六角形の喉穴26を形成し、締め付け顎22は工作物90の半径方向に沿って移動し、工作物90は喉穴26の内部に進入できる。締め付け顎22も工作物90の変更する軸線方向に移動し、工作物90を喉穴26に進入させることができる。
第1締め付け爪23は喉穴26に対向し、かつ第2締め付け爪24末端に向かわれた力の作用面231を備え、力の作用面231は工作物90の第1正方向受力面91A(図6に示す工作物の時計の5時方向)に対応し、第2締め付け爪24に第1平面241と第2平面242を備え、第1平面241は喉穴26に対向し顎喉25に向かわれており、第2平面242は喉穴26に対向し第1締め付け爪23の末端に向かわれており、第2締め付け爪24の第1平面241と第2平面242との間に120度の挟み角を有する。よって、第2締め付け爪24の第1平面241と第2平面242はそれぞれ工作物90の第4正方向受力面94A(図6に示す工作物の時計の11時方向)と第3正方向受力面93A(図6に示す工作物の時計の1時方向)に対応できる。第2締め付け爪24の第1平面241は第1締め付け爪23の力の作用面231とほぼ平行されている。
顎喉25は喉穴26に対向する押し込み面251を備え、顎喉25の押し込み面251と第1締め付け爪23の力の作用面231との間に120度の挟み角を有し、顎喉25の押し込み面251は工作物90の第2正方向受力面92A(図6に示す工作物の時計の3時方向)に対応できる。
締め付け顎22は第1締め付け爪23の力の作用面231と顎喉25の押し込み面251との間に第1逃げ部221を備え、第1逃げ部221は工作物90の第1反対方向受力面91Bの進入に備える。締め付け顎22は顎喉25の力の作用面231と第2締め付け爪24の第2平面242との間に第2逃げ部222を備え、第2逃げ部222は工作物90の第2反対方向受力面92Bの進入に備える。締め付け顎22は第2締め付け爪24の第1平面241と第2締め付け爪24の第2平面242との間に第3逃げ部223を備え、第3逃げ部223は工作物90の第3反対方向受力面93Bの進入に備える。
締め付け顎22にはさらに円弧形の摺動溝27を設け、摺動溝27は第2締め付け爪24が喉穴26に対向する一側に設けられ、かつ摺動溝27は円弧形の摺動壁271と、摺動壁271の上方に備える第1支持壁272と、摺動壁271の下方に備える、かつ第1支持壁272に対向する第2支持壁273とを備える。摺動溝27の摺動壁271に穴構造を開けておらず、完全な凹面状に形成されているため、第2締め付け爪24の構造強度が確保され、締め付け顎22は高トルクの回転作業に耐えることができる。さらに、摺動壁271の凹面の円中心部は喉穴26に開けられており、摺動溝27の加工はミリングカッターの一つで仕上げられるため、加工が簡単かつ高速にでき、低コスト、かつ締め付け顎22の構造強度を確保できる。
締め付け顎22の第1支持壁272と第2支持壁273は互いに平行することにより、摺動溝27に間隔T27を備える。
締め付け顎22は第2締め付け爪24が摺動溝27に対向する第1支持壁272と第2支持壁273の位置に円形の貫通穴274を開けられており、貫通穴274は顎喉25の付近部にあり、かつ摺動溝27の第1支持壁272と第2支持壁273をくぐらしている。貫通穴274は円柱形のガイドポスト28に結合され、ガイドポスト28の両端部はそれぞれ第1支持壁272と第2支持壁273の貫通穴274に取り付けられており、ガイドポスト28を固定して摺動溝27に固設させる。ガイドポスト28に直径D28を備える。
滑り駒30は円弧形摺動自在にて本体20に備える締め付け顎22の摺動溝27に設けることにより、滑り駒30は工作物90を駆動するか、または工作物90の外周部に対して摺動することができる。滑り駒30はほぼ円弧形の塊状を形成し、滑り駒30の片側に突出し円弧状の摺動面31を形成され、滑り駒30の摺動面31は摺動溝27の摺動壁271にて摺動することにより、滑り駒30と締め付け顎22と相対的な円弧線の移動関係を形成する。滑り駒30の摺動面31に穴構造を開けておらず、完全な凹面状に形成されているため、滑り駒30の構造強度を確保され、滑り駒30は高トルクの回転作業に耐えることができる。
滑り駒30の摺動面31の曲率は摺動溝27の摺動壁271の曲率に等しく、滑り駒30の摺動面31は摺動溝27の摺動壁271にて順調に摺動できる。さらに、滑り駒30が工作物90による反作用力を受けるとき、摺動面31と摺動壁271の曲率が同じであるため、摺動面31は大きい面積にて工作物90の反作用力を摺動壁271に伝えて、滑り駒30の受力を分散させ、応力集中の問題を避けると共に、本体20が回動するとき滑り駒30の受けるトルクを向上できる。
滑り駒30は摺動面31の反対側は摺動溝27より露出し第1回動面32と第2回動面33を形成し、第1回動面32と第2回動面33は工作物90の回転に備える。第1回動面32と第2回動面33との間に120度の挟み角を有し、滑り駒30が自然位置にあるとき、滑り駒30の第1回動面32は工作物90の第4正方向受力面94Aに対応されており、滑り駒30の第2回動面33は工作物90の第3正方向受力面93Aに対応されている。滑り駒30は第1回動面32と第2回動面33との間に回避部34を形成し、回避部34によって、工作物90の第3正方向受力面93Bを進入できる。
滑り駒30の上方に上面301が形成され、上面301は摺動溝27の第1支持壁272と接触し、滑り駒30の下方に底面302が形成されている。底面302は摺動溝27の第2支持壁273と接触する。上面301と底面302は互いに平行し、滑り駒30に高さH30を備える。雄雌組合せするときの公差を考慮しない前提において、滑り駒30の高さH30は摺動溝27の間隔T27に等しいため、滑り駒30の上面301と底面302は摺動溝27の第1支持壁272と第2支持壁273によって、対称的かつ上下に支持される。滑り駒30の上面301と底面302は摺動溝27の第1支持壁272と第2支持壁273によって対称的かつ上下に支持されているため、滑り駒30が摺動溝27にて円弧形の摺動をするときに、揺動が発生されず、オープンエンドスパナ10使用の安定性が向上される。
滑り駒30はさらに上面301と底面302を貫通する案内溝35を備え、案内溝35は円弧形を呈し、案内溝35の曲率と摺動溝27の摺動壁271の曲率は同じである。案内溝35は上面301と底面302に貫通しており、案内溝35の高さH35は滑り駒30の高さH30に等しい。案内溝35は一つの幅W35を備え、溝の幅W35は案内溝35の大きい円弧面の半径から小さい円弧面の半径を差し引いた距離に等しい。雄雌組合せするときの公差を考慮しない前提において、案内溝35の幅W35はガイドポスト28の直径D28に等しい。案内溝35の高さH35は溝の幅W35の1.5倍より大きい。つまり、案内溝35の幅W35は溝の高さH35の0.66倍より小さい。本実施例において、案内溝35の高さH35は溝の幅W35の2倍より大きい。つまり、案内溝35の幅W35は溝の高さH35の0.5倍より小さい。
案内溝35にガイドポスト28をくぐらして、滑り駒30が摺動溝27より離脱することを防止しておく。滑り駒30の摺動面31と案内溝35の曲率とも摺動溝27の摺動壁271の曲率と同じで、よって、滑り駒30の摺動面31が摺動溝27の摺動壁271において円弧形の摺動をするとき、滑り駒30の案内溝35と摺動溝27内部に備えるガイドポスト28との間も干渉されず、順調に相対的に円弧線に沿って摺動する効果を形成する。
案内溝35には当接端351と支え端352を備え、滑り駒30が自然位置にあるとき、案内溝35の当接端351はガイドポスト28と接触し、案内溝35の支え端352は弾性装置40と接触している。さらに、案内溝35には他の穴構造をあけておらず、応力集中の問題を有効に防止し、滑り駒30の構造強度を確保でき、滑り駒30は高トルクの回動操作に耐えられる。加えて、滑り駒30の摺動面31と案内溝35とも他の穴構造をあけておらず、滑り駒30の加工コストを効果的に軽減でき、製品自体も高トルクと低価格の長所を備え合わせているため、産業で幅広く利用できる。
弾性装置40の両端はそれぞれガイドポスト28と案内溝35の支え端352の間に支えて置くことにより、滑り駒は自然位置に自動復帰できる。弾性装置40は滑り駒30の案内溝35に内設される弾性部材41を備え、弾性部材41を案内溝35に内設された後は、一つの高さH40を有する。このとき、弾性部材41の高さH40は案内溝35の高さH35を超えない。弾性部材41の高さH40は案内溝35の幅W35より大きく、かつ弾性部材41の高さH40は0.5倍の案内溝35の高さH35より大きい。このように、案内溝35に内設された弾性部材41の高さH40が前述条件を満足すれば、弾性部材41は案内溝35にて勝手にひっくり返して勝手に元の位置からはずれることなく、滑り駒30が自然位置への復帰する効果を失うことはない。
本実施例において、弾性部材41はZ字形のリーフであり、弾性部材41の両端間には少なくとも一つの金属状の付勢部材401を設け、付勢部材401はほぼV字型の断面構造を形成し、弾性部材41の付勢部材401は第1脚402、第2脚403、および第1脚402と第2脚403の間に設けられる圧縮部404より組み合わせて構成される。圧縮部404は第1脚402と第2脚403が圧縮されるエネルギーを蓄積することにより、付勢部材401に弾性復帰能力を持たせる。各付勢部材401の第1脚402をもう一つの付勢部材401の第2脚403に連結することにより、各付勢部材401の圧縮部404とも弾性復帰能力を有する。弾性部材41の一端の第1脚402はガイドポスト28に当接し、弾性部材41のもう一端の第2脚403は案内溝35の支え端352に当接することにより、滑り駒30を自然位置へ復帰する能力を有する。
図5と図6には、本考案によるオープンエンドスパナ10を締め付け顎22に沿って第1締め付け爪23の方向に回動し、工作物90を駆動し回動する態様を示す。使用者が回動作業を行うとき、工作物90を締め付け顎22の顎喉26に進入させ、締め付け顎22の第1締め付け爪23の力の作用面231を工作物90の第1正方向受力面91Aに当接しておき、滑り駒30の第1回動面32を工作物90の第4正方向受力面94Aに当接させる。
工作物90の第4正方向受力面94Aは第1正方向受力面91Aと平行されており、滑り駒30の第1回動面32を工作物90の第4正方向受力面94Aに貼り付けることができるため、滑り駒30内部の弾性装置40は圧縮により変形を引き起こさせ、滑り駒30を円弧線に移動させることによって、滑り駒30の第1回動面32は自然に工作物90の第4正方向受力面94Aに貼り付けられ、かつ滑り駒30の第1回動面32もほぼ第1締め付け爪23の力の作用面231と平行される。
このとき、使用者は締め付け顎22に沿って、第1締め付け爪23向きの方向につかみ部21を回動し、締め付け顎22を工作物90の円の中心として回動させる。使用者の作用力は第1締め付け爪23の力の作用面231を介して工作物90の第1正方向受力面91Aに伝えると共に、使用者の作用力は滑り駒30の第1回動面32を介して工作物90の第4正方向受力面94Aに伝えられる。このように、工作物90は締め付け顎22に追随して回動できる。
第1締め付け爪23は締め付け顎22に一体化形成されているため、第1締め付け爪23の力の作用面231は工作物90の第1正方向受力面91Aの反作用力を受けることができる。さらに、第2締め付け爪24は締め付け顎22に一体化形成されており、かつ滑り駒30の摺動面31と摺動溝27の摺動壁271とも穴構造を開けておらず、滑り駒30の摺動面31と摺動溝27の摺動壁271の曲率が同じく面と面の接触であり、滑り駒30の第1回動面32は工作物90の第4正方向受力面94Aの反作用力を有効に受けることができる。従って、本考案によるオープンエンドスパナ10は高トルクの回転作業に耐えることができる。
本実施例において、滑り駒30の第2回動面33は工作物90の第3正方向受力面93Aに当接されており、第2締め付け爪24は締め付け顎22に一体化成形されており、かつ滑り駒30の摺動面31と摺動溝27の摺動壁271とも穴構造を開けておらず、滑り駒30の摺動面31と摺動溝27の摺動壁271は曲率が同じ面と面接触するため、滑り駒30の第2回動面33は工作物90の第3正方向受力面93Aの反作用力を受けることができる。よって、本考案によるオープンエンドスパナ10は高トルクの回転作業に耐えることができる。
図7ないし図10には、本考案によるオープンエンドスパナ10を締め付け顎22に沿って第1締め付け爪24の方向に回動し、工作物90を駆動されない態様を示す。使用者がオープンエンドスパナ10を往復に回動したいときは、工作物90を締め付け顎22の喉穴26から離すことなく、締め付け顎22を第2締め付け爪24の方向に向かって本体20を回動することにより、締め付け顎22を工作物90の次の回動位置につなげることができる。
使用者が締め付け顎22を第2締め付け爪24の方向へつかみ部21を回動するとき、締め付け顎22はつかみ部21に追随して工作物90に対して回動され、締め付け顎22の第1逃げ部221、第2逃げ部222と滑り駒30の回避部34をそれぞれ工作物90の第1反対方向受力面91B、第2反対方向受力面92Bと第3反対方向受力面93Bに近づけさせる。つまり、工作物90の第1反対方向受力面91B、第2反対方向受力面92Bと第3反対方向受力面93Bがそれぞれ締め付け顎22の第1逃げ部221、第2逃げ部222と滑り駒30の回避部34に進入される。
引き続き、締め付け顎22を第2締め付け爪24の方向に向かってつかみ部21を回動すると、滑り駒30の回避部34は工作物90の第3正方向受力面93Bに接触される。このとき、弾性装置40は圧迫により、滑り駒30は摺動溝27において、円弧線の摺動を形成する。
滑り駒30が圧迫を受けることによって、締め付け顎22に円弧線摺動を引き起こしたときに、締め付け顎22は引き続き締め付け顎22と第2締め付け爪24の方向に回動できる。引き続き、第1締め付け爪23の力の作用面231は工作物90の第1反対方向受力面91Bを超えて、第2正方向受力面92Aに近づき、滑り駒30の第1回動面32は工作物90の第4反対方向受力面94Bを超えて、第5正方向受力面95Aに近づける。本実施例において、滑り駒30の第2回動面33も工作物90の第3反対方向受力面93Bを超えて、第4正方向受力面94Aに近づけられる。
最後に、図11を参照する。締め付け顎22は第1締め付け爪23の力の作用面231を工作物90の第2正方向受力面92Aに当接させ、弾性装置40によって滑り駒30が自動的に復帰され、滑り駒30の第1回動面32を工作物90の第5正方向受力面95Aに当接させる。滑り駒30の第1回動面32は自動的に工作物90の第5正方向受力面95Aに貼り付けられ、滑り駒30の第1回動面32をほぼ第1締め付け爪23の力の作用面231と平行させ、締め付け顎22を確実に工作物90の次の回動位置につなげる。これにより、一回の往復回動を完了し、工作物90は締め付け顎22の顎喉26を離す必要はない。
その後、図6の状態に戻り、使用者が締め付け顎22に沿って第1締め付け爪23方向に向かってつかみ部21を回動し、締め付け顎22を工作物90の円の中心として回動させ、工作物90を締め付け顎22に追随して回動させる。
図12ないし図13には、本考案によるオープンエンドスパナ10の実施例2を示す。実施例2は実施例1とほぼ同じであり、弾性装置40が異なる。
弾性装置40の両端はそれぞれガイドポスト28と案内溝35の支え端352の間に支えて置くことにより、滑り駒30は自然位置に自動復帰できる。弾性装置40は滑り駒30の案内溝35に内設される弾性部材42を備え、弾性部材42を案内溝35に内設された後は、高さH40を有する。このとき、弾性部材42の高さH40は案内溝35の高さH35を超えない。弾性部材42の高さH40は案内溝35の幅W35より大きく、かつ弾性部材42の高さH40は0.5倍の案内溝35の高さH35より大きい。このように、案内溝35に内設された弾性部材42の高さH40が前述条件を満足すれば、弾性部材42は案内溝35にて勝手にひっくり返して勝手に元の位置をはずれることなく、滑り駒30が自然位置へ復帰する効果を失われない。
本実施例において、弾性部材42はZ字形のばねであり、弾性部材42の両端間には少なくとも一つの金属線状の付勢部材401を設け、付勢部材401はほぼV字型の断面構造を形成し、弾性部材42の付勢部材401は第1脚402、第2脚403および第1脚402と第2脚403の間に設けられる圧縮部404より組み合わせされる。圧縮部404は第1脚402と第2脚403が圧縮されるエネルギーを蓄積することにより、付勢部材401に弾性復帰能力を備える。各付勢部材401の第1脚402をもう一つの付勢部材401の第2脚403に連結することにより、各付勢部材401の圧縮部404とも弾性復帰能力を有する。弾性部材42一端の第1脚402はガイドポスト28に当接し、弾性部材42もう一端の第2脚403はガイドポスト35の支え端352に当接することにより、滑り駒30を自然位置への復帰能力を有する。
図14ないし17には、本考案によるオープンエンドスパナ10の実施例3を示す。実施例3は実施例1とほぼ同じであり、弾性装置40が異なる。
弾性装置40の両端はそれぞれガイドポスト28と案内溝35の支え端352の間に支えて置くことにより、滑り駒30は自然位置に自動復帰できる。弾性装置40は滑り駒30の案内溝35に内設される弾性部材43を備え、弾性部材43を案内溝35に内設された後は、高さH40を有する。このとき、弾性部材43の高さH40は案内溝35の高さH35を超えない。弾性部材43の高さH40は案内溝35の幅W35より大きく、かつ弾性部材43の高さH40は0.5倍の案内溝35の高さH35より大きい。このように、案内溝35に内設された弾性部材43の高さH40が前述条件を満足すれば、弾性部材43は案内溝35にて勝手にひっくり返して勝手に元の位置をはずれることなく、滑り駒30が自然位置へ復帰する効果を失われない。
本実施例において、弾性部材43はねじりばねであり、弾性部材43の両端はそれぞれI字型の第1連結部431と第2連結部432を有し、第1連結部431と第2連結部432との間に金属線状の付勢部材401を設ける。付勢部材401はほぼV字型の断面構造を形成し、弾性部材43の付勢部材401は第1脚402、第2脚403および第1脚402、第2脚403の間に設けられる圧縮部404より組み合わせる。圧縮部404は第1脚402と第2脚403が圧縮されるエネルギーを蓄積することにより、付勢部材401に弾性復帰能力を持たせる。
第1連結部431はガイドポスト28に当接され、第2連結部432は案内溝35の支え端352に当接される。付勢部材401の第1脚402は第1連結部431に連結され、付勢部材401の第2脚403は第2連結部432に連結される。付勢部材401の圧縮部404は弾性復帰能力を有し、滑り駒30を自然位置に自動的に復帰することができる。
また、本実施例の弾性部材40には一つのみの第1連結部431と付勢部材401のみを設けることで、付勢部材401の第1脚402を第1連結部431に連結することにより、第1連結部431をガイドポスト28に当接させ、付勢部材401の第2脚403を案内溝35の支え端352に当接させることで同じく滑り駒30を自然位置に復帰させる効果がある。
図18、19には、本考案によるオープンエンドスパナ10の実施例4を示す。実施例4は実施例1とほぼ同じであり、弾性装置40が異なる。
弾性装置40の両端はそれぞれガイドポスト28と案内溝35の支え端352の間に支えて置くことにより、滑り駒30は自然位置に自動復帰できる。弾性装置40は滑り駒30の案内溝35に内設される弾性部材44を備え、弾性部材44を案内溝35に内設された後は、高さH40を有する。このとき、弾性部材44の高さH40は案内溝35の高さH35を超えない。弾性部材44の高さH40は案内溝35の幅W35より大きく、かつ弾性部材44の高さH40は0.5倍の案内溝35の高さH35より大きい。このように、案内溝35に内設された弾性部材44の高さH40が前述条件を満足すれば、弾性部材44は案内溝35にて勝手にひっくり返して勝手に元の位置をはずれることなく、滑り駒30が自然位置へ復帰する効果を失われない。
本実施例において、弾性部材44は円筒式らせん状のばねを一つの連結部441によって、2つ折り曲げて上下に配列され、空げき442の形状が保持されている。弾性部材44には少なくとも一つの金属線状の付勢部材401を設け、付勢部材401はほぼV字型の断面構造を形成し、弾性部材44の付勢部材401は第1脚402、第2脚403および第1脚402と第2脚403の間に設けられる圧縮部404より組み合わせされる。圧縮部404は第1脚402と第2脚403が圧縮されるエネルギーを蓄積することにより、付勢部材401に弾性復帰能力を持たせる。各付勢部材401の第1脚402をもう一つの付勢部材401の第2脚403に連結することにより、各付勢部材401の圧縮部404とも弾性復帰能力を有する。弾性部材44の一端の第1脚402はガイドポスト28に当接し、連結部441を備える弾性部材44の他端は第2脚403によってガイドポスト35の支え端352に当接することにより、滑り駒30を自然位置へ自動復帰の能力を有する。
図20ないし23には、本考案によるオープンエンドスパナ10の実施例5を示す。実施例5は実施例4とほぼ同じであり、弾性装置40が異なる。
弾性装置40の両端はそれぞれガイドポスト28と案内溝35の支え端352の間に支えて置くことにより、滑り駒30は自然位置に自動復帰できる。弾性装置40は、滑り駒30の案内溝35に内設される2つの弾性部材45と一つのばね座46を備え、2つの弾性部材45は互いに上下に配列して、ばね座46の片側に設けられ、かつ前述2つの弾性部材45を案内溝35に取り付けた後に、一つの高さH40を有する。このとき、2つの弾性部材45の高さH40は案内溝35の高さH35を超えない。弾性部材45の高さH40は案内溝35の幅W35より大きく、かつ弾性部材45の高さH40は0.5倍の案内溝35の高さH35より大きい。このように、案内溝35に内設された弾性部材45の高さH40が前述条件を満足すれば、弾性部材45は案内溝35にて勝手にひっくり返して勝手に元の位置をはずれることなく、滑り駒30が自然位置へ復帰する効果を失われない。
本実施例において、弾性部材45は円筒式らせん状の圧縮ばねであり、弾性部材45の両端間には少なくとも一つの金属線状の付勢部材401を設け、付勢部材401はほぼV字型の断面構造を形成し、弾性部材42の付勢部材401は第1脚402、第2脚403および第1脚402と第2脚403の間に設けられる圧縮部404より組み合わせされる。圧縮部404は第1脚402と第2脚403が圧縮されるエネルギーを蓄積することにより、付勢部材401に弾性復帰能力を持たせる。各付勢部材401の第1脚402をもう一つの付勢部材401の第2脚403に連結することにより、各付勢部材401の圧縮部404とも弾性復帰能力を有する。
ばね座46を案内溝35の支え端352に設けることにより、弾性部材45の両端をそれぞれガイドポスト28とばね座46に当接させ、滑り駒30は自然位置に自動復帰できる。ばね座46の片側に2つのばね座46両端に沿って上下に移動する丸型制限ブロック461を設け、制限ブロック461を弾性部材45の一端に挿入することにより、弾性部材45とばね座46との間に極めて良い制限関係が維持される。2つの弾性部材45の一端はそれぞれ2つの制限ブロック461の挿入に備えることによって、2つの弾性部材45は互いに干渉されずに、上下に案内溝35に配列して、正常に操作できる。
ばね座46には制限ブロック461の反対側において、回動面462が形成されており、回動面462は摺動自在にて案内溝35の支え端352と接触させることによって、ばね座46が弾性部材45によって押し込まれるとき、ばね座46は自動に摺動され、弾性部材45が案内溝35における湾曲度を調節でき、弾性部材45が過度な変形によって破損するおそれがなく、使用寿命を向上できる。
図24ないし27には、本考案によるオープンエンドスパナ10の実施例6を示す。実施例6は実施例5とほぼ同じであり、弾性装置40が異なる。
弾性装置40の両端はそれぞれガイドポスト28と案内溝35の支え端352の間に支えて置くことにより、滑り駒30は自然位置に自動復帰できる。弾性装置40は、滑り駒30の案内溝35に内設される少なくとも2つの弾性部材47と一つのばね座48を備え、少なくとも2つの弾性部材47は互いに上下に配列して、ばね座48の片側に設けられ、かつ前述2つの弾性部材47を案内溝35に取り付けた後に、一つの高さH40を有する。このとき、2つの弾性部材47の高さH40は案内溝35の高さH35を超えない。弾性部材47の高さH40は案内溝35の幅W35より大きく、かつ弾性部材47の高さH40は0.5倍の案内溝35の高さH35より大きい。このように、案内溝35に内設された弾性部材47の高さH40が前述条件を満足すれば、弾性部材47は案内溝35にて勝手にひっくり返して勝手に元の位置をはずれることなく、滑り駒30が自然位置へ復帰する効果を失われない。
本実施例において、弾性部材47は円筒式らせん状の圧縮ばねであり、弾性部材47の両端間には少なくとも一つの金属線状の付勢部材401を設け、付勢部材401はほぼV字型の断面構造を形成し、弾性部材47の付勢部材401は第1脚402、第2脚403および第1脚402と第2脚403の間に設けられる圧縮部404より組み合わせされる。圧縮部404は第1脚402と第2脚403が圧縮されるエネルギーを蓄積することにより、付勢部材401に弾性復帰能力を持たせる。各付勢部材401の第1脚402をもう一つの付勢部材401の第2脚403に連結することにより、各付勢部材401の圧縮部404とも弾性復帰能力を有する。
ばね座48を案内溝35の支え端352に設けることにより、弾性部材47の両端をそれぞれガイドポスト28とばね座48に当接させ、滑り駒30は自然位置に自動復帰できる。ばね座48の片側に少なくとも2つのばね座48両端部に沿って上下に移動する丸型制限溝481を設け、制限溝481を弾性部材47の一端に挿入することにより、弾性部材47とばね座48との間に極めて良い制限関係が維持される。2つの弾性部材47の一端はそれぞれ2つの制限溝481の挿入に備えることによって、2つの弾性部材47は互いに干渉されずに、上下に案内溝35に配列して、正常に操作できる。
ばね座48には制限溝481の反対側において、回動面482が形成されており、回動面482は摺動自在にて案内溝35の支え端352と接触させることによって、ばね座48が弾性部材47によって押し込まれるとき、ばね座48は自動に摺動され、弾性部材47が案内溝35における湾曲度を調節でき、弾性部材47が過度な変形によって破損するおそれがなく、使用寿命を向上できる。
10 オープンエンドスパナ
20 本体
21 つかみ部
22 締め付け顎
221 第1逃げ部
222 第2逃げ部
223 第3逃げ部
23 第1締め付け爪
231 力の作用面
24 第2締め付け爪
241 第1平面
242 第2平面
25 顎喉
251 押し込み面
26 喉穴
27 摺動溝
271 摺動壁
272 第1支持壁
273 第2支持壁
274 貫通穴
28 ガイドポスト
30 滑り駒
301 上面
302 底面
31 摺動面
32 第1回動面
33 第2回動面
34 回避部
35 案内溝
351 当接端
352 支え端
40 弾性装置
401 付勢部材
402 第1脚
403 第2脚
404 圧縮部
41 弾性部材
42 弾性部材
43 弾性部材
431 第1連結部
432 第2連結部
44 弾性部材
441 連結部
442 空げき
45 弾性部材
46 ばね座
461 制限ブロック
462 回動面
47 弾性部材
48 ばね座
481 制限溝
482 回動面
90 工作物
91A 第1正方向受力面
91B 第1反対方向受力面
92A 第2正方向受力面
92B 第2反対方向受力面
93A 第3正方向受力面
93B 第3反対方向受力面
94A 第4正方向受力面
94B 第4反対方向受力面
95A 第5正方向受力面
95B 第5反対方向受力面
96A 第6正方向受力面
96B 第6反対方向受力面
T27 間隔
D28 直径
H30 高さ
H35 溝の高さ
W35 溝の幅
H40 高さ

Claims (7)

  1. 本体(10)と、滑り駒(30)と、弾性装置(40)とを備えた高速往復回動のオープンエンドスパナにおいて、
    前記本体(10)は、つかみ部(21)と前記つかみ部(21)の一端に設ける締め付け顎(22)とを備え、
    前記締め付け顎(22)は前記つかみ部(21)の反対端において、互いに分離されている第1締め付け爪(23)と第2締め付け爪(24)を備え、
    前記第1締め付け爪(23)と前記第2締め付け爪(24)との間に顎喉(25)が形成され、前記顎喉(25)と、前記第1締め付け爪(23)と前記第2締め付け爪(24)によって囲まれた空間が工作物(90)の喉穴(26)を形成し、
    前記第1締め付け爪(23)は前記喉穴(26)に対向し前記第2締め付け爪(24)の末端に向かう力の作用面(231)を備え、前記力の作用面(231)は前記工作物(90)の第1正方向受力面(91A)に対応し、
    前記締め付け顎(22)には円弧形の摺動溝(27)が内設され、前記摺動溝(27)に円弧形の摺動壁(271)を備え、前記摺動壁(271)の上方に第1支持壁(272)を備え、前記摺動壁(271)の下方に、かつ前記第1支持壁(272)に対向する第2支持壁(273)を備え、
    前記摺動溝(27)の摺動壁(271)は穴構造を具備せず、かつ凹面状に形成され、前記摺動溝(271)にガイドポスト(28)が内設され、前記ガイドポスト(28)は、両端部がそれぞれ前記第1支持壁(272)と前記第2支持壁(273)に固定されることにより、前記摺動溝(27)に固設され、
    前記滑り駒(30)は、前記本体(10)の前記締め付け顎(22)に備える前記摺動溝(27)に設けられ、かつ相対的な円弧形の摺動関係を形成し、前記滑り駒(30)の片側に突出し円弧形の摺動面(31)が形成され、前記摺動面(31)は前記摺動溝(27)に備える前記摺動壁(271)にて摺動自在であり、穴構造を具備せず突出状の円弧面とし、前記滑り駒(30)には前記摺動面(31)の反対側において前記摺動溝(27)へ突出して第1回動面(32)が形成され、前記滑り駒(30)が自然位置にあるとき、前記滑り駒(30)の前記第1回動面(32)は前記工作物(90)の第4正方向受力面(94A)に対応でき、
    前記滑り駒(30)の上方には、上面(301)が形成され、前記滑り駒(30)の下方には、底面(302)が形成され、さらに前記滑り駒(30)は、前記上面(301)と前記底面(302)を貫通する案内溝(35)を備え、前記案内溝(35)は円弧形とし、前記案内溝(35)に穴構造をあけておらず、前記案内溝(35)は前記滑り駒(30)が前記摺動溝(27)より離脱することを防止するために、前記ガイドポスト(28)を内部にくぐらしてしておき、前記案内溝(35)は当接端(351)と支え端(352)を備え、前記滑り駒(30)が自然位置にあるとき、前記案内溝(35)の当接端(351)は前記ガイドポスト(28)と接触し、
    前記弾性装置(40)は、両端がそれぞれ前記ガイドポスト(28)と前記案内溝(35)の支え端(352)の間に支えられることにより、前記滑り駒(30)を自然位置へ自動的に復帰させることができることを特徴とする高速往復回動のオープンエンドスパナ。
  2. 前記滑り駒(30)は第2回動面(33)をさらに備え、前記第2回動面(33)と前記第1回動面(32)との間に120度の挟み角を備え、
    前記滑り駒(30)の前記第2回動面(33)は前記工作物(90)の第3正方向受力面(93A)に対応し、前記第1回動面(32)と前記第2回動面(33)との間に回避部(34)が形成され、前記回避部(34)は前記工作物(90)の第3反対方向受力面(93B)へ進入でき、
    前記滑り駒(30)の前記摺動面(31)の曲率は前記摺動溝(27)の前記摺動壁(271)の曲率に等しく、前記滑り駒(30)の前記摺動面(31)は前記摺動溝(27)の摺動壁(271)にて摺動自在に設けられ、かつ前記摺動面(31)は大きい面積で前記工作物(90)の反作用力を前記摺動壁(271)に伝えることにより、前記滑り駒(30)の受力を分散し応力集中の問題を避け、前記本体(20)が回動するとき、前記滑り駒(30)の受けるトルクを向上させることができ、
    前記案内溝(35)の曲率と前記摺動溝(27)の前記摺動壁(271)の曲率が同じで、前記摺動溝(27)と、前記摺動溝(27)に内設された前記ガイドポスト(28)との間は互いに干渉することなく、順調に相対的に円弧線に沿って摺動することができ、
    前記上面(301)は前記摺動溝(27)の第1支持壁(272)と接触し、前記底面(302)は前記摺動溝(27)の第2支持壁(273)と接触し、前記滑り駒(30)の前記上面(301)と前記底面(302)は前記摺動溝(27)の前記第1支持壁(272)と前記第2支持壁(273)によって上下対称に支えられており、前記滑り駒(30)は前記摺動溝(27)内部において円弧線に沿って摺動するときは揺動することなく、前記オープンスパナ使用の安定性を向上させることができ、
    前記第1締め付け爪(23)と前記第2締め付け爪(24)は互いに対向し前記締め付け顎(22)の両側に一体化成形されることにより、前記締め付け顎(22)は極めて良い構造強度を有し、前記締め付け顎(23)の受けるトルクを向上させることができ、
    前記顎喉(25)は前記喉穴(26)に対向する押し込み面(251)を備え、前記顎喉(25)の押し込み面(251)と前記第1締め付け爪(23)の前記力の作用面(231)との間に120度の挟み角を形成し、かつ前記顎喉(25)の前記押し込み面(251)は前記工作物(90)の第2正方向受力面(92A)に対応し、
    前記第2締め付け爪(24)は第1平面(241)と第2平面(242)を備え、前記第1平面(241)を前記喉穴(26)に対向し前記顎喉(25)に向きにして取り付け、前記第2平面(242)を前記第1締め付け爪(23)の末端部に向きにして取付け、前記第2締め付け爪(24)の前記第1平面(241)と前記第2平面(242)との間に120度の挟み角を備え、かつ前記第2締め付け爪(24)の前記第1平面(241)と前記第2平面(242)はそれぞれ前記工作物(90)の第4正方向受力面(94A)と第3正方向受力面(93A)に対応し、前記第2締め付け爪(24)の前記第1平面(241)を前記第1締め付け爪(23)の前記力の作用面(231)と平行させ、
    前記締め付け顎(22)には前記第1締め付け爪(23)の前記力の作用面(231)と前記顎喉(25)の前記押し込み面(251)との間において第1逃げ部(221)が形成され、前記第1逃げ部(221)は前記工作物(90)の第1反対方向受力面(91B)への進入に備え、前記締め付け顎(22)には前記顎喉(25)の前記押し込み面(251)と前記第2締め付け爪(24)の前記第2平面(242)との間において第2逃げ部(222)が形成され、前記第2逃げ部(222)は前記工作物(90)の第2反対方向受力面(92B)への進入に備え、前記締め付け顎(22)には前記第2締め付け爪(24)の前記第1平面(241)と前記第2締め付け爪(24)の前記第2平面(242)との間において第3逃げ部(223)が形成され、前記第3逃げ部(223)は前記工作物(90)の第3反対方向受力面(93B)への進入に備え、
    前記弾性装置(40)は、前記滑り駒(30)の前記案内溝(35)に内設される弾性部材(41)を備え、前記締め付け顎(22)の前記第1支持壁(272)と前記第2支持壁(273)を互いに平行することにより前記摺動溝(27)に間隔(T27)を形成し、前記滑り駒(30)の前記上面(301)と前記底面(302)を互いに平行することにより、前記滑り駒(30)は高さ(H30)を備え、前記滑り駒の前記高さ(H30)は前記摺動溝(27)の前記間隔(T27)に等しく、前記案内溝(35)は前記上面(301)と前記底面(302)を貫通し、前記案内溝(35)の溝の高さ(H35)が前記滑り駒(30)の前記高さ(H30)に等しく、前記案内溝(35)は溝の幅(W35)を備え、前記案内溝(35)の溝の幅(W35)は前記ガイドポスト(28)の直径に等しく、前記案内溝(35)の溝の高さ(H35)は前記溝の幅(W35)の1.5倍より大きく、前記弾性装置(40)は前記弾性部材(41)を前記案内溝(35)に設けることにより、一つの高さ(H40)を有し、前記高さ(H40)は前記案内溝(35)の前記溝の高さ(H35)を超えることなく、しかも前記案内溝(35)の前記溝の高さ(H35)の0.5倍より大きく、前記案内溝(35)の前記溝の幅(W35)より大きくなっていて、
    前記弾性部材(41)はZ字形のリーフであり、前記弾性部材(41)の両端間には少なくとも一つの金属片状の付勢部材(401)を設け、前記付勢部材(401)はほぼV字形の断面構造を有し、第1脚(402)、第2脚(403)、および前記第1脚(402)と前記第2脚(403)との間に設けられる圧縮部(404)を組み合わせて構成され、前記圧縮部(404)は前記第1脚(402)と前記第2脚(403)が圧縮されて形成されるエネルギーを蓄積することにより、前記付勢部材(401)に弾性復帰能力を持たせるか、又は一つの付勢部材(401)の第1脚(402)をもう一つの付勢部材(401)の第2脚(403)につなげることにより、付勢部材(401)の圧縮部(404)に弾性復帰能力を持たせることも可能であり、前記弾性部材(41)の一端の前記第1脚(402)を前記ガイドポスト(28)に当接させるとともに、前記弾性部材(41)の他端の前記第2脚(403)を前記案内溝(35)の前記支え端(352)に当接させてなることを特徴とする請求項1に記載の高速往復回動のオープンエンドスパナ。
  3. 前記滑り駒(30)は第2回動面(33)をさらに備え、前記第2回動面(33)と前記第1回動面(32)との間に120度の挟み角を備え、
    前記滑り駒(30)の前記第1回動面(32)は前記工作物(90)の第3正方向受力面(93A)に対応し、前記第1回動面(32)と前記第2回動面(33)との間に回避部(34)が形成され、前記回避部(34)は前記工作物(90)の第3反対方向受力面(93B)へ進入でき、
    前記滑り駒(30)の前記摺動面(31)の曲率は前記摺動溝(27)の前記摺動壁(271)の曲率に等しく、前記滑り駒(30)の前記摺動面(31)は前記摺動溝(27)の摺動壁(271)にて摺動自在に設けられ、かつ前記摺動面(31)は大きい面積で前記工作物(90)の反作用力を前記摺動壁(271)に伝えることにより、前記滑り駒(30)の受力を分散し応力集中の問題を避け、前記本体(20)が回動するとき、前記滑り駒(30)の受けるトルクを向上させることができ、
    前記案内溝(35)の曲率と前記摺動溝(27)の前記摺動壁(271)の曲率が同じで、前記摺動溝(27)と前記摺動溝(27)に内設された前記ガイドポスト(28)との間は互いに干渉することなく、順調に相対的な円弧線に沿って摺動することができ、
    前記上面(301)は前記摺動溝(27)の第1支持壁(272)と接触し、前記底面(302)は前記摺動溝(27)の第2支持壁(273)と接触し、前記滑り駒(30)の前記上面(301)と前記底面(302)は前記摺動溝(27)の前記第1支持壁(272)と前記第2支持壁(273)によって上下対称に支えられており、前記滑り駒(30)は前記摺動溝(27)内部において円弧線に沿って摺動するときは揺動することなく、前記オープンスパナ使用の安定性を向上させることができ、
    前記第1締め付け爪(23)と前記第2締め付け爪(24)は互いに対向し前記締め付け顎(22)の両側に一体化成形されることにより、前記締め付け顎(22)は極めて良い構造強度を有し、前記締め付け顎(23)の受けるトルクを向上させることができ、
    前記顎喉(25)は前記喉穴(26)に対向する押し込み面(251)を備え、前記顎喉(25)の押し込み面(251)と前記第1締め付け爪(23)の前記力の作用面(231)との間に120度の挟み角を形成し、かつ前記顎喉(25)の前記押し込み面(251)は前記工作物(90)の第2正方向受力面(92A)に対応し、
    前記第2締め付け爪(24)は第1平面(241)と第2平面(242)を備え、前記第1平面(241)を前記喉穴(26)に対向し前記顎喉(25)に向きにして取り付け、前記第2平面(242)を前記第1締め付け爪(23)の末端部に向きにして取付け、前記第2締め付け爪(24)の前記第1平面(241)と前記第2平面(242)との間に120度の挟み角を備え、かつ前記第2締め付け爪(24)の前記第1平面(241)と前記第2平面(242)はそれぞれ前記工作物(90)の第4正方向受力面(94A)と第3正方向受力面(93A)に対応し、前記第2締め付け爪(24)の前記第1平面(241)を前記第1締め付け爪(23)の前記力の作用面(231)と平行させ、
    前記締め付け顎(22)には前記第1締め付け爪(23)の前記力の作用面(231)と前記顎喉(25)の前記押し込み面(251)との間において第1逃げ部(221)が形成され、前記第1逃げ部(221)は前記工作物(90)の第1反対方向受力面(91B)への進入に備え、前記締め付け顎(22)には前記顎喉(25)の前記押し込み面(251)と前記第2締め付け爪(24)の前記第2平面(242)との間において第2逃げ部(222)が形成され、前記第2逃げ部(222)は前記工作物(90)の第2反対方向受力面(92B)への進入に備え、前記締め付け顎(22)には前記第2締め付け爪(24)の前記第1平面(241)と前記第2締め付け爪(24)の前記第2平面(242)との間において第3逃げ部(223)が形成され、前記第3逃げ部(223)は前記工作物(90)の第3反対方向受力面(93B)への進入に備え、
    前記弾性装置(40)は、前記滑り駒(30)の前記案内溝(35)に内設される弾性部材(42)を備え、前記締め付け顎(22)の前記第1支持壁(272)と前記第2支持壁(273)を互いに平行することにより前記摺動溝(27)に間隔(T27)を形成し、前記滑り駒(30)の前記上面(301)と前記底面(302)を互いに平行することにより、前記滑り駒(30)は高さ(H30)を備え、前記滑り駒の前記高さ(H30)は前記摺動溝(27)の前記間隔(T27)に等しく、前記案内溝(35)は前記上面(301)と前記底面(302)を貫通し、前記案内溝(35)の溝の高さ(H35)が前記滑り駒(30)の前記高さ(H30)に等しく、前記案内溝(35)は溝の幅(W35)を備え、前記案内溝(35)の溝の幅(W35)は前記ガイドポスト(28)の直径に等しく、前記案内溝(35)の溝の高さ(H35)は前記溝の幅(W35)の1.5倍より大きく、前記弾性装置(40)は前記弾性部材(42)を前記案内溝(35)に設けることにより、一つの高さ(H40)を有し、前記高さ(H40)は前記案内溝(35)の前記溝の高さ(H35)を超えることなく、しかも前記案内溝(35)の前記溝の高さ(H35)の0.5倍より大きく、前記案内溝(35)の前記溝の幅(W35)より大きくなっていて、
    前記弾性部材(42)はZ字形のばねであり、前記弾性部材(42)の両端間には少なくとも一つの金属線状の付勢部材(401)を設け、前記付勢部材(401)はほぼV字形の断面構造を有し、第1脚(402)、第2脚(403)、および前記第1脚(402)と前記第2脚(403)との間に設けられる圧縮部(404)を組み合わせて構成され、前記圧縮部(404)は前記第1脚(402)と前記第2脚(403)が圧縮されて形成されるエネルギーを蓄積することにより、前記付勢部材(401)に弾性復帰能力を持たせるか、又は一つの付勢部材(401)の第1脚(402)をもう一つの付勢部材(401)の第2脚(403)につなげることにより、付勢部材(401)の圧縮部(404)に弾性復帰能力を持たせることも可能であり、前記弾性部材(41)の一端の前記第1脚(402)を前記ガイドポスト(28)に当接させるとともに、前記弾性部材(41)の他端の前記第2脚(403)を前記案内溝(35)の前記支え端(352)に当接させてなることを特徴とする請求項1に記載の高速往復回動のオープンエンドスパナ。
  4. 前記滑り駒(30)は第2回動面(33)をさらに備え、前記第2回動面(33)と前記第1回動面(32)との間に120度の挟み角を備え、
    前記滑り駒(30)の前記第1回動面(32)は前記工作物(90)の第3正方向受力面(93A)に対応し、前記第1回動面(32)と前記第2回動面(33)との間に回避部(34)が形成され、前記回避部(34)は前記工作物(90)の第3反対方向受力面(93B)へ進入でき、
    前記滑り駒(30)の前記摺動面(31)の曲率は前記摺動溝(27)の前記摺動壁(271)の曲率に等しく、前記滑り駒(30)の前記摺動面(31)は前記摺動溝(27)の摺動壁(271)にて摺動自在に設けられ、かつ前記摺動面(31)は大きい面積で前記工作物(90)の反作用力を前記摺動壁(271)に伝えることにより、前記滑り駒(30)の受力を分散し応力集中の問題を避け、前記本体(20)が回動するとき、前記滑り駒(30)の受けるトルクを向上させることができ、
    前記案内溝(35)の曲率と前記摺動溝(27)の前記摺動壁(271)の曲率が同じで、前記摺動溝(27)と前記摺動溝(27)に内設された前記ガイドポスト(28)との間は互いに干渉することなく、順調に相対的な円弧線に沿って摺動することができ、
    前記上面(301)は前記摺動溝(27)の第1支持壁(272)と接触し、前記底面(302)は前記摺動溝(27)の第2支持壁(273)と接触し、前記滑り駒(30)の前記上面(301)と前記底面(302)は前記摺動溝(27)の前記第1支持壁(272)と前記第2支持壁(273)によって上下対称に支えられており、前記滑り駒(30)は前記摺動溝(27)内部において円弧線に沿って摺動するときは揺動することなく、前記オープンスパナ使用の安定性を向上させることができ、
    前記第1締め付け爪(23)と前記第2締め付け爪(24)は互いに対向し前記締め付け顎(22)の両側に一体化成形されることにより、前記締め付け顎(22)は極めて良い構造強度を有し、前記締め付け顎(23)の受けるトルクを向上させることができ、
    前記顎喉(25)は前記喉穴(26)に対向する押し込み面(251)を備え、前記顎喉(25)の押し込み面(251)と前記第1締め付け爪(23)の前記力の作用面(231)との間に120度の挟み角を形成し、かつ前記顎喉(25)の前記押し込み面(251)は前記工作物(90)の第2正方向受力面(92A)に対応し、
    前記第2締め付け爪(24)は第1平面(241)と第2平面(242)を備え、前記第1平面(241)を前記喉穴(26)に対向し前記顎喉(25)に向きにして取り付け、前記第2平面(242)を前記第1締め付け爪(23)の末端部に向きにして取付け、前記第2締め付け爪(24)の前記第1平面(241)と前記第2平面(242)との間に120度の挟み角を備え、かつ前記第2締め付け爪(24)の前記第1平面(241)と前記第2平面(242)はそれぞれ前記工作物(90)の第4正方向受力面(94A)と第3正方向受力面(93A)に対応し、前記第2締め付け爪(24)の前記第1平面(241)を前記第1締め付け爪(23)の前記力の作用面(231)と平行させ、
    前記締め付け顎(22)には前記第1締め付け爪(23)の前記力の作用面(231)と前記顎喉(25)の前記押し込み面(251)との間において第1逃げ部(221)が形成され、前記第1逃げ部(221)は前記工作物(90)の第1反対方向受力面(91B)への進入に備え、前記締め付け顎(22)には前記顎喉(25)の前記押し込み面(251)と前記第2締め付け爪(24)の前記第2平面(242)との間において第2逃げ部(222)が形成され、前記第2逃げ部(222)は前記工作物(90)の第2反対方向受力面(92B)への進入に備え、前記締め付け顎(22)には前記第2締め付け爪(24)の前記第1平面(241)と前記第2締め付け爪(24)の前記第2平面(242)との間において第3逃げ部(223)が形成され、前記第3逃げ部(223)は前記工作物(90)の第3反対方向受力面(93B)への進入に備え、
    前記弾性装置(40)は、前記滑り駒(30)の前記案内溝(35)に内設される弾性部材(43)を備え、前記締め付け顎(22)の前記第1支持壁(272)と前記第2支持壁(273)を互いに平行することにより前記摺動溝(27)に間隔(T27)を形成し、前記滑り駒(30)の前記上面(301)と前記底面(302)を互いに平行することにより、前記滑り駒(30)は高さ(H30)を備え、前記滑り駒の前記高さ(H30)は前記摺動溝(27)の前記間隔(T27)に等しく、前記案内溝(35)は前記上面(301)と前記底面(302)を貫通し、前記案内溝(35)の溝の高さ(H35)が前記滑り駒(30)の前記高さ(H30)に等しく、前記案内溝(35)は溝の幅(W35)を備え、前記案内溝(35)の溝の幅(W35)は前記ガイドポスト(28)の直径に等しく、前記案内溝(35)の溝の高さ(H35)は前記溝の幅(W35)の1.5倍より大きく、前記弾性装置(40)は前記弾性部材(43)を前記案内溝(35)に設けることにより、一つの高さ(H40)を有し、前記高さ(H40)は前記案内溝(35)の前記溝の高さ(H35)を超えることなく、しかも前記案内溝(35)の前記溝の高さ(H35)の0.5倍より大きく、前記案内溝(35)の前記溝の幅(W35)より大きくなっていて、
    前記弾性部材(43)はねじりばねであり、第1連結部(431)と金属線状の付勢部材(401)を具備し、前記付勢部材(401)はほぼV字形の断面構造を有し、第1脚(402)、第2脚(403)、および前記第1脚(402)と前記第2脚(403)との間に設けられる圧縮部(404)を組み合わせて構成され、前記圧縮部(404)は前記第1脚(402)と前記第2脚(403)が圧縮されて形成されるエネルギーを蓄積することにより、前記付勢部材(401)に弾性復帰能力を持たせ、付勢部材(401)の第1脚(402)を前記第1連結部(431)につなげることにより、前記第1連結部(431)を前記ガイドポスト(28)に当接させてなることを特徴とする請求項1に記載の高速往復回動のオープンエンドスパナ。
  5. 前記滑り駒(30)は第2回動面(33)をさらに備え、前記第2回動面(33)と前記第1回動面(32)との間に120度の挟み角を備え、
    前記滑り駒(30)の前記第1回動面(32)は前記工作物(90)の第3正方向受力面(93A)に対応し、前記第1回動面(32)と前記第2回動面(33)との間に回避部(34)が形成され、前記回避部(34)は前記工作物(90)の第3反対方向受力面(93B)へ進入でき、
    前記滑り駒(30)の前記摺動面(31)の曲率は前記摺動溝(27)の前記摺動壁(271)の曲率に等しく、前記滑り駒(30)の前記摺動面(31)は前記摺動溝(27)の摺動壁(271)にて摺動自在に設けられ、かつ前記摺動面(31)は大きい面積で前記工作物(90)の反作用力を前記摺動壁(271)に伝えることにより、前記滑り駒(30)の受力を分散し応力集中の問題を避け、前記本体(20)が回動するとき、前記滑り駒(30)の受けるトルクを向上させることができ、
    前記案内溝(35)の曲率と前記摺動溝(27)の前記摺動壁(271)の曲率が同じで、前記摺動溝(27)と前記摺動溝(27)に内設された前記ガイドポスト(28)との間は互いに干渉することなく、順調に相対的な円弧線に沿って摺動することができ、
    前記上面(301)は前記摺動溝(27)の第1支持壁(272)と接触し、前記底面(302)は前記摺動溝(27)の第2支持壁(273)と接触し、前記滑り駒(30)の前記上面(301)と前記底面(302)は前記摺動溝(27)の前記第1支持壁(272)と前記第2支持壁(273)によって上下対称に支えられており、前記滑り駒(30)は前記摺動溝(27)内部において円弧線に沿って摺動するときは揺動することなく、前記オープンスパナ使用の安定性を向上させることができ、
    前記第1締め付け爪(23)と前記第2締め付け爪(24)は互いに対向し前記締め付け顎(22)の両側に一体化成形されることにより、前記締め付け顎(22)は極めて良い構造強度を有し、前記締め付け顎(23)の受けるトルクを向上させることができ、
    前記顎喉(25)は前記喉穴(26)に対向する押し込み面(251)を備え、前記顎喉(25)の押し込み面(251)と前記第1締め付け爪(23)の前記力の作用面(231)との間に120度の挟み角を形成し、かつ前記顎喉(25)の前記押し込み面(251)は前記工作物(90)の第2正方向受力面(92A)に対応し、
    前記第2締め付け爪(24)は第1平面(241)と第2平面(242)を備え、前記第1平面(241)を前記喉穴(26)に対向し前記顎喉(25)に向きにして取り付け、前記第2平面(242)を前記第1締め付け爪(23)の末端部に向きにして取付け、前記第2締め付け爪(24)の前記第1平面(241)と前記第2平面(242)との間に120度の挟み角を備え、かつ前記第2締め付け爪(24)の前記第1平面(241)と前記第2平面(242)はそれぞれ前記工作物(90)の第4正方向受力面(94A)と第3正方向受力面(93A)に対応し、前記第2締め付け爪(24)の前記第1平面(241)を前記第1締め付け爪(23)の前記力の作用面(231)と平行させ、
    前記締め付け顎(22)には前記第1締め付け爪(23)の前記力の作用面(231)と前記顎喉(25)の前記押し込み面(251)との間において第1逃げ部(221)が形成され、前記第1逃げ部(221)は前記工作物(90)の第1反対方向受力面(91B)への進入に備え、前記締め付け顎(22)には前記顎喉(25)の前記押し込み面(251)と前記第2締め付け爪(24)の前記第2平面(242)との間において第2逃げ部(222)が形成され、前記第2逃げ部(222)は前記工作物(90)の第2反対方向受力面(92B)への進入に備え、前記締め付け顎(22)には前記第2締め付け爪(24)の前記第1平面(241)と前記第2締め付け爪(24)の前記第2平面(242)との間において第3逃げ部(223)が形成され、前記第3逃げ部(223)は前記工作物(90)の第3反対方向受力面(93B)への進入に備え、
    前記弾性装置(40)は、前記滑り駒(30)の前記案内溝(35)に内設される弾性部材(44)を備え、前記締め付け顎(22)の前記第1支持壁(272)と前記第2支持壁(273)を互いに平行することにより前記摺動溝(27)に間隔(T27)を形成し、前記滑り駒(30)の前記上面(301)と前記底面(302)を互いに平行することにより、前記滑り駒(30)は高さ(H30)を備え、前記滑り駒の前記高さ(H30)は前記摺動溝(27)の前記間隔(T27)に等しく、前記案内溝(35)は前記上面(301)と前記底面(302)を貫通し、前記案内溝(35)の溝の高さ(H35)が前記滑り駒(30)の前記高さ(H30)に等しく、前記案内溝(35)は溝の幅(W35)を備え、前記案内溝(35)の溝の幅(W35)は前記ガイドポスト(28)の直径に等しく、前記案内溝(35)の溝の高さ(H35)は前記溝の幅(W35)の1.5倍より大きく、前記弾性装置(40)は前記弾性部材(44)を前記案内溝(35)に設けることにより、一つの高さ(H40)を有し、前記高さ(H40)は前記案内溝(35)の前記溝の高さ(H35)を超えることなく、しかも前記案内溝(35)の前記溝の高さ(H35)の0.5倍より大きく、前記案内溝(35)の前記溝の幅(W35)より大きくなっていて、
    前記弾性部材(44)は円筒式らせん状のばねであって、前記円筒式らせん状のばねを折り曲げて2つの円筒式らせん状のばねを一つの連結部(441)によって連結して形成し、こうして上下に配列される二つの円筒式らせん状のばねの間に空げき(442)の形状が形成され、前記弾性部材(44)の両端間には少なくとも一つの金属線状の付勢部材(401)を設け、前記付勢部材(401)はほぼV字形の断面構造を有し、前記弾性部材(44)の前記付勢部材(401)は第1脚(402)、第2脚(403)、および前記第1脚(402)と前記第2脚(403)との間に設けられる圧縮部(404)より構成され、前記圧縮部(404)は前記第1脚(402)と前記第2脚(403)の圧縮によって形成されるエネルギーを蓄積することにより、前記付勢部材(401)に弾性復帰能力を持たせ、一つの付勢部材(401)の第1脚(402)をもう一つの付勢部材(401)の第2脚(403)につなげることにより、付勢部材(401)の圧縮部(404)とも弾性復帰能力を備え、前記空げき(442)の形状を備える前記弾性部材(44)の一端の前記第1脚(402)を前記ガイドポスト(28)に当接させるとともに、前記連結部(441)を備える前記弾性部材(44)の他端の前記第2脚(403)を前記案内溝(35)の前記支え端(352)に当接させることにより、前記滑り駒(30)を自然位置に自動的に復帰させてなることを特徴とする請求項1に記載の高速往復回動のオープンエンドスパナ。
  6. 前記滑り駒(30)は第2回動面(33)をさらに備え、前記第2回動面(33)と前記第1回動面(32)との間に120度の挟み角を備え、
    前記滑り駒(30)の前記第1回動面(32)は前記工作物(90)の第3正方向受力面(93A)に対応し、前記第1回動面(32)と前記第2回動面(33)との間に回避部(34)が形成され、前記回避部(34)は前記工作物(90)の第3反対方向受力面(93B)へ進入でき、
    前記滑り駒(30)の前記摺動面(31)の曲率は前記摺動溝(27)の前記摺動壁(271)の曲率に等しく、前記滑り駒(30)の前記摺動面(31)は前記摺動溝(27)の摺動壁(271)にて摺動自在に設けられ、かつ前記摺動面(31)は大きい面積で前記工作物(90)の反作用力を前記摺動壁(271)に伝えることにより、前記滑り駒(30)の受力を分散し応力集中の問題を避け、前記本体(20)が回動するとき、前記滑り駒(30)の受けるトルクを向上させることができ、
    前記案内溝(35)の曲率と前記摺動溝(27)の前記摺動壁(271)の曲率が同じで、前記摺動溝(27)と前記摺動溝(27)に内設された前記ガイドポスト(28)との間は互いに干渉することなく、順調に相対的な円弧線に沿って摺動することができ、
    前記上面(301)は前記摺動溝(27)の第1支持壁(272)と接触し、前記底面(302)は前記摺動溝(27)の第2支持壁(273)と接触し、前記滑り駒(30)の前記上面(301)と前記底面(302)は前記摺動溝(27)の前記第1支持壁(272)と前記第2支持壁(273)によって上下対称に支えられており、前記滑り駒(30)は前記摺動溝(27)内部において円弧線に沿って摺動するときは揺動することなく、前記オープンスパナ使用の安定性を向上させることができ、
    前記第1締め付け爪(23)と前記第2締め付け爪(24)は互いに対向し前記締め付け顎(22)の両側に一体化成形されることにより、前記締め付け顎(22)は極めて良い構造強度を有し、前記締め付け顎(23)の受けるトルクを向上させることができ、
    前記顎喉(25)は前記喉穴(26)に対向する押し込み面(251)を備え、前記顎喉(25)の押し込み面(251)と前記第1締め付け爪(23)の前記力の作用面(231)との間に120度の挟み角を形成し、かつ前記顎喉(25)の前記押し込み面(251)は前記工作物(90)の第2正方向受力面(92A)に対応し、
    前記第2締め付け爪(24)は第1平面(241)と第2平面(242)を備え、前記第1平面(241)を前記喉穴(26)に対向し前記顎喉(25)に向きにして取り付け、前記第2平面(242)を前記第1締め付け爪(23)の末端部に向きにして取付け、前記第2締め付け爪(24)の前記第1平面(241)と前記第2平面(242)との間に120度の挟み角を備え、かつ前記第2締め付け爪(24)の前記第1平面(241)と前記第2平面(242)はそれぞれ前記工作物(90)の第4正方向受力面(94A)と第3正方向受力面(93A)に対応し、前記第2締め付け爪(24)の前記第1平面(241)を前記第1締め付け爪(23)の前記力の作用面(231)と平行させ、
    前記締め付け顎(22)には前記第1締め付け爪(23)の前記力の作用面(231)と前記顎喉(25)の前記押し込み面(251)との間において第1逃げ部(221)が形成され、前記第1逃げ部(221)は前記工作物(90)の第1反対方向受力面(91B)への進入に備え、前記締め付け顎(22)には前記顎喉(25)の前記押し込み面(251)と前記第2締め付け爪(24)の前記第2平面(242)との間において第2逃げ部(222)が形成され、前記第2逃げ部(222)は前記工作物(90)の第2反対方向受力面(92B)への進入に備え、前記締め付け顎(22)には前記第2締め付け爪(24)の前記第1平面(241)と前記第2締め付け爪(24)の前記第2平面(242)との間において第3逃げ部(223)が形成され、前記第3逃げ部(223)は前記工作物(90)の第3反対方向受力面(93B)への進入に備え、
    前記弾性装置(40)は、前記滑り駒(30)の前記案内溝(35)に内設される少なくとも2つの弾性部材(45)とばね座(46)を備え、前記締め付け顎(22)の前記第1支持壁(272)と前記第2支持壁(273)を互いに平行することにより前記摺動溝(27)に間隔(T27)を形成し、前記滑り駒(30)の前記上面(301)と前記底面(302)を互いに平行することにより、前記滑り駒(30)は高さ(H30)を備え、前記滑り駒の前記高さ(H30)は前記摺動溝(27)の前記間隔(T27)に等しく、前記案内溝(35)は前記上面(301)と前記底面(302)を貫通し、前記案内溝(35)の溝の高さ(H35)が前記滑り駒(30)の前記高さ(H30)に等しく、前記案内溝(35)は溝の幅(W35)を備え、前記案内溝(35)の溝の幅(W35)は前記ガイドポスト(28)の直径に等しく、前記案内溝(35)の溝の高さ(H35)は前記溝の幅(W35)の1.5倍より大きく、前記弾性装置(40)は、2つの前記弾性部材(45)を上下に配列して前記ばね座(46)の一端に設けるとともに、前記案内溝(35)に設けることにより、一つの高さ(H40)を有し、前記高さ(H40)は前記案内溝(35)の前記溝の高さ(H35)を超えることなく、しかも前記案内溝(35)の前記溝の高さ(H35)の0.5倍より大きく、前記案内溝(35)の前記溝の幅(W35)より大きくなっていて、
    前記弾性部材(45)は円筒式らせん状のばねであり、前記弾性部材(45)の両端間には少なくとも一つの金属線状の付勢部材(401)を設け、前記付勢部材(401)はほぼV字形の断面構造を有し、前記弾性部材(45)の前記付勢部材(401)は第1脚(402)、第2脚(403)、および前記第1脚(402)と前記第2脚(403)との間に設けられる圧縮部(404)より構成され、前記圧縮部(404)は前記第1脚(402)と前記第2脚(403)の圧縮によって形成されるエネルギーを蓄積することにより、前記付勢部材(401)に弾性復帰能力を持たせ、一つの付勢部材(401)の前記第1脚(402)をもう一つの付勢部材(401)の前記第2脚(403)につなげることにより、前記付勢部材(401)の前記圧縮部(404)とも弾性復帰能力を備え、前記ばね座(46)は前記案内溝(35)の支え端(352)に設けられ、前記弾性部材(45)の両端はそれぞれ前記ガイドポスト(28)と前記ばね座(46)に当接させ、前記滑り駒(30)は自然位置に自動的に復帰でき、前記ばね座(46)には前記ばね座(46)に沿って上下に移動する丸形制限ブロック(461)を設け、前記丸形制限ブロック(461)を前記弾性部材(45)の一端に挿入することにより、前記弾性部材(45)と前記ばね座(46)との間には、極めて良い制限関係が維持され、2つの前記弾性部材(45)の一端はそれぞれ2つの前記制限ブロック(461)の挿入に備え、2つの前記弾性部材(45)は互いに干渉されずに上下に配列されることにより、正常な操作が確保され、前記ばね座(46)には前記制限ブロック(461)の反対側において回動面(462)が形成され、前記回動面(462)は摺動自在にて前記案内溝(35)の支え端(352)と接触してなることを特徴とする請求項1に記載の高速往復回動のオープンエンドスパナ。
  7. 前記滑り駒(30)は第2回動面(33)をさらに備え、前記第2回動面(33)と前記第1回動面(32)との間に120度の挟み角を備え、
    前記滑り駒(30)の前記第1回動面(32)は前記工作物(90)の第3正方向受力面(93A)に対応し、前記第1回動面(32)と前記第2回動面(33)との間に回避部(34)が形成され、前記回避部(34)は前記工作物(90)の第3反対方向受力面(93B)へ進入でき、
    前記滑り駒(30)の前記摺動面(31)の曲率は前記摺動溝(27)の前記摺動壁(271)の曲率に等しく、前記滑り駒(30)の前記摺動面(31)は前記摺動溝(27)の摺動壁(271)にて摺動自在に設けられ、かつ前記摺動面(31)は大きい面積で前記工作物(90)の反作用力を前記摺動壁(271)に伝えることにより、前記滑り駒(30)の受力を分散し応力集中の問題を避け、前記本体(20)が回動するとき、前記滑り駒(30)の受けるトルクを向上させることができ、
    前記案内溝(35)の曲率と前記摺動溝(27)の前記摺動壁(271)の曲率が同じで、前記摺動溝(27)と前記摺動溝(27)に内設された前記ガイドポスト(28)との間は互いに干渉することなく、順調に相対的な円弧線に沿って摺動することができ、
    前記上面(301)は前記摺動溝(27)の第1支持壁(272)と接触し、前記底面(302)は前記摺動溝(27)の第2支持壁(273)と接触し、前記滑り駒(30)の前記上面(301)と前記底面(302)は前記摺動溝(27)の前記第1支持壁(272)と前記第2支持壁(273)によって上下対称に支えられており、前記滑り駒(30)は前記摺動溝(27)内部において円弧線に沿って摺動するときは揺動することなく、前記オープンスパナ使用の安定性を向上させることができ、
    前記第1締め付け爪(23)と前記第2締め付け爪(24)は互いに対向し前記締め付け顎(22)の両側に一体化成形されることにより、前記締め付け顎(22)は極めて良い構造強度を有し、前記締め付け顎(23)の受けるトルクを向上させることができ、
    前記顎喉(25)は前記喉穴(26)に対向する押し込み面(251)を備え、前記顎喉(25)の押し込み面(251)と前記第1締め付け爪(23)の前記力の作用面(231)との間に120度の挟み角を形成し、かつ前記顎喉(25)の前記押し込み面(251)は前記工作物(90)の第2正方向受力面(92A)に対応し、
    前記第2締め付け爪(24)は第1平面(241)と第2平面(242)を備え、前記第1平面(241)を前記喉穴(26)に対向し前記顎喉(25)に向きにして取り付け、前記第2平面(242)を前記第1締め付け爪(23)の末端部に向きにして取付け、前記第2締め付け爪(24)の前記第1平面(241)と前記第2平面(242)との間に120度の挟み角を備え、かつ前記第2締め付け爪(24)の前記第1平面(241)と前記第2平面(242)はそれぞれ前記工作物(90)の第4正方向受力面(94A)と第3正方向受力面(93A)に対応し、前記第2締め付け爪(24)の前記第1平面(241)を前記第1締め付け爪(23)の前記力の作用面(231)と平行させ、
    前記締め付け顎(22)には前記第1締め付け爪(23)の前記力の作用面(231)と前記顎喉(25)の前記押し込み面(251)との間において第1逃げ部(221)が形成され、前記第1逃げ部(221)は前記工作物(90)の第1反対方向受力面(91B)への進入に備え、前記締め付け顎(22)には前記顎喉(25)の前記押し込み面(251)と前記第2締め付け爪(24)の前記第2平面(242)との間において第2逃げ部(222)が形成され、前記第2逃げ部(222)は前記工作物(90)の第2反対方向受力面(92B)への進入に備え、前記締め付け顎(22)には前記第2締め付け爪(24)の前記第1平面(241)と前記第2締め付け爪(24)の前記第2平面(242)との間において第3逃げ部(223)が形成され、前記第3逃げ部(223)は前記工作物(90)の第3反対方向受力面(93B)への進入に備え、
    前記弾性装置(40)は、前記滑り駒(30)の前記案内溝(35)に内設される少なくとも2つの弾性部材(47)とばね座(48)を備え、前記締め付け顎(22)の前記第1支持壁(272)と前記第2支持壁(273)を互いに平行することにより前記摺動溝(27)に間隔(T27)を形成し、前記滑り駒(30)の前記上面(301)と前記底面(302)を互いに平行することにより、前記滑り駒(30)は高さ(H30)を備え、前記滑り駒の前記高さ(H30)は前記摺動溝(27)の前記間隔(T27)に等しく、前記案内溝(35)は前記上面(301)と前記底面(302)を貫通し、前記案内溝(35)の溝の高さ(H35)が前記滑り駒(30)の前記高さ(H30)に等しく、前記案内溝(35)は溝の幅(W35)を備え、前記案内溝(35)の溝の幅(W35)は前記ガイドポスト(28)の直径に等しく、前記案内溝(35)の溝の高さ(H35)は前記溝の幅(W35)の1.5倍より大きく、前記弾性装置(40)は、2つの前記弾性部材(47)を上下に配列して前記ばね座(48)の一端に設けるとともに、前記案内溝(35)に設けることにより、一つの高さ(H40)を有し、前記高さ(H40)は前記案内溝(35)の前記溝の高さ(H35)を超えることなく、しかも前記案内溝(35)の前記溝の高さ(H35)の0.5倍より大きく、前記案内溝(35)の前記溝の幅(W35)より大きくなっていて、
    前記弾性部材(47)は円筒式らせん状のばねであり、前記弾性部材(47)の両端間には少なくとも一つの金属線状の付勢部材(401)を設け、前記付勢部材(401)はほぼV字形の断面構造を有し、前記弾性部材(47)の前記付勢部材(401)は第1脚(402)、第2脚(403)、および前記第1脚(402)と前記第2脚(403)との間に設けられる圧縮部(404)より構成され、前記圧縮部(404)は前記第1脚(402)と前記第2脚(403)の圧縮によって形成されるエネルギーを蓄積することにより、前記付勢部材(401)に弾性復帰能力を持たせ、一つの付勢部材(401)の前記第1脚(402)をもう一つの付勢部材(401)の前記第2脚(403)につなげることにより、前記付勢部材(401)の前記圧縮部(404)とも弾性復帰能力を備え、前記ばね座(48)は前記案内溝(35)の支え端(352)に設けられ、前記弾性部材(47)の両端はそれぞれ前記ガイドポスト(28)と前記ばね座(48)に当接させ、前記滑り駒(30)は自然位置に自動的に復帰でき、前記ばね座(48)には前記ばね座(46)に沿って上下に移動する丸形制限溝(481)を設け、前記丸形制限溝(481)は前記弾性部材(47)の一端を収容し、前記弾性部材(47)と前記ばね座(48)との間には、極めて良い制限関係が維持され、2つの前記弾性部材(47)の一端はそれぞれ2つの前記制限溝(481)に収容されるため、2つの前記弾性部材(47)は互いに干渉されずに上下に配列されることにより、正常な操作が確保され、前記ばね座(48)には前記制限溝(481)の反対側において回動面(482)が形成され、前記回動面(482)は摺動自在にて前記案内溝(35)の支え端(352)と接触してなることを特徴とする請求項1に記載の高速往復回動のオープンエンドスパナ。
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