JP2012230635A - 画像生成装置、画像生成システム、画像表示装置、コンピュータプログラム及び画像生成方法 - Google Patents

画像生成装置、画像生成システム、画像表示装置、コンピュータプログラム及び画像生成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】元画像と紙媒体のようなフィルタ画像をアルファブレンディング処理により合成して紙媒体のような見え方を実現することができる画像生成装置、画像生成システム、画像表示装置、コンピュータプログラム及び画像生成方法を提供する。
【解決手段】合成画像生成部14は、入力画像とフィルタ画像とを任意の比率で合成した合成画像を生成する。階調範囲算出部131は、合成画像の階調幅(例えば、最大階調と最小階調)を算出する。制御部13は、算出した階調幅に基づいてLUT変換部15の所定の条件を変更して階調変換処理を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、第1画像及び第2画像の階調値を任意の比率で重畳させて合成画像を生成する画像生成装置、該画像生成装置を備える画像生成システム、前記合成画像を生成する画像表示装置、前記画像生成装置を実現するためのコンピュータプログラム及び画像生成方法に関する。
近年、インターネット又は情報端末の普及により、紙に印刷された新聞又は書籍などに代わって、モニタなどの表示装置で電子記事、電子書籍をはじめとする文字情報又は画像情報を参照することが増加している。そして、様々な文書、図画又は写真などの画像をモニタに表示させる場合に、従来の紙の印刷物に近い、見慣れた質感で表示し、閲覧時の目の負担あるいは違和感を軽減させることが望まれている。
例えば、紙媒体の文書などを見る場合と、モニタに表示された文書などを見る場合とを比較すると、モニタに表示された文書などは、表示デバイス特有の表示解像度又はコントラスト比が紙媒体の場合とかけ離れているため、一般的に背景地はムラが少なく輝度が高いのに対して、文字は太く濃く輪郭が荒くなり、眩しくて強調感のある見え方となる。結果的に紙媒体の文書などの方が見やすいという意見が多い。
また、印刷に使用する用紙の用紙画像データと印刷データとを合成して得られた画像を印刷プレビュー画面に表示することにより、実際に得られる印刷結果を表示することができる情報処理装置が開示されている(特許文献1参照)。
特許第4429097号公報
しかしながら、様々な文書、図画又は写真などを表示装置で表示する際に、背景画質に着目し、元画像にフィルタ画像を重畳することで擬似的に背景画質を調整して質感を改善させる技術についてはこれまで実現されていなかった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、元画像と紙媒体のようなフィルタ画像をアルファブレンディング処理により合成して紙媒体のような見え方を実現することができる画像生成装置、該画像生成装置を備える画像生成システム、画像表示装置、前記画像生成装置を実現するためのコンピュータプログラム及び画像生成方法を提供することにある。
第1発明に係る画像生成装置は、第1画像及び第2画像の階調値を任意の比率で重畳させて合成画像を生成する合成画像生成手段を備える画像生成装置において、前記合成画像の階調値を所定の条件で変換する階調変換手段と、前記合成画像の階調幅を算出する算出手段と、該算出手段で算出した階調幅に基づいて前記所定の条件を変更する条件変更手段とを備えることを特徴とする。
第2発明に係る画像生成装置は、第1発明において、前記算出手段は、前記比率及び前記第2画像の階調幅に基づいて前記合成画像の階調幅を算出するように構成してあることを特徴とする。
第3発明に係る画像生成装置は、第1発明又は第2発明において、前記条件変更手段は、前記合成画像の階調幅が前記第1画像の階調幅になるよう該合成画像の階調幅を伸長又は圧縮すべく前記所定の条件を変更するように構成してあることを特徴とする。
第4発明に係る画像生成装置は、第1発明乃至第3発明のいずれか1つにおいて、前記階調変換手段は、入力階調値を出力階調値へ変換するルックアップテーブルを有し、前記条件変更手段は、前記ルックアップテーブルの出力階調値を書き換えることにより前記所定の条件を変更するように構成してあることを特徴とする。
第5発明に係る画像生成装置は、第1発明乃至第4発明のいずれか1つにおいて、前記階調変換手段で階調値を変換して得られた出力画像のコントラスト比を調整する調整手段を備えることを特徴とする。
第6発明に係る画像生成システムは、第1発明乃至第4発明のいずれか1つに係る画像生成装置と、該画像生成装置で階調値を変換して得られた出力画像を表示する画像表示装置とを備える画像生成システムにおいて、前記画像表示装置は、前記出力画像のコントラスト比を調整する調整手段を備えることを特徴とする。
第7発明に係る画像表示装置は、第1画像に第2画像を任意の比率で重畳させて合成画像を生成する画像表示装置において、前記合成画像の階調値を所定の条件で変換する階調変換手段と、前記合成画像の階調幅を算出する算出手段と、該算出手段で算出した階調幅に基づいて前記所定の条件を変更する条件変更手段と、前記階調変換手段で階調値が変換された出力画像のコントラスト比を調整する調整手段とを備えることを特徴とする。
第8発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、第1画像及び第2画像の階調値を任意の比率で重畳させて合成画像を生成させるためのコンピュータプログラムにおいて、コンピュータに、前記合成画像の階調値を所定の条件で変換するステップと、前記合成画像の階調幅を算出するステップと、算出した階調幅に基づいて前記所定の条件を変更するステップとを実行させることを特徴とする。
第9発明に係る画像生成方法は、第1画像及び第2画像の階調値を任意の比率で重畳させて合成画像を生成する合成画像生成手段を備える画像生成装置による画像生成方法において、前記合成画像の階調値を所定の条件で変換するステップと、前記合成画像の階調幅を算出するステップと、算出された階調幅に基づいて前記所定の条件を変更するステップとを含むことを特徴とする。
第1発明、第8発明及び第9発明にあっては、合成画像生成手段は、第1画像(元画像)及び第2画像(フィルタ画像)の階調値を任意の比率で重畳させて合成画像を生成する。例えば、元画像の任意の画素の階調値をA、フィルタ画像の対応する画素の階調値をB、合成画像の対応する画素の階調値をC、比率(透過率とも称する)をαとすると、合成画像の階調値は、C=(1−α)×A+α×Bで求めることができる。算出手段は、合成画像の階調幅を算出する。階調幅とは、階調範囲をいい、最大階調から最小階調までの範囲である。なお、階調幅とは、例えば、画像のフルスケールが0〜255階調である場合、必ずしも0〜255の範囲の階調幅に限定されるものではなく、画像に含まれる最大階調から最小階調までの範囲(フルスケールよりも狭い場合もある)である。合成画像の階調幅を算出することにより、合成画像の生成に伴って損失したダイナミックレンジを求めることができる。ダイナミックレンジとは、表示可能な階調範囲であり、表示能力を指す。なお、合成画像の階調幅は、元画像(第1画像)の階調幅、比率、フィルタ画像(第2画像)の階調幅などにより求めることができる。
条件変更手段は、算出した階調幅に基づいて、合成画像の階調値を所定の条件で変換する階調変換手段の当該所定の条件を変更する。所定の条件とは、階調変換手段への入力階調値と、階調変換手段からの出力階調値との対応付け条件をいい、変更とは、対応付けられた出力階調値を変更することをいう。階調変換手段は、合成画像の階調値を変換して出力画像を生成する。階調変換は階調補正と称することもできる。そして、条件変更手段は、合成画像の階調幅、すなわち合成画像の生成に伴って損失したダイナミックレンジに基づいて、階調変換手段で合成画像の階調値を変換する際に損失したダイナミックレンジを補うように所定の条件を変更する(変換処理を制御する)。合成画像でのダイナミックレンジの損失を補うべく所定の条件を変更することにより、フィルタ画像の「しわ」又は「ムラ」の模様をモニタの元画像に重ねることで、モニタの見栄えを紙に近づけることが可能となる。また、グラフィックボードLUT制御機能を用いて、アルファブレンディング手法で合成された画像のダイナミックレンジ損失分を補正することができ、モニタに表示される合成画像が元画像より明るくなること、あるいは暗くなることを防止することができ、元画像のダイナミックレンジを忠実に再現することができる。
第2発明にあっては、算出手段は、例えば、元画像(第1画像)の階調幅が0〜255である場合、比率及び第2画像(フィルタ画像)の階調幅に基づいて合成画像の階調幅を算出する。例えば、元画像(第1画像)の階調幅が0〜255、フィルタ画像(第2画像)の階調幅が144〜240、比率α=0.2とすると、合成画像の階調幅は29〜252となる。合成画像の最小階調29は、0×(1−0.2)+144×0.2で求めることができ、合成画像の最大階調252は、255×(1−0.2)+240×0.2で求めることができる。なお、元画像の階調幅が上述と異なる場合、フィルタ画像の階調幅が上述と異なる場合、あるいは比率が異なる場合についても同様に求めることができる。
第3発明にあっては、条件変更手段は、合成画像の階調幅が第1画像(元画像)の階調幅になるよう合成画像の階調幅を伸長又は圧縮すべく所定の条件を変更する。例えば、元画像の階調幅が0〜255である場合に、合成画像の階調幅が29〜252であるときには、合成画像の階調幅29〜252の範囲にある階調値を変換する際の階調値(出力階調値)を変更することにより、合成画像の階調幅を伸長して得られた出力画像(変換後の合成画像)の階調幅が0〜255となるようにする。なお、元画像の階調幅に対してフィルタ画像の階調幅が広い(大きい)場合には、合成画像の階調幅を圧縮すればよい。これにより、元画像のダイナミックレンジを再現することができる。
第4発明にあっては、階調変換手段は、入力階調値を出力階調値へ変換するルックアップテーブルを有し、条件変更手段は、ルックアップテーブルの出力階調値を書き換えることにより所定の条件を変更する。これにより、専用のハードウエア等を必要とすることなく、階調変換(階調補正)を行う既存のルックアップテーブルの出力値を書き換えるだけで、画像合成時のダイナミックレンジの損失を容易に補うことができる。
第5発明にあっては、階調変換手段で階調値を変換して得られた出力画像(階調変換後の合成画像)のコントラスト比を調整する調整手段を備える。コントラスト比は、最大階調時の輝度:最小階調時の輝度であり、紙媒体のコントラスト比は、例えば、新聞が6〜7:1、コピー用紙(再生紙)が10〜11:1、コピー用紙(普通の白紙)が30:1、プリンタ写真用紙が50:1程度である。コントラスト比を調整することにより、例えば、フィルタ画像(第2画像)として紙の「しわ」又は「ムラ」を表した紙模様のものを用いた場合に、出力画像を紙媒体に近い状態で表示することが可能となる。
第6発明にあっては、前述の画像生成装置と、画像生成装置で階調変換して得られた出力画像を表示する画像表示装置とを備え、画像表示装置は、出力画像のコントラスト比を調整する調整手段を備える。これにより、例えば、フィルタ画像(第2画像)として紙の「しわ」又は「ムラ」を表した紙模様のものを用いた場合に、元画像に所望の比率でフィルタ画像を重畳させて合成画像を生成する場合でも元画像のダイナミックレンジを再現することができるとともに、出力画像を表示した場合でも画像を紙に近づけることができる。
第7発明にあっては、第1画像(元画像)及び第2画像(フィルタ画像)の階調値を任意の比率で重畳させて合成画像を生成する。例えば、元画像の任意の画素の階調値をA、フィルタ画像の対応する画素の階調値をB、合成画像の対応する画素の階調値をC、比率(透過率とも称する)をαとすると、合成画像の階調値は、C=(1−α)×A+α×Bで求めることができる。算出手段は、合成画像の階調幅を算出する。階調幅とは、階調範囲をいい、最大階調から最小階調までの範囲である。なお、階調幅とは、例えば、画像のフルスケールが0〜255階調である場合、必ずしも0〜255の範囲の階調幅に限定されるものではなく、画像に含まれる最大階調から最小階調までの範囲(フルスケールよりも狭い場合もある)である。合成画像の階調幅を算出することにより、合成画像の生成に伴って損失したダイナミックレンジを求めることができる。ダイナミックレンジとは、表示可能な階調範囲であり、表示能力を指す。なお、合成画像の階調幅は、元画像(第1画像)の階調幅、比率、フィルタ画像(第2画像)の階調幅などにより求めることができる。
条件変更手段は、算出した階調幅に基づいて、合成画像の階調値を所定の条件で変換する階調変換手段の当該所定の条件を変更する。所定の条件とは、階調変換手段への入力階調値と、階調変換手段からの出力階調値との対応付け条件をいい、変更とは、対応付けられた出力階調値を変更することをいう。階調変換手段は、合成画像の階調値を変換して出力画像を生成する。階調変換は階調補正と称することもできる。そして、条件変更手段は、合成画像の階調幅、すなわち合成画像の生成に伴って損失したダイナミックレンジに基づいて、階調変換手段で合成画像の階調値を変換する際に損失したダイナミックレンジを補うように所定の条件を変更する(変換処理を制御する)。合成画像でのダイナミックレンジの損失を補うべく所定の条件を変更することにより、フィルタ画像の「しわ」又は「ムラ」の模様をモニタの元画像に重ねることで、モニタの見栄えを紙に近づけることが可能となる。また、グラフィックボードLUT制御機能を用いて、アルファブレンディング手法で合成された画像のダイナミックレンジ損失分を補正することができ、モニタに表示される合成画像が元画像より明るくなること、あるいは暗くなることを防止することができ、元画像のダイナミックレンジを忠実に再現することができる。
調整手段は、階調変換手段で階調値を変換して得られた出力画像(階調変換後の合成画像)のコントラスト比を調整する。コントラスト比は、最大階調時の輝度:最小階調時の輝度であり、紙媒体のコントラスト比は、例えば、新聞が6〜7:1、コピー用紙(再生紙)が10〜11:1、コピー用紙(普通の白紙)が30:1、プリンタ写真用紙が50:1程度である。コントラスト比を調整することにより、例えば、フィルタ画像(第2画像)として紙の「しわ」又は「ムラ」を表した紙模様のものを用いた場合に、出力画像を紙媒体に近い状態で表示することが可能となる。
本発明によれば、フィルタ画像の「しわ」又は「ムラ」の模様をモニタの元画像に重ねることで、モニタの見栄えを紙に近づけることが可能となる。また、グラフィックボードLUT制御機能を用いて、アルファブレンディング手法で合成された画像のダイナミックレンジ損失分を補正することができ、モニタに表示される合成画像が元画像より明るくなること、あるいは暗くなることを防止することができ、元画像のダイナミックレンジを忠実に再現することができる。さらに、コントラスト比を調整することにより、出力画像を紙媒体に近い状態で表示することができる。
実施の形態1の画像生成システムの構成の一例を示すブロック図である。 アルファブレンディング技術の一例を示す説明図である。 入力画像の一例を示す説明図である。 フィルタ画像の一例を示す説明図である。 合成画像の一例を示す説明図である。 実施の形態1の画像生成装置による階調変換処理の制御の第1例を示す説明図である。 出力画像の一例を示す説明図である。 実施の形態1の画像生成装置による階調変換処理の制御の第2例を示す説明図である。 図8の制御方法の場合の出力画像の例を示す説明図である。 実施の形態1の画像生成装置による階調変換処理の制御の第3例を示す説明図である。 実施の形態1の画像生成装置による階調変換処理の制御の第4例を示す説明図である。 実施の形態1の画像生成装置による階調変換処理の制御の第5例を示す説明図である。 実施の形態1の画像生成装置による階調変換処理の制御の第6例を示す説明図である。 本実施の形態の画像表示装置の階調輝度テーブルの一例を示す概念図である。 本実施の形態の画像生成装置によるLUT制御処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態2の画像表示装置の構成の一例を示すブロック図である。 実施の形態3の画像生成装置の構成の一例を示すブロック図である。
実施の形態1
以下、本発明に係る画像生成装置、画像生成システム、画像表示装置、コンピュータプログラム及び画像生成方法を実施の形態を示す図面に基づいて説明する。図1は実施の形態1の画像生成システム100の構成の一例を示すブロック図である。画像生成システム100は、画像生成装置10、画像表示装置20などを備える。画像生成装置10は、例えば、パーソナルコンピュータPCなどで実現することができる。
画像生成装置10は、第1画像としての元画像(以下、入力画像とも称する)及び第2画像としてのフィルタ画像121を記憶する記憶部12、画像生成装置10を制御する制御部13、入力画像とフィルタ画像とを合成する合成画像生成手段としての合成画像生成部14、階調変換手段(以下、階調補正手段とも称する)としてのLUT(ルックアップテーブル)変換部15、ユーザが比率(透過率とも称する)の値を設定する操作部16などを備える。
制御部13は、階調変換手段(LUT変換部15)の所定の条件を変更する条件変更手段としての機能を有する。所定の条件とは、LUT変換部15への入力階調値と、LUT変換部15からの出力階調値との対応付け条件をいい、変更とは、対応付けられた出力階調値を変更することをいう。また、制御部13は、階調値幅を算出する算出手段としての階調範囲算出部131、割合算出手段としてのゲイン算出部132、オフセット算出手段としてのオフセット算出部133などを備える。なお、階調範囲算出部131、ゲイン算出部132及びオフセット算出部133を制御部13から分離させた構成とすることもできる。
記憶部12は、予め複数のフィルタ画像121を記憶している。フィルタ画像121は、例えば、紙媒体を表現した画像であり、紙の「しわ」又は「ムラ」などを表現した紙模様の画像である。ユーザが、操作部16を操作することにより、記憶されたフィルタ画像121のサンプル画像(サムネイル画像)を画面上に表示させ、好みのフィルタ画像を選択することができる。これにより、ユーザは、画像表示装置20で表示させる入力画像にフィルタ画像を合成させることができ、モニタ上で紙媒体上の印刷物のような見え方を再現することができる。
また、ユーザが、操作部16を操作することにより、比率αを0から1までの範囲の任意の値に設定することができる。比率(透過率)α=0の場合は、元画像が完全な不透明となり、α=1の場合は、元画像が完全な透明となる。すなわち、不透明な元画像にフィルタ画像を重ねて透明に近づけることで、例えば、紙のような背景画像に元画像を重ねて紙にインクを重ねたときの質感を再現することができる。
合成画像生成部14は、いわゆるアルファブレンディング技術を用いて入力画像とフィルタ画像121とを重畳させて合成画像を生成し、制御部13の制御の下、生成した合成画像をLUT変換部15へ出力する。
図2はアルファブレンディング技術の一例を示す説明図である。入力画像(元画像、第1画像)をA、フィルタ画像(第2画像)をB、合成画像をCとする。また、ユーザが設定した比率をαとすると、合成画像は、C=(1−α)×A+α×Bで求めることができる。符号A、B、Cはそれぞれの画像の同一座標上の(対応する)各画素の階調値を意味する。
例えば、図2に示すように、入力画像Aの階調値を0、フィルタ画像Bの階調値を128、比率αを0.5とすると、合成画像の階調値は、0×(1−0.5)+128×0.5=64となる。また、入力画像Aの階調値を255、フィルタ画像Bの階調値を128、比率αを0.5とすると、合成画像の階調値は、255×(1−0.5)+128×0.5=192となる。
図2は入力画像の各画素の階調値がフィルタ画像と合成されることにより、どのように変化するかを示している。例えば、入力画像Aの階調値0は、合成画像では階調値64となり階調浮き(明るくなる)が生じている。一方で、入力画像Aの階調値255は、合成画像では階調値192となり階調沈み(暗くなる)が生じている。
次に、入力画像とフィルタ画像との画像合成について、詳細に説明する。図3は入力画像の一例を示す説明図であり、図4はフィルタ画像の一例を示す説明図であり、図5は合成画像の一例を示す説明図である。以下の説明では、簡略化のため、6×6画素のブロックについて説明する。ブロック内の数値は階調値である。図3Aに示すように、入力画像の階調値を、0、48、96、144、192、255とする。すなわち入力画像の最小階調値は0であり、最大階調値は255であるので、階調幅(階調範囲)は、0〜255となる。なお、入力画像の各画素の階調値は0〜255の任意の値をとることができるが、簡便のため、図3Aの例では、0、48、96、144、192、255の値を例示している。
図3Bは、LUTがオフセットF=0、ゲインG=1のリニアな特性とした場合、横軸は入力画像の階調範囲(LUT通過前の階調範囲)を示し、縦軸は入力画像の階調を忠実に出力した出力画像の階調範囲(LUT通過後の階調範囲)を示す。すなわち、階調範囲が0〜255の入力画像は、そのまま階調範囲が0〜255の出力画像となる。
図4Aに示すように、フィルタ画像の階調値を、一例として、144、192、240とする。すなわちフィルタ画像の最小階調値は144であり、最大階調値は240であるので、階調幅(階調範囲)は、144〜240となる。図4Aに示すように、紙模様を表すようなフィルタ画像のダイナミックレンジは、入力画像の階調範囲(0〜255)よりも極端に狭い(小さい)ことがわかる。
図4Bは、LUTがオフセットF=0、ゲインG=1のリニアな特性とした場合、横軸はフィルタ画像の階調範囲(LUT通過前の階調範囲)を示し、縦軸はフィルタ画像の階調を忠実に出力した出力画像の階調範囲(LUT通過後の階調範囲)を示す。すなわち、階調範囲が144〜240のフィルタ画像は、そのまま階調範囲が144〜240の出力画像となる。
図5Aに示す合成画像は、図3Aの入力画像と図4Aのフィルタ画像とを比率α=0.2で合成したものである。すなわち、入力画像をA、フィルタ画像をB、合成画像をCとすると、C=(1−0.2)×A+0.2×Bである。A、Bには、それぞれ入力画像の任意の画素の階調値、フィルタ画像の対応する画素の階調値を当てはめることにより、合成画像の対応する画素の階調値を求めることができる。
上述のように、比率α=0.2とすると、図5Aに示すように、合成画像の各画素の階調値は、29、38、48、…252であり、合成画像の階調範囲は、29〜252となる。この場合、入力画像の階調範囲が0〜255であるから、合成画像の階調範囲は、入力画像の階調範囲が正しく出力されずに狭まったので、ダイナミックレンジが損失したことになる。
図5Bは、LUTがオフセットF=0、ゲインG=1のリニアな特性とした場合に、横軸はLUT通過前の合成画像の階調範囲を示し、縦軸はLUT通過後の出力画像の階調範囲を示し、ダイナミックレンジを損失した合成画像をそのまま出力しているので、合成画像のダイナミックレンジは損失していないが、元画像である入力画像のダイナミックレンジは損失したままとなる。すなわち、LUTの変換条件を変更しない限り、0〜255フルスケールの入力画像(元画像)を入力しても、合成画像の階調範囲が29〜252である限り、LUT通過後の出力画像の階調範囲も29〜252となる。
このため、合成画像をそのままLUT変換部15を介して出力したのでは、入力画像(元の画像)と比較して、階調浮き、あるいは階調沈みの問題が生じ、コントラストの浅い画像となってしまう。本実施の形態では、制御部13がLUT変換部15の所定の条件を変更する(階調変換処理を制御する)ことにより、上述の問題を解決して、入力画像とフィルタ画像を合成する場合でも入力画像のダイナミックレンジを再現することができる。以下、この点について説明する。
まず、階調範囲算出部131は、合成画像の階調幅(例えば、最大階調と最小階調との差、いわゆるダイナミックレンジ)を算出する。
より具体的には、階調範囲算出部131は、比率α及びフィルタ画像の階調幅に基づいて合成画像の階調幅を算出する。例えば、入力画像の階調幅が0〜255、フィルタ画像の階調幅が144〜240、比率α=0.2とすると、合成画像の階調幅は29〜252となる。合成画像の最小階調29は、0×(1−0.2)+144×0.2で求めることができ、合成画像の最大階調252は、255×(1−0.2)+240×0.2で求めることができる。なお、入力像の階調幅が上述と異なる場合、フィルタ画像の階調幅が上述と異なる場合、あるいは比率が異なる場合についても同様に求めることができる。
階調範囲算出部131で合成画像の階調幅を算出することにより、合成画像の生成に伴って損失したダイナミックレンジを求めることができる。
制御部13は、階調範囲算出部131で算出した合成画像の階調幅に基づいてLUT変換部15の所定の条件を変更することにより階調変換処理(階調補正処理)を制御する。なお、所定の条件とは、LUT変換部15への入力階調値と、LUT変換部15からの出力階調値との対応付け条件をいい、変更とは、対応付けられた出力階調値を変更することをいう。
LUT変換部15は、入力階調値に対応付けて出力階調値を保持しており、合成画像の階調値を入力階調値とし、当該入力階調値に対応する出力階調値で合成画像の階調値を変換(補正)することにより、階調変換後の合成画像(すなわち、出力画像)を生成することができる。
制御部13は、合成画像の階調幅(階調範囲)に基づいて、合成画像を生成した際に損失したダイナミックレンジを補うようにLUT変換部15での階調変換処理(階調補正処理)を制御する。合成画像でのダイナミックレンジの損失を補うべく階調変換処理を制御することにより、入力画像とフィルタ画像とを合成する場合でも入力画像のダイナミックレンジを再現することができる。
また、制御部13は、合成画像の階調幅が入力画像の階調幅になるよう合成画像の階調幅を伸長又は圧縮すべくLUT変換部15の所定の条件を変更する。例えば、入力画像の階調幅が0〜255である場合に、合成画像の階調幅が29〜252であるときには、LUT変換部15の所定の条件を変更することにより、合成画像の階調幅を伸長して得られた出力画像(変換後の合成画像)の階調幅が0〜255となるようにする。なお、入力画像(元画像)の階調幅に対してフィルタ画像の階調幅が広い(大きい)場合には、合成画像の階調幅を圧縮すればよい。これにより、入力画像(元画像)のダイナミックレンジを再現することができる。
図6は実施の形態1の画像生成装置10による階調変換処理の制御の第1例を示す説明図である。所定の条件の変更、すなわち階調変換処理(階調補正処理)の制御は、ゲイン算出、オフセット算出等より実現することができる。
ゲイン算出部132は、LUT変換部15の入力階調の変化に対する出力階調の変化、すなわち階調特性のゲインを算出し、制御部13は、ゲイン算出部132で算出したゲインとなるようにLUT変換部15の出力値を書き換える。
より具体的には、ゲイン算出部132は、合成画像の階調幅(最大階調−最小階調)に対する入力画像の階調幅(最大階調−最小階調)の割合をゲインGとして算出する。例えば、入力画像の最大階調値が255であり最小階調値が0であるとし、合成画像の最大階調値が252であり最小階調値が29であるとした場合、ゲインGは、G=(255−0)/(252−29)=1.14350となる。
制御部13は、LUT変換部15の入力階調の階調幅に対する出力階調の階調幅のゲイン(割合)を、算出したゲインGに変えることによりLUT変換部15の所定の条件を変更して階調変換処理を制御する。LUT変換部15のゲインとは、入力階調に対する出力階調のゲイン特性であるから、制御部13は、階調変換のゲイン特性を、算出したゲインGにすることにより、LUT変換部15の階調変換処理を制御することになる。これにより、ダイナミックレンジの損失分を補うべく階調幅を伸長(変更)する場合でも、合成画像を階調変換する際の入力階調の変化に対する出力階調の変化を、ゲインG(割合)で定めることができ、出力画像(階調変換後の合成画像)の明暗度合を元画像の明暗度合と同等にすることができる。
オフセット算出部133は、合成画像の最小階調値をオフセットFとして算出する。例えば、合成画像の最小階調値が29であれば、オフセットFは、F=29となる。
制御部13は、ゲイン算出部132で算出したゲインG及びオフセット算出部133で算出したオフセットFに基づいて、LUT変換部15の出力階調を、出力階調=(入力階調−F)×Gとすることにより、所定の条件を変更してLUT変換部15の階調変換処理を制御する。なお、LUT変換部15の階調補正処理を制御するとは、例えば、制御部13がLUT変換部15へ制御命令を出力し、LUT変換部15が出力値を書き換えることである。なお、オフセットFは、正負あるいは0のいずれの値も取り得る。
また、LUT変換部15の出力値が0より小さい場合には0にし、255より大きい場合には255にすればよい。
ゲインGとオフセットFとを組み合わせることにより、LUT変換部15を図6に示すように操作すれば、合成画像の階調幅は29〜252のままであるが、LUT変換部15通過後の出力画像の階調幅は0〜255となり、フルスケールのダイナミックレンジを実現することができる。すなわち、LUT変換部15より出力される出力画像のダイナミックレンジは、元の入力画像のダイナミックレンジと同等になることがわかる。
図7は出力画像の一例を示す説明図である。LUT変換部15を図6に示すように操作すれば、図7に示すように、出力画像のダイナミックレンジ(階調幅)は、0〜255となっている。図5の合成画像と比較すると、合成画像の最小階調値29が0へ伸長され、合成画像の最大階調値252が255へ伸長されている。
図8は実施の形態1の画像生成装置10による階調変換処理の制御の第2例を示す説明図である。図6の例との違いは、ゲインは変更せず(ゲイン固定)、損失したダイナミックレンジの範囲の出力値を0又は255にする。これにより、損失分に相当する階調値を黒又は白にして出力することで、LUT変換部15より出力される出力画像のダイナミックレンジは、元の入力画像のダイナミックレンジと同等になることがわかる。
図9は図8の制御方法の場合の出力画像の例を示す説明図である。図9の場合も図7の場合と同様に、出力画像のダイナミックレンジ(階調幅)は、0〜255となっている。なお、図8、図9の例では、合成画像の最小階調及び最大階調の近傍で輝度ステップが大きく変化するので、実用上は以下に説明する図10の例の方が、画質がより自然に見えるので好ましい。
図10は実施の形態1の画像生成装置10による階調変換処理の制御の第3例を示す説明図である。図6の例との違いは、所望の階調範囲だけゲインを固定とし、入力画像(元画像)の階調特性をそのまま維持するとともに、所望の階調範囲を除く階調範囲では、図6に示す制御と同様の階調幅の伸長を行う。
入力画像に含まれる階調値のうち、特に重視すべき階調範囲が存在する場合(例えば、各階調間の輝度ステップも入力画像に合せる必要があるような場合)には、当該重視すべく階調範囲のゲインを変更せずに固定とし、当該階調範囲外の階調範囲で階調幅の伸長を行うことで、出力画像のダイナミックレンジを入力画像のダイナミックレンジと同等にしつつ入力画像の重視すべき階調範囲を維持することができる。
図10の場合には、制御部13は、入力画像の所要の階調範囲(特に重視すべき階調範囲)を除いた他の階調範囲において、LUT変換部15の入力階調の階調幅に対する出力階調の階調幅の割合を、ゲイン算出部132で算出したゲインGにして補正処理を制御することになる。
また、図10の場合のオフセットFは、図6の場合と同様にして求めることができる。
図11は実施の形態1の画像生成装置10による階調変換処理の制御の第4例を示す説明図である。図6の例との違いは、図6のようなリニアな伸長ではなく非リニアな伸長を行う点である。この場合には、入力階調の変化に対する出力階調の変化が、図11に示すような非リニアの関係となるようにLUT変換部15の出力値を書き換えることになる。
すなわち、制御部13は、LUT変換部15の入力階調の変化に対する出力階調の変化が非線形(非リニア)となるように階調変換処理を制御する。また、オフセットとしては、図8と同様に、合成画像により損失したダイナミックレンジの範囲の出力値を0又は255にする。
図12は実施の形態1の画像生成装置10による階調変換処理の制御の第5例を示す説明図である。図6の例との違いは、図6の場合のようにして算出したゲインGに対して、当該ゲインGとは異なるゲインG′を用いる点である。なお、ゲインGをゲインG′に変更することにより、オフセットFも変更する必要がある。図12の例では、階調値を0又は255にオフセットする入力階調が若干増加している(大きくなっている)。これにより、例えば、入力画像の階調範囲と出力画像の階調範囲を必ずしも合わせる必要がない場合などには、任意の階調範囲(コントラスト比)又は出力特性を得ることができる。なお、図12の例では、ゲインG′はゲインGよりも大きい場合を示すが、これに限定されるものではなく、ゲインG′をゲインGよりも小さくしてもよい。
図13は実施の形態1の画像生成装置10による階調変換処理の制御の第6例を示す説明図である。上述の第1例ないし第5例との違いは、入力画像とフィルタ画像とで階調範囲が異なる(階調を表現するビット数が異なる)点である。
例えば、入力画像が10ビット深度の画像であり、フィルタ画像が8ビット深度の画像であるとした場合、合成画像及び出力画像はビット深度を正規化して求める。以下では、一例として、10ビット深度の入力画像と8ビット深度のフィルタ画像とを合成して10ビット深度の合成画像を生成し、その後8ビット深度の出力画像を生成する場合について説明する。
例えば、入力画像の最小階調をA1、最大階調をA2とすると、入力画像の階調範囲は、A1/1024〜A2/1024となる。また、フィルタ画像の最小階調をB1、最大階調をB2とすると、フィルタ画像の階調範囲は、B1/255〜B2/255となる。
そして、比率(透過率)をαとすると、合成画像の階調範囲は、{(1−α)×A1/1024+α×B1/255}から{(1−α)×A2/1024+α×B2/255}までの範囲となる。ダイナミックレンジは正規化されているので、8ビット深度の出力画像に対する最適な階調補正特性は図13に示すようになる。図13において、入力階調S1={(1−α)×A1/1024+α×B1/255}であり、入力階調S2={(1−α)×A2/1024+α×B2/255}である。なお、入力階調S1以下の入力階調に対する出力階調は0であり、入力階調S2以上の入力階調に対する出力階調は255である。入力階調S1、S2の求め方は、ゲインG及びオフセットFによって求めることができるが、上述のように一般化することもできる。
次に、最適な階調変換特性(LUT変換部15の出力値)の一般的な算出方法について説明する。入力画像を解像度(H×V)のLビットのRGBデータとし、座標(i、j)の画素におけるRGBの階調値それぞれをaR(i、j)、aG(i、j)、aB(i、j)とする。ここで、1≦i≦H:水平、1≦j≦V:垂直とする。ビット深度で正規化したRGBの階調レベルをそれぞれAR(i、j)、AG(i、j)、AB(i、j)とすると、AR(i、j)、AG(i、j)、AB(i、j)は、それぞれ式(1)ないし式(3)で表すことができる。
Figure 2012230635
同様に、フィルタ画像を解像度(H×V)のMビットのRGBデータとし、座標(i、j)の画素におけるRGBの階調値それぞれをbR(i、j)、bG(i、j)、bB(i、j)とする。ここで、1≦i≦H:水平、1≦j≦V:垂直とする。ビット深度で正規化したRGBの階調レベルをそれぞれBR(i、j)、BG(i、j)、BB(i、j)とすると、BR(i、j)、BG(i、j)、BB(i、j)は、それぞれ式(4)ないし式(6)で表すことができる。
入力画像とフィルタ画像とを比率(透過率)αでアルファブレンド処理して同じ解像度(H×V)のNビットのRGBデータとして合成画像を生成するとき、合成画像の座標(i、j)の画素におけるRGBの階調値それぞれをcR(i、j)、cG(i、j)、cB(i、j)とする。ここで、1≦i≦H:水平、1≦j≦V:垂直とする。ビット深度で正規化したRGBの階調レベルをそれぞれCR(i、j)、CG(i、j)、CB(i、j)とすると、CR(i、j)、CG(i、j)、CB(i、j)は、それぞれ式(7)ないし式(9)で表すことができる。
Figure 2012230635
また、CR(i、j)、CG(i、j)、CB(i、j)については、式(10)ないし式(12)の関係が成り立つ。
入力画像A(i、j)は任意の画像であり、想定される階調範囲は、例えば、全範囲0≦A(i、j)≦1である。なお、予め階調範囲が決められている場合には、全範囲ではなく決められた範囲とすることができる。また、フィルタ画像B(i、j)は、ユーザが予め設定(選択)することができる画像であり、階調範囲は固有のX≦B(i、j)≦Yとすることができる。また、比率(透過率)αもユーザが任意に設定することができる値Z(α=Z)である。
すなわち、合成画像C(i、j)の階調範囲は、前述のX、Y、Zを用いて、式(13)のように求めることができる。すなわち、合成画像の未使用階調範囲(ダイナミックレンジの損失範囲)は、0から{(1−Z)×0+Z×X}まで、及び{(1−Z)×1+Z×Y}から1までの範囲となるため、入力画像の階調範囲と出力画像の階調範囲とが等しくなるようにするには、図6、図8、図10〜図13に示すような階調特性となるようにLUT変換部15の出力値を書き換えればよい。
また、入力画像の階調範囲が全範囲ではなく、任意の階調範囲P≦A(i、j)≦Qである場合、同様の方法で合成画像の未使用階調範囲を0から{(1−Z)×P+Z×X}まで、及び{(1−Z)×Q+Z×Y}から1までの範囲とすることができる。なお、X、Y、P、Q、Zの範囲は、正規化値なので0〜1の範囲の値となる。
また、任意の階調範囲P≦A(i、j)≦Qが時間的に変化する場合には、随時最適な出力値を算出してLUT変換部15の出力値を書き換えることができる。
上述のとおり、制御部13は、LUT変換部15のルックアップテーブルの出力階調値を書き換えることにより所定の条件を変更して階調変換処理(階調補正処理)を制御する。これにより、専用のハードウエア等を必要とすることなく、階調補正を行う既存のルックアップテーブルの出力値を書き換えるだけで、画像合成時のダイナミックレンジの損失を容易に補うことができる。
また、操作部16により、比率を所望の任意の値(0〜1)に設定することができる。これにより、所望の比率で画像を合成した場合でも、比率に基づいて階調変換処理の制御が行われるので、比率の大小に関わらず、入力画像のダイナミックレンジを再現することができる。
画像表示装置20は、階調輝度テーブル21、出力画像を表示する液晶パネル22などを備える。液晶パネル22は、例えば、一対のガラス基板が対向配置され、その間隙内に液晶物質である液晶層が形成された構造を有し、一方のガラス基板には複数の画素電極と、画素電極の夫々にドレインを接続したTFTとが、他方のガラス基板には共通電極が設けてある。TFTのゲート及びソースは、夫々ゲートドライバ及びソースドライバの各出力段に順次接続されている。
液晶パネル22は、ゲートドライバから入力されたゲート信号によって各画素のTFTのオン・オフが制御され、ソースドライバから入力される出力電圧(表示パネル1への入力レベル)をオン期間に各画素のTFTに印加することにより、液晶物質の電気光学特性によって決定される光透過率を制御して映像を階調表示する。
階調輝度テーブル21は、入力階調に対するR(赤)G(緑)B(青)の各輝度値を定めたテーブルである。以下、階調輝度テーブル21について説明する。
図14は本実施の形態の画像表示装置20の階調輝度テーブルの一例を示す概念図である。一般的に、液晶パネル22などの表示画面(モニタ)でのコントラスト比は、1000:1程度になっている。コントラスト比は、最大階調時の最大輝度と最小階調時の最小輝度の比率である。図14中、破線で示す曲線が、いわゆるモニタ(表示画面)の階調輝度特性を示し、階調が0、輝度が0の点からガンマ曲線(例えば、γ=2.2など)に沿って階調の増加とともに輝度が増加している。
本実施の形態の階調輝度テーブル21には、調整手段としてのLUT(ルックアップテーブル)を備え、階調0の輝度を高くすることで、液晶パネル22での階調輝度特性を図14の実線で示すガンマ曲線(例えば、γ=2.2など)に修正して、コントラスト比を50:1程度にする。
紙媒体のコントラスト比は、例えば、新聞が6〜7:1、コピー用紙(再生紙)が10〜11:1、コピー用紙(普通の白紙)が30:1、プリンタ写真用紙が50:1程度である。コントラスト比を50:1以下にすることにより、例えば、合成用画像(フィルタ画像)として紙の「しわ」又は「ムラ」を表した紙模様のものを用いた場合に、出力画像を紙媒体に近い状態で表示することが可能となる。なお、コントラスト比を30:1程度にすることで、一般的な印刷物が通常有するコントラスト比とすることができる。なお、コントラス比の調整では、コントラスト比を50:1以下にすることに限定されず、例えば、100:1などのように、目標とする紙に応じて、当該紙のコントラスト比に近い値に調整することができる。
なお、図14の例では、Yminを上げてコントラス比を調整する構成であったが、これに限定されるものではなく、コントラスト(YmaxとYminの比)を紙に近づければよいので、Ymaxを下げてもよく、Ymaxを下げるとともにYminを上げるようにしてもよい。
上述のように、画像表示装置20であえてコントラスト比を調整する理由は、例えば、以下のとおりである。すなわち、パーソナルコンピュータ(PC)で紙のコントラスト比に応じて画像のコントラスト比を調整したとしても、モニタ(画像表示装置)毎にコントラスト比が異なるため、モニタによっては紙のコントラスト比に合った画像を表示することができない。また、パーソナルコンピュータ(PC)に装備されているグラフィックボードは、現状では8ビットで画像データを処理し、0〜255階調表現しかできない。10ビットで0〜1024階調表現が可能なモニタと比較して、パーソナルコンピュータ(PC)でのコントラスト調整では、損失する階調量が多く、圧縮された画像のグラデーションが荒くなる。また、パーソナルコンピュータ(PC)でコントラスト調整された画像をモニタで表示させる場合、モニタのLUTによって画像の階調補正がさらに行われるため、画像の階調がさらに失われることになる。
次に、本実施の形態の画像生成装置10の動作について説明する。図15は本実施の形態の画像生成装置10によるLUT制御処理の手順を示すフローチャートである。なお、LUT制御処理とは、例えば、LUT変換部15による階調変換処理をアルファブレンド処理時の比率等に連動させて制御する処理である。以下、便宜上処理の主体を制御部13として説明する。
制御部13は、入力画像を取得し(S11)、ユーザが設定又は選択したフィルタ画像を記憶部12から読み出す(S12)。制御部13は、ユーザが設定した(あるいは予め設定済みの)比率αを取得し(S13)、アルファブレンド処理を施して合成画像を生成する(S14)。
制御部13は、比率α及びフィルタ画像の階調範囲(階調幅)に基づいて合成画像の階調範囲(階調幅)を算出する(S15)。制御部13は、合成画像の階調範囲を算出することにより、合成画像のダイナミックレンジの損失分を求めることができる。
制御部13は、合成画像のダイナミックレンジの損失分に応じて、ゲイン補正及びオフセット補正のための階調の伸長処理を行うべく、LUT変換部15の出力階調値を書き換える(S16)。
制御部13は、LUT制御処理が施されたLUT変換部15へ合成画像を出力することにより、合成画像の階調値を変換し、入力画像のダイナミックレンジと一致するダイナミックレンジを有する出力画像を生成し(S17)、処理を終了する。
実使用の想定の一例としては、入力画像はフルスケールを前提とし、フィルタ画像及び比率αは一旦設定すればLUT変換部15の所定の条件も定まるので、ユーザがフィルタ画像の変更あるいは比率αの変更を行わない限り、上述の処理を繰り返す必要はない。
本実施の形態の画像生成装置10は、CPU、RAMなどを備えた汎用コンピュータを用いて実現することもできる。すなわち、図15に示すような各処理手順を定めたコンピュータプログラムをCD、DVD、USBメモリ等のコンピュータプログラム記録媒体に記録しておき、当該記録媒体を読み取り装置(例えば、光ディスクドライブなど)に読み込ませ、当該コンピュータプログラムをコンピュータに備えられたRAMにロードし、コンピュータプログラムをCPUで実行することにより、コンピュータ上で画像生成装置10を実現することができる。
従来、任意の入力画像(元画像)にユーザの所望のフィルタ画像(例えば、紙模様を表した画像)を比率αでアルファブレンド処理を施して合成した場合、合成画像の階調範囲は、{(1−α)×入力画像の階調範囲+α×フィルタ画像の階調範囲}となる。フィルタ画像が紙を模したようなパターンである場合には、フィルタ画像の階調範囲は極端に狭いため、合成画像の階調範囲は、元の入力画像の階調範囲に比べて狭くなる。比率αを大きい値にするほど、合成画像のダイナミックレンジが失われるため、合成画像の画質(彩度あるいはコントラスト比)を考慮すると、比率αを広くすることができないという課題があった。
上述のとおり、本実施の形態では、フィルタ画像の階調範囲及び比率αに基づいて、合成画像のダイナミックレンジの損失分を算出し、算出した損失分だけLUT変換部15のパラメータ(出力値)を伸長処理(ゲイン補正及びオフセット補正)することにより、入力画像(元画像)のダイナミックレンジに忠実な出力画像のダイナミックレンジを実現することができる。本実施の形態では、所望の比率αを設定したときでも、出力画像のダイナミックレンジを入力画像のダイナミックレンジと同等にすることができるので、従来不可能であった比率αを大きい値にした場合でも出力画像の画質を入力画像の画質と同程度にすることができ、入力画像の画質を維持した出力画像を得ることができる。表示装置への入力画像のダイナミックレンジが十分確保できるため、表示装置で紙媒体の低コントラスト比に調整しても、階調表現の劣化を極力避けることができる。
本実施の形態は、アルファブレンド処理を行う少なくとも2つ以上の画像について表示優先度が存在し(例えば、入力画像の表示優先度がフィルタ画像の表示優先度よりも高い)、それぞれ表示優先度の高い画像と低い画像とをアルファブレンド処理して合成する際に、最終出力画像が表示優先度の高い画像(例えば、入力画像)のダイナミックレンジに一致するように比率αに連動したLUT変換部15の階調変換処理(階調補正処理)を制御するものである。
上述の実施の形態では、入力画像のダイナミックレンジをフルスケール(例えば、8ビット深度の画像処理ならば0〜255階調)とし、LUT変換部15(LUT)通過後の出力画像のダイナミックレンジが入力画像のフルスケールに戻るようにLUT制御を行っているが、これに限定されるものではない。例えば、入力画像のダイナミックレンジがフルスケールでない場合、ダイナミックレンジが時間的に変化する場合、あるいはLUT通過後のダイナミックレンジを任意に設定したい場合には、予め(あるいはリアルタイムに)ダイナミックレンジ、あるいは各階調レベルに対する強度(度数)を表すヒストグラムを解析することにより、ダイナミックレンジの損失分を算出してLUT変換部15の制御を行ってもよい。
本実施の形態は、モノクロ(グレーレベル)及びR(赤)G(緑)B(青)に対して適用することができる。R(赤)G(緑)B(青)個別にダイナミックレンジの損失分を算出して個別にLUT制御を行うことにより、出力画像の色合いも含めた補正を行うことができる。
アルファブレンド処理を行う場合に、フィルタ画像は複数(フィルタ画像が動画であれば複数のソース)あってもよく、それぞれのフィルタ画像毎に固有の比率に基づいて合成画像のダイナミックレンジの損失分を算出してLUT変換部15の階調補正処理を制御することもできる。
LUT変換部15は、グラフィックカードなど画像出力装置の出力段LUTをドライバレベル(ソフトウエア)で制御することもでき、あるいは映像表示装置内のASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの画像処理回路によってロジックレベル(ハードウエア)で制御することもできる。
上述の実施の形態では、入力画像のダイナミックレンジに比べてフィルタ画像のダイナミックレンジが狭い場合について説明したが、これに限定されるものではなく、入力画像のダイナミックレンジに比べてフィルタ画像のダイナミックレンジが広い場合についても本実施の形態を適用することができる。この場合、入力画像のダイナミックレンジに比較して合成画像のダイナミックレンジが広くなるときには、合成画像の階調幅を伸長する代わりに圧縮すればよい。また、制御部13は、LUT変換部15の出力階調値に正のオフセットを減算する代わりに加算して補正処理を制御してもよく、あるいは負のオフセットを減算してもよい。
本実施の形態は、所望のパターン画像と所望の入力画像を合成処理する場合に、単に合成画像が元の画像と比べて同じような雰囲気の画像にするだけのものでない。すなわち、本実施の形態では、任意の入力画像と所望のフィルタ画像とをアルファブレンド処理により合成する場合、ユーザがどのような比率を設定したときでも入力画像のダイナミックレンジと出力画像のダイナミックレンジとを一致させることができ、比率をどのように設定した場合でも入力画像の画質を維持した出力画像を得ることができる。
合成画像の画質を元画像と同じようにするためには、階調補正のためのLUT変換を複数回(例えば、2回など)行うことにより、合成画像の画質を元の画像と同じようにすることができる場合も考えられる。しかし、本実施の形態では、LUT変換部15の出力値を、算出したダイナミックレンジの損失分に応じて1回だけ書き換えることにより、入力画像の画質を維持した出力画像を得ることができる。
(実施の形態2)
図16は実施の形態2の画像表示装置30の構成の一例を示すブロック図である。図16に示すように、画像表示装置30は、入力画像及びフィルタ画像121を記憶する記憶部32、画像表示装置30を制御する制御部33、入力画像とフィルタ画像とを合成する合成画像生成手段としての合成画像生成部34、階調補正手段としてのLUT(ルックアップテーブル)変換部35、ユーザが比率(透過率とも称する)の値を設定するための操作部36、階調輝度テーブル37、液晶パネル38などを備える。
なお、記憶部32、制御部33、合成画像生成部34、LUT変換部35、操作部36、階調輝度テーブル37、液晶パネル38は、それぞれ実施の形態1の記憶部12、制御部13、合成画像生成部14、LUT変換部15、操作部16、階調輝度テーブル21、液晶パネル22と同等であるので、説明は省略する。
また、制御部33は、階調値幅を算出する算出手段としての階調範囲算出部331、割合算出手段としてのゲイン算出部332、オフセット算出手段としてのオフセット算出部333などを備える。
なお、階調範囲算出部331、ゲイン算出部332、オフセット算出部333は、それぞれ実施の形態1の階調範囲算出部131、ゲイン算出部132、オフセット算出部133と同等であるので、説明は省略する。
実施の形態2によれば、実施の形態1で説明したのと同様の効果を奏する画像表示装置を実現することが可能となる。なお、画像表示装置としては、例えば、映像表示装置、携帯電話機、タブレットPC、表示画面を有する携帯機器などを含む。
(実施の形態3)
図17は実施の形態3の画像生成装置40の構成の一例を示すブロック図である。実施の形態1の画像生成装置10との違いは、コントラスト調整部17を備える点である。
コントラスト調整部17は、実施の形態1の階調輝度テーブル21のLUTと同様の機能を備えるものである。すなわち、コントラスト調整部17は、モニタなどの画像表示装置において、階調0の輝度を高くするようにLUT変換部15の出力階調を補正することで、モニタ上でのコントラスト比を調整する。
紙媒体のコントラスト比は、例えば、新聞が6〜7:1、コピー用紙(再生紙)が10〜11:1、コピー用紙(普通の白紙)が30:1、プリンタ写真用紙が50:1程度である。コントラスト比を調整することにより、例えば、フィルタ画像として紙の「しわ」又は「ムラ」を表した紙模様のものを用いた場合に、出力画像を紙媒体に近い状態で表示することが可能となる。なお、コントラスト比を30:1程度にすることで、一般的な印刷物が通常有するコントラスト比とすることができる。
10、40 画像生成装置
20、30 画像表示装置
13、33 制御部
131、331 階調範囲算出部
132、332 ゲイン算出部
133、333 オフセット算出部
14、34 合成画像生成部
15、35 LUT変換部
16、36 操作部
17 コントラスト調整部
21、37 階調輝度テーブル

Claims (9)

  1. 第1画像及び第2画像の階調値を任意の比率で重畳させて合成画像を生成する合成画像生成手段を備える画像生成装置において、
    前記合成画像の階調値を所定の条件で変換する階調変換手段と、
    前記合成画像の階調幅を算出する算出手段と、
    該算出手段で算出した階調幅に基づいて前記所定の条件を変更する条件変更手段と
    を備えることを特徴とする画像生成装置。
  2. 前記算出手段は、
    前記比率及び前記第2画像の階調幅に基づいて前記合成画像の階調幅を算出するように構成してあることを特徴とする請求項1に記載の画像生成装置。
  3. 前記条件変更手段は、
    前記合成画像の階調幅が前記第1画像の階調幅になるよう該合成画像の階調幅を伸長又は圧縮すべく前記所定の条件を変更するように構成してあることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像生成装置。
  4. 前記階調変換手段は、
    入力階調値を出力階調値へ変換するルックアップテーブルを有し、
    前記条件変更手段は、
    前記ルックアップテーブルの出力階調値を書き換えることにより前記所定の条件を変更するように構成してあることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の画像生成装置。
  5. 前記階調変換手段で階調値を変換して得られた出力画像のコントラスト比を調整する調整手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の画像生成装置。
  6. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の画像生成装置と、該画像生成装置で階調値を変換して得られた出力画像を表示する画像表示装置とを備える画像生成システムにおいて、
    前記画像表示装置は、
    前記出力画像のコントラスト比を調整する調整手段を備えることを特徴とする画像生成システム。
  7. 第1画像に第2画像を任意の比率で重畳させて合成画像を生成する画像表示装置において、
    前記合成画像の階調値を所定の条件で変換する階調変換手段と、
    前記合成画像の階調幅を算出する算出手段と、
    該算出手段で算出した階調幅に基づいて前記所定の条件を変更する条件変更手段と、
    前記階調変換手段で階調値が変換された出力画像のコントラスト比を調整する調整手段と
    を備えることを特徴とする画像表示装置。
  8. コンピュータに、第1画像及び第2画像の階調値を任意の比率で重畳させて合成画像を生成させるためのコンピュータプログラムにおいて、
    コンピュータに、
    前記合成画像の階調値を所定の条件で変換するステップと、
    前記合成画像の階調幅を算出するステップと、
    算出した階調幅に基づいて前記所定の条件を変更するステップと
    を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  9. 第1画像及び第2画像の階調値を任意の比率で重畳させて合成画像を生成する合成画像生成手段を備える画像生成装置による画像生成方法において、
    前記合成画像の階調値を所定の条件で変換するステップと、
    前記合成画像の階調幅を算出するステップと、
    算出された階調幅に基づいて前記所定の条件を変更するステップと
    を含むことを特徴とする画像生成方法。
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