JP2012228866A - ベルト清掃装置 - Google Patents

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瑛 原
Katsuto Odaka
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Abstract

【課題】
本発明は、印刷機用のデリバリ装置のベルトの表面に付着したパウダーを清掃するベルト清掃装置にあって、長期にわたって安定した清掃効果が得られるベルト清掃装置を実現する。
【解決手段】 ベルト2に、ブレード11を押し当てて、ブレード11によってベルト2の表面を清掃するベルト清掃装置1であって、ベルト2を案内するガイドローラ3と組み合わされて配置されるサポートベース32と、サポートベース32に取り付けられ、ブレード11をベルト2に押し当てまたはベルトから離す進退動作をするブレード進退機構と、ベルト2に付着した異物Rに対して、ブレード11を逃がす逃がし機構から構成され、進退機構は、ブレード11をベルト2に押し当てるとともに、逃がし機構はブレード11をブレード11に沿った方向に逃がすベルト清掃装置とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、印刷機の排出部のデリバリ装置の搬送ベルトの表面を清掃するベルト清掃装置に関するものである。
枚葉印刷機は、印刷用紙を供給するフィーダ装置、印刷用紙に実際に印刷を行う印刷ユニットおよび印刷が終わった印刷用紙を積み上げるデリバリ装置から構成される。デリバリ装置は、印刷した用紙を印刷ユニットから受け取ってパイルに積み上げる搬送機構を備えている。
搬送機構は、印刷用紙の先導端を保持して移動する移動グリッパと、移動グリッパに保持された印刷用紙の面を補助的に支える搬送ベルト(以下「ベルト」という)から構成される。移動グリッパとベルトは共同して印刷ユニットからパイルまで印刷用紙を運搬する。
ベルトの重要な機能は、印刷用紙を汚さないように支持することにある。両面印刷された印刷用紙は、ベルトで支持されている間は、まだ完全にインキが硬化していない。そこで、印刷用紙には、パイルに積まれるまでの間に、パウダーがスプレーされる。そして、ベルトの上の印刷用紙も、パウダーを介して支持される。
ベルトの表面は最初は平滑に仕上げられている。しかし、使用している間に、ベルトの表面には余分なパウダーをはじめいろいろな異物が付着する。ベルトの表面に異物が付着すると、ベルトの表面の平滑さが失われ、印刷用紙を汚損する。従って、ベルトの表面は、常に清浄に維持されなければならない。ベルトの清浄な状態を維持するには、作業者が頻繁に手作業によってベルトの表面を拭き取るか、または信頼できるベルト清掃装置によって清掃する。
特許文献1には、印刷機の排出部の搬送ベルトを清掃するベルト清掃装置が記載されている。このベルト清掃装置は、ベルトのパスにムートン(羊の毛皮)を巻いたローラを押しあてて清掃を行うようになっている。そしてムートンに付着したパウダーは、スクレーパによってはらい落とし、ムートンの表面状態を維持するようになっている。ムートンは、ベルトの清掃効果が高い。しかし、実際には、ムートンは、安定した清掃効果を維持するのが難しい。ベルトに付着する異物はパウダーだけではなく、インキや紙粉が混じっている場合がある。ムートンにインキが付着した場合は、スクレーパでは除去できないことが多く、ムートンの交換が必要になる。
特許文献2には、ブラシや布などの拭き取り体を使用したベルト清掃装置が示されている。ブラシや布を組み合わせると、良好なベルトの清掃効果が得られる。しかし、ブラシは、先に説明したムートンと同様に、長期間性能を維持するのが難しい。ブラシや布は、パウダーの目詰まりに弱く、頻繁に交換や保守が必要である。
特許文献3には、電子写真印刷機の感光体の表面をブレードによって掻き取る構造の清掃装置が記載されている。ブレードは、布やブラシに比べれば、目詰まりがないので、長期にわたって安定した清掃が行える利点がある。しかし、ここに示された清掃装置は、感光体の表面に、予期しない異物が付着していた場合にうまく動作しない。この清掃装置をベルト清掃装置に使用した場合は、予期しない異物が強くベルトに付着していたり、ベルトの速度が急に変化した場合などは、ブレードに異常な力が加わったり、最悪の場合はベルトの表面にスクラッチを生じさせたりする。印刷機のデリバリベルトに付着する異物は、大部分はブレードによって除去可能なパウダーであるが、インキ、紙粉またはそれらとパウダーが混じったものが付着することもある。また、場合によっては、ベルトの表面の偏摩耗や部分摩耗あるいは傷などがいわゆる予期しない異物となる場合もある。
特許文献4には、ブレードを使用したベルトコンベアのベルトの清掃装置が記載されている。特許文献4の装置は、予期しない異物によって、ブレードに異常な力が加わった場合は、ブレードが逃げるように、2本の板バネで支えられている。この構造は、前述の特許文献3のベルト清掃装置の欠点を幾分解消している。しかし、特許文献4に記載されたベルトコンベアのベルト清掃装置のブレードの支持機構は、ブレードがベルトの表面にほぼ垂直に当たる構造に向いている。また、ブレードが異物から逃げるときに、異物の高さによってベルトに対するブレードの傾き角度が変わる。このため、ブレードが逃げから復帰したときに、ブレードは、ベルトの表面に衝突する。これは、ベルトを損傷させる原因になるほか、ブレードの不規則な振動による清掃不良の原因になる。
特開2008−302561号公報 特開2008−213183号公報 特開平9−237021号公報 特開2002−46851号公報
従来の印刷機のデリバリ装置のベルト清掃装置は、長期わたって安定した性能が得られないという課題があった。この原因は、従来のベルト清掃装置が、布やブラシによるものであるからである。また、ブレードを使用したベルト清掃装置も考えられるが、従来の清掃装置は、常に安定してベルトの表面にブレードをあて、かつベルトの表面の予期しない異物に対して安全に逃げる構造になっていなかった。
本発明は、印刷機用のベルト清掃装置にあって、長期にわたって安定した清掃効果が得られるベルト清掃装置を実現する。
本発明は、印刷機のデリバリ装置のベルトに、ブレードを押し当てて、前記ブレードによって前記ベルトの表面を清掃するベルト清掃装置であって、前記ベルトを案内するガイドローラと組み合わされて配置されるサポートベースと、前記サポートベースに取り付けられ、前記ブレードを前記ベルトに押し当てまたは前記ベルトから離す進退動作をするブレード進退機構と、前記ベルトに付着した異物に対して、前記ブレードを逃がす逃がし機構から構成され、前記進退機構は、前記ブレードを前記ベルトに押し当てるとともに、前記逃がし機構は、前記ブレードを前記ブレードに沿った方向に逃がすことを特徴とするベルト清掃装置としたものである。
また、本発明は、
(1)前記ブレード進退機構は、前記ベルトの移動に対して、前記ブレードがくい込む方向の角度で前記ブレードを前記ベルトに押し当てること。
(2)前記逃がし機構は、前記ブレードを交差しない複数の回転動作可能なアームで支持したこと。
(3)前記逃がし機構は、前記ブレードをレールに沿って移動可能な可動ブロックで支持したこと。
(4)前記サポートベースは、前記ガイドローラと一体に組み合わされており、前記ガイドローラの位置が移動する場合は、前記サポートベースが前記ガイドローラの移動に追従すること。
(5)前記ブレードの前記ベルトへの接触する部分の硬さは、前記ベルトの表面の硬さよりもやわらかいこと。
(6)前記ブレードは、板ばねとしての復元力のある板状ブレードであり、前記ブレード進退機構は、前記ブレードの復元力に逆らって前記ベルトの表面に前記ブレードを押し付けること
(7)前記進退機構は、前記ガイドローラの上で前記ブレードを前記ベルトに押し当てること。
(8)前記進退機構は、前記ガイドローラを通過する前のベルトの上で前記ブレードを前記ベルトに押し当てること。
(9)前記進退機構は、前記ガイドローラを通過した後のベルトの上で前記ブレードを前記ベルトに押し当てることの概念を含む。
本発明によるベルト清掃装置は、ベルトにブレードを押し当てる形式の清掃装置であって、ベルトの表面に、ブレードでの除去が困難な予期しないような異物があっても、ブレードを異物から逃がすようにした。また、ブレードを逃がす方向を、ベルトとブレードがなす角度と略平行に逃がすようにした。そのため、ベルトの表面に予期しない異物があっても、ブレードは確実に安全に異物から逃げ、かつ逃げから復帰するときに、ブレードがベルトの表面に激しく衝突しない。それにより、ブレードはベルトを損傷することがない。したがって、本発明によるベルト清掃装置は、長期間にわたり、安定した清掃を行うことができる。
図1は、本発明の第1の実施の態様の側面図である。 図2は、本発明の第1の実施の態様の正面図である。 図3は、本発明の第1の実施の態様の動作説明図である。 図4は、逃がし機構の動作説明図である。 図5は、ブレードの摩耗の説明図である。 図6は、第2の実施の態様の説明図である。 図7は、第3の実施の態様の説明図である。 図8は、第1の実施の態様の変形例である。
本発明は、ブレードをガイドローラの上でベルトに押し当てるとともに、異物に対するブレードの逃げ方向を、ベルトとブレードの接触角度と略平行にすることで実現した。
以下に、本発明の実施の態様を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1の実施の態様の側面図であり、図2は、その正面図である。図3は、図1に示した実施の態様の動作説明図である。図1は、図2のX1、X2の線によって切断した断面図である。1は、印刷機のデリバリ装置のベルト清掃装置である。2は、印刷機のデリバリ装置のベルトである。3はガイドローラである。ベルト2は、ガイドローラ3に案内されて、矢印Nで示す方向に走行する。4はガイドローラ3の支軸である。図2において、5は、印刷機のデリバリ装置のフレームであり、6はスライドブロックである。スライドブロック6には、支軸4が取り付けられている。ガイドローラ3は、図示しない回転ベアリングを介して支軸4に回転可能に支持されている。支軸4は回転しない。ガイドローラ3は回転する。
スライドブロック6は、支軸4と組み合わさった状態のままで、フレーム5に対して移動可能である。これは、デリバリ装置において、印刷用紙の搬送に使用される部分のベルト2の有効長さが印刷用紙の長さに応じて調節されるためである。ベルト2は、全体としては長さが変化しないエンドレスのループなので、ベルト2の有効長さが調整された場合は、フレーム5に対するガイドローラ3の位置が変化するようになっている。
7は、支持ブロックである。図1に示すように、支持ブロック7は、第1のブロック8および第2のブロック9によって、支軸4を挟み込んだものである。10はステーである。図1、図2では、支持ブロック7の片側のみ示したが、実際にはベルト2を間に挟んで、ほかの片側にも存在する。図1に示した本発明の実施の態様の構造は、ベルト2を挟んだ対向する側にも存在する。ステー10は、両側の支持ブロック7を結合して構造を強化する。支持ブロック7は、スライドブロック6とともに、フレーム5に対してガイドローラ3が移動すれば、ガイドローラ3と一体となって移動する。
32はサポートベースである。サポートベース32は、支持ブロック7に固定されており、ベルト清掃装置1の大部分の構成要素を支持する。サポートベース32は、支持ブロック7、支軸4との位置関係が固定されている。したがって、サポートベース32は、ガイドローラ3と組み合わされて配置されることになる。サポートベース32の位置と、ガイドローラ3に位置の関係は、サポートベース32が支持ブロック7に取り付けられたときに決定され、フレーム5に対してガイドローラ3が移動しても、その位置関係は変化しない。スライドブロック6が移動すると、ガイドローラ3とサポートベース32は一体となって移動する。
11はブレードである。12は、ブレード11を支える可動プレートである。可動プレート12は、回転軸13を中心に回転動作可能にサポートベース32に支持されている。14は、エアシリンダである。エアシリンダ14の一端は、ピン15によってサポートベース32に固定され、他の一端は、ピン16によって可動プレート12に固定されている。エアシリンダ14が伸びると可動プレート12は、回転軸13を中心に時計方向に回転し、エアシリンダ14が縮むと可動プレート12は、反時計方向に回転する。図1に示す可動プレート12の位置は、反時計方向に回転した位置を示しており、図3は、時計方向に回転した位置を示している。図1において、ブレード11は、ガイドローラ3の上で、ベルト2に押し当てられ、図3においてブレード11は、ベルト2から離れている。可動プレート12、回転軸13及びエアシリンダ14は、ブレード11を、ベルト2に押し当てまたは離す進退動作をするブレード進退機構を構成する。
スライドブロック6が移動すると、ガイドローラ3とサポートベース32は一体となって移動することにより、ブレード11は、フレーム5に対するガイドローラ3の位置にかかわらず、常にガイドローラ3の位置でベルト2に接触することができる。
ブレード11は、留めねじ17によって、サポートバー18に取り付けられている。ブレード11の長さおよびサポートバー18の長さは、ほぼベルト2の幅と同一である。19は、サポートバー支持アームであり、サポートバー18の両端に設けられている。20、21は、アームである。アーム20、21は、サポートバー支持アーム19と可動プレート12を結合する。アーム20、21は、相互に交差しない可動アームである。アーム20、21によって、ブレード11は、可動プレート11に対して、ブレード11に沿った方向にほぼ平行に移動可能である。22は、可動プレート12に設けたストッパである。ストッパ22は、アーム21が、軸23を中心に反時計方向に回転する限度を決定する。24は、引っ張りばねである。引っ張りばね24は、アーム21を、軸23を中心に、常に反時計方向に回転させようとする。その結果、アーム21の反時計方向の回転位置は、ストッパ22によって決定される。
サポートバー支持アーム19、アーム20、21、ストッパ22および引っ張りばね24は、逃がし機構を構成する。逃がし機構は、ベルト2に予期しない異物が付着しているときに、ブレード11が無理に異物を除去しようとせず、ブレード11に沿った方向に逃げるための機構である。
図4は、逃がし機構の動作説明図である。ベルト2の表面に、予期しない異物Rが付着している。図4に示した予期しない異物Rは、説明するために模式的に記載したものであり、大きさや形状は実際のものとは異なる。この予期しない異物Rとは、インキとパウダーが大きく堆積したもの、ベルト2に生じた傷、ベルト2の編摩耗などが含まれる。ベルト清掃装置1が本来除去しなければならない異物は、ベルト2の表面は鏡面で均一であり、わずかにパウダーが乗っているか、または容易に除去可能な程度のわずかに付着したインキである。予期しない異物Rに対してブレード11が逃げない場合は、ブレード11と異物Rが激しく衝突する。ブレード11と異物Rが激しく衝突すると、ベルト2の走行速度が不安定になったり、ベルト2またはブレード11の破損などの不具合の原因となる。
図4に示すように、ブレード11とベルト2が接触する角度は、ベルト2が、矢印Nに示す方向に走行する場合は、ブレード11がベルト2にくい込む方向である。このことによって、ベルト2の表面は、ブレード11のエッジ26によって清掃される。
異物Rは、ブレード11の位置に到達すると、ブレード11をブレード11に沿った方向に押す。そうすると、サポートバー支持アーム19は、アーム20、21によって、25に示すように、ブレード11に沿って、ブレード11とほぼ平行に後退し、ブレード11のエッジ26は、ベルト2の表面から離れる(逃げ動作)。異物Rが、ブレード11を通り過ぎると、引っ張りばね24が、サポートバー支持アーム19を、元の位置に引き戻す。その結果、ブレード11のエッジ26は、再度ベルト2の表面と接触する(復帰動作)。逃げ動作および復帰動作によって移動する構成要素は、アーム20、21で支えられている部分だけなので、逃げ動作で移動する部分の慣性質量が小さい。従って、異物Rがブレード11のエッジ26に衝突しても衝撃が少なく、かつ高速動作が可能である。また、ブレード11の逃げる方向が、ブレード11に沿った方向なので、異物Rの進行方向とブレード11の逃げ方向が一致しているので、ブレード11は容易に逃げることができる。さらに、ブレード11が変形することがなく、また復帰動作のときに、ブレード11とベルト2の接触する角度がくい込み方向であるため、ブレード11のエッジ26は、ベルト2の表面に激しく衝突することがない。逃がし機構は、ブレード11を交差しない複数の回転動作可能なアーム20、21で支持したので、ブレード11をブレード11に沿った方向に逃がすことができ、構造が簡単である。
図5は、ブレードの摩耗の説明図である。図1において、ブレードは、樹脂、金属、木材、竹などを使用することができる。ブレード11は、薄い板であり、それ自身が板ばねとしての復元力を備えていることが望ましい。また、ブレード11は、ベルト2の表面仕上げの材料よりも、硬さが柔らかいのがよい。ブレード11に、板ばねとしての復元力があればより望ましい。サポートバー18側を固定端とし、エッジ26側を自由端として、図5に示すその中間部分27をばねとして利用することができる。すなわち、ブレード11の板ばねとしての復元力に逆らって、エッジ26が、ベルト26の表面に接触するので、中間部分27は、わずかに湾曲する。このことによって、ブレード11のエッジは、常にベルト2の表面に均一に接触する。また、ブレード11の硬さが柔らかい場合は、ブレード11のエッジ26は摩耗する。この摩耗を許すことにより、ブレード11がベルト2の表面にスクラッチをつけることがない。
図5Aは、ブレード11が初期の状態である。図5Bは、ブレード11が摩耗した状態である。ブレード11が摩耗すると、摩耗面28に示すようにベルト2の表面に沿って摩耗する。ブレード11は、摩耗が進行すると、図1に示すストッパ22が、アーム21の回転を阻止する。従って、ブレード11は、ストッパ22によって、ブレード11とベルト2の接触圧が得られなくなった場合に交換する。
また、アーム21の回転がストッパ22によって阻止される状態になる前に、ブレード11を交換してもよい。そのため、ブレード11の中間部分の湾曲を検出する歪センサ29を使用する。すなち、歪センサ29はブレード11がベルト2に接触しているときに、所定の形状で湾曲していることを検出することができる。そして、所定の湾曲が保てない程度にブレード11が摩耗した場合は、交換する。なお、ブレード11のエッジ26の形状は、図5では、当初Aに示す形状で、摩耗が進行するとBの形状になる例を示したが、当初からBに示す形状であってもよい。図1、図3のブレード11は、初期の長い状態を示し、図4では摩耗が進行して、交換直前のブレード11の状態を示している。
また、図1において、30はパウダートレイである。パウダートレイ30は、ブレード11に沿って設けられており、ねじ31によって、サポートベース32に取り付けられている。パウダートレイ30は、ブレード11によって清掃されたパウダーを受ける。
図6は、第2の実施の態様を示したもので、図6Aはブレード11の取り付け構造の側面図、図6Bは、その平面図である。図6の例は、ブレード11の湾曲を調整する例を示す。ブレード11の長さは、ベルト2の幅とほぼ同じである。ベルト2は、印刷機の仕様に応じてさまざまな幅がある。そのため、ブレード11は、短い場合と長い場合がある。ベルト2の幅が広い場合は、ブレード11のエッジ26を、全長にわたって、均一な圧力でベルト2の表面にあてるのが難しい。その場合は、エッジ26とベルト2の表面の接触を調整できるようにするのが良い。図6Aは、サポートバー18は、サポートバー支持アーム19に取り付けられている。
36はブレード抑えである。ブレード11は、ブレード抑え36とサポートバー18の間に、留めねじ17によって固定される。34は、ブレード抑え36に設けた調整ねじである。調整ねじ34は、ブレード11のエッジ26側を押すことができる。調整ねじ34を回せば、ブレード11のエッジ26の部分を、33に示すように変形させることが可能である。図6Bに示すように、調整ねじ34は、ブレード11の長さ方向に沿って、多数設けることができる。調整ねじ34を調整すれば、ブレード11をベルト2の接触させるときに、ブレード11の端の部分36よりも、中央部分37の部分のほうが、わずかに早く接触するようにブレード11を変形させることができる。このようにすると、ベルト2の幅が広く、従ってブレード11の長さが長い場合であっても、均一な接触圧を実現することができる。
図7は、第3の実施の態様の側面図である。40は、レールである。41はレール40と組み合わさった可動ブロックである。レール40および可動ブロック41は、1組の部品として市販されており、直線運動用のベアリングである。レール40は、可動プレート12に固定されている。可動ブロック41は、サポートバー支持アーム39を支え、サポートバー支持アーム39は、サポートバー18を支持する。アーム38、図1のアーム21に相当するもので、ストッパ22と組み合わされて、ブレード11が摩耗した場合の限界位置を決める。図8に示した例は、図1に示したアーム20、21を、レール40、可動ブロック41に変更したものである。レール40、可動ブロック41は、構造は複雑であるが、ブレード11の移動が安定である。
図8は、第1の実施の態様の変形例である。図8では、ブレード11がベルト2に接触する位置について、K、L、Mとして、その変形例を示している。なお、図8においては、回転軸13及び可動プレート12に関連する構成要素のみを示す。可動プレート12は、回転軸13を介して、ガイドローラ3と一体となるように取り付けられる。すなわち、ガイドローラ3が移動すれば、回転軸13もガイドローラ3とともに移動する。従って、ガイドローラ3と回転軸13に位置関係は、常に一定に維持される。
ブレード11がLに示す位置は、図1に示した第1の態様に対応した位置である。この場合のブレード11のベルト2への接触位置は、PLであって、ガイドローラ3の上である。この場合は、ブレード11は、ベルト2の張力に依存しないで、ブレード11の接触状態を維持することができる。
ブレード11が、Kに示す位置は、ベルト2がガイドローラ3を通過する前のベルト2の上に位置であるPKでブレード11をベルト2に押し当てる例を示している。PKの位置は、ベルト2がガイドローラ3に達する前であるので、ブレード11を、ベルト2の弾力を利用しながら接触させることができる。また、PLで示すガイドローラ3の筌の部分は、清掃後の状態となるため、清掃効果の確認が容易である。
ブレード11が、Mに示す位置は、ベルト2がガイドローラ3を通過した後のベルト2の上に位置であるPMでブレード11をベルト2に押し当てる例を示している。PMの位置は、ベルト2がガイドローラ3を通過した後であるので、ブレード11を、ベルト2の弾力を利用しながら接触させることができる。一方、PMで接触させれば、ブレード11で除去した異物は、ブレード11及びブレード11の支持機構に降りかかることがない。そのため、ブレード11の保守が容易である。
1 ベルト清掃装置
2 ベルト
3 ガイドローラ
4 ガイドローラの支軸
5 フレーム
6 スライドブロック
7 支持ブロック
10 ステー
11 ブレード
12 可動プレート
13 回転軸
14 エアシリンダ
18 サポートバー
19 サポートバー支持アーム
20,21 可動アーム
22 ストッパ
24 引っ張りばね
29 歪センサ
32 サポートベース
R 異物

Claims (10)

  1. 印刷機のデリバリ装置のベルトに、ブレードを押し当てて、前記ブレードによって前記ベルトの表面を清掃するベルト清掃装置であって、
    前記ベルトを案内するガイドローラと組み合わされて配置されるサポートベースと、
    前記サポートベースに取り付けられ、前記ブレードを前記ベルトに押し当てまたは前記ベルトから離す進退動作をするブレード進退機構と、
    前記ベルトに付着した異物に対して、前記ブレードを逃がす逃がし機構から構成され、
    前記進退機構は、前記ブレードを前記ベルトに押し当てるとともに、
    前記逃がし機構は、前記ブレードを前記ブレードに沿った方向に逃がすことを特徴とするベルト清掃装置。
  2. 前記ブレード進退機構は、前記ベルトの移動に対して、前記ブレードがくい込む方向の角度で前記ブレードを前記ベルトに押し当てる請求項1のベルト清掃装置。
  3. 前記逃がし機構は、前記ブレードを交差しない複数の回転動作可能なアームで支持したことを特徴とする請求項1に記載のベルト清掃装置。
  4. 前記逃がし機構は、前記ブレードをレールに沿って移動可能な可動ブロックで支持したことを特徴とする請求項1に記載のベルト清掃装置。
  5. 前記サポートベースは、前記ガイドローラと一体に組み合わされており、前記ガイドローラの位置が移動する場合は、前記サポートベースが前記ガイドローラの移動に追従することを特徴とする請求項1に記載のベルト清掃装置。
  6. 前記ブレードの前記ベルトへの接触する部分の硬さは、前記ベルトの表面の硬さよりもやわらかいことを特徴とする請求項1に記載のベルト清掃装置。
  7. 前記ブレードは、板ばねとしての復元力のある板状ブレードであり、前記ブレード進退機構は、前記ブレードの復元力に逆らって前記ベルトの表面に前記ブレードを押し付けることを特徴とする請求項1に記載のベルト清掃装置。
  8. 前記進退機構は、前記ガイドローラの上で前記ブレードを前記ベルトに押し当てることを特徴とする請求項5に記載のベルト清掃装置。
  9. 前記進退機構は、前記ガイドローラを通過する前のベルトの上で前記ブレードを前記ベルトに押し当てることを特徴とする請求項5に記載のベルト清掃装置。
  10. 前記進退機構は、前記ガイドローラを通過した後のベルトの上で前記ブレードを前記ベルトに押し当てることを特徴とする請求項5に記載のベルト清掃装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102398537B1 (ko) * 2021-12-14 2022-05-16 주식회사 시에스언리밋 오링 성형 보조물 제거장치

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