JP2012225945A - レンズ駆動装置及びこれを備えたカメラモジュール - Google Patents

レンズ駆動装置及びこれを備えたカメラモジュール Download PDF

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和昭 染矢
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浩司 西川
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Abstract

【課題】磁性板が予め設定された光軸方向に対して周方向に傾くことを抑制したレンズ駆動装置、及びこれを備えたカメラモジュールを提供する。
【解決手段】レンズ駆動装置は、レンズからの光を通すための開口穴が設けられた基部を有するベース30と、このベース30に取り付けられるケースと、ベース30とケースとによって形成される内部空間に収納されるとともにレンズを保持するホルダと、ホルダに固定される磁石と、ベース30に固定されるとともにレンズの径方向において磁石と対向する磁性板70とを備えている。そしてベース30には、周方向において磁性板70の周方向の一方側の面のみと当接することにより、この磁性板70の周方向の位置を決める第1位置決め部31dが設けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、ベースと、このベースに取り付けられるケースと、ベースとケースとによって形成される内部空間に収納されるとともにレンズを保持するホルダと、ホルダに固定される磁石と、レンズの径方向において磁石と対向する磁性板とを備えるレンズ駆動装置及びこれを備えたカメラモジュールに関する。
近年、携帯電話に搭載されるカメラは、高画素化が進み、オートフォーカスが必須の機能となっている。そこで、このカメラのオートフォーカスを行うため、携帯電話にはレンズ駆動装置が搭載されている。一方、携帯電話の薄型化及び小型化に伴い、レンズ駆動装置に与えられるスペースを縮小する要求が高まっている。この要求に対応するため、レンズ駆動装置のレンズを駆動させる構造としては、例えば、特許文献1のようなボイスコイル型の構造が採用されている。このボイスコイル型の構造は、一般的なステッピングモータを用いた構造と比較して、構成を簡略化できるため、レンズ駆動装置の小型化を達成できることが知られている。
上記のボイスコイル型の構造では、レンズを保持するホルダ側にコイルを装着するとともに、ベース側に磁石を装着し、コイルに電流を印加することで生じる電磁駆動力によって、ホルダをレンズの光軸方向に移動している。また、ホルダをばね部材で支えるとともに、このばね部材をコイルへの給電用に共用し、ホルダから配線が引き出されないように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
この構成によれば、コイルへ給電するための配線がホルダから引き出されないため、レンズの移動の際に、配線に不要な振動や張力が加わることにより配線が破損してしまう問題を抑制することができる。しかし、その反面、この構成では、ばね部材の構造が複雑であるため、レンズ駆動装置の製造時の歩留まりが低下しやすい問題が生じる。
このような問題を解消するための構成として、ホルダ側に磁石を装着し、ベース側にコイルを装着する構成が考えられる。この構成では、ホルダに配線を施す必要がないため、レンズの移動時における配線の破損を抑制するとともに、ばね部材を削除することによるレンズ駆動装置の構成の簡素化を図ることができる。
特開2004−280031号公報
ところで、上述のホルダ側に磁石を装着し、ベース側にコイルを装着する構成のレンズ駆動装置では、コイルへの通電によって発生するコイルと磁石との間の磁力によりホルダが光軸方向に移動するようになる。このホルダの光軸方向の移動に伴い、レンズが光軸方向に移動するようになる。また、このレンズ駆動装置には、ホルダの光軸方向の移動をガイドするためのガイドシャフトが設けられている。具体的には、ホルダに設けられた光軸方向に貫通する挿通孔にガイドシャフトが挿入されている。また、このレンズ駆動装置では、重力の作用によるホルダの鉛直方向の上方への移動と鉛直方向の下方への移動との駆動差を抑制するため、磁石の径方向に対向する位置に磁性板が配置されている。この構成により、磁石及びこの磁石が固定されるホルダが磁性板側に磁気吸引されるため、ホルダとガイドシャフトとを圧接した状態に維持することができるようになる。したがって、ホルダとガイドシャフトとの圧接が重力に対する抵抗となるため、上記鉛直方向における駆動差を抑制することができるようになる。
しかしながら、上記レンズ駆動装置のような小型の電子部品においては、このレンズ駆動装置を構成する部品である磁性板も非常に小さいものとなる。したがって、磁性板を磁石に対して正確に配置することが困難であり、例えば、磁性板がレンズを径方向から取り囲む方向である周方向に傾いた状態にて取り付けられてしまう場合がある。この場合には、磁石と磁性板との磁気作用により、ホルダが磁性板の上記傾きに応じて傾いた状態にて移動してしまう場合がある。これにより、レンズの光軸が、予め設定された光軸の方向とは異なる方向となってしまう場合がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、磁性板が周方向に傾くことを抑制したレンズ駆動装置、及びこれを備えたカメラモジュールを提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、レンズからの光を通すための開口穴が設けられた基部を有するベースと、このベースに取り付けられるケースと、前記ベースと前記ケースとによって形成される内部空間に収納されるとともに前記レンズを保持するホルダと、前記ホルダに固定される磁石と、前記ベースに固定されるとともに前記レンズの径方向において前記磁石と対向する磁性板とを備え、前記ホルダが前記レンズの光軸方向に移動するレンズ駆動装置において、前記ベースまたは前記ケースには、前記レンズを前記径方向から取り囲む方向である周方向において前記磁性板の前記周方向の一方側の面のみと当接することにより、この磁性板の前記周方向の位置を決める周方向位置決め部が設けられ、前記周方向位置決め部における前記磁性板と当接する面は、前記光軸方向に沿って延びることを要旨とする。
この発明によれば、周方向位置決め部の光軸方向に沿った面に磁性板が当接することにより、磁性板は上記面に沿って配置されるようになる。したがって、同周方向位置決め部が設けられていない場合と比較して、磁性板の周方向への傾きを抑制することができるようになる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のレンズ駆動装置において、前記周方向位置決め部は、前記光軸方向に離間して複数設けられるとともに、前記周方向位置決め部の前記面は前記周方向において互いに略同位置に配置されることを要旨とする。
この発明によれば、ベースに周方向位置決め部がレンズの光軸方向に離間して複数設けられるとともに、これら周方向位置決め部の磁性板と当接する面が周方向において互いに略同位置に設けられることにより、この周方向位置決め部が光軸方向において1つのみ設けられる場合と比較して、磁性板の周方向への傾きを抑制することができるようになる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のレンズ駆動装置において、前記ベースまたは前記ケースには、前記磁性板の径方向の面と当接することにより前記磁性板の前記径方向の位置を決定する径方向位置決め部が設けられることを要旨とする。
この発明によれば、径方向位置決め部により、磁性板と磁石との径方向の距離を正確に設定することができるようになる。したがって、磁性板と磁石との径方向の距離のばらつきによるホルダの径方向の付勢力のばらつきを抑制することができるようになる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のレンズ駆動装置において、前記基部には、前記光軸方向に向かい延びる複数の支柱部が前記周方向に離間して複数設けられ、前記複数の支柱部には、これら支柱部を前記径方向の外方から取り囲むように導電線が巻回することによりコイルが形成され、前記周方向に隣り合う前記支柱部には、これら支柱部を互いに連結する連結部が設けられ、前記周方向位置決め部は、前記連結部に設けられることを要旨とする。
この発明によれば、連結部が周方向に隣り合う支柱部を結ぶことにより、これら支柱部の強度が向上するようになる。これにより、コイルを支柱部に加わる外力に対して支柱部が倒れることを抑制することができるようになる。そして、連結部に周方向位置決め部が設けられるため、基部から光軸方向に離間した位置に周方向位置決め部が設けられる場合において、周方向位置決め部同士を光軸方向に連結する形状をベースに別途成形することが省略されるようになる。したがって、ベースの形状を簡単化することができるようになる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のレンズ駆動装置において、前記連結部は、前記支柱部の前記光軸方向における前記基部側に設けられた第1連結部と、前記支柱部の前記光軸方向における前記基部側とは反対側に設けられた第2連結部とを有し、前記第1連結部及び前記第2連結部には、前記周方向位置決め部がそれぞれ設けられることを要旨とする。
この発明によれば、第1連結部及び第2連結部のそれぞれに周方向位置決め部を設けるため、ベースの形状を簡単化することができるようになる。
ところで、周方向位置決め部を光軸方向に複数設ける場合では、これら周方向位置決め部を光軸方向に連結する部位及びベースと周方向位置決め部とを連結する部位とが必要となる。しかしながら、これら部位を構成する場合、ベースの形状が複雑になってしまう問題がある。その点において、第1連結部及び第2連結部のそれぞれに周方向位置決め部を設けるため、上述の各部位を省略することができるようになる。したがって、ベースの形状の簡単化を図ることができるようになる。
請求項6に記載の発明は、請求項4または請求項5に記載のレンズ駆動装置において、前記径方向位置決め部は、前記連結部の前記径方向の外方の側面であることを要旨とする。
この発明によれば、連結部の側面が径方向位置決め部を兼ねる構成であるため、ベースに径方向位置決め部の専用の形状を設けることを省略することができる。したがって、ベースの形状を簡単化することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のレンズ駆動装置において、前記径方向位置決め部は、前記第1連結部の前記径方向の外方の側面及び前記第2連結部の前記径方向の外方の側面であることを要旨とする。
この発明によれば、第1連結部の側面及び第2連結部の側面の両面にて磁性板の径方向の面を当接することとなり、磁性板の径方向への傾きを抑制することができるようになる。その上、第1連結部及び第2連結部のそれぞれが径方向位置決め部を兼ねる構成であるため、ベースに径方向位置決め部の専用の形状を設けることを省略することができる。したがって、ベースの形状を簡単化することができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載のレンズ駆動装置を搭載したカメラモジュールであることを要旨とする。
この発明によれば、レンズ駆動装置を好適にカメラモジュールに適用することができるようになる。
本発明によれば、磁性板が周方向に傾くことを抑制したレンズ駆動装置、及びこれを備えたカメラモジュールを提供することができる。
本発明に係るレンズ駆動装置を具体化した第1の実施形態について、同レンズ駆動装置の分解斜視構造を示す斜視図。 同実施形態のレンズ駆動装置について、(a)ベースの斜視構造を示す斜視図、(b)(a)の一点鎖線C1の拡大構造を示す拡大図、(c)(a)の一点鎖線C2の拡大構造を示す拡大図。 同実施形態のレンズ駆動装置について、ベースに磁性板が取り付けられた状態の側面構造を示す側面図。 同実施形態のレンズ駆動装置について、同レンズ駆動装置の一部の断面構造を示す断面図。 同実施形態のレンズ駆動装置について、移動体と磁性板との配置関係を示す上面図。 同実施形態のレンズ駆動装置について、(a)移動体がホームポジションに位置する状態の断面構造を示す断面図、(b)移動体がオンフォーカス位置に位置する状態の断面構造を示す断面図。 同実施形態のレンズ駆動装置を搭載したカメラモジュールの構成を示す模式図。 本発明に係るレンズ駆動装置を具体化した第2の実施形態について、(a)ケースの斜視構造を示す斜視図、(b)ケースの下方側の斜視構造を示す斜視図。 同実施形態のレンズ駆動装置について、(a)ケースに磁性板を取り付けた状態の下方側の斜視構造を示す斜視図、(b)ケースに磁性板を取り付けた状態の下面構造を示す下面図。 同実施形態のレンズ駆動装置について、同レンズ駆動装置の断面構造を示す断面図。 本発明に係るレンズ駆動装置を具体化したその他の実施形態について、(a)ベースの斜視構造を示す斜視図、(b)ベースに磁性板を取り付けた状態における側面構造を示す側面図。 本発明に係るレンズ駆動装置を具体化したその他の実施形態について、ベースの側面構造を示す側面図。 本発明に係るレンズ駆動装置を具体化したその他の実施形態について、ベースの側面構造を示す側面図。 本発明に係るレンズ駆動装置を具体化したその他の実施形態について、ベースの側面構造を示す側面図。 本発明に係るレンズ駆動装置を具体化したその他の実施形態について、(a)レンズ駆動装置の側面構造を示す側面図、(b)ケースに磁性板が取り付けられた状態の断面構造を示す模式断面図。 本発明に係るレンズ駆動装置を具体化したその他の実施形態について、(a)ケースに磁性板が取り付けられる態様の斜視構造を示す斜視図、(b)ケースに磁性板が取り付けられた状態の側面構造を示す側面図。 本発明に係るレンズ駆動装置を具体化したその他の実施形態について、(a)ケースの下面構造を示す下面図、(b)ケースに磁性板が取り付けられた状態の下面構造を示す下面図。 本発明に係るレンズ駆動装置の比較例について、(a)ベースに磁性板が取り付けられた状態の側面構造を示す側面図、(b)磁性板とホルダとの関係を示す模式図。 本発明に係るレンズ駆動装置の比較例について、ベースに磁性板が取り付けられた状態の第1位置決め部付近の上面構造を拡大した拡大図。 本発明に係るレンズ駆動装置の比較例について、ケースに磁性板が取り付けられた状態の径方向凹部付近の下面構造を拡大した拡大図。
(第1の実施形態)
図1〜図7を参照して、本発明に係るレンズ駆動装置を携帯電話に搭載されるカメラのオートフォーカスに用いられるレンズ駆動装置として具体化した第1の実施形態について説明する。以降では、予め設定されたレンズの光軸に沿った方向を「光軸方向」といい、レンズの径方向を「径方向」といい、レンズを径方向から取り囲む方向を「周方向」という。また、レンズ駆動装置1の光軸方向において、ベース30が配置される側を「下方」とし、ケース40が配置される側を「上方」とする。そして、レンズ駆動装置1の径方向において、光軸に向かう側を「内方」とし、光軸から離れる側を「外方」とする。
まず、図1を参照して、レンズ駆動装置1の全体構成について説明する。
図1に示すように、レンズ駆動装置1は、レンズ駆動装置1が搭載される機器に固定される固定体1Bに、この固定体1Bに対してレンズの光軸方向に移動可能な移動体1Aが収納されることにより構成されている。そして、レンズ駆動装置1は、移動体1Aの光軸方向の移動に伴いレンズが光軸方向に移動することにより、カメラのオートフォーカスを行っている。また、本実施形態のレンズ駆動装置1は、光軸方向の平面視において、約8.5mmの正方形に形成されており、レンズ駆動装置1の光軸方向の高さが、約3mmに形成されている。
移動体1Aは、レンズ(不図示)を保持する円筒形状のレンズホルダRHと、平面視において略八角形のホルダ10と、板状の磁石20とにより構成されている。具体的には、ホルダ10の中央部において、同ホルダ10を光軸方向に貫通するとともに平面視において円形の貫通孔である開口部11にレンズホルダRHが固定されている。またホルダ10の径方向の外方には、互いに周方向に一定の距離を介して、磁石20が4個固定されている。また、これら磁石20は、ネオジウム磁石(Ne-Fe-B)が用いられている。
固定体1Bは、レンズ駆動装置1の外枠を構成するベース30及びケース40と、移動体1Aの光軸方向の移動を支持する2つの円柱形状のシャフト50,51と、電流が印加されることにより磁場を形成するコイル60と、2つの長方形の板状の磁性板70,71とにより構成されている。
具体的には、ベース30には、レンズ駆動装置1の外枠の下面を構成する平面視において中央部にレンズからの光を通すための開口部31aを有する略正方形状の基部31が設けられている。この基部31の4隅には、基部31から光軸方向に沿って延設される支柱部32が設けられている。基部31の周縁を構成する各辺のうちの2箇所の中央位置には、2個の磁性板70,71が固定されている。
支柱部32には、これら4つの支柱部32を周方向に取り囲むように導電線が複数回直巻されることによりコイル60が形成されている。このコイル60は、周方向の一方向に向かい巻回される第1コイル61と、この第1コイル61とは周方向に対して反対方向に向かい巻回される第2コイル62とから構成されている。
ケース40には、レンズ駆動装置1の外枠の上面を構成するとともに、中央部に平面視において略円形の中央開口部41aを有する略正方形状の天板41が設けられている。この天板41の外周縁には、天板41から光軸方向の下方に向かい延びるとともにレンズ駆動装置1の外枠の側面を構成する側板42が設けられている。このケース40は、コイル60の径方向の外方を外囲するようにベース30に取り付けられる。
側板42には、磁性板70,71を収納する切欠部43がそれぞれ設けられている。磁性板70,71は、ベース30にケース40が取り付けられた後、切欠部43にそれぞれ収納するようにベース30に取り付けられている。
次に、図2を参照して、ベース30の構造について説明する。本実施形態のベース30は、樹脂材料を射出成形することにより単一部材として構成されている。
図2(a)に示すように、ベース30には、周方向に隣り合う支柱部32をそれぞれ連結する上方連結部33及び下方連結部34が設けられている。上方連結部33は、支柱部32の光軸方向の上端同士を連結している。下方連結部34は、支柱部32の光軸方向の下端同士を連結している。そして下方連結部34は、基部31から光軸方向の上方に突出するように設けられている。
4つの支柱部32のうちの一の支柱部32aの光軸方向の上端には、他の支柱部32の光軸方向の上端より径方向の内方に突出する上方突出部35(図2(a)中の斜線領域)が設けられている。この上方突出部35は、支柱部32と上方連結部33とのそれぞれに連結している。この上方突出部35には、シャフト50を受ける支柱側シャフト受部36が設けられている。
基部31における支柱側シャフト受部36と径方向及び周方向に対応する位置には、シャフト50を受ける基部側シャフト受部37が設けられている。したがって、シャフト50は、支柱側シャフト受部36及び基部側シャフト受部37によって光軸方向の2箇所にて受けられている。また基部31におけるシャフト51(図1参照)が配置されるところには、基部側シャフト受部38が設けられている。シャフト51は、基部側シャフト受部38のみによって受けられている。
また、基部31の側面31bのうちの2辺には、磁性板70,71を載置するための載置部31cが設けられている。この載置部31cは、基部31の上面よりも光軸方向の上方に突出し、下方連結部34より径方向の外方に突出するように設けられている。
これら載置部31cの周方向に隣接する位置には、磁性板70,71に周方向に当接することによって、磁性板70,71の周方向の位置を決める第1位置決め部31dがそれぞれ設けられている。これら第1位置決め部31dは、下方連結部34の外側面34aから径方向の外方に突出する突形状にてそれぞれ形成されている。
上方連結部33において、これら第1位置決め部31dの周方向の位置と同じ位置には、磁性板70,71に周方向に当接することによって、磁性板70,71の周方向の位置を決める第2位置決め部31eがそれぞれ設けられている。これら第2位置決め部31eは、上方連結部33の外側面33aから径方向の外方に突出すると突形状にてそれぞれ形成されている。また第2位置決め部31eは、上方連結部33の外側面33aの光軸方向に亘り設けられている。
図2(b)及び図2(c)に示すように、載置部31cの光軸方向の上面31c1は、周方向及び径方向に沿った平面形状として設けられている。また第1位置決め部31dにおける載置部31cの上面31c1と接続する側面31d1は、光軸方向及び径方向に沿った平面形状として設けられている。また、下方連結部34の外側面34aにおける載置部31cの上面31c1と接続する部位は、周方向及び光軸方向に沿った平面形状として設けられている。以上により、載置部31cの上面31c1、第1位置決め部31dの側面31d1及び下方連結部34の外側面34aはそれぞれ互いに直交している。また第1位置決め部31dは、下方連結部34における載置部31cの上面31c1よりも光軸方向の上方の部位の光軸方向の全体に亘り設けられている。
次に、図3及び図4を参照して、ベース30に磁性板70,71が取り付けられた状態について説明する。なお、ベース30に磁性板70,71が取り付けられる構造は概ね共通しているため、本実施形態では、ベース30に磁性板70が取り付けられる構造について説明する。
図3に示すように、磁性板70の光軸方向の下端部は、その下端面70bが載置部31cの上面31c1に当接し、その周方向の側面70cが第1位置決め部31dの側面31d1に当接し、その径方向の内面が下方連結部34の外側面34aに当接している。また磁性板70の光軸方向の上端部は、その周方向の側面70cが第2位置決め部31eの側面31e1に当接し、その径方向の内面が上方連結部33の外側面33aに当接している。ここで、磁性板70の下端面70bが載置部31cの上面31c1に当接することにより、磁性板70の光軸方向の位置が決定される。そして磁性板70の径方向の側面が下方連結部34の外側面34a及び上方連結部33の外側面33aにそれぞれ当接することにより、磁性板70の径方向の位置が決定される。
また、第1位置決め部31dの側面31d1及び第2位置決め部31eの側面31e1は互いに周方向の位置が略同位置となるように配置されている。そしてこれら側面31d1,31e1にそれぞれ磁性板70の周方向の側面70cの光軸方向の下端部及び上端部がそれぞれ当接するため、磁性板70の周方向の位置が決定されるとともに磁性板70の周方向への傾きが抑制されるようになる。
特に、ベース30が射出成形により一体に成形されるため、第1位置決め部31dと第2位置決め部31eとの周方向の位置精度及び載置部31cの上面31c1に対する垂直度が金型精度によって決定されるようになる。したがって、ベース30と第1位置決め部31d及び第2位置決め部31eとが別体にて形成された上、これらを互いに組み合わせることにより構成される場合と比較して、上記周方向の位置精度及び上面31c1に対する垂直度が向上するようになる。またベース30を射出成形した後に追加工により第1位置決め部31d及び第2位置決め部31eを形成する場合と比較して、ベース30の製造コストを低減することができるようになる。
ところで、図18(a)に示すように、ベース30に第1位置決め部31d及び第2位置決め部31eが設けられていない構造では、ベース30に磁性板70を取り付けるときに、予め設定された磁性板70の位置(図18(a)中の破線にて示す磁性板70)に対して磁性板70が周方向に傾いた状態となってしまう場合がある。この磁性板70の傾きに起因して、図18(b)に示すように、ホルダ10が予め設定された光軸に対して傾いた状態にて移動してしまう。具体的には、磁性板70とこの磁性板70に径方向に対向する磁石20との間の磁力によって、磁石20が磁性板70の傾きに沿った傾きになるように力がホルダ10(移動体1A)に加わるようになる。
また、ホルダ10が傾いた状態にて移動するため、シャフト50,51(図1参照)に対してホルダ10が必要以上に圧接した状態となる。したがって、シャフト50,51とホルダ10との摩擦力が必要以上に大きくなるため、オートフォーカスの応答性が低下するとともに、移動体1Aを移動させるのに必要なコイル60(図1参照)に供給される電流が大きくなってしまう問題が発生してしまう。
その点において、本実施形態では、第1位置決め部31d及び第2位置決め部31eによって磁性板70の周方向への傾きが抑制されるため、ホルダ10が予め設定された光軸に対して傾くことが抑制されるようになる。したがって、磁性板70の周方向への傾きに起因して発生する上述の問題が抑制されるようになる。
また、磁性板70の周方向への傾きを抑制する構成として、図19に示すような磁性板70の周方向の両側をそれぞれ当接する構成が考えられる。即ち、第1位置決め部100が磁性板70の周方向の両側に設けられるとともに、第1位置決め部100の周方向の幅H1が磁性板70の周方向の幅H2と同じ大きさに設定されている。しかしながら、このような構成では、第1位置決め部100を射出成形によって成形する場合において、その成形誤差によって第1位置決め部100の周方向の幅H1が磁性板70の周方向の幅H2よりも小さくなってしまう場合がある。この場合には、磁性板70が第1位置決め部100に正確に配置することができず、第1位置決め部100に対して傾いた状態にて配置される問題が発生するようになる。
その点において、本実施形態では、第1位置決め部31dは磁性板70の周方向の片側のみに形成されるとともに、磁性板70の側面70cのみと当接するため、上述の問題の発生を抑制することができるようになる。
図4に示すように、コイル60は、上方連結部33及び下方連結部34の光軸方向の間に形成されている。これら上方連結部33の外側面33a及び下方連結部34の外側面34aは、コイル60の最も外方の位置よりも径方向の外方に位置するように設けられている。即ち、連結部である上方連結部33及び下方連結部34は、コイル60よりも径方向の外方となる部位である外側面33a,34aをそれぞれ有する。また、これら外側面33a,34aの径方向の位置は互いに同位置となるように設けられている。
磁性板70は、上方連結部33及び下方連結部34よりも径方向の外方に配置されている。これにより、磁性板70の径方向の位置は、コイル60の径方向の最も外方の位置よりも径方向の外方に位置するようになる。これにより、磁性板70とコイル60とが接触することにより、磁性板70が径方向の外方に傾くことが抑制されるようになる。上述の構成は、磁性板71も同様である。
次に、図5を参照して、ホルダ10の構造及びホルダ10と磁性板70,71との関係について説明する。また、図5の移動体1Aでは、移動体1AのレンズホルダRHを省略して示している。本実施形態のホルダ10は、樹脂材料を射出成形することにより構成されている。
図5に示すように、ホルダ10の磁石20が配置される位置には、各磁石20を保持するための保持部12が設けられている。この保持部12は、光軸方向の上方を開口するとともに、ホルダ10の側面から径方向の内方に凹む凹形状として設けられている。
ホルダ10における周方向に隣り合う磁石20の間には、シャフト50,51をそれぞれ挿通可能とする挿通部13,14がそれぞれ設けられている。
挿通部13は、ホルダ10を光軸方向に貫通するとともに、光軸方向の平面視において円形の貫通孔として設けられている。この挿通部13の内径R1は、シャフト50の外径と略同一となるように設けられている。
挿通部14は、ホルダ10を光軸方向に貫通するとともに、光軸方向の平面視において長穴形状の貫通孔として設けられている。この挿通部14は、挿通部13及び挿通部14の各中心を結んだ対角線L2に沿った方向を長径R2として、対角線L2と直交する方向を短径R3として形成されている。また、挿通部14は、短径R3がシャフト51の外径と略同一となり、長径R2がシャフト51の外径よりも大きくなるように設けられている。これにより、挿通部14の長径R2に対応する内周面とシャフト51の外周面との間には、間隙が形成されるようになる。
これにより、基部側シャフト受部37,38の各中心を結んだ直線の距離(第1距離)と、挿通部13,14の各中心を結んだ直線との距離(第2距離)とが互いに異なったとしても、挿通部14の長径R2とシャフト51とによる間隙により、上記第1距離と上記第2距離との差分を吸収するようになる。具体的には、基部側シャフト受部38の中心と挿通部14の中心とが上記差分だけ異なるようになる。しかしながら、挿通部14の長径R2とシャフト51とによる間隙により、シャフト51と挿通部14の長径R2に対応する内周面とが接触することが抑制されるようになる。したがって、上記第1距離及び上記第2距離の差に起因して、シャフト50,51の垂直度が低下することを抑制することができるようになる。
次に移動体1Aと磁性板70,71との配置関係について説明する。
移動体1Aのホルダ10の挿通部13,14には、シャフト50,51がそれぞれ挿入されている。そして、磁性板70,71は、挿通部13,14によって形成された対角線L2を中心線として、この中心線の片側のみに配置されている。これら2個の磁性板70は、各磁性板70に径方向に対向する磁石20の中央位置にそれぞれ配置されている。
ここで、磁性板70とこの磁性板70に径方向に対向する磁石20とによって発生する磁石20の径方向の外側への引力F1の方向と、磁性板71とこの磁性板71に径方向に対向する磁石20とによって発生する磁石20の径方向の外側への引力F2の方向とは、互いに直交している。そして、引力F1と引力F2との合力F3の方向は、対角線L2に対して垂直方向に働く。
この合力F3により、移動体1Aが合力F3の方向に引っ張られるため、挿通部13,14を構成する内周面とシャフト50,51とは、常に接触した状態に維持されている。即ち、これら2個の磁石20と、これら磁石20に径方向に対向する磁性板70,71とにより、移動体1A(ホルダ10)を径方向の一方向である対角線L2に対して垂直方向に付勢する付勢手段を構成している。この付勢手段により、ホルダ10の挿通部13,14を構成する内周面とシャフト50,51とが圧接された状態を維持している。そして、移動体1Aが光軸方向に移動する際、挿通部13,14を構成する内周面とシャフト50,51とが摺動することにより、移動体1Aはシャフト50,51にガイドされる。
次に、図6を参照して、レンズ駆動装置1の駆動動作について説明する。図6中の一点鎖線は、光軸方向を示す。
図6(a)では、移動体1Aは、ホームポジションに位置している。具体的には、移動体1Aのホルダ10の下面が、ベース30の基部31の上面と接触している。移動体1Aがホームポジションに位置しているとき、コイル60には、電流が印加されていない。
そして、コイル60に図6(a)に示す電流が印加されると、移動体1Aは、図6(b)に示す位置まで移動する。具体的には、コイル60の周囲に磁場が発生する。そして、これら磁場と磁石20とにより磁気回路が形成されて、移動体1Aを光軸方向の上側に向かい移動させる力が発生する。そして、移動体1Aは、図6(a)に示すホームポジションから光軸方向の上側に向かい図6(b)の位置まで移動する。
一方、コイル60に図6(a)に示す向きとは逆向きの電流が印加された場合、この磁場と磁石20とにより磁気回路が形成されて、移動体1Aを光軸方向の下側に向かい移動させる力が発生する。即ち、移動体1Aは、図6(b)の位置からホームポジションに向かい移動する。ここで、図6(a)中のコイル60に付されたマークについて、円に黒点のマークは、図面参照者に向かってくる方向を示し、円にバツのマークは、図面参照者から遠ざかる方向を示す。
以上のように、移動体1Aを光軸方向の上方及び下方に移動させながら、レンズをオンフォーカス位置に移動させる。このとき、磁性板70,71とこれら磁性板70,71と径方向に対向する磁石20との間に生じる磁力により、移動体1Aは、シャフト50,51に対して摺動する。このため、移動体1Aを鉛直方向に動かす場合にも、重力の影響を受けにくくなる。また、レンズをオンフォーカス位置に移動させた後に、コイル60への電流の印加を遮断しても、上記の磁石20と磁性板70,71との間の磁力により、移動体1Aはオンフォーカス位置に維持される。
次に、図7を参照して、本実施形態のレンズ駆動装置1をカメラに搭載する場合のカメラモジュールの構成について説明する。
図7に示すように、レンズ駆動装置1のベース30側には、フィルタ2とイメージセンサ3とが配置されている。即ち、ベース30の光軸方向の下方には、フィルタ2とイメージセンサ3とが配置されている。ベース30には、位置検出素子としてホール素子4が配置される。そして、ホール素子4からの信号に基づいて、移動体1Aの位置検出が行われる。
フォーカス動作時、CPU(Central Processing Unit)5は、ドライバ6を制御して、移動体1Aをホームポジションから予め設定された位置まで光軸方向の上方に移動させる。このとき、ホール素子4からの位置検出信号がCPU5に入力される。同時に、CPU5は、イメージセンサ3から入力される信号を処理して撮像画像のコンストラスト値を取得する。そして、このコンストラスト値が最良となる移動体1Aの位置をオンフォーカス位置として取得する。
その後、CPU5は、オンフォーカス位置に向けて移動体1Aを駆動する。その際、CPU5は、ホール素子4からの信号をモニタし、ホール素子4からの信号がオンフォーカス位置に対応する状態になるまで、移動体1Aを駆動する。これにより、移動体1Aがオンフォーカス位置に位置づけられる。
本実施形態のレンズ駆動装置1によれば、以下に示す効果を奏することができる。
(1)本実施形態では、ベース30に磁性板70の側面70cのみと周方向に当接する第1位置決め部31dが設けられる構成である。したがって、第1位置決め部31dが設けられていない構成と比較して、磁性板70の周方向への傾きをそれぞれ抑制することができるようになる。これは、磁性板71についても同様の効果を奏することができる。
(2)本実施形態では、ベース30に第1位置決め部31dと第2位置決め部31eの両方が設けられる構成である。そして、第1位置決め部31dの側面31d1と第2位置決め部31eの側面31e1とは互いに周方向に略同位置に配置される構成である。したがって、磁性板70,71をそれぞれ光軸方向の2点にて当接することができるため、磁性板70,71の周方向における予め設定された光軸方向に対する傾きをそれぞれ抑制することができるようになる。
(3)本実施形態では、ベース30の下方連結部34の外側面34aに磁性板70,71がそれぞれ当接する。したがって、上記外側面34aが径方向位置決め部の役割を果たすため、磁性板70,71とこれら磁性板70,71に径方向に対向する磁石20との径方向の間の距離を互いに等しく設定することができるようになる。したがって、磁性板70とこの磁性板70と径方向に対向する磁石20との間の磁力と、磁性板71とこの磁性板71と径方向に対向する磁石20との間の磁力とを互いに等しくすることができるようになる。
(4)また、下方連結部34の外側面34aが径方向位置決め部の役割を果たすため、別途径方向位置決め部を専用に設ける構成と比較して、ベース30の形状の簡単化を図ることができるようになる。
(5)本実施形態では、磁性板70,71は、下方連結部34の外側面34aと上方連結部33の外側面33aとの両面にそれぞれ当接する構成である。したがって、磁性板70,71の径方向における予め設定された光軸に対する傾きを抑制することができるようになる。その上、下方連結部34及び上方連結部33のそれぞれが径方向位置決め部を兼ねる構成であるため、ベース30に径方向位置決め部の専用の形状を設けることを省略することができる。したがって、ベース30の形状を簡単化することができる。
(6)本実施形態では、第1位置決め部31dが下方連結部34に設けられる構成である。したがって、下方連結部34は、コイル60を支柱部32に直巻することにより支柱部32が倒れることを抑制すること、及び磁性板70,71の周方向への傾きを抑制することの両方を合わせ有するものとなる。また、第2位置決め部31eが上方連結部33に設けられる構成である。したがって、上方連結部33は、下方連結部34と同様の効果を奏することができるようになる。
(7)本実施形態では、下方連結部34に第1位置決め部31dが設けられ、上方連結部33に第2位置決め部31eが設けられる構成である。したがって、ベースに別途第1位置決め部及び第2位置決め部を専用に設ける構成と比較して、ベース30の形状の簡単化を図ることができるようになる。
(8)本実施形態では、下方連結部34の外側面34a及び上方連結部33の外側面33aは、コイル60よりも径方向の外方に配置される構成である。したがって、これら外側面33a,34aに当接する磁性板70,71とコイル60との径方向の間には間隙が形成されるため、磁性板70,71とコイル60との接触を回避することができるようになる。したがって、上記接触に起因して磁性板70,71が径方向の外方に傾くことを抑制することができる。
(9)特に、上方連結部33及び下方連結部34により磁性板70,71の径方向の内面における光軸方向の上端部及び下端部をそれぞれ当接することにより、磁性板70,71の径方向の内方への傾きを抑制することができるようになる。したがって、磁性板70,71の径方向の内方への傾きに起因するコイル60と接触をより確実に回避することができるようになる。その上、磁性板70,71の径方向への傾きを抑制できるため、磁性板70,71の光軸方向の略全体に亘り、磁石20と磁性板70,71との径方向の距離を高精度に同じ大きさとすることができるようになる。
(10)近年携帯電話の薄型化に加え、付加機能の増大に伴い、携帯電話内に配置される電子部品が増大している。そのため、各電子部品が配置されるスペースが減少するので、各電子部品には、小型化及び薄型化が要求されている。そこで、レンズ駆動装置1も同様に小型化及び薄型化が要求されている。そのため、レンズ駆動装置1の光軸方向も可能な限り薄型化して構成されている。これにより、磁性板70,71が予め設定された光軸方向に対して傾いたときには、レンズ駆動装置が薄型化されていない構成と比較して、その傾きが及ぼす影響が増大してしまう。その点において、本実施形態では、第1位置決め部31d及び第2位置決め部31eにより磁性板70,71の上記傾きを抑制しているため、レンズ駆動装置1を薄型化しても磁性板70,71の上記傾きによる影響の増大を抑制することができるようになる。その結果、本実施形態のレンズ駆動装置1は、携帯電話に好適に適用することができるようになる。
(第2の実施形態)
図8〜図10を参照して、本発明に係るレンズ駆動装置を携帯電話に搭載されるカメラのオートフォーカスに用いられるレンズ駆動装置として具体化した第2の実施形態について説明する。ここで、本実施形態では、第1の実施形態と比較して、ケース40の側板42の形状、及び磁性板70,71の取付態様が異なる。以下、第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。また同一部材及び同一部位には、同一の符号を付し、その説明を省略する。なお、本実施形態のケース40は、金属板をプレス加工することにより単一部材として構成されている。
図8(a)に示すように、ケース40の側板42には、周方向及び光軸方向に沿った平面形状である4つの平面部421が設けられている。これら平面部421のそれぞれの周方向の間には、各平面部421を連結するとともに湾曲形状に屈曲して形成された連結部422が設けられている。
ケース40の天板41の中央部には、平面視において略円形の貫通孔である中央開口部41aが設けられている。またケース40の天板41の4隅には、光軸方向に貫通するとともに平面視において円形の貫通孔である開口部41bがそれぞれ設けられている。また、ケース40の側板42の各辺の外面42aは、周方向に亘り面一に設けられている。
図8(b)に示すように、側板42のうちの2辺の周方向の中央位置には、側板42の内面42bから径方向の外方に凹む凹形状の径方向凹部42cがそれぞれ設けられている。これら径方向凹部42cの光軸方向の下端部には、光軸方向の上方に向かい凹む光軸方向凹部42dが設けられている。
次に、図9を参照して、ケース40と磁性板70,71との配置関係について説明する。
図9(a)に示すように、磁性板70,71は、それぞれケース40の径方向凹部42c内に配置されている。具体的には、図9(b)に示すように、磁性板70,71は、径方向凹部42cの周方向の一方の面42c1及び径方向凹部42cの内面42c2にそれぞれ当接した状態において、接着剤により径方向凹部42cに固定されている。ここで、径方向凹部42cの周方向の幅D1は、磁性板70,71の周方向の幅D2よりも大きくなるように形成されている。そして、磁性板70,71は、径方向凹部42cの面42c1のみと当接している。また、上記面42c1は、光軸方向及び径方向に沿った平面として形成されている。
また、径方向凹部42cに磁性板70,71を固定した状態において、側板42の内面42bと磁性板70,71の内面70a,71aとは面一となる。即ち側板42の内面42bと磁性板70,71の内面70a,71aとの各径方向の位置は、互いに略等しくなる。
ここで、磁性板70,71の周方向への傾きを抑制する構成として、図20に示すような磁性板70,71が径方向凹部110の周方向の両側の面と当接する構成が考えられる。即ち、径方向凹部110の周方向の幅H3が磁性板70,71の周方向の幅H2と同じ大きさに設定されている。しかしながら、このような構成では、プレス加工の成形誤差により径方向凹部110の幅H3が磁性板70,71の幅H2よりも小さくなってしまう場合がある。この場合には、磁性板70が径方向凹部110に正確に配置することができず、径方向凹部110に対して傾いた状態にて配置される問題が発生するようになる。この問題は、磁性板71についても同様に発生する。
その点において、本実施形態では、径方向凹部42cの幅D1が磁性板70,71の幅D2よりも大きく形成されるとともに、磁性板70,71が径方向凹部42cの周方向の片側のみと当接するため、上述の問題の発生を抑制することができるようになる。
次に、図10を参照して、磁性板70,71とベース30とコイル60との配置関係について説明する。
図10に示すように、ケース40の側板42は、ベース30の上方連結部33及び下方連結部34を外囲するとともに、上方連結部33及び下方連結部34と嵌合している。
側板42の径方向の位置は、上方連結部33の外側面33a及び下方連結部34の外側面34aより径方向の外方に位置するため、コイル60の径方向の位置よりも径方向の外方に位置するようになる。
磁性板70は、側板42内に収納されるため、上方連結部33の外側面33a及び下方連結部34の外側面34aよりも径方向の外方に配置されるようになる。これにより、磁性板70の径方向の位置は、コイル60の径方向の最も外方の位置よりも径方向の外方に位置するようになる。そして、組立誤差等により磁性板70を径方向の内方に移動したときには、コイル60に接触する前に上方連結部33の外側面33aと下方連結部34の外側面34aとの両方に接触するため、磁性板70とコイル60との接触が抑制されるようになる。上述の構成は、磁性板71も同様である。
本実施形態のレンズ駆動装置1によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)本実施形態では、ケース40の側板42の径方向凹部42cの周方向の一方の面42c1のみに対して磁性板70,71がそれぞれ周方向に当接する構成である。したがって、磁性板70,71が上記面42c1に当接しない場合及び磁性板70,71が径方向凹部の周方向の両側と当接する場合と比較して、磁性板70,71の周方向への傾きをそれぞれ抑制することができるようになる。
(2)本実施形態では、径方向凹部42cの内面42c2に磁性板70,71がそれぞれ当接する構成である。したがって、磁性板70,71とこれら磁性板70,71に径方向に対向する磁石20との間の距離を互いに等しく設定することができる。
(3)本実施形態では、上方連結部33の外側面33aと下方連結部34の外側面34aはそれぞれコイル60よりも径方向の外方に配置される構成である。したがって、ケース40のベース30に対する組立誤差等により、磁性板70,71が径方向の内方に移動したとしても、これら外側面33a,34aに当接するため、磁性板70,71とコイル60との径方向の間には間隙が形成されるようになる。したがって、磁性板70,71とコイル60との接触を回避することができるようになる。その結果、上記接触に起因して、磁性板70,71が変形することを抑制することができる。これにより、磁性板70,71の変形に起因して、磁性板70,71と磁石20との径方向の距離が変化することが抑制されるようになる。
(その他の実施形態)
本発明のレンズ駆動装置及びこれを備えるカメラモジュールの具体的な構成は、上記各実施形態に例示した構成に限定されることなく、例えば以下のように変更することもできる。また以下の変形例は、上記各実施形態についてのみ適用されるものではなく、異なる変形例同士を互いに組み合わせて実施することもできる。
・第1の実施形態のレンズ駆動装置1では、載置部31cが基部31よりも光軸方向の上方に向かい突出する突形状として設けられたが、載置部31cの形状はこれに限定されることはない。例えば、図11(a)に示すように、載置部31cは基部31よりも光軸方向の下方に向かい凹む凹形状として設けることもできる。この載置部31cの周方向の幅は磁性板70,71の周方向の幅よりも大きくなるように形成されている。この場合、載置部31cを構成する周方向の一方側の側面31c2が第1位置決め部を構成するようになる。そして、図11(b)に示すように、磁性板70は、載置部31cの上面31c1、側面31c2及び載置部31cが設けられた基部31の側面31bに当接するようになる。これにより、第1の実施形態の効果(1)〜(10)と同様の効果を奏することができる。
・第1の実施形態のレンズ駆動装置1では、下方連結部34に第1位置決め部31dが設けられ、上方連結部33に第2位置決め部31eが設けられる構成であったが、磁性板70,71の周方向の位置を決める位置決め部の個数はこれに限定されることはない。例えば、図12に示すように、下方連結部34と上方連結部33との光軸方向の間の中間位置に、中間連結部39を設け、この中間連結部39に第3位置決め部31fを設ける構成とすることもできる。これにより、第1の実施形態の効果(1)〜(10)と同様の効果を奏することができる。
・また、上述の位置決め部は、必ずしも上方連結部33に設ける必要はない。例えば、図13に示すように、ベース30に上方連結部33を省略し、中間連結部39を設ける構成とし、磁性板70,71が第1位置決め部31dと第3位置決め部31fとにそれぞれ当接する構成とすることもできる。また、ベース30に上方連結部33は省略せずに、上方連結部33の第2位置決め部31eのみを省略する構成とすることもできる。これにより、第1の実施形態の効果(1)〜(10)と同様の効果を奏することができる。
・第1の実施形態のレンズ駆動装置1では、下方連結部34に第1位置決め部31dが設けられ、上方連結部33に第2位置決め部31eが設けられる構成であったが、第1位置決め部31d及び第2位置決め部31eが設けられる位置はこれに限定されることはない。例えば、図14に示すように、ベース30の基部31の載置部31cに近接する位置に、光軸方向に向かい延びる支持部80が設けられる構成とし、この支持部80の光軸方向の下端部及び上端部に第1位置決め部81及び第2位置決め部82をそれぞれ設ける構成とすることもできる。これにより、第1の実施形態の効果(1)〜(3)及び(10)と同様の効果を奏することができる。
・第1の実施形態のレンズ駆動装置1では、磁性板70,71が上方連結部33の外側面33a及び下方連結部34の外側面34aにそれぞれ当接することにより、磁性板70,71の径方向の位置が決定されたが、磁性板70,71の径方向の位置を決定する構造はこれに限定されることはない。例えば、図15(b)に示すように、ケース40の切欠部43の光軸方向の上端部において、この切欠部43の光軸方向の幅を小さくする段形状の当接部43aが設けられ、ベース30の基部31における切欠部43と対応する位置に段形状の当接部31gが設けられる。そしてこれら当接部43a,31gに磁性板70を当接することにより、磁性板70の径方向の位置を決定することもできる。なお、図示しないが、磁性板71についても同様である。これにより、第1の実施形態の効果(2),(5),(8)〜(10)と同様の効果を奏することができる。
・また、この構成では、図15(a)に示すように、切欠部43の周方向の一方側の側面43bに磁性板70が当接することによって、磁性板70の周方向の位置決めを行うこともできる。これにより、ベース30の下方連結部34に設けられた第1位置決め部31d及び上方連結部33に設けられた第2位置決め部31eを省略することができる。これにより、上述の効果に加え、第1の実施形態の効果(1)と同様の効果を奏することができる。
・また、図16に示すように、ケース40の切欠部43に代えて、側板42の外側面から径方向の内方に凹む凹形状の凹部44を設け、この凹部44に磁性板70を収納する構成とすることもできる。この場合には、凹部44の底面44aに磁性板70が当接することにより、磁性板70の径方向の位置が決定される。そして、凹部44の周方向の一方側の側面44bに磁性板70が当接することにより、磁性板70の周方向の位置が決定される。これにより、第1の実施形態の効果(1),(2),(5),(8)〜(10)と同様の効果を奏することができる。
・第2の実施形態のレンズ駆動装置1では、ケース40の側板42の外面が面一に構成されたが、側板42の外面の構成はこれに限定されることはない。例えば、図17(a)に示すように、径方向凹部42B3をケース40Bの側板42Bの外面42B1及び内面42B2の両面が径方向の外方に突出するように成形することもできる。この場合には、図17(b)に示すように、径方向凹部42B3に磁性板70B,71Bがそれぞれ収納されるようになる。この径方向凹部42B3の周方向の幅は磁性板70B,71Bの周方向の幅よりも大きくなるように形成されている。そして径方向凹部42B3の周方向の一方の面42B4に磁性板70B,71Bが当接するようになる。これにより、第2の実施形態の効果(1)〜(3)と同様の効果を奏することができる。
・第2の実施形態のレンズ駆動装置1では、径方向凹部42cの磁性板70,71と当接する面42c1が光軸方向及び径方向に沿った一面として形成されたが、磁性板70,71と当接する面の構成はこれに限定されることはない。例えば、上記面のうちの光軸方向の上端部及び下端部に磁性板70,71に向かい周方向に沿って突出する突起部が設けられる構成とすることもできる。この場合、磁性板70,71は上記突起部と当接することとなる。これにより、第2の実施形態の効果(1)〜(3)と同様の効果を奏することができる。
・上記各実施形態のレンズ駆動装置1では、携帯電話に搭載されるカメラモジュールに適用されたが、本発明の適用範囲はこれに限定されることはない。例えば、他の携帯機器に搭載されたカメラモジュールに適用されてもよい。
1…レンズ駆動装置、1A…移動体、1B…固定体、2…フィルタ、3…イメージセンサ、4…ホール素子、5…CPU、6…ドライバ、10…ホルダ、11…開口部、12…保持部、13…挿通部、14…挿通部、20…磁石、30…ベース、31…基部、31a…開口部、31b…側面、31c…載置部、31c1…上面、31c2…側面(周方向位置決め部)、31d…第1位置決め部(周方向位置決め部)、31d1…側面(面)、31e…第2位置決め部(周方向位置決め部)、31e1…側面(面)、31f…第3位置決め部(周方向位置決め部)、31g…当接部、32…支柱部、32a…支柱部、33…上方連結部(連結部、第1連結部)、33a…外側面(径方向位置決め部、側面)、34…下方連結部(連結部、第2連結部)、34a…外側面(径方向位置決め部、側面)、35…上方突出部、36…支柱側シャフト受部、37…基部側シャフト受部、38…基部側シャフト受部、39…中間連結部、40,40B…ケース、41…天板、41a…開口部、42,42B…側板、42a,42B1…外面、42b,42B2…内面、42c,42B3…径方向凹部、42c1,42B4…周方向の一方の面、42c2…内面、43…切欠部、43a…当接部、43b…側面、44…凹部、44a…底面、44b…側面、50,51…シャフト、60…コイル、61…第1コイル、62…第2コイル、70,70B…磁性板、70a…内面、70b…下端面、70c…側面、71,71B…磁性板、71a…内面、421…平面部、422…連結部、RH…レンズホルダ。

Claims (8)

  1. レンズからの光を通すための開口穴が設けられた基部を有するベースと、このベースに取り付けられるケースと、前記ベースと前記ケースとによって形成される内部空間に収納されるとともに前記レンズを保持するホルダと、前記ホルダに固定される磁石と、前記ベースに固定されるとともに前記レンズの径方向において前記磁石と対向する磁性板とを備え、前記ホルダが前記レンズの光軸方向に移動するレンズ駆動装置において、
    前記ベースまたは前記ケースには、前記レンズを前記径方向から取り囲む方向である周方向において前記磁性板の前記周方向の一方側の面のみと当接することにより、この磁性板の前記周方向の位置を決める周方向位置決め部が設けられ、
    前記周方向位置決め部における前記磁性板と当接する面は、前記光軸方向に沿って延びる
    ことを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 請求項1に記載のレンズ駆動装置において、
    前記周方向位置決め部は、前記光軸方向に離間して複数設けられるとともに、前記周方向位置決め部の前記面は前記周方向において互いに略同位置に配置される
    ことを特徴とするレンズ駆動装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のレンズ駆動装置において、
    前記ベースまたは前記ケースには、前記磁性板の径方向の面と当接することにより前記磁性板の前記径方向の位置を決定する径方向位置決め部が設けられる
    ことを特徴とするレンズ駆動装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のレンズ駆動装置において、
    前記基部には、前記光軸方向に向かい延びる複数の支柱部が前記周方向に離間して複数設けられ、
    前記複数の支柱部には、これら支柱部を前記径方向の外方から取り囲むように導電線が巻回することによりコイルが形成され、
    前記周方向に隣り合う前記支柱部には、これら支柱部を互いに連結する連結部が設けられ、
    前記周方向位置決め部は、前記連結部に設けられる
    ことを特徴とするレンズ駆動装置。
  5. 請求項4に記載のレンズ駆動装置において、
    前記連結部は、前記支柱部の前記光軸方向における前記基部側に設けられた第1連結部と、前記支柱部の前記光軸方向における前記基部側とは反対側に設けられた第2連結部とを有し、
    前記第1連結部及び前記第2連結部には、前記周方向位置決め部がそれぞれ設けられる
    ことを特徴とするレンズ駆動装置。
  6. 請求項4または請求項5に記載のレンズ駆動装置において、
    前記径方向位置決め部は、前記連結部の前記径方向の外方の側面である
    ことを特徴とするレンズ駆動装置。
  7. 請求項6に記載のレンズ駆動装置において、
    前記径方向位置決め部は、前記第1連結部の前記径方向の外方の側面及び前記第2連結部の前記径方向の外方の側面である
    ことを特徴とするレンズ駆動装置。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載のレンズ駆動装置を搭載したことを特徴とするカメラモジュール。
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