JP2012224314A - 車両用外部視認装置 - Google Patents

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富二夫 飯田
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Abstract

【課題】安価でありながら光ファイバの切替を正確に行うことができる車両用外部視認装置の提供を課題とする。
【解決手段】ファイバ集約部材51に有している複数の位置決め用噛合い歯62と、ファイバ選択部材52に有している複数の位置決め用噛合い歯62とは、中心線53に沿って互いに噛み合うことが可能に、中心線53を基準とした円周方向に等角度に配列され、互いに乗り上がり可能な傾斜した山谷状に傾斜し、これらの山谷同士が噛み合うように、ファイバ集約部材51とファイバ選択部材52とが付勢部材55によって付勢されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、車両用外部視認装置の改良技術に関する。
車両の前輪近傍や、後部バンパの近傍を目視することは、運転者にとって困難である。目視することが困難な部位を確認するために、車両用外部視認装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に示されるような、車両用外部視認装置は、目視が困難な複数の部位の近傍に対外用光ファイバの一端を取付け、これらの対外用光ファイバの他端をコネクタ装置に接続し、このコネクタ装置から車内の表示装置に表示用光ファイバを接続してなる。
運転者は、コネクタ装置を操作することで、対外用光ファイバの他端に表示用光ファイバを接続する。接続された対外用光ファイバ近傍の映像が表示装置に映し出される。
ところで、コネクタ装置は、モータによって対外用光ファイバの切替を行う。特にモータを用いた場合は、ロータのイナーシャの影響等によって、対外用光ファイバとの接続を行う際にずれが生じ得る。このずれを防止するためには、改良の余地があり、コストアップの要因になり得る。
実開昭61−187748号公報
本発明は、安価でありながら光ファイバの切替を正確に行うことができる車両用外部視認装置の提供を課題とする。
請求項1に係る発明は、一端が車両の外周囲を臨むように車体に設けられた複数の対外用光ファイバと、一端が車室内の表示装置に設けられた表示用光ファイバと、複数の対外用光ファイバの1つの他端と表示用光ファイバの他端とを適宜に選択的に接続するためのコネクタ機構とを備えることで、車体の外周囲を対外用光ファイバ及び表示用光ファイバを介して表示装置によって視認する車両用外部視認装置において、
コネクタ機構は、複数の対外用光ファイバの他端が設けられたファイバ集約部材と、表示用光ファイバの他端が設けられたファイバ選択部材と、からなり、
ファイバ集約部材とファイバ選択部材とは、同一の中心線上での相対的な回転が可能に、且つ中心線に沿う方向への相対的な変位が可能であって、この中心線に沿って互いに向い合せられる合せ面をそれぞれ有し、
複数の対外用光ファイバの他端の端面は、ファイバ集約部材の合せ面に、中心線を基準とした円周方向に等角度に配列されて、ファイバ選択部材の合せ面に臨み、
表示用光ファイバの他端の端面は、複数の対外用光ファイバの1つの他端の端面に選択的に臨むように、ファイバ選択部材の合せ面に配列され、
各合せ面は、中心線を基準とした円周方向に等角度に配列された複数の位置決め用噛合い歯を、それぞれ有し、
ファイバ集約部材に有している複数の位置決め用噛合い歯と、ファイバ選択部材に有している複数の位置決め用噛合い歯とは、中心線に沿って互いに噛み合うことが可能に、互いに乗り上がり可能な傾斜した山谷状に傾斜し、これらの山谷同士が噛み合うように、ファイバ集約部材とファイバ選択部材とが付勢部材によって付勢されていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、ファイバ選択部材は、合せ面とは反対側の面に、車室内に向かって露出している露出面が形成され、この露出面上に、ファイバ選択部材を回動させる際に操作者が把持するための把持部が設けられ、
又は、ファイバ集約部材は、合せ面とは反対側の面に、車室内に向かって露出する露出面が形成され、この露出面上に、ファイバ集約部材を回動させる際に操作者が把持するための把持部が設けられていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、ファイバ選択部材に設けられている把持部は、車室内に向かって突出するつまみ形状を呈し、
この把持部の内部に、表示用光ファイバの一部が収納されていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、把持部は、露出面の中心を通ると共に、露出面に亘って延びており、
表示用光ファイバは、把持部の一端側で合せ面から露出していると共に、把持部の他端側でファイバ選択部材の側面へ向かって引出されていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、ファイバ集約部材の側面及びファイバ選択部材の側面に所定の空隙を介して、ハウジングが設けられ、
把持部の他端から引出された表示用光ファイバは、空隙を通じて軸方向に沿って延出されていることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、ファイバ選択部材の軸方向への変位を規制する選択部材側規制部が設けられ、
ファイバ集約部材の軸方向への変位を許容すると共に、中心線を中心とした回動を規制する集約部材側規制部が設けられていることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、車室内に車内表面部材が備えられ、
この車内表面部材の車室外側の面にハウジングが取り付けられ、
このハウジングで側面が囲われているファイバ選択部材に、周方向に向かって突出する鍔部が設けられ、
選択部材側規制部は、ハウジングに形成された凹部と、車内表面部材の車室外側の面とで、鍔部を囲うことにより形成されていることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、ファイバ集約部材の合せ面を2つの半円形状に分割した場合に、一方の半円側から複数の対外用光ファイバが開口し、他方の半円側に表示用光ファイバが挿通されるスリット部が形成されていることを特徴とする。
請求項9に係る発明は、ファイバ選択部材の位置決め用噛合い歯に形成される山谷形状は、対外用光ファイバの数よりも1つ多く形成され、
ファイバ集約部材の位置決め用噛合い歯に形成される山谷形状も、対外用光ファイバの数よりも1つ多く形成されていることを特徴とする。
請求項10に係る発明は、ファイバ選択部材の位置決め用噛合い歯に形成される山谷形状は、対外用光ファイバの数と同じ数だけ形成され、
ファイバ集約部材の位置決め用噛合い歯に形成される山谷形状も、対外用光ファイバの数と同じ数だけ形成されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、対外用光ファイバの他端の端面及び複数の位置決め用噛合い歯は、ファイバ集約部材の合せ面に等角度に配列されている。共に等角度で配列されているため、位置決め用噛合い歯を回転させることで、表示用光ファイバを1ピッチずつ正確に移動させることができる。ファイバ集約部材及びファイバ選択部材の位置決め用噛合い歯が噛み合うことと、表示用光ファイバを1ピッチずつ正確に移動させることで、対外用光ファイバと表示用光ファイバとの位置ずれを防止できる。位置ずれを防止するために、共に位置決め用噛合い歯の形成されたファイバ集約部材及びファイバ選択部材を用いればよく、簡素な部材を用いればよい。即ち、安価でありながら光ファイバの切替を正確に行うことができる。
加えて請求項1では、ファイバ集約部材とファイバ選択部材とが付勢部材によって付勢されている。ファイバ集約部材とファイバ選択部材とが付勢されていることで、対外用光ファイバの他端の端面と表示用光ファイバの他端の端面とを密着させることができる。対外用光ファイバと表示用光ファイバとを密着させることで、光学情報の伝達効率を高めることができる。
さらに、請求項1に係る発明では、ファイバ集約部材の位置決め用噛合い歯と、ファイバ選択部材の位置決め用噛合い歯とは、互いに乗り上がり可能な傾斜した山谷状に傾斜している。表示用光ファイバを他の対外用光ファイバに接続するには、位置決め用噛合い歯を乗り越える必要がある。位置決め用噛合い歯を乗り越えるために、互いの合せ面が離間する。離間することで、対外用光ファイバの他端の端面と表示用光ファイバの他端の端面とが合せ面に接触することを防止することができる。接触を防止することで、対外用光ファイバ及び表示用光ファイバの摩耗を防止することができる。
請求項2に係る発明では、操作者が把持するための把持部が設けられている。操作者が把持部を把持して操作することにより、対外用光ファイバ及び任意の表示用光ファイバを接続させる。高価なモータを用いずに切替を行うことができ、装置の低コスト化を図ることができる。
請求項3に係る発明では、把持部の内部に、表示用光ファイバの一部が収納されている。即ち、把持部の一部を利用して表示用光ファイバを収納する。把持部の一部まで利用することで、ファイバ選択部材の中心線方向の高さを短くすることができる。即ち、ファイバ選択部材の小型化を図ることができる。
請求項4に係る発明では、表示用光ファイバは、把持部の一端側で合せ面から露出していると共に、把持部の他端側でファイバ選択部材の側面へ向かって引出されている。即ち、ファイバ選択部材の内部に亘って広い範囲で表示用光ファイバが収納されている。ファイバ選択部材の内部を広く利用することで、表示用光ファイバの曲げをよりゆるやかにすることができる。
請求項5に係る発明では、把持部の他端から引出された表示用光ファイバは、空隙を通じて軸方向に沿って延出されている。空隙に表示用光ファイバを延出するため、ファイバ選択部材の回動に合せて、表示用光ファイバが空隙内を移動する。即ち、空隙を表示用光ファイバの遊びとして用いることで、スペースの有効活用を図ることができる。
請求項6に係る発明では、ファイバ選択部材の軸方向への変位を規制する選択部材側規制部が設けられている。把持部の取り付けられているファイバ選択部材が、軸方向への移動を規制される。操作者が回転させるファイバ選択部材の軸方向への移動が規制されているため、操作者がファイバ選択部材の回転操作を行いやすくなる。
請求項7に係る発明では、選択部材側規制部は、ハウジングに形成された凹部と、車内表面部材の車室外側の面とで、鍔部を囲うことにより形成されている。少ない部材でファイバ選択部材の移動を規制することができる。
加えて、車内表面部材の裏面を利用するため、車内表面部材の近傍でファイバ選択部材の軸方向への移動を規制することができる。車内表面部材の近傍でファイバ選択部材の軸方向への移動を規制することで、操作者の高い操作性を確保しつつ、高い意匠性を得ることができる。
請求項8に係る発明では、表示用光ファイバが挿通されるスリット部が形成されている。表示用光ファイバをスリット部に挿通することで、表示用光ファイバを対外用光ファイバと同じ方向に引出すことができる。各光ファイバが同じ方向に引出されることで。スペースの有効活用を図ることができる。
請求項9に係る発明では、ファイバ選択部材の位置決め用噛合い歯及びファイバ集約部材の位置決め用噛合い歯に形成される山谷形状は、対外用光ファイバの数よりも1つ多く形成されている。対外用光ファイバの数よりも1つ多く形成されることで、対外用光ファイバと表示用光ファイバとが接触しない部位が生じる。対外用光ファイバと表示用光ファイバとが接触しないことで、表示装置に映像は表示されない。即ち、電源オフのポジションができる。
請求項10に係る発明では、ファイバ選択部材の位置決め用噛合い歯及びファイバ集約部材の位置決め用噛合い歯に形成される山谷形状は、対外用光ファイバの数と同じ数だけ形成されている。電源オフポジションを用いないことで、コネクタ機構のコンパクト化を図ることができる。
本発明に係る車両用外部視認装置を搭載した車両の平面図である。 本発明に係る表示装置とコネクタ機構の斜視図である。 本発明に係る対外用光ファイバの一端を説明する図である。 本発明に係る車両用外部視認装置を模式的に示した図である。 本発明に係るコネクタ機構の正面図である。 本発明に係るコネクタ機構の断面図である。 本発明に係るコネクタ機構の分解斜視図である。 図6の8矢視図である。 本発明に係るコネクタ機構の作用説明図である。 実施例2に係るコネクタ機構の断面図である。 図10の11−11線断面図である。 実施例2に係るコネクタ機構のファイバ集約部材の平面図である。 実施例2に係るコネクタ機構の正面図である。 実施例3に係るクリック機構を説明する図である。 実施例4に係る対外用光ファイバの一端を説明する図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
なお、実施例中「前方」とは、車両の進行方向を基準として前方を指す。同様に、「後方」は、車両の進行方向を基準として後方を指す。
また、実施例中「右」とは、車両の乗員を基準として右を指す。同様に、「左」とは、車両の乗員を基準として左を指す。
実施例1に係る車両用外部視認装置の構造について、図1に基づき説明する。
図1に示すように、車両用外部視認装置30は、車両10の車体11に複数取り付けられ外部に臨んでいる対外用光ファイバ31,32,33,34と、これらの対外用光ファイバ31〜34が接続されるコネクタ機構50と、このコネクタ機構50から延びる表示用光ファイバ36と、この表示用光ファイバ36が接続されている表示装置37とからなる。
対外用光ファイバ31の一端31aは、車両10の後部に取り付けられているリヤバンパ13の左端部13aに接続され、対外用光ファイバ31の他端31bは、コネクタ機構50に接続されている。
対外用光ファイバ32の一端32aは、左のサイドミラー14に接続され、対外用光ファイバ32の他端32bは、コネクタ機構50に接続されている。
対外用光ファイバ33の一端33aは、右のサイドミラー15に接続され、対外用光ファイバ33の他端33bは、コネクタ機構50に接続されている。
対外用光ファイバ34の一端34aは、車両10の後部に取り付けられているリヤバンパ13の右端部13bに接続され、対外用光ファイバ34の他端34bは、コネクタ機構50に接続されている。
表示用光ファイバ36は、一端36aが表示装置37に接続され、他端36bがコネクタ機構50に接続されている。
なお、対外用光ファイバ31〜34の一端31a〜34aは、リヤバンパ13の両端、サイドミラー14,15の他に、リヤバンパ13の中央や、前照灯16,16の下部近傍にも設けることができる。
即ち、運転者から視認するのが困難な部位であれば、任意の部位に任意の数だけ対外用光ファイバを配設することができる。
表示装置37とコネクタ機構50の詳細を次図で説明する。
図2に示すように、車室21内にインナパネル22が設けられ、このインナパネル22の開口部22a、22aから、表示装置37とコネクタ機構50とが車室21内に向かって臨んでいる。
コネクタ機構50は、計器類23の下方且つステアリング24の側方に位置している。
表示装置37は、外部からの情報を映し出すための部材であり、カーナビゲーションシステム等に用いられるモニタ25とは別に設けられている。
対外用光ファイバ(図1、符号対外用光ファイバ31〜34)の一端(図1、符号31a〜34a)の詳細を次図で説明する。
図3は、右のサイドミラー15を上方から見た状態で示した図である。対外用光ファイバ33の一端33aは、右のサイドミラー15のハウジング25内に、前方且つ下方に向けて収納されている。即ち、対外用光ファイバ33の一端33aを右の前輪の方向に向けることで、右の前輪近傍の情報を得ることができる。
加えて、対外用光ファイバ33は、ハウジング25の車幅方向先端に収納されている。ハウジング25の先端に設けることで、ハウジング25の根本側に設けた場合よりも、より広い範囲の情報を得ることができる。
また、想像線で示すように、対外用光ファイバ33の一端33aは、下方に向けてもよい。
図1も合せて参照し、対外用光ファイバ32の一端32aも同様のことがいえる。即ち、対外用光ファイバ32の一端32aは、左のサイドミラー14のハウジング26内に、前方且つ下方又は下方に向けて収納されている。加えて、対外用光ファイバ32は、ハウジング26の車幅方向先端に収納されている。
対外用光ファイバ31,34の一端31a,34aは、後方に向けられて設けられている。
以上をまとめて図4で説明する。
図4に示すように、車両用外部視認装置30は、一端31a〜34aが車両(図1、符号10)の外周囲を臨むように車体(図1、符号11)に設けられた複数の対外用光ファイバ31〜34と、一端36aが車室21内の表示装置37に設けられた表示用光ファイバ36と、複数の対外用光ファイバ31〜34の1つ31の他端31bと表示用光ファイバ36の他端36bとを適宜に選択的に接続するためのコネクタ機構50とを備えている。
車体の外周囲を対外用光ファイバ31〜34及び表示用光ファイバ36を介して表示装置37によって視認する。
より具体的には、対外用光ファイバ31の他端31bと、表示用光ファイバ36の他端36bとをコネクタ機構50を用いて接続する。コネクタ機構50を用いて接続することで、対外用光ファイバ31の一端31aで得た情報は、対外用光ファイバ31、コネクタ機構50、表示用光ファイバ36を介して、表示装置37に映し出される。即ち、図に示す状態では、表示装置37に車両の左後部の情報が映し出されている。
コネクタ機構50を時計回りに回転させることで、表示装置37に表示させる情報を切り替えることができる。即ち、時計回りに回転させることで、左前方部、右前方部、右後方部の順に表示装置37に表示させる情報を切り替えることができる。
41,42,43,44,45は、必要に応じて配置されるレンズである。
コネクタ機構50の詳細について次図以降で説明する。
図5から図8までに示すように、コネクタ機構50は、インナパネル22の車室外側に取り付けられたハウジング28によって支持されていると共に、複数の対外用光ファイバ31〜34の他端31b〜34bが設けられたファイバ集約部材51と、このファイバ集約部材51に密着され表示用光ファイバ36の他端36bが設けられたファイバ選択部材52と、このファイバ選択部材52の回転の中心となる中心線53に沿って固定されている軸部材54と、この軸部材54の先端に取り付けられファイバ集約部材51をファイバ選択部材に向かって付勢する付勢部材55とからなる。
ファイバ集約部材51は、本体部61と、この本体部61からファイバ選択部材52に向かって突出している位置決め用噛合い歯62と、本体部61から周方向に突出している当接部63とからなる。
本体部61は、ファイバ選択部材52に対向し合わせられる合せ面64と、この合せ面64の中心で軸方向に向かって貫通されていると共に軸部材54が挿通される貫通穴65と、位置決め用噛合い歯62の外周に沿って略半周に亘って貫通されているスリット部66と、当接部が形成される側面67と、付勢部材55からの付勢力を受ける裏面68とからなる。
位置決め用噛合い歯62の先端面62aは、隣り合う山型と山型の間を谷型で接続した形状である山谷状を呈する。
ファイバ選択部材52は、本体部71と、この本体部71を囲いファイバ選択部材52の位置決め用噛合い歯62に噛み合うよう形成されている位置決め用噛合い歯72と、この位置決め用噛合い歯72の基部側で周方向に向かって延びる鍔部73と、この鍔部73に一体形成され操作者が把持する把持部74とからなる。
本体部71は、ファイバ集約部材51の合せ面64に合わせられる合せ面75と、位置決め用噛合い歯72によって一部が囲われている側面76と、この合せ面75とは逆側の面であって車室21内に露出する露出面77とからなる。合せ面75は、位置決め用噛合い歯72の先端面72aよりもファイバ集約部材51に向かって突出している。
位置決め用噛合い歯72の先端面72aは、隣り合う山型と山型の間を谷型で接続した形状である山谷状を呈する。
把持部74は、車室21内に向かって突出するつまみ形状を呈し、露出面77の中心(中心線53)を通ると共に、露出面77に亘って延びている。露出面77の中心は、ファイバ集約部材51の中心線53及びファイバ選択部材52の中心線53上に位置する。
付勢部材55は、両端にワッシャ81,82を介して取り付けられる。
軸部材54はボルトで形成され、この軸部材54に付勢部材55としてのコイルばねが嵌め込まれている。軸部材54の先端にナット83が螺合されると共に、このナット83がコイルばねの端部に接する。付勢部材55の端部は、ナット83によって移動が規制される。
ナット83をファイバ集約部材51に向かって螺合させるほど、付勢部材55の付勢力を強めることができる。反対に、ナット83を軸部材54の先端側に配置するほど、付勢部材55の付勢力が弱まる。即ち、軸部材54にボルトを用い、このボルトに通したコイルばねの移動をナット83で規制することで、付勢力調整機構85が構成される。簡便な構成で付勢部材55の付勢力を調整することができる。付勢力を調整することで、操作者の操作性を高めることができる。
コネクタ機構50を支持するハウジング28は、円筒状の部材であり、インナパネル22に当接する側の端部の内周面に形成される凹部86と、ファイバ集約部材51の当接部63を避けるように溝形状に抉られている集約部材側規制部87と、周方向に向かって突出しハウジング28をインナパネル22に取り付けるための取付部88とからなる。
インナパネル22に設けられた被取付部84にハウジング28の取付部88を合わせて、ねじ89,89によってインナパネル22にハウジング28を取付ける。
ハウジング28は、ファイバ集約部材51の側面67及びファイバ選択部材52の側面76に所定の空隙91を介して設けられている。
ファイバ選択部材52の鍔部73は、ハウジング28に形成された凹部86と、車内表面部材としてのインナパネル22の車室外側の面22bとで囲われている。囲われることで、ファイバ選択部材52は、軸方向への変位が規制される。即ち、ハウジング28に形成された凹部86と、インナパネル22の車室外側の面22bとで、ファイバ選択部材52の軸方向への変位を規制するための選択部材側規制部92が構成される。ファイバ選択部材52が軸方向へ移動しようとした場合は、鍔部73がハウジング28の凹部86又はインナパネル22の車室外側の面22bに接触し、移動が規制される。
また、仮に、ファイバ集約部材51が中心線53を中心として回動しようとした場合は、当接部63が集約部材側規制部87に当接し、ファイバ集約部材51は回動することができない。一方、ファイバ集約部材51が軸方向へ移動しようとした場合は、集約部材側規制部87はファイバ集約部材51の軸方向への移動を許容する。即ち、集約部材側規制部87は、ファイバ集約部材51の軸方向への変位を許容すると共に、中心線53を中心とした回動を規制する。
ファイバ集約部材51の合せ面64を中心線53に直交する想像線93で、2つの半円形状に分割した場合に、一方の半円部94から複数の対外用光ファイバ31〜34が開口し、他方の半円部95に表示用光ファイバ36が挿通されるスリット部66が形成されている。
表示用光ファイバ36は、把持部74の一端側でファイバ選択部材52の合せ面75に対して面一(つらいち)で露出(開口)していると共に、把持部74の他端側でファイバ選択部材52の側面76へ向かって引出されている。引出された表示用光ファイバ36は、空隙91を通じて軸方向に沿って延出されている。
さらに、表示用光ファイバ36の一部は、把持部74の内部を通される。即ち、把持部74の内部に、表示用光ファイバ36の一部が収納されている。
対外用光ファイバ31〜34も、合わせ面64に対して面一で露出(開口)している。
ファイバ集約部材51とファイバ選択部材52とが付勢部材55によって付勢されている。ファイバ集約部材51とファイバ選択部材52とが付勢されていることで、対外用光ファイバ31〜34の他端31b〜34bの端面と表示用光ファイバ36の他端36bの端面とを密着させることができる。対外用光ファイバ31〜34と表示用光ファイバ36とを密着させることで、画像の伝達効率の低下を抑制することができる。特に、互いの光ファイバ31〜34,36の他端31b〜34b,36bを合せ面64,75に対して面一にすることで、密着性が高まり、好ましい。
さらに、操作者が把持するための把持部74が設けられている。操作者が把持部74を把持して操作することにより、対外用光ファイバ31〜34及び任意の表示用光ファイバ36を接続させる。高価なモータを用いずに切替を行うことができ、装置の低コスト化を図ることができる。
加えて、把持部74の内部に、表示用光ファイバ36の一部が収納されている。即ち、把持部74の一部を利用して表示用光ファイバ36を収納する。把持部74の一部まで利用することで、ファイバ選択部材52の中心線53方向の高さを短くすることができる。即ち、ファイバ選択部材52の小型化を図ることができる。
さらに、選択部材側規制部92は、ハウジング28に形成された凹部86と、インナパネル22の車室外側の面22bとで、鍔部73を囲うことにより形成されている。少ない部材でファイバ選択部材52の移動を規制することができる。
加えて、インナパネル22の車室外側の面22bを利用するため、インナパネル22の近傍でファイバ選択部材52の軸方向への移動を規制することができる。インナパネル22の近傍でファイバ選択部材52の軸方向への移動を規制することで、車室側に把持部74を突出させ操作者の高い操作性を確保しつつ、確実に移動を規制することで高い意匠性を得ることができる。
加えて、表示用光ファイバ36が挿通されるスリット部66が形成されている。表示用光ファイバ36をスリット部66に挿通することで、表示用光ファイバ36を対外用光ファイバ31〜34と同じ方向に引出すことができる。各光ファイバ31〜34,36が同じ方向に引出されることで。スペースの有効活用を図ることができる。
コネクタ機構50の作用について詳細を次図で説明する。
以下に本発明に係るコネクタ機構50の作用を図4及び図9に基づき説明する。
図9(a)は、コネクタ機構50を操作する前の状態を説明する図、図9(b)は、ファイバ選択部材52を回転させている状態を説明する図、図9(c)は、コネクタ機構50を操作した後の状態を説明する図、図9(d)は、図9(c)のd矢視図である。
図9(a)及び図4に示すように、コネクタ機構50の操作前において、表示用光ファイバ36は、一端31aが左後方部に向けられた対外用光ファイバ31に接続されている。接続されている状態において、ファイバ集約部材51の位置決め用噛合い歯62は、ファイバ選択部材52の位置決め用噛合い歯72に嵌合している。
さらに具体的には、ファイバ集約部材51の山部101がファイバ選択部材52の谷部102に嵌合し、ファイバ選択部材52の山部103がファイバ集約部材51の谷部104に嵌合している。
この状態から操作者は、把持部74を持ってファイバ選択部材52を時計回り方向に回転させる。
図9(b)に示すように、ファイバ選択部材52を回転させることで、ファイバ選択部材52の山部103はファイバ集約部材51の山部101に乗り上げる。ファイバ選択部材52は、軸方向への移動が規制されているため、矢印で示すようにファイバ集約部材51のみが軸方向へ移動する。
さらに移動することで、図9(c)に示すように、ファイバ集約部材51の山部101がファイバ選択部材52の谷部102に嵌合し、ファイバ選択部材52の山部103がファイバ集約部材51の谷部104に嵌合する。図9(a)の状態に比べ、山部101が谷部102に対して時計回り方向(図面左側)に1つずれる。
嵌合することで、図9(d)に示すように、表示用光ファイバ36は、一端(図4、符号32a)が左前方部に向けられた対外用光ファイバ32に接続される。
以上をまとめて、さらに図5から図8までを合わせて参照し、以下のことがいえる。
ファイバ集約部材51とファイバ選択部材52とは、同一の中心線53上での相対的な回転が可能に、且つ中心線53に沿う方向への相対的な変位が可能であって、この中心線53に沿って互いに向い合せられる合せ面64,75をそれぞれ有し、複数の対外用光ファイバ31〜34の他端31b〜34bの端面は、ファイバ集約部材51の合せ面64に、中心線53を基準とした円周方向に等角度(θ1=θ2)に配列されて、ファイバ選択部材52の合せ面75に臨み、表示用光ファイバ36の他端36bの端面は、複数の対外用光ファイバ31〜34の1つの他端31b〜34bの端面に選択的に臨むように、ファイバ選択部材52の合せ面75に配列され、各合せ面64,75は、中心線53を基準とした円周方向に等角度に配列された複数の位置決め用噛合い歯62,72を、それぞれ有し、ファイバ集約部材51に有している複数の位置決め用噛合い歯62と、ファイバ選択部材52に有している複数の位置決め用噛合い歯72とは、中心線53に沿って互いに噛み合うことが可能に、中心線53を基準とした円周方向に等角度(θ3=θ4=θ5=θ6(=θ1=θ2))に配列され、互いに乗り上がり可能な傾斜した山谷状に傾斜し、これらの山谷同士が噛み合う。
対外用光ファイバ31〜34の他端31b〜34bの端面及び複数の位置決め用噛合い歯72は、ファイバ集約部材51の合せ面64に等角度に配列されている。共に等角度で配列されているため、位置決め用噛合い歯72を回転させることで、表示用光ファイバ36を1ピッチずつ正確に移動させることができる。ファイバ集約部材51及びファイバ選択部材52の位置決め用噛合い歯62,72が噛み合うことと、表示用光ファイバ36を1ピッチずつ正確に移動させることで、対外用光ファイバ31〜34と表示用光ファイバ36との位置ずれを防止できる。位置ずれを防止するために、共に位置決め用噛合い歯62,72の形成されたファイバ集約部材51及びファイバ選択部材52を用いればよく、簡素な部材を用いればよい。即ち、安価でありながら光ファイバの切替を正確に行うことができる。
さらに、ファイバ集約部材51の位置決め用噛合い歯62と、ファイバ選択部材52の位置決め用噛合い歯72とは、互いに乗り上がり可能な傾斜した山谷状に傾斜している。表示用光ファイバ36を他の対外用光ファイバ31〜34に接続するには、位置決め用噛合い歯62を乗り越える必要がある。位置決め用噛合い歯62を乗り越えるために、互いの合せ面64,75が離間する。離間することで、対外用光ファイバ31〜34の他端31b〜34bの端面と表示用光ファイバ36の他端36bの端面とが合せ面64,75に接触することを防止することができる。接触を防止することで、対外用光ファイバ31〜34及び表示用光ファイバ36の摩耗を防止することができる。
ファイバ選択部材52の軸方向への変位を規制する選択部材側規制部92が設けられている。把持部74の取り付けられているファイバ選択部材52が、軸方向への移動を規制される。操作者が回転させるファイバ選択部材52の軸方向への移動が規制されているため、操作者がファイバ選択部材52の回転操作を行いやすくなる。
次図以降で別実施例について説明する。
次に、本発明の実施例2を図面に基づいて説明する。図10は実施例2のシートパッドの断面構成を示し、上記図6に対応させて表している。
図10及び図11に示されるように、実施例2に係るコネクタ機構110では、ファイバ選択部材111に形成されている鍔部73の一部に、周方向へ向かって突出させた当接部112を鍔部73に一体的に形成すると共に、ハウジング113の一部にファイバ選択部材111に向かって突出させたストッパ114を設けた。
ファイバ選択部材111を反時計回りに回転させた場合は、当接部112の第1当接面112aがストッパ114に当接し、ファイバ選択部材111の反時計回り方向への回転を規制する。
ファイバ選択部材111を時計回りに回転させた場合は、当接部112の第2当接面112bがストッパ114に当接し、ファイバ選択部材111の時計回り方向への回転を規制する。
ファイバ選択部材111の回動量を規制することで、過回転によりかかる表示用光ファイバ36への負荷をなくすことができる。
さらに、図12及び図13に示すように、実施例2にかかるコネクタ機構110では、ファイバ集約部材115の位置決め用噛合い歯116に形成される山部117及び谷部118の数は、対外用光ファイバ121〜125の数よりも1つ多く形成されている。また、スリット部119が略300°に亘りC字形状に形成されている。
即ち、表示用光ファイバ36の他端部36bは、図12及び図13に示す状態で、対外用光ファイバ121〜125の他端部121b〜125bに接触しておらず、対外用光ファイバ121〜125が5本取り付けられているのに対して、山部117及び谷部118は、6箇所形成されている。
図10も合わせて参照し、ファイバ選択部材111の位置決め用噛合い歯116に噛み合う、ファイバ集約部材127の位置決め用噛合い歯128に形成される山谷形状も、対外用光ファイバ121〜125の数よりも1つ多く形成されている。
対外用光ファイバ121〜125の数よりも1つ多く形成されることで、対外用光ファイバ121〜125と表示用光ファイバ36とが接触しない部位が生じる。対外用光ファイバ121〜125と表示用光ファイバ36とが接触しないことで、表示装置(図4、符号37)に映像は表示されない。即ち、電源オフのポジションができる。
また、ファイバ選択部材111の位置決め用噛合い歯116に形成される山谷形状は、対外用光ファイバ121〜125の数と同じ数だけ形成され、ファイバ集約部材127の位置決め用噛合い歯128に形成される山谷形状も、対外用光ファイバの数と同じ数だけ形成されていることとすることもできる。
電源オフポジションを用いないことで、コネクタ機構のコンパクト化を図ることができる。
次に、本発明の実施例3を図面に基づいて説明する。
図14に示すように、ファイバ選択部材131にケース132を取付けると共に、このケース132内にばね133を収納し、このばね133の先端に球体134を配置する。球体134は、ばね133に付勢されて先端がケース132から出た状態にある。
一方、ファイバ集約部材135には、所定の間隔ごとに略V字形状の段差部136が形成されている。即ち、ケース132、ばね133、球体134、段差部136でクリック機構を構成している。クリック機構は、複数形成される。
ファイバ選択部材131を回転させることで、山状の球体134と、谷状の段差部136とは、互いに乗り上がることができる。
このようにした場合も、正確な位置でファイバ選択部材131を止めることができる。
次に、本発明の実施例4を図面に基づいて説明する。図15は実施例4の対外用光ファイバ33を示し、上記図3に対応させて表している。
対外用光ファイバ33の一端33aを、右のサイドミラー15の支持部141に設けると共に、前輪の側部に向けて配置している。
想像線で示されるのは、下部に向けて配置している場合である。
対外用光ファイバ32(図1参照)も同様である。
駐車時等にサイドミラー14,15を畳んだ場合であっても、支持部141に一端33aを配置することで、前輪近傍の情報を得ることができる。
尚、本発明に係る車両用外部視認装置は、乗用車の他、トラックやバスにも適用可能であり、対外用光ファイバの設置部位は、サイドミラーや後部バンパに限られず、前部のバンパも含め任意の部位に設置することができる。即ち、これらの形式のものに限られるものではない。
本発明の車両用外部視認装置は、乗用車等の車両に適用可能である。
10…車両、11…車体、21…車室、22…インナパネル(車内表面部材)、28,113…ハウジング、30…車両用外部視認装置、31〜34,121〜125…対外用光ファイバ、31a〜34a…(対外用光ファイバの)一端、31b〜34b…(対外用光ファイバの)他端、36…表示用光ファイバ、36a…(表示用光ファイバの)一端、36b…(表示用光ファイバの)他端、37…表示装置、50,110…コネクタ機構、51,127…ファイバ集約部材、52,111…ファイバ選択部材、53…中心線、55…付勢部材、62,128…(ファイバ集約部材の)位置決め用噛合い歯、64…(ファイバ集約部材の)合せ面、66,119…スリット部、67…(ファイバ集約部材の)側面、72,116…(ファイバ選択部材の)位置決め用噛合い歯、73…鍔部、74…把持部、75…(ファイバ選択部材の)合せ面、76…(ファイバ選択部材の)側面、77…露出部、86…凹部、87…集約部材側規制部、91…空隙、92…選択部材側規制部、94…(一方の)半円、95…(他方の)半円。

Claims (10)

  1. 一端が車両の外周囲を臨むように車体に設けられた複数の対外用光ファイバと、一端が車室内の表示装置に設けられた表示用光ファイバと、前記複数の対外用光ファイバの1つの他端と前記表示用光ファイバの他端とを適宜に選択的に接続するためのコネクタ機構とを備えることで、前記車体の外周囲を対外用光ファイバ及び表示用光ファイバを介して前記表示装置によって視認する車両用外部視認装置において、
    前記コネクタ機構は、前記複数の対外用光ファイバの他端が設けられたファイバ集約部材と、前記表示用光ファイバの他端が設けられたファイバ選択部材と、からなり、
    前記ファイバ集約部材と前記ファイバ選択部材とは、同一の中心線上での相対的な回転が可能に、且つ前記中心線に沿う方向への相対的な変位が可能であって、この中心線に沿って互いに向い合せられる合せ面をそれぞれ有し、
    前記複数の対外用光ファイバの他端の端面は、前記ファイバ集約部材の合せ面に、前記中心線を基準とした円周方向に等角度に配列されて、前記ファイバ選択部材の合せ面に臨み、
    前記表示用光ファイバの他端の端面は、前記複数の対外用光ファイバの1つの他端の端面に選択的に臨むように、前記ファイバ選択部材の合せ面に配列され、
    前記各合せ面は、前記中心線を基準とした円周方向に前記等角度に配列された複数の位置決め用噛合い歯を、それぞれ有し、
    前記ファイバ集約部材に有している複数の位置決め用噛合い歯と、前記ファイバ選択部材に有している複数の位置決め用噛合い歯とは、前記中心線に沿って互いに噛み合うことが可能に、互いに乗り上がり可能な傾斜した山谷状に傾斜し、これらの山谷同士が噛み合うように、前記ファイバ集約部材と前記ファイバ選択部材とが付勢部材によって付勢されていることを特徴とする車両用外部視認装置。
  2. 前記ファイバ選択部材は、前記合せ面とは反対側の面に、車室内に向かって露出している露出面が形成され、この露出面上に、前記ファイバ選択部材を回動させる際に操作者が把持するための把持部が設けられ、
    又は、前記ファイバ集約部材は、前記合せ面とは反対側の面に、車室内に向かって露出する露出面が形成され、この露出面上に、前記ファイバ集約部材を回動させる際に操作者が把持するための把持部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の車両用外部視認装置。
  3. 前記ファイバ選択部材に設けられている把持部は、前記車室内に向かって突出するつまみ形状を呈し、
    この把持部の内部に、前記表示用光ファイバの一部が収納されていることを特徴とする請求項2記載の車両用外部視認装置。
  4. 前記把持部は、前記露出面の中心を通ると共に、前記露出面に亘って延びており、
    前記表示用光ファイバは、前記把持部の一端側で前記合せ面から露出していると共に、前記把持部の他端側で前記ファイバ選択部材の側面へ向かって引出されていることを特徴とする請求項3記載の車両用外部視認装置。
  5. 前記ファイバ集約部材の側面及び前記ファイバ選択部材の側面に所定の空隙を介して、ハウジングが設けられ、
    前記把持部の他端から引出された表示用光ファイバは、前記空隙を通じて軸方向に沿って延出されていることを特徴とする請求項4記載の車両用外部視認装置。
  6. 前記ファイバ選択部材の軸方向への変位を規制する選択部材側規制部が設けられ、
    前記ファイバ集約部材の軸方向への変位を許容すると共に、前記中心線を中心とした回動を規制する集約部材側規制部が設けられていることを特徴とする請求項3〜請求項5のいずれか1項記載の車両用外部視認装置。
  7. 前記車室内に車内表面部材が備えられ、
    この車内表面部材の車室外側の面に前記ハウジングが取り付けられ、
    このハウジングで側面が囲われている前記ファイバ選択部材に、周方向に向かって突出する鍔部が設けられ、
    前記選択部材側規制部は、前記ハウジングに形成された凹部と、前記車内表面部材の車室外側の面とで、前記鍔部を囲うことにより形成されていることを特徴とする請求項6記載の車両用外部視認装置。
  8. 前記ファイバ集約部材の合せ面を2つの半円形状に分割した場合に、一方の半円側から前記複数の対外用光ファイバが開口し、他方の半円側に前記表示用光ファイバが挿通されるスリット部が形成されていることを特徴とする車両用外部視認装置。
  9. 前記ファイバ選択部材の位置決め用噛合い歯に形成される前記山谷形状は、前記対外用光ファイバの数よりも1つ多く形成され、
    前記ファイバ集約部材の位置決め用噛合い歯に形成される前記山谷形状も、前記対外用光ファイバの数よりも1つ多く形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1項記載の車両用外部視認装置。
  10. 前記ファイバ選択部材の位置決め用噛合い歯に形成される前記山谷形状は、前記対外用光ファイバの数と同じ数だけ形成され、
    前記ファイバ集約部材の位置決め用噛合い歯に形成される前記山谷形状も、前記対外用光ファイバの数と同じ数だけ形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1項記載の車両用外部視認装置。
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